JP2022039402A - 屋根体 - Google Patents

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公詳 長尾
Kimiyoshi Nagao
豊 藤倉
Yutaka Fujikura
知典 宮田
Tomonori Miyata
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Abstract

【課題】意匠性を向上させつつ、垂木と長尺材との固定の施工性を向上させることができる屋根体を提供すること。【解決手段】屋根体は、上方に向けて突出する突出部552を有し、所定方向に延びると共に所定方向に直交する方向に並んで配置される複数の垂木と、隣り合う垂木の間に取り付けられるパネル材と、垂木の長手方向に直交する方向に延びる長尺材3と、垂木と長尺材3とを固定する垂木固定部材7であって、下方に向けて開放され突出部552に引っ掛け可能な引っ掛け部73と、長尺材3に固定される第1固定部71と、を有する垂木固定部材7と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、屋根体に関する。
従来、垂木掛け(長尺材)に垂木の端部を固定して取り付ける屋根体が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、隣り合う垂木の間に延びて配置される野縁(長尺材)の端部を垂木に固定して取り付ける屋根体が知られている。垂木と長尺材(垂木掛け、野縁)とを固定する場合に、垂木から側方に突出するフィンを長尺材(垂木掛け、野縁)に固定して取り付けることが行われている。
特開2010-70999号公報
しかし、屋根体において、垂木から側方にフィンが突出している場合には、意匠性が損なわれる可能性がある。そのため、意匠性を向上させることが求められている。また、垂木と長尺材(垂木掛け、野縁)との固定の施工性を向上させることも求められている。
本開示は、意匠性を向上させつつ、垂木と長尺材との固定の施工性を向上させることができる屋根体を提供することを目的とする。
本開示は、上方に向けて突出する突出部を有し、所定方向に延びると共に所定方向に直交する方向に並んで配置される複数の垂木と、隣り合う前記垂木の間に取り付けられるパネル材と、前記垂木の長手方向に直交する方向に延びる長尺材と、前記垂木と前記長尺材とを固定する垂木固定部材であって、下方に向けて開放され前記突出部に引っ掛け可能な引っ掛け部と、前記長尺材に固定される第1固定部と、を有する垂木固定部材と、を備える屋根体に関する。
第1実施形態に係るテラスを斜め上方側から見た斜視図である。 第1実施形態において、垂木と垂木掛けとの固定構造を示す斜視図である。 第1実施形態において、垂木と垂木掛けとの固定構造を示す断面図である。 第1実施形態において、垂木と垂木掛けとの固定構造の分解斜視図である。 第1実施形態において、垂木と垂木掛けとの固定構造の分解断面図である。 第2実施形態に係るテラスを斜め上方側から見た斜視図である。 第2実施形態において、垂木と野縁との固定構造を示す断面図である。 第2実施形態において、垂木と野縁との固定構造の分解断面図である。
以下、本開示の第1実施形態の屋根体2を含む屋根構造体について、図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、屋根構造体をテラス1に適用した例について説明する。なお、本実施形態においては、屋根構造体をテラス1に適用した例について説明するが、これに限定されない。例えば、屋根構造体を、テラス以外の構造物、例えば、カーポート、駐輪場、シェルター、休憩所、バス停などの構造物に適用してもよい。
なお、本実施形態の説明においては、テラス1において、建物10の壁部10a側を後側といい、建物10の壁部10aと反対側の支柱11側を前側という。垂木掛け3及び前枠4が延びる方向を左右方向という。
本実施形態のテラス1は、図1に示すように、屋根体2と、2つの支柱11と、を備える。屋根体2の後側は、建物10の壁部10aに接続され、屋根体2の前側の端部は、2つの支柱11に支持されている。屋根体2は、建物10の壁部10aに固定される垂木掛け3(長尺材)と、垂木掛け3から建物10の壁部10aと反対側に離間して配置される前枠4と、垂木掛け3と前枠4との間を延びて配置される複数の垂木5と、隣り合う垂木5の間に取り付けられて左右方向に並んで配置される複数のパネル材6と、垂木5と垂木掛け3とを固定する垂木固定部材7(図2参照)と、を備える。
垂木掛け3は、建物10の壁部10aの所定高さの位置において、建物10の壁部10aの壁面に沿って、垂木5の長手方向に直交する左右方向に水平に延びる。垂木掛け3は、建物10の壁部10aの壁面に固定される。垂木掛け3には、複数の垂木5の後端部が接続される。
前枠4は、垂木掛け3から建物10の壁部10aと反対側に離間して配置される。前枠4は、垂木掛け3の高さよりも低い位置において、垂木掛け3と平行に水平に延びる。前枠4の長手方向の両端の下部には、支柱11が接続されており、前枠4は、支柱11に支持されている。
複数の垂木5は、図1に示すように、垂木掛け3から前枠4に亘って延びると共に、垂木掛け3及び前枠4が延びる左右方向に並んで配置される。複数の垂木5は、それぞれ、垂木掛け3から前枠4に向かって下り傾斜で直線状に延びる。
複数の垂木5は、屋根体2の左右方向の両端部に配置される2つの端部垂木51と、2つの端部垂木51の間において左右方向に並んで配置される複数の中間垂木52(垂木)と、を有する。
端部垂木51は、端部垂木本体511と、端部垂木カバー部材512と、を有する。端部垂木51は、端部垂木51における左右方向の一方側(屋根体2の左右方向の内側)において、端部垂木本体511及び端部垂木カバー部材512により、パネル材6の左右方向の端部を上下方向において挟んで固定する。
中間垂木52は、中間垂木本体521と、中間垂木カバー部材522と、を有する。中間垂木52は、中間垂木52における左右方向の両側において、中間垂木本体521及び中間垂木カバー部材522により、パネル材6の左右方向の端部を上下方向において挟んで固定する。
端部垂木本体511及び中間垂木本体521の建物10の壁部10a側の端部は、垂木固定部材7により、垂木掛け3に固定されている(例えば、図3参照)。中間垂木本体521の左右方向の一方側における垂木固定部材7による固定構造は、中間垂木本体521の左右方向の他方側における垂木固定部材7による固定構造を左右対称とした構造と同様の構造である。また、中間垂木本体521の左右方向の一方側における垂木固定部材7による固定構造は、端部垂木本体511における垂木固定部材7による固定構造又はこれを左右対称とした構造と同様の構造である。そのため、本実施形態においては、中間垂木本体521の左右方向の一方側が垂木掛け3に固定される構造について説明することで、端部垂木本体511及び中間垂木本体521の他方側が垂木掛け3に固定される構造の説明については、中間垂木本体521の左右方向の一方側が垂木掛け3に固定される構造の説明を援用する。
垂木固定部材7により中間垂木52と垂木掛け3とを固定する構造について説明する。図1に示すように、中間垂木52は、中間垂木本体521と、中間垂木カバー部材522と、を有する。図2~図5に示すように、中間垂木本体521は、中空状のホロー部53と、ホロー部53の下部の左右方向の両端の角部から内側に窪む一対の凹部54と、ホロー部53の底面531から凹部54内に突出して配置される取付片55と、を有する。
一対の凹部54は、それぞれ、図3に示すように、ホロー部53の下部の左右方向の外側の両側に形成される。凹部54は、ホロー部53の下部の左右方向の端部の角部において、断面視四角形状に窪んで形成される。凹部54は、ホロー部53の下部において底面531から上方に窪むと共に側面532から内側に窪む。凹部54は、中間垂木本体521の長手方向に延びる。
取付片55は、断面視L字状に形成され、凹部54の下方に形成される底面板551と、底面板551の先端から上方に向けて突出する突出片552(突出部)と、を有する。
底面板551は、ホロー部53の底面531から凹部54の下方において側方に水平に延びる。底面板551は、ホロー部53の側面532から飛び出ない位置まで水平に延びる。
突出片552は、底面板551の左右方向の先端から、凹部54を閉じる上方に突出する。突出片552は、凹部54に配置される。突出片552の上部には、凹部54と取付片55との隙間により構成された開口54aが形成される。
垂木固定部材7は、図2に示すように、中間垂木本体521の長手方向において、所定の幅を有する板材により形成される。垂木固定部材7は、図2~図5に示すように、左右方向に延びる第1固定板71(第1固定部)と、上下方向に延びる第2固定板72(第2固定部)と、引っ掛け部73と、を備える。第1固定板71及び第2固定板72は、端部同士が接続され、全体として、断面視L字状に形成される。
第1固定板71は、中間垂木本体521の側面532から離れる側に水平に延びる。第1固定板71は、垂木掛け3の下面板31の上面に沿った板状に形成され、垂木掛け3の下面板31に載置される。第1固定板71には、左右方向に延びると共に第1固定板71を貫通する長穴711(ネジ穴)が形成される。第1固定板71は、長穴711に挿入されるネジ741(第1ネジ)とナット742とにより、垂木掛け3の下面板31に固定される。
第1固定板71は、垂木掛け3の下面板31の上部に載置された状態で、垂木掛け3の下方から上方に向けて長穴711を貫通されて上方に突出したネジ741の軸部741bをナット742により締め込むことで、垂木掛け3の下面板31に固定される。ネジ741は、垂木掛け3の下面板31の下方に配置される頭部741aと、第1固定板71及び下面板31を貫通して上方に突出する軸部741bと、を有する。
第2固定板72は、第1固定板71の左右方向の中間垂木本体521側の端部から上方に延びる。第2固定板72は、中間垂木本体521の側面532に沿って延びる板状に形成される。第2固定板72は、中間垂木本体521の側面532に固定される。第2固定板72には、ネジ溝が切られたネジ穴721と、ネジ穴721の下方に形成されネジ溝が切られていない貫通穴722と、が形成される。
ネジ溝が切られたネジ穴721は、第1実施形態において利用される。ネジ溝が切られていない貫通穴722は、後述する第2実施形態において利用される。第2固定板72に、ネジ穴721及び貫通穴722の両方を形成しておくことで、垂木固定部材7を、第1実施形態のように、垂木掛け3と中間垂木本体521とを固定する場合と、第2実施形態のように、野縁8と中間垂木本体521とを固定する場合との両方において使用できる共用部品として構成している。なお、第1実施形態及び第2実施形態において、垂木固定部材7の第2固定板72には、ネジ穴721及び貫通穴722の両方を形成したが、これに限定されず、使用する方の穴のみを設けてもよい。
第2固定板72は、中間垂木本体521の側面532に沿って配置された状態で、ネジ75が、ネジ溝が切られたネジ穴721と中間垂木本体521の側面532のネジ溝が切られていない貫通穴532aとに挿入されてねじ込まれることで、ネジ溝が切られたネジ穴721においてネジが効いた状態で、中間垂木本体521のホロー部53の側面532に固定される。
引っ掛け部73は、第2固定板72の中間垂木本体521側の面の下方側において、中間垂木本体521側に突出する。引っ掛け部73は、下方に向けて開放されるL字状に形成される。引っ掛け部73は、中間垂木本体521の取付片55の突出片552に引っ掛けることが可能である。引っ掛け部73を中間垂木本体521の取付片55の突出片552に引っ掛けることで、中間垂木本体521に垂木固定部材7を取り付けることができる。
以上の垂木固定部材7を用いて、中間垂木52(中間垂木本体521)と垂木掛け3とを固定する手順について説明する。
まず、垂木掛け3側の準備として、図4及び図5に示すように、垂木掛け3の下面板31にネジ741を取り付ける。具体的には、ネジ741を垂木掛け3の下面板31を下方から上方に向けて貫通させることで、垂木掛け3の下面板31の下面にネジ741の頭部741aを配置した状態で、ネジ741の軸部741bを、垂木掛け3の上面から上方に突出させる。
次に、中間垂木52の中間垂木本体521と垂木掛け3とを連結するように、垂木固定部材7の第1固定板71の長穴711をネジ741の軸部741bに挿通させながら、垂木固定部材7の引っ掛け部73を、取付片55の突出片552に引っ掛けて、垂木固定部材7の第1固定板71を、垂木掛け3の下面板31に固定する。
具体的には、垂木固定部材7を上方から下方に移動させて、垂木固定部材7の第1固定板71の長穴711をネジ741の軸部741bに挿通させながら、長穴711に沿って移動させることで左右方向の位置を調整して、垂木固定部材7の引っ掛け部73を、取付片55の突出片552に引っ掛ける。この状態で、第1固定板71の長穴711に挿通させて上方に突出したネジ741の軸部741bにナット742を締め込む。
これにより、ナット742とネジ741の頭部741aとにより、第1固定板71と垂木掛け3の下面板31とを上下に挟み込んで、第1固定板71を垂木掛け3の下面板31に固定できる。このように、垂木固定部材7は、下面板31から上方に突出したネジ741の軸部741bが第1固定板71の長穴711に貫通された状態で、ネジ741の軸部741bの上方側からナット742により固定される。
続けて、垂木固定部材7の第2固定板72を、中間垂木本体521の側面532に固定する。具体的には、垂木固定部材7の第2固定板72を中間垂木本体521の側面532に沿って配置した状態で、第2固定板72のネジ溝が切られたネジ穴721と中間垂木本体521の側面532に形成されたネジ溝が切られていない貫通穴532aとに、ネジ75を挿入する。
これにより、第2固定板72のネジ溝が切られたネジ穴721にネジ75が効いた状態で、垂木固定部材7の第2固定板72を中間垂木本体521の側面532に固定できる。垂木固定部材7の第2固定板72を中間垂木本体521の側面532に固定することで、中間垂木本体521の前後方向(中間垂木52の長手方向)の位置ずれを防止できる。ここでは、中間垂木本体521の長手方向への位置ずれを防止できればよいので、中間垂木本体521の側面532に形成されたネジ溝が切られていない貫通穴532aに対しては、ネジ75を効かせていない。なお、中間垂木本体521の側面532のネジ溝が切られていない貫通穴532aに対して、ネジ75を効かせてもよい。以上のように、垂木固定部材7を用いて、中間垂木本体521と垂木掛け3とを固定できる。
以上説明した第1実施形態の屋根体2によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の屋根体2は、上方に向けて突出する突出片552を有し、複数の垂木5と、隣り合う垂木5の間に取り付けられるパネル材6と、中間垂木52(中間垂木本体521)の長手方向に直交する方向に延びる垂木掛け3と、中間垂木52(中間垂木本体521)と垂木掛け3とを固定する垂木固定部材7であって、下方に向けて開放され突出片552に引っ掛け可能な引っ掛け部73と、垂木掛け3に固定される第1固定板71と、を有する垂木固定部材7と、を備える。
これにより、垂木5にフィンを設ける必要がないため、意匠性を向上させることができ、中間垂木52(中間垂木本体521)の突出片552に垂木固定部材7の引っ掛け部73を引っ掛けることで、中間垂木52(中間垂木本体521)と垂木固定部材7とを固定できるため、中間垂木52(中間垂木本体521)と垂木掛け3との固定の施工性を向上できる。
本実施形態においては、垂木固定部材7は、中間垂木52(中間垂木本体521)の側面532に固定される第2固定板72を更に有する。第2固定板72を中間垂木52(中間垂木本体521)の側面532に固定することで、中間垂木52(中間垂木本体521)の前後方向(中間垂木52の長手方向)の位置ずれを防止できる。
本実施形態においては、突出片552は、中間垂木52(中間垂木本体521)の下部において側面532から内側に窪む凹部54に配置される。取付片55の突出片552が凹部54に配置されるため、突出片552は、外部から視認しにくく、意匠性を向上できる。
本実施形態においては、垂木固定部材7は、下面板31から上方に突出したネジ741の軸部741bが第1固定板71の長穴711に貫通された状態で、ネジ741の軸部741bの上方側からナット742により固定される。そのため、上方側からの作業によって、垂木掛け3に中間垂木52(中間垂木本体521)を固定できる。これにより、例えば、垂木掛け3の下方に障害物があって下方からネジ止めできない場合において、上方側からの作業により、垂木掛け3に中間垂木52(中間垂木本体521)を容易に固定できる。よって、中間垂木52(中間垂木本体521)と垂木掛け3との固定の施工性を向上できる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成に加えて、隣り合う垂木5の間を延びる複数の野縁8が配置される点について、第1実施形態の構成と異なる。第2実施形態において説明しない点については、第1実施形態の説明を援用する。
第2実施形態の屋根体2Aは、図6に示すように、第1実施形態の構成に加えて、左右方向に延びる複数の野縁8(長尺材)を有する。野縁8は、隣り合う垂木5の間を延びて配置される。野縁8は、隣り合う垂木5に掛け渡される。
野縁8の端部は、図7に示すように、垂木固定部材7を介して、垂木5に固定される。第2実施形態で用いる垂木固定部材7は、第1実施形態で用いた垂木固定部材7と同様の構成である。
垂木固定部材7は、第1実施形態と同様に、図7及び図8に示すように、第1固定板71(第1固定部)と、第2固定板72(第2固定部)と、引っ掛け部73と、を備える。第1固定板71、第2固定板72及び引っ掛け部73の構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態においては、第2固定板72に形成された第1実施形態において用いられたネジ溝が切られたネジ穴721ではなく、第2固定板72に形成されたネジ穴721の下方に形成されるネジ溝が切られていない貫通穴722を用いる。
第2固定板72には、第2実施形態で用いるネジ溝が切られていない貫通穴722の保他に、第1実施形態で用いたネジ溝が切られたネジ穴721が形成されている。第2固定板72に、ネジ穴721及び貫通穴722の両方を形成しておくことで、垂木固定部材7を、第1実施形態のように、垂木掛け3と中間垂木本体521とを固定する場合と、第2実施形態のように、野縁8と中間垂木本体521とを固定する場合との両方において使用できる共用部品として構成している。なお、第1実施形態及び第2実施形態において、垂木固定部材7の第2固定板72には、ネジ穴721及び貫通穴722の両方を形成したが、これに限定されず、使用する方の穴のみを設けてもよい。
第2固定板72は、中間垂木本体521の側面532に沿って配置される。この状態で、第2固定板72と中間垂木本体521とは、ネジ761(第2ネジ)及びターンナット762により固定される。
野縁8は、長手方向の両端部が、垂木5(端部垂木51、中間垂木52)に固定されることで、隣り合う垂木5に掛け渡されている。野縁8は、垂木5以外には固定されていないため、垂木5(端部垂木51、中間垂木52)に強固に固定される必要がある。本実施形態においては、野縁8と垂木5(端部垂木51、中間垂木52)とを固定する垂木固定部材7について、垂木固定部材7と垂木5(端部垂木51、中間垂木52)とを、ネジ761及びターンナット762を用いて強固に固定している。
具体的には、第2固定板72が中間垂木本体521の側面532に沿って配置された状態で、ターンナット762は、垂木固定部材7の第2固定板72のネジ溝が切られていない貫通穴722と中間垂木本体521の側面532のネジ溝が切られていない貫通穴532aとに挿入される。この状態で、ネジ761は、ターンナット762に挿入される。そして、ネジ761がターンナット762に挿入されることで、ターンナット762のナット部分762aが中間垂木本体521の内部において回転されて、ネジ761の軸部761aがナット部分762aにねじ込まる。これにより、ネジ761の軸部761aは、中間垂木本体521の内部において、ターンナット762により固定される。このようにして、中間垂木本体521のホロー部53の側面532に垂木固定部材7を固定できる。
以上の垂木固定部材7を用いて、中間垂木52(中間垂木本体521)と野縁8とを固定する手順について説明する。
まず、図8に示すように、垂木固定部材7を、中間垂木52の中間垂木本体521の側面532に固定する。具体的には、垂木固定部材7の引っ掛け部73を、取付片55の突出片552に引っ掛けて、垂木固定部材7の第2固定板72を、中間垂木本体521の側面532に沿って配置する。
そして、ターンナット762を第2固定板72の貫通穴722及び中間垂木本体521の側面532の貫通穴532bに挿入する。この状態で、ネジ761をターンナット762に挿入することで、ターンナット762のナット部分762aを中間垂木本体521の内部で回転させて、ナット部分762aにネジ761の軸部761aをねじ込む。
これにより、ネジ761の軸部761aをナット部分762aのネジ溝に効かせた状態で、垂木固定部材7の第2固定板72を中間垂木本体521の側面532に固定できる。よって、ネジ761の軸部761aをナット部分762aにねじ込んでネジ溝に効かせることができるため、ネジ761及びターンナット762により、中間垂木本体521と垂木固定部材7とを強固に固定できる。
続けて、野縁8を、中間垂木本体521の側面532に固定した垂木固定部材7に固定する。具体的には、第1固定板71の上部に野縁8の長手方向の端部を配置して、第1固定板71の下方から上方にネジ77を移動させて、垂木固定部材7の第1固定板71と野縁8の下面板81とを固定する。このようにして、垂木固定部材7を用いて、中間垂木本体521と野縁8とを固定できる。
第2実施形態の屋根体2Aによれば、第1実施形態の屋根体2と同様の効果を奏すると共に、以下のような効果を奏する。
本実施形態においては、垂木固定部材7は、中間垂木52(中間垂木本体521)の側面532にネジ761により固定される第2固定板72を有し、ネジ761の軸部761aは、中間垂木52(中間垂木本体521)の内部においてターンナット762により固定される。これにより、ネジ761をナット部分762aのネジ溝に効かせた状態で、中間垂木52(中間垂木本体521)と野縁8とをネジ761により強固に固定できる。
以上、本開示の屋根体の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
前記第1実施形態においては、長尺材を、垂木掛け3で構成した場合について説明した。前記第2実施形態においては、長尺材を、野縁8で構成した場合について説明した。しかし、これに限定されず、長尺材を、例えば、桟などにより構成してもよい。
前記第2実施形態においては、ネジ761及びターンナット762により、中間垂木本体521と垂木固定部材7とを固定したが、これに限定されない。例えば、ネジ及びインプルナットにより、中間垂木本体521と垂木固定部材7とを固定してもよいし、中間垂木本体521の板厚を肉厚に構成した上で中間垂木本体521のネジ穴にネジ溝を形成することで、ネジを中間垂木本体521のネジ穴に直接効かせて、中間垂木本体521と垂木固定部材7とを固定してもよい。
2,2A 屋根体、3 垂木掛け(長尺材)、5 垂木、6 パネル材、7 垂木固定部材、8 野縁、31 下面板、54 凹部、71 第1固定板(第1固定部)、72 第2固定板(第2固定部)、73 引っ掛け部、532 側面、521 中間垂木本体521、552 突出片(突出部)、711 長穴(ネジ穴)、741 ネジ(第1ネジ)、741a 頭部、741b 軸部、742 ナット、761 ネジ(第2ネジ)、761a 軸部、762 ターンナット

Claims (8)

  1. 上方に向けて突出する突出部を有し、所定方向に延びると共に所定方向に直交する方向に並んで配置される複数の垂木と、
    隣り合う前記垂木の間に取り付けられるパネル材と、
    前記垂木の長手方向に直交する方向に延びる長尺材と、
    前記垂木と前記長尺材とを固定する垂木固定部材であって、下方に向けて開放され前記突出部に引っ掛け可能な引っ掛け部と、前記長尺材に固定される第1固定部と、を有する垂木固定部材と、を備える屋根体。
  2. 前記垂木固定部材は、前記垂木の側面に固定される第2固定部を更に有する請求項1に記載の屋根体。
  3. 前記突出部は、前記垂木の下部において側面から内側に窪む凹部に配置される、請求項1又は2に記載の屋根体。
  4. 前記長尺材は、住宅の外壁に固定される垂木掛けである、請求項1~3のいずれかに記載の屋根体。
  5. 前記長尺材は、前記第1固定部が載置される下面板を有し、
    前記下面板の下方に配置される頭部と、前記第1固定部及び前記下面板を貫通して上方に突出する軸部と、を有する第1ネジを有し、
    前記垂木固定部材は、前記下面板から上方に突出した前記第1ネジの軸部が前記第1固定部のネジ穴に貫通された状態で、前記第1ネジの軸部の上方側からナットにより固定される、請求項4に記載の屋根体。
  6. 前記長尺材は、隣り合う前記垂木に掛け渡される野縁である、請求項1~3のいずれかに記載の屋根体。
  7. 前記垂木固定部材は、前記垂木の側面に第2ネジにより固定される第2固定部を有する、請求項6に記載の屋根体。
  8. 前記第2ネジの軸部は、前記垂木の内部においてターンナットにより固定される、請求項7に記載の屋根体。
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