JP2022048214A5

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Publication number: JP2022048214A5
Application number: JP2022006140A
Authority: JP
Filing date: 2022-01-19
Publication date: 2022-08-16
Anticipated expiration: 2037-06-20

Claims

自動走行から手動走行に切替可能な車両制御装置を備えた車両に搭載される乗物用シートであって、
運転者を支持するシート本体と、
前記車両制御装置と通信可能なシート制御装置と、
前記シート本体に設けられ、前記運転者の覚醒度を検出する覚醒度センサと、
前記シート本体に設けられ、前記運転者に覚醒を促す刺激を与える覚醒装置とを備え、
前記シート本体は、前記運転者の臀部および大腿部を支持するシートクッションと、
前記運転者の背中を支持するシートバックとを有し、
前記シート制御装置は、前記車両制御装置から自動走行から手動走行への切り替えを開始する場合に出力される開始信号を受信し、前記覚醒度センサからの信号に基づいて、前記運転者の前記覚醒度を検出し、前記覚醒度が所定の第１覚醒度閾値より小さいときには、前記覚醒装置を駆動させ、前記覚醒度が前記第１覚醒度閾値以上となったときに、前記車両制御装置に前記車両の手動走行への切り替えを許可するように構成され、
前記覚醒度センサが、前記シートバックの前面に配置された一対のシート電極の静電容量の変化から前記運転者の胸部の動きを検出する呼吸センサを含み、
前記シート制御装置は、前記呼吸センサにより検出された前記運転者の前記胸部の動きに基づいて、前記運転者の前記覚醒度を検出することを特徴とする乗物用シート。
前記シート制御装置は、前記覚醒度に応じて与える前記刺激の強度、時間、周期、及び、タイミングの少なくとも１つを変更させることを特徴とする請求項１に記載の乗物用シート。
前記呼吸センサは、前記シートバックの前面に加わる前記運転者の肺に対応する部分の圧力変化を取得することによって、前記運転者の前記胸部の動きを検出することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の乗物用シート。
前記シート本体は、前記シートバックの上部に接続され、前記運転者の頭部後方に配置されるヘッドレストを更に備え、
前記覚醒度センサは、前記ヘッドレストの前記運転者の頭部に対向する位置に設けられた磁気センサを含み、前記運転者の脳細胞の活動に伴う磁気信号を検出して、前記運転者の脳波を取得し、前記運転者の前記脳波の波形に基づいて、前記運転者の前記覚醒度を算出することを特徴とする請求項１～請求項３のいずれか１つの項に記載の乗物用シート。
前記シート制御装置は、前記覚醒度が前記第１覚醒度閾値より小さい所定の第２覚醒度閾値より小さいときには、前記覚醒度センサからの出力に基づいて、前記運転者がレム睡眠にあるか、ノンレム睡眠にあるかを含む睡眠度を算出し、前記睡眠度に基づいて、前記運転者に与える前記刺激を変更することを特徴とする請求項１～請求項４のいずれか１つの項に記載の乗物用シート。
自動走行から手動走行に切替可能な車両制御装置を備えた車両に搭載される乗物用シートであって、
運転者を支持するシート本体と、
前記車両制御装置と通信可能なシート制御装置と、
前記シート本体に設けられ、前記運転者の覚醒度を検出する覚醒度センサと、
前記シート本体に設けられ、前記運転者に覚醒を促す刺激を与える覚醒装置とを備え、
前記シート本体は、前記運転者の臀部および大腿部を支持するシートクッションと、
前記運転者の背中を支持するシートバックとを有し、
前記シート制御装置は、前記車両制御装置から自動走行から手動走行への切り替えを開始する場合に出力される開始信号を受信し、前記覚醒度センサからの信号に基づいて、前記運転者の前記覚醒度を検出し、前記覚醒度が所定の第１覚醒度閾値より小さいときには、前記覚醒装置を駆動させ、前記覚醒度が前記第１覚醒度閾値以上となったときに、前記車両制御装置に前記車両の手動走行への切り替えを許可するように構成され、
前記シート制御装置は、前記覚醒装置を駆動させた後、所定の時間に渡って、前記運転者の前記覚醒度が前記第１覚醒度閾値より小さい値に維持されていると判断したときには、前記車両制御装置に車両停止信号を送信することを特徴とする乗物用シート。
前記シート制御装置は、前記車両制御装置から前記自動走行から前記手動走行へ切り替える切替時刻を通知する信号を受信し、前記切替時刻の所定時間前に前記覚醒装置を駆動させることを特徴とする請求項１～請求項６のいずれか１つの項に記載の乗物用シート。
前記覚醒装置は、前記運転者に光を照射する光源、前記運転者に振動を与える振動源、音を発生する音源、前記運転者の身体の少なくとも一部を加熱又は冷却する熱源、及び、前記運転者に電気的な前記刺激を与える電気刺激発生源の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１～請求項７のいずれか１つの項に記載の乗物用シート。
前記シート本体は、自動運転位置と手動運転位置とに車体に変位可能に設けられ、
前記シート本体と前記車体との間には、前記シート本体を前記自動運転位置と前記手動運転位置との間を移動させる駆動装置が設けられ、
前記覚醒装置は、前記運転者に前記刺激を与えるため、前記駆動装置に前記シート本体を前記自動運転位置から前記手動運転位置に変位させ、
前記手動運転位置にあるとき、前記シート本体は、前記運転者がハンドルを把持することができ、且つ、前記運転者の足がアクセルペダルを含むペダルに届く位置に配置されることを特徴とする請求項１～請求項８のいずれか１つの項に記載の乗物用シート。
前記車両制御装置は、前記車両停止信号を受信すると、前記車両を待避場所に自動走行させ、停車させることを特徴とする請求項６に記載の乗物用シート。