JP2022007187A - 配線回路基板集合体シートおよびその製造方法 - Google Patents

配線回路基板集合体シートおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022007187000001
【課題】厚さの異なる複数種類の配線ごとに厚さのばらつきを抑制しつつ形成するのに適した配線回路基板集合体シート、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】集合体シートX(配線回路基板集合体シート)は、基材10と、配線パターン30と、ダミー配線パターン40とを備える。基材10は、製品領域R1、および、当該製品領域R1と隣り合うフレーム領域R2を含む。配線パターン30は、製品領域R1において基材10の厚さ方向一方側に位置し、第1配線31と、当該第1配線31より厚い第2配線34とを含む。ダミー配線パターン40は、フレーム領域R2において厚さ方向一方側に位置し、第1ダミー配線41と、当該第1ダミー配線41より厚い第2ダミー配線42とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線回路基板集合体シートおよびその製造方法に関する。
ハードディスクドライブなどに組み付けられる回路付きサスペンション基板などの配線回路基板の製造においては、その製造過程に含まれる各工程が、製造効率の観点から、いわゆるロールトゥロール方式で実施されることがある。配線回路基板をロールトゥロール方式で製造する場合、配線回路形成プロセスが施される所定の長尺の基材が用いられ、この長尺基材から、複数の配線回路基板を実質的に含む集合体シートが作製される。ロールトゥロール方式での配線回路基板の製造方法に関する技術については、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開2005-85944号公報
配線回路基板の製造過程では、基材の各製品領域(基材が有するフレーム領域から切り離されることによって単一配線回路基板の基材となる部分)に配線パターンが形成される。配線パターンは、アディティブ法やセミアディティブ法など、配線パターン形成用の導体材料をメッキ法で堆積させる工程を経る手法によって、所定の設計厚さで形成される。
しかしながら、従来、単一の配線パターン形成工程(単一のメッキ工程を含む)によって形成された配線パターンであっても、当該配線パターンをなす配線の厚さにばらつきを有することがある。具体的には、各製品領域内に形成された配線パターンにおいて、その最外に位置する配線(最外配線)は、内側に位置する配線(内側配線)よりも、厚いことがある。各製品領域では、配線パターン形成工程において、最外配線の更にその外側には配線が同時に形成されず、内側配線よりも、最外配線の方が、周りに同時に形成される配線が少ない。最外配線と内側配線のこのような相違から、上記メッキ工程では、用いるメッキ液において、最外配線近傍の導体材料濃度が局所的に高くなり、内側配線よりも最外配線の方が、導体材料堆積量が多くなる。そのため、形成される配線パターンに含まれる配線の厚さには、ばらつきが生じる。
一方、配線回路基板においては、厚さの異なる複数種類の配線を含む配線パターンを有することが求められる場合がある。この場合、当該配線パターンに含まれる所定の設計厚さの配線ごとに、上述の厚さばらつきを抑制することが求められる。
本発明は、厚さの異なる複数種類の配線ごとに厚さのばらつきを抑制しつつ配線パターンを形成するのに適した配線回路基板集合体シート、およびその製造方法を提供する。
本発明[1]は、製品領域、および、当該製品領域と隣り合うフレーム領域、を含む基材と、前記製品領域において前記基材の厚さ方向一方側に位置する、第1配線と当該第1配線より厚い第2配線とを含む配線パターンと、前記フレーム領域において前記厚さ方向一方側に位置する、第1ダミー配線と当該第1ダミー配線より厚い第2ダミー配線とを含むダミー配線パターンと、を備える配線回路基板集合体シートを含む。
このような構成の配線回路基板集合体シートは、その製造過程にて、基材における製品領域上の上記第1配線とフレーム領域上の上記第1ダミー配線とを併行して形成する第1の工程と、製品領域上の上記第2配線(第1配線より厚い)とフレーム領域上の上記第2ダミー配線(第1ダミー配線より厚い)とを併行して形成する第2の工程とを、別々に実施して、第1および第2配線のそれぞれの厚さばらつきを抑制するのに適する。
具体的には、第1の工程は、製品領域上に形成される第1配線のうち最外に位置する第1配線(最外第1配線)の更にその外側の、前記製品領域と隣り合うフレーム領域上に、第1ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域上に第1配線を形成するのに適する。このような第1の工程は、配線形成用の導体材料をメッキ法によって堆積させる場合に、用いるメッキ液において、最外第1配線形成箇所とその近傍の導体材料濃度が局所的に高くなることを抑制して、最外第1配線の導体材料堆積量が他の第1配線の導体材料堆積量よりも多くなることを抑制するのに適する。同様に、上述の第2の工程は、製品領域上に形成される第2配線のうち最外に位置する第2配線(最外第2配線)の更にその外側の、前記製品領域と隣り合うフレーム領域上に、第2ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域上に第2配線を形成するのに適し、従って、用いるメッキ液において、最外第2配線形成箇所とその近傍の導体材料濃度が局所的に高くなることを抑制して、最外第2配線の導体材料堆積量が他の第2配線の導体材料堆積量よりも多くなることを抑制するのに適する。
本発明[2]は、前記第2配線は、前記第1配線よりも大きな配線幅を有し、且つ、前記第2ダミー配線は、前記第1ダミー配線よりも大きな配線幅を有する、上記[1]に記載の配線回路基板集合体シートを含む。
このような構成は、第1および第2配線のそれぞれの厚さばらつきを抑制するのに適する。
本発明[3]は、前記ダミー配線パターンは、前記製品領域に沿って延びる複数の第1ダミー配線と、前記製品領域に沿って延びる複数の第2ダミー配線とを含み、当該複数の第1ダミー配線および複数の第2ダミー配線は、これらの延び方向と直交する方向において、交互に位置する、上記[1]または[2]に記載の配線回路基板集合体シートを含む。
このような構成は、フレーム領域における第1ダミー配線の配置の均等化と第2ダミー配線の配置の均等化とを、両立させるのに適する。
本発明[4]は、前記ダミー配線パターンは、前記第1ダミー配線と前記第2ダミー配線とが前記厚さ方向において互いに積み重なる部分を含む、上記[1]から[3]のいずれか一つに記載の配線回路基板集合体シートを含む。
このような構成は、フレーム領域におけるダミー配線パターン形成箇所面積を低減するのに適する。
本発明[5]は、製品領域、および、当該製品領域と隣り合うフレーム領域、を含む基材を用意する工程と、前記フレーム領域における前記基材の厚さ方向一方側に第1ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域における前記厚さ方向一方側に第1配線を形成する工程と、前記フレーム領域における前記厚さ方向一方側に、前記第1ダミー配線より厚い第2ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域における前記厚さ方向一方側に、前記第1配線より厚い第2配線を形成する工程と、を含む配線回路基板集合体シートの製造方法を含む。
本製造方法は、上述の配線回路基板集合体シートに関して上述したのと同様の理由から、厚さの異なる複数種類の配線ごとに厚さのばらつきを抑制しつつ配線パターンを形成するのに適する。
本発明の配線回路基板集合体シートの一実施形態の部分平面図である。 図1に示す配線回路基板集合体シートの部分拡大平面図である。 図2に示すIII-III断面の断面図である。 図1に示す配線回路基板集合体シートの一変形例の部分拡大平面図である。 図1に示す配線回路基板集合体シートの製造方法における一部の工程を、図3に相当する断面の変化として表す。図5Aは用意工程を表し、図5Bは第1の絶縁層形成工程を表し、図5Cは第1の導体層形成工程を表す。 図5に示す工程の後に続く工程を表す。図6Aは第2の導体層形成工程を表し、図6Bは第2の絶縁層形成工程を表し、図6Cは、金属基材に開口部を形成する工程を表す。 配線回路基板集合体シートの変形例の部分断面図である。各変形例のダミー配線パターンは、第1ダミー配線と第2ダミー配線とが厚さ方向に積み重なる部分を含む形態を有する。
図1から図3は、本発明の配線回路基板集合体シートの一実施形態である集合体シートXを表す。図1は、集合体シートXの部分平面図である。図2は、集合体シートXの部分拡大平面図である。図3は、集合体シートXにおける図2に示すIII-III断面の断面図である。
集合体シートXは、基材10と、ベース絶縁層21と、カバー絶縁層22と、配線パターン30と、ダミー配線パターン40とを備える。
基材10は、本実施形態では金属製のフレキシブル基材であり、一方向(図1に示す第1方向D1)に延びる長尺シート形状を有する。第1方向D1における基材10の長さは、例えば1~500mである。第1方向D1に直交する第2方向D2(幅方向)における基材10の長さ(即ち幅)は、例えば1~100cmである。基材10の厚さ(第1方向D1および第2方向D2に直交する方向の長さ)は、例えば10μm以上、好ましくは15μm以上、より好ましくは50μm以上であり、また、例えば500μm以下、好ましくは300μm以下である。
基材10は、複数の製品領域R1と、各製品領域R1周りの枠体をなすフレーム領域R2とを含む。基材10において、各製品領域R1とフレーム領域R2とは、隣り合い、且つ所定数の連結部(図示略)を介して連結されている。各製品領域R1は、フレーム領域R2から切り離されることによって単一配線回路基板の基材となる部分であり、製造目的物である配線回路基板の設計に応じた平面視形状を有する(図1では、各製品領域R1が平面視において矩形である場合を例示的に図示する)。
複数の製品領域R1は、基材10において整列配置されている。本実施形態では、所定数の製品領域R1が第2方向D2に互いに間隔を空けて一列に配置されて製品領域列Lをなし、複数の製品領域列Lが、第1方向D1に互いに間隔を空けて並列に配置されている。製品領域R1の第1方向D1の長さは、例えば1~100mmである。製品領域R1の第2方向D2の長さは、例えば1~100mmである。また、製品領域列Lをなす製品領域R1の数は、例えば1~500である。
フレーム領域R2は、製品領域列Lに沿って第2方向D2に延びる複数の延び部11(第1延び部)を含む。各延び部11は、第1方向D1において開口部Gを介して製品領域R1と隣り合う。本実施形態では、製品領域列Lと延び部11とが、第1方向D1に間隔を空けて交互に位置する。第1方向D1における延び部11の長さ(即ち、延び部11の幅)は、例えば0.1~50mmである。また、第1方向D1における製品領域R1と延び部11との間の開口部Gの長さ(製品領域R1と延び部11との間の離隔距離)は、例えば0.01~10mmである。
フレーム領域R2は、第1方向D1に延びる複数の延び部12(第2延び部)を含む。複数の延び部12は、第2方向D2における基材10の両端に位置する2本の延び部12aと、当該延び部12a間に位置する延び部12bとを含む。各延び部12は、第2方向D2において開口部Gを介して製品領域R1と隣り合う。第2方向D2における延び部12aの長さ(即ち、延び部12aの幅)は、例えば0.1~50mmである。第2方向D2における延び部12bの長さ(即ち、延び部12bの幅)は、例えば0.1~50mmである。好ましくは、延び部12aの幅は、延び部12bの幅よりも大きい。また、第2方向D2における製品領域R1と延び部12との間の開口部Gの長さ(製品領域R1と延び部12との間の離隔距離)は、例えば0.01~10mmである。
基材10の材料としては、例えば金属箔が挙げられる。金属箔の金属材料としては、例えば、銅、銅合金、ステンレス鋼、および42アロイが挙げられる。ステンレス鋼としては、例えば、AISI(米国鉄鋼協会)の規格に基づくSUS304が挙げられる。
ベース絶縁層21は、図3に示すように、基材10の厚さ方向一方面上に位置する。ベース絶縁層21は、本実施形態では、製品領域R1およびフレーム領域R2の全体にわたって設けられている。
ベース絶縁層21の材料としては、例えば、ポリイミド、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、およびポリ塩化ビニルなどの樹脂材料が挙げられる(後述のカバー絶縁層22の材料としても、同様の樹脂材料が挙げられる)。ベース絶縁層21の厚さは、例えば1μm以上、好ましくは3μm以上であり、また、例えば35μm以下、好ましくは15μm以下である。
配線パターン30は、各製品領域R1において、基材10の厚さ方向一方側であってベース絶縁層21上に位置し、第1配線パターン30Aと第2配線パターン30Bとを含む。
第1配線パターン30Aは、ベース絶縁層21上において所定のパターン形状を有し、図2によく表れているように、第1配線31と、その一端に位置する第1端子部32と、第1配線31の他端に位置する第2端子部33とを含む(第1配線31が第2方向D2に直線的に延び、第1端子部32と第2端子部33とが第2方向D2に離隔している形態を、例示的に図示する)。
第1配線31の厚さは、例えば3μm以上、好ましくは5μm以上であり、また、例えば50μm以下、好ましくは30μm以下である。第1配線31の幅(第1配線31の延び方向と直交する方向の寸法)は、例えば5μm以上、好ましくは8μm以上であり、また、例えば100μm以下、好ましくは50μm以下である。
第1端子部32および第2端子部33の厚さは、本実施形態では第1配線31の厚さと同じであり、例えば3μm以上、好ましくは5μm以上であり、また、例えば50μm以下、好ましくは30μm以下である。第1配線31の延び方向(図1および図2では第2方向D2)における第1端子部32および第2端子部33の寸法は、それぞれ、例えば110μm以上、好ましくは15μm以上であり、また、例えば1500μm以下、好ましくは1000μm以下である。第1配線31の幅方向(図1および図2では第1方向D1)における第1端子部32および第2端子部33の寸法は、それぞれ、好ましくは第1配線31の幅より大きく、例えば10μm以上、好ましくは15μm以上であり、また、例えば1000μm以下、好ましくは750μm以下である。
第1配線パターン30Aの材料としては、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはそれらの合金などの導体材料が挙げられ、好ましくは銅が用いられる(後述の第2配線パターン30B、第1ダミー配線41、および第2ダミー配線42の材料についても同様である)。
第2配線パターン30Bは、ベース絶縁層21上において所定のパターン形状を有し、図2によく表れているように、第2配線34と、その一端に位置する第3端子部35と、第2配線34の他端に位置する第4端子部36とを含む(第2配線34が第2方向D2に直線的に延び、第3端子部35と第4端子部36とが第2方向D2に離隔している形態を、例示的に図示する。また、第1配線パターン30Aと第2配線パターン30Bとが第1方向D1に交互に位置して並列する形態を例示的に図示する)。
第2配線34は、第1配線31より厚い。第2配線34の厚さは、第1配線31の厚さより大きい限りにおいて、例えば4μm以上、好ましくは6μm以上であり、また、例えば60μm以下、好ましくは40μm以下である。第1配線31の厚さに対する第2配線34の厚さの比率は、例えば1.05以上、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また、例えば10以下、好ましくは5以下、より好ましくは3以下である。
第2配線34の幅(第2配線34の延び方向と直交する方向の寸法)は、好ましくは、第1配線31の幅より大きい。すなわち、第2配線34は、第1配線31よりも大きな配線幅を有するのが好ましい。第2配線34の幅は、例えば6μm以上、好ましくは9μm以上であり、また、例えば110μm以下、好ましくは60μm以下である。第1配線31の幅に対する第2配線34の幅の比率は、例えば1.05以上、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また、例えば10以下、好ましくは7.5以下、より好ましくは5以下である。
第3端子部35および第4端子部36の厚さは、本実施形態では第2配線34の厚さと同じであり、例えば4μm以上、好ましくは6μm以上であり、また、例えば60μm以下、好ましくは40μm以下である。第2配線34の延び方向(図1および図2では第2方向D2)における第3端子部35および第4端子部36の寸法は、それぞれ、例えば10μm以上、好ましくは15μm以上であり、また、例えば1500μm以下、好ましくは1000μm以下である。第2配線34の幅方向(図1および図2では第1方向D1)における第3端子部35および第4端子部36の寸法は、それぞれ、好ましくは第2配線34の幅より大きく、例えば10μm以上、好ましくは15μm以上であり、また、例えば1000μm以下、好ましくは750μm以下である。
配線パターン30において、隣り合う第1配線31および第2配線34の間の離隔距離(図1および図2では第1方向D1の離隔距離)は、例えば3μm以上、好ましくは5μm以上であり、また、例えば500μm以下、好ましくは250μm以下である。
カバー絶縁層22は、製品領域R1ごとに、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上において第1配線31および第2配線34を覆うように配置され、所定のパターン形状を有する(カバー絶縁層22が製品領域R1ごとに矩形である場合を例示的に図示する。また、図1および図2では、第1配線31および第2配線34においてカバー絶縁層22で覆われた部分を破線で示す)。カバー絶縁層22は、第1端子部32、第2端子部33、第3端子部35、および第4端子部36を覆わず、これら端子部は露出している。
ベース絶縁層21からのカバー絶縁層22の高さ(ベース絶縁層21からカバー絶縁層22の図3中上端までの距離)は、第1配線31および第2配線34の厚さより大きい限りにおいて、例えば5μm以上、好ましくは7μm以上であり、また、例えば70μm以下、好ましくは50μm以下である。
ダミー配線パターン40は、フレーム領域R2において、基材10の厚さ方向一方側であってベース絶縁層21上に位置し、第1ダミー配線41と第2ダミー配線42とを含む。本実施形態では、ダミー配線パターン40は、フレーム領域R2の延び部11上に位置する。具体的には、延び部11上において、第1ダミー配線41および第2ダミー配線42は、それぞれ、製品領域R1に沿って第2方向D2に延びる。また、第1ダミー配線41および第2ダミー配線42は、第1方向D1において、離隔して交互に位置し、並列する(3本の第1ダミー配線41と2本の第2ダミー配線42とが交互に位置して並列する形態を例示的に図示する)。
第1ダミー配線41は、後述のように第1配線31と併行して形成された導体層であり、第1配線31と対応づけられる。第1ダミー配線41は、好ましくは、ベース絶縁層21を貫通する導電連絡部としてのビア(図示略)を介して、金属製の基材10と電気的に接続されている。このような構成は、集合体シートXの製造過程において、第1ダミー配線41の表面(ベース絶縁層21とは接していない表面)に電解メッキ法または無電解メッキ法によってNiメッキ膜など保護メッキ膜を形成するのに適する。
また、第1配線31と第1ダミー配線41とは、好ましくは、電気的に接続されている。第1配線31と第1ダミー配線41とは、金属製の基材10を介して電気的に接続可能である。具体的には、第1配線31と基材10とを電気的に接続する第1の導電連絡部(図示略)を設け、且つ、第1ダミー配線41と基材10とを電気的に接続する第2の導電連絡部(図示略)を設けることにより、第1ダミー配線41と第1配線31とを金属製の基材10を介して電気的に接続可能である(第1の導電連絡部は、配線回路基板の製造過程で切断される)。
第1ダミー配線41の設計厚さは、第1配線31の設計厚さと同じである。第1ダミー配線41の厚さは、例えば3μm以上、好ましくは5μm以上であり、また、例えば50μm以下、好ましくは30μm以下である。第1ダミー配線41の幅(第1ダミー配線41の延び方向と直交する方向の寸法)は、好ましくは、第1配線31の幅と同じである。第1ダミー配線41の幅は、例えば5μm以上、好ましくは8μm以上であり、また、例えば100μm以下、好ましくは50μm以下である。
第2ダミー配線42は、後述のように第2配線34と併行して形成された導体層であり、第2配線34と対応づけられる。第2ダミー配線42は、好ましくは、ベース絶縁層21を貫通する導電連絡部としてのビア(図示略)を介して、金属製の基材10と電気的に接続されている。このような構成は、集合体シートXの製造過程において、第2ダミー配線42の表面(ベース絶縁層21とは接していない表面)に電解メッキ法または無電解メッキ法によってNiメッキ膜など保護メッキ膜を形成するのに適する。
また、第2配線34と第2ダミー配線42とは、好ましくは、電気的に接続されている。第2配線34と第2ダミー配線42とは、金属製の基材10を介して電気的に接続可能である。具体的には、第2配線34と基材10とを電気的に接続する第3の導電連絡部(図示略)を設け、且つ、第2ダミー配線42と基材10とを電気的に接続する第4の導電連絡部(図示略)を設けることにより、第2ダミー配線42と第2配線34とを金属製の基材10を介して電気的に接続可能である(第3の導電連絡部は、配線回路基板の製造過程で切断される)。
第2ダミー配線42の設計厚さは、第2配線34の設計厚さと同じである。また、第2ダミー配線42は、第1ダミー配線41より厚い。第2ダミー配線42の厚さは、例えば4μm以上、好ましくは6μm以上であり、また、例えば60μm以下、好ましくは40μm以下である。第1ダミー配線41の厚さに対する第2ダミー配線42の厚さの比率は、例えば1.05以上、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また、例えば10以下、好ましくは5以下、より好ましくは3以下である。
第2ダミー配線42の幅(第2ダミー配線42の延び方向と直交する方向の寸法)は、好ましくは、第2配線34の幅と同じである。第2ダミー配線42の幅は、例えば6μm以上、好ましくは9μm以上であり、また、例えば110μm以下、好ましくは60μm以下である。第1ダミー配線41の幅に対する第2ダミー配線42の幅の比率は、例えば1.05以上、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また、例えば10以下、好ましくは7.5以下、より好ましくは5以下である。
隣り合う第1ダミー配線41と第2ダミー配線42との間の離隔距離は、例えば5μm以上、好ましくは10μm以上であり、また、例えば1000μm以下、好ましくは500μm以下である。
上述のカバー絶縁層22は、例えば図4に示すように、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上において第1ダミー配線41および第2ダミー配線42を覆う部分を有するように配置されてもよい(図4では、カバー絶縁層22で覆われた第1ダミー配線41および第2ダミー配線42を破線で示す)。
以上の構成を有する集合体シートXは、基材10において配線パターン30およびダミー配線パターン40が形成されている側の面が例えば外径側に位置する態様で巻き回された、ロールの形態をとりうる。集合体シートXは、ロールの形態で、搬送可能であり、保管可能である。
図5および図6は、集合体シートXの製造方法の一例を表す。図5および図6は、本製造方法を、図3に相当する断面の変化として表す。本製造方法では、ロールの形態をとるワークに対してロールトゥロール方式で以下の各種の処理および加工が実施されて、集合体シートXが製造される。
本製造方法では、まず、図5Aに示すように、開口部Gが形成されておらず未加工の基材10を用意する(用意工程)。この基材10は、加工が施される第1面10aと、これとは反対側の第2面10bとを有し、後の開口部Gの形成によって分離して隣り合う製品領域R1とフレーム領域R2とを含む。本工程では、このような基材10がロールの形態で用意される。
次に、図5Bに示すように、基材10の第1面10a上に、ベース絶縁層21をパターン形成する(第1の絶縁層形成工程)。本工程では、まず、基材10の第1面10a上において、感光性樹脂の溶液(ワニス)を塗布して乾燥し、塗膜を形成する。次に、基材10上の当該塗膜に対して、所定マスクを介しての露光処理と、その後の現像処理と、その後に必要に応じてベイク処理とを施す。このようにして、基材10の製品領域R1上およびフレーム領域R2上においてベース絶縁層21を形成する。
次に、図5Cに示すように、ベース絶縁層21上に、第1配線パターン30A(第1配線31,第1端子部32,第2端子部33)と第1ダミー配線41とを形成する(第1の導体層形成工程,第1の工程)。本工程では、フレーム領域R2における基材10の厚さ方向一方側に第1ダミー配線41を形成しつつ、製品領域R1における前記厚さ方向一方側に、第1配線31を含む第1配線パターン30Aを形成する。
具体的には、まず、基材10の第1面10aとその上のベース絶縁層21とを覆うように、シード層を、例えばスパッタリング法により形成する。シード層の材料としては、例えば、Cr、Cu、Ni、Ti、およびこれらの合金が挙げられる(後記のシード層の材料としても同様の材料が挙げられる)。次に、シード層上にレジストパターンを形成する。レジストパターンは、第1配線パターン30Aおよび第1ダミー配線41のパターン形状に相当する形状の開口部を有する。レジストパターンの形成においては、例えば、感光性のレジストフィルムをシード層上に貼り合わせてレジスト膜を形成した後、当該レジスト膜に対し、所定マスクを介しての露光処理と、その後の現像処理と、その後に必要に応じてベイク処理とを施す(後記のレジストパターンの形成においても同様である)。次に、電解メッキ法により、メッキ液を用いて、レジストパターンの開口部内に銅などの導体材料を堆積させる。次に、レジストパターンをエッチングにより除去する。次に、シード層においてレジストパターン除去によって露出した部分を、エッチングにより除去する。以上のようにして、第1配線パターン30A(第1配線31,第1端子部32,第2端子部33)と、第1ダミー配線41とを、併行して形成することができる。
本工程では、製品領域R1上に形成される第1配線31のうち最外に位置する第1配線31(最外第1配線31a)の更にその外側の、製品領域R1と隣り合うフレーム領域R2上に、第1ダミー配線41を形成しつつ、製品領域R1上に第1配線31を形成する。このような工程は、上記電解メッキ法に用いるメッキ液において、最外第1配線31aの形成箇所とその近傍の導体材料濃度が局所的に高くなることを抑制して、最外第1配線31aの導体材料堆積量が他の第1配線31の導体材料堆積量よりも多くなることを抑制するのに適する。すなわち、本工程は、第1配線31の厚さばらつきを抑制しつつ、第1配線31を形成するのに適する。
本製造方法では、次に、図6Aに示すように、ベース絶縁層21上に、第2配線パターン30B(第2配線34,第3端子部35,第4端子部36)と第2ダミー配線42とを形成する(第2の導体層形成工程)。本工程では、フレーム領域R2における基材10の厚さ方向一方側に、第1ダミー配線41より厚い第2ダミー配線42を形成しつつ、製品領域R1における前記厚さ方向一方側に、第1配線31より厚い、第2配線34を含む第2配線パターン30Bを形成する。
具体的には、まず、基材10の第1面10aと、その上のベース絶縁層21、第1配線パターン30A、および第1ダミー配線41とを覆うように、例えばスパッタリング法によってシード層を形成する。次に、シード層上にレジストパターンを形成する。レジストパターンは、第2配線パターン30Bおよび第2ダミー配線42のパターン形状に相当する形状の開口部を有する。次に、電解メッキ法により、レジストパターンの開口部内に銅などの導体材料を堆積させる。次に、レジストパターンをエッチングにより除去する。次に、シード層においてレジストパターン除去によって露出した部分を、エッチングにより除去する。以上のようにして、第2配線パターン30B(第2配線34,第3端子部35,第4端子部36)と、第2ダミー配線42とを、併行して形成することができる。
本工程では、製品領域R1上に形成される第2配線34のうち最外に位置する第2配線34(最外第2配線34a)の更にその外側の、製品領域R1と隣り合うフレーム領域R2上に、第2ダミー配線42を形成しつつ、製品領域R1上に第2配線34を形成する。このような工程は、上記電解メッキ法に用いるメッキ液において、最外第2配線34aの形成箇所とその近傍の導体材料濃度が局所的に高くなることを抑制して、最外第2配線34aの導体材料堆積量が他の第2配線34の導体材料堆積量よりも多くなることを抑制するのに適する。すなわち、本工程は、第2配線34の厚さばらつきを抑制しつつ、第2配線34を形成するのに適する。
次に、図6Bに示すように、ベース絶縁層21上において、配線パターン30(第1配線パターン30A,第2配線パターン30B)を覆うカバー絶縁層22を形成する(第2の絶縁層形成工程)。本工程では、まず、基材10の第1面10a側に、感光性樹脂の溶液(ワニス)を塗布して乾燥し、塗膜を形成する。次に、当該塗膜に対して、所定マスクを介しての露光処理と、その後の現像処理と、その後に必要に応じてベイク処理とを施す。このようにして、製品領域R1ごとにカバー絶縁層22を形成することができる。
次に、図6Cに示すように、基材10に開口部Gを形成する。本工程では、基材10に対する所定のエッチングマスクを介してのエッチング処理により、金属製の基材10において開口部Gを形成する。エッチング処理のためのエッチング液としては、例えば塩化第二鉄を使用する。
例えば以上のような工程を経ることにより、集合体シートXを製造することができる。本製造方法では、第2の導体層形成工程を、第1の導体層形成工程より前に実施してもよい。製造された集合体シートXにおいては、所定の製品領域R1とフレーム領域R2との間を連結する上述の連結部(図示略)を切断することにより、当該製品領域R1を配線回路基板として集合体シートXから切り離すことができる。
集合体シートXは、上述のように、基材10と、配線パターン30と、ダミー配線パターン40とを備え、配線パターン30は、基材10の製品領域R1の厚さ方向一方側に位置して第1配線31と第2配線34(第1配線31より厚い)とを含み、且つ、ダミー配線パターン40は、基材10のフレーム領域R2の厚さ方向一方側に位置して第1ダミー配線41と第2ダミー配線42(第1ダミー配線41より厚い)とを含む。
このような構成の集合体シートXは、その製造過程において、上述のように、基材10の製品領域R1上の第1配線31とフレーム領域R2上の第1ダミー配線41とを併行して形成する第1の導体層形成工程と、製品領域R1上の第2配線34(第1配線31より厚い)とフレーム領域R2上の第2ダミー配線42(第1ダミー配線41より厚い)とを併行して形成する第2の導体層形成工程とを、別々に実施して、第1配線31および第2配線34のそれぞれの厚さばらつきを抑制するのに適する。すなわち、集合体シートXは、厚さの異なる複数種類の配線(第1配線31,第2配線34)ごとに厚さのばらつきを抑制しつつ、配線パターン30を形成するのに適する。
集合体シートXでは、好ましくは、第2配線34は、第1配線31よりも大きな配線幅を有し、且つ、第2ダミー配線42は、第1ダミー配線41よりも大きな配線幅を有する。このような構成は、第1配線31および第2配線34のそれぞれの厚さばらつきを抑制するのに適する。
集合体シートXでは、上述のように、ダミー配線パターン40は、製品領域R1に沿って延びる複数の第1ダミー配線41および複数の第2ダミー配線42を含み、第1ダミー配線41および第2ダミー配線42は、これらの延び方向と直交する方向(図1および図2では第1方向D1)において、交互に位置する。このような構成は、フレーム領域R2における第1ダミー配線41の配置の均等化と第2ダミー配線42の配置の均等化とを、両立させるのに適する。
集合体シートXにおけるダミー配線パターン40は、第1ダミー配線41と第2ダミー配線42とが厚さ方向において互いに積み重なる部分を含んでもよい。このような構成は、フレーム領域R2におけるダミー配線パターン40形成箇所面積を低減するのに適する。図7Aから図7Fは、第1ダミー配線41と第2ダミー配線42とが厚さ方向に積み重なる部分をダミー配線パターン40が含む場合における当該部分の積層構造のバリエーションを示す。
図7Aおよび図7Bに示す例では、第1ダミー配線41は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上に位置し、第2ダミー配線42は、第1ダミー配線41の厚さ方向一方面上に位置する。図7Aに示す例では、第2ダミー配線42において第1ダミー配線41上に位置する部分の幅は、第1ダミー配線41の幅に等しい。図7Bに示す例では、第2ダミー配線42において第1ダミー配線41上に位置する部分の幅は、第1ダミー配線41の幅より小さい。
図7Cに示す例では、第1ダミー配線41は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上に位置し、第2ダミー配線42は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方側において第1ダミー配線41を覆うように第1ダミー配線41に積み重なる。
図7Dおよび図7Eに示す例では、第2ダミー配線42は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上に位置し、第1ダミー配線41は、第2ダミー配線42の厚さ方向一方面上に位置する。図7Dに示す例では、第1ダミー配線41において第2ダミー配線42上に位置する部分の幅は、第2ダミー配線42の幅に等しい。図7Eに示す例では、第1ダミー配線41において第2ダミー配線42上に位置する部分の幅は、第2ダミー配線42の幅より小さい。
図7Fに示す例では、第2ダミー配線42は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方面上に位置し、第1ダミー配線41は、ベース絶縁層21の厚さ方向一方側において第2ダミー配線42を覆うように第2ダミー配線42に積み重なる。
X 集合体シート(配線回路基板集合体シート)
10 基材
R1 製品領域
R2 フレーム領域
21 ベース絶縁層
22 カバー絶縁層
30 配線パターン
31 第1配線
32 第2配線
40 ダミー配線パターン
41 第1ダミー配線
42 第2ダミー配線

Claims (5)

  1. 製品領域、および、当該製品領域と隣り合うフレーム領域、を含む基材と、
    前記製品領域において前記基材の厚さ方向一方側に位置する、第1配線と当該第1配線より厚い第2配線とを含む配線パターンと、
    前記フレーム領域において前記厚さ方向一方側に位置する、第1ダミー配線と当該第1ダミー配線より厚い第2ダミー配線とを含むダミー配線パターンと、を備えることを特徴とする、配線回路基板集合体シート。
  2. 前記第2配線は、前記第1配線よりも大きな配線幅を有し、且つ、前記第2ダミー配線は、前記第1ダミー配線よりも大きな配線幅を有することを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板集合体シート。
  3. 前記ダミー配線パターンは、前記製品領域に沿って延びる複数の第1ダミー配線と、前記製品領域に沿って延びる複数の第2ダミー配線とを含み、当該複数の第1ダミー配線および複数の第2ダミー配線は、これらの延び方向と直交する方向において、交互に位置することを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板集合体シート。
  4. 前記ダミー配線パターンは、前記第1ダミー配線と前記第2ダミー配線とが前記厚さ方向において互いに積み重なる部分を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一つに記載の配線回路基板集合体シート。
  5. 製品領域、および、当該製品領域と隣り合うフレーム領域、を含む基材を用意する工程と、
    前記フレーム領域における前記基材の厚さ方向一方側に第1ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域における前記厚さ方向一方側に第1配線を形成する工程と、
    前記フレーム領域における前記厚さ方向一方側に、前記第1ダミー配線より厚い第2ダミー配線を形成しつつ、前記製品領域における前記厚さ方向一方側に、前記第1配線より厚い第2配線を形成する工程と、を含むことを特徴とする、配線回路基板集合体シートの製造方法。
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