[0018] 以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明では、同一または類似の部分を参照するために、同一の参照番号が使用される。いくつかの例示的な実施形態が本明細書で説明されるが、修正、適応、および他の実装が可能である。例えば、置換、追加、または修正が図面に示された構成要素および工程に対して行われてもよく、本明細書に記載された例示的な方法は、開示された方法に対して工程の置換、並べ替え、除去、または追加を行うことによって修正されてもよい。したがって、以下の詳細な説明は、開示された実施形態および実施例に限定されない。むしろ、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
[0019] 本開示の実施形態は、物流を監視するように構成されたシステムおよび方法に関する。開示される実施形態は、個々の作業員およびフルフィルメントセンタに関連する各作業員のパフォーマンスを監視することを可能にする革新的な技術的特徴を提供する。例えば、開示される実施形態は、種々の管理システムからフルフィルメントセンタの作業員に関連するデータをキャプチャし、キャプチャされたデータセットのうちの1つに対応するデータを有する作業員についてキャプチャデータを統合整理し、リアルタイムでユーザデバイスへと作業員の状況および作業員のパフォーマンスを分析する視覚化を効率的に提供することを可能にする。
[0020] 図1Aを参照すると、出荷、輸送、および物流動作を可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを含むシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図100が示されている。図1Aに示すように、システム100は様々なシステムを含むことができ、その各々は、1つまたは複数のネットワークを介して互いに接続することができる。システムはまた、例えばケーブルを使用して、直接接続を介して互いに接続されてもよい。図示のシステムは、出荷権限技術(SAT)システム101、外部フロントエンドシステム103、内部フロントエンドシステム105、輸送システム107、モバイルデバイス107A、107B、107C、売り手ポータル109、出荷および注文追跡(SOT)システム111、フルフィルメント(履行)最適化(FO)システム113、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ(FMG)115、サプライチェーン管理(SCM)システム117、倉庫管理システム119、モバイルデバイス119A、119B、119C(フルフィルメントセンタ(FC)200の内部にあるものとして図示)、第三者フルフィルメントシステム121A、121B、121C、フルフィルメントセンタ認証システム(FC認証)123、労働管理システム(LMS)125を含む。
[0021] いくつかの実施形態では、SATシステム101は、注文状態および配送状態を監視するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、SAT装置101は、注文がその約束配送日(PDD)を過ぎているかどうかを判定し、新しい注文を開始すること、配達されていない注文でアイテムを再出荷すること、配達されていない注文をキャンセルすること、注文カスタマとのコンタクトを開始することなどを含む適切な処置をとることができる。SAT装置101は、出力(特定の期間中に出荷された荷物の数のよう)及び入力(出荷に使用するために受け取った空のボール紙箱の数のよう)を含む他のデータを監視することもできる。また、SATシステム101は、システム100内の異なるデバイス間のゲートウェイとして機能し、外部フロントエンドシステム103およびFOシステム113などのデバイス間の通信(例えば、ストアアンドフォワードまたは他の技術を使用する)を可能にしてもよい。
[0022] いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、外部ユーザがシステム100内の1つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、システム100がシステムの提示を可能にして、ユーザがアイテムのための注文を配置することを可能にする実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、検索リクエストを受信し、アイテムページを提示し、決済情報を要請するウェブサーバとして実装されてもよい。例えば、外部フロントエンドシステム103は、アパッチHTTPサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス、NGINX等のソフトウェアを実行するコンピュータ又はコンピュータとして実施することができる。他の実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、外部デバイス(例えば、モバイルデバイス102Aまたはコンピュータ102B)からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得した情報に基づいて受信した要求に対する応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行することができる。
[0023] いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、または支払いシステムのうちの1つまたは複数を含むことができる。一態様では、外部フロントエンドシステム103は、これらのシステムのうちの1つまたは複数を備えることができ、別の態様では、外部フロントエンドシステム103は、これらのシステムのうちの1つまたは複数に接続されたインターフェース(例えば、サーバ間、データベース間、または他のネットワーク接続)を備えることができる。
[0024] 図1B、図1C、図1D、および図1Eによって示される例示的な一組のステップは、外部フロントエンドシステム103のいくつかの動作を説明するのに役立つことができる。外部フロントエンドシステム103は、提示および/またはディスプレイのために、システム100内のシステムまたはデバイスから情報を受け取ることができる。例えば、外部フロントエンドシステム103は、検索結果ページ(SRP)(例えば、図1B)、単一ディテールページ(SDP)(例えば、図1C)、カードページ(例えば、図1D)、または注文ページ(例えば、図1E)を含む1つ以上のウェブページをホスティングまたは提供することができる。ユーザデバイス(例えば、モバイルデバイス102Aまたはコンピュータ102Bを使用する)は、外部フロントエンドシステム103にナビゲートし、サーチボックスに入力することによってサーチをリクエストすることができる。外部フロントエンドシステム103は、システム100内の1つまたは複数のシステムからリクエストすることができる。例えば、外部フロントエンドシステム103は、検索要求を満たす情報をFOシステム113に要求してもよい。また、外部フロントエンドシステム103は、検索結果に含まれる商品ごとに、約束配送日または「PDD」を(FOシステム113から)リクエストし、受信することもできる。いくつかの実施形態では、PDDは、特定の期間内に、例えば、その日の最後(午後11時59分)までに注文された場合、製品を含む荷物が、いつユーザの所望の場所に到着するか、または製品がユーザの所望の場所に配送されることを約束される日付かのいずれかの推定値を表すことができる(PDDはFOシステム113に関して以下でさらに説明される)。
[0025] 外部フロントエンドシステム103は、その情報に基づいてSRP(例えば、図1B)を準備することができる。SRPは、検索要求を満たす情報を含むことができる。例えば、これは、検索要求を満たす製品の写真を含むことができる。SRPはまた、各製品についてのそれぞれの価格、または各製品についての強化された配送オプション、PDD、重み、規模、オファー、割引などに関する情報を含んでもよい。外部フロントエンドシステム103は、(例えば、ネットワークを介して)要求側ユーザデバイスにSRPを送信することができる。
[0026] 次いで、ユーザデバイスは、例えば、ユーザインターフェースをクリックまたはタップすることによって、または別のインプットデバイスを使用して、SRPから製品を選択して、SRP上に表される製品を選択し得る。ユーザデバイスは、選択されたプロダクトに関するリクエストを作成し、それを外部フロントエンドシステム103に送ることができる。これに応じて、外部フロントエンドシステム103は、選択された商品に関する情報をリクエストすることができる。例えば、情報は、それぞれのSRP上の製品について提示される情報を超える追加の情報を含むことができる。これには、例えば、貯蔵寿命、原産国、体重、大きさ、荷物中のアイテムの個数、取扱説明書、または生成物に関する他の事項が含まれ得る。また、情報は、(例えば、この製品および少なくとも1つの他の製品を購入した顧客のビッグデータおよび/または機械学習分析に基づく)類似の製品に対する推奨、頻繁に質問される質問に対する回答、顧客からのレビュー、製造業者情報、写真などを含むことができる。
[0027] 外部フロントエンドシステム103は、受信したプロダクトインフォメーションに基づいて、SDP(単一ディテールページ)(例えば、図1C)を準備することができる。SDPはまた、「今すぐ買う」ボタン、「カードに追加する」ボタン、数量欄、アイテムの写真等のような他の対話型要素を含んでもよい。SDPは、製品を提供する売り手のリストをさらに含むことができる。リストは各売り手が提供する価格に基づいて注文されてもよく、その結果、最低価格で製品を販売することを提案する売り手は最上位にリストされてもよい。リストは、最高ランクの売り手が最上位にリストされるように、売り手ランキングに基づいて注文されてもよい。売り手ランキングは、例えば、約束されたPDDを満たす売り手の過去の実績を含む、複数の要因に基づいて定式化されてもよい。外部フロントエンドシステム103は、(例えば、ネットワークを介して)要求側ユーザデバイスにSDPを配信することができる。
[0028] 依頼元ユーザデバイスは、商品情報を記載したSDPを受け取る場合がある。SDPを受信すると、ユーザデバイスはSDPと対話することができる。例えば、要求ユーザデバイスのユーザは、SDP上の「カートに入れる」ボタンをクリックするか、あるいは他の方法で対話することができる。これは、ユーザに関連付けられたショッピングカートに製品を追加する。ユーザデバイスは、このリクエストを送信して、商品をショッピングカートに追加し、外部フロントエンドシステム103に送ることができる。
[0029] 外部フロントエンドシステム103は、カートページ(例えば、図1D)を生成することができる。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザが仮想の「買物かご」に追加した商品をリストし、ユーザデバイスは、SRP、SDP、または他のページ上のアイコンをクリックするか、または他の方法で対話することによって、カートページをリクエストしてもよい。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザがショッピングカートに追加したすべての製品、ならびに各製品の数量、各製品のアイテム当たりの価格、関連する数量に基づく各製品の価格、PDDに関する情報、配送方法、出荷費用、ショッピングカート内の製品を修正するためのユーザインターフェース要素(例えば、数量の削除または修正)、他の製品を注文するかまたは製品の定期的な配送を設定するためのオプション、利息支払いを設定するためのオプション、購入を進めるためのユーザインターフェース要素などのカート内の製品に関する情報を列挙することができる。ユーザデバイスのユーザは、ショッピングカート内の商品の購入を開始するために、ユーザインターフェース要素(例えば、「今すぐ買う」と読むボタン)をクリックするか、または他の方法でユーザインターフェース要素と対話することができる。そうすると、ユーザデバイスは、このリクエストを送信して、外部フロントエンドシステム103への購入を開始することができる。
[0030] 外部フロントエンドシステム103は、購入を開始するためのリクエストの受信に応じて、注文ページ(例えば、図1E)を発生することができる。いくつかの実施形態では、注文ページは、ショッピングカートからのアイテムを再リストし、支払及び出荷に関するインプットを要求する。例えば、注文ページはショッピングカート内のアイテムの購入者に関する情報(例えば、名前、住所、電子メールアドレス、電話番号)、受取人に関する情報(例えば、名前、住所、電話番号、配送情報)、出荷情報(例えば、配送および/または集荷の速度/方法)、支払情報(例えば、クレジットカード、銀行振込、小切手、記憶クレジット)、現金受領を要求するためのユーザインターフェース要素(例えば、税務目的のための)などを要求する区画を含むことができる。外部フロントエンドシステム103は、注文ページをユーザデバイスへ送信することが可能である。
[0031] ユーザデバイスは、注文ページに情報を入力し、その情報を外部フロントエンドシステム103に送信するユーザインターフェース要素をクリックするか、または他の方法で対話することができる。そこから、外部フロントエンドシステム103は、ショッピングカート内の製品との新しい注文の作成および加工を可能にするために、システム100内の様々なシステムに情報を送信することができる。
[0032] いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、売り手が注文に関する情報を送受信することを可能にするようにさらに構成されてもよい。
[0033] いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム105は、内部ユーザ(例えば、システム100を所有し、運営し、またはリースする団体の従業員)がシステム100内の1つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、ネットワーク101がシステムの提示を可能にして、ユーザが注文のための注文を配置できるようにする実施形態では、内部ユーザが注文に関する診断および統計情報を見たり、アイテム情報を修正したり、またはアイテムに関する統計を見直したりできるようにする、内部フロントエンドシステム105をウェブサーバとして実装することができる。例えば、内蔵フロントエンドシステム105は、アパッチHTTPサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス、NGINX等のソフトウェアを実行するコンピュータ又はコンピュータとして実現することができる。他の実施形態では、内蔵フロントエンドシステム105は、システム100に示されるシステムまたはデバイス(ならびに図示されない他のデバイス)からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得された情報に基づいて受信された要求への応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行することができる。
[0034] いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム105は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、支払いシステム、分析システム、注文監視システムなどのうちの1つまたは複数を含むことができる。一態様では、内部フロントエンドシステム105は、これらのシステムのうちの1つまたは複数を備えることができ、別の態様では、内部フロントエンドシステム105は、これらのシステムのうちの1つまたは複数に接続されたインターフェース(たとえば、サーバ間、データベース間、または他のネットワーク接続)を備えることができる。
[0035] いくつかの実施形態では、輸送システム107は、システム100内のシステムまたはデバイスとモバイルデバイス107A〜107Cとの間の通信を可能にするコンピュータシステムとして実施することができる。いくつかの実施形態では、輸送システム107は、1つまたは複数のモバイルデバイス107A〜107C(例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAなど)から受信することができる。例えば、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス107A〜107Cは、配送作業員によって操作されるデバイスを含んでもよい。配送作業員は、正社員、臨時社員、または交替社員であってもよく、モバイルデバイス107A〜107Cを利用して、ユーザによって注文された製品を含む荷物の配送を行うことができる。例えば、荷物を配信するために、配送作業員は、どの荷物を配信すべきか、およびそれをどこに配信すべきかを示す通知をモバイルデバイス上で受信することができる。配送位置に到着すると、配送作業員は荷物を(例えば、トラックの後ろに、または荷物の箱に)配置し、モバイルデバイスを使用して荷物上の識別子に関連するデータ(例えば、バーコード、イメージ、文字列、RFIDタグなど)を走査または他の方法で捕捉し、荷物を(例えば、前扉に置いたままにし、警備員を置いたままにし、受信者に渡すなどによって)配信することができる。いくつかの実施形態では、配送作業員は、荷物の写真をキャプチャすることができ、および/またはモバイルデバイスを使用してシグネチャを取得することができる。モバイルデバイスは、例えば、時刻、日付、GPS位置、写真、配送作業員に関連付けられた識別子、モバイルデバイスに関連付けられた識別子などを含む配送に関する情報を含む情報を輸送システム107に送信することができる。輸送システム107は、システム100内の他のシステムによるアクセスのために、この情報をデータベース(図示せず)に記憶することができる。いくつかの実施形態では、輸送システム107は、この情報を使用して、特定の荷物の位置を示す追跡データを準備し、他のシステムに送信することができる。
[0036] いくつかの実施形態では、あるユーザが1つの種類のモバイルデバイスを使用することができる(例えば、永久作業員はバーコードスキャナ、スタイラス、および他のデバイスなどのカスタムハードウェアと共に専用のPDAを使用することができる)が、他のユーザは他の種類のモバイルデバイスを使用することができる(例えば、一時的または移動作業員は既製の携帯電話および/またはスマートフォンを利用することができる)。
[0037] いくつかの実施形態では、輸送システム107は、ユーザをそれぞれのデバイスに関連付けることができる。例えば、輸送システム107は、ユーザ(例えば、ユーザ識別子、従業員識別子、または電話番号)とモバイルデバイス(例えば、国際移動装置アイデンティティ(IMEI)、国際移動加入識別子(IMSI)、電話番号、汎用一意識別子(UUID)、またはグローバル一意(GUID)によって表される)との間の関連を記憶することができる。輸送システム107は、この関連付けを、配送上で受信されたデータと併せて使用して、とりわけ、作業員の位置、作業員の有効性、または作業員のスピードを決定するために、注文内のデータベースに格納されたデータを分析することができる。
[0038] いくつかの実施形態では、売り手ポータル109は、売り手または他の外部エンティティがシステム100内の1つまたは複数のシステムと電子的に通信することを可能にするコンピュータシステムとして実装され得る。例えば、売り手は、コンピュータシステム(図示せず)を利用して、売り手が売り手ポータル109を使用してシステム100を通して売りたい製品について、製品情報、注文情報、連絡先情報などをアップロードまたは提供することができる。
[0039] いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111は、(例えば、デバイス102A〜102Bを使用するユーザによって)顧客によって注文された製品を含む荷物の位置に関する情報を受信し、記憶し、転送するコンピュータシステムとして実装されてもよい。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡装置111は、顧客が注文した製品を含む荷物を配送する出荷会社によって運営されるウェブサーバ(図示せず)からの情報をリクエストまたは記憶することができる。
[0040] いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111は、システム100に示されたシステムからの情報をリクエストし、記憶することができる。例えば、出荷および注文追跡システム111は、輸送システム107にリクエストすることができる。上述のように、輸送システム107は、ユーザ(例えば、配送作業員)または乗り物(例えば、配送車)のうちの1つまたは複数に関連付けられた1つまたは複数のモバイルデバイス107A〜107C(例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAなど)から受信することができる。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111は、フルフィルメントセンタ(例えば、フルフィルメントセンタ200)内の個々の製品の位置を決定するために、倉庫管理システム(WMS)119にリクエストすることもできる。出荷および注文追跡システム111は、輸送システム107またはWMS119のうちの1つまたは複数からデータを要求し、それを処理し、要求に応じてそれをデバイス(たとえば、ユーザデバイス102Aおよび102B)に提示することができる。
[0041] いくつかの実施形態では、フルフィルメント(履行)最適化(FO)システム113は、他のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103および/または出荷および注文追跡システム111)からのカスタマ注文のための情報を記憶するコンピュータシステムとして実装されてもよい。また、FOシステム113は、特定のアイテムがどこに保持されているか、またはどこに記憶されているかを記述する情報を記憶することもできる。たとえば、特定のアイテムは1つのフルフィルメントセンタにのみ格納でき、他の特定のアイテムは複数のフルフィルメントセンタに格納できる。さらに他の実施形態では、特定のフルフィルメントセンタが特定の組のアイテム(例えば、生鮮食品または冷凍食品)のみを格納するように設計されてもよい。FOシステム113は、この情報ならびに関連する情報(例えば、数量、サイズ、受領日、有効期限など)を格納する。
[0042] また、FOシステム113は、商品毎に対応するPDD(約束配送日)を計算してもよい。いくつかの実施形態では、PDDは、1つまたは複数の要因に基づくことができる。例えば、FOシステム113は、製品に対する過去の需要(例えば、その製品がある期間中に何回注文されたか)、製品に対する予想需要(例えば、来るべき期間中にその製品を注文するために何人の顧客が予想されるか)、ある期間中にいくつの製品が注文されたかを示すネットワーク全体の過去の需要、来るべき期間中にいくつの製品が注文されることが予想されるかを示すネットワーク全体の予想需要、各フルフィルメントセンタ200に格納された製品の1つ以上のカウント、その製品に対する各製品、予想または現行注文などに基づいて、製品に対するPDDを計算することができる。
[0043] いくつかの実施形態では、FOシステム113は、定期的に(例えば、1時間ごとに)商品ごとにPDDを決定し、それを検索または他のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103、SATシステム101、出荷および注文追跡システム111)に送信するためにデータベースに格納することができる。他の実施形態では、FOシステム113は、1つまたは複数のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103、SATシステム101、出荷および注文追跡システム111)から電子要求を受信し、オンデマンドでPDDを計算することができる。
[0044] いくつかの実施形態では、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ115は、FOシステム113などのシステム100内の1つ以上のシステムから1つのフォーマットまたはプロトコルで要求または応答を受信し、それを別のフォーマットまたはプロトコルに変換し、変換されたフォーマットまたはプロトコルで、WMS119または第三者フルフィルメントシステム121A、121B、または121Cなどの他のシステムに転送するコンピュータシステムとして実装することができる。
[0045] いくつかの実施形態では、サプライチェーン管理(SCM)システム117は、予測機能を実行するコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、SCMシステム117は、例えば、製品に対する過去の需要、製品に対する予想される需要、ネットワーク全体の過去の需要、ネットワーク全体の予想される需要、各フルフィルメントセンタ200に格納された計数製品、各製品に対する予想または現行注文などに基づいて、特定の製品に対する需要の水準を予測することができる。この予測された水準およびすべてのフルフィルメントセンタにわたるそれぞれの製品の量に応じて、SCMシステム117は、特定の製品に対する予測された需要を満たすのに充分な量を購入し、ストックするための1つまたは複数の購入注文を生成することができる。
[0046] いくつかの実施形態では、倉庫管理システム(WMS)119は、ワークフローをモニタするコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、WMS119は、個別イベントを示す個別デバイス(例えば、デバイス107A〜107Cまたは119A〜119C)からイベントデータを受信することができる。例えば、WMS119は、荷物を走査するためにこれらのデバイスの1つの使用を示すイベントデータを受信してもよい。フルフィルメントセンタ200および図2に関して以下で論じるように、フルフィルメントプロセス中に、荷物識別子(例えば、バーコードまたはRFIDタグデータ)は特定の段階で機械によってスキャンまたは読み取ることができる(例えば、自動またはハンドヘルドバーコードスキャナ、RFIDリーダ、高速カメラ、タブレット119A、モバイルデバイス/PDA119B、コンピュータ119Cなどのデバイス)。WMS119は荷物識別子、時刻、日時、位置、ユーザ識別子、または他の情報と共に、荷物識別子の走査または読取りを示す各々の事象を対応するデータベース(図示せず)に記憶することができ、この情報を他のシステム(例えば、出荷および注文追跡システム111)に提供することができる。
[0047] いくつかの実施形態では、WMS119は、1つまたは複数のデバイス(例えば、デバイス107A〜107Cまたは119A〜119C)を、システム100に関連付けられた1つまたは複数のユーザに関連付ける情報を記憶してもよい。例えば、いくつかの状況では、ユーザ(パートまたはフルタイムの従業員など)は、ユーザがモバイルデバイスを所有する(例えば、モバイルデバイスがスマートフォンである)という点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。他の状況では、ユーザは、ユーザが一時的にモバイルデバイスの管理下にある(例えば、ユーザは日の始めにモバイルデバイスを借り、日中にそれを使用し、日の終わりにそれを返す)という点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。
[0048] いくつかの実施形態では、WMS119は、システム100に関連する各ユーザの作業ログを維持することができる。例えば、WMS119は、任意の割り当てられたプロセス(例えば、トラックのアンローディング、ピックゾーンからのアイテムのピッキング、仕分け装置ワーク、パッキングアイテム)、ユーザ識別子、位置(例えば、フルフィルメントセンタ200内のフロアまたはゾーン)、従業員によってシステム内を移動されたユニットの数(例えば、ピックされたアイテムの数、パックされたアイテムの数)、デバイスに関連付けられた識別子(例えば、デバイス119A〜119C)などを含む、各従業員に関連付けられた情報を記憶することができる。いくつかの実施形態では、WMS119は、デバイス119A〜119C上で動作するタイムキーピングシステムなどのタイムキーピングシステムからチェックインおよびチェックアウト情報を受信することができる。
[0049] いくつかの実施形態では、第三者フルフィルメント(3PL)システム121A〜121Cは、ロジスティクスおよび製品のサードパーティプロバイダに関連するコンピュータシステムを表す。例えば、(図2に関して以下に説明するように)いくつかの製品がフルフィルメントセンタ200に格納されている間、他の製品は、オフサイトで格納されてもよく、オンデマンドで生産されてもよく、またはフルフィルメントセンタ200に格納するために利用できなくてもよい。3PLシステム121A〜121Cは、FOシステム113から(例えば、FMG115を介して)注文を受信するように構成することができ、製品および/またはサービス(例えば、配送または設置)を顧客に直接的に提供することができる。いくつかの実施形態では、3PLシステム121A〜121Cのうちの1つまたは複数がシステム100の一部とすることができ、他の実施形態では、3PLシステム121A〜121Cのうちの1つまたは複数がシステム100の外部(例えば、サードパーティプロバイダによって所有または運営される)とすることができる。
[0050] いくつかの実施形態では、フルフィルメントセンタ自動システム(FC認証)123は、様々な機能を有するコンピュータシステムとして実装され得る。例えば、いくつかの実施形態では、FC認証123は、システム100内の1つまたは複数の他のシステムのためのシングルサインオン(SSO)サービスとして動作することができる。例えば、FC認証123は、ユーザが内部フロントエンドシステム105を介してログインすることを可能にし、ユーザが出荷および注文追跡系111においてリソースにアクセスするための同様の特権を有していることを決定し、ユーザが2回目のログイン処理を必要とせずにそれらの特権にアクセスすることを可能にしてもよい。他の実施形態では、FC認証123は、ユーザ(例えば、従業員)が自分自身を特定の作業に関連付けることを可能にしてもよい。例えば、従業員の中には、電子デバイス(デバイス119A〜119Cなど)を持たない者もいれば、その代わりに、1日の過程中に、フルフィルメントセンタ200内でタスクからタスクへ、およびゾーンからゾーンへ移動してもよい。FC認証123は、それらの従業員は、彼らがどの仕事をしているか、および彼らが様々な時刻にどの区域にいるかを示すことを可能にするように構成されてもよい。
[0051]いくつかの実施形態では、労働管理システム(LMS)125は、従業員(フルタイムおよびパートタイムの従業員を含む)のための出勤および残業を記憶するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、LMS125は、FC認証123、WMA119、デバイス119A〜119C、輸送装置107、及び/又はデバイス107A〜107Cから受信することができる。
[0052] 図1Aに示される特定の構成は単なる例である。例えば、図1Aは、FOシステム113に接続されたFC認証システム123を示すが、全ての実施形態がこの特定の構成を必要とするわけではない。実際、いくつかの実施形態では、システム100内のシステムがインターネット、イントラネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、MAN(メトロポリタンエリアネットワーク)、IEEE 802.11a/b/g/n規格に準拠する無線ネットワーク、専用線などを含む1つまたは複数の公衆またはプライベートネットワークを介して互いに接続され得る。いくつかの実施形態では、システム100内のシステムの1つ以上は、データセンター、サーバファームなどに実装された1つ以上の仮想サーバとして実装されてもよい。
[0053] 図2は、フルフィルメントセンタ200を示す。フルフィルメントセンタ200は、注文時に顧客に出荷するためのアイテムを格納する物理的な場所の実例である。フルフィルメントセンタ(FC)200は、多数のゾーンに分割することができ、その各々を図2に示す。これらの「ゾーン」はいくつかの実施形態ではアイテムを受け取り、アイテムを保管し、アイテムを取り出し、アイテムを出荷する処理の様々な段階の間の仮想分割と考えることができ、したがって、「ゾーン」は、図2に示されているが、ゾーンの他の分割も可能であり、いくつかの実施形態では、図2のゾーンを省略、複製、または修正することができる。
[0054] インバウンドゾーン203は、図1Aの装置100を使用して製品を販売しようとする売り手からアイテムを受け取るFC200の領域を表す。例えば、売り手は、台車201を使用してアイテム202A及び202Bを配送することができる。アイテム202Aはそれ自体の出荷パレットを占有するのに十分な大きさの単一のアイテムを表すことができ、アイテム202Bは、空間を節約するために同じパレット上に一緒に積み重ねられた1組のアイテムを表すことができる。
[0055] 作業員は、インバウンドゾーン203でアイテムを受け取り、コンピュータシステム(図示せず)を使用して、アイテムの破損および正当性を任意選択で検査することができる。例えば、作業員は、コンピュータシステムを使用して、アイテム202Aおよび202Bの数量をアイテムの注文数量と比較することができる。数量が合致しない場合、その作業員は、アイテム202Aまたは202Bのうちの1つまたは複数を拒否することができる。数量が一致すれば、作業員はそれらのアイテムを緩衝地帯205まで(例えば、1ドル、ハンドトラック、フォークリフト、手動で)移動させることができる。緩衝ゾーン205は、例えば、予測される需要を満たすのに十分な量のアイテムがピッキングゾーンにあるため、ピッキングゾーンで現在必要とされていないアイテムのための一時保管領域であってもよい。いくつかの実施形態では、フォークリフト206は、緩衝ゾーン205の周り、および入りゾーン203と落下ゾーン207との間でアイテムを移動させるように動作する。ピッキングゾーンにアイテム202Aまたは202Bが必要な場合(例えば、予想される需要のため)、フォークリフトは、アイテム202Aまたは202Bを落下ゾーン207に移動させることができる。
[0056] ドロップゾーン207は、アイテムがピッキングゾーン209に移動される前にそれらを保管するFC200の領域であってもよい。ピッキングタスクに割り当てられた作業員(「ピッカー」)は、ピッキングゾーン内のアイテム202Aおよび202Bに接近し、ピッキングゾーンのバーコードをスキャンし、モバイルデバイス(例えば、デバイス119B)を使用してアイテム202Aおよび202Bに関連するバーコードをスキャンすることができる。次いで、ピッカーは、アイテムをピッキングゾーン209まで(例えば、それをカート上に置くか、またはそれを運ぶことによって)取り込むことができる。
[0057]ピッキングゾーン209は、アイテム208が保管ユニット210に保管されるFC200の領域であってもよい。いくつかの実施形態では、貯蔵ユニット210は、物理的な棚、本棚、箱、運搬箱、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵庫などのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態では、ピッキングゾーン209は、複数のフロアに編成されてもよい。いくつかの実施形態では、作業員または機械が例えば、フォークリフト、エレベータ、コンベアベルト、カート、ハンドトラック、台車、自動ロボットもしくはデバイス、または手動を含む多数の方法で、ピッキングゾーン209内にアイテムを移動させることができる。例えば、ピッカーは、アイテム202Aおよび202Bを降下ゾーン207の手押し車または台車に載せ、アイテム202Aおよび202Bをピッキングゾーン209まで歩くことができる。
[0058] ピッカーは、保管ユニット210上の特定の空間のようなピッキングゾーン209内の特定のスポットにアイテムを配置する(又は「収納する」)命令を受け取ることができる。例えば、ピッカーは、モバイルデバイス(例えば、デバイス119B)を使用してアイテム202Aを走査することができる。デバイスは、例えば、通路、棚、及び位置を示す装置を使用して、ピッカーがアイテム202Aを収納すべき場所を示すことができる。次に、デバイスは、アイテム202Aをその位置に格納する前に、その位置でバーコードを走査するようにピッカーを促すことができる。デバイスは、(例えば、ワイヤレスネットワークを介して)図1AのWMS119のようなコンピュータシステムにデータを送信し、アイテム202Aがデバイス119Bを使用してユーザによってその位置に格納されたことを示すことができる。
[0059] ユーザが注文を置くと、ピッカーは、保管ユニット210から1つまたは複数のアイテム208を取り出すための命令をデバイス119B上で受け取ることができる。ピッカーは、アイテム208を取り出し、アイテム208上のバーコードを走査し、それを搬送メカニズム214上に置くことができる。搬送機構214は、スライドとして表されているが、いくつかの実施形態では、搬送機構がコンベヤーベルト、エレベータ、カート、フォークリフト、ハンドトラック、台車、カートなどのうちの1つまたは複数として実施することができる。次いで、アイテム208は、充填領域211に到達することができる。
[0060] パッキングゾーン211は、アイテムがピッキングゾーン209から受け取られ、最終的に顧客に出荷するためにボックスまたはバッグにパッキングされる、FC200の領域であってもよい。パッキングゾーン211において、受信アイテム(「リビン(rebin)作業員」)に割り当てられた作業員は、ピッキングゾーン209からアイテム208を受信し、それがどの注文に対応するかを決定する。例えば、リビン(rebin)作業員は、アイテム208上のバーコードを走査するために、コンピュータ119Cなどのデバイスを使用することができる。コンピュータ119Cは、どの注文アイテム208が関連付けられているかを視覚的に示すことができる。これは例えば、注文に対応する壁面216上の空間または「セル」を含むことができる。注文が完了すると(例えば、セルが注文のためのすべてのアイテムを含むため)、リビン(rebin)作業員は、注文が完了したことをパッキング作業員(または「パッカー」)に示すことができる。梱包業者は、セルからアイテムを回収し、輸送のために箱または袋に入れることができる。その後、パッカーは、例えば、フォークリフト、カート、ドリー、ハンドトラック、コンベヤーベルトを介して、又は他の方法で、箱又はバッグをハブゾーン213に送ることができる。
[0061] ハブゾーン213は、パッキングゾーン211から全てのボックスまたはバッグ(「荷物」)を受け取るFC200の領域であってもよい。ハブゾーン213内の作業員および/またはマシンは、荷物218を検索し、それぞれの荷物が行こうとする配送領域の一部を決定し、荷物を適切なキャンプゾーン215にルーティングすることができる。例えば、配送領域が2つのより小さいサブ領域を有する場合、荷物は2つのキャンプゾーン215のうちの1つに進む。いくつかの実施形態では、作業員またはマシンは、(例えば、デバイス119A〜119Cのうちの1つを使用して)荷物を走査して、その最終的な宛先を決定することができる。荷物をキャンプゾーン215にルーティングすることは、例えば、荷物が向けられている地理的エリアの一部を(例えば、郵便番号に基づいて)決定することと、地理的エリアの一部に関連付けられたキャンプゾーン215を決定することとを含むことができる。
[0062] いくつかの実施形態では、キャンプゾーン215は、1つまたは複数の建物、1つまたは複数の物理的な空間、または1つまたは複数のエリアを備えることができ、荷物は、ルートおよび/またはサブルートに分類するためにハブゾーン213から受け取られる。いくつかの実施形態では、キャンプゾーン215がFC200から物理的に分離されているが、他の実施形態では、キャンプゾーン215がFC200の一部を形成することができる。
[0063] キャンプゾーン215内の作業員および/またはマシンは、例えば、目的地と現存するルートおよび/またはサブルートとの照合、ルートおよび/またはサブルートごとの作業負荷の算出、時刻、出荷方法、荷物220を出荷する費用、荷物220内のアイテムに関連付けられたPDDなどに基づいて、荷物220がどのルートおよび/またはサブルートに関連付けられるべきかを決定することができる。いくつかの実施形態では、作業員またはマシンは、(例えば、デバイス119A〜119Cのうちの1つを使用して)荷物を走査して、その最終的な宛先を決定することができる。荷物220が特定のルートおよび/またはサブルートに割り当てられると、作業員および/またはマシンは、出荷される荷物220を移動させることができる。例示的な図2において、キャンプゾーン215は、トラック222、かご226、および配送作業員224Aおよび224Bを含む。いくつかの実施形態では、トラック222が配送作業員224Aによって駆動されてもよく、配送作業員224AはFC 200の荷物を配信する常勤の従業員であり、トラック222はFC 200を所有し、リースし、または運営する同じ企業によって所有され、リースされ、または運営される。いくつかの実施形態では、自動車226が配送作業員224Bによって駆動されてもよく、ここで、配送作業員224Bは、必要に応じて(例えば、季節的に)送達する「屈曲」または時折の作業員である。自動車226は、配送作業員224Bによって所有され、リースされ、または操作され得る。
[0064] FC200における作業員は、直接作業員および間接作業員を含むことができる。直接作業員は、図2に関して上述したプロセスまたはタスクを処理することができる。例えば、プロセスとして、これらに限られるわけではないが、インバウンドゾーン203におけるアイテム202Aおよび202Bの受け取り、ピッキングゾーン209におけるアイテム208および210のピッキング、FC200におけるアイテムの仕分け、およびパッキングゾーン211における配送アイテム216のパッキングを挙げることができる。間接作業員は、アイテムの処理を伴わない種々のタスクを処理することができる。例えば、間接作業員は、FC200に関連する機械の安全検査を実行することができる。どちらの作業員も、FC200に到着するとパンチインし、FC200を離れるときにパンチアウトする。LMS125は、図1Aに関して上述したように、パンチインおよびパンチアウトに関する出勤情報を受信および格納することができる。両方の作業員がパンチイン/パンチアウトを行う一方で、いくつかの実施形態においては、直接作業員だけがアイテムをスキャンする。
[0065] 図3が、物流を監視するためのコンピュータ化されたシステムを含むネットワークの例示的な実施形態を示す概略のブロック図である。図3に示されるように、システム300は、さまざまなシステムを含むことができ、その各々を、1つまたは複数のネットワークを介して互いに接続することができる。システムは、例えばケーブルを使用する直接接続によって互いに接続されてもよい。図示のシステムは、マンパワー最適化システム(MOS)301、フルフィルメント最適化(FO)システム113、倉庫管理システム119、モバイルデバイス119A、119B、および119C(フルフィルメントセンタ(FC)200の内部にあるものとして示されている)、フルフィルメントセンタ認証システム(FC Auth)123、ならびに労働管理システム(LMS)125を含む。
[0066] いくつかの実施形態において、システム300は、LMS125を実装して、第1の複数の作業員の出勤および残業情報をキャプチャすることができる。例えば、図1Aに関して上述したように、LMS125を、従業員(フルタイムおよびパートタイムの従業員を含む)の出勤および残業情報を格納するコンピュータシステムとして実装することができる。LMS125は、データの形態でMOS301に情報を提供することができる。
[0067] 同様に、システム300は、WMS119を実装して、第2の複数の作業員によって実行された作業を特定するデータをキャプチャすることができる。データは、これらに限られるわけではないが、実行された作業の場所、関連のスキャンイベント、または第2の複数の作業員の各々に関するクロックイン情報を含むことができる。例えば、図1Aに関して上述したように、WMS119を、ワークフローを監視するコンピュータシステムとして実装することができる。WMS119は、個々のデバイス(例えば、デバイス107A〜107Cまたは119A〜119C)から個別のイベントを示すイベントデータを受信し、パッケージ識別子のスキャンまたは読み取りを示す各々のイベントを、パッケージ識別子、時刻、日付、場所、ユーザ識別子、または他の情報と共に対応するデータベース(図示せず)に格納することができ、この情報をデータの形態でMOS301に提供することができる。
[0068] WMS119は、図1Aに関して上述したように、1つまたは複数のデバイスをシステム100に関する1人または複数のユーザに関連付ける情報を格納し、システム100に関する各ユーザの作業ログを維持することができる。いくつかの実施形態において、WMS119は、デバイス119A〜119C上で動作するタイムキーピングシステムなどのタイムキーピングシステムからチェックインおよびチェックアウト情報を受信することもできる。WMS119は、格納した情報、維持した作業ログ、およびタイムキーピングシステムからの情報を、データの形態でMOS301に提供することができる。
[0069] さらに、いくつかの実施形態において、システム300は、第3の複数の作業員に関する作業データをキャプチャするために、FC Auth123を実装することができる。例えば、図1Aに関して上述したように、FC Auth123を、ユーザ(例えば、従業員)が自身を特定のタスクに関連付けることを可能にし、これらの従業員が1日のうちのさまざまな時点において自身の実行中のタスクおよび自身が存在するゾーンを知らせることを可能にするように構成されたシングルサインオン(SSO)サービスを備えたコンピュータシステムとして実装することができる。FC Auth123は、従業員に関する上述の情報を集約し、データの形態でMOS301に情報を提供することができる。
[0070] いくつかの実施形態において、システム300は、注文データおよびフルフィルメントセンタデータをキャプチャするために、FO113を実装することができる。例えば、図1Aに関して上述したように、FO113を、他のシステムからの顧客の注文に関する情報と、特定のアイテムがどこに保持または保管されているかを表す情報とを格納するコンピュータシステムとして実装することができる。FO113は、格納した情報をデータの形態でMOS301に提供することができる。
[0071] システム300は、いくつかの実施形態において、MOS301を実装することができる。MOS301は、LMS125、WMS119、FC Auth123、およびFO113のうちの少なくとも1つによってもたらされる受信データを、受信データセットのうちの1つに対応するデータを有している作業員について統合整理することができる。例えば、MOS301は、受信データを結合し、結合後のデータを作業員に関して解析し、データを個々の作業員または作業員グループのプロファイルに並べることができる。
[0072] MOS301は、統合整理されたデータを操作して、物流監視ツールを実装することができる。MOS301は、作業パフォーマンス、作業状況、各プロセスの作業員数、フルフィルメントセンタ内のアイテムの再割り当ての進捗状況、異常な出勤事例を示す出勤状況、ジョブ分配、作業員のアクティビティ履歴、在庫転送状況、製品注文状況、出荷概要、フルフィルメントセンタ、PDD Miss Detail、および注文追跡の詳細に関するレポートおよび詳細、ならびにFCにおける配送状況を提供し、作業パフォーマンスの傾向、パフォーマンスの低い作業員、およびパフォーマンスの低い作業を特定することができる。
[0073] いくつかの実施形態において、MOS301を、ディスプレイデバイス(例えば、ユーザデバイス302)を介してユーザへと提示されるインターフェースを生成するように構成することができる。MOS301は、データを表示および操作の容易な形態にレンダリングすることができる。MOS301は、Java Scriptなど、ユーザインターフェースの生成に適した任意のコンポーネントまたはサブシステムを使用することができる。いくつかの実施形態において、MOS301は、AngularJS、ミドルウェアHTTPサーバとしてのNode.js、高度にカスタマイズされたインタラクティブな視覚化のためのD3.js、および/またはBootstrap、SASS、およびGrunt.jsなどの他のさまざまなオープンソースUI/UXエンジニアリングコンポーネントのいずれかを使用することができる。
[0074] ユーザデバイス302は、タブレット、コンピュータ、またはユーザデバイス302のMOS301との通信を可能にするコンピューティング機能を備えた任意の適切なデバイスであってよい。ユーザデバイス302は、統合整理されたデータの分析を含む視覚化の要求をMOS301へと送信することができる。ユーザデバイス302からの要求を受信すると、MOS301は、統合整理されたデータを分析することによって生成されたインターフェースを、ユーザデバイス302へと提供することができる。
[0075] 図4は、本開示の実施形態による物流を監視するためにデータを処理するための例示的なプロセス600の流れ図である。図4を参照すると、ステップ410において、MOS301は、第1の複数の作業員について、出勤データおよびタイムキーピングデータをキャプチャすることができる。MOS301は、そのようなデータを、LMS126から受信することができる。ステップ420において、MOS301は、WMS119から第2の複数の作業員によって実行された作業を識別するデータをキャプチャすることもできる。データは、これらに限られるわけではないが、実行された作業の場所、関連のスキャンイベント、または第2の複数の作業員の各々に関するクロックイン情報を含むことができる。実行された作業は、フルフィルメントセンタ内での配送トラックからのインバウンドアイテムの荷降ろし、インバウンドアイテムのピッキング、アイテムの収納、アイテムの再割り当て、および少なくとも1つの配送小包のパッキングを含むことができる。実行された作業の場所は、自動またはハンドヘルドのバーコードスキャナ、RFIDリーダ、高速度カメラ、または通信機能を備えたデバイスから送信される場所を受信することによって決定される。
[0076] ステップ430において、MOS301は、FC Auth123から第3の複数の作業員に関する作業データをキャプチャすることができる。データには、ユーザと特定のタスクとの間の関連付けを示すシングルサインオン(SSO)サービス情報と、アイテムをスキャンすることがなく、タスクからタスクへと移動する臨時の作業員の追跡およびチェックイン情報とを含むことができる。ステップ440において、MOS301は、FO113から注文データおよびフルフィルメントセンタ200に関するデータをキャプチャすることができる。データは、顧客の注文情報、ならびに特定のアイテムがどこに保持または保管されているかを説明する情報を含むことができる。
[0077] ステップ450において、MOS301は、MOS301が取得したキャプチャデータのいずれかに関して分析の視覚化を求めるユーザの要求をユーザデバイス302から受信することができる。要求は、1人または複数の作業員の1つまたは複数のカテゴリを特定するパラメータを含むことができる。例えば、フルフィルメントセンタ200の管理者が、ユーザデバイス302を使用して、キャプチャデータから抽出された分析の視覚化を提供するように、MOS301への要求をもたらすことができる。要求は、作業員に関する出勤および作業員に関するスキャンイベントを含むパラメータを含むことができる。
[0078] ステップ460において、MOS301は、ステップ450にてもたらされたパラメータに従って、ステップ410、420、430、および440からのキャプチャデータを、キャプチャデータセットのうちの1つに対応するデータを有している作業員について統合整理することができる。例えば、MOS301は、ユーザデバイスによってもたらされたパラメータに従って、キャプチャデータを組み合わせることができる。パラメータは、上述のように、作業員に関する出勤データおよび作業員に関するスキャンイベントを含むことができるが、これらに限られるわけではない。MOS301は、作業員に関するキャプチャデータを解析し、データを個々の作業員または作業員グループのプロファイルに並べ替えることができる。
[0079] ステップ470において、MOS301は、ユーザへの視覚化を生成することができる。MOS301は、最初に統合整理されたデータを操作して、作業パフォーマンス、作業状況、各プロセスの作業員数、フルフィルメントセンタ内のアイテムの再割り当ての進捗状況、異常な出勤事例を示す出勤状況、ジョブ分配、作業員のアクティビティ履歴、在庫転送状況、製品注文状況、出荷概要、フルフィルメントセンタ、PDD Miss Detail、および注文追跡の詳細に関するレポートおよび詳細、ならびにFCにおける配送状況を生成し、作業パフォーマンスの傾向、パフォーマンスの低い作業員、および低いパフォーマンスを特定し、推論を導き出すことができる。MOS301は、この分析の結果を、表示デバイス(例えば、ユーザデバイス302)による提示の形態でユーザへとレンダリングすることができる。
[0080] ステップ480において、MOS301は、表示のためにユーザデバイス302へと視覚化を提供することができる。例示的な視覚化が、図5A〜図5Oに示されている。キャプチャデータの統合整理のためのパラメータを受信すると、MOS301は、統合整理後のデータの分析結果を表示するユーザインターフェース画面を提供することができる。ユーザは、統合整理されたデータのさまざまなビュー(例えば、図5Aの各ラインに関する作業員が処理した1時間あたりのユニット数、図5Bの或るラインに関するパッキング状況、など)を選択することが可能であってよい。ユーザは、MOS301がさまざまな種類のデータを統合整理して、統合整理されたデータの分析結果を提供するように、さまざまなパラメータをもたらすこともできる。
[0081] 図5A〜図5Oが、物流監視ツールの例示的なユーザインターフェースを示している。図5A〜図5Oを参照すると、いくつかの実施形態において、ユーザデバイス302は、ユーザにさまざまなタイプの対話型コンテンツを提示することができるブラウザアプリケーションを実行することができる。MOS301を、プロセス400のステップ470の一部として、図5A〜図5Oに示されるインターフェースを生成するように構成することができる。
[0082] 図5Aに示されるように、インターフェース500は、フルフィルメントセンタ200内の各ラインのパフォーマンスを、各ラインが処理した1時間あたりのユニット数(UPH)を示すことによって提示することができ、ここでラインは、同じタスクを実行する作業員のグループで構成される。例えば、グラフィック表示によって、インジケータ501が、目標503を上回っているラインを提示することができ、インジケータ502が、目標503を満たしていないラインを提示することができる。タスクは、フルフィルメントセンタ200におけるアイテムのパッキング、ピッキング、および再ビニング(再割り当て)を含むことができる。
[0083] いくつかの実施形態において、例示的なインターフェース500は、ユーザデバイス302において検索バー504を使用することによってパラメータをもたらし、もたらされたパラメータに関連するデータをMOS301において統合整理して、統合整理されたデータの分析結果を提供することを、可能にすることができる。検索バー504は、関連のデータを統合整理するためにユーザデバイス302がフルフィルメントセンタ、日付、ライン、および可動時間を設定することを可能にできる。
[0084] 図5Bが、各ラインの作業員の割り当ての現在の状況、UPHの時間的傾向、およびパッキングステーションの詳細な状況を提供する別のインターフェース510を示している。現在の状況は、ラインの合計作業員数、一時作業員の数、常勤作業員の数、目標UPH、および現在のUPHを提示する。UPHの傾向は、グラフの形態で示される。パッキングステーションの詳細な状況は、パッキングステーションに割り当てられた作業員、各作業員の状況、各作業員のパフォーマンス、各作業員のUPH、作業員が最後にアイテムをスキャンした時刻、および作業員が最後のアイテムをスキャンしてからの経過時間を提示する。図5Bは、パッキングに関して説明されているが、当業者であれば、他のタスク(例えば、ピッキング)についても同様のインターフェースを生成できることを、理解できるであろう。
[0085] いくつかの実施形態において、例示的なインターフェース510は、ユーザデバイス302においてフィルタ511を使用することによってパラメータをもたらし、もたらされたパラメータに関連するデータをMOS301において統合整理して、統合整理されたデータの分析結果を提供することを、可能にすることができる。フィルタ511は、ユーザデバイス302がタスク(例えば、パッキングまたはピッキング)、フルフィルメントセンタ、およびフルフィルメントセンタ内のラインを設定することを可能にすることができる。例えば、例示的なインターフェース510は、FC2内のライン2によるパッキングの現在の詳細な状況を示している。
[0086] いくつかの実施形態において、例示的なインターフェース510は、ユーザデバイス302においてドロップダウンボックス512を使用してラインの作業員を作業員の状況によってフィルタリングし、MOS301においてフィルタリングされた作業員に関するデータを統合整理することを、可能にすることができる。ドロップダウンボックス512は、ユーザデバイス302による選択のために、作業員について移動済み(Moved)、WIP、およびすべて(ALL)の状況を提示することができる。「移動済み」の状況は、現在のステーション(例えば、例示的なインターフェース510においてはパッキングステーション)において以前に働いていたが、現時点においては別のステーションまたは他のタスクで働いている作業員を表す。「WIP」の状況は、現在のステーション(例えば、例示的なインターフェース510においてはパッキングステーション)において現時点で働いている作業員を表し、「すべて」の状況は、WIPまたは移動済みの状況を有する作業員を含む。MOS301は、MOS301が作業員の状況を受信したときに、選択された状況(例えば、例示的なインターフェース510においてはWIP)の作業員に関するデータを統合整理することができ、例えば、MOS301は、作業員に関するパンチアウト情報に基づいて作業員の状況を決定することができる。
[0087] いくつかの実施形態において、例示的なインターフェース510は、ユーザデバイス302においてドロップダウンボックス513を使用してラインの作業員を作業員のパフォーマンスレベルによってフィルタリングし、MOS301においてフィルタリングされた作業員に関するデータを統合整理することを、可能にすることができる。ドロップダウンボックス513は、ユーザデバイス302による選択のために、作業員について低パフォーマンス(Low Performance)およびすべて(ALL)のパフォーマンスレベルを提示することができる。「低パフォーマンス」は、UPHが目標UPHを下回っている作業員(例えば、例示的なインターフェース510においては作業員B、C、およびD)を表し、「すべて」は、パフォーマンスレベルにかかわりなくライン内のすべての作業員(例えば、作業員A、B、C、およびD)を表す。MOS301がフィルタリングのための作業員のパフォーマンスレベルを受信すると、MOS301は、選択されたパフォーマンスレベル(例えば、例示的なインターフェース510においては「すべて」)の作業員に関するデータを統合整理することができる。
[0088] 図5Cが、作業員の時間ベースでの平均UPHを示しており、図5Dが、過去2週間にわたる作業員のUPHを示している。図5Cおよび図5Dに提示されたUPHは、特定の1日(図5C)または過去2週間(図5D)における作業員のパフォーマンスを、作業員に関連する管理者に提供することができる。いくつかの実施形態において、MOS301は、ユーザデバイス302へと図5Cおよび図5Dによって表されるやり方と同じやり方で1人または複数の作業員に関する1つまたは複数のUPHを提供することができる。
[0089] 図5Eが、FC200におけるピッキングプロセス(ピッキングは、図2のピッキングゾーン209に関して上述されている)の現在の状況を提示する別のインターフェース520を示している。インターフェース520は、FC内の場所における各プロセスについての作業員の割り当てを提示する。例えば、プロセスに過剰な作業員が割り当てられている場合、インターフェース520は、プロセスおよびその正確な位置に異なる色のインジケータを表示することによって、ユーザに警告することができる。インターフェース520は、リアルタイムデータに基づいて更新される。例えば、作業員がピッキングゾーンにおいてアイテムをスキャンすると、WMS119がスキャンイベントに関連するデータをMOS301へと送信することができ、それに応じてMOS301がインターフェース520を更新することができる。
[0090] 図5Fが、FCに保管されたアイテムの再割り当て(リビン)の現在の状況を提示する別のインターフェース530を示している。インターフェース530は、完了した再割り当て、進行中の再割り当て、および未処理の再割り当ての比率を提示することができる。さらに、インターフェース530は、時間につれての再割り当ての進捗をグラフの形態で提示することができる。インターフェース530は、リアルタイムデータに基づいて更新される。例えば、作業員が、FC200においてアイテムをスキャンし、このアイテムをリビンするとき、WMS119が、スキャンイベントに関連するデータをMOS301へと送信することができ、それに応じて、MOS301が、インターフェース530を更新することができる。さらに、インターフェース530は、ユーザデバイス302においてパラメータを設定し、設定に基づいてMOS301においてデータを統合整理するために、フィルタを提供することができる。
[0091] 図5Gが、事前に定義された期間についての作業員の作業プロセスログを提示する別のインターフェース540を示している。MOS301は、出勤データおよび少なくとも1つのスキャンイベントに関連するデータを組み合わせることによって、インターフェース540を生成することができる。ログは、従業員ID、名前、パンチイン/パンチアウトの時刻、スキャンイベント、作業タイプ(プロセス)、場所、各イベントの開始時間および終了時間、ならびに各イベントに関するユニット数を含む作業員の履歴のすべてを提示する。さらに、インターフェース540は、ユーザデバイス302においてパラメータを設定し、設定に基づいてMOS301においてデータを統合整理するために、フィルタを提供することができる。
[0092] 図5Hが、オープンスペース比(OSR)の推移の状況を提示する別のインターフェース541を示している。OSRの推移の状況は、再割り当ておよび未処理の監視および制御をトリガすることができる。状況に基づいて、ユーザデバイス302に関連付けられた作業員が、スループットを向上させるために、再割り当てスロットの数を手動で増やし、より多くの作業員を割り当てることができる。さらに、インターフェース541は、ユーザデバイス302においてパラメータを設定し、設定に基づいてMOS301においてデータを統合するために、フィルタを提供することができる。
[0093] 図5Iが、キャンプにおけるPDDミスの詳細を提示する別のインターフェース545を示している。詳細は、PDDミスの理由および時間につれてのミスの数を含むことができる。さらに、インターフェース545は、ユーザデバイス302においてパラメータを設定し、設定に基づいてMOS301においてデータを統合整理するために、フィルタを提供することができる。
[0094] 図5Jが、キャンプ内の配送状況を提示する別のインターフェース546を示している。状況は、キャンプにおいて常勤の作業員(CDM)と一時的な作業員(FLEX)との間で配送タスクがどのように割り当てられているかを示し、進捗状況、未配送のアイテムの数、配送されたアイテムの数、配送中のアイテムの数、および配送できないアイテムの数(N/A)を提示する。常勤の作業員について、インターフェース508は、予想される配送終了時間を提示することができる。
[0095] 図5Kが、FC200における出勤状況および異常な出勤状況の詳細を提示する別のインターフェース550を示している。MOS301は、出勤データおよび少なくとも1つのスキャンイベントに関連するデータを組み合わせることによって、インターフェース550を生成することができる。MOS301は、パンチインに関する情報またはLMS125によってもたらされる作業員に関する情報を使用することもできる。状況は、異常な出勤事例の正確な数および対応する従業員を提示することができる。作業員が作業ログおよびパンチインに関連付けられていない場合、異常な出勤状況の事例と判断される。例えば、作業員がパンチイン時刻に関連付けられていない場合、作業員はパンチアウト時刻を有さないと予想される。
[0096] 図5Lが、FC200におけるジョブ分配を提示する別のインターフェース560を示している。ジョブ分配は、各プロセスに現時点において割り付けられている作業員の数を提示でき、より良好な労働計画につながると考えられる。MOS301は、少なくとも1つのスキャンイベントに関連するデータ、パンチインに関連する情報、またはLMS125によってもたらされる作業員に関連する情報のうちの少なくとも1つを使用することによって、インターフェース560を生成することができる。
[0097] 図5Mが、アイテムのパッキングに関連するラインを監視する別のインターフェース570を示している。インターフェース570は、各ラインの現在のパッカーの数、各ラインの管理者、ラインによる総UPHの時間ごとの傾向、および目標UPHとの比較によって判断された低パフォーマンスのラインを提示することができる。
[0098] 図5Nが、アイテムのパッキングに関連するラインの作業員を監視する別のインターフェース580を示している。インターフェース580は、ラインに割り当てられた作業員の総数、待機中の作業員の数、および各ラインの作業員のパフォーマンスを提示することができる。さらに、インターフェース580は、非稼働の作業員または低パフォーマンスの作業員を強調表示し、強調表示された作業員に関連する管理者に通知を行うことができる。
[0099] 図5Oは、総UPH傾向および1日の作業状況を提示する別のインターフェース590を示している。総UPH傾向のレポートは、ユーザがFC200の現在の状態を容易に特定するうえで助けとなり得る。指標は、FC200およびFC200に関連する財務チームがレポートに依存できる統一された標準に基づく。1日の作業状況のレポートは、時間どおりに完了した作業、時間どおりではないが完了した作業、および未完了の作業の割合をリアルタイムで提供することができる。レポートは、或る日において作業員の割り付けを変更するための合図を提供することができる。例えば、或るタスクが他のタスクと比べて未完了の作業で重負荷である場合に、MOS301は、重負荷のタスクを救済するように作業員の割り付けを変更する合図をもたらすことができる。
[00100] 本開示を、本開示の特定の実施形態を参照して提示および説明してきたが、本開示を、修正を必要とせずに、他の環境において実施できることを、理解できるであろう。以上の説明は、例示の目的で提示されている。以上の説明は、すべてを網羅するものではなく、開示された正確な形態または実施形態に限定されない。本明細書を検討し、開示された実施形態を実施することで、修正および調整が当業者にとって明らかであろう。さらに、本開示の実施形態の態様は、メモリに格納されるものとして説明されているが、これらの態様を、例えばハードディスクまたはCD−ROMなどの二次記憶デバイス、あるいは他の形態のRAMまたはROM、USB媒体、DVD、Blu−ray、または他の光ドライブ媒体などの他のタイプのコンピュータ可読媒体に格納してもよいことを、当業者であれば理解できるであろう。
[00101]記載された説明および開示された方法に基づくコンピュータプログラムは、熟練した開発者の技術の範囲内である。さまざまなプログラムまたはプログラムモジュールが、当業者に知られた技術のいずれかを使用して作成可能であり、あるいは既存のソフトウェアに関連して設計可能である。例えば、プログラム部分またはプログラムモジュールを、.Net Framework、.Net Compact Framework(および、Visual Basic、C、などの関連の言語)、Java、C++、Objective−C、HTML、HTML/AJAXの組み合わせ、XML、またはJavaアプレットを埋め込んだHTMLにて設計でき、あるいはこれらによって設計することができる。
[00102] さらに、例示的な実施形態を本明細書において説明してきたが、本開示に基づいて、同等の要素、修正、省略、(例えば、種々の実施形態にまたがる態様の)組み合わせ、調整、および/または変更を有するあらゆるすべての実施形態の範囲を、当業者であれば理解できるであろう。請求項中の限定事項は、請求項中で使用されている文言に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書に記載され、あるいは本出願の審査の最中に説明される実施例に限定されない。実施例を、排他的であると解釈すべきではない。さらに、開示された方法の各工程は、工程を並べ替えること、および/または工程を挿入または削除することを含む任意のやり方で変更可能である。したがって、本明細書および実施例は、あくまでも例示として考慮されるように意図され、真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物の全範囲によって示される。