JP2021196027A - 棚圧推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦係合要素の棚圧を精度よく推定できる、棚圧推定装置を提供する。【解決手段】ECUでは、クラッチ圧Pが解放されたときに、クラッチ圧Pの時間変化率α1での単調低下が終了した時刻T1でのクラッチ圧P、つまりクラッチピストン63がクッショニングスプリング68から離間するタイミングでのクラッチ圧Pである棚圧P1が推定される。棚圧P1は、クラッチピストン63の移動が停止した時刻T2での油圧P2およびクラッチ圧Pの時間変化率α2を用いた演算により算出することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、クラッチの棚圧を推定する棚圧推定装置に関する。
エンジンの動力により走行するコンベンショナルな車両には、変速機が搭載されている。エンジンの動力は、変速機のインプット軸に入力されて、変速機内で変速され、変速機のアウトプット軸からデファレンシャルギヤなどを介して左右の駆動輪に伝達される。
変速機として、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)や有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)が広く知られている。これらの変速機には、複数の油圧式のクラッチ(ブレーキ)が備えられており、その複数のクラッチの係合/解放の組合せにより、Pレンジ(駐車レンジ)、Rレンジ(後進レンジ)、Nレンジ(中立レンジ)およびDレンジ(前進レンジ)の各変速レンジが構成される。
クラッチを係合させる係合制御では、係合ショックの発生を防止するため、伝達トルク容量の制御が重要である。クラッチの伝達トルク容量は、クラッチに供給される油圧(クラッチ圧)に依存するので、クラッチ圧を制御することにより、クラッチの伝達トルク容量を制御することができる。ところが、クラッチのピストンストロークの経時変化などの要因により、クラッチ圧と伝達トルク容量との関係が変化する。そのため、クラッチ圧と伝達トルク容量との関係、たとえば、クラッチの伝達トルク容量の得失が切り替わるときのクラッチ圧である棚圧が学習される。
特開平6−159493号公報
たとえば、変速機がベルト式の無段変速機であって、トルクコンバータから動力が入力されるインプット軸とプライマリ軸との間にクラッチが介在される構成では、クラッチ圧を0から上昇させて、トルクコンバータのタービン回転数の低下が検出されたときのクラッチ圧を棚圧と推定できる。しかしながら、引きずりトルクによるタービン回転数の低下との見分けが困難であり、棚圧の推定結果がばらつきやすい。
また、その構成では、クラッチが完全係合した状態からクラッチ圧を低下させて、タービン回転数の上昇が検出されたときのクラッチ圧を棚圧と推定することも考えられる。しかし、タービン回転数の上昇がトルクコンバータのトルク増幅の影響を受けるため、棚圧を精度よく推定できない。
本発明の目的は、摩擦係合要素の棚圧を精度よく推定できる、棚圧推定装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る棚圧推定装置は、プレートとディスクとが回転軸線方向に対向して設けられ、油室に供給される油圧により、ピストンがリターンスプリングの弾性力に抗して回転軸線方向の一方側に移動し、ピストンがプレートをディスクに押し付けることにより係合し、その係合状態から油室の油圧が解放されると、時間の経過に伴って、ピストンの移動が停止するまで、油室の油圧が直線的に低下する摩擦係合要素を対象とし、摩擦係合要素の伝達トルク容量の得失が切り替わるときの油室の油圧である棚圧を推定する装置であって、摩擦係合要素が係合している状態から油室の油圧が解放されたときに、リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油室の油圧の時間変化率およびピストンの移動が停止した時点の油室の油圧を検出し、その検出した時間変化率および油圧を用いる演算式に従って算出した値を棚圧と推定する。
油室の油圧は、たとえば、油圧センサによって検出できるので、リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率は、たとえば、その油圧センサによって検出される油圧を時間微分することにより算出できる。また、ピストンの移動が停止したことに応じて、油室に残る油圧が急峻に低下するので、ピストンの移動が停止した時点における油室の油圧は、容易に特定できる。
したがって、リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率およびピストンの移動が停止した時点における油室の油圧を用いる演算式に従って、摩擦係合要素の棚圧を算出することにより、棚圧を精度よく推定できる。
摩擦係合要素は、回転軸線方向の一方側と逆の他方側の端のプレートに対する他方側に、クッショニングスプリングが配置されており、ピストンがリターンスプリングの弾性力に抗して一方側に移動し、ピストンがクッショニングスプリングに当接した後、ピストンがリターンスプリングおよびクッショニングスプリングの弾性力に抗してプレートをディスクに押し付けることにより係合する構成であってもよい。
その構成の摩擦係合要素を対象とする場合、棚圧をP1とし、ピストンの移動が停止した時点の油室の油圧をP2とし、油室の油圧の解放からピストンがクッショニングスプリングから離間するまでの時間をT1とし、油室への油圧の供給停止からピストンの移動が停止するまでの時間をT2とし、リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα2として、
演算式は、
P1=P2−α2(T2−T1)
であってもよい。
また、棚圧をP1とし、油室の油圧が解放される前の油室の油圧をP0とし、ピストンの移動が停止した時点の油室の油圧をP2とし、油室の油圧の解放からピストンの移動が停止するまでの時間をT2とし、リターンスプリングおよびクッショニングスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα1とし、リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα2として、
演算式は、
P1=(α1×P2−α2×P0−α1×α2×T2)/(α1−α2)
であってもよい。
本発明によれば、摩擦係合要素の棚圧を精度よく推定することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の駆動系の構成を示すスケルトン図である。 前進クラッチの構成を示す断面図である。 前進クラッチのクラッチ圧とピストンストロークとの関係を示す図である。 車両の制御系の構成を示すブロック図である。 前進クラッチのクラッチ圧の時間変化の一例を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の駆動系>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両1の駆動系の構成を示すスケルトン図である。
車両1は、エンジン2を駆動源として搭載し、たとえば、FR(Front-engine Rear-wheel-drive:フロントエンジン・リヤドライブ)レイアウトを採用している。エンジン2は、クランクシャフト3が車両1の前後方向(以下、単に「前後方向」という。)に対して縦向きになる縦置きで車両1の前部に搭載される。
エンジン2は、たとえば、3気筒4ストロークエンジンであるが、3気筒4ストロークエンジンに限定されない。すなわち、エンジン2の気筒数は、3気筒に限らず、4気筒以上であってもよいし、2気筒以下であってもよい。また、エンジン2のストローク数は、4ストロークに限らず、2ストロークであってもよい。エンジン2には、エンジン2の燃焼室への吸入空気量を調整するための電子スロットルバルブ、燃料を吸入空気に噴射するインジェクタ(燃料噴射装置)および燃焼室内に電気放電を生じさせる点火プラグなどが備えられている。また、エンジン2のクランキングのためのスタータモータがエンジン2に付随して設けられている。
エンジン2の動力は、変速ユニット4に入力される。変速ユニット4から出力される動力は、プロペラシャフト5を介して、デファレンシャルギヤ6に伝達され、デファレンシャルギヤ6から左右の駆動輪(後輪)7L,7Rに伝達される。
変速ユニット4は、外殻をなすユニットケース内に、トルクコンバータ8および無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)9を備えている。
トルクコンバータ8は、ロックアップ機構付きのトルクコンバータであり、フロントカバー11、ポンプインペラ12、タービンランナ13およびロックアップクラッチ(ロックアップピストン)14を備えている。
フロントカバー11は、前後方向に延びる回転軸線を中心に略円板状に延び、その外周端部がエンジン2側と反対側である後側に屈曲した形状をなしている。フロントカバー11の中心部には、エンジン2のクランクシャフト3が相対回転不能に結合される。
ポンプインペラ12は、フロントカバー11の後側に配置されている。ポンプインペラ12の外周端部は、フロントカバー11の外周端部に接続され、ポンプインペラ12は、フロントカバー11と一体回転可能に設けられている。
タービンランナ13は、フロントカバー11とポンプインペラ12との間に配置されている。
ロックアップクラッチ14は、フロントカバー11とタービンランナ13との間に位置している。ロックアップクラッチ14に対してタービンランナ13側の係合側油室15の油圧がフロントカバー11側の解放側油室16の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップクラッチ14がフロントカバー11側に移動し、ロックアップクラッチ14がフロントカバー11に押し付けられて、ポンプインペラ12とタービンランナ13とが直結(ロックアップオン)される。
逆に、解放側油室16の油圧が係合側油室15の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップクラッチ14がタービンランナ13側に移動する。ロックアップクラッチ14がフロントカバー11から離間した状態では、ポンプインペラ12とタービンランナ13との直結が解除(ロックアップオフ)される。ロックアップオフの状態において、エンジントルクによりポンプインペラ12が回転すると、ポンプインペラ12からタービンランナ13に向かうオイルの流れが生じる。このオイルの流れがタービンランナ13で受けられて、タービンランナ13が回転する。このとき、トルクコンバータ8の増幅作用が生じ、タービンランナ13には、エンジントルクよりも大きなトルクが発生する。
無段変速機9は、インプット軸21、無段変速機構22、リバース伝達機構23およびアウトプット軸24を備えている。無段変速機9は、インプット軸21が前後方向に延びる縦向きとなるように設けられている。
インプット軸21は、トルクコンバータ8の回転軸線上を延び、トルクコンバータ8のタービンランナ13と一体的に回転可能に設けられている。インプット軸21には、インプット軸ギヤ25が一体に形成されるか、または、別体に形成されたインプット軸ギヤ25が相対回転不能に支持されている。
無段変速機構22は、プライマリ軸31、セカンダリ軸32、プライマリ軸31に支持されたプライマリプーリ33、セカンダリ軸32に支持されたセカンダリプーリ34およびプライマリプーリ33とセカンダリプーリ34とに巻きかけられたベルト35を備えている。
プライマリ軸31は、その軸心がインプット軸21の軸心に対して後側から見て右下方に離間した位置に配置されて、インプット軸21と平行に延びている。セカンダリ軸32は、その軸心がインプット軸21の軸心に対して後側から見て左上方に離間した位置に配置されて、インプット軸21と平行に延びている。このように、インプット軸21に対して、プライマリ軸31とセカンダリ軸32とが左右に分かれて配置されている。これにより、プライマリ軸31とセカンダリ軸32との上下方向の軸間距離を短くすることができ、無段変速機9の上下方向のサイズを小さくすることができる。そのため、車両1が商用車などの車室が低床化された車両であっても、その車両1への変速ユニット4の搭載を車両1の最低地上高を確保しつつ可能とすることができる。
プライマリプーリ33は、プライマリ軸31に固定されたプライマリ固定シーブ41と、プライマリ固定シーブ41にベルト35を挟んで対向配置され、プライマリ軸31にその軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持されたプライマリ可動シーブ42とを備えている。プライマリ可動シーブ42は、プライマリ固定シーブ41に対して前側に配置されている。
プライマリ可動シーブ42に対してプライマリ固定シーブ41側と反対側、つまり前側には、シリンダ43が設けられている。シリンダ43は、内周端がプライマリ軸31に固定され、プライマリ軸31から軸径方向に延び、外周端部が後側に屈曲して延びている。プライマリ可動シーブ42の外周端は、シリンダ43の外周端部に回転径方向の内側から液密的に当接している。プライマリ可動シーブ42とシリンダ43との間は、油室(ピストン室)44として形成されている。
セカンダリプーリ34は、セカンダリ軸32に固定されたセカンダリ固定シーブ45と、セカンダリ固定シーブ45にベルト35を挟んで対向配置され、セカンダリ軸32にその軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持されたセカンダリ可動シーブ46とを備えている。セカンダリ可動シーブ46は、セカンダリ固定シーブ45に対して後側に配置されており、前後方向において、セカンダリ固定シーブ45とセカンダリ可動シーブ46との位置関係は、プライマリプーリ33のプライマリ固定シーブ41とプライマリ可動シーブ42との位置関係と逆転している。
セカンダリ可動シーブ46に対してセカンダリ固定シーブ45と反対側、つまり後側には、ピストン47が設けられている。ピストン47は、内周端がセカンダリ軸32に固定され、セカンダリ軸32から軸径方向に延びている。セカンダリ可動シーブ46の外周端部は、後側に延出しており、ピストン47の外周端は、そのセカンダリ可動シーブ46の外周端部に回転径方向の内側から液密的に当接している。セカンダリ可動シーブ46とピストン47との間は、油室48として形成されている。
無段変速機構22では、プライマリプーリ33およびセカンダリプーリ34の各油室44,48に供給される油圧が制御されて、プライマリプーリ33およびセカンダリプーリ34の各溝幅が変更されることにより、ベルト変速比(プライマリプーリ33とセカンダリプーリ34とのプーリ比)が一定の変速比範囲内で連続的に無段階で変更される。
具体的には、ベルト変速比が小さくされるときには、プライマリプーリ33の油室44に供給される油圧が上げられる。これにより、プライマリプーリ33のプライマリ可動シーブ42がプライマリ固定シーブ41側に移動し、プライマリ固定シーブ41とプライマリ可動シーブ42との間隔(溝幅)が小さくなる。これに伴い、プライマリプーリ33に対するベルト35の巻きかけ径が大きくなり、セカンダリプーリ34のセカンダリ固定シーブ45とセカンダリ可動シーブ46との間隔(溝幅)が大きくなる。その結果、ベルト変速比が小さくなる。
ベルト変速比が大きくされるときには、プライマリプーリ33の油室44に供給される油圧が下げられる。これにより、ベルト35に対するセカンダリプーリ34の推力がベルト35に対するプライマリプーリ33の推力よりも大きくなり、セカンダリプーリ34のセカンダリ固定シーブ45とセカンダリ可動シーブ46との間隔が小さくなるとともに、プライマリ固定シーブ41とプライマリ可動シーブ42との間隔が大きくなる。その結果、ベルト変速比が大きくなる。
なお、図示されていないが、セカンダリプーリ34の油室48には、バイアススプリングが設けられている。バイアススプリングは、一端がセカンダリ可動シーブ46に弾性的に当接し、他端がピストン47に弾性的に当接している。バイアススプリングの弾性力により、セカンダリ可動シーブ46およびピストン47が互いに離間する方向に付勢されている。セカンダリ可動シーブ46には、油室48の油圧およびバイアススプリングによる付勢力が付与され、ベルト35には、それに応じた挟圧力が付与される。
プライマリ軸31の前側の端部には、プライマリ入力ギヤ51が相対回転可能に支持されている。
プライマリ入力ギヤ51とその後側に配置されるプライマリプーリ33との間に、前進クラッチ52が設けられている。前進クラッチ52は、油圧式の摩擦クラッチであり、油圧により係合し、プライマリ軸31に対するプライマリ入力ギヤ51の回転を禁止する。したがって、前進クラッチ52の係合状態では、プライマリ入力ギヤ51が回転すると、プライマリ軸31がプライマリ入力ギヤ51と一体に回転する。この係合状態の前進クラッチ52から油圧が開放されると、前進クラッチ52が解放される。前進クラッチ52の解放により、プライマリ軸31に対するプライマリ入力ギヤ51の回転が許容され、プライマリ入力ギヤ51が回転しても、その回転がプライマリ軸31に伝達されない。
セカンダリ軸32の前側の端部には、セカンダリ入力ギヤ53が相対回転可能に支持されている。
セカンダリ入力ギヤ53とその後側に配置されるセカンダリプーリ34との間には、後進クラッチ54が設けられている。後進クラッチ54は、油圧式の摩擦クラッチであり、油圧により係合し、セカンダリ軸32に対するセカンダリ入力ギヤ53の回転を禁止する。したがって、セカンダリ入力ギヤ53が回転すると、セカンダリ軸32がセカンダリ入力ギヤ53と一体に回転する。この係合状態の後進クラッチ54から油圧が開放されると、後進クラッチ54が解放される。後進クラッチ54の解放により、セカンダリ軸32に対するセカンダリ入力ギヤ53の回転が許容され、セカンダリ入力ギヤ53が回転しても、その回転がセカンダリ軸32に伝達されない。
リバース伝達機構23は、インプット軸21の動力(回転)を無段変速機構22を経由せずにセカンダリ軸32に伝達する機構である。リバース伝達機構23は、リバースアイドラ軸55、第1リバースギヤ56および第2リバースギヤ57を含む。
リバースアイドラ軸55は、インプット軸21と平行をなす前後方向に延びている。
第1リバースギヤ56は、リバースアイドラ軸55と一体に形成されるか、または、リバースアイドラ軸55と別体に形成されて、リバースアイドラ軸55に相対回転不能に支持されている。
アウトプット軸24は、インプット軸21に対して後側に間隔を空けて、インプット軸21と同一軸線上に配置されている。アウトプット軸24には、アウトプット軸ギヤ58が一体に形成されるか、または、アウトプット軸24と別体に形成されたアウトプット軸ギヤ58が相対回転不能に支持されている。これに対応して、セカンダリ軸32には、セカンダリプーリ34のピストン47の後側に隣接して、セカンダリ出力ギヤ59がスプライン嵌合により相対回転不能に支持されている。アウトプット軸ギヤ58とセカンダリ出力ギヤ59とは、噛合している。
無段変速機9は、たとえば、Pレンジ(駐車レンジ)、Rレンジ(後進レンジ)、Nレンジ(中立レンジ)およびDレンジ(前進レンジ)を含む変速レンジを有している。変速レンジの切り替えを指示するため、車両1の車室内には、シフトレバー(セレクトレバー)が配設されている。シフトレバーの可動域には、Pレンジ、Rレンジ、NレンジおよびDレンジに対応して、それぞれPポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジションが設定されている。
シフトレバーがPポジションに位置する状態では、前進クラッチ52および後進クラッチ54の両方が解放され、たとえば、アウトプット軸24に相対回転不能に支持されるパーキングギヤが固定されることにより、Pレンジが構成される。また、シフトレバーがNポジションに位置する状態では、前進クラッチ52および後進クラッチ54の両方が解放され、パーキングロックギヤが固定されないことにより、Nレンジが構成される。
シフトレバーがDポジションに位置する状態では、前進クラッチ52が係合されて、後進クラッチ54が解放されることにより、Dレンジが構成される。このとき、エンジン2からトルクコンバータ8を介してインプット軸21に入力される動力は、前進クラッチ52の係合により、インプット軸ギヤ25からプライマリ入力ギヤ51を介してプライマリ軸31に伝達される。一方、インプット軸21に入力される動力がインプット軸ギヤ25からセカンダリ入力ギヤ53に伝達されて、セカンダリ入力ギヤ53が回転しても、後進クラッチ54の解放により、セカンダリ入力ギヤ53がセカンダリ軸32に対して空転し、セカンダリ軸32に動力が伝達されない。
プライマリ軸31に伝達される動力は、プライマリプーリ33とセカンダリプーリ34とのプーリ比に応じたベルト変速比で変速されて、セカンダリ軸32に伝達される。そして、セカンダリ軸32に伝達される動力は、セカンダリ出力ギヤ59からアウトプット軸ギヤ58を介してアウトプット軸24に伝達され、アウトプット軸24からプロペラシャフト5に伝達される。
シフトレバーがRポジションに位置する状態では、前進クラッチ52が解放されて、後進クラッチ54が係合されることにより、Rレンジが構成される。このとき、エンジン2からトルクコンバータ8を介してインプット軸21に入力される動力は、後進クラッチ54の係合により、インプット軸ギヤ25からリバース伝達機構23およびセカンダリ入力ギヤ53を介してセカンダリ軸32に伝達される。このとき、セカンダリ軸32は、車両1の前進時と逆方向に回転する。一方、インプット軸21に入力される動力がインプット軸ギヤ25からプライマリ入力ギヤ51に伝達されて、プライマリ入力ギヤ51が回転しても、前進クラッチ52の解放により、プライマリ入力ギヤ51がプライマリ軸31に対して空転し、プライマリ軸31に動力が伝達されない。
セカンダリ軸32に伝達される動力は、セカンダリ出力ギヤ59からアウトプット軸ギヤ58を介してアウトプット軸24に伝達され、アウトプット軸24からプロペラシャフト5に伝達される。
<前進クラッチの構成>
図2は、前進クラッチ52の構成を示す断面図である。
前進クラッチ52は、クラッチドラム61、クラッチハブ62およびクラッチピストン63を備えている。
クラッチドラム61は、内周端がプライマリ軸31に固定され、プライマリ軸31から軸径方向に延び、外周端部がプライマリ入力ギヤ51側、つまり前側に屈曲して延びている。
クラッチハブ62は、プライマリ入力ギヤ51と一体に形成され、プライマリ入力ギヤ51から後側に延出する円筒状をなし、クラッチドラム61の外周端部に対して軸径方向の内側から間隔を空けて対向している。
クラッチピストン63は、クラッチドラム61とクラッチハブ62との間に、軸線方向に移動可能に設けられている。クラッチピストン63は、クラッチドラム61に液密的に当接しており、クラッチドラム61とクラッチピストン63との間には、クラッチピストン63に作用する油圧が供給される油室64が形成されている。また、クラッチピストン63は、リターンスプリング65により、後側に弾性的に付勢されている。
クラッチドラム61の外周端部とクラッチハブ62とに軸径方向に挟まれる空間において、クラッチドラム61に保持される略円環状のクラッチプレート66とクラッチハブ62に保持される略円環状のクラッチディスク67とが回転軸線方向の一方側である後側からその順で交互に並んでいる。最後端のクラッチプレート66の後側には、略円環状のクッショニングスプリング68が配置されている。クッショニングスプリング68は、クラッチドラム61にその外周端部が保持されている。
図3は、クラッチ圧P(油室64の油圧)とピストンストローク(クラッチピストン63の移動量)との関係を示す図である。
油室64に油圧が供給され、油室64の油圧であるクラッチ圧Pが上昇すると、そのクラッチ圧Pにより、クラッチピストン63がリターンスプリング65の弾性力に抗して前側に移動する。クラッチ圧Pが当接圧まで上昇すると、クラッチピストン63がクッショニングスプリング68に当接する。クラッチ圧Pがさらに上昇すると、クラッチピストン63がクッショニングスプリング68を前側に押圧して、クッショニングスプリング68が弾性変形し始める。その後、クラッチピストン63は、クラッチ圧Pの上昇に伴って、リターンスプリング65およびクッショニングスプリング68の各弾性力の合力に抗して前側に移動する。クラッチピストン63がクッショニングスプリング68を介してクラッチプレート66を前側に押圧し、クラッチプレート66とクラッチディスク67との圧接力が高まるのにつれて、前進クラッチ52の伝達トルク容量が上昇する。クッショニングスプリング68がクラッチピストン63に押し切られると(クッショニングスプリング68の弾性変形が停止すると)、クラッチピストン63の移動が停止した状態となる。
前進クラッチ52が係合した状態になると、プライマリ軸31に対するプライマリ入力ギヤ51の回転が禁止され、プライマリ入力ギヤ51が回転すると、プライマリ軸31がプライマリ入力ギヤ51と一体に回転する。
前進クラッチ52の係合状態から、クラッチ圧Pが解放されると、リターンスプリング65およびクッショニングスプリング68の各弾性力の合力により、クラッチピストン63が後側に移動し、クラッチプレート66とクラッチディスク67との圧接力が弱まり、これに伴って、前進クラッチ52の伝達トルク容量が低下する。クッショニングスプリング68が復元して、クラッチピストン63がクッショニングスプリング68から離間すると、前進クラッチ52の伝達トルク容量が0になり、前進クラッチ52が完全に解放される。
前進クラッチ52の解放により、プライマリ軸31に対するプライマリ入力ギヤ51の回転が許容され、プライマリ入力ギヤ51が回転しても、その回転がプライマリ軸31に伝達されない。
<車両の制御系>
図4は、車両1の制御系の構成を示すブロック図である。
車両1には、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)が備えられている。マイコンには、たとえば、CPU、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリが内蔵されている。図2には、1つのECU71のみが示されているが、車両1には、各部を制御するため、ECU71と同様の構成を有する複数のECUが搭載されている。ECU71を含む複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
ECU71には、エンジン2の制御のためのエンジン制御ロジックと、変速ユニット4の制御のための変速制御ロジックとが組まれている。エンジン制御ロジックにより、エンジン2の始動、停止および出力調整などのため、エンジン2に設けられた電子スロットルバルブ、インジェクタおよび点火プラグなどが制御される。変速制御ロジックにより、トルクコンバータ8のロックアップオン/オフの切り替えや無段変速機構22のベルト変速比(無段変速機9の変速比)の制御などのため、変速ユニット4の各部に油圧を供給するための油圧回路に含まれる各種のバルブなどが制御される。
ECU71には、制御に必要な各種センサが接続されており、各種センサの検出信号が入力される。各種センサには、たとえば、前進クラッチ52のクラッチ圧P(油室64の油圧)を検出する油圧センサ72が含まれる。ECU71では、各種センサの検出信号から各種情報が取得される。また、ECU71には、他のECUから制御に必要な各種情報が入力される。ECU71に他のECUから入力される情報は、その情報を取得するためのセンサがECU71に接続されて、ECU71において、そのセンサの検出信号から求められてもよい。
<棚圧推定処理>
図5は、クラッチ圧Pの時間変化の一例を示す図である。
シフトレバーがDポジションから他のポジションに操作されると、そのシフトレバーの操作がケーブルを介して自動変速機のマニュアルバルブに伝達されて、マニュアルバルブが操作されることにより、マニュアルバルブから前進クラッチ52を係合させるための油圧の出力が停止する。これに伴い、前進クラッチ52のクラッチ圧P(油室64の油圧)が解放される。また、前進クラッチ52の係合状態から、ECU71により、前進クラッチ52の油室64に供給される油圧を調圧するバルブに対するクラッチ指示圧が0MPaに変更されると、前進クラッチ52のクラッチ圧Pが解放される。
クラッチ圧Pが解放されると(時刻T0)、リターンスプリング65およびクッショニングスプリング68の各弾性力の合力により、クラッチピストン63が後側に移動する。これに伴って、クラッチ圧Pが油圧(係合圧)P0から時間変化率(傾き)α1で直線的に低下する(時間T0−T1)。
そして、クラッチピストン63がクッショニングスプリング68から離間すると、リターンスプリング65の弾性力により、クラッチピストン63が後側に移動する。これに伴って、クラッチ圧Pが時間変化率(傾き)α2で直線的に低下する。そして、クラッチピストン63がクラッチドラム61に当接して、クラッチピストン63の移動が停止すると(時刻T2)、油室64の容積変化がなくなり、クラッチ圧Pがクラッチ圧P2から急峻に低下する。
ECU71では、クラッチ圧Pが解放されたときに、クラッチ圧Pの時間変化率α1での単調低下が終了した時刻T1でのクラッチ圧P、つまりクラッチピストン63がクッショニングスプリング68から離間するタイミングでのクラッチ圧Pである棚圧P1が算出により推定される。棚圧P1は、時刻T2でのクラッチ圧P2およびクラッチ圧Pの時間変化率α2を用いた演算により算出することができる。すなわち、棚圧P1は、次の演算式(1)または演算式(2)に従って算出することができる。
P1=P2−α2(T2−T1) ・・・(1)
P1=(α1×P2−α2×P0−α1×α2×T2)/(α1−α2)
・・・(2)
演算式(2)は、式(3)を「T1」について解き、その「T1」の式を式(4)に代入して、式(4)を「P1」について解くことにより導き出すことができる。
P1=P0+α1×T1 ・・・(3)
P1=P2−α2(T2−T1)=P2−α2×T2+α2×T1 ・・・(4)
<作用効果>
クラッチ圧Pが低下し始める前のクラッチ圧P0およびクラッチピストン63の移動が停止した時刻T2でのクラッチ圧P2は、油圧センサ72によって検出することができる。クラッチピストン63の移動が停止したことに応じて、クラッチ圧Pが急峻に低下するので、クラッチピストン63の移動が停止した時点におけるクラッチ圧P2は、容易に特定することができる。
クラッチ圧Pの時間変化率α1および時間変化率α2、ならびにクラッチ圧Pの時間変化率α1での単調低下が終了した時刻T1は、油圧センサ72によって検出されるクラッチ圧Pを用いた演算により算出できる。すなわち、クラッチ圧Pの1階微分値を平滑化処理(移動平均処理、ローパスフィルタ処理)して得られる値の最小値(負の値)は、クラッチ圧Pの時間変化率α1として求めることができる。また、クラッチ圧Pの1階微分値を平滑化処理して得られる値の最大値(負の値)は、クラッチ圧Pの時間変化率α2として求めることができる。クラッチ圧Pの2階微分値が所定値を超えた時刻は、クラッチ圧Pの時間変化率α1での単調低下が終了した時刻T1として求めることができる。
よって、演算式(1)または演算式(2)に従って、棚圧P1を算出することにより、棚圧P1を精度よく推定することができる。
棚圧P1を精度よく推定できるので、前進クラッチ52の伝達トルク容量を正確に制御することができる。そのため、NレンジからDレンジへの変速時に、前進クラッチ52の係合ショックの発生を抑制することができる。また、路面から駆動輪7L,7Rに過大なトルクが入力された場合に、ベルト35よりも先に前進クラッチ52が滑るようにする制御、いわゆるクラッチヒューズ制御を精度よく行うことができ、ベルト滑りの発生を良好に抑制することができる。さらには、クラッチヒューズ制御を精度よく行うことができるので、ベルト35に付与される挟圧を下げることができ、車両1の燃費を向上させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、前進クラッチ52を取り上げたが、本発明に係る棚圧推定の技術は、後進クラッチ54に適用することもできる。
また、変速ユニット4は、エンジン2の後側に、CVT5のインプット軸21が車両の前後方向に延びる縦向きとなる縦置きで配置されている構成に限らず、エンジン2の左側または右側に、CVTの入力軸(インプット軸)が車両の左右方向に延びるように横置きされる構成であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
52:前進クラッチ(摩擦係合要素)
54:後進クラッチ(摩擦係合要素)
63:クラッチピストン(ピストン)
64:油室
65:リターンスプリング
66:クラッチプレート(プレート)
67:クラッチディスク(ディスク)
68:クッショニングスプリング
71:ECU(棚圧推定装置)
72:油圧センサ

Claims (3)

  1. プレートとディスクとが回転軸線方向に対向して設けられ、油室に供給される油圧により、ピストンがリターンスプリングの弾性力に抗して前記回転軸線方向の一方側に移動し、前記ピストンが前記プレートを前記ディスクに押し付けることにより係合し、その係合状態から前記油室の油圧が解放されると、時間の経過に伴って、前記ピストンの移動が停止するまで、前記油室の油圧が直線的に低下する摩擦係合要素を対象とし、前記摩擦係合要素の伝達トルク容量の得失が切り替わるときの前記油室の油圧である棚圧を推定する装置であって、
    前記摩擦係合要素が係合している状態から前記油室の油圧が解放されたときに、前記リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する前記油室の油圧の時間変化率および前記ピストンの移動が停止した時点の前記油室の油圧を検出し、
    その検出した時間変化率および油圧を用いる演算式に従って算出した値を前記棚圧と推定する、棚圧推定装置。
  2. 前記回転軸線方向の前記一方側と逆の他方側の端の前記プレートに対する前記他方側に、クッショニングスプリングが配置されており、前記ピストンが前記リターンスプリングの弾性力に抗して前記一方側に移動し、前記ピストンが前記クッショニングスプリングに当接した後、前記ピストンが前記リターンスプリングおよび前記クッショニングスプリングの弾性力に抗して前記プレートを前記ディスクに押し付けることにより、前記摩擦係合要素が係合し、
    前記棚圧をP1とし、前記ピストンの移動が停止した時点の前記油室の油圧をP2とし、前記油室の油圧の解放から前記ピストンが前記クッショニングスプリングから離間するまでの時間をT1とし、前記油室への油圧の供給停止から前記ピストンの移動が停止するまでの時間をT2とし、前記リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα2として、
    前記演算式は、
    P1=P2−α2(T2−T1)
    である、請求項1に記載の棚圧推定装置。
  3. 前記回転軸線方向の前記一方側と逆の他方側の端の前記プレートに対する前記他方側に、クッショニングスプリングが配置されており、前記ピストンが前記リターンスプリングの弾性力に抗して前記一方側に移動し、前記ピストンが前記クッショニングスプリングに当接した後、前記ピストンが前記リターンスプリングおよび前記クッショニングスプリングの弾性力に抗して前記プレートを前記ディスクに押し付けることにより、前記摩擦係合要素が係合し、
    前記棚圧をP1とし、前記油室の油圧が解放される前の前記油室の油圧をP0とし、前記ピストンの移動が停止した時点の前記油室の油圧をP2とし、前記油室の油圧の解放から前記ピストンの移動が停止するまでの時間をT2とし、前記リターンスプリングおよび前記クッショニングスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα1とし、前記リターンスプリングの弾性力により直線的に低下する油圧の時間変化率をα2として、
    前記演算式は、
    P1=(α1×P2−α2×P0−α1×α2×T2)/(α1−α2)
    である、請求項1に記載の棚圧推定装置。
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