JP5951313B2 - 建物付設物 - Google Patents

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本発明は、雨水が床部の下方側に浸入するのを防止できる建物付設物に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された屋外鉄骨階段廊下ユニット等の建物付設物が知られている。
この従来の建物付設物は、建物の外壁から突出するように設けられた床体と、この床体を支持する柱体と、床体の端部から立ち上がるように設けられた手摺腰壁部である壁体とを備えている。
また、床体は、互いに離間対向する打付材および桁材を有し、これら打付材および桁材間には複数の根太材が互いに間隔をおいて架設されている。そして、例えば複数枚の床材からなる矩形板状の床部が根太材上に配設されている。
特開2004−263463号公報(図1、図2等)
しかしながら、上記従来の建物付設物では、例えば雨天時等において、床部の上面に降った雨水が床部の端部から床部の下方側に浸入するおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、雨水が床部の下方側に浸入するのを防止できる建物付設物を提供することを目的とする。
求項記載の建物付設物は、矩形板状の床部と、この床部の4辺のうち建物側の1辺を除く3辺に沿って設けられ、前記床部の下方側への雨水の浸入を防止する雨水浸入防止体と、前記床部の下面を覆い隠す床下軒天部と、この床下軒天部に形成され、前記床部と前記床下軒天部との間に浸入した雨水を排出する雨水排出口部と、この雨水排出口部からの雨水が流入する水切り体と、この水切り体に形成され、前記水切り体内に流入した雨水を排出する排水口部と、この排水口部からの雨水が流入する排水管とを備えるものである。
請求項記載の建物付設物は、請求項1記載の建物付設物において、雨水浸入防止体は、床部の下面を支持する支持板部と、この支持板部から立ち上がり、上端が前記床部の上面よりも高い位置に位置する立上板部とを有するものである。
本発明によれば、床部の下方側への雨水の浸入を防止する雨水浸入防止体が床部の4辺のうち建物側の1辺を除く3辺に沿って設けられているため、雨水が床部の下方側に浸入するのを防止できる。
本発明の一実施の形態に係る建物付設物の要部断面図である。 同上建物付設物の概略平面図である。 同上建物付設物の概略斜視図である。
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は建物付設物で、この建物付設物1は、例えば戸建住宅や集合住宅等の建物2の外壁3に付設された屋外鉄骨階段廊下ユニットである。
建物付設物1は、建物2の外壁3の所定高さ位置、すなわち例えば建物2の2階の床と略同じ高さ位置に前方に向かって水平状に突設された矩形板状の床体4を備えている。
また、建物付設物1は、床体4を支持する複数本の柱体5と、床体4の4辺のうち建物2側の1辺を除く3辺の端部、つまり左端部、右端部および前端部から立ち上がるように鉛直状に設けられた手摺腰壁部である壁体6と、床体4に連設された階段体7とを備えている。そして、これら柱体5、壁体6および階段体7は、例えば建物2の外壁3に合わせてサイディング仕様となっており、サイディング張りが施されている。
床体4は、建物2の外壁3から前方に向かって突出するように位置する左右方向長手状で矩形板状をなす床部10と、この床部10を水平状に支持する床フレーム部11とを有している。
床部10は、互いに隣接した状態で左右方向および前後方向に並ぶ板状の複数枚(例えば12枚)の床材12にて構成されている。床材12は、例えばセメント押出成形板等である。なお、床部10には、図示しないが、床部10上に降った雨水を排出するための雨水排出手段が設けられている。この雨水排出手段は、例えば雨水用溝、雨水用孔および雨樋等にて構成されている。
床フレーム部11は、それぞれが左右方向長手状で前後に互いに離間対向する打付材15および桁材16を有している。打付材(建物側フレーム部材)15は、建物2の外壁3にこの外壁3に沿って固定的に取り付けられている。桁材(反建物側フレーム部材)16は、柱体5に固定的に取り付けられている。これら打付材15と桁材16とは、前後に互いに離間対向して平行状に配設されている。また、これら打付材15および桁材16間には、前後方向長手状の複数の根太材(架設フレーム部材)17が左右方向に互いに間隔をおいて架設されている。なお、打付材15の左右各端部と桁材16の左右端部との間には、前後方向長手状の妻梁(架設フレーム部材)18が架設されている。
そして、床部10は、少なくとも根太材17に固定的に固着され、この根太材17にて水平状に支持されている。つまり、床部10は、床フレーム部11にて固定的に支持され、この床フレーム部11上に載置配設されている。
また、図1に示されるように、床部10の下方には、床部10の下面全体および床フレーム部11を覆い隠す矩形板状の床下軒天部20が水平状に配設されており、これら床部10と床下軒天部20との間に略密閉状態の空間部19が存在している。床下軒天部20は、例えば床部10と同様、互いに隣接した状態で左右方向および前後方向に並ぶ板状の複数枚の軒天材13にて構成されている。なお、床体4は、床部10、床フレーム部11および床下軒天部20等にて構成されている。
柱体5は、図3に示されるように、上下方向長手状(縦長状)で断面正方形状の柱ベース部材である柱部材21と、この柱部材21の外周面を覆う上下方向長手状の4角筒状で断面正方形状の柱用サイディング部材22とを有している。柱部材21は、建物2の1階の基礎部23に立設されている。なお、図示しないが、柱用サイディング部材22は例えば断面略L字状をなす4つのサイディング材にて構成され、互いに隣り合うサイディング材間の間隙にシーリング材が充填されている。
壁体6は、図1および図3に示されるように、水平方向長手状である横長状のサイディング下地材としての横長下地材である上横長下地材(上胴縁)31と、水平方向長手状である横長状のサイディング下地材としての横長下地材である下横長下地材(下胴縁)32とを有している。上横長下地材31と下横長下地材32とは、上下に互いに離間対向して平行状に配設されている。
また、壁体6は、上下方向長手状である縦長状のサイディング下地材としての縦長下地材(縦胴縁)33を複数有している。つまり、互いに離間対向して対をなす上横長下地材31および下横長下地材32間には、複数本の縦長下地材33が水平方向に互いに間隔をおいて架設されている。そして、縦長下地材33の上端部には上横長下地材31が取付部材35によって固定的に取り付けられ、縦長下地材33の下端部には下横長下地材32が取付部材35によって固定的に取り付けられている。つまり、縦長下地材33は、上横長下地材31および下横長下地材32に固定されている。また、上横長下地材31および下横長下地材32は、柱部材21に固定されている。なお、縦長下地材33は、桁材16および柱部材21に固定されていないが、桁材16および柱部材21の少なくともいずれか一方に固定的に取り付けるようにしてもよい。
さらに、壁体6は、縦長下地材33の外側の面に固定的に取り付けられ柱用サイディング部材22と干渉しないように柱体5よりも外側位置に位置する鉛直状の壁用サイディング部材である外側壁用サイディング部材36と、縦長下地材33の内側の面に固定的に取り付けられ床部10の3辺の端部上面に立設された鉛直状の壁用サイディング部材である内側壁用サイディング部材37と、上横長下地材31の上面に固定的に取り付けられ両サイディング部材36,37の上端部間に架設された水平状の上板サイディング部材38とを有している。つまり、これら外側壁用サイディング部材36、内側壁用サイディング部材37および上板サイディング部材38によって、サイディング下地材31,32,33が覆い隠されている。
なお、内側壁用サイディング部材37の下端面と床部10の端部上面との間の間隙にはシーリング材41が充填されている。内側壁用サイディング部材37の上端面と上板サイディング部材38の内側端部下面との間の間隙にはシーリング材42が充填されている。外側壁用サイディング部材36の上端面と上板サイディング部材38の外側端部下面との間の間隙にはシーリング材43が充填されている。上板サイディング部材38には、手摺用の笠木44が取り付けられている。
また、上横長下地材31は、水平板部46と、この水平板部46の幅方向両端部から下方に向かって突出し互いに離間対向する1対の鉛直板部47と、この各鉛直板部47の下端部から内方に向かって水平状に突出する突出板部48とを有し、これら両突出板部48間に開口部49が形成されている。
下横長下地材32は、水平板部51と、この水平板部51の幅方向両端部から上方に向かって突出し互いに離間対向する1対の鉛直板部52と、この各鉛直板部52の上端部から内方に向かって水平状に突出する突出板部53とを有し、これら両突出板部53間に開口部54が形成されている。下横長下地材32の下面には、床下軒天部20の3辺の各端部が固定的に取り付けられている。なお、上横長下地材31と下横長下地材32とは同じ形状である。
縦長下地材33は、上下方向長手状で矩形状の鉛直板部56と、この鉛直板部56の幅方向両端部から突出し互いに離間対向する1対の対向鉛直板部57と、この各対向鉛直板部57の端部から内方に向かって突出する突出板部58とを有し、これら両突出板部58間に開口部(図示せず)が形成されている。なお、縦長下地材33の幅寸法が横長下地材31,32の幅寸法よりも大きくなっており、横長下地材31,32の幅寸法は例えば75mmであり、縦長下地材33の幅寸法bは例えば100mmである。
また、縦長下地材33は、サイディング取付用凸部61を長手方向両端部である上下方向両端部の外側に有するとともに、横長下地材挿入用凹部62を長手方向両端部である上下方向両端部の内側に有している。
そして、外側壁用サイディング部材36の上端部がスペーサ63を介してドリルねじ等の固定部材64によって縦長下地材33の上端部のサイディング取付用凸部61に固定的に取り付けられ、外側壁用サイディング部材36の下端部がスペーサ63を介してドリルねじ等の固定部材64によって縦長下地材33の下端部のサイディング取付用凸部61に固定的に取り付けられ、外側壁用サイディング部材36と縦長下地材33との間には空気層65が形成されている。また、上横長下地材31の一部が縦長下地材33の上端部の横長下地材挿入用凹部62に挿入され、下横長下地材32の一部が縦長下地材33の下端部の横長下地材挿入用凹部62に挿入されている。
また、内側壁用サイディング部材37の上端部がスペーサ73を介してドリルねじ等の固定部材74によって上横長下地材31に固定的に取り付けられ、内側壁用サイディング部材37の下端部がスペーサ73を介してドリルねじ等の固定部材74によって縦長下地材33の下端部近傍に固定的に取り付けられ、内側壁用サイディング部材37と縦長下地材33との間には空気層75が形成されている。空気層75には、柔軟に変更可能な可撓性のある防水シート76が配設されている。
ここで、図2に示されるように、この建物付設物1では、床体4の床部10の下方側への雨水の浸入を防止する平面視略コ字状の雨水浸入防止体81が、床部10の4辺のうち建物2側の1辺を除く3辺に沿って設けられている。つまり、雨水が床部10の上方側から床部10の端面に沿って流下して床部10の下方側の空間部19に浸入するのを防止する雨水堰き止め部品である雨水浸入防止体81が、床部10の3辺の端部(前端部10a、左端部10bおよび右端部10c)に沿って配設されている。そして、この雨水浸入防止体81は、床部10の3辺の端部と壁体6の下端部との間に固定的に配設されている。
雨水浸入防止体81は、例えば2箇所で直角に折り曲げられた平面視略コ字状をなす1本のアングル材にて構成されている。なお、雨水浸入防止体81は、例えば直線状の3本のアングル材、つまり床部10の前端部10aに沿って位置する第1のアングル材と、床部10の左端部10bに沿って位置する第2のアングル材と、床部10の右端部10cに沿って位置する第3のアングル材とにて構成するようにしてもよい。
また、雨水浸入防止体81は、断面略L字状のもので、図1に示されるように、床部10の下面を下方から支持する水平状の支持板部82と、この支持板部82の外端部から立ち上がり、上端83aが床部10の上面よりも高い位置に位置する鉛直状の立上板部83とを有している。
床部10の前端部10aの下面を支持する支持板部82は、床部10の前端部10aの下面と桁材16の上面との間に挟持配設されており、この支持板部82に立設された立上板部83は、床部10の前端部10aの端面と縦長下地材33の内面との間に配設されている。この立上板部83の内面と床部10の前端部10aの端面との間には、防水用のパッキン材85およびシーリング材86が挟持配設されている。
同様に、床部10の左右端部10b,10cの下面を支持する支持板部82は、床部10の左右端部10b,10cの下面と妻梁18の上面との間に挟持配設されており、この支持板部82に立設された立上板部83は、床部10の左右端部10b,10cの端面と縦長下地材33の内面との間に配設されている。この立上板部83の内面と床部10の左右端部10b,10cの端面との間には、防水用のパッキン材85およびシーリング材86が挟持配設されている。
桁材16および妻梁18は、いずれも床部10および床下軒天部20間の空間部19に向かって開口する断面略コ字状のものであり、例えば鉛直板部87とこの鉛直板部87の上下端部から空間部19側に向かって突出する水平板部88とを有し、この鉛直板部87と立上板部83とが同一面上に配設されている。
立上板部83の上端部は、空気層75に挿入され、防水シート76の下端部にて覆われている。なお、立上板部83の上端83aの高さ寸法H(床部10の上面からの高さ寸法)は、例えば1.5cm〜3cmであり、好ましくは例えば2cmである。
このように、この建物付設物1では、床部10の3辺に沿って位置する雨水浸入防止体81によって、略密閉状態の空間部19への雨水浸入が防止されるようになっているが、何らかの原因により想定外の雨水が空間部19に浸入したとしても、その浸入した雨水は空間部19外に排出されるようになっている。
具体的には、例えば図1に示されるように、床下軒天部20の端部近傍には、床部10と床下軒天部20との間の空間部19に浸入した雨水を排出する孔部である雨水排出口部91が形成されている。床下軒天部20の上面は、雨水排出口部91に向かって徐々に下り傾斜する傾斜面状に形成されている。
また、床下軒天部20の雨水排出口部91からの雨水が流入する水切り体92が床部10の4辺のうち建物2側の1辺を除く3辺に沿って設けられ、この水切り体92の所定箇所には雨水を排出する排水管93が接続固定されている。
水切り体92は、壁体6の縦長下地材33の下端部外面に固定的に取り付けられた鉛直状の取付板部96を有している。取付板部96の下端から傾斜板部97が斜め下外方に向かって突出し、この傾斜板部97の下端から鉛直状の水切り板部98が鉛直下方に向かって突出している。水切り板部98の下端部が、壁体6の外側壁用サイディング部材36の外面からの雨水を水滴にして落下させる水切り用端部99となっている。なお、外側壁用サイディング部材36の下端面が傾斜板部97の上面に接触(略接触を含む)している。
また、水切り板部98の下端近傍から水平状の底板部100が内方(床下軒天部20の下方側)に向かって突出し、この底板部100の内端部に鉛直状の立設板部101が立設されている。この立設板部101の上端部からは水平状の当接板部102が外方に向かって突出し、この当接板部102が床下軒天部20の下面に当接している。
さらに、水切り体92の底板部100には、水切り体92内に流入した雨水を排出する排水口部103が形成されており、この排水口部103からの雨水が上下方向長手状の排水管93内に流入するようになっている。排水管93の上端部が底板部100の下面に固定的に取り付けられ、この排水管93の下端部が例えば雨水桝等に接続されている。
次に、建物付設物1の作用等を説明する。
例えば雨天時に雨水が床体4の床部10の上面に降っても、その床部10の上方側の雨水は、床部10に設けた雨水排出手段(図示せず)によって排出される。
この際、例えば雨水の一部が床部10の3辺の端部から床部10の下方側の空間部19に浸入しようとしても、その雨水は雨水浸入防止体81によって堰き止められる。
また、何らかの原因により想定外の雨水が略密閉状態の空間部19に浸入したとしても、その雨水は、床下軒天部20の上面を流れ、床下軒天部20の雨水排出口部91から水切り体92内に流入した後、水切り体92の排水口部103から排水管93内に流入して排出される。
なお、施工時において、例えば上横長下地材31、下横長下地材32および縦長下地材33等の取付完了後、サイディング業者がサイディング部材36,37,38を取り付ける場合、そのサイディング業者は、外側壁用サイディング部材36の位置調整のための追加縦長下地材を施工現場で用意する必要がなく、スペーサ63,73等を使用してサイディング部材36,37,38を適正位置に取り付けることが可能である。
そして、この建物付設物1によれば、床体4の床部10の下方側への雨水の浸入を防止する雨水浸入防止体81が床部10の4辺のうち建物2側の1辺を除く3辺に沿って設けられているため、雨水が床部10の下方側の略密閉した空間部19に浸入するのを防止できる。よって、例えば略密閉状態の空間部19内での雨水滞留や、互いに隣接する軒天材13の接続部間からの長期的な雨だれ等の不具合を防止できる。
また、何らかの原因により想定外の雨水が略密閉状態の空間部19に浸入したとしても、その浸入した雨水を水切り体92内および排水管93内を通して適切に外部に排出でき、しかも、水切り体92の水切り板部98にて水切りを行うことができる。
さらに、床部10の3辺に沿って設けられた雨水浸入防止体81は、床部10の下面を支持する支持板部82とこの支持板部82に立設された立上板部83とを有する断面略L字状のアングル材にて構成されているため、きわめて単純で簡単な構成であるにも拘わらず、雨水が床部10の下方側の空間部19に浸入するのを適切に防止できる。
また一方で、従来とは異なり追加縦長下地材を使用して外側壁用サイディング部材36の位置を調整する必要がないため、サイディング業者がサイディング部材36,37,38の取付作業に手間取ることがなく、効率良く施工でき、よって施工性の向上を図ることができる。
また、外側壁用サイディング部材36の上下端部を縦長下地材33の上下のサイディング取付用凸部61に取り付け、横長下地材31,32の一部を縦長下地材33の上下の横長下地材挿入用凹部62に挿入することにより、外側壁用サイディング部材36および横長下地材31,32を容易に取り付けることができ、より一層効率良く施工できる。
なお、建物付設物1は、例えば階段体7を有しないバルコニーやベランダ等でもよい。
また、床部10や床下軒天部20等は、互いに隣接した状態で並ぶ複数枚の分割板からなるものには限定されず、例えば1枚板状のもの等でもよい。
さらに、サイディング部材22,36,37,38は、例えばセメント系、セラミック系および金属系等の種類は問わない。また、サイディング下地材31,32,33の材質は例えば鉄やアルミ等の金属材料が好ましい。
また、矩形板状の床部10は、左右方向に細長い長方形には限定されず、正方形等でもよい。なお、この床部10の矩形板状には、厳密な意味での矩形板状のほか、略矩形板状が含まれる。
さらに、例えば水切り体92および排水管93を備えず、雨水排出口部91から雨水を落下させる構成等でもよい。
1 建物付設物
2 建物
10 床部
20 床下軒天部
81 雨水浸入防止体
82 支持板部
83 立上板部
91 雨水排出口部
92 水切り体
93 排水管
103 排水口部

Claims (2)

  1. 矩形板状の床部と、
    この床部の4辺のうち建物側の1辺を除く3辺に沿って設けられ、前記床部の下方側への雨水の浸入を防止する雨水浸入防止体と、
    前記床部の下面を覆い隠す床下軒天部と、
    この床下軒天部に形成され、前記床部と前記床下軒天部との間に浸入した雨水を排出する雨水排出口部と、
    この雨水排出口部からの雨水が流入する水切り体と、
    この水切り体に形成され、前記水切り体内に流入した雨水を排出する排水口部と、
    この排水口部からの雨水が流入する排水管と
    を備えることを特徴とする建物付設物。
  2. 雨水浸入防止体は、
    床部の下面を支持する支持板部と、
    この支持板部から立ち上がり、上端が前記床部の上面よりも高い位置に位置する立上板部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の建物付設物。
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