JP2022036068A - Cds回路及びその動作方法、並びにcds回路を含むイメージセンサ - Google Patents

Cds回路及びその動作方法、並びにcds回路を含むイメージセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】CDS(Correlated Double Sampling)回路及びその動作方法、並びにCDS回路を含むイメージセンサを提供する。【解決手段】ピクセルがローコンバージョンゲインモードで動作する第1期間及び第4期間に、第1バイアス電流に基づいて動作し、ピクセルから出力されるピクセル電圧をランプ信号と比較する第1比較器と、ピクセルがハイコンバージョンゲインモードで動作する第2期間及び第3期間に、第2バイアス電流に基づいて動作し、ピクセルから出力されるピクセル電圧をランプ信号と比較する第2比較器と、を含み、第2期間及び第3期間に、第1比較器は、第1バイアス電流よりも低い第3バイアス電流に基づいて動作し、第1期間及び第4期間に、第2比較器は、第2バイアス電流よりも低い第4バイアス電流に基づいて動作するCDS回路である。【選択図】図4

Description

本発明は、イメージセンサに関し、より詳しくは、CDS回路及びその動作方法、並びにCDS回路を含むイメージセンサに関する。
イメージセンサは、対象物の二次元的または三次元的イメージをキャプチャする(取り込む)装置である。イメージセンサは、対象物から反射される光の強度によって反応する光電変換素子を利用して、対象物のイメージを生成する。近年、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)技術が発展するにつれて、CMOSを利用したCMOSイメージセンサが広く使用されている。近年、イメージセンサのダイナミックレンジの増加のために、1つのピクセルが2つのコンバージョンゲインを有するデュアルコンバージョンゲイン技術が開発されている。デュアルコンバージョンゲインを有するピクセルの信号を処理するためのCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路及びその動作方法についての研究が要求されている。
本発明が解決しようとする課題は、1フレーム内でデュアルコンバージョンゲインを有するピクセルのピクセル信号を処理し、消費電力を低減させることができるCDS回路及びその動作方法、並びにCDS回路を含むイメージセンサを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の技術的思想によるCDS回路は、ピクセルがローコンバージョンゲイン(low conversion gain: LCG)モードで動作する第1期間及び第4期間に、第1バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから出力されるピクセル電圧をランプ信号と比較する第1比較器と、前記ピクセルがハイコンバージョンゲイン(high conversion gain: HCG)モードで動作する第2期間及び第3期間に、第2バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから出力される前記ピクセル電圧を前記ランプ信号と比較する第2比較器と、を含み、前記第2期間及び前記第3期間に、前記第1比較器は、前記第1バイアス電流よりも低い第3バイアス電流に基づいて動作し、前記第1期間及び前記第4期間に、前記第2比較器は、前記第2バイアス電流よりも低い第4バイアス電流に基づいて動作することができる。
本発明の技術的思想によるCDS回路、CDS回路の動作方法、及びCDS回路を含むイメージセンサによれば、CDS回路の第1比較器が、ピクセルがLCGモードで動作する際に出力されるLCG信号を処理し、第2比較器が、ピクセルがHCGモードで動作する際に出力されるHCG信号を処理し、第2比較器がHCG信号を処理するとき、第1比較器のバイアス電流が低減し、第1比較器がLCG信号を処理するとき、第2比較器のバイアス電流が低減する。それによって、CDS回路の定電流が低減し、CDS回路及びイメージセンサの消費電力が低減する。
本発明の実施形態によるイメージセンサを示すブロック図である。 本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図である。 本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサのタイミング図である。 本発明の例示的な実施形態によるCDS回路を示すブロック図である。 本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態による第1比較器を示す回路図である。 本発明の例示的な実施形態による第2比較器を示す回路図である。 図6Aの第1比較器のバイアス回路163Lを例示的に示す図面である。 図6Aの第1比較器のバイアス回路163Lを例示的に示す図面である。 本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すタイミング図である。 本発明の例示的な実施形態によるCDS回路の第1比較器及び第2比較器のバイアス電流制御方法を示すタイミング図である。 本発明の例示的な実施形態によるCDS回路の第1比較器及び第2比較器のバイアス電流制御方法を示すタイミング図である。 本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図である。 本発明の例示的な実施形態によるピクセルの平面図である。 図11Aのピクセルの垂直断面図である。 本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すタイミング図である。 本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図である。 図13Aのピクセルの平面図である。 マルチカメラモジュールを含む電子装置のブロック図である。 マルチカメラモジュールを含む電子装置のブロック図である。 図14及び図15のカメラモジュールの詳細ブロック図である。
図1は、本発明の実施形態によるイメージセンサを示すブロック図である。
イメージセンサ100は、イメージまたは光のセンシング(感知)機能を有する電子機器に搭載可能である。例えば、イメージセンサ100は、カメラ、スマートフォン、ウェアラブル機器、物のインターネット(Internet of Things: IoT)、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia
Player)、ナビゲーション装置のような電子機器に搭載可能である。また、イメージセンサ100は、車両、家具、製造設備、ドア、各種計測機器などに部品として備えられる電子機器に搭載可能である。
イメージセンサ100は、ピクセルアレイ110と、ロウ(row:行)ドライバ120と、ランプ信号生成器130と、カウンティングコード生成器140と、アナログ・デジタル変換回路150(以下、ADC回路という)と、データ出力回路180と、タイミングコントローラ190とを含む。イメージセンサ100は、信号処理部195をさらに含んでもよい。
ピクセルアレイ110は、複数のロウラインRLと、複数のカラム(column:列)ラインCLと、複数のロウラインRL及び複数のカラムラインCLと接続され、行列に配列された複数のピクセルPXとを含む。
複数のピクセルPXそれぞれは、少なくとも1つの光電変換素子を含み、ピクセルPXは、該光電変換素子を利用して光を感知し、感知された光による電気的信号であるイメージ信号を出力することができる。例えば、光電変換素子は、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトゲートまたは埋め込みフォトダイオード(Pinned photodiode)などを含んでもよい。
複数のピクセルPXそれぞれは、特定のスペクトル領域の光を感知することができる。例えば、複数のピクセルPXは、レッド(red:赤)スペクトル領域の光を電気信号に変換するためのレッドピクセル、グリーン(green:緑)スペクトル領域の光を電気信号に変換するためのグリーンピクセル、及びブルー(blue:青)スペクトル領域の光を電気信号に変換するためのブルーピクセルを含む。しかし、それらに制限されるものではなく、複数のピクセルは、ホワイトピクセルをさらに含むこともできる。他の例として、複数のピクセルは、異なる色構成で組み合わせられたピクセル、例えば、イエロ(Yellow:黄)ピクセル、シアン(Cyan:青緑)ピクセル及びグリーンピクセルを含むこともできる。
複数のピクセルPXの上部には、特定のスペクトル領域の光を透過させるためのカラーフィルタアレイが配置され、複数のピクセルそれぞれの上部に配置されたカラーフィルタによって、当該ピクセルが感知することができる色相が決定される。しかし、それに制限されるものではなく、一実施形態において、特定の光電変換素子の場合、光電変換素子に印加される電気信号のレベルによって、特定の波長帯域の光を電気的信号に変換することもできる。
本実施形態によるピクセルアレイ110において、ピクセルPXは、デュアルコンバージョンゲイン(dual conversion gain)を有することができる。該デュアルコンバージョンゲインは、ロー(low)コンバージョンゲイン及びハイ(high)コンバージョンゲインを含む。ここで、コンバージョンゲインは、フローティングディフュージョンノードFD(図2)に蓄積された電荷が電圧に変換される割合を意味する。光電変換素子で生成された電荷は、フローティングディフュージョンノードFDへ伝送されて蓄積され、コンバージョンゲインによっても、フローティングディフュージョンノードFDに蓄積された電荷が電圧に変換される。そのとき、フローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスによっても、コンバージョンゲインが可変し、キャパシタンスが増加すれば、コンバージョンゲインは減少し、キャパシタンスが減少すれば、コンバージョンゲインは増加する。
ピクセルPXは、フローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスが高いローコンバージョンゲインモード(以下、LCGモードという)、またはフローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスが低いハイコンバージョンゲインモード(以下、HCGモードという)で動作可能であり、フローティングディフュージョンノードFDに蓄積された電荷が同一であるとしても、HCGモードである際のフローティングディフュージョンノードFDの電圧は、LCGモードである際のフローティングディフュージョンノードFDの電圧よりも高い。ピクセルPXの構成、及びピクセルPXのコンバージョンゲインモードによる動作は、図2及び図3を参照して詳細に後述する。
ピクセルアレイ110の複数のピクセルPXがHCGモードで動作することによって生成される第1イメージデータでは、暗い領域が鮮明に表現され、ピクセルアレイ110の複数のピクセルPXがLCGモードで動作することによって生成される第2イメージデータでは、明るい領域が鮮明に表現される。
一実施形態において、ピクセルアレイ110が一回光を受信して(すなわち、イメージセンサ100の一回の露出)スキャンされる1フレーム内で、複数のピクセルPXそれぞれが、対応する読み取り期間(または、水平期間という)にHCGモード及びLCGモードで連続して動作可能であり、それによって、1フレーム期間に前記第1イメージデータ及び前記第2イメージデータが生成可能である。第1イメージと第2イメージが併合され、明るい領域(高照度領域)と暗い領域(低照度領域)が鮮明に具現化されるハイダイナミックレンジ(high dynamic range)を有するイメージが生成可能である。そのように、1フレーム内でのデュアルコンバージョンゲインは、イントラ・シーンデュアルコンバージョンゲイン(intra-scene dual conversion gain)と称され、以下、本発明で言及されるデュアルコンバージョンゲインは、イントラ・シーンデュアルコンバージョンゲインを意味する。
ロウドライバ120は、ピクセルアレイ110をロウ単位で駆動する。ロウドライバ120は、タイミングコントローラ190から受信されるロウ制御信号(例えば、アドレス信号)をデコーディングし、デコーディングされたロウ制御信号に応答して、ピクセルアレイ110を構成するロウラインのうち少なくともいずれか1つのロウラインを選択することができる。例えば、ロウドライバ120は、複数のロウのうち1つを選択する選択信号を生成することができる。そして、ピクセルアレイ110は、ロウドライバ120から提供された選択信号により選択されるロウから、ピクセル信号、例えば、ピクセル電圧を出力する。該ピクセル信号は、リセット信号とイメージ信号を含んでもよい。
ロウドライバ120は、ピクセル信号の出力のための制御信号をピクセルアレイ110へ伝送することができ、ピクセルPXは、制御信号に応答して動作することにより、ピクセル信号を出力することができる。一実施形態において、ロウドライバ120は、ピクセルPXが読み取り期間にHCGモード及びLCGモードで連続して動作するように制御する制御信号を生成し、それをピクセルアレイ110に提供することができる。
ランプ信号生成器130は、タイミングコントローラ190の制御によって所定の勾配でレベルが上昇または下降するランプ信号(例えば、ランプ電圧)を生成することができる。ランプ信号RAMPは、ADC回路150に備えられる複数のCDS(Correlated Double Sampling)回路160にそれぞれ提供される。
カウンティングコード生成器140は、タイミングコントローラ190の制御によってカウンティングコードCCDを生成することができる。カウンティングコードCCDは、複数のカウンタ回路170それぞれに提供される。一実施形態において、カウンティングコード生成器140は、グレーコード生成器によっても具現化される。カウンティングコード生成器140は、設定されたビット数による解像度を有する複数のコード値を、カウンティングコードCCDとして生成することができる。例えば、10ビットコードが設定された場合、カウンティングコード生成器140は、順次に増加または減少する1024個のコード値を含むカウンティングコードCCDを生成することができる。
ADC回路150は、複数のCDS回路160及び複数のカウンタ回路170を含む。ADC回路150は、ピクセルアレイ110から入力されるピクセル信号(例えば、ピクセル電圧)を、デジタル信号であるピクセル値に変換することができる。複数のカラムラインCLそれぞれを通じて受信される各ピクセル信号は、CDS回路160及びカウンタ回路170により、デジタル信号であるピクセル値に変換される。
CDS回路160は、カラムラインCLを通じて受信されるピクセル信号、例えば、ピクセル電圧をランプ信号RAMPと比較し、比較結果を比較結果信号として出力することができる。CDS回路160は、ランプ信号RAMPのレベルと、ピクセル信号のレベルとが同一であるとき、第1レベル(例えば、ロジックハイ)から第2レベル(例えば、ロジックロー)へ遷移する比較信号を出力することができる。比較信号のレベルが遷移される時点は、ピクセル信号のレベルによっても決定される。
CDS回路160は、相関二重サンプリング(CDS)方式によって、ピクセルPXから提供されるピクセル信号をサンプリングすることができる。CDS回路160は、ピクセル信号として受信されるリセット信号をサンプリングし、該リセット信号をランプ信号RAMPと比較し、該リセット信号による比較信号を生成することができる。CDS回路160は、該リセット信号を保存することができる。以後、CDS回路160は、該リセット信号に相関されたイメージ信号をサンプリングし、該イメージ信号とランプ信号RAMPとを比較し、該イメージ信号による比較信号を生成することができる。
一実施形態において、CDS回路160は、2つの比較器を含んでもよい。例えば、2つの比較器は、OTA(Operational Transconductance Amplifier)(または、差動増幅器)によっても具現化される。前述のように、イメージセンサ100が、ピクセルPXのイントラ・シーンデュアルコンバージョンゲインを支援し、読み取り期間にピクセルPXから、LCGモードによるリセット信号(以下、LCGリセット信号という)、及びHCGモードによるリセット信号(以下、HCGリセット信号という)を受信することができる。そのとき、LCGリセット信号とHCGリセット信号とのレベルが相異なっており、それによって、CDS回路160は、LCGリセット信号及びHCGリセット信号をそれぞれ保存するために、2つの比較器、例えば、第1比較器及び第2比較器を含む。第1比較器は、ピクセルPXがLCGモードで動作するとき、ピクセルPXから受信されるLCGリセット信号及びLCGイメージ信号を処理し、第2比較器は、ピクセルPXがHCGモードで動作するとき、ピクセルPXから受信されるHCGリセット信号及びHCGイメージ信号を処理することができる。
一実施形態において、第1比較器及び第2比較器それぞれのバイアス電流が調節可能であり、第1比較器がLCGリセット信号及びLCGイメージ信号を処理する期間に、第2比較器は、低いバイアス電流に基づいて動作し、第2比較器がHCGリセット信号及びHCGイメージ信号を処理する期間に、第1比較器は、低いバイアス電流に基づいて動作することができる。
カウンタ回路170は、CDS回路160から出力される比較結果信号のレベル遷移時点をカウントし、カウント値を出力することができる。一実施形態において、カウンタ回路170は、ラッチ回路及び演算回路を含んでもよい。該ラッチ回路は、カウンティングコード生成器140からのカウンティングコードCCD、及びCDS回路160からの比較信号を受信し、比較信号のレベルが遷移される時点に、カウンティングコードCCDのコード値をラッチすることができる。該ラッチ回路は、リセット信号に対応するコード値、例えば、リセット値、及びイメージ信号に対応するコード値、例えば、イメージ信号値それぞれをラッチすることができる。該演算回路は、リセット値とイメージ信号値を演算し、ピクセルPXのリセットレベルが除去されたイメージ信号値を生成することができる。カウンタ回路170は、リセットレベルが除去されたイメージ信号値をピクセル値として出力することができる。
本実施形態において、イメージセンサ100は、カウンティングコード生成器140を含み、カウンタ回路170は、カウンティングコード生成器140から受信されるカウンティングコードCCDのコード値をラッチする回路を含むものとして述べたが、それに制限されるものではない。一実施形態において、イメージセンサ100は、別途のカウンティングコード生成器140を備えず、カウンタ回路170は、タイミングコントローラ190から提供されるカウンティングクロック信号に基づいて、カウント値が順次に増加するアップカウンタと、演算回路とによっても具現化され、アップ/ダウンカウンタによっても具現化され、ビット・ワイズインバージョンカウンタ(bit-wise inversion counter)によっても具現化される。
データ出力回路180は、ADC回路150から出力されたピクセル値を臨時保存した後に出力することができる。データ出力回路180は、複数のカラムメモリ181、及びカラムデコーダ182を含む。カラムメモリ181は、カウンタ回路170から受信されるピクセル値を保存する。一実施形態において、複数のカラムメモリ181それぞれは、カウンタ回路170に備えられてもよい。複数のカラムメモリ181に保存された複数のピクセル値は、カラムデコーダ181の制御下、イメージデータIDTAとしても出力される。
タイミングコントローラ190は、ロウドライバ120、ランプ信号生成器130、カウンティングコード生成器140、ADC回路150及びデータ出力回路180それぞれに制御信号を出力し、ロウドライバ120、ランプ信号生成器130、カウンティングコード生成器140、ADC回路150及びデータ出力回路180の動作またはタイミングを制御することができる。
信号処理部195は、イメージデータに対し、ノイズ低減処理、ゲイン調整、波形定型化処理、補間処理、ホワイトバランス処理、ガンマ処理、エッジ強調処理、ビニングなどを遂行することができる。一実施形態において、ピクセルアレイ110が1フレーム期間にHCGモード及びLCGモードで動作することにより、信号処理部195は、データ出力回路180から、HCGモードによる第1イメージデータ、及びLCGモードによる第2イメージデータを受信し、第1イメージデータ及び第2イメージデータを併合して、ハイダイナミックレンジを有するイメージを生成することができる。一実施形態において、信号処理部195は、イメージセンサ100の外部のプロセッサに備えられることもある。
図2は、本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図である。
ピクセルPXは、フォトダイオードPDと、複数のトランジスタ、例えば、伝送トランジスタTX、リセットトランジスタRX、駆動トランジスタDX、選択トランジスタSX、及びゲイン制御トランジスタCGX(または、コンバージョンゲイン制御トランジスタという)と、キャパシタCとを含む。フローティングディフュージョンノードFDにより、キャパシタC、例えば、寄生キャパシタが形成可能である。キャパシタCは、固定または可変のキャパシタンスを有する受動素子であるか、あるいはゲイン制御トランジスタCGXのソース/ドレインにより形成される寄生キャパシタ、またはゲイン制御トランジスタCGXのソース/ドレインに連結可能な他のピクセルPXに形成される寄生キャパシタである。
フォトダイオードPDは、外部から入射される光を電気信号に変換することができる。フォトダイオードPDは、光の強度によって電荷を発生させる。イメージの撮影環境(低照度または高照度)によって、フォトダイオードPDで生成される電荷量は可変的である。例えば、高照度環境でフォトダイオードPDで生成される電荷量は、フォトダイオードPDのFWC(full well capacity)に達することができる一方、低照度環境ではそうでないであろう。
伝送トランジスタTX、リセットトランジスタRX、駆動トランジスタDX、選択トランジスタSX及びゲイン制御トランジスタCGXは、それぞれロウドライバ120から提供される制御信号、例えば、リセット制御信号RS、伝送制御信号TS、選択信号SEL及びゲイン制御信号CGSに応答して動作することができる。
リセットトランジスタRXは、ゲート端子に印加されるリセット制御信号RSに応答してターンオンされ、ピクセル電源電圧VDDPに基づいて、フローティングディフュージョンノードFDをリセットさせることができる。そのとき、ゲイン制御トランジスタCGXが、ゲート端子に受信されるゲイン制御信号CGSに基づいて共にターンオンされることにより、フローティングディフュージョンノードFDにピクセル電源電圧VDDPが印加され、フローティングディフュージョンノードFDがリセットされる。
伝送トランジスタTXは、ゲート端子に印加される伝送制御信号TSに応答してターンオンされ、フォトダイオードPDで生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。フローティングディフュージョンノードFDに電荷が蓄積される。すなわち、フローティングディフュージョンノードFDにより形成されるキャパシタCに電荷が蓄積されるか、あるいはコンバージョン制御トランジスタCGXがターンオンされる場合、キャパシタC及びキャパシタCに電荷が蓄積される。
フローティングディフュージョンノードFDに蓄積された電荷が電圧を発生させることができる。すなわち、フローティングディフュージョンノードFDに蓄積された電荷が電圧に変換可能である。コンバージョンゲイン(コンバージョンゲインの単位は、例えば、uV/eでもある)は、フローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスにより決定され、キャパシタンスの大きさに反比例することができる。フローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスが増加すれば、コンバージョンゲインが減少し、キャパシタンスが減少すれば、コンバージョンゲインが増加することになる。
駆動トランジスタDXは、カラムラインCLに連結された電流ソースCSにより生成されるバイアス電流Ibsに基づいて、ソースフォロワとして動作することができ、フローティングディフュージョンノードFDの電圧に対応する電圧を、選択トランジスタSXを通じて、ピクセル電圧VPIXとして出力することができる。
選択トランジスタSXは、ピクセルPXを選択することができる。選択トランジスタSXは、ゲート端子に印加される選択信号SELに応答してターンオンされ、駆動トランジスタDXから出力されるピクセル電圧VPIX(または、電流)をカラムラインCLに出力することができる。ピクセル電圧VPIXは、カラムラインCLを通じてADC回路150(図1)に提供される。
ゲイン制御トランジスタCGXは、ゲート端子に受信されるゲイン制御信号CGSに基づいて、ターンオンまたはターンオフされ、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオフされれば、フローティングディフュージョンノードFDは、キャパシタCによるキャパシタンスを有し、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオンされれば、キャパシタCがフローティングディフュージョンノードFDに連結され、フローティングディフュージョンノードFDは、キャパシタC及びキャパシタCによるキャパシタンスを有することになるので、キャパシタンスが増加する。ゲイン制御トランジスタCGXがターンオフ状態である際のコンバージョンゲインは、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオン状態である際のコンバージョンゲインよりも高い。ゲイン制御トランジスタCGXがターンオフ状態である際は、HCGモードと称され、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオン状態である際は、LCGモードと称される。
そのように、ピクセルPXは、ゲイン制御トランジスタCGXのターンオン及びターンオフによって、HCGモード及びLCGモードのうち1つで動作することができる。HCGモードでは、ピクセルPXのコンバージョンゲインが増加するので、ピクセルPXから出力されるピクセル電圧VPIXを処理するための回路(例えば、ADC回路150)の利得が相対的に低減する。したがって、イメージセンサ100(図1)のSNR(signal to noise ratio)が増加し、感知可能な最低光量が低くなり、イメージセンサ100の低光量感知性能が向上する。LCGモードでは、ピクセルPXのフローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンスが高いので、FWCが増加する。したがって、イメージセンサ100の高光量感知性能が向上する。
そのように、ピクセルPXがデュアルコンバージョンゲインを提供し、低光量及び高光量の光をセンシングすることができるところ、イメージセンサ100のダイナミックレンジが拡大(または、増加)する。また、図1を参照して述べられたように、ピクセルPXが読み取り期間にHCGモード及びLCGモードで連続して動作することができ、イメージセンサ100、例えば、信号処理部195(図1)が、HCGモードによる第1イメージと、LCGモードによる第2イメージとを併合し、ハイダイナミックレンジを有するイメージを生成することができる。
図3は、本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサのタイミング図を示す。図3は、図2のピクセルPXからピクセル電圧が読み取られる際のイメージセンサのタイミング図である。
1つの読み取り期間(または、水平期間という)に、ピクセルアレイ110(図1)の少なくとも1本のロウに配置された複数のピクセルPXから、複数のピクセル電圧VPIX(または、複数の電流)が読み取られる。すなわち、読み取り期間に、複数のピクセルPXそれぞれがピクセル電圧VPIXを出力し、ピクセル電圧VPIXは、ADC回路150の対応するCDS回路160及びカウンタ回路170によりアナログ・デジタル変換可能である。
図2及び図3を共に参照すれば、読み取り期間に、選択信号SELは、活性レベル、例えば、ロジックハイでもあり、選択信号SELに応答して、選択トランジスタSXがターンオンされ、ピクセルPXがカラムラインCLに連結可能である。ここで、信号の活性レベルは、信号が印加されるトランジスタがターンオンされるレベルを意味する。本発明において、ロジックハイは、活性レベルと仮定し、ロジックローは、非活性レベルと仮定する。
読み取り期間は、ピクセルPXから出力されるピクセル電圧VPIXによって、第1ないし第4サブ期間SP1ないしSP4(または、第1ないし第4期間)に区切られる。そのとき、ゲイン制御信号CGSによって、第1及び第4サブ期間SP1、SP4には、ピクセルPXがLCGモードで動作し、第2及び第3サブ期間SP2、SP3には、ピクセルPXがHCGモードで動作することができる。そのように、ピクセルPXがデュアルコンバージョンゲインを有することができる。
第1サブ期間SP1に、ピクセルPXのリセットレベル(例えば、リセットされたフローティングディフュージョンノードFDの電圧)に該当するリセット信号が読み取られ、そのとき、ピクセルPXがLCGモードで動作するところ、LCGモードでのリセットレベルを表すLCGリセット信号が読み取られる。
リセット制御信号RS及びゲイン制御信号CGSの活性レベルに応答して、リセットトランジスタRX及びゲイン制御トランジスタCGXがターンオンされ、フローティングディフュージョンノードFDがリセットされる。リセットされたフローティングディフュージョンノードFDの電圧に対応するHCGリセット信号が、ピクセル電圧VPIXとして出力され、HCGリセット信号がアナログ・デジタル変換可能である。CDS回路160(図1)が、ランプ信号RAMP及びピクセル電圧VPIXを比較し、比較結果を比較結果信号として出力すれば、カウンタ回路170(図1)が、比較結果信号に基づいて、受信されるカウンティングコードをラッチすることにより、HCGリセット信号に対応するカウント値、例えば、LCGリセット値を生成することができる。
第2サブ期間SP2に、ピクセルPXのリセットレベルに該当するリセット信号が読み取られ、そのとき、ピクセルPXがHCGモードで動作するところ、HCGモードでのリセットレベルを表すHCGリセット信号が読み取られる。
ゲイン制御信号CGSが非活性レベル、例えば、ロジックローに遷移されるにつれて、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオフされ、ピクセルPXはHCGモードに切り替え可能である。ゲイン制御信号CGSがロジックハイからロジックローに遷移されるにつれて、フローティングディフュージョンノードFDのカップリングキャパシタンスが変わることになり、それによって、フローティングディフュージョンノードFDの電圧が変更される。例えば、ゲイン制御信号CGSが印加されるロウラインRLと、フローティングディフュージョンノードFDとの間に、カップリングキャパシタが形成されるが、ゲイン制御信号CGSが変化するにつれて、カップリングキャパシタンスが変わることになる。それによって、フローティングディフュージョンノードFDの電圧に、カップリングキャパシタンスの変化量によるオフセット電圧ΔVFDが加えられることになり、そのとき、オフセット電圧ΔVFDは、ポジティブ(positive:正)電圧またはネガティブ(negative:負)電圧である。
図3に示されたように、フローティングディフュージョンノードFDのオフセット電圧ΔVFDによって、ピクセル電圧VPIXが上昇または低下する。すなわち、第2サブ期間SP2のピクセル電圧VPIX、すなわち、HCGリセット信号は、第1サブ期間SP1のLCGリセット信号に、フローティングディフュージョンノードFDのオフセット電圧ΔVFD(例えば、ネガティブオフセット電圧)が加えられた値を有することができる。
第3サブ期間SP3に、ピクセルPXがHCGモードで動作し、ピクセルPXの信号レベルに該当するHCGイメージ信号が読み取られる。伝送制御信号TSが活性レベル、例えば、ロジックハイにトグリングされるにつれて、フォトダイオードPDで生成された電荷が、フローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。フォトダイオードPDから伝送された電荷量によるフローティングディフュージョンノードFDの電圧に基づいて、駆動トランジスタDXがイメージ信号を出力することができる。ピクセルPXがHCGモードで動作するので、HCGイメージ信号がピクセル電圧VPIXとして出力され、HCGイメージ信号がアナログ・デジタル変換可能である。
第4サブ期間SP4に、ピクセルPXがLCGモードで動作し、ピクセルPXの信号レベルに該当するLCGイメージ信号が読み取られる。ゲイン制御信号CGSが活性レベル、例えば、ロジックハイに遷移されるにつれて、ゲイン制御トランジスタCGXがターンオンされ、ピクセルPXはLCGモードに変更される。そのとき、フローティングディフュージョンノードFDのカップリングキャパシタンスが再び変更される。すなわち、フローティングディフュージョンノードFDのカップリングキャパシタンスが第1サブ期間SP1と同一になり、第2サブ期間SP2でフローティングディフュージョンノードFDの電圧に加えられていたオフセット電圧ΔVFDが除去される。
伝送制御信号TSが活性レベル、例えば、ロジックハイにトグリングされるにつれて、フォトダイオードPDで生成されて残っていた電荷(例えば、第3サブ期間SP3に、フローティングディフュージョンノードFDへ伝送されずに残っていた電荷)が、フローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。コンバージョンゲインの変化、及び第4サブ期間SP4にフォトダイオードPDへさらに伝送された電荷量によって、フローティングディフュージョンノードFDの電圧が変更可能であり、フローティングディフュージョンノードFDの電圧に対応するLCGイメージ信号が、ピクセル電圧VPIXとして出力され、LCGイメージ信号がアナログ・デジタル変換可能である。
ピクセルPXのリセットレベルは、複数のピクセルPXごとに相異なっており、時間によっても相異なっている。また、ピクセル電圧をデジタル値に変換する変換回路、例えば、CDS回路160及びカウンタ回路170は、カラム間でオフセットが相異なっている。それによって、読み取られるイメージ信号、すなわち、ピクセル値間に偏差が発生しうる。
イメージセンサ100は、読み取り期間にリセット信号を先に読み取り、次いで、リセット信号に基づいて、相関二重サンプリング方式によりイメージ信号を読み取り、読み取られたイメージ信号からリセット信号を差し引くことにより、実際のイメージ信号、すなわち、フォトダイオードPDで生成された電荷量を表すピクセル値を生成することができる。それによって、ピクセル値間の偏差が減少する。イントラ・シーンデュアルコンバージョンゲインが提供される場合、読み取り期間に、ピクセルPXから、HCGモード及びLCGモードそれぞれに対応するリセット信号及びイメージ信号が読み取られ、HCGモード及びLCGモードそれぞれに対する実際のイメージ信号、例えば、HCGピクセル値及びLCGピクセル値が生成可能である。
第1サブ期間SP1には、ピクセルPXがHCGモードで動作し、LCGリセット信号が読み取られ(LCGリセットADCという)、第2サブ期間SP2には、ピクセルPXがHCGモードで動作し、HCGリセット信号が読み取られ(HCGリセットADCという)、第3サブ期間SP3には、HCGイメージ信号(例えば、HCG信号電圧)が読み取られ(HCG信号ADCという)、第4サブ期間SP4には、ピクセルPXがLCGモードで動作し、LCGイメージ信号(例えば、LCG信号電圧)が読み取られる(LCG信号ADCという)。そのように、読み取り期間に、LCGリセット信号、HCGリセット信号、HCGイメージ信号及びLCGイメージ信号が順次に読み取られ、そのような読み取り方式は、RRSS(reset-reset-signal-signal)読み取り方式と称される。
前述のように、HCGリセットレベルとLCGリセットレベルは相異なっている。したがって、相関二重サンプリング方式により、HCGイメージ信号及びLCGイメージ信号を読み取るために、CDS回路160は、第1比較器及び第2比較器を備え、第1比較器が、第1サブ期間SP1に、ピクセル電圧VPIXとして受信されるLCGリセット信号をサンプリング及びホールディング(holding)し、第2比較器が、第2サブ期間SP2に、ピクセル電圧VPIXとして受信されるHCGリセット信号をサンプリング及びホールディングすることができる。次いで、第3サブ期間SP3に、第2比較器が、ピクセル電圧VPIXとして受信されるHCGイメージ信号を、HCGリセット信号と相関してサンプリングし、第4サブ期間SP4に、第2比較器が、ピクセル電圧VPIXとして受信されるLCGイメージ信号を、LCGリセット信号と相関してサンプリングすることができる。
一実施形態において、第1比較器は、第1サブ期間SP1に、LCGリセット信号に基づいて、オートゼロ動作を遂行し、オートゼロレベルをLCGリセット信号としてサンプリング及びホールディングすることができる。また、第2比較器は、第2サブ期間SP2に、HCGリセット信号に基づいて、オートゼロ動作を遂行し、オートゼロレベルをHCGリセット信号としてサンプリング及びホールディングすることができる。第1比較器及び第2比較器それぞれのオートゼロ動作によって、リセット信号のノイズと、第1比較器及び第2比較器それぞれの内部のオフセットとが除去可能である。また、オートゼロ動作によって、ピクセル電圧VPXIの電圧レベルが、ランプ信号RAMPが変化する電圧レベルの範囲内に位置することになり、ランプ信号RAMPに基づいたサンプリングが正確に行われる。すなわち、ランプ信号RAMPとピクセル電圧VPIXとの電圧レベルが一致する正確な時点が決定される。
図4は、本発明の例示的な実施形態によるCDS回路を示すブロック図である。説明の便宜上、ピクセルPX及びカウンタ回路170を共に示す。
図4を参照すれば、CDS回路160は、第1比較器(COMPL)160L、第2比較器(COMPH)160H、第1入力スイッチSWI1及び第2入力スイッチSWI2を含む。第1比較器160L及び第2比較器160Hは、OTA、差動増幅器などによっても具現化される。第1入力スイッチSWI1及び第2入力スイッチSWI2は、入力スイッチング回路と称される。
第1入力スイッチSWI1は、第1イネーブル信号ENLに応答してターンオンされ、カラムラインCLを通じてピクセルPXから受信されるピクセル信号、例えば、ピクセル電圧VPIXを第1比較器160Lに伝達することができる。ピクセル電圧VPIXは、リセット信号及びイメージ信号を含んでもよい。そのとき、第1入力スイッチSWI1は、ピクセルPXがLCGモードで動作する際にターンオンされ、第1比較器160Lは、LCGモードによる第1リセット信号及び第1イメージ信号をランプ信号RAMPと比較することができる。カウンタ回路170は、第1比較器160Lから出力される比較結果信号をデジタル信号に変換することができる。
第2入力スイッチSWI2は、第2イネーブル信号ENHに応答してターンオンされ、ピクセル電圧VPIXを第2比較器160Hに伝達することができる。そのとき、第2入力スイッチSWI2は、ピクセルPXがHCGモードで動作する際にターンオンされ、第2比較器160Hは、HCGモードによる第2リセット信号及び第2イメージ信号をランプ信号RAMPと比較することができる。カウンタ回路170は、第2比較器160Hから出力される比較結果信号をデジタル信号に変換することができる。図4では、1つのカウンタ回路170が、第1比較器160L及び第2比較器160Hから比較結果信号を受信するものとして示しているが、それに制限されるものではなく、CDS回路160に対し、2つのカウンタ回路170が備えられ、2つのカウンタ回路170が、第1比較器160L及び第2比較器160Hから比較結果信号をそれぞれ受信し、受信された比較結果信号をアナログ・デジタル変換することができる。
一方、第1比較器160L及び第2比較器160Hは、それぞれが定電流、すなわち、バイアス電流に基づいて動作するところ、1つの比較器に基づいて動作する場合よりも消費電力が増大する。本発明の実施形態によるCDS回路160は、後述するように、第1比較器160L及び第2比較器160Hそれぞれの動作状態に基づいて、第1比較器160Lのバイアス電流、及び第2比較器160Hのバイアス電流を調整することにより、定電流を低減させることができる。それによって、CDS回路160及びイメージセンサ100の消費電力が低減する。
図5は、本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すフローチャートである。図5の方法は、イメージセンサ100のピクセルPX及びCDS回路160で遂行される。
図2、図4及び図5を参照すれば、ピクセルPXにフローティングディフュージョンノードFDがリセットされる(S110)。図2を参照して説明したように、リセットトランジスタRX及びゲイン選択トランジスタCGXがターンオンされ、ピクセル電源電圧VDDPがフローティングディフュージョンノードFDに印加される。
LCGモードで、第1比較器160Lを利用して、ピクセルPXのLCGリセット信号が読み取られる(S120)。ステップS120で、リセットトランジスタRXはターンオフされ、ゲイン選択トランジスタCGXはターンオン状態を維持することができる。それによって、ピクセルPXがLCGモードで動作することができ、LCGによるLCGリセット信号が出力可能である。第1比較器160Lが、ピクセルPXのLCGリセット信号を受信し、LCGリセット信号をランプ信号RAMPと比較し、比較結果を出力することができる。該比較結果は、カウンタ回路170でLCGリセット値としてカウンティングされる。
次いで、HCGモードで、第2比較器160Hを利用して、ピクセルPXのHCGリセット信号が読み取られる(S130)。ステップS130で、ゲイン選択トランジスタCGXがターンオフされ、それによって、ピクセルPXがHCGモードで動作することができる。フローティングディフュージョンノードFDのキャパシタンス変化によって、フローティングディフュージョンノードFDの電圧が変化可能であり、HCGリセット信号は、LCGリセット信号と相異なっている。例えば、HCGリセット信号は、LCGリセット信号よりも低くなる。
HCGによるHCGリセット信号が出力可能であり、第2比較器160Hが、ピクセルPXのHCGリセット信号を受信し、HCGリセット信号をランプ信号RAMPと比較し、比較結果を出力することができる。該比較結果は、カウンタ回路170でHCGリセット値としてカウンティングされる。
次いで、フォトダイオードで生成された電子がフローティングディフュージョンノードFDへ伝送される(S140)。伝送トランジスタTXがターンオンされ、フォトダイオードで生成された電子がフローティングディフュージョンノードFDに蓄積可能である。それによって、フローティングディフュージョンノードFDの電圧レベルが低下する。
HCGモードで、第2比較器160Hを利用して、ピクセルPXのHCGイメージ信号が読み取られる(S150)。ステップS130と同様に、ステップS140で、ゲイン選択トランジスタCGXがターンオフされ、それによって、ピクセルPXはHCGモードで動作することができる。但し、ステップS140で変化したフローティングディフュージョンノードFDの電圧レベルによるピクセル電圧VPIXが、HCGイメージ信号としても出力される。
第2比較器160Hが、ピクセルPXのHCGイメージ信号を受信し、HCGイメージ信号をランプ信号RAMPと比較し、比較結果を出力することができる。該比較結果は、カウンタ回路170でHCGイメージ値としてカウンティングされ、HCGイメージ値から、ステップS130でカウンティングされたHCGリセット値が差し引かれ、フォトダイオードPDで受信された光量によるレベルを表すHCGピクセル値が生成可能である。
LCGモードで、第1比較器160Lを利用して、ピクセルPXのLCGイメージ信号が読み取られる(S160)。ステップS160で、ゲイン選択トランジスタCGXが再びターンオンされ、ピクセルPXがLCGモードで動作することができる。また、伝送制御信号TSが活性レベル、例えば、ロジックハイにトグリングされるにつれて、フォトダイオードPDで生成されて残っていた電荷がフローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。
フローティングディフュージョンノードFDの電圧レベルによるピクセル電圧VPIXが、LCGイメージ信号としても出力される。LCGイメージ信号は、LCGモードでのイメージ信号を表す。
第1比較器160Lが、ピクセルPXのLCGイメージ信号を受信し、LCGイメージ信号をランプ信号RAMPと比較し、比較結果信号を出力することができる。該比較結果信号は、カウンタ回路170でLCGイメージ値としてカウンティングされ、LCGイメージ値から、ステップS120でカウンティングされたLCGリセット値が差し引かれ、フォトダイオードPDで受信された光量によるレベルを表すLCGピクセル値が生成可能である。
前記の過程を通じて、ピクセルアレイ110の複数のピクセルPXによるLCGイメージデータ及びHCGイメージデータが生成可能であり、HCGイメージデータは、LCGイメージデータよりも相対的に低輝度である。
図6A及び図6Bは、本発明の例示的な実施形態による第1比較器及び第2比較器を示す回路図である。
図6A及び図6Bを参照すれば、第1比較器160L及び第2比較器160Hは、OTAによっても具現化される。
図6Aを参照すれば、第1比較器160Lは、入力段(input stage)161L、出力段162L、バイアス回路163L、スイッチング回路164L及びキャパシタC1a、C2aを含む。入力段161L、出力段162L及びバイアス回路163Lは、第1OTA
OTA1を構成することができる。
入力段161Lは、ランプ信号RAMP及びピクセル電圧VPIXをそれぞれ受信するトランジスタT1a、T2aを含み、トランジスタT1aのゲート端子には、キャパシタC1aが連結され、キャパシタC1aを通じて、DC(Direct current:直流)ブロッキングされたランプ信号RAMPがトランジスタT1aに印加される。トランジスタT2aのゲート端子に、キャパシタC2aが連結され、キャパシタC2aを通じて、DCブロッキングされたピクセル電圧VPIXが印加される。例えば、LCGモードでのLCGリセット信号及びLCGイメージ信号が、ピクセル電圧VPIXとしても受信される。
出力段162Lは、トランジスタT3a、T4aを含み、カレントミラーによっても具現化される。しかし、それに制限されるものではなく、出力段162Lの構造は変化可能である。
スイッチング回路164Lは、第1オートゼロ信号AZLに応答してターンオンされるスイッチSW1a、SW2aを含む。スイッチSW1a、SW2aは、第1比較器160Lが比較動作を遂行する前の第1オートゼロ区間にターンオンされ、トランジスタT1a、T2aのゲート端子と、出力端子、例えば、トランジスタT3a、T4aそれぞれのソース端子とを連結することができる。そのようなオートゼロ動作によって、第1比較器160Lが初期化され、第1比較器160Lのオフセットが除去可能である。それによって、第1OTA
OTA1の第1入力ノードINL、第2入力ノードIPL、出力ノードNO1及び比較ノードNC1の電圧レベルが同一になり、前記同一の電圧レベルは、第1オートゼロレベルと称される。該第1オートゼロレベルは、ランプ信号RAMP及びLCGリセット信号の電圧レベルと、第1OTA
OTA1の内部のオフセット電圧とによっても決定される。第1入力ノードINL及び第2入力ノードIPLは、第1OTA OTA1の正の入力ノード及び負の入力ノードであり、比較ノードNC1及び出力ノードNO1は、第1OTA
OTA1の正の出力ノード及び負の出力ノードである。出力ノードNO1から、出力電圧VOUT、例えば、比較結果信号が出力される。
バイアス回路163Lは、第1電流ソースCS1a、第2電流ソースCS2a、第1バイアススイッチSWB1a及び第2バイアススイッチSWB2aを含む。第1電流ソースCS1aから提供される電流Iaは、第2電流ソースCS2aから提供される電流Iよりも低い。第1電流ソースCS1aは、第1バイアススイッチSWB1aを通じて入力段161Lに連結され、第2電流ソースCS2aは、第2バイアススイッチSWB2aを通じて入力段161Lに連結される。
例えば、第1バイアススイッチSWB1a及び第2バイアススイッチSWB2aは、トランジスタ、例えば、NMOSトランジスタ、トランスミッションゲートなどによっても具現化される。第1バイアススイッチSWB1a及び第2バイアススイッチSWB2aは、同一サイズを有することができる。
図7A及び図7Bは、図6Aの第1比較器のバイアス回路163Lを例示的に示す。
図7Aを参照すれば、第1電流ソースCS1a及び第2電流ソースCS2aは、それぞれトランジスタ、例えば、第1バイアストランジスタ及び第2バイアストランジスタTB1、TB2によっても具現化される。第1バイアストランジスタTB1は、第1バイアス電圧VB1により制御され、電流Iaを生成し、第2バイアストランジスタTB2は、第2バイアス電圧VB2により制御され、電流Iを生成することができる。一実施形態において、第1バイアストランジスタTB1及び第2バイアストランジスタTB2のサイズは同一である。第1バイアス電圧VB1及び第2バイアス電圧VB2は相異なっている。それによって、第1電流ソースCS1aで生成される電流Iaと、第2電流ソースCS2aで生成される電流Iとが相異なっている。
図7Bを参照すれば、第1電流ソースCS1aは、複数のトランジスタTB1及びTB3により具現化され、第2電流ソースCS2aは、複数のトランジスタTB2及びTB4により具現化される。図7Bでは、第1電流ソースCS1a及び第2電流ソースCS2aがそれぞれ2つのトランジスタを含むものとして示しているが、それに制限されるものではなく、第1電流ソースCS1a及び第2電流ソースCS2aは、3つ以上のトランジスタを含むこともできる。
第1電流ソースCS1a及び第2電流ソースCS2aそれぞれを構成する複数のトランジスタは、ダイオード接続された(diode-connected)トランジスタでもあり、複数のトランジスタのうち1つ、例えば、第1電流ソースCS1aに含まれるトランジスタTB1は、第1バイアス電圧VB1により制御され、第2電流ソースCS2aに含まれるトランジスタTB2は、第2バイアス電圧VB2により制御される。
図7A及び図7Bを参照して説明したように、第1電流ソースCS1a及び第2電流ソースCS2aは、バイアス電圧、例えば、第1バイアス電圧VB1及び第2バイアス電圧VB2それぞれに基づいて、バイアス電流、すなわち、電流Ia及びIの電流量を調整することができる。
続いて、図6Aを参照すれば、第1バイアススイッチSWB1aは、オルウェイズオン(always on:常にオン)信号AONに応答してターンオンされる。オルウェイズオン信号AONは、読み取り期間に常に活性レベルを有することができる。したがって、第1電流ソースCS1aは、読み取り期間に、ピクセルPXのコンバージョンモードに関係なく、入力段161Lに連結可能である。一実施形態において、バイアス回路163Lは、第1バイアススイッチSWB1aを含まなくてもよく、第1電流ソースCS1aは、直接入力段161Lに連結可能である。
第2バイアススイッチSWB2aは、第1イネーブル信号ENLに応答して、ターンオンまたはターンオフされる。第1イネーブル信号ENLは、ピクセルPX(図2)がLCGモードで動作するとき(以下、LCGモードという)、活性レベル(例えば、ロジックハイ)を有し、ピクセルPXがHCGモードで動作するとき(以下、HCGモードという)、非活性レベル(例えば、ロジックロー)を有することができる。それによって、LCGモードで、バイアス回路163Lから提供されるバイアス電流はIa+Iであり、HCGモードで、バイアス回路163Lから提供されるバイアス電流はIaであって、LCGモードよりも低くなる。
図4及び図5を参照して説明したように、LCGモードで、第1比較器160Lが、LCGモードによるピクセル信号を受信して比較動作を遂行し、HCGモードで、第1比較器160Lは、ピクセル信号を受信しない。すなわち、HCGモードで、第1比較器160Lは、比較動作を遂行することなく、待機状態にありうる。したがって、モードによって、バイアス回路163Lのバイアス電流が調節可能であり、HCGモードで、第1バイアススイッチSWB1aがターンオフされ、バイアス電流が低減する。それによって、第1比較器160Lの消費電力が低減する。但し、HCGモードで、バイアス電流が遮断される場合、HCGモードからLCGモードに切り替えられるとき、第1比較器160Lが正常に動作するためのセトリング(settling)時間が多く必要である。したがって、HCGモードでも、第1電流ソースCS1aが電流Iaを提供することにより、第1比較器160Lが比較動作を遂行するノーマル動作状態に速く復帰可能な待機状態を維持することができる。
図6Bを参照すれば、第2比較器160Hは、入力段161H、出力段162H、バイアス回路163H、スイッチング回路164H及びキャパシタC1b、C2bを含む。入力段161H、出力段162H及びバイアス回路163Hは、第2OTA
OTA2を構成することができる。第2比較器160Hの構造は、図6Aの第1比較器160Lの構造と類似している。但し、バイアス回路163Hのバイアス電流、例えば、Ib及びIは、第1比較器160Lのバイアス回路163Lのバイアス電流、例えば、Ia及びIと相異なっている。
入力段161Hは、ランプ信号RAMP及びピクセル電圧VPIXをそれぞれ受信するトランジスタT1b、T2bを含み、トランジスタT1bのゲート端子には、キャパシタC1bが連結され、キャパシタC1bを通じて、DCブロッキングされたランプ信号RAMPがトランジスタT1bに印加される。トランジスタT2bのゲート端子に、キャパシタC2bが連結され、キャパシタC2bを通じて、DCブロッキングされたピクセル電圧VPIXが印加される。例えば、HCGモードでの第1リセット信号及び第1イメージ信号が、ピクセル電圧VPIXとしても受信される。
出力段162Hは、トランジスタT3b、T4bを含み、カレントミラーによっても具現化される。しかし、それに制限されるものではなく、出力段162bの構造は変化可能である。
スイッチング回路164Hは、第2オートゼロ(auto-zero)信号AZHに応答してターンオンされるスイッチSW1b、SW2bを含む。スイッチSW1b、SW2bは、第2比較器160Hが比較動作を遂行する前の第2オートゼロ区間にターンオンされ、トランジスタT1b、T2bのゲート端子と、出力端子、例えば、トランジスタT3b、T4bそれぞれのソース端子とを連結することができる。それによって、第2OTA
OTA2の第1入力ノードINH、第2入力ノードIPH、出力ノードNO2及び比較ノードNC2の電圧レベルが同一になり、前記同一の電圧レベルは、第2オートゼロレベルと称される。第2オートゼロレベルは、ランプ信号RAMP及びHCGリセット信号の電圧レベルと、第2OTA
OTA2の内部のオフセット電圧とによっても決定される。
バイアス回路163Hは、第1電流ソースCS1b、第2電流ソースCS2b、第1バイアススイッチSWB1b及び第2バイアススイッチSWB2bを含む。第1電流ソースCS1bから提供される電流Ibは、第2電流ソースCS2bから提供される電流Iよりも低い。第1電流ソースCS1b及び第2電流ソースCS2bは、図6A及び図6Bを参照して説明したバイアス回路と類似して具現化可能であり、第1電流ソースCS1b及び第2電流ソースCS2bそれぞれに備えられる少なくとも1つのトランジスタが、ゲート端子に印加されるバイアス電圧により制御されることにより、バイアス電流、例えば、電流Ib及び電流Iが調整可能である。
第1電流ソースCS1bは、第1バイアススイッチSWB1bを通じて入力段161Hに連結され、第2電流ソースCS2bは、第2バイアススイッチSWB2bを通じて入力段161Hに連結される。
第1バイアススイッチSWB1bは、オルウェイズオン信号AONに応答して、読み取り期間に常にターンオンされる。一実施形態において、バイアス回路163Hは、第1バイアススイッチSWB1bを含まなくてもよく、第1電流ソースCS1bは、直接入力段161Hに連結可能である。
第2バイアススイッチSWB2bは、第2イネーブル信号ENHに応答してターンオンされる。例えば、第2イネーブル信号ENHは、HCGモードで、活性レベル(例えば、ロジックハイ)を有し、LCGモードで、非活性レベル(例えば、ロジックロー)を有することができる。それによって、HCGモードで、バイアス回路163Hから提供されるバイアス電流はIb+Iであり、LCGモードで、バイアス回路163Hから提供されるバイアス電流はIbであって、HCGモードよりも低くなる。
図4及び図5を参照して説明したように、HCGモードで、第2比較器160Hが、HCGモードによるピクセル信号を受信して比較動作を遂行し、LCGモードで、第2比較器160Hは、ピクセル信号を受信しない。すなわち、LCGモードで、第2比較器160Hは、比較動作を遂行することなく、待機状態を維持することができる。したがって、モードによって、バイアス回路163Hのバイアス電流を調節し、LCGモードで、第2バイアススイッチSWB2bがターンオフされ、バイアス電流を低減させることができる。それによって、第2比較器160Hの消費電力が低減する。但し、LCGモードで、バイアス電流が遮断される場合、LCGモードからHCGモードに切り替えられるとき、第2比較器160Hが正常に動作するためのセトリング時間が多く必要である。したがって、LCGモードでも、第1電流ソースCS1bが電流Ibを提供することにより、第2比較器160Hが正常に比較動作を遂行するノーマル動作状態に速く復帰可能な待機状態を維持することができる。
図6A及び図6Bを参照して説明したように、第1比較器160L及び第2比較器160Hそれぞれが比較動作を遂行しない期間に、バイアス電流が低減する。第1比較器160Lが比較動作を遂行するとき、第2比較器160Hのバイアス電流が低減し、第2比較器160Hが比較動作を遂行するとき、第1比較器160Lのバイアス電流が低減する。それによって、ピクセルPXから出力されるピクセル電圧に対する比較動作が正常に遂行されつつも、第1比較器160L及び第2比較器160Hを含むCDS回路160の消費電力が低減する。また、複数のCDS回路160を含むイメージセンサ100(図1)の消費電力が低減する。
図8は、本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すタイミング図である。図8は、図2のピクセルPX、図4のCDS回路160、図6A及び図6Bの第1比較器160L及び第2比較器160Hの動作を示す。ピクセルPXに提供される制御信号、例えば、リセット制御信号RS、ゲイン制御信号CGS及び伝送制御信号TSは、ロウドライバ120から受信され、CDS回路160に提供される制御信号、例えば、オルウェイズオン信号AON、第1イネーブル信号ENL、第2イネーブル信号ENH、第1オートゼロ信号AZL及び第2オートゼロ信号AZHは、タイミングコントローラ190から提供される。
図3を参照して説明したように、読み取り期間に、RRSS読み取り方式によって、ピクセルPXから信号が読み取られる。
第1サブ期間SP1に、第1イネーブル信号ENLは、活性レベル、例えば、ロジックハイであり、第2イネーブル信号ENHは、非活性レベル、例えば、ロジックローである。
図4を参照すれば、第1入力スイッチSWI1が、第1イネーブル信号ENLに応答してターンオンされ、ピクセル電圧VPIXが第1比較器160Lに印加される。第1比較器160L及び第2比較器160Hのうち、第1比較器160Lが比較動作を遂行することができる。オルウェイズオン信号AON及び第1イネーブル信号ENLの活性レベルに応答して、第1比較器160Lの第1及び第2バイアススイッチSWB1a、SWB2aがターンオンされ、第1比較器160Lは、バイアス電流Ia+Iに基づいて動作することができる。オルウェイズオン信号AONの活性レベル、及び第2イネーブル信号ENHの非活性レベルにそれぞれ応答して、第2比較器160Hの第1バイアススイッチSWB1bはターンオンされ、第2バイアススイッチSWB2bがターンオフされ、第2比較器160Hは、バイアス電流Ibに基づいて動作することができる。例えば、第2比較器160Hは、待機状態でもある。
読み取り期間に、オルウェイズオン信号AONは、常に活性レベルであり、第1比較器160Lの第1バイアススイッチSWB1a、及び第2比較器160Hの第1バイアススイッチSWB1bは、第1サブ期間SP1のように、継続してターンオン状態を維持することができる。したがって、以下、第1比較器160Lの第1バイアススイッチSWB1a、及び第2比較器160Hの第1バイアススイッチSWB1bについての説明は省略する。
時点t0ないし時点t1は、第1オートゼロ区間AZ1であり、第1オートゼロ区間AZ1に、第1オートゼロ信号AZLが活性レベルである。第1オートゼロ信号AZLに応答して、第1比較器160Lに備えられる第1OTA
OTA1がオートゼロ動作を遂行することができる。第1OTA OTA1の第1入力ノードINL及び第2入力ノードIPLのレベルが、第1オートゼロレベルとして同一になる。以後、第1OTA
OTA1の第1入力ノードINL及び第2入力ノードIPLのレベルは、ピクセル電圧VPIX及びランプ信号RAMPのレベル変化によっても変化する。それによって、時点t1から時点t2まで、第1比較器160Lが、ピクセル電圧VPIXとして受信されるLCGリセット信号と、ランプ信号RAMPとを比較し、比較結果による比較結果信号を出力することができる。
第2サブ期間SP2及び第3サブ期間SP3に、第1イネーブル信号ENLは、非活性レベル、例えば、ロジックローであり、第2イネーブル信号ENHは、活性レベル、例えば、ロジックハイである。図4において、第2入力スイッチSWI2が、第2イネーブル信号ENHに応答してターンオンされ、ピクセル電圧VPIXが第2比較器160Hに印加される。第1比較器160L及び第2比較器160Hのうち、第2比較器160Hが比較動作を遂行することができる。第2イネーブル信号ENHの活性レベルに応答して、第2比較器160Hの第2バイアススイッチSWB2bがターンオンされ、第2比較器160Hは、バイアス電流Ib+Iに基づいて動作することができる。第1イネーブル信号ENLの非活性レベルに応答して、第1比較器160Lの第2バイアススイッチSWB1aがターンオフされ、第1比較器160Lは、バイアス電流Iaに基づいて動作することができる。例えば、第1比較器160Lは、待機状態でもある。
時点t2ないし時点t3は、第2オートゼロ区間AZ2であり、第2オートゼロ区間AZ2に、第2オートゼロ信号AZHが活性レベルである。第2オートゼロ信号AZHに応答して、第2比較器160Hに備えられる第2OTA
OTA2がオートゼロ動作を遂行することができる。第2OTA OTA2の第1入力ノードINH及び第2入力ノードIPHのレベルが、第2オートゼロレベルとして同一になる。以後、第2OTA
OTA2の第1入力ノードINH及び第2入力ノードIPHのレベルは、ピクセル電圧VPIX及びランプ信号RAMPのレベル変化によっても変化する。それによって、時点t3から時点t4まで、第2比較器160Hが、ピクセル電圧VPIXとして受信されるHCGリセット信号と、ランプ信号RAMPとを比較し、比較結果による比較結果信号を出力することができる。また、第3サブ期間SP3、すなわち、時点t4から時点t5まで、第2比較器160Hが、ピクセル電圧VPIXとして受信されるHCGイメージ信号(例えば、HCG信号電圧)と、ランプ信号RAMPとを比較し、比較結果による比較結果信号を出力することができる。
第4サブ期間SP4に、第1イネーブル信号ENLは、活性レベル、例えば、ロジックハイであり、第2イネーブル信号ENHは、非活性レベル、例えば、ロジックローである。図4において、第1入力スイッチSWI1が、第1イネーブル信号ENLに応答してターンオンされ、ピクセル電圧VPIXが第1比較器160Lに印加される。第1比較器160Lが比較動作を遂行することができる。第1サブ期間SP1と同様に、第1イネーブル信号ENLの活性レベルに応答して、第1比較器160Lの第2バイアススイッチSWB2aがターンオンされ、第1比較器160Lは、バイアス電流Ia+Iに基づいて動作することができる。第2イネーブル信号ENHの非活性レベルに応答して、第2比較器160Hの第2バイアススイッチSWB2bがターンオフされ、第2比較器160Hは、バイアス電流Ibに基づいて動作することができる。
そのように、第1比較器160Lは、第1サブ期間SP1及び第4サブ期間SP4に、LCGリセット信号及びLCGイメージ信号に基づいた比較動作を遂行し、第2比較器160Hは、第2サブ期間SP2及び第3サブ期間SP3に、HCGリセット信号及びHCGイメージ信号に基づいた比較動作を遂行することができる。第1比較器160Lは、比較動作を遂行しない第2サブ期間SP2及び第3サブ期間SP3に、バイアス電流が低減し、第2比較器160Hは、比較動作を遂行しない第1サブ期間SP1及び第4サブ期間SP4に、バイアス電流が低減する。
例えば、第2比較器160Hのバイアス電流Ib及びIが、第1比較器160Lのバイアス電流Ia及びIとそれぞれ同一である場合、コンバージョンゲインモードによって、第1比較器160L及び第2比較器160Hのバイアス電流が調整されないならば、読み取り期間に、CDS回路160の全体バイアス電流は2×(Ia+I)である。しかし、本発明の実施形態によるCDS回路160において、読み取り期間に、CDS回路160の全体バイアス電流は2×Ia+Iである。したがって、CDS回路160及びイメージセンサ100の消費電力が低減する。
図9A及び図9Bは、本発明の例示的な実施形態によるCDS回路の第1比較器及び第2比較器のバイアス電流制御方法を示すタイミング図である。
図9A及び図9Bを参照すれば、第1イネーブル信号ENL及び第2イネーブル信号ENHのレベルは、ゲイン制御信号CGSのレベル遷移によって、活性レベルから非活性レベルに、あるいは非活性レベルから活性レベルに遷移される。そのとき、図9Aに示されたように、ゲイン制御信号CGSのレベルの遷移時点の前後の一部の区間、例えば、区間PON1及び区間PON2に、第1イネーブル信号ENL及び第2イネーブル信号ENHの両方が活性レベルである。それによって、第1サブ期間SP1及び第2サブ期間SP2に、第2比較器160Hのバイアス電流が増大した後、第1比較器160Lのバイアス電流が低減し、また、第3サブ期間SP3及び第4サブ期間SP4に、第1比較器160Lのバイアス電流が増大した後、第2比較器160Hのバイアス電流が低減する。
逆に、図9Bに示されたように、ゲイン制御信号CGSのレベルの遷移時点の前後の一部の区間、例えば、区間POFF1及び区間POFF2に、第1イネーブル信号ENL及び第2イネーブル信号ENHの両方が非活性レベルである。それによって、第3サブ期間SP3及び第4サブ期間SP4に、第1比較器160Lのバイアス電流が低減した後、第2比較器160Hのバイアス電流が増大し、また、第3サブ期間SP3及び第4サブ期間SP4に、第2比較器160Hのバイアス電流が低減した後、第1比較器160Lのバイアス電流が増大する。
図10は、本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図である。図10のピクセルPXaは、図2のピクセルPXの変形例である。
図10を参照すれば、ピクセルPXaは、2つのフォトダイオードPD1、PD2と、複数のトランジスタ、例えば、2つの伝送トランジスタTX1、TX2、リセットトランジスタRX、駆動トランジスタDX、選択トランジスタSX及びゲイン制御トランジスタCGX(または、コンバージョンゲイン制御トランジスタという)と、キャパシタCとを含む。ここで、2つのフォトダイオードPD1、PD2は、1つのマイクロレンズの下に配置されるフォトダイオードを表す。
第1フォトダイオードPD1、第1伝送トランジスタTX1、第2フォトダイオードPD2及び第2伝送トランジスタTX2が、フローティングディフュージョンノードFDを共有することができる。第1伝送トランジスタTX1は、第1伝送制御信号TS1に応答してターンオンされ、第1フォトダイオードPD1で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第2伝送トランジスタTX2は、第2伝送制御信号TS2に応答してターンオンされ、第2フォトダイオードPD2で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第1伝送トランジスタTS1及び第2伝送トランジスタTS2は、第1伝送制御信号TS1及び第2伝送制御信号TS2によって独立して動作することができる。
図11Aは、本発明の例示的な実施形態によるピクセルの平面図であり、図11Bは、垂直断面図である。
図11A及び図11Bを参照すれば、ピクセルPXaは、マイクロレンズML、カラーフィルタCF、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2、フローティングディフュージョンノードFD並びに配線層WLを含む。
マイクロレンズMLの下にカラーフィルタCFが配置され、カラーフィルタCFの下に第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2が配置される。第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2は、基板SUBに形成され、フローティングディフュージョンノードFDも、基板SUBに形成される。図示していないが、基板SUBに、トランジスタ、例えば、第1及び第2伝送トランジスタTX1、TX2、リセットトランジスタRX、駆動トランジスタDX、選択トランジスタSX及びゲイン制御トランジスタCGXが形成可能であり、配線層WLには、前記トランジスタを連結する配線と、前記トランジスタの制御信号を伝送するロウラインとが形成可能である。
本実施形態において、マイクロレンズMLの下に、第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2が並んで配置可能である。第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2は、マイクロレンズMLの光軸MLXを中心に左/右(または、上/下)にそれぞれ配置可能である。第1フォトダイオードPD1は、光軸MLXの右側を通じて収集される第1光信号L1を受信し、第2フォトダイオードPD2は、光軸MLXの左側を通じて収集される第2光信号L2を受信することができる。
イメージセンサ100は、撮像装置のオートフォーカスのためのオートフォーカスデータを生成することができ、図11A及び図11BのピクセルPXaは、オートフォーカスデータを生成する焦点ピクセルでもある。例えば、焦点ピクセルは、ピクセルアレイ110の複数のピクセルPX間に配置可能である。あるいは、ピクセルアレイ110の複数のピクセルPXがいずれも焦点ピクセルにより具現化され、複数のピクセルPXがオートフォーカスデータを生成することもできる。
図12は、本発明の例示的な実施形態によるイメージセンサの動作方法を示すタイミング図である。図12は、図10のピクセルPXa、図4のCDS回路160、図6A及び図6Bの第1比較器160L及び第2比較器160Hの動作を示す。
図12を参照すれば、ピクセルPXaの読み取り期間は、第1ないし第5サブ期間SP1ないしSP5を含む。第1サブ期間SP1には、LCGリセット信号が読み取られ、第2サブ期間SP2には、HCGリセット信号が読み取られ、第3サブ期間SP3には、HCGレフト(left)イメージ信号(または、HCGライト(right)イメージ信号)が読み取られ、第4サブ期間には、HCG合算イメージ信号が読み取られ、第5サブ期間SP5には、LCG合算イメージ信号が読み取られる。ここで、レフトイメージ信号は、ピクセルPXaにおいて、第1フォトダイオードPD1で生成された電荷に基づいて生成されるイメージ信号であり、合算イメージ信号は、ピクセルPXaにおいて、第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2で生成された電荷に基づいて生成されるイメージ信号を表す。
第1サブ期間SP1及び第2サブ期間SP2の動作は、図8の第1サブ期間SP1及び第2サブ期間SP2の動作と同様であるところ、重複説明は省略する。
第3サブ期間SP3に、ピクセルPXaは、ゲイン制御信号CGSの非活性レベルに応答して、HCGモードで動作する。第1伝送制御信号TS1が活性レベルにトグリングされ、第1フォトダイオードPD1で生成された電荷がフローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。それによって、HCGレフトイメージ信号(例えば、HCGレフト信号電圧)が読み取られる。
第4サブ期間SP4に、第2伝送制御信号TS2が活性レベルにトグリングされ、第2フォトダイオードPD2で生成された電荷がフローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。フローティングディフュージョンノードFDには、第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2で生成された電荷が保存可能であり、それによって、HCG合算イメージ信号(例えば、HCG合算信号電圧)が読み取られる。
第5サブ期間SP5に、ピクセルPXaは、ゲイン制御信号CGSの活性レベルに応答して、LCGモードで動作する。第1伝送制御信号TS1及び第2伝送制御信号TS2が活性レベルにトグリングされ、第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2に残っていた電荷が、フローティングディフュージョンノードFDへ伝送及び保存される。フローティングディフュージョンノードFDの電圧によるLCG合算イメージ信号(例えば、LCG合算信号電圧)が読み取られる。
HCG合算イメージ信号についてのカウンティング値、例えば、HCG合算イメージ値から、HCGレフトイメージ信号についてのカウンティング値、例えば、HCGレフトイメージ値が差し引かれ、HCGライトイメージ値が算出可能である。ピクセルアレイ110の複数の焦点ピクセルから生成されるHCGレフトイメージ値及びHCGライトイメージ値に基づいて、オートフォーカスデータが生成可能である。
第1サブ期間SP1及び第5サブ期間SP5に、LCG信号、例えば、LCGリセット信号及びLCG合算信号に対する処理は、第1比較器160Lが遂行し、第2ないし第4サブ期間SP2ないしSP4に、HCG信号、例えば、HCGリセット信号、HCGレフトイメージ信号及びHCG合算信号に対する処理は、第2比較器160Hが遂行することができる。第1サブ期間SP1及び第5サブ期間SP5に、第1比較器160Lが比較動作を遂行するとき、第2比較器160Hは待機状態であり、バイアス電流が低減する。また、第2ないし第4サブ期間SP2ないしSP4に、第2比較器160Hが比較動作を遂行するとき、第1比較器160Lは待機状態であり、バイアス電流が低減する。
図13Aは、本発明の例示的な実施形態によるピクセルの一具現化例を示す回路図であり、図13Bは、図13Aのピクセルの平面図である。図13AのピクセルPXbは、図2のピクセルPXの変形例である。
図13Aを参照すれば、ピクセルPXbは、4個のフォトダイオードPD1、PD2、PD3、PD4と、複数のトランジスタ、例えば、4個の伝送トランジスタTX1、TX2、TX3、TX4、リセットトランジスタRX、駆動トランジスタDX、選択トランジスタSX及びゲイン制御トランジスタCGX(または、コンバージョンゲイン制御トランジスタという)と、キャパシタCとを含む。ここで、2つのフォトダイオードPD1、PD2は、1つのマイクロレンズの下に配置されるフォトダイオードを表す。
第1フォトダイオードPD1、第1伝送トランジスタTX1、第2フォトダイオードPD2、第2伝送トランジスタTX2、第3フォトダイオードPD3、第3伝送トランジスタTX3、第4フォトダイオードPD4及び第4伝送トランジスタTX4がフローティングディフュージョンノードFDを共有することができる。
第1伝送トランジスタTX1は、第1伝送制御信号TS1に応答してターンオンされ、第1フォトダイオードPD1で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第2伝送トランジスタTX2は、第2伝送制御信号TS2に応答してターンオンされ、第2フォトダイオードPD2で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第3伝送トランジスタTX3は、第3伝送制御信号TS3に応答してターンオンされ、第3フォトダイオードPD3で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第4伝送トランジスタTX4は、第4伝送制御信号TS4に応答してターンオンされ、第4フォトダイオードPD4で生成される電荷をフローティングディフュージョンノードFDへ伝送することができる。第1ないし第4伝送トランジスタTS1ないしTS4それぞれは、第1ないし第4伝送制御信号TS1ないしTS4によって独立して動作することができる。
図13Bを参照すれば、マイクロレンズMLの下に、第1ないし第4フォトダイオードPD1ないしPD4が並んで配置可能である。例えば、第1及び第3フォトダイオードPD1、PD3が左側に、第2及び第4フォトダイオードPD2、PD4が右側に配置され、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2が上側に、第3及び第4フォトダイオードPD3、PD4が下側に配置される。ピクセルPXbは、焦点ピクセルとして動作することができる。
ピクセルアレイ110(図1)の複数のピクセルPXの全部または一部が、ピクセルPXbにより具現化される。イメージセンサ100は、図12に示されたように動作可能であり、第1及び第3伝送制御信号TS1、TS3は、図12の第1伝送制御信号TS1と同様であり、第2及び第4伝送制御信号TS2、TS4は、図12の第2伝送制御信号TS2と同様である。それによって、第1フォトダイオードPD1及び第3フォトダイオードPD3で生成された電荷に基づいて、HCGレフトイメージ信号が生成され、第1ないし第4フォトダイオードPD1ないしPD4で生成された電荷に基づいて、HCG合算イメージ信号が生成可能である。
一実施形態において、第1及び第2伝送制御信号TS1、TS2は、図12の第1伝送制御信号TS1と同様であり、第3及び第4伝送制御信号TS3、TS4は、図12の第2伝送制御信号TS2と同様である。それによって、第1フォトダイオードPD1及び第2フォトダイオードPD2で生成された電荷に基づいて、HCG上部イメージ信号が生成され、第1ないし第4フォトダイオードPD1ないしPD4で生成された電荷に基づいて、HCG合算イメージ信号が生成可能である。HCG合算イメージ信号のカウンティング値、例えば、HCG合算イメージ値から、HCG上部イメージ信号のカウンティング値、例えば、HCG上部イメージ値が差し引かれ、HCG下部イメージ値が算出可能である。ピクセルアレイ110の焦点ピクセルのHCG上部イメージ値及びHCG下部イメージ値が、オートフォーカスデータとして利用可能である。
図14及び図15は、マルチカメラモジュールを含む電子装置のブロック図である。図16は、図14及び図15のカメラモジュールの詳細ブロック図である。
図14を参照すれば、電子装置1000は、カメラモジュールグループ1100、アプリケーションプロセッサ1200、PMIC(power management integrated circuit)1300及び外部メモリ1400を含む。
カメラモジュールグループ1100は、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cを含む。図14には、3個のカメラモジュール1100a、1100b、1100cが配置された実施形態が示されているが、実施形態がそれに制限されるものではない。いくつかの実施形態において、カメラモジュールグループ1100は、2つのカメラモジュールのみを含むように変形して実施可能である。また、いくつかの実施形態において、カメラモジュールグループ1100は、k個(kは、4以上の自然数)のカメラモジュールを含むように変形して実施可能である。
以下、図15を参照して、カメラモジュール1100bの詳細構成についてより具体的に説明するが、以下の説明は、実施形態によって、他のカメラモジュール1100a、1100cについても同様に適用可能である。
図15を参照すれば、カメラモジュール1100bは、プリズム1105、OPFE(Optical Path Folding Element)1110、アクチュエータ1130、イメージセンシング装置1140及び保存部1150を含む。
プリズム1105は、光反射物質の反射面1107を含み、外部から入射される光Lの経路を変形させることができる。
いくつかの実施形態において、プリズム1105は、第1方向Xに入射される光Lの経路を、第1方向Xに垂直な第2方向Yに変更させることができる。また、プリズム1105は、光反射物質の反射面1107を、中心軸1106を中心にA方向に回転させるか、あるいは中心軸1106をB方向に回転させ、第1方向Xに入射される光Lの経路を、垂直な第2方向Yに変更させることができる。そのとき、OPFE
1110も、第1方向X及び第2方向Yと垂直な第3方向Zに移動することができる。
いくつかの実施形態において、図16に示されたように、プリズム1105のA方向の最大回転角度は、プラス(+)A方向には15°以下であり、マイナス(-)A方向には15°よりも大きいが、実施形態がそれに制限されるものではない。
いくつかの実施形態において、プリズム1105は、プラス(+)またはマイナス(-)B方向に、20°内外、10°ないし20°、または15°ないし20°間で回転可能であり、ここで、回転角度は、プラス(+)またはマイナス(-)B方向に同一角度で回転するか、あるいは1°内外の範囲でほぼ類似した角度まで回転する。
いくつかの実施形態において、プリズム1105は、光反射物質の反射面1107を、中心軸1106の延長方向と平行な第3方向(例えば、Z方向)に移動することができる。
OPFE 1110は、例えば、m個(ここで、mは自然数)のグループからなる光学レンズを含む。m個のレンズは、第2方向Yに移動し、カメラモジュール1100bの光学ズーム倍率を変更することができる。例えば、カメラモジュール1100bの基本の光学ズーム倍率をZとするとき、OPFE
1110に含まれたm個の光学レンズを移動させる場合、カメラモジュール1100bの光学ズーム倍率は、3Z、5Z、または5Z以上の光学ズーム倍率に変更可能である。
アクチュエータ1130は、OPFE 1110または光学レンズグループ(以下、光学レンズという)を特定の位置に移動させることができる。例えば、アクチュエータ1130は、正確なセンシングのために、イメージセンサ1142が光学レンズの焦点距離(focal length)に位置するように、光学レンズの位置を調整することができる。
イメージセンシング装置1140は、イメージセンサ1142、制御ロジック1144及びメモリ1146を含む。イメージセンサ1142は、光学レンズを通じて提供される光Lを利用して、センシング対象のイメージをセンシングすることができる。図1ないし図13Bを参照して説明したイメージセンサ100及びその構成要素、例えば、デュアルコンバージョンゲインを支援するピクセルPX(図2)及びCDS回路160(図4)が、イメージセンサ1142に適用可能である。イメージセンサ1142は、HCGイメージデータ及びLCGイメージデータを併合し、ハイダイナミックレンジを有するイメージデータを生成することができる。
制御ロジック1144は、カメラモジュール1100bの全般的な動作を制御することができる。例えば、制御ロジック1144は、制御信号ラインCSLbを通じて提供された制御信号によって、カメラモジュール1100bの動作を制御することができる。
メモリ1146は、キャリブレーションデータ1147のような、カメラモジュール1100bの動作に必要な情報を保存することができる。キャリブレーションデータ1147は、カメラモジュール1100bが外部から提供された光Lを利用してイメージデータを生成するのに必要な情報を含む。キャリブレーションデータ1147は、例えば、前述の回転度に係る情報、焦点距離に係る情報、光学軸に係る情報などを含んでもよい。カメラモジュール1100bが、光学レンズの位置によって焦点距離が変わるマルチステートカメラ形態に具現化される場合、キャリブレーションデータ1147は、光学レンズの各位置別(または、ステート別)の焦点距離値と、オートフォーカシングに係る情報とを含んでもよい。
保存部1150は、イメージセンサ1142を通じてセンシングされたイメージデータを保存することができる。保存部1150は、イメージセンシング装置1140の外部に配置可能であり、イメージセンシング装置1140を構成するセンサチップとスタックされた形態にも具現化される。
いくつかの実施形態において、保存部1150は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)により具現化されるが、実施形態がそれに制限されるものではない。いくつかの実施形態において、イメージセンサ1142は、ピクセルアレイで構成されており、制御ロジック1144は、アナログデジタルコンバータ(Analog to digital converter)と、センシングされたイメージ処理のためのイメージ信号処理部とを含む。
図14及び図15を共に参照すれば、いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれは、アクチュエータ1130を含む。それによって、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれは、その内部に含まれたアクチュエータ1130の動作による、同一または異なるキャリブレーションデータ1147を含む。
いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cのうち1つのカメラモジュール(例えば、1100b)は、前述したプリズム1105とOPFE
1110とを含む折り畳みレンズ(folded lens)形態のカメラモジュールであり、残りのカメラモジュール(例えば、1100a、1100c)は、プリズム1105とOPFE
1110とが含まれていないバーティカル(vertical)形態のカメラモジュールであるが、実施形態がそれに制限されるものではない。
いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cのうち1つのカメラモジュール(例えば、1100c)は、例えば、IR(Infrared Ray)を利用してデプス情報を抽出するバーティカル形態のデプス(深度)カメラでもある。その場合、アプリケーションプロセッサ1200は、当該デプスカメラから提供されたイメージデータと、他のカメラモジュール(例えば、1100aまたは1100b)から提供されたイメージデータとを併合し、三次元デプスイメージを生成することができる。
いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cのうち少なくとも2つのカメラモジュール(例えば、1100a、1100b)は、相異なる観測視野(Field of View、視野角)を有することができる。その場合、例えば、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cのうち少なくとも2つのカメラモジュール(例えば、1100a、1100b)の光学レンズが相異なっているが、それに制限されるものではない。
また、いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれの視野角は相異なっている。例えば、カメラモジュール1100aはウルトラワイド(超広角)カメラであり、カメラモジュール1100bはワイド(広角)カメラであり、カメラモジュール1100cはテレカメラであるが、それに制限されるものではない。その場合、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれに含まれた光学レンズも相異なっているが、それに制限されるものではない。
いくつかの実施形態において、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれは、互いに物理的に分離されて配置可能である。すなわち、1つのイメージセンサ1142のセンシング領域を、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cが分割して使用するものではなく、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれの内部に独立したイメージセンサ1142が配置可能である。
再び図14を参照すれば、アプリケーションプロセッサ1200は、イメージ処理装置1210、メモリコントローラ1220及び内部メモリ1230を含む。アプリケーションプロセッサ1200は、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cと分離されて具現化可能である。例えば、アプリケーションプロセッサ1200と、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cは、別途の半導体チップにより互いに分離されて具現化可能である。
イメージ処理装置1210は、複数のサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212c、イメージ生成器1214及びカメラモジュールコントローラ1216を含む。
イメージ処理装置1210は、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cの個数に対応する個数の複数のサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cを含む。
それぞれのカメラモジュール1100a、1100b、1100cから生成されたイメージデータは、互いに分離されたイメージ信号ラインISLa、ISLb、ISLcを通じて、対応するサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cに提供可能である。例えば、カメラモジュール1100aから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLaを通じて、サブイメージプロセッサ1212aに提供され、カメラモジュール1100bから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLbを通じて、サブイメージプロセッサ1212bに提供され、カメラモジュール1100cから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLcを通じて、サブイメージプロセッサ1212cに提供される。そのようなイメージデータ伝送は、例えば、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)に基づいたCSI(Camera Serial Interface)を利用して遂行されるが、実施形態がそれに制限されるものではない。
一方、いくつかの実施形態において、1つのサブイメージプロセッサが複数のカメラモジュールに対応するように配置されることも可能である。例えば、サブイメージプロセッサ1212aとサブイメージプロセッサ1212cが、図14に示されたように互いに分離されて具現化されるものではなく、1つのサブイメージプロセッサに統合されて具現化され、カメラモジュール1100aとカメラモジュール1100cから提供されたイメージデータは、選択素子(例えば、マルチプレクサ)などを通じて選択された後、統合されたサブイメージプロセッサに提供される。そのとき、サブイメージプロセッサ1212bは統合されず、カメラモジュール1100bからイメージデータを提供される。
また、いくつかの実施形態において、カメラモジュール1100aから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLaを通じて、サブイメージプロセッサ1212aに提供され、カメラモジュール1100bから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLbを通じて、サブイメージプロセッサ1212bに提供され、カメラモジュール1100cから生成されたイメージデータは、イメージ信号ラインISLcを通じて、サブイメージプロセッサ1212cに提供される。そして、サブイメージプロセッサ1212bで処理されたイメージデータは、イメージ生成器1214にすぐ提供されるが、サブイメージプロセッサ1212aで処理されたイメージデータと、サブイメージプロセッサ1212cで処理されたイメージデータは、選択素子(例えば、マルチプレクサ)などを通じていずれか1つが選択された後、イメージ生成器1214に提供される。
それぞれのサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cは、カメラモジュール1100a、1100b、1100cから提供されたイメージデータに対し、不良ピクセル補正(bad pixel correction)、3A調整(Auto-focus correction,Auto-white balance,Auto-exposure)、ノイズ除去、シャープニング(sharpening)、ガンマ調整、リモザイク(remosaic)などのイメージ処理を遂行することができる。
いくつかの実施形態において、リモザイク信号処理は、それぞれのカメラモジュール1100a、1100b、1100cで遂行された後、サブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cに提供されることも可能である。
それぞれのサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cで処理されたイメージデータは、イメージ生成器1214に提供可能である。イメージ生成器1214は、イメージ生成情報(Generating Information)またはモード信号によって、それぞれのサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cから提供されたイメージデータを利用して、出力イメージを生成することができる。
具体的には、イメージ生成器1214は、イメージ生成情報またはモード信号によって、相異なる視野角を有するカメラモジュール1100a、1100b、1100cから生成されたイメージデータのうち少なくとも一部を併合し、出力イメージを生成することができる。また、イメージ生成器1214は、イメージ生成情報またはモード信号によって、相異なる視野角を有するカメラモジュール1100a、1100b、1100cから生成されたイメージデータのうちいずれか1つを選択し、出力イメージを生成することもできる。
いくつかの実施形態において、イメージ生成情報は、ズーム信号(または、ズームファクタ)を含むこともできる。また、いくつかの実施形態において、モード信号は、例えば、ユーザから選択されたモードに基づいた信号でもある。
イメージ生成情報がズーム信号(ズームファクタ)であり、それぞれのカメラモジュール1100a、1100b、1100cが相異なる観測視野(視野角)を有する場合、イメージ生成器1214は、ズーム信号の種類によって、相異なる動作を遂行することができる。例えば、ズーム信号が第1信号である場合、サブイメージプロセッサ1212aから出力されたイメージデータと、サブイメージプロセッサ1212cから出力されたイメージデータのうち、サブイメージプロセッサ1212aから出力されたイメージデータと、サブイメージプロセッサ1212bから出力されたイメージデータとを利用して、出力イメージを生成することができる。もし、ズーム信号が、第1信号と異なる第2信号である場合、イメージ生成器1214は、サブイメージプロセッサ1212aから出力されたイメージデータと、サブイメージプロセッサ1212cから出力されたイメージデータのうち、サブイメージプロセッサ1212cから出力されたイメージデータと、サブイメージプロセッサ1212bから出力されたイメージデータとを利用して、出力イメージを生成することができる。もし、ズーム信号が、第1及び第2信号と異なる第3信号である場合、イメージ生成器1214は、そのようなイメージデータ併合を遂行することなく、それぞれのサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cから出力されたイメージデータのうちいずれか1つを選択し、出力イメージを生成することができる。しかし、実施形態がそれに制限されるものではなく、必要に応じて、イメージデータを処理する方法は多様に変形して実施可能である。
図15を参照すれば、いくつかの実施形態において、イメージ処理装置1210は、サブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cの出力を選択し、イメージ生成器1214に伝達する選択部1213をさらに含んでもよい。
その場合、選択部1213は、ズーム信号またはズームファクタによって、相異なる動作を遂行することができる。例えば、選択部1213は、ズーム信号が第4信号(例えば、ズーム倍率が第1倍率)である場合、サブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cの出力のうちいずれか1つを選択し、イメージ生成器1214に伝達することができる。
また、選択部1213は、ズーム信号が、第4信号と異なる第5信号(例えば、ズーム倍率が第2倍率)である場合、サブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cの出力のうちp個(pは、2以上の自然数)の出力を順次にイメージ生成器1214に伝達することができる。例えば、選択部1213は、サブイメージプロセッサ1212bとサブイメージプロセッサ1212cとの出力を順次にイメージ生成器1214に伝達することができる。また、選択部1213は、サブイメージプロセッサ1212aとサブイメージプロセッサ1212bとの出力を順次にイメージ生成器1214に伝達することができる。イメージ生成器1214は、順次に提供されたp個の出力を併合し、1つの出力イメージを生成することもできる。
ここで、デモザイク(demosaic)、ビデオ/プレビュー解像度サイズにダウンスケーリング、ガンマ補正、HDR(High Dynamic Range)処理などのイメージ処理は、サブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cであらかじめ遂行された後、処理されたイメージデータがイメージ生成器1214に伝達される。したがって、処理されたイメージデータが選択部1213から1本の信号ラインを通じてイメージ生成器1214に提供されても、イメージ生成器1214のイメージ併合動作が高速に遂行される。
いくつかの実施形態において、イメージ生成器1214は、複数のサブイメージプロセッサ1212a、1212b、1212cのうち少なくとも1つから、露出時間が相異なる複数のイメージデータを受信し、複数のイメージデータに対し、HDR処理を遂行することにより、ダイナミックレンジが増大した、併合されたイメージデータを生成することもできる。
カメラモジュールコントローラ1216は、それぞれのカメラモジュール1100a、1100b、1100cに制御信号を提供することができる。カメラモジュールコントローラ1216から生成された制御信号は、互いに分離された制御信号ラインCSLa、CSLb、CSLcを通じて、対応するカメラモジュール1100a、1100b、1100cに提供可能である。
複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cのうちいずれか1つは、ズーム信号を含むイメージ生成情報、またはモード信号によって、マスタカメラ(例えば、1100b)と指定され、残りのカメラモジュール(例えば、1100a、1100c)は、スレーブカメラと指定される。そのような情報は、制御信号に含まれ、互いに分離された制御信号ラインCSLa、CSLb、CSLcを通じて、対応するカメラモジュール1100a、1100b、1100cに提供可能である。
ズームファクタまたは動作モード信号によって、マスタ及びスレーブとして動作するカメラモジュールが変更可能である。例えば、カメラモジュール1100aの視野角がカメラモジュール1100bの視野角よりも広く、ズームファクタが低いズーム倍率を表す場合、カメラモジュール1100bがマスタとして動作し、カメラモジュール1100aがスレーブとして動作することができる。逆に、ズームファクタが高いズーム倍率を表す場合、カメラモジュール1100aがマスタとして動作し、カメラモジュール1100bがスレーブとして動作することができる。
いくつかの実施形態において、カメラモジュールコントローラ1216からそれぞれのカメラモジュール1100a、1100b、1100cに提供される制御信号は、シンク(sync)イネーブル信号を含むこともできる。例えば、カメラモジュール1100bがマスタカメラであり、カメラモジュール1100a、1100cがスレーブカメラである場合、カメラモジュールコントローラ1216は、カメラモジュール1100bへシンクイネーブル信号を伝送することができる。当該シンクイネーブル信号を提供されたカメラモジュール1100bは、提供されたシンクイネーブル信号に基づいて、シンク信号を生成し、生成されたシンク信号を、シンク信号ラインSSLを通じてカメラモジュール1100a、1100cに提供することができる。カメラモジュール1100bとカメラモジュール1100a、1100cは、当該シンク信号に同期化され、イメージデータをアプリケーションプロセッサ1200へ伝送することができる。
いくつかの実施形態において、カメラモジュールコントローラ1216から複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cに提供される制御信号は、モード信号によるモード情報を含むこともできる。当該モード情報に基づいて、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cは、センシング速度と関連し、第1動作モード及び第2動作モードで動作することができる。
複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cは、第1動作モードで、第1速度でイメージ信号を生成(例えば、第1フレームレートのイメージ信号を生成)し、それを第1速度よりも高い第2速度でエンコーディング(例えば、第1フレームレートよりも高い第2フレームレートのイメージ信号をエンコーディング)し、エンコーディングされたイメージ信号をアプリケーションプロセッサ1200へ伝送することができる。そのとき、第2速度は、第1速度の30倍以下でもある。
アプリケーションプロセッサ1200は、受信されたイメージ信号、すなわち、エンコーディングされたイメージ信号を、内部メモリ1230、またはアプリケーションプロセッサ1200の外部メモリ1400に保存し、次いで、内部メモリ1230または外部メモリ1400から、エンコーディングされたイメージ信号を読み取ってデコーディングし、デコーディングされたイメージ信号に基づいて生成されるイメージデータをディスプレイすることができる。例えば、イメージ処理装置1210の複数のサブプロセッサ1212a、1212b、1212cのうち対応するサブプロセッサが、デコーディングを遂行し、また、デコーディングされたイメージ信号に対し、イメージ処理を遂行することができる。
複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cは、第2動作モードで、第1速度よりも低い第3速度でイメージ信号を生成(例えば、第1フレームレートよりも低い第3フレームレートのイメージ信号を生成)し、該イメージ信号をアプリケーションプロセッサ1200へ伝送することができる。アプリケーションプロセッサ1200に提供されるイメージ信号は、エンコーディングされない信号でもある。アプリケーションプロセッサ1200は、受信されるイメージ信号に対し、イメージ処理を遂行するか、あるいはイメージ信号を内部メモリ1230または外部メモリ1400に保存する。
PMIC 1300は、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれに電力、例えば、電源電圧を供給することができる。例えば、PMIC
1300は、アプリケーションプロセッサ1200の制御下、パワー信号ラインPSLaを通じて、カメラモジュール1100aに第1電力を供給し、パワー信号ラインPSLbを通じて、カメラモジュール1100bに第2電力を供給し、パワー信号ラインPSLcを通じて、カメラモジュール1100cに第3電力を供給することができる。
PMIC 1300は、アプリケーションプロセッサ1200からの電力制御信号PCONに応答して、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれに対応する電力を生成し、かつ電力のレベルを調整することができる。電力制御信号PCONは、複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cの動作モード別の電力調整信号を含むこともできる。例えば、動作モードは、低電力モードを含んでもよく、そのとき、電力制御信号PCONは、低電力モードで動作するカメラモジュール及び設定される電力レベルについての情報を含んでもよい。複数のカメラモジュール1100a、1100b、1100cそれぞれに提供される電力のレベルは、同一または相異なっている。また、電力のレベルは動的に変更可能である。
以上のように、図面と明細書で例示的な実施形態が開示された。本明細書において、特定の用語を使用して実施形態が述べられたが、それは、単に本発明の技術的思想を説明するための目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。したがって、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、それらから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により決まらなければならない。
本発明は、例えば、イメージセンサ関連の技術分野に適用可能である。
CL カラムライン
ENL 第1イネーブル信号
ENH 第2イネーブル信号
PX ピクセル
RAMP ランプ信号
SWI1 第1入力スイッチ
SWI2 第2入力スイッチ
VPIX ピクセル電圧
160 CDS回路
160L 第1比較器
160H 第2比較器
170 カウンタ回路

Claims (20)

  1. ピクセルがローコンバージョンゲイン(low conversion gain:LCG)モードで動作する第1期間及び第4期間に、第1バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから出力されるピクセル電圧をランプ信号と比較する第1比較器と、
    前記ピクセルがハイコンバージョンゲイン(high conversion gain:HCG)モードで動作する第2期間及び第3期間に、第2バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから出力される前記ピクセル電圧を前記ランプ信号と比較する第2比較器と、を含み、
    前記第2期間及び前記第3期間に、前記第1比較器は、前記第1バイアス電流よりも低い第3バイアス電流に基づいて動作し、
    前記第1期間及び前記第4期間に、前記第2比較器は、前記第2バイアス電流よりも低い第4バイアス電流に基づいて動作することを特徴とするCDS(Correlated Double Sampling)回路。
  2. 前記第1期間及び前記第4期間に、前記ピクセルから出力されるピクセル電圧を前記第1比較器に提供し、且つ前記第2期間及び前記第3期間に、前記ピクセルの前記ピクセル電圧を、前記第2比較器の入力として提供する入力スイッチ回路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のCDS回路。
  3. 前記第1比較器は、
    第1キャパシタ及び第2キャパシタと、
    前記第1キャパシタを通じて前記ピクセル電圧を受信し、前記第2キャパシタを通じて前記ランプ信号を受信する入力段と、
    第1電流を生成する第1電流ソースと、
    第2電流を生成する第2電流ソースと、
    前記第1電流ソースと前記入力段との間に連結される第1スイッチと、
    前記第2電流ソースと前記入力段との間に連結される第2スイッチと、を含み、
    前記第1スイッチは、常にターンオンされ、前記第2スイッチは、前記第1期間及び前記第4期間にターンオンされることを特徴とする請求項1又は2に記載のCDS回路。
  4. 前記第1期間及び前記第4期間に、前記第1電流と前記第2電流との和が前記第1バイアス電流として提供され、
    前記第2期間及び前記第3期間に、前記第1電流が前記第3バイアス電流として提供されることを特徴とする請求項3に記載のCDS回路。
  5. 前記第1比較器は、
    前記入力段の第1入力ノードと第1出力ノードとの間に連結される第1オートゼロスイッチ、及び前記入力段の第2入力ノードと第2出力ノードとの間に連結される第2オートゼロスイッチを含み、
    前記第1オートゼロスイッチ及び前記第2オートゼロスイッチが、前記第1期間の初期区間にターンオンされ、オートゼロ動作を遂行することを特徴とする請求項3に記載のCDS回路。
  6. 前記第1比較器は、
    前記第1期間に、前記ピクセルのリセットレベルを表すLCGリセット信号を、前記ピクセル電圧として受信し、前記第4期間に、前記ピクセルで生成された電荷によるLCGイメージ信号を、前記ピクセル電圧として受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のCDS回路。
  7. 前記第1比較器は、
    前記第1期間の初期区間に、前記ランプ信号及び前記LCGリセット信号に基づいて、第1オートゼロ動作を遂行することを特徴とする請求項6に記載のCDS回路。
  8. 前記第2比較器は、
    前記第2期間に、前記ピクセルのリセットレベルを表すHCGリセット信号を、前記ピクセル電圧として受信し、前記第3期間に、前記ピクセルで生成された電荷によるHCGイメージ信号を、前記ピクセル電圧として受信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のCDS回路。
  9. 前記第2比較器は、
    前記第2期間の初期区間に、前記ランプ信号及び前記HCGリセット信号に基づいて、第2オートゼロ動作を遂行することを特徴とする請求項8に記載のCDS回路。
  10. 前記ピクセルは、
    受信される光を電荷に変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子から受信される電荷を保存するフローティングディフュージョンノードと、
    前記光電変換素子と前記フローティングディフュージョンノードとを連結する伝送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンノードをリセットするリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンノードの電位を、前記ピクセル電圧に変換する駆動トランジスタと、
    前記LCGモードにターンオンされ、前記フローティングディフュージョンノードのキャパシタンスを増加させ、前記HCGモードにターンオフされるトランジスタと、を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のCDS回路。
  11. 第1コンバージョンゲインモードによる第1ピクセル信号を出力し、第2コンバージョンゲインモードによる第2ピクセル信号を出力するピクセルと、
    所定の勾配でレベルが下降するランプ信号を生成するランプ信号生成器と、
    カラムラインを通じて、前記ピクセルから前記第1ピクセル信号及び前記第2ピクセル信号を受信し、前記ランプ信号と前記第1ピクセル信号とを比較して、第1比較結果信号を生成し、前記ランプ信号と前記第2ピクセル信号とを比較して、第2比較結果信号を生成するCDS(Correlated Double Sampling)回路と、を含み、
    前記CDS回路は、
    前記ピクセルに対する読み取り期間中の第1サブ期間に、第1バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから受信される前記第1ピクセル信号を前記ランプ信号と比較する第1比較器と、
    前記読み取り期間中の第2サブ期間に、第2バイアス電流に基づいて動作し、前記ピクセルから受信される前記第2ピクセル信号を前記ランプ信号と比較する第2比較器と、を含み、
    前記第2サブ期間に、前記第1比較器は、前記第1バイアス電流よりも低い第3バイアス電流に基づいて動作し、前記第1サブ期間に、前記第2比較器は、前記第2バイアス電流よりも低い第4バイアス電流に基づいて動作することを特徴とするイメージセンサ。
  12. 前記第1比較結果信号及び前記第2比較結果信号に基づいて、第1ピクセル値及び第2ピクセル値を生成するカウンティング回路をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のイメージセンサ。
  13. 前記ピクセルは、
    前記第1サブ期間に、前記第1コンバージョンゲインモードによる第1リセット信号を出力し、前記第2サブ期間に、前記第2コンバージョンゲインモードによる第2リセット信号を出力し、前記第2サブ期間は、前記第1サブ期間に連続することを特徴とする請求項11又は12に記載のイメージセンサ。
  14. 前記第1比較器は、
    第1キャパシタを通じて前記第1ピクセル信号を受信し、第2キャパシタを通じて前記ランプ信号を受信する入力段と、
    第1電流を生成し、前記入力段に連結される第1電流ソースと、
    第2電流を生成する第2電流ソースと、
    前記第2電流ソースと前記入力段との間に連結されるスイッチと、を含み、
    前記スイッチは、前記第1サブ期間にターンオンされ、前記第2サブ期間にターンオフされることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載のイメージセンサ。
  15. 前記第2比較器は、
    第3キャパシタを通じて前記第2ピクセル信号を受信し、第4キャパシタを通じて前記ランプ信号を受信する入力段と、
    第3電流を生成し、前記入力段に連結される第3電流ソースと、
    第4電流を生成する第4電流ソースと、
    前記第4電流ソースと前記入力段との間に連結されるスイッチと、を含み、
    前記スイッチは、前記第2サブ期間にターンオンされ、前記第1サブ期間にターンオフされることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載のイメージセンサ。
  16. 第1比較器及び第2比較器を含むCDS回路の動作方法において、
    第1期間に、前記第1比較器を利用して、ピクセルから出力される第1リセット信号による第1リセット値を生成するステップと、
    第2期間に、前記第2比較器を利用して、前記ピクセルから出力される第2リセット信号による第2リセット値を生成するステップと、
    第3期間に、前記第2比較器を利用して、前記ピクセルから出力される第2イメージ信号による第2イメージ値を生成するステップと、
    第4期間に、前記第1比較器を利用して、前記ピクセルから出力される第1イメージ信号による第1イメージ値を生成するステップと、を含み、
    前記第1期間及び前記第4期間に、前記第1比較器は、第1バイアス電流に基づいて動作し、前記第2期間及び前記第3期間に、前記第1比較器は、前記第1バイアス電流よりも低い第2バイアス電流に基づいて動作することを特徴とするCDS回路の動作方法。
  17. 前記第2期間及び前記第3期間に、前記第2比較器は、第3バイアス電流に基づいて動作し、前記第1期間及び前記第4期間に、前記第2比較器は、前記第3バイアス電流よりも低い第4バイアス電流に基づいて動作することを特徴とする請求項16に記載のCDS回路の動作方法。
  18. 前記第1比較器は、
    第1入力トランジスタ及び第2入力トランジスタを含み、前記第1入力トランジスタが、前記第1リセット信号及び前記第1イメージ信号を順次に受信し、前記第2入力トランジスタが、前記第1リセット信号及び前記第1イメージ信号と比較されるランプ信号を受信する第1入力段と、
    前記第1入力段を通じて流れる第1電流を生成し、前記第1入力段に連結される第1電流ソースと、
    前記第1入力段を通じて流れる第2電流を生成する第2電流ソースと、
    前記第2電流ソースと前記第1入力段との間に連結されるスイッチと、を含み、
    前記第1期間及び前記第4期間に、前記スイッチはターンオンされ、前記第2期間及び前記第3期間に、前記スイッチはターンオフされることを特徴とする請求項16又は17に記載のCDS回路の動作方法。
  19. 前記ピクセルは、
    前記第1期間及び前記第4期間に、ローコンバージョンゲイン(LCG)モードで動作し、前記第2期間及び前記第3期間に、ハイコンバージョンゲイン(HCG)モードで動作することを特徴とする請求項16乃至18のいずれか一項に記載のCDS回路の動作方法。
  20. 前記第1リセット値及び前記第1イメージ値に基づいて、第1ピクセル値が生成され、前記第2リセット値及び前記第2イメージ値に基づいて、第2ピクセル値が生成されることを特徴とする請求項16乃至19のいずれか一項に記載のCDS回路の動作方法。
JP2021134674A 2020-08-21 2021-08-20 Cds回路及びその動作方法、並びにcds回路を含むイメージセンサ Pending JP2022036068A (ja)

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