JP7141654B2 - 電圧安定化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドリングストップ機能を有する車両に設けられ、アイドリングストップ機能によりエンジンが再始動される際にバッテリからの入力電圧に基づいて所定の車載電子機器に電源電圧を出力する電圧安定化装置についての技術分野に関する。
エンジンを搭載する車両には、燃費(燃料消費量)の低減等を目的として、車速条件を含む所定条件の成立に応じてエンジン停止操作に依らずエンジン停止させるアイドリングストップ機能を有するものがある。
アイドリングストップ機能を有する車両では、エンジンを停止させた後に再始動させる際、各種車載電子機器の電源であるバッテリに電圧ドロップが生じる。これは、エンジン始動を行うセルモータ等のスタータがバッテリから電力を持ち出すことによる。
このようなエンジン再始動に伴うバッテリの電圧ドロップに対して、例えば各種走行制御ユニットやカーナビゲーション機器等の車載電子機器の動作を保証するために、アイドリングストップ車には上記の電圧ドロップに対して電源電圧を安定化させるための電圧安定化装置(例えばDC/DCコンバータ)が備えられることがある(例えば下記特許文献1を参照)。
特開2009-142089号公報
近年、車載電子機器の数は増加しつつあり、上記の電圧安定化装置によりバックアップすべき電圧としても増大傾向にある。そのため、電圧安定化装置の昇圧能力を高めることが要請されている。
しかしながら、電圧安定化装置の昇圧能力を高めるためには、例えば電解コンデンサやコイル等といった回路構成部品の大型化や個数増加を招き、装置サイズ、コスト、質量の増大化を招いてしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を克服し、電圧安定化装置の小型軽量化、及びコストの削減を図ることを目的とする。
本発明に係る電圧安定化装置は、アイドリングストップ機能を有する車両に設けられ、前記アイドリングストップ機能によりエンジンが再始動される際にバッテリからの入力電圧に基づいて所定の車載電子機器に電源電圧を出力する電圧安定化装置であって、入力電圧を安定化した安定化電圧を第一種の車載電子機器に出力する第一安定化回路と、入力電圧を安定化した安定化電圧を第二種の車載電子機器に出力する第二安定化回路と、を備え、前記第二安定化回路は、前記第一安定化回路よりも昇圧能力が低いものである。
上記のように安定化回路を少なくとも第一、第二安定化回路の二つに分け、それぞれが第一種、第二種の車載電子機器に個別に安定化電圧を供給する構成とすることで、第一種側には最低動作保証電圧が高い電子機器を、第二種側には最低動作保証電圧が低い電子機器を選択的に接続することが可能とされ、第二安定化回路として昇圧能力(同じ入力電圧に対する出力電圧及び出力電力)の低い回路を用いても、第一種、第二種側の双方の車載電子機器で供給電圧が最低動作保証電圧以上となるようにすることが可能とされる。
第二安定化回路として昇圧能力の低い安定化回路を設けていることで、第二安定化回路についてコイルや電解コンデンサ等の構成部品の容量を下げることが可能とされる。
上記した本発明に係る電圧安定化装置においては、前記第二種の車載電子機器は前記第一種の車載電子機器よりも最低動作保証電圧が低い機器とされた構成とすることが可能である。
これにより、第二安定化回路として昇圧能力の低い回路を用いても、第二種の車載電子機器に対する供給電圧が最低動作保証電圧を下回ってしまうことがないようにすることが可能とされる。
上記した本発明に係る電圧安定化装置においては、前記第一種の車載電子機器はカーナビゲーション機器又はオーディオビジュアル機器とされ、前記第二種の車載電子機器はマイクロコンピュータを有し前記車両の走行安全性に係る制御を行う制御機器とされた構成とすることが可能である。
カーナビゲーション機器やオーディオビジュアル機器は、入力電圧が最低動作保証電圧を下回った場合に表示や機能の劣化が乗員に知覚され易い機器であるため、昇圧能力が高い第一安定化回路の負荷とすることが好適である。
一方、上記の制御機器は、マイクロコンピュータのリセットが防止できれば機能保持できるもので比較的最低動作保証電圧が低く、第二安定化回路の負荷とすることが好適である。
上記した本発明に係る電圧安定化装置においては、前記第一安定化回路、前記第二安定化回路の安定化動作開始後における前記バッテリからの入力電圧の検出値に基づいて前記第一安定化回路、前記第二安定化回路の安定化動作の停止制御を行う制御部をさらに備えた構成とすることが可能である。
これにより、第一安定化回路、第二安定化回路の安定化動作が不必要に長時間行われてしまうことの防止を図ることが可能とされる。
上記した本発明に係る電圧安定化装置においては、前記制御部は、前記第一安定化回路の安定化動作を前記検出値が第一閾値以上となることを条件として停止させ、前記第二安定化回路の安定化動作を前記検出値が前記第一閾値よりも小さい第二閾値以上となることを条件として停止させる構成とすることが可能である。
これにより、第一種、第二種の車載電子機器について、それぞれの動作保証に必要な時間だけ第一安定化回路、第二安定化回路の安定化動作を行わせることが可能とされる。
上記した本発明に係る電圧安定化装置においては、前記バッテリにより充電可能とされたキャパシタを有し、前記第二安定化回路が安定化動作を停止している際に前記キャパシタを前記バッテリにより充電させ、前記第二安定化回路が安定化動作を開始する際に前記キャパシタを放電させて前記キャパシタの両端電圧を前記第二安定化回路の入力電圧として供給する電圧供給部をさらに備えた構成とすることが可能である。
これにより、電圧バックアップ動作時にバッテリから第二安定化回路側へ入力電流が流れないようにすることが可能とされる。
本発明によれば、電圧安定化装置の小型軽量化、及びコストの削減を図ることができる。
実施形態としての電圧安定化装置を備えた車両についての電気的な構成を説明するためのブロック図である。 実施形態としての電圧安定化装置が備える制御部の処理を示したフローチャートである。 実施形態における第一安定化回路、第二安定化回路による電圧バックアップのイメージを表した図である。 変形例としての電圧安定化装置を備えた車両についての電気的な構成を説明するためのブロック図である。 変形例としての電圧安定化装置が備える制御部の処理を示したフローチャートである。 変形例としての電圧安定化装置における入力電流の説明図である。
図1は、本発明に係る実施形態としての電圧安定化装置1を備えた車両についての電気的な構成を説明するためのブロック図である。なお、図1では、車両が備える電気的な構成のうち特に本発明に係る部分のみを抽出して示している。
本実施形態における車両は、車輪を駆動するための動力源としてエンジン(不図示)を備えている。
実施形態における車両には、上記の電圧安定化装置1と共に、例えば鉛蓄電池とされ出力電圧が12V程度とされたバッテリBtと、バッテリBtを充電するオルタネータ2と、エンジン始動のためにエンジンをクランキングするセルモータ等によるスタータと、エンジンの運転制御を行うECU(Engine Control Unit)4と、バッテリBtの出力電圧(以下「バッテリ電圧」と表記する)に基づきそれぞれ動作する第一種の車載電子機器群5、及び第二種の車載電子機器群6とが設けられている。
図1では、車載電子機器群5は車載電子機器D1、D2、D3で成り、車載電子機器群6は車載電子機器D4、D5、D6で成るものとして示しているが、車載電子機器群5、6をそれぞれ構成する車載電子機器Dの数は3に限定されず、少なくともそれぞれ1以上であばよい。
スタータ3は、バッテリBtを電源として動作する。
ECU4は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)等を備えたマイクロコンピュータを有して構成され、エンジンについての燃料噴射制御、点火制御、吸入空気量調節制御などの各種運転制御を行う。具体的には、エンジンに設けられた各種のアクチュエータ(例えばスロットル弁を駆動するスロットルアクチュエータや燃料噴射を行うインジェクタ等)を制御することでエンジンについての各種運転制御を行う。
本実施形態におけるECU4は、車速条件を含む所定条件の成立に応じてエンジン停止操作に依らずエンジンを停止/再始動させるアイドリングストップ機能を実行可能とされている。具体的に、ECU4は、アイドリングストップ機能の作動許可条件として定められた所定条件(例えば、エンジンが充分に暖機されている、全てのドアが閉まっている、運転席シートベルトが着用されている等の条件)が成立しているか否かを判定する。そして、該作動許可条件が成立している下で、エンジンの停止条件として定められた所定条件、すなわち車速条件を含む所定条件が成立したことに応じて、エンジンを自動停止させる。例えば、車速条件としては、車速が10km/h等の所定閾値(本例では閾値>0)以下であることを条件としている。車速以外の停止条件としては、少なくともブレーキペダルが踏まれていることを条件とする(他にも例えばステアリングが操作されていない、急坂でない等の条件を付加することもできる)。
そして、エンジンの自動停止後、所定条件の成立に応じて、スタータ3を制御してエンジンを再始動させる。例えば、この際の所定条件としては、ブレーキが解除される等を挙げることができる。
ECU4は、上記のアイドリングストップ機能によりエンジンを再始動するタイミングを表す信号を通知信号Sisとして所定の車載装置(本例では少なくとも後述する制御部13)に対して出力する。
ここで、ECU4は、バッテリBtとは異なる不図示の電源より動作電圧を入力している。
電圧安定化装置1は、第一昇圧回路11、第二昇圧回路12、制御部13、スイッチSW1、及びスイッチSW2を備えている。
第一昇圧回路11及び第二昇圧回路12は、昇圧型のDC/DCコンバータとして構成されている。本例では、第一昇圧回路11、第二昇圧回路12を構成するDC/DCコンバータにはそれぞれスイッチングコンバータが用いられる。第一昇圧回路11、第二昇圧回路12は、それぞれ出力電圧をフィードバック入力して出力電圧値が一定となるように制御する定電圧制御を行う。すなわち、出力電圧の安定化機能を有している。
電圧安定化装置1において、スイッチSW1と第一昇圧回路11、スイッチSW2と第二昇圧回路12はそれぞれ並列接続され、スイッチSW1と第一昇圧回路11の並列接続回路、及びスイッチSW2と第二昇圧回路12の並列接続回路がそれぞれバッテリBtに対して直列接続されている。これにより、スイッチSW1と第一昇圧回路11、及びスイッチSW2と第二昇圧回路12のそれぞれの並列接続回路にバッテリBtからの入力電圧Vinが供給される。
電圧安定化装置1において、スイッチSW1と第一昇圧回路11の並列接続回路の出力電圧を第一出力電圧Vo1とすると、スイッチSW1がONのとき、第一出力電圧Vo1=バッテリ電圧となり、スイッチSW1がOFFのときは第一昇圧回路11による昇圧電圧が第一出力電圧Vo1となる。
また、スイッチSW2と第二昇圧回路12の並列接続回路の出力電圧を第二出力電圧Vo2とすると、スイッチSW2がONのとき、第二出力電圧Vo1=バッテリ電圧となり、スイッチSW2がOFFのときは第二昇圧回路12による昇圧電圧が第二出力電圧Vo2となる。
第一出力電圧Vo1は第一種の車載電子機器群5を構成する各車載電子機器D(本例ではD1~D3)に対して電源電圧として供給され、第二出力電圧Vo2は第二種の車載電子機器群6を構成する各車載電子機器D(本例ではD4~D6)に対して電源電圧として供給される。
なお、スイッチSW1は、以下で説明する制御部13により、第一昇圧回路11による昇圧電圧が第一出力電圧Vo1として出力される期間にはOFFとされ、それ以外の期間はONとされる。同様に、スイッチSW2は、制御部13により、第二昇圧回路12による昇圧電圧が第二出力電圧Vo2として出力される期間にはOFFとされ、それ以外の期間はONとされる。
制御部13は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを有して構成され、ECU4からの通知信号Sisに基づき、スイッチSW1、スイッチSW2、第一昇圧回路11、及び第二昇圧回路12についてのON/OFF制御を行う。
具体的に、制御部13は、入力電圧Vinの電圧値を検出し、該電圧値と上記の通知信号Sisとに基づいてスイッチSW1、スイッチSW2、第一昇圧回路11、及び第二昇圧回路12についてのON/OFF制御を行う。
なお、該ON/OFF制御については後に改めて説明する。
制御部13は、バッテリBtとは異なる不図示の電源より動作電圧を入力している。
ここで、本実施形態の電圧安定化装置1においては、第一昇圧回路11よりも第二昇圧回路12の昇圧能力が低くされている。換言すれば、第一昇圧回路11に対し第二昇圧回路12は低容量とされている。本例では、第一昇圧回路11の容量は例えば200W(ワット)、第二昇圧回路12の容量は例えば120Wとされている。
また、実施形態の車両において、第一種の車載電子機器群5は、最低動作保証電圧が比較的高い車載電子機器Dで構成され、第二種の車載電子機器群6は、最低動作保証電圧が車載電子機器群5の車載電子機器Dよりも低い車載電子機器Dで構成されている。つまり、車両に搭載される車載電子機器Dとしては最低動作保証電圧が異なる電子機器が混在しているが、最低動作保証電圧が比較的高い車載電子機器Dを第一種の車載電子機器群5として第一昇圧回路11側に接続し、最低動作保証電圧がより低い車載電子機器Dを第二種の車載電子機器群6として第二昇圧回路12側に接続している。
第一種の車載電子機器群5を構成する車載電子機器Dの例としては、例えばカーナビゲーション機器又はオーディオビジュアル機器を挙げることができる。これらの車載電子機器Dの最低動作保証電圧は例えば10V程度等、比較的高く、従来、エンジン再始動時におけるバッテリBtの電圧ドロップに伴い表示が一時中断される等の商品性の低下を招く可能性が高い負荷であるとされている。特に、カーナビゲーション機器は、エンジン再始動時の電圧ドロップに伴い、それまで行っていたナビゲーション動作がリセットされ(例えば目的地や設定ルート等のナビゲーション情報がリセットされ)、エンジン再始動後に運転者等の乗員がナビゲーション情報を再設定しなければならない事態を招く虞があった。
第二種の車載電子機器群6を構成する車載電子機器Dの例としては、マイクロコンピュータを有し車両の走行安全性に係る制御を行う制御機器を挙げることができる。例えば、アンチロックブレーキシステムの制御ユニット、ビークルダイナミクスコントロールの制御ユニット、パワーステアリングの制御ユニット等を挙げることができる。これらの制御ユニットは、マイクロコンピュータのリセットを防止できればよく、エンジン再始動に伴う電圧ドロップ時におけるバッテリ電圧の下限値を多少かさ上げすれば対策が可能な機器類である。
上記のような電圧安定化装置1及び車載電子機器群5,6の構成により、エンジン再始動時の電圧ドロップに対して各車載電子機器Dの適正な電圧バックアップを行う、すなわち各車載電子機器Dの動作保証を行いつつ、電圧安定化装置1の容量を低減することができる。例えば、最低動作保証電圧の異なる車載電子機器Dを実施形態のような分類をせずに電圧安定化装置に接続していた従来において、電圧安定化装置の容量は例えば400Wであったのに対し、本実施形態における電圧安定化装置1の容量は例えば320Wと、従来の20%に低減することができる。これにより、電圧安定化装置の小型軽量化、コストの削減を図ることができる。
図2のフローチャートにより、制御部13が行う処理について説明する。
制御部13はステップS101で、エンジン再始動タイミングの到来を待機する。具体的には、ECU4からの通知信号Sisによってアイドリングストップ機能によるエンジン再始動タイミングが通知されるまで待機する。
エンジン再始動タイミングであれば、制御部13はステップS102で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上かつ閾値TH1未満であるか否かを判定する。
ここで、閾値TH1は、第一昇圧回路11の動作開始/停止を制御するための閾値であり、閾値TH2は、第二昇圧回路12の動作開始/停止を制御するための閾値であり、TH1>TH2である。本例では、閾値TH1は例えば10V、閾値TH2は例えば6.5Vとされている。
入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上かつ閾値TH1未満でなければ、制御部13はステップS103で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2未満か否かを判定し、閾値TH2未満でなければこの図に示す処理を終える。つまり、アイドリングストップ機能によるエンジン再始動タイミングであっても入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上であれば(つまり十分に高ければ)、第一昇圧回路11、第二昇圧回路12による昇圧動作は行われない。すなわち、第一種の車載電子機器群5、第二種の車載電子機器群6に入力電圧VinがスイッチSW1、SW2を介してそのまま供給される。
一方、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2未満であれば、制御部13はステップS104に進み、スイッチSW1、SW2をOFFとする共に第一昇圧回路11、第二昇圧回路12をONとする。つまり、エンジン再始動タイミングが到来し、入力電圧Vinが閾値TH2未満である場合には、第一昇圧回路11、第二昇圧回路12による昇圧動作(安定化動作)を実行させ、昇圧電圧(安定化電圧)としての第一出力電圧Vo1、第二出力電圧Vo2が第一種の車載電子機器群5、第二種の車載電子機器群6に供給されるようにしている。
続くステップS105で制御部13は、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上となるまで待機し、該電圧値が閾値TH2以上となったら、ステップS106でスイッチSW2をONとすると共に第二昇圧回路12をOFFとする。つまり、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上(つまり第二種の車載電子機器群6を賄うのに十分とされる値以上)となったことに応じて、第二昇圧回路12による昇圧動作を停止させ、入力電圧Vinが第二種の車載電子機器群6にスイッチSW2を介して供給される状態に復帰させる。
ステップS106の処理を実行したことに応じ、制御部13はステップS108に進み、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上となるまで待機し、該電圧値が閾値TH1以上となったら、ステップS109でスイッチSW1をONとすると共に第一昇圧回路11をOFFとする。つまり、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上(つまり第一種の車載電子機器群5を賄うのに十分とされる値以上)となったことに応じて、第一昇圧回路11による昇圧動作を停止させ、入力電圧Vinが第一種の車載電子機器群5にスイッチSW1を介して供給される状態に復帰させる。
制御部13はステップS109の処理を実行したことに応じ、図2に示す処理を終える。
また、制御部13は、先のステップS102で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上かつ閾値TH1未満であると判定した場合は、ステップS107でスイッチSW1をOFFとする共に第一昇圧回路11をONとする。つまり、エンジン再始動タイミングが到来し、入力電圧Vinが閾値TH2以上かつ閾値TH1未満である場合には、第一昇圧回路11のみ昇圧動作を実行させ、昇圧電圧としての第一出力電圧Vo1が第一種の車載電子機器群5に供給されるようにしている。
ステップS107の処理を実行したことに応じ、制御部13は上述したステップS108に処理を進める。これにより、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上となったら、第一昇圧回路11による昇圧動作が停止され、入力電圧Vinが第一種の車載電子機器群5にスイッチSW1を介して供給される状態に復帰される。
図3は、第一昇圧回路11による電圧バックアップ(図3A)、第二昇圧回路12による電圧バックアップ(図3B)のイメージを表している。
アイドリングストップ機能によるエンジン再始動時において、図3Aのように第一昇圧回路11側では、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1を下回ると昇圧動作が開始され、その後、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上に回復すると昇圧動作が停止される。また、図3Bに示すように第二昇圧回路12側では、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2を下回ると昇圧動作が開始され、その後、入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上に回復すると昇圧動作が停止される。
図3A、図3Bでは、それぞれ梨地部分により、第一昇圧回路11、第二昇圧回路12がバックアップする電気エネルギー量を模式的に表している。この対比より、第二昇圧回路12側のバックアップ容量は小さいことが分かる。
従って、第二昇圧回路12についてコイルや電解コンデンサ等の回路構成部品の容量を下げることが可能とされ、電圧安定化装置1の小型軽量化、及びコストの削減を図ることができる。
図4は、変形例としての電圧安定化装置1Aを備えた車両についての電気的な構成を説明するためのブロック図である。なお、以下の説明において、既に説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
変形例としての電圧安定化装置1Aは、バッテリBtから電圧安定化装置への入力電流Iin(図1及び図4参照)について、エンジン再始動時(電圧バックアップ動作時)における電流値上昇の抑制を図るものである。
従来において、電圧安定化装置の昇圧能力を高めることによると、バッテリBtからの入力電流Iinの値が大きくなる。このような入力電流Iinの増大化は、配線ケーブル径を太くし、車両の質量、コストを増大させるとともに、バッテリBtから電圧安定化装置への配線レイアウトの自由度低下を招く虞がある。
そこで、電圧バックアップ動作時における入力電流Iinの電流値上昇の抑制を図り、配線ケーブルの小型軽量化により車両の質量やコストの削減、及び配線レイアウトの自由度向上を図る。
図4において、変形例としての電圧安定化装置1Aは、電圧安定化装置1と比較して、電圧供給部14が追加された点と制御部13に代えて制御部13Aが設けられた点と、第二昇圧回路12に代えて降圧回路12’が設けられた点とが異なる。
電圧供給部14は、スイッチSW3と、例えば電解コンデンサとされたキャパシタCcと、電流制限抵抗Rrとを有している。
電圧供給部14においては、バッテリBtとスイッチSW2との接続点とアースとの間に、電流制限抵抗RrとスイッチSW3とキャパシタCcとの直列接続回路が挿入されている。電流制限抵抗Rrの一端はバッテリBtとスイッチSW2との接続点に接続され、電流制限抵抗Rrの他端はスイッチSW3の一端と接続されている。スイッチSW3の他端は、キャパシタCcの正極端子と接続され、キャパシタCcの負極端子は接地されている。
図示のようにスイッチSW3の他端とキャパシタCcの正極端子との接続点が、第二昇圧回路12と接続されている。
降圧回路12’は、後述するようにバッテリBtによって充電されるキャパシタCcの両端電圧を入力し、入力電圧について降圧動作を行う。降圧回路12’は、例えばスイッチングコンバータによるDC/DCコンバータとして構成され、出力電圧をフィードバック入力して該出力電圧について定電圧制御を行う(つまり出力電圧の安定化機能を有する)。
本例では、降圧回路12’はキャパシタCcからの入力電圧に基づき、例えば6.5Vに安定化された出力電圧を得る。これは、エンジン再始動に伴いドロップが生じた入力電圧Vin(バッテリ電圧)と比較して、より高い電圧となり得る。すなわち、降圧回路12’が用いられた電圧安定化装置1Aによっても、図1に示した電圧安定化装置1の場合と同様に、第二種の車載電子機器群6に対する電圧バックアップが行われることに変わりはない。
なお、降圧回路は、昇圧回路よりも昇圧能力が低い回路と言うことができる。
制御部13Aは、スイッチSW1、スイッチSW2、第一昇圧回路11、降圧回路12’のON/OFF制御と共に、次の図5で説明するようにスイッチSW3のON/OFF制御を行う点が制御部13と異なる。
図5は、制御部13Aが行う処理のフローチャートである。
なお図5において、既に図2で説明した処理と同様となる処理については同一ステップ番号を付して説明を省略する。
先ず前提として、図5に示すステップS101の処理開始時点においては、スイッチSW3はON状態に制御されている(後述するステップS203より)。この場合、制御部13Aは、エンジン再始動タイミングが到来し入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2未満とならなければ、降圧回路12’をOFF状態で維持させている。従って、ステップS101の処理開始時点においては、キャパシタCcがバッテリBtにより充電された状態にある。
制御部13Aは、ステップS103で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2未満であると判定した場合には、ステップS201に進んでスイッチSW1、SW2、SW3をOFFとする共に、第一昇圧回路11及び降圧回路12’をONとする。
スイッチSW3がOFFとされ、降圧回路12’がONとされることで、キャパシタCcに充電された電力をエネルギーソースとして降圧回路12’が降圧動作(安定化動作)を行う。すなわち、図1で説明した電圧安定化装置1とは異なり、第二種の車載電子機器群6側の電圧安定化動作にバッテリ電圧が直接的に用いられることがない。
制御部13Aは、ステップS201の処理を行ったことに応じてステップS105に処理を進める。そして、ステップS105で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH2以上となった場合、制御部13AはステップS202でスイッチSW2をONとすると共に、降圧回路12’をOFFとさせ、ステップS108に進む。
制御部13Aは、ステップS108で入力電圧Vinの電圧値が閾値TH1以上となってステップS109でスイッチSW1をON、第一昇圧回路11をOFFとする処理を行ったことに応じ、ステップS203でスイッチSW3をON状態に戻す処理を行い、図5に示す処理を終える。つまりこの場合、入力電圧Vinが閾値TH1以上に回復し、降圧回路12’及び第一昇圧回路11の安定化動作が停止されたことに応じてキャパシタCcの充電が再開される。
図6は、変形例における入力電流Iinの説明図であり、エンジン再始動に伴う電圧安定化動作が行われる際の入力電流Iinの電流値、第一昇圧回路11側への入力電流値、降圧回路12’側への入力電流値の変化を上、中、下段にそれぞれ表している。
なお、上段においては比較として、従来の電圧安定化装置(例えば容量=400W)への入力電流の電流値の変化を点線により表している。
第一昇圧回路11側への入力電流値は、第一昇圧回路11の電圧安定化動作の開始タイミング付近でピークを迎える。このときの第一昇圧回路11側への入力電流値のピーク値を「P1」とする。
一方、降圧回路12’側への入力電流は、キャパシタCcへの充電電流となり、そのピーク値を「P2」と表記する。
変形例においては、降圧回路12’による安定化動作はキャパシタCcをエネルギーソースとして行われ、またキャパシタCcの充電期間は第一昇圧回路11の昇圧動作開始タイミングと重ならない。
このため、入力電流Iinのピーク値は、「P1+P2」ではなく、「P1」に抑えられる。この場合の入力電流Iinのピーク値は、従来の電圧安定化装置の入力電流ピーク値(図中「Pp」)に対して相当に小さく抑えられたものとなる。
従って、バッテリBtと電圧安定化装置1A間の配線ケーブルについて、ケーブル径の小径化を図ることができ、配線ケーブルの小型軽量化、コスト削減を図ることができる。また、配線ケーブルの小径化により、電圧安定化装置1Aへの配線レイアウトの自由度向上を図ることができる。
変形例においては、キャパシタCcから降圧回路12’への電力供給をスイッチSW3をOFFとすることで実現しているが、このような構成により、エンジン再始動による電圧ドロップに起因してキャパシタCcの放電電流がバッテリBt側に逆流することの防止が図られる。
なお、上記では第一昇圧回路11の昇圧動作を停止後にスイッチSW3をONさせる(つまりキャパシタCcの充電を開始させる)例を挙げたが、スイッチSW3のONタイミングは降圧回路12’の動作を停止させたタイミングとする等、少なくとも降圧回路12’をONすべき期間と重複しないタイミングであれば、他のタイミングとすることもできる。
上記のように変形例としての電圧安定化装置1Aは、バッテリBtにより充電可能とされたキャパシタCcを有し、降圧回路12’(第二安定化回路)が安定化動作を停止している際にキャパシタCcをバッテリBtにより充電させ、降圧回路12’が安定化動作を開始する際にキャパシタCcを放電させてキャパシタCcの両端電圧を降圧回路12’の入力電圧として供給する電圧供給部14を備えている。
これにより、電圧バックアップ動作時にバッテリBtから降圧回路12’側へ入力電流が流れないようにすることが可能とされ、電圧バックアップ動作時における入力電流Iinの電流値上昇を抑制できる。
ここで、これまでの説明では、電圧安定化装置1、1Aが安定化回路を二つのみ備える場合を例示したが、3以上の安定化回路を有する構成とすることもできる。その場合、各安定化回路の昇圧能力がそれぞれ異なってもよいし、第一の昇圧能力による複数の安定化回路と、第一の昇圧能力とは異なる第二の昇圧能力による複数の安定化回路とが設けられる等、少なくとも一部複数の安定化回路の昇圧能力が同一とされた構成とすることもできる。
また、これまでの説明では、エンジン再始動に基づき開始させた安定化回路の安定化動作を、入力電圧Vinの電圧値が所定閾値以上に回復したことに応じて停止させる例を挙げたが、該安定化動作の停止制御は、例えば、入力電圧Vinの電圧値が所定閾値以上である状態が所定複数回連続して検出されることに応じて行う等、瞬時的な入力電圧Vinの上昇に追従しないように工夫することもできる。
何れにしても、該安定化動作の停止制御は、少なくとも入力電圧Vinの電圧値が所定閾値以上となることを条件として行われればよい。
以上で説明したように実施形態の電圧安定化装置(同1又は1A)は、アイドリングストップ機能を有する車両に設けられ、アイドリングストップ機能によりエンジンが再始動される際にバッテリ(Bt)からの入力電圧に基づいて所定の車載電子機器に電源電圧を出力する電圧安定化装置であって、入力電圧を安定化した安定化電圧を第一種の車載電子機器(D1、D2、D3)に出力する第一安定化回路(第一昇圧回路11)と、入力電圧を安定化した安定化電圧を第二種の車載電子機器(D4、D5、D6)に出力する第二安定化回路(第二昇圧回路12又は降圧回路12’)と、を備え、第二安定化回路は、第一安定化回路よりも昇圧能力が低いものである。
上記のように安定化回路を少なくとも第一、第二安定化回路の二つに分け、それぞれが第一種、第二種の車載電子機器に個別に安定化電圧を供給する構成とすることで、第一種側には最低動作保証電圧が高い電子機器を、第二種側には最低動作保証電圧が低い電子機器を選択的に接続することが可能とされ、第二安定化回路として昇圧能力の低い回路を用いても、第一種、第二種側の双方の車載電子機器で供給電圧が最低動作保証電圧以上となるようにすることが可能とされる。
第二安定化回路として昇圧能力の低い安定化回路を設けていることで、第二安定化回路についてコイルや電解コンデンサ等の構成部品の容量を下げることが可能とされる。
従って、電圧安定化装置の小型軽量化、及びコストの削減を図ることができる
また、実施形態の電圧安定化装置においては、第二種の車載電子機器は第一種の車載電子機器よりも最低動作保証電圧が低い機器とされている。
これにより、第二安定化回路として昇圧能力の低い回路を用いても、第二種の車載電子機器に対する供給電圧が最低動作保証電圧を下回ってしまうことがないようにすることが可能とされる。
第二安定化回路として昇圧能力の低い回路を設けていることで、電圧安定化装置の小型軽量化、コストの削減を図ることができる。
さらに、実施形態の電圧安定化装置においては、第一種の車載電子機器はカーナビゲーション機器又はオーディオビジュアル機器とされ、第二種の車載電子機器はマイクロコンピュータを有し車両の走行安全性に係る制御を行う制御機器とされている。
カーナビゲーション機器やオーディオビジュアル機器は、入力電圧が最低動作保証電圧を下回った場合に表示や機能の劣化が乗員に知覚され易い機器であるため、昇圧能力が高い第一安定化回路の負荷とすることが好適である。
一方、上記の制御機器は、マイクロコンピュータのリセットが防止できれば機能保持できるもので比較的最低動作保証電圧が低く、第二安定化回路の負荷とすることが好適である。
従って、エンジン再始動時に機能劣化が生じることの防止を図ることができ、商品性の低下防止を図ることができる。
さらにまた、実施形態の電圧安定化装置においては、第一安定化回路、第二安定化回路の安定化動作開始後におけるバッテリからの入力電圧の検出値に基づいて第一安定化回路、第二安定化回路の安定化動作の停止制御を行う制御部(同13又は13A)をさらに備えている。
これにより、第一安定化回路、第二安定化回路の昇圧動作が不必要に長時間行われてしまうことの防止を図ることが可能とされる。
従って、電圧安定化装置による不要な電力消費の防止を図ることができる。
また、実施形態の電圧安定化装置においては、制御部は、第一安定化回路の安定化動作を検出値が第一閾値以上となることを条件として停止させ、第二安定化回路の安定化動作を検出値が第一閾値よりも小さい第二閾値以上となることを条件として停止させている。
これにより、第一種、第二種の車載電子機器について、それぞれの動作保証に必要な時間だけ第一安定化回路、第二安定化回路の安定化動作を行わせることが可能とされる。
従って、第一種、第二種の車載電子機器について動作保証を行うことと、電圧安定化装置による不要な電力消費防止との両立を図ることができる。
さらに、実施形態の電圧安定化装置(同1A)においては、バッテリにより充電可能とされたキャパシタ(Cc)を有し、第二安定化回路が安定化動作を停止している際にキャパシタをバッテリにより充電させ、第二安定化回路が安定化動作を開始する際にキャパシタを放電させてキャパシタの両端電圧を第二安定化回路の入力電圧として供給する電圧供給部(同14)をさらに備えている。
これにより、電圧バックアップ動作時にバッテリから第二安定化回路側へ入力電流が流れないようにすることが可能とされる。
従って、電圧バックアップ動作時における入力電流の電流値上昇を抑制でき、バッテリと電圧安定化装置間の配線ケーブル径の小径化を図ることができ、配線ケーブルの小型軽量化により車両の質量やコストの削減、及び電圧安定化装置への配線レイアウトの自由度向上を図ることができる。
1、1A 電圧安定化装置、4 ECU(Engine Control Unit)、5 第一種の車載電子機器群、6 第二種の車載電子機器群、D1~D6 車載電子機器、11 第一昇圧回路、12 第二昇圧回路、12’ 降圧回路、13、13A 制御部、14 電圧供給部、SW1~SW3 スイッチ、Cc キャパシタ、Rr 電流制限抵抗、Bt バッテリ、Vin 入力電圧、Iin 入力電流、Vo1 第一出力電圧、Vo2 第二出力電圧、Sis 通知信号

Claims (4)

  1. アイドリングストップ機能を有する車両に設けられ、前記アイドリングストップ機能によりエンジンが再始動される際にバッテリからの入力電圧に基づいて所定の車載電子機器に電源電圧を出力する電圧安定化装置であって、
    入力電圧を安定化した安定化電圧を第一種の車載電子機器に出力する第一安定化回路と、
    入力電圧を安定化した安定化電圧を第二種の車載電子機器に出力する第二安定化回路と、を備え、
    前記第二種の車載電子機器は前記第一種の車載電子機器よりも最低動作保証電圧が低い機器とされ、
    前記第二安定化回路は、同じ入力電圧に対する出力電圧及び出力電力が前記第一安定化回路よりも低く、
    前記バッテリにより充電可能とされたキャパシタであって、前記バッテリから前記第一安定化回路への給電経路である第一給電経路と、前記バッテリから前記第二安定化回路への給電経路である第二給電経路のうち、前記第二給電経路に対してのみ挿入されたキャパシタを有し、前記第二安定化回路が安定化動作を停止している際に前記キャパシタを前記バッテリにより充電させ、前記第二安定化回路が安定化動作を開始する際に前記キャパシタを放電させて前記キャパシタの両端電圧を前記第二安定化回路の入力電圧として供給する電圧供給部をさらに備えた
    電圧安定化装置。
  2. 前記第一種の車載電子機器はカーナビゲーション機器又はオーディオビジュアル機器とされ、前記第二種の車載電子機器はマイクロコンピュータを有し前記車両の走行安全性に係る制御を行う制御機器とされた
    請求項1に記載の電圧安定化装置。
  3. 前記第一安定化回路、前記第二安定化回路の安定化動作開始後における前記バッテリからの入力電圧の検出値に基づいて前記第一安定化回路、前記第二安定化回路の安定化動作の停止制御を行う制御部をさらに備えた
    請求項1又は請求項2に記載の電圧安定化装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第一安定化回路の安定化動作を前記検出値が第一閾値以上となることを条件として停止させ、前記第二安定化回路の安定化動作を前記検出値が前記第一閾値よりも小さい第二閾値以上となることを条件として停止させる
    請求項3に記載の電圧安定化装置。
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