JP2022006793A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】振動の伝播効率が低下しないようにするリム部へのモータの取付け構造を提供する。【解決手段】環状のリム部2と、当該リム部2の中央部に配されるボス部3と、前記リム部2と前記ボス部3を連結するスポーク部6と、これらリム部2、ボス部3、スポーク部6の骨格となる芯金7を備え、前記リム部2には振動を発生するモータ5を取付けたステアリングホイール1である。前記モータ5は、モータ5の回転軸5aと平行に形成された第1平坦面5cと、前記回転軸5aを挟んで当該第1平坦面5cと反対側の領域に当該第1平坦面5cと略平行に形成された第2平坦面5dとを有する。前記第1平坦面5cと前記芯金7に形成されたモータ取付け用平面7aとを平面的に接触させた状態で、当該第1平坦面7cと直交する方向に前記モータ5の固定用ねじ14を締付けることによって、当該モータ5を前記リム部2に取付ける。【選択図】図1A

Description

本発明は、運転席に着座したドライバーから見て、時計回り方向或いは反時計回り方向に所要角度回動させることで自動車のステアリング機構を操作し、自動車の進行方向を調整するステアリングホイールに関するものである。特に、ドライバーに注意を喚起する振動を発生するモータを設置したステアリングホイールに関するものである。
本願において、ステアリングホイールの「上部」とは、直進走行状態の位置にあるステアリングホイールにおける車室の天井側の部分を、ステアリングホイールの「下部」とは同じく車室の床側の部分を意味する。
近年、安全運転支援システムを搭載した自動車が増加している。このうち、車線逸脱警報装置は、ドライバーが無意識のうちに車線をはみ出しそうになった時に、ドライバーに警告を発し、正しい走行位置に戻ることを促すものである。この警告には、警告音を発するもの、警告灯を点灯するもののほかに、ステアリングホイールを振動させるものがある。
前記警告として、ステアリングホイールを振動させる際に、振動を発生するモータをステアリングホイールのスポーク部に取付ける場合は、スポーク部を太くする必要があり、ステアリングホイールのデザインの自由度が制約されるという問題があった。また、振動がステアリングホイールのリム部だけでなくボス部にも伝達され、リム部に伝達される振動が弱くなるため、モータを大きなものとしたり、モータを複数取付ける必要があった。
そこで、前記問題を解決するために、振動を発生するモータをステアリングホイールのリム部に取付けるものが提案されている(例えば特許文献1,2)。
このうち、特許文献1は、図6に示すように、ステアリングホイール1を構成する環状のリム部2の下部からリム部2の中央に配されるボス部3に向けて延出するアーム部4を設け、当該アーム部4に振動を発生するモータ5を取付ける構成である。図6中、6は前記リム部2と前記ボス部3を連結するスポーク部を示し、これらリム部2、ボス部3、スポーク部6は骨格となる芯金7を有する。また、8は前記モータ5の回転軸5aに取付けられた偏心ウエイトを示す。
また、特許文献2は、図7に示すように、前記リム部2の下部の反ドライバー側に振動を発生するモータ5の収容部9を形成し、モータ5を固定したケース10を前記収容部9にビス17で取付け、リム部2と一体化する構成である。
これら特許文献1,2で開示されたリム部2へのモータ5の取付けは、何れもモータ5の回転軸5aの長手方向と直交する平面の左右両側において、前記回転軸5aと平行に固定用ねじ11をねじ込むことによって行っている(図6(b)(c)、図7(b)を参照)。この取付けに際し、特許文献1では、アーム部4にブラケット12を設けている。また、特許文献2では、ケース10にモータ5の固定用壁部13を設けている。
しかしながら、モータ5の回転軸5aと平行に、固定用ねじ11をブラケット12や固定用壁部13に挿入してねじ込むことでモータ5をリム部2に取付ける場合、モータ5の振動がブラケット12や固定用壁部13を介してリム部2に伝わることになる。
この場合、ブラケット12や固定用壁部13の剛性が小さいと、当該ブラケット12や固定用壁部13によって必要な振動が減衰し、振動の伝播効率が低下する。
特開2017-7594号公報 特開2017-214050号公報
本発明が解決しようとする問題点は、リム部へのモータの取付けを、ブラケットや固定用壁部を介してモータの回転軸と平行にねじ込んだ固定用ねじで行う場合、ブラケットや固定用壁部の剛性が小さいと、振動の伝播効率が低下するという点である。
本発明は、ブラケットや固定用壁部を介さず、モータをリム部に直接取付ける構造を採用することで、振動の伝播効率が低下しないようにすることを目的としている。
本発明は、自動車のステアリング機構を操作して自動車の進行方向を調整するステアリングホイールに関するものである。当該ステアリングホイールは、環状のリム部と、当該リム部の中央部に配されるボス部と、前記リム部と前記ボス部を連結するスポーク部と、これらリム部、ボス部、スポーク部の骨格となる芯金を備えている。
本発明は、前記リム部に、振動を発生するモータを取付けたステアリングホイールであって、以下の構成を主要な特徴としている。
前記モータは、当該モータの回転軸と平行に形成された第1平坦面と、前記回転軸を挟んで当該第1平坦面と反対側の領域に、当該第1平坦面と略平行に形成された第2平坦面とを有している。そして、前記第1平坦面と前記芯金に形成されたモータ取付け用平面とを平面的に接触させた状態で、当該第1平坦面と直交する方向に前記モータの固定用ねじを締付けることによって、当該モータを前記リム部の芯金に取付ける。
本発明のステアリングホイールは、リム部へのモータの取付けを、リム部の骨格となる芯金に設けられたモータ取付け用平面とモータの第1平坦面を平面的に接触させ、当該第1平坦面と直交する方向に固定用ねじを締付けることによって行なっている。従って、別途ブラケット等を必要とすることなく、芯金に対してモータを容易に位置決めでき、かつ、モータの芯金への取付けの信頼性や強度が向上する。しかも、モータを芯金に直接取付けるので、振動の伝播効率が低下することがない。
本発明において、前記モータの回転軸は、前記第1平坦面から当該回転軸を通り前記第2平坦面に延びる直線上において、前記第1平坦面と前記第2平坦面間の中心位置よりも上方に位置するように設けられることが望ましい。かかる構成により、モータのロータ及びステータをモータの上方に位置させることが可能になって、前記第1平坦面と前記ステータとの間隙が大きくなり、前記固定用ねじの長さに余裕を持たせてもその先端が前記ステータと接触する可能性が低くなる。また、モータの横断面の下部を小さくできるので、モータを取付ける位置のリム部を太くする必要もなく、振動の伝播効率が低下することもない。
また、本発明において、前記リム部への前記モータの取付け部を、前記モータの前記回転軸と直交する横断面内で見たときに、前記第1平坦面の横断面長さを、前記第2平坦面の横断面長さよりも短くすることが望ましい。かかる構成により、第1平坦面の面積が小さくなってモータと芯金との接触面積が小さくなり、固定用ねじの単位面積当たりの締付圧力が上昇してより強固な取付けが可能になるのと共に、モータの回転によって固定用ねじの締付けが緩むことも防止できる。
また、本発明において、前記固定用ねじは、前記モータの前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線上に少なくとも2か所に取付けられることが望ましい。かかる構成とすれば、モータのリム部への取り付けをより強固に行うことができる。
少なくとも2か所に取付けられる前記固定用ねじの位置は、モータの回転軸を前記第1平坦面に投影した直線上に限らず、前記第1平坦面のコーナ部分の近傍でもよい。
具体的には、前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線に対して線対称又は点対称の位置にあるコーナ部分の近傍や、前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線によって分割される両側のうちの何れか一方の側のコーナ部分の近傍に取付ける。
前記のうち、前記線対称の位置にあるコーナ部分の近傍に取付けた場合、モータの回転軸と直交する方向へのモータの移動を効果的に抑制することができる。また、固定用ねじの当該取付け位置側に、モータの回転軸に取付けた偏芯ウエイトが存在する場合、偏心ウエイトによる回転モーメントの影響を最小に抑えることができる。反対に、固定用ねじの当該取付け位置と反対の側に、前記偏芯ウエイトが存在する場合、前記回転モーメントに対する効果は限定的となるが、モータの芯金への取付け易さが向上する。
また、前記のうち、前記点対称の位置にあるコーナ部分の近傍に取付けた場合、モータの回転軸の長手方向と当該回転軸と直交する方向の両方向におけるモータの移動を効果的に抑制することができる。
また、前記回転軸が一方向にのみ回転するときには、前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線によって分割される両側のうちの、前記回転によって離れようとする側のコーナ部分の近傍に取付けるとより効果的に固定できる。
本発明において、リム部の骨格となる芯金へのモータの取付けは、例えば、モータを取付ける前記芯金の前記モータ取付け用平面と相対する当該モータの前記第1平坦面に雌ねじを形成し、当該雌ねじに固定用ねじをねじ込むことによって取付ける。
また、本発明において、前記モータは、リム部の骨格となる芯金に直接取付けるのではなく、リム部の芯金からボス部に向かって延ばした延長プレートに取付けたものでもよい。かかる構成とすれば、モータの振動は、前記芯金からボス部に向かって片持ち状に延びる延長プレートによって増幅されるので、より効果的にリム部を振動させることができる。
本発明は、ステアリングホイールのリム部へのモータの取付けを、リム部の骨格となる芯金に設けられたモータ取付け用平面とモータの第1平坦面を平面的に接触させ、当該第1平坦面と直交する方向に固定用ねじを締付けることによって行う構成である。つまり、別途ブラケット等を必要とすることなく、芯金に対してモータを容易に位置決めできる。また、モータの芯金への取付けの信頼性や強度が向上する。さらに、モータを芯金に直接取付けるので、振動の伝播効率が低下することがない。
本発明のステアリングホイールのリム部へのモータの取付け構成の第1実施例を示した縦断面図である。 図1Aの矢視A-A図である。 図1Aの矢視B-B図である。 本発明のステアリングホイールのリム部へのモータの取付け構成の第2実施例を示した縦断面図である。 図2Aの矢視A-A図である。 (a)~(c)は本発明のステアリングホイールのリム部にモータを取付ける際の固定用ねじのねじ込み位置の他の例を説明する図である。 本発明のステアリングホイールのリム部へのモータの取付け構成の第3実施例を示した概略図である。 図4に示した第3実施例と比較する構成を示した図で、延長プレートに取付けたブラケットにモータを固定した状態でリム部に取付けた場合を示した概略図である。 特許文献1で提案されたステアリングホイールを説明する図で、(a)はドライバー側から見た場合の図、(b)はリム部へのモータの取付け部の拡大図、(c)はモータの取付け部の説明図である。 特許文献2で提案されたステアリングホイールを説明する図で、(a)は反ドライバー側から見た場合の図、(b)はリム部に形成したモータの収容部に取付けるケースにモータを取付けた状態を示した図である。
本発明の目的は、振動を発生するモータをリム部に取付けたステアリングホイールにおいて、ブラケットや固定用壁部を介さず、モータをリム部に直接取付ける構造を採用することで、振動の伝播効率が低下しないようにすることである。
本発明は、ステアリングホイールのリム部へのモータの取付けを、リム部の骨格となる芯金に設けられたモータ取付け用平面とモータの第1平坦面を平面的に接触させ、当該第1平坦面と直交する方向に固定用ねじを締付けることで、前記目的を実現した。
以下、本発明の実施例を、図1~図4を用いて説明する。
(第1実施例:図1A~図1C)
図1Aは本発明のステアリングホイール1を構成するリム部2へのモータ5の取付け構成の第1実施例を示した縦断面図、図1Bは図1Aの矢視A-A図、図1Cは図1Aの矢視B-B図である。
本発明のステアリングホイール1は、環状のリム部2と、当該リム部2の中央部に配されるボス部3と、これらのリム部2とボス部3を連結するスポーク部6と、これらリム部2、ボス部3、スポーク部6の骨格となる芯金7を備えている(図6及び図7を参照)。
本発明は、例えば、ステアリングホイール1を構成するリム部2の骨格となる芯金7の、リム部2の下部に位置する部分に、回転軸5aに偏心ウエイト8を取付けたモータ5を取付けるに際し、以下の構成を採用している。
前記モータ5のケース5bは、当該モータ5の回転軸5aの長手方向と平行に形成された第1平坦面5cと、前記回転軸5aを挟んで当該第1平坦面5cと反対側の領域に形成された第2平坦面5dを有している。この第2平坦面5dは、図1A~図1Cに示す第1実施例では、前記第1平坦面5cと平行に形成されているが、その内面がモータ5を構成するステータ5eの外周面と当接しなければ、前記第1平坦面5cと必ずしも平行に形成しなくてもよい。
また、第1実施例では、前記回転軸5aを、当該回転軸5aを通って前記第1平坦面5c及び前記第2平坦面5dと例えば直交する直線上の、前記第1平坦面5cと前記第2平坦面5dの間の中間位置よりも上方に位置させている。すなわち、前記第1平坦面5cと前記回転軸5a間の距離をH1、前記回転軸5aと第2平坦面5d間の距離をH2とした場合、H1>H2としている。
加えて、第1実施例では、前記モータ5の前記回転軸5aの長手方向と直交する横断面内で見たときの前記第1平坦面5cの横断面長さL1を、前記第2平坦面5dの横断面長さL2よりも短くしている。
一方、リム部2の下部に位置する前記芯金7におけるモータ5の取付け部には、モータ取付け用平面7a(図1Bではハッチングを付した範囲)を形成し、当該モータ取付け用平面7aと前記第1平坦面5cを平面的に接触させた状態で、当該モータ5を前記芯金7に取付ける。
その際、第1実施例では、モータ5の前記第1平坦面5cに、当該第1平坦面5cと直交するように、雌ねじ5caを例えば2か所形成している。前記雌ねじ5caは正確に前記第1平坦面5cと直交していることを要求しているわけではなく、製作誤差の範囲傾いているものを含むことは言うまでもない。
第1実施例では、前記雌ねじ5caは、モータ5の回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線上に設けられている。そして、前記モータ取付け用平面7aに設けた例えば2か所の孔7bに挿入した固定用ねじ14を前記雌ねじ5caにねじ込んで締付けることによってモータ5を芯金7に取付けている。
本発明のステアリングホイール1は、リム部2の骨格となる芯金7に設けたモータ取付け用平面7aとモータ5の第1平坦面5cを平面的に接触させ、当該第1平坦面5cと直交する方向に固定用ねじ14を締付けてモータ5をリム部2に取付けるものである。
従って、特許文献1,2で開示されたステアリングホイールと比較して、以下に列挙する作用効果を奏する。
・ブラケット等を必要とすることなく、芯金7に対してモータ5を容易に位置決めすることができる。
・モータ5の芯金7への取付けの信頼性や強度が向上する。
・モータ5を芯金7に直接取付けるので、振動の伝播効率が低下することがない。
加えて、第1実施例では、モータ5の芯金7への取付けを、モータ5の回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線上の2か所で行っているので、モータ5のリム部2への取付けの信頼性や強度がより向上する。
また、第1実施例では、第1平坦面5cと第2平坦面5dの間の中間位置よりも上方にモータ5の回転軸5aを位置させているので、ロータ5f及びステータ5eがケース5a内の上方に位置することになる。従って、第1平坦面5cとステータ5eとの間隙が大きくなり、前記固定用ねじ14の長さに余裕を持たせてもその先端が前記ステータ5eと接触する可能性が低くなる。また、モータ5の横断面の下部を小さくできるので、リム部2におけるモータ5の取付け部を太くする必要もなく、振動の伝播効率が低下することもない。
(第2実施例:図2A及び図2B)
図2Aは、本発明のステアリングホイール1を構成するリム部2へのモータ5の取付け構成の第2実施例を示した縦断面図、図2Bは図2Aの矢視A-A図である。
図2A及び図2Bに示す第2実施例は、モータ5の回転軸5aを、当該回転軸5aを通って前記第1平坦面5c及び前記第2平坦面5dと例えば直交する直線上の、前記第1平坦面5cと前記第2平坦面5dの間の中間位置に設けた点が前記第1実施例と相違する。すなわち、前記第1平坦面5cと前記回転軸5a間の距離H1と、前記回転軸5aと第2平坦面5d間の距離H2を同じ値(H1=H2)としている。
この第2実施例の場合、前記第1実施例と比較して、モータ5の横断面の下部を小さくできる割合(前記第1平坦面5cの横断面長さL1を、前記第2平坦面5dの横断面長さL2よりも短くする割合)が小さくなる。また、前記固定用ねじ14の長さに余裕を持たせることが難しくなる。
しかしながら、リム部2におけるモータ5の取付け部を太くしなくてもモータ5を取付けることができ、固定用ねじ14の長さに余裕を持たせる必要もなければ、前記第1実施例に替えて第2実施例を採用してもよい。
(固定用ねじ14のねじ込み位置の他の例:図3)
図3(a)~(c)は、本発明のステアリングホイール1のリム部2にモータ5を取付ける際の固定用ねじ14のねじ込み位置の他の例を説明する図である。
前記第1実施例及び前記第2実施例は、固定用ねじ14による前記芯金7のモータ取付け用平面7aへのモータ5の取付けを、モータ5の回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線上の2か所で行っている。
しかしながら、前記固定用ねじ14をねじ込む位置は、第1実施例や第2実施例のように、モータ5の回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線上に限らず、前記第1平坦面5cのコーナ部分の近傍としてもよい。
例えば、図3(a)に示すように、モータ5の回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線に対して線対称の位置にあるコーナ部分の近傍に取付けてもよい。また、図3(b)に示すように、前記回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線に対して点対称の位置にあるコーナ部分の近傍に取付けてもよい。また、図3(c)に示すように、前記回転軸5aを前記第1平坦面5cに投影した直線によって分割される両側のうちの何れか一方の側のコーナ部分の近傍に取付けてもよい。
図3(a)~(c)に示す位置に取付けた場合は、以下のような効果を奏する。
図3(a)に示す位置に取付けた場合:
・モータ5の回転軸5aの長手方向と直交する方向へのモータ5の移動を効果的に抑制することができる。
・固定用ねじ14の当該取付け位置側に、モータ5の回転軸5aに取付けた偏芯ウエイト8が存在する場合は、偏心ウエイト8による回転モーメントの影響を最小に抑えることができる。
・固定用ねじ14の当該取付け位置と反対の側に、前記偏芯ウエイト8が存在する場合は、前記回転モーメントに対する効果は限定的となるが、モータ5の芯金7への取付け易さが向上する。
図3(b)に示す位置に取付けた場合:
モータ5の回転軸5aの長手方向と当該回転軸5aと直交する方向の両方向におけるモータ5の移動を効果的に抑制することができる。
図3(c)に示す位置に取付けた場合:
モータ5の回転軸5aが一方向にのみ回転するときには、当該回転によって離れようとする側のコーナ部分の近傍に取付けるとより効果的にモータ5を固定することができる。
(第3実施例:図4)
図4は、本発明のステアリングホイール1を構成するリム部2へのモータ5の取付け構成の第3実施例を示した概略図である。
図4に示す第3実施例は、前記第1実施例や第2実施例とは異なり、ボス部3に向かう延長プレート15を例えば固定用ねじ16で前記芯金7に取付け、当該延長プレート15にモータ5を取付けるものである。
当該第3実施例も、モータ5のケース5bに形成した前記第1平坦面5cと面接触する前記延長プレート15の平面部分15aの前記雌ねじ5caと相対する位置に、固定用ねじ14を挿入する孔15bを形成している。
この第3実施例のうち、固定用ねじ14のねじ込み位置やモータ5の回転軸5aの上下方向の位置を前記第1実施例と同様とした場合は、前記第1実施例と同様の作用効果を奏する。また、固定用ねじ14のねじ込み位置やモータ5の回転軸5aの上下方向の位置を前記第2実施例と同様とした場合は、前記第2実施例と同様の作用効果を奏する。また、固定用ねじ14のねじ込み位置を図3(a)~(c)に示す位置とした場合は、それぞれに対応した前記効果を奏する。
加えて、この第3実施例の場合、モータ5の振動は、リム部2の芯金7から片持ち状に延びる延長プレート15によって増幅されるので、より効果的にリム部2を振動させることができる。
また、延長プレート15の前記平面部分15aに取付けたブラケット12に、固定用ねじ11をモータ5の回転軸5aと平行に挿入してねじ込むことでモータ5を延長プレート15に取付ける場合(図5を参照)と比較して、モータ5の振動強度は2%向上した。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
すなわち、以上で述べたステアリングホイールは、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も含まれる。特に本願明細書中に限定する主旨の記載がない限り、本発明は添付図面に示した部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は説明を目的としたもので、特に限定される主旨のない限り、それに限定されるものではない。
例えば、前記第1~第3実施例では、リム部2の下部にモータ5を取付けた例を示したが、ステアリングホイール1の操作に支障がなければ、リム部2の上部等、リム部2のどの位置にモータ5を取付けてもよい。
また、前記第1~第3実施例では、モータ5の回転軸5aに偏心ウエイト8を取付けてモータ5を振動させるものを示したが、モータ自体が振動するのであれば偏心ウエイトは不要である。
また、前記第1~第3実施例では、固定用ねじ14によるモータ5の芯金7への取付けを2か所で行っているが、モータ5の芯金7への取付け強度に問題が無ければ1か所でもよい。反対に、取付けに要するスペースや作業時間等に問題が無ければ、3か所以上でもよい。3か所以上で取付ける場合、図3(a)~(c)に示す取付け位置を組み合わせてもよい。
1 ステアリングホイール
2 リム部
3 ボス部
5 モータ
5a 回転軸
5c 第1平坦面
5ca 雌ねじ
5d 第2平坦面
6 スポーク部
7 芯金
7a モータ取付け用平面
14 固定用ねじ
15 延長プレート

Claims (9)

  1. 環状のリム部と、当該リム部の中央部に配されるボス部と、前記リム部と前記ボス部を連結するスポーク部と、これらリム部、ボス部、スポーク部の骨格となる芯金を備え、前記リム部には振動を発生するモータを取付けたステアリングホイールであって、
    前記モータは、当該モータの回転軸と平行に形成された第1平坦面と、前記回転軸を挟んで当該第1平坦面と反対側の領域に当該第1平坦面と略平行に形成された第2平坦面とを有し、前記第1平坦面と前記芯金に形成されたモータ取付け用平面とを平面的に接触させた状態で、当該第1平坦面と直交する方向に前記モータの固定用ねじを締付けることによって、当該モータを前記リム部に取付けることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記モータの前記回転軸は、前記第1平坦面から前記回転軸を通り前記第2平坦面に延びる直線上において、前記第1平坦面と前記第2平坦面間の中心位置よりも上方に位置するように設けられることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記リム部への前記モータの取付け部を、前記モータの前記回転軸と直交する横断面内で見たとき、前記第1平坦面の横断面長さが、前記第2平坦面の横断面長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記固定用ねじは、前記モータの前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線上の少なくとも2か所に取付けられることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のステアリングホイール。
  5. 前記固定用ねじは、前記第1平坦面のコーナ部分の近傍の少なくとも2か所に取付けられることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のステアリングホイール。
  6. 前記第1平坦面のコーナ部分は、前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線に対して線対称又は点対称の位置にあることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  7. 前記第1平坦面のコーナ部分は、前記回転軸を前記第1平坦面に投影した直線によって分割される両側のうちの何れか一方の側にあることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  8. 前記モータの前記リム部への取付けは、前記モータを取付ける前記芯金の前記モータ取付け用平面と相対する当該モータの前記第1平坦面に雌ねじを形成し、当該雌ねじに固定用ねじをねじ込むことによって取付けたことを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のステアリングホイール。
  9. 前記モータは、前記リム部の骨格となる芯金から前記ボス部に向かって延長して設けた延長プレートに取付けられていることを特徴とする請求項1~8の何れか1項に記載のステアリングホイール。
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