JP2022034388A - シート加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工装置の加工刃を高精度に位置決めできるシート加工機を提供する。【解決手段】加工刃45,55を有する加工装置40,50と、搬送方向に直交する幅方向Wに延在して、加工刃の作動に関係する駆動軸35と、駆動軸を駆動する軸駆動モータと、駆動軸の回転位置を検出する回転位置検出手段70と、幅方向に加工装置を移動させる幅方向駆動モータと、軸駆動モータおよび幅方向駆動モータの動作を制御する制御部とを備え、制御部は、回転位置検出手段によって検出された駆動軸の回転位置に基づいて駆動軸が所定の回転位置となるように軸駆動モータを制御し、且つ、駆動軸が所定の回転位置を保ったままで、加工装置が所定の加工位置に移動するように幅方向駆動モータを制御する。【選択図】図7

Description

この発明は、シート加工機に関する。
特許文献1は、シートに対して搬送方向に沿った加工を施す加工刃を有する加工装置を備えるシート加工機を開示する。
特開2007-319969号公報
特許文献1のシート加工機では、加工装置を搬送方向に直交する幅方向に移動させて、加工装置を加工基準位置に対して位置決めするとき、加工装置の加工刃の位置が安定しないために、加工装置を移動するごとに位置ズレを生じることがある。すなわち、特許文献1のシート加工機では、加工装置の加工刃を高精度に位置決めすることが困難であり、加工位置に微妙なズレが生じるおそれがある。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、加工装置の加工刃を高精度に位置決めできるシート加工機を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下のシート加工機が提供される。
すなわち、この発明に係るシート加工機は、
シートを搬送方向に搬送しながら前記シートを加工するシート加工機であって、
加工刃を有する加工装置と、
前記搬送方向に直交する幅方向に延在して、前記加工刃の作動に関係する駆動軸と、
前記駆動軸を駆動する軸駆動モータと、
前記駆動軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記幅方向に前記加工装置を移動させる幅方向駆動モータと、
前記軸駆動モータおよび前記幅方向駆動モータの動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記回転位置検出手段によって検出された前記駆動軸の前記回転位置に基づいて前記駆動軸が所定の回転位置となるように前記軸駆動モータを制御し、且つ、前記駆動軸が前記所定の回転位置を保ったままで、前記加工装置が所定の加工位置に移動するように前記幅方向駆動モータを制御することを特徴とする。
上記構成によれば、駆動軸が所定の回転位置を保ったままで加工装置が所定の加工位置に位置することによって、加工装置の加工刃の位置が安定するので、加工装置の加工刃を高精度に位置決めできる。
この発明の一実施形態に係るシート加工機の全体構成を模式的に示す縦断面図である。 図1に示したシート加工機の機能ブロック図である。 図1に示したシート加工機の要部を上から見た模式的平面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 図4に示したシート加工機の要部の拡大図である。 図5に示した要部の斜視図である。 図1に示したシート加工機における第3加工ユニットの斜視図である。 図7に示した第3加工ユニットの要部の拡大図である。 図7に示した第3加工ユニットを反対側から見たときの斜視図である。 図9に示した第3加工ユニットの要部の拡大図である。 図10に示す状態から駆動軸を回転させて、回転位置センサによって被検出部を検出している状態(反射面が、検出面に対面している状態)を示す模式的平面図である。 理想的な状態にある加工装置の加工基準位置検出を説明する図である。 左下がりに傾斜した状態にある加工装置の加工基準位置検出を説明する図である。 右下がりに傾斜した状態にある加工装置の加工基準位置検出を説明する図である。 シート加工機における加工装置の位置決め制御に係るフローチャートである。 第3の迷光抑制構造を説明する図である。 第4の迷光抑制構造を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、シート加工機1を説明する。説明の都合上、シート2の搬送経路20を挟んだ上側および下側を、それぞれ、「上」および「下」と呼び、搬送方向Sに直交する方向(搬送方向Sと直交する水平方向)を、幅方向Wと呼んでいる。また、搬送方向Sの上流側から見た状態で「右側」および「左側」を規定している。また、この発明では、シート2は、例えば、用紙、樹脂薄板、フィルムなどである。
(シート加工機の全体構成)
図1に示すように、シート加工機1は、本体10の搬送経路20の上流側および下流側に、供給トレイ11および排出トレイ12をそれぞれ備えている。
本体10は、供給トレイ11に載置されたシート2を1枚ずつ本体10に送り込む吸引式搬送ベルトを備える。本体10内では、所定の領域毎に独立した複数個の搬送用モータ(詳細は後述する)によって駆動される複数個の対のローラ21を含むシート搬送部によって、シート2を搬送方向Sに搬送する。したがって、複数個の対のローラ21が搬送方向Sに並んで配置されることによって、搬送方向Sに延在する搬送経路20が形成されている。搬送経路20上には、搬送経路20の上流側から、搬送補正部、情報読取部およびリジェクト部など(いずれも図示せず)を経て、第1加工ユニット3、第2加工ユニット4および第3加工ユニット5などが設けられている。第1加工ユニット3、第2加工ユニット4および第3加工ユニット5は、本体10に装着されている。シート加工機1は、シートの加工によって発生する切屑を収容するためのゴミ箱101を本体10内の底部に有する。
本体10は、シート加工機1における各種動作を制御するための制御部6を備える。図2は、シート加工機1の機能ブロック図である。制御部6は、例えば、CPU(中央演算処理装置)であり、シート搬送部、第1加工ユニット3、第2加工ユニット4、および第3加工ユニット5などにおける各種動作を制御する。制御部6は、後述する幅方向駆動モータ13および軸駆動モータ14を制御する。制御部6は、各種メモリと、各種の入力デバイスや出力デバイスとを通じて、各種の演算処理や加工処理や判断処理の制御を行う。
制御部6には、各種プログラムが格納されているROM(リード・オンリー・メモリ)や各種情報が格納されているRAM(ランダム・アクセス・メモリ)やEEPROM(電気的に消去書き込み可能なメモリ)などの各種メモリが接続されている。制御部6には、ボタンやスイッチなどの入力部やディスプレイなどの表示部を有する操作表示部、音や光でエラーの発生を報知する報知部などを有する操作パネルが接続されている。操作表示部は、作業者が枚数などのデータや、加工位置などの加工処理情報を入力するための入力部として働く。
制御部6には、供給用モータや供給台昇降モータやメインモータなどのシート搬送用駆動源と、幅方向駆動モータ13や軸駆動モータ14や裁断用モータやオプション用モータなどのシート加工用駆動源とが接続されている。制御部6には、供給検出センサやシート位置検出センサやCCDセンサや排出センサや回転位置センサ27や基準位置センサ65などの各種センサが接続されている。
幅方向駆動モータ13や軸駆動モータ14などは、例えば、ステッピングモータである。ステッピングモータは、パルス信号を与えることによって所定のステップ単位でモータ軸が回転して回転の角度および速度を正確に制御できるので、加工装置の加工位置や、駆動軸35の回転位置を高速に且つ高精度に制御できる。
制御部6は、後述する回転位置センサ27と協働して、駆動軸35の一端部39に固設されて駆動軸35と一体に回転する被検出部72の回転位置を検出し、駆動軸35の回転位置が所定の回転位置になるように軸駆動モータ14を制御する。制御部6は、後述する基準位置センサ65と協働して加工装置40,50の加工基準位置を検出し、加工基準位置に基づいて加工装置40,50が所定の加工位置に移動するように幅方向駆動モータ13を制御する。
(加工ユニット)
図3は、図1に示したシート加工機1の要部を上から見た模式的平面図である。図3に示すように、シート加工機1は、複数の加工ユニットを有し、例えば、第1加工ユニット3(図3においては図示を省略している)、第2加工ユニット4、および、第3加工ユニット5を有する。第1加工ユニット3、第2加工ユニット4、および、第3加工ユニット5は、本体10の左側および右側に位置する本体側板25,25に対して着脱可能に構成される。左側および右側に位置する幅方向駆動モータ13,13は、それぞれ、左側および右側に位置する本体側板25,25の外側面に取り付けられる。なお、図3においては、一部の幅方向駆動モータ13の図示を省略している。図2には図示するが図3には図示しない軸駆動モータ14は、例えば、右側(他端側)に位置する本体側板25の外側面に取り付けられる。
例えば、第1加工ユニット3は、シート2の搬送方向に沿ってミシン目を形成するミシン目加工を行い、第2加工ユニット4は、シート2の搬送方向に沿ってクリースを形成するクリース加工を行い、第3加工ユニット5は、シート2の搬送方向に沿ってスリット加工を行う。以下、第3加工ユニット5について説明するが、基本的な構成は、他の加工ユニット、すなわち第1加工ユニット3および第2加工ユニット4も同じである。なお、図3では、第3加工ユニット5に対応する幅方向駆動モータ13を右側に図示しているが、左側に位置するすなわち回転位置センサ27の側に位置する幅方向駆動モータ13の図示を省略している。
図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。図4に示すように、第3加工ユニット5は、ユニット筐体30と、一方および他方のネジ軸34,34と、駆動軸35と、第1ガイド軸36と、第2ガイド軸37と、左側および右側に位置する上加工装置40,40と、左側および右側に位置する下加工装置50,50とを有する。
ユニット筐体30は、ユニット上板31と、左側および右側に位置するユニット側板32,32とを有する。ユニット側板32は、その外側面にユニット側面33を有する。一方および他方のネジ軸34,34と、駆動軸35と、第1ガイド軸36と、第2ガイド軸37とが、左側および右側に位置するユニット側板32,32によって支持されるとともに、左側および右側に位置するユニット側板32,32との間に幅方向Wに平行に延在するように配設される。一方および他方のネジ軸34,34は、ユニット筐体30の内部スペースの上部において、同じ高さ位置に設けられる。一方および他方のネジ軸34,34の下方には、第1ガイド軸36が設けられる。第1ガイド軸36の下方には、駆動軸35が設けられる。駆動軸35の下方には、第2ガイド軸37が設けられる。
左側に位置する上加工装置40および下加工装置50は、一体となるように構成されている。左側に位置する上加工装置40および下加工装置50の作動には、一方のネジ軸34と、第1ガイド軸36および第2ガイド軸37と、駆動軸35とが、使用される。一方のネジ軸34は、ギアなどの幅方向駆動機構を介して、左側に位置する幅方向駆動モータ13によって駆動される。一方のネジ軸34が回転すると、左側に位置する上加工装置40および下加工装置50が第1ガイド軸36および第2ガイド軸37に沿って幅方向Wに移動する。
左側に位置する上加工装置40は、上ハウジング41を有する。上ハウジング41の上部には、一方のネジ軸34が螺挿されており、一方のネジ軸34が回転すると、上ハウジング41は、第1ガイド軸36に沿って幅方向Wに移動する。左側に位置する下加工装置50は、下ハウジング51を有する。下ハウジング51は、上ハウジング41に対して連結されている。したがって、下ハウジング51は、上ハウジング41と一体的に第2ガイド軸37に沿って幅方向Wに移動する。
右側に位置する上加工装置40および下加工装置50は、一体となるように構成されている。右側に位置する上加工装置40および下加工装置50の作動には、他方のネジ軸34と、第1ガイド軸36および第2ガイド軸37と、駆動軸35とが、使用される。他方のネジ軸34は、ギアなどの幅方向駆動機構を介して、右側に位置する幅方向駆動モータ13によって駆動される。他方のネジ軸34が回転すると、右側に位置する上加工装置40および下加工装置50が第1ガイド軸36および第2ガイド軸37に沿って幅方向Wに移動する。
右側に位置する上加工装置40は、上ハウジング41を有する。上ハウジング41の上部には、他方のネジ軸34が螺挿されており、他方のネジ軸34が回転すると、上ハウジング41は、第1ガイド軸36に沿って幅方向Wに移動する。右側に位置する下加工装置50は、下ハウジング51を有する。下ハウジング51は、上ハウジング41に対して連結されている。したがって、下ハウジング51は、上ハウジング41と一体的に第2ガイド軸37に沿って幅方向Wに移動する。
左側および右側に位置する上ハウジング41,41は、それぞれ、例えば、上回転刃45を有する。左側および右側に位置する下ハウジング51,51は、それぞれ、例えば、下回転刃55を有する。上回転刃45および下回転刃55は、加工刃である。上回転刃45は、駆動軸35と共に回転する回転刃である。下回転刃55は、上回転刃45に摺接し、上回転刃45の回転にともなって従動回転する回転刃である。上回転刃45および下回転刃55によって、加工作用部Cが形成される。
駆動軸35の外周面には、幅方向Wに延在するキー溝が形成され、上回転刃45のボス部の内周面には、キー溝に嵌合するキーが設けられている。これにより、上回転刃45のボス部は、駆動軸35の外周面に幅方向Wに移動自在に嵌合するとともに駆動軸35と一体的に回転するように、駆動軸35にキー結合する。
左側および右側に位置する下加工装置50,50は、それぞれ、延在部60,60を有する。延在部60は、下加工装置50の下部から下方に延在する。延在部60は、加工基準位置となる基準端61を有する。基準端61は、延在部60の下端に形成される。基準端61を検出するために、基準位置センサ65が設けられている。基準位置センサ65は、第2ステー69によって、本体側板25に支持される。基準位置センサ65は、対の発光部65aおよび受光部65bを有する透過型の光センサである。基準位置センサ65では、基準端61が発光部65aおよび受光部65bの間を通過するときに、発光部65aから出射された測定光が遮られることによって、または、遮られていた測定光が受光部65bに入射することによって、基準端61が検出される。
(回転位置検出手段)
図4から図11、図16および図17を参照しながら、回転位置検出手段70を説明する。図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。図5は、図4に示したシート加工機の要部の拡大図である。図6は、図5に示した要部の斜視図である。図7は、図1に示したシート加工機における第3加工ユニットの斜視図である。図8は、図7に示した第3加工ユニットの要部の拡大図である。図9は、図7に示した第3加工ユニットを反対側から見たときの斜視図である。図10は、図9に示した第3加工ユニットの要部の拡大図である。図11は、図10に示す状態から駆動軸35を回転させて、回転位置センサ27によって被検出部72を検出している状態(反射面76が、検出面28に対面している状態)を示す模式的平面図である。図16は、第3の迷光抑制構造83を説明する図である。図17は、第4の迷光抑制構造85を説明する図である。
図4、図7および図9に示すように、回転位置検出手段70は、図示しない軸駆動モータ14が配設される他端側の反対側に、すなわち本体10の一端側に、配設される。回転位置検出手段70は、例えば、搬送方向Sの上流側から見て、本体10の左側に配設される。これにより、回転位置検出手段70が、軸駆動モータ14と干渉することを防止できる。回転位置検出手段70は、被検出部72と、回転位置センサ27とを有する。回転位置センサ27は、被検出部72に対して離間配置される。
被検出部72は、駆動軸35の一端側(左側)に位置する一端部39に固設されて駆動軸35と一体に回転する。シート2を加工するときの駆動軸35の回転速度は、非常に高速であるが、駆動軸35の回転位置を検出するときの駆動軸35の回転速度は、被検出部72の回転位置が検出できるように低速であることが好ましい。被検出部72は、例えば、一端部39に対してネジ止めされる。被検出部72は、駆動軸35の径方向外側に位置することが好ましい。これにより、駆動軸35の端部(端面)によって反射される迷光を抑制できる。そして、被検出部72は、L字状に折り曲げられた反射部75を有する。反射部75は、回転位置センサ27に対面する側において、反射面76を有する。
回転位置センサ27は、本体側板25に形成された設置開口に取り付けられた第1ステー29によって、本体側板25に支持される。回転位置センサ27は、例えば、対の発光部27aおよび受光部27bが設けられた検出面28を有する反射型の光センサである。発光部27aは、測定光A1を出射する。受光部27bは、測定光A1が反射面76で反射された反射光A2を受光する。測定光A1は、例えば、赤外光である。
図11に示すように、回転位置センサ27の検出面28は、反射部75の反射面76に対して平行に対面するが、ユニット側板32のユニット側面33に対して非平行に対面するように構成されている。すなわち、検出面28は、ユニット側面33に対して、或る大きさの交差角度で交差する。ユニット側面33は、ユニット側板32において、検出面28に対面する側の面である。回転位置センサ27では、回転する反射部75の反射面76が、発光部27aから出射された測定光A1を反射して、反射面76で反射された反射光A2を受光部27bで受光することによって、被検出部72の回転位置を検出する。これにより、非接触の回転位置検出を高精度に且つ低コストで実現できる。なお、反射面76で反射されることなくそのまま進む測定光A1は、迷光B1となる。
検出面28は、ユニット側面33に対して、例えば、5度から15度の交差角度で交差し、例えば10度の交差角度で交差する。言い換えると、検出面28は、迷光B1が入射しないように、ユニット側面33に対して非平行に対面する。これにより、反射面76で反射されない迷光B1が受光部27bに入射することを抑制でき、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。したがって、ユニット側面33に対して非平行に対面する検出面28は、第1の迷光抑制構造として働く。
図6、図9、図10および図11に示すように、低反射部80が、ユニット側板32のユニット側面33の迷光発生領域に配設される。低反射部80は、測定光A1の波長領域で低反射率を有する。ユニット側面33の迷光発生領域は、回転する反射部75の反射面76が、検出面28に対面しないとき、測定光A1の入射および反射によって迷光B1を発生させる領域である。
低反射部80は、発光部27aからの測定光A1を吸収して反射を抑制するので、迷光B1が受光部27bに入射することを抑制して、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。低反射部80は、例えば、発泡構造を有する黒色樹脂シートである。その他の低反射部80としては、細かくカットされた黒染繊維群を基材に直立した状態で均一に密集植毛したシート、または、ユニット側面33の迷光発生領域を黒色に塗装した黒色塗装部などが例示される。低反射部80は、第2の迷光抑制構造として働く。
また、迷光抑制構造は、上記のように回転位置センサ27の検出面28をユニット側板32のユニット側面33に対して非平行に対面する構成で実現することに加えて、例えば下記のような構成によっても実現できる。
図16に示すように、第1の傾斜面83が、厚い厚みを有するユニット側板32に配設される。ユニット側板32は、凹部82を形成可能な厚みを有する金属板であり、例えば、10mmの厚みを有する。回転位置センサ27の検出面28は、ユニット側板32のユニット側面33に対して平行に対面している。凹部82は、回転位置センサ27の検出面28に対面するユニット側面33の側において、例えば、切削によって形成される。凹部82は、回転位置センサ27の発光部27aの側に、検出面28に対して非平行に対面する第1の傾斜面83を有する。第1の傾斜面83は、検出面28に対して、例えば、5度から15度の交差角度で交差し、例えば10度の交差角度で交差する。
回転する反射部75の反射面76が、検出面28に対面しないとき、測定光A1が、迷光B1として、ユニット側板32に達する。しかしながら、第1の傾斜面83が検出面28に対して非平行に対面する構造であるので、迷光B1が第1の傾斜面83で受光部27bとは異なる方向に逸らされる。これにより、迷光B1が、逸らされた迷光B2になって、逸らされた迷光B2が受光部27bに入射することを抑制でき、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。したがって、第1の傾斜面83を検出面28に対して非平行に対面する構造は、第3の迷光抑制構造として働く。
図17に示すように、折り曲げ部84が、薄い厚みを有するユニット側板32に配設される。ユニット側板32は、折り曲げ加工可能な厚みを有する金属板であり、例えば、2mmの厚みを有する。回転位置センサ27の検出面28は、ユニット側板32のユニット側面33に対して平行に対面している。折り曲げ部84は、回転位置センサ27の検出面28から遠ざかるように折り曲げられる。折り曲げ部84は、検出面28に対面するユニット側面33の側に、検出面28に対して非平行に対面する第2の傾斜面85を有する。第2の傾斜面85は、検出面28に対して、例えば、5度から15度の交差角度で交差し、例えば10度の交差角度で交差する。
回転する反射部75の反射面76が、検出面28に対面しないとき、発光部27aからの測定光A1が、迷光B1として、ユニット側板32に達する。しかしながら、第2の傾斜面85が検出面28に対して非平行に対面する構造であるので、迷光B1が第2の傾斜面85で受光部27bとは異なる方向に逸らされる。これにより、迷光B1が、逸らされた迷光B2になって、逸らされた迷光B2が受光部27bに入射することを抑制でき、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。したがって、第2の傾斜面85を検出面28に対して非平行に対面する構造は、第4の迷光抑制構造として働く。
(位置ずれの発生原因)
加工装置40,50の位置ずれの発生原因を検討したので、図12~図14を参照しながら説明する。図12は、理想的な状態にある加工装置40,50の加工基準位置検出を説明する図である。図13は、左下がりに傾斜した状態にある加工装置40,50の加工基準位置検出を説明する図である。図14は、右下がりに傾斜した状態にある加工装置40,50の加工基準位置検出を説明する図である。
図12に示すように、駆動軸35が幅方向Wに直線状に延在して、駆動軸35と第1ガイド軸36と第2ガイド軸37とが平行である場合(すなわち理想的な場合)を考える。この場合、上加工装置40および下加工装置50による加工作用部Cが、基準端61を通る延長線(一点鎖線で図示)上に位置する。すなわち、図12において一点鎖線で図示する1つの延長線上には、加工作用部Cおよび基準端61の両方が位置する。一点鎖線で図示する1つの延長線は、駆動軸35と第1ガイド軸36と第2ガイド軸37との各延在方向に直交する方向に延在する。例えば、当該延長線上に位置する基準端61は、第2ステー69で本体側板25に支持される基準位置センサ65によって検出される。なお、説明を簡略化するために、加工作用部Cおよび基準端61の両方が、一点鎖線で図示する1つの延長線上に位置するとしたが、加工作用部Cまたは基準端61のいずれか一方が、一点鎖線で図示する1つの延長線からずれた位置にあってもよい。
図12に示す理想的な場合、ネジ軸34の回転によって、上加工装置40および下加工装置50が、それぞれ、第1ガイド軸36および第2ガイド軸37に沿って幅方向Wにスムーズに移動する。そして、基準位置センサ65によって検出される基準端61の検出位置に対応する加工作用部Cの位置は、上加工装置40および下加工装置50の幅方向Wの位置と、駆動軸35の回転位置とによって変動しない。
しかしながら、上述したように、駆動軸35の外周面には、幅方向Wに延在するキー溝が形成されている。キー溝を加工するとき、僅かな反りや歪みが駆動軸35に生じる。したがって、現実的には、駆動軸35は、幅方向Wに直線状に延在することがほとんど無く、わずかに反っている。
図13では誇張して図示しているが、駆動軸35が僅かに反っていて、上加工装置40および下加工装置50が左下がりに僅かに傾いている場合を考える。この場合、基準端61を検出する基準位置センサ65の位置は、本体側板25に固定して支持されているので、上加工装置40および下加工装置50の左下がりの傾きの影響を受けない。しかしながら、加工作用部Cの位置は、上加工装置40および下加工装置50の左下がりの傾きの影響を受けるため、加工作用部Cおよび基準端61の両方が、図12のように一点鎖線で図示する1つの延長線上に位置することが阻害される。その結果、加工作用部Cを通る延長線(図13において左側の一点鎖線で図示)と、基準端61を通る延長線(図13において右側の一点鎖線で図示)との2つの延長線が、存在することになる。2つの延長線は、例えば、幅方向Wにおいて第1距離X1で離間している。幅方向Wにおける第1距離X1は、駆動軸35の回転位置によって変動するので、基準端61の検出位置を基準にした、加工作用部Cの高精度な位置決めを困難にする。
図14でも誇張して図示しているが、駆動軸35が僅かに反っていて、上加工装置40および下加工装置50が右下がりに僅かに傾いている場合を考える。この場合も、基準端61を検出する基準位置センサ65の位置は、本体側板25に固定して支持されているので、上加工装置40および下加工装置50の右下がりの傾きの影響を受けない。しかしながら、加工作用部Cの位置は、上加工装置40および下加工装置50の右下がりの傾きの影響を受けるため、加工作用部Cおよび基準端61の両方が、図12のように一点鎖線で図示する1つの延長線上に位置することが阻害される。その結果、加工作用部Cを通る延長線(図14において右側の一点鎖線で図示)と、基準端61を通る延長線(図14において左側の一点鎖線で図示)との2つの延長線が、存在することになる。2つの延長線は、例えば、幅方向Wにおいて第2距離X2で離間している。幅方向Wにおける第2距離X2は、駆動軸35の回転位置によって変動するので、基準端61の検出位置を基準にした、加工作用部Cの高精度な位置決めを困難にする。
現実的には、駆動軸35の反りや歪みによって、上加工装置40および下加工装置50の傾きが生じている。このため、加工装置40および下加工装置50の幅方向Wの位置と、駆動軸35の回転位置とによって、基準端61の検出位置を基準にした、加工装置40,50の加工刃45,55の位置(すなわち、加工作用部Cの位置)が変動する。その結果、加工装置40,50の加工刃45,55(すなわち、加工作用部C)を高精度に位置決めすることが妨げられる。そこで、本願発明では、回転位置検出手段70が駆動軸35の回転位置を検出して、検出された駆動軸35の回転位置に基づいて駆動軸35が所定の回転位置となるように軸駆動モータ14が制御される。
制御部6は、駆動軸35が所定の回転位置を保ったままで加工装置40,50が幅方向Wにおける所定の加工位置に位置するように制御する。これにより、基準端61を加工基準位置とした、上加工装置40および下加工装置50の幅方向Wの位置が、駆動軸35の回転位置の変動の影響を受けなくなる。したがって、駆動軸35が所定の回転位置を保ったままで加工装置40,50が所定の加工位置に位置することによって、加工装置40,50の加工刃45,55の位置(すなわち、加工作用部Cの位置)が安定するので、加工装置40,50の加工刃45,55を高精度に位置決めできる。なお、所定の回転位置は、或る加工装置40,50では或る回転位置に規定するのに対して、別の加工装置40,50では或る回転位置とは異なる別の回転位置に規定することができる。
(加工装置の位置決め制御)
図15を参照しながら、シート加工機1における加工装置40,50の位置決め制御を説明する。図15は、シート加工機1における加工装置40,50の位置決め制御に係るフローチャートである。
図15に示すように、ステップS1において、シート加工機1における加工装置40,50の位置決め制御が開始する。ステップS3において、制御部6は、加工装置40,50が基準位置の側に移動するように、幅方向駆動モータ13を制御する。ステップS5において、基準位置センサ65が、加工装置40,50における基準端61を検出する。ステップS7において、制御部6は、加工装置40,50が所定ステップ数で移動したあとに停止するように、幅方向駆動モータ13を制御する。
ステップS9において、制御部6は、駆動軸35が所定の回転位置になるように、軸駆動モータ14を制御する。ステップS11において、制御部6は、加工装置40,50が加工位置の側に移動するように、幅方向駆動モータ13を制御する。ステップS13において、基準位置センサ65が、加工装置40,50における基準端61を検出しなくなると、ステップS15において、制御部6は、メモリに格納されていた加工装置40,50の位置情報をリセットして、加工基準位置を設定する。
ステップS17において、制御部6は、駆動軸35が所定の回転位置を保ったままで加工装置40,50が所定の加工位置に移動して、加工装置40,50が所定の加工位置で停止するように、幅方向駆動モータ13を制御する。ステップS19において、制御部6は、加工装置40,50が所定の加工を行うように、軸駆動モータ14を制御する。加工装置40,50による所定の加工が終了すると、ステップS20において、シート加工機1における加工装置40,50の位置決め制御が終了する。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態で記載した内容を適宜に組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。また、上記実施形態に示した具体的な数字は、この発明の理解を容易にするための単なる例示であって、この発明を限定するものではない。
上記実施の形態では、シート2を加工するための上回転刃45を回転駆動する駆動軸35を例示したが、この発明における駆動軸35は、広義には、搬送方向Sに直交する幅方向Wに延在して、加工刃45の作動に関係するものである。この発明は、例えば、特開2013-103311において、幅方向に延在するカム回転軸(この発明の駆動軸に相当する)とともに回転するカム部材によって、回転刃が、回転受刃に対して離接する、回転刃の昇降機構におけるカム回転軸にも適用可能である。また、この発明は、特開2013-103311において、回転受刃を回転駆動する駆動軸にも適用可能である。
シート2を加工するための加工刃45,55としては、上述したスリット加工刃の他に、ミシン目加工刃やクリース加工刃などが例示される。
上記実施の形態では、上加工装置40および下加工装置50が、一体的に構成されて、いずれか一方を移動させることによって上加工装置40および下加工装置50が一体的に移動する。しかしながら、上加工装置40および下加工装置50を、独立した構成にして、それぞれを独立して移動するようにしてもよい。また、上回転刃45および下回転刃55を、独立した2つの駆動軸で回転駆動するようにしてもよい。この発明は、当該独立した2つの駆動軸のそれぞれに適用可能である。また、上回転刃45を従動回転とし、下回転刃55のみを回転駆動するように構成し、下回転刃55の駆動軸のみにこの発明を適用するようにしてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係るシート加工機1は、
シート2を搬送方向Sに搬送しながら前記シート2を加工するシート加工機1であって、
加工刃45,55を有する加工装置40,50と、
前記搬送方向Sに直交する幅方向Wに延在して、前記加工刃45,55の作動に関係する駆動軸35と、
前記駆動軸35を駆動する軸駆動モータ14と、
前記駆動軸35の回転位置を検出する回転位置検出手段70と、
前記幅方向Wに前記加工装置40,50を移動させる幅方向駆動モータ13と、
前記軸駆動モータ14および前記幅方向駆動モータ13の動作を制御する制御部6とを備え、
前記制御部6は、前記回転位置検出手段70によって検出された前記駆動軸35の前記回転位置に基づいて前記駆動軸35が所定の回転位置となるように前記軸駆動モータ14を制御し、且つ、前記駆動軸35が前記所定の回転位置を保ったままで、前記加工装置40,50が所定の加工位置に移動するように前記幅方向駆動モータ13を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、駆動軸35が所定の回転位置を保ったままで加工装置40,50が所定の加工位置に位置することによって、加工装置40,50の加工刃45,55の位置が安定するので、加工装置40,50の加工刃45,55を高精度に位置決めできる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記加工装置40,50が、前記幅方向Wに移動するときの加工基準位置となる基準端61を有し、
前記幅方向駆動モータ13は、前記加工基準位置に基づいて前記加工装置40,50を移動させる。
上記構成によれば、加工装置40,50を幅方向Wに高精度に移動させることができる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記回転位置検出手段70が、
前記駆動軸35の一端部39に固設されて前記駆動軸35の径方向外側に位置する被検出部72と、
前記被検出部72の回転位置を検出する回転位置センサ27とを有する。
上記構成によれば、駆動軸35の端部(端面)によって反射される迷光を抑制できる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記被検出部72が、反射面76を有し、
前記回転位置センサ27が、測定光A1を出射する発光部27aと、前記測定光A1が前記反射面76で反射された反射光A2を受光する受光部27bとが設けられた検出面28を有する反射型の光センサであり、
前記反射面76が、前記検出面28に対して離間して対面するように構成される。
上記構成によれば、非接触の回転位置検出を高精度に且つ低コストで実現できる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記反射面76で反射されない迷光B1が、前記受光部27bに入射することを抑制する迷光抑制構造28,80,83,85を備える。
上記構成によれば、回転位置の検出精度を高めることができる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記迷光抑制構造28が、前記駆動軸35を支持するユニット側板32のユニット側面33に対して非平行に対面する前記検出面28である。
上記構成によれば、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記迷光抑制構造80が、前記駆動軸35を支持するユニット側板32のユニット側面33に配設されて、前記測定光A1の波長領域で低反射率を有する低反射部80である。
上記構成によれば、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。
また、一実施形態のシート加工機1では、
前記迷光抑制構造83,85が、前記駆動軸35を支持するユニット側板32のユニット側面33に配設されて、前記検出面28に対して非平行に対面する傾斜面83,85である。
上記構成によれば、簡易な構成で回転位置の検出精度を高めることができる。
1…シート加工機
2…シート
3…第1加工ユニット
4…第2加工ユニット
5…第3加工ユニット
6…CPU(制御部)
10…本体
11…供給トレイ
12…排出トレイ
13…幅方向駆動モータ
14…軸駆動モータ
20…搬送経路
21…ローラ
25…本体側板
27…回転位置センサ
27a…発光部
27b…受光部
28…検出面(第1の迷光抑制構造)
29…第1ステー
30…ユニット筐体
31…ユニット上板
32…ユニット側板
33…ユニット側面
34…ネジ軸
35…駆動軸
36…第1ガイド軸
37…第2ガイド軸
39…一端部
40…上加工装置(加工装置)
41…上ハウジング
45…上回転刃(加工刃)
50…下加工装置(加工装置)
51…下ハウジング
55…下回転刃(加工刃)
60…延在部
61…基準端
65…基準位置センサ
65a…発光部
65b…受光部
69…第2ステー
70…回転位置検出手段
72…被検出部
75…反射部
76…反射面
80…低反射部(第2の迷光抑制構造)
82…凹部
83…第1の傾斜面(第3の迷光抑制構造)
84…折り曲げ部
85…第2の傾斜面(第4の迷光抑制構造)
101…ゴミ箱
A1…測定光
A2…反射光
B1…迷光
B2…逸らされた迷光
C…加工作用部
S…搬送方向
W…幅方向
X1…第1距離
X2…第2距離

Claims (8)

  1. シートを搬送方向に搬送しながら前記シートを加工するシート加工機であって、
    加工刃を有する加工装置と、
    前記搬送方向に直交する幅方向に延在して、前記加工刃の作動に関係する駆動軸と、
    前記駆動軸を駆動する軸駆動モータと、
    前記駆動軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記幅方向に前記加工装置を移動させる幅方向駆動モータと、
    前記軸駆動モータおよび前記幅方向駆動モータの動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記回転位置検出手段によって検出された前記駆動軸の前記回転位置に基づいて前記駆動軸が所定の回転位置となるように前記軸駆動モータを制御し、且つ、前記駆動軸が前記所定の回転位置を保ったままで、前記加工装置が所定の加工位置に移動するように前記幅方向駆動モータを制御することを特徴とする、シート加工機。
  2. 前記加工装置が、前記幅方向に移動するときの加工基準位置となる基準端を有し、
    前記幅方向駆動モータは、前記加工基準位置に基づいて前記加工装置を移動させることを特徴とする、請求項1に記載のシート加工機。
  3. 前記回転位置検出手段が、
    前記駆動軸の一端部に固設されて前記駆動軸の径方向外側に位置する被検出部と、
    前記被検出部の回転位置を検出する回転位置センサとを有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシート加工機。
  4. 前記被検出部が、反射面を有し、
    前記回転位置センサが、測定光を出射する発光部と、前記測定光が前記反射面で反射された反射光を受光する受光部とが設けられた検出面を有する反射型の光センサであり、
    前記反射面が、前記検出面に対して離間して対面するように構成されることを特徴とする、請求項3に記載のシート加工機。
  5. 前記反射面で反射されない迷光が、前記受光部に入射することを抑制する迷光抑制構造を備えることを特徴とする、請求項4に記載のシート加工機。
  6. 前記迷光抑制構造が、前記駆動軸を支持するユニット側板のユニット側面に対して非平行に対面する前記検出面であることを特徴とする、請求項5に記載のシート加工機。
  7. 前記迷光抑制構造が、前記駆動軸を支持するユニット側板のユニット側面に配設されて、前記測定光の波長領域で低反射率を有する低反射部であることを特徴とする、請求項5に記載のシート加工機。
  8. 前記迷光抑制構造が、前記駆動軸を支持するユニット側板のユニット側面に配設されて、前記検出面に対して非平行に対面する傾斜面であることを特徴とする、請求項5に記載のシート加工機。
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