JP5947552B2 - 車両の制御システム - Google Patents

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本発明は、複数の制御ユニットが車内ネットワークを介して相互通信可能に接続された車両の制御システムに関する。
一般に、車両の制御システムは、エンジン制御ユニットやトランスミッション制御ユニット等の各種制御ユニットがCAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して相互通信可能に接続されることにより構成されている。
また、近年の車両においては、燃費の向上や排気エミッションの低減等を目的として、信号待ち等の車両停止時にエンジンを一時的に自動停止させるアイドルストップ機能が実用化されている。このようなアイドルストップ車両の制御システムはアイドルストップ制御ユニット(ISS制御ユニット)を有して構成され、ISSユニットは、予め設定された条件に基づいてエンジンの自動停止や再始動等の制御を行う。
ところで、エンジン始動用のスタータは消費電力が大きいため、特に、エンジンの停止と再始動が繰り返されるアイドルストップ車両では、バッテリへの負担が大きく、エンジン始動の瞬間にバッテリ出力系統の電圧が一時的に降下する可能性が高くなる。そして、このようなバッテリ電圧の一時的な低下が発生すると、各種制御ユニットがリセットされる等して、エンジンの再始動自体が中断されてしまう虞がある。
これに対処し、例えば、特許文献1には、メインバッテリとは別に、アイドルストップ中のエンジンを再始動させるための専用のバッテリ(サブバッテリ)を追加し、エンジンの再始動時にはメインバッテリをスタータから切り離して、サブバッテリのみからスタータへの給電を行う技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術のように、エンジン再始動のための専用のサブバッテリを設けた場合、車両の重量増加や製造コストの高騰等を招く虞がある。
これに対し、比較的容量の小さいバックアップ電源をバッテリ出力系統の中途に介装し、このバックアップ電源を、エンジン再始動時に動作保証が必要な所定の制御ユニット等に対して限定的に接続することも考えられる。
特開2010−77903号公報
しかしながら、上述のようにバックアップ電源によって限定的な電圧補償を行う構成では、エンジン再始動時に、電圧補償されていない制御ユニットに対して行われた操作入力が車両に反映されなくなる虞がある。例えば、電動パーキングブレーキ装置を搭載した車両において、エンジンの再始動に伴い電動パーキングブレーキ制御ユニットがリセットされた場合、当該電動パーキングブレーキ制御ユニットが再起動されるまでの間にドライバが電動パーキングブレーキのオン操作を行ったとしても、当該操作が電動パーキングブレーキ装置に反映されず、ドライバに違和感を与える虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、アイドルストップ機能を備えた車両においてエンジン再始動時の電圧補償を限定的に行う場合にも、電圧補償が行われていない制御ユニット等に対する操作入力を的確に反映することができる車両の制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様による車両の制御システムは、電圧降下を補償するバックアップ電源を介して主電源からの電力供給を行う第1の給電系統に接続された第1の制御ユニットと、前記バックアップ電源を介さずに前記主電源からの電力供給を行う第2の給電系統に接続され、前記第2の給電系統から電源電圧が動作補償電圧を下回ったときリセットされる第2の制御ユニットと、前記第2の制御ユニットの制御に供する操作信号を入力するための操作入力手段と、を備えた車両の制御システムであって、前記第1の制御ユニットは、前記第2の給電系統の電源電圧が前記第2の制御ユニットの前記動作補償電圧に基づいて予め設定された閾値以下となった後に前記操作入力手段に入力された操作信号を記憶し、記憶した前記操作信号を前記第2の制御ユニットの再起動後に出力するバックアップ手段を有するものである。
本発明の車両の制御システムによれば、アイドルストップ機能を備えた車両においてエンジン再始動時の電圧補償を限定的に行う場合にも、電圧補償が行われていない制御ユニット等に対する操作入力を的確に反映することができる。
車両の制御システムの概略構成図 電動パーキングブレーキスイッチと各制御ユニットとの関係を示す説明図 電動パーキングブレーキの作動制御ルーチンを示すフローチャート 操作信号バックアップルーチンを示すフローチャート イグニッション電圧についての説明図 電動パーキングブレーキスイッチと各制御ユニットとの関係の変形例を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1は車両の制御システムの概略構成図、図2は電動パーキングブレーキスイッチと各制御ユニットとの関係を示す説明図、図3は電動パーキングブレーキの作動制御ルーチンを示すフローチャート、図4は操作信号バックアップルーチンを示すフローチャート、図5はイグニッション電圧についての説明図、図6は電動パーキングブレーキスイッチと各制御ユニットとの関係の変形例を示す説明図である。
図1に示す制御システム1は、予め設定された停止条件が成立したときエンジン2を自動停止させると共に、予め設定された始動条件が成立したときエンジン2を再始動させるアイドルストップ制御機能を備えた車両に搭載されるものである。
この制御システム1は、例えば、アイドルストップ制御を行うための制御ユニットとして、アイドルストップ制御ユニット(ISS_ECU)5を有する。このISS_ECU5には、例えば、CAN(Controller Area Network)等からなる第1の車内ネットワーク15を介して、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)6、ボディ統合ユニット(統合_ECU)7、ブレーキ制御ユニット(BRK_ECU)8、トランスミッション制御ユニット(T/M_ECU)9、及び、電動パーキングブレーキ制御ユニット(EPB_ECU)10等の各種制御ユニットが相互通信可能に接続されている。さらに、統合_ECU7には、第1の車内ネットワーク15とは通信速度の異なるCAN等からなる第2の車内ネットワーク16を介して、メータ制御ユニット(メータ_ECU)11、ナビゲーション制御ユニット(ナビ_ECU)12等の各種制御ユニットが相互通信可能に接続されている。
ISS_ECU5には、例えば、第1の車内ネットワーク15を通じて、BRK_ECU8からブレーキペダルスイッチのオン/オフ状態を示す信号が入力されるとともに、E/G_ECU6からアクセルペダルスイッチのオン/オフ状態を示す信号が入力される。さらに、ISS_ECU5には、例えば、T/M_ECU9からシフトレバー位置を示す信号、及び、自車速を示す信号等が入力される。
そして、ISS_ECU5は、例えば、ブレーキペダルが踏み込まれ(ブレーキペダルスイッチがオンされ)、アクセルペダルが解放され(アクセルペダルスイッチがオフされ)、シフトレバー位置が「P」、「N」、「D」、「3速」、「2速」、「1速」の何れかで、且つ、自車速が略0である場合に、エンジン2の自動停止を実行する。すなわち、ISS_ECU5は、E/G_ECU6に対してエンジン2の停止を指示する。
一方、エンジン2の自動停止中において、例えば、ブレーキペダルが解放された場合(ブレーキペダルスイッチがオフされた場合)、或いは、アクセルペダルが踏み込まれた場合(アクセルペダルスイッチがオンされた場合)には、ISS_ECU5は、エンジン2の再始動を実行する。すなわち、ISS_ECU5は、主電源であるバッテリ20からスタータモータ21への通電制御を行うことによってエンジン2のクランキングを行うとともに、E/G_ECU6に対してエンジン制御の開始を指示する。
ここで、本実施形態の制御システム1では、クランキング中にメイン電源電圧V0が低下した場合にも、エンジン始動制御等に係る特定のECUについての動作保証を行うべく、予め設定された所定のECU等に対しては、電圧降下を補償するバックアップ電源を介して、主電源であるバッテリ20からの電力供給が行われる。
本実施形態において、バックアップ電源はDC−DCコンバータ24によって構成されている。このDC−DCコンバータ24を介して電力供給を行う第1の給電系統25には、例えば、ISS_ECU5、E/G_ECU6、統合_ECU7、メータ_ECU11、及び、ナビ_ECU12等が接続されている。そして、これら各ECUには、DC−DCコンバータ24によって電圧補償された電源電圧V1が供給される。なお、メータ_ECU10、ナビ_ECU11等は、図示しないコンビネーションメータやナビゲーション装置等の表示がクランキング時に不安定になることへの対策として第1の給電系統25に接続されるものである。
一方、DC−DCコンバータ24を介さずに、メイン電源電圧V0が供給される第2の給電系統26には、例えば、BRK_ECU8、T/M_ECU9、及び、EPB_ECU10等が接続されるとともに、電動パーキングブレーキ30等の各種電装品が接続されている。さらに、メイン電源電圧V0のモニタリング等を行うため、第2の給電系統26には、ISS_ECU5が接続されている。
このように、本実施形態の制御システム1において、例えば、ISS_ECU5、E/G_ECU6、統合_ECU7、メータ_ECU11、及び、ナビ_ECU12等の各制御ユニットは、第1の制御ユニットに分類される。一方、例えば、BRK_ECU8、T/M_ECU9、及び、EPB_ECU10等の各制御ユニットは、第2の制御ユニットに分類される。
ここで、例えば、図5に示すように、本実施形態の各ECU5〜12は、例えば、電源電圧が9V以上である場合に動作保証がされている。換言すれば、クランキング等によってメイン電源電圧V0(イグニッション電圧)が低下した場合でも、当該メイン電源電圧V0が9V以上に維持されていれば、第2の給電系統26のみに接続されたBRK_ECU8、T/M_ECU9、及び、EPB_ECU10等であっても、リセット等されることなく、その動作が保証されている。一方、本実施形態のDC−DCコンバータ24は、例えば、メイン電源電圧V0が6V以上であれば第1の給電系統25の電源電圧V1を9V以上まで昇圧することが可能となっており、当該第1の給電系統25に接続する各ECU5〜7,11,12等に対して電圧補償可能となっている。
従って、クランキング等によってメイン電源電圧V0が9Vを下回った場合には、動作継続中のECU(第1の制御ユニット)と、リセット等によって動作不能となっているECU(第2の制御ユニット)と、が混在する。
そこで、第1の制御ユニットに分類される所定の制御ユニットは、メイン電源電圧V0が予め設定された閾値V0th以下となったとき、第2の制御ユニットに分類される所定の制御ユニットの制御に供する操作信号をバックアップする。すなわち、所定の第1の制御ユニットは、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下となった後に、所定の第2の制御ユニットの制御に供する操作信号が入力された場合には、当該操作信号を記憶し、記憶した操作信号を該当する第2の制御ユニットの再起動後に出力する。なお、例えば、図5に示すように、閾値V0thは、全てのECUの動作保証電圧(メイン電源電圧V0=9V)にマージンを考慮して設定されるものであり、本実施形態において、閾値V0th=10Vに設定されている。
このような操作信号のバックアップは、例えば、ISS_ECU5において行われ、ISS_ECU5は、例えば、EPB_ECU10の制御に供する操作信号をバックアップするためのバックアップ手段としての機能を実現する。
ここで、電動パーキングブレーキ装置の構成について具体的に説明すると、例えば、図2に示すように、EPB_ECU10には、電動パーキングブレーキ30をオン/オフ操作するための電動パーキングブレーキスイッチモジュール(EPBスイッチモジュール)31が接続されている。EPBスイッチモジュール31は、操作レバー35と、EPBスイッチ回路36とを有して構成されている。本実施形態において、操作レバー35は、図示しないリターンスプリング等によって保持される中立位置に対し、押圧方向と牽引方向とに揺動させることが可能なレバーで構成されている。EPBスイッチ回路36は、操作レバー35への操作状態に応じた操作信号を発生するための回路であり、例えば、操作レバー35が押圧操作されているとき、EPB_ECU10に対してオン信号を出力する。また、EPBスイッチ回路36は、例えば、操作レバー35が牽引操作されているとき、EPB_ECU10に対してオフ信号を出力する。さらに、EPBスイッチ回路36は、例えば、操作レバー35が中立位置にあるとき、EPB_ECU10に対して中立信号を出力する。
そして、EPBスイッチ回路36からオン信号が入力されると、EPB_ECU10は、電動パーキングブレーキ30を作動させる。一方、電動パーキングブレーキ30の作動中にEPBスイッチ回路36からオフ信号が入力されると、EPB_ECU10は、電動パーキングブレーキ30を解除する。さらに、オフ信号が入力されない場合であっても、例えば、T/M_ECU9からシフトレバー位置が「D」、「R」、「3速」、「2速」、或いは、「1速」の走行レンジであることを示す信号が入力され、且つ、E/G_ECU6からアクセルペダルスイッチのオン状態を示す信号が入力された場合、EPB_ECU10は、電動パーキングブレーキ30を自動解除する。なお、中立信号はEPBスイッチモジュール31等に対する故障診断用の信号であり、例えば、中立信号が設定時間以上入力されない場合には、EPB_ECU10は、操作レバー35の固着等によってEPBスイッチモジュール31等が故障している可能性が高い旨の判断を行う。
また、EPBスイッチモジュール31には、EPBスイッチ回路36の他に、例えば、操作レバー35の押圧操作に連動して閉動作する常開の機械式スイッチ37が併設されている。この機械式スイッチ37は、EPBスイッチ回路36とは別に、バックアップ用の操作信号を発生させるためのものであり、例えば、操作レバー35が押圧操作されているとき、ISS_ECU5に対してオン信号を出力する。そして、ISS_ECU5は、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下となった後に、機械式スイッチ37からのオン信号が入力されると、当該オン信号を記憶し、記憶したオン信号を必要に応じてEPB_ECU10に出力する。
次に、EPB_ECU10において実行される電動パーキングブレーキの作動制御について、図3に示す作動制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは、設定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、EPB_ECU10は、先ず、ステップS101において、前回設定されたフラグF1の状態を読み出す。ここで、フラグF1は、電動パーキングブレーキ30に対して作動或いは解除を指示するためのフラグであり、EPB_ECU10は、フラグF1が「1」にセットされているとき電動パーキングブレーキ30を作動させ、フラグF1が「0」にリセットされているとき電動パーキングブレーキ30を解除する。
ステップS101からステップS102に進むと、EPB_ECU10は、今回のルーチンが当該EPB_ECU10の再起動直後のルーチンであるか否かを調べる。そして、EPB_ECU10は、ステップS102において、再起動直後であると判断した場合にはステップS103に進み、再起動直後でないと判断した場合にはステップS106に進む。
ステップS102からステップS103に進むと、EPB_ECU10は、ISS_ECU5に対してフラグF2の情報を要求するためのリクエスト信号を送信し、当該リクエスト信号に応えてISS_ECU5から返信された情報を受信する。ここで、フラグF2は、ISS_ECU5において設定されるバックアップ用のフラグであり、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下となった後に、EPBスイッチモジュール31の機械式スイッチ37からISS_ECU5にオン信号が入力されたとき「1」にセットされ、所定のリセット条件が成立するまでの間維持される。
ステップS103からステップS104に進むと、EPB_ECU10は、ISS_ECU5から受信したフラグF2が「1」にセットされているか否かを調べる。そして、ステップS104において、EPB_ECU10は、フラグF2が「1」にセットされていると判断した場合にはステップS105に進み、フラグF2が「0」にリセットされていると判断した場合にはステップS106に進む。
ステップS104からステップS105に進むと、EPB_ECU10は、フラグF1を「1」にセットした後、ステップS106に進む。すなわち、EPB_ECU10は、現在のフラグF1が「1」にセットされている場合には当該フラグF1の状態を維持し、現在のフラグF1が「0」にリセットされている場合には当該フラグF1を「1」にセットした後、ステップS106に進む。
ステップS102、ステップS104、或いは、ステップS105からステップS106に進むと、EPB_ECU10は、EPBスイッチ回路36からオン信号が入力されているか否かを調べる。
そして、ステップS106において、オン信号が入力されていると判断した場合、EPB_ECU10は、ステップS108に進み、フラグF1を「1」にセットした後、ステップS110に進む。すなわち、EPB_ECU10は、現在のフラグF1が「1」にセットされている場合には当該フラグF1の状態を維持し、現在のフラグF1が「0」にリセットされている場合には当該フラグF1を「1」にセットした後、ステップS110に進む。
一方、ステップS106においてオン信号が入力されていないと判断した場合、EPB_ECU10は、ステップS107に進み、EPBスイッチ回路36からオフ信号が入力されているか否かを調べる。
そして、ステップS107において、オフ信号が入力されていると判断した場合、EPB_ECU10は、ステップS109に進み、フラグF1を「0」にリセットした後、ステップS110に進む。すなわち、EPB_ECU10は、現在のフラグF1が「0」にリセットされている場合には当該フラグF1の状態を維持し、現在のフラグF1が「1」にセットされている場合には当該フラグF1を「0」にリセットした後、ステップS110に進む。
一方、ステップS107において、オフ信号が入力されていないと判断した場合、すなわち、EPBスイッチ回路36から中立信号が入力されていると判断した場合、EPB_ECU10は、現在のフラグF1の状態を維持したままステップS110に進む。
ステップS107、ステップS108、或いは、ステップS109からステップS110に進むと、EPB_ECU10は、例えば、T/M_ECU9からシフトレバー位置が「D」、「R」、「3速」、「2速」、或いは、「1速」の走行レンジであることを示す信号が入力され、且つ、E/G_ECU6からアクセルペダルスイッチのオン状態を示す信号(すなわち、アクセルペダルが踏み込まれたことを示す信号)が入力されたか否かを調べる。
そして、ステップS110において、現在のシフトレバー位置が走行レンジにあり、且つ、アクセルペダルが踏み込まれていることを判定した場合、EPB_ECU10は、ステップS111に進み、フラグF1を「0」にリセットした後、ステップS112に進む。すなわち、EPB_ECU10は、現在のフラグF1が「0」にリセットされている場合には当該フラグF1の状態を維持し、現在のフラグF1が「1」にセットされている場合には当該フラグF1を「0」にリセットした後、ステップS112に進む。
一方、ステップS110において、現在のシフトレバー位置が走行レンジ以外にある状態、或いは、アクセルペダルが踏み込まれていない状態の少なくとも何れか一方を判定した場合、EPB_ECU10は、現在のフラグF1の状態を維持したままステップS112に進む。
ステップS110、或いは、ステップS111からステップS112に進むと、EPB_ECU10は、電動パーキングブレーキ30に対し、現在のフラグF1の状態に基づく制御を行った後、ルーチンを抜ける。すなわち、EPB_ECU10は、現在のフラグF1が「1」にセットされている場合には電動パーキングブレーキ30を作動させ、現在のフラグF1が「0」にリセットされている場合には電動パーキングブレーキ30を解除した後、ルーチンを抜ける。
次に、ISS_ECU5において実行される操作信号のバックアップ制御について、図4に示す操作信号バックアップルーチンのフローチャートに従って説明する。なお、本実施形態におけるバックアップ制御は、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下となってからの所定期間に操作信号として入力されたオン信号のみをバックアップするためのものである。このルーチンは、設定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、ISS_ECU5は、先ず、ステップS201において、前回設定されたフラグF2の状態を読み出す。
そして、ステップS201からステップS202に進むと、ISS_ECU5は、メイン電源電圧V0が予め設定された閾値V0th以下であるか否かを調べる。
そして、ステップS202において、ISS_ECU5は、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下であると判定した場合にはステップS206に進み、メイン電源電圧V0が閾値V0thよりも高いと判定した場合にはステップS203に進む。
ステップS202からステップS203に進むと、ISS_ECU5は、現在、EPB_ECU10からフラグF2の情報を要求するためのリクエスト信号を受信しているか否かを調べる。
そして、ステップS203において、EPB_ECU10からリクエスト信号を受信していないと判定した場合、ISS_ECU5は、ステップS205に進む。
一方、ステップS203において、EPB_ECU10からリクエスト信号を受信していると判定した場合、ISS_ECU5は、ステップS204に進み、フラグF2の情報をEPB_ECU10に送信した後、ステップS205に進む。
ステップS203或いはステップS204からステップS205に進むと、ISS_ECU5は、フラグF2に対して予め設定されているリセット条件が成立しているか否かを調べる。この場合、ISS_ECU5は、例えば、メイン電源電圧V0の低下(閾値V0th以下までの低下)を経験した後において、EPB_ECU10に対してフラグF2の情報を送信したこと、或いは、設定時間以上が経過したこと等の少なくとも何れか1つを判定したとき、フラグF2に対するリセット条件が成立していると判定する。
すなわち、メイン電源電圧V0の低下を経験した後において、ISS_ECU5がEPB_ECU10に対してフラグF2の情報を送信している場合、EPB_ECU10は、既に再起動が完了しており、もはや操作情報についてのバックアップの必要性が乏しい。また、メイン電源電圧V0の低下を経験した後において、設定時間以上が経過している場合、EPB_ECU10は電圧降下に伴うリセットがされていないこと等が想定され、そもそも操作情報についてのバックアップの必要性が乏しい。そこで、ステップS205において、これらのリセット条件が成立していると判定した場合、ISS_ECU5は、ステップS207に進み、エンジン2が次回再始動されるときに備えてフラグF2を「0」にリセットした後、ルーチンを抜ける。すなわち、ISS_ECU5は、現在のフラグF2が「0」にリセットされている場合には当該フラグF2の状態を維持し、現在のフラグF2が「1」にセットされている場合には当該フラグF2を「0」にリセットした後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS205において、リセット条件が成立していないと判定した場合、ISS_ECU5は、ステップS206に進む。
ステップS202或いはステップS205からステップS206に進むと、ISS_ECU5は、機械式スイッチ37からのオン信号が入力されたか否かを調べ、オン信号が入力されていないと判定した場合には、そのままルーチンを抜ける。
一方、ステップS206において、機械式スイッチ37からのオン信号が入力されていると判定した場合、ISS_ECU5は、ステップS208に進み、フラグF2を「1」にセットした後、ルーチンを抜ける。すなわち、ISS_ECU5は、現在のフラグF2が「1」にセットされている場合には当該フラグF2の状態を維持し、現在のフラグF2が「0」にリセットされている場合には当該フラグF2を「1」にセットした後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、エンジン2の再始動によってメイン電源電圧V0が閾値V0th以下に低下した際には、電圧補償されていないEPB_ECU10に対する操作信号(オン信号)が、電圧補償されているISS_ECU5によってバックアップされる。すなわち、メイン電源電圧V0が閾値V0th以下となった後に、EPBスイッチモジュール31に対して操作入力が行われた場合には、当該操作入力によって生成された操作信号がISS_ECU5において記憶され、記憶された操作信号の情報が再起動後のEPB_ECU10に対して出力される。従って、アイドルストップ機能を備えた車両において、エンジン2の再始動時の電圧補償をISS_ECU5等に対して限定的に行う場合にも、電圧補償が行われていないEPB_ECU10等が再起動された際に行われた操作入力を的確に反映させることができる。
この場合において、操作信号のバックアップはオン信号に限定して行うことにより、バックアップ制御を簡素化することができる。なお、電動パーキングブレーキ30に関し、このようにオン信号に限定してバックアップを行った場合、EPB_ECU10の再起動時に行われたパーキングブレーキのオフ操作は反映されないこととなるが、電動パーキングブレーキ30を作動(オン)する制御は安全側の制御であり、しかも、本実施形態のEPB_ECU10は、EPBスイッチモジュール31に対する操作入力に基づいて電動パーキングブレーキ30を解除する機能の他に、例えば、シフトレバー位置及びアクセルペダルの踏込状態に基づいて電動パーキングブレーキ30を自動解除する機能を備えているため、制御上は特段問題ない。
ここで、上述の実施形態においては、EPBスイッチ回路36に機械式スイッチ37を併設してEPBスイッチモジュール31を構成した一例につて説明したが、例えば、図6に示すように、機械式スイッチを省略して、EPBスイッチ回路36からEPB_ECU10及びISS_ECU5に対して操作信号を出力するよう構成することも可能である。このように構成すれば、EPBスイッチモジュール31の構成を簡素化することができ、しかも、EPBスイッチモジュール31に対するオフ操作についてもISS_ECU5においてバックアップさせることが可能となる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の実施形態においては、EPB_ECU10に対する操作情報をISS_ECU5においてバックアップする構成の一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2の制御ユニットに分類される他の制御ユニット等に対する操作情報等について、第1の制御ユニットに属する他の制御ユニット等によってバックアップしてもよいことは勿論である。
1 … 制御システム
2 … エンジン
5 … アイドルストップ制御ユニット(バックアップ手段)
6 … エンジン制御ユニット
7 … ボディ統合ユニット
8 … ブレーキ制御ユニット
9 … トランスミッション制御ユニット
10 … 電動パーキングブレーキ制御ユニット
11 … メータ制御ユニット
12 … ナビゲーション制御ユニット
15 … 第1の車内ネットワーク
16 … 第2の車内ネットワーク
20 … バッテリ
21 … スタータモータ
24 … DC−DCコンバータ(バックアップ電源)
25 … 第1の給電系統
26 … 第2の給電系統
30 … 電動パーキングブレーキ
31 … 電動パーキングブレーキスイッチモジュール(操作入力手段)
35 … 操作レバー
36 … 電動パーキングブレーキスイッチ回路
37 … 機械式スイッチ

Claims (3)

  1. 電圧降下を補償するバックアップ電源を介して主電源からの電力供給を行う第1の給電系統に接続された第1の制御ユニットと、
    前記バックアップ電源を介さずに前記主電源からの電力供給を行う第2の給電系統に接続され、前記第2の給電系統から電源電圧が動作補償電圧を下回ったときリセットされる第2の制御ユニットと、
    前記第2の制御ユニットの制御に供する操作信号を入力するための操作入力手段と、を備えた車両の制御システムであって、
    前記第1の制御ユニットは、前記第2の給電系統の電源電圧が前記第2の制御ユニットの前記動作補償電圧に基づいて予め設定された閾値以下となった後に前記操作入力手段に入力された操作信号を記憶し、記憶した前記操作信号を前記第2の制御ユニットの再起動後に出力するバックアップ手段を有することを特徴とする車両の制御システム。
  2. 前記第2の制御ユニットは、電動パーキングブレーキを制御する電動パーキングブレーキ制御ユニットであって、
    前記バックアップ手段は、前記操作入力手段を通じて入力された前記電動パーキングブレーキに対する操作信号を記憶することを特徴とする請求項1記載の車両の制御システム。
  3. 前記バックアップ手段は、前記電動パーキングブレーキに対してオン操作が行われたときの信号のみを記憶することを特徴とする請求項2記載の車両の制御システム。
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