JP2022028995A - 荷こぼれ防止用の柵を備えた台車 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、柵は取り外さずそのまま収納溝に収納しておいてもよいが、取り外すことも可能である。
一般的に、荷こぼれ防止用の柵がないと、荷物をロープやひもなどで固定しなければ、運搬中の振動のため、荷物の滑動や滑落を防止できない。一方、荷こぼれ防止用の柵が常時固定され取り外しができないと、運搬台上面に柵による突部が形成されることになり、保管時に容易に垂直に積み上げることができない。
荷こぼれ防止用の柵があると、柵を引き上げたときには運搬中の振動での運搬物の滑動や滑落を防止できる。柵を外した時には上面が面一となり柵による突部が形成されることがないので、保管時に容易に垂直に積み上げることができる。また本発明の柵は使用していないときは、収納溝の中に納まっていて天板の中に垂直方向に収納可能であり、上面が面一となるので保管時に容易に垂直に積み上げることができる。
また本発明の運搬台車によれば、柵の引き上げや収納に時間がかからず、また一旦取り付けた柵を台車から取り外すことも可能である。
また、従来の台車で、柵が折り畳みの場合は、柵の上に荷物を載せるともう柵を起こせないが、本発明の運搬台車は、柵を引き上げるだけであるので、荷物を載せた後に柵を使用することが容易である。
図2(a)は、上記柵2aの正面図であり、上記柵は、差し込み部6と切込み部7を交互に備えている。
上記切込み部7は、柵の上端を貫かないように設けられている。
上記舌部はそれぞれ下に凸で、柵の側面からみて下方に向かって突出し、
上記X舌部とZ舌部の突出方向は柵の側面からみて左右反対方向であり、
上記Y溝部は、上記X舌部と上記Z舌部の間に設置されていて、
上記切込み部は、柵の上端を貫かないように設けられており、
かつ、上記天板の収納溝において、
柵を引き上げる際に指を挿入するために中央に円形もしくは楕円形の穴部が設けられている台車である。
上記弁はそれぞれ側面からみて下方に向かって突出しており、上記2本の弁の突出方向は柵の側面からみて左右反対方向である。
図2(c)の柵の平面図にあるように、上面から見ると、摘み部8の2本の弁は、互いに反対方向に突出している。
図4(c)は、上記柵を引き上げた際の、上記柵と収納溝の拡大の平面図である。
一旦収納溝に収まると、摘み部8の2本の弁は収納溝の壁により抑えられる。
よって、本発明の台車は、上記柵の摘み部が、2本の弁からなるストッパーで構成されていて、上記弁はそれぞれ側面からみて下方に向かって突出しており、上記2本の弁の突出方向は柵の側面からみて左右反対方向であり、柵を天板から引き上げて使用する時は引き上げることにより、上記ストッパーの2本の弁は柵の側面からみて左右に突出して、収納部の穴にある凹みに落ちてそこで止まり、柵を天板に収納する時は、摘み部を指で摘むことにより上記ストッパーの2本の弁が抑えられ、指を離した後に天板の溝部の壁によって突出が抑えられており、その結果前記天板穴の柵挿入部からはずれ、収納可能となり、かつ、上記天板の各収納溝の中央にある円形もしくは楕円形の、穴部は、収納溝に向かって下向きのスロープ構造になっており、スロープの底面に矩形状の凹みを有している、台車である。
なお、図8に示すように、不意に柵に上からの過重がかかったときに、摘み部が2本の弁が破損しないよう、収納溝の上記穴部はスロープを有し、上記穴部と収納溝との境界がアールで処理されているものが好ましい。
図5(a)は、上記柵を取り付けた場合の台車の側面図である。A-A断面は、上記柵の摘み部での断面であり、B-B断面は、上記柵のZ舌部での断面であり、C-C断面はY溝部の断面である。
図5(b)は、A-A断面図、図5(c)は、B-B断面図、図5(d)は、C-C断面図である。
図6(a)は、上記柵が、上記収納溝に取り付けられた際の、X舌部における断面拡大斜視図である。
図6(b)は、上記柵が、上記収納溝に取り付けられた際の、Y溝部における断面拡大斜視図である。
図6(c)は、上記柵が、上記収納溝に取り付けられた際の、Z舌部における断面拡大斜視図である。
図7は、上から、(1)X舌部に対応する収納溝の断面のイメージ図、(2)Y溝部に対応する収納溝の断面のイメージ図、(3)Z舌部に対応する収納溝の断面のイメージ図である。
開放される。
このリブは、柵を引き上げる際に斜めにならないように垂直に引き上げるために設けている。
2a、2b 天板の長辺側の柵
3a、3b 天板の短辺側の柵
4a、4b 天板の長辺側の収納溝
5a、5b 天板の短辺側の柵
6 柵の差し込み部
7 柵の切込み部
8 柵の摘み部
9 収納溝の穴部
10a、10b 収納溝の穴部の凹み
11 X舌部の膨らみ
12 Z舌部の膨らみ
13 X舌部に対応する収納溝要部
14 Y溝部に対応する収納溝要部
15 Z舌部に対応する収納溝要部
16 収納溝上部の空間
17 収納溝上部の空間
18 収納溝のリブ
Claims (8)
- 天板に、荷こぼれ防止用の柵を備えた樹脂製台車において、
上記柵は、樹脂製で
かつ、上記柵を収納する上記天板の収納溝が天板の側辺側に沿って配置されており、
上記柵を使用するときは天板の収納溝から、天板に垂直方向に引き上げ可能で、
上記柵を使用しないときは天板の収納溝の中に、天板に垂直方向に収納可能である、
ことを特徴とする運搬台車。 - 上記柵は、差し込み部と切込み部を交互に備え、
上記差し込み部は
X舌部、Y溝部、Z舌部からなり、
上記舌部はそれぞれ下に凸で、柵の側面からみて下方に向かって突出しており、
上記X舌部と上記Z舌部の突出方向は柵の側面からみて左右反対方向であり、
上記Y溝部は、上記X舌部と上記Z舌部の間に設置されていて、
上記切込み部は、柵の上端を貫かないように設けられており、
かつ、上記天板の収納溝において、
柵を引き上げる際に指を挿入するために中央に円形もしくは楕円形の穴部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の運搬台車。 - 上記柵は、
中央に摘み部と、その両側に差し込み部と切込み部を備え、
上記摘み部は、棚の正面から見て中央にあり、指で柵を摘むためにあり
上記差し込み部は
X舌部、Y溝部、Z舌部からなり、
上記舌部はそれぞれ下に凸で、柵の側面からみて下方に向かって突出しており、
上記X舌部と上記Z舌部の突出方向は柵の側面からみて左右反対方向であり、
上記Y溝部は、上記X舌部と上記Z舌部の間に設置されていて、
上記切込み部は、柵の上端を貫かないように設けられており、
かつ、上記天板の収納溝において、
柵を引き上げる際に指を挿入するために中央に円形もしくは楕円形の穴部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の運搬台車。 - 上記柵の摘み部が、
2本の弁からなるストッパーで構成されていて、
上記弁はそれぞれ上記柵の側面からみて下方に向かって突出しており、
上記2本の弁の突出方向は上記柵の側面からみて左右反対方向であり、
柵を天板から引き上げて使用する時は
引き上げることにより、上記ストッパーの2本の弁は柵の側面からみて左右に突出して、
上記収納溝の穴部の凹みに落ちてそこで止まり、
柵を天板に収納する時は、
摘み部を指で摘むことにより上記ストッパーの2本の弁は突出は抑えられて、指を離した後は天板の溝部の壁によって突出が抑えられており、
その結果、上記収納溝の穴部の凹みからはずれ、収納可能となり、
かつ、
上記天板の各収納溝の中央にある円形もしくは楕円形の、穴部は、
収納溝に向かって下向きのスロープ構造になっており、
スロープの底面に矩形状の凹みを有している、
ことを特徴とする請求項3記載の運搬台車。 - 上記差し込み部において
上記X舌部は柵の側面からみて突出する方向側に、上記X舌部の下部に膨らみがあり、
上記Z舌部は柵の側面からみて突出する方向側に、上記Z舌部の下部に膨らみがあり、
かつ、上記収納溝には柵が天板内に落ち込むことを防止するために
収納溝の内側には、上記X舌部、Y溝部及びZ舌部にそれぞれ対応する広さになるよう隙間が設けられており、
上記X舌部と上記Z舌部に対応する隙間は、
上部及び下部に上記 X舌部またはZ舌部の膨らみを収める空間があり、
その空間より上及び下に行くほど広くなっており、
上記Y溝部に対応する隙間は、隙間中間部において上記Y溝部の厚みにほぼ等しく、
上部及び下部は柵の厚みより広くなっている
請求項2または3記載の運搬台車。 - 上記天板の収納溝において、
収納溝の上記穴部はスロープを有し、上記穴部と収納溝との境界がアールで処理されている、
請求項2または3記載の運搬台車。 - 上記収納溝は、その両端部に柵の正面方向に突き出したリブが設けられている
請求項2または3記載の運搬台車。 - 上記柵において、
上記柵の上縁部に、長辺方向に沿って、凹凸の膨らみからなる波型構造を有する
ことを特徴とする請求項2または3記載の運搬台車。
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