JP2022010655A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
電源装置を備える画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図8(a)に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ300(以下、プリンタ300という)は、静電潜像が形成される感光体としての感光ドラム101、感光ドラム101を一様の電位に帯電する帯電ローラ102(帯電手段)を備えている。プリンタ300は、更に、感光ドラム101に静電潜像を形成する露光部319(露光手段)、感光ドラム101上(感光ドラム上)に形成された静電潜像をトナーで現像する現像ローラ104を有する現像装置(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム101に現像されたトナー像をカセット316から供給された記録材としてのシート109(不図示)に転写ローラ105(転写手段)によって転写して、シート109に転写したトナー像を定着器314で定着してトレイ315に排出する。クリーニングブレード106は、シート109に転写されず、感光ドラム101上に残留したトナーを除去し、除去されたトナーは、廃トナーを収容する廃トナーボックス107に蓄積される。この感光ドラム101、帯電ローラ102、露光部319、現像ローラ104、転写ローラ105が画像形成部である。また、プリンタ300は、後述する負荷に電源電圧を供給する電源装置500を備えている。なお、画像形成装置は、図8(a)に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム101上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
図8(b)は、図8(a)に示すプリンタ300の画像形成部における画像形成動作を説明するための画像形成部周辺の断面図である。帯電ローラ102には、高電圧の帯電電圧を供給する帯電電圧源VPRの出力電圧である帯電電圧Vprが印加されている。帯電電圧Vprは、概ね-1000V程度である。帯電ローラ102は、感光ドラム101の表面電位を暗部電位Vdに帯電する。暗部電位Vdは、概ね-700V程度である。感光ドラム101は、図8(b)中、矢印方向(時計回り方向)に回転し、露光部319から出射されたレーザ光103の照射を受ける。感光ドラム101の表面電位は、レーザ光103の照射を受けることにより、明部電位Vlに除電される。明部電位Vlは、概ね-100V程度である。感光ドラム101は更に回転し、現像ローラ104に当接する。現像ローラ104には、現像電圧Vdcが印加されている。現像電圧Vdcは、概ね-400V程度である。現像ローラ104の表面には、トナー100が付着している。トナー100は、負の電荷をもった粉体である。このとき、レーザ光103の照射を受けた明部電位Vl(概略-100V)の方が、現像電圧Vdc(概略-400V)より電位が高いので、トナー100は感光ドラム101の表面に付着する。
図9は、現像ローラ104に印加される現像電圧Vdcを生成する従来の現像電圧回路Biasの構成を説明する回路図である。現像電圧Vdcは、現像電圧回路Biasとシャント抵抗R0と帯電電圧源VPRによって生成される。
上述したように、図9では、電圧生成部を構成するトランジスタTr1、Tr2は、規定電圧Va(例えば+24Vの直流電圧)に接続されており、トランジスタTr2のコレクタ端子にはシャント抵抗R0を介して帯電電圧源VPRが接続されている。破線で示すシャント電流Is(以下、コレクタ電流Isともいう)は、規定電圧Va→トランジスタTr1→トランジスタTr2→シャント抵抗R0→帯電電圧源VPR→グランド(GND)の経路で流れる。現像電圧回路Biasは、TGT端子から出力するPWM信号により、シャント電流Isの電流値を適宜増減させることで、現像ローラ104に所望の現像電圧Vdcを出力することができる。その結果、現像電圧Vdcは、次の(式1)により表すことができる。
現像電圧Vdc=Vpr+R0×Is・・・(式1)
図11は、感光ドラム101が停止している状態(図11(a))から回転開始した状態(図11(b))を説明する画像形成部の断面図である。図11(a)において、感光ドラム101の帯電ローラ102と当接した位置から現像ローラ104に当接した位置までの扇形の領域は、表面電位が0Vの箇所である。そして、感光ドラム101が回転を開始すると、図11(a)の状態から図11(b)に示す状態に移行する。このとき、現像ローラ104に印加される現像電圧Vdcが0Vよりも低い負電位の場合には、現像ローラ104の表面のトナー100は、電位の高い感光ドラム101側に付着してしまう。そこで、感光ドラム101にトナー100が付着することを防ぐために、現像ローラ104に印加される現像電圧Vdcを0Vより大きい電圧に設定することが考えられるが、上述した従来の現像電圧回路では難しい。以下に、従来の現像電圧回路の感光ドラム101の回転開始時の動作について説明する。
図12は、現像電圧回路Biasから最大の現像電圧Vdcを出力する際の回路動作を説明する図である。図12の回路図は、上述した図9の回路図と同様であり、破線で示した電流Isの流れは、図9で説明した感光ドラム101の通常動作時における電流の流れを示している。一方、図12において、実線で示す電流Ib1、Ib2は、感光ドラム101の回転開始時の電流の流れを示している。
1)CPUは、出力端子TGTからオンデューティ比が最大(100%)のPWM信号を出力する。これにより、コンデンサC1により平滑化され、オペアンプOP1の反転入力端子(-)に入力される目標電圧は、常時、概ね規定電圧Vbとなる(図12中、丸数字1参照)。
2)その結果、オペアンプOP1の出力端子から出力される電圧Voは、略0Vとなる(図12中、丸数字2参照)。
4)その結果、トランジスタTr1のコレクタ端子から出力されるコレクタ電圧Vc1は、以下の(式2)に示すように、規定電圧Va-(トランジスタTr1の)エミッタ-コレクタ間電圧Vce1となる(図12中、丸数字4参照)。
コレクタ電圧Vc1=Va-Vce1・・・(式2)
ベース電圧Vb2=Vc1-Vbe2・・・(式3)
6)トランジスタTr2の電流増幅率をhfe2とし、トランジスタTr2のコレクタ端子に流れるコレクタ電流Isとする。以下の(式4)に示すように、(トランジスタTr2の)電流増幅率hfe2を(トランジスタTr2の)ベース電流Ib2に乗じたコレクタ電流Isが、トランジスタTr2に流れる(図12中、丸数字6参照)。
コレクタ電流Is=hfe2×Ib2・・・(式4)
ベース電流Ib2=(Vb2-Vdc)/R2・・・(式5)
Vdc=Vpr+R0×Is・・・(式1)
Vc1=Va-Vce1・・・(式2)
Vb2=Vc1-Vbe2・・・(式3)
Is=hfe2×Ib2・・・(式4)
Ib2=(Vb2-Vdc)/R2・・・(式5)
そして、(式1)~(式5)を用いて、(式1)からコレクタ電流Isを消去し、現像電圧Vdcについて解くと、以下の(式6)が得られる。
現像電圧Vdc=(R2×Vpr+R0×hfe2×(Va-Vce1-Vbe2))
/(R2+R0×hfe2)・・・(式6)
以上説明したように、回転開始時に感光ドラム101の帯電ローラ102と当接した位置から現像ローラ104に当接した位置までの領域は、表面電位が0Vの領域である。そのため、感光ドラム101が回転開始すると、表面電位が0Vの領域には、現像ローラ104からトナー100が付着してしまう。そして、感光ドラム101に付着したトナー100は、感光ドラム101の回転方向下流側に配置され、感光ドラム101に当接し、正電圧が印加される転写ローラ105に付着する。その結果、付着したトナー100は転写ローラ105の表面を汚し、転写ローラ105に搬送されるシート109の裏面(転写ローラ105側の面)にトナー100が付着することにより、シート109の裏汚しの原因となる。また、感光ドラム101上に残ったトナー100は、クリーニングブレード106により除去される。除去されるトナー100が増加することにより、廃トナー108を格納する廃トナーボックス107の大型化を招き、ひいては画像形成装置の大型化を招くという課題が生じる。
図1は、本実施例の現像電圧回路Biasの回路構成を示す回路図である。図1に示す回路構成は、上述した図9に示す従来の現像電圧回路Biasの回路構成と比べて、バイパス手段であるダイオードD1と抵抗R15が追加された点が異なる。図1において、抵抗R15は、一端がオペアンプOP1の出力端子、コンデンサC1の一端、及び抵抗R11の一端と接続されており、他端がダイオードD1のカソード端子と接続されている。また、ダイオードD1は、カソード端子が抵抗R15の他端と接続されており、アノード端子が抵抗R1の一端、抵抗R2の一端、及びトランジスタTr2のベース端子と接続されている。なお、図1におけるその他の回路構成は、図9の回路構成と同様であり、ここでの説明を省略する。
次に、現像電圧回路Biasの動作について、感光ドラム101の回転開始時(起動時)における回路動作と、通常動作時における回路動作と、に分けて説明する。
上述したように、感光ドラム101の回転開始時には、図11に示す灰色の扇型部のように、表面電位が0Vのまま、現像ローラ104に達する箇所が感光ドラム101上に存在する。このとき、現像電圧Vdcが0Vよりも低い負電位の場合には、トナー100は、電位の高い感光ドラム101の表面に付着してしまう。その結果、感光ドラム101に付着したトナーが、転写ローラ105に付着して転写ローラ105を汚し、シート109の裏汚れを生じることがある。また、クリーニングブレード106により回収された付着トナーが格納される廃トナーボックス107の大型化、ひいては画像形成装置の大型化を招くという課題も生じる。
1)CPUは、出力端子TGTからオンデューティ比が最大(100%)のPWM信号を出力する。これにより、コンデンサC2により平滑化され、オペアンプOP1の反転入力端子(-)に入力される目標電圧は、常時、概ね規定電圧Vbとなる(図2中、丸数字1参照)。
2)その結果、オペアンプOP1の出力端子から出力される電圧Voは、略0Vとなる(図2中、丸数字2参照)。
4)その結果、トランジスタTr1のコレクタ端子から出力されるコレクタ電圧Vc1は、以下の(式2)に示すように、規定電圧Va-(トランジスタTr1の)エミッタ-コレクタ間電圧Vce1となる(図2中、丸数字4参照)。
コレクタ電圧Vc1=Va-Vce1・・・(式2)
ベース電圧Vb2=Vc1-Vbe2・・・(式3)
6)(式2)を用いて、(式3)から(トランジスタTr1の)コレクタ電圧Vc1を消去すると、以下の(式7)が求められる。
ベース電圧Vb2=Va-Vce1-Vbe2・・・(式7)
一般に、エミッタ-コレクタ間電圧Vce1は0.3V程度、ベース-エミッタ間電圧Vbe2は0.6V程度、規定電圧Vaは+24V程度である。これらの値を(式7)に代入すると、(トランジスタTr2のベース端子の)ベース電圧Vb2は、+23.1V程度となる。ダイオードD1のカソード端子の電圧が略0V、アノード端子の電圧が23.1Vであるため、ダイオードD1は導通状態となる。その結果、トランジスタTr2のベース電流Ib2が、トランジスタTr2のベース端子→ダイオードD1→抵抗R15→オペアンプOP1の経路で流れる(図2中、丸数字6参照)。
8)このときの現像電圧Vdcは、次の(式8)により表される(図2中、丸数字8参照)。
現像電圧Vdc=Va-Vce1-Vce2・・・(式8)
次に、感光ドラム101の通常動作時における現像電圧回路Biasの動作について説明する。ここで、通常動作時とは、上述した感光ドラム101の回転開始時を除いた、感光ドラム101の動作状態である。詳細には、通常動作時とは、帯電ローラ102により帯電された感光ドラム101の領域が現像ローラ104に移動した後の感光ドラム101の動作状態を指している。
現像電圧Vdc=Vpr+R0×Is・・・(式1)
図4は、図8(a)に示すプリンタ300の画像形成部において、本実施例の画像形成部周辺の構成を説明する断面図である。実施例1の場合には、帯電ローラ102に供給される帯電電圧Vprは帯電電圧源VPRから供給され、現像ローラ104に供給される現像電圧Vdcも、シャント抵抗R0を介して、帯電電圧源VPRから供給されていた。一方、本実施例では、図4に示すように、帯電電圧源VPRからの出力電圧は、帯電電圧Vprとして帯電ローラ102にのみ供給される。一方、現像電圧Vdcは、高電圧の現像電圧を供給する第2の電圧源である現像電圧源VDC0を設け、現像電圧源VDC0から出力される現像電圧Vdc0からシャント抵抗R0による電圧降下を利用して生成される。
図5は、本実施例の現像電圧回路Biasの回路構成を示す回路図である。図5に示す現像電圧回路Biasの回路構成は、実施例1の図1に示す現像電圧回路Biasの回路構成と同一であるが、シャント抵抗R0と接続されている電圧源が、図1では帯電電圧源VPRであったのに対し、図5では現像電圧源VDC0である点が異なる。図5に示す回路では、現像電圧源VDC0が出力する現像電圧Vdc0から、シャント抵抗R0による電圧降下を利用して、現像電圧Vdcが生成される。
次に、本実施例の現像電圧回路の動作について、感光ドラム101の回転開始時(起動時)における回路動作と、通常動作時における回路動作と、に分けて説明する。
図5に示す、本実施例の現像電圧回路Biasの回路構成は、実施例1の図1に示す現像電圧回路Biasの回路構成と同一である。そのため、感光ドラム101の回転開始時(起動時)における回路動作は、実施例1と同様であり、ここでの説明を省略する。
次に、感光ドラム101の通常動作時における現像電圧回路Biasの動作について説明する。本実施例の現像電圧回路Biasでは、図5に示すようにトランジスタTr1、Tr2は、規定電圧Va(例えば+24Vの直流電圧)に接続されており、トランジスタTr2のコレクタ端子はシャント抵抗R0を介して、現像電圧源VDC0に接続されている。そして、感光ドラム101の通常動作時には、図中、破線で示すシャント電流Isが、規定電圧Va→トランジスタTr1→トランジスタTr2→シャント抵抗R0→現像電圧源VDC0→グランド(GND)の経路で流れる。現像電圧回路Biasは、TGT端子から出力するPWM信号により、シャント電流Isの電流値を適宜増減させることで、現像ローラ104に所望の現像電圧Vdcを出力することができ、現像電圧Vdcは、次の(式9)により表すことができる。
現像電圧Vdc=Vdc0+R0×Is・・・(式9)
図6は、図8(a)に示すプリンタ300の画像形成部において、本実施例の画像形成部周辺の構成を説明する断面図である。図8(b)に示す実施例1の場合の現像電圧回路Biasでは、トランジスタTr1は、規定電圧Vaと接続されていた。一方、本実施例では、図6に示すように、現像電圧回路BiasのトランジスタTr1は、電圧Veを出力する電圧源VEと接続されている。なお、電圧源VEが出力する電圧Veの電圧値は、例えばプラス数十Vからプラス数百Vの直流電圧とする。
図7は、本実施例の現像電圧回路Biasの回路構成を示す回路図である。図7に示す現像電圧回路Biasの回路構成は、実施例1の図1に示す現像電圧回路Biasと比べて、次の点が異なる。すなわち、トランジスタTr1に接続される電圧が、実施例1の場合には規定電圧Vaであったが、実施例3では、規定電圧Vaよりも高電圧の電圧源VEから出力される電圧Ve(Ve>Va)となっている点が異なる。また、現像電圧回路Biasにおいて、実施例3の場合には、オペアンプOP1の出力端子と抵抗R11の一端及び抵抗R15の一端との間に、第3のトラジスタであるトランジスタTr4と抵抗R17、R18により構成された回路が追加されている点が異なる。
次に、本実施例の現像電圧回路の動作について、感光ドラム101の回転開始時(起動時)における回路動作と、通常動作時における回路動作と、に分けて説明する。
図7において、トランジスタTr4は、オペアンプOP1の出力端子から出力電圧Voがハイレベルのときにオン状態、ローレベルのときにオフ状態となるnpn型のトランジスタである。そのため、実施例1では、CPUは出力端子TGTからオンデューティ比が最大(100%)のPWM信号を出力していたが、本実施例では、CPUは出力端子TGTからオンデューティ比が最小(0%)のPWM信号を出力する。これにより、オペアンプOP1の出力端子からハイレベルの電圧が出力されるようにする。なお、CPUは、所望の現像電圧Vdcが現像ローラ104に出力されるように、上述したROMに格納されたテーブル内の情報に基づいて、TGT端子から出力されるPWM信号のオンデューティ比(1周期におけるオン状態の比率)を設定する。そのため、回路構成を変更することなく、PWM信号のオンデューティ比を変更して対応することが可能である。
1)CPUは、出力端子TGTからオンデューティ比が最小のPWM信号を出力する。これにより、オペアンプOP1の反転入力端子(-)に入力される目標電圧は、常時、概ね0Vとなる。その結果、オペアンプOP1の出力端子から出力される電圧Voは、ハイレベルとなる。これにより、トランジスタTr4は、オン状態となる。
2)トランジスタTr4がオン状態となることにより、トランジスタTr1のベース端子に流れる電流Ib1が増加して、トランジスタTr1が飽和し、トランジスタTr1のエミッタ-コレクタ間電圧Vce1は略0.3Vとなる。その結果、トランジスタTr1のコレクタ端子から出力されるコレクタ電圧Vc1は、規定電圧Ve-(トランジスタTr1の)エミッタ-コレクタ間電圧Vce1となる。
ダイオードD1のアノード端子の電圧はカソード端子の電圧よりも高いため、ダイオードD1は導通状態となる。そのため、トランジスタTr2のベース電流Ib2が、トランジスタTr2のベース端子→ダイオードD1→抵抗R15→トランジスタTr4→オペアンプOP1の経路で流れる。
現像電圧Vdc=Ve-Vce1-Vce2・・・(式10)
現像電圧回路Biasでは、図7に示すように、pnp型のトランジスタTr1、Tr2は、規定電圧Ve(例えば電圧源VEから出力される+数十Vから+数百Vの直流電圧)に接続されている。また、トランジスタTr2のコレクタ端子にはシャント抵抗R0を介して帯電電圧源VPRが接続されている。そして、感光ドラム101の通常動作時には、図中、破線で示すシャント電流Isが、電圧源VE→トランジスタTr1→トランジスタTr2→シャント抵抗R0→帯電電圧源VPR→グランド(GND)の経路で流れる。現像電圧回路Biasは、TGT端子から出力するPWM信号により、シャント電流Isの電流値を適宜増減させることで、現像ローラ104に所望の現像電圧Vdcを出力することができ、現像電圧Vdcは、次の(式11)により表すことができる。
現像電圧Vdc=Vpr+R0×Is・・・(式11)
OP1 オペアンプOP1
R1 抵抗R1
R2 抵抗R2
Tr1 トランジスタTr1
Tr2 トランジスタTr2
Va 規定電圧Va
Claims (13)
- 負荷に電源電圧を供給する電源装置であって、
第1の電圧源と、
入力端子が前記第1の電圧源と接続され、前記第1の電圧源から入力された電圧から前記負荷に供給する電圧を生成する電圧生成部と、
前記電圧生成部の出力端子に接続された第2の電圧源と、
前記電圧生成部が生成する前記電圧を制御する制御手段と、
前記制御手段と前記電圧生成部とに接続されたバイパス手段と、
を備え、
前記電圧生成部は、第1のトランジスタ、及び第2のトランジスタを有し、
前記第1のトランジスタは、エミッタ端子が前記第1の電圧源と接続され、ベース端子が前記制御手段と接続され、コレクタ端子が前記第2のトランジスタのエミッタ端子と接続され、
前記第2のトランジスタは、ベース端子が前記バイパス手段と接続され、コレクタ端子が前記電圧生成部の出力端子と接続され、
前記第1のトランジスタのベース端子と前記第2のトランジスタのベース端子とは第1の抵抗を介して接続され、
前記第2のトランジスタのベース端子とコレクタ端子とは第2の抵抗を介して接続され、
前記制御手段は、前記第1のトランジスタのベース端子に流れる電流を制御することにより、前記第2のトランジスタのコレクタ端子から出力される電圧を制御し、
前記バイパス手段は、前記第2のトランジスタのベース端子と前記制御手段との間に配置され、前記第2のトランジスタのベース端子に流れる電流を前記制御手段に流すことを特徴とする電源装置。 - 前記電圧生成部の前記出力端子は、第3の抵抗を介して、前記第2の電圧源と接続されていることを特徴とする請求項1の電源装置。
- 前記第1の抵抗、及び前記第2の抵抗は、同じ抵抗値を有することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
- 前記制御手段は、オペアンプであり、
前記オペアンプは、前記負荷に供給する電圧に応じた目標電圧が入力される第1の入力端子と基準となる電圧が入力される第2の入力端子の入力電圧を比較した結果に応じた電圧を前記第1のトランジスタのベース端子に出力することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。 - 前記オペアンプの出力端子は、コンデンサを介して前記第2の入力端子と接続されていることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
- 前記電源装置は、第3の電圧源を有し、
前記第3の電源は、直列に接続された複数の抵抗を介して、前記第2のトランジスタのコレクタ端子と接続され、
前記複数の抵抗により分圧された電圧は、前記オペアンプの前記第2の入力端子に入力されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。 - 前記バイパス手段は、ダイオードと抵抗とを有し、
前記ダイオードのアノード端子は、前記第2のトランジスタのベース端子と接続され、
前記ダイオードのカソード端子は、前記抵抗の一端と接続され、
前記抵抗の他端は、前記オペアンプの前記出力端子と接続され、
前記バイパス手段は、前記第2のトランジスタのベース端子の電圧が前記オペアンプの出力電圧よりも高い場合には、前記第2のトランジスタのベース端子に流れる電流を前記オペアンプの前記出力端子に流すことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。 - 前記負荷に供給する電圧に応じた目標電圧に対応するパルス信号を出力する制御部と、
前記制御部から出力されるパルス信号を平滑化する平滑部と、
を備え、
前記平滑部は、前記目標電圧に対応するパルス信号を平滑化した電圧を前記オペアンプの前記第1の入力端子に出力することを特徴とする請求項7に記載の電源装置。 - 前記電源装置は、前記電圧生成部から出力される電流が前記第3の抵抗に流れることにより生じる電圧降下により、前記第2の電圧源の電圧から前記負荷に供給する電圧を生成することを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
- 前記電源装置は、前記第1の電圧源の電圧が所定の電圧よりも高い場合には、前記オペアンプの出力端子と、前記第1のトランジスタのベース端子及び前記バイパス手段の前記抵抗の前記他端との間に、耐圧の大きい第3のトランジスタを有することを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
- 感光ドラムと、
前記感光ドラムを一様の電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電手段により前記一様の電位に帯電された前記感光ドラムに静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光ドラム上の静電潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する現像手段と、
前記感光ドラム上に形成された前記トナー像をシートに転写する転写手段と、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電源装置と、
を備え、
前記現像手段は、前記静電潜像にトナーを付着させる現像ローラを有し、
前記電源装置は、前記現像ローラに電圧を供給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の電圧源は、前記現像ローラに電圧を供給する電圧源であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記帯電手段は、前記感光ドラムを前記一様の電位に帯電する帯電ローラを有し、
前記第2の電圧源は、前記帯電ローラに電圧を供給する電圧源であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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JP2020111338A JP7455683B2 (ja) | 2020-06-29 | 2020-06-29 | 電源装置及び画像形成装置 |
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