JP2021188336A - 水切り部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水等が外壁の裏側へ入ることを抑制する。【解決手段】水切り部材1は、底板部2と、取付立上がり板部3と、換気板部4と、前上板部5とを備える。底板部2は、水平方向に延びている。取付立上がり板部3は、垂直上方へ立ち上がっている。取付立上がり板部3は、底板部2に接続されている。換気板部4は、底板部2の一端から立ち上がっている。底板部2に、孔が形成されている。前上板部5が、換気板部4の上端から、取付立上がり板部3から遠ざかるように前方方向に延在している。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の下階の外壁よりも上階が外へ張り出したオーバーハング部の外壁の下端部に使用される壁用の水切り部材に関する。
屋根、ベランダ、バルコニー等の建物の外壁から張り出したオーバーハング部は、横架材の外側に配置された縦胴縁と、縦胴縁の外側に配置された外壁(外装材、サイディング)と、横架材の下に配置された軒天材等とを備える。オーバーハング部の下端部には、通気用および排水用の水切り部材が取り付けられている。特許文献1に記載された水切り部材(オーバーハング部材10)は、縦胴縁(24)の下方に配置され、通気および排気用の孔(5)が形成された水平な底面(3b)と、底面(3b)の前方端から垂直上方90°に折り曲げられ、外壁板(30)の裏側面(外壁の内側面)に沿って配置される垂直面(3c)と、底面(3b)に接続され、軒天材(23)の下面に沿って配置される背面取り付け部(2)等とを有する。底面(3b)の孔(5)を介して、外部と室内側との通気および排水が可能である。
特開2002−201725号公報
外壁板(30)の外面を伝った雨水等が、外壁板(30)の下端部から、外壁板(30)の裏側面(外壁の内側面)と垂直面(3c)との間を伝って沁み上がり、外壁板(30)の裏側へ浸入するおそれがある。また、風等により巻き上げられた雨水等が、縦胴縁(24)の下方に配置された水平な底面(3b)の孔(5)から外壁板(30)の裏側へ入るおそれがある。
本発明の目的は、雨水等が外壁の裏側へ入ることを抑制可能なオーバーハング部における壁用水切り部材を提供することにある。
本発明の水切り部材は、建物のオーバーハング部において外装板の裏面を換気することができる壁用の水切り部材であって、垂直上方へ立ち上がる取付立上がり板部と、該取付立上がり板部の下端部から少なくとも後方へ水平に延在する底板部と、該底板部の前端部から、前記取付立上がり板部から離間して上方へ立ち上がり、換気孔が設けられた換気板部と、該換気板部の上端部から、前記取付立上がり板部から遠ざかるように前方方向に延在し、上面が前記外装板を支持する縦胴縁の下端面と対向する前上板部と、を備える。ここで、底板部は、取付立ち上がり板部の下端部から前後方向に水平に延在させてもよいし、後方にのみ水平に延在させてもよい。また、換気板部は、垂直方向に立ち上がらせても、斜め上方に立ち上がらせてもよい。さらに、前上板部は、前方方向へ水平に延在させてもよいし、斜め上方もしくは斜め下方へ延在させてもよい。
上記構成によると、水切り部材をオーバーハング部に取り付ける際、取付立上がり板部を横架材とその外側の縦胴縁との間に配置することができ、その際、底板部の上面を軒天材に沿わせて配置することができる。前上板部は縦胴縁に沿わせてもよい。水切り部材がオーバーハング部に取り付けられた状態では、縦胴縁の下方に、換気孔が形成された換気板部と、前上板部とが配置される。前上板部が換気板部の上端から前方方向に延びているため、前上板部の前端部が外装材(外壁)の裏面に対向し、換気板部と外壁との間に空間が形成される。これにより、水切り部材のどの部分も、外壁の裏面に沿って配置されることはなく、雨水等が外壁の下端から裏側面を伝って沁み上がり、外壁の裏側へ浸入するおそれがない。もしも前上板部の前端部が外装材(外壁)の裏面に当接していたとしても、当接部を外壁の下端から上方へ離すことができるので、同様の効果を得ることができる。また、外壁と換気孔が形成された換気板部との間には空間が形成されているので、水切り部材の底面に孔を設ける場合に比して、風等により巻き上げられた雨水等が、換気板部の換気孔から外壁の裏側へ入りにくい。
上記より、本発明の水切り部材を建物のオーバーハング部に取り付けた場合、雨水等が外壁の裏側へ入ることを抑制することができる。
さらに、換気板部は、水平でなく、立ち上がっているので、下から換気孔を見えにくくできる。
上記構成において、前記換気板部の下端部に水抜き穴を設けてもよい。このことにより、万一外壁の裏側に水分が侵入したり発生したりした場合であっても、水分を効率的に外部へ排除することができる。
上記構成において、前記換気板部に、複数の前記孔が形成されており、複数の前記孔は、第1孔と、前記第1孔より低い高さに形成された第2孔とを有し、前記第2孔の少なくとも一部が、前記換気板部の下端部に形成されていることが好ましい。ここで、「第1孔より低い高さに形成された第2孔」とは、第2孔の全部が第1孔より低い高さに形成されている場合だけでなく、第2孔の一部が第1孔より低い高さに形成されている場合を含む。「第1孔と、前記第1孔より低い高さに形成された第2孔」における第1孔と第2孔は、上下方向に重なる位置に配置されていてもよく、上下方向にずれて配置されていてもよい。
外壁の裏側で発生した水は、空気より重いため、換気板部の下端部に形成された第2孔から排出されやすい。換気板部に高さが異なる第1孔と第2孔とが形成されていることにより、通気と排水を円滑に行うことができる。
上記構成において、前記換気板部は、鉛直方向に立ち上がっていることが好ましい。
水切り部材がオーバーハング部に取り付けられた状態で、水切り部材およびオーバーハング部を下方からみたとき、換気板部が鉛直方向に立ち上がっているため、換気板部に形成された孔が一層見えにくい。そのため、オーバーハング部に取り付けられたときの水切り部材およびオーバーハング部の意匠性が良い。
本発明によると、雨水等が外装材の裏側に入ることを抑制することができる水切り部材を提供することができる。
本発明の実施形態に係る水切り部材の側面図である。 図1に示す水切り部材をIIの方向から視た図である。 図1に示す水切り部材の断面図(図2のIII−III線に沿った断面図)である。 図1に示す水切り部材の断面図(図2のIV−IV線に沿った断面図)である。 図1に示す水切り部材がオーバーハング部に取り付けられた状態を示す図である。 変形例に係る水切り部材の側面図である。 他の変形例に係る水切り部材の側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ここでは、本発明の実施形態である水切り部材について、図1〜図5を参照しつつ以下に説明する。
図1に、本実施形態に係る水切り部材1の側面図を示している。図2に、図1に示す水切り部材1をIIの方向から視た図を示している。図1中および図2中に、上下方向、前後方向および長手方向Aを示している。長手方向Aは、図1の紙面に垂直な方向である。図1中および図2中の上下方向、前後方向および長手方向は互いに直交する。上下方向は、鉛直方向または垂直方向である。前後方向および長手方向Aは、水平方向であり、且つ、互いに直交する。
図1に示すように、水切り部材1は、底板部2と、取付立上がり板部3と、換気板部4と、前上板部5とを備える。水切り部材1は、図1の紙面に垂直な方向に長い(図2参照)。
底板部2は、図1に示すように、一枚の板が折り返されてなる。底板部2は、底板上部2xと、底板上部2xの下に配置された底板下部2yとを有する。底板上部2xと底板下部2yは、前後方向に水平に延びている。底板上部2xと底板下部2yを含む底板部2も、前後方向に水平に延びている。底板上部2xおよび底板下部2yは、後端同士で接続されている。底板上部2xは、底板下部2yより前後方向に短い。底板下部2yの前端は、底板上部2xの前端より、前方に位置する。
図1に示す「底板部2の前端2e1」とは、底板上部2xと底板下部2yを含む底板部2全体の前端である。本実施形態では、底板下部2yの前端が底板上部2xの前端より前方に位置するため、底板下部2yの前端が「底板部2の前端2e1」である。
「底板部2の後端2e2」は、底板上部2xと底板下部2yを含む底板部2全体の後端である。本実施形態では、底板上部2xの後端と底板下部2yの後端が前後方向の同じ位置にあるため、「底板部2の後端2e2」は、底板上部2xの後端でもあり、底板下部2yの後端でもある。
底板上部2xの前端は、底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2との間にある。言い換えると、底板上部2xの前端は、底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2の途中にある。
ここで、「底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2の途中」とは、底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2との間(底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2とを除く)である。「底板部2の前端2e1と底板部2の後端2e2の途中」は、底板上部2xの前端と底板上部2xの後端との間(底板上部2xの前端と底板上部2xの後端とを除く)と、底板下部2yの前端と、底板下部2yの前端と底板下部2yの後端との間(底板下部2yの前端と底板下部2yの後端とを除く)とを含む。
取付立上がり板部3が、底板上部2xの前端から、鉛直上方向に延びている。取付立上がり板部3は、底板部2の途中から立ち上がっている。取付立上がり板部3と底板部2は、接続されている。取付立上がり板部3と底板部2の途中が接続されているため、図1に示す底板部2は、取付立上がり板部3の下端部から前後方向に延びているといえる。
換気板部4が、底板部2の前端2e1から、鉛直上方向に延びている。換気板部4は、底板部2の前端2e1から立ち上がっている。
前上板部5が、換気板部4の上端から、前方向へ水平に延びている。前上板部5は、換気板部4の上端から、底板部2と反対方向に延びている。前上板部5は、換気板部4の上端から、取付立上がり板部3から遠ざかるように前方方向に延びている。
取付立上がり板部3と換気板部4は、前後方向に離れている。取付立上がり板部3と前上板部5は、前後方向に離れている。
換気板部4には、図2に示すように、第1孔4p1および第2孔4p2が形成されている。複数の第1孔4p1および複数の第2孔4p2は、長手方向Aに並んでいる。第1孔4p1および第2孔4p2は、換気板部4の厚さ方向に貫通している。
図3に、図2のIII−III線に沿った断面図を示している。図3に示すように、第1孔4p1は、上下方向について、換気板部4の上端部および中央付近に形成されている。
図4に、図2のIV−IV線に沿った断面図を示している。図4に示すように、第2孔4p2は、上下方向について、換気板部4の下端部および中央付近に形成されている。
図2〜図4に示すように、第1孔4p1は、第2孔4p2より高い位置に形成されている。第2孔4p2の少なくとも一部は、第1孔4p1より低い高さにある。
図5に、水切り部材1を建物に取り付けた状態を示している。水切り部材1は、建物の外壁から張り出した部分(一般的に「オーバーハング部」と呼ばれる部分)に取り付けられる。図5に、オーバーハング部の一例を示している。
図5に示すオーバーハング部100は、横架材101の外側に配置された縦胴縁102と、縦胴縁102の外側に配置された外壁103と、横架材101の下方に配置された軒天材104とを備える。
水切り部材1の底板部2は、縦胴縁102と軒天材104の下方に配置されている。取付立上がり板部3は、横架材101と縦胴縁102との間に配置される。取付立上がり板部3と縦胴縁102との外側に、透湿防水シート105が配置されている。取付立上がり板部3は、図示しないネジ等の固定具により、横架材101に固定されている。換気板部4および前上板部5は、縦胴縁102の下方に配置されている。前上板部5の上面は、縦胴縁102の下端面と対向している。
室内側と外部との通気は、換気板部4に形成された第1孔4p1および/または第2孔4p2(図2参照)を介して行われる。図5には、第1孔(4p1)を破線で示している。室内側から外側への排水は、第1孔4p1および/または第2孔4p2(図2参照)を介して行われる。
図5に示すように、前上板部5が、換気板部4の上端から、前方方向に延びているため、前上板部5の前端部が外壁103の裏面に対向し、換気板部4と外壁103との間に空間が形成される。これにより、前上板部5が外壁103の裏面に沿って配置されない。また、換気板部4が外壁103に沿って配置されない。水切り部材1のどの部分も、外壁103の裏面に沿って配置されない。そのため、雨水等が外壁103の下端から裏側面を伝って沁み上がり、外壁103の裏側へ浸入するおそれがない。
また、換気板部4が底板部2の前端から立ち上がっているため、風等により巻き上げられた雨水等が換気板部4に接しにくい。さらに、外壁103と換気孔(第1孔4p1、第2孔4p2)が形成された換気板部4との間に空間が形成されているので、水切り部材の底面に孔を設ける場合に比して、巻き上った雨水等が、換気板部4の第1孔4p1および/または第2孔4p2(図2参照)から室内側へ入りにくい。特に、本実施形態では、換気板部4が鉛直方向に延びているため、巻き上った雨水等が、第1孔4p1および/または第2孔4p2(図2参照)から室内側へより入りにくい。
上記より、本実施形態の水切り部材1を建物のオーバーハング部100に取り付けた場合、雨水等が外壁103の裏側へ入ることを抑制することができる。
また、換気板部4は、水平でなく、立ち上がっているので、下から換気孔(第1孔4p1および/または第2孔4p2)を見えにくくすることができる。特に、本実施形態では、換気板部4が鉛直方向に延びているため、図5に示すように、水切り部材1がオーバーハング部100に取り付けられた状態で、水切り部材1およびオーバーハング部100を下方からみたとき、換気板部4に形成された孔(図2に示す第1孔4p1および第2孔4p2)が一層見えにくい。そのため、水切り部材1がオーバーハング部100に取り付けられた状態において、水切り部材1の意匠性が良い。また、水切り部材1が取り付けられたオーバーハング部100の意匠性が良い。
また、換気板部4に形成された孔(図2に示す第1孔4p1および第2孔4p2)を介して、通気および排水が行われる。室内側で発生した水は、空気より重いため、換気板部4の下端部に形成された第2孔4p2から排出されやすい。高さが異なる第1孔4p1および第2孔4p2が形成されていることにより、通気と排水を円滑に行うことができる。また、万一外壁103の裏側に水分が侵入したり発生したりした場合であっても、換気板部4の下端部に第2孔4p2が形成されていることにより、第2孔4p2から水分を効率的に外部へ排除することができる。
また、底板部2が水平に延びているため、底板部2を軒天材104に沿わせることが可能である。前上板部5が水平に延びているため、前上板部5を縦胴縁102に沿わせることが可能である。水切り部材1をオーバーハング部100に取り付けるとき、底板部2および/または前上板部5により、水切り部材1の位置決めが可能である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、図1に示すように、水切り部材1の換気板部4が、鉛直上方向に延びている。しかし、換気板部は、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
図6に、換気板部(204)が鉛直方向に対して傾斜した例を示している。図6に示す水切り部材201は、底板部202と、取付立上がり板部203と、換気板部204と、前上板部205とを備える。
底板部202は、底板上部202xと、底板下部202yとを有する。底板部202の途中から、取付立上がり板部203が立ち上がっている。底板部202は、取付立上がり板部203の下端から、前後方向に水平に延びている。取付立上がり板部203は、鉛直方向に延びている。換気板部204は、底板部202の前端から、取付立上がり板部203から離間して上方へ立ち上がっている。換気板部204は、鉛直方向に対して傾斜している。前上板部205は、換気板部204の上端から、取付立上がり板部203から遠ざかるように、前方に水平に延びている。換気板部204には、図示しない孔が形成されている。孔は、換気板部204の厚さ方向に貫通している。孔は、図2に示す第1孔4p1と第2孔4p2(図2参照)でもよい。
図6に示す水切り部材201が建物のオーバーハング部に取り付けられた場合、図1等に示す水切り部材1と同様に、雨水等が外装材の裏側へ入ることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、図2に示すように、換気板部4に、第1孔4p1および第2孔4p2が形成されている。しかし、換気板部に、第1孔4p1または第2孔4p2だけが形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、換気板部4に、複数の第1孔4p1と複数の第2孔4p2が長手方向Aに並んでいる。しかし、孔が並ぶ順序は変更可能である。例えば、第1孔と第2孔が上下方向に並んで形成されていてもよい。
また、換気板部に形成された孔(第1孔と第2孔)の位置、形状および数などは、変更可能である。例えば、換気板部の上端部から下端部まで連続した長孔が形成されていてもよい。換気板部に、形状が異なる孔が形成されていてもよい。例えば、換気板部に、図2に示す第1孔4p1および/または第2孔4p2と、上述した長孔とが形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示す水切り部材1の底板部2は、1枚の板が折り返されている。しかし、水切り部材の底板部は、折り返されていない構成でもよい。例えば、図7に示すように、水切り部材301の底板部302は、1枚の水平な板状の部材から形成されていてもよい。底板部302の途中(前端と後端の間)から、取付立上がり板部3が立ち上がっている。底板部302は、取付立上がり板部3の下端から前後方向に延在している。
また、図1〜図5に示す水切り部材1は、一枚の板を折り曲げることによって形成されている。しかし、水切り部材1は、上記構成に限定されない。例えば、板状の部材を溶接等によって接合することにより、水切り部材を形成してもよい。また、押し出し加工により水切り部材を形成してもよい。上述した折り曲げ加工、接合および押し出し加工を含む複数の加工方法の2以上を組み合わせることにより、水切り部材を形成してもよい。図6に示す水切り部材201および図7に示す水切り部材301についても同様である。
また、水切り部材の材質は、限定されない。一枚の板を折り曲げることによって水切り部材を形成する場合、例えば、アルミニウム、ステンレス、鋼等の板が使用されるが、水切り部材1の材質は、これ以外のものでもよい。水切り部材1の材質は、例えば樹脂でもよい。
さらに、底板部2は、取付立ち上がり板部の下端部から少なくとも後方へ水平に延在していればよく、前後両方向に水平に延在していてもよいし、後方にのみ水平に延在させてもよい。また、前上板部5は、前方方向へ水平に延在させるようにしているが、斜め上方もしくは斜め下方へ延在させてもよい。
1、201、301 水切り部材
2、202、302 底板部
2e1 前端
2e2 後端
2x 底板上部
2y 底板下部
3、203 取付立上がり板部
4、204 換気板部
4p1 第1孔
4p2 第2孔
5、205 前上板部
100 オーバーハング部
101 横架材
102 縦胴縁
103 外壁
104 軒天材

Claims (2)

  1. 建物のオーバーハング部において外装板の裏面を換気することができる壁用の水切り部材であって、
    垂直上方へ立ち上がる取付立上がり板部と、
    該取付立上がり板部の下端部から少なくとも後方へ水平に延在する底板部と、
    該底板部の前端部から、前記取付立上がり板部から離間して上方へ立ち上がり、換気孔が設けられた換気板部と、
    該換気板部の上端部から、前記取付立上がり板部から遠ざかるように前方方向に延在し、上面が前記外装板を支持する縦胴縁の下端面と対向する前上板部と、
    を備えることを特徴とする水切り部材。
  2. 前記換気板部の下端部に水抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の水切り部材。
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