JP2022042451A - 和服 - Google Patents

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智子 前田
Tomoko Maeda
典孝 前田
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Abstract

【課題】着物や浴衣等の和服の原型を留めつつ奇麗に着れる着物や浴衣等の和服を提供すること。【解決手段】第1紐部材400を調節部270に通して、着用者の後ろを回して貫通部260に取り付けることにより、おくみ線O及び褄の位置の調節及び位置決めをし、第2紐部材500を着用者の後ろに回して左前身頃側の衿部210に取り付けることにより、衿合わせの位置の調節及び位置決めをし、第3紐部材610と第4紐部材620を着用者の後ろに回して、着用者の前で結ぶことによりおはしょり280の調節及び位置決めをする和服を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、着物や浴衣等の和服に関する。
従来、着物や浴衣は、日常的に着られており、着物等の和服ことは困難なことではなかった。
しかし、一部の人々を除き、洋服が日常的に着られるようになり、着物や浴衣等の和服が日常的に着られなくなった。特に、一人で着物や浴衣等の和服を着るのが困難と思う人が多くなった。
また、一人で着物や浴衣等の和服を着ることができた場合であっても、非常に時間がかかったり、汗をかいたりして、簡単に脱ぎ着することができなかった。
そのため、着物等の着付は、着付師等に着付をしてもらう必要があり、費用もかかることから、着物を着たいと思う人が多くても、より一層着物離れが進んでいった。
そして、着物離れが進むにつれてより一層着物や浴衣を着ることが困難であると感じる人達が多くなった。
特許文献1では、和服の着付けができない人にでも美しく和服を着付けることができ、かつ、着崩れし難い和服が記載されている。
具体的には、留め具で留めた状態で、腰紐を結び、身八つ口位置の上前下前に取り付けられた紐を結ぶというものである。
特許文献2では、着付け作業が容易で着心地が良く外観上の体裁が良好な和服を提供するものである。
具体的には、上身頃と下身頃に分断し、おはしょりは下身頃に設け、上身頃と下身頃の重ね合わせ部分に帯を巻くというものである。
特許文献3では、ゴムベルトと紐で腰を縛り、伊達帯と一体化されたおはしょり280を別途取り付けるというものである。
特開2000-290808号公報 特開2005-232611号公報 特開2006-161203号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明は、腰紐を締める位置に配置されている左脇と右脇にある留め具によって留め、腰紐を締めておはしょりをつくるが、留め具の適切な位置は、着用者の体形によって変わってくる。
また、着物等の和服の着用者の体形が変わった場合、留め具を取り付けている位置を変更しなければならないという問題がある。
特許文献2では、上身頃と下身頃とが裁断されており、着物の原型が崩れている。
特許文献3では、伊達帯に取り付けられたおはしょりとなる部を別途取り付ける必要があり、本来の着物原型が崩れている。
本発明の目的は、簡単に脱ぎ着するための着物や浴衣等の和服を提供することである。
本発明の他の目的は、着物や浴衣等の和服の原型を留めつつ奇麗に着れる着物や浴衣等の和服を提供することである。
本発明の他の目的は、着物や浴衣等の和服を快適に着ることができるようにすることである。
本発明の第1の局面に係る和服は、衿部を有し右前身頃、左前身頃及び後ろ身頃から構成される和服であって、
前記和服が、
前記右前身頃の腰部に取り付けられる第1紐部材と、
前記左前身頃と前記後ろ身頃の間に、前記第1紐部材を内側から外側に通す貫通孔であり、着用者の体形によって前記第1紐部材を通す上下方向の位置を調節できる調節部と、
前記右前身頃の胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取付可能な第2紐部材と、
前記右前身頃又は前記衿部に設けられ、前記第2紐部材を通過させる貫通部と、
前記右前身頃の前記胸下部に取り付けられる第3紐部材と、
前記左前身頃の前記胸下部に取り付けられる第4紐部材と、を含み、
前記第1紐部材を前記調節部に通し、着用者の後ろを回して前記第1紐部材の先端が取り付けられることにより、おくみ線及び褄の位置の調節及び位置決めをし、
前記第2紐部材を前記貫通部に通した後、着用者の後ろに回して前記左前身頃側の前記衿部に取り付けることにより、おはしょりを作りやすくすると共に、衿合わせの位置の調節及び位置決めをし、
前記第3紐部材と前記第4紐部材を着用者の後ろに回して、着用者の前で結ぶことによりおはしょりの調節及び位置決めをすると共に、衿合わせの位置を固定する和服である。
第1紐部材を左前身頃の内側から調節部に通し、着用者の背中側を通して、第1紐部材の先端を取り付けるものであるため、おくみ線及び褄の位置を容易に調節することができる。
「おくみ線」とは、おくみと前身頃を接いでいる部分の縫目のことである。
第1紐部材を有することによりおくみ線の位置の調節が容易であり、おはしょりのおくみ線と合わせ易くなる。
また、着用者は両手を使うことができるため、衿下部分にしわがいかないように整えることができる。
また、調節部を第1紐部材の上下方向の位置より上方とすることにより、右前身頃が左側の上方に引っ張られるため、裾つぼまりの綺麗な見た目となる。
また、第2紐部材を左前身頃の内側から左身八つ口を通し、着用者の背中側をとして左前身頃側の衿部に取り付けるものであるため、衿を容易に整えることができる。
第2紐部材を貫通部に通すことにより、貫通部が設けられた部分が上方にひっぱられ、おはしょり部分の布をすっきりさせることができる。
つまり、おはしょり部分の布が不必要に何重にもなるのを防止することができる。
また、おはしょりをつくった後に、第3紐部材と第4紐部材とを結ぶことにより、おはしょりの位置や大きさを固定することができる。そのため、おはしょりをつくり易く、またおくみ線も合わせ易い。
また、着用者は両手が空いているため、着崩れ等を直すことができる。
このような着物等の和服であれば、着用者は着付けの理想の完成形を容易に体験することができる。そのため、着付けの練習キットとしても活用することができる。
本発明の第2の局面に係る和服は、第1の局面に係る和服であって、半衿である衿部材の中央部が前記衿部の内側に取り付けられ、
前記衿部材が
着用者の首回りに配置され、右半衿部と左半衿部とを有する半衿部と、
前記半衿部の長手方向の略中央部に取り付けられる衣紋抜き部と、
前記衣紋抜き部の一部に取り付けられる固定紐部材と、を含み、
前記右半衿部の表面と前記左半衿部の裏面とが取り付けられる半衿取付部を有する和服である。
衿部材が着物等の和服に取り付けられていることにより、着用者は襦袢を着なくても良い。
そのため、夏場の暑いときとかにでも容易に暑さを気にせず洋服のように容易に着物等の和服を着ることができる。
つまり、着用者は夏場等の暑い日であっても着物を快適に着ることができる。なお、衿部材は着物等の和服に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
また、前記和服が、着用者の右腕を通す右袖部と、着用者の左手を通す左袖部とを含み、
前記右袖部及び前記左袖部の内側に着け袖部材が取り付けられるものであってもよい。
着用者が衿部材と着け袖部材を和服に取り付けることにより、第3者から見た場合、着用者が襦袢を着ているように見える。
そのため、夏場の暑いときとかにでも容易に暑さを気にせず洋服のように容易に着物等の和服を着ることができる。なお、着け袖部材は着物等の和服に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
本発明の第3の局面に係る和服は、衿部を有し右前身頃、左前身頃及び後ろ身頃から構成される和服であって、
前記和服が、
前記右前身頃の腰部に取り付けられる第1紐部材と、
前記左前身頃と前記後ろ身頃の間に、前記第1紐部材を内側から外側に通す貫通孔であり、着用者の体形によって前記第1紐部材を通す上下方向の位置を調節できる調節部と、
前記右前身頃の胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取付可能な第2紐部材と、
前記右前身頃又は前記衿部に設けられ、前記第2紐部材を通過させる貫通部と、
前記左前身頃の前記胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取り付け可能な第4紐部材と、を含み、
前記第1紐部材を前記調節部に通して、着用者の後ろを回して前記第1紐部材の先端が取り付けられることにより、おくみ線及び褄の位置の調節及び位置決めをし、
前記第2紐部材を前記貫通部に通した後、着用者の後ろに回して前記左前身頃側の前記衿部に取り付けることにより、おはしょりを作りやすくすると共に、衿合わせの位置の調節及び位置決めをし、
前記第4紐部材を着用者の後ろに回して前記第4紐部材の先端が取り付けることにより、おはしょりの調節及び位置決めをする和服である。
第1紐部材を左前身頃の内側から調節部に通し、着用者の背中側を通して第1紐部材の先端を取り付けるものであるため、おくみ線及び褄の位置を容易に調節することができる。
第1紐部材を有することによりおくみ線の位置の調節が容易であり、おはしょりのおくみ線と合わせ易くなる。
また、着用者は両手を使うことができるため、衿下部分にしわがいかないように整えることができる。
また、調節部を第1紐部材の上下方向の位置より上方とすることにより、右前身頃が左側の上方に引っ張られるため、裾つぼまりの綺麗な見た目となる。
また、第2紐部材を左前身頃の内側から左身八つ口を通し、着用者の背中側をとして左前身頃側の衿部に取り付けるものであるため、衿を容易に整えることができる。
第2紐部材を貫通部に通すことにより、貫通部が設けられた部分が上方にひっぱられ、おはしょり部分の布をすっきりさせることができる。
また、おはしょりをつくった後に、第4紐部材の先端が着用者の後ろをまわって取り付けられることにより、おはしょりの位置や大きさを固定することができる。
また、着用者は両手が空いているため、着崩れ等を直すことができる。
本発明の第4の局面に係る和服は、第1の局面乃至第3の局面に係る和服であって、前記第1紐部材、前記第2紐部材、前記第3紐部材及び前記第4紐部材のうち少なくともいずれかが弾性部材である和服である。
第1紐部材、第2紐部材、第3紐部材又は第4紐部材がゴム等の弾性部材であっても本発明に係る効果を奏することができる。
本発明の第5の局面に係る肌着は、半衿である衿部材の中央部が肌着に取り付けられ、
前記衿部材が
着用者の首回りに配置され、右半衿部と左半衿部とを有する半衿部と、
前記半衿部の長手方向の略中央部に取り付けられる衣紋抜き部と、
前記衣紋抜き部の一部に取り付けられる固定紐部材と、を含み、
前記右半衿部の表面と前記左半衿部の裏面とが取り付けられる半衿取付部を有する和服用肌着である。
このような肌着であれば、衿部材が取り付けられているため、着用者は襦袢を着なくてもよい。なお、衿部材は肌着に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
着用者が長襦袢を着た概念図。 着用者が着物を着ている途中状態の概念図。 本発明に係る一実施形態の着物の平面図。 同実施形態における着物の衿部材の平面図。 同実施形態における着物を着た着用者の部分概念図。 同実施形態における着物について、着用者が着用する途中状態を表す概念図。 同実施形態における着物を着た着用者の概念図。 同実施形態における着物を着る手順を示したフローチャート。
以下、本発明の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。なお、本説明において使用する「右」、「左」は、着用者の右手側を右、左手側を左という。
まず、一般的な着物の着付けの一例について簡単に説明する。図1に示すように、通常、着用者は、肌着11と裾よけ(図示しない)を着た上に長襦袢20を着る。肌着11等は補正した肌着であってもよい。
長襦袢20は、腰紐(図示しない)を腰に巻いて軽く締めることにより固定する。そして、腰紐(図示しない)の上から伊達締め(図示しない)を締める。
具体的には、長襦袢20の右前身頃23の位置を決め、左前身頃24を右前身頃23の上から被せ、左前身頃24の位置を決め右手で抑える。
このとき、衿25の後ろ側の位置(抜いた位置)に注意しながら、右前身頃23及び左前身頃24の位置を決める。
衿25の後ろ側の位置は着用者の好みにもよるが、おおよそ首からこぶし一つ分くらい抜く(あける)のが好ましい。
次に、着用者は、右手で右前身頃23及び左前身頃24を重ねた位置を押さえながら、左手で腰紐(図示しない)を持ち、右前身頃23及び左前身頃24を重ねた位置がずれないように、腰紐(図示しない)の中央部をお腹部分にあて、一周させて腰紐(図示しない)を前で結び軽く締める。
この時、衿25の位置が着用者側に移動していることがあるため、腰紐(図示しない)を結んだ後に、長襦袢20の後ろを引っ張り、衿25の位置(抜いた位置)を元の位置に戻す。
次に、伊達締め(図示しない)の中央部をお腹部分にあて、腰紐(図示しない)の上から一周させる。伊達締め(図示しない)は、背中部分で一折することにより、重なり部分が平らになる。
図2に示すように、長襦袢20を着た着用者は、着物30を羽織り、裾の長さを決めて、左前身頃34を右前身頃33の前にし、腰紐(図示しない)を腰に巻いて固定する。
具体的には、着用者に対して左前身頃34の端の位置を決定し、右前身頃33を引っ張って、左前身頃34の内側に入れる。右前身頃33の余った部分が多ければ、左前身頃34の内側で折り返してもよい。
次に、右手で左前身頃34と右前身頃33の重なり部分を押さえつつ、左手で腰紐(図示しない)を持ち、腰紐(図示しない)の中央部をお腹部分にあて、一周させて前で結ぶ。
次に、左身八つ口(図示しない)に左手を入れ、おはしょりがだぶつかないように腰紐(図示しない)の上側の右前身頃33を左手でたくし上げる。これにより、下半身部分が裾つぼまりの綺麗な見た目となる。
次に、左手で右衿37を整え、しわがいかないように右前身頃33の上側を畳み込み、そのまま左手で右前身頃33をつかんでおく。
左身八つ口(図示しない)に入れた左手で畳み込んだ右前身頃33をつかんだ状態で、右手で左前身頃34の左衿38を整えて、おはしょりをつくる。
右手で右前身頃33の上部、左前身頃34の上部の重なり部分を押さえ、おはしょりが崩れないようにし、左身八つ口(図示しない)から入れていた左手を右前身頃33から放して、左手を左身八つ口(図示しない)から抜く。
次に、右衿37と左衿38を整え、左手で伊達締め(図示しない)を持ち、伊達締め(図示しない)の中央部を胸の下あたりにあて、一周させて前で縛る。
伊達締め(図示しない)は、長襦袢20の伊達締め(図示しない)の場合と同様に、背中部分で一折することにより、重なり部分が平らになる。
次に、背中に両手を回し、後ろ身頃(図示しない)のしわを伸ばして、背中にもしわが行かないようにする。あとは、帯を巻くことにより着物を着ることができる。
一般的に着物は帯を巻くのが大変であるが、帯を巻くまでの作業も大変であり、一人で着物を着る場合は特に大変である。
夏等の暖かい日であれば、ここまでの作業だけで着用者は汗まみれになり、日常的に着物を着たいとは思わなくなってしまう。
<実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について説明する。実施形態に係る着物100は、襦袢が不要で、かつ、一人でも簡単に着れる着物である。
図3乃至図6に示すように、本発明の第1実施形態に係る着物100は、着物本体200と、
前記着物本体200の衣紋部213の内側に取り付けられた衿部材300と、
前記着物本体200の右前身頃220の第1腰部221に取り付けられた第1紐部材400と、
前記着物本体200の右前身頃220の第1第1胸下部214に取り付けられた第2紐部材500と、
前記着物本体200の右前身頃220の第1第1胸下部214に取り付けられた第3紐部材610と、
前記着物本体200の左前身頃230の第2胸下部232に取り付けられた第4紐部材620と、を含む。
(着物本体200)
着物本体200は、通常の着物と基本的構成態様は同一であり、衿部210と、右前身頃220と、左前身頃230と、右袖部251と、左袖部252と、後ろ身頃240と、を含む。
本実施形態において、「右」がx軸負方向側、「左」がx軸正方向側、「前」がz軸正方向側、「後ろ」がz軸負方向側、「上」がy軸正方向側、「下」がy軸負方向側となる。
衿部210は、右前身頃220に取り付けられ、x軸負方向側に配置される右衿部211と、
左前身頃230に取り付けられ、x軸正方向側に配置される左衿部212と、
後ろ身頃240に取り付けられ、z軸負方向側に配置される衣紋部213と、を含む。
右衿部211、左衿部212及び衣紋部213は、一体となって衿部210を構成する。
右前身頃220は、後ろ身頃240に取り付けられ、x軸負方向側及び後ろ身頃240に対してz軸正方向側に配置される。
右前身頃220の上側であるy軸正方向側かつx軸正方向側には、右衿部211が取り付けられている。
また、右前身頃220の上側であるy軸正方向側かつx軸負方向側には、右袖部251が取り付けられている。
右前身頃220は、右袖部251の下側であるy軸負方向側に設けられている右身八つ口223と、
右衿部211の下側であるy軸負方向側で、右衿部211と右前身頃220との間に位置するところに設けられている貫通部260と、を含む。
右前身頃220は、着物本体200の着用者の右手側の前部分に相当する。
本実施形態では、貫通部260は、y軸正方向側に配置される第1貫通部261と、
y軸負方向側に配置される第2貫通部262と、
第1貫通部261と第2貫通部262との間に配置される第3貫通部263と、を含む。
なお、本実施形態では、貫通部260は3つ設けられているが、4以上でもよく、また、2以下でもよい。
第2紐部材500が通される貫通孔は、着用者の体形によって、第1貫通部261、第2貫通部262又は第3貫通部263とすることができる。
貫通部260は、紐状の先端部分が右衿部211に縫い付けられている。そのため、貫通部260を外すことにより、通常の着物に戻すことができる。
貫通部260は、第2紐部材500が通される貫通孔である。
右身八つ口223は、着物本体200の内側と外側が貫通した貫通孔である。
左前身頃230は、後ろ身頃240に取り付けられ、x軸正方向側及び後ろ身頃240に対してz軸正方向側に配置される。
左前身頃230は、着物本体200の着用者の左手側の前部分に相当するところである。左前身頃230は、右前身頃220の上に重ねて着用される。
左前身頃230の上側であるy軸正方向側かつx軸正方向側には、左衿部212が取り付けられている。
また、左前身頃230の上側であるy軸正方向側かつx軸正方向側には、左袖部252が取り付けられている。
左前身頃230は、左袖部252の下側であるy軸負方向側に設けられている左身八つ口233と、
左衿部212の下側であるy軸正方向側で、後ろ身頃240と左前身頃230との間に位置するところに設けられている調節部270と、を含む。
調節部270は、第1紐部材400を通すところであり、本実施形態では、ファスナーとなっている。
調節部270は、左前身頃230と後ろ身頃240との接合部に設けられており、いつでも通常の着物に戻すことができる。
第2胸下部232には、第3紐部材610と結ぶための第4紐部材620が取り付けられている。
左身八つ口233は、着物本体200の内側と外側が貫通した貫通孔である。
後ろ身頃240は、着物本体200の着用者の後ろ側の部分であり、衿部210(衣紋部213)、右前身頃220、左前身頃230、右袖部251及び左袖部252が取り付けられている。
右袖部251は、着物本体200の着用者の右手を通す部分である。同様に、左袖部252は、着物本体200の着用者の左手を通す部分である。右袖部251及び左袖部252の詳しい説明は省略する。
貫通部260は、上述したように、本実施形態では、第1貫通部261、第2貫通部262及び第3貫通部263を有する。
貫通部260は紐状であり、両端が右衿部211の下方(y軸負方向側)に縫い付けられており、リング状になっている。
そして、第2紐部材500は、リング状である貫通部260に通され、その後左身八つ口233に内側から外側に向けて通される。
また、着用者の伸長に合わせて、第2紐部材500を第1貫通部261、第2貫通部262又は第3貫通部263に通すことができる。
なお、貫通部260の素材は、ゴム等の弾性部材であってもよい。また、本実施形態では、貫通部260が右衿部211の下方に取り付けられているが、取り付け部分が目立たないように、右衿部211と右前身頃220とが接続されている縫い目部分(脇線部分)に取り付けられても良い。なお、本実施形態では、貫通部260は、着物本体200に取り付けられているが、着物本体200に貫通孔を設け、貫通部260としてもよい。
調節部270は、左前身頃230のx軸正方向側で、左身八つ口233の下方(y軸負方向側)に設けられている貫通孔である。
調節部270は、第1紐部材400を左前身頃230の内側から外側に向けて通すところである。
本実施形態では、調節部270は、ファスナーとなっており、着用者の伸長等の体形に合わせて、第1紐部材400を通す位置を調節することができる。
なお、調節部270は、左前身頃230と後ろ身頃240とが接続される縫い目部分(脇線部分)に設けられる。
これにより、着物本体200をカットしていないため、もとの着物に戻すことが容易である。
また、調節部270は、第1紐部材400が取り付けられているy軸方向の位置よりもy軸正方向側に設けられている。
これにより、右前身頃220のx軸正方向側の端が若干持ち上げられ、着用者が着物100を着た時に裾つぼまりになり、綺麗に着物100を着ることができる。
なお、本実施形態では調節部270はファスナーであったが、例えば、貫通孔を3箇所設けるようにして、着用者の体形によってどの貫通孔を使用するか選べるようにしてもよい。
(衿部材300)
図3及び図4に示すように、衿部材300は、着用者の首に巻かれる部分である半衿部310と、
衿がつまらないように衿をぬくための衣紋抜き部320と、
衣紋抜き部320の位置を固定するための固定紐部材330と、を含む。
半衿部310は、着用者の首に巻く部分であり、着物本体200の衿部210の下側に配置されるところである。
半衿部310の内部には衿芯(図示しない)が挿入されている。本実施形態では、半衿部310は折って使用するものであり、折った間には衿芯(図示しない)が挟まれている。
本実施形態では、半衿部310のx軸方向略中央部の裏面であるz軸負方向側の面は、着物本体200の衿部210の衣紋部213に取り付けられている。なお、衿部材300は、着物本体200に対して、着脱可能に取り付けられていてもよい。
半衿部310のx軸負方向側の右半衿部311と、x軸正方向側の左半衿部312とには、半衿取付部313が設けられており、取り付けられるようになっている。
具体的には、本実施形態では、右半衿部311と左半衿部312とは、半衿取付部313であるスナップボダンによって取付可能である。
つまり、右半衿部311の上側面と、左半衿部312の下側面とにスナップボタンが取り付けられており、それらをくっつけることにより固定される。
なお、右半衿部311及び左半衿部312には、半衿取付部313であるスナップボタンが複数設けられており、着用者の好みによって取付位置を変更することができる。
また、本実施形態では、スナップボタンによって取り付けられているが、通常のボタンや面テープ等であってもよい。
右半衿部311には、固定紐部330を通すための第1リング部314が取り付けられている。
同様に、左半衿部312には、固定紐部330を通すための第2リング部315が取り付けられている。
衣紋抜き部320は、半衿部310のx軸略中央部に取り付けられ、y軸方向に延伸している。
衣紋抜き部320のy軸負方向側の先端方向には第3リング部321が設けられている。第3リング部321には、固定紐部材330が通される。
第3リング部321は、固定紐部材330を通すことで、衣紋抜き部320の位置が固定され、衿部材300が着用者側に入り込まないようにすることができる。つまり、衿を抜くことができる。
固定紐部材330は、衣紋抜き部320の位置を固定し、右半衿部311及び左半衿部312の位置を固定するための紐である。
固定紐部材330を第1リング部314、第2リング部315及び第3リング部321に通し、固定紐部材330の先端同士を着用者の前側(z軸正方向側)で結ぶことにより、右半衿部311、左半衿部312及び衣紋抜き部320の位置が固定される。
なお、固定紐部330は、ゴム等の弾性部材であってもよい。また、固定紐部材330の先端同士を結ぶ位置は任意である。
また、本実施形態では、衿部材300は、着物本体200の衣紋部213に取り付けられているが、肌着側に取り付けられていても良い。このようなものであっても本発明と同様の効果を有する。この際、衿部材300は肌着に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
なお、衿部材300は、肌着の後ろ衿の部分だけ固定され、右半衿部311及び左半衿部312の部分は肌着に固定されないような構成であってもよい。
また、衿部材300が肌着に取り付けられている場合は、衣紋抜き部320は、肌着と一体になっている構成又は肌着の一部になっている構成であってもよい。
(着け袖部材350)
図5に示すように、着用者が襦袢を着用しない場合、着物本体200の右袖部251及び左袖部252の内部には、着け袖部材350が取り付けられる。
着け袖部材350は、襦袢の袖部に相当するものである。これにより着用者は襦袢を着ていなくても、衿部材300及び着け袖部材350を着用することにより、襦袢を着ているように見える。
具体的には、着け袖部材350は、右着け袖部材(図示しない)と左着け袖部材352と、を含む。
右着け袖部材(図示しない)と左着け袖部材352とは、構造が同じであるため、着け袖部材350として説明する。
着け袖部材350は、着物本体200の右袖部251及び左袖部252の内側に配置される。
着け袖部材350は、着物本体200の右袖部251及び左袖部252に縫い付けられる構成であってもよいが、着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
本実施形態では、着け袖部材350は、第1取付部材361と、第1取付部材361よりz軸負方向側に第2取付部材(図示しない)によって、着物本体200に取り付けられる。
第1取付部材361及び第2取付部材(図示しない)の例としては、スナップボタンや通常のボタン等が挙げられる。
なお、図5に示すように、本実施形態では、着け袖部材350には、第1取付部材361及び第2取付部材(図示しない)よりy軸負方向側に第3取付部材363及び第4取付部材(図示しない)が設けられているが、第3取付部材363及び第4取付部材(図示しない)が設けられていない構成であってもよい。
第3取付部材363及び第4取付部材(図示しない)の例としては、第1取付部材361及び第4取付部材(図示しない)と同様に、スナップボタンや通常のボタン等が挙げられる。
第1紐部材400は、右前身頃220の衿下部分である腰部221に取り付けられている。
本実施形態では、第1紐部材400はゴムベルトである。第1紐部材400がゴム等の弾性部材の場合、左前身頃230のおくみ線Oの位置や裾の位置を用意に調節することができる。また、着崩れした場合に容易に直すことができる。
第1紐部材400の第1先端部410は鉤状になっており、第1紐部材400は調節部270の貫通孔を通して着用者の周りを一周させ、調節部270の貫通孔から出ている第1紐部材400の第1基端部420に第1先端部410を引っ掛ける。
つまり、着用者は、第1紐部材400を右前身頃230の裏側から貫通孔である調節部270を通して、身体の周りを一周させて第1紐部材400の第1基端部420に引っ掛ける。
これにより、着用者は、裾線やおくみ線Oの位置を容易に調節できる。そのため、着用者はおくみ線Oをおはしょり部分と合わせ易い。
また、第1紐部材400が取り付けられている腰部221のy軸方向の位置より、調節部270の位置はy軸正方向側になるため、第1紐部材400は、右前身頃220をx軸正方向側だけでなくy軸正方向側にも少し引っ張ることになる。
そのため、着用者が着物100を着たときに裾つぼまりになり、綺麗に着物を着ることができる。また、着用者は、着崩れした場合であっても容易に直すことができる。
第2紐部材500は、右前身頃220の胸下部214に取り付けられている。
第2紐部材500の第2先端部510は、左前身頃230を留めるためのクリップボタンとなっている。
つまり、第2紐部材500は、貫通部260を通し、左前身頃230の裏側から左身八つ口233を通して、身体を一周させ左前身頃230側の左衿部212のx軸負方向側の端部に取り付けられる。
これにより、着物本体200の衿部210の位置が固定される。また、着崩れした場合であっても、着用者は容易に衿を直すことができる。
図6は、着用者の左腰上部の部分拡大図であり、右衿部211の左衿部212の内側での状態を表すため、左衿部212をめくった状態の図である。
図6に示す通り、第2紐部材500が取り付けられている部分が下方向側(z軸負方向側)に山折りとなるように三角上げにされた状態で、第2紐部材500が貫通部260に通される。
つまり、第2紐部材500を貫通部260に通すことにより、貫通部260が取り付けられている部分がy軸正方向側に持ち上げられ、おはしょりより上の位置で、貫通部260が取り付けられている部分が保持される。
したがって、おはしょり部分が何重にもならず厚みを抑えることができ、おはしょりをすっきりさせることができる。
第3紐部材610は、本実施形態では、第2紐部材500が取り付けられている位置である胸下部214に取り付けられている。
第3紐部材610は、左前身頃230の裏側から左身八つ口233を通して、身体を一周させて第4紐部材620と結ぶ紐部材である。
第4紐部材620は、着用者の身体を一周させて第3紐部材610と結ぶ紐部材である。
第1紐部材400及び第2紐部材500の先端が取り付けられ、固定させた後、おはしょり280をつくり、その後第3紐部材610と第4紐部材620とを結ぶことにより、おはしょり280の位置を固定させることができる。
なお、第4紐部材620の第4先端部621を第1紐部材400の第1先端部410と同様に鉤形状とし、第4紐部材620の第4基端部622に引っ掛けるようにしてもよい。この場合であれば第2紐部材610は不要となる。
また、本実施形態に係る着物100には、衿部材300が取り付けられているが、衿部材300が取り付けられていない構成であってもよい。
また、本実施形態に係る着物100では襦袢が不要であるが、衿部材300が取り付けられていない構成の着物100であれば、着用者は、襦袢の上に着物100を着てもよい。この際、衿部材300は、襦袢に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
なお、第1紐部材400、第2紐部材500、第3紐部材610又は第4紐部材620は、ゴム等の弾性部材であってもよい。このようなものであっても本発明と同様の効果を有する。
図7に示すように、着用者は、着物100を着た後に帯を締めることにより簡単に着物を着ることができる。
帯の結び方は、太鼓結び、角だし結び、文庫結び、貝の口結び、片蝶結び、一文字結び、のし結び、しだれ桜結び、蝶結び、蝶々結び、スイートピー結び、アネモネ結び、マリーゴールド結び、アイリス結び、フリージア結び、なでしこ結び等どのような結び方であってもよい。
また、帯の結び方は振袖に用いられる結び方であってもよい。つまり、帯の結び方は、ふくら雀結び、花結び、立て矢結び、蝶文庫結び、花流水結び等であってもよい。
<着物100を着るフローチャート>
図8のフローチャートを用いて着用者が着物100を着る手順を説明する。
着用者は肌着及び裾除けを着る(ステップS11)。肌着は洋服等で着る肌着と同じ肌着であってもよい。
次に、着用者は着物100を羽織り、右前身頃220の上に左前身頃230を重ねるように着る(ステップS12)。着物100には衿部材300が取り付けられているため襦袢を着る必要がない。なお、襦袢の上から衿部材300を取り付けても良い。
着用者は、衿部材300を首に巻き、右半衿部311の上に左半衿部312を重ね、半衿取付部313であるスナップボダンを留める(ステップS13)。
着用者は、固定紐部材330を第1リング部314、第2リング部315及び第3リング部321に通し、固定紐部材330の先端同士を着用者の前側(z軸正方向側)で結ぶ。
次に、着用者は、第1紐部材400を左前身頃230の内側(裏側)から調節部270の貫通孔に通し、第1紐部材400の第1先端部410を第1基端部420に引っ掛ける(ステップS14)。
着用者は裾線やおくみ線Oの位置を調節し、衿下を整える(ステップS15)。
着用者は、着物本体200の衿部210と衿部材300との位置を調節し整える(ステップS16)。
次に、着用者は第2紐部材500を貫通部260に通し、その後、左前身頃230の内側(裏側)から左身八つ口233を通し、背中に回して左前身頃230側の左衿部212にクリップボタンで留める(ステップS17)。
着用者は、おはしょり280をつくり、しわがいかないように整える(ステップS18)。
着用者は、第3紐部材610を左前身頃230の内側(裏側)から左身八つ口233を通し、背中に回して前に持ってくる(ステップS19)。
また、着用者は、第4紐部材620を右前身頃220のほうから背中に回して前に持ってくる(ステップS20)。
着用者は、第3紐部材610と第4紐部材620を結び、おはしょり280の位置を固定させる(ステップS21)。
その後、着用者は、帯を巻くことにより、容易に着物100を着ることができる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
100…着物
200…着物本体
210…衿部
220…右前身頃
221…腰部
223…右身八つ口
230…左前身頃
233…左身八つ口
240…後ろ身頃
251…右袖部
252…左袖部
260…貫通部
270…調節部
280…おはしょり
300…衿部材
310…半衿部
313…半衿取付部
320…衣紋抜き部
330…固定紐部材
350…着け袖部
400…第1紐部材
410…第1先端部
420…第1基端部
500…第2紐部材
510…第2先端部
610…第3紐部材
620…第4紐部材
700…枕紐
800…帯揚げ
900…帯締め

Claims (5)

  1. 衿部を有し右前身頃、左前身頃及び後ろ身頃から構成される和服であって、
    前記和服が、
    前記右前身頃の腰部に取り付けられる第1紐部材と、
    前記左前身頃と前記後ろ身頃の間に、前記第1紐部材を内側から外側に通す貫通孔であり、着用者の体形によって前記第1紐部材を通す上下方向の位置を調節できる調節部と、
    前記右前身頃の胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取付可能な第2紐部材と、
    前記右前身頃又は前記衿部に設けられ、前記第2紐部材を通過させる貫通部と、
    前記右前身頃の前記胸下部に取り付けられる第3紐部材と、
    前記左前身頃の前記胸下部に取り付けられる第4紐部材と、を含み、
    前記第1紐部材を前記調節部に通し、着用者の後ろを回して前記第1紐部材の先端が取り付けられることにより、おくみ線及び褄の位置の調節及び位置決めをし、
    前記第2紐部材を前記貫通部に通した後、着用者の後ろに回して前記左前身頃側の前記衿部に取り付けることにより、おはしょりを作りやすくすると共に、衿合わせの位置の調節及び位置決めをし、
    前記第3紐部材と前記第4紐部材を着用者の後ろに回して、着用者の前で結ぶことによりおはしょりの調節及び位置決めをすると共に、衿合わせの位置を固定する和服。
  2. 半衿である衿部材の中央部が前記衿部の内側に取り付けられ、
    前記衿部材が
    着用者の首回りに配置され、右半衿部と左半衿部とを有する半衿部と、
    前記半衿部の長手方向の略中央部に取り付けられる衣紋抜き部と、
    前記衣紋抜き部の一部に取り付けられる固定紐部材と、を含み、
    前記右半衿部の表面と前記左半衿部の裏面とが取り付けられる半衿取付部を有する請求項1記載の和服。
  3. 衿部を有し右前身頃、左前身頃及び後ろ身頃から構成される和服であって、
    前記和服が、
    前記右前身頃の腰部に取り付けられる第1紐部材と、
    前記左前身頃と前記後ろ身頃の間に、前記第1紐部材を内側から外側に通す貫通孔であり、着用者の体形によって前記第1紐部材を通す上下方向の位置を調節できる調節部と、
    前記右前身頃の胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取付可能な第2紐部材と、
    前記右前身頃又は前記衿部に設けられ、前記第2紐部材を通過させる貫通部と、
    前記左前身頃の前記胸下部に取り付けられ、前記左前身頃側の前記衿部に取り付け可能な第4紐部材と、を含み、
    前記第1紐部材を前記調節部に通して、着用者の後ろを回して前記第1紐部材の先端が取り付けられることにより、おくみ線及び褄の位置の調節及び位置決めをし、
    前記第2紐部材を前記貫通部に通した後、着用者の後ろに回して前記左前身頃側の前記衿部に取り付けることにより、おはしょりを作りやすくすると共に、衿合わせの位置の調節及び位置決めをし、
    前記第4紐部材を着用者の後ろに回して前記第4紐部材の先端が取り付けることにより、おはしょりの調節及び位置決めをする和服。
  4. 前記第1紐部材、前記第2紐部材、前記第3紐部材及び前記第4紐部材のうち少なくともいずれかが弾性部材である請求項1、2又は3記載の和服。
  5. 半衿である衿部材の中央部が肌着に取り付けられ、
    前記衿部材が
    着用者の首回りに配置され、右半衿部と左半衿部とを有する半衿部と、
    前記半衿部の長手方向の略中央部に取り付けられる衣紋抜き部と、
    前記衣紋抜き部の一部に取り付けられる固定紐部材と、を含み、
    前記右半衿部の表面と前記左半衿部の裏面とが取り付けられる半衿取付部を有する和服用肌着。


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