JP2022014214A - 冷蔵庫及びこの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
冷蔵庫において、庫内機器は、電源と下記のようにして接続されている。例えば庫内機器から引き出されるリード線のコネクタと電源から引き出されるリード線のコネクタとを接続している。
特許文献1では、段落0017等に、内箱に設けた凹部としての収納部18内に設けられた孔23から、ウレタン16領域を這う電源からのリード線11が引き出される。収納部18の貯蔵室側への開口は、リード線の出し入れが可能な可動片22を備える閉塞板20で閉塞している。
一方、収納部18は内箱側面のうち奥側に設けられており、作業者は、収納部18での結線するに際して、例えば内箱の前面開口(貯蔵室扉で閉塞される開口)を介してアクセスする必要がある。このため、収納部18へのアクセスは距離があり、比較的作業し辛い。
外箱と、
前面に開口を有する内箱と、
前記外箱側から前記内箱の開口側へ孔を通って引き出され、該孔よりも外箱側で機械的に規制されたコードと、
該コードと他のコードが接続された接続部分と、を備える冷蔵庫であって、
該接続部分を収納する収納部が、前記孔とは異なる領域に設けられた冷蔵庫。
また、本発明の冷蔵庫の製造方法は、
前面に開口を有する内箱と、
前記内箱に形成され、ケースが配された、又は、防水性若しくは防湿性の材料で一部又は全部が覆われた第1凹部と、
該第1凹部の外側に形成された孔と、を備える冷蔵庫の製造方法であって、
前記外箱側から前記内箱の開口側へ該孔を通してコードを配するコード準備ステップと、
前記外箱及び前記内箱の間に発泡断熱材のフォーム液を注入する注入ステップと、
他のコードを備える部材を設置する他のコード準備ステップと、
前記コード及び前記他のコードの接続部分を前記第1凹部内に配する接続部分配置ステップと、
前記第1凹部とは異なる第3凹部から前記コード及び/又は前記他のコードを引き出す引出ステップと、を含む
ことを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
図1に、第1実施形態に係る冷蔵庫1の正面図を示す。なお、以下では、6ドアの冷蔵庫1を例に挙げて説明するが、6ドアに限定されない。
第1実施形態の冷蔵庫1は、上方から順に冷蔵室2、製氷室3及び冷凍室4(第一冷凍室)、第一切替室5、並びに第二切替室6を有している。第一切替室5は、冷凍室(第二冷凍室)としてもよい。冷凍室4の内容積は、第一切替室5の内容積より小さくしてもよい。
冷蔵庫1は、断熱箱体10と断熱箱体10の開口を開閉する扉(2a,2b,3a,4a,5a,6a)とを備えている。
冷蔵室扉2a,2bは観音開きに構成されている。製氷室扉3a、冷凍室扉4a、第一切替室扉5a、および第二切替室扉6aは、手前方向に引き出し可能に構成されている。冷蔵室扉2a,2b、製氷室扉3a、冷凍室扉4a、第一切替室扉5aおよび第二切替室扉6aは、庫内と外部空間を断熱する断熱扉である。また、冷蔵室扉2aの庫外側表面には、庫内の温度設定等の操作を行う操作部26を設けている。
第一切替室5と第二切替室6とは断熱仕切壁30によって隔てられている。断熱仕切壁30には真空断熱材25h(図3参照)が入れられている。
冷蔵室2は、水を貯められる給水タンク11を備えている。また、製氷室3内には製氷皿3dを備えた自動製氷装置12が配設されている。そして、製氷皿3dに対して給水タンク11内の水が給水管を介して給水される。
冷蔵庫1の第一切替室5および第二切替室6では、冷蔵温度(平均的に4℃程度に維持)と、長期冷凍保存冷凍温度(本実施形態では平均的に-18℃程度に維持)の何れかを選択することができる。
断熱箱体10は、鋼板製の外箱10aと合成樹脂製(本実施形態ではABS樹脂)の内箱10bとの間に発泡断熱材93を充填して形成されている。
冷蔵庫1は、断熱箱体10と、断熱箱体10の開口を閉じる扉2a,2b、3a、4a、5a、6aによって、庫外と庫内が隔てられている。
冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の庫内背面側には、それぞれ冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ43a,43b、第二切替室温度センサ44a,44bが設けられている。
図5に、庫内背面内部の冷気の流れの正面図を示す。なお、図5は、図1の扉、容器、後述する断熱仕切壁27を外した状態の正面図である。
第二蒸発器14bは、第一切替室5、第二切替室6および断熱仕切壁30の略背部の冷却室の第二蒸発器室8b内に設けられている。冷却室の第二蒸発器室8bは、ダクト8dで外郭が形成されている。
第二蒸発器14bの上方には第二ファン9bが設けられている。第二ファン9bは、回転速度が高速と低速とに制御可能となっている。製氷室3および冷凍室4を冷却した空気は、図5に示す冷凍室戻り口120cから冷凍室戻り風路120dを介して、第二蒸発器14bの下方の第二蒸発器室8bに戻り、再び第二蒸発器14bと熱交換する。
第二切替室第一吐出口112aは、左右方向に細長く形成され、幅方向中央よりも左側(第二切替室戻り口112cとは左右方向の反対側)に位置している。
図7に、冷蔵庫1の下部の第二蒸発器14bが設けられる第二蒸発器室8bを前面側から見た断面図を示す。なお、図7では、冷却室の第二蒸発器室8bを形成するダクト8dの取り付け前の状態を示している。
図9に、図1のVIII-VIII断面を示す。
冷却器の第二蒸発器14bの下方には、霜取りヒータ14hが設けられている。霜取りヒータ14hからは霜取りヒータコード14h1が引き出されている。
冷却室の第二蒸発器室8bの後方側の内箱10bには、後方に凹んで形成される第1凹部10b1および第2凹部10b2と接続凹部10b3とが形成されている。
接続凹部10b3は、第1凹部10b1と第2凹部10b2とを接続するように後方に凹んで形成されている。
第1凹部10b1の下部には、内箱10bの高さで第1凹部10b1に出っ張る第1凸部10b5が形成されている。
第2凹部10b2は、左右方向に長い浅い深さの扁平な直方体形状に形成されている。
第2凹部10b2には、内箱10bを前後方向に貫通する貫通孔10hが設けられている。
貫通孔10hからは、電源供給コードd1の一方側が内箱10bと外箱10aとの間から貫通孔10hを通して内箱10bの手前側に引き出されている。電源供給コードd1の一方側には接続用のコネクタk2(図13A参照)が接続されている。
貫通孔10hを第1凹部10b1の外部に設けることで(図7参照)、貫通孔10hから第1凹部10b1までの電源供給コードd1は、第1凹部10b1に収納されても撓みを生まないようにできる。また、貫通孔10hから第1凹部10b1までの長さ分、作業者は電源供給コードd1やそのコネクタを持って第1凹部10b1から離れた場所で作業できる。
本実施形態では、第1凹部10b1と防水テープt1とで囲まれる空間及び収納ケース50内の空間がそれぞれ、収納部の一例である。第1凹部10b1は内箱10b又はダクト8d等に設けられていて水や高湿空気の通過を妨げる。防水テープt1は第1凹部10b1の縁に密着して水や高湿空気の通過を抑制するとともに防水テープt1の材料自体も水や高湿空気の通過を妨げる。収納ケース50は後述する構造によって水や高湿空気の通過を抑制する。テープに限らず同様の機能を奏する蓋であってもよい。
このように収納部は、コネクタk1、k2が接続される接続部分を空間内に含み、外部空間に対する防水性又は防湿性を与える構造を備えている。本実施形態では、第1凹部10b1と防水テープt1とで囲まれる空間内に収納ケース50が配されているが、第1凹部10b1と防水テープt1とで囲まれる空間内でコネクタk1、k2が接続されていれば第1凹部10b1と防水テープt1とで囲まれる空間が収納部である。一方、第1凹部10b1と防水テープt1とで囲まれる空間がなく収納ケース50のみを備える場合は、収納ケース50内の空間が収納部に相当する。
なお、第1凹部10b1のうちコネクタk1、k2を接続する接続部分と貫通孔10hとの離間距離は、これら凹部10b1、貫通孔10hを形成するには例えば5cm以上とすることができる。また、これらの離間距離超の長さだけ、電源供給コードd1が貫通孔10hから引き出される必要があり、長いほど作業性の観点からは好ましいため、例えば離間距離又は電源供給コードd1のうち貫通孔10hから引き出された長さ寸法は、10cm以上、15cm以上、20cm以上または30cm以上とすることができる。
コネクタk1、k2と、コネクタk1、k2にそれぞれ接続される冷却室温度センサコード8b2と霜取りヒータコード14h1、および電源供給コードd1の一部は、図2Bに示す第1凹部10b1に設置される収納ケース50(図7、図8参照)に収納されている。貫通孔10hは、収納ケース50に収納される接続部のコネクタk1、k2より低い位置に設けられている。これにより、水分がコード類8b2、14h1、d1を伝わって接続部のコネクタk1、k2に到達することを抑えられる。
第1凹部10b1内の収納ケース50の上には、第1凹部10b1廻りの内箱10bにかけて、半透明の防水テープt1が貼り付けられている。
図11Aに、収納ケース50を左斜め上から見た斜視図を示し、図11Bに、収納ケース50のケース蓋51を開けた状態の左斜め上から見た斜視図を示す。
図11Aに示す収納ケース50は、冷却室温度センサコード8b2と霜取りヒータコード14h1とが接続されるコネクタk1と電源供給コードd1が接続されるコネクタk2とが嵌合して接続されたものを収納するケースである。
収納ケース50は、第1凹部10b1の上縁部と第1凸部10b5の上縁部に嵌合される厚さが薄い扁平な箱形状に形成されている。収納ケース50は、弾性をもつ樹脂で成形されている。
箱部51は側部に開口51aをもつ扁平な直方体の箱形状で形成されている。箱部51の外面は、耐火用(燃焼防止用)のアルミニウムシート50aで覆われている。
箱部51は、開口51a側の下部が切り欠きのコード切り欠き部51kを有して下方に延びるコード挿通部51cが形成されている。図11C、図11Dに示すように、コード挿通部51cには、厚さ方向に延びるコード引っ掛け部51hが形成されている。
図11A、図11Bに示すように、箱部51の前面には、一対の爪部51t1、51t2が凸状に形成されている。
上下方向位置決めリブ51rは、収納ケース50の角部が第1凹部10b1のR角部にかからないような高さにしており、コーナーに面取り51r1とR部51r2とを形成している。上下方向位置決めリブ51rを上方に突き出して形成することで、収納ケース50の第1凹部10b1への組付け位置を一定にしつつ、安定して嵌合できる。
側蓋部52aは、箱部51に連続して形成され、箱部51の開口51aを直接閉塞する。開口51aを直接閉塞する側蓋部52aの裏面には、湿気や水浸入防止用のシート状のシール材52sが貼り付けられている。シート状のシール材52sは、柔軟で弾性をもつ材料で形成されている。シール材52sは、例えば、軟質ウレタンで形成されている。シール材52sは、弾性をもつ材料であれば軟質ウレタン以外の材料を用いてもよいのは勿論である。
なお、左右方向位置決め凸部52a1を、側蓋部52aでなく第1凹部10b1の左側部または右側部に設けてもよい。或いは、箱部51の側部に設けてもよい。
前蓋部52bは、箱部51の前面に掛かるものであり、箱部51の前面の一対の爪部51t1、51t2が係合する一対の係合孔52b1が形成されている。
冷却室温度センサコード8b2と霜取りヒータコード14h1との一端部にはコネクタk1が接続されている。
そして、コネクタk1から間をおいた冷却室温度センサコード8b2と霜取りヒータコード14h1とにシート状のコード用シール材r1が巻き付けられている。コード用シール材r1は、柔軟で弾性をもつ材料で形成されている。コード用シール材r1は、例えば、軟質ウレタンで形成されている。コード用シール材r1は、軟質ウレタン以外の材料を用いてもよいのは勿論である。
その後、図13Dに示すように、箱部51に対してケース蓋52を閉じてケース蓋52の一対の係合孔52b1に箱部51の前面の一対の爪部51t1、51t2を係合し、ケース蓋52を箱部51に固定する。
次に、図3に示す発泡断熱材93の充填から、図7に示す冷却室温度センサコード8b2、霜取りヒータコード14h1とそのコネクタk1と電源供給コードd1とそのコネクタk2とが収納された収納ケース50を内箱10bの第1凹部10b1に設置するまでの過程を説明する。
そして、内箱10bの貯蔵室側になる面(図10に示す内箱10bの面)と第1凹部10b1に発泡用治具(押さえ治具)を当てて、外箱10aと内箱10bとの間に、発泡断熱材93のフォーム液を注入して発泡断熱材93を充填する。発泡断熱材93の充填に際して、冷却器の第二蒸発器14bを設置されておらず、また、冷却室温度センサ8b1および冷却室温度センサコード8b2、霜取りヒータ14hおよび霜取りヒータコード14h1も設置されていない。そして、発泡断熱材93の発泡作業中は、内箱10bの第1凹部10b1に発泡用治具を当てて行われる。
内箱10bにおける第1凹部10b1の周辺部は平坦またはほぼ平坦なので、発泡断熱材93の発泡中の発泡用治具による押えを好適に行える。
発泡作業中、第1凹部10b1は発泡用治具を当てられるため、第1凹部10b1は寸法精度高く形成される。そのため、第1凹部10b1の内部に収納ケース50を圧入してしっかり固定できる。
本実施形態では、第1凹部10b1に発泡用治具を当てて発泡することで、第1凹部10bを含む範囲の内箱10bの変形を抑制する。このため、電源供給コードd1が第1凹部10b1に収納された状態で発泡すると、発泡用治具の機能が果たされなくなったり、電源供給コードd1が断線する虞がある。そのため、貫通孔10hから引き出されている電源供給コードd1を収納するスペースとして第2凹部10b2が貫通孔10h近傍又は貫通孔10hを含む範囲に設けられている。
また、第1凹部10b1の開口には、防水テープt1を貼り付けるため、開口が塞がれる。このため、電源供給コードd1、冷却室温度センサコード8b2、霜取りヒータコード14h1を第1凹部10b1から取り出しやすいように第3凹部10b3が設けられている。第3凹部10b3は、第1凹部10b1に連通しているため、第1凹部10b1の一部と捉えることもできるが、防水テープt1では覆われていない。尤も、第3凹部10b3が大きいと第1凹部10b1に水又は高湿空気が進入してしまうため、実質的に第3凹部10b3を通過するコード類と略同一の大きさにしたり、コード類のうち第3凹部10b3を通過する部分に弾性材料を巻いておいて、第3凹部10b3を塞ぐようにしたりすることが好ましい。このため、第1凹部10b1よりも第3凹部10b3の深さ(前後寸法)は浅い方が好ましい。第3凹部10b3は、内箱10bとダクト8bとの間を広くとることができるのならば設けなくともよい。
内箱10bと外箱10aとの間への発泡断熱材93の充填後、図10に示すように、冷却器の第二蒸発器14b、冷却室温度センサ8b1、および霜取りヒータ14hが設置される。なお、図10では、貫通孔10を通して内箱10bの手前側に引き出した電源供給コードd1、冷却室温度センサコード8b2および霜取りヒータコード14h1は省略して示している。
冷却室温度センサコード8b2と霜取りヒータコード14h1のコネクタk1と電源供給コードd1のコネクタk2とを嵌合する。そして、図14に示すように、電源供給コードd1、冷却室温度センサコード8b2、および霜取りヒータコード14h1を、収納ケース50のケース蓋52を開けた箱部51の下部のコード切り欠き部51k(図11B参照)に通し、コネクタk1、k2、冷却室温度センサコード8b2、霜取りヒータコード14h1、電源供給コードd1の一部を箱部51の内部に収容する。
図16に、実施形態2の冷蔵庫1Aの断熱箱体10Aを前面側から見た図を示す。図17に、図16のVII-VII断面を示す。なお、図17では外箱10aと発泡断熱材93は省略して示している。
実施形態2は、冷却室温度センサコード8b2、霜取りヒータコード14h1とそのコネクタk1と電源供給コードd1とそのコネクタk2とが収納された収納ケース50を、内箱10bに代えて、ダクト8d(図8参照)に固定する構成としたものである。ダクト8dに代えて、ダクト8dのような壁状の構造を形成する部材であってもよい。
図16に示すように、実施形態2では、ダクト8dの前板8d1に、収納ケース50の高さ寸法s11(図11A)より若干短い高さ寸法s31を有するとともに、収納ケース50の幅寸法s12より若干短い幅寸法s32を有する収納凹部8d2が形成されている。
コネクタk1、k2、および電源供給コードd1、冷却室温度センサコード8b2、および霜取りヒータコード14h1を収納した収納ケース50は、ダクト8dの収納凹部8d2に圧入して固定される。
1.本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
3 製氷室
3d 製氷皿
4 冷凍室(第1冷凍室)
5 第一切替室(第2冷凍室、冷凍室、切替室)
8b 第二蒸発器室(冷却室)
8b1 冷却室温度センサ(部材)
8b2 冷却室温度センサコード(他のコード)
8d ダクト
10 断熱箱体(第2領域)
10b 内箱
10b1 第1凹部(凹部、異なる領域)
10b2 第2凹部
10b3 接続凹部(第3凹部)
10h 貫通孔(孔)
10k 開口
10k1 第1凹部の開口(凹部の開口)
11 給水タンク(水タンク)
14h 霜取りヒータ(部材)
14h1 霜取りヒータコード(他のコード)
22 水ポンプ
37 制御装置
42 冷凍室温度センサ(第1冷凍室温度センサ)
50 収納ケース(ケース)
51 箱部(収納空間)
51a 開口
51r 上下方向位置決めリブ(支持部)
52 ケース蓋(蓋)
52a1 左右方向位置決め凸部(凸部)
93 発泡断熱材
103 冷凍室ダンパ(製氷・第1冷凍室ダンパ)
410 第一切替室ダンパ(第2冷凍室ダンパ)
d1 電源供給コード(コード)
k1、k2 コネクタ(接続部分)
s22 幅寸法
s23 深さ寸法
t1 防水テープ(シール材)
Claims (15)
- 外箱と、
前面に開口を有する内箱と、
前記外箱側から前記内箱の開口側へ孔を通って引き出され、該孔よりも外箱側で機械的に規制されたコードと、
該コードと他のコードが接続された接続部分と、を備える冷蔵庫であって、
該接続部分を収納する収納部が、前記孔とは異なる領域に設けられた冷蔵庫。 - 前記収納部は、ケースを備え、
前記孔は、前記ケースの外側の領域に位置することで前記孔とは異なる領域に設けられた請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記ケースを収納する凹部を備え、
前記ケースは、前記凹部に押圧されて弾性変形して支持されている請求項2に記載の冷蔵庫。 - 前記凹部は、該凹部の開口の正面視方向に直交する何れかの方向の寸法である幅寸法が、該凹部の開口の正面視方向の寸法である深さ寸法よりも長く、
前記ケースは、
前記凹部の開口に沿って設けられた面と、
前記凹部の側面に向かって開いた開口と、を少なくとも備える請求項3に記載の冷蔵庫。 - 前記ケースの開口を開閉自在な蓋と、
前記凹部の側面に当接して前記ケースの開口を閉塞する方向に付勢する凸部と、を有する請求項3又は4に記載の冷蔵庫。 - 前記ケースの開口を開閉する方向に直交する方向の側に設けられて、前記凹部及び前記ケースの相対移動を規制するリブを備える請求項5に記載の冷蔵庫。
- 前記収納部は、凹部と、該凹部の縁に密着して該凹部の開口の一部又は全部を覆う防水性又は防湿性の材料と、を備え、
前記孔は、前記凹部の外側の領域に位置することで前記孔とは異なる領域に設けられた請求項1乃至6何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記凹部は、前記内箱に設けられている請求項3乃至7何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記収納部は、前記孔を覆わない領域に設けられたことで、前記孔とは異なる領域に設けられた請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記接続部分と前記孔とは、5cm以上離間し、
前記孔から引き出されている前記コードの長さは、10cm以上である請求項1乃至9何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記孔は、前記接続部分より低い位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至10何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記収納部は、前記内箱に設けられた凹部を備え、
前記外箱及び前記内箱の間には、発泡断熱材が充填されており、
前記コードのうち、前記孔に対して前記外箱側に配された部分の少なくとも一部は、前記発泡断熱材を挿通して機械的に規制されており、
前記他のコードは、前記凹部に対して前記内箱の開口側に配された部材から延びており、
前記凹部の周囲の前記内箱は略平坦である
ことを特徴とする請求項1乃至11何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前面に開口を有する内箱と、
前記内箱に形成され、ケースが配された、又は、防水性若しくは防湿性の材料で一部又は全部が覆われた第1凹部と、
該第1凹部の外側に形成された孔と、を備える冷蔵庫の製造方法であって、
前記外箱側から前記内箱の開口側へ該孔を通してコードを配するコード準備ステップと、
前記外箱及び前記内箱の間に発泡断熱材のフォーム液を注入する注入ステップと、
他のコードを備える部材を設置する他のコード準備ステップと、
前記コード及び前記他のコードの接続部分を前記第1凹部内に配する接続部分配置ステップと、
前記第1凹部とは異なる第3凹部から前記コード及び/又は前記他のコードを引き出す引出ステップと、を含む
ことを特徴とする冷蔵庫の製造方法。 - 前記注入ステップは、少なくとも前記凹部に押さえ治具を当接させた状態で実行し、
前記注入ステップの後に前記押さえ治具を除去するステップを備える
ことを特徴とする請求項13に記載の冷蔵庫の製造方法。 - 前記注入ステップでは、前記コードが第2凹部に配された状態で実行され、前記押さえ治具は、該第2凹部に配された前記コードを押さえない
ことを特徴とする請求項13又は14に記載の冷蔵庫の製造方法。
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