JP2021529730A - ガスが充填された微小胞のための凍結乾燥製剤 - Google Patents

ガスが充填された微小胞のための凍結乾燥製剤 Download PDF

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Abstract

リン脂質およびポリエチレングリコールを含む凍結乾燥粉末組成物であって、前記ポリエチレングリコールは、所定の限度よりも高い折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有する。当該組成物は、ガスが充填された微小胞を調製するのに適切である。

Description

本発明は、超音波コントラストイメージングにおける使用のためのガスが充填された微小胞を調製するための製剤に関する。
近年における造影剤の迅速な発展は、ヒトまたは動物の体の臓器および組織の造影イメージングならびにそれらの治療的処置において有用な、多くの異なる組成物および製剤を生産してきた。
造影超音波イメージング(「CEUS」イメージング)に特に有用な造影剤のクラスは、水性媒体中に分散されたナノおよび/またはマイクロメートルサイズの気泡の懸濁液を含む。ガスは典型的に、例えば乳化剤、油類、増粘剤または糖類を含むフィルム層内にトラップまたは封入される。これらの安定化された気泡(適切な生理学的溶液中に分散される)は、典型的にそれらの調製のために用いられる安定化材料に依存して様々な専門用語で当該分野において一般に呼ばれていて;これらの用語は、例えば、「マイクロスフェア」、「微小気泡」、「マイクロカプセル」または「マイクロバルーン」を含み、本明細書において包括的に、「ガスが充填された微小胞」(または「微小胞」)と呼ばれる。
超音波造影剤(「USCA」)は、様々な製造方法に従って製造される。これらの方法の1つは(例えばWO94/09829()を参照)、フィルム成形成分(例えばリン脂質および/または脂肪酸)の混合物および親水性安定化化合物(例えばポリエチレングリコール(polyetheleneglycol))の、有機溶媒中の溶解を必然的に伴い;得られた混合物は、凍結乾燥(freeze−drying)(凍結乾燥(lyophilization))に供せられるバイアル内に充填される。固形の凍結乾燥された固形残渣(「ケーク」)をその底に含んでいるバイアルはそれから、適切なガス(例えばフッ素化ガス)が充填されて、最終的には保管のために密封される。使用前に、適切な液体(例えば生理食塩水)をバイアル中に注入して、バイアルを振って固形残渣を溶解させることにより、微小気泡の水性懸濁液が容易に調製される。
上記の方法に従って製造することのできる市販されるUSCAは、BraccoによるSonoVue(登録商標)(または米国のLumason(登録商標))である。
本出願人はここで、凍結乾燥された「ケーク」の調製に用いられるポリエチレングリコールは特徴が変動し得て、それにより、凍結乾燥粉末の再構成の際に得られるガスが充填された微小胞の数に悪影響を及ぼし得ることを観察した。
特に、本出願人は、市販されるPEG4000の異なるリリースは(同一製造元でさえも)、ポリマー材料中に異なる量の折りたたまれたポリマー鎖を有し得ることを観察した。本出願人が観察したように、ポリマー材料中の折りたたまれた鎖のパーセンテージが低すぎる場合は、製造バッチにおいて容認性試験に合格しないバイアルの数が多すぎるという結果をもたらし得る。工業規模の下では製造バッチは数千のバイアルを含み得るので、相対的に少ない数の却下される(discharged)バイアルでさえ非常に望ましくないことが十分に理解され得る。
上記の観察に基づき、ガスが充填された微小胞の調製のための凍結乾燥粉末の製剤において用いられるポリエチレングリコールについて、所定の値よりも高い折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有するものとすることを本出願人は決定した。
本発明の一態様は、ガスが充填された微小胞の調製のための凍結乾燥粉末組成物に関し、前記組成物は、リン脂質およびポリエチレングリコールを含み、ここで前記ポリエチレングリコールは、34%よりも高い、好ましくは35%よりも高い、折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有する。
折りたたまれた鎖の前記パーセンテージは、好ましくは少なくとも40%、より好ましくは少なくとも42%、さらにより好ましくは少なくとも44%である。特に好ましい実施態様では、折りたたまれた鎖の前記パーセンテージは、少なくとも48%である。
好ましい実施態様では、前記ポリエチレングリコールは、少なくとも4000g/mol(またはダルトン、Da)、より好ましくは少なくとも4025g/mol、さらにより好ましくは少なくとも4050g/molの平均分子質量(または数平均分子量、Mn)を有する。
別の好ましい実施態様では、前記リン脂質は、DSPC、DPPG−Naまたは(好ましくは)それらの混合物である。
好ましくは、前記組成物は、脂肪酸、好ましくはパルミチン酸をさらに含む。
別の態様では、本発明は、生理的に許容できるガスと接触している上記に定義される組成物を含む、密封されたバイアルに関する。
好ましくは、前記ガスは、フッ素化ガス、より好ましくは六フッ化硫黄である。
別の態様によれば、本発明は、前記凍結乾燥粉末組成物を、ガス存在下で、生理的に許容できる液体中、好ましくは0.9% w/v NaCl溶液中に分散させることによって得られる、ガスが充填された微小胞の懸濁液に関する。
さらなる態様によれば、本発明は、リン脂質およびポリエチレングリコールを含んでいて脂肪酸を含んでいてもよい凍結乾燥組成物を製造するための方法に関し、その方法は:
−前記リン脂質(任意選択で前記脂肪酸)、および前記ポリエチレングリコールを、溶媒中に溶解させるステップ;
−溶液を凍結させるステップ;および
−溶媒を凍結乾燥によって除去するステップ;
を含み、
ここで前記ポリエチレングリコールは、40%以上の折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有する。
本発明のさらなる態様は、超音波イメージングの方法に関し、その方法は:
−上記に定義されたガスが充填された微小胞の懸濁液を有効量で患者に投与するステップ;
−前記患者の体部分に超音波シグナルを送るステップ;
−前記体部分から超音波検査シグナルを回収するステップ、
を含む。
「滑らかな」凍結乾燥ケーク(1a)および「粗い」凍結乾燥ケーク(1b)の例を示す。 折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージと、製造バッチあたりの却下される(rejected)バイアルの量の間の関係を説明するプロットである。 ポリエチレングリコールサンプルの第2の加熱サイクルの例示的なMDSCサーモグラムを示す。
SonoVue(登録商標)(またはLumason(登録商標))は、セプタムバイアル内に保管された、滅菌された発熱物質フリーの凍結乾燥粉末として製剤化される。凍結乾燥粉末は、ポリエチレングリコール4000(PEG4000、24.56mg)、ジステアロイルホスファチジル−コリン(DSPC、0.19mg)、ジパルミトイルホスファチジルグリセロールナトリウム(DPPG−Na 0.19mg)およびパルミチン酸(0.04mg)を含む。各バイアルのヘッドスペースは六フッ化硫黄(SF)が充填されている。5mLの滅菌生理食塩水を用いた再構成の際、SonoVue/Lumasonは、六フッ化硫黄が充填された微小胞(「マイクロスフェア」または「微小気泡」としても特定される)を含む乳白色の均質な懸濁液になる。
凍結乾燥粉末の調製は、上記に引用した特許出願WO94/09829に記載の手順に従って達成することができる。典型的に、その工程は、適切な溶媒(例えばジオキサン、シクロヘキサノール、2−メチル−2−ブタノール、テトラクロロジフルオロエチレン(tetrachlorodifluorethylene)またはtert−ブタノール)中に、PEG4000、リン脂質およびパルミチン酸の、最終的な凍結乾燥産物における重量比に実質的に対応するそれぞれの重量比での溶解を必然的に伴う。例えば、溶液は、22〜28重量部のポリエチレングリコール、0.15〜0.25重量部のDSPC、0.15〜0.25重量部のDPPG−Naおよび0.02〜0.06重量部のパルミチン酸を含んでよい。得られた溶液はそれからガラスバイアル内に充填されて、急速に凍結されて(例えば−45℃)、それから凍結乾燥工程に供せられる。典型的に、工業規模の下では、それぞれの製造バッチは数千のバイアルを含む。凍結乾燥ステップの最後に、凍結乾燥された残渣を固形ケークの形状で含んでいるバイアルの上側空間をSFガスで飽和させて、バイアルをゴム栓で密封する。そのようにして得られたバイアルは、少なくとも2年の期間保管され得る。
本出願人が観察したように、製造バッチのバイアル内の凍結乾燥ケークの質は、しかしながら、所定の限度よりも低い量の折りたたまれた鎖を有するPEGの使用により悪影響を受け得る。
例えばGinesらによって言及されるように、ポリエチレングリコール(PEG)は、固形状態で、非晶質の相と規則正しい結晶性の相を、その合成および熱履歴に応じて異なる比率で含む、半結晶性の親水性ポリマーである。結晶性領域では、ポリマー鎖は、特に、約4000〜6000g/molの分子量を有するPEGでは、伸張した鎖および折りたたまれた鎖の両方として存在する。Ginesらによって観察されたように、PEG4000における折りたたまれた鎖の量は一般に、融解サンプルが室温で放冷された場合、液体窒素内の浸漬によってまたは氷浴内でクエンチングされた同一の融解サンプルと比較して、より高い。
本出願人が観察したように、ガスが充填された微小胞を調製するための製剤において安定化化合物として用いられるPEG材料(典型的にPEG4000)中の折りたたまれた鎖の量は、同一の名目上の分子量(すなわち4000g/mol)を有する材料に関して、同一製造元でさえも、様々な市販ロット間で実質的に変化し得る。
本出願人はここで、予期せずに、そのような折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージが低すぎるPEGを用いた場合、そのようなPEGを用いて製造されたバッチのバイアル内に含まれる凍結乾燥ケークの質に悪影響を及ぼし得ることを見いだした。特に、PEG中の折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージが所定の限度よりも下に落ちると、そのようなバッチにおいて、却下されるバイアルの量(すなわち、所定の仕様を満たさない凍結ケークを有するバイアル)は過度に高くなる。
凍結乾燥ケークの質を決定するための様々な基準のうち、重要なものは、ケークの物理面である。特に、本出願人は、ケークの物理面と、生理的に許容できる液体を用いてそのようなケークを再構成した際に生産されるガスが充填された微小胞の懸濁液の質との間の、相対的に良い相関を決定した。本出願人が観察したように、相対的に滑らかな表面外観を示すケーク(例えば図1aを参照)は、再構成の際に一般により多い数の微小胞を生じさせ、一方で、相対的に粗い表面外観を示すもの(例えば図1bを参照)は、再構成の際に実質的により少ない数の微小胞を生じさせる。さらに、本出願人が観察したように、相対的に滑らかな表面を有するケークは、より高いMVC(微小気泡体積濃度、すなわち、懸濁液のmLあたりの、再構成された微小胞内に含まれるガスの合計量)を有する微小胞懸濁液をもたらす。一般に、上述のより低い質に起因して、粗いケークの再構成によって得られるガスが充填された微小胞の懸濁液は、CEUSイメージングの実施に関してより効果的でない。
特に、本出願人が観察したように、折りたたまれた鎖のパーセンテージがポリマー鎖の合計量の34%以下である場合、却下されるバイアルの量(「粗い」ケークを有する)は、一般に、図2において説明されるように、16%よりも高い。したがって本出願人は、却下されるバイアルのそのような数を減少させるために、34%よりも高い、好ましくは35%よりも高い折りたたまれた鎖のパーセンテージを有するPEGを用いるものとすることを決定した。バイアルの却下の割合をさらに最小限にするために、PEG中の折りたたまれた鎖のパーセンテージは、ポリマー鎖の合計量に対して好ましくは少なくとも40%であるものとする。より好ましくは、折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージは42%よりも高く、さらにより好ましくは44%よりも高く、48%が特に好ましい。原理的には折りたたまれた鎖のパーセンテージに関する上限は存在しないが(典型的に、約6000g/molの名目上のMnを有するPEGは、約100%までの折りたたまれた鎖のパーセンテージを有し得る)、約4000の名目上のMn(例えば4600g/molまで)を有するPEGは、典型的に、80%よりも低い、典型的には75%以下の折りたたまれた鎖のパーセンテージを有する。好ましくは、折りたたまれた鎖のパーセンテージは、約70%以下、より好ましくは約65%以下、さらにより好ましくは60%以下である。
折りたたまれた鎖のパーセンテージの決定
ポリマー材料中の折りたたまれた鎖のパーセンテージは、当技術分野で知られている方法に従って、好ましくは示差走査熱量計(DSC)によって決定することができる。好ましい方法(以下の実施例においても用いられる)は、例えばDSC−Q2000システム(TA instruments,New Castle,DE USA)を用いて行われる変調示差走査熱量法(MDSC)である。
MDSC法の詳細は、実施例に記載される。
手短には、サンプルは、一定の温度速度(例えば2℃/分)で、所定の温度範囲(例えば20℃〜70℃)にわたって、温度調節幅(例えば30秒ごとに0.16℃)を適用することによって、加熱/冷却/加熱サイクルに供せられる。
折りたたまれた形状で存在するポリマー材料の画分は、第2の加熱サイクル中に特徴付けられ得る。実際に、ポリエチレングリコールは、第2の加熱サイクル中に、2つのピークに分かれる特有の特徴を有し、より低い融解温度を有するピークは折りたたまれた鎖を有するPEGの融解に対応し、一方で、より高い融解温度を有するピークは折りたたまれていない鎖を有するPEGの融解に対応する。図3は、PEGの典型的なMDSCサーモグラムを示し、前記第2の加熱サイクル中に得られる前記第1および第2の融解ピークが特定される。特に、図3におけるピークA(約57℃)は、折りたたまれた鎖を有するPEGの融解に相当し、一方で、ピークB(約61℃)は、折りたたまれていない鎖を有するPEGの融解に相当する。それぞれのピークの領域は、折りたたまれた鎖または折りたたまれていない鎖を有するPEGのそれぞれの画分に相当する。ポリマーの折りたたまれた鎖の画分、f(折りたたみ)はしたがって、以下の等式1に従って決定される:
等式1 f(折りたたみ)=A折りたたみ/A折りたたみ+A非・折りたたみ
ここで、A折りたたみおよびA非・折りたたみは、PEGサンプルのMDSCサーモグラムの第2の加熱サイクルのそれぞれのピークの下の領域から計算される、折りたたまれたPEG形態および折りたたまれていないPEG形態に関する正規化された熱流積分(サンプルの融解エンタルピー、ジュール/グラム)を表わす。ポリエチレングリコールのサンプル中の折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージは、したがって:f(折りたたみ)×100である。
実験部分において説明されるように、折りたたまれた鎖のパーセンテージとポリエチレングリコールの平均分子質量との間には特定の相関があるが(一般に、ポリマーの分子質量が高ければ高いほど、折りたたまれた鎖のパーセンテージは高くなる)、そのような相関は、必ずしも直線ではない。この知見は、分子質量は折りたたまれた鎖の量において役割を果たすが、折りたたまれた鎖の量はポリマーサンプルの熱履歴(例えば、サンプルの製造/冷却工程、保管状態または経年劣化のパラメーターを含む)によっても影響を受け得るので、それは必ずしも唯一の決定因子ではないことを示す。それにもかかわらず、出願人は、ポリエチレングリコールは、少なくとも4000g/mol、より好ましくは少なくとも4025g/molおよびさらにより好ましくは少なくとも4050g/molの平均分子質量(または数平均分子量、Mn)を好ましく示すことを観察した。特に好ましいものは、4075以上、例えば4100以上のMnを有するポリエチレングリコールである。折りたたまれた鎖の量に関するものについて、Mnの上限値(higher value)は原理的には存在しないが、ポリマーは、ガスが充填された微小胞の最終的な懸濁液の粘性と適合する分子量を有する。したがって、6200g/mol以下、より好ましくは5000g/mol以下、さらにより好ましくは4400g/mol以下のMnが好ましい。
ポリエチレングリコールの分子質量は、従来の方法論に従って、好ましくはヒドロキシル価(OHV)の滴定によって、例えばDIN53240標準に従って、決定することができる。PEGに関する平均分子質量(または数平均分子量、Mn)はそれから、OHVから(例えば以下のように:Mn=112’220/OHV)、簡単に計算することができる。
ケーク面の決定
ケークの物理的外観のチェックは、目視検査によってすることができる。好ましくは、目視検査は、適切な電光およびミラーシステムを備える半自動的検査機、例えば、Seidenader M10063半自動機を用いて行われる。実施において、ケークは、適切な光システムを用いて上部から照らされるが、ケークの底は下にあるミラー上の透明性によって可視化される。したがって、ミラー上で可視化されるケークの面がオペレーターによってチェックされて、以下の基準に基づいて、許容できるバイアルまたは却下されるバイアルが決定される。容認性試験を通過する凍結乾燥ケークは、ケーク全体を通して複数の結晶様構造を有する均質な表面をした実質的に滑らかな面(「滑らかなケーク」)を有する(図1aを参照)。一方で、容認性試験で却下されるケークは、割れ目および/またはより大きなスポットがケーク内に現れている実質的に粗い面(「粗いケーク」)を有する(例えば図1bを参照)。
この容認性試験によって、出願人は、以下の実施例において詳細に説明されるように、製造バッチ内の却下されるバイアルの量は、様々なバッチの調製に用いられるポリエチレングリコール内の折りたたまれた鎖のパーセンテージと反比例することを決定した。
生理食塩水を用いた再構成の際に試験した場合、滑らかなケークは一般に、懸濁液中のより高い量の微小気泡ならびに微小気泡内に含まれるより高い容量のガスをもたらした。
再構成された懸濁液は、従来のCEUS手順における患者への投与のために用いることができ、ここで、患者またはその体部分は超音波照射に供せられて、超音波検査シグナルが回収されて分析される。
以下の実施例は、本発明をさらに説明するのを助ける。
[実施例1]
MDSCによる、折りたたまれた鎖のパーセンテージの決定
a.システムの準備およびキャリブレーション
全てのMDSC実験は、Tzero(商標)技術(熱容量の直接測定を可能にする)およびModulated(登録商標)オプション(伝統的な直線ランプ上に正弦波温度振動を重ねるのを可能にする)を備えたDSC−Q2000システム(TA Instruments,New Castle,DE USA)上で行なわれた。
−90℃〜550℃の温度範囲にわたって好都合に運転するための2段階冷却システムを備えた冷蔵された冷却付属品(RCS90)を用いた。
データの取得および処理は、Universal Analysis Softwareパッケージの助けにより行なった。
Tzeroアルミニウムるつぼ(ref 901683.901)およびTzeroアルミニウム蓋(ref 901671.901)(全てTA instrumentsによる)を用いて、測定すべきサンプルを中に入れて、Tzeroプレス(ref 901600.901)を用いて、るつぼを密封した。
DSCシステムの温度および熱流を含むキャリブレーションを、インジウム金属を用いて行なった。実際には、およそ5mgのインジウム片を計量して、平らに圧縮して、Tzeroプレスを用いてTzero蓋によって密封されたTzeroるつぼ内に移した。キャリブレーションのスキャンプログラムを10℃/分の一定温度速度で100℃と180℃の間で走らせた。インジウムの仕様は以下であった:融解エンタルピーおよび融解開始温度は、それぞれ、28.71J/g±0.5J/gおよび156.6℃±0.25℃でなければならない。
b.サンプルの調製およびMDSC測定
PEG4000の4つの異なるロットを以下の手順に従って特徴付けた。
各サンプルのPEG4000フレークを、乳棒を用いて小さなパーツに押し砕いて、5mg±0.1mgのサンプル質量を、マイクロバランスXP26(Mettler Toledo)を用いてTzeroるつぼ内で計量して、それから、Tzeroプレスを用いてTzero蓋で密封した。空のサンプルるつぼと比較して似た重量の空のTzeroるつぼを同様に調製して、参照として用いた。
MDSC測定は、以下の表1に概説されるように20℃〜70℃の温度範囲にわたって2℃/分の一定温度速度で加熱/冷却/加熱サイクルを適用することによって、PEG4000サンプルを含んでいる各るつぼに対して行なわれた。加熱のみの調節シグナルを適用した(30秒の温度調節期間ごとに0.16℃温度調節幅)。窒素を、50mL/分の流速でパージガスとして用いた。
Figure 2021529730
以下のパラメーターを、Universal Analysisソフトウェアを用いてMDSCサーモグラム上で決定した:
−第1の加熱サイクル中のピーク温度および融解エンタルピー;
−第1の冷却サイクル中のピーク温度および結晶化エンタルピー;
−第2の加熱サイクル中の折りたたまれた鎖および伸長した鎖のピーク温度および融解エンタルピー。
折りたたまれた形態で存在するポリマー材料のパーセンテージは、第2の加熱サイクル中に特徴付けられて、等式1に従って計算された。PEG4000の各ロットに関して、3つの異なるサンプルに対して手順を繰り返した。測定および結果の詳細を以下の表2〜5に提供する。
Figure 2021529730

Figure 2021529730

Figure 2021529730
Figure 2021529730
それぞれのPEGロットに関するMDSC測定の結果を、以下の表6に、供給者によって提供されるそれぞれの数平均分子量(Mn)とともに要約する。

Figure 2021529730
表2〜6に報告される結果は、ロット1(折りたたまれたポリマー鎖がたった34%である)は本発明に係る要件を満たさないが、PEG4000のその他の3つのロットはそのような要件を満たすことを示す。さらに、ロット番号1は4000よりも低いMnを有するが、他のロットは全て、4000g/molよりも高い、特に少なくとも4050g/molのMnを有することも観察することができる。
[実施例2]
凍結乾燥ケークの調製
凍結乾燥ケークを調製するための手順は、WO94/09829の実施例において説明されるものに基本的に従う。手短には、DSPC、DPPG−NaおよびPA(4.75/4.75/1の重量比)を、最初に、約5g/Lの濃度でヘキサン/エタノール(8/2、v/v)中に溶解させて、真空下で溶媒を蒸発させた。残渣を約0.017:1の重量比でPEG4000と混合させて、混合物を約60℃でtert−ブタノール中に溶解させて、透明溶液を用いてそれぞれのDIN8Rバイアルを満たす(対応する容量は約25mgの混合物を含む)。バイアルを−45℃で急速に冷却して、それから、最終の凍結乾燥ステップに供する。凍結乾燥の最後に、凍結乾燥器の周囲を大気圧でSFを用いて飽和させて、ゴム栓を用いてバイアル(SFと接触している固形凍結乾燥ケークを含む)を密封する。
上記の製造手順は、実施例1において特徴付けられた4つのPEG4000ロット(ロット1〜4)のそれぞれを用いて適用されて、その結果、それぞれ数千バイアルの4つのバッチ(それぞれバッチ1〜4)を取得し、それぞれのバイアルは、バイアルの底にケークの形態で25mgの凍結乾燥固形材料を含んでいた。
[実施例3]
バイアル/ケークのチェック
実施例2において説明される調製方法に従って得られたバッチを、以下の手順に従って、許容できない凍結乾燥ケークの存在に関してチェックした。
各バッチのバイアルを検査して、以前に説明した手順に従って、Seidenader M10063半自動機を用いて、「許容できるバイアル」、すなわち滑らかなケークを含む(SCV、例えば図1a)、または、「却下されるバイアル」、すなわち粗いケークを含む(RCV、例えば図1b)のいずれかに分類した。
上記の手順に従って行われたチェックの結果を以下の表7に示し、図2に報告する。



Figure 2021529730
表7に示される結果から推論されるように、製造バッチ番号1(組成物のPEG4000はたった34%の折りたたまれた鎖を有する)における棄却されるバイアルのパーセンテージは、本発明に係る、より高いパーセンテージの折りたたまれた鎖を有するPEG4000を用いて製造された他のバッチの却下の量と比較して、より高い。
[実施例4]
再構成されたバイアルからの、ガスが充填された微小胞の懸濁液
「許容できるバイアル」および「却下されるバイアル」(上記の実施例3において定義される)のそれぞれのグループから6個のバイアルをサンプリングして、前記バイアル内に含まれるケークを再構成することによって得られる微小気泡の特徴を調べた。
30μmアパーチャーチューブが付いたCoulter Counter Multisizer 3を用いて、ガスが充填された微小胞懸濁液の様々なパラメーター、例えばMVC(微小胞体積濃度)および懸濁液中の微小胞の合計数を測定した。手短には、100μLの分析容量を用いて、50μLの微小気泡懸濁液を100mLのNaCl 0.9%溶液中に希釈した。
測定(バイアルの各グループに関する平均値)の結果を以下の表8に報告する。


Figure 2021529730
表8に示される結果から推論されるように、滑らかなケークの再構成の際に得られる微小胞は、微小胞内にトラップされるより多い容量の合計ガス(具体的には、2倍)ならびに懸濁液中のより多い数の微小胞(具体的には、0.5×10)を示す。
[引用文献]

Figure 2021529730

Claims (15)

  1. ガスが充填された微小胞の調製のための凍結乾燥粉末組成物であって、
    前記組成物は、リン脂質およびポリエチレングリコールを含み、
    ここで前記ポリエチレングリコールは、34%よりも高い折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有する、
    組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物であって、
    折りたたまれた鎖の前記パーセンテージが少なくとも40%である、
    組成物。
  3. 請求項1に記載の組成物であって、
    折りたたまれた鎖の前記パーセンテージが少なくとも42%である、
    組成物。
  4. 請求項1、2または3に記載の組成物であって、
    前記ポリエチレングリコールは、少なくとも4000g/molの数平均分子量(Mn)を有するPEG4000である、
    組成物。
  5. 請求項4に記載の組成物であって、
    前記Mnが少なくとも4025g/molである、
    組成物。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の組成物であって、
    前記リン脂質は、DSPC、DPPG−Naまたはそれらの混合物である、
    組成物。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の組成物であって、
    前記組成物は、脂肪酸をさらに含む、
    組成物。
  8. 請求項7に記載の組成物であって、
    前記脂肪酸はパルミチン酸である、
    組成物。
  9. 請求項8の組成物であって、
    22〜28重量部のPEG4000、0.15〜0.25重量部のDSPC、0.15〜0.25重量部のDPPG−Naおよび0.02〜0.06重量部のパルミチン酸を含む、
    組成物。
  10. 請求項9の組成物であって、
    24.56mgのPEG4000、0.19mgのDSPC、0.19mgのDPPG−Naおよび0.04mgのパルミチン酸を含む、
    組成物。
  11. 生理的に許容できるガスと接触している請求項1から10のいずれかに記載の凍結乾燥粉末組成物を含む、
    密封されたバイアル。
  12. 請求項11に記載の密封されたバイアルであって、
    前記ガスはフッ素化ガスである、
    密封されたバイアル。
  13. リン脂質およびポリエチレングリコールを含む凍結乾燥組成物を製造するための方法であって:
    a.前記リン脂質および前記ポリエチレングリコールを溶媒中に溶解させて、それにより溶液を得るステップ;
    b.前記溶液を凍結させるステップ;および
    c.前記溶媒を凍結乾燥によって除去するステップ;
    を含み、
    ここで前記ポリエチレングリコールは、34%よりも高い折りたたまれたポリマー鎖のパーセンテージを有する、
    方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、
    前記組成物は脂肪酸をさらに含み、
    前記ステップa.は、前記脂肪酸を前記溶媒中にさらに溶解させるステップを含む、
    方法。
  15. 請求項1から10のいずれかに記載の凍結乾燥粉末組成物を、ガス存在下で、生理的に許容できる液体中に分散させることによって得られる、
    ガスが充填された微小胞の懸濁液。
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