JP2022002182A - 放電ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】i線を放射する放電ランプに対し、アークの揺らぎを抑える。【解決手段】i線を放射する放電ランプにおいて、発光管12内で陰極20と陽極30とを電極軸Eに沿ってオフセット配置する。そして、陰極先端中心Cから電極軸Eに対する最大傾斜角度αで陽極30の縮径部32の外郭ラインを通る第1のラインL1と、第1のラインL1と発光管12の内郭ラインNとの交点を接点Pとして発光管内郭ラインNと接する第2のラインL2とを規定したとき、第1のラインL1と第2のラインL2との挟角θを、60°以上にする。【選択図】図2

Description

本発明は、露光装置などに光源として利用可能な放電ランプに関し、特に、揺らぎ(照度変動)を抑制するランプ構造に関する。
放電ランプでは、ランプ点灯中に電極先端部が高温となり、電極先端部の電極構成物質が溶融し、蒸発する。蒸発した電極構成物質が発光管内に付着すると黒化現象が生じ、ランプ照度が低下してランプ寿命が短くなる。また、酸化トリウムや酸化ランタンなどをドープした陰極の場合、高温になるとドープ材が早期に枯渇してアークに揺らぎが生じる。
このような黒化現象による照度低下、アークの揺らぎを抑制するため、放電管内で対向配置される陰極、陽極の位置をオフセット配置させる放電ランプが知られている(特許文献1参照)。そこでは、電極軸に沿った陽極の先端位置を、発光管の最大径位置よりも陰極側へシフトさせる。発光管の陰極シール部側との距離間隔が短くなることによって、陰極の温度上昇が抑えられる。
特許第5856380号公報
発光管内で陰極、陽極をオフセット配置すると、ランプ点灯中、放電管内での対流のバランスが崩れ、アークの揺らぎが発生する。特に、スペクトル光としてi線(波長365nm)を放射する放電ランプの場合、130A以上の大電流が流れるため、陰極からのドープ材の蒸発が促進される。その結果、アークの揺らぎが顕著になる。
したがって、i線を放射する放電ランプに対し、アークの揺らぎを抑えることが求められる。
本発明の放電ランプは、両端に向けて縮径し、1.5mg/cc以上の水銀が封入される発光管と、発光管内で同軸的に対向配置される陰極および陽極とを備え、ランプ電流が130A以上のi線を放射する放電ランプとして構成され、陽極の先端側に形成された縮径部の電極軸に沿った先端位置が、発光管の最大径位置よりも陰極側にある。
本発明では、i線放射の放電ランプにおいて陰極、陽極をオフセット配置した構成であり、発光管と陰極と陽極の電極軸方向断面において、陰極先端中心から電極軸に対する最大傾斜角度で縮径部の外郭ラインを通るまたは接する第1のラインと、第1のラインと発光管の内郭ラインとの交点を接点として発光管の内郭ラインと接する第2のラインとを引いたとき、第1のラインと第2のラインとの挟角θが、60°以上となるように構成されている。
このような挟角θは、両端に向けて縮径する発光管の形状、電極のオフセット配置、陽極の先端部形状などに起因するi線放射の放電ランプ特有の技術的課題をベースにして初めて導かれたランプ構造であり、挟角θが、60°以上となるように、陽極形状およびサイズ、発光管形状、電極間距離、電極のオフセット量など少なくともいずれか1つを構成(調整)することで実現できる。例えば、発光管形状に合わせて陽極形状を定めることができる。挟角θは、65°以上75°以下であることが好ましい。
陽極の先端部形状は様々に構成可能であり、例えば、円錐台形状や断面円弧状の曲面部を含む構成にすることが可能である。一方で、比較的大きな最大傾斜角度の確保と、陽極先端部付近でのガスの対流の安定化などを考慮すると、陽極の縮径部を複雑な形状にすることもできる。
例えば、陽極の縮径部において、アーク放電の一部を受ける表面部分として、先端側縮径部と後端側縮径部とを繋ぐ環状の平坦面を設けるようにすることができる。また、陽極の縮径部として、先端面を含む先端側縮径部と、先端側縮径部とは径変化の度合いが異なる後端側縮径部とを設けた構成にすることが可能である。
後端側縮径部の径変化の度合いが、先端側縮径部と比べて大きいようにすることで、最大傾斜角度を確保することができる。後端側縮径部が、断面円弧状の曲面部を含む場合、その曲率を調整することによって、最大傾斜角度を自在に設定することもできる。
陽極については、ガスの流れをガイドする形状として、後端側縮径部の電極軸方向長さを、先端側縮径部の電極軸方向長さより長くするように構成することもできる。
本発明によれば、i線を放射する放電ランプに対し、アークの揺らぎを抑えることができる。
第1の実施形態である放電ランプの平面図である。 放電ランプの部分的断面図である。 第2の実施形態である放電ランプの部分的断面図である。 第3の実施形態である放電ランプの部分的断面図である。 挟角θに対する揺らぎの値をプロットしたグラフを示した図である。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
ショートアーク型放電ランプ10は、高輝度の光を出力可能な大型放電ランプであり、透明な石英ガラス製の発光管(放電管)12を備え、発光管12内には、一対の電極20、30が対向配置される。発光管12の両側には、石英ガラス製の封止管13A、13Bが発光管12と連設し、一体的に形成されている。
発光管12は、封止管13A、13Bに向けて縮径した対称的形状であり、ここでは断面楕円状に形成されている。発光管12内の放電空間DSには、水銀と、ハロゲンやアルゴンガスなどの希ガスが封入されている。
陰極である電極20は、電極支持棒17Aによって支持されている。封止管13Aには、電極支持棒17Aが挿通されるガラス管(図示せず)と、外部電源と接続するリード棒15Aと、電極支持棒17Aとリード棒15Aを接続する金属箔16Aなどが封止されている。陽極である電極30についても同様に、電極支持棒17Bが挿通されるガラス管(図示せず)、金属箔16B、リード棒15Bなどのマウント部品が封止されている。封止管13A、13Bの端部には、口金19A、19Bがそれぞれ取り付けられている。
一対の電極20、30に電圧が印加されると、電極20、30との間でアーク放電が発生し、発光管12の外部に向けて光が放射される。ここでは、1kW以上の電力が投入される。発光管12から放射された光は、反射鏡(図示せず)によって所定方向へ導かれる。例えば露光装置に放電ランプ10が組み込まれた場合、放射光はパターン光となって基板などに照射される。
本実施形態のショートアーク型放電ランプ10は、i線(365nm)の光をスペクトル光として放射可能な放電ランプであり、放電空間DSには1.5mg/cc以上の水銀が封入され、130A以上の電流で点灯させる。以下詳述するように、本実施形態の放電ランプ10では、ランプ点灯中、黒化現象を防ぐとともに、ガスの対流を安定させてアークの揺らぎを抑制している。
図2は、放電ランプ10の部分的断面図である。ここでは、電極支持棒17A、17Bについて図示していない。
陰極20は、先端面20Sを有するテーパー状の縮径部22と柱状の胴体部24から構成され、陽極30も、先端面30Sを有するテーパー状の縮径部32と、柱状の胴体部34から構成されている。陰極20と陽極30は、所定の距離間隔Aをあけて対向配置されている。また、陰極20および陽極30は、発光管軸(ランプ軸)と電極軸Eとが一致するように同軸的に配置されている。
陽極30の先端面30Sは、その電極軸Eに沿った位置が発光管最大径の位置Mよりも陰極側にあり、陰極20および陽極30は、発光管12に対し、電極軸Eに沿ってオフセット配置されている。発光管最大径の位置Mと、陽極30の先端面30Sとの距離間隔Dは、発光管12、陰極20、陽極30のサイズ、形状などに基づいて定められる。
陰極20、陽極30がオフセット配置されることにより、陰極20と封止管側の発光管12の内面12Pとの距離間隔が短くなる。陰極20が、比較的低温の封止管側の発光管内面12Pに近づくため、そこで冷却された対流するガスが陰極20の先端面20Sを含めた縮径部22を冷却する。
一方、陰極20、陽極30のオフセット配置により、陰極20、陽極30、発光管12との間のガスの対流を生じさせるスペースSPも、オフセット配置に合わせて陰極側に形成される。このとき、電極支持棒17B側へ向けて多くのガスが流れていくと、スペースSPにおけるガスの対流が安定せず、アークの揺らぎが生じてしまう。これを抑えるため、以下を満たすランプ構造が採用される。
すなわち、電極軸Eを含めた発光管12、陰極20、陽極30の断面において、まず、陰極20の先端中心Cから陽極30の縮径部32の外郭ラインTを通る直線(以下、第1のラインという)L1を規定する。縮径部32の外郭ラインTは、陽極30と交差する他の外郭ラインと比べ、陰極20の先端中心Cから電極Eに対する傾斜角度αが大きく、最大傾斜角度となるラインであり、ここでは縮径部32の先端面30Sを除いた外表面に相当する。
次に、第1のラインL1と発光管内面12Pの断面に沿ったライン(以下、内郭ラインという)Nとの交点を接点Pとし、接点Pを通り内郭ラインNと接するライン(以下、第2のラインという)L2を規定する。そして、第1のラインL1、第2のラインL2とのなす角(以下、挟角という)θが、60°以上になっている。
挟角θが60°以上の場合、発光管内面12Pに衝突したガスの多くは、陰極側(下方)へ流れ、陰極20の縮径部22、陽極30の縮径部32、発光管12との間のスペースSPにおける対流が発光管12の内部において支配的になる。対流が安定化することによってアークが乱れず、アークの揺らぎを抑えることができる。その結果、電極変形が抑えられ、ランプ寿命が延びる。
また、陰極20、陽極30のオフセット配置により、光の有効放射範囲も発光管12に対して陰極側にオフセットする。そのため、黒化現象が生じても、比較的温度の低い発光管12の電極支持棒17B側に生じるため、有効放射範囲外となって黒化現象による照度低下を防ぐことができる。
挟角θを60°以上にすることは、陽極30の縮径部32の形状を調整することによって実現できる。また、縮径部32の形状だけでなく、電極間距離A、距離間隔D、発光管12の形状(曲率)の少なくともいずれかを調整してもよい。
より好ましくは、挟角θを65°以上、75°以下に定めるのが良い。65°以上にすることで、ガスの対流がより安定化する。一方、陽極30の縮径部32の傾斜角度を大きくしすぎると、縮径部32によって光が遮られ、照度が落ちる。また、電極間距離Aと発光管12の形状(曲率)の変更には、ランプ性能の維持のため制限がある。そのため、75°以下にするのがよい。
陽極30の縮径部32は、ここでは円錐台形状であるためにテーパー角度が一定であるが、一定に径の大きさが変化する構成に限定されず、挟角θを60°以上にする(スペースSPに支配的な対流を生じさせる)形状であればよい。例えば、断面円弧状の曲面部を形成してもよく、あるいは砲弾形状にしてもよい。この場合、第1のラインL1を、最大傾斜角度αで陽極30の縮径部32の外郭ラインTと接するラインとして規定すればよい。
このように本実施形態のi線を放射する放電ランプ10では、発光管12内で陰極20と陽極30とを電極軸Eに沿ってオフセット配置する。そして、陰極先端中心Cから電極軸Eに対する最大傾斜角度αで陽極30の縮径部32の外郭ラインを通る第1のラインL1と、第1のラインL1と発光管12の内郭ラインNとの交点を接点Pとして発光管内郭ラインNと接する第2のラインL2とを規定したとき、第1のラインL1と第2のラインL2との挟角θが、60°以上になっている。
次に、図3を用いて第2の実施形態である放電ランプについて説明する。第2の実施形態では、縮径部が多段構成されている。なお、同一の構成部分については、第1の実施形態と同じ符号を用いている。
図3は、第2の実施形態である放電ランプの部分的断面図である。
放電ランプ10’は、陰極20、陽極130とを備え、陽極130の縮径部132は、先端面130Sを含む先端側縮径部132Aと、その後方側(電極支持棒側)の後端側縮径部132Bとから構成されている。陰極20、陽極130は、第1の実施形態と同様、電極軸Eに沿ってオフセット配置されている。
先端側縮径部132Aのテーパー角度は、後端側縮径部132Bのテーパー角度よりも大きく、縮径部132は多面形状となっている。そのため、陰極20の先端中心Cから先端側縮径部132Aと後端側縮径部132Bとの境部分132Tを通るラインが、最大傾斜角度αをもつ第1のラインL1として規定される。そして、第1の実施形態と同様、第1のラインL1と第2のラインL2との挟角θが、60°以上になっている。
このような縮径部132の形状によっても、ガスの対流が安定し、アークの揺らぎを抑えることができる。また、先端側縮径部132Aのテーパー角度を後端側縮径部132Bのテーパー角度よりも相対的に大きくすることで、熱容量を確保しつつ、後端側縮径部132Bによって光が遮られるのを抑制できる。
なお、後端側縮径部132Bのテーパー角度を相対的に大きくするようにしてもよい。上述した断面円弧状の曲面部、砲弾形状を、先端側縮径部、あるいは後端側縮径部に適用する場合、その径の変化の度合いが先端側縮径部と後端側縮径部との間で相違すればよい。
次に、図4を用いて第3の実施形態である放電ランプについて説明する。第3の実施形態では、異なる表面形状を組み合わせた縮径部で構成されている。
図4は、第3の実施形態である放電ランプの部分的断面図である。
放電ランプ10”は、陰極20と陽極230を備え、陽極230は、先端面230Sを含む縮径部232と胴体部234から構成されている。陰極20、陽極230は、第1、第2の実施形態と同様、電極軸Eに沿ってオフセット配置されている。
縮径部232は、円錐台形状の先端側縮径部232Aと、断面円弧状の曲面部分を有する後端側縮径部232Bとを有し、また、先端側縮径部232Aと後端側縮径部232Bとの間には、環状の平坦部233が形成されている。
陰極20の先端中心Cから最大傾斜角度αで後端側縮径部232Bの外郭ラインTと接する第1のラインL1が規定され、第1のラインL1と第2のラインL2との挟角θが、60°以上になる。また、後端側縮径部232Bの電極軸Eに沿った長さB2は、先端側縮径部232Aの電極軸Eに沿った長さB1よりも長い。
このように、先端側縮径部232A、平坦部233、後端側縮径部232Bで縮径部232を構成することにより、陽極230によって遮られる光の範囲を狭めることができる一方、胴体部234付近で発光管12側へ径を急激に拡大させる形状によって、安定したガスの対流を実現させることができる。特に、後端側縮径部232Bが断面円弧状になっているため、後端側縮径部232Bに沿ってガスが流れやすい。さらに、環状の平坦部233を形成することにより、アーク放電を受ける表面積が増えて先端磨耗が抑えられ、アーク放電の安定性を向上させることができる。そして、後端側縮径部232Bの電極軸Eに沿った長さB2を先端側縮径部232Aの電極軸Eに沿った長さB1より長くすることによって、ガスが陽極側面に沿って流れ、対流が安定する。
以下では、実施例である放電ランプを用いて、挟角θと揺らぎとの関係について説明する。
実施例である放電ランプは、第1の実施形態に相当する放電ランプであり、陰極、陽極が発光管内においてオフセット配置されている。例えば、電極形状は縮径部が円錐台形状あるいは砲弾形状であり、オフセット量は5〜13mmの範囲で製造されている。そして、60°以上の範囲で挟角θの異なる放電ランプを用意し、揺らぎを測定した。また、比較例として、電極形状が砲弾形状で、オフセット量を13mmとした、60°より小さい挟角(59°)の放電ランプを用意し、揺らぎを測定した。
図5は、挟角θに対する揺らぎの値をプロットしたグラフを示した図である。各放電ランプに対して所定時間点灯後に揺らぎを測定し、測定した中で最大の揺らぎ数値を基準としたときの百分率を揺らぎの値(%)として表している。ここでは、比較例の放電ランプで測定したときの揺らぎが基準値となる。
図5に示すように、挟角θが60°以上になると揺らぎ数値が下がり、揺らぎが抑えられていることがわかる。また、図5に収まらない66°を越えた範囲においては、揺らぎが70°に近づくほど下がり続けて70°付近で最も抑えられ、70°〜75°の範囲では揺らぎが略同じとなった。したがって、60°〜75°の範囲で有効であることが確かめられた。
10 放電ランプ
20 陰極
30 陽極
32 縮径部

Claims (7)

  1. 両端に向けて縮径し、1.5mg/cc以上の水銀が封入される発光管と、
    前記発光管内で同軸的に対向配置される陰極および陽極とを備え、
    ランプ電流が130A以上であって、
    前記陽極の先端側に形成された縮径部の電極軸に沿った先端位置が、前記発光管の最大径位置よりも陰極側にあり、
    前記発光管と前記陰極と前記陽極の電極軸方向断面において、陰極先端中心から電極軸に対する最大傾斜角度で前記縮径部の外郭ラインを通るまたは接する第1のラインと、前記第1のラインと前記発光管の内郭ラインとの交点を接点として前記発光管の内郭ラインと接する第2のラインとを引いたとき、前記第1のラインと前記第2のラインとの挟角θが、60°以上であることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記挟角θが、65°以上75°以下であることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記陽極の縮径部が、先端面を含む先端側縮径部と、前記先端側縮径部とは径変化の度合いが異なる後端側縮径部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の放電ランプ。
  4. 前記後端側縮径部の径変化の度合いが、前記先端側縮径部と比べて大きいことを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ。
  5. 前記後端側縮径部が、断面円弧状の曲面部を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の放電ランプ。
  6. 前記縮径部が、前記先端側縮径部と前記後端側縮径部とを繋ぐ環状の平坦面を有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の放電ランプ。
  7. 前記後端側縮径部の電極軸方向長さが、前記先端側縮径部の電極軸方向長さより長いことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の放電ランプ。
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