JP2021509659A - アクリル酸エステル化合物の製造方法 - Google Patents

アクリル酸エステル化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、アクリル酸エステル化合物の製造方法に関するものである。本発明のアクリル酸エステル化合物の製造方法は、アルカンジアミンを触媒として使用することによって、取り扱いが難しいアクリロイルクロリドの代わりにアクリルアンヒドリドを反応物として使用可能にする。したがって、本発明によれば、低い温度でも反応が行われるだけでなく、アクリル酸エステル化合物の転換率と収率も向上させることができる。

Description

[関連出願との相互引用]
本出願は2018年11月27日付韓国特許出願第10−2018−0148840号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、アクリル酸エステル化合物の製造方法に関するものであって、アルカンジアミンを触媒として添加することによって低い温度でも反応が進行可能なようにしてアクリル酸エステル化合物の転換率と収率を高めた技術に関するものである。
最近、アクリル酸エステル化合物が高吸水性樹脂の内部架橋剤として用いられるにつれてその使用が大きく増加している。前記高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、SAP)とは、自重の5百〜1千倍程度の水分を吸収できる機能を有する合成高分子物質であって、開発会社ごとにSAM(Super Absorbency Material)、AGM(Absorbent Gel Material)などそれぞれ異なる名前で命名している。前記のような高吸水性樹脂は生理用具として実用化され始めて、現在は子供用紙おむつや生理帯などの衛生用品以外に園芸用土壌補修剤、土木、建築用止水材、育苗用シート、食品流通分野での鮮度保持剤、および湿布用などの材料として広く使用されている。
最も多くの場合に、このような高吸水性樹脂はおむつや生理帯など衛生材分野で広く使用されており、このような用途のために水分などに対する高い吸収能を示す必要があり、外部の圧力にも吸収された水分が抜けて出てはいけなく、これに加えて、水を吸収して体積膨張(膨潤)された状態でも形態をよく維持して優れた通液性(permeability)を示す必要がある。
したがって、高吸水性樹脂が優れた性能を有するためには、最も重要な構成になる重合体であるベース樹脂(base resin)が高い吸収能を有しなければならない。
このようなベース樹脂を作るために、一般に内部架橋剤の存在下にアクリル酸系単量体を重合して重合体内部の架橋密度を調節することができる。内部架橋剤はアクリル酸系単量体が重合された重合体、即ち、ベース樹脂の内部を架橋させるためのものであって、内部架橋剤の種類および含量によってベース樹脂の内部架橋密度を調節することができる。ベース樹脂の架橋密度が低ければ吸収能は高まるが強度が弱くて後続の工程で形態が維持されない問題点が発生することがあり、架橋密度が過度に高ければ強度は高まるが水分吸収能が落ちることがあるため、ベース樹脂の強度および吸収能の観点で適切な架橋密度を調節することが非常に重要である。
一方、前記内部架橋剤として使用されるアクリル酸エステル化合物合成において問題点が台頭している。内部架橋剤製造の反応物としてアクリロイルクロリドを使用する場合、作業者が取り扱い難いという短所があり、これに対する対応方案としてアクリルアンヒドリドを反応物として使用すれば反応温度が110℃以上で高くて、生成されたアクリル酸エステル間に重合反応が行われる可能性が高い。
また、使用される3次アルコールは反応性が低くてアクリロイルクロリドまたはアクリルアンヒドリドとの反応でトリエチルアミンと4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)を塩基として使用するが、この場合、アクリル酸エステルへの転換率および収率が低いという短所がある。
よって、本発明者らは、内部架橋剤であるアクリル酸エステルの合成時、アルカンジアミンを触媒として添加することによって反応温度を低めてアクリル酸エステル間に重合反応を防止しながらも、アクリル酸エステルへの転換率および収率を高めることができるのを確認して本発明を完成した。
日本特開第2017−39918号
本発明は、アルカンジアミンを触媒として添加することによって低い温度でもアクリル酸エステル合成反応が可能にし、アクリル酸エステル化合物への転換率と収率を高める、アクリル酸エステル化合物の製造方法を提供するためのものである。
前記課題を解決するために、本発明は、下記化学式3で表される化合物を触媒にして、下記化学式1で表される化合物および下記化学式2で表される化合物を反応させる段階を含む、下記化学式4で表されるアクリル酸エステル化合物の製造方法を提供する:
Figure 2021509659
上記化学式1で、
1は、置換もしくは非置換のC1-30アルキレン;置換もしくは非置換のC2-30アルケニレン;または置換もしくは非置換のC2-30アルキニレンであり、
2およびR3は、それぞれ独立して、水素またはC1-20アルキルであり、
Figure 2021509659
上記化学式2で、
4およびR5は、それぞれ独立して、水素またはメチルであり、
Figure 2021509659
上記化学式3で、
6〜R9は、それぞれ独立して、水素;または置換もしくは非置換のC1-10アルキルであり、
10は、置換もしくは非置換のC1-10アルキレンであり、
Figure 2021509659
上記化学式4で、
1〜R5は、前記で定義したとおりである。
前記反応は、30℃以上80℃以下で行うことができる。
前記反応の転換率は90〜99.9%であり、収率は70〜95%であってもよい。
以下、本発明を詳しく説明する。
本明細書において、“置換もしくは非置換の”という用語は、重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;ヒドロキシ基;カルボニル基;エステル基;イミド基;アミノ基;ホスフィンオキシド基;アルコキシ基;アリールオキシ基;アルキルチオキシ基;アリールチオキシ基;アルキルスルホキシ基;アリールスルホキシ基;シリル基;ホウ素基;アルキル基;シクロアルキル基;アルケニル基;アリール基;アラルキル基;アラルケニル基;アルキルアリール基;アルキルアミン基;アラルキルアミン基;ヘテロアリールアミン基;アリールアミン基;アリールホスフィン基;またはN、OおよびS原子のうちの1つ以上を含むヘテロ環基からなる群より選択された1つ以上の置換基で置換もしくは非置換されるか、前記例示された置換基のうちの2以上の置換基が連結された置換基で置換もしくは非置換されたことを意味する。例えば、“2以上の置換基が連結された置換基”はビフェニル基であってもよい。即ち、ビフェニル基はアリール基であってもよく、2個のフェニル基が連結された置換基と解釈できる。
本明細書において、前記アルキル基は直鎖または分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1〜20であるのが好ましい。一実施状態によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜10である。また一つの実施状態によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜5である。アルキル基の具体的な例としては、メチル、エチル、プロピル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、1−メチル−ブチル、1−エチル−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘクチルメチル、オクチル、n−オクチル、tert−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、n−ノニル、2,2−ジメチルへプチル、1−エチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、イソヘキシル、2−メチルペンチル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、前記アルケニル基は直鎖または分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜30であるのが好ましい。一実施状態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜20である。また一つの実施状態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜10である。また一つの実施状態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜5である。具体的な例としては、ビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、3−メチル−1−ブテニル、1,3−ブタジエニル、アリル、1−フェニルビニル−1−イル、2−フェニルビニル−1−イル、2,2−ジフェニルビニル−1−イル、2−フェニル−2−(ナフチル−1−イル)ビニル−1−イル、2,2−ビス(ジフェニル−1−イル)ビニル−1−イル、スチルベニル基、スチレニル基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、前記アルキニル基は直鎖または分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜30であるのが好ましい。一実施状態によれば、前記アルキニル基の炭素数は2〜20である。また一つの実施状態によれば、前記アルキニル基の炭素数は2〜10である。また一つの実施状態によれば、前記アルキニル基の炭素数は2〜5である。具体的な例としては、エチニル、プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、アルキレンは2価基であることを除いては前述のアルキル基に関する説明が適用できる。本明細書において、アルケニレンは2価基であることを除いては前述のアルケニル基に関する説明が適用できる。本明細書において、アルキニレンは2価基であることを除いては前述のアルキニル基に関する説明が適用できる。
(触媒)
本発明の一実施形態による触媒は前記化学式3で表される。
前記化学式3で表される触媒は反応物と反応してアクリル−ジアミノアルカン陽イオンを形成し、段階的にアクリル酸エステルを形成することによって既存反応条件より低い温度での反応を可能にして、反応中にアクリル酸エステル化合物間重合が発生する可能性が低くなるようにする役割を果たす。
また、前記化学式3で表される触媒を使用する場合、アクリル−ジアミノアルカン陽イオンを形成して反応の活性化エネルギーが低くなってアクリル酸エステル製造時に優れた収率および転換率を有するようにする。したがって、既存の触媒を使用する製造方法に比べて同一な量の生成物を得るために使用される反応物の量が少なく、滴加工程が必要ないため製造工程が従来に比べて単純になるので工程時間および工程費用を節減することができる。
好ましくは、前記R6〜R9はそれぞれ独立して、水素;または置換もしくは非置換のC1-10アルキルであってもよく、より好ましくは、R6およびR7はメチルであり、R8およびR9は水素またはメチルであってもよい。
好ましくは、前記R10は置換もしくは非置換のC1-5アルキレンであり、より好ましくは、R10はエチレンであってもよい。
最も好ましくは、前記化学式3で表される化合物はN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンまたはN,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンであってもよい。
(アクリル酸エステル化合物)
本発明の一実施形態によるアクリル酸エステル化合物は、前記化学式4で表される。
前記化学式4で表されるアクリル酸エステル化合物は熱分解性内部架橋剤であって、前記化学式4の化合物とアクリル酸系単量体が架橋重合された重合体の内部架橋構造は熱によって(例えば、150℃以上で)分解できる。これにより、アクリル酸系単量体を前記化学式4のアクリル酸エステル化合物存在下に架橋重合すれば、熱分解性内部架橋構造が導入された架橋重合体を提供することができる。
一方、前記および本発明の明細書で“重合体”、または“架橋重合体”は、アクリル酸系単量体が前記化学式4のアクリル酸エステル化合物を含む内部架橋剤の存在下に重合された状態であることを意味する。
好ましくは、R1は置換もしくは非置換のC1-10アルキレン;置換もしくは非置換のC2-10アルケニレン;または置換もしくは非置換のC2-10アルキニレンであってもよく、より好ましくは、R1は2−メチル−1−ペンテニレン、3,3−ジメチル−1−プロピニレン、プロピレン、またはメチルエチルからなる群より選択されるいずれか一つである。
好ましくは、R2およびR3はそれぞれ独立して、C1-5アルキルであり、より好ましくは、R2およびR3はメチルであってもよい。
好ましくは、R4およびR5は水素であってもよい。
(アクリル酸エステル化合物の製造方法)
本発明の一実施形態によるアクリル酸エステル化合物の製造方法は、前記化学式3を触媒にして、前記化学式1および前記化学式2を反応物にして反応させる段階を含む。
前記製造方法において、反応物である前記化学式1と化学式2のR1〜R5は前記アクリル酸エステル化合物で述べたとおりである。
前記製造方法において、触媒である前記化学式3のR6〜R10は前記触媒で述べたとおりである。
より好ましくは、前記化学式1は、下記化学式1−1〜化学式1−4のうちのいずれか一つであってもよい:
Figure 2021509659
Figure 2021509659
Figure 2021509659
Figure 2021509659
より好ましくは、前記化学式2は、アクリル酸無水物であってもよい。
前記アクリル酸エステル化合物製造時、前記化学式1で表される化合物1当量を基準にして、前記化学式2で表される化合物は2.1〜3.5当量を反応させ、前記化学式3で表される触媒は0.05〜0.5当量を反応させる。
前記化学式1で表される化合物と化学式2で表される化合物を反応させる段階は、4時間以上、6時間以上、8時間以上、10時間以上、12時間以上、または24時間以下で行われる。
前記化学式1で表される化合物と化学式2で表される化合物を反応させる段階は、30℃以上80℃以下、または35℃以上75℃以下、または40℃以上70℃以下で行われてもよい。前記反応温度が30℃未満である場合、転換率が低くなる短所があり、80℃を超過する場合、反応中にアクリル酸エステル間重合可能性が増加して収率が低くなる短所がある。
前記製造方法によって前記化学式4で表される化合物への転換率は、90〜99.9%、または93〜99.9%、または95〜99.9%、または95〜99%であってもよい。
前記製造方法によって得られる前記化学式4で表される化合物の収率は、70〜95%、または75〜95%、または75〜90%、または75〜87%、または78〜87%であってもよい。
前記製造方法によって得られる前記化学式4で表される化合物は、これに限定されるのではないが、アクリル酸系単量体の重合時に架橋剤として使用できる。
本発明のアクリル酸エステル化合物の製造方法は、アルカンジアミンを触媒として使用することによって、取り扱いが難しいアクリロイルクロリドの代わりにアクリル酸無水物を反応物として使用可能にし、低い温度でも反応が行われ得るようにする。同時に本発明のアクリル酸エステル化合物の製造方法によれば、アクリル酸エステル化合物への転換率および収率を向上させることができる。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の内容が下記の実施例によって限定されるのではない。
(実施例1)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに3,7−ジメチル−2−オクテン−1,7−ジオール(3,7−dimethyl−2−octene−1,7−diol、30.0g、174mmol)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(N,N,N’,N’−tetramethylethylenediamine、6.07g、52.2mmol、0.30eq)、アクリル酸無水物(Acrylic anhydride、65.89g、522.4mmol、3.0eq)を添加し60℃で12時間以上反応させた。その後、Celite padにn−ヘキサン(n−hexane)300mLを用いてろ過し、濃縮して生成物DA1(39.1g、収率80%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3):δ6.39−6.02(m、2H)、6.01−5.80(m、2H)、5.75−5.72(m、2H)、5.44−5.37(m、2H)、4.69−4.65(m、2H)、2.15−2.03(m、2H)、1.77−1.23(m、13H)。
(実施例2)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに2,5−ジメチル−3−へキシン−2,5−ジオール(2,5−dimethyl−3−hexyne−2,5−diol、30.0g、210.9mmol)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(N,N,N’,N’−tetramethylethylenediamine、7.36g、63.3mmol、0.30eq)、アクリル酸無水物(Acrylic anhydride、79.82g、632.9mmol、3.0eq)を添加し60℃で12時間以上反応させた。その後、Celite padにn−ヘキサン(n−hexane)300mLを用いてろ過し、濃縮して生成物DA2(43.8g、収率83%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3):δ6.34(dd、2H)、6.06(dd、2H)、5.76(dd、2H)、1.68(s、12H)。
(実施例3)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに4−メチルペンタン−1,4−ジオール(4−methylpentane−1,4−diol、20.0g、169mmol)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(N,N,N’,N’−tetramethylethylenediamine、5.9g、50.8mmol、0.30eq)、アクリル酸無水物(Acrylic anhydride、64.03g、508mmol、3.0eq)を添加し60℃で12時間以上反応させた。その後、Celite padにn−ヘキサン(n−hexane)200mLを用いてろ過し、濃縮して生成物DA3(32.9g、収率86%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3):δ6.43(1H、dd)、6.32(2H、dd)、6.13(1H、dd)、6.04(1H、dd)、5.84(1H、dd)、5.77(1H、dd)、4.17(2H、t)、1.88(2H、m)、1.75(2H、m)、1.50(6H、s)。
(実施例4)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに2−メチルペンタン−2,4−ジオール(2−methylpentane−2,4−diol、20.0g、169mmol)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(N,N,N’,N’−tetramethylethylenediamine、5.9g、50.8mmol、0.30eq)、アクリル酸無水物(Acrylic anhydride、64.03g、508mmol、3.0eq)を添加し60℃で12時間以上反応させた。その後、Celite padにn−ヘキサン(n−hexane)200mLを用いてろ過し、濃縮して生成物DA4(31.8g、収率83%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3):δ6.38(1H、dd)、6.31(1H、dd)、6.08(1H、dd)、6.01(1H、dd)、5.25(1H、m)、1.57(3H、s)、1.51(6H、s)、1.28(2H、d)。
(実施例5)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに2−メチルペンタン−2,4−ジオール(2−methylpentane−2,4−diol、20.0g、169mmol)、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(N,N−dimethylethane−1,2−diamine、4.5g、50.8mmol、0.30eq)、アクリル酸無水物(Acrylic anhydride、64.03g、508mmol、3.0eq)を添加し60℃で12時間以上反応させた。その後、Celite padにn−ヘキサン(n−hexane)200mLを用いてろ過し、濃縮して生成物DA4(31.8g、収率79%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3):δ6.38(1H、dd)、6.31(1H、dd)、6.08(1H、dd)、6.01(1H、dd)、5.25(1H、m)、1.57(3H、s)、1.51(6H、s)、1.28(2H、d)。
(比較例1)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに2−メチルペンタン−2,4−ジオール(2−methylpentane−2,4−diol、20.0g、169mmol)、メチレンクロリド(120mL)、トリエチルアミン(51.38g、508mmol、3.0eq)、4−ジメチルアミノピリジン(2.07g、16.92mmol、0.1eq)を投入し0℃でアクリロイルクロリド(45.95g、507.7mmol、3.0eq)とメチレンクロリド(50mL)を混合した溶液を徐々に2時間投入した。その後、0℃で1時間反応させ、徐々に温度を常温に上げて12時間反応させた。その後、溶媒であるメチレンクロリドを減圧して除去し、n−ヘキサン(n−hexane)200mLを用いて希釈させ、水200mLで2回洗浄した。n−ヘキサン(n−hexane)溶液にマグネシウムスルフェートを投入して水を除去し、Celite padを用いてろ過後、濃縮して生成物DA4とA1混合物を得た。
(比較例2)
Figure 2021509659
250mL丸底フラスコに2−メチルペンタン−2,4−ジオール(2−methylpentane−2,4−diol、20.0g、169mmol)、トルエン(170mL)、トリエチルアミン(51.38g、508mmol、3.0eq)、4−ジメチルアミノピリジン(2.07g、16.92mmol、0.1eq)を投入し110℃でアクリル酸無水物(64.03g、507.7mmol、3.0eq)を徐々に2時間投入し110℃で12時間反応させた。その後、溶媒であるトルエンを減圧して除去し、n−ヘキサン(n−hexane)200mLを用いて希釈させ、水200mLで2回洗浄した。n−ヘキサン(n−hexane)溶液にマグネシウムスルフェートを投入して水を除去し、Celite padを用いてろ過後、濃縮して生成物DA4とA1混合物を得た。
実験例
前記実施例および比較例から下記の式1および2によってそれぞれ転換率および収率が算出され、転換率と収率は下記表1に示した。
Figure 2021509659
Figure 2021509659
Figure 2021509659
上記表1を参照すれば、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンまたはN,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンを触媒として使用した実施例1〜5の場合、アクリル酸エステルへの転換率が95%以上であり、収率が79%以上であって、NEt3およびDMAPを触媒として使用した比較例に比べて優れていることが確認される。
これと共に、前記実施例1〜5は全て60℃で反応が行われたものであって、比較例2の従来のアクリルアンヒドリドのエステル化反応温度(110℃)より明確に低い温度で行われたが、前記表1のように優れた転換率および収率を有するのを確認することができる。
本明細書において、前記アルキル基は直鎖または分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1〜20であるのが好ましい。一実施状態によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜10である。また一つの実施状態によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜5である。アルキル基の具体的な例としては、メチル、エチル、プロピル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、1−メチル−ブチル、1−エチル−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、n−オクチル、tert−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、n−ノニル、2,2−ジメチルへプチル、1−エチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、イソヘキシル、2−メチルペンチル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されない。
好ましくは、R1は置換もしくは非置換のC1-10アルキレン;置換もしくは非置換のC2-10アルケニレン;または置換もしくは非置換のC2-10アルキニレンであってもよく、より好ましくは、R1は2−メチル−1−ペンテニレン、3,3−ジメチル−1−プロピニレン、プロピレン、またはメチルエチレンからなる群より選択されるいずれか一つである。

Claims (14)

  1. 下記化学式3で表される化合物を触媒にして、下記化学式1で表される化合物および下記化学式2で表される化合物を反応させる段階を含む、下記化学式4で表されるアクリル酸エステル化合物の製造方法:
    Figure 2021509659
    上記化学式1で、
    1は、置換もしくは非置換のC1-30アルキレン;置換もしくは非置換のC2-30アルケニレン;または置換もしくは非置換のC2-30アルキニレンであり、
    2およびR3は、それぞれ独立して、水素またはC1-20アルキルであり、
    Figure 2021509659
    上記化学式2で、
    4およびR5は、それぞれ独立して、水素またはメチルであり、
    Figure 2021509659
    上記化学式3で、
    6〜R9は、それぞれ独立して、水素;または置換もしくは非置換のC1-10アルキルであり、
    10は、置換もしくは非置換のC1-10アルキレンであり、
    Figure 2021509659
    上記化学式4で、
    1〜R5は、前記で定義したとおりである。
  2. 1は、置換もしくは非置換のC1-10アルキレン;置換もしくは非置換のC2-10アルケニレン;または置換もしくは非置換のC2-10アルキニレンである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  3. 2およびR3は、それぞれ独立して、C1-5アルキルである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  4. 2およびR3は、メチルである、請求項3に記載の化合物の製造方法。
  5. 4およびR5は、水素である、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  6. 6〜R9は、それぞれ独立して、水素;または置換もしくは非置換のC1-10アルキルである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  7. 6およびR7は、メチルであり、
    8およびR9は、水素またはメチルである、請求項6に記載の化合物の製造方法。
  8. 10は、置換もしくは非置換のC1-5アルキレンである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  9. 10は、エチレンである、請求項8に記載の化合物の製造方法。
  10. 前記化学式1は、下記化学式1−1〜化学式1−4のうちのいずれか一つである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
    Figure 2021509659
    Figure 2021509659
    Figure 2021509659
    Figure 2021509659
  11. 前記化学式2で表される化合物は、アクリル酸無水物である、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  12. 前記化学式3で表される化合物は、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンまたはN,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンである、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  13. 前記反応は、30℃以上80℃以下で行われる、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  14. 前記反応の転換率は90〜99.9%であり、収率は70〜95%である、請求項1に記載の化合物の製造方法。
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