JPH08137223A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08137223A
JPH08137223A JP6340211A JP34021194A JPH08137223A JP H08137223 A JPH08137223 A JP H08137223A JP 6340211 A JP6340211 A JP 6340211A JP 34021194 A JP34021194 A JP 34021194A JP H08137223 A JPH08137223 A JP H08137223A
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JP
Japan
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voltage
resistance element
developing bias
variable
power supply
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JP6340211A
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English (en)
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Kuniharu Nanba
邦治 難波
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像バイアス電圧印加専用の電圧可変型イン
バータ方式の電源等に比較してより低コスト且つ簡易な
構成の電圧可変型の現像バイアス電圧印加手段を備えた
画像形成装置を提供する。 【構成】 帯電チャージャ2に負の高電圧を印加する帯
電用高電圧電源5の出力端子51を、該出力端子51側
の電圧降下用抵抗素子6とPNP型トランジスタ7とを
この順に直列に介して接地し、トランジスタ7の抵抗素
子6側のコレクタを現像ローラ3に接続し、トランジス
タ7のベースに負の制御信号を与えてトランジスタ7の
エミッタ−コレクタ間の抵抗値を変化させる制御部9を
設けたことを特徴とする画像形成装置。帯電用高電圧電
源5の代わりに、転写チャージャ4に負の高電圧を印加
する転写用高電圧電源8を用いても良い。トランジスタ
7のエミッタを接地する代わりにVcc(+5V)接続
し、トランジスタ7のベースに正の制御信号を与えても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、表
面に担持した現像剤を像担持体上に形成された潜像に供
給して該潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持
体に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加
手段とを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等の
電子写真方式の画像形成装置において画像濃度の調整を
行なう場合、一般的には、露光ランプの光量、現像バイ
アス電圧等を可変することで濃度調整を行なっている。
そのため、現像バイアス電圧を印加するための現像バイ
アス電源はその出力電圧を可変できる仕様が要求される
場合が多い。この現像バイアス電源の出力電圧の可変方
法としては、操作パネルからの「濃く」、「薄く」等の
命令を受けて装置本体の制御部から現像バイアス電源に
制御信号を送って出力電圧を変化させる場合や、ユーザ
が現像バイアス電源にある電圧可変用のボリューム等を
直接操作して出力電圧を変化させる場合がある。また、
画像濃度を検知し、その検知結果に基づいて現像バイア
ス電圧を自動的に変化させる場合もある。
【0003】従来は、上記現像バイアス電圧の出力電圧
のいずれの可変方法の場合においても、低電圧(24V
等)を電圧可変型インバータ方式の電源を用いて昇圧し
て現像バイアス電圧を得るものがあった。そして、この
電圧可変型インバータ方式の電源を制御することで、現
像バイアス電圧を変化させていた。例えば、図8の従来
の電源回路においては、帯電チャージャ用の高電圧電源
部100及び現像バイアス電圧印加用の電源部200を
備え、高電圧電源部100はスイッチング制御部101
及び昇圧・整流回路部102等から構成され、現像バイ
アス電圧印加用の電源部200もスイッチング制御部2
01及び昇圧・整流回路部202等から構成されてい
る。各昇圧・整流回路部102,202の出力端子は、
短絡電流制限用の抵抗を介して帯電チャージャ2、現像
ローラ3のそれぞれに接続されている。また、各スイッ
チング制御部101,201には、制御部300からド
ライバーIC301,302を介して制御信号が入力さ
れ、各出力電圧の設定値を変更できるようになってい
る。
【0004】また、従来より、現像バイアス電圧印加専
用の電源を設けずに、現像バイアス電圧よりも絶対値で
大きい直流電圧を出力する他の高電圧電源の出力電圧、
例えば帯電装置用の高圧電源の出力電圧を、定電圧素子
等からなる分圧回路で分圧するという構成で、一定の現
像バイアス電圧を得るものが知られている。例えば、図
9の従来の電源回路においては、帯電チャージャ用の高
電圧電源部100の出力電圧を、電圧降下用抵抗素子1
04の抵抗と定電圧素子であるツェナーダイオード10
5及び微調整用ボリューム106の合成抵抗とにより分
圧し、ツェナーダイオード105の電圧降下用抵抗素子
104側の電圧を現像ローラ3に印加する。ここで、微
調整用ボリューム106はツェナーダイオード105の
電圧公差(最大±5%程度)を±20V程度の範囲で調
整する可変抵抗である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
圧可変型インバータ方式の電源は、電圧可変のための回
路を設ける必要があるため複雑な構成となり、かつ高額
部品である高電圧用のトランス(例えば図8のトランス
203)やスイッチングトランジスタ(例えば図8のス
イッチング制御部201内のトランジスタ)等を用いて
いるためコストも高かった。更に、図8の従来例に示す
ように現像バイアス電圧印加専用の電圧可変型インバー
タ方式の電源を帯電装置等の電源とは独立に設けたので
は、装置全体のコストが上昇してしまう。
【0006】また、上記定電圧素子等からなる分圧回路
を有する電源は、単一の現像バイアス電圧を出力する場
合には、構成が簡単で、低コスト化を図ることができ
る。しかしながら、この種の電源で複数の現像バイアス
電圧を得るためには、例えば実開昭61−130952
号公報で提案されているように、抵抗素子とロータリス
イッチとを直列に接続し、そのロータリスイッチの各切
り換え端子を特性の異なる複数個の定電圧素子を介して
接地することにより、上記分圧回路を構成する。この構
成の場合には、ロータリスイッチで複数個の定電圧素子
の中から1つを選択して上記抵抗素子と直列接続するこ
とにより、複数の現像バイアス電圧を得ることができる
が、ロータリスイッチ及び複数個の定電圧素子が必要と
なり、コストが高くついてしまう。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像バイアス電圧印
加専用の電圧可変型インバータ方式の電源や抵抗素子、
ロータリスイッチ及び複数個の定電圧素子からなる分圧
回路を有する電源に比較してより低コストかつ簡易な構
成の電圧可変型の現像バイアス電圧印加手段を備えた画
像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、導電性基体が接地された像担持
体と、表面に担持した現像剤を該像担持体上に形成され
た潜像に供給して該潜像を現像する現像剤担持体と、該
現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加する現像バイア
ス電圧印加手段とを備えた画像形成装置において、該現
像バイアス電圧印加手段を、該現像バイアス電圧よりも
絶対値で大きい直流高電圧を出力する高電圧電源と、該
高電圧電源の出力端子を電圧降下用抵抗素子と抵抗可変
用制御信号が与えられる制御用端子を備えた可変抵抗素
子とをこの順に直列に介して接地し、該可変抵抗素子の
該電圧降下用抵抗素子側を該現像剤担持体に接続した分
圧回路とにより構成し、現像バイアス電圧の設定変更の
制御データに基づいて、該可変抵抗素子の制御用端子に
抵抗可変用制御信号を与えて該可変抵抗素子の抵抗値を
変化させる制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2の発明は、導電性基体が接
地された像担持体と、表面に担持した現像剤を該像担持
体上に形成された潜像に供給して該潜像を現像する現像
剤担持体と、該現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加
する現像バイアス電圧印加手段とを備えた画像形成装置
において、該現像バイアス電圧印加手段を、該現像バイ
アス電圧よりも絶対値で大きい直流高電圧を出力する高
電圧電源と、該高電圧電源の出力端子を電圧降下用抵抗
素子と抵抗可変用制御信号が与えられる制御用端子を備
えた可変抵抗素子とをこの順に直列に介して接地し、該
可変抵抗素子の該電圧降下用抵抗素子側を該現像剤担持
体に接続した分圧回路と、該可変抵抗素子の該電圧降下
用抵抗素子側の電圧に比例した検出電圧を発生させる検
出電圧発生回路と、基準電圧を発生させる基準電圧発生
回路と、該検出電圧発生回路の検出電圧及び該基準電圧
発生回路の基準電圧に基づいて、該可変抵抗素子の該電
圧降下用抵抗素子側の電圧が所定電圧から変化した場合
に該所定電圧に戻るような抵抗可変用制御信号を発生さ
せる抵抗可変用制御信号発生回路とにより構成したこと
を特徴とするものである。
【0010】特に、請求項3の発明は、負極性の直流高
電圧を出力する高電圧電源を有し、上記現像剤担持体に
負極性の現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧
印加手段を備え、上記可変抵抗素子の接地側を基準にし
た上記抵抗可変用制御信号の極性が負極性である請求項
1の画像形成装置において、該可変抵抗素子の接地側を
基準にした該抵抗可変用制御信号の電圧値よりも絶対値
で大きい正極性の直流低電圧を出力する低電圧電源を備
え、該高電圧電源の出力端子を、上記電圧降下用抵抗素
子と該可変抵抗素子とをこの順に直列に介して、接地す
る代りに該低電圧電源の出力端子に接続したことを特徴
とするものである。
【0011】特に、請求項4の発明は、負極性の直流高
電圧を出力する高電圧電源を有し、上記現像剤担持体に
負極性の現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧
印加手段を備え、上記可変抵抗素子の接地側を基準にし
た上記抵抗可変用制御信号の極性が負極性であり、上記
検出電圧発生回路の検出電圧の極性が負極性である請求
項2の画像形成装置において、該可変抵抗素子の接地側
を基準にした該抵抗可変用制御信号の電圧値よりも絶対
値で大きい正極性の直流低電圧を出力する低電圧電源を
備え、該高電圧電源の出力端子を、上記電圧降下用抵抗
素子と該可変抵抗素子とをこの順に直列に介して、接地
する代りに該低電圧電源の出力端子に接続し、該検出電
圧発生回路の出力端子を、2つの抵抗素子を介して該低
電圧電源の出力端子に接続し、該2つの抵抗素子の間の
接続部を上記抵抗可変用制御信号発生回路の入力端子に
接続し、該接続部の電圧が正極性になるように該2つの
抵抗素子の抵抗値の比を設定したことを特徴とするもの
である。
【0012】特に、請求項5の発明は、請求項2の画像
形成装置において、上記基準電圧発生回路に、基準電圧
可変用制御信号が与えられる制御用端子を設け、現像バ
イアス電圧の設定変更の制御データに基づいて、該基準
電圧発生回路の制御用端子に基準電圧可変用制御信号を
与えて基準電圧を変化させる制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0013】特に、請求項6の発明は、請求項1又は2
の画像形成装置において、上記可変抵抗素子としてトラ
ンジスタを用いたことを特徴とするものである。
【0014】特に、請求項7の発明は、上記像担持体を
一様帯電する帯電装置と、該帯電装置に高電圧を印加す
る帯電用高電圧電源とを備えた請求項1又は2の画像形
成装置において、上記高電圧電源として該帯電用高電圧
電源を兼用したことを特徴とするものである。
【0015】特に、請求項8の発明は、上記像担持体上
の顕像を転写材に転写する転写装置と、該転写装置に高
電圧を印加する転写用高電圧電源とを備えたことを特徴
とする請求項1又は2の画像形成装置において、上記高
電圧電源として該転写用高電圧電源を兼用したことを特
徴とするものである。
【0016】特に、請求項9の発明は、請求項1又は2
の画像形成装置において、上記電圧降下用抵抗素子を上
記高電圧電源の高電圧回路の構成部品とともにケーシン
グに収容し、該ケーシング内の空隙に絶縁性樹脂を充填
したことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、現像バイアス電圧
印加手段の高電圧電源の出力端子に出力された現像バイ
アス電圧よりも絶対値で大きい直流高電圧が、分圧回路
の電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子とにより分圧され
る。そして、可変抵抗素子の電圧降下用抵抗素子側の分
圧された電圧が、現像バイアス電圧として現像剤担持体
に印加される。そして、現像バイアス電圧の設定を変更
する場合は、制御手段によって、現像バイアス電圧の設
定変更の制御データに基づいて可変抵抗素子の制御用端
子に抵抗可変用制御信号を与えて可変抵抗素子の抵抗値
を変化させることにより、電圧降下用抵抗素子と可変抵
抗素子とによる分圧比が変化し、可変抵抗素子の電圧降
下用抵抗素子側から現像剤担持体に印加される現像バイ
アス電圧の大きさが変化する。なお、上記現像バイアス
電圧の設定変更の制御データは各種方法で発生させるこ
とができ、例えば画像形成装置の操作部からのユーザの
入力で発生させても良く、また画像濃度等の検知結果か
ら自動的に発生させても良い。
【0018】また、請求項2の発明においては、現像バ
イアス電圧印加手段の高電圧電源の出力端子に出力され
た現像バイアス電圧よりも絶対値で大きい直流高電圧
が、分圧回路の電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子とに
より分圧される。そして、可変抵抗素子の電圧降下用抵
抗素子側の分圧された電圧が、現像バイアス電圧として
現像剤担持体に印加される。ここで、高電圧電源の出力
端子の直流高電圧が所定高電圧から変化し、その変化に
伴って現像バイアス電圧が予め決められた所定電圧から
変化した場合は、その変化した現像バイアス電圧に比例
した検出電圧を検出電圧発生回路で発生させる。この検
出電圧及び基準電圧発生回路から出力された基準電圧に
基づいて、抵抗可変用制御信号発生回路では現像バイア
ス電圧を所定電圧に戻るような抵抗可変用制御信号を発
生させる。この抵抗可変用制御信号を可変抵抗素子の制
御用端子に与えて可変抵抗素子の抵抗値を変化させるこ
とにより、電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子とによる
分圧比が変化し、可変抵抗素子の電圧降下用抵抗素子側
から現像剤担持体に印加される現像バイアス電圧を所定
電圧に戻す。そして、上記現像バイアス電圧の設定の変
更は、例えば上記検出電圧及び基準電圧とそれらに基づ
いて発生される抵抗可変用制御信号との対応関係を変更
したり、上記基準電圧の設定自体を変更したり、上記現
像バイアス電圧とそれに比例して発生される検出電圧と
の比例関係の設定を変更したりすることによって行うこ
とができる。
【0019】特に、請求項3の発明においては、現像バ
イアス電圧印加手段により、高電圧電源の出力端子の負
極性の直流高電圧と、低電圧電源の出力端子の正極性の
直流低電圧との間の電圧差が分圧され、現像剤担持体に
負極性の現像バイアス電圧が印加される。ここで、低電
圧電源から出力される直流低電圧が、上記可変抵抗素子
の接地側を基準にした抵抗可変用制御信号の電圧値より
も絶対値で大きい正極性の直流低電圧であることによ
り、可変抵抗素子の接地側を基準にした抵抗可変用制御
信号の極性が負極性である場合でも、抵抗可変用制御信
号の電圧の接地を基準とした極性を正極性とすることが
できる。
【0020】また特に、請求項4の発明においては、上
記請求項3の発明と同様に、低電圧電源から出力される
直流低電圧が、上記可変抵抗素子の接地側を基準にした
抵抗可変用制御信号の電圧値よりも絶対値で大きい正極
性の直流低電圧を出力することにより、可変抵抗素子の
接地側を基準にした抵抗可変用制御信号の極性が負極性
である場合でも、抵抗可変用制御信号の電圧の接地を基
準とした極性を正極性とすることができる。また、低電
圧電源から出力される正極性の直流低電圧と検出電圧発
生回路で発生された負極性の検出電圧との間の電圧差が
2つの抵抗素子で分圧されて抵抗可変用制御信号発生回
路に与えられる。ここで、抵抗可変用制御信号発生回路
の入力端子に与える入力電圧の接地を基準とした極性が
正極性になるように、該2つの抵抗素子の抵抗値の比を
設定することにより、検出電圧発生回路の検出電圧の極
性が負極性であっても、抵抗可変用制御信号発生回路の
入力端子に与える入力電圧の接地を基準とした極性を正
極性とすることができる。
【0021】また特に、請求項5の発明においては、現
像バイアス電圧の設定を変更する場合、制御手段によっ
て、現像バイアス電圧の設定変更の制御データに基づい
て、基準電圧発生回路の制御用端子に基準電圧可変用制
御信号を与えて基準電圧を変化させる。この基準電圧の
変化に伴って、抵抗可変用制御信号発生回路から出力さ
れる抵抗可変用制御信号が変化し、可変抵抗素子の抵抗
値が変化する。この可変抵抗素子の抵抗値の変化によ
り、電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子とによる分圧比
が変化し、可変抵抗素子の電圧降下用抵抗素子側から現
像剤担持体に印加される現像バイアス電圧の設定を変更
することができる。なお、上記現像バイアス電圧の設定
変更の制御データは各種方法で発生させることができ、
例えば画像形成装置の操作部からのユーザの入力で発生
させても良く、また画像濃度等の検知結果から自動的に
発生させても良い。
【0022】また特に、請求項6の発明においては、現
像バイアス電圧を所定電圧に戻す制御や現像バイアス電
圧の設定を変更する制御の際に現像バイアス電圧を変化
させる場合、上記制御手段又は上記抵抗可変用制御信号
発生回路によってトランジスタの制御用端子、例えばバ
イポーラトランジスタのベースやユニポーラトランジス
タである電界効果トランジスタのゲートに抵抗可変用制
御信号を与えてそのベース又はゲートの電位を変化させ
る。このベース又はゲート等の電位が変化すると、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ−コレクタ間や電界効果
トランジスタのソース−ドレイン間の電流電圧特性が変
化してそこの抵抗値が変化する。このトランジスタの抵
抗値が変化すると、電圧降下用抵抗素子とトランジスタ
とによる分圧比が変化し、トランジスタの電圧降下用抵
抗素子側から現像剤担持体に印加される現像バイアス電
圧の大きさが変化する。
【0023】また特に、請求項7の発明においては、帯
電装置に高電圧を印加する帯電用高電圧電源から出力さ
れる高電圧を分圧した電圧を、現像バイアス電圧として
現像剤担持体に印加することができる。
【0024】また特に、請求項8の発明においては、転
写装置に高電圧を印加する転写用高電圧電源から出力さ
れる高電圧を分圧した電圧を、現像バイアス電圧として
現像剤担持体に印加することができる。
【0025】また特に、請求項9の発明においては、電
圧降下用抵抗素子を高電圧電源の高電圧回路の構成部品
とともにケーシングに収容し、該ケーシング内の空隙に
絶縁性樹脂を充填することにより、高電圧回路の構成部
品及び電圧降下用抵抗素子の高電位部と接地位置等の低
電位部との間が絶縁性樹脂を介して隔離され、高電圧電
源の高電圧回路のみならず、それに接続された電圧降下
用抵抗素子においても高電圧がリークしないようにな
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を複写機、プリンターなどの電
子写真方式の画像形成装置に適用した実施例について説
明する。 〔実施例1〕図1は本実施例に係る画像形成装置の概略
構成図である。導電性基体が接地された像担持体として
のドラム状の感光体1の周りに、感光体1を一様帯電す
る帯電装置としての帯電チャージャ2、画像に対応した
光を感光体1表面に照射して静電潜像を形成する図示し
ない露光装置、表面に担持した現像剤としてトナーを感
光体1上に形成された静電潜像に供給して現像する現像
剤担持体としての現像ローラ3を備えた現像装置、現像
装置で感光体1上に形成されたトナー像を図示しない転
写紙に転写する転写装置としての転写チャージャ4、転
写後の感光体1の表面をクリーニングするクリーニング
装置等が配設されている。
【0027】上記帯電チャージャ2のケーシング2aの
内部には、感光体1の回転軸に沿ってコロナ放電ワイヤ
2bが張設され、ケーシング2aの感光体1側の開口に
はグリッド2cが設けられている。コロナ放電ワイヤ2
bには、一様帯電動作時に、帯電用高電圧電源5の出力
端子51から所定の負極性の放電電圧である直流高電
圧、例えば−4kV〜−7kVが印加される。また、上
記転写チャージャ4のケーシング4aの内部には、感光
体1の回転軸に沿ってコロナ放電ワイヤ4bが張設さ
れ、このコロナ放電ワイヤ4bには、転写時に転写用高
電圧電源8の出力端子81から所定の放電電圧である直
流高電圧が印加される。 (以下、余白)
【0028】上記構成の画像形成装置において、感光体
1は矢印時計方向に回転し、帯電チャージャ2で一様に
帯電された後、画像に対応した光が照射されて静電潜像
が形成される。この静電潜像は、所定の現像バイアス電
圧が印加された現像ローラ3で供給されたトナーによっ
て現像されてトナー像となり、転写チャージャ4によっ
て転写紙に転写される。トナー像が転写された転写紙
は、図示しない定着装置を通った後、排紙される。転写
後の感光体1の表面は、図示しないクリーニング装置で
クリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
【0029】上記画像形成時には現像ローラ3に所定の
現像バイアス電圧を印加しているが、本実施例の画像形
成装置では、上記高電圧電源5の出力電圧を利用して可
変の現像バイアス電圧を得ることができる次のような現
像バイアス電圧印加手段としての現像バイアス電圧発生
回路を設けている。すなわち、上記高電圧電源5の出力
端子51を、電圧降下用抵抗素子6と可変抵抗素子とし
てのPNP型トランジスタ7とをこの順に直列に介して
接地し、トランジスタ7の電圧降下用抵抗素子6側を現
像ローラ3に接続することにより、分圧回路を構成して
いる。ここで、トランジスタ7のコレクタが電圧降下用
抵抗素子6に接続され、エミッタが接地され、トランジ
スタ7の制御用端子としてのベースがベース電圧・ベー
ス電流設定用の制御用回路を介して、制御手段としての
制御部9に接続されている。この制御部9としては、C
PU,ROM,RAM,I/Oインターフェース等から
なる画像形成装置本体のマイクロコンピュータを用いる
ことができる。
【0030】上記電圧降下用抵抗素子6としては、抵抗
値R6が100〜300MΩ程度のものを用いることが
できる。また、上記トランジスタ7としては、現像バイ
アス電圧0〜−500V程度の場合、エミッタ−コレク
タ間の最大許容電圧が−600V程度のものを選択して
用いることができる。このようなトランジスタ7として
は、例えば市販のPNP型トランジスタ2SA1920
を使用することができる。
【0031】上記トランジスタ7のベース電圧・ベース
電流設定用の制御用回路は、ベースと制御部9との間に
接続された抵抗素子10、及びベースとエミッタとの間
に接続された抵抗素子11により構成される。この制御
用回路は、制御部9から出力される制御出力電圧を分圧
して所定の電圧値になったベース電圧をトランジスタ7
のベースに印加してベース電流を流すものである。抵抗
素子10,11としては、抵抗値R10,R11が数kΩ〜
数十kΩ程度のものを用いる。また、本実施例では、制
御部9から出力される抵抗可変用制御信号としての制御
出力電圧が0〜−10V程度で、ベース電圧が0〜−1
V程度であり、抵抗素子10,11の抵抗値の比R10
11を9:1に設定した。なお、制御部9からトランジ
スタ7のベースに制御出力電圧を直接印加してベース電
流を流す場合には、上記抵抗素子10,11からなる制
御用回路は設けなくても良い。
【0032】上記構成の現像バイアス電圧発生回路にお
いて、制御部9から出力される制御信号電圧を0Vに設
定すると、トランジスタ7のベース電圧が0Vになり、
エミッタからコレクタへはほとんど電流が流れず、トラ
ンジスタ7のエミッタ−コレクタ間の抵抗値が、例えば
数十MΩと高くなる。これにより、トランジスタ7のコ
レクタの電位が上限値、例えば−500Vとなり、この
電圧が現像バイアス電圧として現像ローラ3に印加され
る。
【0033】一方、制御部9から出力される制御信号電
圧を−10Vに設定すると、トランジスタ7のベース電
圧が−1Vになり、エミッタからコレクタへ上限に近い
電流が流れ、トランジスタ7のエミッタ−コレクタ間の
抵抗値が略ゼロになる。これにより、トランジスタ7の
コレクタの電位が下限値の0Vとなり、現像ローラ3へ
印加される現像バイアス電圧も略0Vとなる。
【0034】また、現像バイアス電圧を0Vと上限値
(例えば−500V)との間に設定する場合には、制御
部9から出力される制御信号電圧を0Vと−10Vとの
間の電圧に設定すればよい。
【0035】以上、本実施例によれば、制御部9によっ
てトランジスタ7の制御用端子であるベースに制御信号
を与えてトランジスタ7の抵抗値を変化させることによ
り、帯電用高電圧電源5から出力される直流高電圧に対
する電圧降下用抵抗素子6とトランジスタ7とによる分
圧比が変化し、トランジスタ7の電圧降下用抵抗素子6
側から現像ローラ3に印加される現像バイアス電圧の大
きさを変化させることができるので、従来の出力電圧可
変のインバータ方式の電源や抵抗素子、ロータリスイッ
チ及び複数個の定電圧素子からなる分圧回路を有する電
源を備えるものに比較して、より簡単かつ低コストな構
成の現像バイアス電圧発生回路で、現像バイアス電圧を
変化させることができる。また、現像バイアス電圧発生
回路の高電圧電源として帯電用高電圧電源5を兼用して
いるので、現像バイアス電圧発生回路用の独立の高電圧
電源を設ける必要がなくなり、さらに簡単かつ低コスト
な構成となっている。
【0036】なお、上記実施例では現像バイアス電圧を
得るために帯電用高電圧電源5を兼用しているが、図2
に示すように転写用高電圧電源8を兼用してもよい。こ
の場合には、帯電チャージャ2による帯電動作が停止し
た状態でも現像ローラ3に複数の現像バイアス電圧を設
定できるようになるので、帯電トナーが感光体1の非帯
電領域に不必要に付着するのを防止することができる。
このような帯電トナーの不必要な付着は接触現像方式を
採用した場合に発生しやすく、かかる現像方式の場合に
特に効果的である。また、上記感光体1への不必要なト
ナー付着がクリーニング装置で除去され、クリーニング
性能に大きなダメージを与えるということも未然に防止
される。
【0037】また、上記実施例では制御部9から負極性
の制御信号(0〜−10V)を出力しているが、制御部
9が正極性の制御信号しか出力できない場合でも、図3
の構成を採用すれば、複数の現像バイアス電圧を設定で
きるようになる。図3において、トランジスタ7のエミ
ッタを接地する代わりに、画像形成装置で用いるICへ
の供給電圧である直流低電圧(+5V)を供給する図示
しない低電圧電源からの電源ラインVccに接続してい
る。そして、トランジスタ7のベースには、エミッタを
基準にした電位が0〜−1Vになるように正極性の電圧
を印加する。例えば、ベース電圧・ベース電流設定用の
抵抗素子10,11の抵抗値の比R10:R11を1:1に
した場合、制御部9から出力される制御信号の電圧を+
8〜+10Vに設定する。なお、上記トランジスタ7の
エミッタは上記Vcc(+5V)に限定されることな
く、トランジスタ7のエミッタ側を基準にしたベースに
与えられる抵抗可変用制御信号の電圧値よりも絶対値で
大きい正極性の直流低電圧に接続すれば良く、例えば画
像形成装置内で用いるモータ等の駆動用の直流低電圧
(+5〜30V)に接続してもよい。
【0038】また、上記実施例における電圧降下用抵抗
素子6は上記帯電用高電圧電源5などの高電圧電源の高
電圧回路とともにケーシング内に収容し、該ケーシング
内の空隙に絶縁性樹脂を充填するのが好ましい。図4は
この場合の高電圧電源の一構成例を示す回路図であり、
図5は同高電圧電源の内部を示す斜視図である。図4に
おいて、画像形成装置本体の直流電源12から供給され
た直流電圧をスイッチング制御部13で交流電圧に変換
した後、高圧トランス14で所定の交流高電圧に昇圧す
る。この交流電圧は、整流ダイオード15及び整流コン
デンサ16によって直流高電圧となる。この直流高電圧
は、出力抵抗素子17、放電抵抗素子18、及び電圧降
下用抵抗素子6を介して高電圧用出力端子19及び現像
バイアス電圧用の出力端子20に出力される。
【0039】そして、図5に示すように、上記図4の破
線内の整流ダイオード15、整流コンデンサ16、出力
抵抗素子17、放電抵抗素子18、及び電圧降下用抵抗
素子6を同じプリント基板21上に取り付け、このプリ
ント基板21を高圧トランス14とともにケーシング2
2内に収容し、その空隙にシリコーンやエポキシの樹脂
等の絶縁性樹脂を充填する。このように電圧降下用抵抗
素子6を高電圧電源の高電圧回路の構成部品とともにプ
リント基板21上に取り付けてケーシング22に収容
し、ケーシング22内の空隙に絶縁性樹脂を充填するこ
とにより、高電圧回路の出力抵抗素子17などの構成部
品及び電圧降下用抵抗素子6の高電位部と接地位置等の
低電位部との間が絶縁性樹脂を介して隔離され、高電圧
電源の高電圧回路のみならず、それに接続された電圧降
下用抵抗素子においても高電圧がリークしないようにな
るので、プリント基板に沿面距離、空間距離をかせぐた
めのスリットやバリアを設ける等の高電圧リークを防止
するための対策が必要なくなる。
【0040】〔実施例2〕図6は本発明の他の実施例に
係る画像形成装置の電源の概略回路図である。この回路
図において、上記実施例の図1と同様な部分には同一符
号を付して示したあり、それらの機能についても同様で
あるので、それらについての説明は省略する。
【0041】図6の電源は帯電用高電圧電源5及び現像
バイアス電圧発生回路を備えている。帯電用高電圧電源
5は、スイッチング制御部52及び昇圧・整流回路53
により構成されている。スイッチング制御部52は、直
流低電圧電源の出力電圧Vcc(例えば+5V,12V
又は24V)が印加され、制御部9からドライバーIC
91(例えば74LS07)を介して送られてきたON
/OFF制御信号に基づいて、出力端子52aから交流
電圧を出力する。ここで、ON制御時のドライバーIC
91の出力電圧はローレベル(1V以下)であり、OF
F制御時の出力電圧はハイレベル(Vccレベル、)で
ある。
【0042】上記昇圧・整流回路53では、スイッチン
グ制御部52の出力端子52aから出力された交流電圧
(Vcc電圧の2倍程度)を高圧フライバックトランス
54で数kVまで昇圧される。この昇圧された交流電圧
は高圧整流ダイオード55a,b(例えばサンケン電気
製のSHVシリーズ)及びコンデンサ56a,b(数百
〜数千pF)で整流され、出力端子51がGND等に短
絡した場合に流れる電流を制限するための電流制限抵抗
素子58を介して出力端子51に接続されている。この
出力端子51からは、一定電流(例えば500μA)で
4〜5kVの高電圧を出力することができる。
【0043】また、上記整流された直流高電圧部は電圧
検出用抵抗素子57及びスイッチング制御部52内の図
示しない抵抗素子を介して接地され、それら抵抗素子で
分圧された検出電圧は、本実施例のように定電流制御の
場合に出力電圧がある一定以上に上がらないようにする
ための安全回路(電圧リミッタ回路)で使用される。な
お、本実施例とは異なる定電圧制御の場合には、この検
出電圧に基づいて定電圧制御を行う。
【0044】上記現像バイアス電圧発生回路は、電圧降
下用抵抗素子6とPNPトランジスタ7とをこの順に直
列に介して接地し、PNPトランジスタ7の抵抗素子6
側のコレクタを現像ローラ3に接続した分圧回路と、P
NPトランジスタ7のコレクタの電圧すなわち現像バイ
アス電圧に比例した検出電圧を発生させる検出電圧発生
回路と、基準電圧を発生させる基準電圧発生回路と、該
検出電圧及び基準電圧に基づいて現像バイアス電圧が所
定電圧から変化した場合に該所定電圧に戻るような抵抗
可変用制御信号を発生させる抵抗可変用制御信号発生回
路とにより構成されている。上記電圧降下用抵抗素子6
とPNPトランジスタ7とによって分圧して得た現像バ
イアス電圧は、コンデンサ(数百〜数千pF)を介して
接地された出力端子から現像ローラ3に出力される。
【0045】上記検出電圧発生回路は、PNPトランジ
スタ7のコレクタを高抵抗素子23と抵抗素子24と調
整用ボリューム25とをこの順に直列に介して接地して
構成している。上記高抵抗素子23の抵抗値は数MΩで
あり、抵抗素子24の抵抗値及び調整用ボリューム25
の最大抵抗値は数百〜数十kΩである。この回路によ
り、現像バイアス電圧が高抵抗素子23と抵抗素子24
及び調整用ボリューム25の合成抵抗とによって分圧さ
れ、抵抗素子24の高抵抗素子23側に−数V程度の検
出電圧が発生する。
【0046】上記基準電圧発生回路は、制御部9からド
ライバIC92を介して送られてきたディジタル制御信
号(PWM信号)をそのハイレベルのDUTYに比例し
たアナログ信号(基準電圧)に変換するCRフィルタ回
路を含むD−A変換回路であり、抵抗素子26〜29
(数百〜数十kΩ)及びコンデンサ30(0.01〜数
μF)で構成されている。この回路では、低電圧電源の
出力電圧Vccが抵抗素子27,28で分圧された直流
電圧に上記PWM信号が重畳したものが、抵抗素子29
及びコンデンサ30等からなるCRフィルタで平滑さ
れ、+数V程度の基準電圧が発生する。
【0047】ここで、上記基準電圧発生回路の出力部と
上記検出電圧発生回路の出力部との間に接続されている
抵抗素子31は、両出力部の間のインピーダンスマッチ
ングを取るために設けられている。また、現像バイアス
電圧の所定電圧のときに上記基準電圧発生回路から出力
される基準電圧と上記検出電圧発生回路から出力される
検出電圧が等しくなるように、各回路の抵抗値等が設定
されている。
【0048】上記抵抗可変用信号発生回路は、演算素子
としてのオペアンプ32を用いた比較演算回路で構成さ
れている。オペアンプ32の一方の入力端子(−)に
は、上記基準電圧発生回路から出力される基準電圧と上
記検出電圧発生回路から出力される検出電圧との和が印
加される。そして、オペアンプ32の出力電圧が前述の
ように抵抗素子10,11で分圧されてトランジスタ7
のベースに印加される。このオペアンプ32には、図示
しない低電圧電源から正負両極の低電圧Vcc,−Vc
cが供給されている。なお、オペアンプ32の電源ライ
ン等に接続されているコンデンサとしては0.01〜数
μFのものを用いる。
【0049】ここで、上記構成の帯電用高電圧電源5及
び現像バイアス電圧発生回路において、帯電用高電圧電
源5から帯電チャージャ2への出力電流が500μA、
出力高電圧(図中A点の電圧)が−4.5kVであり、
現像バイアス電圧(図中B点の電圧)を−500Vに制
御する場合の回路動作について説明する。
【0050】上記帯電用高電圧電源5の出力電圧(図中
A点の電圧)が所定電圧(−4.5kV)となっている
場合には、現像バイアス電圧(図中B点の電圧)は−5
00Vであり、上記検出電圧発生回路の図中C点の検出
電圧は−数Vとなる。また、上記基準電圧発生回路の基
準電圧は+数Vとなり、図中D点のオペアンプ32の一
方の入力端子(−)の電位は、検出電圧と基準電圧との
和の0V(GND電位)になっている。このときオペア
ンプ32の出力電圧(図中E点)は、トランジスタ7の
ベースに所定の電圧が印加されるように、−数Vとなっ
ている。
【0051】この状態で、気圧の変化や帯電チャージャ
2の汚れ等が原因で負荷が変動し、上記帯電用高電圧電
源5の出力電圧(図中A点の電圧)が−5kVに変化し
た場合は、現像バイアス電圧(図中B点の電圧)も同様
にマイナス方向に増加しようとする。この現像バイアス
電圧の増加に伴って上記C点の検出電圧もマイナス方向
に増加しようとするため、オペアンプ32の一方の入力
端子(図中D点)の電位は0V(GND電位)からマイ
ナス側に増加しようとする。オペアンプ32等からなる
比較演算回路のE点の出力電圧は、上記D点の電位が0
V(GND電位)に戻るように変化する。具体的には、
トランジスタ7のベース電流が増加し、トランジスタ7
のエミッタ−コレクタ間の抵抗値が小さくなり、トラン
ジスタ7のコレクタの電位が下がり、B点の現像バイア
ス電圧が所定電圧(−500V)に戻るように、E点の
出力電圧が変化する。
【0052】逆に、上記帯電用高電圧電源5の出力電圧
(図中A点の電圧)が−4kVに変化した場合は、B点
の現像バイアス電圧及びC点の検出電圧の絶対値が小さ
くなり、オペアンプ32の入力端子(図中D点)の電位
は0V(GND電位)からプラス側に増加しようとす
る。オペアンプ32等からなる比較演算回路のE点の出
力電圧は、上記D点の電位が0V(GND電位)に戻る
ように変化する。具体的には、トランジスタ7のベース
電流が減少し、トランジスタ7のエミッタ−コレクタ間
の抵抗値が大きくなり、トランジスタ7のコレクタの電
位が上がり、B点の現像バイアス電圧が所定電圧(−5
00V)に戻るように、E点の出力電圧が変化する。
【0053】また、上記B点の現像バイアス電圧の設定
を変更するためには、制御部9からドライバー92を介
して出力するPWM信号のDUTYを変化させ、上記基
準電圧発生回路から出力される基準電圧の値を変化させ
る。この新しい基準電圧と上記検出電圧との和が0V
(GND電位)になるように制御されるので、上記B点
には新しく設定された現像バイアス電圧が出力される。
【0054】以上、本実施例によれば、現像バイアス電
圧印加用に独立に設けた出力電圧可変のインバータ方式
の電源や抵抗素子、ロータリスイッチ及び複数個の定電
圧素子による分圧回路を有する電源を備えるものに比較
して、より低コストかつ簡易な構成の上記現像バイアス
電圧発生回路で、現像バイアス電圧を変化させることが
できる。
【0055】また、本実施例によれば、帯電用高電圧電
源5の出力端子51の直流高電圧が±10〜15%程度
変化した場合でも、現像バイアス電圧を所定電圧に維持
することができる。
【0056】なお、上記図6の現像バイアス電圧発生回
路では、負極性の低電圧(−Vcc)を出力する低電圧
電源が必要であるが、図7に示すように現像バイアス電
圧の制御回路の各部電圧が正極性なるようにして、負極
性の低電圧(−Vcc)を出力する低電圧電源を必要と
しないように構成してもよい。
【0057】図7の現像バイアス電圧発生回路において
は、検出電圧発生回路からの出力部(図中C点)を抵抗
素子31,33(数kΩ〜数十kΩ)を直列に介して正
極性の直流低電圧からの電源ラインVcc(5V)に接
続している。この抵抗素子31,33の抵抗比で決まる
Vccと負極性の検出電圧との間の電位がオペアンプ3
2の入力端子(+)に入力される。この入力電圧が正極
性になるように、上記抵抗素子31,33の抵抗比が設
定されている。
【0058】また、前述の図3の回路と同様に、トラン
ジスタ7のエミッタを接地する代わりに、低電圧電源か
らの電源ラインVcc(5V)に接続し、Vccとオペ
アンプ32のE点の出力電圧(+数V)との間の電位差
をベース電圧・ベース電流設定用の抵抗素子10,11
で分圧し、その分圧した電圧がトランジスタ7のベース
に印加されるように構成されている。ここで、E点の出
力電圧の大きさはVccよりも小さく、トランジスタ7
のエミッタを基準にした電位が0〜−1Vになるよう
に、上記抵抗素子10,11の抵抗比とともに設定され
る。なお、上記トランジスタ7のエミッタは上記Vcc
(+5V)に限定されることなく、トランジスタ7のエ
ミッタ側を基準にしたベースに与えられる抵抗可変用制
御信号の電圧値よりも絶対値で大きい正極性の直流低電
圧に接続すれば良く、例えば画像形成装置内で用いるモ
ータ等の駆動用の直流低電圧(+5〜30V)に接続し
てもよい。
【0059】上記図7の現像バイアス電圧発生回路にお
ける現像バイアス電圧の制御動作は、図6の回路と同様
であるが、オペアンプ32の一方の入力端子(−)に入
力された基準電圧と他方の入力端子(+)に入力された
正極性の検出電圧が同じになるように、オペアンプ32
等からなる比較演算回路が動作する。また、オペアンプ
32の2つの電源端子の一方は接地され、他方は電源ラ
インVccが接続され、オペアンプ32の出力電圧も正
極性となっている。
【0060】特に図7の現像バイアス電圧発生回路によ
れば、オペアンプ32の入出力がすべて正極性になるの
で、負極性の直流低電圧電源が不要となる。
【0061】また、上記図6の現像バイアス電圧発生回
路では、制御部9からのPWM信号に基づいて基準電圧
発生回路により基準電圧を発生させているが、これに代
え、ユーザが直接操作できる位置に可変抵抗器を設け、
この可変抵抗器で低電圧電源の出力電圧を分圧して基準
電圧を発生させるようにしてもよい。
【0062】また、図6及び図7の現像バイアス電圧発
生回路は帯電用高電圧電源5の出力電圧を利用している
が、これに代え、転写用高電圧電源8の出力電圧を利用
しても良い。この場合には、前述のように帯電チャージ
ャ2による帯電動作が停止した状態でも現像ローラ3に
複数の現像バイアス電圧を設定できるようになるので、
帯電トナーが感光体1の非帯電領域に不必要に付着する
のを防止することができる。
【0063】また、図6及び図7に示す電源の破線で示
す電圧降下用抵抗素子6を含めた高電圧回路は、前述の
ようにケーシング内に収容し、該ケーシング内の空隙に
絶縁性樹脂を充填するのが好ましい。このように絶縁正
樹脂を充填することにより、高電圧回路の構成部品と接
地位置等の低電位部との間が絶縁性樹脂を介して隔離さ
れ、高電圧がリークしないようになるので、構成部品を
取り付けたプリント基板に沿面距離、空間距離をかせぐ
ためのスリットやバリアを設ける等の高電圧リークを防
止するための対策が必要なくなる。
【0064】また、上記各実施例では高電圧電源の出力
電圧が負極性であり、現像バイアス電圧が負極性の場合
を示しているが、本発明は高電圧電源の出力電圧が正極
性であり、現像バイアス電圧が正極性の場合にも適用で
き、同様な効果が得られるものである。その場合は、上
記トランジスタ7としてPNP型に代え、NPN型のも
のを用いる。また、本発明は、正規現像及び反転現像の
現像方式の種類を問わず適用できるものである。
【0065】また、上記各実施例では、可変抵抗素子と
してバイポーラタイプのトランジスタ7を用いている
が、これに代え、電界効果トランジスタ等のユニポーラ
タイプのトランジスタも用いることができる。例えば、
電界効果トランジスタを用いた場合、電界効果トランジ
スタの制御用端子としてゲートを用い、ドレインを電圧
降下用抵抗素子6に接続し、ソースを接地または所定の
低電圧に接続する。 (以下、余白)
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、制御手段によ
って可変抵抗素子の制御用端子に抵抗可変用制御信号を
与えて可変抵抗素子の抵抗値を変化させることにより、
高電圧電源の直流高電圧に対する電圧降下用抵抗素子と
可変抵抗素子とによる分圧比が変化し、可変抵抗素子の
電圧降下用抵抗素子側から現像剤担持体に印加される現
像バイアス電圧の大きさを変化させることができるの
で、従来の出力電圧可変のインバータ方式の電源や抵抗
素子、ロータリスイッチ及び複数個の定電圧素子による
分圧回路を有する電源を備えるものに比較して、より低
コストかつ簡易な構成の現像バイアス電圧印加手段で、
現像バイアス電圧を変化させることができるという効果
がある。
【0067】また、請求項2の発明によれば、上記現像
バイアス電圧の設定を変更する場合、例えば上記検出電
圧及び基準電圧とそれらに基づいて発生される抵抗可変
用制御信号との対応関係を変更したり、上記基準電圧の
設定自体を変更したり、上記現像バイアス電圧とそれに
比例して発生される検出電圧との比例関係の設定を変更
したりすることにより、抵抗可変用制御信号発生回路に
よって発生させる抵抗可変用制御信号を変化させる。そ
して、この抵抗可変用制御信号を可変抵抗素子の制御用
端子に与えて可変抵抗素子の抵抗値を変化させることに
より、高電圧電源の直流高電圧に対する電圧降下用抵抗
素子と可変抵抗素子とによる分圧比が変化し、可変抵抗
素子の電圧降下用抵抗素子側から現像剤担持体に印加さ
れる現像バイアス電圧の大きさを変化させることができ
るので、現像バイアス電圧印加用に独立に設けた出力電
圧可変のインバータ方式の電源や抵抗素子、ロータリス
イッチ及び複数個の定電圧素子による分圧回路を有する
電源を備えるものに比較して、より低コストかつ簡易な
構成の現像バイアス電圧印加手段で、現像バイアス電圧
を変化させることができるという効果がある。
【0068】更に、高電圧電源の出力端子の直流高電圧
が所定高電圧から変化し、その変化に伴って現像バイア
ス電圧が予め決められた所定電圧から変化した場合、検
出電圧発生回路で発生させた該現像バイアス電圧に比例
する検出電圧及び基準電圧発生回路で発生させた基準電
圧に基づいて、抵抗可変用制御信号発生回路により現像
バイアス電圧を所定電圧に戻すような抵抗可変用制御信
号を発生させる。この抵抗可変用制御信号を可変抵抗素
子の制御用端子に与えて可変抵抗素子の抵抗値を変化さ
せることにより、電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子と
による分圧比が変化し、可変抵抗素子の電圧降下用抵抗
素子側から現像剤担持体に印加される現像バイアス電圧
が所定電圧に戻るので、高電圧電源の出力端子の直流高
電圧が変化した場合でも、現像バイアス電圧を所定電圧
に維持することができるという効果がある。
【0069】特に、請求項3の発明によれば、低電圧電
源から出力される直流低電圧が、上記可変抵抗素子の接
地側を基準にした抵抗可変用制御信号の電圧値よりも絶
対値で大きい正極性の直流低電圧であることにより、可
変抵抗素子の接地側を基準にした抵抗可変用制御信号の
極性が負極性である場合でも、抵抗可変用制御信号の電
圧の接地を基準とした極性を正極性とすることができる
ので、制御手段から出力される制御信号の極性が正極性
でも、複数の負極性の現像バイアス電圧に設定できると
いう効果がある。
【0070】また特に、請求項4の発明によれば、低電
圧電源から出力される直流低電圧が、上記可変抵抗素子
の接地側を基準にした抵抗可変用制御信号の電圧値より
も絶対値で大きい正極性の直流低電圧を出力することに
より、可変抵抗素子の接地側を基準にした抵抗可変用制
御信号の極性が負極性である場合でも、抵抗可変用制御
信号の電圧の接地を基準とした極性を正極性とすること
ができる。そして、抵抗可変用制御信号発生回路の入力
端子に与える入力電圧の接地を基準とした極性が正極性
になるように、該2つの抵抗素子の抵抗値の比を設定す
ることにより、検出電圧発生回路の出力電圧の極性が負
極性であっても、抵抗可変用制御信号発生回路の入力端
子に与える入力電圧の接地を基準とした極性を正極性と
することができる。このように抵抗可変用制御信号発生
回路の入出力の電圧の接地を基準とした極性を正極性に
することができるので、抵抗可変用制御信号発生回路用
の電源として負極性電源を用いる必要がなくなるという
効果がある。
【0071】また特に、請求項5の発明によれば、制御
手段によって、現像バイアス電圧の設定変更の制御デー
タに基づいて、基準電圧発生回路の制御用端子に基準電
圧可変用制御信号を与えて基準電圧を変化させる。この
基準電圧の変化に伴って、抵抗可変用制御信号発生回路
から出力される抵抗可変用制御信号が変化し、可変抵抗
素子の抵抗値が変化する。この可変抵抗素子の抵抗値の
変化により、電圧降下用抵抗素子と可変抵抗素子とによ
る分圧比が変化するので、高電圧電源の直流高電圧の変
動にかかわらずに一定に維持される現像バイアス電圧の
設定を簡単に変更することができるという効果がある。
【0072】また特に、請求項6の発明によれば、可変
抵抗素子としてトランジスタを用い、トランジスタの制
御用端子(ベースやゲート等)に抵抗可変用制御信号を
与えてトランジスタの抵抗値(エミッタ−コレクタ間や
ソース−ドレイン間の抵抗値等)を変化させることによ
り、高電圧電源の直流高電圧に対する電圧降下用抵抗素
子とトランジスタとによる分圧比が変化し、トランジス
タの電圧降下用抵抗素子側から現像剤担持体に印加され
る現像バイアス電圧の大きさを変化させることができる
ので、さらに低コストかつ簡易な構成の現像バイアス電
圧印加手段で、現像バイアス電圧を変化させることがで
きるという効果がある。
【0073】また特に、請求項7の発明によれば、帯電
装置に高電圧を印加する帯電用高電圧電源から出力され
る高電圧を分圧した電圧を、現像バイアス電圧として現
像剤担持体に印加することができるので、現像バイアス
電圧印加用に特別な高電圧電源を設ける必要がなく、さ
らに低コストかつ簡易な構成になるという効果がある。
【0074】また特に、請求項8の発明によれば、転写
装置に高電圧を印加する転写用高電圧電源から出力され
る高電圧を分圧した電圧を、現像バイアス電圧として現
像剤担持体に印加することができるので、現像バイアス
電圧印加用に特別な高電圧電源を設ける必要がなく、さ
らに低コストかつ簡易な構成で、複数の現像バイアス電
圧を設定できるという効果がある。また、帯電装置によ
る帯電動作を停止させた状態で現像バイアス電圧を印加
できるので、像担持体の非帯電領域に帯電した現像剤が
不必要に付着するのを防止することができるという効果
がある。
【0075】また特に、請求項9の発明によれば、電圧
降下用抵抗素子を高電圧電源の高電圧回路の構成部品と
ともにケーシングに収容し、該ケーシング内の空隙に絶
縁性樹脂を充填することにより、高電圧回路の構成部品
及び電圧降下用抵抗素子の高電位部と接地位置等の低電
位部との間が絶縁性樹脂を介して隔離され、高電圧電源
の高電圧回路のみならず、それに接続された電圧降下用
抵抗素子においても高電圧がリークしないようになるの
で、高電圧リークを防止するための対策が必要ないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る画像形成装置の概略構成図。
【図2】変形例に係る画像形成装置の概略構成図。
【図3】他の変形例に係る画像形成装置の概略構成図。
【図4】実施例に使用することができる高電圧電源の概
略構成を示す回路図。
【図5】同高電圧電源のケーシング内部の概略構成を示
す斜視図
【図6】他の実施例に係る画像形成装置の電源部の概略
回路図。
【図7】変形例に係る画像形成装置の電源部の概略回路
図。
【図8】従来例に係る画像形成装置の電源部の概略回路
図。
【図9】他の従来例に係る画像形成装置の電源部の概略
回路図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電チャージャ 3 現像ローラ 4 転写チャージャ 5 帯電用高電圧電源 6 電圧降下用抵抗素子 7 トランジスタ 8 転写用高電圧電源 9 制御部 10,11 ベース電圧・ベース電流設定用の抵抗素子 13 スイッチング制御部 22 高電圧電源のケーシング 51 帯電用高電圧電源の出力端子 81 転写用高電圧電源の出力端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体が接地された像担持体と、表面
    に担持した現像剤を該像担持体上に形成された潜像に供
    給して該潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持
    体に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加
    手段とを備えた画像形成装置において、 該現像バイアス電圧印加手段を、該現像バイアス電圧よ
    りも絶対値で大きい直流高電圧を出力する高電圧電源
    と、該高電圧電源の出力端子を電圧降下用抵抗素子と抵
    抗可変用制御信号が与えられる制御用端子を備えた可変
    抵抗素子とをこの順に直列に介して接地し、該可変抵抗
    素子の該電圧降下用抵抗素子側を該現像剤担持体に接続
    した分圧回路とにより構成し、 現像バイアス電圧の設定変更の制御データに基づいて、
    該可変抵抗素子の制御用端子に抵抗可変用制御信号を与
    えて該可変抵抗素子の抵抗値を変化させる制御手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】導電性基体が接地された像担持体と、表面
    に担持した現像剤を該像担持体上に形成された潜像に供
    給して該潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持
    体に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加
    手段とを備えた画像形成装置において、 該現像バイアス電圧印加手段を、該現像バイアス電圧よ
    りも絶対値で大きい直流高電圧を出力する高電圧電源
    と、該高電圧電源の出力端子を電圧降下用抵抗素子と抵
    抗可変用制御信号が与えられる制御用端子を備えた可変
    抵抗素子とをこの順に直列に介して接地し、該可変抵抗
    素子の該電圧降下用抵抗素子側を該現像剤担持体に接続
    した分圧回路と、該可変抵抗素子の該電圧降下用抵抗素
    子側の電圧に比例した検出電圧を発生させる検出電圧発
    生回路と、基準電圧を発生させる基準電圧発生回路と、
    該検出電圧発生回路の検出電圧及び該基準電圧発生回路
    の基準電圧に基づいて、該可変抵抗素子の該電圧降下用
    抵抗素子側の電圧が所定電圧から変化した場合に該所定
    電圧に戻るような抵抗可変用制御信号を発生させる抵抗
    可変用制御信号発生回路とにより構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】負極性の直流高電圧を出力する高電圧電源
    を有し、上記現像剤担持体に負極性の現像バイアス電圧
    を印加する現像バイアス電圧印加手段を備え、上記可変
    抵抗素子の接地側を基準にした上記抵抗可変用制御信号
    の極性が負極性である請求項1の画像形成装置におい
    て、 該可変抵抗素子の接地側を基準にした該抵抗可変用制御
    信号の電圧値よりも絶対値で大きい正極性の直流低電圧
    を出力する低電圧電源を備え、 該高電圧電源の出力端子を、上記電圧降下用抵抗素子と
    該可変抵抗素子とをこの順に直列に介して、接地する代
    りに該低電圧電源の出力端子に接続したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】負極性の直流高電圧を出力する高電圧電源
    を有し、上記現像剤担持体に負極性の現像バイアス電圧
    を印加する現像バイアス電圧印加手段を備え、上記可変
    抵抗素子の接地側を基準にした上記抵抗可変用制御信号
    の極性が負極性であり、上記検出電圧発生回路の検出電
    圧の極性が負極性である請求項2の画像形成装置におい
    て、 該可変抵抗素子の接地側を基準にした該抵抗可変用制御
    信号の電圧値よりも絶対値で大きい正極性の直流低電圧
    を出力する低電圧電源を備え、 該高電圧電源の出力端子を、上記電圧降下用抵抗素子と
    該可変抵抗素子とをこの順に直列に介して、接地する代
    りに該低電圧電源の出力端子に接続し、 該検出電圧発生回路の出力端子を、2つの抵抗素子を介
    して該低電圧電源の出力端子に接続し、 該2つの抵抗素子の間の接続部を上記抵抗可変用制御信
    号発生回路の入力端子に接続し、 該接続部の電圧が正極性になるように該2つの抵抗素子
    の抵抗値の比を設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】上記基準電圧発生回路に、基準電圧可変用
    制御信号が与えられる制御用端子を設け、 現像バイアス電圧の設定変更の制御データに基づいて、
    該基準電圧発生回路の制御用端子に基準電圧可変用制御
    信号を与えて基準電圧を変化させる制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記可変抵抗素子としてトランジスタを用
    いたことを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記像担持体を一様帯電する帯電装置と、
    該帯電装置に高電圧を印加する帯電用高電圧電源とを備
    えた請求項1又は2の画像形成装置において、 上記高電圧電源として該帯電用高電圧電源を兼用したこ
    とを特徴とする請求項の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記像担持体上の顕像を転写材に転写する
    転写装置と、該転写装置に高電圧を印加する転写用高電
    圧電源とを備えたことを特徴とする請求項1又は2の画
    像形成装置において、 上記高電圧電源として該転写用高電圧電源を兼用したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記電圧降下用抵抗素子を上記高電圧電源
    の高電圧回路の構成部品とともにケーシングに収容し、
    該ケーシング内の空隙に絶縁性樹脂を充填したことを特
    徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
JP6340211A 1994-09-12 1994-12-31 画像形成装置 Withdrawn JPH08137223A (ja)

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