JPH11102145A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11102145A
JPH11102145A JP9276597A JP27659797A JPH11102145A JP H11102145 A JPH11102145 A JP H11102145A JP 9276597 A JP9276597 A JP 9276597A JP 27659797 A JP27659797 A JP 27659797A JP H11102145 A JPH11102145 A JP H11102145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bias
image
developing
voltage circuit
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9276597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Shimizu
康史 清水
Akira Domon
彰 土門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9276597A priority Critical patent/JPH11102145A/ja
Publication of JPH11102145A publication Critical patent/JPH11102145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの高圧回路から帯電バイアスと現像バイ
アスとを印加できるようにして、装置のコストダウンや
小型化を図るとともに良好な画像を得ることができる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像を形成する像坦持体1、像担持
体1を帯電させる帯電ローラー2、像担持体1を露光す
る露光装置9、像担持体1の上の静電潜像を現像する現
像装置3と、帯電ローラ2と現像装置3とに所定のデュ
ーティー比の交流バイアスを印加できる高圧回路11
と、現像された画像を写材へ転写させる転写ローラー4
等で画像形成装置を構成し、帯電ローラ2と現像装置3
に設けられた現像スリーブ3aとに、所定のデューティ
ー比の矩形波の交流バイアスと所定の直流バイアスとを
重畳した同じバイアスを印加して、1つの高圧回路で帯
電工程と現像工程とを行うことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等に
より画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真のプロセス等を用いて画
像を形成する電子写真方式の画像形成装置は、図14に
示すように、静電潜像が形成される像担持体1、像担持
体1の表面を均一に帯電する帯電装置である帯電ローラ
2、均一に帯電させられた像担持体1の表面に静電潜像
を描く露光装置9、像担持体1上の静電潜像にトナー7
の画像を形成する現像装置3、このトナー画像を、例え
ば紙などを用いた転写材8上に転写する転写装置4、転
写材8上の画像を定着するための定着装置10、像担持
体1上において転写され残された転写残トナーをクリー
ニングするクリーニング装置5などから構成されてい
る。
【0003】ここで、電子写真プロセスとしては、ま
ず、帯電ローラ2により像担持体1が一様に帯電され
る。これは、像担持体1に接触して従動している帯電ロ
ーラ2と像担持体1との間に、DC電圧VdにAC電圧
が重畳された帯電バイアスが印加されており、像担持体
1と帯電ローラ2との当接部で起こる放電により、像担
持体1は一様に電位Vdに帯電されるものである。
【0004】このようにして一様な電位に帯電させられ
た像担持体1の表面に対して、露光装置9により、像担
持体1上に形成する画像に対応した光が露光され、露光
された部分の電位が電位Vlとなる。これにより、像担
持体1上に、暗部電位Vdを示す部分と、明部電位Vl
を示す部分とで表される静電潜像が形成される。
【0005】この静電潜像が、現像装置3により現像さ
れ、顕像化されたトナー画像となる。現像装置3は、現
像剤である帯電したトナー7を担持する現像スリーブ3
aが、像担持体1と対向する位置に適当なギャップを持
たせて配置されており、静電潜像を現像する現像工程に
おいて、帯電したトナーをその表面に担持した現像スリ
ーブ3aと、像担持体1との間に、DC電圧にAC電圧
を重畳した所定の現像バイアスを印加することにより、
トナー7は、AC電圧の動きに伴い、現像スリーブ3a
と像担持体1との間を往復運動しながら、明部電位Vl
の部分のみ、選択的に現像し、像担持体1上にトナー7
による画像の形成を行うことができるようになってい
る。
【0006】図15に示すように、帯電時のDC電圧に
AC電圧を重畳した帯電バイアスは、DC電圧は−60
0V、AC電圧は、周波数=1KHz,Vp−p=1.
6KVppであり、この帯電バイアスにより帯電させら
れた像担持体1上を露光することにより形成された静電
潜像の電位は、暗部がVd=−600V、明部(露光部
分)がVl=−150Vである。また、図16に示すよ
うに、現像時のDC電圧にAC電圧を重畳した現像バイ
アスは、DC電圧はVdc=−400V、AC電圧は、
周波数=1.6KHz、Vp−p=1.6KVppであ
る。
【0007】ところで、画像形成装置には、帯電バイア
スや現像バイアスを印加するために、帯電バイアス用と
現像バイアス用との2つの電源回路21,22が設けら
れている。これは、図15,図16からわかるように、
帯電バイアスと現像バイアスとでは、それぞれ値の違う
DC電圧を必要とすることによる。
【0008】また、画像形成装置には、装置の使用状態
や使用環境に伴う、画像印字濃度の変動、もしくは、ユ
ーザーの画像濃度の好みに対応するため、画像濃度調整
機能が設けられており、これは、現像のDC電圧を変更
することにより行われており、Vdc=−400Vに対
して、土150Vの可変幅でDC電圧を変更して、所定
の濃度の画像を得ることができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、帯電バイアスと現像バイアスとのそれぞれに対し
て別個の電源回路を設ける必要があり、装置のコストア
ップとなるとともに、電源回路用に多くのスペースを必
要とすることから、装置の大型化につながるという問題
があった。また、別個の電源回路のそれぞれが、電力を
必要とするため、装置の消費電力が大きくなるという問
題があった。
【0010】そこで、本発明は、1つの高圧回路から帯
電バイアスと現像バイアスとを印加できるようにして、
装置のコストダウンや小型化を図って良好な画像を得る
ことができるとともに、簡易な構造で現像装置の残量を
検知できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願にかかる第1の発
明によれば、上記目的は、帯電装置に所定の帯電バイア
スを印加することにより像担持体を帯電し、帯電した像
担持体の表面を露光して像担持体上に静電潜像を形成
し、静電潜像を像担持体に非接触な現像装置に所定の現
像バイアスを印加することにより現像剤を用いて静電的
に現像し、現像された画像を転写材に転写する転写装置
に所定の転写バイアスを印加することにより画像を転写
材上に転写して画像を形成する画像形成装置において、
画像形成装置に、像担持体と帯電装置との間、および像
担持体と現像装置との間のそれぞれに所定のデューティ
ー比の矩形波の交流バイアスを印加できる高圧回路を1
つ設けることにより達成される。
【0012】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、上記目的は、像担持体と現像装置との間と、高圧回
路との間に、高圧回路からのバイアスをオン・オフする
ことができる現像バイアススイッチ回路を設けることに
より達成される。
【0013】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、上記目的は、高圧回路を、少なくとも1回の画像形
成のプロセスにて、2つ以上の値のデューティー比を有
するバイアスを印加できるようにすることにより達成さ
れる。
【0014】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、上記目的は、画像形成装置を、少なくとも1回の画
像形成のプロセスにて、高圧回路から帯電装置と現像装
置へのバイアスの印加を同時に行うことができるととも
に、高圧回路からの電圧の印加よりも前に、転写装置に
対して、像担持体が帯電装置により帯電された場合と同
極性となるDCバイアスを印加できるようにすることに
より達成される。
【0015】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、上記目的は、画像形成装置に、像担持体上の静電潜
像を現像する際に、高圧回路から出力する交流バイアス
のデューティー比を変化させることにより、現像装置に
より現像される画像の濃度を変更できる画像濃度変更シ
ステムを設けることにより達成される。
【0016】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、上記目的は、現像装置に、像担持体と対向する位置
に、その表面に現像剤を担持するとともに、高圧回路に
接続されて現像バイアスが印加される現像剤担持体を設
け、現像剤担持体と所定間隔を開けた現像装置内に現像
剤残量検知棒を設け、像担持体と帯電装置との間と、高
圧回路との間に、高圧回路からのバイアスをオン・オフ
することができる帯電バイアススイッチ回路を設けて、
帯電バイアススイッチ回路がオフの状態で高圧回路から
バイアスが印加されることにより、現像剤担持体と現像
剤残量検知棒との間の電気容量を測定して、現像装置内
の現像剤量を検知することにより達成される。
【0017】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、上記目的は、画像形成装置に、少なくとも像担持体
と、現像装置と、帯電装置とを有するとともに、画像形
成装置に対して着脱自在に形成されたプロセスカートリ
ッジを設け、プロセスカートリッジ内の現像装置と帯電
装置とのそれぞれを互いに電気的に導通させるととも
に、現像装置と帯電装置とのそれぞれを高圧回路に電気
的に導通させることにより達成される。
【0018】つまり、本出願にかかる第1の発明によれ
ば、画像形成装置内の像担持体と帯電装置との間、およ
び像担持体と現像装置との間のそれぞれに所定のデュー
ティー比の矩形波の交流バイアスを印加できる高圧回路
を1つ設け、高圧回路から所定のデューティー比の矩形
波を用いたバイアスを帯電装置と現像装置とに印加する
ことにより、従来はそれぞれ独立の電気回路が必要であ
った、帯電バイアスと現像バイアスとの印加が1つの電
気回路で行われ、画像形成装置のコストダウンが可能と
なる。
【0019】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、高圧回路からのバイアスをオン・オフすることがで
きる現像バイアススイッチ回路が、現像装置と高圧回路
との間に設けられ、像担持体の前回転時に代表される、
現像バイアスが印加されて現像剤が像担持体上に付着す
ることを防止したいときに、適宜現像バイアスの印加の
みがオフにされるので、画像形成装置のコストが削減さ
れるとともに良好な画像形成が行われる。
【0020】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、少なくとも1回の画像形成のプロセスにて、現像工
程と、像担持体の前回転時に代表される現像バイアスが
印加されて現像剤が像担持体上に付着することを防止し
たいときとで、高圧回路から印加されるバイアスのデュ
ーティー比を適宜変更することにより、スイッチ回路を
用いずに帯電・現像に適切なバイアスが高圧回路から印
加され、画像形成装置のコストが削減されるとともに良
好な画像形成が行われる。
【0021】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、少なくとも1回の画像形成のプロセスにて、高圧回
路からの電圧の印加よりも前に、転写装置に対して、像
担持体が帯電装置により帯電された場合と同極性となる
DCバイアスが印加されるので、前回転時の帯電が転写
装置により行われ、現像工程において高圧回路から帯電
装置と現像装置へのバイアスの印加が同時に行われるの
で、簡単な構成で帯電・現像に適切なバイアスが印加さ
れ、画像形成装置のコストが削減されるとともに良好な
画像形成が行われる。
【0022】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、画像濃度変更システムにより、像担持体上の静電潜
像を現像する際に、高圧回路から出力する交流バイアス
のデューティー比を変化させて、現像装置により現像さ
れる画像の濃度が変更されるので、画像形成装置のコス
トが削減されるとともに良好な画像形成が行われる。
【0023】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、帯電バイアススイッチ回路がオフの状態で現像剤担
持体にのみ高圧回路からバイアスを印加して、現像剤担
持体と、現像剤担持体と所定間隔を開けた現像装置内に
設けられた現像剤残量検知棒との間の電気容量を測定す
ることにより、現像装置内の現像剤量が検知されるの
で、簡単な構成で現像剤の残量を検知することができる
とともに、良好な画像形成が行われる。
【0024】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、画像形成装置に設けられるプロセスカートリッジ内
の、現像装置と帯電装置とのそれぞれを互いに電気的に
導通させるとともに、現像装置と帯電装置とのそれぞれ
を高圧回路に電気的に導通させることにより、プロセス
カートリッジ内の現像装置と帯電装置と、高圧回路との
間の接点が少なくなり接点不良が減少し、画像形成装置
のコストが削減されるとともに良好な画像形成が行われ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1〜図5により説明する。
【0027】図1は、本実施形態の電子写真方式の画像
形成装置の概略構成図である。画像形成装置は、図1の
矢印aの反時計回りの方向に回転駆動される像坦持体1
と、像担持体1を帯電させる帯電装置である帯電ローラ
ー2、帯電させられた像担持体1の表面を露光して静電
潜像を形成する露光装置9と、像担持体1の上の静電潜
像を現像剤であるトナー7により現像する現像装置3
と、帯電ローラ2と現像装置3とに所定のバイアスを印
加できる高圧回路11と、現像された画像を像担持体1
から転写材へ転写させる転写装置である転写ローラー4
と、転写材上の画像を定着させる定着装置10と、像担
持体1上に残った転写残トナーを除去するクリーニング
装置5とから構成されている。
【0028】なお、現像装置3は、トナー7を収容する
現像容器3dと、現像容器3dの像担持体1と対向する
位置に設けられた開口部に配置されてその表面にトナー
7を担持して搬送できるとともに、高圧回路11に接続
されて高圧回路11から現像バイアスが印加される現像
スリーブ3aと、現像スリーブ3a内に配置された現像
マグネット3cと、現像スリーブ3a上のトナー7のコ
ート層の厚さを規制する弾性ブレード3bから構成され
ている。また、クリーニング装置5は、像担持体1の表
面の残トナーを剥ぎ取るクリーニング部材5aと、クリ
ーニング部材5aが剥ぎ取ったトナーの漏れを防止する
スクイシート5b、および廃トナーを収容するクリーニ
ング容器5cから構成されている。
【0029】像担持体1の表面を帯電させる帯電ローラ
ー2は、像坦持体1に当接するように配置されており、
像坦持体1の反時計回りへの回転に従動し、図1に示す
矢印bの時計回りの方向に回転する。帯電ローラー2に
高圧回路11より所定の帯電バイアスを印加することに
より像担持体1の表面を一様に帯電させ、帯電した像坦
持体1上に、露光装置9より発射されるレーザー光によ
り露光を行って、像担持体1上に静電潜像が形成され
る。
【0030】像坦持体1上に形成された静電潜像は、現
像装置3の現像スリーブ3aに高圧回路11から所定の
現像バイアスを印加することにより、現像スリーブ上の
トナー7により現像される。そして、所定のDC値の転
写バイアスを電源(図示せず)から転写ローラー4に印
加することにより、像担持体1上の現像されたトナー画
像が、紙などを用いた転写材8に転写される。像担持体
1から転写材8に転写された画像は、定着装置10方向
に搬送され、転写材が定着装置10を通過することによ
り、転写材8上のトナー画像が定着され、画像形成が行
われる。
【0031】このとき、転写材8に完全に転写されず、
像坦持体1上に残ったトナー7は、クリーニング容器5
cおよびクリーニング部材5aからなるクリーニング装
置5により、像坦持体1上から除去され、像担持体1の
表面が次回の画像形成プロセスに用いられる。
【0032】帯電ローラ2と現像スリーブ3aとに所定
のバイアスを印加する高圧回路11は、帯電ローラ2と
現像スリーブ3aとに電気的に接続されている。また、
高圧回路11は、所定のデューティー比の矩形波の交流
バイアスと所定の直流バイアスとを重畳したバイアスを
出力できるようになっており、像担持体1と帯電ローラ
2との間、および像担持体1と現像装置3との間のそれ
ぞれに所定のデューティー比の矩形波の交流バイアスを
印加できるようになっている。すなわち、1つの高圧回
路から同じバイアスを帯電ローラ2と現像スリーブ3a
とに印加することで帯電工程と現像工程とを行うことが
できるようになっている。
【0033】図2に示すように、高圧回路11と帯電ロ
ーラ2、現像スリーブ3aとの間は、高圧回路11から
帯電装置2へは直接接続されているのに対して、高圧回
路11と現像スリーブ3aとの間には、オン・オフがで
きる現像バイアススイッチ回路12aが設けてあり、こ
れにより、現像スリーブ3aにバイアスが印加される時
間を適宜調節できるようになっている。
【0034】この高圧回路11から、所定のデューティ
ー比のバイアスを帯電ローラ2に印加することにより、
像担持体1の表面が所定の電位(暗部電位Vd)に一様
に帯電させられ、露光により露光個所が所定の電位(明
部電位Vl)に帯電することにより静電潜像を形成する
ことができる。また、帯電ローラ2に印加されたものと
同じ波形のバイアスを現像スリーブ3aに印加すること
により、現像スリーブ3aの表面に担持されているトナ
ーが、印加されたバイアスの矩形波の谷部のときに現像
スリーブ3a上から像担持体1の表面方向へ飛翔し、矩
形波の山部のときに像担持体1から現像スリーブ3a方
向へ引き戻されるようになっており、このトナーの飛翔
と引き戻しを繰り返すことにより、像担持体1上の静電
潜像が現像されるようになっている。
【0035】図3に示すように、上記の高圧回路から出
力されるバイアス波形は、周波数が1.6KHz、p−
pが+200Vから−1.4KVまで変動する1.6K
Vppの矩形波の交流バイアスが用いられ、この交流バ
イアスに所定値の直流バイアスを重畳したバイアスを高
圧回路11から出力して帯電ローラ2と現像スリーブ3
aとに印加できるようになっている。この矩形波のデュ
ーティー比は、矩形波が−1.4KVppを示すとき、
すなわち、トナー7の像担持体1への飛翔側である矩形
波の谷部で37.5%であり、トナーの引き戻し側であ
る矩形波の山部で62.5%となっている。なお、デュ
ーティー比とは、矩形波の1周期における山部と谷部と
の幅の比率を示し、図3においては、p−pの−140
0V側とp−pの+200V側との比率となる。従っ
て、本実施形態では、所定のデューティー比のバイアス
を現像スリーブ3aに印加することにより、デューティ
ー比に対応した時間割合でトナーの飛翔と引き戻しが行
われることとなる。所定のデューティー比の矩形波は、
例えばスイッチングレギュレータ等を使用して、所望の
デューティー比に対応したスイッチのオン・オフを行う
ことにより所定のデューティー比の矩形波を得ることが
できる。
【0036】ところで、帯電工程における潜像の暗部電
位Vd部の形成は、印加するバイアスのp−p値で決ま
るものであり、p−pの値の平均値が暗部電位Vdとな
る。従って、本実施形態においてVdは、+200Vと
−1.4KVとの平均値であるVl=−600Vとな
る。なお、このVd値は、一般的にはp−pのそれぞれ
の値が変化しない限りは一定であるが、p−pの山側も
しくは谷側どちらか一方のデューティー比が15%以下
になると帯電不良が発生し、画像上、白ポチあるいは黒
ポチ状にミクロな領域での電位ムラが現れる。5%以下
になると、所定のp−p値のバイアスを印加しても暗部
電位Vdの値がp−p値の平均値に達しなくなることが
わかっている。また、静電潜像の形成工程において、露
光が行われた部分は、明部電位Vlとなり、本実施形態
においては、Vl=−150Vとなっている。
【0037】現像工程においては、現像スリーブ3aに
印加されたバイアスが−1.4KVを示すとき、トナー
7が現像スリーブ3a上から像担持体1上に飛ばされる
のに対し、バイアスが0Vを示すとき、トナーが現像ス
リーブ3a上に引き戻される。この時、バイアスの山側
と谷側とのピーク値のそれぞれの値において、Vdおよ
びVl部との電位のコントラストの差により、Vl部
(露光部分)にのみトナーが付着し、像担持体1上にト
ナー画像が形成される。本実施形態においては、トナー
7の像担持体1への飛翔側のディーティー比を37.5
%とすることにより、従来例で示した現像バイアス(V
p−p=1600V,Vdc=−400V)での現像と
ほば同様の現像を行うことができる。
【0038】また、画像形成装置の使用状態や、使用環
境に伴う、画像印字濃度の変動、もしくは、ユーザーの
画像濃度の好みに対応するための、画像濃度調整を行う
ことができる画像濃度変更システムを有している。具体
的には、図示を省略した画像形成装置の制御部からの制
御信号により、高圧回路から現像時に印加されるバイア
スのデューティー比を所定範囲内で変化させて現像を行
うことにより形成されるトナー画像の濃度を調整する画
像濃度変更システムを有している。
【0039】これは、現像時に印加するバイアスのディ
ーティー比を変化させることで、潜像電位であるVd、
Vlは変化しないのに対して、現像工程における、飛翔
及び引き戻しの時間割合が変化するため、画像濃度の変
更が可能になるものである。例えば、本実施形態におい
ては、トナー7の像担持体1への飛翔側のディーティー
比を28%から47%の間で可変にすることにより画像
濃度の変更を行うようにしている。このようにすること
により、従来例における画像濃度の調整時のDC値を±
150Vの範囲で調整する場合の画像濃度の可変幅と同
様の可変幅となる。
【0040】次に、図4の本実施形態の画像形成のシー
クエンス図を参照して、本実施形態の画像形成装置にお
ける電子写真プロセスの帯電、露光、および現像の電気
的なシークエンスについて述べる。
【0041】図4に示すように、像担持体1上での画像
形成時の前向転時には、まず帯電バイアスが帯電ローラ
2に印加される。その後、露光が行われる前に現像バイ
アスが現像スリーブ3aに印加される必要があり、帯電
バイアスが帯電ローラ2に印加されてから現像バイアス
が現像スリーブ3aに印加されるまでの時間T1が必要
である。
【0042】これは、図5に示すように、現像スリーブ
3aの位置と帯電ローラ2の位置が、像担持体1の回転
方向に対して現像スリーブ3aが帯電ローラ2よりも回
転方向下流側に位置する関係となっているため、現像バ
イアスと帯電バイアスが同時に印加された場合、像担持
体1上に、斜線部で示す帯電が行われていない領域Aが
発生し、領域Aの間では、像担持体1上の領域A全てに
トナー7が飛んでしまうからである。
【0043】このため、本実施形態の画像形成において
は、高圧回路11からバイアスを印加する際に、バイア
スを印加してから、図4のT1の時間だけ高圧回路11
と現像スリーブ3aとの間に設けられた現像バイアスス
イッチ回路12aをオフにし、T1時間経過後に現像バ
イアススイッチ回路12aをオンにするようにする。こ
のようにすることにより、現像スリーブ3aにバイアス
が印加されることを、像担持体1の領域Aに対応した所
定時間だけずらすことができ、領域A部分にトナーが飛
ぶことを防止している。なお、定着ローラが、像担持体
と非接触で配置されている場合は、像担持体の領域A部
分にトナーが飛んだとしても、カブリなどが発生するこ
とがないので、現像バイアススイッチ回路を設けずに、
帯電ローラ2と現像スリーブ3aとに同時にバイアスを
印加するようにしてもよい。
【0044】そして、トナー画像の形成を行うために、
現像バイアスが印加されている時間T2の経過時に現像
バイアススイッチ回路12aがオフにされて現像スリー
ブ3aへの現像バイアスの印加が終了する。なお、時間
T2の間の所定時間に、露光装置9により像担持体1の
表面に露光が行われて静電潜像が形成され、静電潜像が
現像スリーブ3aにより現像される。
【0045】時間T2が経過して現像バイアスが切れた
後で、像担持体1の後回転時には、高圧回路11から帯
電ローラ2に時間T3だけ帯電バイアスが印加される。
また、現像バイアスが切れた後で、露光装置9により、
像担持体1を全面露光し、像担持体1面の除電を行うよ
うになっている。
【0046】なお、本実施形態においては、後回転時、
像担持体1上を全面露光する事により、除電している
が、上記T2以外の後回転の所定時間において、高圧回
路11から印加されるバイアスのDC値を変化させて、
電位Vdを0Vにする事により、後回転時の全面露光を
省略することができる。
【0047】本実施形態の画像形成装置は、従来では2
つの電源回路が必要であった電子写真プロセスの帯電工
程と現像工程とを、1つの高圧回路だけで行うことが可
能となり、電源回路の大幅なコストダウンが可能となっ
た。
【0048】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態を図6〜図9により説明する。本実施形態は、画像形
成装置本体に着脱可能に形成されたプロセスカートリッ
ジが用いられており、プロセスカートリッジ内の帯電装
置と現像装置とを1つの高圧回路に接続して、1つの高
圧回路で帯電工程と現像工程とを行うとともに、帯電・
現像バイアスのオン・オフが同時に行われることを特徴
とする。
【0049】図6に、本実施形態の画像形成装置を表す
概略構成図を示す。図6に示すように、矢印aの反時計
回りの方向に回転駆動される像坦持体1と、帯電装置で
ある帯電ローラー2、現像装置3、クリーニング装置5
を、ハウジング6内に配置したプロセスカートリッジ2
0が画像形成装置内に設置されている。
【0050】また、図7に示すように、プロセスカート
リッジ20内に設けられた帯電ローラ2と現像スリーブ
3aとの間が、給電部材13で電気的に導通させられて
いるとともに、給電部材13が画像形成装置内の所定位
置に設けられた高圧回路11に電気的に導通させられ
て、高圧回路11から出力されるバイアスを帯電ローラ
2と贋造スリーブ3aとに供給できるようになってい
る。なお、プロセスカートリッジは、通常、複数のハウ
ジングにより構成されている場合が多いが、給電部材を
分断しないように帯電ローラと現像スリーブが同一のハ
ウジング内に組み込まれて給電部材で導通されているこ
とが望ましい。
【0051】上記の構成にすることにより、帯電装置と
現像スリーブとの間が完全に導通され、プロセスカート
リッジ内において、帯電装置と現像スリーブと両者のへ
の電気の供給部材である給電部材が一体となっており、
これにより、画像形成装置本体とプロセスカートリッジ
とのバイアス供給のための接点が1つだけで済むので、
接点不良の減少や部品点数の削減が可能となった。
【0052】ここで、高圧回路11から出力されて帯電
工程および現像工程に用いられるバイアスは、矩形波で
所定のデューティー比を有するバイアスを使用し、1つ
の高圧回路のみで、帯電及び現像工程を行うことができ
るようになっているが、現像工程時とその他とで印加す
るバイアスのデューティー比を変更するようにして、第
1の実施形態で使用されていた現像バイアススイッチ回
路を設けない構成としている。
【0053】具体的には、図8(a)に示す、矩形波の
谷部の幅が周期の37.5%である第1の実施形態で用
いられた矩形波と同様の波形Aと、図8(b)に示す、
矩形波の谷部の幅が周期の10%である波形Bとを高圧
回路11から出力できるようにして、波形Bの矩形波を
現像時以外のときに出力し、波形Aの矩形波を現像時に
出力することにより、帯電ローラ2と現像スリーブ3a
とに同時にバイアスを印加できるようにした。なお、第
1の実施形態と同様に、波形Aを印加する際に矩形波の
谷側のデューティー比を、例えば28%から47%の間
で可変とすることにより、画像の濃度を変更できるよう
にしてもよい。
【0054】次に、図9のシークエンス図により、本実
施形態における帯電現像プロセスを説明する。本実施形
態における電子写真プロセスの帯電、露光および現像の
電気的なシークエンスは、帯電・現像バイアスのオン・
オフが同時に行われることを特徴としている。
【0055】図9に示すように、高圧回路11から帯電
ローラ2と現像スリーブ3aとに同時に波形Bの矩形波
を有するバイアスが印加され、バイアスが印加されてか
ら時間T1後に、高圧回路11から波形Aの矩形波を有
するバイアスが帯電ローラ2と現像スリーブ3aとに印
加される。そして、時間T2後に、高圧回路11から印
加されるバイアスを、波形Bの矩形波を有するバイアス
に変更し、時間T3経過後に、高圧回路11からの出力
をオフにする。なお、波形Aの矩形波を有するバイアス
の印加中である時間T2の間の所定時間において露光が
オンにされて像担持体1上に静電潜像が形成され、像担
持体1上の静電潜像を波形Aの矩形波を有するバイアス
を現像スリーブ3aに印加してトナー画像を得る。ま
た、時間T3の終了の少し前から、露光をオンにして像
担持体1の表面を全面露光し、像担持体1の表面を除電
して次回の画像形成プロセスに備える。
【0056】上記のように本実施形態では、画像形成時
T2において、図8(a)に示す、第1の実施形態の時
と同様のデューティー比の波形Aを印加し、画像形成を
行わない時間T1およびT3においては、図8(b)に
示す、トナー7の像担持体1への飛翔側のデューティー
比が10%の波形Bを印加するようになっている。これ
により、T1およびT3において、トナー7が像担持体
1上にほとんど飛翔しないので、画像形成前に図5の領
域Aへトナーが付着するという問題は解決される。
【0057】なお、矩形波の谷側の幅であるデューティ
ー比を10%に設定した場合での帯電では、第1の実施
形態で述べたように、美しい画像を得るには十分ではな
いが、画像形成を行わないT1及びT3では、画像形成
時と同じ電位Vdが得られるため、問題は発生しない。
また、時間T3では、バイアスを切ってしまっても良
く、この場合は、装置の消費電力を削減することができ
る。
【0058】なお、本実施形態においては、後回転時、
像担持体1上を全面露光する事により、除電している
が、上記T2以外の時間において、バイアスのDC値を
変化させて、上記Vdを0Vにする事により、後回転時
の全面蕗光を省略するようにしてもよい。
【0059】本実施形態においても、従来では2つの電
源回路が必要であった電子写真プロセスを、1つの高圧
回路だけで行うことが可能となる。また、帯電ローラと
現像スリーブとを給電部材で接続することにより、画像
形成装置とプロセスカートリッジとのバイアス接点の数
を減らすことが可能となり、大幅なコストダウンが可能
となり、また、接点不良などの問題も発生しにくくする
ことができる。
【0060】なお、プロセスカートリッジ内の帯電ロー
ラと現像スリーブとに印加するバイアスは、上記に限る
ものではなく、第1の実施形態のように、高圧回路と現
像スリーブとの間に現像バイアススイッチ回路を設け
て、第1の実施形態と同様のデューティー比を有する矩
形波を用いたバイアスを、第1の実施形態と同様のシー
クエンスで印加するようにしてもかまわない。
【0061】また、本実施形態では、上記の2種類のデ
ューティー比を有するバイアスを、プロセスカートリッ
ジを設けた帯電ローラと現像スリーブとに印加している
が、これに限るものではなく、プロセスカートリッジを
使用していない画像形成装置内の帯電ローラと現像スリ
ーブとに、本実施形態の2種類のデューティー比を有す
るバイアスを印加するようにしてもかまわない。
【0062】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態を図10により説明する。本実施形態の画像形成装置
は、第2の実施形態と同様に、プロセスカートリッジを
用いたもので、画像の形成の前に、像担持体が帯電ロー
ラにより帯電された場合と同極性となるDCバイアスを
転写ローラに印加して、所定のデューティー比の矩形波
を用いたバイアスを帯電ローラと現像スリーブとの両者
に同時に印加でき、現像バイアススイッチ回路を用いず
にトナー像形成前の像担持体の表面(図5に示す領域A
部分)へのトナーの飛翔を防止することができるように
したものである。
【0063】なお、本実施形態においても、帯電工程に
用いる帯電バイアスと、現像工程で用いる現像バイアス
は、1つの高圧回路から所定のデューティー比の波形の
バイアスが印加され、1つの高圧回路のみで、帯電・現
像工程を行えるものである。また、ここでの画像形成時
におけるバイアス波形は、第1の実施形態と同様のデュ
ーティー比の波形が用いられている。
【0064】次に、図10を参照して、本実施形態にお
ける帯電、露光、現像、および転写の電気的なシークエ
ンスについて述べる。帯電及び現像のバイアスのオン・
オフは同時に行われるものであり、帯電装置と現像スリ
ーブとの間は、第2の実施形態と同様に電気的に導通さ
れている。
【0065】画像形成前の前回転時の時間T1におい
て、像担持体1に接触している転写ローラー4に、所定
値のマイナスのDCバイアスを印加し、像担持体の表面
を、高圧回路からのバイアスの印加が行われる前に、帯
電工程で行われる像担持体上の帯電の電位とほば同等の
電位にしている。これにより、高圧回路から帯電・現像
のバイアスを出力した後、図5で示した斜線の領域A
(画像形成前の領域)においても、像担持体1上にトナ
ー7が飛翔することなく、露光が行われたところでの
み、トナー7は像担持体1上に飛翔することとなる。
【0066】ここで、前回転時に像担持体の表面を−7
00V程度に帯電させるために、転写ローラに印加され
るマイナスのDCバイアスは、−1.3KV程度とし
た。また、前回転時において、像担持体上にトナーを飛
翔させないようにするため、第2の実施形態の矩形波の
谷部が37.5%と10%の2種類のデューティー比を
有するバイアスと、上記の定着ローラに印加するマイナ
スのDCバイアスとを組み合わせて用いて、時間T1に
おいて、10%のデューティー比のバイアスを、高圧回
路から帯電ローラと現像スリーブとに印加するようにす
るとともに帯電ローラに−1.3KV程度のDCバイア
スを印加するようにしてもかまわない。
【0067】時間T1の経過後、時間T2において高圧
回路から、矩形波の谷部が35%のデューティー比を有
するバイアスを帯電ローラと現像スリーブとに印加し、
時間T2内の所定時間だけ露光をオンにして像担持体上
にトナー画像を形成するとともに、定着ローラに、所定
のプラスのDCバイアスを印加することにより、像担持
体上のトナー画像を転写材に転写するようになってい
る。時間T2の経過後は、高圧回路からのバイアスと転
写ローラへの転写バイアスがオフにされ、適宜像担持体
の表面の全面露光等を行って次回の画像形成プロセスに
備える。
【0068】なお、前回転時において、転写ローラは、
高圧回路からバイアスを出力した時点で、最低限、図5
で示した斜線の領域A部分をマイナスに帯電させなけれ
ばならないが、本実施形態においては、像担持体1上の
1周分の時間、帯電を行うようにして、高圧回路からバ
イアスを出力した時点で像担持体上の全面が帯電されて
いるようにした。
【0069】本実施形態においても、従来では2つの電
源回路が必要であった電子写真プロセスによる画像形成
を、1つの高圧回路だけで行うことが可能となり、ま
た、電子写真装置とプロセスカートリッジとのバイアス
接点の数を減らすことが可能となり、大幅なコストダウ
ンが可能となるとともに、接点不良などの問題の発生し
にくい装置とすることができる。
【0070】なお、プロセスカートリッジ内の帯電ロー
ラと現像スリーブとに印加するバイアスは、上記に限る
ものではなく、第1の実施形態のように、高圧回路と現
像スリーブとの間に現像バイアス用のスイッチ回路を設
けて、第1の実施形態と同様のデューティー比を有する
矩形波を用いたバイアスを、第1の実施形態と同様のシ
ークエンスで印加するようにしてもかまわない。
【0071】また、本実施形態では、プロセスカートリ
ッジを用いた画像形成装置に付いて説明したが、これに
限るものではなく、画像形成前の前回転時に、定着ロー
ラに所定値のマイナスのDCバイアスを印加して、帯電
ローラと現像スリーブとに同時にバイアスを印加するこ
とは、プロセスカートリッジを用いていない画像形成装
置に適用することもできる。
【0072】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態を図11〜図13により説明する。図11に、本実施
形態の画像形成装置の主要部を表す概略構成図を示す。
本実施形態は、画像形成装置の現像容器内に、現像剤の
残量を検知する現像剤残量検知棒を設けたもので、高圧
回路から現像スリーブのみにバイアスを印加したとき
の、現像スリーブと現像剤残量検知棒との間のトナーの
有り無しの状態に対応した電気容量の差により、現像容
器中のトナーの残量を検知できるようにしたものであ
る。
【0073】図11に示すように、本実施形態の画像形
成装置は、像担持体1、帯電ローラ2、現像装置3、現
像スリーブ3a、クリーニング装置5、帯電ローラ2と
現像スリーブ3aとにバイアスを印加する高圧回路11
等が第1の実施形態と同様の配置で設けられ、画像形成
装置の各部材をコントロールできるとともに、ユーザー
への報知等を行うことができる制御部Uが所定位置に配
置されて構成されている。
【0074】像担持体1上の静電潜像を現像する現像装
置3は、現像容器3dの像担持体1と対向する位置に現
像スリーブ3aが配置され、現像スリーブ3aと所定間
隔を開けるとともに、現像スリーブ3aの長手方向に沿
った所定位置の現像容器3d内に、例えば金属製の長棒
を用いた現像剤残量検知棒14が配置されている。ま
た、現像剤残量検知棒14は、画像形成装置の制御部U
に接続されており、現像スリーブ3aにバイアスを印加
したとき、現像スリーブ3aから所定間隔を放して配置
された現像剤残量検知棒14に電気信号が発生し、その
電気信号を制御部Uに送信できるようになっている。
【0075】現像スリーブ3aにバイアスを印加したと
きに現像剤残量検知棒14に発生する電気信号は、現像
スリーブ3aと現像剤残量検知棒14との間にトナー7
が存在する場合としない場合とでは、その電気容量に差
を生じる、これを利用して、現像剤残量検知棒14から
の電気信号により制御部Uで現像剤の残量を推定できる
ようになっている。なお、現像剤残量検知棒14は、現
像容器の下部に配置して、制御部Uで現像スリーブ3a
と現像剤残量検知棒14との間にトナー7が存在しない
と判断した場合は、トナー無しの情報をユーザー等に報
知できるようになっている。
【0076】ところで、本実施形態においては、現像剤
の残量を検知する際に、帯電ローラ2と像担持体1との
間で形成される電気容量の情報が混入しないようにする
必要がある。そこで、図12に示すように、高圧回路1
1から帯電ローラ2及び現像スリーブ3aへの接続を、
高圧回路11と現像スリーブ3aとは直接接続するが、
高圧回路11と帯電ローラ2との間に、オン・オフがで
きる帯電バイアススイッチ回路12bを設けるようにし
た。このようにすることにより、高圧経路から印加され
るバイアスは、帯電バイアスの印加時間を制御すること
が可能となる。
【0077】なお、本実施形態においても、帯電工程に
用いる帯電バイアスと、現像工程で用いる現像バイアス
は、1つの高圧回路から印加されるバイアスを用いてお
り、1つの高圧回路のみで、帯電・現像工程を行えるも
のである。また、画像形成プロセスにおいて高圧回路1
1から印加されるバイアス波形は、第1の実施形態と同
様のデューティー比の波形を用いるとともに、現像バイ
アス用のスイッチ回路を用いないようにするため、前回
転時に転写ローラへ所定値のマイナスDCバイアスを印
加するようにした。
【0078】次に、図13を参照して、本実施形態にお
ける帯電、露光、現像、および転写の電気的なシークエ
ンスについて述べる。帯電及び現像のバイアスのオン・
オフは同時に行われる。また、通常の画像形成及び前回
転時における、上記のそれぞれのシークエンスは、第3
の実施形態と同様であるが、本実施形態においては、現
像容器3d中のトナー残量検知を行うためのシークエン
スを有している。
【0079】具体的には、前回転の前の時間T0内に、
トナーの残量を検知するシークエンスを設けている。時
間T0においては、マイナスの転写バイアスが印加され
ている時間T0−b内で、帯電バイアススイッチ回路1
2bをオフにして帯電ローラ2にバイアスが印加されな
いようにした状態で高圧回路11からバイアスを出力し
ている(現像スリーブ3aのみにバイアスが印加されて
いる)時間T0−aがあり、このT0−aの時間内で、
現像容器3d中のトナーの残量の検知を行うようになっ
ている。このとき、マイナスの転写バイアスの印加が始
まってから所定時間経過後に現像スリーブ3aにバイア
スを印加するようにして、現像スリーブ3aにバイアス
を印加したときに、現像スリーブ3aと対向する位置の
像担持体1の表面が所定の電位に帯電させられているよ
うにする。
【0080】現像容器3d内のトナー残量の検知は、ト
ナー7を介して現像スリーブ3aと現像剤残量検知棒1
4との間で発生する電気信号の電気容量を、現像スリー
ブ3aと現像剤残量検知棒14との間に印加されるバイ
アスの傾きの変化を、現像剤残量検知棒14に流れる電
流値として検知するものであり、帯電装置2と高圧回路
11とが断線されている時間、すなわち、帯電装置2と
像担持体1との間で形成される電気容量の情報が混入し
ない時間であるT0−a内で行うことにより的確な現像
剤の残量を検知することができる。
【0081】トナー残量の検知後は、一旦高圧回路11
からのバイアス出力をオフにし、時間T1において、第
3の実施形態と同様にして、転写ローラ4に所定値のマ
イナスのDCバイアスを印加し、像担持体1の表面を一
様に帯電させる。そして、時間T2において、帯電バイ
アススイッチ回路12bをオンにして高圧回路11から
帯電ローラ2と現像スリーブ3aとに同時に所定のデュ
ーティー比を有する矩形波を用いたバイアスを印加し、
時間T2内の所定時間だけ露光をオンにして像担持体上
にトナー画像を形成するとともに、定着ローラに、所定
のプラスのDCバイアスを印加することにより、像担持
体上のトナー画像を転写材に転写するようになってい
る。時間T2の経過後は、高圧回路からのバイアスと転
写ローラへの転写バイアスがオフにされ、適宜像担持体
の表面の全面露光等を行って次回の画像形成プロセスに
備える。
【0082】なお、上記のトナー残量の検知をシークエ
ンスを行う時間T0は、本実施形態においては、前回転
時間のT1の前に行われているが、画像形成プロセス毎
にいつも行われる必要はなく、所定間隔を開けて、ある
程度の定期的な画像形成プロセス毎に行うようにしても
かまわない。また、本実施形態の画像形成装置は、プロ
セスカートリッジを用いているかどうかに依存しない
が、プロセスカートリッジを用いた場合は、プロセスカ
ートリッジを画像形成装置にセットした状態で、現像容
器内の現像剤残量検知棒が画像形成装置内の制御部に接
続されるようにプロセスカートリッジと画像形成装置本
体との両者に接続部(接点)を設ける必要がある。
【0083】本実施形態の画像形成装置により、従来で
は2つの電源回路が必要であった電子写真プロセスを、
1つの高圧回路だけで行うことで大幅なコストダウンが
可能となり、また、高圧回路からの印加バイアスを用い
た簡易な構造で、トナー残量の検知を行うことが可能と
なった。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
1の発明によれば、画像形成装置内の像担持体と帯電装
置との間、および像担持体と現像装置との間のそれぞれ
に所定のデューティー比の矩形波の交流バイアスを印加
できる1つの高圧回路を設け、高圧回路から所定のデュ
ーティー比の矩形波を用いたバイアスを帯電装置と現像
装置とに印加することにより、従来はそれぞれ独立の電
気回路が必要であった、帯電バイアスと現像バイアスと
の印加が1つの高圧回路で行われ、画像形成装置のコス
トや消費電力を削減することができる。
【0085】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、高圧回路からのバイアスをオン・オフすることがで
きる現像バイアススイッチ回路が、現像装置と高圧回路
との間に設けられているので、適宜現像バイアスの印加
のみがオフにされ、1つの高圧回路で良好な画像形成を
行って画像形成装置のコストダウンが可能となった。
【0086】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、高圧回路から印加されるバイアスのデューティー比
を適宜変更することにより、スイッチ回路を用いずに帯
電・現像に適切なバイアスを高圧回路から印加すること
ができ、1つの高圧回路で良好な画像形成を行って画像
形成装置のコストダウンが可能となった。
【0087】また、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、高圧回路からの電圧の印加よりも前に、前回転時の
帯電が転写装置により行われ、現像工程において高圧回
路から帯電装置と現像装置へのバイアスの印加が同時に
行われるので、簡単な構成で帯電・現像に適切なバイア
スを印加でき、1つの高圧回路で良好な画像形成を行っ
て画像形成装置のコストダウンが可能となった。
【0088】また、本出願にかかる第5の発明によれ
ば、高圧回路から出力する交流バイアスのデューティー
比を変化させて現像装置により現像される画像の濃度を
変更することができるので、1つの高圧回路で濃度の変
更や良好な画像形成を行って画像形成装置のコストダウ
ンが可能となった。
【0089】また、本出願にかかる第6の発明によれ
ば、現像剤担持体と、現像剤担持体と所定間隔を開けた
現像装置内に設けられた現像剤残量検知棒および帯電バ
イアススイッチ回路により、簡単な構成で現像剤の残量
を検知することができるとともに、1つの高圧回路で良
好な画像形成を行って画像形成装置のコストダウンが可
能となった。
【0090】また、本出願にかかる第7の発明によれ
ば、画像形成装置に設けられるプロセスカートリッジ内
の、現像装置と帯電装置とのそれぞれを互いに電気的に
導通させるとともに、現像装置と帯電装置とのそれぞれ
を高圧回路に電気的に導通させることにより、プロセス
カートリッジ内の現像装置と帯電装置と、高圧回路との
間の接点を減らすことができるので、接点不良などの問
題が発生しにくい画像形成装置となるとともに、1つの
高圧回路で良好な画像形成を行って画像形成装置のコス
トダウンが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の画像形成装置を示す概略構成
図である。
【図2】第1の実施形態の高圧回路と帯電装置および現
像装置との回路図である。
【図3】第1の実施形態の帯電、現像バイアス波形及び
Vd、Vl電位を示すグラフである。
【図4】第1の実施形態の帯電、現像バイアス及び露光
のシークエンス図である。
【図5】第1の実施形態において、現像バイアスをオフ
にする必要のある領域を示した概略説明図である。
【図6】第2の実施形態の画像形成装置を示す概略構成
図である。
【図7】プロセスカートリッジにおける帯電ローラと現
像スリーブとの導通を示す斜視説明図である。
【図8】現像工程において印加されるバイアスの波形を
示すグラフ(a)と、現像工程以外のときに印加される
バイアスの波形を示すグラフ(b)である。
【図9】第2の実施形態の帯電、露光および現像のシー
クエンス図である。
【図10】第3の実施形態の帯電、露光、現像、および
転写のシークエンス図である。
【図11】第4の実施形態の画像形成装置の主要部を示
す概略構成図である。
【図12】第4の実施形態の高圧回路と帯電装置および
現像装置との回路図である。
【図13】第4の実施形態の帯電、露光、現像、および
転写のシークエンス図である。
【図14】従来の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図15】従来の帯電バイアスを示すグラフである。
【図16】従来の現像バイアスを示すグラフである。
【符号の説明】
1 像坦持体 2 帯電ローラー(帯電装置) 3 現像装置 3a 現像スリーブ(現像剤担持体) 4 転写ローラー(転写装置) 9 露光装置 11 高圧回路 12a 現像バイアススイッチ回路 12b 帯電バイアススイッチ回路 14 現像剤残量検知棒 20 プロセスカートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電装置に所定の帯電バイアスを印加す
    ることにより像担持体を帯電し、帯電した像担持体の表
    面を露光して像担持体上に静電潜像を形成し、静電潜像
    を像担持体に非接触な現像装置に所定の現像バイアスを
    印加することにより現像剤を用いて静電的に現像し、現
    像された画像を転写材に転写する転写装置に所定の転写
    バイアスを印加することにより画像を転写材上に転写し
    て画像を形成する画像形成装置において、画像形成装置
    に、像担持体と帯電装置との間、および像担持体と現像
    装置との間のそれぞれに所定のデューティー比の矩形波
    の交流バイアスを印加できる高圧回路が1つ設けられて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と現像装置との間と、高圧回路
    との間に、高圧回路からのバイアスをオン・オフするこ
    とができる現像バイアススイッチ回路が設けられている
    こととする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 高圧回路は、少なくとも1回の画像形成
    のプロセスにて、2つ以上の値のデューティー比を有す
    るバイアスを印加できることとする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置は、少なくとも1回の画像
    形成のプロセスにて、高圧回路から帯電装置と現像装置
    へのバイアスの印加を同時に行うことができるととも
    に、高圧回路からの電圧の印加よりも前に、転写装置に
    対して、像担持体が帯電装置により帯電された場合と同
    極性となるDCバイアスを印加できることとする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置には、像担持体上の静電潜
    像を現像する際に、高圧回路から出力する交流バイアス
    のデューティー比を変化させることにより、現像装置に
    より現像される画像の濃度を変更できる画像濃度変更シ
    ステムが設けられていることとする請求項1から請求項
    4のうちいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 現像装置は、像担持体と対向する位置
    に、その表面に現像剤を担持するとともに、高圧回路に
    接続されて現像バイアスが印加される現像剤担持体が設
    けられ、現像剤担持体と所定間隔を開けた現像装置内に
    現像剤残量検知棒が設けられ、像担持体と帯電装置との
    間と、高圧回路との間に、高圧回路からのバイアスをオ
    ン・オフすることができる帯電バイアススイッチ回路が
    設けられて、帯電バイアススイッチ回路がオフの状態で
    高圧回路からバイアスが印加されることにより、現像剤
    担持体と現像剤残量検知棒との間の電気容量を測定し
    て、現像装置内の現像剤量を検知できることとする請求
    項1から請求項5までのうちいずれか1つに記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置には、少なくとも像担持体
    と、現像装置と、帯電装置とを有するとともに、画像形
    成装置に対して着脱自在に形成されたプロセスカートリ
    ッジが設けられ、プロセスカートリッジ内の現像装置と
    帯電装置とのそれぞれが互いに電気的に導通していると
    ともに、現像装置と帯電装置とのそれぞれが高圧回路に
    電気的に導通させられていることとする請求項1から請
    求項6までのうちいずれか1つに記載の画像形成装置。
JP9276597A 1997-09-25 1997-09-25 画像形成装置 Pending JPH11102145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9276597A JPH11102145A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9276597A JPH11102145A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11102145A true JPH11102145A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17571670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9276597A Pending JPH11102145A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11102145A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328497A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Matsushita Graphic Communication Systems Inc 画像形成装置
JP2014109771A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Canon Inc 画像形成装置
US8831444B2 (en) 2011-03-11 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus
US8934798B2 (en) 2012-09-11 2015-01-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015225099A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 株式会社リコー 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328497A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Matsushita Graphic Communication Systems Inc 画像形成装置
US8831444B2 (en) 2011-03-11 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus
US8934798B2 (en) 2012-09-11 2015-01-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2014109771A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Canon Inc 画像形成装置
US9195174B2 (en) 2012-12-04 2015-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with control of potential at transfer portion
JP2015225099A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 株式会社リコー 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2853104B2 (ja) 画像形成装置
JP2003122193A (ja) 画像形成装置
JPH11102145A (ja) 画像形成装置
JP2005208657A (ja) ハイブリッド無掃去現像方式の画像形成システム用電源
JPH1078714A (ja) 画像形成装置
JPH04234772A (ja) 単一パスハイライト及びカスタムカラー
JP3400320B2 (ja) 一成分現像方式の現像装置
JPH08152766A (ja) 帯電部材の寿命検知手段、帯電部材のクリーニング手段、及び画像形成装置
JPH10198131A (ja) 帯電装置および画像形成装置
JP4217721B2 (ja) 現像装置
JPH08114977A (ja) 現像方法及び装置
JP2004198481A (ja) 画像形成装置およびオーバーシュート阻止方法
JP3170395B2 (ja) 電子写真装置
JP2000098730A (ja) 画像形成装置
JPH06202446A (ja) 画像形成装置
JPH04319972A (ja) 画像形成装置
JP2000122388A (ja) 画像形成装置
JP2004258540A (ja) 帯電バイアス電圧制御方法、帯電バイアス電源回路、および画像形成装置
JPH1172977A (ja) 画像形成装置
JPH10260591A (ja) 画像形成装置とその調整方法
JPH09127765A (ja) 画像形成装置
JP2012042667A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3414006B2 (ja) 転写装置
JP2023090497A (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2002072634A (ja) 画像形成装置