JP7346978B2 - 車載電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、車載電源システムに関する。
従来、例えば四輪自動車のような車両の配電システムは、ヒューズやリレーを備えたリレーボックスなどの電気接続箱をバッテリの近くに配置し、この電気接続箱から多数の電子機器にそれぞれの専用電線を介して配電する構成を採用している。
このような配電システムによれば、各電子機器を安定した電圧で駆動できる。しかし、近年、車両の電動化、自動化のために電子機器や各種センサの数が著しく増加しており、それに伴って電線数が増え、車載電源システムの設計が非常に複雑になっている。
特開2008-296790号公報
そこで、主電源の下流側に複数の電力制御機器を設け、主電源から供給される電力を電力制御機器を介して末端の電子機器等に分配する技術が検討されている(以下、この配電方式を「ゾーン配電」という。)。しかし、この技術を用いると、特定の電線(例えば、主電源とその下流側にある電力制御機器とを繋ぐ電線)に大きな電流が流れるようになるため、当該電線に著しい電圧降下を発生することがある。電圧降下が発生すると、車両に搭載されている電子機器に印加される電圧が低下して、電子機器が所期の性能を発揮できない可能性がある。また、著しい電圧低下によって、電子機器が正常に機能し得ない状況が発生する可能性もある。そのため、ゾーン配電を行うにあたっては、電圧降下が発生しても機能上の問題が生じないようにシステムを設計する必要がある。
ところで、電圧降下の問題に関連して、例えば特許文献1には、車両の電源系統に大きな電圧降下が予測される場合、ワイパ駆動に必要な電流を制限する発明が開示されている。しかし、特許文献1に開示されている発明は、ワイパのような単一電子機器に関する技術であり、車両全体のシステム設計まで考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、上記のような電圧降下が発生しても車両に搭載された電子機器が少なくとも最低限の機能は発揮するように構成された車載電源システムを設計することである。
記課題を解決するために、本開示にかかる車載電源システムは、電力を供給する主電源部と、一つ又は複数の電源ハブと、複数の電子機器と、前記一つ又は複数の電源ハブを前記主電源部に接続する主給電線と、前記複数の電子機器のそれぞれを前記一つ又は複数の電源ハブのいずれか一つに接続する副給電線と、前記複数の電子機器のそれぞれに、該電子機器に接続された電源ハブを通じた電力の供給をオン・オフする制御ユニットを備え、前記複数の電子機器に流れる電流は、連続電流、間欠電流、突入電流に分類され、前記複数の電子機器は、連続電流が流れる連続負荷と間欠電流が流れる間欠負荷のいずれかに分類され、前記連続負荷に前記連続電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている定格電圧よりも高くなるように設計されている、ことを特徴とする構成となっている
この構成によると、ゾーン配電で構成された車載電源システムを備える車両の主給電線において、連続負荷に連続電流が流れることで電圧降下が発生しても、任意の電子機器に印加される電圧が、定格電圧を下回らない車載電源システムを構築することができる。その結果、当該電子機器は想定されている性能を発揮することができる。
加えて、車載電源システムはさらに、前記連続負荷と前記間欠負荷にそれぞれ前記連続電流と前記間欠電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている最低性能保証電圧よりも高くなるように設計されている、ことを特徴とする構成であってもよい。
この構成によると、ゾーン配電で構成された車載電源システムを備える車両の主給電線において、連続負荷と間欠負荷にそれぞれ連続電流と間欠電流が流れることで電圧降下が発生しても、任意の電子機器に印加される電圧が最低性能保証電圧を下回らない車載電源システムを構築することができる。その結果、当該電子機器は所定の性能で動作することができる。
その上、車載電源システムはさらに、前記連続負荷と前記間欠負荷にそれぞれ前記連続電流と前記突入電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている最低機能保持電圧よりも高くなるように設計されている、ことを特徴とする構成であってもよい。
この構成によると、ゾーン配電で構成された車載電源システムを備える車両の主給電線において、連続負荷と間欠負荷にそれぞれ連続電流と突入電流が流れることで電圧降下が発生しても、任意の電子機器に印加される電圧が最低機能保持電圧を下回らない車載電源システムを構築することができる。その結果、当該電子機器は少なくとも最低限の機能を保持して動作することができる。
車載電源システムはさらに、前記電子機器の前記少なくとも一つは、電動パワーステアリング装置または制動装置の少なくともいずれかである、ことを特徴とする構成であってもよい。
この構成によると、電動パワーステアリング装置または制動装置の少なくともいずれか一方は、主給電線において電圧降下が発生しても、問題なく動作するように設計することができる。
そして、車両は、上記のような車載電源システムを備える構成であってもよい。
この構成によると、ゾーン配電で構成された車載電源システムを備える車両において、電圧降下が発生しても電子機器が想定通りに動作する車両を実現することができる。
本発明の車載電源システムによれば、電線において電圧降下が発生しても車両に搭載された車載機器が少なくとも最低限の機能は作動するような車載電源システムを設計することができる。
図1は、実施形態にかかる車載電源システムの電源構成を示している。 図2は、第2の電源ハブに接続された電子機器の一例を示している。 図3は、図2に示す第2の電源ハブに接続された主給電線に流れる電流の一例を概略的に示している。 図4(A),(B),(C)はそれぞれ、主電源部に接続される主給電線が2本、4本、6本の場合の電線構成の概略図の一例を示している。 図5は、図4(A)~図4(C)における主給電線の電線径、電圧降下値、および流れると想定される電流値を示している。 図6は、本実施形態における車載電源システムの設計方法のフローチャートを示している。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる車載電源システムの実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる、車両1に搭載された車載電源システム100の電源構成を表している。
図1に示されているように、車載電源システム100は、主電源部BAT1、主給電線MPC1~3[図中、太い実線で示す。]を介して主電源部BAT1に直接的又は間接的に接続されている複数の電源ハブPDB1~3、および複数の電源ハブPDBのそれぞれに副給電線SPC11,21~23[図中、細い実線で示す。]を介して接続された複数の電子機器D11,21~23を備える。実施形態の車載電源システム100は複数の電源ハブPDB1~3を備えているが、以下の説明では、特に区別しないときは単に「電源ハブPDB」を記載する。主給電線MPC1~3、副給電線SPC11,21~23、電子機器D11,21~23、および以下に説明する制御ユニットCU1~3についても、特に区別しないときは、「主給電線MPC」、「副給電線SPC」、「電子機器D」、および「制御ユニットCU」とそれぞれ記載する。
主電源部BAT1は、例えば、バッテリ、またはオルタネータ(発電機)などの電力を供給する機能を備える任意の装置である。図示を省略しているが、主電源部BAT1と、主電源部BAT1に接続している主給電線MPCとの間に何らかのヒューズを含むヒュージブルリンク等の部品を接続して、電源を分配してもよい。
電源ハブPDBは、該電源ハブPDBの下流に接続された複数の電子機器Dへ電力を供給する機能を有し、詳しくは後述する制御ユニットCUによって通電のオン・オフを制御することができる。電源ハブPDBは、過電流が流れた際に溶断することで電流を遮断するヒューズまたは導通の有無を制御することができるリレーを備えてもよい。本明細書において、「電子機器」とは、電子機器、電気機器など車両に搭載された電気的に動作する任意の装置を含む。
主給電線MPCおよび副給電線SPCは、電力が供給できる電線であればよく、例えばワイヤーハーネスで構成されている。各電線は、1本の電線である必要はなく、コネクタ等の連結手段によって複数の電線が連結された形態のものでもよい。
車両の電源には、複数の種類があり、例えば、+B電源、ACC電源、IG電源のように分類することができる。車両の電源状態は、上記分類に対応しており、車両の電源が落ちている場合、+B電源に接続されている電子機器のみに通電し、車両の電源がACCであれば、+B電源とACC電源のいずれかに接続されている電子機器に通電する。また、車両の電源がIGであれば、+B電源と、ACC電源と、IG電源のいずれかに接続されている電子機器に通電する。
+B電源は、常に電圧が印加されている電源である。例えば、各種のコントローラや、車両外から無線によってドアを施錠/解錠するドアロック装置を動作させるためのキーレス装置など、車両を使用しないときでも通電する必要がある電子機器が+B電源に接続される。
ACC電源は、例えば音楽再生装置のように、使用者がエンジンを動作させていない状態(エンジン停止中)でも使用することを想定される電子機器が接続される電源である。
IG電源は、例えば、エンジンの動作のために使用する電子機器、またはADAS(先進運転支援システム)で使用するカメラのように、基本的にはエンジン始動中に使用することを想定した電子機器が接続される電源である。ただし、電子機器によっては、車両の電源状態がIGになっていれば、エンジン停止中であっても使用することができる。
実施形態では、図1に示されているように、複数の電源ハブPDBは、主給電線MPCを介して数珠つなぎに接続することができる。このような構成は、デイジーチェーンとも呼ばれる。
図示しないが、従来の車載電源システムでは、バッテリ付近の電気接続箱において、+B電源の下流側又はその一部を、例えば複数のリレーによってACC電源、IG電源に分け、さらにその下流側を各電子機器にそれ専用の電線で接続することで、各電子機器に必要な電力を給電していた。しかし、図1の構成を採用することで、車両のバッテリ付近に配置していた電気接続箱の機能を、電源ハブを配置した位置(例えば車両の後席乗員の近く)に持たせることができる。以下、デイジーチェーンを用いた接続を「デイジーチェーン接続」といい、従来の電源構成を「集中配電接続」という。
実施形態において、車載電源システム100は、制御ユニットCU(例えば、ECU)を備えており、制御ユニットCUを通じて対応する電源ハブPDBに対して指示を与えることで、電源ハブPDBの下流の電子機器Dに対して、何らかの電源状態(例えば+B電源、ACC電源、またはIG電源)の通電のオン・オフを切り替え、それによって、電源ハブPDBの下流側に接続された電子機器の起動/停止を制御することができるように構成されている。制御ユニットCUは、例えば車両全体の制御を統括する中央演算装置からの制御信号によって制御されてもよい。また、本実施形態では、制御ユニットCUは、電源ハブPDBとは別に設けられているが、電源ハブPDB内に設けられてもよい。以下、制御ユニットCUによる制御を通じて、ある電源ハブPDBによって給電することができる電子機器の範囲を「ゾーン」という。また、主給電線によって接続された、車両の各位置に配置されている電源ハブから各電子機器へと配電する電源構成を「ゾーン配電」という。
実施形態のゾーン配電において、電源ハブPDBの下流側は、各電子機器用の副給電線SPCで接続されるが、上流側は1本の共通の主給電線MPCにまとめられる。そのため、下流側の電子機器に通電する電流が同じ主給電線を通じて同時に流れる可能性がある。例えば、図1の実施形態で示されているように複数の電源ハブPDB(例えば、第1の電源ハブPDB1、第2の電源ハブPDB2および第3の電源ハブPDB3)をデイジーチェーン接続した場合、第1の電源ハブPDB1の下流側の電子機器の電流に加えて、第2の電源ハブPDB2および第3の電源ハブPDB3に流れる電流が、第1の電源ハブPDB1の上流の主給電線MPC1に流れる。したがって、上流側の第1の電源ハブPDB1に流れる電流は大きくなることがある。そのため、電子機器Dの同時稼働に起因する一時的な電圧降下が頻発し、その結果、主給電線MPCに流れる電流が大きくなってそこでの電圧降下量も大きくなることが考えられる。
したがって、電圧降下によって電子機器Dが動作不良に生じることがないように、電源システムを設計する必要がある。
ところで、車両に搭載される電子機器Dに流れる電流は、例えば「連続電流」、「間欠電流」、「突入電流」に分類できる。連続電流は、比較的長時間にわたって常に電流が流れ続けるような電子機器に流される電流である。例えば、始動後のエンジンを制御するエンジンコントロールモジュール(PCM)に流れる電流が連続電流に分類される。また、運転手の操作によって動作されるヘッドランプ(前照灯)またはオーディオ等に流れる電流も連続電流に分類される。以下、連続電流が供給される電子機器を「連続負荷」という。
間欠電流は、機能的に通電時間が限られている電流である。例えば、車両のサイドドアの窓ガラスを上下させるパワーウインドモータ(以下、PWモータ)、またはドアロック装置の信号を介してドアの鍵を施錠/解錠させるドアロックモータ等の電子機器に流れる電流が間欠電流に分類される。以下、間欠電流が供給される電子機器を「間欠負荷」という。
突入電流は、電子機器に電源を投入したときに一時的に流れる大電流で、例えば、ヘッドランプ、PWモータ、ドアロックモータ等の電子機器の始動時に流れる大きな電流である。上記した電子機器以外の電子機器(例えばオーディオなど)であっても、通常流れる電流より大きな電流が始動時に流れる可能性もあるが、その影響が軽微な場合、電源システムの設計において考慮しなくてもよい。
当然、これら連続電流、間欠電流、突入電流が一つの電子機器に同時に流れることはないが、複数の電子機器に対して電力を供給する電源ハブでは、これらの電流が同時に流れることがあり得る。このような事象の発生について説明する。
図2は、図1に記載された車載電源システム100のうち、第2の電源ハブPDB2に関連するゾーンに含まれる電子機器の一例を示した図である。図3は、複数の電子機器の同時通電を概略的に示した図であり、第2の電源ハブPDB2に流れる電流を例示している。図2に記載されているように、第2の電源ハブPDB2は、主給電線MPC2、第1の電源ハブPDB1、および主給電線MPC1を介して、主電源部BAT1に接続されている。第2の電源ハブPDB2は、メータD21、オーディオD22、PWモータD23を接続されている。メータD21は連続電流が流れる電子機器で、エンジン始動中は基本的に常に通電される。オーディオD22も連続電流が流れる電子機器で、使用者の操作により、または設定によっては自動的に通電される。PWモータD23は、間欠電流と突入電流が流れる電子機器に該当し、モータ始動時に突入電流が流れ、その後は間欠的に電流が流れる。
図3を参照して、第2の電源ハブPDB2を介して主給電線MPC2に流れる電流に関して説明する。まず、時刻t1において、エンジンが始動され、メータD21に連続電流I1が流れる。次に、時刻t2に使用者がオーディオD22のスイッチを入れると、オーディオD22に連続電流I2が流れる。このとき、第2の電源ハブPDB2の上流の主給電線MPC2にはI1+I2の連続電流が流れる。その後、時刻t3に使用者が窓ガラスの上昇スイッチを操作すると、PWモータD23に電流が流れる。このとき、操作直後の時刻t3~t4間は、最大I3の突入電流が流れる。モータの動作が安定すると、電流値は安定し、間欠電流I4で流れる。次に、時刻t5に上昇スイッチの操作を終了すると、PWモータD23への通電が終了する。PWモータD23が動作している間、第2の電源ハブPDB2の上流の主給電線MPC2には、時刻t3~t4の間最大I1+I2+I3の電流が流れ、時刻t4~t5の間I1+I2+I4の電流が流れる。
このように、電源ハブPDBの上流の主給電線MPCには、連続電流と間欠電流が流れている間、それよりも遥かに大きな突入電流が一時的に流れ、そのとき大きな電圧降下が発生する。また、図3は、メータD21とオーディオD22の2つの電子機器しか示されていないが、連続電流を必要とする多数の電子機器が同時に使用されることがある。さらに、主電源部(蓄電池、オルタメータの両方を含む。)は、出力する電流の大きさに応じて、一時的に電圧が低下することがある。そのため、仮に共通の主給電線MPCに接続された複数の電子機器から同時に電流が要求された場合でも、過度の電圧降下を生じることなく、必要な電子機器について最低限の機能を保証するシステムの設計が必要である。
ところで、電子機器には、定格電圧(一般的に12V程度)の他に、性能保証電圧、機能保持電圧が設定されている。性能保証電圧は、その電圧範囲内であれば、所定の性能で動作することを保証することができる電圧であり、例えば8V~13Vである。機能保持電圧は、所定の性能を満足することはできないが、少なくとも基本的な機能は動作させることができる電圧であり、例えば5V~15Vである。これらの電圧値の範囲は、価格、仕様、性能などによって異なる。
実施形態の車載電源システムは、電圧降下等によって電圧が下がった状態でも必要な電子機器に最低限の機能を保証するものである。そのため、想定されるあらゆる突入電流が同時に発生した状況を想定するのではなく、主電源部から電源ハブを介して電子機器に至るまでの経路に、該電源ハブに接続されたすべての電子機器から連続電流と間欠電流が要求された場合でもそれら電子機器に最低性能保証電圧値を下回らない電力が供給されるとともに、これら連続電流に加えて突入電流が要求された場合でも最低機能保持電圧値を下回らない電力が供給されるように、車載電源システムを設計することが好ましい。
このような目的で設計された車載電源システムについて説明する前に、電圧降下について、例えば、図1における電源ハブPDB2に接続されたメータD21を例に説明する。メータD21について、例えば定格電圧12V、最低性能保証電圧8V、最低機能保持電圧6Vが設定されているとする。この条件下で、バッテリ端子電圧が例えば13.5Vの場合、電源ハブPDB2からその下流側に接続されたすべての連続負荷に連続電流が供給されている状況にあっても、メータD21には定格電圧12Vよりも大きな電圧を供給できることが好ましい。また、電源ハブPDB2からその下流側に接続されたすべての連続負荷に連続電流が供給され且つすべての間欠負荷に間欠電流が供給されている状況にあっても、メータD21には最低性能保証電圧8Vより大きな電圧を供給できることが好ましい。さらに、電源ハブPDB2からその下流側に接続されたすべての連続負荷に連続電流が供給されている状況で残りのすべての電子機器(負荷)に電源が投入されて突入電流が発生した状況にあっても、メータD21には最低機能保持電圧6Vよりも大きな電圧を供給できることが好ましい。
したがって、車載電源システムは、主給電線上に置かれた電源ハブに接続されているすべての電子機器について、通電形態(連続電流、間欠電流、突入電流)、電流値、定格電圧、最低性能保証電圧、最低機能保持電圧、該電子機器を起動したときの生じ得る電圧降下値、およびバッテリ端子電圧が車両を通常使用する上で最も低くなったときの電圧値を考慮して設計されることが望ましい。ここで、電圧降下は、複数の電源ハブPDBがデイジーチェーン接続によって直列接続されている場合、上流の主電源部BAT1から下流の電子機器Dに至るまでの全ての電線について電圧降下を考慮することが好ましい。具体的に、図2に示す構成の場合、主給電線MPC1、主給電線MPC2、および副給電線SPC21において発生する電圧降下を考慮することが好ましい。
それぞれの電子機器Dについて、定格電圧、最低性能保証電圧、および最低機能保持電圧を満足するためには、電子機器Dに関連する電線の径を太くする、または当該電子機器Dが接続する電源ハブPDBを変更することが望まれる。
一般的に、電線(例えばワイヤーハーネスなど)は、同種の電線であれば、電線径を大きくすると電線抵抗が減少する。しかし、電線径が大きくなると、配索にあたって大きな空間が必要になる、組付けが困難になるなど、車両設計上の問題が発生する。接続する電源ハブPDBを変更する場合、電源ハブPDBが遠くなることで副給電線SPCが長くなり、当該副給電線SPCによる電圧降下を小さくするために副給電線SPCの電線径を大きくしなければならない、といった新たな問題が発生し得る。当然、そのような電子機器が増えると配線が相当複雑になる。そこで、主電源部BAT1に直接接続される主給電線MPCの数を変えることによって電圧降下に対処する方法も考えられる。
図4は、主電源部に接続される主給電線の本数を変えた複数の電線構成を示す。そこでは、6個の電源ハブe1~e6に対して、図4(A)の構成は2本の主給電線A1、A2、図4(B)の構成は4本の主給電線B1~B4、図4(C)の構成は6本の主給電線C1~C6が、主電源部BAT2に接続されている。図4(A)に記載されている電源ハブe1~e3および電源ハブe4~e6並びに図4(B)に記載されている電源ハブe2、e3および電源ハブe5、e6は、主給電線に対してデイジーチェーン接続されている。図4(C)に記載されている電源ハブe1~e6はそれぞれ、主給電線を介して主電源部BAT2に直接接続されている。以下、図4(C)に示す接続形態を、「スター型接続」という。図4(A)に記載されている電源ハブe1、e2、および図4(B)に記載されている電源ハブe1、e2、e4、e5はそれぞれスター型接続であるため、図4(A)および図4(B)は、スター型接続とデイジーチェーン接続を組み合わせた形態である。
簡略化のため詳細は図示していないが、図4(A)から図4(C)に記載されている電源ハブはそれぞれ、下流に副給電線を介して複数の電子機器が接続されており、例えば電源ハブe3の下流に接続されている複数の電子機器は、電子機器d3として示されている。各電子機器の近くに記載されている数値は、当該電子機器の連続電流の総量である。
図4(A)~(C)に示されたそれぞれの電線構成について、主給電線A1~A6、B1~B6、C1~C6に流れる連続電流の総量(A:アンペア)、連続電流による電圧降下(V:ボルト)、当該主給電線の電線径(電線サイズ)(sq:スケア)が、図5に示されている。図5において、No.欄のAからCはそれぞれ、図4(A)から図4(C)の構成を意味する。
図5から明らかなように、図4(A)の電線構成の場合、例えば主給電線A1には電子機器d1、d2、d3に供給される連続電流が流れ、その総量は最大85Aである。最大85Aの電流に対応する電線径は40sqである。電圧降下値は、単位長さあたりの電線抵抗と電線長によって決まり、例えば0.3Vである。また、主給電線A2に流れる連続電流は最大67Aとなり、それに対応する電線径は30sq、電圧降下値は0.3Vである。これらの電圧降下値が許容できない場合、電線径を大きくすることで、電圧降下値を調整する。これに代えて、主給電線の配索経路を変更、または接続する電源ハブを変更することにより、電圧降下値を調整してもよい。このように、連続電流、間欠電流、および突入電流の総量、およびそれに伴う電圧降下を考慮して、電源ハブの位置、および電線径などを決定する。
図4(A)の構成において必要な主給電線径が大きくなり過ぎた場合、図4(B)または図4(C)のように主電源部BAT2の下流に接続される主給電線の本数を変更してもよい。図4(B)の構成において、電源ハブe1と電源ハブe4は、デイジーチェーン接続ではないため、電源ハブe1と電源ハブe4の上流に接続されている主給電線A1と主給電線A4に流れる連続電流の総量が低くなり、電線径を小さくできる。また、このような変更を行うことにより、電源ハブe1と電源ハブe4の位置の自由度が向上し、より好ましい配索が行える。図4(C)は、図4(B)よりもさらに連続電流の総量が低くなる構成の例である。
ところで、電源ハブに接続される電子機器には、使用する電流量が大きなものがある。このような電子機器に対する電流が主給電線を介して供給/遮断された場合、主給電線に生じる電圧降下値が著しく大きく変化し、その結果、下流側に接続されている他の電子機器に印加される電圧が変化する。このような電子機器として、例えば発電機または電動機などのモータのような車両の動力に関係する部品、またはPTCヒータなどが考えられる。
また、電子機器には、印加電圧の変化によってその挙動が大きく変わってしまうものもあり、そのような電子機器に対しては、上述の電圧降下の変化の影響をできるだけ与えないようにする必要がある。このような電子機器として、例えば、「走る・曲がる・止まる」に関する、車両の走行または安全性に関係する電子機器(例えば、電動パワーステアリング装置、または制動装置など)が考えられる。
したがって、図4(A)の構成において、例えば、電源ハブe1の下流にPTCヒータを配置した場合、電動パワーステアリング装置は、例えば電源ハブe4の下流に接続する、または、任意の電源ハブの下流に接続せず、主電源部BAT2等に一般的に取り付けられるヒュージブルリンクなどの電源分配装置に直接電線を介して接続することが好ましい。
次に、実施形態における車載電源システムの設計プロセスについて、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、車載電源システムに設けられたそれぞれの電子機器に流れる電流を、連続電流、間欠電流、突入電流に分類する(S01)。
また、電子機器が有し得る定格電圧、最低性能保証電圧、または最低機能保持電圧を把握し記憶する(S02)。
次に、主給電線に流れる連続電流の総量を計算し、当該連続電流の総量を通電させることができる電線径を選択し、主給電線および副給電線に流れる連続電流によって低下する第1の電圧降下値を算出する(S03)。また、第1の電圧降下値に対して、主給電線を介して流れる少なくとも一つの間欠電流によってさらに下がる第2の電圧降下値を算出する(S04)。さらに、第1の電圧降下値に対して、主給電線を介して流れる少なくとも一つの突入電流によってさらに下がる第3の電圧降下値を算出する(S05)。
各電子機器に印加される電圧が、第1の電圧降下値分の電圧が下がっても定格電圧を下回らないか、また、第2の電圧降下値分の電圧が下がっても最低性能保証電圧を下回らないか、さらに第3の電圧降下値分の電圧が下がっても最低機能保持電圧を下回らないか確認する(S06)。電圧が下回る場合、電線径を変更、電子機器が接続する電源ハブを変更、または電源ハブの主給電線の接続先を変更する(S07)。
そして、各電子機器に印加される電圧が所定の電圧を下回らないようになるまで、上記(S03)から(S07)を繰り返す。
本発明は、例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明による車載電源システムによれば、ゾーン配電で構成された車載電源システムを備える車両において、電源を分配するための電源ハブを車両の各所へ配置したとしても、電子機器に印加される電圧が所定の値を下回らないように設計することができるため、車両の電源構成の設計において好適に利用できる。
1 車両
100 車載電源システム
BAT1 主電源部
PDB 電源ハブ
MPC 主給電線
SPC 副給電線
CU 制御ユニット
D 電子機器

Claims (5)

  1. 電力を供給する主電源部と、
    一つ又は複数の電源ハブと、
    複数の電子機器と、
    前記一つ又は複数の電源ハブを前記主電源部に接続する主給電線と、
    前記複数の電子機器のそれぞれを前記一つ又は複数の電源ハブのいずれか一つに接続する副給電線と、
    前記複数の電子機器のそれぞれに、該電子機器に接続された電源ハブを通じた電力の供給をオン・オフする制御ユニットを備え、
    前記複数の電子機器に流れる電流は、連続電流、間欠電流、突入電流に分類され、
    前記複数の電子機器は、連続電流が流れる連続負荷と間欠電流が流れる間欠負荷のいずれかに分類され、
    前記連続負荷に前記連続電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている定格電圧よりも高くなるように設計されていることを特徴とする、車載電源システム。
  2. 前記連続負荷と前記間欠負荷にそれぞれ前記連続電流と前記間欠電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている最低性能保証電圧よりも高くなるように設計されていることを特徴とする、請求項の車載電源システム。
  3. 前記連続負荷と前記間欠負荷にそれぞれ前記連続電流と前記突入電流が流れることに起因する電圧降下後の電圧が、前記複数の電子機器の少なくとも一つについて定められている最低機能保持電圧よりも高くなるように設計されていることを特徴とする、請求項又はの車載電源システム。
  4. 前記電子機器の前記少なくとも一つは、電動パワーステアリング装置または制動装置の少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項1~のいずれかの車載電源システム。
  5. 請求項1~のいずれかの車載電源システムを備えた車両。
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