JP2021188446A - 筐体装置およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車内に設置した電子キーのセキュリティ性をより向上させる。【解決手段】車両に搭載される車載装置との間における無線通信を行う電子キーを格納する筐体装置であって、前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、ユーザに携帯される携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、を備え、前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、筐体装置が提供される。【選択図】図5
Description
本発明は、筐体装置およびシステムに関する。
近年、無線通信の結果に基づいて装置の制御を行う技術が開発されている。上記の技術を用いたシステムの一例としては、電子キーと、車両に搭載される車載装置との間における無線通信の結果に基づいて、当該車両に備えられるドア装置を解錠や施錠を行うシステムが挙げられる。また、上記のような電子キーをより有効に活用するための提案もなされている。例えば、特許文献1には、電子キーを格納する筐体を車内に設置し、ユーザが携帯する装置を用いて当該電子キーを遠隔操作することで、車両のドアを解錠する技術が開示されている。
ここで、特許文献1に開示される技術のように、電子キーを車内に設置して使用する場合、セキュリティ性の確保が重要な課題となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車内に設置した電子キーのセキュリティ性をより向上させることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両に搭載される車載装置との間における無線通信を行う電子キーを格納する筐体装置であって、前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、ユーザに携帯される携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、を備え、前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、筐体装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両に搭載される車載装置との間における無線通信を行う電子キーと、前記電子キーを格納する筐体装置と、ユーザに携帯される携帯機と、を備え、前記筐体装置は、前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、前記携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、を備え、前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両に搭載される車載装置と、前記車載装置との間における無線通信を行う電子キーと、前記電子キーを格納する筐体装置と、を備え、前記筐体装置は、前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、ユーザに携帯される携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、を備え、前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、車内に設置した電子キーのセキュリティ性をより向上させることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.システム構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例について述べる。図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、車両Vの車内に設置される筐体装置10、筐体装置10に格納される電子キー20、車両Vに搭載される車載装置30、およびユーザに携帯される携帯機40を備える。
<<1.1.システム構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例について述べる。図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、車両Vの車内に設置される筐体装置10、筐体装置10に格納される電子キー20、車両Vに搭載される車載装置30、およびユーザに携帯される携帯機40を備える。
(筐体装置10)
本実施形態に係る筐体装置10は車両Vに搭載され、同一の車両Vに搭載される車載装置30との間における無線通信を行う電子キーを格納する装置である。本実施形態に係る筐体装置10の詳細な構成例については別途説明する。
本実施形態に係る筐体装置10は車両Vに搭載され、同一の車両Vに搭載される車載装置30との間における無線通信を行う電子キーを格納する装置である。本実施形態に係る筐体装置10の詳細な構成例については別途説明する。
(電子キー20)
本実施形態に係る電子キー20は、車両Vと共にユーザに提供される装置である。ユーザは、電子キー20を用いることで、車両Vに備えられるドア装置の解錠や施錠、またエンジンの始動等を、シリンダーキーを用いずに行うことができる。
本実施形態に係る電子キー20は、車両Vと共にユーザに提供される装置である。ユーザは、電子キー20を用いることで、車両Vに備えられるドア装置の解錠や施錠、またエンジンの始動等を、シリンダーキーを用いずに行うことができる。
(車載装置30)
本実施形態に係る車載装置30は、電子キー20との間における無線通信を行い、当該無線通信の結果に基づいて電子キー20の照合を行う装置である。また、車載装置30は、上記照合の結果に基づいて、車両Vに備えられる被制御装置の制御を行う。なお、本実施形態に係る被制御装置の一例としては、ドア装置やエンジンなどが挙げられる。
本実施形態に係る車載装置30は、電子キー20との間における無線通信を行い、当該無線通信の結果に基づいて電子キー20の照合を行う装置である。また、車載装置30は、上記照合の結果に基づいて、車両Vに備えられる被制御装置の制御を行う。なお、本実施形態に係る被制御装置の一例としては、ドア装置やエンジンなどが挙げられる。
(携帯機40)
本実施形態に係る携帯機40は、ユーザに携帯され、筐体装置10との間における無線通信を介して電子キー20を遠隔操作するための構成である。本実施形態に係る携帯機40は、例えば、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイス等の情報処理装置であってもよい。
本実施形態に係る携帯機40は、ユーザに携帯され、筐体装置10との間における無線通信を介して電子キー20を遠隔操作するための構成である。本実施形態に係る携帯機40は、例えば、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイス等の情報処理装置であってもよい。
以上、本実施形態に係るシステム1の構成例について述べた。なお、図1を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係るシステム1の構成は係る例に限定されない。本実施形態に係るシステム1の構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
ここで、車載装置30による電子キー20の照合について一般的な使用例を挙げて説明する。一般的な使用例としては、電子キー20は、ユーザにより携帯される。
また、車載装置30は、例えば、第1信号と第2信号とを用いた無線通信の結果に基づいて、電子キー20の照合を行ってもよい。
例えば、車載装置30は、ユーザが車両Vに備えられるドア装置の外部のドアノブに触れたことが検出された場合、第1信号を送信してもよい。
この場合、ユーザに携帯される電子キー20が、上記第1信号を受信し、当該第1信号への応答として、第2信号を送信する。
車載装置30は、上記の第2信号を受信し、当該第2信号に含まれる識別情報等に基づいて電子キー20の照合を行う。
ここで、電子キー20の真正性が認められた場合、車載装置30は、車両Vに備えられるドア装置(本実施形態に係る被制御装置の一例)の解錠を制御する。
また、例えば、車載装置30は、エンジンの始動に際しブレーキを踏み込んだことが検出された場合、第1信号を送信してもよい。
ここで、上記第1信号への応答として電子キー20が送信する第2信号に基づいて電子キー20の真正性が認められた場合、車載装置30はエンジン(本実施形態に係る被制御装置の一例)の始動を許可してもよい。
上記に挙げたような制御によれば、従来用いられていたようなシリンダーキーを操作することなく、車内にアクセスし、またエンジンの始動等を行うことが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
一方、本実施形態のように、電子キー20を筐体装置10に格納し、車内に設置する場合を想定する。この場合、ユーザは、車両Vの外部から携帯機40を用いて筐体装置10に格納される電子キー20の遠隔操作を行う。
具体的には、携帯機40は、ユーザによる操作に基づいて、トリガ信号を送信する。
また、トリガ信号を受信した筐体装置10は、内部に配置されるアクチュエータ130を可動させ、電子キー20に備えられる操作部210の操作を行う。
電子キー20は、操作部210に対する操作が行われたことに基づいて、第2信号を送信する。
車載装置30は、受信した第2信号に基づいて電子キー20の真正性が認められた場合、車両Vに備えられるドア装置の解錠を制御する。
上記のような制御によれば、電子キー20を車両Vの車内に設置したまま、車両Vにアクセスすることができる。このため、筐体装置10との無線通信を可能とするための認証用情報等を予め携帯機40に配信することにより、複数のユーザの間で、車両Vや電子キー20をシェアすることが可能となる。
しかし、例えば、車両Vの正当な利用権利を有しない第三者がドアを割る等の不正行為により車両Vの車内に侵入した場合を想定する。
ここで、仮に、筐体装置10に格納される電子キー20が、車載装置30により送信される第1信号を受信可能である場合、電子キー20が当該第1信号への応答として第2信号を送信し、車載装置30による電子キー20の照合が成立してしまう、すなわち第三者による不正なエンジンの始動、ひいては車両Vの不正利用が可能となってしまう場合がある。
本発明の技術思想は上記の点に着目して発想されたものであり、車内に設置した電子キー20のセキュリティ性をより向上させることを可能とする。このために、本発明の一実施形態に係る筐体装置10は、車載装置30により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体110と、ユーザに携帯される携帯機40により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナ120と、当該トリガ信号に基づいて、筐体110の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構140と、を備える、ことを特徴の一つとする。また、上記第1信号を受信した電子キー20により送信される第2信号は、車両Vに備えられる被制御装置の制御に用いられる、ことを特徴の一つとする。
すなわち、本実施形態に係る筐体装置10では、携帯機40から送信されるトリガ信号に基づいて制御機構140が動作することで、筐体110の内部への第1信号の到達可否、ひいては筐体110の内部に格納される電子キー20による第1信号の受信可否を切り替えることが可能である。
これによれば、第三者が不正に車両Vの車内に侵入した場合、後述するように、制御機構140が第1信号を筐体110の内部に到達させない状態であることから、電子キー20が第1信号を受信することができないため第2信号が送信されることがなく、車載装置30による電子キー20の照合の成立を防止することができる。
一方、車両Vの正当な利用権利を有する正規のユーザは、携帯機40にトリガ信号を送信させることでアクチュエータ130を稼働させ、電子キー20を遠隔操作することが可能である。これによれば、車両Vに備えられるドア装置を解錠させ、車内にアクセスすることができる。
また、上記ユーザは、携帯機40にトリガ信号を送信させることで制御機構140が筐体110の内部に第1信号を到達させる状態とすることができる。これによれば、車内にアクセスした後、筐体装置10や電子キー20を操作することなく、車載装置30による電子キー20の照合を成立させ、エンジンを始動して車両Vを発進させることができる。
以下、上記の特徴を有する本実施形態に係る筐体装置10の構成例について詳細に説明する。
<<1.2.筐体装置10の構成例>>
図2は、本実施形態に係る筐体装置10の構成例と筐体装置10の内部に格納される電子キー20の構成例を概略的に示した図である。上述したように、本実施形態に係る筐体装置10は、筐体110、トリガ信号受信アンテナ120、アクチュエータ130、および制御機構140を備える。また、電子キー20は、操作部210を少なくとも備える。
図2は、本実施形態に係る筐体装置10の構成例と筐体装置10の内部に格納される電子キー20の構成例を概略的に示した図である。上述したように、本実施形態に係る筐体装置10は、筐体110、トリガ信号受信アンテナ120、アクチュエータ130、および制御機構140を備える。また、電子キー20は、操作部210を少なくとも備える。
(筐体110)
本実施形態に係る筐体110は、第1の周波数帯域における第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される。本実施形態に係る第1の周波数帯域としては、例えば、LF(Low Frequency)帯が挙げられる。
本実施形態に係る筐体110は、第1の周波数帯域における第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される。本実施形態に係る第1の周波数帯域としては、例えば、LF(Low Frequency)帯が挙げられる。
より具体的には、本実施形態に係る筐体110は、第1の周波数帯域における第1信号、および第1信号よりも波長の短い第2の周波数帯域における第2信号遮蔽するために、所定以上の透磁率を有する高透磁率体を用いて形成されもよい。
本実施形態に係る第2の周波数帯域としては、例えば、UHF(Ultra High Frequency)帯が挙げられる。
本実施形態に係る高透磁率体の一例としては、鉄が挙げられる。例えば、鉄を材質として用いる場合、筐体110は、0.5mm〜5mm程度の鉄板で覆われるように形成されてもよい。また、この場合、筐体110の開閉に係る部分については、完全に切れ目なく鉄板で覆うことが困難であるため、鉄板が10mm程度オーバーラップするように形成されてもよいし、電気的な導通が取れるような構造としてもよい。
一方、本実施形態に係る高透磁率体は、鉄に限定されず、例えば、ケイ素鋼などが採用されてもよい。なお、高透磁率体でなくとも渦電流が生じる導体(例えば、アルミ、銅など)であれば、第1の周波数帯域における第1の信号、および第2の周波数帯域における第2の信号を遮蔽可能である。ただし、アルミのように透磁率が低い材質を用いる場合には、筐体110の開閉に係る部分の切れ目は電気的な導通が取れるような構造とし、特に第1の周波数帯域で生じる渦電流が途切れないように設ける必要がある。
上記のように形成される筐体110に、格納される電子キー20は、第1信号を受信することができなくなるため、上述したような第三者による不正なエンジンの始動を防止することが可能となる。
一方、正規のユーザによる利用のためには、電子キー20が送信する第2信号が、筐体110の外部へ到達することが求められる。
このために、本実施形態に係る筐体110には、電子キー20が送信する第2信号を外部へ通過させるための通過構造115が設けられる。
本実施形態に係る通過構造115は、第1信号を通過させずに、前記第2信号を通過させる大きさおよび形状で形成されるスリットであってもよい。
より具体的には、本実施形態に係るスリット状の通過構造115は、第1信号の波長および第2信号の波長に基づいて長手方向の長さが決定されてもよい。
図3は、本実施形態に係る筐体110に設けられるスリット状の通過構造115について説明するための図である。
ここで、厚さdが0(また、厚さdを0と見做すことができる。d<<λ)の金属の板に矩形の孔(スリット)が存在する場合において、当該スリットによる信号のシールド効果SEは、下記の数式(1)により表される。
ただし、ここでは、図3に示すように、スリット状の通過構造115の長手方向の長さをa、短手方向の長さをbとし、長手方向の長さaが短手方向の長さbよりも十分に長いこと(b<<a)、また、長手方向の長さaが信号の波長λよりも短いこと(a<λ)を条件とする。
SE=20log(λ/2a) [dB] ・・・(1)
上記の数式(1)によれば、長手方向の長さaをλ/2として場合、信号がまったく減衰せずにスリット状の通過構造115を通過することとなる。このため、例えば、第2信号の周波数が約300MHz、すなわち第2信号の波長λが約1mである場合、スリット状の通過構造115の長手方向の長さaが50cmであれば、シールド効果SE=0dbとなり、第2信号を完全に通過させることが可能である。
一方、第1信号の周波数が約300KHz、すなわち第1信号の波長λが約1kmである場合に、スリット状の通過構造115の長手方向の長さaを50cmとすると、シールド効果SE=60dbとなり、第1信号を効果的に遮蔽することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るスリット状の通過構造115は、第1信号の波長および第2信号の波長に基づいて、長手方向の長さが決定される。実際には、シールド効果SE=0dbとする必要はなく、また、筐体装置10の小型化等の観点から、本実施形態に係るスリット状の通過構造115の長手方向の長さは、例えば、100〜150mm程度で形成されてもよい。なお、この場合、スリット状の通過構造115の短手方向の長さは、例えば、3mm程度で形成されてもよい。
なお、筐体110に、前述のアルミのような高透磁率体でない材質を用いた場合、前記スリット状の通過構造115部付近では第1の周波数帯域の電波が筐体110の内部に漏れるため、電子キー20は筐体110の内部においてスリット状の通過構造115から離れたところに配置するのが望ましい。
また、本実施形態に係るスリット状の通過構造115の数は一つに限定されない。本実施形態に係るスリット状の通過構造115は、複数設けられてもよい。
本実施形態に係るスリット状の通過構造115の大きさと形状、また数を調整することで、第1信号に係る遮蔽性能、および第2信号に係る通信性能を調節することが可能である。
再び、図2を参照して説明を続ける。
(トリガ信号受信アンテナ120)
本実施形態に係るトリガ信号受信アンテナ120は、携帯機40により送信されるトリガ信号を受信する。
本実施形態に係るトリガ信号受信アンテナ120は、携帯機40により送信されるトリガ信号を受信する。
本実施形態に係るトリガ信号受信アンテナ120は、例えば、図2に示すように、筐体110の内部に配置されてもよい。この場合、トリガ信号は、スリット状の通過構造115を通過して筐体110の内部に到達する必要があるため、トリガ信号としては、第2信号以上の波長を有する信号が用いられる。トリガ信号には、例えば、Bluetooth(登録商標)信号などが採用されてもよい。
一方、本実施形態に係るトリガ信号受信アンテナ120は、筐体110の外部に配置されてもよい。この場合、トリガ信号は、スリット状の通過構造115を通過する必要がないことから、任意の波長の信号が用いられる。この場合、トリガ信号は、Bluetooth信号であってもいし、NFC(Near Field Communication)において用いられる周波数帯域の信号であってもよい。
(アクチュエータ130)
本実施形態に係るアクチュエータ130は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて可動し、電子キー20に備えられる操作部210を操作する。
本実施形態に係るアクチュエータ130は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて可動し、電子キー20に備えられる操作部210を操作する。
このため、アクチュエータ130は、電子キー20や操作部210の形状や仕様に応じて形成、配置される。
例えば、電子キー20が、ボタンスイッチである操作部210が押下された場合に第2信号が送信する場合、アクチュエータは、操作部210を押下可能に形成、配置される。
また、例えば、電子キー20が、スライドスイッチである操作部210がスライドされた場合に第2信号が送信する場合、アクチュエータは、操作部210をスライド可能に形成、配置される。
(制御機構140)
本実施形態に係る制御機構140は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて、筐体110の内部への第1信号の到達可否を制御する。
本実施形態に係る制御機構140は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて、筐体110の内部への第1信号の到達可否を制御する。
例えば、本実施形態に係る制御機構140は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて、筐体110の外部において受信した第1信号を筐体110の内部に再放出するか否かを制御してもよい。
このために、本実施形態に係る制御機構140は、筐体110の外部に配置される受信アンテナ142、筐体110の内部に配置される再放出アンテナ144、および受信アンテナ142と再放出アンテナ144との接続有無を切り替えるスイッチ146を備えてもよい。
制御機構140が備える受信アンテナ142および再放出アンテナ144は、第1の周波数帯域における第1信号に共振するアンテナである。
受信アンテナ142は、車両Vの車内において送信される第1信号の方向に応じて、当該第1信号を受信できる姿勢(方向および角度)で配置されてもよい。また、受信アンテナ142は、ユーザが姿勢を適宜調整できるように形成されてもよい。また、受信アンテナ142は、例えば、異なる3軸の方向を向くように3つ配置されてもよい。
本実施形態に係る制御機構140は、トリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて、スイッチ146の切り替えを行う。
上記の制御によれば、筐体110の外部において受信アンテナ142が受信した第1信号が筐体110の内部に配置される再放出アンテナにより再放出されるか否かを制御することができる。
なお、上記で述べた制御機構140の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る制御機構140の構成は係る例に限定されない。
本実施形態に係る制御機構140は、例えば、スリット状の通過構造115またはスリット状の通過構造115の(特に長手方向の)サイズを制御してもよい。この場合、制御機構140は、トリガ信号に基づいて、スリット状の通過構造115のサイズを変化させることにより、第1信号によるスリット状の通過構造115の通過可否を切り替えることができる。
また、本実施形態に係る通過構造115は、必ずしもスリット状に形成されなくてもよい。
図4は、本実施形態に係る通過構造115の別例について説明するための図である。図4に示す一例では、本実施形態に係る通過構造115は、例えば、直径5〜10mm程度の穴状に形成される。なお、図4においては、図2で示した構成の一部を省略している。
この場合、第1の周波数帯域における第1信号は、筐体110に用いられる素材の透磁率に関係なく、穴状の通過構造115をほとんど通過することができない。
一方、この場合、第2の周波数帯域における第2信号もまた穴状の通過構造115を通過することが困難となる。
上記を解決するため、本実施形態に係る筐体装置10は、筐体110の外部に配置される送受信アンテナ152、筐体110の内部に配置される送受信アンテナ154、および穴状の通過構造115を通過して送受信アンテナ152と送受信アンテナ154を接続するケーブル156をさらに備えてもよい。
ここで、送受信アンテナ152および送受信アンテナ154は、第2の周波数帯域における第2信号を送受信可能なアンテナである。
また、ケーブル156は、第2の周波数帯域における第2信号を伝送可能なケーブル(例えば、同軸ケーブル)である。
上記のような構成によれば、電子キー20が送信する第2信号が、送受信アンテナ154により受信され、ケーブル156により伝送された後、送受信アンテナ152により筐体110の外部において送信される。
また、上記のような構成によれば、第1の周波数帯域における第1信号を遮蔽しつつ、電子キー20により送信される第2信号を筐体110の外部に通過させることが可能となる。
なお、トリガ信号に第2の周波数帯域における信号を採用する場合、トリガ信号は、第2信号と同様に穴状の通過構造115等を介して筐体110の内部に到達することができる。
一方、本実施形態に係る筐体装置10は、トリガ信号を通過させるための専用の通過構造や送受信アンテナ、ケーブルを別途に備えてもよい。本実施形態に係る通過構造や送受信アンテナ、ケーブルは、用いられる信号の特性に応じて適宜設計され得る。
さらには、本実施形態に係る制御機構140は、例えば、通過構造115とは異なる孔の開閉を制御してもよい。この場合、制御機構140は、トリガ信号に基づいて、第1信号が通過可能な大きさで設けられる孔の開閉を切り替えることにより、筐体110の内部への第1信号の到達可否を切り替えることができる。
以上、本実施形態に係る筐体装置10の構成例について述べた。なお、上記では、車載装置30が送信する第1信号と、電子キー20が送信する第2信号と、が互いに異なる周波数帯域における信号である場合を主な例として述べた。
一方、本実施形態に係る第1信号および第2信号は、同一の周波数帯域における信号であってもよい。この場合であっても、制御機構140が電子キー20が送信する第2信号の筐体110の外部への到達可否を切り替えることで、車載装置30による電子キー20の照合の成立可否を制御することが可能である。
なお、電子キー20が送信する第2信号の筐体110の外部への到達可否を切り替える手法としては、上述したような信号の再放出制御や、孔の開閉制御が挙げられる。また、この場合、通過構造115は形成されなくてもよい。
<<1.3.処理の流れ>>
次に、本実施形態に係るシステム1による処理の流れについて詳細に説明する。なお、以下においては、制御機構140が、筐体110の外部において受信した第1信号を筐体110の内部に再放出するか否かを制御する場合の例について説明する。
次に、本実施形態に係るシステム1による処理の流れについて詳細に説明する。なお、以下においては、制御機構140が、筐体110の外部において受信した第1信号を筐体110の内部に再放出するか否かを制御する場合の例について説明する。
まず、図5を参照して、車両Vが備えるドアの解錠、およびエンジンの始動を制御する場合の流れについて説明する。
この場合、図5に示すように、まず、ユーザにより携帯される携帯機40が、ユーザによる操作を受け付ける。(S102)。
次に、携帯機40は、ステップS102において受け付け操作に基づいて、トリガ信号を送信する(S104)。
次に、筐体装置10のアクチュエータ130は、ステップS104においてトリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて可動し、電子キー20に備えられる操作部210に対する操作を行う(S106)。
また、制御機構140は、ステップS104においてトリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいてスイッチ146をONにする(S108)。これにより、筐体110の外部において受信アンテナ142が受信した第1信号が、再放出アンテナ144により筐体110の内部に再放出されるようになる。
なお、ステップS106およびS108における処理は、図5に示す順番とは逆の順番で行われてもよいし、同時に行われてもよい。
次に、電子キー20は、ステップS106において操作部210に対する操作が行われたことに基づいて、第2信号を送信する(S110)。
次に、ステップS108において第2信号を受信した車載装置30が、第2信号に含まれる情報に基づいて、電子キー20の照合を行う(S112)。
ここで、電子キー20の真正性が認められた場合、車載装置30は、同一の車両Vに備えられるドア装置が解錠されるように制御する(S114)。
次に、車載装置30が、エンジンの始動に係るユーザの操作を検出する(S116)。上記操作は、例えば、ブレーキを踏み込みながらエンジンスイッチを押下する操作等であってもよい。
また、車載装置30は、ステップS116において検出したユーザによる操作に基づいて、第1信号を送信する(S118)。
ステップS118において車載装置30により送信される第1信号は、ステップS108においてスイッチ146がONとなっているために、筐体110の内部へと到達する。
次に、ステップS118において第1信号を受信した電子キー20が、当該第1信号への応答として第2信号を送信する(S120)。
ステップS120において電子キー20により送信される第2信号は、通過構造115を通過して筐体110の外部へ到達する。
次に、ステップS120において第2信号を受信した車載装置30が、第2信号に含まれる情報に基づいて、電子キー20の照合を行う(S122)。
ここで、電子キー20の真正性が認められた場合、車載装置30は、同一の車両Vに備えられるエンジンの始動を許可する(S124)。
続いて、図6を参照して、車両Vが備えるエンジンの停止、およびドア装置の施錠を制御する場合の流れについて説明する。
この場合、図6に示すように、まず、車載装置30が、エンジンの停止に係るユーザの操作を検出する(S202)。上記操作は、例えば、エンジンスイッチを押下する操作等であってもよい。
次に、車載装置30は、ステップS202において検出したユーザによる操作に基づいてエンジンが停止するよう制御を行う(S204)。
次に、携帯機40は、車両Vから下車したユーザによる、ドア装置の施錠を指示する操作を受け付ける(S206)。
次に、携帯機40は、ステップS206において受け付けたユーザによる操作に基づいて、トリガ信号を送信する(S208)。
次に、筐体装置10のアクチュエータ130は、ステップS208においてトリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいて可動し、電子キー20に備えられる操作部210に対する操作を行う(S210)。
また、制御機構140は、ステップS104においてトリガ信号受信アンテナ120が受信したトリガ信号に基づいてスイッチ146をOFFにする(S212)。これにより、筐体110の内部において第1信号の再放出が行われなくなり、電子キー20が第1信号を受信できない状態となる。
なお、ステップS210およびS212における処理は、図6に示す順番とは逆の順番で行われてもよいし、同時に行われてもよい。
次に、電子キー20は、ステップS210において操作部210に対する操作が行われたことに基づいて、第2信号を送信する(S214)。
次に、ステップS214において第2信号を受信した車載装置30が、第2信号に含まれる情報に基づいて、電子キー20の照合を行う(S216)。
ここで、電子キー20の真正性が認められた場合、車載装置30は、同一の車両Vに備えられるドア装置が施錠されるように制御する(S218)。
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non−transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
1:システム、10:筐体装置、110:筐体、115:通過構造、120:トリガ信号受信アンテナ、130:アクチュエータ、140:制御機構、142:受信アンテナ、144:再放出アンテナ、146:スイッチ、20:電子キー、210:操作部、30:車載装置、40:携帯機
Claims (12)
- 車両に搭載される車載装置との間における無線通信を行う電子キーを格納する筐体装置であって、
前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、
ユーザに携帯される携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、
前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、
を備え、
前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、
筐体装置。 - 前記制御機構は、前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の外部において受信した前記第1信号を前記筐体の内部に再放出するか否かを制御する、
請求項1に記載の筐体装置。 - 前記制御機構は、前記筐体の外部に配置される受信アンテナ、前記筐体の内部に配置される再放出アンテナ、および前記受信アンテナと前記再放出アンテナとの接続有無を切り替えるスイッチを備え、
前記制御機構は、前記トリガ信号に基づいて、前記スイッチの切り替えを行う、
請求項2に記載の筐体装置。 - 前記トリガ信号に基づいて前記電子キーに備えられる操作部を操作するアクチュエータ、
をさらに備え、
前記筐体は、前記操作部に対する操作に基づいて前記電子キーが送信する前記第2信号を外部へ通過させるための通過構造を有する、
請求項1から請求項3までのうちいずれか一項に記載の筐体装置。 - 前記第1信号は、第1の周波数帯域における信号であり、
前記第2信号は、前記第1信号よりも波長の短い第2の周波数帯域における信号である、
請求項4に記載の筐体装置。 - 前記通過構造は、前記第1信号を通過させずに、前記第2信号を通過させる大きさおよび形状で形成されるスリットである、
請求項4または請求項5のうちいずれか一項に記載の筐体装置。 - 前記被制御装置は、前記車両に備えられるエンジンを少なくとも含む、
請求項1から請求項6までのうちいずれか一項に記載の筐体装置。 - 前記筐体は、所定以上の透磁率を有する高透磁率体を用いて形成される、
請求項1から請求項7までのうちいずれか一項に記載の筐体装置。 - 車両に搭載される車載装置との間における無線通信を行う電子キーと、
前記電子キーを格納する筐体装置と、
ユーザに携帯される携帯機と、
を備え、
前記筐体装置は、
前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、
前記携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、
前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、
を備え、
前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、
システム。 - 前記車載装置、
をさらに備え、
前記車載装置は、受信した前記第2信号に基づいて、前記被制御装置を制御する、
請求項9に記載のシステム。 - 車両に搭載される車載装置と、
前記車載装置との間における無線通信を行う電子キーと、
前記電子キーを格納する筐体装置と、
を備え、
前記筐体装置は、
前記車載装置により送信される第1信号を遮蔽する材質を用いて形成される筐体と、
ユーザに携帯される携帯機により送信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信アンテナと、
前記トリガ信号に基づいて、前記筐体の内部への前記第1信号の到達可否を制御する制御機構と、
を備え、
前記第1信号を受信した前記電子キーにより送信される第2信号は、前記車両に備えられる被制御装置の制御に用いられる、
システム。 - 前記携帯機、
をさらに備える、
請求項11に記載のシステム。
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