JP7038330B2 - 車両用シート、車両用シートの制御装置、及び、車両用シートの制御方法 - Google Patents

車両用シート、車両用シートの制御装置、及び、車両用シートの制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、車両用シート、及び、車両用シートの制御方法に関する。
従来、車両の運転状態に応じて警報を発生する警報装置が知られている。特許文献1には、シート内に警報として振動を発生させる振動発生手段(振動発生部)を備える運転状態警報装置が開示されている。
特開2007-257505号公報
しかしながら、上記特許文献1の運転状態警報装置では、着座している人に適切に振動が伝わらない場合がある。
そこで、本開示では、着座している人に適切に振動を伝えることができる車両用シート、及び、車両用シートの制御方法を提供する。
本開示の一態様に係る車両用シートは、車両用シートであって、前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備える。
本開示の一態様に係る車両用シートの制御方法は、車両用シートの制御方法であって、前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御ステップとを含む。
本開示の一態様に係る車両用シート等は、着座している人に適切に振動を伝えることができる。
図1Aは、実施の形態に係る車両用シートの外観を示す図である。 図1Bは、実施の形態に係る車両用シートが備える振動発生部を示す図である。 図2は、実施の形態に係る車両用シートの機能構成を示すブロック図である。 図3Aは、実施の形態に係る振動発生部が発生させる振動波形の第1例を示す図である。 図3Bは、実施の形態に係る振動発生部が発生させる振動波形の第2例を示す図である。 図3Cは、実施の形態に係る振動発生部が発生させる振動波形の第3例を示す図である。 図3Dは、実施の形態に係る振動発生部が発生させる振動波形の第4例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る車両用シートの圧力分布及び振動条件の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る車両用シートの圧力分布及び振動条件の他の一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る車両用シートの動作の第1例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る車両用シートの動作の第2例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る車両用シートの動作の第3例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る車両用シートの動作の第4例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る車両用シートの動作の第5例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態の変形例に係る振動発生部が発生させる振動波形と、圧力センサの状態とを示す経時特性図である。 図12は、実施の形態の変形例に係る車両用シートの動作の一例を示すフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、「背景技術」の欄において記載した特許文献1の運転状態警報装置に関し、以下の課題が生じることを見出した。
上述のように、特許文献1の運転状態警報装置は、シート内に振動発生手段(振動発生装置)を内蔵し、それにより振動警報を行う装置である。当該運転状態警報装置は、警報としての振動を発生させる際に、シートの座面(圧力分布)に対する振動の周波数を所定範囲内で段階的に変化させることで、車両の運転中に発生する他の様々な振動とは区別して警報としての振動をドライバに伝えることができる。
ところで、車両用シートには、当該車両用シートに座る人の位置、姿勢、体格などによってシート座圧が異なる。そのため、車両用シートに座る人の位置、姿勢、体格などに依らず、振動発生手段から当該人に一様に刺激(振動)を与えていては、当該人への振動の伝わり方に着座状態の差又は個人差が出てしまい、当該振動による狙った効果(例えば、警告を伝えること)が得にくい課題がある。
このような課題を解決するために、本開示の一態様に係る車両用シートは、車両用シートであって、前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備える。
これにより、車両用シートは、圧力分布に応じた振動を振動発生部に発生させることができる。圧力分布は、車両用シートに座る人の位置、姿勢、体格などにより変化する。そのため、車両用シートは、着座している人の位置、姿勢、体格などに応じた振動を振動発生部に発生させることができる。よって、車両用シートは、着座している人に適切に振動を伝えることができる。車両用シートは、例えば、圧力分布に応じて振動発生部が発生する振動が制御されない場合に比べて、着座している人に適切に振動を伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、前記圧力分布の分散値が第一閾値より小さく、かつ、前記圧力分布の圧力値の大きさが第二閾値以上である場合、前記複数の振動発生部のそれぞれの前記振動の強度を強くするように制御する。
これにより、車両用シートは、直座姿勢などのように圧力分布の分散値が小さくなる状態(姿勢)で人が座っている場合、圧力値の大きさに応じた振動を振動発生部に発生させることができる。つまり、車両用シートは、人の体格(例えば、体重)に応じた振動を振動発生部に発生させることができる。よって、車両用シートは、特に着座している人の体格(例えば、体重)に適した振動を伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、前記圧力分布の分散値が所定値より大きい場合、前記圧力分布の圧力値の大きい部分に配置される振動発生部の前記振動の強度を強くするように制御する。
これにより、車両用シートは、人が左右の一方などに傾いている姿勢などのように圧力分布の分散値が大きくなる状態(姿勢)で座っている場合、圧力値の大きい部分に応じた振動を振動発生部に発生させることができる。つまり、車両用シートは、人の姿勢(例えば、傾いて座っている)に応じた振動を振動発生部に発生させることができる。よって、車両用シートは、特に着座している人の姿勢に適した振動を伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、外部からの警告信号に基づいて、前記複数の振動発生部の前記振動を制御する。
これにより、車両用シートは、このような警告信号を人に伝える場合においても圧力分布に基づいて振動発生部を制御することで、当該警告信号を人に適切に伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、前記警告信号の種類に基づいて、前記複数の振動発生部の前記振動の周波数、及び、強度の少なくとも一方を制御する。
これにより、車両用シートは、振動発生部の振動条件により、警告信号の種類を人に伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化しない場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する。
これにより、車両用シートは、同じ姿勢が第一期間続く場合、疲労を低減する振動を発生させる。車両用シートは、圧力分布に基づいて振動発生部を制御することで、疲労を低減するための振動を人に効果的に伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、第二期間内に、前記圧力分布が一定周期で揺らいでいる場合、覚醒を促す周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する。
これにより、車両用シートは、圧力分布が一定周期で揺らいでいる場合、つまり人が寝ている又は眠気を有している場合、覚醒を促すための振動を人に効果的に伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、第三期間内に、前記圧力分布の圧力幅が第三閾値より大きく変化する場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する。
これにより、車両用シートは、人が座り直した場合、当該人が疲れている可能性があるので、疲労を低減する振動を発生させる。車両用シートは、圧力分布に基づいて振動発生部を制御することで、疲労を低減するための振動を人に効果的に伝えることができる。
また、例えば、前記制御部は、前記振動発生部が振動を発生している間、前記圧力センサの出力を無効とする。
これにより、車両用シートは、振動発生部が圧力センサに与えてしまう圧力分布の変化を除外することができるので、振動に起因して人の姿勢、体格などを誤判断してしまう可能性が低減される。
また、例えば、前記制御部は、前記圧力センサの前記圧力分布の分解能で決まる各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて前記圧力分布を計測する。
これにより、車両用シートは、座標ごとに圧力の変化量を所定の計測期間中、積算するので、ドライバの微視的な動きに対しても、より正確に圧力分布を計測でき、特にドライバの疲労判断に対して精度が向上する。
また、例えば、車両用シートの制御方法であって、前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御ステップとを含む。
これにより、上記の車両用シートと同様の効果を奏する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD-ROM等の非一時的記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。プログラムは、記録媒体に予め記憶されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
また、本明細書において、等しいなどの要素間の関係性を示す用語、及び、数値は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。また、略変化しないなどの「略」を用いた表現を用いている。例えば、「略変化しない」は、全く変化しないことを意味するだけでなく、実質的に変化していない、すなわち、例えば数%程度の差異(例えば、誤差範囲内の差異)を含むことも意味する。また、他の「略」を用いた表現についても同様である。
(実施の形態)
以下、本実施の形態に係る車両用シートについて、図面を参照しながら説明する。
[1.車両用シートの構成]
まずは、本実施の形態に係る車両用シート100の構成について、図1A~図2を参照しながら説明する。図1Aは、本実施の形態に係る車両用シート100の外観を示す図である。図1Bは、本実施の形態に係る車両用シート100が備える振動発生部140を示す図である。図1Bは、図1Aの破線領域において、シートカバー122を取り外し、シートパッド121の一部をめくった状態を示す図である。
図1A及び図1Bに示すように、車両用シート100は、シートバック110と、シートクッション120と、ヘッドレスト130と、複数の振動発生部140と、圧力センサ150とを備える。
シートバック110は、車両用シート100に着座する人の背部を支える。ヘッドレスト130は、車両用シート100に着座する人の頭部を支える。
シートクッション120は、車両用シート100に着座する人の臀部及び大腿部を支える。このようなシートクッション120は、クッション材に相当するシートパッド121と、そのシートパッド121を覆うシートカバー(表皮カバー)122とを有する。シートカバー122は、例えば人工革などからなり、人の臀部及び大腿部に対応する位置に配置される。シートクッション120の上面は、人が着座する座面120Aである。
振動発生部140は、車両用シート100に内蔵され、車両用シート100に振動を付与可能な構成を有する。本実施の形態では、車両用シート100は、4つの振動発生部140(例えば、振動発生部140a~140d)を有する。振動発生部140a及び140bは、シートクッション120の内部において、主に人の大腿部に振動を伝えられるように配置される。振動発生部140aは、例えば、シートクッション120の内部における前端部側かつ右側に配置され、振動発生部140bは、例えば、シートクッション120の内部における前端部側かつ左側に配置されている。
また、振動発生部140c及び140dは、シートクッション120の内部において、主に人の臀部に振動を伝えられるように配置される。振動発生部140cは、例えば、シートクッション120の内部における後端部側かつ右側に配置され、振動発生部140dは、例えば、シートクッション120の内部における後端部側かつ左側に配置されている。
このように、複数の振動発生部140は、例えば、左右の臀部及び左右の大腿部のそれぞれに一対一に設けられる。また、複数の振動発生部140は、例えば、シートクッション120を上方から見たとき(平面視したとき)に、座面120Aを2等分する中心線Jに対して線対称となる位置に配置される。なお、振動発生部140の配置位置及び数は、人に振動を伝えられる配置位置及び数であれば特に限定されない。また、複数の振動発生部140の少なくとも1つは、さらに、シートバック110及びヘッドレスト130の少なくとも一方に配置されていてもよい。
図1Bに示すように、振動発生部140は、例えば、シートパッド121の下面側に配置される。振動発生部140は、例えば、シートパッド121の下面に固定されている。
振動発生部140は、例えば、モータを含んで構成される。振動発生部140は、例えば、モータの回転運動を振動に変換する偏心モータを含んで構成される。なお、振動発生部140は、人に所望の振動を伝えることができればモータを含むことに限定されず、例えば、圧電効果などを用いたアクチュエータ、静電気力を用いたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子などであってもよい。
圧力センサ150は、座面120Aにおける人のシート座圧(圧力分布)を検出するセンサである。圧力センサ150は、車両用シート100に着座している人の圧力分布を検出する。圧力センサ150は、例えば、感圧センサである。圧力センサ150は、例えば、平面視において、4つの振動発生部140を含む領域の圧力分布を計測可能なように設けられる。圧力センサ150は、例えば、座面120Aにおける圧力分布を検出可能であってもよい。圧力センサ150は、例えば、平面視において、座面120Aと略一致する大きさであってもよい。圧力センサ150は、例えば、可撓性を有するシート状であってもよい。
圧力センサ150は、例えば、座面120A上に設けられてもよいし、シートクッション120に内蔵されていてもよい。また、圧力センサ150は、さらに、シートバック110及びヘッドレスト130の少なくとも一方にも設けられていてもよい。
ここで、車両用シート100の機能構成について、さらに図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る車両用シート100の機能構成を示すブロック図である。なお、図2においては、振動発生部140は、1つのみを図示している。
図2に示すように、車両用シート100は、さらに、制御部160を備える。
制御部160は、複数の振動発生部140のそれぞれ及び圧力センサ150と電気的に接続され、圧力センサ150が出力する計測結果(例えば、圧力分布)に基づいて、複数の振動発生部140のそれぞれが発生する振動を制御する制御装置である。制御部160は、振動の制御として、例えば、圧力分布及び当該圧力分布の圧力値の少なくとも一方に基づいて、振動発生部140の動作条件を決定する。動作条件を決定とは、複数の振動発生部140のうち振動させる振動発生部140を決定すること、振動発生部140の振動条件(振動強度、周波数など)を決定することなどを含む。
また、制御部160は、車両用シート100が搭載される車両(例えば、自動車)が備える車両センサ200から当該車両センサ200の検出結果を取得する。車両センサ200は、車両の走行に必要な検出を行うセンサであり、例えば、車両が正常に走行しているか否かを検出するためのセンサであってもよい。車両センサ200は、例えば、ドライブレコーダなどの撮像装置であってもよいし、物体を検出するためのレーダ(例えば、ミリ波レーダ)などであってもよい。また、車両センサ200は、速度を検出する速度センサ、加速度を検出する加速度センサ、操舵角を検出する操舵角センサ、位置を検出する位置センサ、車両の挙動を検出する角速度センサなどであってもよい。さらに、車両センサ200として、乗員を撮像する撮像装置であってもよい。撮像装置は、乗員の状態(眠気、体の揺らぎなど)を判断する機能を有していてもよい。
ここで、振動発生部140が発生させる振動の振動波形について、図3A~図3Dを参照しながら説明する。図3Aは、本実施の形態に係る振動発生部140が発生させる振動波形の第1例を示す図である。図3Bは、本実施の形態に係る振動発生部140が発生させる振動波形の第2例を示す図である。図3Cは、本実施の形態に係る振動発生部140が発生させる振動波形の第3例を示す図である。図3Dは、本実施の形態に係る振動発生部140が発生させる振動波形の第4例を示す図である。なお、図3A~図3Dに示す縦軸は、振動強度を示しており、横軸は、時間を示している。
図3Aに示すように、制御部160は、振動発生部140が一定周期で振動するように制御してもよい。言い換えると、振動発生部140は、一定周期で振動してもよい。
また、図3B及び図3Cに示すように、制御部160は、振動発生部140の振動強度が時間とともに変化するように制御してもよい。言い換えると、振動発生部140は、時間とともに振動強度が変化するように振動してもよい。具体的には、図3Bに示すように、制御部160は、振動強度を直線的に変化させる期間と、振動強度が一定となる期間とを有するように、振動発生部140を振動させてもよい。また、図3Cに示すように、制御部160は、振動強度の変化量を時間とともに変化させる期間と、振動強度が一定となる期間とを有するように、振動発生部140を振動させてもよい。
また、図3Dに示すように、制御部160は、複数の振動発生部140のうち少なくとも1つの振動発生部140の振動条件が他の振動発生部140の振動条件と異なるように、振動発生部140を制御してもよい。制御部160は、例えば、複数の振動発生部140が3つである場合、図3Dに示すような互いに異なる振動条件で3つの振動発生部140のそれぞれを振動させてもよい。なお、図3Dでは、振動強度及び周波数のうち周波数のみが異なるが、振動強度が互いに異なっていてもよい。
上記の図3A~図3Dに示す振動条件は一例であり、これに限定されない。
[2.車両用シートの動作]
次に、車両用シート100の動作について、図4~図10を参照しながら説明する。なお、以下では、制御部160は、振動発生部140の振動条件として主に周波数を制御する例について説明するが、周波数及び振動強度の少なくとも一方を制御すればよい。
図4は、本実施の形態に係る車両用シート100の圧力分布P1及び振動条件の一例を示す図である。具体的には、図4は、人が直座姿勢で車両用シート100に着座しているときを説明するための図である。図4の(a)は、圧力センサ150の計測結果を示す。図4の(b)は、図4の(a)に振動発生部140を重畳して表示した図であり、複数の振動発生部140それぞれの振動条件を示す。また、人が車両用シート100に着座したときに、中心線Jに対して右側を「右側」、又は「右」とも記載し、中心線Jに対して左側を「左側」、又は「左」とも記載する。なお、図4及び図5では、圧力分布を、等高線を用いて模式的に図示している。
図4の(a)に示すように、圧力分布P1は、人が直座姿勢で車両用シート100に着座している場合、平面視において、中心線Jに対して左右対称な形状となる。また、圧力分布P1は、左右の臀部の位置の圧力値が他の領域より高い。言い換えると、圧力分布P1によれば、左右の臀部の位置に体重が加わっていることがわかる。例えば、圧力分布P1が左右対称な形状であり、かつ、左右の臀部の位置の圧力値が所定値以上である場合、人は直座姿勢であると推測することができる。
図4の(b)に示すように、制御部160は、圧力値が高い、つまり座面120Aに体重が加わっている位置に配置された振動発生部140c及び140dを他の振動発生部140a及び140bより強く振動させる。制御部160は、例えば、振動発生部140c及び140dを基準となる振動強度より強く振動させ、かつ、振動発生部140a及び140bを当該基準となる振動強度より弱く振動させてもよい。
このように、制御部160は、圧力が加わっている位置周囲の振動発生部140を強く振動させることで、当該振動を効果的に人に伝えることができる。
図5は、本実施の形態に係る車両用シート100の圧力分布P2及び振動条件の他の一例を示す図である。具体的には、図5は、人が低座・後傾姿勢で車両用シート100に着座しているときを説明するための図である。図5の(a)は、圧力センサ150の計測結果を示しており、図5の(b)は、図5の(a)に振動発生部140を重畳して表示した図であり、複数の振動発生部140それぞれの振動条件を示す。
図5の(a)に示すように、圧力分布P2は、人が低座・後傾姿勢で車両用シート100に着座している場合、平面視において、中心線Jに対して左右対称な形状となる。しかしながら、圧力分布P2が示す圧力値は、図4の(a)に比べて主に臀部の位置で低くなっている。言い換えると、圧力分布P2では、主に左右の臀部の位置に体重が加わっていない。例えば、圧力分布P2が左右対称な形状であり、かつ、圧力値が全体的に低い場合、人は低座・後傾姿勢であると推測することができる。なお、低座・後傾姿勢とは、例えば、人が車両用シート100に浅く座り、かつ、シートバック110にもられている姿勢である。
図5の(b)に示すように、制御部160は、圧力値が低い、つまり座面120Aに体重が加わっていないので、振動発生部140a~140dの全てを弱く振動させる。制御部160は、例えば、振動発生部140a~140dの全てを基準となる振動強度より弱く振動させてもよい。
このように、制御部160は、加わっている圧力が低い位置周囲の振動発生部140を弱く振動させることで、消費電力を抑制しつつ、当該振動を効果的に人に伝えることができる。
続いて、車両用シート100における疲労検出時の動作について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施の形態に係る車両用シート100の動作の第1例を示すフローチャートである。なお、以下では、車両用シート100に着座する人がドライバである例について説明するが、これに限定されない。車両用シート100に着座する人は、例えば、搭乗者、乗客などであってもよい。
図6に示すように、制御部160は、車両がイグニッションオン(IG/ON)されたか否かを判定する(S11)。制御部160は、例えば、車両センサ200から取得した信号に基づいて、車両がイグニッションオンされたか否かを判定してもよい。
制御部160は、車両がイグニッションオンされた場合(S11でYes)、圧力センサ150による圧力の計測を開始し、ステップS12に進む。また、制御部160は、車両がイグニッションオンされていない場合(S11でNo)、処理を終了する。
圧力センサ150は、車両がイグニッションオンされてから圧力の計測を行う。圧力センサ150は、例えば、所定時間間隔ごとに圧力を計測してもよいし、逐次圧力を計測してもよい。圧力センサ150は、計測した圧力を示す圧力分布を制御部160に出力する。
制御部160は、圧力センサ150から取得した圧力分布に第一時間変化がない状態であるか、又は、第二時間を超える運転であるか否かを判定する(S12)。
まず、制御部160が圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かを判定することについて説明する。制御部160は、圧力分布に第一時間変化がない状態である場合(S12でYes)、つまりドライバが第一時間にわたって略同じ姿勢である場合、ドライバが疲れていると判定する。第一時間にわたって略同じ姿勢であると、筋肉が固まることにより、ドライバが疲れている可能性があるからである。また、制御部160は、圧力分布に第一時間以内に変化がある場合(S12でNo)、処理を終了する。
なお、圧力分布に変化があるとは、例えば、圧力センサ150が計測した圧力分布における圧力のピーク値の位置が変化することであってもよい。また、例えば、圧力分布に変化があるとは、圧力分布における所定の圧力値以上の領域の分布が変化することであってもよい。圧力分布に変化があるとは、例えば、左右両側に当該領域があった状態から、左右の片側に当該領域がある状態となる、つまり直座姿勢から片側に傾くような姿勢に変わることであってもよい。
また、圧力分布に変化があるとは、例えば、左右の圧力分布における所定の圧力値以上の領域の面積の比が1:2以上変化することであってもよい。圧力分布に変化があるとは、例えば、左側における当該領域の面積が右側における当該領域の面積の半分以下である状態から、左側における当該領域の面積が右側における当該領域の面積の2倍以上である状態となる、つまり左側に傾くような姿勢から右側に傾くような姿勢に変わることであってもよい。
また、上記における圧力分布に変化がないとは、実質的に変化していないことも含む。以下では、略変化がないとも記載する。
第一時間は、第二時間より短い時間である。第一時間は、例えば、ドライバが疲労を感じ始める時間であってもよいし、ドライバが疲労を感じ始める時間より短い時間であってもよい。第一時間は、例えば、20分であってもよいし、15分であってもよいし、10分であってもよい。第一時間は、圧力分布に変化がない状態となってからの経過時間である。なお、第一時間は、第一期間の一例である。
次に、制御部160が第二時間を超える運転であるか否かを判定することについて説明する。制御部160は、第二時間を超える運転である場合(S12でYes)、ドライバが長時間運転しているので、ドライバが疲れていると判定する。また、制御部160は、第二時間を超える運転ではない場合(S12でNo)、処理を終了する。
第二時間は、第一時間より長い時間である。第二時間は、例えば、連続した運転によりドライバが疲労を感じ始める時間であってもよいし、ドライバが疲労を感じ始める時間より短い時間であってもよい。第二時間は、例えば、45分であってもよいし、60分であってもよいし、75分であってもよい。また、第二時間は、例えば、イグニッションオンしてからの経過時間であってもよいし、所定時間以上停止した状態が続いた後からの経過時間であってもよい。所定時間は、ドライバが休憩をしたと想定される時間である。
また、第二時間は、圧力分布に第一時間以内に変化がある(S12でNo)と判定された時間の累積値であってもよい。第一時間が15分であり、第二時間が60分である場合、制御部160は、圧力分布に第一時間変化がないと判定されることが連続して4回行われると、第二時間を超える運転である(S12でYes)と判定してもよい。
なお、ステップS12において、制御部160は、少なくとも圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かを判定すればよい。
次に、制御部160は、ステップS12でYesと判定すると、振動発生部140を疲労用の振動波形で駆動させる(S13)。疲労用の振動波形は、ドライバの疲労を回復できるような振動波形であればよく、例えば、ドライバの血流を改善できる程度の周波数の振動であってもよい。疲労用の振動波形は、後述する覚醒用の振動波形より周波数が高く、例えば、周波数が70Hz以上であり、より好ましくは80Hz以上であり、さらに好ましくは90Hz以上であるとよい。また、疲労用の振動波形は、ドライバの疲労を回復できるような振動強度の振動であってもよい。なお、ステップS13は、制御ステップの一例である。
制御部160は、例えば、図3Aのように振動する振動波形及び周波数70Hzの振動条件で振動発生部140を振動させてもよいし、図3Bのように振動する振動波形及び周波数70Hzの振動条件で振動発生部140を振動させてもよい。
なお、第二時間が圧力分布に第一時間以内に変化がある(S12でNo)と判定された時間の累積値である場合、圧力分布に変化があるときであっても、第二時間経過すると自動的に疲労用の振動波形で振動発生部140が動作する。制御部160は、例えば、第二時間をドライバが疲れ始める時間より短い時間に設定することで、ドライバに疲労が蓄積する前に当該ドライバの疲労を回復させることができる。
次に、制御部160は、振動発生部140が疲労用の振動波形で駆動した後に圧力センサ150から取得した圧力分布に変化があったか否かを判定する(S14)。ここでの圧力分布に変化があったか否かは、例えば、ステップS12において圧力分布に変化があったか否かの判定と同じ基準により判定されてもよい。制御部160は、圧力分布に変化があった場合(S14でYes)、つまりドライバが振動発生部140の振動により動いた場合、振動発生部140を停止させ(S15)、処理を終了する。これは、ドライバが動いたことにより、当該ドライバの疲労が回復したと判定できるためである。なお、制御部160は、ステップS15において、例えば、複数の振動発生部140の全てを停止させる。
また、制御部160は、圧力分布に変化がなかった場合(S14でNo)、振動発生部140を継続して疲労用の駆動波形で駆動させる。なお、制御部160は、例えば、ステップS14でNoであった場合、さらに振動発生部140の振動の振動強度を強くしてもよいし、周波数を高くしてもよい。
続いて、車両用シート100における覚醒検出時の動作について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施の形態に係る車両用シート100の動作の第2例を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御部160は、車両がイグニッションオンされた場合(S11でYes)、第二期間内に、圧力分布が一定周期で揺らいでいるか否かを判定する(S22)。圧力分布が一定周期で揺らぐとは、例えば、左右における圧力分布の変化が略同じ時間間隔で発生していることである。圧力分布が一定周期で揺らぐとは、例えば、圧力のピーク値が、左右の領域に交互に略同じ時間間隔で発生している状態であってもよい。また、圧力分布が一定周期で揺らぐとは、例えば、所定値以上の圧力値の領域が、左右の領域に交互に略同じ時間間隔で発生している状態であってもよい。また、圧力分布が一定周期で揺らぐとは、例えば、前後における圧力分布の変化が略同じ時間間隔で発生していることであってもよい。なお、第二期間は、例えば、30分であってもよいし、20分であってもよいし、10分であってもよい。
制御部160は、圧力分布が一定周期で揺らいでいる場合(S22でYes)、振動発生部140を覚醒用の振動波形で駆動させる(S23)。覚醒用の振動波形は、ドライバの眠気を低減できるような振動波形、つまりドライバに覚醒を促すことができる振動波形であればよい。覚醒用の振動波形は、さらに、着座しているドライバに不快感を与えないような範囲の周波数及び振動強度の振動波形であるとよい。覚醒用の振動波形は、疲労用の振動波形より周波数が低く、例えば周波数が50Hz以下であり、より好ましくは30Hz以下であり、さらに好ましくは15Hz以上30Hz以下であるとよい。また、覚醒用の振動波形は、ドライバに覚醒を促すことができる強度の振動であってもよい。なお、ステップS23は、制御ステップの一例である。
制御部160は、例えば、図3Cのように振動する振動波形及び周波数30Hzの振動条件で振動発生部140を振動させてもよいし、図3Dのように振動する振動波形及び周波数30Hzの振動条件で振動させてもよい。
次に、制御部160は、振動発生部140が覚醒用の振動波形で駆動した後に圧力センサ150から取得した圧力分布に変化があったか否かを判定する(S24)。ここでの圧力分布に変化があったとは、例えば、ステップS22でYesと判定したときの圧力分布の揺らぎが継続していないことを意味する。圧力分布に変化があったとは、例えば、ステップS22でYesと判定したときの圧力分布の揺らぎから変化があったことであってもよい。圧力分布に変化があるとは、一定周期である圧力分布の揺らぎが、一定周期ではない圧力分布の揺らぎに変化したことであってもよい。また、圧力分布に変化があったとは、圧力分布の揺らぎが停止したことであってもよい。
制御部160は、圧力分布に変化があった場合(S24でYes)、つまりドライバが振動発生部140の振動により動いた場合、振動発生部140を停止させ(S15)、処理を終了する。これは、ドライバが動いたことにより、当該ドライバが覚醒したと判定できるためである。
また、制御部160は、圧力分布に変化がなかった場合(S24でNo)、振動発生部140を継続して覚醒用の駆動波形で駆動させる。なお、制御部160は、例えば、ステップS24でNoであった場合、さらに振動発生部140の振動強度を強くしてもよいし、周波数を高くしてもよい。
なお、図7の動作では、ドライバの揺らぎを圧力分布の揺らぎにより判断しているが、それに加え、ドライバを撮像する撮像装置(車両センサ200)によっても、ドライバの揺らぎを判断するようにしてもよい。この場合、ドライバの揺らぎを体全体で検出できるため、より精度よく判断できる。
続いて、車両用シート100における情報伝達時の動作の一例について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施の形態に係る車両用シート100の動作の第3例を示すフローチャートである。図8は、車両センサ200等から取得した車両に関する情報であって、ドライバに知らせる必要がある情報を、振動を用いて伝達するときの動作を示す。
図8に示すように、制御部160は、車両から情報を伝える状況か否かを判定する(S31)。制御部160は、例えば、車両センサ200から走行上の危険を示す情報を取得した場合、車両からドライバに情報を伝える状況であると判定する。危険を示す情報は、例えば、速度超過を示す情報であってもよいし、後続車が接近していることであってもよいし、センターラインによっていることを示す情報であってもよいし、前方又は後方に障害物(例えば、歩行者、壁など)が存在すること示す情報であってもよい。このような情報は、車両用シート100の外部からの警告信号の一例である。
制御部160は、車両からドライバに情報を伝える状況である場合(S31でYes)、圧力センサ150から取得した圧力分布の分散値が第一閾値以上であるか否かを判定する(S32)。第一閾値は、人が直座姿勢であるか否かを判定できる値であれば、特に限定されない。制御部160は、ステップS32において、圧力分布が偏った状態であるか否かにより着座している人が直座姿勢であるか否かを判定するとも言える。圧力分布が偏った状態は、例えば、左右の圧力分布が異なっている状態である。圧力分布が偏った状態は、例えば、圧力分布が左右対称ではない状態であってもよいし、所定値以上の圧力値の領域の面積の比が左右で1.2倍以上異なる状態であってもよいし、圧力のピーク値の位置が左右で異なる状態であってもよい。
なお、ステップS32において、圧力分布の分散値と第一閾値とを比較する例について説明したがこれに限定されない。制御部160は、圧力分布の分布度合いを示す値と第一閾値とを比較してもよい。分布度合いを示す値は、例えば、圧力の中央値、平均値、標準偏差などであってもよいし、最大値と最小値との差分などであってもよい。なお、以降において、圧力分布における圧力の最大値と最小値との差分を圧力分布の幅とも記載する。
次に、制御部160は、圧力分布の分散値が第一閾値以上である場合(S32でYes)、複数の振動発生部140のうち圧力分布の圧力値の高い部分に配置された振動発生部140の振動の強度を強くする(S33)。圧力分布の圧力値の高い部分(圧力値の大きい部分)は、例えば、所定の圧力値以上の領域を意味する。所定の圧力値は、例えば、ドライバの体重が所定値以上であるか否かを判定可能な値であればよい。制御部160は、人が直座姿勢ではない場合(例えば、傾いて座っている場合)、圧力分布に応じて振動発生部140の振動の強度を制御するとも言える。
制御部160は、例えば、圧力値が高い部分に配置された振動発生部140の振動強度を他の部分に配置された振動発生部140の振動強度より強くしてもよい。また、制御部160は、例えば、圧力値が大きい部分に配置された振動発生部140の振動強度を基準となる振動強度より強くしてもよい。また、制御部160は、例えば、圧力値が高い部分に配置された振動発生部140の振動強度を基準となる振動強度より強くし、かつ、圧力値が低い部分に配置された振動発生部140の振動強度を基準となる振動強度より低くしてもよい。
これにより、圧力が強く加わっている側の振動発生部140を強く振動させることができるので、車両からの情報に応じた振動をドライバに伝えることができる確実性が増す。
なお、制御部160は、ステップS33において、圧力分布の左右差に応じて、振動発生部140の振動強度を変化させてもよい。制御部160は、例えば、圧力分布の左右差が大きいほど、圧力分布の高い側の振動発生部140の振動強度を高くしてもよい。なお、圧力分布の左右差は、左右それぞれにおける所定値以上の圧力値の領域の面積の面積差であってもよいし、圧力のピーク値の位置の差であってもよいし、当該ピーク値の差であってもよい。
また、制御部160は、圧力分布の分散値が第一閾値以上ではない場合(S32でNo)、圧力分布の圧力値が第二閾値以上であるか否かを判定する(S34)。第二閾値は、着座している人の体重が所定値以上であるか否かを判定できる値であれば、特に限定されない。制御部160は、ステップS34において、着座している人の体重が重たいか又は軽いかを判定するとも言える。なお、圧力分布の圧力値は、圧力分布の代表の圧力値であり、圧力の最大値、中央値、平均値、最小値のいずれであってもよい。
体重が重い人及び軽い人の姿勢が同じであるとすると、体重が重い人が車両用シート100に座る場合、体重が軽い人が車両用シート100に座る場合に比べて、全体的に圧力分布の圧力値が高くなる。体重が重い人が車両用シート100に座ったときの圧力分布は、例えば、図4の(a)に類似した分布になる。
制御部160は、圧力分布の圧力値が第二閾値以上である場合(S34でYes)、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を強くする制御を行う(S35)。制御部160は、例えば、ステップS32でYesの判定された場合に比べて、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を強くする制御を行う。制御部160は、例えば、左右に配置された振動発生部140(例えば、振動発生部140a及び140b)の強度が同じ強度となるように、ステップS35の制御を行う。制御部160は、例えば、振動発生部140a及び140bの強度が等しく、かつ、振動発生部140c及び140dの強度が等しい状態を維持しつつ、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を強くする制御を行う。
なお、制御部160は、ステップS35において、圧力分布の圧力値が高いほど、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を強くする制御を行ってもよい。
また、体重が軽い人が車両用シート100に座ったときの圧力分布は、例えば、図5の(a)に類似した分布になる。
制御部160は、圧力分布の圧力値が第二閾値より低い場合(S34でNo)、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を基準の強度とする制御を行う(S36)。制御部160は、例えば、ステップS34でYesの判定された場合に比べて、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を弱くする制御を行う。制御部160は、左右に配置された振動発生部140の強度が同じ強度となるように、ステップS36の制御を行う。制御部160は、例えば、振動発生部140a及び140bの強度が等しく、かつ、振動発生部140c及び140dの強度が等しい状態を維持しつつ、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を基準の強度とする制御を行う。
なお、制御部160は、ステップS36において、圧力分布の圧力値が低いほど、複数の振動発生部140のそれぞれの振動の強度を弱くする制御を行ってもよい。
このように、制御部160は、圧力分布が偏った状態ではない場合、体重に応じて振動発生部140の振動の強弱を制御してもよい。これにより、体重が重たいドライバには確実に振動を伝えることができ、かつ、体重が軽いドライバには振動発生部140の消費電力を抑制しつつ車両からの情報を伝えることができる。
なお、ステップS33~S36は、制御ステップの一例である。
続いて、車両用シート100における情報伝達時の動作の他の一例について、図9を参照しながら説明する。図9は、本実施の形態に係る車両用シート100の動作の第4例を示すフローチャートである。図9は、制御部160が警告信号として、ドライバが疲れている又は眠気を有しているなどのドライバ状態を示す情報を取得した場合における動作を示す。なお、このような警告信号は、例えば、車内を撮像する撮像装置(車両センサ200)が撮像した画像に基づいて生成される。
図9に示すように、制御部160は、車両から警告信号を取得したか否かを判定する(S41)。制御部160は、車両センサ200から警告信号を取得すると(S41でYes)、当該警告信号にドライバが疲れていることを示す情報が含まれるか否かを判定する(S42)。そして、制御部160は、警告信号にドライバが疲れていることを示す情報が含まれる場合(S42でYes)、振動発生部140を疲労用の振動波形で駆動させる(S43)。ステップS43における振動波形は、例えば、図6のステップS13で説明した振動波形である。
また、制御部160は、警告信号にドライバが疲れていることを示す情報が含まれない場合(S42No)、当該警告信号にドライバに眠気があることを示す情報が含まれるか否かを判定する(S44)。そして、制御部160は、警告信号にドライバに眠気があることを示す情報が含まれる場合(S44でYes)、振動発生部140を覚醒用の振動波形で駆動させる(S45)。ステップS45における振動波形は、例えば、図7のステップS23で説明した振動波形である。
このように、制御部160は、警告信号の種類に基づいて、複数の振動発生部140の振動条件を制御してもよい。
続いて、車両用シート100においてドライバが座り直した時の動作について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施の形態に係る車両用シート100の動作の第5例を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部160は、車両がイグニッションオンされた場合(S11でYes)、所定時間内に圧力分布の幅が第三閾値より大きく変化したか否かを判定する(S51)。圧力分布の幅は、例えば、圧力分布が示す圧力の最大値及び最小値の差である。また、第三閾値は、ドライバが座り直したことを判定できる値であれば、特に限定されない。制御部160は、例えば、ステップS51でドライバが座り直したか否かを判定するとも言える。制御部160は、例えば、振動発生部140が振動することなく、かつ、ドライバが自発的に座り直したか否かを判定する。なお、ここでの所定時間は、第三期間の一例である。また、圧力分布の幅は、圧力幅の一例である。
制御部160は、例えば、右側の領域の圧力分布の幅、及び、左側の領域の圧力分布の幅を用いて、ステップS51の判定を行ってもよい。制御部160は、例えば、所定時間内に、右側における圧力分布の幅が第三閾値より大きく変化し、かつ、左側における圧力分布の幅が第三閾値より大きく変化した場合、所定時間内に圧力分布の幅が第三閾値より大きく変化したと判定してもよい。
制御部160は、所定時間内に圧力分布の幅が第三閾値より大きく変化したと判定する(S51でYes)と、振動発生部140を疲労用及び覚醒用のうち、疲労用の振動波形で駆動させる(S52)。これは、振動発生部140が駆動していない状態でドライバが座り直すことは、当該ドライバが疲れ始めている可能性があるからである。このようなときに、疲労用の振動波形で振動発生部140を振動させることで、制御部160は、ドライバの疲労を効果的に低減することができる。制御部160は、振動発生部140を疲労用の振動波形で駆動させると、ステップS14に進み、処理を継続する。
このように、本実施の形態に係る車両用シート100は、シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサ150と、シートに内蔵される複数の振動発生部140と、人が着座したときの圧力分布に基づいて、振動発生部140が発生する振動を制御する(例えば、図6に示すS12~S15)制御部160とを備える。制御部160は、例えば、圧力センサ150及び複数の振動発生部140と電気的に接続される。
これにより、車両用シート100は、圧力分布に応じた振動を振動発生部140に発生させることができる。圧力分布は、車両用シート100に座る人の位置、姿勢、体格などにより変化する。つまり、車両用シート100は、着座している人の位置、姿勢、体格などに応じた振動を振動発生部140に発生させることができる。よって、車両用シート100は、着座している人に適切に振動を伝えることができる。車両用シート100は、例えば、圧力分布に応じて振動発生部140が発生する振動が制御されない場合に比べて、着座している人に適切に振動を伝えることができる。
なお、制御部160は、図6~図10に示す動作の少なくとも1つを実行可能であればよい。
(実施の形態の変形例)
以下、本変形に係る車両用シートについて、図11を参照しながら説明する。図11は、本変形例に係る振動発生部が発生させる振動波形と、圧力センサの状態とを示す経時特性図である。具体的には、図11の(a)は、本変形例に係る振動発生部が発生させる振動波形の経時特性図を示しており、図11の(b)は、本変形例に係る圧力センサの状態の経時特性図を示している。圧力センサの状態は、圧力センサの出力が有効であるか無効であるかの状態を示す。
なお、以下の説明では、実施の形態との相違点を中心に説明し、実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する場合がある。本変形例に係る車両用シートの構成は、実施の形態に係る車両用シート100と同様であり、説明を省略する。図11に示すように、本変形例では、制御部160は、振動発生部140が振動を発生している間、圧力センサ150の出力(例えば、圧力分布)を無効とする点において、実施の形態と相違する。
制御部160は、図11の(a)に示すように、振動強度が0ではない期間、すなわち、振動発生部140が振動を発生している期間、図11の(b)に示すように、圧力センサ150を無効な状態とする。例えば、圧力センサ150が無効な状態のとき、制御部160は圧力センサ150からの出力を無視する。無視するとは、制御部160が圧力センサ150からの出力を取得しても、当該出力に基づいて振動発生部140の振動の制御を行わないことを意味する。言い換えると、制御部160は、振動発生部140が振動を発生する直前に圧力センサ150から取得した出力に基づいて、圧力センサ150を無効な状態としている期間の振動発生部140の振動を制御する。
そして、制御部160は、振動強度が0になれば、圧力センサ150を有効な状態に戻す。例えば、圧力センサ150が有効な状態のとき、制御部160は圧力センサ150からの出力に基づいて、振動発生部140の振動の制御を行う。
このように、制御部160は、振動発生部140の動作に応じて、圧力センサ150の状態を有効な状態及び無効な状態の一方から他方へ切り替える。制御部160は、例えば、振動発生部140の振動の開始タイミング(例えば、時刻t1及びt3)に同期して圧力センサ150の状態を有効な状態から無効な状態に切り替え、振動発生部140の振動の終了タイミング(例えば、時刻t2及びt4)に同期して圧力センサ150の状態を無効な状態から有効な状態に切り替える。
これにより、制御部160は、振動発生部140により振動を発生させている間は、圧力センサ150の出力に基づく振動の制御を行わないことになる。その結果、振動発生部140が圧力センサ150に与えてしまう圧力分布の変化を除外することができる。したがって、車両用シート100は、振動発生部140による振動に起因して、着座している人の姿勢、体格などを誤判断してしまう可能性を低減することができるので、着座している人に、より一層適切に振動を伝えることができる。
なお、制御部160は、例えば、複数の振動発生部140のうち少なくとも1つの振動発生部140が振動すると、圧力センサ150を無効な状態とする。
なお、制御部160が圧力センサ150を無効な状態にする構成は、圧力センサ150からの出力を無視する構成に限定されるものではなく、例えば制御部160が圧力センサ150への電力供給を断つことで、圧力センサ150からの圧力分布信号が出力されないようにしてもよい。
また、図11では、振動強度が0になるとともに、圧力センサ150を有効な状態に戻しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、制御部160は、振動強度を0にするように振動発生部140を制御したとしても、振動発生部140の慣性により直ちに振動が停止しない構成の場合は、実際に振動が停止するまでの待機期間を予め求めておき、制御部160が振動強度を0にする制御を行った後、待機期間が経過してから圧力センサ150を有効な状態にするようにしてもよい。
なお、制御部160は、所定の計測期間中の圧力の最大値及び最小値の差分に基づいた圧力分布を計測してもよい。この構成であっても、圧力センサ150の即時的な計測における誤判断を抑制することができる。例えば、差分が所定値より大きい場合には、ユーザは疲れていないと判断され、差分が所定値以下である場合には、ユーザは略同じ姿勢であるので疲れていると判断される。
また、上記変形例において、制御部160は、圧力センサ150の圧力分布の分解能で決まる各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて圧力分布を計測してもよい。つまり、制御部160は、各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて、圧力分布を生成してもよい。この場合の具体的な構成は、次の通りである。
図4及び図5に示すような圧力分布(圧力の高さに基づく等高線)を求めるためには、圧力センサ150として、複数のセンサ素子を座面に配置する構成が考えられる。この場合、圧力分布が得られる程度の分解能が得られる数のセンサ素子を配置することが要求される。例えば、1~2cm程度ごとの分解能で複数のセンサ素子が座面に配置される。したがって、この分解能により、座面上の各センサ素子の座標が決まる。
制御部160は、各座標における複数のセンサ素子からの信号に基づいて、図4及び図5に示すような圧力分布を得てもよい。そして、着座した人が僅かしか動かなかった場合、その変化を各座標の複数のセンサ素子それぞれから確実に検出するために、制御部160は、各座標の複数のセンサ素子からの圧力信号を、座標ごとに所定の計測期間中、積算するように構成されている。例えば、所定の計測期間を100m秒として、100m秒の間、複数のセンサ素子からの圧力信号を、それぞれ積算する。これにより、人の僅かな動きであっても、所定の計測期間に亘る圧力積算値が得られるので、僅かな動きを積算した分、増強して検出することができる。なお、制御部160は、圧力センサ150から得られる圧力分布の変化がほとんどない場合、圧力積算値を求めるようにしてもよい。また、制御部160は、圧力分布の変化がほとんどない状態が継続する限りにおいて、所定の計測期間ごとに繰り返し圧力積算値を求めてもよい。なお、所定の計測期間は、100m秒に限定されない。所定の計測期間は、例えば、第一期間より短い期間であり、僅かな人の動きを検出可能な期間であればよい。
このような動作により、図6のステップS12で説明したように、ドライバが第一時間にわたって略同じ姿勢である場合、ドライバが疲れていると判断しているが、その判断精度を向上することができる。つまり、ドライバによっては、運転中に僅かに姿勢を動かして疲れないようにしている場合があるが、圧力センサ150の即時的な計測では、僅かな動きが検出できず、ドライバが略同じ姿勢である、すなわち、疲れていると誤判断される可能性がある。そこで、第一時間にわたって略同じ姿勢であると判断された場合には、制御部160は、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいた圧力分布を計測する。そして、この圧力分布に基づいても、略同じ姿勢であると判断された場合、制御部160は、ドライバが疲れていると判断する。この動作により、特にドライバの疲労判断に対する精度を向上することができる。
ここで、本変形例に係る圧力積算値に基づく圧力分布を用いて、略同じ姿勢であるか否かを判断(判定)する動作について、図12を参照しながら説明する。図12は、本変形例に係る車両用シート100の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、図6のステップS12に示す圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かの判断処理、及び、当該判断処理とステップS13との間で行われる動作の一例を示す。
図12に示すように、制御部160は、圧力センサ150から取得した圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かを判断する(S101)。ステップS101の判断処理は、図6のステップS12に示す圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かの判断処理に相当する。
制御部160は、圧力分布に第一時間変化がない状態である場合(S101でYes)、つまりドライバが第一時間にわたって略同じ姿勢である場合、さらに、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいた圧力分布を計測する(S102)。制御部160は、圧力センサ150を構成する各座標の複数のセンサ素子からの圧力信号を、座標ごとに(センサ素子ごとに)所定の計測期間中、積算する。これにより、座標ごとに所定の計測期間の圧力信号を積算した圧力積算値が算出される。制御部160は、座標ごとの圧力積算値に基づいて、圧力分布を生成することで、圧力分布を計測する。なお、所定の計測期間は、第一期間より後の期間である。
次に、制御部160は、所定の計測期間中の圧力分布に変化がない状態であるか否かを判断する(S103)。圧力分布に変化があるとは、例えば、圧力センサ150が計測した圧力分布における圧力積算値のピーク値の位置、又は、所定の圧力積算値以上の領域の分布が、ステップS101の判断に用いた圧力分布における圧力のピーク値の位置、又は、所定の圧力値以上の領域の分布と異なることであってもよい。また、圧力分布に変化があるとは、例えば、互いに時間的に連続する2つの所定の計測期間それぞれの圧力分布における圧力積算値のピーク値の位置、又は、所定の圧力積算値以上の領域の分布が異なることであってもよい。
なお、上記における圧力分布に変化がないとは、実質的に変化していないことも含む。
次に、制御部160は、ステップS103でYesの場合、つまり圧力積算値を用いた判断においてもドライバが略同じ姿勢であると判断された場合、ドライバが疲れていると判断し、図6に示すステップS13に進み、振動発生部140を疲労用の振動波形で駆動させる。
また、制御部160は、ステップS101でNoの場合、つまりドライバが動いている場合、ドライバは疲れていないと判断し、処理を終了する。さらに、本変形例では、制御部160は、ステップS101でYesかつステップS103でNoの場合、つまりドライバが運転中に僅かに姿勢を動かして疲れないようにしている場合、ドライバが疲れていないと判断し、処理を終了する。これにより、ドライバが疲れていると誤判断されることを抑制することができる。
(他の実施の形態)
以上、一つまたは複数の態様に係る車両用シート100について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態において、第一時間及び第二時間は、一定の時間である例について説明したが、これに限定されない。第一時間及び第二時間の少なくとも1つは、イグニッションオンしてからの累積時間に応じて、変動してもよい。例えば、第一時間及び第二時間の少なくとも1つは、イグニッションオンしてからの累積時間が多くなるにつれ、短く設定されてもよい。第一時間及び第二時間の設定は、例えば、制御部160により実行される。
また、上記実施の形態における図6では、ステップS12において、圧力分布に第一時間変化がない状態であるか、又は、第二時間を超える運転であるか否かを判定する例について説明したが、これに限定されない。圧力分布に第一時間変化がない状態であるか否かの判定処理をステップS12a、第二時間を超える運転であるか否かの判定処理をステップS12bとすると、例えば、ステップS12aでNoである場合(圧力分布に第一時間以内に変化がある場合)、ステップS12bの判定が行われてもよい。そして、ステップS12bでYesである場合、ステップS13に進み、ステップS12bでNoである場合、ステップS12aに戻る。ステップS12aでNoと判定されることが連続して発生することで第一時間の累積時間が第二時間を超えると、ステップS12bでYesと判定され、ステップS13に進み自動で疲労用の振動波形で振動発生部140が動作開始する。
また、上記実施の形態では、制御部160は、振動発生部140を疲労用又は覚醒用の振動波形で駆動させる場合、一定の周波数で駆動させる例について説明したが、これに限定されない。制御部160は、例えば、振動発生部140を疲労用又は覚醒用に適した周波数範囲の中で、経時的に周波数が変化するように振動発生部140を制御してもよい。
また、上記実施の形態において、制御部160は、車両用シート100が搭載された車両の外部から警告信号を取得してもよい。制御部160は、例えば、サーバ装置から進行方向における渋滞情報、事故情報などを警告信号として取得してもよい。このような情報は、例えば、車両に搭載されているナビゲーションシステムから取得されてもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
また、上記実施の形態等における車両用シート100が備える構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。
システムLSIは、複数の処理部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。なお、上記各種処理の全部又は一部は、電子回路等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、本開示の一態様は、車両用シート100の制御方法に含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであってもよい。また、本開示の一態様は、そのようなプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体であってもよい。例えば、そのようなプログラムを記録媒体に記録して頒布又は流通させてもよい。例えば、頒布されたプログラムを、他のプロセッサを有する装置にインストールして、そのプログラムをそのプロセッサに実行させることで、その装置に、上記各処理を行わせることが可能となる。
本開示は、例えば車両などに装備されている車両用シートに利用可能である。
100 車両用シート
110 シートバック
120 シートクッション
120A 座面
121 シートパッド
122 シートカバー
130 ヘッドレスト
140、140a~140d 振動発生部
150 圧力センサ
160 制御部
200 車両センサ
J 中心線
P1、P2 圧力分布

Claims (31)

  1. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記圧力分布の分散値が第一閾値より小さく、かつ、前記圧力分布の圧力値の大きさが第二閾値以上である場合、前記複数の振動発生部のそれぞれの前記振動の強度を強くするように制御する
    車両用シート。
  2. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記圧力分布の分散値が所定値より大きい場合、前記圧力分布の圧力値の大きい部分に配置される振動発生部の前記振動の強度を強くするように制御する
    車両用シート。
  3. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化しない場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    車両用シート。
  4. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、第三期間内に、前記圧力分布の圧力幅が第三閾値より大きく変化する場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    車両用シート。
  5. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記振動発生部が振動を発生している間、前記圧力センサの出力を無効とする
    車両用シート。
  6. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記圧力センサの前記圧力分布の分解能で決まる各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて前記圧力分布を計測する
    車両用シート。
  7. 車両用シートであって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサと、
    前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部と、
    前記圧力センサが出力する前記圧力分布に基づいて、前記複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記振動発生部が振動を発生している間、及び、当該間の後の待機期間に渡って、前記圧力センサの出力を無効とする
    車両用シート。
  8. 前記制御部は、外部からの警告信号に基づいて、前記複数の振動発生部の前記振動を制御する
    請求項1~のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記制御部は、前記警告信号の種類に基づいて、前記複数の振動発生部の前記振動の周波数、及び、強度の少なくとも一方を制御する
    請求項に記載の車両用シート。
  10. 前記制御部は、第二期間内に、前記圧力分布が一定周期で揺らいでいる場合、覚醒を促す周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    請求項1~のいずれか1項に記載の車両用シート。
  11. 前記制御部は、第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化しない場合、前記圧力積算値に基づいて前記圧力分布を計測する
    請求項に記載の車両用シート。
  12. 前記制御部は、前記第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化するか否かを判定する
    請求項11に記載の車両用シート。
  13. 前記制御部は、前記圧力積算値に基づく前記圧力分布が略変化しない場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    請求項11に記載の車両用シート。
  14. 前記第一期間は、前記圧力分布が略変化しない状態となってからの経過時間である
    請求項に記載の車両用シート。
  15. 前記第二期間は、前記車両用シートが搭載された車両がイグニッションオンしてからの経過時間、又は、前記車両が所定時間以上停止した状態が続いた後の経過時間である
    請求項10に記載の車両用シート。
  16. 前記第三期間は、着座しているドライバが座り直したことを判定可能な期間である
    請求項に記載の車両用シート。
  17. 前記圧力センサ及び前記複数の振動発生部は、前記車両用シートのシートクッション及びシートバックのそれぞれに設けられる
    請求項1~16のいずれか1項に記載の車両用シート。
  18. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    前記圧力分布の分散値が第一閾値より小さく、かつ、前記圧力分布の圧力値の大きさが第二閾値以上である場合、前記複数の振動発生部のそれぞれの前記振動の強度を強くするように制御する
    車両用シートの制御装置。
  19. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    前記圧力分布の分散値が所定値より大きい場合、前記圧力分布の圧力値の大きい部分に配置される振動発生部の前記振動の強度を強くするように制御する
    車両用シートの制御装置。
  20. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化しない場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    車両用シートの制御装置。
  21. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    第三期間内に、前記圧力分布の圧力幅が第三閾値より大きく変化する場合、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で前記振動発生部を制御する
    車両用シートの制御装置。
  22. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    前記振動発生部が振動を発生している間、前記圧力センサの出力を無効とする
    車両用シートの制御装置。
  23. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、前記圧力センサの前記圧力分布の分解能で決まる各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて前記圧力分布を計測し、計測した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する
    車両用シートの制御装置。
  24. 車両用シートの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得し、取得した前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御し、
    前記振動発生部が振動を発生している間、及び、当該間の後の待機期間に渡って、前記圧力センサの出力を無効とする
    車両用シートの制御装置。
  25. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、前記圧力分布の分散値が第一閾値より小さく、かつ、前記圧力分布の圧力値の大きさが第二閾値以上である場合、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部のそれぞれが発生する振動の強度を強くするように制御する制御ステップとを含む
    車両用シートの制御方法。
  26. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、前記圧力分布の分散値が所定値より大きい場合、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部のうち、前記圧力分布の圧力値の大きい部分に配置される振動発生部が発生する振動の強度を強くするように制御する制御ステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
  27. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、第一期間にわたり、前記圧力分布が略変化しない場合、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で制御する制御ステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
  28. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、第三期間内に、前記圧力分布の圧力幅が第三閾値より大きく変化する場合、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を、疲労を低減する周波数及び強度の少なくとも一方で制御する制御ステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
  29. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御ステップと、
    前記振動発生部が振動を発生している間、前記圧力センサの出力を無効とするステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
  30. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力センサの前記圧力分布の分解能で決まる各座標における、所定の計測期間中の圧力積算値に基づいて前記圧力分布を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにて計測された前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御ステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
  31. 車両用シートの制御方法であって、
    前記車両用シートの表面における圧力分布を計測可能な圧力センサから圧力分布を取得するステップと、
    前記圧力分布に基づいて、前記車両用シートに内蔵される複数の振動発生部が発生する振動を制御する制御ステップと、
    前記振動発生部が振動を発生している間、及び、当該間の後の待機期間に渡って、前記圧力センサの出力を無効とするステップと、を含む
    車両用シートの制御方法。
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