JP2022041087A - 物品収納設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】できるだけ安価に物品昇降装置の周りの安全対策を行うことができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】物品収納設備10は、水平方向に走行する物品移載車の走行経路に隣接配置され、上下方向に複数段並べられた物品支持部と、前記物品支持部に対して前記走行経路の端部側に配置され、上下移動することより物品12を昇降させる昇降台32を有する物品昇降装置30と、を備える物品収納設備10である。物品収納設備10は、前記物品昇降装置30の下端付近の周囲を囲い、前記物品昇降装置30に対する人の接触を抑制する安全柵60と、前記安全柵60よりも高い位置において、前記昇降台32の昇降経路を囲うように配置される落下防止部70と、を備える。前記落下防止部70は、前記安全柵60とは別体に構成されると共に、前記安全柵60と共に前記物品昇降装置30の前記昇降台32の上下移動に対して静止している。【選択図】図4

Description

この開示は、物品収納設備に関する。
特許文献1は、安全柵が設けられた倉庫設備を開示している。特許文献1に記載の倉庫設備では、出し入れ装置の荷捌き場側に、荷捌き場側に荷を出し入れする面を除いて安全柵が取り付けられている。
特許文献2は、リフタ上のパレットからのワークの前方への飛び出しを防止するためのリフターガードが設けられた棚装置を開示している。特許文献1に記載の棚装置では、リフターガードは、リフタと一体的に上下動自在であって、リフタが所定高さ位置から下降する際には所定高さ位置に停止自在に備えられている。
特開平2-43110号公報 特開2018-58692号公報
特許文献1に記載の技術では、昇降装置におけるポストの上端部まで安全柵が設けられており、安全柵が大きくなる分、コストがかかる。
また特許文献2に記載の技術では、リフタが所定高さ位置より上方に位置する際には、リフターガードをリフタと共に上下動させると共にリフタが所定高さ位置より下方に位置する際には、リフターガードを所定高さに停止させる必要があり、構成が複雑となり、コストがかかる。
そこで本開示は、できるだけ安価に物品昇降装置の周りの安全対策を行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る物品収納設備は、水平方向に走行する物品移載車の走行経路に隣接配置され、上下方向に複数段並べられた物品支持部と、前記物品支持部に対して前記走行経路の端部側に配置され、上下移動することより物品を昇降させる昇降台を有する物品昇降装置と、を備える物品収納設備であって、前記物品昇降装置の下端付近の周囲を囲い、前記物品昇降装置に対する人の接触を抑制する安全柵と、前記安全柵よりも高い位置において、前記昇降台の昇降経路を囲うように配置される落下防止部と、を備え、前記落下防止部は、前記安全柵とは別体に構成されると共に、前記安全柵と共に前記物品昇降装置の前記昇降台の上下移動に対して静止している。
第2の態様に係る物品収納設備は、第1の態様に係る物品収納設備であって、前記落下防止部は前記物品収納設備が設置される床面から離れた位置に設置されている。
第3の態様に係る物品収納設備は、第2の態様に係る物品収納設備であって、前記落下防止部の下部が前記安全柵に支持されている。
第4の態様に係る物品収納設備は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記落下防止部は前記物品昇降装置におけるマストに固定されたマスト固定部を有している。
第5の態様に係る物品収納設備は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記落下防止部は前記物品支持部に固定された支持部固定部を有している。
第6の態様に係る物品収納設備は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記落下防止部は前記安全柵よりも簡素な簡易態様により構成されている。
第7の態様に係る物品収納設備は、第6の態様に係る物品収納設備であって、前記簡易態様は、前記落下防止部における開口部の大きさが、前記安全柵における開口部の大きさよりも大きい態様である。
第8の態様に係る物品収納設備は、第6又は第7の態様に係る物品収納設備であって、前記簡易態様は、平面視において、前記落下防止部の方が前記安全柵よりも小さい態様である。
第9の態様に係る物品収納設備は、第6から第8のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記安全柵において、棒状部材が格子状に組まれて開口部が形成され、前記簡易態様は、前記落下防止部において、前記棒状部材よりも低剛性の素線が網状に編まれて開口部が形成されている態様である。
第10の態様に係る物品収納設備は、第1から第9のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記安全柵の高さは2700ミリメートル以下である。
第11の態様に係る物品収納設備は、第1から第10のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記安全柵は、前記安全柵の高さ、前記安全柵の開口部の大きさ及び前記安全柵と前記物品昇降装置との水平距離の関係が、ISO13857に準拠するように設けられる。
第12の態様に係る物品収納設備は、第1から第11のいずれか1つの態様に係る物品収納設備であって、前記安全柵は前記物品収納設備が設置される床面に自立している。
各態様によると、物品昇降装置の下端付近の周囲は安全柵に囲われることによって、物品昇降装置に対する人の接触が抑制される。また安全柵よりも高い位置において落下防止部が設けられることによって、昇降台からの物品の落下を抑制できる。この落下防止部が安全柵とは別体に構成されると共に、安全柵と共に物品昇降装置の昇降台の上下移動に対して静止しているため、落下防止部を簡素な構成にできる。これにより、できるだけ安価に物品昇降装置の周りの安全対策を行うことができる。
第2の態様によると、物品収納設備の下部まで落下防止部が延長することが抑制され、よりコストを抑えることができる。
第3の態様によると、落下防止部が床面から離れた位置に安定して設置されやすくなる。
第4の態様によると、落下防止部が安定して設置されやすくなる。
第5の態様によると、落下防止部が安定して設置されやすくなる。
第6の態様によると、落下防止部を安全柵よりも簡素な構成とすることによって、よりコストを抑えることができる。
第7の態様によると、開口部の大きさを変えることによって、落下防止部を安全柵よりも簡素な構成とすることができる。
第8の態様によると、平面視において、落下防止部の設けられる範囲を安全柵の設けられる範囲よりも狭くすることによって、落下防止部を安全柵よりも簡素な構成とすることができる。
第9の態様によると、開口部を形成する部材の種類を変えることによって、落下防止部を安全柵よりも簡素な構成とすることができる。
第10の態様によると、安全柵として、一般に流通する安価な安全柵を用いることができる。
第11の態様によると、物品収納設備の下部に配置される安全柵としてはISO13857に準拠したものを用いることによって、適切な安全性を確保できる。
第12の態様によると、物品収納設備の下部まで安全柵を設けることができる。
物品収納設備を示す概略側面図である。 物品収納設備を示す概略平面図である。 物品収納設備のうち入庫側の概略正面図である。 物品収納設備のうち物品昇降装置及びその付近の部分を示す概略側面図である。 物品収納設備の第1変形例を示す概略正面図である。 物品収納設備の第1変形例を示す概略側面図である。 物品収納設備の第2変形例を示す概略側面図である。 第2変形例にかかる物品収納設備のうち出庫側の概略正面図である。 物品収納設備の第3変形例を示す概略平面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係る物品収納設備について説明する。
<全体構成について>
物品収納設備の全体構成について説明する。図1は物品収納設備10を示す概略側面図であり、図2は物品収納設備10を示す概略平面図である。
物品収納設備10は、物品12を収納する設備である。ここでは物品収納設備10は、外部から入庫される物品12を自動で収納するとともに、収納する物品を外部に自動で出庫する。かかる物品収納設備10は、自動倉庫などとも呼ばれる。物品収納設備10において、物品12は例えば定形のコンテナに収められた状態で取り扱われることが想定される。コンテナのサイズは、1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。物品収納設備10は、物品格納部20と、物品昇降装置30と、物品移載車50と、安全柵60と、落下防止部70とを備える。
物品格納部20は、物品移載車50が走行する後述する走行経路40の少なくとも一側方に設けられる。ここでは、一対の物品格納部20が走行経路40の両側に設けられる。走行経路40を走行する物品移載車50は、一対の物品格納部20の両方に対して物品12を出し入れすることができる。
物品格納部20は、複数の棚ユニット22を備える。棚ユニット22は、複数の物品支持部として複数の棚板24を備える。棚板24は、上下方向において間隔をあけて支持されており、それぞれの棚板24に物品12を載置することができる。ここでは、各棚板24に、複数の物品12が、間隔をあけて並べて載置される。物品12間の寸法は、例えば物品移載車50の後述するアームが入り込める最小隙間以上の大きさに設定される。複数の棚ユニット22が一列に並ぶように配置されることで、物品格納部20が構成されている。物品格納部20全体として見ると、複数の物品12が上下左右に配列した状態で格納される。各棚板24に対しては、走行経路40側から物品12が出し入れされる。複数の支持部は、棚板24である必要は無い。例えば、物品支持部は、物品12の底側の両側部を支える一対のレールであってもよい。また、物品支持部は、物品12を吊下げ状態で支える吊下げレールであってもよい。
ここでは物品格納部20は仮置き棚26をさらに備える。仮置き棚26は、一列に並ぶ棚ユニット22の延在方向の一端部に設けられる。仮置き棚26は、棚ユニット22と物品昇降装置30との間に設けられる。仮置き棚26は、各段の棚板24に対応して設けられている。各仮置き棚26は、物品昇降装置30から物品12を受取り、物品移載車50によって物品12が受取られるまで、当該物品12を一時的に載置可能に構成されている。また、これとは逆に、各仮置き棚26は、物品移載車50から物品12を受取って、物品昇降装置30が物品12を受取にくるまで、当該物品12を一時的に載置可能に構成されている。なお、仮置き棚26も、物品12を支持する物品支持部の一例である。
物品昇降装置30は、物品支持部に対して走行経路40の端部側に配置される。物品昇降装置30は、昇降台32と、マスト34と、図示省略の昇降駆動機構とを備える。昇降台32は、上下移動することより物品12を昇降させる。マスト34は上下方向に延びる。マスト34は、昇降台32を支持し、昇降台32の上下移動をガイドする。昇降台32が各段の棚板24に対向する位置に位置するように、昇降台32のうちマスト34に支持される部分が昇降駆動機構によって昇降駆動される。これにより、入庫される物品12を、格納すべき棚板24の上下位置に昇降移動させることができる。また、逆に、出庫される物品12を、格納された棚板24の位置から取出しに適した高さ位置に昇降移動させることができる。
昇降台32の四方のうち、一方にマスト34が位置し、他の一方に仮置き棚26が位置する。本例では、昇降台32に対してマスト34及び仮置き棚26が位置しない残りの二方のうち、仮置き棚26と反対側を物品昇降装置30の正面と称し、マスト34と反対側を物品昇降装置30の側面と称する。
ここでは物品収納設備10に入庫される物品12及び物品収納設備10から出庫される物品12は、コンベア装置Cによって運ばれる。物品昇降装置30はコンベア装置Cの端部に設けられている。物品昇降装置30は、コンベア装置Cと仮置き棚26との間に位置する。ここではコンベア装置Cは1つの物品昇降装置30に対して上下方向に所定の位置に1つ設けられる。ここではコンベア装置Cは安全柵60の上端よりも上下方向に低い位置に設けられる。ここでは一対の物品昇降装置30に対応する一対のコンベア装置C1、C2が上下方向に互いに異なる位置に設けられている。もっとも、コンベア装置Cの数、上下方向の位置等は上記したものに限られず、適宜設定可能である。例えば、1つの物品昇降装置30に対して複数のコンベア装置Cが設けられていてもよい。また例えば、コンベア装置Cは安全柵60の上端よりも上下方向に高い位置に設けられてもよい。また例えば、一対の物品昇降装置30に対応する一対のコンベア装置C1、C2が上下方向に互いに同じ位置に設けられていてもよい。
仮置き棚26と物品昇降装置30との間の物品12の移載、及び物品昇降装置30とコンベア装置Cとの間の物品12の移載は、例えば、それらに設けられたローラをモータ等の回転駆動部によって正逆両方向に回転駆動させることによって、或は、シリンダ等のアクチュエータの駆動により、仮置き棚26、物品昇降装置30又はコンベア装置Cに載置された物品12を押すこと等によって行うことができる。
走行経路40は、物品格納部20に沿って、ここでは、一対の物品格納部20の間で、その間の延在方向に沿って設けられている。従って、物品格納部20は、複数の物品12を走行経路40の延在方向に沿って並べた状態で格納することができる。走行経路40は、物品格納部20の延在方向に沿って、仮置き棚26迄延在している。
ここでは、複数の走行経路40が、上下の各棚板24に対応して設けられている。各走行経路40は、一対のレール42、42を備える。一対のレール42、42は、一対の物品格納部20に水平方向に沿って当該物品格納部20の延在方向に沿って支持されている。これにより、一対のレール42、42は、間隔をあけた並列姿勢で支持される。
レール42、42は、各棚ユニット22の横フレームを兼ねていてもよい。レール42、42は、棚ユニット22のフレームとしての機能を持たず、棚ユニット22とは別体として構成されていてもよい。また、走行経路40が一対のレール42、42によって構成されている必要は無く、例えば、物品移載車50が走行可能な細長い板状の走行路として構成されていてもよいし、また、台車54を吊下げ状態で支持するレールとして構成されていてもよい。
物品移載車50は、物品移載装置52と台車54とを備える。
物品移載装置52は、物品12を他の箇所から自己の箇所に向けて移載し、又は、物品12を自己の箇所から他の箇所に向けて移載する装置である。物品移載装置52は、物品12を棚板24又は仮置き棚26から物品移載装置52側に移載し、又は、物品12を物品移載装置52から棚板24又は仮置き棚26に移載する。物品移載装置52は、例えば、一対のアームと、引っ掛け片と、駆動機構とを備える。一対のアームは、水平方向において走行経路40の延在方向に間隔をあけて設けられる。一対のアームは、台車54に対して、水平方向における走行経路40と交差する方向に進退可能に設けられる。引っ掛け片はアームの両端に設けられる。引っ掛け片は、起立姿勢と倒伏姿勢との間で姿勢変更可能に設けられる。起立姿勢は、一対のアームの間の空間を開放する姿勢であり、一対のアームが物品12の両側に延びる際、物品12に引っ掛からない姿勢である。倒伏姿勢は、一対のアームの間に倒れる姿勢であり、一対のアーム間に配置された物品12に引っ掛かることが可能な姿勢である。駆動機構は、一対のアームの進退移動、及び、引っ掛け片の姿勢変更等を駆動する。
台車54は、物品移載装置52を、複数の物品支持部の一例である複数の棚板24に対応する各位置の間で移動させるように構成される。本実施形態では、1つの台車54に、1つの物品移載装置52が搭載されている。各棚段において、台車54がレール42、42上を往復走行することによって、物品移載装置52が、当該棚段における複数の棚板24のいずれかに対向する位置(具体的には、棚板24において物品12が載置された位置又は載置されるべき空き位置に対向する位置)に移動する。本実施形態では、台車54の走行によって、物品移載装置52は、仮置き棚26に対向する位置にも移動する。
台車54の走行によって、物品移載装置52は、棚板24及び仮置き棚26のうち物品12が載置された位置に移動して、物品12を棚板24又は仮置き棚26から物品移載装置52側に移載することができる。または、物品移載装置52は、棚板24及び仮置き棚26のうち物品12を載置すべき空き位置に移動して、物品移載装置52側の物品12を棚板24又は仮置き棚26側に移載することができる。
なお、レール42、42及び物品移載車50が各棚段別に設けられることは必須ではない。例えば、レール42、42及び物品移載車50が複数の棚段に共通して設けられていてもよい。この場合、例えば、走行経路40を走行する台車54に複数の物品移載装置52が積層されることによって、複数の棚段に対して物品12を出し入れ可能とされていてもよい。また、例えば、走行経路40を走行する台車54に1つの物品移載装置52が昇降機構によって昇降可能に支持されることによって、複数の棚段に対して物品12を出し入れ可能とされていてもよい。また、1つの走行経路40に対して複数の物品移載車50が走行してもよい。
物品収納設備10における各部の動作は、図示省略の制御ユニットによって制御されることができる。制御ユニットは、CPU、ROM、RAM及び記憶装置(フラッシュメモリ等)等を備えるコンピュータによって構成されている。記憶装置に格納されたプログラムに従ってプロセッサとしてのCPUが演算処理を実行することで、制御ユニットが各部の動作を制御する。制御ユニットは、例えば、仮置き棚26と物品昇降装置30との間での物品12の移載動作、物品昇降装置30の昇降動作、及び、物品移載車50における走行動作並びに物品12の出し入れ動作等を制御する。
この物品収納設備10においては、外部(ここではコンベア装置C)から入庫される物品12は、制御ユニットによる制御下、物品昇降装置30から仮置き棚26及び物品移載車50を経由して、棚板24に入庫され、格納保管される。また、出庫される物品12は、制御ユニットによる制御下、棚板24から、物品移載車50、仮置き棚26及び物品昇降装置30を経由して外部(ここではコンベア装置C)に出庫される。
安全柵60及び落下防止部70は、物品昇降装置30の周りに設けられる。安全柵60及び落下防止部70は、互いに別体に構成される。安全柵60及び落下防止部70は、物品昇降装置30の昇降台32の上下移動に対して共に静止している。以下、安全柵60及び落下防止部70について、図1及び図2に加えて、図3及び図4を参照しつつ、説明する。図3は、物品収納設備10のうち入庫側の概略正面図である。図4は、物品収納設備10のうち物品昇降装置30及びその付近の部分を示す概略側面図である。
<安全柵について>
安全柵60は、物品昇降装置30の下端付近の周囲を囲う。安全柵60は、物品昇降装置30に対する人の接触を抑制する。安全柵60は物品収納設備10が設置される床面Fに自立している。安全柵60はポスト62及びパネル64を備える。ポスト62は物品昇降装置30の周りに間隔をあけて複数箇所に配置されている。ポスト62は床面Fに設置され、自立している。パネル64はポスト62同士の間に配置される。パネル64はポスト62に支持される。ポスト62とパネル64とは例えば連結金具等によって固定される。
安全柵60は、安全柵60の高さ及び安全柵60と物品昇降装置30との水平距離の関係が、ISO13857に準拠するように設けられる。より詳細には、安全柵60の高さと、安全柵60の高さと物品昇降装置30との水平距離との関係が、ISO13857の4.2.2に規定される関係を満たすように設定される。例えば、安全柵60の高さは、床面Fからパネル64の最上部までの高さとすることができる。ここで、物品収納設備10における昇降台32の上下方向の移動範囲、安全柵60の高さ、及び安全柵60と物品昇降装置30との水平距離が、それぞれISO13857の4.2.2における危険区域の高さ、保護構造物の高さ、及び危険区域までの水平安全距離に対応するものとする。
なお、ここで、物品昇降装置30は、昇降台32が昇降することにより、ISO13857の4.2.2における危険区域の高さが変化し得る。特にここでは、物品昇降装置30は、昇降台32が床面Fに近い位置と床面Fから2700ミリメートル以上の高さの位置との間で往復移動する。このため、ISO13857の4.2.2におけるすべての危険区域の高さに対して、保護構造物の高さ、及び危険区域までの水平安全距離の関係が規定される関係を満たすように設定されるとよい。
安全柵60の高さは2700ミリメートル以下であると良い。危険区域の高さが2700ミリメートルを超えた場合、人が危険区域に接触する可能性が低い。このため、危険区域に人が接触することを抑制するためとの目的においては、2700ミリメートルを超えた危険区域に安全柵60は設けられる必要がないためである。
安全柵60の高さは1000ミリメートル以上であることが好ましい。例えば、安全柵60の高さは2000ミリメートル以上であってもよく、2500ミリメートル以上であってもよい。安全柵60の高さが2500ミリメートル以上であれば、ISO13857の4.2.2の規定において、安全柵60の高さに対して、安全柵60と物品昇降装置30との距離が最大でも100ミリメートルあればよくなる。
安全柵60は開口部を有している。ここではパネル64に開口部が形成されている。具体的には、パネル64は外枠65と中材66とを含む。外枠65は、方形状に設けられている。中材66は複数の第1棒状部材66a及び複数の第2棒状部材66bが組まれて設けられている。外枠65及び第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bは、例えば金属または硬質樹脂等の材料により形成され、剛性が高く曲がりにくい部材である。外枠65の剛性は、第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bの剛性よりも高いとよい。外枠65の剛性は、第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bの剛性と同じであってもよく、第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bと同じ部材が外枠を構成していてもよい。第1棒状部材66aと第2棒状部材66bとは互いに交差する方向に延びる。ここでは第1棒状部材66aが上下方向に延び、第2棒状部材66bが水平方向に延びる。複数の第1棒状部材66aは水平方向に間隔をあけて、互いに平行に延びる。複数の第2棒状部材66bは上下方向に間隔をあけて、互いに平行に延びる。第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bが共に水平方向及び上下方向に対して斜めに延びていてもよい。中材66の開口部67は、2つの第1棒状部材66aと2つの第2棒状部材66bとに囲まれる部分、又は外枠65と、第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bとに囲まれる部分のうち最も大きいものとされる。通常、2つの第1棒状部材66aと2つの第2棒状部材66bとに囲まれる部分は、外枠65と、第1棒状部材66a及び第2棒状部材66bとに囲まれる部分と同じかそれよりも大きい。従って、通常、2つの第1棒状部材66aと2つの第2棒状部材66bとに囲まれる部分が、安全柵60の開口部67とされる。
安全柵60は、安全柵60の開口部67の大きさ及び安全柵60と物品昇降装置30との水平距離の関係も、ISO13857に準拠するように設けられる。より詳細には、安全柵60の開口部67の大きさ及び安全柵60と物品昇降装置30との水平距離の関係は、ISO13857の4.2.4及び4.3に規定される関係を満たすように設定される。開口部67の大きさは、ISO13857の4.2.4に規定される大きさである。より詳細には、ISO13857の4.2.4において、開口部67は、定形開口部又は不定形開口部に分かれる。定形開口部は、正方形、長方形、又は円形の開口部であり、不定形開口部はこれ以外の形状を有する開口部である。定形開口部の大きさは、正方形開口部の一辺、円形開口部の直径、又は長方形開口部の短辺の寸法に対応する。不定形開口部の場合、不定形開口部が入る最も小さい円形開口部の直径、最も小さい正方形開口部の辺、及び最も小さい長方形開口部の幅のうち、対応する安全距離が最も小さい安全距離となるものが不定形開口部の大きさとされる。
安全柵60において、パネル64が床面Fから間隔をあけて設置されている。従って、安全柵60において、各パネル64と床面Fと2つのポスト62とに囲まれる部分も開口部68とされる。この開口部68の大きさと、安全柵60と物品昇降装置30との水平距離との関係も、ISO13857に準拠するように設けられるとよい。
ここではコンベア装置Cが安全柵60の上端よりも上下方向に低い位置に設けられる。このため、安全柵60は、コンベア装置Cの端部と干渉しないように設けられる。すなわち、安全柵60は、コンベア装置C上における物品12の移動、及び、コンベア装置Cと物品昇降装置30との間の物品12の移載を阻害しないように設けられる。例えば、物品昇降装置30に対してコンベア装置C1、C2側に設置されるパネル64a、64bは、物品昇降装置30に対してコンベア装置C1、C2のない側に設置されるパネル64cと比べて、床面Fから高い位置に設置される。ここでは、パネル64a、64bは、コンベア装置C1、C2の上方に設置されて、コンベア装置C1、C2の一部が安全柵60の内側に入り込むように設けられる。床面Fとパネル64aと当該パネル64aを支持する2つのポスト62との間に開口部68aが形成される。当該開口部68aは、コンベア装置C1によって狭められている。床面Fとパネル64bと当該パネル64bを支持する2つのポスト62との間に開口部68bが形成される。当該開口部68bは、コンベア装置C2によって狭められている。ここではコンベア装置C2がコンベア装置C1よりも上下方向に高く設けられる。このため、パネル64bの下端がパネル64aの下端よりも上下方向に高く設けられる。コンベア装置C1、C2が考慮されない場合、開口部68a、68bの大きさがパネル64cに対応する開口部68cの大きさよりも大きく、かつ、開口部68bの大きさが、開口部68aの大きさよりも大きい。コンベア装置C1、C2が考慮される場合、開口部68a、68bの大きさは同程度とみなすことができる。
安全柵60において、正面側に開口部68が設けられることによって、正面における安全距離は、側面における安全距離よりも大きい。そして、側面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離は、側面における安全距離に応じた距離に設定されている。これにより、側面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離は、正面における安全距離よりも小さく設定される。このため、物品収納設備10において、正面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離が、側面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離よりも大きい。側面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離が、正面における安全距離に応じた距離に設定されていてもよく、正面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離が、側面における安全柵60と物品昇降装置30との水平距離と同じであってもよい。
<落下防止部70>
落下防止部70は、安全柵60よりも高い位置において、昇降台32の昇降経路を囲うように配置される。落下防止部70は昇降台32からの物品12の落下を防止する。ここでは落下防止部70は、昇降台32の四方のうち、仮置き棚26及びマスト34が位置しない二方、つまり、物品昇降装置30の正面及び側面からの物品12の落下を防止するように構成される。落下防止部70は物品収納設備10が設置される床面Fから離れた位置に設置されている。また、落下防止部70の下部が安全柵60に支持されている。落下防止部70は、物品収納設備10において、人の侵入の恐れの少ない上方領域に設置される。落下防止部70は、昇降台32からの物品12の落下を防げればよく、人の侵入を抑制する機能として、安全柵60よりも低い機能を有していてもよい。仮に落下防止部70が、安全柵60の代わりに床面Fに設置された場合に、ISO13857の基準を満たさないものであってもよい。
ここでは落下防止部70は、ポスト72と、横フレーム74と、縦フレーム78とを含む。ポスト72の下部は安全柵60に支持されている。横フレーム74は水平方向に延び、ポスト72に支持されている。縦フレーム78は上下方向に延び、横フレーム74に支持されている。縦フレーム78は安全柵60まで達していない。
1つの物品昇降装置30に対してポスト72は1本設けられる。1つの物品昇降装置30に対して横フレーム74は複数(ここでは2つ)設けられる。複数の横フレーム74は上下方向に間隔をあけて設けられる。1つの物品昇降装置30に対して縦フレーム78は複数(ここでは4つ)設けられる。複数の縦フレーム78は水平方向に間隔をあけて設けられる。縦フレーム78は物品昇降装置30の正面及び側面のそれぞれに2本設けられる。縦フレーム78は横フレーム74よりも物品昇降装置30側に配置されるとよい。これにより、物品12が載置された昇降台32が上下移動する際、昇降台32上の物品12が傾いたり落下したりした場合に、横フレーム74ではなく縦フレーム78に接触しやすくなる。これにより、物品12が横フレーム74へ接触することが抑制され、物品12が落下防止部70に引っ掛かりにくくなる。
例えば、ポスト72、横フレーム74及び縦フレーム78それぞれの本体部分としては、角パイプ又は丸パイプなどを用いることができる。ポスト72及び縦フレーム78それぞれの本体部分は、1本のパイプによって構成されることができる。1つの横フレーム74は、第1部分74a及び第2部分74bを有する。
第1部分74aは、直線状に形成され、側面に設けられる。第1部分74aの本体部分は、1本のパイプによって構成されることができる。当該パイプの一端は物品支持部(ここでは仮置き棚26)に固定され、他端はポスト72に固定される。当該パイプと物品支持部(ここでは仮置き棚26)との固定部が支持部固定部75とされる。
第2部分74bは、L字状に形成され、正面からマストに向けて延びるように設けられる。第2部分74bの本体部分は、L字状に曲げ変形された1本のパイプによって構成されることができる。当該パイプの一端はマスト34に固定され、他端はポスト72に固定される。当該パイプとマスト34との固定部がマスト固定部76とされる。L字の角部に位置する部分には、補強部材が設けられていてもよい。補強部材は曲げ部から一方に延びる部分と他方に延びる部分とにそれぞれ連結されるとよい。第2部分74bの本体部分は、直線状の2本のパイプが連結されて構成されてもよい。
支持部固定部75、マスト固定部76、ポスト72と横フレーム74との固定部、及び横フレーム74と縦フレーム78との固定部の構成としては、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、これらの固定部として、ねじ止め、溶接等が用いられてもよい。ねじ止めの場合、ブラケットなどを介してねじ止めされてもよい。例えば、ポスト72と横フレーム74とは直接ねじ止めされずに、L字状のブラケットにねじ止めされてもよい。また例えば、横フレーム74と縦フレーム78とは直接ねじ止めされてもよい。
落下防止部70は安全柵60よりも簡素な簡易態様により構成されている。例えば、簡易態様は、落下防止部70における開口部79の大きさが、安全柵60における開口部67の大きさよりも大きい態様である。例えば、落下防止部70における開口部79は、2つの縦フレーム78と2つの横フレーム74とに囲まれる開口部79である。当該開口部79が安全柵60における開口部67、68の大きさよりも大きい。
また例えば、簡易態様は、平面視において、落下防止部70の方が安全柵60よりも小さい態様である。ここでは正面において、落下防止部70が安全柵60よりも水平方向に沿って物品昇降装置30に近い位置に配置される。安全柵60には開口部68が設けられることによって、正面における安全距離が側面における安全距離よりも大きくなる。安全柵60のうち正面に位置する部分がこの正面における安全距離に応じた距離に設けられる。これに対して、落下防止部70では、上方に位置し、安全距離を考慮する必要がない。このため、落下防止部70のうち正面に位置する部分が、安全柵60のうち正面に位置する部分よりも物品昇降装置30に近い位置に配置されることができる。例えば、落下防止部70のうち正面に位置する部分と側面に位置する部分とは、物品昇降装置30に対して同程度の距離に配置されてもよい。
<実施形態の効果等>
以上のように構成された物品収納設備10によると、物品昇降装置30の下端付近の周囲は安全柵60に囲われることによって、物品昇降装置30に対する人の接触が抑制される。また安全柵60よりも高い位置において落下防止部70が設けられることによって、昇降台32からの物品12の落下を抑制できる。この落下防止部70が安全柵60とは別体に構成されると共に、安全柵60と共に物品昇降装置30の昇降台32の上下移動に対して静止しているため、落下防止部70を簡素な構成にできる。これにより、できるだけ安価に物品昇降装置30の周りの安全対策を行うことができる。
また、落下防止部70は物品収納設備10が設置される床面Fから離れた位置に設置されている。これにより、物品収納設備10の下部まで落下防止部70が延長することが抑制され、よりコストを抑えることができる。この際、落下防止部70の下部が安全柵60に支持されている。これにより、落下防止部70が床面Fから離れた位置に安定して設置されやすくなる。
また、落下防止部70は物品昇降装置30におけるマスト34に固定されたマスト固定部76を有している。これにより、落下防止部70が安定して設置されやすくなる。特に本例のように、落下防止部70が床面Fから離れた位置に設置される場合にも、安定して設置されやすくなる。
落下防止部70は物品支持部としての仮置き棚26に固定された支持部固定部75を有している。これにより、落下防止部70が安定して設置されやすくなる。特に本例のように、落下防止部70が床面Fから離れた位置に設置される場合にも、安定して設置されやすくなる。
また、落下防止部70は安全柵60よりも簡素な簡易態様により構成されている。このように、落下防止部70を安全柵60よりも簡素な構成とすることによって、よりコストを抑えることができる。かかる簡易態様は、例えば、落下防止部70における開口部79の大きさが、安全柵60における開口部67の大きさよりも大きい態様である。このように、開口部67、79の大きさを変えることによって、落下防止部70を安全柵60よりも簡素な構成とすることができる。また例えば、簡易態様は、平面視において、落下防止部70の方が安全柵60よりも小さい態様である。このように、平面視において、落下防止部70の設けられる範囲を安全柵60の設けられる範囲よりも狭くすることによって、落下防止部70を安全柵60よりも簡素な構成とすることができる。
また、安全柵60の高さは2700ミリメートル以下である。これにより、安全柵60として、一般に流通する安価な安全柵60を用いることができる。
また、安全柵60は、安全柵60の高さ、安全柵60の開口部67の大きさ及び安全柵60と物品昇降装置30との水平距離の関係が、ISO13857に準拠するように設けられる。これにより、物品収納設備10の下部に配置される安全柵60としてはISO13857に準拠したものを用いることによって、適切な安全性を確保できる。
また、安全柵60は物品収納設備10が設置される床面Fに自立している。これにより、物品収納設備10の下部まで安全柵60を設けることができる。
{変形例}
図5は、物品収納設備10の第1変形例を示す概略正面図である。図6は、物品収納設備10の第1変形例を示す概略側面図である。
第1変形例にかかる物品収納設備110は、落下防止部170の構成が、上記物品収納設備10における落下防止部70の構成とは異なる。
落下防止部170では、網部材80が設けられている。網部材80は、素線が網状に編まれて形成されている。網部材80において、素線同士の間に開口部81が形成されている。素線は、縄又は針金などの編み込み可能な柔軟性(可撓性)を有する。素線は、パネル64を構成する棒状部材66a、66bよりも低剛性の部材である。このため、網部材80はパネル64における中材66よりも簡素な構成とすることができる。このように、安全柵60と落下防止部170とにおいて、開口部67、81を形成する部材の種類を変えることによって、落下防止部170を安全柵60よりも簡素な構成とすることができる。なお、落下防止部170では、縦フレーム78が省略されて、網部材80は横フレーム74、ポスト72等に支持されている。落下防止部170において、縦フレーム78も設けられて、網部材80が縦フレーム78にも支持されるように構成されていてもよい。
図7は、物品収納設備10の第2変形例を示す概略側面図である。図8は、第2変形例にかかる物品収納設備10のうち出庫側の概略正面図である。
第2変形例にかかる物品収納設備210は、仮置き棚、物品昇降装置、安全柵及び落下防止部が入庫側と出庫側とにそれぞれ設けられる点で、実施形態にかかる物品収納設備10とは異なる。物品収納設備210において、入庫側に設けられる仮置き棚226A、物品昇降装置230A、安全柵260A及び落下防止部270Aは、物品収納設備10における物品昇降装置30、安全柵60及び落下防止部70と同様に構成される。物品収納設備210において、出庫側に設けられる仮置き棚226B、物品昇降装置230B、安全柵260B及び落下防止部270Bは、走行経路40の延在方向に沿って、入庫側に設けられる仮置き棚226A、物品昇降装置230A、安全柵260A及び落下防止部270Aとは反対側の端部に設けられる。物品収納設備210において、出庫側に設けられる仮置き棚226B及び物品昇降装置230Bも、設けられる位置以外の構成については、物品収納設備10における仮置き棚26及び昇降装置と同様に構成される。物品収納設備210において、出庫側に設けられる安全柵260B及び落下防止部270Bは、設けられる位置以外の構成についても、物品収納設備10における安全柵60及び落下防止部70とは異なる。
より詳細には、出庫側では、コンベア装置Cが1つの棚ユニット22に対して複数配置される。複数のコンベア装置Cは上下方向に間隔をあけて配置される。ここでは、1つの棚ユニット22に対してコンベア装置Cが4つ設けられる。4つのコンベア装置C3、C4、C5、C6のうち2つのコンベア装置C3、C4は安全柵260Bの高さの位置に設けられる。4つのコンベア装置C3、C4、C5、C6のうち残りの2つのコンベア装置C5、C6は落下防止部270Bの高さの位置に設けられる。
安全柵260Bには、2つのコンベア装置C3、C4に対応する開口部68bが形成される。当該開口部68bの部分には、上記パネル64bが採用される。従って、安全柵260Bは、正面においてパネル64aに代えてパネル64bが採用される点、つまり、両側にパネル64bが設けられる点で、上記安全柵60とは異なる。コンベア装置C3はコンベア装置C1と同様の高さに設けられ、コンベア装置C4はコンベア装置C2と同様の高さに設けられてもよい。コンベア装置C3、C4の端部は、パネル64bと床面Fとの間から、安全柵260Bの内側に達する。
また、落下防止部270にも、2つのコンベア装置C5、C6に対応する開口部82が形成される。この際、図8に示すように、正面において、2つの縦フレーム78が省略されていることによって、落下防止部270にポスト72及び2つの横フレーム74に囲まれる開口部82が形成される。従って、落下防止部270は、縦フレーム78が省略される点で、上記落下防止部70とは異なる。コンベア装置C5、C6の端部は、2つの横フレーム74の間から落下防止部270Bの内側に達する。
図9は、物品収納設備10の第3変形例を示す概略平面図である。
第3変形例にかかる物品収納設備310は、実施形態1の物品収納設備10と同様に構成された物品収納ユニット14が、複数対並んで設けられる。物品収納設備310において、安全柵360のうち物品収納ユニット14同士の間に位置する部分361及び物品収納ユニット14同士の間に位置する落下防止部370の構成が、実施形態1の物品収納設備10における安全柵60及び落下防止部70の構成とは異なる。
物品収納ユニット14同士の間に位置する部分において、安全柵360は共有されている。安全柵360は、2つの上記安全柵60が連結されるとともに、側面において一部重複する部分のポスト62及びパネル64が省略されるように構成される。同様に、落下防止部370のうち、物品収納ユニット14同士の間に位置する部分371は共有されている。落下防止部370は、2つの上記落下防止部70が連結されるとともに、側面において一部重複する部分のポスト72、横フレーム74の第1部分74a、及び縦フレーム78が省略されるように構成される。
このほか、これまで安全柵60のパネル64に開口部67が形成されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではなく、パネル64に開口部67が形成されていなくてもよい。かかるパネルにおいて例えば外枠65に支持される中材が、孔のあいていない平板であってもよい。また例えば、パネル自体が一枚の平板であってもよい。また、パネル64に開口部67が形成される場合でも、開口部が棒状部材66a、66bによって構成されることは必須の構成ではない。例えば、パネルの中材が平板の場合に、当該平板に複数の貫通孔があけられて、当該貫通孔が開口部とされてもよい。
また、安全柵60はISO13857以外に安全柵60に求められる基準を満たすように構成されていることが好ましい。落下防止部70は、安全柵60が満たす基準を満たしていなくてもよい。例えば、安全柵60は、ISO14120に準拠した動的荷重試験をクリアし、落下防止部70は、ISO14120に準拠した動的荷重試験をクリアしていないように構成されていてもよい。
また、これまで落下防止部70は物品収納設備10が設置される床面Fから離れた位置に設置されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。落下防止部70は物品収納設備10が設置される床面Fまで達していてもよい。例えば、ポスト72及び縦フレーム78の少なくとも一方が床面Fまで達して床面Fに支持されていてもよい。
また、これまで落下防止部70の下部が安全柵60に支持されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。落下防止部70の下部が安全柵60に支持されていなくてもよい。例えば、落下防止部70は、横フレーム74のみが落下防止部70以外の部材に支持されるように構成されていてもよい。
また、これまで落下防止部70が物品昇降装置30におけるマスト34に固定されたマスト固定部76を有しているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。落下防止部70は、マスト固定部76を有してなくてもよい。例えば、横フレーム74における第2部分も物品支持部に支持されていてもよい。また例えば、縦フレーム78が安全柵60に支持されていてもよい。
また、これまで落下防止部70は物品支持部に固定された支持部固定部75を有しているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。落下防止部70は、支持部固定部75を有していなくてもよい。例えば、縦フレーム78が安全柵60に支持されていてもよい。落下防止部70は、ブレースを含んでいてもよく、ブレースの一端が横フレームに固定され、ブレースの他端が物品支持部に固定されていてもよい。ブレースと物品支持部との固定部が支持部固定部とされてもよい。
また、これまで平面視において、落下防止部70の方が安全柵60よりも小さいものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。平面視において、落下防止部70と安全柵60とが同じ大きさであってもよいし、落下防止部70の方が安全柵60よりも大きくてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
上記した説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 物品収納設備
12 物品
24 棚板(物品支持部)
26 仮置き棚(物品支持部)
30 物品昇降装置
32 昇降台
34 マスト
40 走行路
50 物品移載車
60 安全柵
62 ポスト
64、64a、64b、64c パネル
65 外枠
66 中材
66a 第1棒状部材
66b 第2棒状部材
67 開口部
70 落下防止部
72 ポスト
74 横フレーム
75 支持部固定部
76 マスト固定部
78 縦フレーム
79 開口部
80 網部材
81 開口部
F 床面

Claims (12)

  1. 水平方向に走行する物品移載車の走行経路に隣接配置され、上下方向に複数段並べられた物品支持部と、
    前記物品支持部に対して前記走行経路の端部側に配置され、上下移動することより物品を昇降させる昇降台を有する物品昇降装置と、
    を備える物品収納設備であって、
    前記物品昇降装置の下端付近の周囲を囲い、前記物品昇降装置に対する人の接触を抑制する安全柵と、
    前記安全柵よりも高い位置において、前記昇降台の昇降経路を囲うように配置される落下防止部と、
    を備え、
    前記落下防止部は、前記安全柵とは別体に構成されると共に、前記安全柵と共に前記物品昇降装置の前記昇降台の上下移動に対して静止している、物品収納設備。
  2. 請求項1に記載の物品収納設備であって、
    前記落下防止部は前記物品収納設備が設置される床面から離れた位置に設置されている、物品収納設備。
  3. 請求項2に記載の物品収納設備であって、
    前記落下防止部の下部が前記安全柵に支持されている、物品収納設備。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記落下防止部は前記物品昇降装置におけるマストに固定されたマスト固定部を有している、物品収納設備。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記落下防止部は前記物品支持部に固定された支持部固定部を有している、物品収納設備。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記落下防止部は前記安全柵よりも簡素な簡易態様により構成されている、物品収納設備。
  7. 請求項6に記載の物品収納設備であって、
    前記簡易態様は、前記落下防止部における開口部の大きさが、前記安全柵における開口部の大きさよりも大きい態様である、物品収納設備。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の物品収納設備であって、
    前記簡易態様は、平面視において、前記落下防止部の方が前記安全柵よりも小さい態様である、物品収納設備。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記安全柵において、棒状部材が格子状に組まれて開口部が形成され、前記簡易態様は、前記落下防止部において、前記棒状部材よりも低剛性の素線が網状に編まれて開口部が形成されている態様である、物品収納設備。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記安全柵の高さは2700ミリメートル以下である、物品収納設備。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記安全柵は、前記安全柵の高さ、前記安全柵の開口部の大きさ及び前記安全柵と前記物品昇降装置との水平距離の関係が、ISO13857に準拠するように設けられる、物品収納設備。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の物品収納設備であって、
    前記安全柵は前記物品収納設備が設置される床面に自立している、物品収納設備。
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