JP2022013267A - パンツタイプ使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装体の積層数変化部で、横裂けが発生しにくいパンツタイプ使い捨て着用物品を提供する。【解決手段】上記課題は、前身頃の両側部と後身頃の両側部とがそれぞれ接合されて形成されたサイドシール21の幅方向中央側でサイドシール21に隣接し、外装体20を構成する積層シートの枚数が変化する積層数変化部62で積層数変化部62を縦断する切れ目61が形成され、ウエスト開口から脚開口にかけてミシン目が形成されていない、ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品により解決される。【選択図】図7

Description

本発明は、パンツタイプ使い捨て着用物品に関するものである。
パンツタイプ使い捨ておむつや、パンツタイプ使い捨て生理用ナプキン、パンツタイプ使い捨ておむつカバー等のパンツタイプ使い捨て着用物品は、前身頃の両側部と後身頃の両側部とがそれぞれ溶着により接合されたサイドシールを有しており、このサイドシールの形成により、ウエスト開口及び脚開口が予め形成されたものである。
このようなパンツタイプ使い捨ておむつにおいては、排泄後などにおいておむつを脱がす際、サイドシールを破いて、おむつを身体から取り除くことが行われる。このため、サイドシールには、装着中に破れないような剥離強度だけでなく、使用後の破りやすさも求められている(例えば特許文献1,2参照)。なお、サイドシールを破くことには、前身頃及び後身頃の一方をサイドシールの幅方向中央側の縁に沿って破断する引き千切り、前身頃及び後身頃の溶着接合を界面剥離させる引き剥がし、及びこれらの組合せが含まれる。
サイドシール破りやすさを阻害する要因は様々であるが、特に重要な要因として、サイドシールにおけるシート積層数が破り方向に変化する点を挙げることができる。すなわち、サイドシールにおけるシート積層数が変化する積層数変化部(特に、積層枚数が少ない部分から多い部分に変わる部位)では、縦方向よりも積層枚数が変化する境目に沿って破りが進みやすいため、積層枚数変化部を起点に、幅方向中央側に向かって引き裂いてしまう「横裂け」が生じやすいのである。
この問題を解決する一つの手法として、サイドシールの接合パターンを改良するのではなく、前身頃又は後身頃におけるサイドシールよりも幅方向中央側に、ウエスト開口から脚開口にかけて切離しを行うためのミシン目を形成することが提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、ミシン目の切離しの開始を容易にするためには、ウエスト開口の縁又は脚開口の縁に達する切り込みを有することが必要となり(図4、図10、図11等参照)、このミシン目の始端の切り込みが装着感を悪化させるおそれがある。これに比べて、従来のサイドシールの破りの開始は、接合部分の縁に自然に力が加わるため極めて容易である。
また、ウエスト開口から脚開口にかけてミシン目を形成すると、ミシン目の切り込みが多数になり、漏れが発生しやすくなるおそれや、見栄えが悪化するおそれもある。
特開2018-61545号公報 特許4522469号公報 特開2018-139718号公報
そこで、本発明の主たる課題は、ウエスト開口から脚開口にかけて切離しを行うためのミシン目を形成することなく、シート積層数が変換する部分での横裂けを発生しにくくすることにある。
上記課題を解決したパンツタイプ使い捨て着用物品は以下のとおりである。
<第1の形態>
前身頃及び後身頃と、
前身頃の両側部と後身頃の両側部とがそれぞれ溶着により接合されて形成されたサイドシールと、
サイドシールを介して筒状に連続する胴周り部と、
胴周り部のウエスト側の開口であるウエスト開口と、
胴周り部よりも脚側に形成された、左右一対の脚開口と、を備え、
前記前身頃及び後身頃は、複数枚のシート層が張り合わされて形成されており、
前記サイドシール及びその幅方向中央側に隣接する部分には、前記ウエスト開口側から前記脚開口側に向かうにつれてシート積層数が変化する積層数変化部が少なくとも一個所存在し、
前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方を形成するシート層に、前記サイドシールの幅方向中央側に隣接して、前記積層数変化部を縦断する切れ目が形成され、
前記ウエスト開口から前記脚開口にかけて切離しを行うためのミシン目を有しない、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
本パンツタイプ使い捨て着用物品では、ウエスト開口から脚開口に向けて、上から下へ、又は、下から上へと、サイドシールを破る途中でシート層の積層数が変わる箇所に達し、横裂けが発生し始めても、横裂けが切れ目に達するとその方向が縦方向に変化し、縦方向に破り続けることができる。よって、サイドシールを破る際に横裂けを効果的に防止することができる。
<第2の形態>
前記切れ目は、縦方向両側に向かうにつれて前記サイドシールに近づくように延びる形状を有する、
第1の形態のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
切れ目が本形態のような形状、例えばくの字状や半円状等であると、上下どちらからサイドシールを破り始めたとしても、積層数変化部で横裂けが発生し、横裂けが切れ目に達したときに、その方向がサイドシールへと誘導されるため、サイドシールに沿って縦方向に破り続けることが、より容易となる。
<第3の形態>
前記切れ目が、
前記前身頃及び後身頃を形成する前記複数層のシート層の少なくとも一層を残し、他のシート層を貫通する切れ目から成る、
第1、2のいずれか1つの形態のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
本形態では、切れ目による漏れが発生しないだけでなく、装着時に切れ目から、装着者の肌が見えないため、切れ目が目立たず、見栄えが良くなる。
<第4の形態>
前記サイドシールの幅方向中央側の側縁には、側方に窪む凹部が、前記積層数変化部を縦断するように形成され、
前記凹部内に、前記切れ目が形成されている、
第1~3のいずれか1つの形態のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
サイドシールの凹部内に切れ目があるということは、サイドシールの全幅の範囲内に切れ目が位置することであり、それにより、切れ目が装着者の肌に触れにくく装着感が悪化しにくいものとなる。また、切れ目が目立ちにくくなり、着用時の見栄えも良くなる。
本発明によれば、ウエスト開口から脚開口にかけて切離しを行うためのミシン目を形成することなく、シート積層数が変化する部分での横裂けを発生しにくくすることができる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(外面側)である。 図1の4-4断面図である。 図1の5-5断面図である。 図1の6-6断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態の斜視図である。 形態1に係る切れ目の概要図で、(a)7-7断面図、(b)パンツタイプ使い捨ておむつの切れ目付近を腹側から見た図、(c)7-7断面図における切れ目付近の断面拡大図である。 形態2に係る切れ目の概要図で、(a)7-7断面図、(b)パンツタイプ使い捨ておむつの切れ目付近を腹側から見た図である。 形態3に係る切れ目の概要図で、(a)7-7断面図、(b)7-7断面図における切れ目付近の断面拡大図である。 形態4に係る切れ目の概要図で、(a)7-7断面図、(b)パンツタイプ使い捨ておむつの切れ目付近を腹側から見た図である。
以下、吸収性物品の一例としてのパンツタイプ使い捨ておむつについて、添付図面を参照しつつ詳説する。
図1~図6はパンツタイプ使い捨ておむつを示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)は、前身頃F及び後身頃Bにわたる外装体20と、前身頃Fから後身頃Bにわたるように外装体20の内面に固定された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性のトップシート11と液不透過性シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装体20の内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤などの接合手段によって接合(図2の点模様部分)された後に、内装体10及び外装体20が前身頃F及び後身頃Bの境界である前後方向(縦方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に溶着により接合されてサイドシール21が形成されることによって、ウエスト開口及び左右一対の脚開口が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。サイドシール21は、点状や矩形状の溶着部21mが所定のパターンで配列された部分である。
(内装体の構造例)
内装体10は、図3に示すように、トップシート11と液不透過性シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、トップシート11を透過した排泄液を吸収体13により吸収保持するものである。内装体10の平面形状は特に限定されないが、図示形態のようにほぼ長方形とすることが一般的である。
吸収体13は図3~図5に示すように単層構造となっていても、複数の層から成る構造となっていてもよい。吸収体13としては、公知のもの、例えば、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。吸収体13は、形状及びポリマー保持等のため、必要に応じてクレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート14によって包装することができる。吸収体13は、股間部に前後両側よりも幅の狭い括れ部分を有する砂時計状に形成されているが、長方形状等、適宜の形状とすることができる。
吸収体13の表側(肌当接面側)を覆うトップシート11としては、有孔又は無孔の不織布や有孔プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。トップシート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになる。
吸収体13の裏側(非肌当接面側)を覆う液不透過性シート12は、ポリエチレン又はポリプロピレンなどの液不透過性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートとしては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に、炭酸カルシウム等の無機微粒子を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを好適に用いることができる。図示形態では、液不透過性シート12は、トップシート11とともに吸収体13の幅方向両側で裏側に折り返されているが、このような構造に限定されず、公知の他の構造を採用することができる。
内装体10の両側部には主に脚周りにフィットする立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、内装体10の裏面の側部に固定された固定部と、この固定部から内装体の側方を経て内装体の表面の側部まで延在する本体部と、本体部の前後端部が倒伏状態で内装体の表面の側部に固定されて形成された倒伏部分と、この倒伏部分間が非固定とされて形成された自由部分とが、折り返しによって二重シートとしたギャザーシート15により形成されており、二重シートの間には、自由部分の先端部等に細長状のギャザー弾性部材16が配設されている。そしてこのような構造により、立体ギャザーBSは、ギャザー弾性部材16の収縮により吸収体側縁部より突出する自由部分が、製品状態において立ち上がるようになっている。ギャザーシート15としては撥水性とされた不織布が好適に用いられる。
ギャザー弾性部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150~350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、ギャザー弾性部材16としては、図示形態のような糸状の他、ある程度の幅を有するテープ状のものを用いることもできる。
前述のギャザーシート15を構成する素材繊維もトップシート11と同様に、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらにギャザーシート15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコーン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロライド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(外装体の構造例)
図3~図5に示される外装体20は、それぞれ不織布等からなる押さえシート20A及びバックシート20Bを有しており、押さえシート20Aとバックシート20Bとの間、及びバックシート20Bをウエスト開口の縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cのシート間に弾性部材24~28が配設されたものである。この外装体20は、自然長状態で弾性部材の収縮力により収縮していることにより、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部にそれぞれ脚開口を形成するために形成された凹状の脚周りライン29により、全体としてほぼ砂時計形状をなしている。
図示形態の外装体20においては、弾性部材として、図1~図2に示される展開形状において、ウエスト開口近傍23に配置されたウエスト弾性部材24と、前身頃F及び後身頃Bに、縦方向に間隔をおいて幅方向に沿って配置された複数のウエスト下方弾性部材25とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、ウエスト下方弾性部材25の群とは別に、一方のサイドシール21から一方の脚開口に沿って股間部分に向かい、股間部分を横断し、かつ他方の脚開口に沿って他方のサイドシール21に至るパターンで湾曲しつつ延在する、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材26,28を備えている。これら、弾性部材24~28は、それぞれその延在方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されている。なお、本外装体20では、脚周りライン29に沿って前身頃Fのサイドシールから後身頃Bのサイドシールまで連続する弾性部材は設けられていない。
ウエスト弾性部材24は、前身頃Fと後身頃Bとが接合されたサイドシール部21の範囲の内、ウエスト開口の縁の近傍に縦方向に間隔をおいて配置された複数本の糸ゴム等の細長状の弾性部材であり、身体の胴周りを締め付けるように伸縮力を与えることによりおむつを身体に装着するためのものである。このウエスト弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。また、図示形態のウエスト弾性部材24は、ウエスト部におけるバックシート20Bの折り返し部分20Cの不織布間に挟持されているが、押えシート20Aとバックシート20Bとの間に挟持しても良い。
ウエスト下方弾性部材25は、サイドシール21を有する前後方向の範囲に、縦方向に間隔をおいて配置された糸ゴム等の細長状の弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰周り部分に夫々幅方向の伸縮力を与え、おむつを身体に密着させるためのものである。なお、ウエスト弾性部材24とウエスト下方弾性部材25との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに縦方向に間隔をおいて幅方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト弾性部材として機能し、残りの弾性部材がウエスト下方弾性部材として機能していればよい。
後身頃Bにおいて、ウエスト下方弾性部材25とは別に配設された背側湾曲弾性部材26は、糸ゴム等の細長状の弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。背側湾曲弾性部材26は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では4本の糸ゴム等の細長状の弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材26は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材26は、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3~20mm、好ましくは6~16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは4本以上配置される。
外装体20の前身頃Fにおいて、ウエスト下方弾性部材25とは別に配設された腹側湾曲弾性部材28は糸ゴム等の細長状の弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。腹側湾曲弾性部材28は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では4本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材28は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材28も、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3~20mm、好ましくは6~16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは4本以上配置される。
なお、図2に示すように、前身頃F及び後身頃Bに配置されたウエスト下方弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、製造時に外装体20に対して連続的に固定した後に、吸収体13と重なる部分の幅方向中間部(図中の二点鎖線で囲まれた部分)を、所定の切断パターンで細かく切断して収縮力が作用しない非収縮部分とし、この非収縮部分より側方に延在する部分を収縮力の作用する収縮部分(つまり、ウエスト下方弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28が連続的に残された部分)とすることができる。これにより、内装体(特に吸収体13)の幅方向の不必要な収縮を防止することができる。もちろん、図6に示すように、ウエスト下方弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28を、内装体10を横切って連続的に配置することもできる。
上述した外装体20は、例えば特開平4-28363号公報や、特開平11-332913号公報記載の技術により製造することができる。また、湾曲弾性部材26,28を内装体10上で切断し不連続化するには、特開2002-35029号公報、特開2002-178428号公報及び特開2002-273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。
図示例とは異なり、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bのいずれか一方にのみ設けるだけでも良い。また、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bの両方に設ける場合、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群の一部又は全部と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材26の群の一部又は全部とが交差する形態(図示せず)も採用できるが、図示例のように、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材26の群とは互いに交差することなく前後方向中間部、特に前身頃Fに若干偏った位置で縦方向に離間している形態が好適である。
弾性部材24~28の固定時の伸長率は適宜定めることができるが、通常の成人用の場合、ウエスト弾性部材24は160~320%程度、ウエスト下方弾性部材25は160~320%程度、湾曲弾性部材26,28は230~320%程度とすることができる。
(カバーシート)
図1及び図3にも示されるように、外装体20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、かつ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、カバーシート50,60が設けられていても良い。図示形態についてさらに詳細に説明すると、前カバーシート50は、前身頃F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後カバーシート60は、後身頃B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。外装体20をおむつ内面に折り返してなる折り返し部分20Cを、内装体10と重なる部分まで延在させて、図示例のカバーシート50,60と同等の部分を形成することもできる。また、カバーシート50,60は、ウエスト側端部の折り返し部分20Cの外側に、つまり、押さえシート20Aと折り返し部分20Cの間に配してもよい。
(外装体を構成するシート層について)
図3及び図7(a)~図10(a)で示されるように、外装体20は、部位によりシート層の積層数が異なる。具体的には、図7(a)で示される外装体20は、部位pでは3層、部位qでは4層、部位rでは3層、部位sでは2層というように、縦方向にシート層の積層数が変化し、それぞれの層数が変化する境目は積層数変化部62となる。層の構成は、例えば、本実施形態で一番層数が多い図7(a)の部位qでは、最も外側(非肌当接面側)に位置するシートであるバックシート20B、その内側には押さえシート20A、ウエスト開口の縁でバックシート20Bが内面側に延在した折り返し部分20Cの順番に位置し、最も内側(肌当接面側)には、前身頃Fでは前カバーシート50が、後身頃Bでは後カバーシート60が位置しており、積層数は合計4層となっている。このように、図示例の外装体20では、シート積層数がウエスト開口から脚開口に向かい、部位pで3層、部位qで4層、部位rで3層、部位sで2層と変化し、積層数変化部62は部位pとqの間、部位qとrの間、部位rとsの間の3箇所であるが、積層数変化部62が少なくとも一か所存在する限り、層を形成するシートの枚数や順番といった外装体20の構成は図示例に限定されず、適宜変更が可能である。
(切れ目の構造について)
図7~図10は、パンツタイプ使い捨ておむつの(a)7-7における断面図と(b)切れ目付近を腹側から見た図である。
以下、図7~図10を参照しつつ、切れ目61について説明する。
図7は、第1の例の切れ目を示している。図7(b)で示すように、この切れ目61は、縦方向に延びる切れ目61であり、サイドシール21の幅方向中央側に隣接し、外装体20の積層数変化部62を縦断する。図7(a)に示される例では、前述の通り、ウエスト開口から脚開口へ縦方向下向きに、前身頃F又は後身頃Bの部位p,q,r,sで、積層枚数は3枚、4枚、3枚、2枚と変化する。この外装体20の積層数変化部62は、部位pとqの間、部位qとrの間、部位rとsの間の3箇所存在し、ここを起点としてサイドシール21を縦方向に破く力が横方向へ進みやすく、横裂けが発生しやすい。そのため、各積層数変化部62に位置する厚み方向のすべてのシート層を縦方向に切断しておくことで、引き千切りや引き剥がしが縦方向へ進み、横裂けは生じにくくなり、サイドシール21を縦方向に破くことが円滑に進みやすい。
積層数変化部62における引き千切り又は引き剥がしの特徴として、シート積層数が変化する位置の中でも、少ない枚数から多い枚数へと変化する場所では、サイドシール21に沿って進んできた縦方向に破く力が、積層数変化部に沿って横方向へ進みやすいため、積層数変化部62で横裂けが生じやすい。ウエスト開口から脚開口へ縦方向下向きに破くときは、シート積層数が3層から4層へ変化する部位pとqの境目である積層数変化部62で、逆向きである脚開口からウエスト開口へ縦方向上向きに破くときは、部位rとqの境目である積層数変化部62で、横裂けが特に生じやすい。横裂けが進みやすい積層数変化部62に切れ目61があることで、縦方向のサイドシール21の破きが、円滑に進みやすい。サイドシール21の縦方向の破きは、ウエスト開口から脚開口への縦方向下向きにも、脚開口からウエスト開口への縦方向上向きにも、どちらの方向からも行うことが可能である。
また、第1の例の外装体20は、サイドシール21近傍にウエスト開口から脚開口にかけてミシン目を形成しているのではなく、横裂けが発生しやすい各積層数変化部62にのみ切れ目61を入れ、積層数変化部以外には切れ目61を入れていない(積層数変化部62を縦断しない切れ目を有しない)ため、ミシン目を有する形態のパンツ使い捨ておむつと比べ、肌にあたる切れ目の数が少なく、着用時の装着感が良く、切れ目からの漏れの可能性が少ないものとなる。また、積層数変化部62を複数有する場合、そのすべてに切れ目61を設ける必要はなく、一部の(例えば横裂けが発生しにくい)積層数変化部62には切れ目61を設けなくてもよい。図7(b)で示される切れ目61の縦方向の長さ61Lは、好ましくは2mm~10mm、より好ましくは4mm~8mmであるが、適宜定めることができる。また、サイドシール21から切れ目61までの幅方向の距離61Wは、好ましくは0mm~5mm、より好ましくは1mm~3mmであるが、適宜定めることができる。横裂け防止性能の観点からは、図7(c)で示すように、切れ目61は外装体20を構成する層をすべて貫くものであることが好ましい。
図7~図10では、積層枚数が部位pで3層、部位qで4層、部位rで3層、部位sで2層と変化する例を示しているが、前述の通り、これに限定されることはなく、シート積層枚数が異なる場合であっても、第1の例と同様に積層数変化部62を縦断する切れ目61を設けることにより、横裂け防止を図ることができる。
切れ目61は、前身頃Fと後身頃Bとにそれぞれ一対設けられていると、例えば、着用者がパンツタイプ使い捨ておむつのサイドシールを破く際、腹側及び背側のどちら側に横裂けが発生しそうになっても、これを防止することは可能であるため好ましい。
とはいえ、前身頃Fのみ、後身頃Bのみに切れ目61を設けることも可能であり、この場合、前身頃F、後身頃Bのどちら側に設けられてもよい。また、前身頃F及び後身頃Bに切れ目61をそれぞれ設ける場合、前身頃Fの切れ目61及び後身頃Bの切れ目61は互いに重なる位置に設けられていると製造が容易なため好ましいが、縦方向又は横方向に異なる位置に設けられていてもよい。
図8は、第2の例の切れ目61を示す概要図である。この切れ目61は縦方向両側に向かうにつれてサイドシール21に近づくように延びる形状を有するため、サイドシール21における縦方向の引き千切る力または引き剥がす力が、積層数変化部62で横方向へ進み、横裂けが生じた場合でも、切れ目61に沿ってサイドシール21方向へ誘導されて戻り、サイドシール21における破きが継続して行われやすい。
また、ウエスト開口からは脚開口へ縦方向下向きにサイドシール21を破くときも、その逆の脚開口からウエスト開口へ縦方向上向きにサイドシール21を破くときも、切れ目61の両端はサイドシール21へ向かうため、破く力は切れ目61を介してサイドシール21へと誘導される。このため、ウエスト開口から脚開口へ縦方向下向きにも、その逆方向の脚開口からウエスト開口へ縦方向上向きにも、どちらからサイドシール21を破いても、円滑に破くことが可能である。
図8(b)では半円状の切れ目61を示しているが、この形態に限らず、両端がサイドシール21へ向かうくの字型でもよい。
図9は、第3の例の切れ目61の構造を示す。切れ目61は、横裂け防止性の観点からは、厚み方向に外装体20の全てのシート層を貫通していることが好ましいが、本第3の例のように、少なくとも1層を残し(つまり当該シート層には切れ目がない)、他のシート層を貫通するだけでもよい。図9(b)に示す例では最も内側(肌当接面側)の前カバーシート50及び後カバーシート60のみ切れ目が形成されておらず、他のシート層はすべて積層数変化部62に切れ目が形成されている。
切れ目を形成しないシート層は適宜定めることができる。例えば、外装体20の部位qを構成する4層のシートのうち、内側の2層を残し外側の2層を切断すること、つまり、前カバーシート50及び後カバーシート60と折り返し部分20Cを切断せず、押さえシート20A及びバックシート20Bを切断することが可能である。また、外装体20の部位qを構成する4層のシートのうち、内側の3層を残し外側の1層を切断すること、つまり、前カバーシート50及び後カバーシート60、折り返し部分20Cと押さえシート20Aを切断せず、バックシート20Bのみを切断することも可能である。
本第3の例のように、外装体20の少なくとも1枚のシートを残して切れ目61を形成することにより、外装体20の切れ目61から素肌が見えないため、着用時の見栄えが良いものとなる。また、図示例のように、最も内側(肌当接面側)のシート層に切れ目61が形成されていないと、着用者の肌に直接触れるシートには切れ目61が全く存在しないため、切れ目61が肌に触れるものと比べて装着感が良いものとなる。図示例では、全ての切れ目61が最も内側のシート層により被覆されているが、一部の切れ目61のみが最も内側のシート層に覆われるだけでもよい。
図10は、第4の例の切れ目61を示す概要図である。すなわち、第4の例は、サイドシール21の幅方向WDの中央側の側縁に、側方に窪む凹部21Uが、積層数変化部62を縦断するように形成され、その凹部内に切れ目が形成されたものである。より詳細には、図10(b)に示す例では、外装体20の積層数変化部62に位置する横長長方形状の溶着部21mの幅が、それ以外の部分の溶着部21mよりも短く形成されることで凹部21Uが形成されており、その凹部内に縦方向の切れ目61を有する。切れ目61の縦方向の長さ61Lは、好ましくは2mm~10mm、より好ましくは4mm~8mmであるが、適宜定めることができる。また、サイドシール21から切れ目61までの幅方向の距離61Wは、好ましくは0mm~5mm、より好ましくは1mm~3mmであるが、適宜定めることができる。凹部21Uの縦方向の長さ21Lは、切れ目61の長さ61Lの長さの100%~150%であり、凹部21Uの幅方向の長さ21Wは、サイドシール21から切れ目61までの幅方向の距離61Wの長さの100%~200%であるが、こちらも適宜定めることができる。
この例では、サイドシール部21の全幅の範囲内に切れ目61が存在するため、着用時の見た目が良く、切れ目61が着用時肌に直接あたらないため、着用時の履き心地が良いものとなる。また、横裂けが外装体20の幅方向中央側へ進みにくく、連続した縦方向の破きがスムーズに起こりやすい。
第1~第4の例はいずれも、切れ目61の幅方向中央側に隣接する補助切れ目を有してもよい(つまり、幅方向に間隔を空けて複数本の切れ目を有していてもよい)。補助切れ目は、積層数変化部62を縦断する切れ目であれば、第1の例のように縦方向の直線状でも、第2の例のようにサイドシール部21に両端が向いた半円状またはくの字型でもよい。また、補助切れ目は、外装体20を構成するシート層をすべて貫く切れ目でも、少なくとも1枚を残した切れ目でもよい。積層数変化部62で発生した横裂けが、切れ目61で止まらず、さらに積層数変化部62に沿って外装体20の幅方向中央側へ進んでしまった場合、横裂けの進む先に補助切れ目があることで、横裂けを止め、破る力をサイドシール部21に戻すように補助することができる。このような観点から、補助切れ目は、最もサイドシール側に位置する切れ目からあまり離れていないことが好ましい(例えば幅方向の離間距離は3mm以下)。また、補助切れ目は、最もサイドシール側に位置する切れ目よりも縦方向の寸法が長いことが好ましい。
なお、上述の各例では、他の例の構造を適宜組み合わせることができる。
<明細書中の用語の説明>
明細書中で以下の用語が使用される場合、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向」とは図中に符号LDで示す方向(縦方向)を意味し、「幅方向」とは図中にWDで示す方向(横方向)を意味し、前後方向と幅方向とは直交するものである。
・「展開状態」とは、収縮(弾性部材による収縮等、あらゆる収縮を含む)や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。例えば、伸長率が200%とは、伸長倍率が2倍であることと同義である。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
本発明は、上記例のようなパンツタイプ使い捨ておむつや、パンツタイプ使い捨て生理用ナプキン、パンツタイプ使い捨ておむつカバー等のパンツタイプ使い捨て着用物品において利用できるものである。
10…内装体、11…トップシート、12…液不透過性シート、13…吸収体、14…包装シート、15…ギャザーシート、16…ギャザー弾性部材、20…外装体、20A…押さえシート、20B…バックシート、20C…折り返し部分、21…サイドシール、21m…溶着部、21U…凹部、21L…凹部の縦方向の長さ、21W…凹部の幅方向の長さ、23…ウエスト開口近傍、24…ウエスト弾性部材、25…ウエスト下方弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚周りライン、50…前カバーシート、60…後カバーシート、61…切れ目、61L…切れ目の縦方向の長さ、61W…サイドシールから切れ目までの幅方向の距離、62…積層数変化部、B…後身頃、BS…立体ギャザー、F…前身頃、WD…幅方向、LD…縦方向。

Claims (4)

  1. 前身頃及び後身頃と、
    前身頃の両側部と後身頃の両側部とがそれぞれ溶着により接合されて形成されたサイドシールと、
    サイドシールを介して筒状に連続する胴周り部と、
    胴周り部のウエスト側の開口であるウエスト開口と、
    胴周り部よりも脚側に形成された、左右一対の脚開口と、を備え、
    前記前身頃及び後身頃は、複数枚のシート層が張り合わされて形成されており、
    前記サイドシール及びその幅方向中央側に隣接する部分には、前記ウエスト開口側から前記脚開口側に向かうにつれてシート積層数が変化する積層数変化部が少なくとも一個所存在し、
    前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方を形成するシート層に、前記サイドシールの幅方向中央側に隣接して、前記積層数変化部を縦断する切れ目が形成され、
    前記ウエスト開口から前記脚開口にかけて切離しを行うためのミシン目を有しない、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。
  2. 前記切れ目は、縦方向両側に向かうにつれて前記サイドシールに近づくように延びる形状を有する、
    請求項1記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
  3. 前記切れ目が、
    前記前身頃及び後身頃を形成する前記複数層のシート層の少なくとも一層を残し、他のシート層を貫通する切れ目から成る、
    請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
  4. 前記サイドシールの幅方向中央側の側縁には、側方に窪む凹部が、前記積層数変化部を縦断するように形成され、
    前記凹部内に、前記切れ目が形成されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
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