JP2022022762A5 - - Google Patents

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第1の発明の態様は、繊維基材が、熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮されて、前記熱硬化性樹脂が前記繊維基材に含浸硬化した繊維強化樹脂成形体において、前記硬化した熱硬化性樹脂は、前記繊維基材と接して配置された熱硬化性樹脂の粉体が、前記加熱圧縮時に溶融硬化したものであることを特徴とする。
第2の発明の態様は、第1の発明の態様において、前記繊維基材は、複数層からなることを特徴とする。
第3の発明の態様は、繊維基材を熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮し、前記熱硬化性樹脂を前記繊維基材に含浸させて硬化させる繊維強化樹脂成形体の製造方法において、熱硬化性樹脂の粉体を繊維基材と接するように配置し、前記繊維基材を前記熱硬化性樹脂の粉体と共に金型で加熱・圧縮することにより、前記熱硬化性樹脂の粉体を溶融して前記繊維基材内に含浸させ、硬化させることを特徴とする。
第4の発明の態様は、第3の発明の態様において、前記繊維基材を複数層とし、前記熱硬化性樹脂の粉体を前記複数層の繊維基材の少なくとも一つの面に配置することを特徴とする。
第5の発明の態様は、第3または第4の発明の態様において、前記金型の温度Tc℃は、前記熱硬化性樹脂の溶融開始温度をTa℃、硬化反応開始温度をTb℃とすると、[Tb+(Tb-Ta)/3]-10≦Tc≦[Tb+(Tb-Ta)/3]+20であることを特徴とする。
第6の発明の態様は、第3から第5の発明の態様の何れか一態様において、前記熱硬化性樹脂は、溶融開始温度をTa℃、硬化反応開始温度をTb℃とすると、(Tb-Ta)の値が、40≦(Tb-Ta)≦70であることを特徴とする。
第7の発明の態様は、第3から第6の発明の態様の何れか一態様において、前記熱硬化性樹脂は、溶融開始温度Ta℃以上の温度における最低粘度が、1,500Pa・s以下であることを特徴とする。
第8の発明の態様は、第3から第7の発明の態様の何れか一態様において、前記熱硬化性樹脂は、硬化反応開始温度Tb℃~190℃の温度範囲における最高粘度が、1,000Pa・s以上であることを特徴とする。
第9の発明の態様は、第3から第8の発明の態様の何れか一態様において、前記熱硬化性樹脂は、溶融開始温度Ta℃が、60~100℃であることを特徴とする。
第10の発明の態様は、第3から第9の発明の態様の何れか一態様において、前記熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂、フェノール樹脂とエポキシ樹脂との混合樹脂、フェノール樹脂とシアネート樹脂との混合樹脂、フェノール樹脂とシアネート樹脂とエポキシ樹脂との混合樹脂の群から選ばれる樹脂であることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 繊維基材が、熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮されて、前記熱硬化性樹脂が前記繊維基材に含浸硬化した繊維強化樹脂成形体において、
    前記硬化した前記熱硬化性樹脂は、前記繊維基材と接して配置された前記熱硬化性樹脂の粉体が、前記加熱圧縮時に溶融硬化したものであり、
    以下(1)~(6)のいずれか1つを満足する繊維強化樹脂成形体。
    (1)曲げ強度(JIS K7074 A法)が450MPa以上である
    (2)厚みが2mm以下である
    (3)前記繊維基材が、ガラス繊維、アラミド繊維又はバサルト繊維を含む
    (4)前記熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂とエポキシ樹脂との混合樹脂、又は、シアネート樹脂を含む
    (5)前記熱硬化性樹脂は、溶融開始温度をTa℃、硬化反応開始温度をTb℃とすると、(Tb-Ta)の値が、40≦(Tb-Ta)≦70である
    (6)前記熱硬化性樹脂の溶融開始温度Ta℃が、60~100℃である
  2. 繊維基材が、熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮されて、前記熱硬化性樹脂が前記繊維基材に含浸硬化した繊維強化樹脂成形体において、
    前記硬化した熱硬化性樹脂は、前記繊維基材と接して配置された熱硬化性樹脂の粉体が、前記加熱圧縮時に溶融硬化したものである繊維強化成形体を備える車両又は機体。
  3. 繊維基材を熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮し、前記熱硬化性樹脂を前記繊維基材に含浸させて硬化させる請求項1に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法において、
    前記熱硬化性樹脂の粉体を前記繊維基材と接するように配置し、
    前記繊維基材を前記熱硬化性樹脂の粉体と共に金型で加熱・圧縮することにより、前記熱硬化性樹脂の粉体を溶融して前記繊維基材内に含浸させ、硬化させることを特徴とする繊維強化樹脂成形体の製造方法。
  4. 繊維基材を熱硬化性樹脂と共に加熱圧縮し、前記熱硬化性樹脂を前記繊維基材に含浸させて硬化させる繊維強化樹脂成形体の製造方法において、
    前記熱硬化性樹脂の粉体を前記繊維基材と接するように配置し、
    前記繊維基材を前記熱硬化性樹脂の粉体と共に金型で加熱・圧縮することにより、前記熱硬化性樹脂の粉体を溶融して前記繊維基材内に含浸させ、硬化させ、
    前記金型の温度Tc℃は、前記熱硬化性樹脂の溶融開始温度をTa℃、硬化反応開始温度をTb℃とすると、
    [Tb+(Tb-Ta)/3]-10≦Tc≦[Tb+(Tb-Ta)/3]+20
    であることを特徴とする、繊維強化樹脂成形体の製造方法。
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