JP2021530632A - シルクコーティングされたレザー及び製品、並びにこれらを製造する方法 - Google Patents

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Abstract

シルク加工、コーティング、修理、及び/又はしみ込みされたレザー又はレザー製品、及びそれらを調製する方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、本発明は、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質又はそのタンパク質断片でコーティングされたレザーなど、家庭及び自動車用途で使用するためのシルクコートレザーアパレル及び製品に関する。いくつかの実施形態では、本発明は、シルク及びシルクタンパク質断片組成物並びにそれらの製造及び使用方法、レザーを加工するための方法、例えば、レザーのコーティング、及び/又はレザー上又はレザー内の欠損の修復、隠蔽、又はマスキング、及び/又は混合剤、添加剤、又はレザー加工用化学薬剤の代替品としてのシルク及びシルクタンパク質断片組成物に関する。【選択図】図22A

Description

いくつかの実施形態では、本発明は、純粋なシルク(絹)フィブロインベースタンパク質又はそのタンパク質断片でコーティングされたレザーなどの、家庭及び自動車用途での使用のためのシルクコーティングされたレザーアパレル及び製品に関する。いくつかの実施形態では、本発明は、レザーを加工する、例えば、レザーをコーティングする、及び/又はレザー上又はレザー内の欠損を修復、隠蔽、又はマスキングするための、及び/又はレザー加工用薬剤の混合剤、添加剤、又は代替品としての、シルク及びシルクタンパク質断片組成物、並びにそれらの製造及び使用する方法に関する。
シルクは、様々な昆虫及びクモから生み出される天然高分子であり、繊維コアタンパク質であるシルクフィブロイン、及び非繊維状タンパク質、セリシンからなる膠状コーティングを含む。シルク繊維は、軽量で、通気性があり、低アレルギー性である。
シルクコーティングされたレザー製品及びその製造方法を、本明細書に開示する。本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片(SPF)組成物は、レザーの外観、手触り、質感、及び/又は品質を変えるために、表面処理として、任意の化学処理工程中に使用される任意の化学物質に代えて又はこれに加えて、色の固定に用いることができる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザーの仕上げ、例えば、レザーの光沢又はラスターを変えるために、及び/又はマット、グロス、ミラー、エンボスなどの仕上げを達成するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー又はハイドの表面であるか内部であるかを問わず、レザー又はハイドにおける欠損、例えば、毛包欠損又はその他の機械的欠損を修復、マスキング、又は隠蔽するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物を使用して、レザー、ハイド、及び/又はレザー製品の外観を変更及び/又は改善する、又はレザー若しくはハイドのグレードを変更することができ、これにより、所定のレザータイプの適用可能な市場領域の範囲を拡大することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物を使用して、レザーの手触り、例えば、その感触又は柔軟性を改善することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、仕上げ段階において、又は他の適切なプロセス工程において、色を固定する、最終着色を調整する、又は顔料の化学的性質を変える若しくは着色剤の送達を改善するための顔料送達システムとして使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、限定されるものではないが、Uniflex処理、Finiflex処理、ヒートスタンピング処理、研磨処理、スキントリミング、又は乾燥の前若しくは後などのレザー加工に典型的な任意の機械的加工工程の前若しくは後に使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、本明細書に記載の任意の機械的プロセスに先立ち使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、仕上げ又は染色プロセスにおいて使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、本明細書に記載の任意のプレス処理に先立ち使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザーにスプレーすることによって使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザーに対してスタンピングすることによって使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー中及びレザー上に組み込むことができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、光沢、ラスター、色、暗さ、色調、仕上げ、手触り、重量などを安定化及び変更するために使用される任意の化学物質に代えて、レザー加工工程(例えば、仕上げ工程)の前若しくは後又はレザー加工工程中に使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、光沢、ラスター、色、暗さ、色調、仕上げ、手触りなどを安定化及び変更するために使用される任意の化学物質に加えて、レザー加工工程(例えば、仕上げプロセス)の前若しくは後又はレザー加工工程中に使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー加工のなめし段階から染色段階の間に1以上の化学的機能を発揮するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー加工のなめし段階から染色段階の間に1以上の機械的機能を発揮するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー加工のなめし段階から染色段階の間に1以上の機能を発揮するために使用することができる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー加工工程(例えば、仕上げプロセス)の前若しくは後又はレザー加工工程中に、半仕上げ又は仕上げレザーに適用される溶媒の接触角を変えるために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、レザー加工工程(例えば、仕上げ工程)の前若しくは後又はレザー加工工程中に、染色前又は染色後のいずれかのスキンの欠損フィラーとして使用することができる。いくつかの実施形態では、そのような使用は、顔料、染料、混合剤、軟化剤、レオロジー調整剤などとの組合せを含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、並びにシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、本明細書に記載の任意のプロセスの前若しくは後又は本明細書に記載の任意のプロセス中に、本明細書に記載の任意の目的で使用することができ、そのような使用は、限定されるものではないが、Oプラズマ、架橋剤、光架橋剤、又は紫外線処理の使用などの1以上の物理化学的加工処理の更なる使用により増強される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及びシルクタンパク質断片、及び/又はシルク及びシルクタンパク質断片組成物は、限定されるものではないが、水性ラッカー、ワックス、油、タンパク質又は他のバインダー、フィラー、手触り改変剤、レベリング剤、溶剤ラッカー、水性ラッカー、浸透剤、アクリル樹脂、ブタジエン樹脂、コンパクト樹脂、ハイブリッド樹脂、含浸樹脂、レオロジー調整剤、溶剤ダラー(solvent dullers)、溶剤ウレタン、水系ダラー、水系トップコート、クロム、染料分散剤、酸性染料、塩基性染料、クロム系又は他の染料、及び/又は着色剤などの材料のクラスと混合することができる又はこれらに代わることができる。
いくつかの実施形態では、レザー調製プロセスは、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物でレザーを処理することを含むことができる。いくつかの実施形態では、シルク及び/又はSPF組成物は、以下に記載される1以上の化学薬剤(例えば、シリコーン、ポリウレタンなど)を含むことができる。
実施形態では、本明細書に記載の発明は、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物でレザーを処理する方法を含み、前記方法は、前記レザーを染色する工程、前記レザーを機械的に延伸する工程、前記レザーをトリミングする工程、前記レザーを研磨する工程、前記レザーに顔料及び/又はアクリルコーティングを(任意に、スプレー塗布により)塗布する工程、前記レザーを化学的に固定し、前記レザーに対してスタンピングし、前記レザーにシリコーン又は他の仕上げを適用する工程、前記レザーにUniflex処理を施す工程、及び/又は前記レザーの表面又は内部の欠損に、シルク又はSPF組成物を充填する工程を含むことができ、前記工程の1以上が、記載された工程の前若しくは後又は記載された工程中に、シルク及び/又はSPF組成物を前記レザーに塗布することを含む。
実施形態では、本明細書に記載の発明は、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物でレザーを処理する方法を含み、前記方法は、前記レザーを染色する工程、前記レザーを機械的に延伸する工程、前記レザーをトリミングする工程、前記レザーの第1の研磨を行う工程、前記レザーに着色剤及び/又はアクリルを(任意に、スプレー塗布により)塗布する工程、前記レザーの第2の研磨を行う工程、前記レザーにFiniflex処理を施す工程、及び/又は前記レザーの表面又は内部の欠損に、シルク又はSPF組成物を充填する工程を含むことができ、前記工程の1以上が、記載された工程の前若しくは後又は記載された工程中に、シルク組成物を前記レザーに塗布することを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、本明細書に記載の方法のいずれかによって、レザー又はレザー物品に塗布することができるが、ハンドスプレー、機械的スプレーセットアップを使用するスプレー、ブラシによる塗布、浴コーティング、ラビング、湿式混合、洗浄、ドラミング、浸漬、押出し、注入、プラスタリング、ローラーコーティング、及び/又は充填によっても塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、単独で、又は1つ若しくは複数の化学物質(例えば、化学薬剤)と混合して、各種塗布方法により、複数回、1つのコート又は複数のコートとして、染色された、クロム処理された、顔料、アクリル、固着剤、仕上剤、及び/又は着色剤によりスプレーされた又はされていないレザーに塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、仕上げ後のレザー若しくはレザー物品、機械的処理されたレザー若しくはレザー物品、又はドラム処理されたレザー若しくはレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、仕上げ後のレザー若しくはレザー物品、機械的処理されたレザー若しくはレザー物品、又はドラム処理されたレザー若しくはレザー物品の欠損に塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、染色前且つ仕上げ前に、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、染色後且つ仕上げ前に、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、染色後且つ仕上げ後に、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、レザー又はレザー物品に欠損フィラーとして塗布することができ、塗布は手作業で行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、レザー又はレザー物品に欠損フィラーとして塗布することができ、塗布は指で行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、レザー又はレザー物品に欠損フィラーとして塗布することができ、塗布はブラシタイプのアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はマーカータイプのアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はペンタイプのアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はピペットタイプのアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はシリンジタイプのアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布は、アイライナーブラシタイプのアプリケータ及び任意のブラシ又はブラシ状アプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布は、加熱されたスタンプデバイスアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はスポンジアプリケータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布はローラーコータを使用して行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとしてレザー又はレザー物品に塗布することができ、塗布は、「グルーガン」のようなアプリケータにより行われる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ウシのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ヒツジのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ラムのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ウマのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、クロコダイルのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、アリゲータのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、トリのスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、動物のスキンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、裂け目のあるレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、スエードレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ウェットブルーレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、オルタードレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、アニリンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ボンデッドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ブラッシュドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、バフレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、バイキャストレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、シャモアレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、プロンジェレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、クロムなめしレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、混合なめしレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、コードバンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、コレクテッドグレインレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、クラックプルーフ(crockproof)レザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ドラム処理されたレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、エンボスレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、エンハンストグレインレザー(enhanced grain leather)又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、グレインレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、メタライズドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ネイキッドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、天然グレインレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ヌバックレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、パテントレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、パーライズドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、メッキレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、プリントレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、保護レザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、純粋アニリンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、なめし/再なめしレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、ラウンドハンドレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、サドルレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、セミアニリンレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、シュランケングレインレザー又はレザー物品に塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物は、欠損フィラーとして、サイドレザー又はレザー物品に塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ライミング工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、デライミング及び/又はベーチング工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ピックリング工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、タンニング工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、中和、染色、及び/又は乳化加脂工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中又は仕上げ工程の一部としてレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を、独立したシルク及び/又はSPFの処理工程で用いることができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ライミング工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、デライミング及び/又はベーチング工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ピックリング工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、タンニング工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、中和、染色、及び/又は乳化加脂工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中又は仕上げ工程の一部としてレザーを処理することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、1以上の工程、例えば、1以上の染色工程を含むプロセス中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、シルク及び/又はSPF組成物は、染色工程の前若しくは後又は染色工程中に使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、1以上の工程、例えば、1以上の機械的加工工程を含むプロセス中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、シルク及び/又はSPF組成物は、機械的加工工程の前若しくは後又は機械的加工工程中に使用することができる。機械的工程は、限定するものではないが、乾燥、研磨、スタンピング、Uniflex及び/又はFiniflex、延伸、及び/又はトリミングを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、1以上の工程、例えば、1以上の研磨工程を含むプロセス中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、シルク及び/又はSPF組成物は、研磨工程の前若しくは後又は研磨工程中に使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、1以上の工程、例えば、1以上の化学的処理工程を含むプロセス中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、シルク及び/又はSPF組成物は、化学的処理工程の前若しくは後又は化学的処理工程中に使用することができる。化学的処理工程は、限定するものではないが、1以上の顔料処理工程、1以上アクリル、シリコーン、及び/又はポリウレタン処理工程、及び/又は1以上の化学的固定処理工程を含む。
実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片を含み得るシルクフィブロイン及び/又はSPFでレザーを加工して、シルクフィブロイン加工レザーを提供するための方法が提供される。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約0.1重量%(w/w)未満、又は約0.01重量%(w/w)未満、又は約0.001重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約2重量%(w/w)未満、又は約3重量%(w/w)未満、又は約4重量%(w/w)未満、又は約5重量%(w/w)未満、又は約6重量%(w/w)未満、又は約7重量%(w/w)未満、又は約8重量%(w/w)未満、又は約9重量%(w/w)未満、又は約10重量%(w/w)未満、又は約11重量%(w/w)未満、又は約12重量%(w/w)未満、約13重量%(w/w)未満、又は約14重量%(w/w)未満、又は約15重量%(w/w)未満、又は約16重量%(w/w)未満、又は約17重量%(w/w)未満、又は約18重量%(w/w)未満、又は約19重量%(w/w)未満、又は約20重量%(w/w)未満、又は約21重量%(w/w)未満、又は約22重量%(w/w)未満、又は約23重量%(w/w)未満、又は約24重量%(w/w)未満、又は約25重量%(w/w)未満、又は約26重量%(w/w)未満、又は約27重量%(w/w)未満、約28重量%(w/w)未満、又は約29重量%(w/w)未満、又は約30重量%(w/w)未満、又は約31重量%(w/w)未満、又は約32重量%(w/w)未満、又は約33重量%(w/w)未満、又は約34重量%(w/w)未満、又は約35重量%(w/w)未満、又は約36重量%(w/w)未満、又は約37重量%(w/w)未満、又は約38重量%(w/w)未満、約39重量%(w/w)未満、又は約40重量%(w/w)未満、又は約41重量%(w/w)未満、又は約42重量%(w/w)未満、又は約43重量%(w/w)未満、又は約44重量%(w/w)未満、又は約45重量%(w/w)未満、又は約46重量%(w/w)未満、又は約47重量%(w/w)未満、又は約48重量%(w/w)未満、又は約49重量%(w/w)未満、又は約50重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、任意の加工工程の前若しくは後又は任意の加工工程中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料送達の前若しくは後又は顔料送達中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、色の固定の前若しくは後又は色の固定中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、最終着色調整の前若しくは後又は最終着色調整中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料の化学変化の前若しくは後又は顔料の化学変化中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、着色剤送達の改善の前若しくは後又は着色剤送達の改善中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Uniflex処理の前若しくは後又はUniflex処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Finiflex処理の前若しくは後又はFiniflex処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、ヒートスタンピング処理の前若しくは後又はヒートスタンピング処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、研磨処理の前若しくは後又は研磨処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、スキントリミングの前若しくは後又はスキントリミング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、仕上げプロセスの前若しくは後又は仕上げプロセス中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、タンニングの前若しくは後又はタンニング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、染色の前若しくは後又は染色中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、延伸の前若しくは後又は延伸中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、乾燥の前若しくは後又は乾燥中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、トリミングの前若しくは後又はトリミング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。前記方法は、研磨の前若しくは後又は研磨中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物で加工することを含むことができる。
実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片を含み得るシルクフィブロイン及び/又はSPFでレザーをコーティングし、シルクフィブロインコーティングされたレザーを提供するための方法が提供される。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約0.1重量%(w/w)未満、又は約0.01重量%(w/w)未満、又は約0.001重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約2重量%(w/w)未満、又は約3重量%(w/w)未満、又は約4重量%(w/w)未満、又は約5重量%(w/w)未満、又は約6重量%(w/w)未満、又は約7重量%(w/w)未満、又は約8重量%(w/w)未満、又は約9重量%(w/w)未満、又は約10重量%(w/w)未満、又は約11重量%(w/w)未満、又は約12重量%(w/w)未満、約13重量%(w/w)未満、又は約14重量%(w/w)未満、又は約15重量%(w/w)未満、又は約16重量%(w/w)未満、又は約17重量%(w/w)未満、又は約18重量%(w/w)未満、又は約19重量%(w/w)未満、又は約20重量%(w/w)未満、又は約21重量%(w/w)未満、又は約22重量%(w/w)未満、又は約23重量%(w/w)未満、又は約24重量%(w/w)未満、又は約25重量%(w/w)未満、又は約26重量%(w/w)未満、又は約27重量%(w/w)未満、約28重量%(w/w)未満、又は約29重量%(w/w)未満、又は約30重量%(w/w)未満、又は約31重量%(w/w)未満、又は約32重量%(w/w)未満、又は約33重量%(w/w)未満、又は約34重量%(w/w)未満、又は約35重量%(w/w)未満、又は約36重量%(w/w)未満、又は約37重量%(w/w)未満、又は約38重量%(w/w)未満、約39重量%(w/w)未満、又は約40重量%(w/w)未満、又は約41重量%(w/w)未満、又は約42重量%(w/w)未満、又は約43重量%(w/w)未満、又は約44重量%(w/w)未満、又は約45重量%(w/w)未満、又は約46重量%(w/w)未満、又は約47重量%(w/w)未満、又は約48重量%(w/w)未満、又は約49重量%(w/w)未満、又は約50重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、任意の加工工程の前若しくは後又は任意の加工工程中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料送達の前若しくは後又は顔料送達中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、色の固定の前若しくは後又は色の固定中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、最終着色調整の前若しくは後又は最終着色調整中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料の化学変化の前若しくは後又は顔料の化学変化中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、着色剤送達の改善の前若しくは後又は着色剤送達の改善中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Uniflex処理の前若しくは後又はUniflex処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Finiflex処理の前若しくは後又はFiniflex処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、ヒートスタンピング処理の前若しくは後又はヒートスタンピング処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、研磨処理の前若しくは後又は研磨処理中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、スキントリミングの前若しくは後又はスキントリミング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、仕上げプロセスの前若しくは後又は仕上げプロセス中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、タンニングの前若しくは後又はタンニング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、染色の前若しくは後又は染色中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、延伸の前若しくは後又は延伸中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、乾燥の前若しくは後又は乾燥中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、トリミングの前若しくは後又はトリミング中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。前記方法は、研磨の前若しくは後又は研磨中に、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングすることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、前記方法は、レザー材料の表面の欠損を、シルクフィブロイン組成物、例えば、シルクフィブロイングルー、ペースト、ゲル、ワックス、パテなどで充填及び/又は修復することを含むことができる。実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片を含み得るシルクフィブロイン及び/又はSPFでレザーを修復し、シルクフィブロイン修復レザーを提供するための方法が提供される。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約0.1重量%(w/w)未満、又は約0.01重量%(w/w)未満、又は約0.001重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約2重量%(w/w)未満、又は約3重量%(w/w)未満、又は約4重量%(w/w)未満、又は約5重量%(w/w)未満、又は約6重量%(w/w)未満、又は約7重量%(w/w)未満、又は約8重量%(w/w)未満、又は約9重量%(w/w)未満、又は約10重量%(w/w)未満、又は約11重量%(w/w)未満、又は約12重量%(w/w)未満、約13重量%(w/w)未満、又は約14重量%(w/w)未満、又は約15重量%(w/w)未満、又は約16重量%(w/w)未満、又は約17重量%(w/w)未満、又は約18重量%(w/w)未満、又は約19重量%(w/w)未満、又は約20重量%(w/w)未満、又は約21重量%(w/w)未満、又は約22重量%(w/w)未満、又は約23重量%(w/w)未満、又は約24重量%(w/w)未満、又は約25重量%(w/w)未満、又は約26重量%(w/w)未満、又は約27重量%(w/w)未満、約28重量%(w/w)未満、又は約29重量%(w/w)未満、又は約30重量%(w/w)未満、又は約31重量%(w/w)未満、又は約32重量%(w/w)未満、又は約33重量%(w/w)未満、又は約34重量%(w/w)未満、又は約35重量%(w/w)未満、又は約36重量%(w/w)未満、又は約37重量%(w/w)未満、又は約38重量%(w/w)未満、約39重量%(w/w)未満、又は約40重量%(w/w)未満、又は約41重量%(w/w)未満、又は約42重量%(w/w)未満、又は約43重量%(w/w)未満、又は約44重量%(w/w)未満、又は約45重量%(w/w)未満、又は約46重量%(w/w)未満、又は約47重量%(w/w)未満、又は約48重量%(w/w)未満、又は約49重量%(w/w)未満、又は約50重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、任意の加工工程の前若しくは後又は任意の加工工程中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料送達の前若しくは後又は顔料送達中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、色の固定の前若しくは後又は色の固定中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、最終着色調整の前若しくは後又は最終着色調整中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、顔料の化学変化の前若しくは後又は顔料の化学変化中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、着色剤送達の改善の前若しくは後又は着色剤送達の改善中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Uniflex処理の前若しくは後又はUniflex処理中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、Finiflex処理の前若しくは後又はFiniflex処理中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、ヒートスタンピング処理の前若しくは後又はヒートスタンピング処理中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、処理の前若しくは後又は研磨処理中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、スキントリミングの前若しくは後又はスキントリミング中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、仕上げプロセスの前若しくは後又は仕上げプロセス中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、タンニングの前若しくは後又はタンニング中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、染色の前若しくは後又は染色中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、延伸の前若しくは後又は延伸中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、乾燥の前若しくは後又は乾燥中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、トリミングの前若しくは後又はトリミング中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。前記方法は、研磨の前若しくは後又は研磨中に、レザー材料の表面及び/又は欠損をシルクフィブロイン溶液又は組成物で修復することを含むことができる。
実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片を含み得るシルクフィブロイン及び/又はSPFでレザーをコーティングして、シルクフィブロインコーティングレザーを提供するための方法であって、シルクフィブロインコーティングレザー上にコーティングされたシルクフィブロインは、選択された温度に対して熱耐性である方法が提供される。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約0.1重量%(w/w)未満、又は約0.01重量%(w/w)未満、又は約0.001重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、低分子量シルクフィブロイン、中分子量シルクフィブロイン、及び高分子量シルクフィブロインのうちの1以上を、約1重量%(w/w)未満、又は約2重量%(w/w)未満、又は約3重量%(w/w)未満、又は約4重量%(w/w)未満、又は約5重量%(w/w)未満、又は約6重量%(w/w)未満、又は約7重量%(w/w)未満、又は約8重量%(w/w)未満、又は約9重量%(w/w)未満、又は約10重量%(w/w)未満、又は約11重量%(w/w)未満、又は約12重量%(w/w)未満、約13重量%(w/w)未満、又は約14重量%(w/w)未満、又は約15重量%(w/w)未満、又は約16重量%(w/w)未満、又は約17重量%(w/w)未満、又は約18重量%(w/w)未満、又は約19重量%(w/w)未満、又は約20重量%(w/w)未満、又は約21重量%(w/w)未満、又は約22重量%(w/w)未満、又は約23重量%(w/w)未満、又は約24重量%(w/w)未満、又は約25重量%(w/w)未満、又は約26重量%(w/w)未満、又は約27重量%(w/w)未満、約28重量%(w/w)未満、又は約29重量%(w/w)未満、又は約30重量%(w/w)未満、又は約31重量%(w/w)未満、又は約32重量%(w/w)未満、又は約33重量%(w/w)未満、又は約34重量%(w/w)未満、又は約35重量%(w/w)未満、又は約36重量%(w/w)未満、又は約37重量%(w/w)未満、又は約38重量%(w/w)未満、約39重量%(w/w)未満、又は約40重量%(w/w)未満、又は約41重量%(w/w)未満、又は約42重量%(w/w)未満、又は約43重量%(w/w)未満、又は約44重量%(w/w)未満、又は約45重量%(w/w)未満、又は約46重量%(w/w)未満、又は約47重量%(w/w)未満、又は約48重量%(w/w)未満、又は約49重量%(w/w)未満、又は約50重量%(w/w)未満の濃度で含み得るシルクフィブロイン溶液又は他の組成物を調製することを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、レザー材料の表面をシルクフィブロイン溶液でコーティングすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記方法は、シルクフィブロイン溶液又は組成物でコーティングされたレザー材料の表面を乾燥させて、シルクフィブロインコーティングされたレザー材料を提供することを含むことができ、前記レザー材料の表面の乾燥が、シルクフィブロインコーティング性能を実質的に低下させることなく、前記材料の表面を加熱することを含む。いくつかの実施形態では、前記方法は、レザー材料の表面の欠損に、シルクフィブロイン組成物、例えば、シルクフィブロイングルー、ペースト、ゲル、ワックス、パテなどを充填することを含むことができる。
実施形態では、本発明のシルクフィブロイン加工レザー材料を、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクのうちの1以上で加工して、疎水性又は親水性が高いコーティングレザー材料を提供することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロインコーティング材料を、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクのうちの1以上でコーティングして、疎水性又は親水性が高いコーティングレザー材料を提供することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロイン修復レザー材料は、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクのうちの1以上で修復、マスキング、又は隠蔽された欠損を有し、向上した品質グレードなどの向上した性質を有するレザー材料を提供することができる。
実施形態では、本発明のシルクフィブロイン加工レザー材料を、低分子量シルク及び中分子量シルクを含む組成物で加工することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロインコーティングレザー材料を、低分子量シルク及び中分子量シルクを含む組成物でコーティングすることができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロイン欠損修復レザー材料を、低分子量シルク及び中分子量シルクを含む組成物で修復することができる。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと中分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと中分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと中分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本発明のシルクフィブロイン加工レザー材料を、低分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物で加工することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロインコーティングレザー材料を、低分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物でコーティングすることができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロイン欠損修復レザー材料を、低分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物で修復することができる。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本発明のシルクフィブロイン加工レザー材料を、中分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物で加工することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロインコーティングレザー材料を、中分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物でコーティングすることができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロイン欠損修復レザー材料を、中分子量シルク及び高分子量シルクを含む組成物で修復することができる。いくつかの実施形態では、中分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、中分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。実施形態では、中分子量シルクと高分子量シルクとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本発明のシルクフィブロイン加工レザー材料を、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクを含む組成物で加工することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロインコーティングレザー材料を、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクを含む組成物で被覆することができる。実施形態では、本発明のシルクフィブロイン欠損修復レザー材料を、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクを含む組成物で修復することができる。実施形態では、低分子量シルク、中分子量シルク、及び高分子量シルクの間のw/w比は、約1:1:8、1:2:7、1:3:6、1:4:5、1:5:4、1:6:3、1:7:2、1:8:1、2:1:7、2:2:6、2:3:5、2:4:4、2:5:3、2:6:2、2:7:1、3:1:6、3:2:5、3:3:4、3:4:3、3:5:2、3:6:1、4:1:5、4:2:4、4:3:3、4:4:2、4:5:1、5:1:4、5:2:3、5:3:2、5:4:1、6:1:3、6:2:2、6:3:1、7:1:2、7:2:1、又は8:1:1である。
実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPF加工レザー物品を提供し、加工は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPFでコーティングされたレザー物品を提供し、コーティングは、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPF欠損修復レザー物品を提供し、欠損充填は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPF加工レザー物品を提供し、加工は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPFでコーティングされたレザー物品を提供し、コーティングは、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。実施形態では、本発明は、シルク及び/又はSPF欠損修復レザー物品を提供し、欠損充填は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
実施形態では、本発明は、約1〜400残基、又は1〜300残基、又は1〜200残基、又は1〜100残基、又は1〜50残基、又は5〜25残基、又は10〜20残基の平均アミノ酸残基数を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約1〜400残基、又は1〜300残基、又は1〜200残基、又は1〜100残基、又は1〜50残基、又は5〜25残基、又は10〜20残基の平均アミノ酸残基数を有するコーティングを有するレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、1以上のレザー欠損充填部分を含むレザー物品を提供し、組成物は、約1〜400残基、又は1〜300残基、又は1〜200残基、又は1〜100残基、又は1〜50残基、又は5〜25残基、又は10〜20残基の平均アミノ酸残基数を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、レザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、前記組成物は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、レザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、前記組成物は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約0.01%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインベースタンパク質又はタンパク質断片を含む。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片である。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、天然シルクベースタンパク質又はその断片、組換えシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択され、シルクベースタンパク質又はその断片は、クモのシルクベースタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びそれらの組合せからなる群から選択される天然シルクベースタンパク質又はその断片であり、天然シルクベースタンパク質又は断片は、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片であり、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片である。
実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含む組成物で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含む欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。
実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含む組成物で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含む欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。
実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含む組成物で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片とポリマー及び/又はコポリマーとを含む欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。
実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含む組成物で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。実施形態では、本発明は、シルクベースタンパク質又はその断片と顔料及び/又は着色剤とを含む欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有する。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はそのタンパク質断片は、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約17kDa〜約39kDa、約39kDa〜約80kDa、約60〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaからなる群から選択される平均重量平均分子量範囲を有し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約1.5〜約3.0の多分散性を有し、タンパク質又はタンパク質断片は、レザー物品の加工前、少なくとも10日間溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はそのタンパク質断片は、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約17kDa〜約39kDa、約39kDa〜約80kDa、約60〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaからなる群から選択される平均重量平均分子量範囲を有し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約1.5〜約3.0の多分散性を有し、タンパク質又はタンパク質断片は、レザー物品のコーティング前、少なくとも10日間溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供し、シルクベースタンパク質又はそのタンパク質断片は、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約17kDa〜約39kDa、約39kDa〜約80kDa、約60〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaからなる群から選択される平均重量平均分子量範囲を有し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約1.5〜約3.0の多分散性を有し、タンパク質又はタンパク質断片は、レザー物品のコーティング前、少なくとも10日間溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供する。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片で加工されたレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むレザー欠損充填組成物を含むレザー物品を提供する。
本発明で開示する実施形態を、添付の図面を参照して更に説明する。示される図面は必ずしも縮尺通りではなく、一般に、本発明で開示する実施形態の原理を例示する際の強調がなされている。
図1は、レザー加工で使用される一般的な工程を示す。 図2A及び図2Bは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図2A:修復前のレザーの欠損。図2B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。 図3A〜図3Cは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図3A:修復前のレザーの欠損。図3B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。図3C:本明細書に記載の組成物で充填した後、Unithane 2132 NFでコーティングして修復された欠損。 図4A〜図4Cは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図4A:修復前のレザーの欠損。図4B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。図4C:本明細書に記載の組成物で充填した後、Unithane 351 NFでコーティングして修復された欠損。 図5A〜図5Cは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図5A:修復前のレザーの欠損。図5B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。図5C:本明細書に記載の組成物で充填した後、Silky Top 7425 NFでコーティングして修復された欠損。 図6A〜図6Cは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図6A:修復前のレザーの欠損。図6B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。図6C:本明細書に記載の組成物で充填した後、Uniseal 9049でコーティングして修復された欠損。 図7A〜図7Cは、本明細書に記載されるレザーを修復するためのプロセスを示す。図7A:修復前のレザーの欠損。図7B:本明細書に記載の組成物で充填した後の修復された欠損。図7C:本明細書に記載の組成物で充填した後、6%低MWシルクコーティングでコーティングして修復された欠損。 図8A及び図8Bは、欠損充填プロセス用のアイライナーブラシ−アプリケータ(図8A)、及び欠損充填プロセス用のアプリケータとしてシルクが充填されたブラシペン/マーカー(図8B)を示す。 図9A及び図9Bは、未染色のラムスキンレザーのサンプル(左側−未コーティング、右側−6%の低MWシルクでコーティング後(4秒間のオートスプレー);図9A)及び染色後ラムスキンレザーのサンプル(左側−未コーティング、右側−6%の低MWシルクでコーティング後(4秒間のオートスプレー);図9B)を示す。 図10A及び図10Bは、6%の低MWシルクでコーティング後(4秒間のオートスプレー)のウシレザーのサンプル(図10A)及び1%のClariant Hostaperm Violet RL Spec Pigmentと混合した、6%の低MWシルクでコーティング後の未染色ラムスキンレザーのサンプルを示す。 図11A及び図11Bは、ブラシペンを用いて21%中MWシルクで充填した未染色ラムスキンレザーの欠損のサンプルを示す(充填前(図11A)及び充填後(図11B))。 図12A及び図12Bは、アイライナーブラシアプリケータで塗布した、1%のClariant Hostaperm Violet RL Spec Pigmentを含む21%Mシルクを充填した未染色ラムスキンレザーの欠損のサンプルを示す(充填前(図12A)及び充填後(図12B))。 図13A〜図13Cは、アイライナータイプのアプリケータを使用して欠損フィラー組成物を塗布した結果、シルク堆積物のトポグラフィの制御が上がり、レザー表面の自然なパターンにより正確に一致することを示す。図13A:未充填の欠損。図13B:アイライナーブラシを使用した1回の塗布。図13C:アイライナーブラシを使用した2回目の塗布(24%低MWシルク)。 図14A及び図14Bは、ブラシペンアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図14A:未充填の欠損。図14B:充填後の欠損。 図15A及び図15Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図15A:未充填の欠損。図15B:10μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。 図16A及び図16Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図16A:未充填の欠損。図16B:5μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。 図17A及び図17Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図17A:未充填の欠損。図17B:1μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。 図18A及び図18Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図18A:未充填の欠損。図18B:0.1μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。 図19A及び図19Bは、GGシルク配合物種でコーティングしたレザーサンプルのコーティング前後の画像を示す。シルク+0.5%wt.のGG(pH9.75)のコーティング前(図19A)及びコーティング後(図19B)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター20μm(TQC Industries)を使用して塗布した。欠損は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍である。 図20A及び図20Bは、GLYシルク配合物種でコーティングしたレザーサンプルのコーティング前後の画像を示す。シルク+10%vol.のGLY(pH8)のコーティング前(図20A)及びコーティング後(図20B)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター20μm(TQC Industries)を使用して塗布した。欠損は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍である。 図21A及び図21Bは、GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルのコーティング前後の画像(2D)を示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図21A)及びコーティング後(図21B)を示す。欠損は、両画像の視野の中心にある。画像は、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。 図22A及び図22Bは、GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルのコーティング前後の画像(3D)を示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図22A)及びコーティング後(図22B)を示す。欠損は、両画像の視野の中心にある。画像は、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。 図23A及び図23Bは、GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルのトポグラフィートレース前後を示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図23A)及びコーティング後(図23B)を示す。トレースは、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。 図24は、レザー用シルクベースコーティング配合物(6%中分子量(MID MW)シルクフィブロイン+0.5%w/vのGG)の2つの独立したバッチについて、剪断速度の関数として、粘度を示すチャートである。バッチA(三角形)とバッチB(円形)は、精製シルクフィブロイン溶液の2つの別々の製造バッチを意味する。曲線は、レオロジー特性の観点から、ゲランガム添加後のシルク配合物の再現性を示す。 図25は、ゲランガム(GG)含量の関数として、充填スコアを示すチャートである。より高いGG濃度(より高い粘度)のシルク配合物は、より低いGG濃度の配合物と比較して改善された欠損充填を示した。処理群ごとにN=3の複製コーティングサンプルを用いた。 図26は、各種濃度のGGを含む6%の中分子量シルクフィブロイン溶液について、剪断速度の関数として、粘度を示すチャートである。 図27A〜図27Cは、SF−GG配合物種でコーティングしたラムスキンレザーサンプルの顕微鏡画像である。6%中分子量のシルク+0.5%w/vのGG(pH9.75)のコーティング前(図27A)、コーティング後(図27B)、及び仕上げ後(図27C)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター(20μm−TQC Industries)を使用して塗布した。欠損部位は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍であり、スケールバーは約1.0mmである。 図28は、10個の欠損部位を含むラムスキンレザーに塗布し1つのSF−GG配合物種(6%の中分子量シルクフィブロイン+0.5%w/vのGG)の欠損充填性能の例を示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター(10μm−TQC Industries)を使用して、n=3層に塗布した。示されているデータポイントは、N=20のサンプルコーティングの平均である。 図29A〜図29Dは、欠損充填物のスコアリングシステムを示す。図29A:スコア=0、未コーティング欠損部位−コーティングが塗布されていない又は欠損領域が全く塗布されていない(顕微鏡画像の評価後に割り当てられたスコア)。図29B:スコア=1、キャビティのエッジ周辺の欠損サイズが僅かに減少−欠損キャビティ内のコーティングの充填又は凝集なし(顕微鏡画像の評価後に割り当てられたスコア)。図29C:スコア=2、欠損キャビティの部分的な充填−コーティング材料の顕著な蓄積又は部分的な蓄積(顕微鏡画像の評価後に割り当てられたスコア)。図29D:スコア=3、欠損が充填されているように見え、コーティング配合物のエッジが、欠損部位周辺の粒子の表面と同じ高さに見える(顕微鏡画像の評価後に割り当てられたスコア)。 図30は、充填スコアチャートの例を示す−各種濃度のシルクフィブロインベース配合物における塗布されたウェットコーティングの厚みの関数としての充填スコア(ワイヤーバーコーター(TQC Industries)を使用する10μmでの3回の塗布)を示す。低分子量(10〜12.5%w/v)と中分子量(6%w/v)の各種シルク濃度は、更なるコーティング層を塗布したときに、充填効率に影響を与える。より高いシルク濃度及びより高いGG含量(12.5%w/v低分子量+0.5%GG)配合物は、より低いシルク及びより低いGG含量の配合物よりも優れた充填特性を示す傾向がある。 図31A及び図31Bは、レザーサンプルSTI−18080701−T029(水アニーリングされていない;図31A)及びSTI−18080701−T030(水アニーリングされている;図31B)の画像である。水滴拭き取り後、水滴は、STI−18080701−T030には残っていない(図31B)。 図32A〜図32Dは、レザーサンプルT001〜T004(スプレーコーティングなし)の写真である。図32A:RSD−TXTL−287−T001、黒色のウシ。図32B:RSD−TXTL−287−T002、茶色のラムスキン。図32C:RSD−TXTL−287−T003、マゼンタ色のラムスキン。図32D:RSD−TXTL−287−T004、オレンジ色のラムスキン。 図33A〜図33Dは、レザーサンプルT005〜T008(6%Midスプレーコーティング)の写真である。図33A:RSD−TXTL−287−T005、黒色のウシ、6%Mid。図33B:RSD−TXTL−287−T006、茶色のラムスキン、6%Mid。図33C:RSD−TXTL−287−T007、マゼンタ色のラムスキン、6%Mid。図33D:RSD−TXTL−287−T008、オレンジ色のラムスキン、6%Mid。 図34A〜図34Dは、レザーサンプルT009〜T012(6%Lowスプレーコーティング)の写真である。図34A:RSD−TXTL−287−T009、黒色のウシ、6%Low。図34B:RSD−TXTL−287−T010、茶色のラムスキン、6%Low。図34C:RSD−TXTL−287−T011、マゼンタ色のラムスキン、6%Low。図34D:RSD−TXTL−287−T012、オレンジ色のラムスキン、6%Low。 図35A〜図35Eは、コーティングを行うために使用されるステンシルと共に、ステンシルレザーサンプルT013〜T016(ステンシルコーティングで6%Low)の写真を示す。図35A:サンプルRSD−TXTL−287−T013、黒色のウシ、ステンシルで6%Low。図35B:サンプルRSD−TXTL−287−T014、茶色のラムスキン、ステンシルで6%Low。図35C:サンプルRSD−TXTL−287−T015、マゼンタ色のラムスキン、ステンシルで6%Low。図35D:サンプルRSD−TXTL−287−T016、オレンジ色のラムスキン、ステンシルで6%Low。図35E:例示的なステンシル。
上記に特定した図面により本発明で開示した実施形態を示したが、考察において言及されるように、他の実施形態も考慮される。本開示は、代表するものであり限定するものではない例示的な実施形態を提示する。本発明で開示する実施形態の原理の範囲及び趣旨に包含される多くの他の改変形態及び実施形態を、当業者は案出することができる。
シルクフィブロインベースタンパク質断片及びその溶液
本明細書では、レザー及び/又はレザー物品の少なくとも一部を加工及び/又はコーティング、又はレザー及び/又はレザー物品の一部分における少なくとも1つの欠損を修復に用いることができる、純粋で高度にスケールアップ可能なシルクタンパク質断片(SPF)混合溶液を製造するための方法を提供する。いくつかの実施形態では、SPF混合溶液を、シルクフィブロイン溶液(SFS)と称することがある。また、その反対の場合もある。これらの溶液は、セリシンを除去し、断片混合物の所望の平均重量平均分子量(MW)及び多分散性を達成するために、未加工の純粋で無変化のシルクタンパク質材料から作製され、処理される。選択方法パラメータは、目的とする用途に応じて異なる最終シルクタンパク質断片の特徴を達成するように変更することができる。得られる最終断片溶液は、PPMから検出不可能なレベルのプロセス汚染物質を含む、純粋なシルクタンパク質断片及び水である。溶液中でのシルクタンパク質断片の濃度、サイズ及び多分散性は、所望の用途及び性能要件に応じて更に変化させることができる。実施形態では、溶液中の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片は、セリシンを実質的に欠いており、約6kDa〜約17kDaの範囲の平均の重量平均分子量を有し、約1.5〜約3.0の範囲の多分散性を有する。実施形態では、溶液中の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片は、セリシンを実質的に欠いており、約17kDa〜約39kDaの範囲の平均の重量平均分子量を有し、約1.5〜約3.0の範囲の多分散性を有する。実施形態では、溶液中の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片は、セリシンを実質的に欠いており、約39kDa〜約80kDaの範囲の平均の重量平均分子量を有し、約1.5〜約3.0の範囲の多分散性を有する。本明細書で使用する、「シルク溶液」という用語は、シルクフィブロインベースタンパク質断片の溶液を含む、シルクタンパク質の溶液を意味することがある。
何ら特定の理論に拘束されることを望むものではないが、本明細書に記載される全ての溶液を更に使用又は加工して、各種シルク及び/又はSPF組成物を得ることができ、例えば、限定するものではないが、シルクの非ニュートン流体、システム全体に亘ってせん断応力ネットワークを維持することができるシルク材料、緩いシルクポリマーネットワーク内にトラップされた水又は他の溶媒を含むシルク溶液、ゲルなどの結合浸透遷移(bond percolation transition)を介して液体形態から遷移するシルク材料、可動性溶媒を閉じ込めるシルク不動性ネットワーク、可逆的又は不可逆的な架橋を形成するシルク材料、剪断弾性率を示すシルク材料、熱可塑性挙動を示すシルクエラストマー又はシルク材料、ガラス形成、ゲル化、又はコロイド凝集のいずれかのプロセスによって形成されるシルク材料、シルク結晶、及び/又はシルク結晶研磨、グルー、ゲル、ペースト、パテ、及び/又はワックスなどが挙げられる。
本明細書において、数値又は数値範囲を意味するとき、「約」という用語は、記載された数値又は数値範囲が、実験変動内の数値若しくは数値範囲又は記載された数値又は数値範囲からの統計学的実験誤差内の数値又は数値範囲と共に含まれることを意味し、前記変動又は誤差は、記載された数値又は数値範囲の0%〜15%、又は0%〜10%、又は0%〜5%である。
本明細書で使用する、「シルクベースタンパク質又はその断片」という用語は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片、天然のシルクベースタンパク質又はその断片、組み換えのシルクベースタンパク質又はその断片、及びこれらの組合せを含む。天然のシルクベースタンパク質又はその断片は、スパイダーシルクベースのタンパク質又はその断片、カイコのシルクベースタンパク質又はその断片、及びこれらの組合せを含む。カイコのシルクベースタンパク質又はその断片は、Bombyx moriシルクベースタンパク質又はその断片を含むことができる。本明細書に記載されるSPF混合溶液は、シルクベースタンパク質又はその断片を含むことができる。更に、本明細書に記載されるように、SFSを、SPF混合溶液で置き換えることができる。シルクベースタンパク質若しくはその断片、シルク溶液、又は混合物(例えば、SPF又はSFS溶液若しくは混合物)などは、米国特許第9,187,538号明細書、同第9,522,107号明細書、同第9,522,108号明細書、同第9,511,012号明細書、同第9,517,191号明細書、及び同第9,545,369号明細書、米国特許公開第2016/0222579号明細書及び同第2016/0281294号明細書、並びに国際公開第2016/090055号及び同第2017/011679号に記載の方法にしたがって調製することができ、これらの全体を、参照により本明細書に援用する。いくつかの実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片は、シルク組成物として提供することができ、これは、本明細書に記載のシルク、シルクゲル、及び/又はシルクワックスの水溶液又は混合物であることができる。
本明細書で使用する、「低分子量」シルクフィブロイン溶液は、約5kDa〜20kDaの範囲の分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含むSFS溶液を含むことができる。いくつかの実施形態では、あるシルクフィブロインベースタンパク質断片の目的の低分子量は、約11kDaであることができる。
本明細書で使用する、「中分子量」シルクフィブロイン溶液は、約20kDa〜約55kDaの範囲の分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含むSFS溶液を含むことができる。いくつかの実施形態では、あるシルクフィブロインベースタンパク質断片の目的の中分子量は、約40kDaであることができる。
本明細書で使用する、「高分子量」シルクフィブロイン溶液は、約55kDa〜約150kDaの範囲の分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含むSFS溶液を含むことができる。いくつかの実施形態では、あるシルクフィブロインベースタンパク質断片の目的の高分子量は、約100kDa〜約145kDaであることができる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載の分子量(例えば、低分子量シルク、中分子量シルク、高分子量シルク)は、当技術分野で通常の知識をを有する者によって理解されるように、天然又は組換えシルクタンパク質などのそれぞれの天然又は組換えタンパク質内に含まれるアミノ酸の概数に変換することができる。例えば、アミノ酸の平均重量は、約110ダルトン(すなわち、110g/モル)であり得る。したがって、いくつかの実施形態では、線状タンパク質の分子量を110ダルトンで除すことで、それに含まれるアミノ酸残基の数を近似的に求めることができる。
本明細書で使用する、「セリシンを実質的に含まない(substantially sericin free)」又は「セリシンを実質的に欠いている(substantially devoid of sericin)」という用語は、セリシンタンパク質の大部分が除去されているシルク繊維を意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約10.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約9.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約8.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約7.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約6.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約5.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロイン意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.05%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.1%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.5%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約1.0%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約1.5%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約2.0%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約2.5%(w/w)〜約4.0%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.01%(w/w)〜約0.1%(w/w)のセリシン含量を有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.1%(w/w)未満のセリシン含量を有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、セリシンを実質的に欠いているシルクフィブロインは、約0.05%(w/w)未満のセリシン含量を有するシルクフィブロインを意味する。実施形態では、シルク供給源を、約30分間〜約60分間の処理時間の間、炭酸ナトリウムの沸騰(100℃)水溶液に添加した場合、約26wt.%〜約31wt.%の脱ガムロスが得られる。
本明細書で使用する、「実質的に均一である(substantially homogeneous)」という用語は、特定の分子量周りで、正規分布で分布している純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を意味することができる。本明細書で使用する、「実質的に均一である」という用語は、本開示の組成物全体にわたる、添加剤、例えば顔料のむらのない分布を意味することができる。
本明細書で使用される、「残渣」は、シルクフィブロイン溶液、シルクフィブロイン断片溶液、又はそれらの濃縮物の製造における1以上のプロセス工程に関する材料を意味する。
本明細書で使用する、「無機残渣を実質的に含まない」という用語は、その組成物が、0.1%(w/w)以下の残渣を示すことを意味する。実施形態では、無機残渣を実質的に含まないということは、0.05%(w/w)以下の残渣を示す組成物を意味する。実施形態では、無機残渣を実質的に含まないということは、0.01%(w/w)以下の残渣を示す組成物を意味する。実施形態では、無機残渣の量は0ppm(「検出不可能である」又は「ND」)〜1000ppmである。実施形態では、無機残渣の量はND〜約500ppmである。実施形態では、無機残渣の量はND〜約400ppmである。実施形態では、無機残渣の量はND〜約300ppmである。実施形態では、無機残渣の量はND〜約200ppmである。実施形態では、無機残渣の量はND〜約100ppmである。実施形態では、無機残渣の量は10ppm〜1000ppmである。
本明細書で使用する、「有機残渣を実質的に含まない」という用語は、その組成物が、0.1%(w/w)以下の残渣を示すことを意味する。実施形態では、有機残渣を実質的に含まないということは、0.05%(w/w)以下の残渣を示す組成物を意味する。実施形態では、有機残渣を実質的に含まないということは、0.01%(w/w)以下の残渣を示す組成物を意味する。実施形態では、有機残渣の量は0ppm(「検出不可能である」又は「ND」)〜1000ppmである。実施形態では、有機残渣の量はND〜約500ppmである。実施形態では、有機残渣の量はND〜約400ppmである。実施形態では、有機残渣の量はND〜約300ppmである。実施形態では、有機残渣の量はND〜約200ppmである。実施形態では、有機残渣の量はND〜約100ppmである。実施形態では、有機残渣の量は10ppm〜1000ppmである。
いくつかの実施形態では、本開示の組成物は、その組成物が、毒性、有害性又は生理学的に反応性ではなく、免疫拒絶又は炎症性応答を引き起こさないことによって、生体組織又は生体系と適合することを意味する「生体適合性の」又は「生体適合性」を示す。そうした生体適合性は、本開示の組成物を皮膚に長期間、局所的につけている参加者によって証明することができる。実施形態では、当該長期間は約3日間である。実施形態では、当該長期間は約7日間である。実施形態では、当該長期間は約14日間である。実施形態では、当該長期間は約21日間である。実施形態では、当該長期間は約30日間である。実施形態では、当該長期間は、約1カ月間、約2カ月間、約3カ月間、約4カ月間、約5カ月間、約6カ月間、約7カ月間、約8カ月間、約9カ月間、約10カ月間、約11カ月間、約12カ月間及び無期限からなる群から選択される。例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるコーティングは、生体適合性のコーティングである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物は、いくつかの実施態様では生体適合性の組成物(例えば、シルクを含む生体適合性コーティング)であり得るが、、国際標準ISO10993−1、「医療機器の生物学的評価−第1部:リスクマネジメントプロセスにおける評価及び試験(Biological evaluation of medical devices − Part 1 : Evaluation and testing within a risk management process)」で評価され、適合することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物は、生体適合性の組成物であり得るが、細胞毒性、感作性、血液適合性、発熱作用、埋植、遺伝毒性、発がん性、生殖/発生毒性、及び分解性の1以上について、ISO106993−1に基づき評価することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物及び物品、並びにそれらの調製方法は、シルクコーティングされたレザー又はレザー物品を含む。前記レザー又はレザー物品は、本明細書の他の箇所に記載されるものなどのポリマー材料であることができる。「しみ込ませる(infused)」及び/又は「部分的に溶解する」という用語は、例えば、シルクベースコーティングの一部とレザー又はレザー物品の一部の分散物を形成するための混合を含む。いくつかの実施形態では、前記分散物は、シルクの固体の懸濁物(即ち、10nmオーダーのドメインを含む分散物)又は固溶体(即ち、分子状分散物)であることができる。いくつかの実施形態では、前記分散物は、シルクコーティングとレザー又はレザー物品との間の表面界面に局在化されることができ、調製方法に応じて、1nm、2nm、5nm、10nm、25nm、50nm、75nm、100nm、又は100nm超の深さを有することができる。いくつかの実施形態では、前記分散物は、レザー又はレザー物品とシルクコーティングとの間に挟まれた層であることができる。いくつかの実施形態では、前記分散物は、本明細書に記載される特性を有するシルクフィブロインを含むシルクを、レザー又はレザー物品にコーティングし、次いで、分散物を形成するための追加プロセスを行うことにより調製することができる。この追加プロセスは、100℃、125℃、150℃、175℃、200℃、225℃、又は250℃の温度で、1分間、2分間、5分間、10分間、15分間、20分間、30分間、1時間、2時間、4時間、8時間、16時間、又は24時間からなる群から選択される期間の間、加熱することを含む。いくつかの実施形態では、加熱は、シルク及び/又はポリマー生地又はテキスタイルのガラス転移温度(T)で又はそれより高い温度で行うことができ、当技術分野で知られた方法によって評価することができる。いくつかの実施形態では、前記分散物は、本明細書に記載される特性を有するシルクフィブロインを含むシルクを、レザー又はレザー物品にコーティングし、次いで、シルクコーティングをレザー又はレザー物品に含浸させるための追加プロセスを行うことにより形成することができる。この追加プロセスは、有機溶媒による処理を含む。互いに溶解したポリマーの性質を特性化するための方法は、当技術分野においてよく知られており、示差走査熱量測定、及び深さプロファイリングが可能な表面分析法(例えば、分光法)を含む。
いくつかの実施形態では、本開示の組成物は、それらが相対的にアレルギー反応を引き起こしそうにないことを意味する「低アレルギー性」である。そうした低アレルギー性は、本開示の組成物を皮膚に長期間、局所的につけている参加者によって証明することができる。実施形態では、当該長期間は約3日間である。実施形態では、当該長期間は約7日間である。実施形態では、当該長期間は約14日間である。実施形態では、当該長期間は約21日間である。実施形態では、当該長期間は約30日間である。実施形態では、当該長期間は、約1カ月間、約2カ月間、約3カ月間、約4カ月間、約5カ月間、約6カ月間、約7カ月間、約8カ月間、約9カ月間、約10カ月間、約11カ月間、約12カ月間及び無期限からなる群から選択される。
SPF組成物又はSPF含有コーティングを調製するために水溶液を用いるいくつかの実施形態では、前記水溶液は、任意のタイプの水を用いて調製される。いくつかの実施形態では、水は、DI水、水道水、又は天然に利用可能な水であることができる。本明細書で使用される、「水道水」という用語は、公益企業によって提供される飲用水、及び逆浸透、蒸留、及び/又は脱イオン化などによる更なる精製なしで、その源にかかわらず同等品質の水を意味する。したがって、本明細書に示されるように、「DI水」、「RODI水」、又は「水」の使用は、本明細書に記載されるプロセスに係る「水道水」と、そのようなプロセスに有害な影響なしに相互変換可能であると理解することができる。
シルクフィブロインベースタンパク質断片で加工、コーティング、及び/又は修復されたレザー及びレザー物品
本開示は、レザー基材及び、約1kDa〜約5kDa、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約10kDa〜約15kDa、約15kDa〜約20kDa、約17kDa〜約39kDa、約20kDa〜約25kDa、約25kDa〜約30kDa、約30kDa〜約35kDa、約35kDa〜約40kDa、約39kDa〜約80kDa、約40kDa〜約45kDa、約45kDa〜約50kDa、約60kDa〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaから選択される範囲の平均重量平均分子量を有し、且つ1〜約5の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含む物品を提供する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、1〜約1.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約1.5〜約2の多分散性を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約2〜約2.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約2.5〜約3の多分散性を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約3〜約3.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約3.5〜約4の多分散性を有する。請求項1のいくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約4〜約4.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約4.5〜約5の多分散性を有する。レザー基材などの基材にタンパク質を添加するためのいくつかの方法は、米国特許第8,993,065号明細書に記載されており、その全体を参照によりが本明細書に援用する。
本開示はまた、レザー基材及び、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性、並びに任意に、本明細書に記載される他の限定、並びにシルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含む物品を提供する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片とセリシンとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、又は約75:25である。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対するセリシンの相対的w/w量は、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約0.01%、又は約0.001%である。
本開示はまた、レザー基材と、本明細書に記載される任意の平均重量平均分子量及び多分散性並びに任意に、本明細書に記載される他の限定を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、少なくとも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、4週間、又は1か月間の間、水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。
本開示はまた、レザー基材と、本明細書に記載される任意の平均重量平均分子量及び多分散性並びに任意に、本明細書に記載される他の限定を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、1)シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされている、又は2)シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載される厚みを有する、又は3)シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在する、又は4)前記の任意の組合せである。
いくつかの実施形態では、レザー基材の表面にコーティングされるシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、又は約30μmの厚みを有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の表面にコーティングされる、シルクフィブロインタンパク質又はその断片及び任意に、レオロジー調整剤及び/又は可塑剤を含むコーティングは、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、又は約30μmの厚みを有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の表面にコーティングされる、シルクフィブロインタンパク質又はその断片及び任意に、レオロジー調整剤及び/又は可塑剤を含むコーティングは、約1μm未満、約2μm未満、約3μm未満、約4μm未満、約5μm未満、約6μm未満、約7μm未満、約8μm未満、約9μm未満、約10μm未満、約1μm未満、約2μm未満、約3μm未満、約4μm未満、約5μm未満、約6μm未満、約7μm未満、約8μm未満、約9μm未満、約10μm未満、約11μm未満、約12μm未満、約13μm未満、約14μm未満、約15μm未満、約16μm未満、約17μm未満、約18μm未満、約19μm未満、約20μm未満、約21μm未満、約22μm未満、約23μm未満、約24μm未満、約25μm未満、約26μm未満、約27μm未満、約28μm未満、約29μm未満、又は約30μm未満の厚みを有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の表面にコーティングされる、シルクフィブロインタンパク質又はその断片及び任意に、レオロジー調整剤及び/又は可塑剤を含むコーティングは、約1μm超、約2μm超、約3μm超、約4μm超、約5μm超、約6μm超、約7μm超、約8μm超、約9μm超、約10μm超、約1μm超、約2μm超、約3μm超、約4μm超、約5μm超、約6μm超、約7μm超、約8μm超、約9μm超、約10μm超、約11μm超、約12μm超、約13μm超、約14μm超、約15μm超、約16μm超、約17μm超、約18μm超、約19μm超、約20μm超、約21μm超、約22μm超、約23μm超、約24μm超、約25μm超、約26μm超、約27μm超、約28μm超、約29μm超、又は約30μm超の厚みを有することができる。
本明細書に記載されるように、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、レザー基材の任意の表面にコーティングすることができる、又はレザー基材の凹部に含ませることができる。レザー基材の凹部は、限定するものではないが、約1μm〜約15μm、約5μm〜約25μm、約10μm〜約50μm、約25μm〜約75μm、約50μm〜約150μm、約75μm〜約500μm、及び約100μm〜約1000μmなどの様々な深さ有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の凹部は、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、 約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、約30μm、約31μm、約32μm、約33μm、約34μm、約35μm、約36μm、約37μm、約38μm、約39μm、約40μm、約41μm、約42μm、約43μm、約44μm、約45μm、約46μm、約47μm、約48μm、約49μm、約50μm、約51μm、約52μm、約53μm、約54μm、約55μm、約56μm、約57μm、約58μm、約59μm、約60μm、約61μm、約62μm、約63μm、約64μm、約65μm、約66μm、約67μm、約68μm、約69μm、約70μm、約71μm、約72μm、約73μm、約74μm、約75μm、約76μm、約77μm、約78μm、約79μm、約80μm、約81μm、約82μm、約83μm、約84μm、約85μm、約86μm、約87μm、約88μm、約89μm、約90μm、約91μm、約92μm、約93μm、約94μm、約95μm、約96μm、約97μm、約98μm、約99μm、約100μm、約101μm、約102μm、約103μm、約104μm、約105μm、約106μm、約107μm、約108μm、約109μm、約110μm、約111μm、約112μm、約113μm、約114μm、約115μm、約116μm、約117μm、約118μm、約119μm、約120μm、約121μm、約122μm、約123μm、約124μm、約125μm、約126μm、約127μm、約128μm、約129μm、約130μm、約131μm、約132μm、約133μm、約134μm、約135μm、約136μm、約137μm、約138μm、約139μm、約140μm、約141μm、約142μm、約143μm、約144μm、約145μm、約146μm、約147μm、約148μm、約149μm、約150μm、約151μm、約152μm、約153μm、約154μm、約155μm、約156μm、約157μm、約158μm、約159μm、約160μm、約161μm、約162μm、約163μm、約164μm、約165μm、約166μm、約167μm、約168μm、約169μm、約170μm、約171μm、約172μm、約173μm、約174μm、約175μm、約176μm、約177μm、約178μm、約179μm、約180μm、約181μm、約182μm、約183μm、約184μm、約185μm、約186μm、約187μm、約188μm、約189μm、約190μm、約191μm、約192μm、約193μm、約194μm、約195μm、約196μm、約197μm、約198μm、約199μm、又は約200μmの厚みを有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の凹部は、約132μm、約151μm、約126μm、約132μm、及び/又は約63μmの厚みを有することができる。
いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、凹部の深さの少なくとも約50%〜約75%、凹部の深さの少なくとも約45%〜約80%の間、凹部の深さの少なくとも約65%〜約85%、凹部の深さの少なくとも約75%〜95%を充填する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、凹部の深さの少なくとも99%、98%、97%、96%、95%、94%、93%、92%、91%、90%、89%、88%、87%、86%、85%、84%、83%、82%、81%、80%、79%、78%、77%、76%、75%、74%、73%、72%、71%、70%、69%、68%、67%、66%、65%、64%、63%、62%、61%、60%、59%、58%、57%、56%、55%、53%、52%、51%、又は50%を充填する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、凹部の深さの少なくとも約5%〜約25%、凹部の深さの少なくとも約10%〜約35%、凹部の深さの少なくとも約15%〜約50%、凹部の深さの少なくとも約25%〜約75%を充填する。
いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、深さの約1μm未満、約2μm未満、約3μm未満、約4μm未満、約5μm未満、約6μm未満、約7μm未満、約8μm未満、約9μm未満、約10μm未満、約1μm未満、約2μm未満、約3μm未満、約4μm未満、約5μm未満、約6μm未満、約7μm未満、約8μm未満、約9μm未満、約10μm未満、約11μm未満、約12μm未満、約13μm未満、約14μm未満、約15μm未満、約16μm未満、約17μm未満、約18μm未満、約19μm未満、約20μm未満、約21μm未満、約22μm未満、約23μm未満、約24μm未満、約25μm未満、約26μm未満、約27μm未満、約28μm未満、約29μm未満、約30μm未満、約31μm未満、約32μm未満、約33μm未満、約34μm未満、約35μm未満、約36μm未満、約37μm未満、約38μm未満、約39μm未満、約40μm未満、約41μm未満、約42μm未満、約43μm未満、約44μm未満、約45μm未満、約46μm未満、約47μm未満、約48μm未満、約49μm未満、約50μm未満、約51μm未満、約52μm未満、約53μm未満、約54μm未満、約55μm未満、約56μm未満、約57μm未満、約58μm未満、約59μm未満、約60μm未満、約61μm未満、約62μm未満、約63μm未満、約64μm未満、約65μm未満、約66μm未満、約67μm未満、約68μm未満、約69μm未満、約70μm未満、約71μm未満、約72μm未満、約73μm未満、約74μm未満、約75μm未満、約76μm未満、約77μm未満、約78μm未満、約79μm未満、約80μm未満、約81μm未満、約82μm未満、約83μm未満、約84μm未満、約85μm未満、約86μm未満、約87μm未満、約88μm未満、約89μm未満、約90μm未満、約91μm未満、約92μm未満、約93μm未満、約94μm未満、約95μm未満、約96μm未満、約97μm未満、約98μm未満、約99μm未満、約100μm未満、約101μm未満、約102μm未満、約103μm未満、約104μm未満、約105μm未満、約106μm未満、約107μm未満、約108μm未満、約109μm未満、約110μm未満、約111μm未満、約112μm未満、約113μm未満、約114μm未満、約115μm未満、約116μm未満、約117μm未満、約118μm未満、約119μm未満、約120μm未満、約121μm未満、約122μm未満、約123μm未満、約124μm未満、約125μm未満、約126μm未満、約127μm未満、約128μm未満、約129μm未満、約130μm未満、約131μm未満、約132μm未満、約133μm未満、約134μm未満、約135μm未満、約136μm未満、約137μm未満、約138μm未満、約139μm未満、約140μm未満、約141μm未満、約142μm未満、約143μm未満、約144μm未満、約145μm未満、約146μm未満、約147μm未満、約148μm未満、約149μm未満、約150μm未満、約151μm未満、約152μm未満、約153μm未満、約154μm未満、約155μm未満、約156μm未満、約157μm未満、約158μm未満、約159μm未満、約160μm未満、約161μm未満、約162μm未満、約163μm未満、約164μm未満、約165μm未満、約166μm未満、約167μm未満、約168μm未満、約169μm未満、約170μm未満、約171μm未満、約172μm未満、約173μm未満、約174μm未満、約175μm未満、約176μm未満、約177μm未満、約178μm未満、約179μm未満、約180μm未満、約181μm未満、約182μm未満、約183μm未満、約184μm未満、約185μm未満、約186μm未満、約187μm未満、約188μm未満、約189μm未満、約190μm未満、約191μm未満、約192μm未満、約193μm未満、約194μm未満、約195μm未満、約196μm未満、約197μm未満、約198μm未満、約199μm未満、又は約200μm未満を充填する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、凹部の深さの約132μm未満、約151μm未満、約126μm未満、約132μm未満、及び/又は約63μm未満を充填する。
いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、深さの約1μm超、約2μm超、約3μm超、約4μm超、約5μm超、約6μm超、約7μm超、約8μm超、約9μm超、約10μm超、約1μm超、約2μm超、約3μm超、約4μm超、約5μm超、約6μm超、約7μm超、約8μm超、約9μm超、約10μm超、約11μm超、約12μm超、約13μm超、約14μm超、約15μm超、約16μm超、約17μm超、約18μm超、約19μm超、約20μm超、約21μm超、約22μm超、約23μm超、約24μm超、約25μm超、約26μm超、約27μm超、約28μm超、約29μm超、約30μm超、約31μm超、約32μm超、約33μm超、約34μm超、約35μm超、約36μm超、約37μm超、約38μm超、約39μm超、約40μm超、約41μm超、約42μm超、約43μm超、約44μm超、約45μm超、約46μm超、約47μm超、約48μm超、約49μm超、約50μm超、約51μm超、約52μm超、約53μm超、約54μm超、約55μm超、約56μm超、約57μm超、約58μm超、約59μm超、約60μm超、約61μm超、約62μm超、約63μm超、約64μm超、約65μm超、約66μm超、約67μm超、約68μm超、約69μm超、約70μm超、約71μm超、約72μm超、約73μm超、約74μm超、約75μm超、約76μm超、約77μm超、約78μm超、約79μm超、約80μm超、約81μm超、約82μm超、約83μm超、約84μm超、約85μm超、約86μm超、約87μm超、約88μm超、約89μm超、約90μm超、約91μm超、約92μm超、約93μm超、約94μm超、約95μm超、約96μm超、約97μm超、約98μm超、約99μm超、約100μm超、約101μm超、約102μm超、約103μm超、約104μm超、約105μm超、約106μm超、約107μm超、約108μm超、約109μm超、約110μm超、約111μm超、約112μm超、約113μm超、約114μm超、約115μm超、約116μm超、約117μm超、約118μm超、約119μm超、約120μm超、約121μm超、約122μm超、約123μm超、約124μm超、約125μm超、約126μm超、約127μm超、約128μm超、約129μm超、約130μm超、約131μm超、約132μm超、約133μm超、約134μm超、約135μm超、約136μm超、約137μm超、約138μm超、約139μm超、約140μm超、約141μm超、約142μm超、約143μm超、約144μm超、約145μm超、約146μm超、約147μm超、約148μm超、約149μm超、約150μm超、約151μm超、約152μm超、約153μm超、約154μm超、約155μm超、約156μm超、約157μm超、約158μm超、約159μm超、約160μm超、約161μm超、約162μm超、約163μm超、約164μm超、約165μm超、約166μm超、約167μm超、約168μm超、約169μm超、約170μm超、約171μm超、約172μm超、約173μm超、約174μm超、約175μm超、約176μm超、約177μm超、約178μm超、約179μm超、約180μm超、約181μm超、約182μm超、約183μm超、約184μm超、約185μm超、約186μm超、約187μm超、約188μm超、約189μm超、約190μm超、約191μm超、約192μm超、約193μm超、約194μm超、約195μm超、約196μm超、約197μm超、約198μm超、約199μm超、又は約200μm超を充填する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、凹部は、本明細書に記載の深さを有し、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部は、凹部の深さの約132μm超、約151μm超、約126μm超、約132μm超、及び/又は約63μm超を充填する。
図23A及び図23Bを参照すると、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされる態様、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の凹部に存在する態様は、断面指数によって説明することができ、断面指数は、ベースラインまでの曲線の上部の面積と、曲線の上部の面積を決定する際に横切る断面の長さとの比として定義される。断面指数は、本明細書では、無名数の値として反映される。曲線は、断面に沿うレザーの表面(コーティングされていない又は充填されていない場合)、又は断面に沿ってコーティング又は充填するシルクフィブロインタンパク質又はその断片の表面を反映することができる。ベースラインは、断面指数が決定されるセグメントを横切るレザー基材の表面を近似する水平面を反映することができる。
図23Aに示されるように、凹部は、例えば、断面x=約210μmとx=約600μmとの間に存在し、この凹部の断面指数は、本明細書に記載されるように計算することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の凹部は、約6.50、約6.75、約7、約7.25、約7.50、約7.75、約8、約8.25、約8.50、約8.75、約9、約9.25、約9.50、約9.75、又は約10の断面指数を有する。いくつかの実施形態では、レザー基材の凹部は、例えば、約5、約5.1、約5.2、約5.3、約5.4、約5.5、約5.6、約5.7、約5.8、約5.9、約6、約6.1、約6.2、約6.3、約6.4、約6.5、約6.6、約6.7、約6.8、約6.9、約7、約7.1、約7.2、約7.3、約7.4、約7.5、約7.6、約7.7、約7.8、約7.9、約8、約8.1、約8.2、約8.3、約8.4、約8.5、約8.6、約8.7、約8.8、約8.9、約9、約9.1、約9.2、約9.3、約9.4、約9.5、約9.6、約9.7、約9.8、約9.9、又は約10の別の断面指数を有することができる。また、図23Aに示されるように、レザー基材の実質的に凹んでいない部分は、例えば、断面x=0μmとx=約210μmとの間にあり、この実質的に凹んでいない部分の断面指数は、本明細書に記載されるように計算することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の実質的に凹んでいない部分は、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、約1.5、約1.6、約1.7、約1.8、約1.9、又は約2.0の断面指数を有する。いくつかの実施形態では、レザー基材の実質的に凹んでいない部分は、例えば、約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、約1.5、約1.6、約1.7、約1.8、約1.9、約2、約2.1、約2.2、約2.3、約2.4、約2.5、約2.6、約2.7、約2.8、約2.9、又は約3の別の断面指数を有することができる。
図23Bに示されるように、シルクフィブロインタンパク質又はその断片が充填された凹部は、例えば、断面x=約210μmとx=約395μmとの間に存在し、この充填された凹部の断面指数は、本明細書に記載されるように計算することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の凹部は、約0.25、約0.50、約0.75、約1、約1.25、約1.27、約1.50、約1.75、又は約2の断面指数を有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、例えば、約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、約1.5、約1.6、約1.7、約1.8、約1.9、約2、約2.1、約2.2、約2.3、約2.4、約2.5、約2.6、約2.7、約2.8、約2.9、又は約3の任意の他の断面指数を有することができる。また、図23Bに示されるように、シルクフィブロインタンパク質又はその断片でコーティングされたレザー基材の実質的に凹んでいない部分は、例えば、断面x=0μmとx=約210μmとの間に存在し、この充填された凹部の断面指数は、本明細書に記載されるように計算することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、約0.05、約0.1、約0.15、約0.2、約0.25、約0.50、約0.75、約1、約1.25、約1.27、約1.50、約1.75、又は約2の断面指数を有する。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、例えば、約0.1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1、約1.1、約1.2、約1.3、約1.4、約1.5、約1.6、約1.7、約1.8、約1.9、約2、約2.1、約2.2、約2.3、約2.4、約2.5、約2.6、約2.7、約2.8、約2.9、又は約3の任意の他の断面指数を有することができる。
いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができ、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分の断面指数は、0より高い。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも1%〜99%の分だけ低い断面指数を有することができる。
いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができ、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分の断面指数は、0より高い。いくつかの実施形態では、レザー基材のコーティングされた実質的に凹んでいない部分は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも1%〜99%分だけ低い断面指数を有することができる。
いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができ、レザー基材の充填された凹部の断面指数は、0より高い。いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、コーティング前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも1%〜99%分だけ低い断面指数を有することができる。
いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができる。いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも低い断面指数を有することができ、レザー基材の充填された凹部の断面指数は、0より高い。いくつかの実施形態では、レザー基材の充填された凹部は、充填前のレザー基材の実質的に凹んでいない部分よりも1%〜99%分だけ低い断面指数を有することができる。
本開示はまた、レザー基材と、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性並びに任意に、本明細書に記載の他の限定を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含む物品を提供し、前記物品は、デンプン、セルロース、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を更に含む。いくつかの実施形態では、多糖類はゲランガムである。いくつかの実施形態では、ゲランガムは、低アシル含量のゲランガムを含む。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖との間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、又は約1:5である。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖との間のw/w比は、約12:1、約11.9:1、約11.8:1、約11.7:1、約11.6:1、約11.5:1、約11.4:1、約11.3:1、約11.2:1、約11.1:1、約11:1、約10.9:1、約10.8:1、約10.7:1、約10.6:1、約10.5:1、約10.4:1、約10.3:1、約10.2:1、約10.1:1、約10:1、約9.9:1、約9.8:1、約9.7:1、約9.6:1、約9.5:1、約9.4:1、約9.3:1、約9.2:1、約9.1:1、約9:1、約8.9:1、約8.8:1、約8.7:1、約8.6:1、約8.5:1、約8.4:1、約8.3:1、約8.2:1、約8.1:1、約8:1、約7.9:1、約7.8:1、約7.7:1、約7.6:1、約7.5:1、約7.4:1、約7.3:1、約7.2:1、約7.1:1、約7:1、約6.9:1、約6.8:1、約6.7:1、約6.6:1、約6.5:1、約6.4:1、約6.3:1、約6.2:1、約6.1:1、約6:1、約5.9:1、約5.8:1、約5.7:1、約5.6:1、約5.5:1、約5.4:1、約5.3:1、約5.2:1、約5.1:1、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、又は約0.1:1である。いくつかの実施形態において、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖との間の比は、当技術分野で知られている任意の方法、例えば、質量分析法、IR又はNMRなどの分光法、表面分析法などによって決定することができる。
本開示は、レザー基材と、約1kDa〜約5kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約5kDa〜約10kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約6kDa〜約17kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約10kDa〜約15kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約15kDa〜約20kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約17kDa〜約39kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約20kDa〜約25kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約25kDa〜約30kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約30kDa〜約35kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約35kDa〜約40kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約39kDa〜約80kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約40kDa〜約45kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約45kDa〜約50kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約60kDa〜約100kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。
本開示は、レザー基材と、約80kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量及び1〜約5若しくは1〜約3又は本明細書に記載の任意の他の範囲の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含み、任意に、レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がなく、任意に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の表面にコーティングされた層である、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の層にしみ込んでおり、いくつかの実施形態では、そのような層は、本明細書に記載の厚みを有し、又はシルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に存在し、前記物品は、任意に、デンプン、セルロース、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含み、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と多糖と間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、又は約1:1である。本開示はまた、レザー基材と、本明細書に記載される任意の平均重量平均分子量及び多分散性並びに任意に、本明細書に記載される任意の他の限定を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、更に、1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルを含む。いくつかの実施形態では、ポリオールは、グリコール、グリセロール、ソルビトール、グルコース、スクロース、及びデキストロースのうちの1以上を含む。いくつかの実施形態において、ポリエーテルは、1以上のポリエチレングリコール(PEG)を含む。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルとの間のw/w比は、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、約0.1:1、約1:0.1、約1:0.2、約1:0.3、約1:0.4、約1:0.5、約1:0.6、約1:0.7、約1:0.8、約1:0.9、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、約1:2、約1:2.1、約1:2.2、約1:2.3、約1:2.4、約1:2.5、約1:2.6、約1:2.7、約1:2.8、約1:2.9、約1:3、約1:3.1、約1:3.2、約1:3.3、約1:3.4、約1:3.5、約1:3.6、約1:3.7、約1:3.8、約1:3.9、約1:4、約1:4.1、約1:4.2、約1:4.3、約1:4.4、約1:4.5、約1:4.6、約1:4.7、約1:4.8、約1:4.9、又は約1:5である。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片と1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
本開示はまた、レザー基材と、本明細書に記載される任意の平均重量平均分子量及び多分散性並びに任意に、本明細書に記載される他の任意の限定を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品を提供し、前記物品は、更に、シリコーン、染料、顔料、及び本明細書に記載のポリウレタンの1以上を含む。
実施形態では、本明細書に記載される発明は、本明細書に記載のシルク組成物で加工されたレザー及びレザー物品を含む。実施形態では、本明細書に記載される発明は、本明細書に記載のシルク組成物でコーティングされたレザー及びレザー物品を含む。実施形態では、本明細書に記載される発明は、例えば、レザーの表面又は構造の欠損を充填、マスキング、又は隠蔽することによって、本明細書に記載のシルク組成物で修復されたレザー及びレザー物品を含む。
本明細書において、いくつかの実施形態では、「レザー」及び/又は「レザー基材」という用語は、ウシのスキン、ヒツジのスキン、ラムのスキン、ウマのスキン、クロコダイルのスキン、アリゲータのスキン、トリのスキン、又は当技術分野で認識される別の知られた動物のスキンに由来することができる天然レザー、又は加工されたレザーを意味する。未加工、加工後、コーティング後、及び/又は修復後のレザーは、限定するものではないが、オルタードレザー、アニリンレザー、ボンデッドレザー、バフレザー、バイキャストレザー、シャモアレザー、クロムなめしレザー、混合なめしレザー、コードバンレザー、コレクテッドグレインレザー、クラックプルーフレザー、ドラムレザー、エンボスレザー、エンハンストグレインレザー、グレインレザー、メタライズドレザー、ネイキッドレザー、天然グレインレザー、ヌバックレザー、パテントレザー、パーライズドレザー、メッキレザー、プリントレザー、保護レザー、純粋アニリンレザー、なめし/再なめしレザー、ラウンドハンドレザー、サドルレザー、セミアニリンレザー、シュランケングレインレザー、サイドレザー、スプリットレザー、スエードレザー、及びウェットブルーを含むことができる。いくつかの実施形態では、「レザー」という用語は、限定するものではないが、セルロースで部分的/完全に構成されるレザー、キノコベースの材料、ビニルなどの合成材料、ポリアミド又はポリエステルなどの合成材料を含む合成又は再構成レザーを意味することができる。
本明細書において、「手触り」という用語は、材料の感触を意味し、柔軟性、しゃり(crispness)、乾燥性、シルク性(silkiness)、ぬめり、及びこれらの組合せとして、更に記述することができる。材料の手触りは、「ドレープ性(drape)」としても言及される。硬い手触りを有する材料は、粗くざらつきがあり、着用者にとって一般的に快適ではない。柔らかい手触りを有する材料は、きめの細かいシルク又はウールなど、滑らかですべすべし、一般的に着用者にとってより快適である。材料の手触りは、材料サンプルのコレクションとの比較によって、若しくはKawabata Evaluation System(KES)又はthe Fabric Assurance by Simple Testing(FAST)法(Behera and Hari,Ind.J.Fibre&Textile Res.,1994,19,168−71)などの方法を用いることで、決定することができる。
本明細書において、「コーティング」という用語は、レザー又はレザー物品などの基材の外側表面に実質的に連続的な層又は膜を形成する材料又は材料の組合せを意味する。いくつかの実施形態では、前記コーティングの部分が、前記基材に少なくとも一部浸透することができる。いくつかの実施形態では、前記コーティングは、基材の割れ目に少なくとも一部浸透することができる。いくつかの実施形態では、前記コーティングは、基材の表面にしみ込ませることができ、この場合、前記コーティングの適用、即ち、コーティングプロセスは、少なくとも1つのコーティング成分を基材の表面に少なくとも一部(基材の融点で)しみ込ませることを含むことができる。コーティングは、本明細書に記載されるプロセスの1以上により基材に適用することができる。
前記コーティングを基材の表面にしみ込ませることができる、記載される実施形態では、前記コーティングは、基材の表面に共溶解(codissolved)させることができ、前記コーティングの成分が、基材の表面において、次の深さまで内部混合され(intermixed)ことができる:少なくとも約1nm、又は少なくとも約2nm、又は少なくとも約3nm、又は少なくとも約4nm、又は少なくとも約5nm、又は少なくとも約6nm、又は少なくとも約7nm、又は少なくとも約8nm、又は少なくとも約9nm、又は少なくとも約10nm、又は少なくとも約20nm、又は少なくとも約30nm、又は少なくとも約40nm、又は少なくとも約50nm、又は少なくとも約60nm、又は少なくとも約70nm、又は少なくとも約80nm、又は少なくとも約90nm、又は少なくとも約100nm。いくつかの実施形態では、前記コーティングは、基材の表面にしみ込ませることができ、前記基材は、レザー又はレザー物品を含む。
本明細書において、「浴コーティング」という用語は、浴中で材料をコーティングすること、浴中に材料を浸漬すること、及び浴中に材料を浸すことを包含する。浴コーティングの概念は、参照によりその全体を援用する米国特許第4,521,458号に示されている。
本明細書において、特段の断りがない限り、「乾燥する」という用語は、本明細書に記載されるコーティングされた材料を、室温(即ち、20℃)より高い温度で乾燥することを意味する。
本開示は、一般に、レザー基材の開口部、亀裂、又は欠損などの、レザーの凹部をシルクフィブロインタンパク質及び/又はその断片で充填することに関連する方法及び物品を提供する。本明細書において、「欠損」又は「レザー欠損」という用語は、表面内又は表面上、及び/又はレザーの支持構造(underlying structure)内又は支持構造上の不完全部分を意味する。例えば、毛及び/又は毛包の除去により、レザー又はハイドの表面又は構造に目に見える空隙又は間隙が残ることがある。本開示は、目に見える欠損を修復することに限定されず、任意の欠損を本明細書に記載されるように修復することができることが意図される。本開示は、同様に、特定サイズの欠損を修復することに限定されず、任意サイズの欠損を修復及び/又は充填することができる。例えば、シルク及び/又はSPF、及び本明細書に記載の任意の全ての組成物を使用して、欠損のあるスキン表面のより広い領域に亘って生じるより大きな欠損の外観を埋める又はマスキングすることができる。
本明細書において、「修復された」レザー又はレザーを「修復する」は、シルク及び/又はSPFを含む組成物で欠損を充填することを意味し、そのような修復の結果として、欠損が実質的に除かれる。例えば、本明細書に記載の組成物で完全に又は部分的に充填された空隙又は間隙は、修復された欠損であることができる。
実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、及び/又は修復されたレザー又はレザー物品を提供する。実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、又は修復されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、アパレルなどのヒト用アパレルに使用されるレザー又はレザー物品である。実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、又は修復されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、自動車の室内装飾材料に使用される。実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、又は修復されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、航空機の室内装飾材料に使用される。実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、又は修復されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、バス及び電車を含む、公共、商業、軍事、又はその他用途の輸送車両の室内装飾材料に使用される。実施形態では、本発明は、シルクフィブロインベースタンパク質又はその断片で加工、コーティング、又は修復されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、通常の室内装飾材料と比較して高度な耐摩耗性を必要とする製品の室内装飾材料に使用される。
実施形態では、レザー又はレザー物品は、ポリマーで処理され、前記ポリマーとしては、例えば、ポリグリコライド(PGA)、ポリエチレングリコール、グリコライドのコポリマー、グリコライド/L−ラクチドコポリマー(PGA/PLLA)、グリコライド/トリメチレンカーボネートコポリマー(PGA/TMC)、ポリラクチド(PLA)、PLAのステレオコポリマー、ポリ−L−ラクチド(PLLA)、ポリ−DL−ラクチド(PDLLA)、L−ラクチド/DL−ラクチドコポリマー、PLAのコポリマー、ラクチド/テトラメチルグリコライドコポリマー、ラクチド/トリメチレンカーボネートコポリマー、ラクチド/δ−バレロラクトンコポリマー、ラクチド/ε−カプロラクトンコポリマー、ポリデプシペプチド、PLA/ポリエチレンオキサイドコポリマー、非対称3,6−置換ポリ−l,4−ジオキサン−2,5−ジオン、ポリ−β−ヒドロキシブチレート(PHBA)、PHBA/β−ヒドロキシ吉草酸コポリマー(PHBA/HVA)、ポリ−β−ヒドロキシプロピオネート(PHPA)、ポリ−p−ジオキサノン(PDS)、ポリ−δ−バレロラクトン、ポリ−ε−カプロラクトン、メチルメタクリレート−N−ビニルピロリジンコポリマー、ポリエステルアミド、シュウ酸のポリエステル、ポリジヒドロピラン、ポリアルキル−2−シアノアクリレート、ポリウレタン(PU)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリペプチド、ポリ−β−リンゴ酸(PMLA)、ポリ−β−アルカノン酸、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、キチン(chitine)ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアリールエーテルケトン、及びポリエーテルケトンケトンが挙げられる。
実施形態では、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の水溶液を使用して、レザー又はレザー物品を処理及び/又はコーティングする。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約0.1%〜約20.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約0.1%〜約15.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約0.5%〜約10.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約1.0%〜約5.0%である。実施形態では、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の水溶液は、レザー又はレザー物品に直接塗布される。或いは、レザー又はレザー物品を処理及び/又はコーティングするために、シルクミクロスフェア及び任意の添加剤を使用してもよい。実施形態では、添加剤(例えば、アルコール)を、コーティングの前に、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の水溶液に添加して、材料特性を更に高めることができる。実施形態では、本開示のシルクコーティングは、レザー又はレザー物品上のシルクの特性を最適化するためのパターンを有することができる。実施形態では、コーティングは、レザー又はレザー物品への浸透を変化させるために、張力を印加した状態及び/又は弛緩させた状態のレザー又はレザー物品に塗布される。
実施形態では、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の組成物を使用して、レザー又はレザー物品を修復する。いくつかの実施形態では、組成物は粘性である。いくつかの実施形態では、組成物はチキソトロピックである。いくつかの実施形態では、組成物は、ゲル、パテ、ワックス、ペーストなどである。いくつかの実施形態では、組成物は、修復用バー、例えば、修復用クレヨンとして成形される。いくつかの実施形態では、組成物は、シリンジ、送達ガン、ブラシタイプアプリケータ、ローラータイプアプリケータ、ペン又はマーカータイプアプリケータなどから送達される。いくつかの実施形態では、組成物は、SPF組成物を固める、硬化を開始させる、又は調整するように設計された異なる組成物に沿って、複数のシリンジ、例えば、二重シリンジ又は二重送達ガンから共送達される。実施形態では、組成物中のシルクの濃度は、約0.1%〜約50.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約0.1%〜約35.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約0.5%〜約30.0%である。実施形態では、溶液中のシルクの濃度は、約1.0%〜約25.0%である。実施形態では、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の組成物は、レザー又はレザー物品、例えば、レザーの欠損に直接塗布される。或いは、レザー又はレザー物品を修復するために、シルクミクロスフェア及び任意の添加剤を使用してもよい。実施形態では、添加剤(例えば、アルコール)を、コーティングの前に、本開示の純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片の水溶液に添加して、材料特性を更に高めることができる。実施形態では、組成物は、レザー、レザー物品、又はレザー欠損への浸透を変化させるために、張力を印加した状態及び/又は弛緩させた状態のレザー又はレザー物品に塗布される。
本明細書に記載のシルク組成物で加工又はコーティングされたレザーを調製する方法
実施形態では、本明細書に記載の発明は、本明細書に記載のシルク組成物でコーティング又は修復されたレザー及びレザー物品を調製する方法を含む。
図1に示すように、以下の工程をレザー調製プロセスに使用することができる。
・脱毛−除毛するアルカリ溶液にスキンを浸す。
・ライミング−スキンをアルカリ/硫化物溶液に浸漬し、コラーゲンの特性を変化させ、それを膨潤させより開いた構造にする。
・デライミングとベーチング−スキンのコラーゲンの構造を更に開く酵素処理。
・ピックリング−スキンを保護する酸性処理。
・なめし−結合したコラーゲン構造の一部が、クロムの錯イオンと置換される化学プロセス(ウェットブルーレザー)。
・中和、染色、及び乳化加脂−アルカリ中和溶液は劣化を防ぎ、コラーゲン繊維に付着する油などの、様々な化合物が適用され、クロム活性部位で反応する。
・乾燥−水が除去され、レザーの化学的性質が安定する。
・仕上げ−レザーの色と質感を均一にするために、表面コーティングが施される。仕上げプロセスの前又は後に機械的処理を行って、材料特性の調整/化学薬剤の硬化(set)を行うことができる。
本開示は、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、約1kDa〜約5kDa、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約10kDa〜約15kDa、約15kDa〜約20kDa、約17kDa〜約39kDa、約20kDa〜約25kDa、約25kDa〜約30kDa、約30kDa〜約35kDa、約35kDa〜約40kDa、約39kDa〜約80kDa、約40kDa〜約45kDa、約45kDa〜約50kDa、約60kDa〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaから選択される平均重量平均分子量と1〜約5の多分散性とを有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を使用することができる。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、1〜約1.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約1.5〜約2の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約2〜約2.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約2.5〜約3の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約3〜約3.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約3.5〜約4の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約4〜約4.5の多分散性を有する。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、約4.5〜約5の多分散性を有する。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを含む。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片とセリシンとの間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、又は約75:25である。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対するセリシンの相対的w/w量は、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約0.01%、又は約0.001%である。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、約0.001%(w/v)〜約10%(w/v)のセリシンを含む。いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、約0.001%(w/v)のセリシン〜約0.01%(w/v)のセリシン、約0.01%(w/v)のセリシン〜約0.1%(w/v)のセリシン、約0.1%(w/v)のセリシン〜約1%(w/v)のセリシン、又は約1%(w/v)のセリシン〜約10%(w/v)のセリシンを含む。いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、約1%(w/v)のセリシン、約2%(w/v)のセリシン、約3%(w/v)のセリシン、約4%(w/v)のセリシン、約5%(w/v)のセリシン、約6%(w/v)のセリシン、約7%(w/v)のセリシン、約8%(w/v)のセリシン、約9%(w/v)のセリシン、約10%(w/v)のセリシン、約11%(w/v)のセリシン、約12%(w/v)のセリシン、約13%(w/v)のセリシン、約14%(w/v)のセリシン、又は約15%(w/v)のセリシンを含む。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、配合及びレザー基材への塗布前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、少なくとも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、4週間、又は1ヶ月間の間、水溶液中において、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、レザー基材に塗布前、少なくとも10日間配合物中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。いくつかの実施形態では、シルクフィブロインタンパク質又はその断片は、少なくとも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、4週間、又は1ヶ月間の間、配合物中において、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、1)シルク配合物の一部が、レザー基材の表面にコーティングされる、又は2)シルク配合物の一部が、レザー基材の層にしみ込んでいる、又は3)シルク配合物一部が、レザー基材の開口部、亀裂、及び欠損から選択されるレザー基材の凹部に侵入する、又は4)前記の任意の組合せである。シルク配合物は、任意の所望の厚みでコーティングすることができ、例えば、限定するものではないが、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、約30μm、約31μm、約32μm、約33μm、約34μm、約35μm、約36μm、約37μm、約38μm、約39μm、約40μm、約41μm、約42μm、約43μm、約44μm、約45μm、約46μm、約47μm、約48μm、約49μm、約50μm、約51μm、約52μm、約53μm、約54μm、約55μm、約56μm、約57μm、約58μm、約59μm、約60μm、約61μm、約62μm、約63μm、約64μm、約65μm、約66μm、約67μm、約68μm、約69μm、約70μm、約71μm、約72μm、約73μm、約74μm、約75μm、約76μm、約77μm、約78μm、約79μm、約80μm、約81μm、約82μm、約83μm、約84μm、約85μm、約86μm、約87μm、約88μm、約89μm、約90μm、約91μm、約92μm、約93μm、約94μm、約95μm、約96μm、約97μm、約98μm、約99μm、又は約100μmである。いくつかの実施形態では、コーティングの厚みは、ウェットコーティングを意味する。いくつかの実施形態では、コーティングの厚みは、乾燥後のコーティングの厚みを意味する。シルク配合物は、任意の厚みを有する基材の層にしみ込ませることができ、この厚みは、例えば、限定するものではないが、約1μm、約2μm、約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、約30μm、約31μm、約32μm、約33μm、約34μm、約35μm、約36μm、約37μm、約38μm、約39μm、約40μm、約41μm、約42μm、約43μm、約44μm、約45μm、約46μm、約47μm、約48μm、約49μm、約50μm、約51μm、約52μm、約53μm、約54μm、約55μm、約56μm、約57μm、約58μm、約59μm、約60μm、約61μm、約62μm、約63μm、約64μm、約65μm、約66μm、約67μm、約68μm、約69μm、約70μm、約71μm、約72μm、約73μm、約74μm、約75μm、約76μm、約77μm、約78μm、約79μm、約80μm、約81μm、約82μm、約83μm、約84μm、約85μm、約86μm、約87μm、約88μm、約89μm、約90μm、約91μm、約92μm、約93μm、約94μm、約95μm、約96μm、約97μm、約98μm、約99μm、又は約100μmである。いくつかの実施形態では、しみ込み層の厚みは、湿式しみ込みを意味する。いくつかの実施形態では、しみ込み層の厚みは、乾燥後のしみ込みを意味する。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、レオロジー調整剤を含む。いくつかの実施形態では、レオロジー調整剤は、デンプン、セルロース、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナンガム、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖類を含む。いくつかの実施形態では、多糖類は、ゲランガムを含み、限定するものではないが、低アシル含量のゲランガムを含む。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片とレオロジー調整剤との間のw/w比は、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、又は約1:5である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片とレオロジー調整剤との間のw/w比は、約12:1、約11.9:1、約11.8:1、約11.7:1、約11.6:1、約11.5:1、約11.4:1、約11.3:1、約11.2:1、約11.1:1、約11:1、約10.9:1、約10.8:1、約10.7:1、約10.6:1、約10.5:1、約10.4:1、約10.3:1、約10.2:1、約10.1:1、約10:1、約9.9:1、約9.8:1、約9.7:1、約9.6:1、約9.5:1、約9.4:1、約9.3:1、約9.2:1、約9.1:1、約9:1、約8.9:1、約8.8:1、約8.7:1、約8.6:1、約8.5:1、約8.4:1、約8.3:1、約8.2:1、約8.1:1、約8:1、約7.9:1、約7.8:1、約7.7:1、約7.6:1、約7.5:1、約7.4:1、約7.3:1、約7.2:1、約7.1:1、約7:1、約6.9:1、約6.8:1、約6.7:1、約6.6:1、約6.5:1、約6.4:1、約6.3:1、約6.2:1、約6.1:1、約6:1、約5.9:1、約5.8:1、約5.7:1、約5.6:1、約5.5:1、約5.4:1、約5.3:1、約5.2:1、約5.1:1、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、又は約0.1:1である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片とレオロジー調整剤との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のレオロジー調整剤のw/v濃度は、約0.01%〜約5%である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のレオロジー調整剤のw/v濃度は、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約0.01%、又は約0.001%である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のレオロジー調整剤のw/v濃度は、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、又は約1%である。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、可塑剤を含む。いくつかの実施形態では、可塑剤は、1以上のポリオール、及び/又は1以上のポリエーテルを含む。いくつかの実施形態では、ポリオールは、グリコール、グリセロール、ソルビトール、グルコース、スクロース、及びデキストロースのうちの1以上から選択される。いくつかの実施形態では、ポリエーテルは、1以上のポリエチレングリコール(PEG)である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片と可塑剤との間のw/w比は、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、約0.1:1、約1:0.1、約1:0.2、約1:0.3、約1:0.4、約1:0.5、約1:0.6、約1:0.7、約1:0.8、約1:0.9、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、約1:2、約1:2.1、約1:2.2、約1:2.3、約1:2.4、約1:2.5、約1:2.6、約1:2.7、約1:2.8、約1:2.9、約1:3、約1:3.1、約1:3.2、約1:3.3、約1:3.4、約1:3.5、約1:3.6、約1:3.7、約1:3.8、約1:3.9、約1:4、約1:4.1、約1:4.2、約1:4.3、約1:4.4、約1:4.5、約1:4.6、約1:4.7、約1:4.8、約1:4.9、又は約1:5である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片と可塑剤との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中の可塑剤のw/v濃度は、約0.01%〜約10%である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中の可塑剤のw/v濃度は、約10%、約9%、約8%、約7%、約6%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約0.01%、又は約0.001%である。いくつかの実施形態では、シルク配合物中の可塑剤のw/v濃度は、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、又は約1%である。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、消泡材を、約0.001%〜約1%、約0.01%〜約2.5%、約0.1%〜約3%、約0.5%〜約5%、又は約0.75%〜約7.5%の濃度で含む。いくつかの実施形態では、消泡剤はシリコーンを含む。本開示はまた、本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、更に、脱気剤を、約0.001%〜約1%、約0.01%〜約2.5%、約0.1%〜約3%、約0.5%〜約5%、又は約0.75%〜約7.5%の濃度で含む。いくつかの実施形態では、脱気剤はシリコーンを含む。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は、液体、ゲル、ペースト、ワックス、又はクリームである。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約0.1%w/v〜約15%w/vである。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約0.5%w/v〜約12%w/vである。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約1%w/v、約1.5%w/v、約2%w/v、約2.5%w/v、約3%w/v、約3.5%w/v、約4%w/v、約4.5%w/v、約5%w/v、約5.5%w/v、約6%w/v、約6.5%w/v、約7%w/v、約7.5%w/v、約8%w/v、約8.5%w/v、約9%w/v、約9.5%w/v、又は約10%w/vである。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約3%w/v、約3.25%w/v、約3.5%w/v、約3.75%%w/v、約4%w/v、約4.25%w/v、約4.5%w/v、約4.75%w/v、約5%w/v、約5.25%w/v、約5.5%w/v、約5.75%w/v、約6%w/v、約6.25%w/v、約6.5%w/v、約6.75%w/v、約7%w/v、約7.25%w/v、約7.5%w/v、約7.75%w/v、約8%w/v、約8.25%w/v、約8.5%w/v、約8.75%w/v、約9%w/v、約9.25%w/v、約9.5%w/v、約9.75%w/v、又は約10%w/vである。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約5mg/mL〜約125mg/mLである。いくつかの実施形態では、シルク配合物中のシルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度は、約10mg/mL、約11mg/mL、約12mg/mL、約13mg/mL、約14mg/mL、約15mg/mL、約16mg/mL、約17mg/mL、約18mg/mL、約19mg/mL、約20mg/mL、約21mg/mL、約22mg/mL、約23mg/mL、約24mg/mL、約25mg/mL、約26mg/mL、約27mg/mL、約28mg/mL、約29mg/mL、約30mg/mL、約31mg/mL、約32mg/mL、約33mg/mL、約34mg/mL、約35mg/mL、約36mg/mL、約37mg/mL、約38mg/mL、約39mg/mL、約40mg/mL、約41mg/mL、約42mg/mL、約43mg/mL、約44mg/mL、約45mg/mL、約46mg/mL、約47mg/mL、約48mg/mL、約49mg/mL、約50mg/mL、約51mg/mL、約52mg/mL、約53mg/mL、約54mg/mL、約55mg/mL、約56mg/mL、約57mg/mL、約58mg/mL、約59mg/mL、約60mg/mL、約61mg/mL、約62mg/mL、約63mg/mL、約64mg/mL、約65mg/mL、約66mg/mL、約67mg/mL、約68mg/mL、約69mg/mL、約70mg/mL、約71mg/mL、約72mg/mL、約73mg/mL、約74mg/mL、約75mg/mL、約76mg/mL、約77mg/mL、約78mg/mL、約79mg/mL、約80mg/mL、約81mg/mL、約82mg/mL、約83mg/mL、約84mg/mL、約85mg/mL、約86mg/mL、約87mg/mL、約88mg/mL、約89mg/mL、約90mg/mL、約91mg/mL、約92mg/mL、約93mg/mL、約94mg/mL、約95mg/mL、約96mg/mL、約97mg/mL、約98mg/mL、約99mg/mL、約100mg/mL、約101mg/mL、約102mg/mL、約103mg/mL、約104mg/mL、約105mg/mL、約106mg/mL、約107mg/mL、約108mg/mL、約109mg/mL、又は約110mg/mLである。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、シルク配合物は更に、pH調整剤を含む。いくつかの実施形態では、pH調整剤は、限定するものではないが、弱酸及び/又は弱塩基を含む酸及び/又は塩基のうちの1以上を含む。いくつかの実施形態では、pH調整剤は、水酸化アンモニウム及びクエン酸のうちの1以上を含む。任意の水酸化物、又は弱カルボン酸を、前記のいずれかと相互交換可能に使用することができる。いくつかの実施形態では、シルク配合物は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約11、又は約12のpHを有する。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、レザー基材をシルク配合物で処理することにより、グロス、及び/又は色飽和度、及び/又はぬめりが改善される。
本開示はまた、レザー基材をシルク配合物で処理する方法を提供し、前記方法は、本明細書に記載の任意の平均重量平均分子量及び多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物をレザーの表面に塗布することと、任意に、本明細書に記載されるその他の工程とを含む方法を提供し、いくつかの実施形態では、前記方法は、更に、レザーの染色、レザーの乾燥、レザーの機械的延伸、レザーのトリミング、レザーの1以上の研磨工程の実行、レザーに対する顔料の塗布、レザーに対する着色剤の塗布、レザーに対するアクリル配合物の塗布、レザーの化学的固定、レザーに対するスタンピング、レザーに対するシリコーン仕上げの適用、レザーに対するUniflex処理の適用、及び/又はレザーに対するFiniflex処理の適用などの1以上の更なる工程を含み、レザーの表面にシルク配合物を塗布する工程は、1以上の更なる工程の前若しくは後又は1以上の更なる工程中に行われる。
本明細書に記載されるように、本明細書に記載されるシルク及び/又はSPF組成物は、これらの工程のいずれかの前若しくは後又はこれらの工程のいずれかでの処理中に使用することができる。いくつかの実施形態では、レザー調製プロセスは、本明細書に記載のシルク組成物でレザーを処理することを含むことができる。いくつかの実施形態では、レザー調製プロセスは、本明細書に記載のシルク組成物でレザーを修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、シルク組成物は、以下に記載される1以上の化学薬剤(例えば、シリコーン、ポリウレタンなど)を含むことができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物は、本明細書に記載の方法のいずれかによって、レザー又はレザー物品に塗布することができるが、ハンドスプレー、機械的スプレーセットアップを使用するスプレー、ブラシによる塗布、ラビング、湿式混合、洗浄、ドラミング、浸漬、注入、プラスタリング、塗抹などによっても塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物は、単独で、又は1つ若しくは複数の化学物質(例えば、化学薬剤)と混合して、各種塗布方法により、複数回、1つのコート、複数のコート、又は欠損充填組成物として、染色された、クロム処理された、顔料、アクリル、固着剤、仕上剤、及び/又は着色剤によりスプレーされた又はされていないレザーに塗布することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物は、仕上げ後のレザー若しくはレザー物品、機械的処理されたレザー若しくはレザー物品、又はドラム処理されたレザー若しくはレザー物品に塗布することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ライミング工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、デライミング及び/又はベーチング工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ピックリング工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、タンニング工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、中和、染色、及び/又は乳化加脂工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程の前又は後にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中又は仕上げ工程の一部としてレザーを処理又は修復することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ライミング工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、デライミング及び/又はベーチング工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、ピックリング工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、タンニング工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、中和、染色、及び/又は乳化加脂工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥工程中にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中にレザーを処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げ工程中又は仕上げ工程の一部としてレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を、独立した工程、例えば、独立したコーティング及び/又は修復工程で用いることができる。
いくつかの実施形態では、レザー調製プロセスは、本明細書中、以下に記載される化学薬剤でレザーを処理又は修復することを含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書中、以下に記載される化学薬剤を使用して、乾燥工程の前又は後にレザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書中、以下に記載される化学薬剤を使用して、仕上げ工程の前又は後にレザー処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書中、以下に記載される化学薬剤は、仕上げ工程中又は仕上げ工程の一部として使用することができる。
いくつかの実施形態では、特定のレザータイプは、様々な他の工程を含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の発明は、高品質の仕上げレザー、例えば、高品質の黒色レザー、及びプロンジェレザーを製造する方法を含む。高品質の黒色レザーなどの高品質の仕上げレザーの製造に関して、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、染色プロセスの前若しくは後又は染色プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥プロセスの前若しくは後又は乾燥プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、機械的延伸プロセスの前若しくは後又は機械的延伸プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、トリミングプロセスの前若しくは後又はトリミングプロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、研磨プロセスの前若しくは後又は研磨プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、顔料スプレープロセスの前若しくは後又は顔料スプレープロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、化学的固定プロセスの前若しくは後又は化学的固定プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、スタンピングプロセスの前若しくは後又はスタンピングプロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、仕上げプロセスのシリコーンコーティング工程の前若しくは後又はシリコーン仕上げプロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、Uniflexプロセスの前若しくは後又はUniflexプロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。
プロンジェレザーの製造に関して、いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、染色プロセスの前若しくは後又は染色プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、乾燥プロセスの前若しくは後又は乾燥プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、機械的延伸プロセスの前若しくは後又は機械的延伸プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、トリミングプロセスの前又は後に、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、第1の研磨プロセスの前若しくは後又は第1の研磨プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、顔料スプレープロセスの前若しくは後又は顔料スプレープロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、第2の研磨プロセスの前若しくは後又は第2の研磨プロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物(1以上の化学薬剤を含む又は含まない)を使用して、Feniflexプロセスの前若しくは後又はFeniflexプロセスの一部として、レザーを処理又は修復することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のプロセスにしたがってレザー及び/又はレザー物品をコーティング又は修復するために使用できるシルク組成物は、表1に記載の1以上のシルク組成物を含むことができる。
実施形態では、本明細書に記載の発明は、本明細書に記載のシルク組成物でレザーを処理又は修復する方法を含み、前記方法は、前記レザーを染色する工程、前記レザーを機械的に延伸する工程、前記レザーをトリミングする工程、前記レザーを研磨する工程、前記レザーに顔料及び/又はアクリルコーティングを(任意に、スプレー塗布により)塗布する工程、前記レザーを化学的に固定し、前記レザーに対してスタンピングし、前記レザーにシリコーン仕上げを適用する工程、及び/又は前記レザーにUniflex処理を施す工程を含むことができ、前記工程の1以上が、記載された工程の前若しくは後又は記載された工程中に、シルク組成物を前記レザーに塗布することを含む。
実施形態では、本明細書に記載の発明は、本明細書に記載のシルク組成物でレザーを処理又は修復する方法を含み、前記方法は、前記レザーを染色する工程、前記レザーを乾燥する工程、前記レザーを機械的に延伸する工程、前記レザーをトリミングする工程、前記レザーの第1の研磨を行う工程、前記レザーに着色剤及び/又はアクリルを(任意に、スプレー塗布により)塗布する工程、前記レザーの第2の研磨を行う工程、及び/又は前記レザーにFiniflex処理を施す工程を含むことができ、前記工程の1以上が、記載された工程の前若しくは後又は記載された工程中に、シルク組成物を前記レザーに塗布することを含む。
本明細書に記載の方法のいくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物は、レザー処理プロセスに組み込むことができる(例えば、顔料+アクリル、顔料+アクリルスプレー、着色剤スプレー、染色、固定スプレー、仕上げスプレー中、前、又は後)。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物は、図1に記載されるより大きなレザー加工プロセスの任意の部分に適用することができる。
前記方法のいくつかの実施形態では、乾燥は、手作業で又は自動的にスプレーされたレザー材料のものであることができる。いくつかの実施形態では、乾燥工程は、レザー材料の各スプレー後及び/又は前に設けることができる。いくつかの実施形態では、レザー材料を、オーブンで乾燥させることができる。いくつかの実施形態では、乾燥プロセスの温度は、約70、71、72、73、74、又は75℃未満であることができ、又は約70、71、72、73、74、又は75℃超であることができ、又は約70、71、72、73、74、又は75℃であることができる。いくつかの実施形態では、レザー材料の各乾燥工程の時間は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、又は30秒間未満であることができ、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、又は30秒間超であることができ、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、又は30秒間であることができる。
前記方法のいくつかの実施形態では、スタンピングは、レザー材料をトッププレートとボトムプレートとの間でプレスすることによって、ネイティブな製造プロセスにおいて使用することができる。いくつかの実施形態では、トッププレートの動作温度は、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、又は65℃未満であることができ、又は50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、又は65℃超であることができ、又は約50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、又は65℃であることができる。いくつかの実施形態では、スタンピング工程は、約1、2、3、4、又は5秒間未満、又は約1、2、3、4、又は5秒間超、又は約1、2、3、4、又は5秒間、トッププレート温度で第1のプレートと第2のプレートとの間でレザー材料をプレスすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、スタンピング工程は、約75〜約125kg/cm、又は約90〜約110kg/cm、又は約90〜約110kg/cm、又は約100kg/cmの圧力で、トッププレート温度で第1のプレート及び第2のプレートの間でレザー材料をプレスすることを含むことができる。
前記方法のいくつかの実施形態では、Finiflex処理は、約75〜約125℃又は約93℃の温度、約5〜約30kg/m又は約20kg/mの圧力で、約1〜約10秒間又は約4秒間、2つの加熱された回転金属ホイール間でレザー材料を圧縮することを含むことができる。
前記方法のいくつかの実施形態では、Uniflex処理は、2つのプレスシリンダーによってレザー材料をプレスすることを含み、トップシリンダーは、約50〜約100℃又は約60℃の温度に加熱され、ボトムシリンダーは加熱しなくてもよく、2つのシリンダーが、約10〜約50bar又は約30barで、約1〜約10秒間又は約3〜約5秒間、レザー材料を圧縮する。
いくつかの実施形態では、前記方法によって調製されたコーティングされたレザー材料は、Veslic Process、Martindale Process、Water Drop Process、Hydration Test、及びUV Testのうちの1以上にしたがう機械的品質試験を受けることができる。
Veslic Process−ドライ(n=50)及びウェット(n=10)サイクルを、f=1.0Hzで行い、1cmのアブレーションキューブを、1kg/cmで印加する。レザーからキューブ上に擦れ落ちる色の程度に基づいて、目視で0〜5(レザーとアブレーションキューブ)にスコアリングする。いくつかの実施形態において、乾燥サイクルは、0〜100であることができ、ウェットサイクルは0〜30であることができ、振動数は0.1〜2Hzであることができ、圧力は0〜5kg/cmであることができる。
Martindale Process−レザーサンプルの11cmの円形カットを、9kPaで0.66〜1.0Hzの振動数でn=1500サイクルの間、リサージュ図形パターン(Bowditch曲線形状)の研磨剤に対してラビングする。レザーからキューブ上に擦れ落ちる色の程度に基づいて、目視で0〜5にスコアリングする。いくつかの実施形態において、サイクルは、0〜5000であることができ、振動数は0.1〜2Hzであることができ、圧力は0〜50kPaであることができる。
Water Drop Process−2〜4滴を、垂直とされたレザーサンプルの長さに沿って這わせる。1分間後、表面に水の筋が残っている場合、サンプルは、負の判定がされる。レザーの水の筋の外観に基づき、目視で0〜5にスコアリングする。
Hydration Test−同一レザーサンプルの2つの円形レプリカを、湿度チャンバー(90%残留湿度;50℃)内で72時間、300gの重りで表面同士をプレスする。試験後にサンプルがどれだけ容易に互いに分離するか、及び色が擦れるかどうかに基づいてスコアリングする。いくつかの実施形態では、重りは0〜1kgであることができ、残留湿度は70〜95%であることができ、温度は40〜80℃であることができ、時間は24〜100時間であることができる。
UV Test−サンプルをUV光の下に25時間置き、色の喪失を観察する。Xeランプ:42W/m、50℃、λインシデント=300〜400nm。試験期間中に、レザーからどれだけ色落ちするかに基づいて、目視で0〜5にスコアリングする。いくつかの実施形態では、時間は20〜40時間であることができ、ランプ強度は、20〜60W/mであることができ、温度は40〜80℃であることができ、λインシデントは約250〜450nmであることができる。
いくつかの実施形態では、仕上げ段階(高品質の仕上げプロセス)でシルクを塗布することにより、シルクをカゼイン(例えば、カゼインリンタンパク質)と混合することによる光沢感のある外観及び自然な感触を有する新たなレザー物品の作成を可能にし得る。シルクは、この段階で、通常カゼインとブレンドされるいくつかの仕上げ薬剤の1つに代えて使用することができる。
いくつかの実施形態では、シルクを使用して、より明るい着色処理を必要とするレザー種の仕上げをする又は修復することができる。使用される着色剤と顔料の量が少ないと、シルクの色の固定がより効果的にすることができる。
いくつかの実施形態では、シルクは、着色剤混合段階中に別の化学物質に代えて、高品質仕上げのレザー加工の湿潤段階で(例えば、低体積の混合ドラム内で)使用することができる。
いくつかの実施形態では、シルクワックス(又は本明細書に記載の他のシルク組成物)を使用して、処理プロセスの任意の時点で、シルク材料をスキン上に塗布することにより、未加工スキンの欠損/穴(毛包又はフィードストック関連の欠損から生じる)を除去することができる。プロセスの早期段階で行えば、選択される前処理済みレザーの品質分類を変更し、高品質最終製品を作製するために使用することができる。これにより、歩留まり(所定品質の最終製品に使用できるレザー量)が効果的に向上する。
シルクフィブロインベースタンパク質断片でコーティングされたレザー及びレザー物品で使用するための化学薬剤
特定の実施形態では、化学薬剤を使用して、本明細書に記載のレザー又はレザー物品を前処理、処理、及び/又は後処理することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF溶液(例えば、SFS)又は組成物は、本明細書に記載される化学薬剤の1以上を含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシルク及び/又はSPF溶液又は組成物は、本明細書に記載される化学薬剤の1以上に代えて用いることができる。いくつかの実施形態では、化学薬剤は、シリコーン、カゼイン、酸性剤、染色剤、顔料染料、従来の仕上剤、及び技術的仕上剤からなる群から選択することができる。いくつかの実施形態において、化学薬剤は、表2に記載される1以上の剤を含むことができる。いくつかの実施形態において、化学薬剤は、水性ラッカー、ワックス、油、結合剤(タンパク質又はその他)、フィラー、手触り改質剤、レベリング剤、溶剤ラッカー、水系ラッカー、浸透剤、アクリル樹脂、ブタジエン樹脂、コンパクト樹脂、ハイブリッド樹脂、含浸樹脂、レオロジー調整剤、溶剤ダラー、溶剤ウレタン、水系ダラー、水系トップコート、クロム、酸性染料、塩基性染料、染料(クロム系又はその他)、及びそれらの組合せからなる群から選択することができる。
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、湿潤剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、湿潤剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、湿潤剤で前処理されている。実施形態では、前記湿潤剤は、1以上のコーティング特性を改善する。好適な湿潤剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの湿潤剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、洗剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、洗剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、洗剤で前処理されている。実施形態では、前記洗剤は、1以上のコーティング特性を改善する。好適な洗剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの洗剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、封鎖(sequestering)又は分散剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、封鎖(sequestering)又は分散剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、封鎖(sequestering)又は分散剤で前処理されている。好適な封鎖又は分散剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの封鎖又は分散剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、酵素で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、酵素で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、酵素で前処理されている。好適な酵素は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの酵素の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、漂白剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、漂白剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、漂白剤で前処理されている。好適な漂白剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの漂白剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、消泡剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、消泡剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、消泡剤で前処理されている。好適な消泡剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの消泡剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、耐折り目剤(anti−creasing agent)で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、耐折り目剤で前処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、耐折り目剤で前処理されている。好適な耐折り目剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの耐折り目剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料分散剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料分散剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料分散剤で処理されている。好適な染料分散剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの染料分散剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料レベリング剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料レベリング剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料レベリング剤で処理されている。好適な染料レベリング剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの染料レベリング剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料定着剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料定着剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料定着剤で処理されている。好適な染料定着剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの染料定着剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料専用樹脂剤(dye special resin agent)で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料専用樹脂剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料専用樹脂剤で処理されている。好適な染料専用樹脂剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの染料専用樹脂剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料抗還元剤(dye anti−reducing agent)で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料抗還元剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、染料抗還元剤で処理されている。好適な染料抗還元剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの染料抗還元剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システム抗移染剤(pigment dye system anti−migrating agent)で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システム抗移染剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システム抗移染剤で処理されている。好適な顔料染料システム抗移染剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの顔料染料システム抗移染剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーで処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーで処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーで処理されている。好適な顔料染料システムバインダーは、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの顔料染料システムバインダーの例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーと抗移染剤の組合せで処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーと抗移染剤の組合せで処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、顔料染料システムバインダーと抗移染剤の組合せで処理されている。好適な顔料染料システムバインダーと抗移染剤の組合せは、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの顔料染料システムバインダーと抗移染剤の組合せの例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、デラベ剤(delave agent)で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、デラベ剤で処理されている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、デラベ剤で処理されている。好適なデラベ剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAのデラベ剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、防しわ処理剤(wrinkle free treatment)で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、防しわ処理剤で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、防しわ処理剤で仕上げられている。好適な防しわ処理剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの防しわ処理剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、柔軟剤で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、柔軟剤で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、柔軟剤で仕上げられている。好適な柔軟剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの柔軟剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、取扱性改質剤(handle modifier)で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、取扱性改質剤で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、取扱性改質剤で仕上げられている。好適な取扱性改質剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの取扱性改質剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン(PU)分散物(waterborne polyurethane (PU) dispersion)で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン(PU)分散物で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン(PU)分散物で仕上げられている。従来の仕上げに好適な水媒介性ポリウレタン分散剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの従来の仕上げに好適な水媒介性ポリウレタン分散剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
Figure 2021530632
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、仕上げ用樹脂で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、仕上げ用樹脂で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、仕上げ用樹脂で仕上げられている。好適な仕上げ用樹脂は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの仕上げ用樹脂の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン分散物で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン分散物で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、水媒介性ポリウレタン分散物で技術的に仕上げられている。技術的仕上げ用の好適な水媒介性ポリウレタン分散物は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの技術的仕上げ用の水媒介性ポリウレタン分散物の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
Figure 2021530632
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、撥油又は撥水剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、撥油又は撥水剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、撥油又は撥水剤で技術的に仕上げられている。技術的仕上げ用の好適な撥油又は撥水剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの技術的仕上げ用の撥油又は撥水剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、難燃剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、難燃剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、難燃剤で技術的に仕上げられている。技術的仕上げ用の好適な難燃剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの技術的仕上げ用の難燃剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、架橋剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、架橋剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、架橋剤で技術的に仕上げられている。技術的仕上げ用の好適な架橋剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの技術的仕上げ用の架橋剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、技術的仕上げ用の増粘剤(thickener)で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、技術的仕上げ用の増粘剤で技術的に仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む欠損修復充填物を含むレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、技術的仕上げ用の増粘剤で技術的に仕上げられている。技術的仕上げ用の好適な増粘剤は、当業者に公知である。代表的な供給元であるLamberti SPAの技術的仕上げ用の増粘剤の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む組成物で加工されたレザー又はレザー物品を提供し、レザー又はレザー物品は、Silky Top 7425 NF、Uniseal 9049、Unithane 351 NF、及びUnithane 2132 NF(Union Specialties,Inc.)の1以上で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、Silky Top 7425 NF、Uniseal 9049、Unithane 351 NF、及びUnithane 2132 NF(Union Specialties,Inc.)の1以上で仕上げられている。実施形態では、本発明は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含むコーティングを有するレザー又はレザー物品を提供し、前記レザー又はレザー物品は、Silky Top 7425 NF、Uniseal 9049、Unithane 351 NF、及びUnithane 2132 NF(Union Specialties,Inc.)の1以上で仕上げられている。仕上剤、添加剤、及び/又は油及びワックスなどの他の好適なUnion Specialties製品は、当業者に知られている。Union Specialties製品の例示的且つ非限定的な例を以下の表に示す。
Figure 2021530632
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、約6kDa〜約17kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、約17kDa〜約39kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、約39kDa〜約80kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、約6kDa〜約17kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、約17kDa〜約39kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、約39kDa〜約80kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、約5kDa〜約144kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、約6kDa〜約17kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、約17kDa〜約39kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、約39kDa〜約80kDaの平均重量平均分子量範囲を有するシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、シルクベースタンパク質又はその断片を低分子量シルクで含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、中分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、高分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、加工組成物は、低、中、及び高分子量シルクのうちの1以上を含むシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、シルクベースタンパク質又はその断片を低分子量シルクで含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、中分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、高分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、コーティングは、低、中、及び高分子量シルクのうちの1以上を含むシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、シルクベースタンパク質又はその断片を低分子量シルクで含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、中分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、高分子量シルクを含む。前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、欠損修復充填物は、低、中、及び高分子量シルクのうちの1以上を含むシルクベースタンパク質又はその断片を含む。
前記レザー又はレザー物品の実施形態のいずれかにおいて、シルクベースタンパク質又はそのタンパク質断片は、約5〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約17kDa〜約39kDa、約39kDa〜約80kDa、約60〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaからなる群から選択される平均重量平均分子重量範囲を有し、シルクベースタンパク質又はその断片は、約1.5〜約3.0の多分散性を有し、任意に、タンパク質又はタンパク質断片は、レザー又はレザー物品の加工、コーティング、及び/又は修復前、少なくとも10日間溶液中に存在するとき、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない。
シルクフィブロインベースタンパク質断片及びその溶液の製造プロセス
本明細書において、「フィブロイン」という用語は、カイコフィブロイン及び昆虫又はクモのシルクタンパク質を含む。実施形態では、フィブロインは、カイコ(Bombyx mori)から得られる。実施形態では、前記クモのシルクタンパク質は、捕帯糸((swathing silk)アクニフォーム腺シルク(Achniform gland silk))、卵嚢シルク((egg sac silk)シリンドリフォーム腺シルク(Cylindriform gland silk))、卵鞘シルク((egg case silk)(小管状のシルク(Tubuliform silk))、非粘着性ドラグラインシルク((non−sticky dragline silk)アンプル腺シルク(Ampullate gland silk))、付着するシルク糸((attaching thread silk)梨状腺シルク(Pyriform gland silk))、粘着性シルクコアファイバ((sticky silk core fibers)鞭状腺シルク(Flagelliform gland silk))、及び粘着性シルク外繊維((sticky silk outer fibers)集合腺シルク(Aggregate gland silk))からなる群から選択される。
シルクベースタンパク質又はその断片、シルク溶液又は混合物(例えば、SPF又はSFS溶液又は混合物)などは、米国特許第9,187,538号明細書、同第9,522,107号明細書、同第9,522,108号明細書、同第9,511,012号明細書、同第9,517,191号明細書、同第9,545,369号明細書、及び同第10,166,177号明細書、米国特許公開第2016/0222579号明細書及び同第2016/0281294号明細書、並びに国際公開第2016/090055号及び国際公開第2017/011679号に記載の方法にしたがって調製することができ、これらの全体を参照により本明細書に援用する。いくつかの実施形態では、シルクベースタンパク質又はその断片は、シルク組成物として提供することができ、これは、本明細書に記載のシルク、シルクゲル、及び/又はシルクワックスの水溶液又は混合物であることができる。コーティング用途においてシルクフィブロイン又はシルクフィブロイン断片を使用する方法は知られており、例えば、米国特許第10,287,728号明細書及び同第10,301,768号明細書に記載されている。
以下は、本開示のシルク溶液及び/又は組成物における及びその調製のための様々なパラメータに適した範囲の非限定的な例である。本開示のシルク溶液は、これらのパラメータの必ずしも全部ではないが、その1以上を含むことができる、そのようなパラメータの範囲の様々な組合せを使用して調製することができる。
実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、50%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、45%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、40%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、35%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、30%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、25%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、20%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、19%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、18%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、17%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、16%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、15%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、14%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、13%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、12%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、11%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、10%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、9%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、8%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、7%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、6%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、5%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、4%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、3%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、2%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.9%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.8%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.7%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.6%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.4%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.3%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.2%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.01%未満である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.001%未満である。
実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.001%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.01%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.2%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.3%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.4%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.6%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.7%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.8%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.9%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、2%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、3%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、4%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、5%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、6%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、7%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、8%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、9%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、10%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、11%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、12%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、13%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、14%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、15%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、16%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、17%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、18%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、19%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、20%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、25%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、30%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、35%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、40%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、45%超である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、50%超である。
実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜50%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜45%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜40%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜35%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜30%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜25%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜20%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜15%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜10%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜9%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜8%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜7%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜6.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜6%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜5.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜4.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜3.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜3%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜2.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜2.0%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜2.4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜4.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜3.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜3%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.5%〜2.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜3.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜3%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜2.5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜2.4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、1〜2%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、20%〜30%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、0.1%〜6%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、6%〜10%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、6%〜8%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、6%〜9%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、10%〜20%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、11%〜19%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、12%〜18%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、13%〜17%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、14%〜16%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、2.4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のシルクのパーセントは、2.0%である。
実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、不検出〜30%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、不検出〜5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、1%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、2%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、3%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、4%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、5%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、10%である。実施形態では、溶液又は組成物中のセリシンのパーセントは、30%である。
実施形態では、本開示の溶液又は組成物は、6kDa〜17kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の溶液又は組成物は、17kDa〜39kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の溶液又は組成物は、39kDa〜80kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、1〜5kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、5〜10kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、10〜15kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、15〜20kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、20〜25kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、25〜30kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、30〜35kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、35〜40kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、40〜45kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、45〜50kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、50〜55kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、55〜60kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、60〜65kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、65〜70kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、70〜75kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、75〜80kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、80〜85kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、85〜90kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、90〜95kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、95〜100kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、100〜105kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、105〜110kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、110〜115kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、115〜120kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、120〜125kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、125〜130kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、130〜135kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、135〜140kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、140〜145kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、145〜150kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、150〜155kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、155〜160kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、160〜165kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、165〜170kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、170〜175kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、175〜180kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、180〜185kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、185〜190kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、190〜195kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、195〜200kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、200〜205kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、205〜210kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、210〜215kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、215〜220kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、220〜225kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、225〜230kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、230〜235kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、235〜240kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、240〜245kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、245〜250kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、250〜255kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、255〜260kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、260〜265kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、265〜270kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、270〜275kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、275〜280kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、280〜285kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、285〜290kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、290〜295kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、295〜300kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、300〜305kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、305〜310kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、310〜315kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、315〜320kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、320〜325kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、325〜330kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、330〜335kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、335〜340kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、340〜345kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、345〜350kDaの平均重量平均分子量を有する純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、6kDa〜17kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、17kDa〜39kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、39kDa〜80kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約1kDa〜約350kDa、又は約1kDa〜約300kDa、又は約1kDa〜約250kDa、又は約1kDa〜約200kDa、又は約1kDa〜約150kDa、又は約1kDa〜約100kDa、又は約1kDa〜約50kDa、又は約1kDa〜約25kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜6kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、6kDa〜16kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、16kDa〜38kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、38kDa〜80kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、80kDa〜150kDaの平均重量平均分子量を有する。
実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜250kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜240kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜230kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜220kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜210kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜200kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜190kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜180kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜170kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜160kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜150kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜140kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜130kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜120kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜110kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜100kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜90kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜80kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜70kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜60kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜50kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜40kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜30kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜20kDaの平均重量平均分子量を有する。実施形態では、本明細書に記載のシルク組成物に含有されるシルクフィブロインベースタンパク質断片は、1kDa〜10kDaの平均重量平均分子量を有する。
実施形態では、本開示の組成物は、1〜5kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、5〜10kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、10〜15kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、15〜20kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、20〜25kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、25〜30kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、30〜35kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、35〜40kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、40〜45kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、45〜50kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、50〜55kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、55〜60kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、60〜65kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、65〜70kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、70〜75kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、75〜80kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、80〜85kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、85〜90kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、90〜95kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、95〜100kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、100〜105kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、105〜110kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、110〜115kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、115〜120kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、120〜125kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、125〜130kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、130〜135kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、135〜140kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、140〜145kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、145〜150kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、150〜155kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、155〜160kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、160〜165kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、165〜170kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、170〜175kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、175〜180kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、180〜185kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、185〜190kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、190〜195kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、195〜200kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、200〜205kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、205〜210kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、210〜215kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、215〜220kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、220〜225kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、225〜230kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、230〜235kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、235〜240kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、240〜245kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、245〜250kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、250〜255kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、255〜260kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、260〜265kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、265〜270kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、270〜275kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、275〜280kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、280〜285kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、285〜290kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、290〜295kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、295〜300kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、300〜305kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、305〜310kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、310〜315kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、315〜320kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、320〜325kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、325〜330kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、330〜335kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、35〜340kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、340〜345kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、345〜350kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約5kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約6kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約7kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約8kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約9kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約10kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約11kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約12kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約13kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約14kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約15kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約16kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約17kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約18kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約19kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約20kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約21kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約22kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約23kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約24kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約25kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約26kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約27kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約28kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約29kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約30kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約31kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約32kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約33kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約34kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約35kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約36kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約37kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約38kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約39kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約40kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約41kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約42kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約43kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約44kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約45kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約46kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約47kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約48kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約49kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約50kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約51kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約52kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約53kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約54kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約55kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約56kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約57kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約58kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約59kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約60kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約61kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約62kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約63kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約64kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約65kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約66kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約67kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約68kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約69kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約70kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約71kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約72kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約73kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約74kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約75kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約76kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約77kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約78kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約79kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約80kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約81kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約82kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約83kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約84kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約85kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約86kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約87kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約88kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約89kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約90kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約91kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約92kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約93kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約94kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約95kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約96kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約97kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約98kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約99kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約100kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約101kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約102kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約103kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約104kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約105kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約106kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約107kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約108kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約109kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約110kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約111kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約112kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約113kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約114kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約115kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約116kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約117kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約118kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約119kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約120kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約121kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約122kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約123kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約124kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約125kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約126kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約127kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約128kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約129kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約130kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約131kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約132kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約133kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約134kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約135kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約136kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約137kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約138kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約139kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約140kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、約141kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約142kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約143kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、約144kDaの平均重量平均分子量を有するシルクタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、低分子量、中分子量、及び高分子量のうちの1以上を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片、中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片、及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。
実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。いくつかの実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。いくつかの実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本開示の組成物は、中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。いくつかの実施形態では、中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約1:99、約95:5〜約5:95、約90:10〜約10:90、約75:25〜約25:75、約65:35〜約35:65、又は約55:45〜約45:55である。いくつかの実施形態では、中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1〜約55:45、約95:5〜約45:55、約90:10〜約35:65、約75:25〜約15:85、約65:35〜約10:90、又は約55:45〜約1:99である。いくつかの実施形態では、中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99である。
実施形態では、本開示の組成物は、低分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片、中分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片、及び高分子量を有するシルクフィブロインベースタンパク質断片を含む。実施形態では、低分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と、中分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片と、高分子量シルクフィブロインベースタンパク質断片との間のw/w比は、約1:1:8、約1:2:7、約1:3:6、約1:4:5、約1:5:4、約1:6:3、約1:7:2、約1:8:1、約2:1:7、約2:2:6、約2:3:5、約2:4:4、約2:5:3、約2:6:2、約2:7:1、約3:1:6、約3:2:5、約3:3:4、約3:4:3、約3:5:2、約3:6:1、約4:1:5、約4:2:4、約4:3:3、約4:4:2、約4:5:1、約5:1:4、約5:2:3、約5:3:2、約5:4:1、約6:1:3、約6:2:2、約6:3:1、約7:1:2、約7:2:1、又は約8:1:1である。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供されるシルク組成物は、混合物として、加工対象の物品に塗布することができる、又は段階的プロセスで前記物品に塗布することができる。例えば、低分子量シルク及び中分子量シルクを含むシルク組成物を、加工対象の物品に塗布することができる。或いは、低分子量シルク組成物を、本明細書に記載のプロセスによって提供されるように、加工対象の物品に塗布した後、中分子量又は高分子量シルクを前記物品に塗布することができる。低、中、及び高分子量のシルク組成物は、任意の順序又は任意の組合せ(例えば、低/中、低/高、中/高、低/中/高)で添加することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供されるシルク組成物は、混合物として、コーティング対象の物品に塗布することができる、又は段階的プロセスで塗布し、前記物品上にコーティング層を形成することができる。例えば、低分子量シルク及び中分子量シルクを含むシルク組成物を、コーティング対象の物品に塗布することができる。或いは、低分子量シルク組成物を、本明細書に記載のプロセスによって提供されるように、コーティング対象の物品に塗布した後、中分子量又は高分子量シルクを前記物品に塗布することができる。低、中、及び高分子量のシルク組成物は、任意の順序又は任意の組合せ(例えば、低/中、低/高、中/高、低/中/高)で添加することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供されるシルク組成物は、混合物として、修復対象の物品に塗布することができる、又は段階的プロセスで塗布し、前記物品内又は前記物品上に充填物を形成することができる。例えば、低分子量シルク及び中分子量シルクを含むシルク組成物を、修復対象の物品に塗布することができる。或いは、低分子量シルク組成物を、本明細書に記載のプロセスによって提供されるように、修復対象の物品に塗布した後、中分子量又は高分子量シルクを前記物品に塗布することができる。低、中、及び高分子量のシルク組成物は、任意の順序又は任意の組合せ(例えば、低/中、低/高、中/高、低/中/高)で添加することができる。
シルク組成物の複数の層がコーティング対象の物品に塗布されるいくつかの実施形態では、そのようなシルク組成物を、少なくとも1層、又は1層〜100万層、又は1層〜100,000層、又は1層〜10,000層、又は1層〜1,000層を有することができ、前記層は、同一又は異なる厚みを有することができる。例えば、いくつかの実施形態では、前記層は、約1nm〜約1mm、又は約1nm〜約1μm、又は約1nm〜約500nm、又は約1nm〜約400nm、又は約1nm〜約300nm、又は約1nm〜約200nm、又は約1nm〜約100nm、又は約1nm〜約75nm、又は約1nm〜約50nm、又は約1nm〜約25nm、又は約1nm〜約20nm、又は約1nm〜約15nm、又は約1nm〜約10nm、又は約1nm〜約5nmの厚みを有することができる。
実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1〜約5.0の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1.5〜約3.0の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1〜約1.5の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1.5〜約2.0の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.0〜約2.5の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.0〜約3.0の多分散性を有する。実施形態では、純粋なシルクフィブロインベースタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.5〜約3.0の多分散性を有する。
実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1〜約5.0の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1.5〜約3.0の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1〜約1.5の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約1.5〜約2.0の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.0〜約2.5の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.0〜約3.0の多分散性を有する。実施形態では、シルクタンパク質断片を有する本開示の組成物は、約2.5〜約3.0の多分散性を有する。
いくつかの実施形態において、低分子量シルクタンパク質断片の多分散性は、約1〜約5.0、又は約1.5〜約3.0、又は約1〜約1.5、又は約1.5〜約2.0、又は約2.0〜約2.5、又は約2.5〜約3.0であることができる。
いくつかの実施形態において、中分子量シルクタンパク質断片の多分散性は、約1〜約5.0、又は約1.5〜約3.0、又は約1〜約1.5、又は約1.5〜約2.0、又は約2.0〜約2.5、又は約2.5〜約3.0であることができる。
いくつかの実施形態において、高分子量シルクタンパク質断片の多分散性は、約1〜約5.0、又は約1.5〜約3.0、又は約1〜約1.5、又は約1.5〜約2.0、又は約2.0〜約2.5、又は約2.5〜約3.0であることができる。
いくつかの実施形態において、低、中、及び/又は高分子量のシルクタンパク質断片の組合せを有する本明細書に記載の組成物において、そのような低、中、及び/又は高分子量のシルクタンパク質は、同一又は異なる多分散性を有することができる。
シルクフィブロインベースの加工組成物、コーティング、又は充填物を含む組成物及びプロセス
実施形態では、本発明は、本明細書に記載されるように、加工、コーティング、又は修復された物品を製造するように、SPF混合溶液(即ち、シルクフィブロイン溶液(SFS))及び/又は組成物で加工、コーティング、又は修復することができるレザー又はレザー物品を含むことができる。実施形態では、本明細書に記載の加工、コーティング、又は修復された物品は、コーティングされた物品の性質を向上させることができる更なる化学薬剤で処理することができる。実施形態では、SFSは、コーティングされた又は修復された物品の性質を向上させることができる、又はSFSは、コーティングされた又は修復された物品の性質を向上させることができる1以上の化学薬剤を含むことができる。
いくつかの実施形態では、レザー又はレザー物品のSFSによる加工、コーティング、又は修復前若しくは後に、レザー又はレザー物品に化学仕上げを適用することができる。実施形態では、化学仕上げは、レザー又はレザー物品に化学薬剤及び/又はSFSを塗布して、元のレザー又はレザー物品の性質を変化させ、化学仕上げなしには存在しないレザー又はレザー物品の性質を得ることを意図することができる。化学仕上げを用いると、かかる化学仕上げで処理されたレザー又はレザー物品は、表面処理として作用することができる、及び/又は前記処理は、処理されたレザー又はレザー物品のベースポリマーの元素分析を変化させることができる。
実施形態では、ある種の化学仕上げは、特定のシルクフィブロインベースの溶液をレザー又はレザー物品に塗布することを含むことができる。例えば、SFSは、レザー又はレザー物品の乾燥後に前記レザー又はレザー物品に適用してもよいが、加工中、染色中、或いは選択されたレザー又はレザー物品から衣服を縫製した後にSFSの塗布を必要とし得る別のシナリオも存在する。いくつかの実施形態では、その塗布後、熱を使用してSFSを乾燥させることができる。次いで、硬化と呼ばれる加工工程において、SFSをレザー又はレザー物品の表面に固着することができる。
いくつかの実施形態では、SFSは、水に懸濁させた濃縮形態で供給することができる。いくつかの実施形態では、SFSは、約50%未満、又は約45%未満、又は約40%未満、又は約35%未満、又は約30%未満、又は約25%未満、又は約20%未満、約15%未満、又は約10%未満、又は約5%未満、又は約4%未満、又は約3%未満、又は約2%未満、又は約1%未満、約0.1%未満、約0.01%未満、約0.001%未満、約0.0001%未満、約0.00001%未満の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)を有することができる。いくつかの実施形態では、SFSは、約50%超、又は約45%超、又は約40%超、又は約35%超、又は約30%超、又は約25%超、又は約20%超、又は約15%超、又は約10%超、又は約5%超、又は約4%超、又は約3%超、又は約2%超、又は約1%超、又は約0.1%超、又は約0.01%超、又は約0.001%超、又は約0.0001%超、又は約0.00001%超の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)を有することができる。
いくつかの実施形態では、溶液濃度及び材料のウェットピックが、コーティングされるレザー又はレザー物品に固着させることができるか又は他の方法で接着させることができるシルクフィブロイン溶液(SFS)(シルクベースタンパク質又はその断片を含むことができる)の量を決定する。ウェットピックアップは、以下の式によって表すことができる。
Figure 2021530632
レザー又はレザー物品に添加されるSFSの総量は、以下の式によって表すことができる。
Figure 2021530632
より広くレザー又はレザー物品にSFSを塗布する方法に関しては、飽和及び除去プロセス及び/又は局所塗布プロセスなどのプロセスにおいてパッド又はローラの適用を通してSFSをレザー又はレザー物品に適用することができる。更に、シルクの適用(即ち、SFSの適用又はコーティング)方法は、浴コーティング、キスローリング、スプレーコーティング、及び/又はツーサイドローリングを含むことができる。いくつかの実施形態では、得られるコーティングされたレザー又はレザー物品の1以上の選択されたレザー又はレザー物品特性を変化させるために、コーティングプロセス(例えば、浴コーティング、キスローリング、スプレーコーティング、ツーサイドローリング、ローラ塗布、飽和及び除去塗布、及び/又は局所塗布など)、乾燥プロセス、及び硬化プロセスを本明細書に記載されるように変更することができる。
実施形態では、本発明のプロセスの乾燥及び/又は硬化温度は、約70℃未満、又は約75℃未満、又は約80℃未満、又は約85℃未満、又は約90℃未満、又は約95℃未満、又は約100℃未満、又は約110℃未満、又は約120℃未満、又は約130℃未満、又は約140℃未満、又は約150℃未満、又は約160℃未満、又は約170℃未満、又は約180℃未満、又は約190℃未満、又は約200℃未満、又は約210℃未満、又は約220℃未満、又は約230℃未満であることができる。
実施形態では、本発明のプロセスの乾燥及び/又は硬化温度は、約70℃超、又は約75℃超、又は約80℃超、又は約85℃超、又は約90℃超、又は約95℃超、又は約100℃超、又は約110℃超、又は約120℃超、又は約130℃超、又は約140℃超、又は約150℃超、又は約160℃超、又は約170℃超、又は約180℃超、又は約190℃超、又は約200℃超、又は約210℃超、又は約220℃超、又は約230℃超であることができる。
実施形態では、本発明のプロセスのための乾燥時間は、約10秒間未満、又は約20秒間未満、又は約30秒間未満、又は約40秒間未満、又は約50秒間未満、又は約60秒間未満、又は約2分間未満、又は約3分間未満、又は約4分間未満、又は約5分間未満、又は約6分間未満、又は約7分間未満、又は約8分間未満、又は約9分間未満、又は約10分間未満、又は約20分間未満、又は約30分間未満、又は約40分間未満、又は約50分間未満、又は約60分間未満であることができる。
実施形態では、本発明のプロセスのための乾燥時間は、約10秒間超、又は約20秒間超、又は約30秒間超、又は約40秒間超、又は約50秒間超、又は約60秒間超、又は約2分間超、又は約3分間超、又は約4分間超、又は約5分間超、又は約6分間超、又は約7分間超、又は約8分間超、又は約9分間超、又は約10分間超、又は約20分間超、又は約30分間超、又は約40分間超、又は約50分間超、又は約60分間超であることができる。
実施形態では、本発明のプロセスのための硬化時間は、約1秒間未満、又は約2秒間未満、又は約3秒間未満、又は約4秒間未満、又は約5秒間未満、又は約6秒間未満、又は約7秒間未満、又は約8秒間未満、又は約9秒間未満、又は約10秒間未満、又は約20秒間未満、又は約30秒間未満、又は約40秒間未満、又は約50秒間未満、又は約60秒間未満、又は約2分間未満、又は約3分間未満、又は約4分間未満、又は約5分間未満、又は約6分間未満、又は約7分間未満、又は約8分間未満、又は約9分間未満、又は約10分間未満、又は約20分間未満、又は約30分間未満、又は約40分間未満、又は約50分間未満、又は約60分間未満であることができる。
実施形態では、本発明のプロセスのための硬化時間は、約1秒間超、又は約2秒間超、又は約3秒間超、又は約4秒間超、又は約5秒間超、又は約6秒間超、又は約7秒間超、又は約8秒間超、又は約9秒間超、又は約10秒間超、又は約20秒間超、又は約30秒間超、又は約40秒間超、又は約50秒間超、又は約60秒間超、又は約2分間超、又は約3分間超、又は約4分間超、又は約5分間超、又は約6分間超、又は約7分間超、又は約8分間超、又は約9分間超、又は約10分間超、又は約20分間超、又は約30分間超、又は約40分間超、又は約50分間超、又は約60分間超であることができる。
いくつかの実施形態では、シルクフィブロイン加工又はコーティングされた材料は、選択された温度に対して耐熱性であることができ、前記選択された温度は、材料(例えば、コーティングされたレザー又はレザー物品)に塗布することができる染料を、乾燥、硬化、及び/又は熱硬化させるために選択される。本明細書において、「耐熱性」という用語は、材料の上に堆積されたシルクフィブロインコーティングの性質を意味することができ、シルクフィブロインコーティング及び/又はシルクフィブロインタンパク質が、乾燥、硬化、洗浄サイクル、及び/又は熱硬化の目的のために、選択された温度に付されなかった匹敵するシルクフィブロインコーティングを有する対照材料に比べて、シルクフィブロインコーティング性能において実質的な変化(即ち、「実質的に変化すること」)を示さない。いくつかの実施形態では、前記選択された温度は、シルクフィブロインコーティングが適用される材料のガラス転移温度(Tg)である。いくつかの実施形態では、前記選択された温度は、約65°超、又は約70℃超、又は約80℃超、又は約90℃超、又は約100℃超、又は約110℃超、又は約120℃超、又は約130℃超、又は約140℃超、又は約150℃超、又は約160℃超、又は約170℃超、又は約180℃超、又は約190℃超、又は約200℃超、又は約210℃超、又は約220℃超である。いくつかの実施形態では、前記選択された温度は、約65℃未満、又は約70℃未満、又は約80℃未満、又は約90℃未満、又は約100℃未満、又は約110℃未満、又は約120℃未満、又は約130℃未満、又は約140℃未満、又は約150℃未満、又は約160℃未満、又は約170℃未満、又は約180℃未満、又は約190℃未満、又は約200℃未満、又は約210℃未満、又は約220℃未満である。
いくつかの実施形態では、SFSで加工、コーティング、又は修復された物品は、SFSでコーティング又は修復された物品に1以上の染料を恒久的に硬化させるために、SFSでコーティングされた物品に塗布することができる1以上の染料を硬化するために熱硬化に付すことができる。いくつかの実施形態では、SFSで加工、コーティング、又は修復された物品は、熱硬化耐性であることができ、SFSコーティングされた物品上のSFSコーティングは、約100℃超、又は約110℃超、又は約120℃超、又は約130℃超、又は約140℃超、又は約150℃超、又は約160℃超、又は約170℃超、又は約180℃超、又は約190℃超、又は約200℃超、又は約210℃超、又は約220℃超の熱硬化温度に耐性であることができる。いくつかの実施形態では、前記選択された温度は、約100℃未満、又は約110℃未満、又は約120℃未満、又は約130℃未満、又は約140℃未満、又は約150℃未満、又は約160℃未満、又は約170℃未満、又は約180℃未満、又は約190℃未満、又は約200℃未満、又は約210℃未満、又は約220℃未満である。
実施形態では、本明細書に記載されるシルクフィブロインコーティング又は充填組成物によって加工、コーティング、又は修復された材料は、シルクフィブロインコーティング又は修復された材料を本明細書に記載される加熱及び/又は硬化に付した後に、部分的に溶解する又は前記材料の一部に部分的に取り込まれ得る。本発明の任意の1つの理論に酵拘束されるものではないが、シルクフィブロイン加工、コーティング、又は修復された材料を、加工、コーティング、又は修復される材料のガラス転移温度(Tg)周辺を超えて加熱する場合、シルクフィブロインコーティングは、部分的に溶解する又は前記材料の一部に部分的に取り込まれ得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるシルクフィブロインコーティングによって加工、コーティング、又は修復された材料は、無菌であることができ、無菌シルクフィブロインコーティングされた材料を提供するために滅菌することができる。それに代えて又はそれに加えて、本明細書に記載される方法は、無菌シルクフィブロインから調製される無菌SFSを含むことができる。
いくつかの実施形態では、SFSは、SFS加工組成物、コーティング、又は修復組成物に用いることができ、そのような組成物又はコーティングは、1以上の化学薬剤(例えば、シリコーン)を含む。SFSは、そのようなSFSコーティングに、約50%未満、又は約45%未満、又は約40%未満、又は約35%未満、又は約30%未満、約25%未満、又は約20%未満、又は約15%未満、又は約10%未満、又は約9%未満、又は約8%未満、又は約7%未満、又は約6%未満、又は約5%未満、又は約4%未満、又は約3%未満、又は約2%未満、又は約1%未満、又は約0.9%未満、又は約0.8%未満、又は約0.7%未満、又は約0.6%未満、又は約0.5%未満、又は約0.4%未満、又は約0.3%未満、又は約0.2%未満、又は約0.1%未満、又は約0.01%未満、又は約0.001%未満の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で提供することができる。いくつかの実施形態では、SFSは、そのようなSFSコーティングに、約25%超、又は約20%超、又は約15%超、又は約10%超、又は約9%超、又は約8%超、又は約7%超、又は約6%超、又は約5%超、又は約4%超、又は約3%超、又は約2%超、又は約1%超、又は約0.9%超、又は約0.8%超、又は約0.7%超、又は約0.6%超、又は約0.5%超、又は約0.4%超、又は約0.3%超、又は約0.2%超、又は約0.1超、又は約0.01%超、又は約0.001%超の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で提供することができる。
いくつかの実施形態では、化学生地軟化剤は、本明細書に記載のシリコーンを含むことができる。
いくつかの実施形態では、化学薬剤は、CHT Bezemaによって提供され、ある選択されたレザー又はレザー物品の性質に関連する以下のものを含むことができる。これらは、コーティング又は修復された表面でのSFSの結合を強化するために使用することができる、及び/又はSFSを、以下の化学薬剤の性質を向上させるために使用することができる。
ALPAPRINT CLEAR
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
ドライな手触り
良好な摩擦堅牢度
良好な洗浄堅牢度
ALPAPRINT ELASTIC ADD
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
良好な摩擦堅牢度
良好な洗浄堅牢度
ヤーデイジ捺染に好適
ALPAPRINT WHITE
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
ドライな手触り
良好な摩擦堅牢度
良好な洗浄堅牢度
ALPATEC 30142 A
テキスタイル仕上げ
コーティング
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
幅狭リボンコーティングに好適
良好な摩擦堅牢度
良好な洗浄堅牢度
ALPATEC 30143 A
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
良好な摩擦堅牢度
良好な洗浄堅牢度
ヤーデイジ捺染に好適
ALPATEC 30191 A
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
ALPATEC 30203 A
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
ALPATEC 3040 LSR KOMP. A
機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
高い磨耗耐性
高い透明度
コーティング
ALPATEC 3060 LSR KOMP. A
機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
高い磨耗耐性
高い透明度
コーティング
ALPATEC 530
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
一成分系
ALPATEC 540
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
一成分系
ALPATEC 545
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
一成分系
ALPATEC 550
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
高い透明度
コーティング
一成分系
ALPATEC 730
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
良好な洗浄堅牢度
高い磨耗耐性
高い透明度
ALPATEC 740
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
良好な洗浄堅牢度
高い磨耗耐性
高い透明度
ALPATEC 745
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
良好な洗浄堅牢度
高い磨耗耐性
高い透明度
ALPATEC 750
シリコーン捺染及びコーティング
幅狭リボンコーティングに好適
良好な洗浄堅牢度
高い磨耗耐性
高い透明度
ALPATEC BANDAGE A
シリコーン捺染及びコーティング
成分Bは、テクニカルリーフレットにおいて言及されている
幅狭リボンコーティングに好適
コーティング
二成分系
APYROL BASE2 E
難燃剤
液体
ソフトな手触り
BS 5852/1+2用
ペーストコーティングに好適
APYROL FCR−2
撥水性/撥油性
カチオン性
高い有効性
水ベース
液体
APYROL FFD E
難燃剤
液体
ポリエステルに好適
ポリアミドに好適
火炎阻害フィラー
APYROL FR CONC E
難燃剤、機能性コーティング
液体
ポリエステルに好適
ポリアミドに好適
火炎阻害フィラー
APYROL GBO−E
難燃剤、機能性コーティング
ポリエステルに好適
ブラックアウトコーティング
DIN 4102/B1用
ハロゲン含有
APYROL LV 21
難燃剤、機能性コーティング
DIN 4102/B1用
ペーストコーティングに好適
ブラックアウトバーチカルブラインド及び巻き上げ式ブラインドのバックコーティングに好適
ハロゲン含有
APYROL PP 31
難燃剤
液体
アンチモン不含
火炎阻害フィラー
BS 5852/1+2用
APYROL PP 46
難燃剤
粉末
アンチモン不含
火炎阻害フィラー
ペーストコーティングに好適
APYROL PREM E
難燃剤
ソフトな手触り
BS 5852/1+2用
ハロゲン含有
半透明
APYROL PREM2 E
難燃剤
ソフトな手触り
BS 5852/1+2用
ハロゲン含有
半透明
COLORDUR 005 WHITE
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 105 LEMON
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 115 GOLDEN YELLOW
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 185 ORANGE
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 215 RED
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 225 DARK RED
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 285 VIOLET
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 305 BLUE
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 355 MARINE
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 405 GREEN
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 465 OLIVE GREEN
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR 705 ブラック
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR AM ADDITIVE
フロック接着剤、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
移染防止
染料顔料分散物
COLORDUR FL 1015 YELLOW
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR FL 1815 ORANGE
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR FL 2415 PINK
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
COLORDUR FL 4015 GREEN
フロック接着剤、機能性コーティング、シリコーン捺染及びコーティング
シリコーンに基づく
染料顔料分散物
ECOPERL 1
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
専用官能化ポリマー/ワックスに基づく
カチオン性
ECOPERL ACTIVE
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
専用官能化ポリマー/ワックスに基づく
カチオン性
高い有効性
LAMETHAN 1 ET 25 BR 160
機能性コーティング、積層
洗浄堅牢性
透明
強度25μm
ポリエステルウレタンに基づくフィルム
LAMETHAN ADH−1
機能性コーティング、積層
通気性
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
安定な発泡接着剤
LAMETHAN ADH−L
機能性コーティング、積層
洗浄堅牢性
透明
ペーストコーティングに好適
湿式積層に好適
LAMETHAN ALF−K
機能性コーティング、積層
接合のための接着添加剤
乾式積層に好適
安定な発泡接着剤
安定な発泡コーティングに好適
LAMETHAN LB 15−T BR 152DK
機能性コーティング、積層
透明
強度15μm
通気性
乾式積層に好適
LAMETHAN LB 25 BR 155
機能性コーティング、積層
透明
強度25μm
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
LAMETHAN LB 25 W BR 152
積層
強度25μm
通気性
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
LAMETHAN TAPE DE 80
機能性コーティング、積層
ポリマーベース:ポリウレタン
透明
40℃における洗浄に対する良好な安定性
シームシーリング用テープ
LAMETHAN TAPE ME 160
機能性コーティング、積層
ポリマーベース:ポリウレタン
透明
40℃における洗浄に対する良好な安定性
シームシーリング用テープ
LAMETHAN VL−H920 O BR150
機能性コーティング、積層
メンブレン及びPESシャルムーズによるツーコート
通気性
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
LAMETHAN VL−H920 S BR 150
機能性コーティング、積層
メンブレン及びPESシャルムーズによるツーコート
通気性
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
LAMETHAN VL−H920 W BR150
機能性コーティング、積層
メンブレン及びPESシャルムーズによるツーコート
通気性
乾式積層に好適
40℃における洗浄に対する良好な安定性
TUBICOAT A 12 E
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
ポリマーベース:ポリアクリレート
TUBICOAT A 17
バインダー、機能性コーティング
テーブルクロスコーティングに好適
アニオン性
液体
自己架橋
TUBICOAT A 19
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
アニオン性
ホルムアルデヒド不含
洗浄に対する良好な安定性
TUBICOAT A 22
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
中硬質フィルム
アニオン性
液体
TUBICOAT A 23
バインダー
中硬質フィルム
アニオン性
液体
手触りを変化させるために適用
TUBICOAT A 28
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
洗浄に対する良好な安定性
TUBICOAT A 36
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
アニオン性
液体
低ホルムアルデヒド
TUBICOAT A 37
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
テーブルクロスコーティングに好適
アニオン性
液体
TUBICOAT A 41
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
液体
自己架橋
良好な堅牢度
TUBICOAT A 61
バインダー、機能性コーティング
テーブルクロスコーティングに好適
液体
ノニオン性
自己架橋
TUBICOAT A 94
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
液体
自己架橋
良好な堅牢度
TUBICOAT AIB 20
ファッションコーティング
透明
発泡コーティングに好適
真珠光沢仕上げ
TUBICOAT AOS
発泡補助剤
ノニオン性
発泡性
フルオロカーボン仕上げに好適
TUBICOAT ASK
機能性コーティング、積層
接合のための接着添加剤
透明
ペーストコーティングに好適
乾式積層に好適
TUBICOAT B−H
バインダー、機能性コーティング
ポリマーベース:スチレンブタジエン
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBICOAT B 45
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ポリマーベース:スチレンブタジエン
アニオン性
液体
TUBICOAT BO−NB
機能性コーティング
中硬質
ブラックアウトコーティングに好適
低温において良好な可撓性
安定な発泡コーティングに好適
TUBICOAT BO−W
機能性コーティング
ブラックアウトコーティングに好適
光不透過性
安定な発泡コーティングに好適
水蒸気透過性
TUBICOAT BOS
発泡補助剤
アニオン性
発泡性
発泡安定剤
TUBICOAT DW−FI
機能性コーティング、専用製品
アニオン性
コーティングペーストに好適
安定な発泡に好適
発泡性
TUBICOAT E 4
バインダー
アニオン性
自己架橋
低ホルムアルデヒド
ポリマーベース:ポリエチレンビニルアセテート
TUBICOAT ELC
機能性コーティング
ペーストコーティングに好適
ブラック
導電性
軟質
TUBICOAT EMULGATOR HF
機能性コーティング、専用製品
アニオン性
分散性
コーティングペーストに好適
安定な発泡に好適
TUBICOAT ENTSCHAEUMER N
消泡剤及び脱気剤
液体
ノニオン性
シリコーン不含
コーティングペーストに好適
TUBICOAT FIX FC
固着剤
カチオン性
水ベース
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBICOAT FIX ICB CONC.
固着剤
液体
ノニオン性
ホルムアルデヒド不含
架橋に好適
TUBICOAT FIXIERER AZ
固着剤
液体
架橋に好適
ポリアジリジンに基づく
ブロックされていない
TUBICOAT FIXIERER FA
固着剤
アニオン性
水ベース
液体
低ホルムアルデヒド
TUBICOAT FIXIERER H 24
固着剤
アニオン性
水ベース
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBICOAT FIXIERER HT
固着剤
水ベース
液体
ノニオン性
架橋に好適
TUBICOAT FOAMER NY
発泡補助剤
ノニオン性
発泡性
フルオロカーボン仕上げに好適
黄変しない
TUBICOAT GC PU
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
ポリマーベース:ポリウレタン
透明
TUBICOAT GRIP
機能性コーティング
滑り耐性
安定な発泡コーティングに好適
軟質
TUBICOAT HEC
増粘剤
粉末
ノニオン性
電解質に対して安定
剪断力に対して安定
TUBICOAT HOP−S
専用製品
アニオン性
コーティングペーストに好適
コーティング
接着促進剤
TUBICOAT HS 8
バインダー
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
硬質フィルム
TUBICOAT HWS−1
機能性コーティング
ペーストコーティングに好適
ウォータープルーフ
大きな傘及びテントに好適
TUBICOAT KL−TOP F
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ポリマーベース:ポリウレタン
透明
ペーストコーティングに好適
TUBICOAT KLS−M
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
ポリマーベース:ポリウレタン
通気性
TUBICOAT MAF
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
マトリックス効果
摩擦堅牢度を改善
ソフトな手触り
TUBICOAT MD TC 70
ファッションコーティング
ヴィンテージワックス
発泡コーティングに好適
トップコートに好適
TUBICOAT MEA
機能性コーティング
洗浄堅牢性
ポリマーベース:ポリウレタン
ペーストコーティングに好適
トップコートコーティングに好適
TUBICOAT MG−R
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
ペーストコーティングに好適
デュオレザー仕上げ
TUBICOAT MOP NEU
機能性コーティング、専用製品
洗浄堅牢性
アニオン性
発泡性
仕上げ
TUBICOAT MP−D
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
中硬質
通気性
TUBICOAT MP−W
機能性コーティング
洗浄堅牢性
ポリマーベース:ポリウレタン
通気性
撥水性
TUBICOAT NTC−SG
機能性コーティング
洗浄堅牢性
透明
ペーストコーティングに好適
中硬質
TUBICOAT PERL A22−20
ファッションコーティング
ペーストコーティングに好適
発泡コーティングに好適
真珠光沢仕上げ
TUBICOAT PERL HS−1
機能性コーティング
ペーストコーティングに好適
ブラックアウトコーティングに好適
真珠光沢コーティングに好適
トップコートコーティングに好適
TUBICOAT PERL PU SOFT
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
玉虫効果
ソフトな手触り
ポリマーベース:ポリウレタン
TUBICOAT PERL VC CONC.
ファッションコーティング、機能性コーティング
ソフトな手触り
ポリマーベース:ポリウレタン
ペーストコーティングに好適
ブラックアウトコーティングに好適
TUBICOAT PHV
機能性コーティング
中硬質
三次元ドットコーティングに好適
TUBICOAT PSA 1731
機能性コーティング、積層
透明
ペーストコーティングに好適
乾式積層に好適
非通気性
TUBICOAT PU−UV
バインダー
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
良好な堅牢度
TUBICOAT PU 60
バインダー
アニオン性
液体
手触りを変化させるために適用
ホルムアルデヒド不含
TUBICOAT PU 80
バインダー、機能性コーティング
洗浄堅牢性
アニオン性
液体
洗い落とし可能
TUBICOAT PUH−BI
バインダー
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
硬質フィルム
TUBICOAT PUL
機能性コーティング
ポリマーベース:ポリウレタン
ペーストコーティングに好適
三次元ドットコーティングに好適
滑り耐性
TUBICOAT PUS
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
ポリマーベース:ポリウレタン
TUBICOAT PUW−M
バインダー
中硬質フィルム
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBICOAT PUW−S
バインダー
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
洗浄に対する良好な安定性
TUBICOAT PW 14
バインダー、機能性コーティング
アニオン性
ホルムアルデヒド不含
熱封止可能
非湿潤性
TUBICOAT SA−M
機能性コーティング
洗浄堅牢性
ペーストコーティングに好適
三次元ドットコーティングに好適
TUBICOAT SCHAUMER HP
発泡補助剤、機能性コーティング
ノニオン性
発泡性
フルオロカーボン仕上げに好適
TUBICOAT SF−BASE
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
発泡コーティングに好適
シルク光沢効果
TUBICOAT SHM
発泡補助剤
アニオン性
発泡安定剤
TUBICOAT SI 55
専用製品
偽カチオン性
コーティングペーストに好適
発泡性
コーティング
TUBICOAT STABILISATOR RP
発泡補助剤
アニオン性
発泡安定剤
TUBICOAT STC 100
ファッションコーティング、機能性コーティング
透明
通気性
安定な発泡コーティングに好適
TUBICOAT STC 150
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
透明
通気性
TUBICOAT STL
機能性コーティング
洗浄堅牢性
滑り耐性
安定な発泡コーティングに好適
軟質
TUBICOAT TCT
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
ポリマーベース:ポリウレタン
透明
ペーストコーティングに好適
TUBICOAT VA 10
バインダー
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
硬質フィルム
TUBICOAT VCP
機能性コーティング
ペーストコーティングに好適
中硬質
ブラックアウトコーティングに好適
TUBICOAT VERDICKER 17
増粘剤
アニオン性
高効率
合成
TUBICOAT VERDICKER ASD
増粘剤
アニオン性
速膨潤性
剪断力に対して安定
擬塑性
TUBICOAT VERDICKER LP
増粘剤
アニオン性
剪断力に対して安定
擬塑性
分散性
TUBICOAT VERDICKER PRA
増粘剤
アニオン性
液体
電解質に対して安定
レオロジー添加剤
TUBICOAT WBH 36
専用製品
仕上げ
ローラへの付着を防ぐための適用
TUBICOAT WBV
専用製品
ノニオン性
仕上げ
ローラへの付着を防ぐための適用
TUBICOAT WEISS EU
機能性コーティング、専用製品
コーティングペーストに好適
安定な発泡に好適
トップコートコーティングに好適
二酸化チタンペースト
TUBICOAT WLI−LT KONZ
機能性コーティング
洗浄堅牢性
ペーストコーティングに好適
滑り耐性
軟質
TUBICOAT WLI
ファッションコーティング、機能性コーティング
洗浄堅牢性
玉虫効果
ソフトな手触り
ペーストコーティングに好適
TUBICOAT WOT
ファッションコーティング
洗浄堅牢性
ソフトな手触り
ペーストコーティングに好適
洗い落とし効果
TUBICOAT WX−TCA 70
ファッションコーティング、機能性コーティング
ヴィンテージワックス
ペーストコーティングに好適
トップコートコーティングに好適
TUBICOAT WX BASE
ファッションコーティング
ヴィンテージワックス
ソフトな手触り
ペーストコーティングに好適
プライムコートにおいて適用
TUBICOAT ZP NEU
撥水性/撥油性
ジルコン−パラフィンベース
水性系に好適
カチオン性
発泡性
TUBIGUARD 10−F
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
カチオン性
液体
TUBIGUARD 21
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
カチオン性
高い有効性
水ベース
TUBIGUARD 25−F
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
カチオン性
高い有効性
TUBIGUARD 270
機能性コーティング、撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
カチオン性
高い有効性
液体
TUBIGUARD 30−F
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
カチオン性
高い有効性
TUBIGUARD 44 N
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
水性系に好適
液体
TUBIGUARD 44N−F
撥水性/撥油性
水性系に好適
ノニオン性
ポリエステルに好適
発泡性
TUBIGUARD 66
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
高い有効性
液体
TUBIGUARD 90−F
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
カチオン性
高い有効性
液体
TUBIGUARD AN−F
撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
スプレー可能
カチオン性
高い有効性
TUBIGUARD FA2−F
撥水性/撥油性
スプレー可能
カチオン性
ポリエステルに好適
発泡性
TUBIGUARD PC3−F
機能性コーティング、撥水性/撥油性
洗浄堅牢性
カチオン性
液体
ペースト
TUBIGUARD SR 2010−F W
撥水性/撥油性
カチオン性
高い有効性
発泡性
C6フルオロカーボンに基づく
いくつかの実施形態では、化学薬剤としては、以下を挙げることができ、これらは、CHT Bezemaによって提供され、特定の選択されたレザー又はレザー物品の性質に関連し、インクジェット捺染染料へのSFSの結合を強化するために用いることができる:
CHT−ALGINAT MVU
インクジェット捺染用製剤、増粘剤
カチオン性
粉末
アニオン性
色の輝度が高い
PRISULON CR−F 50
インクジェット捺染用製剤、増粘剤
液体
良好な輪郭
高い表面水平度
良好な浸透性
TUBIJET DU 01
インクジェット捺染用製剤
抗移染性
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBIJET NWA
インクジェット捺染用製剤
液体
ノニオン性
手触りに対する影響無し
ホルムアルデヒド不含
TUBIJET PUS
インクジェット捺染用製剤
フィルム形成性
アニオン性
液体
ホルムアルデヒド不含
TUBIJET VDK
インクジェット捺染用製剤
液体
ホルムアルデヒド不含
ハロゲン不含
火炎保護効果
TUBIJET WET
インクジェット捺染用製剤
アニオン性
液体
手触りに対する影響無し
ホルムアルデヒド不含
いくつかの実施形態では、本発明の化学薬剤としては、以下のインクジェット捺染染料を挙げることができ、これらは、CHT Bezemaによって提供され、特定の選択されたレザー又はレザー物品の性質に関連し、SFSと併用することができる:
BEZAFLUOR BLUE BB
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR GREEN BT
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR ORANGE R
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR PINK BB
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR RED R
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR VIOLET BR
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAFLUOR YELLOW BA
顔料
高性能
BEZAFLUOR(蛍光色素)
BEZAPRINT BLACK BDC
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLACK DT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLACK DW
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLACK GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT BLUE BN
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLUE BT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLUE GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT BLUE RR
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLUE RT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLUE RTM
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BLUE TB
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BORDEAUX K2R
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BROWN RP
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT BROWN TM
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT CITRON 10G
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT CITRON GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT GREEN 2B
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT GREEN BS
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT GREEN BT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT GREY BB
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT NAVY GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT NAVY RRM
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT NAVY TR
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT OLIVE GREEN BT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT ORANGE 2G
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT ORANGE GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT ORANGE GT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT ORANGE RG
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT PINK BW
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT RED 2BN
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT RED GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT RED KF
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT RED KGC
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT SCARLET GRL
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT SCARLET RR
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT TURQUOISE GT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT VIOLET FB
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT VIOLET KB
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT VIOLET R
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT VIOLET TN
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT YELLOW 2GN
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT YELLOW 3GT
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT YELLOW 4RM
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
BEZAPRINT YELLOW GOT
顔料
高性能
BEZAKTIV GOT(GOTS)
BEZAPRINT YELLOW RR
顔料
改良型
BEZAPRINT(以前からある顔料)
いくつかの実施形態では、本発明の化学薬剤としては、以下を挙げることができ、これらは、Lamberti SPAによって提供され、特定の選択されたレザー又はレザー物品の性質に関連し、コーティング又は修復された表面上におけるSFSの結合を強化するために用いることができる、又はSFSは、かかる化学薬剤の性質を向上させるために用いることができる。
前処理:
水媒介性ポリウレタン分散物
Rolflex AFP.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、高い加水分解耐性、良好な破壊荷重耐性、及び優れた引裂耐性を有する。
Rolflex ACF.
脂肪族ポリカーボネートポリウレタンの水分散液。この製品は、良好なPU及びPVC接合性、優れた磨耗耐性に加えて、アルコールを含む化学耐性を示す。
Rolflex V 13.
脂肪族ポリエーテル/アクリルコポリマーポリウレタンの水分散液。この製品は、良好な熱接着性及びPVCへの良好な接着性を有する。
Rolflex K 80.
脂肪族ポリエーテル/アクリルコポリマーポリウレタンの水分散液。ROLFLEX K 80は、具体的には、テキスタイルを積層するための高性能接着剤として設計されている。この製品は、優れたパークロロエチレン及び水堅牢度を有する。
Rolflex ABC.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。具体的には、この製品は、非常に高い水柱、優れた電解質耐性、高いLOI指数、複数の曲げに対する高い耐性を呈する。
Rolflex ADH.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、非常に高い水柱耐性を有する。
Rolflex W4.
特に、ゆったりした(full)、ソフトで、べたべたしない感触を必要とする衣類、外衣のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex ZB7.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、非常に高い電荷同化(charge digestion)性、電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex BZ 78.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、優れた加水分解耐性、非常に高い電荷同化及び電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex PU 147.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、室温で良好なフィルム形成性を示す。それは、光及び紫外線に対する高い堅牢度、並びに水、溶媒、及び化学薬剤に対する良好な耐性に加えて、機械耐性を有する。
Rolflex SG.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。その熱可塑性に起因して、低温で熱活性化接着剤を処方することが提案されている。
Elafix PV 4.
純ウール生地及びそのブレンドに対して抗フェルティング及び抗ピリング性を与えるために用いられる、脂肪族ブロックイソシアネートナノ分散物。
Rolflex C 86.
特に、中程度〜ソフトで、心地よく、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
Rolflex CN 29.
特に、ソフトで、心地よく、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
撥油及び撥水剤
Lamgard FT 60.
撥水及び撥油のための汎用フルオロカーボン樹脂;パディング適用による。
Lamgard 48.
撥水及び撥油のための高性能フルオロカーボン樹脂;パディング適用による。高い摩擦堅牢度。
Imbitex NRW3
撥水及び撥油仕上げのための湿潤剤。
Lamgard EXT.
洗浄堅牢度を向上させるためのフルオロカーボン樹脂用架橋剤。
難燃剤
Piroflam 712.
パディング及びスプレー適用のための非永続的難燃化合物。
Piroflam ECO.
全ての種類の繊維用のバックコーティング適用のためのアロゲン不含難燃化合物。
Piroflam UBC.
全ての種類の繊維用のバックコーティング適用のための難燃化合物。
架橋剤
Rolflex BK8.
芳香族ブロックイソシアネートの水分散液。洗浄堅牢度を向上させるためにポリウレタン樹脂に基づくコーティングペーストにおける架橋剤として提案されている。
Fissativo 05.
接着性並びに湿潤及び乾燥スクラブ耐性を向上させるために、アクリル及びポリウレタン分散物のための架橋剤として好適な水分散性脂肪族ポリイソシアネート。
Resina MEL.
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂。
Cellofix VLF.
低ホルムアルデヒドメラミン樹脂。
増粘剤
Lambicol CL 60.
油/水エマルジョンにおける顔料捺染用の完全に中和された合成増粘剤;中粘度型。
Viscolam PU conc.
擬塑性挙動を示すノニオン性ポリウレタン系増粘剤。
Viscolam 115 new.
中和されていないアクリル増粘剤。
Viscolam PS 202.
ニュートン挙動を示すノニオン性ポリウレタンベースの増粘剤。
Viscolam 1022.
中等度の擬塑性挙動を示すノニオン性ポリウレタンベースの増粘剤。
染色
分散剤
Lamegal BO.
直接、反応、分散染色及びPESストリッピングに好適なノニオン性液体分散剤。
Lamegal DSP.
染色及び捺染された材料の調製、染色、及びソーピングにおける分散/抗バック汚染剤。抗オリゴマー剤。
Lamegal 619.
PESを染色するために有効な低発泡性分散性均染剤。
Lamegal TL5.
全ての種類のテキスタイルプロセスのための多目的金属イオン封鎖及び分散剤。
均染剤
Lamegal A 12.
ウール、ポリアミド、及びその酸又は金属錯体染料とのブレンド用の均染剤。
固着剤
Lamfix L.
ホルムアルデヒドを含有する直接及び反応染料用の固着剤。
Lamfix LU conc.
直接及び反応染料用のホルムアルデヒド不含カチオン性固着剤。色合い及び光堅牢度に影響を与えない。
Lamfix PA/TR.
染色又は捺染されたポリアミド生地及びポリアミド紡績糸における酸染料の湿潤堅牢度を向上させるための固着剤。直接染料によるポリアミド/セルロースブレンドの染色における緩染剤。
専用樹脂
Denifast TC.
特別な効果を得るためにセルロース繊維をカチオン化するための専用樹脂(「DENIFAST系」及び「DENISOL系」)。
Cobral DD/50.
特別な効果を得るためにセルロース繊維をカチオン化するための専用樹脂(「DENIFAST系」及び「DENISOL系」)。
抗還元剤
Lamberti Redox L2S gra.
粒状の抗還元剤。100%活性含量。
Lamberti Redox L2S liq.
自動投入用の液体形態の抗還元剤。
耐折り目剤
Lubisol AM.
全ての種類の繊維及び機械におけるロープウェット操作のための潤滑及び耐折り目剤。
顔料染料
抗移染剤
Neopat Compound 96/m conc.
顔料を用いる連続染色プロセスのための移染阻害剤として開発された化合物(パッド−ドライプロセス)。
結合剤
Neopat Binder PM/S conc.
顔料を用いる染色のためのパッド液を調製するために用いられる特定のバインダーの濃縮バージョン(パッド−ドライプロセス)。
オールインワン剤
Neopat Compound PK1.
オールインワンの、顔料を用いる連続染色プロセスのための特定のバインダーと共に移染阻害剤として特別に開発された高濃縮化合物(パッド−ドライプロセス)。
デラベ剤
Neopat Compound FTN.
顔料染色及び顔料−反応染色プロセスのために特別に開発された界面活性剤及びポリマーの高濃縮化合物;特に、洗い落とし効果のために中/濃い色合い用。
従来の仕上剤
防しわ処理剤
Cellofix ULF conc.
綿、セルロース、及び合成繊維とのブレンドの仕上げのための耐折り目変性グリオキサル樹脂。
Poliflex PO 40.
フーラード適用によるワックスのような、ゆったりした、滑りやすい手触りのためのポリエチレン性樹脂。
Rolflex WF.
防しわ処理のための体質顔料として用いられる脂肪族水媒介性ナノPU分散物。
柔軟剤
Texamina C/FPN.
特に、全ての種類の生地のために吸尽によって適用するために推奨される非常にソフトな手触りを有するカチオン性柔軟剤。コーン適用にも好適。
Texamina C SAL flakes.
全ての種類の生地のためのフレーク状100%カチオン性柔軟剤。室温で分散可能。
Texamina CL LIQ.
全ての種類の生地のための両性柔軟剤。黄変しない。
Texamina HVO.
綿、他のセルロース、及びブレンドの織り生地及び編み生地のための両性柔軟剤。ソフトで、滑らかで、ドライな手触りを与える。パディングによって適用。
Texamina SIL.
ノニオン性シリコンの水分散液。パディングによって全ての繊維種に優れた柔軟、潤滑、及び帯電防止性を与える。
Texamina SILK.
シルクタンパク質内部の専用カチオン性柔軟剤。特にセルロース、ウール、シルクに好適な「ふわっとした感触」を与える。
Lamfinish LW.
専用ポリマー親水性柔軟剤に基づくオールイン化合物;コーティング、フーラード、及び吸尽による。
Elastolam E50.
テキスタイル仕上げのための汎用一成分シリコーンエラストマー柔軟剤。
Elastolam EC 100.
極めてソフトで、シルクのような手触りを備える永続的仕上げを与える変性ポリシロキサンマイクロエマルジョン。
取扱性改質剤
Poliflex CSW.
カチオン性滑止め剤。
Poliflex R 75.
ワックスのような手触りを与えるためのパラフィン仕上剤。
Poliflex s.
特殊なライティング効果のために特別に開発された化合物。
Poliflex m.
特別なドライでワックスのような手触りのための化合物。
Lamsoft SW 24.
コーティング適用のために特別に開発された、特殊な滑りやすい手触りのための化合物。
Lamfinish SLIPPY.
滑りやすい感触を得るためのオールイン化合物;コーティングによる。
Lamfinish GUMMY.
ガムのような感触を得るためのオールイン化合物;コーティングによる。
Lamfinish OLDRY.
ヴィンテージ効果に特に好適なドライで砂のような感触を得るためのオールイン化合物;コーティングによる。
水媒介性ポリウレタン分散物
Rolflex LB 2.
特に、輝くような硬い表面仕上げが必要とされるテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。これは、シルク生地におけるオーガンザの感触のための仕上剤として特に好適である。透明且つ光沢がある。
Rolflex HP 51.
特に、特に硬く、可撓性の感触が必要とされる外衣、旅行鞄、技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。透明且つ光沢がある。
Rolflex PU 879.
特に、中程度〜硬く、可撓性の感触が必要とされる外衣、旅行鞄、技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex ALM.
特に、ソフトで可撓性の感触が必要とされる外衣、旅行鞄、技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。捺染適用にも好適であり得る。
Rolflex AP.
特に、ソフトで、ガムのような感触が必要とされる外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex W4.
特に、ゆったりした、ソフトで、べたべたしない感触が必要とされる衣類、外衣のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex ZB7.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、非常に高い電荷同化性、電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex BZ 78.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、優れた加水分解耐性、非常に高い電荷同化及び電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex K 110.
全ての種類の生地において、優れた堅牢度と共に、ゆったりした、ソフトで、僅かにべたべたした手触りを、コーティングされた生地に与える。
Rolflex OP 80.
特に、不透明な非ライティング効果が望ましい外衣、旅行鞄、及びファッション仕上げのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex NBC.
充填及びゼロホルムアルデヒド糊付け剤としてパディング適用によって一般的に用いられる脂肪族水媒介性PU分散物。ゆったりして、弾力があり、べたべたしない感触が必要とされる外衣及びファッション仕上げのために使用することができる。
Rolflex PAD.
ゆったりして、弾力があり、べたべたしない感触が必要とされる外衣、スポーツウェア、及びファッション用途のためのパディング適用のために特別に設計された脂肪族水媒介性PU分散物。優れた洗浄及びドライクリーニング堅牢度に加えて、良好な浴安定性。
Rolflex PN.
強く、弾力があり、べたべたしない仕上げが必要とされる外衣及びファッション高品質用途のためのパディング適用によって一般的に適用される脂肪族水媒介性PU分散物。
Elafix PV 4.
純ウール生地及びそのブレンドに抗フェルティング及び抗ピリング性を与えるために用いられる脂肪族ブロックイソシアネートナノ分散物。
Rolflex SW3.
特に、滑りやすく、弾力のある感触が必要とされる外衣、スポーツウェア、及びファッションの仕上げのためのパディング適用によって用いることが提案された脂肪族水媒介性PU分散物。良好な抗ピリング剤でもある。ウール適用において優れている。
Rolflex C 86.
特に、中程度〜硬く、心地よい、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
Rolflex CN 29.
柔らかく、心地よい、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
他の樹脂
Textol 110.
コーティング仕上げのための非常にソフトな手触りを有する手触り調節剤。
Textol RGD.
非常に剛い手触りを有する、テキスタイルコーティングのためのアクリルコポリマーの水エマルジョン。
Textol SB 21.
仕上げのためのブタジエン樹脂及びテキスタイル捺染のためのバインダー。
Appretto PV/CC.
剛化補強するための酢酸ビニル水分散液。
Amisolo B.
剛化剤としてのテキスタイル仕上げのためのCMS水分散液。
Lamovil RP.
剛化剤としてのPVOH安定化溶液。
技術的仕上剤
水媒介性ポリウレタン分散物
Rolflex AFP.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、高い加水分解耐性、良好な破壊荷重耐性、及び優れた引裂耐性を有する。
Rolflex ACF.
脂肪族ポリカーボネートポリウレタンの水分散液。この製品は、良好なPU及びPVC接合性、優れた磨耗耐性に加えて、アルコールを含む化学耐性を示す。
Rolflex V 13.
脂肪族ポリエーテル/アクリルコポリマーポリウレタンの水分散液。この製品は、良好な熱接着性及びPVCへの良好な接着性を有する。
Rolflex K 80.
脂肪族ポリエーテル/アクリルコポリマーポリウレタンの水分散液。ROLFLEX K 80は、具体的には、テキスタイルを積層するための高性能接着剤として設計されている。この製品は、優れたパークロロエチレン及び水堅牢度を有する。
Rolflex ABC.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。具体的には、この製品は、非常に高い水柱、優れた電解質耐性、高いLOI指数、複数の曲げに対する高い耐性を呈する。
Rolflex ADH.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、非常に高い水柱耐性を有する。
Rolflex W4.
特に、ゆったりした、ソフトで、べたべたしない感触を必要とする衣類、外衣のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。
Rolflex ZB7.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、非常に高い電荷同化性、電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex BZ 78.
特に、衣類、外衣、スポーツウェア、ファッション、及び工業用途のための技術物品のためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族水媒介性PU分散物。この製品は、優れた加水分解耐性、非常に高い電荷同化及び電解質安定性、並びに優れた機械及び引裂耐性を有する。また、発泡コーティング及び捺染用途にも好適であり得る。
Rolflex PU 147.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。この製品は、室温で良好なフィルム形成性を示す。それは、光及び紫外線に対してする高い堅牢度、並びに水、溶媒、及び化学薬剤に対する良好な耐性に加えて、機械耐性を有する。
Rolflex SG.
脂肪族ポリエーテルポリウレタンの水分散液。その熱可塑性に起因して、低温で熱活性化接着剤を処方するために提案されている。
Elafix PV 4.
純ウール生地及びそのブレンドに対して抗フェルティング及び抗ピリング性を与えるために用いられる、脂肪族ブロックイソシアネートナノ分散物。
Rolflex C 86.
特に、中程度〜ソフトで、心地よく、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
Rolflex CN 29.
特に、ソフトで、心地よく、ゆったりした感触が必要とされる衣類、外衣、ファッションのためのテキスタイルコーティングの処方用に提案された脂肪族カチオン性水媒介性PU分散物。この製品で処理された生地は、選択された染料で染色して、異なる強度の二色効果を得ることができる。
撥油及び撥水剤
Lamgard FT 60.
撥水及び撥油のための汎用フルオロカーボン樹脂;パディング適用による。
Lamgard 48.
撥水及び撥油のための高性能フルオロカーボン樹脂;パディング適用による。高い摩擦堅牢度。
Imbitex NRW3
撥水及び撥油仕上げのための湿潤剤。
Lamgard EXT.
洗浄堅牢度を向上させるためのフルオロカーボン樹脂用架橋剤。
難燃剤
Piroflam 712.
パディング及びスプレー適用のための非永続的難燃化合物。
Piroflam ECO.
全ての種類の繊維用のバックコーティング適用のためのアロゲン不含難燃化合物。
Piroflam UBC.
全ての種類の繊維用のバックコーティング適用のための難燃化合物。
架橋剤
Rolflex BK8.
芳香族ブロックイソシアネートの水分散液。洗浄堅牢度を向上させるためにポリウレタン樹脂に基づくコーティングペーストにおける架橋剤として提案されている。
Fissativo 05.
接着性並びに湿潤及び乾燥スクラブ耐性を向上させるために、アクリル及びポリウレタン分散物のための架橋剤として好適な水分散性脂肪族ポリイソシアネート。
Resina MEL.
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂。
Cellofix VLF.
低ホルムアルデヒドメラミン樹脂。
増粘剤
Lambicol CL 60.
油/水エマルジョンにおける顔料捺染用の完全に中和された合成増粘剤;中粘度型。
Viscolam PU conc.
擬塑性挙動を示すノニオン性ポリウレタン系増粘剤。
Viscolam 115 new.
中和されていないアクリル増粘剤。
Viscolam PS 202.
ニュートン挙動を示すノニオン性ポリウレタンベースの増粘剤。
Viscolam 1022.
中等度の擬塑性挙動を示すノニオン性ポリウレタンベースの増粘剤。
いくつかの実施形態では、化学薬剤は、シリコーン、酸性剤、染色剤、顔料染料、従来の仕上剤、及び技術的仕上剤のうちの1以上を含むことができる。染色剤は、分散剤、均染剤、固着剤、専用樹脂、抗還元剤、及び耐折り目剤のうちの1以上を含むことができる。顔料染料は、抗移染剤、結合剤、オールインワン剤、及びデラベ剤のうちの1以上を含むことができる。従来の仕上剤は、防しわ処理剤、柔軟剤、手触り調節剤、水媒介性ポリウレタン分散物、及び他の樹脂のうちの1以上を含むことができる。技術的仕上剤は、水媒介性ポリウレタン分散物、撥油剤、撥水剤、架橋剤、及び増粘剤のうちの1以上を含むことができる。
いくつかの実施形態では、本発明の特定の化学薬剤は、以下の化学サプライヤーのうちの1以上によって提供され得る:Adrasa、AcHitex Minerva、Akkim、Archroma、Asutex、Avocet dyes、BCC India、Bozzetto group、CHT、Clariant、Clearity、Dilube、Dystar、Eksoy、Erca group、Genkim、Giovannelli e Figli、Graf Chemie、Huntsman、KDN Bio、Lamberti、LJ Specialties、Marlateks、Montegauno、Protex、Pulcra Chemicals、Ran Chemicals、Fratelli Ricci、Ronkiraya、Sarex、Setas、Silitex、Soko Chimica、Tanatex Chemicals、Union Specialties、Zaitex、Zetaesseti、及びZ Schimmer。
いくつかの実施形態では、化学薬剤は、酸性剤を含むことができる。したがって、いくつかの実施形態では、SFSは、酸性剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、酸性剤は、ブレンステッド酸であってよい。実施形態では、酸性剤は、クエン酸及び酢酸のうちの1以上を含む。実施形態では、酸性剤は、かかる酸性剤を使用しない場合と比較して、コーティング対象のレザー又はレザー物品へのSPF混合物(即ち、SFSコーティング)の付着及びコーティングを支援する。実施形態では、酸性剤は、コーティング対象のレザー又はレザー物品におけるSPF混合物の結晶化を改善する。
実施形態では、酸性剤は、約0.001%超、又は約0.002%超、又は約0.003%超、又は約0.004%超、又は約0.005%超、又は約0.006%超、又は約0.007%超、又は約0.008%超、又は約0.009%超、又は約0.01%超、又は約0.02%超、又は約0.03%超、又は約0.04%超、又は約0.05%超、又は約0.06%超、又は約0.07%超、又は約0.08%超、又は約0.09%超、又は約0.1%超、又は約0.2%超、又は約0.3%超、又は約0.4%超、又は約0.5%超、又は約0.6%超、又は約0.7%超、又は約0.8%超、又は約0.9%超、又は約1.0%超、又は約2.0%超、又は約3.0%超、又は約4.0%超、又は約5.0%超の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で添加される。
実施形態では、酸性剤は、約0.001%未満、又は約0.002%未満、又は約0.003%未満、又は約0.004%未満、又は約0.005%未満、又は約0.006%未満、又は約0.007%未満、又は約0.008%未満、又は約0.009%未満、又は約0.01%未満、又は約0.02%未満、又は約0.03%未満、又は約0.04%未満、又は約0.05%未満、又は約0.06%未満、又は約0.07%未満、又は約0.08%未満、又は約0.09%未満、又は約0.1%未満、又は約0.2%未満、又は約0.3%未満、又は約0.4%未満、又は約0.5%未満、又は約0.6%未満、又は約0.7%未満、又は約0.8%未満、又は約0.9未満、又は約1.0%未満、又は約2.0%未満、又は約3.0%未満、又は約4.0%未満、又は約5.0%未満の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で添加される。
いくつかの実施形態では、SFSは、約9未満、又は約8.5未満、又は約8未満、又は約7.5未満、又は約7未満、又は約6.5未満、又は約6未満、又は約5.5未満、又は約5未満、又は約4.5未満、又は約4未満、又は約3.5超、又は約4超、又は約4.5超、又は約5超、又は約5.5超、又は約6超、又は約6.5超、又は約7超、又は約7.5超、又は約8超、又は約8.5超のpHを有することができる。
いくつかの実施形態では、SFSは、酸性剤を含むことができ、約9未満、又は約8.5未満、又は約8未満、又は約7.5未満、又は約7未満、又は約6.5未満、又は約6未満、又は約5.5未満、又は約5未満、又は約4.5未満、又は約4未満、又は約3.5超、又は約4超、又は約4.5超、又は約5超、又は約5.5超、又は約6超、又は約6.5超、又は約7超、又は約7.5超、又は約8超、又は約8.5超のpHを有することができる。
実施形態では、化学薬剤は、シリコーンを含むことができる。いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーンを含むことができる。いくつかの実施形態では、レザー又はレザー物品は、シリコーンで前処理(即ち、SFS塗布の前)又は後処理(即ち、SFS塗布の後)することができる。
いくつかの実施形態では、シリコーンは、シリコーンエマルジョンを含むことができる。
「シリコーン」という用語は、一般的に、ポリシロキサンが挙げられるがこれに限定されない反復ケイ素−酸素骨格を有する合成ポリマー、ポリマーの混合物、及び/又はこれらのエマルジョンの広いファミリーを意味する。いくつかの実施形態では、シリコーンは、本明細書に開示される任意のシリコーン種を含むことができる。
組成及びコーティングについてより広く説明すると、シリコーンは、例えば、手触りを向上させるために使用することができるが、シリコーンでコーティングされた材料の撥水性を増大(又は水輸送性を低減)することもできる。
いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーンを、約25%未満、又は約20%未満、又は約15%未満、又は約10%未満、又は約9%未満、又は約8%未満、又は約7%未満、又は約6%未満、又は約5%未満、又は約4%未満、又は約3%未満、又は約2%未満、又は約1%未満、又は約0.9%未満、又は約0.8%未満、又は約0.7%未満、又は約0.6%未満、又は約0.5%未満、又は約0.4%未満、又は約0.3%未満、又は約0.2%未満、又は約0.1%未満、又は約0.01%未満、又は約0.001%未満の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で含むことができる。
いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーンを、約25%超、又は約20%超、又は約15%超、又は約10%超、又は約9%超、又は約8%超、又は約7%超、又は約6%超、又は約5%超、又は約4%超、又は約3%超、又は約2%超、又は約1%超、又は約0.9%超、又は約0.8%超、又は約0.7%超、又は約0.6%超、又は約0.5%超、又は約0.4%超、又は約0.3%超、又は約0.2%超、又は約0.1%超、又は約0.01%超、又は約0.001%超の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)で含むことができる。
いくつかの実施形態では、SFSは、水に懸濁させた濃縮形態で供給することができる。いくつかの実施形態では、SFSは、約50%未満、又は約45%未満、又は約40%未満、又は約35%未満、又は約30%未満、又は約25%未満、又は約20%未満、約15%未満、又は約10%未満、又は約5%未満、又は約4%未満、又は約3%未満、又は約2%未満、又は約1%未満、約0.1%未満、約0.01%未満、約0.001%未満、約0.0001%未満、約0.00001%未満の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)を有することができる。いくつかの実施形態では、SFSは、約50%超、又は約45%超、又は約40%超、又は約35%超、又は約30%超、又は約25%超、又は約20%超、又は約15%超、又は約10%超、又は約5%超、又は約4%超、又は約3%超、又は約2%超、又は約1%超、又は約0.1%超、又は約0.01%超、又は約0.001%超、又は約0.0001%超、又は約0.00001%超の重量濃度(%w/w又は%w/v)又は体積濃度(v/v)を有することができる。
いくつかの実施形態では、SFSコーティングは、本明細書に記載されるSFSを含むことができる。いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーン及び/又は酸性剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーン及び酸性剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーン、酸性剤、及び/又は追加の化学薬剤を含むことができ、前記追加の化学薬剤は、本明細書に記載される化学薬剤のうちの1以上であってよい。いくつかの実施形態では、SFSは、シリコーンエマルジョン、及び酢酸又はクエン酸などの酸性剤を含むことができる。
いくつかの実施形態では、本発明のコーティングプロセスは、得られるコーティングされた材料の仕上工程を含むことができる。いくつかの実施形態では、本発明のプロセスにおいてSFSでコーティングされた材料の仕上げ又は最終仕上げは、スエード加工、スチーム発色、ブラッシング、磨き、コンパクティング、起毛、ティガリング(tigering)、シャーリング、熱硬化、ワキシング、エアジェット、カレンダリング、押圧、絞り加工、重合剤による処理、コーティング、積層、及び/又はレーザエッチングを挙げることができる。いくつかの実施形態では、SFSでコーティングされた材料の仕上げは、織り生地、不織生地、及び編み生地の連続且つ開口幅タンブリング処理のために使用することができるAIRO(登録商標)24乾燥機によるテキスタイルの処理を含むことができる。
以下の例を、説明される実施形態をいかに作製し使用するかということの完全な開示及び説明を当業者に提供するために示すが、これらは、本発明者らがそれらの発明と見なすものの範囲を限定しようとするものではなく、また、それらは、以下の実験が実行されたすべての又は唯一の実験であると示そうとするものでもない。使用される数字(例えば、量、温度など)に関して、精度を確保するように努めてきたが、いくらかの実験誤差及び偏差を算入すべきである。別段の指定のない限り、部は重量部であり、分子量は重量平均分子量であり、温度は摂氏温度であり、圧力は大気圧又はその近傍である。
実施例1−レザーの処理に使用されるシルク溶液
表1に記載されるように、レザー処理用に多くのシルク溶液を調製し、本明細書に記載されるように使用することができる。
表1:レザー処理の各段階のためのシルク配合物
Figure 2021530632
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本明細書に記載のシルク配合物は、以下を含む様々なレザー加工工程前若しくは後又はレザー加工工程中に使用することができる。
乾燥−手作業及び自動でスプレーしたスキンの乾燥は、通常のレザー加工中に使用される生産ラインのオーブン内で行うことができる。オートスプレーしたスキンは、1以上のスプレー処理間に1回以上乾燥することができ、例えば、スプレー>乾燥>スプレー>乾燥である。オーブンの温度は70〜75℃にすることができ、各乾燥ラウンドは〜25秒間継続することができる。
スタンピング−レザーの製造プロセスにおいて、スタンピングを使用することができる。プロセスにおいて、スキンを2つの金属プレート(約5〜6m)の間で(被処理面を上にして)圧縮する。トッププレートは57℃で動作する。スキンは、この温度で100kg/cmで2秒間圧縮される。定性的に言えば、スタンピングプロセスは、レザーサンプルに光沢を与えることができる。
Finiflex−プロンジェレザーの典型的な加工工程である。この機械的処理は、シルクドープレザーの最終工程として使用することができる。スキンを、この機械で2等分し、スキンの半分を持ち上げ、回転する加熱された金属ホイール(93℃;20kg/m;dホイール=0.3m)で4秒間圧縮する。その後、スキンを引き抜いて裏返す。他方半分も同様に処理する。
Uniflex−Uniflex処理は、レザー加工の最終段階で使用されるFiniflex処理と類似している。このプロセスにおいて、スキンは、フィーダーベルト上で2本のプレスシリンダー(それぞれ直径0.3m)に供給される。トップシリンダーは60℃に加熱し、ボトムシリンダーは加熱しない。両シリンダーによって、3〜5秒間30barでスキンを圧縮する。
研磨−ポリッシャーは、先の加工工程(物理的摩耗)でレザーに対して行われた表面処理剤の一部を削り落とす。レザー加工の初期段階において、これは、スキンのトリミング直前に行われる機械的延伸プロセスと同じように、固着剤/色素沈着剤のより効果的な接着のためにスキンを「開く(open up)」のに役立つ。
オートスプレー−特段の断りがない限り、インハウスのオートスプレー機を使用してスキンをスプレーする場合、中間乾燥処理剤で1回以上スプレーすることができる。スプレー用流体(シルク、シリコーン処理など)を、3barでノズルフィードラインにポンプで送り、0.8〜1.2barの圧力でノズル入口(Dノズル=0.6mm)に供給される。AUTOスプレーのスプレー量は、0.8〜1.0g/ftであることができる。スプレー用流体の滞留量は、約2〜2.5Lであることができる。本明細書に記載される様々なシルク配合物を、そのような機械に供給して、スキンに均一にスプレーすることができる。
ハンドスプレープロセスは、1枚のスキンの半分に沈着させるシルクの1以上のコート(例えば、それぞれ異なる方向の2つのパス、即ち、コート1の垂直方向のスプレーパターン、及びコート2の水平方向のスプレーパターン)を伴い、他方半分は、対照として被覆する。ハンドスプレーコーティング量は、1コート当たり約50mLであることができる。
6%コーティングされたスキンは、ビューイングライト下に置かれたときに著しく暗い光沢を有することができ、未処理の対照である半分と比較して、手触り感が僅かに硬くなることがある。
実施例2:レザーの毛包又は他の欠損を修復、マスキング、又は隠蔽にするためのシルク及び/又はSPF組成物の使用
レザー又はハイドの毛包又は他の表面又は表面下の欠損は、例えば、図2A〜図7Cに示されるように、本明細書に記載される1以上のシルク又はSPF組成物を使用してマスキング、隠蔽、又は修復することができる。約1%〜約6%v/v含む組成物は、コーティング及び/又は混合剤として使用することができ、より高いシルク及び/又はSPF濃度、例えば、最大30%v/v、約30%v/v、又は30%v/v超を有する組成物は、欠損の充填剤として使用することができる。これらの組成物は、様々なクラスの物質、例えば、多糖、多糖ブレンド、トリグリセリド、有機酸、界面活性剤などを含むことができる。シルク及び/又はSPF組成物は、粘度を変えるための更なる剤を含むことができる、又は色及び/又はラスターを調整するためのゲル化剤、可塑剤として使用することができる。組成物は、1%v/vキサンタンガム粉末(ゲル化剤)とブレンドされた6%v/v低分子量シルク溶液、及び/又はグリセロール−シルクブレンド(<1%v/vグリセロールから〜25%v/vグリセロール)を、可塑剤として作用するグリセロールと共に含む。
図2Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図2Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示す。図3Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図3Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示し、図3Cは、本明細書に記載の組成物が充填された後、Unithane 2132 NFでコーティングされ修復された欠損を示す。図4Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図4Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示し、図4Cは、本明細書に記載の組成物が充填された後、Unithane 351 NFでコーティングされ修復された欠損を示す。図5Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図5Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示し、図5Cは、本明細書に記載の組成物が充填された後、Silky Top 7425 NFでコーティングされ修復された欠損を示す。図6Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図6Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示し、図6Cは、本明細書に記載の組成物が充填された後、Uniseal 9049でコーティングされ修復された欠損を示す。図7Aは、修復前のレザーの欠損を示し、図7Bは、本明細書に記載の組成物が充填され修復された欠損を示し、図7Cは、本明細書に記載の組成物が充填された後、6%M シルクコーティングされ修復された欠損を示す。図8A及び図8Bは、欠損充填プロセス用のアイライナーブラシ−アプリケータ(図8A)及び欠損充填プロセス用のアプリケータとしてシルクが充填されたブラシペン/マーカー(図8B)を示す。図9A及び9Bは、未染色のラムスキンレザーのサンプル(左側−未コーティング、右側−6%の低MWシルクでコーティング後(4秒間のオートスプレー)、図9A)及び染色されたラムスキンレザーのサンプル(左側−未コーティング、右側−6%低MWシルクでコーティング後(4秒間のオートスプレー)、図9B)を示す。図10A及び10Bは、6%低MWシルクでコーティングされたウシレザーのサンプル(4秒間のオートスプレー)(図10A)及び1%のClariant Hostaperm Violet RL Spec Pigmentと混合された6%低MWシルクでコーティングされた未染色ラムスキンレザーのサンプルを示す。図11A及び図11Bは、ブラシペンを用いて21%中MWシルクで充填した未染色ラムスキンレザーの欠損のサンプルを示す(充填前(図11A)及び充填後(図11B))。図12A及び図12Bは、アイライナーブラシアプリケータで塗布した、1%のClariant Hostaperm Violet RL Spec Pigmentを含む21%Mシルクを充填した未染色ラムスキンレザーの欠損のサンプルを示す(充填前(図12A)及び充填後(図12B))。
図13A〜図13Cは、アイライナータイプのアプリケータを使用して欠損フィラー組成物を塗布した結果、シルク堆積物のトポグラフィの制御が上がり、レザー表面の自然なパターンにより正確に一致することを示す。図13A:未充填の欠損。図13B:アイライナーブラシを使用した1回の塗布。図13C:アイライナーブラシを使用した2回目の塗布(24%低MWシルク)。
図14A及び図14Bは、ブラシペンアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図14A:未充填の欠損。図14B:充填後の欠損。
図15A及び図15Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図15A:未充填の欠損。図15B:10μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。図16A及び図16Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図16A:未充填の欠損。図16B:5μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。図17A及び図17Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図17A:未充填の欠損。図17B:1μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。図18A及び図18Bは、ピペットアプリケータを使用した欠損フィラー組成物の塗布を示す。図18A:未充填の欠損。図18B:0.1μLの高濃度(〜21%w/v)シルク組成物で充填後の欠損。5μL〜1μLの量が、特定の小さな欠損を充填するのに最適のようである。
レザー表面へのシルク/シルクブレンドの塗布について:シルク/シルクブレンドは、欠損に対処する目的で、ブラシ、スクレーパ、パドルなどの手持ち手動ツール;スキン全体をシルク/シルクブレンドに浸す;シルク「ペン」やゲルアプリケータ(「ホットグルーガン」のようなアプリケータ)などの複合塗布ツール;シルク/シルクブレンドをスキン又はスキン部分に直接注ぐ;手袋をした手又は指による;プリントジェットノズル又は同様の自動化された塗布デバイス又はシステムによる方法で塗布することができる。
実施例3:レザーの毛包又は他の欠損を修復、マスキング、又は隠蔽するためのシルクフィブロインの水性配合物
シルクフィブロインの水性配合物、並びにゲランガム(GG)及びグリセロール(GLY)などの各種添加剤をブレンドしたものを、レザー表面に存在する「ピンホール」の欠損に充填して隠蔽するために、レザー(ラムスキンを含む)の表面に均一なコーティングとして塗布することができる。これらの配合物は、ラムスキンレザーの標準的な工業仕上げプロセスで通常使用される化学薬剤及び機械的処理と互換性があり、それらを維持することができる。これらの配合物の特定の欠損タイプを充填して「マスキング」する能力により、通常では、グレードII及びIIIのスキンとして等級付けされる仕上げ後レザースキンに、グレードIの選択を与えることができ、テキスタイルパートナーへの再販価値が高まる。これにより、レザーなめし工場は、染料段階後のレザー加工の全ての局面と互換性があり持続可能なコーティングプロセスを使用して、その場でグレードIスキンの割合を増加させるように製造プラクティスを向上させることができる。
表2は、GG及びGLYを配合したシルクベースコーティングの範囲、それらの特性、及び関連するプロセスパラメータの詳細を示す。
表2:GG及びGLYを配合したシルクベースコーティング
Figure 2021530632
GGシルクとGLYシルクの両方の配合物は、MID(中)分子量シルクを6%w/v(60mg/mL)のシルク溶液濃度で使用して調製したが、その濃度は、0.5〜10%w/v(5〜100mg/mL)であることができる。最終的に調製された配合物は、ワイヤーバーコーター(TQC Industries)を使用してレザースキンサンプルに塗布した。
図19A及び図19Bは、GGシルク配合物種でコーティングしたレザーサンプルのコーティング前後の画像を示す。シルク+0.5%wt.のGG(pH9.75)のコーティング前(図19A)及びコーティング後(図19B)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター20μm(TQC Industries)を使用して塗布した。欠損は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍である。図20A及び図20Bは、GLYシルク配合物種でコーティングしたレザーサンプルのコーティング前後の画像を示す。シルク+10%vol.のGLY(pH8)のコーティング前(図20A)及びコーティング後(図20B)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター20μm(TQC Industries)を使用して塗布した。欠損は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍である。
実施例4:5μLの6%の中シルク−GGによる点充填物の光学プロフィロメトリー
GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルの2D及び3D画像と1次元トポグラフィートレースを、光学プロフィロメトリーで取得した。図21A及び図21Bは、GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルのコーティング前後の画像(2D)を示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図21A)及びコーティング後(図21B)を示す。欠損は、両画像の視野の中心にある。画像は、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。図22A及び図22Bは、GG−シルクでコーティングされたレザーサンプルのコーティング前後の画像(3D)を示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図22A)及びコーティング後(図22B)を示す。欠損は、両画像の視野の中心にある。画像は、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。図23A及び図23Bは、GG−シルクでコーティングされた前後のレザーサンプルのトポグラフィートレースを示す。シルク+0.5%wt.のGGでの点充填によるコーティング前(図23A)及びコーティング後(図23B)を示す。トレースは、Taylor Hobson CCI HD光学プロフィロメーターを使用して捕捉した。
実施例5:レザーの欠損を充填するためのシルクフィブロインベースコーティングの粘度調整
低アシル含量のゲランガム(GG)などの様々な多糖は、シルクベース配合物用のレオロジー調整剤として使用できるので、レザー表面のコーティングとして塗布することができる。GGの重量含有量を変えると、配合物の粘度が変わり、その結果、シルクフィブロイン成分が様々な仕上げ及び充填/マスキング/含浸効果を提供できるようになる。
流動性が高過ぎるシルクフィブロイン溶液は、ラムスキンなどの特定のレザー種に非常に深部まで浸透する傾向があり、表面欠損の充填/マスキング剤としての効率と塗布性を低下させる。GGを使用してシルク配合物の粘度を上げると、フィブロインタンパク質がレザーのグレイン側表面のより近くに沈着し、シルクの乾燥重量フラクションのより多くを欠損であるキャビティ内に沈着させ、より効率的な充填が可能となる。
図24は、レザー用シルクベースコーティング配合物(6%の中分子量シルクフィブロイン+0.5%w/vのGG)の2つの独立したバッチの剪断速度の関数として、粘度を示すチャートである。バッチA(三角形)とバッチB(円形)は、精製シルクフィブロイン溶液の2つの別々の製造バッチを意味する。曲線は、レオロジー特性の観点から、ゲランガム添加後のシルク配合物の再現性を示す。図25は、ゲランガム(GG)含量の関数として、充填スコアを示すチャートである。より高いGG濃度(より高い粘度)のシルク配合物は、より低いGG濃度の配合物と比較して改善された欠損充填を示した。処理群ごとにN=3の複製コーティングサンプルを用いた。図26は、各種濃度のGGを含む6%の中分子量シルクフィブロイン溶液の剪断速度の関数として、粘度を示すチャートである。
実施例6:ラムスキンレザー用のシルクフィブロインベース欠損充填剤
ラムスキンレザーなどのレザーの表面の欠損は、スキンの価値を低下させ、全体的な利用可能な供給を限定する。シルクフィブロインの水性配合物、及び低アシル含量のゲランガム(GG)などの各種添加剤とブレンドされたものを、レザー表面に存在する「ピンホール」の欠損を充填して隠蔽するために、レザー(ラムスキンを含む)の表面に均一なコーティングとして塗布することができる。これらの配合物は、ラムスキンレザーの標準的な仕上げプロセス全体を通して通常使用される化学薬剤及び機械的処理と互換性があり、それらを維持することができる。
これらの欠損を充填して隠蔽することができるシルクフィブロインなどの天然化学プラットフォームに基づく仕上げ配合物は、この問題に対処するだけでなく、持続可能な方法でそれを行う。具体的には、これらの配合物の、特定の欠損タイプを充填して「マスキング」する能力により、通常では「トップグレード」として選択されない仕上げ後レザースキンにトップグレードの選択を与えることができ、テキスタイルパートナーへの再販価値が高まる。これにより、レザーなめし工場は、レザー仕上げの全ての局面と互換性があり持続可能なコーティングプロセスを使用して、その場でトップグレードの割合を増加させるように製造プラクティスを向上させることができる。
表3に、GG及び他の添加剤を配合した例示的シルクベースコーティング、それらの特性、及び関連するプロセスパラメータをまとめる。シルクフィブロイン−GG(SF−GG)配合物は、MID又はLOW分子量シルクを6%w/v(60mg/mL)のシルク溶液濃度で使用して調製したが、その濃度は、0.5〜12%w/v(5〜125mg/mL)であることができる。
表3:シルクフィブロイン配合物
Figure 2021530632
図27A〜図27Cは、SF−GG配合物種でコーティングしたラムスキンレザーサンプルの顕微鏡画像である。6%の中分子量シルク+0.5%w/vのGG(pH9.75)のコーティング前(図27A)、コーティング後(図27B)、及び仕上げ後(図27C)のレザーサンプルを示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター(20μm−TQC Industries)を使用して塗布した。欠損部位は、全ての画像において視野の中心にあり、倍率は約3倍であり、スケールバーは約1.0mmである。図28は、10個の欠損部位を含むラムスキンレザーに塗布し1つのSF−GG配合物種(6%の中分子量シルクフィブロイン+0.5%w/vのGG)の欠損充填性能の例を示す。コーティングは、ワイヤーバーコーター(10μm−TQC Industries)を使用して、n=3層に塗布した。示されているデータポイントは、N=20のサンプルコーティングの平均である。
表4に、各種シルクベースコーティング配合物からキャストされた膜の引張試験の機械的データをまとめる。データは、張力印加状態のInstronシステムで捕捉した。データは、n=5サンプル膜(膜厚:95〜200μm)の平均±標準偏差として報告する。
表4:シルクフィブロイン配合物のキャストフィルムの引張強度データ
Figure 2021530632
実施例7:レザー上のシルクフィブロインベースコーティングの欠損充填性能の定量化
レザー基材上のピンホール表面欠損を充填及び/又はマスキングする各種シルクベースコーティングの能力を定量的に区別するように設計された、視覚と顕微鏡に基づく組み合わせ法について記載する。様々なコーティング配合物間で充填性能を比較する場合、所定の塗布されたコーティング質量で表面欠損を充填及びマスキングする能力の観点で、ある1つのコーティング種が別のコーティング種よりもどれだけ効果的であるかを客観的に比較することは困難であることが多い。方法の手順の概要を以下に示すが、「充填スコア」メトリックの詳細は、表5に示す。
サンプル調製:レザーサンプルは、試験対象の個々のコーティング配合物ごとに少なくとも3個ずつ調製する。サンプルを、3”×3”の正方形にカットし、それぞれに少なくともN=10の表面の「ピンホール」欠損が含まれる。ライトボックス(都市+住宅照明の組み合わせ設定)を使用して、黒色ペンで10個の表面欠損のそれぞれを慎重に円で囲み、ガイドラインを円の中心の欠損に合わせて引き、欠損部位の全ての顕微鏡画像が同一向きであるようにする。レザーサンプルの端から少なくとも〜2から3cmに位置する欠損を選択する。銀色のSharpieマーキングペンを使用して、欠損部位に1〜10に番号を付ける。サンプルをコーティングする前に、光学顕微鏡を使用して各サンプルの各欠損部位を画像化し、サンプルの重量を測定する。サンプル画像を、各レプリケートがコーティングプロセス全体を通してサンプル画像の独自フォルダを維持するような方法で保存する。
コーティングと画像収集:未コーティングの全サンプルの重量を量り、画像化した後、最初のサンプルをガラス製塗布テーブルにクリップし、クリップの底部と最初の欠損との間が少なくとも3cm空くようにする。3mLのプラスチック製ピペットを使用して、1〜2mLのコーティング配合物を吸い上げ、欠損上部のレザーサンプル上にトレースを沈着させる。軽く下向きに圧力を印加しながら、流体トレースの上部に10μmのバーを置き、レザーサンプルの下端を越えて引き下げる。バーが回転したり、コーティング配合物の不均一な「プーリング」領域が生成されないように注意する。コーティングされたサンプルを、コーティング後少なくとも10〜15分間、周囲条件下で乾燥させる。サンプルが乾燥した後、ライトボックスで各サンプルを観察し、各サンプルの各欠損部位を目視で評価する。表5の評価スケールを使用して、任意の部位が4又は5のスコアを達成したかどうかを記録する。ライトボックスからサンプルを取り出し、光学顕微鏡を使用して各サンプルの各欠損部位を画像化する。デジタル天秤を使用して各サンプルの重量を量る。コーティング、視覚分析、及び画像収集の合計回数が数回完了するまで、必要に応じて工程をを繰り返す(1、2、3回など)。全サンプルについて、コーティング、視覚的スコアリング、及び画像収集が全て完了したら、コーティング層間の視覚的分析によって4又は5のスコアが割り当てられなかった残りの全ての欠損部位について充填スコア(Fill Scores)を生成する。表5に記載されるスコアシステムを使用して、全ての欠損部位にスコアを割り当てる。全コーティング群の全欠損部位に充填スコアが割り当てられたら、各コーティング層(層0、1、2、3)の10個の欠損部位について合計スコアを合算して、各レプリケートのSUMスコアを生成する。SUMスコアメトリックの範囲は、0(全て部位がコーティングされていない/コーティングの影響を全く受けていない)から50(全て部位が充填されて肉眼で視認できない)である。各コーティング層について計算した各実験コーティング群の全レプリケートに亘ってSUMスコアを平均する。コーティング群間の充填性能の統計的有意差は、スチューデントのt検定を独立平均(independent means)に使用して計算される。
表5に、レザー見本(3”×3”)に存在する個々の欠損部位に充填スコアを割り当てるために開発されたスコアリングシステムについてまとめる。各コーティング種ごとに、N=3の見本を、10μmずつコーティングし(各処理ごとに最大3層)、0、1、2、及び3層の塗布後、個々の欠損部位(実験者によって特定される)にスコアが割り当てられる。これらのスコアは、見本ごとに10個の欠損部位に亘って合計され、その合計を、3回のコーティング反復で平均し、0、10μm、20μm、及び30μmの累積塗布コーティング厚みの充填スコアメトリックを得る。
表5:欠損充填物のスコアリングシステム
Figure 2021530632
図30は、充填スコアチャートの例を示す−各種濃度のシルクフィブロインベース配合物における塗布されたウェットコーティングの厚みの関数としての充填スコア(ワイヤーバーコーター(TQC Industries)を使用する10μmでの3回の塗布)を示す。低分子量(10〜12.5%w/v)と中分子量(6%w/v)の各種シルク濃度は、追加してコーティング層を塗布したときに、充填効率に影響を与える。より高いシルク濃度及びより高いGG含量(12.5%w/v低分子量+0.5%GG)配合物は、より低いシルク及びより低いGG含量の配合物よりも優れた充填特性を示す傾向がある。
実施例8:耐水性効果のためのラムスキンレザー上のシルクフィブロインの水アニーリング
「水アニーリング」と呼ばれるプロセスを使用して、レザーのシルクコーティングをより耐水性にすることができる。一部の用途や使用例では、レザーが水をはじくことができることが重要である。大部分の撥水コーティングは合成的であり、多くの場合、フッ素化された化学物質である。より天然の撥水性のレザーコーティングの必要性が存在する。レザーにシルクをコーティングし、水アニーリング法を行うことによって、天然の撥水コーティングとすることができる。シルク材料の水アニーリングは、Hu et al., Biomacromolecules. 2011 May 9; 12(5): 1686−1696に概説されている。
サンプル調製:各サンプルを、テープで段ボールパネルに固定し、表6に示す溶液を使用して、約6”の距離からハンドスプレーする(約10psi)。スプレーは、2回続けて行い、1回目は、素早く上下に動かして行い、次いで、素早く左右に動かして行う。レザーの合計曝露時間は約1.5〜2秒間であり、レザーを少なくとも30分間乾燥させ、レザーを約−14psiの静的真空下にて、約2mLのDI水のペトリ皿と共に真空チャンバー(Realflo Stainless Steel Vacuum Chamber)に入れる。水アニーリングの時間は、実験によって異なり、水アニーリング後、レザーを少なくとも30分間放置する。
性能試験:プラスチックピペットを使用して、シルク処理されたレザーの表面に1滴のDI水を滴下する。水滴をレザー上に30秒間置いてから拭き取り、コーティング後のレザーを、レザー上のウォーターマークの有無について検査する。ウォーターマークがない場合、コーティングは耐水性であると言われる。
表6:レザーサンプルの処理パラメータ
Figure 2021530632
図31A及び図31Bは、レザーサンプルSTI−18080701−T029(水アニーリングされていない;図31A)及びSTI−18080701−T030(水アニーリングされている;図31B)の画像である。水滴拭き取り後、水滴は、STI−18080701−T030には残っていない(図31B)。
実施例9:ラムスキンレザー用のシルクフィブロインベースの彩度スプレー処理
レザーにシルク配合物を塗布することで、レザーの彩度が高まり、シルク濃度によって色の変化量を調整することができる。新しいリッチなレザーに対する市場の要望を満たすためには、レザーメーカーが、様々なレザーの色にアクセスできることが重要である。典型的な染色技術と組み合わせてシルクスプレー処理を使用することで、レザー生産に使用されるよりリッチでより高い彩度のパレットが得られる。いくつかの実施形態では、染色後に塗布されるシルクは、よりリッチな色をもたらす。
サンプル調製:サンプルに、表7に記載の各シルク配合物をハンドスプレーする。各サンプルを、テープで段ボールパネルに固定し、表7に示す溶液を使用して、約6”の距離からハンドスプレーする(約10psi)。スプレーは、2回続けて行い、1回目は、素早く上下に動かして行い、次いで、素早く左右に動かして行う。レザーの合計曝露時間は約1.5〜2秒間である。
表7:彩度試験で使用されるレザーのサンプル調製の説明
Figure 2021530632
シルク処理後のサンプルは、図32A〜32D、33A〜33D、及び34A〜34D、並びに表8にまとめられているように、未処理サンプルとは異なる彩度を有する。測色データは、CM−700d分光光度計(コニカミノルタ)を使用して収集した。
、a、及びbは、CIELAB色空間で定義された色パラメータを意味し、Lは黒色(0)から白色(100)の明度の尺度であり、aは緑色(−)から赤色(+)の尺度であり、bは青色(−)から黄色(+)の尺度である。表8のデータは、レザーの色相と彩度が、シルクコーティングされたレザーのサンプルとシルクコーティングされていないレザーのサンプルとで異なることを示す。
表8:サンプルT001〜012の測色データ
Figure 2021530632
実施例10:ラムスキンレザー用のシルクフィブロインベースのグロス向上剤
レザーにシルク配合物を塗布することで、レザーのグロスが高まり、シルク濃度によってグロス量を調整することができる。グロス及びラスターのある外観は、仕上げ後のレザー物品に望まれる場合が多い。レザーだけでは、グロスの面は有さない。通常、グロスは、合成樹脂又は添加剤を使用して達成される。本明細書に記載されるように、天然由来のシルクフィブロインを使用して、同等又はより良いグロスレベルを得ることができる。
サンプル調製:サンプルに、表9に記載のシルク配合物をハンドスプレーする。各サンプルを、テープで段ボールパネルに固定し、表9に示す溶液を使用して、約6”の距離からハンドスプレーする(約10psi)。スプレーは、2回続けて行い、1回目は、素早く上下に動かして行い、次いで、素早く左右に動かして行う。レザーの合計曝露時間は約1.5〜2秒間である。サンプルは、塗布と塗布との間、15分間放置し乾燥させる。
表9:グロス試験で使用される青色レザーのサンプル調製
Figure 2021530632
グロスデータに示されるように(表10)、水に代えてシルクで処理したサンプルは、顕著により高いグロスを有する。60°グロス値は、WG60 Precision Glossmeteを使用して得た。
表10:それぞれの材料(水又はシルク)でコーティングした後のレザーサンプルのグロス値
Figure 2021530632
実施例11:ツートンカラー効果のためのラムスキンレザーへのシルクフィブロインのステンシル
ステンシルを使用して、シルクパターンをレザーに塗布することができる。新しいリッチなレザーに対する市場の要望を満たすために、レザーメーカーが、色、光沢、パターンなど、様々なレザー仕上げにアクセスできることが重要である。ステンシルと組み合わせてシルクスプレー処理を使用することにより、表面に複雑なパターンを有するレザーが得られる。エッチング技術によって作製されたパターン化レザーと比較して、本明細書に記載されるシルクステンシルプロセスはより簡単である。
サンプル調製:サンプルに、表11に記載のシルク配合物をハンドスプレーする。表面にステンシル(図35E)を有する各サンプルを、テープで段ボールパネルに固定し、表11に示す溶液を使用して、約6”の距離からハンドスプレーする(約10psi)。スプレーは、2回続けて行い、1回目は、素早く上下に動かして行い、次いで、素早く左右に動かして行う。レザーの合計曝露時間は約1.5〜2秒間である。サンプルは、塗布と塗布との間、15分間放置し乾燥させる。
表11:ステンシル試験で使用されるレザーのサンプル調製の説明
Figure 2021530632
ステンシルを使用してシルクコーティングされたレザーサンプルは、興味深いユニークな視覚的側面をもたらす(図35A〜図35D;レザーサンプルT013〜T016(6%低、ステンシルコーティング使用)の写真、及びコーティングを行うために使用されるステンシル、図35E)。
本明細書で引用したすべての特許、特許出願及び公開されている文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本開示の方法をその特定の実施形態に関連して説明してきたが、更なる改変が可能であることを理解されよう。更に、本出願は、本開示の方法が関係する当業界の公知又は慣用的な実務内にあるような本開示からの逸脱を含む、本開示の方法の任意の変形、使用又は適応を包含するものである。

Claims (65)

  1. レザー基材と、シルクフィブロインタンパク質又はその断片とを含む物品であって、前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約1kDa〜約5kDa、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約10kDa〜約15kDa、約15kDa〜約20kDa、約17kDa〜約39kDa、約20kDa〜約25kDa、約25kDa〜約30kDa、約30kDa〜約35kDa、約35kDa〜約40kDa、約39kDa〜約80kDa、約40kDa〜約45kDa、約45kDa〜約50kDa、約60kDa〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaから選択される範囲の平均重量平均分子量を有し、且つ1〜約5の多分散性を有することを特徴とする物品。
  2. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、1〜約1.5の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  3. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約1.5〜約2の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  4. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約2〜約2.5の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  5. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約2.5〜約3の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  6. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約3〜約3.5の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  7. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約3.5〜約4の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  8. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約4〜約4.5の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  9. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約4.5〜約5の多分散性を有する請求項1に記載の物品。
  10. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを更に含む請求項1から9のいずれかに記載の物品。
  11. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、前記レザー基材への添加前、少なくとも10日間水溶液中において、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない請求項1から10のいずれかに記載の物品。
  12. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、前記レザー基材の表面にコーティングされている請求項1から11のいずれかに記載の物品。
  13. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、前記レザー基材の層にしみ込んでいる請求項1から12のいずれかに記載の物品。
  14. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の一部が、凹部に存在する請求項1から13のいずれかに記載の物品。
  15. 前記物品が、デンプン、セルロース、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナン、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖を更に含む請求項1から14のいずれかに記載の物品。
  16. 前記ゲランガムが、低アシル含量のゲランガムを含む請求項15に記載の物品。
  17. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記多糖との間のw/w比が、約99:1、約98:2、約97:3、約96:4、約95:5、約94:6、約93:7、約92:8、約91:9、約90:10、約89:11、約88:12、約87:13、約86:14、約85:15、約84:16、約83:17、約82:18、約81:19、約80:20、約79:21、約78:22、約77:23、約76:24、約75:25、約74:26、約73:27、約72:28、約71:29、約70:30、約69:31、約68:32、約67:33、約66:34、約65:35、約64:36、約63:37、約62:38、約61:39、約60:40、約59:41、約58:42、約57:43、約56:44、約55:45、約54:46、約53:47、約52:48、約51:49、約50:50、約49:51、約48:52、約47:53、約46:54、約45:55、約44:56、約43:57、約42:58、約41:59、約40:60、約39:61、約38:62、約37:63、約36:64、約35:65、約34:66、約33:67、約32:68、約31:69、約30:70、約29:71、約28:72、約27:73、約26:74、約25:75、約24:76、約23:77、約22:78、約21:79、約20:80、約19:81、約18:82、約17:83、約16:84、約15:85、約14:86、約13:87、約12:88、約11:89、約10:90、約9:91、約8:92、約7:93、約6:94、約5:95、約4:96、約3:97、約2:98、又は約1:99、約100:1、約50:1、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、及び約1:5から選択される請求項15から16のいずれかに記載の物品。
  18. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記多糖との間のw/w比が、約12:1、約11.9:1、約11.8:1、約11.7:1、約11.6:1、約11.5:1、約11.4:1、約11.3:1、約11.2:1、約11.1:1、約11:1、約10.9:1、約10.8:1、約10.7:1、約10.6:1、約10.5:1、約10.4:1、約10.3:1、約10.2:1、約10.1:1、約10:1、約9.9:1、約9.8:1、約9.7:1、約9.6:1、約9.5:1、約9.4:1、約9.3:1、約9.2:1、約9.1:1、約9:1、約8.9:1、約8.8:1、約8.7:1、約8.6:1、約8.5:1、約8.4:1、約8.3:1、約8.2:1、約8.1:1、約8:1、約7.9:1、約7.8:1、約7.7:1、約7.6:1、約7.5:1、約7.4:1、約7.3:1、約7.2:1、約7.1:1、約7:1、約6.9:1、約6.8:1、約6.7:1、約6.6:1、約6.5:1、約6.4:1、約6.3:1、約6.2:1、約6.1:1、約6:1、約5.9:1、約5.8:1、約5.7:1、約5.6:1、約5.5:1、約5.4:1、約5.3:1、約5.2:1、約5.1:1、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、及び約0.1:1から選択される請求項15から16のいずれかに記載の物品。
  19. 前記物品が、1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルを更に含む請求項1から18のいずれかに記載の物品。
  20. 前記ポリオールが、グリコール、グリセロール、ソルビトール、グルコース、スクロース、及びデキストロースのうちの1以上を含む請求項19に記載の物品。
  21. 前記ポリエーテルが、1以上のポリエチレングリコール(PEG)を含む請求項19に記載の物品。
  22. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルとの間のw/w比が、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、約0.1:1、約1:0.1、約1:0.2、約1:0.3、約1:0.4、約1:0.5、約1:0.6、約1:0.7、約1:0.8、約1:0.9、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、約1:2、約1:2.1、約1:2.2、約1:2.3、約1:2.4、約1:2.5、約1:2.6、約1:2.7、約1:2.8、約1:2.9、約1:3、約1:3.1、約1:3.2、約1:3.3、約1:3.4、約1:3.5、約1:3.6、約1:3.7、約1:3.8、約1:3.9、約1:4、約1:4.1、約1:4.2、約1:4.3、約1:4.4、約1:4.5、約1:4.6、約1:4.7、約1:4.8、約1:4.9、及び約1:5から選択される請求項19から21のいずれかに記載の物品。
  23. 前記物品が、シリコーン、染料、顔料、及びポリウレタンのうちの1以上を更に含む請求項1から16のいずれかに記載の物品。
  24. レザー基材をシルク配合物で処理する方法であって、レザーの表面に、約1kDa〜約5kDa、約5kDa〜約10kDa、約6kDa〜約17kDa、約10kDa〜約15kDa、約15kDa〜約20kDa、約17kDa〜約39kDa、約20kDa〜約25kDa、約25kDa〜約30kDa、約30kDa〜約35kDa、約35kDa〜約40kDa、約39kDa〜約80kDa、約40kDa〜約45kDa、約45kDa〜約50kDa、約60kDa〜約100kDa、及び約80kDa〜約144kDaから選択される範囲の平均重量平均分子量を有し、且つ1〜約5の多分散性を有するシルクフィブロインタンパク質又はその断片を含むシルク配合物を塗布することを含むことを特徴とする方法。
  25. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、1〜約1.5の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  26. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約1.5〜約2の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  27. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約2〜約2.5の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  28. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約2.5〜約3の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  29. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約3〜約3.5の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  30. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約3.5〜約4の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  31. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約4〜約4.5の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  32. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、約4.5〜約5の多分散性を有する請求項24に記載の方法。
  33. 前記シルク配合物が、前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片に対して約0.001%(w/w)〜約10%(w/w)のセリシンを更に含む請求項24から32のいずれかに記載の方法。
  34. 前記シルク配合物が、約0.001%(w/v)〜約10%(w/v)のセリシンを更に含む請求項24から32のいずれかに記載の方法。
  35. 前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片が、配合及び前記レザー基材への塗布前、少なくとも10日間水溶液中に存在するときに、自発的に又は徐々にゲル化することがなく、且つ色又は濁度に視覚的変化がない請求項24から34のいずれかに記載の方法。
  36. 前記シルク配合物の一部が、前記レザー基材の表面にコーティングされる請求項24から35のいずれかに記載の方法。
  37. 前記シルク配合物の一部が、前記レザー基材の層にしみ込む請求項24から35のいずれかに記載の方法。
  38. 前記シルク配合物の一部が、前記レザー基材の凹部に侵入する請求項24から35のいずれかに記載の方法。
  39. 前記シルク配合物が、レオロジー調整剤を更に含む請求項24から38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記レオロジー調整剤が、デンプン、セルロース、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、ペクチン、キチン、キトサン、カラギーナンガム、イヌリン、及びゲランガムから選択される1以上の多糖を含む請求項39に記載の方法。
  41. 前記ゲランガムが、低アシル含量のゲランガムを含む請求項40に記載の方法。
  42. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記レオロジー調整剤との間のw/w比が、約25:1、約24:1、約23:1、約22:1、約21:1、約20:1、約19:1、約18:1、約17:1、約16:1、約15:1、約14:1、約13:1、約12:1、約11:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、及び約1:5から選択される請求項39から41のいずれかに記載の方法。
  43. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記レオロジー調整剤との間のw/w比が、約12:1、約11.9:1、約11.8:1、約11.7:1、約11.6:1、約11.5:1、約11.4:1、約11.3:1、約11.2:1、約11.1:1、約11:1、約10.9:1、約10.8:1、約10.7:1、約10.6:1、約10.5:1、約10.4:1、約10.3:1、約10.2:1、約10.1:1、約10:1、約9.9:1、約9.8:1、約9.7:1、約9.6:1、約9.5:1、約9.4:1、約9.3:1、約9.2:1、約9.1:1、約9:1、約8.9:1、約8.8:1、約8.7:1、約8.6:1、約8.5:1、約8.4:1、約8.3:1、約8.2:1、約8.1:1、約8:1、約7.9:1、約7.8:1、約7.7:1、約7.6:1、約7.5:1、約7.4:1、約7.3:1、約7.2:1、約7.1:1、約7:1、約6.9:1、約6.8:1、約6.7:1、約6.6:1、約6.5:1、約6.4:1、約6.3:1、約6.2:1、約6.1:1、約6:1、約5.9:1、約5.8:1、約5.7:1、約5.6:1、約5.5:1、約5.4:1、約5.3:1、約5.2:1、約5.1:1、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、及び約0.1:1から選択される請求項39から41のいずれかに記載の方法。
  44. 前記シルク配合物における前記レオロジー調整剤のw/v濃度が、約0.01%〜約5%である請求項39から41のいずれかに記載の方法。
  45. 前記シルク配合物における前記レオロジー調整剤のw/v濃度が、約0.1%〜約1%である請求項39から41のいずれかに記載の方法。
  46. 前記シルク配合物が、可塑剤を更に含む請求項24から42のいずれかに記載の方法。
  47. 前記可塑剤が、1以上のポリオール及び/又は1以上のポリエーテルを含む請求項46に記載の方法。
  48. 前記ポリオールが、グリコール、グリセロール、ソルビトール、グルコース、スクロース、及びデキストロースのうちの1以上から選択される請求項47に記載の方法。
  49. 前記ポリエーテルが、1以上のポリエチレングリコール(PEG)を含む請求項47に記載の方法。
  50. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片と前記可塑剤との間のw/w比が、約5:1、約4.9:1、約4.8:1、約4.7:1、約4.6:1、約4.5:1、約4.4:1、約4.3:1、約4.2:1、約4.1:1、約4:1、約3.9:1、約3.8:1、約3.7:1、約3.6:1、約3.5:1、約3.4:1、約3.3:1、約3.2:1、約3.1:1、約3:1、約2.9:1、約2.8:1、約2.7:1、約2.6:1、約2.5:1、約2.4:1、約2.3:1、約2.2:1、約2.1:1、約2:1、約1.9:1、約1.8:1、約1.7:1、約1.6:1、約1.5:1、約1.4:1、約1.3:1、約1.2:1、約1.1:1、約1:1、約0.9:1、約0.8:1、約0.7:1、約0.6:1、約0.5:1、約0.4:1、約0.3:1、約0.2:1、約0.1:1、約1:0.1、約1:0.2、約1:0.3、約1:0.4、約1:0.5、約1:0.6、約1:0.7、約1:0.8、約1:0.9、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、約1:2、約1:2.1、約1:2.2、約1:2.3、約1:2.4、約1:2.5、約1:2.6、約1:2.7、約1:2.8、約1:2.9、約1:3、約1:3.1、約1:3.2、約1:3.3、約1:3.4、約1:3.5、約1:3.6、約1:3.7、約1:3.8、約1:3.9、約1:4、約1:4.1、約1:4.2、約1:4.3、約1:4.4、約1:4.5、約1:4.6、約1:4.7、約1:4.8、約1:4.9、及び約1:5から選択される請求項46から49のいずれかに記載の方法。
  51. 前記シルク配合物における前記可塑剤のw/v濃度が、約0.01%〜約10%である請求項46から49のいずれかに記載の方法。
  52. 前記シルク配合物が、約0.001%〜約1%の濃度で消泡剤を更に含む請求項24から51のいずれかに記載の方法。
  53. 前記消泡剤が、シリコーンを含む請求項52に記載の方法。
  54. 前記シルク配合物が、液体、ゲル、ペースト、ワックス、又はクリームである請求項24から50のいずれかに記載の方法。
  55. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約0.1%w/v〜約15%w/vである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  56. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約0.5%w/v〜約12%w/vである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  57. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約1%w/v、約1.5%w/v、約2%w/v、約2.5%w/v、約3%w/v、約3.5%w/v、約4%w/v、約4.5%w/v、約5%w/v、約5.5%w/v、約6%w/v、約6.5%w/v、約7%w/v、約7.5%w/v、約8%w/v、約8.5%w/v、約9%w/v、約9.5%w/v、又は約10%w/vである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  58. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約3%w/v、約3.25%w/v、約3.5%w/v、約3.75%w/v、約4%w/v、約4.25%w/v、約4.5%w/v、約4.75%w/v、約5%w/v、約5.25%w/v、約5.5%w/v、約5.75%w/v、約6%w/v、約6.25%w/v、約6.5%w/v、約6.75%w/v、約7%w/v、約7.25%w/v、約7.5%w/v、約7.75%w/v、約8%w/v、約8.25%w/v、約8.5%w/v、約8.75%w/v、約9%w/v、約9.25%w/v、約9.5%w/v、約9.75%w/v、又は約10%w/vである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  59. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約5mg/mL〜約125mg/mLである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  60. 前記シルク配合物における前記シルクフィブロインタンパク質又はその断片の濃度が、約30mg/mL、約31mg/mL、約32mg/mL、約33mg/mL、約34mg/mL、約35mg/mL、約36mg/mL、約37mg/mL、約38mg/mL、約39mg/mL、約40mg/mL、約41mg/mL、約42mg/mL、約43mg/mL、約44mg/mL、約45mg/mL、約46mg/mL、約47mg/mL、約48mg/mL、約49mg/mL、約50mg/mL、約51mg/mL、約52mg/mL、約53mg/mL、約54mg/mL、約55mg/mL、約56mg/mL、約57mg/mL、約58mg/mL、約59mg/mL、約60mg/mL、約61mg/mL、約62mg/mL、約63mg/mL、約64mg/mL、約65mg/mL、約66mg/mL、約67mg/mL、約68mg/mL、約69mg/mL、約70mg/mL、約71mg/mL、約72mg/mL、約73mg/mL、約74mg/mL、約75mg/mL、約76mg/mL、約77mg/mL、約78mg/mL、約79mg/mL、約80mg/mL、約81mg/mL、約82mg/mL、約83mg/mL、約84mg/mL、約85mg/mL、約86mg/mL、約87mg/mL、約88mg/mL、約89mg/mL、又は約90mg/mLである請求項24から54のいずれかに記載の方法。
  61. 前記シルク配合物が、pH調整剤を更に含む請求項24から60のいずれかに記載の方法。
  62. 前記pH調整剤が、水酸化アンモニウム及びクエン酸から選択される請求項61に記載の方法。
  63. 前記シルク配合物が、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約11、又は約12のpHを有する請求項24から62のいずれかに記載の方法。
  64. 前記レザー基材を前記シルク配合物で処理することが、グロス及び/又は彩度の1以上を改善する請求項24から63のいずれかに記載の方法。
  65. 前記方法が、前記レザーを染色すること、前記レザーを乾燥させること、水アニーリングを行うこと、前記レザーを機械的に延伸すること、前記レザーをトリミングすること、前記レザーの1以上の研磨工程を行うこと、前記レザーに顔料を塗布すること、前記レザーに着色剤を塗布すること、前記レザーにアクリル配合物を塗布すること、前記レザーを化学的に固定すること、前記レザーをスタンピングすること、前記レザーにシリコーン仕上げを適用すること、前記レザーにUniflex処理を施すこと、及び/又は前記レザーにFeniflex処理を施すことから選択される1以上の更なる工程を更に含み、前記シルク配合物を前記レザーの表面に塗布する工程が、前記1以上の更なる工程の前若しくは後又は前記1以上の更なる工程中に行われる請求項24から64のいずれかに記載の方法。
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