JP2022041663A - 複数の立体物の連結方法 - Google Patents
複数の立体物の連結方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022041663A JP2022041663A JP2020147005A JP2020147005A JP2022041663A JP 2022041663 A JP2022041663 A JP 2022041663A JP 2020147005 A JP2020147005 A JP 2020147005A JP 2020147005 A JP2020147005 A JP 2020147005A JP 2022041663 A JP2022041663 A JP 2022041663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- sponge body
- dimensional object
- impregnated
- dimensional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/30—Flood prevention; Flood or storm water management, e.g. using flood barriers
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
Description
1) 所定厚みがあって立体形状を有するコンクリート製・セラミックス製・陶磁器製・ガラス製・素焼製・金属製又は自然石製の各種ブロック・タイル材・路面材又は岩石材の立体物を所要の設置面上に沿って、直線的に又は曲線状あるいは二次元的に拡がりをもって且つ隣り合う立体物が互に接触するように配列するとともに、前記隣接する立体物の接触面を接着剤で接合して一体化する、設置面上に列設した複数の立体物の連結方法であって、
内部の単位気泡の隔壁に孔があって連通気泡構造でしかも隣接する立体物の接触面と略同じ又はそれより小さい面形状を断面形とするスポンジの前記連通気泡の空間内に、前記スポンジの外形容積に対して0.23~0.28g/cm3の含有率の範囲の割合でエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させて厚みt0とした接着剤含浸スポンジ体を用意し、前記接着剤含浸スポンジ体を前記設置面上に配設された接合する立体物又はこれと接合予定の未接合の単体の立体物のいずれかの接合面にその含浸した接着剤によって落下しないように仮貼り付けし、その後接合予定の単体の立体物を持ち上げて移動し、その設置面上に配設された立体物の接合面に押し当てて仮貼り付けした接着剤含浸の前記スポンジ体を圧縮して、接着剤含浸のスポンジ体の厚みtが0.20*t0<t<0.50*t0となるまでスポンジ体を圧縮する位置まで次の単体の立体物を列設された立体物に近づけ、圧縮された前記接着剤含浸スポンジ体はスポンジ体内の空気を排出し、内部の接着剤が圧縮により減容したスポンジ体内の気泡に充填させるとともに余剰の接着剤は立体物の接触面及びその外周又は下方の設置面に溢出して列設された立体物を前記接着剤で前記単体の立体物と強固に接合し、次に接合した前記単体の立体物を列設された立体物とし、前記の如く接着剤含浸スポンジ体を仮貼着し、その後次の単体の立体物を持ち上げて前記接着剤含浸スポンジ体を前記の範囲で圧縮するように押付けることを繰り返すことで、設置面に複数の立体物を列設するように強固に接合して一体連結させることを特徴とする、複数の立体物の連結方法
2) 前記接着剤含浸スポンジ体を仮貼り付けする接合面は、設置面に設置した側の立体物の未接合の接合面である、前記1)記載の複数の立体物の連結方法
3) 前記立体物の底面と設置面との間に、前記立体物の底面形状の略同じ又は小さな領域の平面形状を有する所定厚みの連通気泡構造のスポンジにエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸した接着剤含浸スポンジ体の薄いシート体を介在させて、前記立体物の重みで前記接着剤含浸スポンジ体のシート体を6/10以下に圧縮させることで接着剤接触面に溢出して前記立体物を設置面にもよく接合させた、前記1)又は2)記載の複数の立体物の連結方法
4) 前記接着剤含浸スポンジ体のシート体の外形容積に対する接着剤の含有率も0.23~0.28g/cm3の範囲内のものである、前記3)記載の複数の立体物の連結方法
5) 前記立体物が公共道路端・建物敷地内・庭緑地と歩道の境界又は公園歩道端に設置されるコンクリート製縁石ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
6) 前記立体物が道路端に設置されるコンクリート製側溝ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
7) 前記立体物が車歩道分離のコンクリート製境界ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
8) 前記スポンジ体が連通気泡の軟質ポリウレタンフォームであり、前記スポンジ体の外形の容積に対するエポキシ樹脂を主剤とする接着剤の含有率が0.24~0.27g/cm3又は0.23~0.28g/cm3のものである、前記1)~7)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
9) エポキシ樹脂を主剤とする前記接着剤がエポキシ樹脂を主剤として、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混合撹拌したものである、前記1)~8)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
にある。
コンクリート製縁石ブロックに本発明のエポキシ樹脂を主剤に硬化剤を混合した接着剤を吸収した軟質ポリウレタンフォーム製のエポキシ樹脂含浸スポンジ体による接合と、従来のモルタルを使用したコンクリート面接合に対する付着力試験(引張力破断試験)を実施し、接合力の比較を行った。
供試体はコンクリート製縁石ブロックを150mm×150mmにカットし、その上にエポキシ樹脂を主剤にした接着剤を0.23,0.26,0.28g/cm3の含有率で吸収させたスポンジ体(E-1,E-2,E-3)と、従来のモルタル(M-1,M-2,M-3)でコンクリート片を接着した。付着力(接合力)試験は、コンクリート片を40mm×40mmにカットし、鉄製アタッチメントを取付け、引張試験機に接続して付着力試験を行った。供試体の材令は施工後12日で試験を実施した。
接着強さ・・・11.1Mpa
引張強さ・・・39.4Mpa
比重・・・・・1.08
粘度(mPa・s)・・・430
である。
そして、この判断は接着剤を含有したスポンジ体であれば、その接着剤の移動と溢出の問題であるので、粘性が同様な(接着剤は所用の粘性を有するのが普通である)接着剤とスポンジの連通気泡の構造の圧縮の構造的問題であるので、他の粘性ある接着剤でも生起する現象であり、接着剤の種類が多少変動しても略適量の基準となりうるものと判断され、よって本発明の含有率は0.23~0.28g/cm3が適量とした。
尚、エポキシ樹脂の接着剤槽内には、エポキシ樹脂の主剤にポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混入して撹拌した液を使用した。
実施例1,2における用語と符号について説明する。共通構成については共通の用語に対し同じ符号を付している。
G1は本願発明の実施例1である縁石ブロック工事における縁石ブロックを立体物とする複数の立体物の連結方法、G2は本願発明の実施例2である側溝ブロック(U字溝ブロック)を立体物とする複数の立体物の連結方法、Rは道路の車道の路面、Wは道路の歩道の路面、1~14は実施例1に関し、1は600mm長さで100mm×100mmの正方形断面の縁石ブロック(立体物)、10は縁石ブロック1の設置溝、11は縁石ブロック設置溝の溝底に配置する砕石、12は同砕石上に流したモルタル、13は縁石ブロックの側面接合用の初期厚み10mmの接着剤含浸スポンジ体、14は縁石ブロック設置溝と縁石ブロック底面とを接着する薄い接着剤含浸シート体、15は縁石ブロック1の接合する側面である。2は実施例2のコンクリート製側溝ブロック、20は同側溝ブロックのU字状の接合する側面、21は側溝ブロック設置の為の広巾の溝、22は同溝の底に敷いた砕石、23は同砕石上に流し込んだモルタル、24は側溝ブロックの側面を接合するU字状の接着剤含浸スポンジ体で、初期厚みは10mmである。25は側溝ブロック2の上面の側溝蓋、STはエポキシ樹脂系接着剤を貯えたエポキシ樹脂槽である。
図1~3に示す車歩道境界用コンクリート製の600mm長さで100mm×100mm正方形断面の縁石ブロック1の接合工事について説明する。実施例1は下記イ~トの工程からなる。
イ:道路端の縁石ブロック1を設置する地面に縁石ブロック1の巾より少し広い巾で浅い設置溝10を道路に沿って長く掘削する。
ロ:前記縁石ブロック設置用溝10の底に所定厚み砕石11を敷きつめ、その上をモルタル12を流し込んでその底面を平面状にする。
ハ:設置溝10の前記モルタル12上面に縁石ブロック1を設置する。必要ならば、設置溝10のモルタル12に上記接着剤を使った薄い接着剤含浸スポンジ体のシート体14を敷設して、縁石ブロック1で同シート体14の厚みを3/10以下に圧縮させてあるいはモルタル表面に接着剤を薄く塗布した上、細長の縁石ブロック1をその上に設置して底面も接着剤で接合させてもよい。
ニ:設置した前記縁石ブロック1が設置溝10に固定されると、縁石ブロック1の縦横寸法より少し短い90mmの正方形状をした連通気泡構造の軟質ポリウレタンフォームにエポキシ樹脂系接着剤をその容積比率で0.23~0.28g/cm3含浸させるように、図1に示すエポキシ樹脂槽ST中に充分に浸した後、上記含浸率になるまで絞り込む。これは熟練の手作業又は重量計を使用して、上記の含浸率の接着剤含浸スポンジ体13を作製する。
ホ:上記正方形状の所要の接着剤含浸スポンジ体13の初期厚み(非加圧状態の厚み)は10mm程であり、これを設置溝10に設置した縁石ブロック1の接合予定の100mm×100mmの側面15にその接着剤で仮貼り付けする。
ヘ:仮貼り付けした後、次に接合する縁石ブロック1の単体の接合する側の側面を前記仮貼り付けした10mm厚みの接着剤含浸スポンジ体13に押し当てるように加圧してスポンジ体13が3mm厚みになるまで加圧し続けて圧縮させて、縁石ブロック1の単体を設置溝10上に降す。降された縁石ブロック1の単体はその自重による設置溝面との静止摩擦で3mmに接着剤含浸スポンジ体を圧縮したまま静止する。
この圧縮によってスポンジ体13の空気が排出され、減容した気泡内に接着剤が充填され、更に余剰の接着剤は縁石ブロック1の接合する側面15表面及びその外周縁を濡らすように溢出し、一部は設置溝10に流下し、縁石ブロック1の単体は既設の縁石ブロック1に接合される(図3参照)。
ト:上記ニ,ホ,ヘの工程を繰り返すことで、多数の縁石ブロック1を道路端に沿って長く設置される。縁石ブロック接合後、縁石ブロック1と地面の間隙には土を戻す。
U字溝ブロック(側溝ブロック)2の接合工事は、前記縁石ブロック1の接合工事と同様である。
α:道路端にU字溝ブロック(側溝ブロック)2が収まる深い広巾の溝21を道路端に沿って掘削する。
β:側溝ブロック用の掘削溝21の底に砕石22を所定厚み敷く。その後、モルタル23を流して滑らかな底面とする。
γ:その後、コンクリート製の断面U字状の側溝ブロック2を設置する。
δ:図1に示す工程で側溝ブロック2のU字状側面形状と同じ高さ210mm,巾240mm,巾30mmのU字状の形状の軟質ポリウレタンフォームに0.23~0.28g/cm3の含有率でエポキシ樹脂にポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で撹拌したエポキシ樹脂系の接着剤を含浸させた接着剤含浸スポンジ体24を用意する。この接着剤含浸スポンジ体24の初期厚みは10mmである。
θ:このU字状の接着剤含浸スポンジ体24を側溝の溝に設置したU字溝ブロック(側溝ブロック)2の接合する側のU字状側面20に仮貼り付けする。
ε:この状態で、接合する新しいU字溝ブロック(側溝ブロック)2単体の接合する側面を溝中に設置されたU字溝ブロック(側溝ブロック)2の接合する側面に向けて移動し、仮貼着した接着剤含浸スポンジ体24を3mm厚みになるまで加圧圧縮して、掘削溝21の底に降す。新しい側溝ブロック2の単体はその重い自重による溝底との静止摩擦で静止状態となる。
これにより、接着剤がスポンジ体から溢出して各U字状側面20を接着剤で濡らして、2つのU字溝ブロック(側溝ブロック)2を接着剤で強力に接合する。
ζ:上記γ,δ,θ,εの工程を繰り返すことで、U字溝ブロック(側溝ブロック)2を連続して強力に接合できる。そのU字溝ブロック2を複数連結された施工後の平面図を図9に示している。
G2 実施例2の複数の側溝ブロック(立体物)の連結方法
R 道路の車道の路面
W 道路の歩道の路面
ST エポキシ樹脂槽
1 縁石ブロック
10 設置溝(掘削溝)
11 砕石
12 モルタル
13 接着剤含浸スポンジ体
14 接着剤含浸シート体
15 縁石ブロックの接合する側面
2 側溝ブロック(U字溝ブロック)
20 側面
21 溝(掘削溝)
22 砕石
23 モルタル
24 接着剤含浸スポンジ体
25 側溝蓋
1)所定厚みがあって立体形状を有するコンクリート製・セラミックス製・陶磁器製・ガラス製・素焼製・金属製又は自然石製の各種ブロック・タイル材・路面材又は岩石材の立体物を所要の設置面上に沿って、直線的に又は曲線状あるいは二次元的に拡がりをもって且つ隣り合う立体物が互に接触するように配列するとともに、前記隣り合う立体物の接触面を接着剤で接合して一体化する、設置面上に列設した複数の立体物の連結方法であって、
内部の単位気泡の隔壁に孔があって連通気泡構造でしかも隣り合う立体物の接触面と略同じ又はそれより小さい面形状を断面形とするスポンジの前記連通気泡の空間内に、前記スポンジの外形容積に対して0.23~0.28g/cm3の含有率の範囲の割合でエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させて厚みt0とした接着剤含浸スポンジ体を用意し、前記接着剤含浸スポンジ体を前記設置面上に配設された接合する立体物又はこれと接合予定の未接合の単体の立体物のいずれかの接合面にその含浸した接着剤によって落下しないように仮貼り付けし、その後接合予定の単体の立体物を持ち上げて移動し、その設置面上に配設された立体物の接合面に押し当てて仮貼り付けした前記接着剤含浸スポンジ体を圧縮して、接着剤含浸のスポンジ体の厚みtが0.20*t0<t<0.50*t0となるまでスポンジ体を圧縮する位置まで次の単体の立体物を列設された立体物に近づけ、圧縮された前記接着剤含浸スポンジ体はスポンジ体内の空気を排出し、内部の接着剤が圧縮により減容したスポンジ体内の気泡に充填させるとともに余剰の接着剤は立体物の接触面及びその外周又は下方の設置面に溢出して列設された立体物を前記接着剤で前記単体の立体物と強固に接合し、次に接合した前記単体の立体物を列設された立体物とし、前記の如く接着剤含浸スポンジ体を仮貼着し、その後次の単体の立体物を持ち上げて前記接着剤含浸スポンジ体を前記の範囲で圧縮するように押付けることを繰り返すことで、設置面に複数の立体物を列設するように強固に接合して一体連結させることを特徴とする、複数の立体物の連結方法
2)前記接着剤含浸スポンジ体を仮貼り付けする接合面は、設置面に設置した側の立体物の未接合の接合面である、前記1)記載の複数の立体物の連結方法
3)前記立体物の底面と設置面との間に、前記立体物の底面形状の略同じ又は小さな領域の平面形状を有する所定厚みの連通気泡構造のスポンジにエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸した接着剤含浸スポンジ体の薄いシート体を介在させて、前記立体物の重みで前記接着剤含浸スポンジ体のシート体を6/10以下に圧縮させることで接着剤接触面に溢出して前記立体物を設置面にもよく接合させた、前記1)又は2)記載の複数の立体物の連結方法
4)前記接着剤含浸スポンジ体のシート体の外形容積に対する接着剤の含有率も0.23~0.28g/cm3の範囲内のものである、前記3)記載の複数の立体物の連結方法
5)前記立体物が公共道路端・建物敷地内・庭緑地と歩道の境界又は公園歩道端に設置されるコンクリート製縁石ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
6)前記立体物が道路端に設置されるコンクリート製側溝ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
7)前記立体物が車歩道分離のコンクリート製境界ブロックである、前記1)~4)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
8)前記スポンジ体が連通気泡の軟質ポリウレタンフォームであり、前記スポンジ体の外形の容積に対するエポキシ樹脂を主剤とする接着剤の含有率が0.24~0.27g/cm3又は0.23~0.28g/cm3のものである、前記1)~7)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
9)エポキシ樹脂を主剤とする前記接着剤がエポキシ樹脂を主剤として、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混合撹拌したものである、前記1)~8)いずれか記載の複数の立体物の連結方法
にある。
Claims (9)
- 所定厚みがあって立体形状を有するコンクリート製・セラミックス製・陶磁器製・ガラス製・素焼製・金属製又は自然石製の各種ブロック・タイル材・路面材又は岩石材の立体物を所要の設置面上に沿って、直線的に又は曲線状あるいは二次元的に拡がりをもって且つ隣り合う立体物が互に接触するように配列するとともに、前記隣接する立体物の接触面を接着剤で接合して一体化する、設置面上に列設した複数の立体物の連結方法であって、
内部の単位気泡の隔壁に孔があって連通気泡構造でしかも隣接する立体物の接触面と略同じ又はそれより小さい面形状を断面形とするスポンジの前記連通気泡の空間内に、前記スポンジの外形容積に対して0.23~0.28g/cm3の含有率の範囲の割合でエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させて厚みt0とした接着剤含浸スポンジ体を用意し、前記接着剤含浸スポンジ体を前記設置面上に配設された接合する立体物又はこれと接合予定の未接合の単体の立体物のいずれかの接合面にその含浸した接着剤によって落下しないように仮貼り付けし、その後接合予定の単体の立体物を持ち上げて移動し、その設置面上に配設された立体物の接合面に押し当てて仮貼り付けした接着剤含浸の前記スポンジ体を圧縮して、接着剤含浸のスポンジ体の厚みtが0.20*t0<t<0.50*t0となるまでスポンジ体を圧縮する位置まで次の単体の立体物を列設された立体物に近づけ、圧縮された前記接着剤含浸スポンジ体はスポンジ体内の空気を排出し、内部の接着剤が圧縮により減容したスポンジ体内の気泡に充填させるとともに余剰の接着剤は立体物の接触面及びその外周又は下方の設置面に溢出して列設された立体物を前記接着剤で前記単体の立体物と強固に接合し、次に接合した前記単体の立体物を列設された立体物とし、前記の如く接着剤含浸スポンジ体を仮貼着し、その後次の単体の立体物を持ち上げて前記接着剤含浸スポンジ体を前記の範囲で圧縮するように押付けることを繰り返すことで、設置面に複数の立体物を列設するように強固に接合して一体連結させることを特徴とする、複数の立体物の連結方法。 - 前記接着剤含浸スポンジ体を仮貼り付けする接合面は、設置面に設置した側の立体物の未接合の接合面である、請求項1記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記立体物の底面と設置面との間に、前記立体物の底面形状の略同じ又は小さな領域の平面形状を有する所定厚みの連通気泡構造のスポンジにエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸した接着剤含浸スポンジ体の薄いシート体を介在させて、前記立体物の重みで前記接着剤含浸スポンジ体のシート体を6/10以下に圧縮させることで接着剤接触面に溢出して前記立体物を設置面にもよく接合させた、請求項1又は2記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記接着剤含浸スポンジ体のシート体の外形容積に対する接着剤の含有率も0.23~0.28g/cm3の範囲内のものである、請求項3記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記立体物が公共道路端・建物敷地内・庭緑地と歩道の境界又は公園歩道端に設置されるコンクリート製縁石ブロックである、請求項1~4いずれか記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記立体物が道路端に設置されるコンクリート製側溝ブロックである、請求項1~4いずれか記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記立体物が車歩道分離のコンクリート製境界ブロックである、請求項1~4いずれか記載の複数の立体物の連結方法。
- 前記スポンジ体が連通気泡の軟質ポリウレタンフォームであり、前記スポンジ体の外形の容積に対するエポキシ樹脂を主剤とする接着剤の含有率が0.24~0.27g/cm3又は0.23~0.28g/cm3のものである、請求項1~7いずれか記載の複数の立体物の連結方法。
- エポキシ樹脂を主剤とする前記接着剤がエポキシ樹脂を主剤として、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混合撹拌したものである、請求項1~8いずれか記載の複数の立体物の連結方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020147005A JP7049562B2 (ja) | 2020-09-01 | 2020-09-01 | 複数の立体物の連結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020147005A JP7049562B2 (ja) | 2020-09-01 | 2020-09-01 | 複数の立体物の連結方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022041663A true JP2022041663A (ja) | 2022-03-11 |
JP7049562B2 JP7049562B2 (ja) | 2022-04-07 |
Family
ID=80499378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020147005A Active JP7049562B2 (ja) | 2020-09-01 | 2020-09-01 | 複数の立体物の連結方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7049562B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369456A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-20 | Nissho Plant Kk | Method of bonding concrete purifying tank |
JPS5378081U (ja) * | 1976-12-02 | 1978-06-29 | ||
JPH06287972A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-11 | Nitsukon Kikai Kogyo Kk | 組立マンホール |
JP3006815U (ja) * | 1994-07-15 | 1995-01-31 | 東海シーラント工業株式会社 | コンクリ−ト境界ブロック用目地板 |
JP2000178913A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Japan Highway Public Corp | 継手構造およびその施工方法 |
JP2002146712A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-22 | Top Tootasu:Kk | モルタル目地板 |
-
2020
- 2020-09-01 JP JP2020147005A patent/JP7049562B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5369456A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-20 | Nissho Plant Kk | Method of bonding concrete purifying tank |
JPS5378081U (ja) * | 1976-12-02 | 1978-06-29 | ||
JPH06287972A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-11 | Nitsukon Kikai Kogyo Kk | 組立マンホール |
JP3006815U (ja) * | 1994-07-15 | 1995-01-31 | 東海シーラント工業株式会社 | コンクリ−ト境界ブロック用目地板 |
JP2000178913A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Japan Highway Public Corp | 継手構造およびその施工方法 |
JP2002146712A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-22 | Top Tootasu:Kk | モルタル目地板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7049562B2 (ja) | 2022-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6418684B1 (en) | Wall reinforcement apparatus and method using composite materials | |
US6079175A (en) | Cementitious structural building panel | |
KR101481434B1 (ko) | 지붕 외관용 복합 패널 및 그 제조 방법 | |
US7121048B1 (en) | Method of removing a volume of formable material | |
JP7049562B2 (ja) | 複数の立体物の連結方法 | |
KR101641050B1 (ko) | 바닥용 배수판 | |
AU2010246910B2 (en) | Floor for a modular building | |
KR101021475B1 (ko) | 프리케스트 콘크리트패널을 활용한 조립식 콘크리트도로 및 그 시공방법 | |
US20050166518A1 (en) | Concrete stone | |
JP7022876B2 (ja) | 構造物の表面に重量物を接合する接着方法 | |
CN213951931U (zh) | 一种伸缩缝装置 | |
JPS5945495B2 (ja) | 建築用パネルの製造方法 | |
WO2019059783A1 (en) | FLOOR | |
US20030230041A1 (en) | Prefabricated aggregated floor panel device and system and method for making and installing aggregated panels | |
CN109736425A (zh) | 一种预制混凝土压顶结构及其制作方法 | |
JP2849336B2 (ja) | 地下外壁の防水構造およびその施工方法 | |
JP2001200548A (ja) | 地下構造物壁面の先防水工法 | |
US11162229B1 (en) | Paver system | |
US2256508A (en) | Flashing | |
TWI656264B (zh) | Construction method of soundproof floor mat engineering | |
CN111827566A (zh) | 装配式自粘筑体 | |
JPH04182521A (ja) | 排水溝の施工方法 | |
CN117702947A (zh) | 一种叠合外墙混合结构、施工方法及压孔模具 | |
JPH0450763Y2 (ja) | ||
CN116905670A (zh) | 外墙保温层结构层及施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7049562 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |