JP2021516148A - 実験室用のプラスチック製蓋付き容器 - Google Patents

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Abstract

実験室用のプラスチック製の蓋付き容器であって、・底部の容器基部と、上部の容器開口部と、容器開口部の下方の内壁上のシール領域とを有する管状の容器と、・蓋基部と、蓋基部の内側から突出するプラグとを有しており、プラグを、シール領域に密封の様相で当接するシール位置へと、容器開口部を通って挿入することが可能であり、プラグは、パーキング位置においてはシール領域に係合せず、あるいはシール位置とは異なる部分でシール領域に係合する蓋と、・蓋を容器へとパーキング位置に解除可能に係止するように設けられた容器の内壁上の第1の係止要素およびプラグの外側の第2の係止要素を備える第1の係止装置とを備える、蓋付き容器。【選択図】図1

Description

本発明は、実験室用のプラスチック製蓋付き容器に関する。このような蓋付き容器は、「反応容器」または「蓋付き反応容器」とも呼ばれる。
実験室用のプラスチック製の一般的な蓋付き容器は、底部に位置する容器基部と、上部に位置する容器開口部と、容器開口部の下方の内壁上のシール領域とを備える管状の容器を有する。蓋基部と、蓋基部の内側から突出するプラグとを備える蓋を、プラグがシール領域において封止を達成するシール位置へと、容器開口部を通って挿入することができる。蓋は、プラグのクランプ力によって容器内に保持される。容器内のサンプル液体の上方に高い蒸気圧が発生する可能性がある用途においては、これに対応するために、プラグのクランプ力を大きくする必要がある。結果として、ユーザは、容器を開閉するために大きな力を加えなければならない。
さらに、蓋がヒンジによって容器に接続されている蓋付き容器が知られている。ヒンジによって開閉する蓋を有するそのような蓋付き容器は、「スナップ蓋式容器」としても知られている。
さらに、プラスチック製の蓋付き容器が、蓋を容器上のシール位置に保持するために、蓋と容器との間に特別な留め具を有することが知られている。
欧州特許第2654958号明細書(特許文献1)が、容易かつ安全な閉鎖および容易な開放のために、容器の上縁に位置する係止突起と、係止突起の下方に留めることができる係止縁を備えている蓋の基部の下面から突出した弾性タブと、係止縁の係止突起とのロックを解除するためのタブから外側へと横方向に突出したボタンとを備えている蓋付き容器を記載している。欧州特許出願公開第2965816号明細書(特許文献2)によれば、第1のレバーが、タブから外側へと横方向に突出し、第2のレバーが、タブから離れて第1のレバーから上方へと突出しており、単に第2のレバーを押すだけで係止機構が解除される。
従来からの蓋付き容器は、開放状態で、それぞれ袋に入れられて、汚染から保護されて届けられる。これらは閉じられた状態で届けられることはなく、何故ならば、シールの形状が弛緩してしまい、使用時に容器がもはや密封されなくなると考えられるからである。結果として、とりわけ容器を袋から取り出した後に、汚染が発生する可能性がある。別の欠点は、蓋にラベルを付けるために最初に容器を閉じ、次いでサンプル液体を充てんするために再び開き、その後に再び閉じなければならないことである。
米国特許第3,881,626号明細書(特許文献3)が、凍結乾燥製品のための蓋付き容器を記載している。曝気手段を含むプラグ付きの蓋が、管状の容器の首部に挿入される。曝気位置において、プラグ付きの蓋は、容器の内部が曝気剤によって曝気されるように、容器の口部に部分的にのみ挿入される。シール位置においては、蓋が、プラグによって首部が封じられ、蓋のスカート上の内側へと突出しているリブが首部の外側のビードとはまり合うように、口部の縁に当接するまで首部へと押し込まれる。曝気位置は、凍結乾燥時の曝気に使用される。曝気位置において、蓋付き容器は、蓋が容器に緩く挿入されているため、直立していなければならない。
米国特許第3,164,279号明細書(特許文献4)が、管と蓋とを備えた試験管を記載している。蓋を、プラグによって通気位置およびより深いシール位置へと移動させることができる。この目的のために、ジャケット上のプラグは、部分的にのみ周状である中断のあるビードと、さらなる上方の中断のないビードとを備える。プラグが中断のあるビードにおいてのみ容器の口部へと挿入された場合、空気は、ビードの中断部を通って容器に出入りすることができる。プラグをさらに深く挿入すると、連続的なビードが容器の内壁を密封する。欠点は、通気位置およびシール位置へ到達するときを制御することが、ユーザにとって難しいことである。加えて、蓋が、それぞれの位置から容易に移動してしまう可能性がある。さらに、曝気位置においてシール領域に応力が加わり、シール領域が弛緩する可能性がある。
欧州特許出願第2517791号明細書(特許文献5)が、蓋のプラグが中断のあるシール領域をさらに下方に備えているか、あるいは容器が軸方向の通気溝をさらに上方に備えている蓋付き容器を記載している。結果として、プラグが途中までしか挿入されていない場合、容器の内部は通気される。蓋が容器の口部に当接するまでプラグが完全に押し込まれたときのみ、シールが達成される。この蓋付き容器においても、曝気位置が明確でなく、蓋がそれぞれの位置から容易に移動してしまう可能性がある。
国際公開第2011/108134号(特許文献6)が、プラグ状の蓋がタブによって容器へと接続された蓋付き容器であって、容器から外向きに突出するピンおよび蓋から下方へと突出するクリップを備えるスナップオン接続部を外縁に備えている蓋付き容器を記載している。プラグが容器内に同心に位置している閉じた第1の位置から、プラグが容器に完全には挿入されていないが、スナップ接続部は依然として所定の位置にある第2の位置へと、タブを押し上げることによって、蓋を枢動させることができる。これは、蓋が解放されるときの衝撃によって液体が飛散することを防止するためである。続いて、接続タブに隣接する蓋の縁部を押すことにより、スナップ接続部を解放することができ、蓋を、蓋が別のスナップ接続部を介して容器へと接続された開口部に対して垂直方向を向いた第3の位置へと回転させることができる。蓋を閉じるためには、蓋を第3の位置から第1の位置へと直接的に押すことができる。この蓋付き容器は、構造的に複雑であり、操作が難しい。
米国特許第5,354,539号明細書(特許文献7)が、蓋が容器に柔軟に接続された蓋付き容器を記載している。蓋は、蓋を容器内のシール位置へと押し込むことを可能にするプラグを備える。このシール位置から、蓋をロック位置へと旋回させることができ、ロック位置においても、容器はプラグによって封じられている。蓋のシールおよびロックに異なる動作が必要であり、したがって取り扱いがさらに難しくなる。
欧州特許第2654958号明細書 欧州特許出願公開第2965816号明細書 米国特許第3,881,626号明細書 米国特許第3,164,279号明細書 欧州特許出願第2517791号明細書 国際公開第2011/108134号 米国特許第5,354,539号明細書
本発明の根底にある目的は、汚染からより良好に保護され、取り扱いがより容易である蓋付き容器を生み出すことである。
この課題は、請求項1の特徴を備えた蓋付き容器によって解決される。蓋付き容器の好都合な態様が、従属請求項に記載される。
本発明による実験室用のプラスチック製の蓋付き容器は、
・底部の容器基部と、上部の容器開口部と、前記容器開口部の下方の内壁上のシール領域とを備える管状の容器と、
・蓋基部と、前記蓋基部の内側から突出するプラグとを備えており、前記プラグを、前記シール領域に対して密封の様相で当接するシール位置へと、前記容器開口部を通って挿入することが可能であり、前記プラグは、パーキング位置において前記容器開口部に係合し、前記シール領域には係合せず、あるいは前記シール位置とは異なる部分で前記シール領域に係合する蓋と、
・前記蓋を前記容器へと前記パーキング位置に解除可能に係止するように設けられた前記容器の内壁上の第1の係止要素および前記プラグの外側の第2の係止要素を有する第1の係止装置と
を備える。
本発明による蓋付き容器によれば、蓋を、容器が蓋によって実質的に閉じられ、あるいは完全に閉じられるパーキング位置へともたらすことができる。パーキング位置において、蓋は、蓋付き容器の第1の係止装置によってその場に保持される。これにより、シール位置においてプラグをシール領域で密封することを不可能にしかねないシール領域とプラグと間の張力に起因するプラスチックの弛緩が、防止される。これにより、後に蓋付き容器を密封の様相で閉じることができることが、保証される。この目的のために、蓋は、プラグがシール領域に対して密封状態となるシール位置へともたらされる。シール領域とプラグとの間の応力は、蓋付き容器を密封するために充分に大きい。シール位置における密封をもはや不可能にするパーキング位置での弛緩を防止するためには、パーキング位置において、シール領域、またはプラグのうちのシール位置においてシール領域に係合する部分のいずれかが、対応する弛緩を引き起こす応力を被らなければ充分である。結果として、シール位置におけるシール領域とプラグとの間の応力は、蓋付き容器を密封するために充分に大きい。好ましい設計の種類によれば、シール領域およびプラグのうちのシール位置においてシール領域と係合する部分の両方が、パーキング位置において応力を被ることがなく、あるいはプラスチックがシール位置において密封が依然として生じるようにわずかしか弛緩しない小さな応力しか被ることがない。第1の係止装置は、単にプラグを容器開口部へとパーキング位置まで押し込むだけで蓋および容器を互いに係止できるように、容器の内壁上の第1の係止要素と、プラグの外側の第2の係止要素とを備える。第1の係止装置により、パーキング位置をより容易に見つけることができるようになる。結果として、蓋付き容器は、パーキング位置への蓋の自動ロックにもきわめて好適である。これにより、パーキング位置の多数の蓋付き容器を製造して袋にて提供することがより容易になる。パーキング位置へのロックを、対応する容易さで意図して解除することができる。取り扱いが難しくなり、場所を取り、外部から力を加えることで簡単に開いてしまう可能性がある蓋付き容器の外側の係止要素が、もはや不要である。
蓋をパーキング位置に位置させた多数の蓋付き容器を、袋にて配送することができる。蓋付き容器が閉じられているため、とりわけ袋から取り出した後の汚染のリスクが軽減される。加えて、蓋付き容器がすでに閉じられているため、蓋の上部にすぐにラベルを貼り付けることが可能である。第1の係止装置は、袋に作用し、あるいはラベル貼りのプロセスにおいて作用する外力の結果として、蓋が意図せずに開いたり、あるいはさらに閉じたりすることがないように、蓋付きの容器の内側に位置する。パーキング位置およびシール位置におけるプラグと容器との間の張力を回避できるため、サンプル液体を充てんするときに、ラベル貼り後に蓋を開けることが、従来からの容器と比べてより容易である。パーキング位置においてプラグが容器を密封している場合、プラスチックの弛緩が、ラベル貼り後の蓋の開放をより容易にすることができる。
好都合な設計によれば、パーキング位置において、プラグは、シール領域の上方に位置する容器の内壁のパーキング領域に係合する。これにより、プラグを容器へと部分的に挿入することにより、パーキング位置に到達できる。これにより、パーキング位置への到達および容器の開放がより容易になる。別の設計によれば、パーキング領域は、シール領域の下方の容器の内壁に位置する。パーキング位置に到達するために、プラグ付きの蓋を、シール位置への到達よりもさらに深く容器へと挿入する必要がある。
別の設計によれば、プラグおよびパーキング領域は、パーキング位置においてプラグとパーキング領域との間にすき間のあるはまり合いが存在するようなやり方で設計される。これは、プラグおよびパーキング領域の寸法および公差が、パーキング領域の最小寸法が常にプラグの最大寸法以上であるような寸法および公差であることを意味する。これにより、パーキング位置におけるプラグとパーキング領域との間の張力が防止される。したがって、プラグの弛緩が回避される。
別の設計によれば、プラグおよびパーキング領域は、パーキング位置においてプラグとパーキング領域との間に締まりばめが存在するようなやり方で設計される。圧入により、蓋をパーキング領域に対して密封状態とすることができる。これにより、汚染のリスクがきわめて低減される。圧入ゆえに、プラグがパーキング位置において弛緩する可能性がある。しかしながら、シール領域は弛緩しておらず、したがってプラグとシール領域との間に密封のための充分な張力を確立させることができるため、プラグは依然としてシール位置においてシール領域に密封をもたらすことができる。締まりばめを、パーキング位置におけるプラグとパーキング領域との間の応力が、シール位置におけるプラグとシール領域との間の応力よりも小さくなるように、選択することも可能である。これにより、プラグの弛緩が比較的少なくて済む。
別の設計によれば、パーキング領域は、シール領域の上方に配置され、上部に向かって広くなっている。これにより、プラグをパーキング領域へとより容易に挿入することができる。好ましい設計によれば、パーキング領域は、円錐形である。
別の設計によれば、シール領域は、プラグがシール位置において当接する容器の内壁上の円筒形または円錐形の領域である。別の種類の設計によれば、シール領域は、容器の中心軸と同心であり、すなわちシール領域の中心軸が容器の中心軸に一致する。他の設計の種類によれば、円錐形領域の直径は、上部または底部に向かって広くなっている。
別の設計の種類によれば、第1の係止装置は、容器の内壁上の半径方向内向きに突出した第1の係止突起を備える。蓋がヒンジによって容器に接続されたこの設計において、プラグの下端のリムを、蓋を回転させて閉じることによって第1の係止突起の背後にロックすることができる。別の設計において、第1の係止突起は、容器の内壁の円周の少なくとも一部を巡って延びる。別の設計において、第1の係止突起は、パーキング領域の上方に配置される。
別の設計において、第1の係止装置は、プラグの外側において半径方向外向きに突出した第2の係止突起を備える。プラグを、第2の係止突起により、第1の係止突起の背後に係止することができる。これにより、蓋がパーキング位置にさらに良好に固定されることが保証される。好ましい設計によれば、第2の係止突起は、プラグを少なくとも部分的に囲む。この設計において、蓋は、ヒンジを介して容器に接続されても、容器から完全に取り外すことができる着脱式の蓋であってもよい。
別の種類の設計において、第1の係止装置は、容器の内壁を巡って少なくとも部分的に延びる溝またはひだ、ならびに/あるいはプラグの外側を少なくとも部分的に巡って延びるビードを備える。パーキング位置において、プラグは、ビードによって溝またはひだに係合する。溝は、パーキング領域の機能を有する。溝の上部側面が、第1の係止突起の機能を有する。ビードは、第2の係止突起の機能を有する。溝の下部側面が、プラグが意図せずシール領域に入ることを防ぐことができる。好ましくは、ビードの外径は、溝またはひだのすぐ隣の容器の内径よりも大きい。好ましくは、ビードの外径は、溝またはひだの内径以下である。本出願において、「溝」という用語は、細長いくぼみを指し、「ひだ」は、狭くて細長いくぼみを指す。まとめて「溝」という用語を使用することもできる。
別の種類の設計において、第1の係止装置は、容器の内壁を少なくとも部分的に巡って延びる溝またはひだ、ならびにプラグの外側の半径方向外向きに突出した第2の係止突起またはプラグの下端のリムを備える。この設計において、プラグは、第2の係止突起またはプラグの下端の縁によって、溝またはひだにロックされる。
別の設計において、ハウジングの内壁上の第1の係止装置は、半径方向内向きに突出した第1の係止突起を備え、プラグの外側が、少なくとも部分的に周状のビードを備える。この設計において、ビードは第1の係止突起の背後にロックされる。
別の設計においては、第1の係止突起あるいは溝またはひだが、容器の内壁の円周を完全に巡る。
別の設計においては、第1の係止突起あるいは溝またはひだが、ヒンジとは反対側で容器の内壁に位置し、容器の内壁の円周を完全には巡らない。別の設計によれば、第1の係止突起あるいは溝またはひだは、最大180°、好ましくは最大90°、好ましくは最大45°、好ましくは最大22.5°、好ましくは最大11.25°の角度にわたって、容器の内壁を巡って延びる。別の設計においては、ヒンジの反対側の第1の係止突起あるいは溝またはひだが、ヒンジおよび容器の中心軸を通る垂直面の両側に対称に延びる。
別の種類の設計において、ビードはプラグの外側を完全に囲み、プラグは、シール位置においてビードによってシール領域に接触する。この設計において、ビードはシール要素の機能も有する。シール位置において、ビードは、狭い好ましくは直線状の円周領域においてシール領域に当接し、したがってシールをもたらす高い表面圧力がそこに存在する。
別の設計によれば、蓋を容器へとシール位置に解除可能に係止するための第2の係止装置が設けられる。第2の係止装置は、シール位置において密封に必要な張力のみがプラグとシール領域との間に作用しなければならないように、蓋を容器上のシール位置に保持する。これにより、蓋付き容器を開閉するためにユーザが加える力が小さくなる。
別の設計によれば、第2の係止装置は、容器の上縁において半径方向外向きに突出した少なくとも第3の係止突起と、蓋基部の下面から突出し、蓋基部から離れた係止縁を有している少なくとも1つの弾性タブとを備え、係止縁を、プラグがシール領域へと挿入されたときに係止突起の下方に留めることができる。この設計は、小さな力で生じさせることができ、かつ再び解放することができる容器への蓋のきわめて確実なロックをもたらす。これに関して、その内容がここでの言及によって本出願に取り入れられる欧州特許第2654958号明細書による蓋付き容器のロック手段が参照される。
別の設計によれば、第1のラグが、蓋の底部から離れてフラップから外向きに突出する。第1のレバーは、蓋の容器との係止の解除を、より容易にする。これは、欧州特許第2654958号明細書のタブに相当する。
別の設計によれば、第2のレバーが、タブから離れて第1のレバーから上方に突出する。第2のレバーは、蓋の容器との係止の解除を、より容易にする。これに関して、その内容がここでの言及によって本出願に援用される欧州特許第2965816号明細書による蓋付き容器の第2のレバーが参照される。
別の設計によれば、第2のレバーは、外向きに突出するリブを備える。リブを、薬品注入装置のワーキングコーンまたは他のツールによって蓋を開閉するために使用することができる。好ましい設計によれば、リブは、蓋がシール位置にあり、容器の中心軸が垂直に向けられた状態において、水平方向に延びるようなやり方で第2のレバー上に配置される。好ましくは、蓋を開閉するために、外周に周溝を備えているワーキングコーンが使用される。好ましくは、ワーキングコーンの周溝が、ワーキングコーンを容器に向かって上方に移動させることによってロックを解除して蓋を開き、あるいはワーキングコーンを下方へと移動させることにより蓋を閉じるために、側方からリブへと押しつけられる。この目的のために、自動薬品注入機、自動実験室機械、または手動ピペットのワーキングコーンを使用することができる。容器は、好ましくはホルダに保持される。
別の設計によれば、蓋と容器はヒンジによって接続されている。ヒンジは蓋の開閉を容易にする。別の設計によれば、ヒンジはバンドヒンジである。バンドヒンジは、蓋付き容器を射出成形によって一部品として製造するうえできわめて好都合である。別の設計によれば、ヒンジはバタフライヒンジである。バタフライヒンジは、2つの平行かつ間隔を空けて位置したヒンジストラップを備え、そのそれぞれが、容器の上縁の第1のポケットの外縁および蓋基部の下縁の第2のポケットの外縁に接続され、ヒンジストラップは、蓋が閉じられ、蓋の下面が容器の上縁に当接するときに、強く引っ張られて第1および第2のポケットに少なくとも部分的に収容されるように短い。バタフライヒンジは、容器が閉じられたときに外向きに突出せず、したがって容器がわずかなスペースしか必要としない。結果として、いくつかの容器を互いに並べて収容して、スペースを節約することができる。さらなる利点は、バタフライヒンジが、内部の圧力が高まるときに蓋がヒンジ側において開くことがないようなやり方で、蓋と容器とを接続することである。これは、第1の係止装置が誤って緩むことを防止する。
ヒンジを有する蓋付き容器の別の設計によれば、プラグを備える蓋が、パーキング位置において容器の中心軸に対して鋭角にあり、シール位置において容器の中心軸に対して同心である。したがって、容器のパーキング領域は、容器の中心軸に対して鋭角にあり、シール領域は、容器の中心軸と同心である。この設計において、例えば、パーキング領域は、容器の中心軸に対して鋭角で容器の内壁を少なくとも部分的に巡って延びる溝またはひだであり、シール領域は、中心軸と同心な容器の内壁上の円筒形または円錐形の領域である。
別の設計によれば、第1の係止装置および/または第2の係止装置は、ヒンジとは正反対の位置に配置される。この設計において、蓋は、ヒンジならびに第1の係止装置または第2の係止装置によって、正反対に位置する両側において、パーキング位置およびシール位置に保持される。
別の設計によれば、蓋を容器から完全に取り外すことが可能である。ここでは、蓋と容器とがヒンジによって接続されていない。この設計によれば、プラグを備えた蓋を、容器の軸方向に容器へと挿入または容器から取り外すことができる。このように、プラグは、パーキング位置においても、シール位置においても、容器と同心である。パーキング領域は、例えば、シール領域の上方の容器の内壁を完全に巡る溝またはひだによって形成され、この溝またはひだに、プラグが、パーキング位置において、プラグの外周を巡って延びるビードと係合する。シール領域は、例えば、プラグのビードがシール位置において当接する容器の内壁上の円筒形または円錐形の領域である。シール領域の内径は、ビードが接触する地点において、ビードの外径よりも小さい。
蓋を容器から取り外すことができる蓋付き容器においては、蓋を、プラグのクランプ力のみによってシール位置に保持することができ、あるいは例えば欧州特許第2654958号明細書において図21〜図23に基づいて説明されているようないくつかの第2の係止装置によってシール位置に保持することができる。
別の設計によれば、蓋付き容器は、少なくとも0.5ml、好ましくは少なくとも1.5ml、好ましくは少なくとも2ml、好ましくは少なくとも5ml、好ましくは少なくとも15ml、好ましくは少なくとも30ml、好ましくは少なくとも50mlの公称容積を備える。別の設計によれば、蓋付き容器は、次の公称容積のうち一つを備える:0.5ml、1.5ml、2ml、5ml、15ml、30ml、50ml。公称容積は、蓋付き容器が保持するように設計されているサンプル液体の容積である。それは、製造業者によって指定される。
別の設計によれば、蓋付き容器は、射出成形によって、好ましくは単一の部品にて製造される。
別の設計によれば、蓋付き容器は、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状オレフィン(CO)ポリマー、または他のポリオレフィンで作られる。
本発明の主題は、特に次の種類の設計である:
1.実験室用のプラスチック製の蓋付き容器であって、
・底部の容器基部と、上部の容器開口部と、容器開口部の下方の内壁上のシール領域とを備える管状の容器と、
・蓋基部と、蓋基部の内側から突出するプラグとを備え、プラグを、シール領域に対して密閉するように当接するシール位置へと、容器開口部を通って挿入することが可能である蓋と、
・パーキング位置において、シール領域に対して密閉するように当接することなく、プラグにて容器開口部に係合する蓋と、
・蓋を容器へとパーキング位置に解除可能に係止するように設けられた第1の係止装置と
を備える、蓋付き容器。
2.設計種類1によれば、プラグは、パーキング位置において容器の内壁上のパーキング領域に係合し、プラグおよびパーキング領域は、パーキング位置においてプラグとパーキング領域との間にすき間のあるはまり合いが存在するような方法で設計されている、蓋付き容器。
3.設計種類1または2によれば、パーキング領域は、シール領域の上方に配置され、上部に向かって広くなり、パーキング領域は、好ましくは円錐形である、蓋付き容器。
4.設計種類1から3のうち一つによれば、第1の係止装置は、容器の内壁上の半径方向内向きに突出した第1の係止突起を備えるおよび/または第1の係止装置は、プラグの外側の半径方向外向きに突出した第2の係止突起を備える、蓋付き容器。
5.設計種類4によれば、溝またはひだが、容器の内壁を少なくとも部分的に巡り、プラグが、パーキング位置において係合しおよび/またはビードが、プラグの外側を少なくとも部分的に巡り、パーキング位置において第1の係止突起と係合する、蓋付き容器。
6.設計種類4によれば、ビードが、プラグの外側を完全に取り囲み、シール位置においてシール領域に対して密封するように配置される、蓋付き容器。
7.設計種類1から6のうち一つによれば、シール位置において蓋を容器に解除可能に係止する第2の係止装置を備える、蓋付き容器。
8.設計種類7によれば、第2の係止装置は、容器の上縁において半径方向外向きに突出した少なくとも第3の係止突起と、蓋基部の下面から突出し、蓋基部から離れた係止縁を備える少なくとも1つの弾性タブとを備え、プラグがシール領域へと挿入されたときに係止縁を第3の係止突起の下方に留めることができる、蓋付き容器。
9.設計種類8によれば、第1のレバーが、蓋基部から離れた位置でタブから横方向外向きに突出し、好ましくは第2のレバーがタブから離れた位置で第1のレバーから上方に突出している、蓋付き容器。
10.設計種類9によれば、リブが、第2のレバーの外側から外向きに突出している、蓋付き容器。
11.設計種類1から10のうち一つによれば、蓋および容器は、ヒンジを介して互いに接続され、好ましくはヒンジはバンドヒンジである、蓋付き容器。
12.設計種類11によれば、第1の係止装置および/または第2の係止装置は、ヒンジとは正反対の位置に配置されている、蓋付き容器。
13.設計種類1から12のうち一つによれば、少なくとも0.5ml、好ましくは少なくとも1.5ml、好ましくは少なくとも2ml、好ましくは少なくとも5ml、好ましくは少なくとも15ml、好ましくは少なくとも30ml、好ましくは少なくとも50mlの公称容積を備える、蓋付き容器。
14.設計種類1から13のうち一つによれば、射出成形によって、好ましくは単一の部品にて製造される、蓋付き容器。
15.設計種類1から14のうち一つによれば、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状オレフィン(CO)ポリマー、または他のポリオレフィンで作られた、蓋付き容器。
本発明は、添付の設計の図面を元に、下記で更に詳しく説明されている。
ヒンジおよび開いた蓋とともに第1の係止突起とを有する第1の蓋付き容器を正面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに第1の係止突起とを有する第1の蓋付き容器を側面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに第1の係止突起とを有する第1の蓋付き容器の縦断面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに第1の係止突起とを有する第1の蓋付き容器を上面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに第1の係止突起とを有する第1の蓋付き容器を上部からおよび側面から斜めにみた透視図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を正面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を側面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図を拡大して詳細を示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上部からおよび側面からの透視図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を正面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を側面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図を拡大して詳細を示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上部からおよび側面からの透視図にて示す。 オートメーションツールを用いて開けられたとき同様の蓋付き容器を上部および側面から斜めにみた拡大した詳細な透視図にて示す。 薬品注入装置のワーキングコーンによって開けるための側面に突出するリブを有する第2の蓋付き容器を上部からおよび側部から斜めにみた拡大透視図にて示す。 ワーキングコーンを使用して開けられたときに同様の蓋付き容器を縦断面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに完全に取り囲む溝とを有する第3の蓋付き容器を正面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに完全に取り囲む溝とを有する第3の蓋付き容器を側面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに完全に取り囲む溝とを有する第3の蓋付き容器を縦断面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに完全に取り囲む溝とを有する第3の蓋付き容器を上面図にて示す。 ヒンジおよび開いた蓋とともに完全に取り囲む溝とを有する第3の蓋付き容器を上部からおよび側面から斜めにみた透視図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を正面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を側面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図を拡大して詳細を示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上面図にて示す。 パーキング位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上部からおよび側面からの透視図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を正面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を側面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器の縦断面図を拡大して詳細を示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上面図にて示す。 シール位置において蓋を有する同様の蓋付き容器を上部からおよび側面からの透視図にて示す。 蓋および容器の軸方向に結合された容器とを有する第4の蓋付き容器を拡大部分断面図にて示す。
本出願において、「上部」および「底部」という表示、ならびに「上方」および「下方」などのそれらに由来する表示は、蓋がシール位置にあり、管状の容器の中心軸が垂直に向けられ、容器基部が蓋よりも下方に置かれた状態の蓋付き容器に関する。
本出願において、「係止装置」、「係止接続」、および「係止」という用語は、「スナップオン装置」、「スナップ接続部」、および「スナップ」という用語と同じ意味で使用される。これらは、一方の接続パートナーの突出部分が短時間だけたわまされ、他方の接続パートナーの凹部(後部カット)に係合するポジティブロック接続である。さらに、第1および第2の係止装置を備える設計の種類は、いくつかの連続した接合位置での接続パートナーの接続も可能にする。
図1〜図3の蓋付き容器1.1は、上部の中空円筒形部分3と底部の円錐形部分4とを有する円形断面の管状の容器2を備える。容器2は、最底部に平らな基部5を有し、最上部に容器開口部6を有する。容器開口部6の下方に、中空円筒形部分3は、円錐状に下方へと先細りのパーキング領域7を有し、その下方には、下向きに延びるシール領域8が存在する(図2dおよび図3dを参照)。シール領域8の下方に、円錐状に下方へと先細りの移行領域9が存在する。移行領域9の下方において、中空円筒形部分3は、基本的に一定の壁の厚さを有する。
中空円筒形部分3は、射出成形金型からの取り外しを容易にするために、移行領域9の下方の外側および内側にわずかなテーパを備える。
上縁において、容器2は、半径方向外向きに突出する円形リング板の形態の周状フランジ10.1を有する。フランジ10.1は、上縁に第1の斜面10.2を備える(図2dおよび図3dを参照)。下縁は、鋭い縁10.3を備える。
フランジ10.1の下方において、容器ホルダの縁における支持に役立つ随意による一連のギザギザの突起11が、容器2の外周に存在する。
蓋付き容器1.1は、蓋12を有し、蓋12は、蓋基部13と、蓋基部13から突出するプラグ14とを備える。プラグ14は、中空円筒形のプラグ部分14.1を有する。プラグ14は、中空円筒形のプラグ部分14.1の下端に、ビード14.2を有する。
蓋基部13は、あらゆる場所でプラグ14よりも横方向に突出している。蓋基部13は、約240°の角度にわたって延びる円形の蓋リム13.1を有する(図1dを参照)。円形の蓋リム13.1に、2つの側方の側部蓋リム13.2、13.3および前方の直線状のリム13.4が続いている。
円形の蓋リム13.1および側部蓋リム13.2、13.3から、蓋12をフランジ10.1の上側に支持する役に立つ蓋突起15が下向きに突出している。
蓋12は、2つの並列なヒンジ16.1、16.2を有するバタフライヒンジとして設計されたヒンジ16によって、容器2に接続されている。ヒンジ16は、円形の蓋リム13.1の中央、または前方の蓋リム13.4の反対側に配置されている。ヒンジバンド16.1、16.2の一端は、第1のポケット17.1、17.2の外縁においてフランジ10.1に接続され、他端は、第2のポケット18.1、18.2の外縁において円形の蓋リム13.1に接続されている。
容器2は、ヒンジ16とは正反対の側において、パーキング領域7の上部に、半径方向内向きに突出する第1の係止突起19を有する(図2dおよび図3dを参照)。第1の係止突起19は、容器2の円周方向に約10°の角度にわたって延びる(図1dを参照)。
ビード14.2は、同時に第2の係止突起20でもある。
第1の係止突起19および第2の係止突起20が協働し、第1の係止装置21を形成する。
ヒンジ16とは正反対のフランジ10.1の周辺領域は、第3の係止突起22である。
可撓な弾性タブ23が、前方の蓋リム13.4から下向きに突出している。タブ23は、2つの側方タブストリップ23.1、23.2を備え、それらの間に凹部24が設けられている(図1dを参照)。タブストリップ23.1、23.2はそれぞれ、前方の蓋リム13.4と2つの側部蓋リム13.2、13.3との間の隅部に配置されている。
2つのタブストリップ23.1、23.2は、底部において、蓋基部13と平行に外側へと延びるストリップ状の第1のレバー25に接続されている。第1のレバー25の外縁は、円形である。
第1のレバー25は、凹部24を下方において限定している。第1のレバー25の内側の上縁は、係止縁26である(図2dおよび図3dを参照)。
第1のレバー25は、内縁において下側に第2の斜面27を備える。
第1のレバー25の外縁から、中空円筒形の第2のレバー28が上方に突出している。
ヒンジバンド16.1、16.2およびタブストリップ23.1、23.2は柔軟である。しかしながら、第1および第2のレバー25、28は、堅固である。プラグ14および/またはシール領域8は、柔軟および/または堅固である。残りの蓋付き容器2は、好ましくは堅固である。堅固さおよび柔軟性は、それぞれの部品の形状および/または壁の厚さおよび/または材料によって達成される。
第3の係止突起22および係止縁26は、第2の係止装置29を形成する(図3dを参照)。
蓋付き容器1.1は、図1に示される開いた配置にて射出成形によって製造される。第1の係止突起19およびビード14.2は、小さな寸法ゆえに、離型するための軸に沿って引き離すことができるただ2つの金型半分を備える単純な射出成形金型による製造を可能にするアンダーカットを形成する。
製造後に、蓋12は閉じられ、ビード14.2と第1の係止突起19とが係合する係止位置へともたらされる。第1の係止突起とビード14.2とによって形成される第1の係止装置21は、蓋12を容器2上のパーキング位置に保持する。これが図2に示されている。この状態で、1つの袋に多数の蓋付き容器1.1を梱包することができる。
ビード14.2は、無視できる力で第1の係止突起19に接触する。シール領域8には張力が加わっていない。結果として、シール領域8およびビード14.2は、たとえパーキング位置がより長い期間(例えば、数ヵ月または数年)にわたって維持されたとしても、パーキング位置において弛緩することがない。
使用のために、ユーザは、個々の蓋付き容器1.1を取り外す。必要に応じて、ユーザは、それぞれの蓋付き容器1.1を識別するために、蓋基部13に外側のラベルを設けることができる。これを、パーキング位置で行うことができる。パーキング領域7における容器2の断面が底部に向かって縮小しているため、たとえラベルが貼り付けられるときでも、蓋12が容器へとさらに深く押し込まれることはない。
ラベルを貼り付けた後で、ユーザは、好ましくは図1に示されている位置、またはそこまでは開いていない中間位置へと、蓋12を開くことができる。その後に、容器2にサンプル液体を充てんすることができる。
最後に、充てんされた容器2が、蓋12を閉じることによって閉鎖される。
これを行うために、ユーザは、蓋がヒンジ16を中心にして回転するように、蓋基部13の外側を押すことができる。蓋12は、プラグとともに容器開口部6に進入するが、これは、拡大されたパーキング領域7によって促進される。その後に、ビード14.2がシール領域8に進入し、上部をシールする。
蓋が閉じられるとき、第2の斜面27を備えた第1のレバー25が、第3の係止突起22の第1の斜面10.2に出会う。蓋12がさらに押されると、タブストリップ23.1、23.2が横方向外側へとたわむ(図2dおよび図3dを参照)。
係止縁26が第3の係止突起22の下側外縁に到達すると、弾性タブストリップ23.1、23.2が容器2に向かって跳ね戻り、第1のレバー25の係止縁26が第3の係止突起22の下方に係合する。これにより、係止が完了し、蓋12が容器2に固定される。これが図3に示されている。
シール領域8およびビード14.2が弛緩していないため、ビード14.2は、容器2を液体を漏らさないように封じ、必要であればガスを漏らさないように封じるための充分に大きな付勢のもとで、シール領域8に当接する。
蓋12を開くために、ユーザは、第2のレバー28の外側を押す。力は水平方向に、上方への一成分を伴って加えられる。これにより、第2のレバー28が蓋基部13に向かって回転し、第1のレバー25が、係止縁26とともに第3の係止突起22から解放される。第2のレバー28をさらに押すと、第1のレバー25は、係止縁26が第3の係止突起22の下側外縁を滑り越えて自由になるまで、上面にて第3の係止突起22の下側外縁上を滑る。第2のレバー28をさらに押すことにより、蓋12は開位置へと回転する(図1を参照)。
図4によれば、蓋12を、自動実験室装置のフック状のツール30によって開くことも可能である。第1のレバー25の下方のツール30の下端に、曲がったレグ31が取り付けられている。ツール30を上昇させることにより、第1のレバー25が上方に回転し、係止縁26が第3の係止突起22から解放される。次いで、蓋12が、ツール30を使用して折り畳まれる。
図5の蓋付き容器1.2は、第2のレバー28の上端において、水平方向に延びるリブ32が外向きに突出している点で、上述した蓋付き容器から相違する。
図6に示されるように、第2の係止装置29のロックを解除するために、本来はピペット先端部を固定するように機能するワーキングコーン33を押すことによって、第2のレバー28を容器2に向かって回転させることができる。リブ32が、ワーキングコーン33の周囲の環状溝34に係合する。第2の係止装置29が解放されると、ワーキングコーン33を持ち上げることによって蓋12を開くことができる。
図7〜図9が、ヒンジ16と、パーキング領域7の下端において容器の内壁を全周にわたって延びる溝35とを有する第3の蓋付き容器1.3を示している。第1の蓋付き容器1.1とは対照的に、第3の蓋付き容器1.3は、パーキング領域7の上部に第1の係止突起19を有さない。それ以外は、第3の蓋付き容器1.3は、第1の蓋付き容器1.1と同一である。第3の蓋付き容器においては、溝35の上部側面36が、図8に示されるようにパーキング位置においてビード14.2によってアンダーカットされる第1の係止突起19を形成する。溝35の下部側面37は、ビード14.2の下方に係合し、プラグ14がパーキング位置において容器2へとさらに深く押し込まれることを防止する。図9に示されるように、ビード14.2は、シール位置においてシール領域8に密封するように当接する。
図10が、蓋12と容器2とがヒンジ16によって接続されていない第4の蓋付き容器1.4を示している。容器2は、容器開口部6の内側に円錐形の挿入領域38を有する。円錐形の挿入領域38の直下において、容器の内周は、パーキング領域を画定する周溝35を備える。この例において、溝35は、上部側面36および下部側面37を備える三角形の断面を有する。
溝35の下方に、円柱形のシール領域8が存在し、その後に容器14の基本的に中空円筒形の部分3が続く。
容器2は、上部に円周フランジ10を有し、その断面は、容器の中空円筒形部分3から半径方向外向きに突出し、係止突起10.1を形成する。
蓋12は、蓋基部と、下方に突出するプラグ14とを備える。プラグは、下端の外側にビード14.2を有する。
さらに、いくつかの係止フック39が蓋基部13の外縁に接続されており、それらの係止フック39は、フランジ10の下側に係止できる内向きのフック端部40を底部に備えている。
図10は、単一部品のプラグ14の一部分を延長線でパーキング位置に示している。この位置において、ビード14.2は溝35に係合する。これは、プラグ14が意図せずに容器2から外れること、またはプラグ14が意図せずに容器2へと深く進入することを防止する。ビード14.2は、溝35内にすき間を伴って位置しているため、ビード14.2は弛緩することがない。シール領域8に荷重が加わっていないため、シール領域8が弛緩することもない。
プラグ14の下部が、点線でシール位置に示されている。シール領域8における容器2の内径は、ビード14.2の外径よりも小さいため、ビード14.2は、シール位置においてシール領域8に接触する。
さらに、蓋12の係止フック39が、延長線でシール位置に示されている。係止フック39は、フランジ10の下方に係合し、これは図示されていない他の係止フック39の場合にも当てはまる。これにより、蓋12がシール位置に保持される。
係止フック39を外側に曲げることにより、容器2を開くことが可能である。
パーキング位置において、単にビード14.2を容器2の側面36に係合させるだけで、蓋12を容器2上の所定の位置に保持することができる。
1.1 (第1の)蓋付き容器
1.2 (第2の)蓋付き容器
1.3 (第3の)蓋付き容器
1.4 (第4の)蓋付き容器
2 容器
3 中空円筒形部分
4 円錐形部分
5 基部
6 容器開口部
7 パーキング領域
8 シール領域
9 移行領域
10.1 係止突起
10.2 第1の斜面
10.3 縁
11 突起
12 蓋
13 蓋基部
13.1 円形の蓋リム
13.2、13.3 側部蓋リム
13.4 前方の蓋リム
14 プラグ
14.1 中空円筒形のプラグ部分
14.2 ビード
15 蓋突起
16 ヒンジ
16.1、16.2 ヒンジバンド
17.1、17.2 第1のポケット
18.1、18.2 第2のポケット
19 係止突起
20 第2の係止突起
21 第1の係止装置
22 第3の係止突起
23 タブ
23.1、23.2 タブストリップ
24 凹部
25 第1のレバー
26 係止縁
27 第2の斜面
28 第2のレバー
29 第2の係止装置
30 ツール
31 レグ
32 リブ
33 ワーキングコーン
34 環状溝
35 溝
36 (上部)側面
37 (下部)側面
38 挿入領域
39 係止フック
40 フック端部

Claims (17)

  1. 実験室用のプラスチック製の蓋付き容器であって、
    ・底部の容器基部(5)と、上部の容器開口部(6)と、前記容器開口部(6)の下方の内壁上のシール領域(8)とを有する管状の容器(2)と、
    ・蓋基部(13)と、前記蓋基部の内側から突出するプラグ(14)とを有しており、前記プラグ(14)を、前記シール領域(8)に密封の様相で当接するシール位置へと、前記容器開口部(6)を通って挿入することが可能であり、前記プラグ(14)は、パーキング位置においては前記シール領域(8)に係合せず、あるいは前記シール位置とは異なる部分で前記シール領域(8)に係合する蓋(12)と、
    ・前記蓋(12)を前記容器(2)へと前記パーキング位置に解除可能に係止するように設けられた前記容器(2)の内壁上の第1の係止要素(19、35)および前記プラグ(14)の外側の第2の係止要素を備える第1の係止装置(21)と
    を備える、蓋付き容器。
  2. 前記蓋(12)は、パーキング位置において、前記シール領域(8)と密封するように当接することなく、前記プラグ(14)にて前記容器開口部(6)に係合する、請求項1に記載の蓋付き容器。
  3. 前記プラグ(14)は、前記パーキング位置において前記容器(2)の内壁上のパーキング領域(7)に係合し、前記プラグ(14)および前記パーキング領域(7)は、前記パーキング位置において前記プラグ(14)と前記パーキング領域(7)との間にすき間のあるはまり合いが存在するように設計されている、請求項2に記載の蓋付き容器。
  4. 前記パーキング領域(7)は、前記シール領域(8)の上方に配置され、上部に向かって広くなり、前記パーキング領域(7)は、好ましくは円錐形である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  5. 前記第1の係止装置(21)は、前記容器(2)の内壁上の半径方向内向きに突出した第1の係止突起(19)と、前記プラグ(14)の外側の半径方向外向きに突出した第2の係止突起(20)または前記プラグ(14)の下端のリムとを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  6. 前記第1の係止装置(21)は、前記容器(2)の内壁を少なくとも部分的に巡る溝(36)またはひだを有し、該溝(36)またはひだに、前記プラグ(14)が前記パーキング位置において前記プラグ(14)の外側の半径方向外向きに突出した第2の係止突起(20)または前記プラグ(14)の下端のリムにて係合する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  7. ビード(14.1)が、前記プラグ(14)の外側を少なくとも部分的に巡り、前記パーキング位置において前記第1の係止突起(19)と係合し、あるいは前記溝(35)またはひだに係合する、請求項5または6に記載の蓋付き容器。
  8. 前記ビード(14.1)は、前記プラグ(14)の外側を完全に取り囲み、前記シール位置において前記シール領域(8)に対して密封するように当接する、請求項7に記載の蓋付き容器。
  9. 前記シール位置において前記蓋(12)を前記容器(2)に解除可能に係止する第2の係止装置(29)を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  10. 前記第2の係止装置(29)は、前記容器の上縁において半径方向外向きに突出した少なくとも第3の係止突起(22)と、前記蓋基部(13)の下面から突出し、前記蓋基部(13)から離れた係止縁(26)を有している少なくとも1つの弾性タブ(23)とを備え、前記係止縁を、前記プラグ(14)が前記シール領域(8)へと挿入されたときに前記第3の係止突起(22)の下方に留めることができる、請求項9に記載の蓋付き容器。
  11. 第1のレバー(25)が、前記蓋基部(13)から離れた位置で前記タブ(23)から横方向外向きに突出し、好ましくは第2のレバー(28)が前記タブ(23)から離れた位置で前記第1のレバー(25)から上方に突出している、請求項10に記載の蓋付き容器。
  12. リブ(32)が、前記第2のレバー(28)の外側から外向きに突出している、請求項11に記載の蓋付き容器。
  13. 前記蓋(12)および容器(2)は、ヒンジ(16)を介して互いに接続され、好ましくは前記ヒンジ(16)はバンドヒンジである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  14. 前記第1の係止装置(21)および/または前記第2の係止装置(29)は、前記ヒンジ(16)とは正反対の位置に配置されている、請求項13に記載の蓋付き容器。
  15. 少なくとも0.5ml、好ましくは少なくとも1.5ml、好ましくは少なくとも2ml、好ましくは少なくとも5ml、好ましくは少なくとも15ml、好ましくは少なくとも30ml、好ましくは少なくとも50mlの公称容積を備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  16. 射出成形によって、好ましくは単一の部品にて製造される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  17. ポリプロピレン、ポリエチレン、環状オレフィン(CO)ポリマー、または他のポリオレフィンで作られた、請求項1〜16のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
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