JP2022023619A - 車両用電源装置 - Google Patents

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    • B60L2210/10DC to DC converters

Abstract

【課題】アイドリングストップ状態からエンジン再始動時に移行する際において、車両搭載負荷の動作を最小限の電力で安定させることができる車両用電源装置を提供することにある。【解決手段】車両用電源装置11は、通常電源12から出力される電力の電圧を変換するDCDCコンバータ14と、DCDCコンバータ14と接続された蓄電部と、DCDC制御部161と、を具備する。DCDC制御部161は、アイドリングストップ機能が終了するに際して、DCDCコンバータ14で変換された電力を、第1車両負荷および第2車両負荷の何れか一方に供給し、通常電源12からの電力を、第1車両負荷および第2車両負荷の何れか他方に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用電源装置に関し、特に、アイドリングストップ機能を有する車両に備えられる車両用電源装置に関する。
エンジンを備える車に於いては、近年、アイドリングストップ機能を備えたものが登場してきている。従来の車両では停止時にもエンジンが運転されているアイドリングを行っていたが、アイドリングストップ機能では、燃料の節約や排出ガスの削減などのため、不必要なアイドリングを停車時に止める。
アイドリングストップ時から車両を発進させる際には、エンジンを再起動させる。エンジンの当該再起動に際し、バッテリ等の主電源に加えて、キャパシタ等から電力を供給する発明が特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、車両に搭載される負荷を幾つかのグループに分け、当該グループに優先度を付与し、選択的に電源を供給する発明が記載されている。
特開2015-217919号公報 特開2003-165406号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された発明では、アイドリングストップ時から復帰してエンジンを再起動する際に、キャパシタ等の補助的電源から電力を負荷に供給する技術事項は記載されているものの、補助的電源から供給される電力の電力量に関する検討は必ずしも十分ではない。補助的電源から負荷に供給される電力量が不十分であれば、カーナビゲーション等の設定情報が不用意にリセットされる恐れがある。
また、エンジンの再起動に於いては、車両主電源(鉛バッテリ)の電圧低下により、DCDCコンバータの昇圧効率が落ち、バッテリとDCDCコンバータ入力との間に流れる電流が増大することにより、両間の配線抵抗に起因して電圧降下が発生する。この対処方法として、ハーネスの直径を大きくすることで配線抵抗を小さくすることも考えられるが、この対処方法であると、ハーネスの配索が困難になる課題がある。また、掛かる電圧降下に対処するために、コンバータの容量を大きくする対策が存在するが、このようにすると装置の大型化やコスト高を招く恐れがある。
更に、特許文献2に記載された発明では、車両に搭載される負荷を幾つかのグループに分け、当該グループに優先度を付与する発明が記載されているが、ここでは事故発生時に一部のグループに電力供給を遮断しているのみである。よって、係る発明によって、アイドリングストップ時から復帰してエンジンを再起動する際に、負荷の動作を保証することはできない。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、アイドリングストップ状態からエンジン再始動時に移行する際において、最小限の電力で車両搭載負荷の動作を安定させることができる車両用電源装置を提供することにある。
本発明の請求項1に記載された車両用電源装置は、アイドリングストップ機能を有する車両において、通常電源から車両負荷に供給される電力を変換する車両用電源装置であり、前記通常電源から出力される電力の電圧を変換する電力変換回路と、前記電力変換回路と接続された蓄電部と、演算制御装置と、を具備し、前記車両負荷は、前記車両の走行に関わる負荷である第1車両負荷と、前記車両の走行に関わらない負荷である第2車両負荷と、を有し、前記演算制御装置は、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を、前記第1車両負荷および前記第2車両負荷の何れか一方に供給し、前記通常電源からの電力を、前記第1車両負荷および前記第2車両負荷の何れか他方に供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載された車両用電源装置では、前記演算制御装置は、前記車両が停止している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記第2車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記第2車両負荷に供給し、前記車両が走行している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記第1車両負荷に供給し、その後、前記エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記第1車両負荷に供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載された車両用電源装置では、前記第1車両負荷は、操舵系負荷と、制動系負荷と、を有し、前記演算制御装置は、前記車両が走行している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記制動系負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記制動系負荷に供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載された車両用電源装置では、前記車両の緊急動作に関わる第3車両負荷を、更に具備し、前記演算制御装置は、前記緊急動作時において、前記蓄電部から前記第3車両負荷のみに電力を供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載された車両用電源装置では、前記第2車両負荷は、表示機器であることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る車両用電源装置によれば、車両負荷を、車両の走行に関わる負荷である第1車両負荷と、車両の走行に関わらない負荷である第2車両負荷と、に分類し、アイドリングストップ機能が終了するに際して、通常電源および電力変換回路の何れか一方からの電力を第1車両負荷に供給し、他方からの電力を第2車両負荷に供給している。よって、電力変換回路から供給される電圧の安定した電力を、第1車両負荷または第2車両負荷の何れかに供給できる。このことから、電力変換回路の電力を第1車両負荷に供給する場合は、車両の走行に関わる機能を安定的に作動させることが出来る。また、電力変換回路の電力を第2車両負荷に供給する場合は、車両の走行に関わらない機能、例えば表示機器を安定的に作動させることが出来る。
本発明の請求項2に係る車両用電源装置によれば、先ず、車両が停止している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、電力変換回路で変換された電力を第2車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、蓄電部からの電力を第2車両負荷に供給ししている。このようにすることで、アイドリングストップ機能が終了するに際して、例えば表示機器である第2車両負荷に安定した電力を供給し、第2車両負荷を安定的に動作させることができる。一方、車両が走行している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、電力変換回路で変換された電力を第1車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、蓄電部からの電力を第1車両負荷に供給している。このようにすることで、走行中に、例えば制動装置である第1車両負荷を安定的にかつ主電源の電力を最小限で動作させることができる。
本発明の請求項3に係る車両用電源装置によれば、車両が走行している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、電力変換回路で変換された電力を制動系負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、蓄電部からの電力を制動系負荷に供給することで、車両走行時に安定的にかつ主電源の電力を最小限制動系負荷を動作させることが出来る。
本発明の請求項4に係る車両用電源装置によれば、緊急動作時において、蓄電部から第3車両負荷のみに電力を供給することで、通常電源が衝突事故等で破損した場合でも、例えばドアロック解除機構である第3車両負荷を動作させ、乗員を車両から外部に待避させることができる。
本発明の請求項5に係る車両用電源装置によれば、第2車両負荷として表示機器を採用することで、アイドリングストップ機能が終了した際に、表示機器にちらつき等が発生することを抑制できる。
本発明の実施の形態に係る車両用電源装置を示す図であり、(A)は車両用電源装置が組み込まれた車両の接続構成を示すブロック図であり、(B)は車両用電源装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る車両用電源装置を示す図であり、エンジンの再始動時の各期間に於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両用電源装置を示す図であり、(A)はエンジンの再始動時の期間Aに於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートであり、(B)は期間Aにおける車両用電源装置の動作を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る車両停止時における車両用電源装置を示す図であり、(A)はエンジンの再始動時の期間Bおよび期間Dに於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートであり、(B)は期間Bおよび期間Dにおける車両用電源装置の動作を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る車両停止時における車両用電源装置を示す図であり、(A)はエンジンの再始動時の期間Cに於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートであり、(B)は期間Cにおける車両用電源装置の動作を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る車両走行時における車両用電源装置を示す図であり、(A)はエンジンの再始動時の期間Bおよび期間Dに於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートであり、(B)は期間Bおよび期間Dにおける車両用電源装置の動作を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る車両走行時における車両用電源装置を示す図であり、(A)はエンジンの再始動時の期間Cに於ける電源電圧の変化を示すタイミングチャートであり、(B)は期間Cにおける車両用電源装置の動作を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る緊急時時における車両用電源装置を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用電源装置11を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
ここで、特許請求の範囲と実施形態との対応関係の一例を説明する。電力変換回路はDCDC制御部161であり、蓄電部はキャパシタ15であり、演算制御装置はDCDC制御部161であり、第1車両負荷は操舵系負荷131および制動系負荷132であり、第2車両負荷は表示系負荷134であり、第3車両負荷は緊急系負荷133である。
図1を参照して、車両用電源装置11の構成を説明する。図1(A)は車両用電源装置11を含む車両10の概略構成を示すブロック図であり、図1(B)は車両用電源装置11の構成を詳細に示す回路図である。
図1(A)を参照して、車両10は、通常電源12と、車両用電源装置11と、車両負荷13と、を備えている。車両10は、ここでは図示しないエンジンを駆動源として走行する車両であり、アイドリングストップ機能を備えている。アイドリングストップ機能とは、燃料の節約や排出ガスの削減などのため、交差点等で車両10が停車する際等に、不必要なアイドリングを止める機能である。
通常電源12は、車両負荷13に電力を供給する。通常電源12は、例えば、12Vの直流電力を発生する充電可能な鉛蓄電池やリチウムイオンバッテリである。
車両負荷13は、車両10に搭載される負荷である。車両負荷13の詳細は、図1(B)を参照して後述する。
車両用電源装置11は、通常電源12から車両負荷13に供給される電力を変換する。車両用電源装置11の詳細は図1(B)を参照して後述する。
図1(B)を参照して、車両用電源装置11の回路構成を説明する。車両用電源装置11は、アイドリングストップ機能を有する車両10において、通常電源12から車両負荷13に供給される電力を変換する。また、車両用電源装置11は、通常電源12から出力される電力の電圧を変換するDCDCコンバータ14と、DCDCコンバータ14と接続されたキャパシタ15と、DCDC制御部161と、を主要に具備する。
上記した車両負荷13は、車両10の走行に関わる負荷である第1車両負荷(後述する操舵系負荷131および制動系負荷132)と、車両10の走行に直接的には関わらない負荷である第2車両負荷(後述する表示系負荷134)と、を有する。また、DCDC制御部161は、後述するように、アイドリングストップ機能が終了するに際して、DCDCコンバータ14で変換された電力を、第1車両負荷および第2車両負荷の何れか一方に供給し、通常電源12からの電力を、第1車両負荷および第2車両負荷の何れか他方に供給する。
具体的構成として、車両用電源装置11は、主に、キャパシタ15、DCDCコンバータ14、回路切替部291、回路切替部292、回路切替部293および回路切替部294を有する。また、車両負荷13として、操舵系負荷131、制動系負荷132、緊急系負荷133および表示系負荷134が図示されている。
車両用電源装置11の具体的構成を、通常電源12および車両負荷13と共に詳述する。
通常電源12は、一方の電極が接地されており、他方の電極が接続線318を介して操舵系負荷131に接続されている。
オルタネータ23は、一方の電極が接地されており、他方の電極が接続線311を介して回路切替部292に接続されている。また、接続線311には、オルタネータ23側から、ダイオード181および抵抗19が接続されている。オルタネータ23は、ここでは図示しないエンジンにより駆動される。
スタータ22は、通常電源12から供給される電力を回転エネルギーに変換し、自立運転可能なレベルまでエンジンを回転させるための始動用モータである。スタータ22は、一方の電極が接地されており、他方の電極が接続線312を経由して、接続線311の接点233に接続されている。
キャパシタ15は、一方の電極が接地されており、他方の電極が接続線313を経由して、接続線311の接点234に接続されている。また、接点234は、ダイオード181と抵抗19との間に配置されている。
DCDC制御部161は、車両用電源装置11の全体的な動作を制御する素子であり、たとえばECU(Electronic Control Unit)を採用することができる。
エアバッグ制御部162は、エアバッグの膨出を制御するECUである。本実施形態では、エアバッグ制御部162は、エアバッグの膨出したこと、即ち車両衝突が発生したことを示す電気信号を、DCDC制御部161に電送する。
エンジン制御部163は、エンジンの動作を制御するECUである。エンジン制御部163は、アイドリングストップが終了した際に再起動することを示す電気信号を、DCDC制御部161に電送する。
DCDCコンバータ14は、ここでは昇圧型のものが採用されており、通常電源12から供給される電力を昇圧および安定化を図る回路素子である。DCDCコンバータ14は、入力側電極は接続線315が接続しており、出力側電極が接続線319に接続している。
操舵系負荷131は、車両10を操舵する負荷であり、乗員によるハンドルの操作量に応じて、車両10を操舵する。操舵系負荷131は、パワーステアリングとも称される。操舵系負荷131は、一方の電極が接地され、他方の電極が接続線318を経由して通常電源12に接続されている。
制動系負荷132は、車両10を制動する負荷であり、乗員によるブレーキペダルの踏み込み量に応じて、車両10を制動する。制動系負荷132は、一方の電極が接地され、他方の電極が接続線326および接点238を経由して接続線318に接続されている。また、制動系負荷132としては、ブレーキアシスト、ABS(Antilock Brake System)、VDC(Vehicle Dynamics Control)等を採用することが出来る。
緊急系負荷133は、車両10の緊急動作に関連する負荷であり、例えば、ドアロック機構または緊急通報機能である。緊急系負荷133は、一方の電極が接地され、他方の電極が接続線325、接点237および接続線318を経由して、通常電源12に接続されている。また、緊急系負荷133の他方の電極は、接続線324を経由して回路切替部294に接続されている。
表示系負荷134は、操舵系負荷131および制動系負荷132と比較すると車両10の走行機能に直接的には関わらない機器であり、例えば、ディスプレイ、カーナビゲーション機器、オーディオ、メータ等である。表示系負荷134は、一方の電極は接地されており、他方の電極は接続線323を介して回路切替部294に接続されている。更に、表示系負荷134の他方の電極は、接続線322を介して接点236に接続されている。
接続線316は、接続線318の接点231と回路切替部292とを接続する。接続線317は、接続線318の接点232と回路切替部291とを接続する。接続線321は、接続線326の接点239と回路切替部293とを接続する。また、接続線311と接続線318とは接点240で接続している。
回路切替部291は、接続線317と接続線319との間に介装された切替素子であり、例えばトランジスタ等の半導体素子が採用される。回路切替部291は、DCDC制御部161の指示に基づいて、接続線317と接続線319とを接続する。
回路切替部292は、接続線315と、接続線311と、接続線316との間に配置された切替素子であり、例えばトランジスタ等の半導体素子が採用される。回路切替部292は、DCDC制御部161の指示に基づいて、接続線311と接続線315、または、接続線316と接続線315とを接続する。
回路切替部293は、接点235と、接続線321と、接続線320との間に配置された切替素子であり、例えばトランジスタ等の半導体素子が採用される。回路切替部293は、DCDC制御部161の指示に基づいて、接点235と接続線321、または、接点235と接続線320とを接続する。
回路切替部294は、接続線320と、接続線324と、接続線323との間に配置された切替素子であり、例えばトランジスタ等の半導体素子が採用される。回路切替部294は、DCDC制御部161の指示に基づいて、接続線320と接続線324、または、接続線320と接続線323とを接続する。
ダイオード182は接続線322の中間部に介装され、ダイオード183は接続線325の中間部に介装され、ダイオード184は接続線326の中間部に介装されている。
図2を参照して、アイドリングストップ機能を有する車両に於いて、アイドリングストップ時からエンジン再開までの期間は、期間Aないし期間Dに分けることができる。図2は、通常電源12の電圧値を示すチャートである。
期間Aは、DCDCコンバータ14が動作していない期間であり、通常電源12の電圧は、例えば12V程度で安定している。
期間Bは、アイドリングストップ状態からエンジンを再起動させる直前の期間である。
期間Cは、エンジンが再起動する瞬間およびその直後を含む期間である。
期間Dは、期間Cが終了した後に電圧が回復するまでの期間である。
ここで、期間B、期間Cおよび期間Dにおける車両用電源装置11の挙動は、車両10が停止している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合と、車両10が走行している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合とで異なる。車両10が停止している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合を、図4および図5に示す。車両10が走行している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合を、図6および図7に示す。尚、期間Aにおける車両用電源装置11の挙動は、車両10が停止している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合と、車両10が走行している間にアイドリングストップからエンジン再開する場合とで、同様である。
図3を参照して、車両10が停止している場合において、期間Aにおける車両用電源装置11の動作を説明する。ここでは、電流の流れを破線で示している。図3(A)は期間Aを示すチャートであり、図3(B)は期間Aにおける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。
図3(A)を参照して、期間Aでは、通常電源12の電圧は、例えば12V程度で安定している。
図3(B)を参照して、期間Aにおいては、回路切替部291は導通状態であり、回路切替部292は非導通状態である。また、回路切替部293は接点235と接続線320とを接続しており、回路切替部294は接続線320と接続線323とを接続している。
このようにすることで、通常電源12からの電力は、接続線318を経由して操舵系負荷131に供給される。また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点240、接続線311、接点234および接続線313を経由して、キャパシタ15に蓄電される。
更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点238および接続線326を経由して、制動系負荷132に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点237および接続線325を経由して、緊急系負荷133に供給される。
更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点232、接続線317、回路切替部291、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線320、回路切替部294および接続線323を経由して、表示系負荷134に供給される。
上記のように車両用電源装置11を動作させることで、通常電源12からの安定した電力が、操舵系負荷131、制動系負荷132、緊急系負荷133および表示系負荷134に供給され、これらの負荷を安定的に動作させることができる。
図4および図5を参照して、車両10が停止している間に、アイドリングストップからエンジン再開する場合における車両用電源装置11の動作を説明する。
図4を参照して、アイドリングストップ状態からエンジンを再起動させる直前の期間である期間B、および、アイドリングストップ機能が終了した後にエンジンの駆動力で車両10が走行する期間Dにおける車両用電源装置11の動作を説明する。図4(A)は期間Bおよび期間Dを示すチャートであり、図4(B)は期間Bおよび期間Dにおける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。
図4(A)を参照して、期間Bでは、通常電源12の電圧は、例えば12V程度で比較的に安定している。期間Bは、例えば、アイドリングストップ機能によりエンジンが停止している期間に於いて、乗員がブレーキペダルから足を離してからエンジンが再起動するまでの期間である。期間Bでは、通常電源12の電圧降下は未だ発生していない。期間Dは、前述した期間Cが終了した後に電圧が回復するまでの期間である。
図4(B)を参照して、期間Bおよび期間Dにおいては、回路切替部291は非導通状態であり、回路切替部292は接続線315と接続線316とを接続している。また、回路切替部293は接点235と接続線320とを接続しており、回路切替部294は接続線320と接続線323とを接続している。
このようにすることで、通常電源12からの電力は、接続線318、接点231、接続線316、回路切替部292および接続線315を経由してDCDCコンバータ14に供給される。そして、DCDCコンバータ14で所定の電圧値に安定化された電力は、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線320、回路切替部294および接続線323を経由して表示系負荷134に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318を経由して操舵系負荷131に供給される。
更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点238および接続線326を経由して、制動系負荷132に供給される。また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点237および接続線325を経由して、緊急系負荷133に供給される。
このようにすることで、DCDCコンバータ14で電圧が安定化された電力を、例えばカーナビゲーション機器である表示系負荷134に供給することができ、表示系負荷134のちらつき等を抑制することができる。
図5を参照して、車両10が停止している場合、エンジンが再起動する瞬間およびその直後を含む期間Cにおける車両用電源装置11の動作を説明する。図5(A)は期間Cを示すチャートであり、図5(B)は期間Cにおける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。
図5(A)を参照して、期間Cでは、配線抵抗による電圧降下や、エンジン再始動を行うスタータ22により電力が消費されること等に起因して、電圧が落ち込む現象が発生する。
図5(B)を参照して、期間Cにおいては、回路切替部291は非導通状態であり、回路切替部292は接続線315と接続線311とを接続している。また、回路切替部293は接点235と接続線320とを接続しており、回路切替部294は接続線320と接続線323とを接続している。
このようにすることで、キャパシタ15からの電力は、接続線313、接点234、抵抗19、接続線311、回路切替部292および接続線315を経由してDCDCコンバータ14に供給される。そして、DCDCコンバータ14で所定の電圧値に安定化された電力は、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線320、回路切替部294および接続線323を経由して表示系負荷134に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318を経由して操舵系負荷131に供給される。更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点238および接続線326を経由して、制動系負荷132に供給される。また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点237および接続線325を経由して、緊急系負荷133に供給される。
このようにすることで、キャパシタ15から供給され、且つ、DCDCコンバータ14で電圧が安定化された電力を、例えばカーナビゲーション機器である表示系負荷134に供給することができ、表示系負荷134の不連続な動作、例えば、ちらつき等を抑制することができる。
図6および図7を参照して、車両10が走行している間に、アイドリングストップからエンジン再開する場合における車両用電源装置11の動作を説明する。
車両10が走行している間にアイドリングストップからエンジン再開するチェンジマインドに関して説明する。近年、アイドリングストップによる燃費向上の効果を顕著にするべく、車速が一定以下になるとエンジンを停止する停止前アイドリングストップを行うこともある。この際、車速が一定以下になり停止する前に再び乗員がアクセルを踏んで加速することもあり、このような現象はチェンジマインドとも称される。ここでは、チェンジマインドの場合において、車両10の走行に関する負荷を安定して動作させるように、車両用電源装置11を次のように動作させている。
図6を参照して、車両走行時において、アイドリングストップ状態からエンジンを再起動させる直前の期間である期間B、および、アイドリングストップ機能が終了した後にエンジンの駆動力で車両10が走行する期間Dにおける車両用電源装置11の動作を説明する。図6(A)は期間Bおよび期間Dを示すチャートであり、図6(B)は期間Bおよび期間Dにおける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。
図6(A)を参照して、期間Bでは、通常電源12の電圧は、例えば12V程度で比較的に安定している。また、期間Dでは、通常電源12の電圧は、例えば12V程度まで回復している。
図6(B)を参照して、期間Bおよび期間Dにおいては、回路切替部291は非導通状態であり、回路切替部292は接続線315と接続線316とを接続している。また、回路切替部293は接点235と接続線321とを接続しており、回路切替部294は非接続状態である。
このようにすることで、通常電源12からの電力は、接続線318、接点231、接続線316、回路切替部292および接続線315を経由してDCDCコンバータ14に供給される。そして、DCDCコンバータ14で所定の電圧値に安定化された電力は、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線321、接点239および接続線326を経由して制動系負荷132に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318を経由して操舵系負荷131に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点237および接続線325を経由して、緊急系負荷133に供給される。
更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点236および接続線322を経由して、表示系負荷134に供給される。
このようにすることで、DCDCコンバータ14で電圧が安定化された電力を、制動系負荷132に供給することができ、チェンジマインドを行った後に、車両10を制動させる場合、制動系負荷132を安定的に作動させることができる。
図7を参照して、車両走行時において、エンジンが再起動する瞬間およびその直後を含む期間Cにおける車両用電源装置11の動作を説明する。図7(A)は期間Cを示すチャートであり、図7(B)は期間Cにおける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。
図7(A)を参照して、期間Cでは、配線抵抗による電圧降下や、エンジン再始動を行うセルモータ等のスタータ22により電力が消費されること等に起因して、電圧が落ち込む現象が発生する。
図7(B)を参照して、期間Cにおいては、回路切替部291は非導通状態であり、回路切替部292は接続線315と接続線311とを接続している。また、回路切替部293は接点235と接続線321とを接続している。また、回路切替部294は非接続状態である。
このようにすることで、キャパシタ15からの電力は、接続線313、抵抗19、接続線311、回路切替部292および接続線315を経由してDCDCコンバータ14に供給される。そして、DCDCコンバータ14で所定の電圧値に安定化された電力は、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線321、接点239および接続線326を経由して制動系負荷132に供給される。
また、通常電源12からの電力は、接続線318を経由して操舵系負荷131に供給される。更に、通常電源12からの電力は、接続線318、接点237および接続線325を経由して、緊急系負荷133に供給される。また、通常電源12からの電力は、接続線318、接点236および接続線322を経由して表示系負荷134に供給される。
このようにすることで、キャパシタ15から供給され、且つ、DCDCコンバータ14で電圧が安定化された電力を、制動系負荷132に供給することができ、前述したチェンジマインド時に於ける車両10の制動動作を確実に行うことができる。
図8は、車両10に衝突事故が発生する緊急時に於ける車両用電源装置11の動作を示す回路図である。車両10に衝突事故が発生した場合、回路切替部291は非接続であり、回路切替部292は接続線315と接続線311とを接続する。また、回路切替部293は接点235と接続線320とを接続し、回路切替部294は接続線320と接続線324とを接続する。
このようにすることで、車両10に衝突事故が発生したことにより、通常電源12が破損してしまい、通常電源12からの電力供給が途絶えたとしても、エアバッグ制御部162から検知信号を受けたDCDC制御部161の指示に基づいて、緊急系負荷133にキャパシタ15から電力を供給することができる。具体的には、キャパシタ15からの電力は、接続線313、接点234、抵抗19、接続線311、回路切替部292、接続線315、DCDCコンバータ14、接続線319、接点235、回路切替部293、接続線320、回路切替部294、接続線324を経由して、緊急系負荷133に供給される。
よって、衝突事故により通常電源12からの給電が無い場合でも、キャパシタ15から電力が供給されることで、例えばドアロック機構である緊急系負荷133を安定して動作させ、ドアをアンロックして乗員は車外に待避することができる。
前述した本実施形態により、以下のような主要な効果を奏することができる。
本実施形態の車両用電源装置11によれば、車両負荷13を、車両10の走行に関わる負荷である第1車両負荷(例えば操舵系負荷131)と、車両10の走行に関わらない負荷である第2車両負荷(例えば緊急系負荷133)と、に分類している。更に、アイドリングストップ機能が終了するに際して、通常電源12およびDCDCコンバータ14の何れか一方からの電力を第1車両負荷に供給し、他方からの電力を第2車両負荷に供給している。よって、DCDCコンバータ14から供給される電圧の安定した電力を、第1車両負荷または第2車両負荷の何れかに供給できる。このことから、DCDCコンバータ14の電力を第1車両負荷に供給する場合は、車両10の走行に関わる機能を安定的に作動させることが出来る。また、DCDCコンバータ14の電力を第2車両負荷に供給する場合は、車両10の走行に関わらない機能、例えば表示機器を安定的に作動させることが出来る。更に、負荷を複数に分類し、DCDCコンバータ14で昇圧された電力を一部の負荷に供給することで、DCDCコンバータ14の容量および構成を簡素化することができる。
更に、本実施形態の車両用電源装置11によれば、先ず、車両10が停止している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、DCDCコンバータ14で変換された電力を第2車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、キャパシタ15からの電力を第2車両負荷に供給している。このようにすることで、アイドリングストップ機能が終了するに際して、例えば表示系負荷134である第2車両負荷に安定した電力を供給し、第2車両負荷を最小の電力で安定的に動作させることができる。一方、車両10が走行している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、DCDCコンバータ14で変換された電力を第1車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、キャパシタ15からの電力を第1車両負荷に供給している。このようにすることで、走行中に、例えば制動系負荷132である第1車両負荷を安定的に動作させることができる。
更に、本実施形態の車両用電源装置11によれば、車両10が走行している場合、アイドリングストップ機能が終了するに際して、DCDCコンバータ14で変換された電力を制動系負荷132に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、キャパシタ15からの電力を制動系負荷132に供給することで、車両走行時に安定的に制動系負荷132を動作させることが出来る。
更に、本実施形態の車両用電源装置11によれば、緊急動作時において、キャパシタ15から第3車両負荷(緊急系負荷133)のみに電力を供給することで、通常電源12が衝突事故等で破損した場合でも、例えば緊急系負荷133である第3車両負荷を動作させ、乗員を車両10から外部に待避させることができる。
更に、本実施形態の車両用電源装置11によれば、第2車両負荷として表示系負荷134を採用することで、アイドリングストップ機能が終了した際に、表示系負荷134にちらつき等が発生することを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。また、前述した各形態は相互に組み合わせることが可能である。
例えば、前述した実施形態では、第1車両負荷として操舵系負荷131を例示したが、第1車両負荷として操舵系負荷131および制動系負荷132の何れか一方または両方を採用することができる。
更に、図4および図5を参照した説明では、DCDCコンバータ14を介した電力を表示系負荷134に供給し、DCDCコンバータ14を介さない電力を操舵系負荷131および制動系負荷132に供給したが、これを逆にすることもできる。
更にまた、図6および図7を参照した説明では、DCDCコンバータ14を介した電力を制動系負荷132に供給し、DCDCコンバータ14を介さない電力を操舵系負荷131および表示系負荷134に供給したが、これを逆にすることもできる。
10 車両
11 車両用電源装置
12 通常電源
13 車両負荷
131 操舵系負荷
132 制動系負荷
133 緊急系負荷
134 表示系負荷
14 DCDCコンバータ
15 キャパシタ
161 DCDC制御部
162 エアバッグ制御部
163 エンジン制御部
181 ダイオード
182 ダイオード
183 ダイオード
184 ダイオード
19 抵抗
22 スタータ
23 オルタネータ
231 接点
232 接点
233 接点
234 接点
235 接点
236 接点
237 接点
238 接点
239 接点
240 接点
291 回路切替部
292 回路切替部
293 回路切替部
294 回路切替部
311 接続線
312 接続線
313 接続線
315 接続線
316 接続線
317 接続線
318 接続線
319 接続線
320 接続線
321 接続線
322 接続線
323 接続線
324 接続線
325 接続線
326 接続線
A、B、C、D 期間

Claims (5)

  1. アイドリングストップ機能を有する車両において、通常電源から車両負荷に供給される電力を変換する車両用電源装置であり、
    前記通常電源から出力される電力の電圧を変換する電力変換回路と、
    前記電力変換回路と接続された蓄電部と、
    演算制御装置と、を具備し、
    前記車両負荷は、前記車両の走行に関わる負荷である第1車両負荷と、前記車両の走行に関わらない負荷である第2車両負荷と、を有し、
    前記演算制御装置は、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、
    前記電力変換回路で変換された電力を、前記第1車両負荷および前記第2車両負荷の何れか一方に供給し、
    前記通常電源からの電力を、前記第1車両負荷および前記第2車両負荷の何れか他方に供給することを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記演算制御装置は、
    前記車両が停止している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記第2車両負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記第2車両負荷に供給し、
    前記車両が走行している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記第1車両負荷に供給し、その後、前記エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記第1車両負荷に供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記第1車両負荷は、操舵系負荷と、制動系負荷と、を有し、
    前記演算制御装置は、
    前記車両が走行している場合、前記アイドリングストップ機能が終了するに際して、前記電力変換回路で変換された電力を前記制動系負荷に供給し、その後、エンジンを再起動する際は、前記蓄電部からの電力を前記制動系負荷に供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
  4. 前記車両の緊急動作に関わる第3車両負荷を、更に具備し、
    前記演算制御装置は、前記緊急動作時において、前記蓄電部から前記第3車両負荷のみに電力を供給することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の車両用電源装置。
  5. 前記第2車両負荷は、表示機器であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用電源装置。
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