JP2022039515A - 自走式防除機 - Google Patents

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真人 永井
Masato Nagai
克利 赤松
Katsutoshi Akamatsu
建卓 常
Kentaku Tsune
康史 長尾
Yasufumi Nagao
徳弘 上島
Norihiro Uejima
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Abstract

Figure 2022039515000001
【課題】左右の防除ブームを張出して薬剤の散布作業を行う自走式防除機において、防除ブームを機体に沿わせる収納作業を安全迅速に行える自走式防除機を提供する。
【解決手段】走行車体の左右に設けた右防除ブームと左防除ブーム40Lを収納位置から左右に張出して防除作業位置にする自走式防除機において、左右防除ブームの伸縮、傾斜、張出動作を制御するブーム制御装置を設けると共に左右防除ブームの展開角度を検出する展開角度センサを設け、該展開角度センサが収納直前角度を検出すると収納減速または一時停止の収納衝撃緩和動作を行う自走式防除機とする。
【選択図】図12

Description

本発明は、圃場で作物に農薬等の薬剤を散布する自走式防除機に関する。
自走式防除機は、下記の特許文献1、2に記載の如く、多数の噴霧ノズルを配設した防除ブームを走行車体の左右側部へ張出した状態で圃場内を走行して噴霧作業を行い、路上走行時には左右の防除ブームを走行車体の側部で前後方向に沿わせて短くした収納状態にするようにしている。
また、この自走式防除機の防除ブームは、高さと傾斜角度と伸縮長さ等を調整して散布作業を行うが、側方に張出した使用状態から自動的に機体側部の収納位置に戻すブーム収納スイッチを設けて作業性を向上させる技術が特許文献2に開示されている。
特開2014-213294号公報 特開2016-28611号公報
自走式防除機は圃場において防除ブームを左右に幅広く張出して防除作業を行うが、圃場の広さや作物の成長度合いによって防除ブームの長さや傾きを調整して使用しなければならず調整が複雑で面倒であるが、防除作業終了後に前記ブーム収納スイッチをオンすることで左右の防除ブームが機体の側部に収納されて作業性が向上する。しかし、この防除ブームの収納作業は急ぎ過ぎると長い防除ブームが移動の慣性力で機体に衝突して破損することがある。
本発明は、左右の防除ブームを張出して薬剤の散布作業を行う自走式防除機において、防除ブームを機体に沿わせる収納作業を安全迅速に行えるようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、走行車体2の左右に設けた右防除ブーム40Rと左防除ブーム40Lを収納位置から左右に張出して防除作業位置にする自走式防除機において、左右防除ブーム40R、40Lの伸縮、傾斜、張出動作を制御するブーム制御装置10を設けると共に左右防除ブーム40R、40Lの展開角度を検出する展開角度センサ11を設け、該展開角度センサ11が収納直前角度を検出すると収納減速または一時停止の収納衝撃緩和動作を行うことを特徴とする自走式防除機とする。
請求項2の発明は、左右防除ブーム40R、40Lを電動シリンダ13の伸縮動作で制御し、展開角度センサ11が収納直前角度を検出すると電動シリンダ13の出力を低下させ収納衝撃緩和動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の自走式防除機とする。
請求項3の発明は、左右防除ブーム40R、40Lの所定角度への展開時に所定角度直前に一時停止の後再度所定角度まで展開することを特徴とする請求項1に記載の自走式防除機とする。
請求項1の発明で、走行車体2の左右に設けた右防除ブーム40Rと左防除ブーム40Lは、ブーム制御装置10によって、圃場の広さや作物の成長度合いに応じた長さや傾斜角度に調整されるが、このブーム制御装置10は、左右防除ブーム40R、40Lの展開角度を検出する展開角度センサ11が収納直前角度を検出すると収納減速或いは一時停止等の収納衝撃緩和動作を行うように左右防除ブーム40R、40Lを制御するので、左右防除ブーム40R、40Lが収納動作の慣性力で走行車体2に当たることを防いで、迅速な収納を行える。
請求項2の発明で、左防除ブーム40Lと右防除ブーム40Rは電動シリンダ13の伸縮動作で収納動作をするが、展開角度センサ11が収納直前角度を検出すると電動シリンダ13の出力を低下させて移動速度を遅くして停止時の慣性力が小さくなって収納時の衝撃が緩和されて衝突による破損を防止できる。
請求項3の発明で、左右防除ブーム40R、40Lを所定角度へ展開する際に、所定角度直前に一時停止してズレやガタツキを調整して再度所定角度まで正確に展開する。
本発明における実施の形態の自走式防除機の右側面図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機を右前方より見た斜視図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機を左後方より見た斜視図である。 本発明における実施の形態のキャビンを断面にした自走式防除機の平面図である。 本発明における実施の形態の防除作業中の自走式防除機を上空より見た平面図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機のキャビンの右上部斜視図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機のブーム操作スイッチボックスの正面図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機の操作スイッチボックス取付部の正面図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機の昇降スイッチ取付枠の左側面図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機の操作部の斜視図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機のブーム制御装置の自動制御フローチャート図である。 本発明における実施の形態の自走式防除機の左防除ブームの屈折取付部の斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係る自走式防除機1は、作業者等のオペレータが走行車体2に搭乗して運転操作をしながら薬剤を圃場に散布する作業車両である。自走式防除機1は、図1~図3に示すように、走行車体2と、キャビン20と薬剤タンク30と該薬剤タンク30から供給される薬剤を圃場に散布するための右防除ブーム40Rとセンター防除ブーム40aと左防除ブーム40Lで構成されている。
なお、本実施形態において、自走式防除機1の進行方向は、走行車体2の前後方向に沿った方向であり、自走式防除機1の直進時に運転座席4(図4参照)から前面ガラスGFに向かう方向である。また、走行車体2の車幅方向あるいは左右方向は、上記進行方向に対して水平に直交する方向である。また、走行車体2の上下方向は、上記進行方向に対して鉛直に直交する方向である。
走行車体2は、メインフレーム3と運転座席4とステアリングハンドル5と、前輪6と後輪7とを含む構成である。メインフレーム3は、走行車体2の前後に延長して形成されている。運転座席4は、オペレータが自走式防除機1の運転操作をする際に着座するための座席である。運転座席4の周囲の適切な位置には、防除ブーム40の開閉や薬剤の散布等の動作を制御するための操作部90が配置されている。
操作部90について図10に基づいて説明する。
操作部90は運転座席4の右側より前方に突出して設け、盤面には薬液の散布及び左右防除ブーム40L,40Rの操作用の各種操作具を備えている。左右防除ブーム40L,40Rの左右方向動作及び上下方向動作を操作する左ブーム用操作レバー31aと右ブーム用操作レバー31bを設ける。また、左防除ブーム40Lの張出と収納動作を制御する左ブームセットスイッチ42Lと右防除ブーム40Rの張出と収納動作を制御する右ブームセットスイッチ42Rを設ける。操作部90の内部には薬液の散布量や防除ブーム40の動作等を制御するブーム制御装置10を設けている。
左ブームセットスイッチ42Lと右防除ブーム40Rはそれぞれ動作中にオンすることで左右防除ブーム40L,40Rの動作を中断し、再度オンすることで動作を継続するように制御する。また、散布幅等の散布設定をブーム制御装置10に記憶し、左ブームセットスイッチ42Lと右ブームセットスイッチ42Rによって散布設定に自動的に張り出すようにする。左ブームセットスイッチ42Lと右ブームセットスイッチ42Rは時間差を持って操作することで片方ずつ張り出して使用最大電力を抑制できるが、両方を同時に操作して張出時間を短縮することも出来る。また、自動張出と自動収納のスイッチを設けて、それを押すと所定の張出状態にしたり収納状態にしたりするようにできる。
また、左右防除ブーム40L,40Rは、張出と伸縮を行えるが、張出と伸縮を時間差で行うと使用電力を低下でき、同時に行うと作業時間を短縮できる。
なお、エンジンを起動・停止するメインキーのオフ操作で左右防除ブーム40L,40Rを収納動作するように制御することも出来る。
また、薬液を防除ブーム40から散布するか停止するかを操作する噴霧コック23(左ブーム用噴霧コック23aと中央ブーム用噴霧コック23cと右ブーム用噴霧コック23b)を設ける。また、散布量を表示する表示計53と散布量の増減を設定する散布量設定スイッチ54を設ける。また、防除ポンプをON・OFFするポンプスイッチ33を設けている。また、昇降シリンダの伸縮操作する操作盤側昇降用レバー34を設ける。操作盤側昇降用レバー34は防除ブーム40の散布高さ位置を調節することで、農作物の高さに合わせた薬液の散布ができる。表示計53には設定散布量と異なる散布が行われると警報を表示する。また、散布幅を設定すると左右防除ブーム40L,40Rが伸縮して設定散布幅となるようにするが、散布幅を色分けによって表示するようにする。
運転座席4の前に立設するステアリングハンドル5は、オペレータによる回動操作によって、少なくとも左右の前輪6,6を操舵することで、自走式防除機1の進行方向を変更する。すなわち、前輪6,6は、ステアリングハンドル5の回動操作により操舵される操舵輪である。
前輪6と後輪7は、ボンネットBN内のエンジンの動力がトランスミッションケース内(図示せず)で適宜変速され、変速された動力が伝達されて回転駆動する。
キャビン20は、運転座席4およびその周辺の機器類、ステアリングハンドル等を囲むことで乗員室を形成するものである。キャビン20は、薬剤タンク30と防除ブーム40との間に配置されている。キャビン20は、キャビンフレーム21(第1前部フレーム21a、第4フレーム21b、上部フレーム21cなど)、キャビンルーフ22、左右の開閉扉25L、25Rなどから構成されている。
キャビンフレーム21は、キャビン20前部の車幅方向の左右両側に配置されてメインフレーム3上に立設する左右の第1前部フレーム21a、21aと、左右の第1前部フレーム21a、21aの後方に配置される左右の第2フレーム21d、21dと、左右の第2フレーム21d、21dの後方に配置される左右の第3フレーム21e、21eから構成されている。さらに、左右の第3フレーム21e、21eの後方には、メインフレーム3に立設しない左右の第4フレーム21b、21bが構成され、前記左右の第1前部フレーム21a、21aと、左右の第2フレーム21d、21dと、左右の第3フレーム21e、21eと、左右の第4フレーム21b、21bの上部を連結する上部フレーム21cから構成されている。
左右の第4フレーム21b、21bの下端部と左右の第3フレーム21e、21eの中間部には、左右の第5フレーム21f、21fで連結されている。前記左右の第1前部フレーム21a、21aの中間部は、前部連結フレーム21gで連結されている。前記左右の第4フレーム21b、21bの下端部より少し上側は、後部連結フレーム21hで連結されている。
前部連結フレーム21gと上部フレーム21cの間には、前面ガラスGFが取り付けられ、前部連結フレーム21gの下には下部前面ガラスGFuが取り付けられている。また、後部連結フレーム21hと上部フレーム21cとの間には、リヤガラス57が設けられており、リヤガラス57は、上側を支点にして外側に向かって開閉可能に構成している。
また、左の第1前部フレーム21aと左の第2フレーム21dの間には、左の第1ガラスLG1が取り付けられ、左の第3フレーム21eと左の第4フレーム21bの間には、左の第2ガラスLG2が取り付けられ、右の第1前部フレーム21aと右の第2フレーム21dの間には、右の第1ガラスRG1が取り付けられ、右の第3フレーム21eと右の第4フレーム21bの間には、空調用の冷媒を冷却して液化するコンデンサ(図示省略)が取り付けられる構成としている。
なお、前面ガラスGFの下部左右或いは片側に水の噴射ノズルとワイパーを設け、適宜に前面を拭き払えるようにすると良い。左右に設ける噴射ノズルとワイパーは、同時に使用したり交互に使用したり必要な側のみを使用したり出来るようにすると良い。
図2に示す如く、前記キャビン20の前部上部には、左右の作業灯WR1、WR2を設けている。また、前記ボンネットBNの前部には、左右の前照灯BFL、BFRを設けている。前記左右の作業灯WR1、WR2は、左右の前照灯BFL、BFRと連動させる構成とする。即ち、左右の作業灯WR1、WR2を点灯すると、左右の前照灯BFL、BFRは消灯する回路とする。これにより、同時点灯しないので、充放電性能を確保できバッテリー上がりを防止できる。
薬剤タンク30は、防除ブーム40から散布される薬剤溶液を収容する容器である。薬剤タンク30は、図1に示すように、キャビン20の後側に配置されている。薬剤タンク30は、平面視で図4に示すように、運転座席4の左右両側および後側を囲むようにコの字状に形成されて、メインフレーム3上に着脱可能に搭載されている。薬剤溶液は、肥料、農薬等を溶媒(例えば、水)に溶解させた液体、および、肥料、農薬等の固形分を含む液体(例えば、水)等の液状物である。
図5に示すように、防除ブーム40は、自走式防除機1の前側の左右に幅広く薬剤を散布するものである。防除ブーム40は、走行車体2の前側に設けられている。防除ブーム40は、メインフレーム3の前側に設けるブーム支持フレーム12に、センター防除ブーム40aと左右側方の右防除ブーム40R,左防除ブーム40Lから構成されている。
センター防除ブーム40aは、自走式防除機1の前側に配置され、走行車体2の車幅方向に水平に延在されている。また、センター防除ブーム40aには、薬剤を霧状に噴射するノズル41aが間隔をおいて複数配設されている。
左右防除ブーム40L、40Rは、走行車体2の車幅方向に延びる散布姿勢と、走行車体2の左右両側に沿う収納姿勢とに切り替え回動可能に、センター防除ブーム40aの左右両側に取り付けられている。また、左右防除ブーム40L、40Rは、収納姿勢時に、側面視で後上方へ傾斜した姿勢で走行車体2の後側の左右両側に配置されたブーム受け80(図1)で支持される。左右防除ブーム40L、40Rには、薬剤を霧状に散布するノズル41bが間隔をおいて複数配設されている。
図12に左防除ブーム40Lの取付構造を示している。
ブーム支持フレーム12の前フレーム12Fの端部に左防除ブーム40Lのブームブラケット40LBを左ブーム枢支軸11Lで枢支して、前フレーム12Fとブームブラケット40LBを左ブームシリンダ13Lで連結して、この左ブームシリンダ13Lの伸縮で左防除ブーム40Lが開閉動作をするようにしている。左ブームシリンダ13Lは電動のシリンダであるが、油圧動作のシリンダでも良い。また、ブームブラケット40LBには左ブーム枢支軸11Lの回動角度を検出するポテンショセンサである展開角度センサ15を設け、左防除ブーム40Lの展開角度を検出している。
なお、図示を省略するが、右防除ブーム40Rの支持構造は、左防除ブーム40Lの支持構造と同一で、右の展開角度センサ15で検出するようにしている。左右の展開角度センサ15の出力が展開や収納時に停止すると防除ブームの動きが阻害されている可能性があるので警報を鳴らして動作を停止し、作業者に知らせるようにする。
展開角度センサ15の検出する展開角度で左右防除ブーム40L,40Rの展開や収納が検出できるので、所定展開位置や収納位置の直前に減速或いは一時停止等の衝撃緩和動作をするようにして走行車体2との衝突や位置ズレやガタツキを防止する。
図2に示すように、空調装置で冷却風を生成するエアコン本体100は、キャビン20の天井部に配置されており、キャビン20の上部を覆うキャビンルーフ22で覆われている。これにより、エアコン本体100を防除時の飛散してくる薬液から保護できる。また、空調装置の外気導入部110は、図1に示すように、キャビンルーフ22の後部左右中央に下方に向けて設ける構成とする。これにより、防除ブーム40から遠ざかった薬液飛散の少ない後部より外気を導入可能となる。
前記左側の前方突出アーム27Lには、左支持プレート36Lを介して機体後方を監視できる左サイドバックミラー35Lが取り付けられている。
図6に示す如く、キャビン20のキャビンフレーム21を構成する後部の左右の第4フレーム21b、21bには、側方へ張り出すブーム側部ガード50を回動して側方固定可能に設け、このブーム側部ガード50の外側面にゴム板等の緩衝材51をボルト51aで張り付けて、左右防除ブーム40L,40Rを昇降したり開閉したりする際に撓んでも左右防除ブーム40L,40Rを受けてキャビンフレーム21に直接当たらないようにしている。ボルト51aは頭部が緩衝材51より突出しないようにする。
ブーム側部ガード50の下枠50bには中間取付プレート82を二本の取付ボルト85,86とカラー87,88で下に離して取り付け、この中間取付プレート82に昇降スイッチ取付枠67を一方の取付ボルト86と個別のボルト91で取り付けている。昇降スイッチ取付枠67は、下向きに開いた左右枠67L,67Rでブーム制御盤(操作スイッチボックスともいう)65を挟んでボルト92,93で取り付けている。
昇降スイッチ取付枠67の外側面67Laは、ブーム側部ガード50の外側面50aよりも走行車体2の内側に位置させることで、サイドブーム40bがブーム側部ガード50の外側面50aより内側に入り込んで上昇することがあっても昇降スイッチ取付枠67に当たらないようにしている。しかし、その際には左右防除ブーム40L,40Rが中間取付プレート82に当たってもブーム側部ガード50が破損することなく、中間取付プレート82や取付ボルト85,86を交換すれば良い。
昇降スイッチ取付枠67の左右枠67L,67Rにはボルト92,93を通す長穴67Lbを形成し、ブーム制御盤65の取付高さを調整可能にしている。また、左枠67Lには覗き窓67Lcを設けて、ブーム制御盤65の昇降スイッチ65aと開閉スイッチ65bを機体側方から見られるようにしている。
操作スイッチボックス65への配線はブーム側部ガード50に沿わせて配策し、昇降スイッチ取付枠67のブーム制御盤65前面側には、透明なスイッチカバー吊り下げて、作業者の衣服や帽子などが昇降スイッチ65aや開閉スイッチ65bに触らないようにする。
操作スイッチボックス65は、図7に示す如く、そのスイッチ操作面65fに左ブームセットスイッチ42Lと右防除ブーム40Rを左右に並べて設け、オンすると左右防除ブーム40L,40Rを張出動作或いは収納動作する。
昇降スイッチ取付枠67は、通常、作業者の頭よりも高い位置で操作スイッチボックス65のスイッチ操作面65fが後方に向うように固定し、収納位置のサイドブーム40bより僅かに下側で、搭乗ステップ66Lから作業者がキャビン20に乗り込む際に左防除ブーム40Lを上昇させて邪魔にならないようにするため、作業者が差し伸べる腕に左防除ブーム40Lが当たる危険性が無い。
なお、キャビン20の左右にそれぞれブーム制御盤65を設けると、左右どちらからでもキャビン20への乗り込みが容易になる。通常はキャビン20の乗り降りを左側から行うので、キャビン20の左側にブーム制御盤65を設けるが、市場の要望により、キャビン20の右側にブーム制御盤65を設けても良い。
なお、操作スイッチボックス65は、作業者が手持ちで操作するリモコン操作具で制御するようにしても良い。
ブーム側部ガード50の上面には、夜間作業用のウインカーランプ52を取り付けている。ブーム側部ガード50の下側に取手を設けて、乗降時に使用出来るようにすると良い。
図11は、ブーム制御装置10で左右防除ブーム40L,40Rの自動収納動作を制御する自動制御フローチャート図で、ステップS1で左ブームセットスイッチ42Lと右ブームセットスイッチ42Rのオン操作を読み込み、ステップS2で左防除ブーム40Lと右防除ブーム40Rが収納位置かどうかを判定し、YESであればエンドに移行して何もせず、NOであればステップS3で防除ブーム張出を判定し、YESであればステップS10に移行し、NOであればステップS4でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを縮め、ステップS5でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを閉じ動作し、ステップS6でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを基準高さ位置に戻し、ステップS7でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを基準水平位置に戻し、ステップS8でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rのブームリンクを収納位置に戻し、ステップS9でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rをブーム受け80に載せて終了する。なお、図示を省略しているが、左右防除ブーム40R、40Lの展開位置は展開角度センサ11で検出して、収納直前位置になると収納減速或いは一時停止等の収納衝撃緩和動作を行っている。収納衝撃緩和動作においては電動シリンダ13の出力を低下させて収納速度を低下させても良い。
前記でステップS10に移行すると、左防除ブーム40Lと右防除ブーム40Rが最短であるかを判定し、YESであればステップS13の前に移行し、NOであればステップS11でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを一定距離上げて、ステップS12でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rを縮め、ステップS13でオンした側の左防除ブーム40L或いは/共に右防除ブーム40Rをブーム受け80に載せて終了する。
2 走行車体
10 ブーム制御装置
11 展開角度センサ
13 電動シリンダ
40L 左防除ブーム
40R 右防除ブーム

Claims (3)

  1. 走行車体(2)の左右に設けた右防除ブーム(40R)と左防除ブーム(40L)を収納位置から左右に張出して防除作業位置にする自走式防除機において、左右防除ブーム(40R、40L)の伸縮、傾斜、張出動作を制御するブーム制御装置(10)を設けると共に左右防除ブーム(40R、40L)の展開角度を検出する展開角度センサ(11)を設け、該展開角度センサ(11)が収納直前角度を検出すると収納減速または一時停止の収納衝撃緩和動作を行うことを特徴とする自走式防除機。
  2. 左右防除ブーム(40R、40L)を電動シリンダ(13)の伸縮動作で制御し、展開角度センサ(11)が収納直前角度を検出すると電動シリンダ(13)の出力を低下させ収納衝撃緩和動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の自走式防除機。
  3. 左右防除ブーム(40R、40L)の所定角度への展開時に所定角度直前に一時停止の後再度所定角度まで展開することを特徴とする請求項1に記載の自走式防除機。
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