JP6622003B2 - 天井パネル固定具及び天井パネル固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ユニットルームに用いられる天井パネル固定具及び天井パネル固定構造に関する。
防水パン、壁パネル、天井パネル、ドア、防水パンのコーナー部分に配置される支柱等から構成されたユニットルームが開示されている(特許文献1参照)。このユニットルームは、天井パネルを支柱に組み付けてから、壁パネルを支柱に組み付ける、天井先組み工法を可能とするものである。
特開2012−1984号公報
しかしながら、天井先組み工法の場合、壁パネルを組み付ける前は、天井パネルが四隅の支柱によってのみ支えられているため、天井パネルにたわみが生じ易い。
これに対し、壁先組み工法がある。この工法では、壁パネルを支柱に組み付けてから、天井パネルを支柱に組み付けるので、壁パネルにより天井パネルの各辺を支えることができ、天井パネルにたわみが生じ難い。
しかしながら、従来の壁先組み工法では、天井パネル固定具を介して天井パネルを支柱にねじ留め(ビス打ち)する際に、ユニットルームの内側からは作業が行い難いため、ユニットルームの外側から作業を行っていた。その際、建物の壁面とユニットルームの壁パネルとの間隔が狭い場合には、天井パネルに設けられた点検口を通じて作業を行う必要があった。
本発明は、上記事実を考慮して、ユニットルームを壁先組み工法で組み立てる際に、天井パネルの締結作業をユニットルームの内側から行い易くすることを目的とする。
請求項1に係る天井パネル固定具は、ユニットルームの天井を構成する天井パネルの角部に取付け可能又は前記角部に一体的に構成され、前記天井パネルを支える支柱に締結される部位であって、に対する締結方向が、前記ユニットルームの内側から外側に向かう方向かつ前記角部を形成する前記天井パネルの2辺に対して傾斜する方向に設定された支柱固定部を有する。
この天井パネル固定具は、天井パネルを支柱に固定する際に用いられる。その際、天井パネル固定具に設けられた支柱固定部を、支柱に対して、ユニットルームの内側から外側に向かう方向かつ上記角部を形成する天井パネルの2辺に対して傾斜する方向に締結することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の天井パネル固定具において、前記支柱固定部が、前記支柱の内側又は外側に重ねて配置される。
この天井パネル固定具を支柱に取り付ける際に、支柱固定部が支柱の内側又は外側に重ねて配置されるので、支柱に対する支柱固定部の締結作業を容易に行うことができる。例えばねじで支柱固定部を支柱に締結する際、支柱固定部がねじと支柱の間に挟まれ、支柱固定部が変形し難い。
請求項3の発明は、請求項2に記載の天井パネル固定具において、前記支柱に対して、前記支柱固定部と反対側に重ねて配置される当接部を有する。
この天井パネル固定具を支柱に取り付ける際に、支柱固定部が、支柱の内側及び外側の一方に重ねて配置され、当接部が、その他方に重ねて配置される。これにより、支柱は、支柱固定部及び当接部により挟み込まれた状態となる。このため、支柱に支柱固定部を締結する作業を安定して行うことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の天井パネル固定具において、前記支柱に対して、前記支柱の長手方向に係合する座部を有する。
この天井パネル固定具を支柱に取り付ける際に、該天井パネル固定具に設けられた座部が、支柱に対して該支柱の長手方向に係合する。これにより、天井パネルの角部が支柱に仮支持されると共に、天井パネル固定具が支柱に対して位置決めされる。このため、支柱に支柱固定部を締結する作業を安定して行うことができると共に、天井パネルの組付け精度を高めることができる。
請求項5に係る天井パネル固定構造は、ユニットルームの天井を構成する天井パネルと、前記ユニットルームを区画する壁パネルの内壁面よりも外側に立設され、前記壁パネルの端縁が固定されると共に、前記天井パネルの角部を支持し、前記ユニットルームの内側に向けて開口する開口部を有すると共に、前記開口部に対向する位置に設けられた締結部を有する支柱と、前記支柱固定部が前記締結部に締結される請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の天井パネル固定具と、を有する。
この天井パネル固定構造では、天井パネルが、天井パネル固定具を用いて支柱に固定される。天井パネル固定具の支柱固定部は、支柱の締結部に対して締結される。その締結作業は、支柱に設けられた開口部を通じて行われる。この開口部は、ユニットルームの内側に向けて開口しているので、壁先組み構造のユニットルームであっても、ユニットルームの内側から締結作業が行い易い。
請求項6の発明は、請求項5に記載の天井パネル固定構造において、前記支柱における前記締結部が、前記開口部に対向する平面である。
この天井パネル固定構造では、支柱において天井パネル固定具が締結固定される締結部が、開口部に対向する平面であるので、支柱に壁パネルが組み付けられていても、該壁パネルが締結作業の妨げとなり難い。このため、支柱に対する天井パネルの締結作業を円滑に行うことができる。
本発明に係る天井パネル固定具及び天井パネル固定構造によれば、ユニットルームを壁先組み工法で組み立てる際に、天井パネルの締結作業をユニットルームの内側から行い易くすることができる、という優れた効果が得られる。
図1から図6は、第1実施形態に係り、図1は、ユニットルームを示す分解斜視図である。 天井パネル固定具を示す斜視図である。 支柱の上端部を示す斜視図である。 天井パネル固定具が取り付けられた天井パネルと、支柱とを示す分解斜視図である。 (A)は、支柱の上端部に支持された天井パネル及び天井パネル固定具を示す部分破断斜視図である。(B)は、図5(A)における5B−5B矢視に相当する拡大断面図である。 天井パネル固定具が天井パネルに一体的に構成された例を示す斜視図である。 図7及び図8は、第2実施形態に係り、図7は、天井パネル固定具を示す斜視図である。 (A)は、支柱の上端部に支持された天井パネル及び天井パネル固定具を示す部分破断斜視図である。(B)は、図8(A)における8B−8B矢視に相当する拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施形態に係る天井パネル固定構造Sは、ユニットルーム10に用いられる。このユニットルーム10は、壁先組み工法により組み立てることができるようになっている。
ここで、ユニットルーム10の構成例について説明する。ユニットルーム10は、浴槽12Aと床12Bとが一体となった浴槽一体床パネル12を備えている。浴槽一体床パネル12の四隅には、支柱14が図示しない金具で夫々固定されている。支柱14間には、壁パネル18が、ユニットルーム10の内側(室内側)から配置される。なお、一部の壁パネル18の側部にはドア20が配置されている。
支柱14の上端部には、ユニットルーム10の天井を構成する天井パネル16が搭載され固定される。天井パネル16は、主に支柱14で支持される。天井パネル16及び壁パネル18におけるユニットルーム10の外側(室外側)には、図示しないリブが例えば格子状に形成されている。また、天井パネル16及び壁パネル18の外周縁に沿って、フランジ16A,18Aが形成されている。なお、浴槽一体床パネル12、天井パネル16及び壁パネル18は、例えば、FRP(繊維強化樹脂)等で形成されている。
本実施形態に係る天井パネル固定構造Sは、上記天井パネル16と、上記支柱14と、天井パネル固定具22とを有している。
図1、図3、図4から図6において、支柱14は、ユニットルーム10を区画する壁パネル18の内壁面18Bよりも外側に立設され、壁パネル18の端縁の一例たるフランジ18Aが固定され、天井パネル16の角部16Bを支持する部材である。また、支柱14は、ユニットルーム10の内側に向けて開口する開口部14Aと、開口部14Aに対向する位置に設けられた締結部14Bを有する。締結部14Bは、開口部14Aに対向する平面である。
具体的には、支柱14は、例えば金属板を開断面構造に形成して構成され、4つの平板的な側部14C、14D、14E、14Fを有している。開口部14Aは、側部14C、14Fの間に形成され、支柱14の例えば全長にわたって延びている。この開口部14Aは、壁パネル18の組付け用に形成されると共に、支柱14に対する天井固定部30の締結時の作業用に形成されている。この作業は、後述するねじ24により、天井固定30と支柱14とを締結する作業である。側部14C,14Fの上端には、例えば円弧状の切欠き14Kが形成されている。この切欠き14Kは、例えば図4に示されるように、壁パネル18の上縁のフランジ18Aと支柱14との干渉を避けるために設けられている。なお、切欠き14Kの形状はこれに限られない。
側部14C、14Dは、平面視で互いに直角に結合されている。側部14D、14Eは、平面視で互いに直角に配置され、かつ締結部14Bにより連結されている。側部14E、14Fは、平面視で互いに直角に結合されている。締結部14Bは、側部14D、14Eに対する面取り形状をなし、該側部14D、14Eに対して、例えば45°傾斜している。この角度は、支柱14に組み付けられる壁パネル18の内壁面18Bに対しても同様である。つまり、締結部14Bは、該壁パネル18の内壁面18Bに対して、平面視で傾斜し、かつ開口部14Aに対向した傾斜面となっている。締結部14Bには、ねじ24(図5)が締結される貫通孔14Gが、例えば1箇所形成されている。なお、ねじ24の締結時に同様の貫通孔を形成可能であれば、貫通孔14Gを予め形成しておかなくてもよい。
図4に示されるように、1つの支柱14には、2枚の壁パネル18が組み付けられる。ユニットルーム10の内側から見て、支柱14の左側に位置する壁パネル18については、右側部のフランジ18Aが、開口部14Aを通じて側部14Cの内側に差し込まれる。支柱14の側に位置する壁パネル18については、左側部のフランジ18Aが、開口部14Aを通じて側部14Fの内側に差し込まれる。各々の壁パネル18は、例えば左右の壁パネル18の間の間隙26にコーナーパッキン28を挿入することで支柱14の側部14C、14Fの内側(締結部14B側)に押し当てられて夫々固定される。これにより、支柱14に組み付けられた2枚の壁パネル18の内壁面18Bは、互いに直角となる。
開口部14Aの大きさは、支柱14に組み付けられた2枚の壁パネル18の間に間隙26が残存するように構成されている。これにより、図5(A)に示されるように、壁パネル18を先に組み付けた後に、開口部14Aから工具(図示せず)を差し込んで、ねじ24を締結部14Bの貫通孔14Gに締結することが可能となっている。間隙26は、最終的にはコーナーパッキン28により塞がれるようになっている。
図2、図4、図5において、天井パネル固定具22は、例えば樹脂成形品であり、天井パネル16の角部16Bに取付け可能に構成されている。具体的には、天井パネル固定具22の上部が、天井パネル16の角部16Bに固定される天井固定部30となっている。天井固定部30は、平面視でL字形に構成されている。天井固定部30には、水平方向に延びる長孔30Aが形成されている。図4に示されるように、この長孔30Aは、天井パネル16を天井固定部30に固定する際に、ねじ32が締結される部位である。
また、天井パネル固定具22は、支柱14に締結される部位である支柱固定部34を有している。図5(A)に示されるように、支柱14に対する支柱固定部34の締結方向は、ユニットルーム10の内側から外側に向かう方向、かつ角部16Bを形成する天井パネル16の2辺、例えばフランジ16Aに対して傾斜する方向に設定されている。締結方向とは、締結手段としてのねじ24の進行方向である。支柱固定部34は、天井固定部30の下側に設けられ、支柱14における締結部14Bの内側に重ねて配置される。締結部14Bが平面となっていることから、支柱固定部34も、天井固定部30に対して平面視で例えば45°傾斜し、かつ支柱45の開口部14Aに対向する平面となっている。これにより、支柱固定部34が、締結部14Bに平行に重なるようになっている。また、天井パネル16の角部16Bを形成する2辺のフランジ16Aは、平面視で例えば挟角90°で交わっている。支柱14に対する支柱固定部34の締結方向は、該挟角を略2等分する方向、つまり双方のフランジ16Aに対して略45°方向となっている。なお、この角度は、45°に限られず、双方のフランジ16Aに対して傾斜する方向であればよい。
支柱14において、締結部14Bが開口部14Aに対向する位置に設けられているため、支柱固定部34を締結部14Bの内側に配置したときに、該支柱固定部34も開口部14Aに対向する位置に配置されることになる。支柱固定部34には、上下方向(支柱14の長手方向)に延びる長孔34Aが形成されている。支柱14の開口部14Aにより壁パネル18間に形成される間隙26から、ねじ24を支柱固定部34の長孔34Aに差し込み、締結部14Bの貫通孔14Gに締め付けることで、支柱固定部34が締結部14Bに締結されるようになっている(図5(A),(B))。
更に、天井パネル固定具22は、支柱14に対して、支柱固定部34と反対側に重ねて配置される当接部36を有している。支柱固定部34が支柱14の内側に重ねて配置されることから、当接部36は、支柱14の外側に重ねて配置される。また、当接部36は、天井固定部30の下側で、かつ支柱固定部34の両側に夫々設けられている。当接部36には、上下方向(支柱14の長手方向)に延びる長孔36Aが形成されている。なお、この長孔36Aは、従来工法において、天井パネル固定具22を支柱14の側部14D,14Eに締結する場合に用いることができる。したがって、長孔36Aが形成されていなくてもよい。
天井固定部30及び当接部36の内側は、例えば面一に構成されている。天井パネル固定具22は、支柱14に対して、該支柱14の長手方向に係合可能な座部38を有している。支柱固定部34の上端は、座部38を介して天井固定部30と連結されている。これにより、支柱固定部34は、座部38により支持された片持ち構造とされている。支柱固定部34と、その両側の当接部36との間には、支柱14が差し込まれるスリット40が形成されている。図5(B)に示されるように、座部38は、例えば支柱14の上端部に係合可能となっている。
なお、図6に示されるように、天井パネル固定具22は、天井パネル16の角部16Bに一体的に構成されていてもよい。この天井パネル固定具22には、支柱固定部34のみが設けられており、当接部36(図4参照)が設けられていないが、該当接部36を一体的に設けてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4、図5において、本実施形態に係る天井パネル固定構造Sでは、天井パネル16が、天井パネル固定具22を用いて支柱14に固定される。まず、天井パネル固定具22の天井固定部30が、天井パネル16の角部16Bに、ねじ32により締結固定される。天井パネル固定具22の支柱固定部34は、支柱14の締結部14Bに対して、ねじ24により締結される。この締結部14Bは、支柱14の開口部14Aに対向する平面である。
図5(A)に示されるように、天井パネル固定具22を支柱14に取り付ける際に、支柱固定部34は締結部14Bの内側に重ねて配置され、当接部36は締結部14Bの外側に重ねて配置される。これにより、支柱14は、支柱固定部34及び当接部36により挟み込まれた状態となる。更に、このとき、図5(B)に示されるように、天井パネル固定具22に設けられた座部38が、支柱14の例えば上端に対して、該支柱14の長手方向に係合する。これにより、天井パネル16の角部16Bに固定された天井パネル固定具22が支柱14に仮支持されると共に、該天井パネル固定具22が支柱14に対して位置決めされる。
ねじ32で支柱固定部34を支柱14に締結する際、支柱固定部34がねじ32と支柱14の間に挟まれるので、支柱固定部34が変形し難い。このため、支柱固定部34のがたつきを抑制しつつ、該支柱固定部34を支柱14に固定できる。また、作業性を向上させることができる。
支柱固定部34の長孔34A及び締結部14Bの貫通孔14Gに対するねじ24の締結作業は、支柱14に設けられた開口部14Aを通じて行われる。この開口部14Aは、天井パネル固定具22の支柱固定部34及び支柱14の締結部14Bに対向し、ユニットルーム10の内側に向けて開口している。1本の支柱14には、開口部14Aを利用して2枚の壁パネル18が組み付けられているが、該壁パネル18の間には間隙26が残存している。したがって、壁パネル18がねじ24の締結作業の妨げとなり難い。
このように、本実施形態によれば、ユニットルーム10を壁先組み工法で組み立てる際に、天井パネル16の締結作業をユニットルーム10の内側から行い易くすることができる。具体的には、支柱14に対する支柱固定部34の締結作業を安定して行うことができ、支柱14に対する天井パネル16の組付け作業を円滑に行うことができる。また、天井パネル16の組付け精度を高めることができる。
[第2実施形態]
図7、図8において、本実施形態に係る天井パネル固定具22は、支柱固定部34は、支柱14の外側に重ねて配置されるようになっている。具体的には、天井パネル固定具22には、当接部36に対して傾斜した支柱固定部34が設けられており、該支柱固定部34が支柱14の締結部14Bの外側に重なるようになっている。支柱固定部34は当接部36に連なっており、第1実施形態の天井パネル固定具22のようなスリット40(図3)は形成されていない。支柱固定部34の上端には、天井パネル16の角部16Bを載せることが可能な座部42が形成されている。
図8(A),(B)に示されるように、本実施形態では、天井パネル16の角部16Bに、天井パネル固定具22の天井固定部30を締結固定する際に、天井パネル16の角部16Bを座部42の上に載せることにより、天井固定部30に対する天井パネル16の位置決めができる。したがって、天井パネル16に対する天井固定部30の締結固定において、作業性を高めることができる。
天井パネル固定具22を支柱14に取り付ける際には、支柱固定部34及び当接部36は、何れも締結部14Bの外側に重ねて配置される。このとき、図5(B)に示されるように、支柱14の上端に天井パネル16を載置して位置決めするようにしてもよい。
締結部14Bの貫通孔14G及び支柱固定部34の長孔34Aに対するねじ24の締結作業は、支柱14に設けられた開口部14A(壁パネル18間の間隙26)を通じて行われる。このとき、ねじ24の締結作業は、ユニットルーム10の内側から行われることから、ねじ24は、支柱14の貫通孔14Gに差し込まれ、支柱固定部34の長孔34Aに締め付けられる。したがって、支柱固定部34の厚さは、ねじ24との締結強度を考慮して設定される。
なお、本実施形態では、支柱固定部34及び当接部36が、共に支柱14の外側に重ねて配置されているが、支柱固定部34が支柱14の外側に重ねて配置され、当接部36が支柱14の内側に重ねて配置されるように構成してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態に係る天井パネル固定具22及び天井パネル固定構造Sは、壁先組み工法だけでなく、天井先組み工法にも適用可能である。
開口部14Aと締結部14Bとの位置関係は、支柱14の対角方向に限られず、例えば支柱14の幅方向(壁パネル18の面方向)であってもよい。この場合、締結部14Bは、壁パネル18の内壁面18Bに対して傾斜していなくてもよい。
第1実施形態において、天井パネル固定具22が、支柱14に対して該支柱14の長手方向に係合する座部38を有するものとしたが、該座部38を有しない構成としてもよい。
10…ユニットルーム、14…支柱、14A…開口部、14B…締結部、16…天井パネル、16B…角部、18…壁パネル、18B…内壁面、22…天井パネル固定具、30…天井固定部、34…支柱固定部、36…当接部、38…座部、S…天井パネル固定構造

Claims (7)

  1. ユニットルームの天井を構成する天井パネルの角部に取付け可能又は前記角部に一体的に構成され、前記天井パネルを支える支柱に締結される部位であって、前記支柱に対する締結方向が前記ユニットルームの内側から外側に向かう方向かつ前記角部を形成する前記天井パネルの2辺に対して傾斜する方向に設定された支柱固定部と、
    前記支柱固定部の上端から連続して上方に延び、かつ、前記天井パネルの前記2辺に沿う方向に設定された天井固定部と、
    を有する天井パネル固定具。
  2. 前記支柱固定部は、前記支柱の内側又は外側に重ねて配置される請求項1に記載の天井パネル固定具。
  3. 前記支柱に対して、前記支柱固定部と反対側に重ねて配置される当接部を有する請求項2に記載の天井パネル固定具。
  4. 前記支柱に対して、前記支柱の長手方向に係合する座部を有する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の天井パネル固定具。
  5. 前記天井固定部は、前記ユニットルームの内側からねじが締結可能とされ、水平方向に延びる長孔を有する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の天井パネル固定具。
  6. ユニットルームの天井を構成する天井パネルと、
    前記ユニットルームを区画する壁パネルの内壁面よりも外側に立設され、前記壁パネルの端縁が固定されると共に、前記天井パネルの角部を支持し、前記ユニットルームの内側に向けて開口する開口部を有すると共に、前記開口部に対向する位置に設けられた締結部を有する支柱と、
    前記支柱固定部が前記締結部に締結される請求項1〜請求項の何れか1項に記載の天井パネル固定具と、
    を有する天井パネル固定構造。
  7. 前記支柱における前記締結部は、前記開口部に対向する平面である請求項に記載の天井パネル固定構造。
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