JP2022029205A - ゲイン制御装置、電子楽器、ゲイン制御方法およびプログラム - Google Patents

ゲイン制御装置、電子楽器、ゲイン制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】音質の変化をできるだけ抑えて音信号のゲインを制御すること【解決手段】本発明の一実施形態によるゲイン制御装置は、変換部43とゲイン制御部45とを備える。変換部43は、第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換する。ゲイン制御部45は、第1音信号のレベルに対応する第1レベルと、変換部により第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルに対応する第2レベルと、に基づいて、第1音信号のゲインを制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、ゲインを制御する技術に関する。
音信号のゲインを制御するコンプレッサは、信号波形を圧縮することにより、信号処理においてハードクリップを生じないようにしたり所定の音響効果を付与したりすることができる。コンプレッサは、特許文献1~3に示すように、様々な方式で実現されている。
特開平3-218109号公報 特開平6-334459号公報 特開2019-169887号公報
これらの特許文献に開示されたコンプレッサは、様々なパラメータにより信号波形を圧縮する。これらのパラメータは、エンベロープの各区間に対応する時定数(例えば、アタックタイム、リリースタイム)を含む。このように区間毎に異なる時定数を有するコンプレッサによれば、ピアノの音などアタック区間の音量が大きくリリース区間の音量が徐々に小さくなるような入力信号は、アタック区間を抑え込むような音の出力信号に圧縮されることがある。信号処理においてハードクリップを生じないようにする目的のコンプレッサにおいては、音質を変化させる信号圧縮処理は好ましくない。
時定数を短くすると音質の変化が大きくなるため、時定数を大きくすることによって音質の変化を抑える必要がある。しかしながら、時定数を大きくすると信号レベル(例えば実効値)を検出するための区間と信号レベルに応じた信号圧縮を行う対象となる区間との間に時間差が生じるため、信号を圧縮したときにはハードクリップを生じてしまうことがある。
本発明の目的の一つは、音質の変化をできるだけ抑えて音信号のゲインを制御することにある。
本発明の一実施形態によれば、第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換する変換部と、前記第1音信号のレベルに対応する第1レベルと、前記変換部により前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルに対応する第2レベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御するゲイン制御部と、を備えるゲイン制御装置が提供される。
本発明によれば、音質の変化をできるだけ抑えて音信号のゲインを制御することができる。
本発明の一実施形態における電子鍵盤装置の外観を示す図である。 本発明の一実施形態における電子鍵盤装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態におけるゲイン制御機能の構成を示す図である。 本発明の一実施形態における変換部に設定される変換情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における変換部に設定される変換情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(ステップ信号;減衰無し)を示す図である。 本発明の一実施形態におけるRMS信号とゲイン設定値の関係(ステップ信号;減衰無し)を示す図である。 本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(ステップ信号;減衰有り)を示す図である。 本発明の一実施形態におけるRMS信号とゲイン設定値の関係(ステップ信号;減衰有り)を示す図である。 本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(正弦波信号;減衰無し)を示す図である。 本発明の一実施形態におけるRMS信号とゲイン設定値の関係(正弦波信号;減衰無し)を示す図である。 本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(正弦波信号;減衰有り)を示す図である。 本発明の一実施形態におけるRMS信号とゲイン設定値の関係(正弦波信号;減衰有り)を示す図である。 本発明の一実施形態におけるゲイン制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態における電子鍵盤装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、Bなど付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
[1.電子鍵盤装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態における電子鍵盤装置の外観を説明する図である。電子鍵盤装置1は、筐体95に回転可能に支持された複数の鍵を含む鍵盤部80を備えるシンセサイザである。電子鍵盤装置1は、ユーザによる鍵の操作またはシーケンサによる制御に応じて、音信号を生成する。この音信号は、予め設定された音響効果が付与されてもよい。この例では、音響効果を付与する処理は、信号圧縮処理(コンプレッサ)を含む。
音信号は、信号出力部65またはスピーカ60から出力される。電子鍵盤装置1は、ノブ21、スライダ23、タッチセンサ25およびボタン27等の操作装置を介して、ユーザによる音色および音響効果に関するパラメータ値の変更指示を受け付けることができる。ノブ21、スライダ23、タッチセンサ25およびボタン27のそれぞれを区別して説明する必要が無い場合には、操作部20と記載する場合がある。
図2は、本発明の一実施形態における電子鍵盤装置の構成を説明する図である。電子鍵盤装置1は、制御部10、記憶部18、操作部20、音源部30、表示部50、スピーカ60、信号出力部65、鍵盤部80、押鍵検出部88およびインターフェース90を備える。
記憶部18は、不揮発性メモリなどの記憶装置であって、制御部10によって実行される制御プログラムを記憶する領域および曲データを記憶する領域を含む。制御プログラムは、外部装置から提供されて、記憶部18にインストールされてもよい。曲データは、MIDI形式などの所定の形式で記述されたデータであって、音源部30における発音タイミングなどを制御するデータである。
操作部20は、上述したように、ノブ21、スライダ23、タッチセンサ25およびボタン27(図1参照)を含み、ユーザの操作に応じた電子鍵盤装置1への指示を受け付ける。操作部20は、受け付けられたユーザの指示に応じた操作信号CSを制御部10に出力する。
表示部50は、液晶ディスプレイなどの表示装置を含み、制御部10による制御によって様々な画面を表示する。タッチセンサ25と表示部50とによってタッチパネルが構成される。
スピーカ60は、制御部10または音源部30から供給される音信号を増幅して出力することによって、音信号に応じた音を発生する。
信号出力部65は、音源部30から供給される音信号を、外部装置へ出力するための端子を含む。
押鍵検出部88は、押下された鍵、およびその鍵の押下量に応じた検出信号KVを制御部10に出力するセンサを含む。
インターフェース90は、この例では、コントローラなどの外部装置を電子鍵盤装置1に接続するための端子を含む。インターフェース90には、MIDIデータの送受信をするための端子などが含まれていてもよい。
制御部10は、CPUなどの演算処理回路、およびRAM、ROMなどの記憶装置を含むコンピュータの一例である。制御部10は、CPUを用いて記憶部18に記憶された制御プログラムを実行し、制御プログラムに記述された命令にしたがって様々な機能を電子鍵盤装置1において実現する。制御部10は、例えば、検出信号KVに基づいて音源制御信号Ctを生成し、操作信号CSに基づいて設定信号Stを生成する。
音源制御信号Ctは、ノートナンバ、ノートオン、ノートオフなど各音の発生を制御するための情報を含み、音源部30において音信号を生成するために用いられる。設定信号Stは、音源部30において音信号を生成するための音響効果など各種のパラメータの値を設定するために用いられる。設定信号Stは、この例では、後述する設定部47で用いられるゲイン制御機能に関するパラメータを設定するための情報を含む。設定信号Stは、リバーブ、コーラス、フェイザ、ワウなど、他の音響効果を制御するための情報、音色の設定をするための情報を含んでもよい。
音源部30は、DSP(Digital Signal Processor)300、波形記憶部310およびプログラム記憶部350を含む。波形記憶部310は、音信号を生成するための波形データを記憶する。プログラム記憶部350は、DSP300において実行されるプログラムを記憶する。このプログラムは、外部装置から提供されて、プログラム記憶部350にインストールされてもよい。
DSP300は、制御部10から供給される音源制御信号Ctおよび設定信号Stに基づいて音信号を生成する。DSP300は、生成した音信号を信号出力部65に供給し、さらにスピーカ60に供給してもよい。DSP300は、プログラム記憶部350に記憶されたプログラムを実行して、プログラムに記述された命令にしたがって様々な機能を音源部30において実現する。音源部30における全部の機能または一部の機能は、制御部10においてプログラムが実行されることによって実現されてもよい。
[2.DSPの機能]
DSP300が音源部30において実現する機能について説明する。DSP300は、プログラムを実行すると、音源部30において、信号生成部31、調整部37、出力部39、ゲイン制御機能40を実現する。したがって、DSP300は、ゲイン制御機能40を実現するゲイン制御装置ともいえる。信号生成部31は、音源制御信号Ctに基づいて波形記憶部310から波形データを読み出し、この波形データと設定信号Stに基づいて設定された各種のパラメータとに基づいて音信号Sin(図3参照)を生成する。調整部37は、ユーザによって指定された出力レベルに基づいて音信号Sinを増幅し、増幅によって得られた音信号Saを出力する増幅器を含む。出力部39は、音信号Saのゲインを調整して出力する増幅器を含む。ゲイン制御機能40は、出力部39において音信号Saのゲインを制御することによって、音信号Saのレベルに応じた信号圧縮処理を行う。
[3.ゲイン制御機能の構成]
図3は、本発明の一実施形態におけるゲイン制御機能の構成を示す図である。ゲイン制御機能40は、変換部43、ゲイン制御部45および設定部47により実現される。信号生成部31によって生成された音信号Sinは、調整部37に入力される。調整部37は、音信号Sinを増幅し、増幅によって得られた音信号Saを出力する。音信号Saは、出力部39によって増幅されて音信号Soutとして出力される。出力部39におけるゲイン(増幅率)が、ゲイン制御機能40によって制御される。以下、ゲイン制御機能40の各構成について説明する。
[3-1.変換部]
変換部43は、予め設定された変換情報に基づいて、音信号Saの信号値を、この信号値に対応する値に変換する。信号値は、音信号における振幅の瞬時値を意味する。
図4は、本発明の一実施形態における変換部に設定される変換情報の一例を示す図である。変換情報は、変換部43へ入力される信号値(入力信号値)を変換部43から出力される信号値(出力信号値)に変換するための情報であり、入力信号値と出力信号値との対応関係SLを定義する。図4に示す例では、対応関係SLは、入力信号値と出力信号値との関係において線形領域と非線形領域とに区分される。線形領域は、入力信号値と出力信号値とが同じである領域であり、入力信号値および出力信号値が線形閾値LNth以下の範囲に対応する。非線形領域は、出力信号値が入力信号値に対して1未満の割合を乗じた値となる領域であり、出力信号値が線形閾値LNth以上の範囲に対応する。
出力信号値は、入力信号値の増加に伴い、上限閾値Cthにおいて飽和するように設定される。そのため、対応関係SLは、出力信号値が入力信号値に対して1以下の割合を乗じた値であり、かつ、入力信号値の増加に伴って、入力信号値と出力信号値とが同じとなる対応関係LLから離れていき、入力信号値に対する出力信号値の割合が小さくなっていく。図4に示す例では、非線形領域では、tanh関数(ハイパボリックタンジェント関数)により規定されている飽和曲線を形成している。非線形領域における関数は、tanh関数に限らず、arctan関数(アークタンジェント関数)など、他の関数であってもよく、また出力信号値が上限閾値Cthを越えるような関数であってもよい。言い換えると、入力信号値が大きくなるほど出力信号値が大きくなり、かつ、入力信号値が大きくなるほど入力値に対する出力信号値の割合が小さくなる、という入力信号値の範囲を有する。対応関係SLは、曲線(ソフトニー)ではなく図5に示すように直線(ハードニー)を組み合わせて定義されてもよい。
図5は、本発明の一実施形態における変換部に設定される変換情報の一例を示す図である。対応関係SLが直線を組み合わせて定義されている場合には、例えば、少なくとも一つの点において直線が接続されればよい。図5に示す例では、2つの点P1、P2において3つの直線を組み合わせることによって、対応関係SLが定義されている。
このように、変換部43は、対応関係SLにしたがって音信号Saの信号値(入力信号値)を入力信号値に対応する出力信号値に変換し、変換によって得られた音信号Sbを出力する。
[3-2.ゲイン制御部]
ゲイン制御部45は、RMSメータA450a、RMSメータB450bおよび除算器457を含む。
RMSメータA450aは、2乗演算器451a、ローパスフィルタ458aおよび平方根演算器459aを含み、入力信号の実効値(入力信号のレベル)を算出する。算出した実効値は、信号RMSaとして出力される。
2乗演算器451aは、RMSメータA450aに入力される信号に対して2乗演算を施す。ローパスフィルタ458aは、加算器452a、増幅器453a、遅延器454aおよび加算器455aを含むIIRフィルタによって実現される。実効値を算出するときの入力信号の時間区間は、ローパスフィルタ458aに設定される時定数によって規定される。ローパスフィルタ458aは、IIRフィルタによって実現される場合に限らず、FIRフィルタによって実現されてもよい。
加算器452aは、2乗演算器451aから出力された信号から、遅延器454aから出力された信号を減算する。増幅器453aは、加算器452aから出力された信号を増幅する。遅延器454aは、増幅器453aから出力された信号を遅延させる。加算器455aは、増幅器453aから出力された信号と、遅延器454aから出力された信号とを加算する。加算器452aにおける増幅率が、ローパスフィルタ458aの時定数に関連する。平方根演算器459aは、ローパスフィルタ458aから出力された信号に対して平方根演算を施す。平方根演算器459aから出力される信号は、信号RMSaに対応する。
RMSメータB450bは、この例では、図3に示すようにRMSメータA450aと同じ構成を有する。そのため、以下の説明においては、各構成に付された符号の最後の文字を「a」に代えて「b」として表し、各構成の説明を省略する。この例では、ローパスフィルタ458aに設定される時定数は、ローパスフィルタ458bに設定される時定数と同じである。
RMSメータA450aから出力される信号RMSaは、RMSメータA450aに対して入力される音信号Saの実効値(音信号Saのレベル)に対応する。RMSメータB450bから出力される信号RMSbは、RMSメータB450bに対して入力される音信号Sbの実効値(音信号Sbのレベル)に対応する。
[3-3.除算器]
除算器457は、RMSメータB450bから出力された信号RMSbを、RMSメータA450aから出力された信号RMSaにより除算する。除算器457は、除算して得られた信号Gvを出力する。信号Gvは、信号RMSaに対する信号RMSbの割合であり、言い換えれば、音信号Saのレベルに対する音信号Sbのレベルの割合に対応する。出力部39における増幅器の増幅率は、信号Gvの値(またはこれに所定の係数を乗じた値)として設定される。すなわち、信号Gvは、音信号Saのゲイン設定値である。
[3-4.設定部]
設定部47は、音量設定部471、変換情報設定部473および時定数設定部475を含む。音量設定部471は、設定信号Stに基づいて、増幅率を調整部37に設定する。この増幅率は、電子鍵盤装置1におけるマスターボリュームに応じて設定されてもよい。
変換情報設定部473は、設定信号Stに基づいて、変換情報を変換部43に設定する。変換情報は上述したように入力信号値と出力信号値との対応関係SLを定義する。変換部43に設定される変換情報を変更することによって、対応関係SLが変化する。変換部43に設定される変換情報が変更されるときには、対応関係SLを示すテーブルを適用してもよいし、関数を規定する数式におけるパラメータを変更してもよい。これらのパラメータは、図4の例では、非線形領域の関数、線形閾値LNth、上限閾値Cthであり、図5の例では点P1、P2に対応する入力信号値と出力信号値との関係が含まれる。
時定数設定部475は、設定信号Stに基づいて、増幅率を増幅器453a、453bに設定する。これによって、ローパスフィルタ458a、458bの時定数が設定される。それぞれの時定数は、互いに同じ値に設定されることが好ましいが、大きな違いがなければ互いに同じ値でなくてもよい。例えば、ローパスフィルタ458bに設定される時定数が、ローパスフィルタ458aに設定される時定数より短くてもよい。ローパスフィルタ458a、458bに互いに同じ時定数が設定される場合など、互いに関連した時定数が設定される場合には、双方の時定数が連動して設定されてもよい。
[4.ゲイン制御機能の作用]
ゲイン制御機能40は、音信号Saのゲインを調整して信号圧縮処理を行う。ゲイン制御機能40による信号圧縮処理が施された信号である音信号Soutと、従来技術による信号圧縮処理が施された信号である音信号Scとを互いに比較しながら、ゲイン制御機能40におけるゲイン制御処理について詳述する。ここでは、さらに、RMS出力信号(信号RMSa、信号RMSb)とゲイン設定値(信号Gv)とについても比較する。
ゲイン制御機能40は、図4に示す対応関係SL(線形閾値LNth=-18dB、上限閾値Cth=-6dB)が設定されている。また、ローパスフィルタ458a、455bの時定数は、5m秒として設定されている。従来技術による信号圧縮処理は、ここでは、エンベロープは入力信号のピークホールド値、アタックタイムが5ミリ秒、リリースタイムが500ミリ秒、ゲイン特性は、図4に示す対応関係SLにおいて入力信号値と出力信号値との関係を振幅と増幅率との関係に置き換えたものを用いた。比較対象となる信号は、これらの条件による信号圧縮処理により得られた。ここでは、入力信号は、ステップ信号と正弦波信号とを用いた。ステップ信号は、一般的な音信号とは異なる信号形態であるが、ゲイン制御機能40における作用の説明のために用いた。
[4-1.音信号Saがステップ信号(減衰無し)]
図6は、本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(ステップ信号;減衰無し)を示す図である。図7は、本発明の一実施形態におけるRMS出力信号とゲイン設定値の関係(ステップ信号;減衰無し)を示す図である。図6において、横軸は、音信号Saが入力されたタイミングからの時間を示す。縦軸は、信号値(振幅の瞬時値)を示す。以下に説明する図8、図10および図12についても、図6と同じである。図7において、横軸は、音信号Saが入力されたタイミングからの時間を示す。縦軸は、信号レベルを示す。この信号レベルは、上述したように、信号RMSaであれば音信号Saの実効値に相当し、信号RMSbであれば音信号Sbの実効値に相当し、信号Gvであれば、音信号Saのゲインを制御するための出力部39における増幅率に相当する。以下に説明する図9、図11および図13についても、図7と同じである。
図6に示すように、音信号Saが減衰しないステップ信号である場合には、従来の音信号Scは、信号圧縮処理における時定数の影響によって、徐々に減衰して上限閾値Cthに収束する。一方、ゲイン制御機能40によれば、音信号Soutは、音信号Saの入力直後から上限閾値Cthに収束する。
ゲイン制御機能40によれば、共通の時定数が設定されたRMSメータA450aおよびRMSメータB450bによって、信号の実効値を算出している。図7に示すように、信号RMSaと信号RMSbとは、時定数の影響を受けて徐々に値が飽和する。ここでは、値が飽和するまで20ミリ秒程度を要している。一方、信号RMSaと信号RMSbとは、互いに同じ傾向をもって時間的に変化するため、双方の信号の時間的な変化を利用することで時定数の影響を低減することができる。
この例では、信号Gvは、除算器457から出力された信号であるから、信号RMSaに対する信号RMSbの割合を示す。したがって、信号Gvは、時定数の影響が除去されて、音信号Saの入力直後において適切な値を示すことができる。これによって、図6に示す音信号Soutは、音信号Saの入力直後から上限閾値Cthに収束することができる。
[4-2.音信号Saがステップ信号(減衰有り)]
図8は、本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(ステップ信号;減衰有り)を示す図である。図9は、本発明の一実施形態におけるRMS出力信号とゲイン設定値の関係(ステップ信号;減衰有り)を示す図である。
図8に示すように、音信号Saが減衰するステップ信号である場合には、従来の音信号Scは、徐々に減衰し、音信号Saが上限閾値Cthより低くなってもそのまま減衰が続く。一方、ゲイン制御機能40によれば、音信号Soutは、音信号Saの入力直後から上限閾値Cthに圧縮され、その後には徐々に減衰する。音信号Saが減衰していくと、音信号Soutは、徐々に音信号Saに近づいていく。
ゲイン制御機能40によれば、図9に示すように、信号RMSaと信号RMSbとは、時定数の影響を受けて音信号Saに相関する。一方、上述したように、信号RMSaと信号RMSbとは、互いに同じ傾向をもって時間的に変化するため、双方の信号の時間的な変化を利用することで従来の信号圧縮処理よりも時定数の影響を低減することができる。
[4-3.音信号Saが正弦波信号(減衰無し)]
図10は、本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(正弦波信号;減衰無し)を示す図である。図11は、本発明の一実施形態におけるRMS出力信号とゲイン設定値の関係(正弦波信号;減衰無し)を示す図である。正弦波信号の周波数は、100Hzとした。
図10に示すように、音信号Saが正弦波信号である場合には、従来の音信号Scの最大振幅は、音信号Saが入力されたときから徐々に減衰して上限閾値Cth付近に安定するまで、20ミリ秒程度を要する。すなわち、音信号Saの入力直後においては、音信号Soutの最大振幅は、ほとんど圧縮されていない。一方、ゲイン制御機能40によれば、音信号Soutの最大振幅は、音信号Saが入力されたときから上限閾値Cth付近に安定するまで、数ミリ秒程度しか要しない。この例では、音信号Soutは、最初の最大振幅に到達する前に、信号圧縮効果が現れている。
ゲイン制御機能40によれば、図11に示すように、信号RMSaと信号RMSbとは、時定数の影響を受けて音信号Saに相関する。一方、上述したように、信号RMSaと信号RMSbとは、互いに同じ傾向をもって時間的に変化するため、双方の信号の時間的な変化を利用することで従来の信号圧縮処理よりも時定数の影響を低減することができる。
[4-4.音信号Saが正弦波信号(減衰有り)]
図12は、本発明の一実施形態における入力信号と出力信号の関係(正弦波信号;減衰有り)を示す図である。図13は、本発明の一実施形態におけるRMS出力信号とゲイン設定値の関係(正弦波信号;減衰有り)を示す図である。正弦波信号の周波数は、100Hzとした。
図12に示すように、音信号Saが減衰する正弦波信号である場合には、従来の音信号Scの最大振幅は、徐々に減衰し、音信号Saが上限閾値Cthより低くなってもそのまま減衰が続く。しかも、図10と同様に、音信号Saの入力直後においては、音信号Soutの最大振幅は、ほとんど圧縮されていない。一方、ゲイン制御機能40によれば、音信号Soutの最大振幅は、音信号Saが入力されたときから上限閾値Cth付近に安定するまで、数ミリ秒程度しか要しない。また、音信号Saの最大振幅が上限閾値Cthを下回ると、音信号Soutの最大振幅は、音信号Saの最大振幅に徐々に近づいていく。
ゲイン制御機能40によれば、図11に示すように、信号RMSaと信号RMSbとは、時定数の影響を受けて音信号Saに相関する。一方、上述したように、信号RMSaと信号RMSbとは、互いに同じ傾向をもって時間的に変化するため、双方の信号の時間的な変化を利用することで従来の信号圧縮処理よりも時定数の影響を低減することができる。
[4-5.時定数の影響]
このように、コンプレッサのような信号圧縮処理におけるゲイン制御では、入力音信号のレベル(この例では実効値)を得るために、時定数に相当する時間を要する。一方、この時定数を短くすると音質が劣化する。時定数を長くした場合、アタック部分が強い楽器の音では、信号圧縮処理のゲイン制御が追従できず、ハードクリップを抑制するために信号最大振幅を抑えたい場合には、従来の信号圧縮処理で対応することは困難であった。
一方、ゲイン制御機能40によれば、信号圧縮処理におけるゲインを制御するときに必要なレベルを算出するにあたって、2つの入力信号(音信号Saおよび音信号Sb)を用いて、それぞれのレベル(信号RMSaおよび信号RMSb)を算出する。このとき、算出された双方のレベルの時間変化は、互いに同じように時定数の影響を受けている。したがって、双方のレベルの時間変化を利用することで、時定数の影響を低減することができる。特に、ローパスフィルタ458aの時定数とローパスフィルタ458bの時定数とが同じになるようにして、信号RMSaおよび信号RMSbの比に基づいて音信号Saのゲインを制御することによって、時定数の影響を大きく低減することができる。このように、ゲイン制御機能40は、レベル算出(検出)における時定数の影響を考慮した演算を用いることによって、長い時定数が設定されても音質の変化をできるだけ抑えて音信号のゲインを制御することができる。
[5.処理の流れ]
上述したゲイン制御機能40が実行するゲイン処理方法について、フローチャートを用いて説明する。
図14は、本発明の一実施形態におけるゲイン制御方法を示すフローチャートである。ゲイン制御機能40は、初期設定を行う(ステップS100)。初期設定は、例えば、変換情報および時定数など各種パラメータを変換部43およびゲイン制御部45に設定することを含む。音信号Saのデータサンプルを取得すると、ゲイン制御機能40は、変換部43において音信号Saを音信号Sbに変換する(ステップS110)。ゲイン制御機能40は、ゲイン制御部45において、音信号Saのレベル(信号RMSa)および音信号Sbのレベル(信号RMSb)を算出し、これらの比に基づいてゲイン設定値(信号Gv)を算出する(ステップS120)。ゲイン制御機能40は、ゲイン設定値に基づいて、出力部39における増幅率を設定することにより、出力部39における音信号Saのゲインを設定する(ステップS130)。
設定変更の指示がユーザによって入力されている場合(ステップS200;Yes)、ゲイン制御機能40は、設定部47によってユーザの指示に応じたパラメータの設定を変更する(ステップS210)。設定変更の後、または、設定変更の指示が入力されていない場合(ステップS200;No)であり、かつ終了指示が入力されていない場合(ステップS300;No)には、ゲイン制御機能40は、ステップS110に戻って、音信号Saの次のデータサンプルに対する処理を実行する。終了指示が入力されている場合(ステップS300;Yes)には、処理が終了する。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の一実施形態は、以下のように様々な形態に変形することもできる。また、上述した実施形態および以下に説明する変形例は、それぞれ互いに組み合わせて適用することもできる。
(1)ゲイン制御機能40は、設定部47を含まなくてもよい。この場合には、設定部47においてゲイン制御機能40に設定されるパラメータは、予め決められた値として設定される。すなわち、ゲイン制御機能40は、少なくとも変換部43とゲイン制御部45とを含めばよい。
(2)RMSメータA450aおよびRMSメータB450bは、少なくとも一部において互いに異なる構成を有してもよい。
(3)音信号のレベルは、RMSメータA450aおよびRMSメータB450bによって算出される実効値でなくてもよい。例えば、音信号のレベルは、信号値の絶対値の平均値から算出されてもよい。音信号のレベルは、信号値のような瞬時値ではないため、時定数に相当する算出処理が含まれることになる。
一方、RMSメータA450aとRMSメータB450bとの関係と同様に、音信号Saのレベルと音信号Sbのレベルとを用いることで、時定数の影響を低減することができる。上述したように、時定数の影響を低減するために、音信号Saのレベルと音信号Sbのレベルとの比(例えば、音信号Saのレベルに対する音信号Sbのレベルの割合)を算出する方法を用いることが好ましい。ただし、この算出方法に限られず、2つの音信号のレベルを用いていれば別の算出方法を用いることによって、時定数の影響を低減してもよい。
(4)ゲイン制御機能40は、電子鍵盤装置1のように演奏操作子としての鍵が設けられた電子楽器に適用される場合に限らず、例えば、鍵とは異なる演奏操作子が設けられた電子楽器、すなわち電子管楽器、電子弦楽器および電子打楽器等に適用されてもよい。また、ゲイン制御機能40は、演奏操作子が設けられていない電子機器に適用されてもよい。ゲイン制御機能40は、例えば、ミキサ、DAW(Digital Audio Workstation)など、音信号を扱う装置に適用することができる。ゲイン制御機能40は、音信号のレベルを算出するときの時定数の影響を低減することができるため、意図しないレベルの音信号がリアルタイムに入力される装置に適用することで、特に大きな効果を発揮する。
上述した一実施形態によるゲイン制御装置は、第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換する変換部と、前記第1音信号のレベルに対応する第1レベルと、前記変換部により前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルに対応する第2レベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御するゲイン制御部と、を備える。
前記変換部は、第1音信号の信号値を、当該信号値に対して1以下の割合を乗じた値に変換してもよい。
前記変換部は、少なくとも第1信号値から第2信号値までの範囲において前記信号値が大きくなるほど大きな値に変換し、前記第1信号値に対応する第1割合は、前記第2信号値に対応する第2割合よりも大きくてもよい。
前記ゲイン制御部は、前記第1レベルに対する前記第2レベルの割合に基づいて前記第1音信号のゲインを制御してもよい。
前記ゲイン制御部は、第1時定数を用いて前記第1レベルを算出し、第2時定数を用いて前記第2レベルを算出し、変更指示に基づいて、前記第1時定数および前記第2時定数を連動して設定してもよい。
前記変換部において変換される前記第1音信号は、音信号の出力レベルの変更指示に基づいて入力音信号の信号値を調整する調整部から出力された音信号であってもよい。
前記変換部は、変更指示に基づいて、前記信号値と当該信号値から変換される値との関係を変更してもよい。
上述した一実施形態による電子楽器は、前記ゲイン制御装置と、演奏操作子と、前記演奏操作子への操作に応じて前記第1音信号を生成する信号生成部と、を備える。
前記演奏操作子が鍵を含んでもよい。
上述した一実施形態によるゲイン制御方法は、第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換し、前記第1音信号のレベルと、前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御する。
上述した一実施形態によるプログラムは、第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換し、前記第1音信号のレベルと、前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御することをコンピュータに実行させる。
1…電子鍵盤装置、10…制御部、18…記憶部、20…操作部、21…ノブ、23…スライダ、25…タッチセンサ、27…ボタン、30…音源部、31…信号生成部、37…調整部、39…出力部、40…ゲイン制御機能、43…変換部、45…ゲイン制御部、47…設定部、50…表示部、60…スピーカ、65…信号出力部、80…鍵盤部、88…押鍵検出部、90…インターフェース、95…筐体、310…波形記憶部、350…プログラム記憶部、450a…RMSメータA、450b…RMSメータB、451a,451b…2乗演算器、452a,452b,455a、455b…加算器、453a,453b…増幅器、454a,454b…遅延器、457…除算器、458a、458b…ローパスフィルタ、459…平方根演算器、471…音量設定部、473…変換情報設定部、475…時定数設定部

Claims (11)

  1. 第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換する変換部であって、第1音信号の信号値を当該信号値に対して1以下の割合を乗じた値に変換する変換部と、
    前記第1音信号のレベルに対応する第1レベルと、前記変換部により前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルに対応する第2レベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御するゲイン制御部と、
    を備えるゲイン制御装置。
  2. 前記変換部は、少なくとも第1信号値から第2信号値までの範囲において前記信号値が大きくなるほど大きな値に変換し、
    前記第1信号値に対応する第1割合は、前記第2信号値に対応する第2割合よりも大きい、請求項1に記載のゲイン制御装置。
  3. 前記ゲイン制御部は、前記第1レベルに対する前記第2レベルの割合に基づいて前記第1音信号のゲインを制御する、請求項1または請求項2に記載のゲイン制御装置。
  4. 前記ゲイン制御部は、
    第1時定数を用いて前記第1レベルを算出し、
    第2時定数を用いて前記第2レベルを算出し、
    変更指示に基づいて、前記第1時定数および前記第2時定数を連動して設定する、請求項1から請求項3のいずれかに記載のゲイン制御装置。
  5. 前記変換部において変換される前記第1音信号は、音信号の出力レベルの変更指示に基づいて入力音信号の信号値を調整する調整部から出力された音信号である、請求項1から請求項4のいずれかに記載のゲイン制御装置。
  6. 前記変換部は、変更指示に基づいて、前記信号値と当該信号値から変換される値との関係を変更する、請求項1から請求項5のいずれかに記載のゲイン制御装置。
  7. 第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換する変換部と、
    前記第1音信号のレベルに対応する第1レベルと、前記変換部により前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルに対応する第2レベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御するゲイン制御部と、
    を備えるゲイン制御装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のゲイン制御装置と、
    演奏操作子と、
    前記演奏操作子への操作に応じて前記第1音信号を生成する信号生成部と、
    を備える電子楽器。
  9. 前記演奏操作子が鍵を含む、請求項8に記載の電子楽器。
  10. 第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換し、
    前記第1音信号のレベルと、前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御する、
    ゲイン制御方法。
  11. 第1音信号の信号値を、当該信号値に対応する値に変換し、
    前記第1音信号のレベルと、前記第1音信号の信号値を変換して得られた第2音信号のレベルと、に基づいて、前記第1音信号のゲインを制御する
    ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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