JP2021187094A - 高圧タンクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリフォームの繊維層に樹脂を含浸する際に樹脂の含浸性を高め生産性の低下を抑制しつつ、品質の高い燃料電池車用高圧タンクを製造する方法の提供。【解決手段】ライナの外周に巻回層を形成してプリフォームを作製する工程と、プリフォームを型に設置して巻回層に対して樹脂組成物を供給する工程と、を含み、巻回層の形成には、トウプリプレグの巻き付け、及び、繊維束の巻き付けが含まれる、高圧タンクの製造方法。【選択図】図7

Description

本開示は、樹脂が含浸された繊維層によって補強された高圧タンクに関する。
燃料電池車用高圧タンクは、当該高圧タンクの内部空間を形成するライナを有し、このライナに対してその外周に樹脂が含浸された繊維層が設けられることにより補強層が形成され、これにより高い強度を実現している。
特許文献1には、金属製の中子を繊維若しくはシート状の繊維製品で被覆した後、被覆している繊維若しくはシート状の繊維製品に母材樹脂を含浸させるか又は、母材樹脂を含浸させた繊維若しくはシート状の繊維製品で中子を被覆した後、母材樹脂を加熱してプリキュアし、母材樹脂をプリキュアした温度より高い温度で加熱してアフターキュアする繊維強化プラスチックの製造方法であって、金属製の中子として、プリキュアさせる時の加熱温度より高く、アフターキュアさせる時の加熱温度以下の融点を有する金属を使用することを特徴とする繊維強化プラスチックの製造方法が開示されている。
特許文献2には、主剤を含浸した繊維を基材にフィラメントワインディング法を用いて巻回させプレFRP層を形成する工程と、プレFRP層に硬化剤を加圧条件下で注入し、プレFRP層の主剤と硬化剤とを反応させて、基材に熱硬化性樹脂と繊維とを含むFRP層を形成する工程と、を有し、FRP層を形成する工程において、硬化開始温度の低い硬化剤を注入し、次いで硬化開始温度の高い硬化剤を順に注入して、プレFRP層の主剤と硬化開始温度の低い硬化剤及び硬化開始温度の高い硬化剤を反応させ、基材に熱硬化性樹脂と繊維とを含むFRP層を形成することが開示されている。
特許文献3には、熱硬化性の樹脂が予め含浸された繊維をライナに巻き付けて繊維層を形成する工程と、ライナの内部から加熱することで、ライナに巻き付けられた繊維の樹脂の粘度を、ライナに巻き付ける前の粘度よりも低下させる工程と、粘度を低下させた後、ライナの内部から加熱することで、繊維層の樹脂をライナの表面に近い側から離れる側に向けて徐々に硬化させる工程と、を含む複合容器の製造方法が開示されている。
特許文献4には、中空のライナの外周に、複数の繊維からなる第1繊維束と各繊維間に非硬化状態で設けられた熱硬化性樹脂とを含む第1繊維強化複合材を巻回し、第1繊維強化複合材層を積層形成するステップと、第1繊維強化複合材層の外周に、複数の繊維からなる第2繊維束と各繊維間に非硬化状態で設けられた熱硬化性樹脂とを含む第2繊維強化複合材を巻回し、第2繊維強化複合材層を積層形成するステップと、第1繊維強化複合材層及び第2繊維強化複合材層が積層形成された後に、加熱により熱硬化性樹脂を硬化させるステップと、を含み、巻回時においては、第1繊維強化複合材に設けられた熱硬化性樹脂の粘性は、第2繊維強化複合材に設けられた熱硬化性樹脂の粘性に比べて高く設定されていることを特徴とする高圧タンク製造方法が開示されている。
特許文献5には、高圧タンクの製造方法が開示され、高圧タンクの内部空間を形成するライナの外表面に繊維層が設けられたプリフォームを金型内に配置し、この金型内に配置されたプリフォームに向けて樹脂を射出しながら、プリフォームの中心軸線を回転中心にしてプリフォームを金型内で周方向に回転させることで樹脂を繊維層に含浸することが開示されている。
特開2008−132717号公報 特開2011−000811号公報 特開2010−221401号公報 特開2008−286297号公報 特開2019−056415号公報
プリフォーム(ライナに繊維層が形成された部材)の繊維層に対して樹脂組成物を含浸させ、その後に硬化させることで補強層を形成する、いわゆるRTM(Resin Transfer Molding)では、繊維層の厚さや形状により均一な樹脂の含浸が難しいことがある。特に燃料電池車用高圧タンクは強度確保のため、繊維層を厚くするとともに、その形状が軸方向に長い円筒形であるため上記の問題がより顕著である。
これに対して高圧で樹脂を注入すれば、圧力によりライナ等に変形を生じさせたり、設備が大掛かりになったりする。一方で、樹脂の流動性を高めた状態で含浸をさせると、樹脂の硬化に時間がかかるため生産性が低下する。
また、予め樹脂が含まれた繊維をライナに巻き、その後に加熱するなどして流動させて補強層を形成すると、繊維に含まれていた樹脂の流動により樹脂の巻き状態に変化が生じ、当該巻きの密度や均一性に不具合が生じることがある。
本開示は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、繊維層に樹脂を含浸する際に樹脂の含浸性を高め生産性の低下を抑制しつつ、品質の高い高圧タンクを製造する方法を提供することを主目的とする。
本願は、ライナの外周に巻回層を形成してプリフォームを作製する工程と、プリフォームを型に設置して巻回層に対して樹脂組成物を供給する工程と、を含み、巻回層の形成には、トウプリプレグの巻き付け、及び、繊維束の巻き付けが含まれる、高圧タンクの製造方法を開示する。
巻回層を形成する工程は、トウプリプレグの巻き付けの後に、トウプリプレグの外周側に繊維束の巻き付けを行ってもよい。
また、これに代えて巻回層を形成する工程は、巻回層を構成する層のうちの少なくとも1つの層は、トウプリプレグ及び繊維束が混在するように巻き付けてもよい。
樹脂組成物を供給する工程では、トウプリプレグに含まれる樹脂の粘度を巻き付け時よりも低下させてから樹脂組成物の供給を開始するようにしてもよい。
トウプリプレグに含まれる樹脂には型の温度よりも低い温度で樹脂を硬化させる硬化剤が添加されてもよい。
トウプリプレグの巻き付け、及び、繊維束の巻き付けは、多給糸フィラメントワインディング装置、又は、連続多給糸フィラメントワインディング装置で行うこともできる。
本開示によれば、巻回層に樹脂を含浸する際に樹脂の含浸性を高め生産性の低下を抑制しつつ、品質の高い高圧タンクを製造することができる。
図1は高圧タンク10の外観を模式的に示す図である。 図2は高圧タンク10の断面を模式的に表した図である。 図3はプリフォーム20の断面を模式的に表した図である。 図4は図3の一部を拡大して示した図である。 図5はTPP層22を説明する図である。 図6は繊維層23を説明する図である。 図7は高圧タンクの製造方法S10の流れを説明する図である。 図8はTPP層の形成の工程S11を説明する図である。 図9は繊維層の形成の工程S12を説明する図である。 図10は型40について説明する図である。 図11は型40について説明する図である。 図12は樹脂組成物の供給・停止の工程S14について説明する図である。 図13はTPPに含まれる樹脂の時間と温度との関係の例を示した図である。 図14は他の例にかかる巻回層21について説明する図である。 図15は他の例にかかるTPP22a及び繊維束23aの巻き付け態様を説明する図である。 図16は図15の巻き付けを行う方法を説明する図である。 図17は高圧タンクの製造方法S20について説明する図である。
1.高圧タンクの構造
図1には1つの形態にかかる高圧タンク10の外観を模式的に表し、図2には高圧タンク10の軸線に沿った断面を模式的に表した。これらの図からわかるように、本形態で高圧タンク10はライナ11、補強層12、保護層13、及び、口金14を有している。以下に各構成について説明する。
<ライナ>
ライナ11は、高圧タンク10の内部空間を区画する中空の部材である。ライナはその内部空間に収容されたもの(例えば水素)を漏らすことなく保持することができる材料で構成されていればよく、材料は公知のものを用いることができるが、例えばナイロン樹脂、ポリエチレン系の合成樹脂や、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属等からなるものである。
ライナ11の厚さは特に限定されることはないが、0.5mm乃至1.0mmであることが好ましい。
<補強層>
補強層12は、繊維が複数層に亘って積層されるとともに、その繊維に含浸され硬化した樹脂を有している。繊維による層は、ライナ11の外表面に繊維束が所定の厚さにまで何層にも亘って巻き付けられて構成されている。
補強層12の厚さは必要な強度により決められるため特に限定されることはないが、10mm乃至30mm程度である。特に燃料電池車用高圧タンクは、強度確保のために補強層を厚く形成する必要があり、それに伴い厚くなった繊維による層への樹脂の含浸という観点から含浸の困難性が高い。なお、補強層12(及び、後述する巻回層21)のうち、補強層12(及び、後述する巻回層21)の厚さの半分よりライナ11側を「内層側」と記載することがあり、厚さの半分よりライナ11側とは反対側(外周側)を「外層側」と記載することがある。
補強層の繊維束には炭素繊維が用いられおり、繊維束は炭素繊維が束となって所定の断面形状(例えば長方形断面)を有する帯状である。具体的には特に限定されることはないが、断面形状が、幅6mm乃至10mm、厚さが0.1mm乃至0.15mm程度の長方形であることが挙げられる。繊維束に含まれる炭素繊維の量も特に限定されることはないが、例えば36000本程度の炭素繊維からなることが挙げられる。
補強層12において繊維に含浸して硬化した樹脂は、これにより繊維の強度を高めることができるものであれば特に限定されることはない。これには例えば熱により硬化する熱硬化樹脂を挙げることができ、例えばアミン系又は無水物系の硬化促進剤、及び、ゴム系の強化剤を含むエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等がある。その他、エポキシ樹脂を主剤とし、これに硬化剤を混ぜることにより硬化する樹脂組成物も挙げることができる。これによれば、主剤と硬化剤とを混ぜてから硬化するまでの間にこの混合物である樹脂組成物を繊維層に到達及び浸透させることで、自動的に硬化する。
<保護層>
保護層13は必要に応じて補強層12の外周に配置される層であり、設けられた際には例えばガラス繊維が巻かれ、ここに樹脂が含浸されてなる。含浸される樹脂は補強層12と同様に考えることができる。これにより高圧タンク10に対して耐衝撃性を付与することができる。
保護層13の厚さは特に限定されることはないが、1.0mm乃至2.0mm程度とすることができる。
<口金>
口金14は、ライナ11の2つの開口端にそれぞれ取付けられている部材であり、その一方は、高圧タンク10の内外を連通する開口として機能すると共に、高圧タンク10に配管やバルブを取り付けるための取付部として機能する。また、口金14は、補強層12を形成する際に、ライナ11を後述する多給糸フィラメントワインディング装置へ取り付けるための取付部としても機能する。
なお、ライナ11が金属で構成されている場合には、口金を別途設ける必要はなく、ライナ11から連続して口金と同様の形状が形成されていればよい。
2.プリフォームの構造
プリフォーム20は、最終的に高圧タンク10となる中間部材であり、少なくともライナ11、巻回層21を有して構成されている。すなわちプリフォーム20は巻回層21(そのうちの繊維層23)に樹脂が含浸される前の部材である。図3にはプリフォーム20の断面形状、図4には図3にAで示した部分の拡大図で、層構成を説明するための図を表した。
本形態でプリフォーム20はライナ11、巻回層21、及び、口金14を有している。ライナ11及び口金14については上記した通りなのでここでは説明を省略し、巻回層21について説明する。
なお、ここではプリフォーム20としてライナ11に巻回層21が配置されたものを示して説明するが、巻回層21の外周にさらに保護層13のためのガラス繊維が巻かれたものであってもよい。
<巻回層>
巻回層21は、後述するようにここに樹脂組成物が供給されて含浸、硬化されることにより高圧タンク10の補強層12となる層であり、本形態で、巻回層21は図4からわかるように、TPP層22及び繊維層23を備えている。
TTP層22は、予め半硬化状態の樹脂が含浸された繊維束(トウプリプレグ、TPP)が巻かれた層である。
TPPを構成する繊維束は特に限定されることはないが、上記した繊維束と同じように考えることができ、炭素繊維が束となって所定の断面形状(例えば長方形断面)を有する帯状とすることができる。
また、TPPに含まれる樹脂も特に限定されることはないが、後述するように繊維層23に含浸される樹脂と同じ種類の樹脂であることが好ましい。これにより繊維層23に含浸される樹脂と一体化しやすく、均一性や剥離の問題が生じにくい。従って例えば、熱により硬化する熱硬化樹脂を挙げることができ、アミン系又は無水物系等の硬化促進剤、及び、ゴム系の強化剤を含むエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等がある。その他、エポキシ樹脂を主剤とし、これに硬化剤を混ぜることにより硬化する樹脂組成物も挙げることができる。
また、TPP層に含まれる樹脂に対して低温硬化剤が添加されていてもよい。低温硬化剤は、比較的低い温度(具体的には型40の温度よりも低い温度)で樹脂の硬化を開始させ、高い反応性を付与するものであり、その際の高い発熱で内層側から供給された樹脂組成物を加熱することができ、高速含浸と高速硬化を両立させることが可能となる。低温硬化剤としては、限定されることはないが、例えばキシレンジアミド、ジエチレントリアミン、及び、トリエチレンテトラを挙げることができる。
本形態ではTPP層22は巻回層21の内層側に配置されている(巻かれている)。これにより、補強層12を厚くするために巻回層21を厚くする必要がある場合であっても、内層側に含まれる樹脂をTPPの樹脂で補うことができ、均一な樹脂分布及びこれによる補強層として高い性能を確保することが可能となる。また、含浸し難い部分に樹脂が予め配置されていることから、繊維層23への樹脂の含浸は迅速に行われ、効率よい含浸、すなわち高圧タンクの生産性を高めることもできる。
内層側のなかでもTPP層22は、少なくともライナ11に接するように最も内層側となる層を含んでいることが好ましく、ライナ11に接する層の1層のみをTPP層としてもよい。
繊維層23は、樹脂が含浸されていない繊維束が巻かれた層であり、TPP層22以外の層を構成する。従って、本形態で繊維層23はTPP層22の外周側に配置されている(巻かれている)。好ましくは、図4に表れているように、内層側のうちライナ11に接する層の1層又はさらにこれに積層される複数層をTPP層22とし、その外側を繊維層23とする。
繊維層23を構成する繊維束は、上記した繊維束と同じように考えることができ、炭素繊維が束となって所定の断面形状(例えば長方形断面)を有する帯状とすることができる。
本形態では、TPP層22及び繊維層23のいずれも図5、図6に示したようにいわゆるヘリカル巻きによりTPP22a、繊維束23aが巻かれている。図5はTPP層22を外観して拡大した図、図6は繊維層23を外観して拡大した図である。これによればTTP、繊維束を早く巻くことができるとともに、隣接するTPP同士、隣接する繊維束同士の間に若干の間隙が形成されるため樹脂が含浸しやすくなる。
ただしこれに限らず例えばTPP層をフープ巻きとして高い締め付け力及び隣接するTPP同時の密着性を付与し、繊維層23は樹脂組成物を含浸しやすいヘリカル巻きにする態様とすることもできる。
3.製造方法1
図7には1つの形態にかかる高圧タンクの製造方法S10の流れを示した。図7からわかるように、高圧タンクの製造方法S10は、TTP層の形成の工程S11、繊維層の形成の工程S12、型への設置・脱気の工程S13、樹脂組成物の供給・停止の工程S14、及び離型の工程S15を含んでいる。
なお、TTP層の形成の工程S11及び繊維層の形成の工程S12により巻回層の形成をする工程となるとともに、これによりプリフォーム20が作製される。
以下各工程について説明する。
<TPP層の形成の工程S11>
TPP層の形成の工程S11(「工程S11」と記載することがある。)では、ライナ11の外周にTPP22aを巻きつける。図8に説明のための図を示した。図8はTPP22aの巻き付けによるTPP層22の形成の場面を模式的に表したものである。
工程S11でライナ11にTPP22aを巻きつけてTPP層22を形成する。すなわち、本形態で工程S11ではライナ11に接する1層、又は、この1層の外に巻かれる複数の層におけるTPP22aによる層を形成してTPP層22とする。
そしてこのようなTPP22aの巻き付けは、図8からわかるように、本形態ではフィラメントワインディング法により行う。
本形態では、TPP22aが巻かれたボビンであるTPPボビン30が複数、ライナ11の外周に沿ってライナ11を取り囲むように配置された多給糸フィラメントワインディング装置(以下「多給糸FW装置」と記載することがある。)1台を用いている。
より具体的には、ライナ11の周りに複数のボビンを設置し得る多給糸FW装置において、工程S11ではそのボビンの全てをTPPボビン30とする。そして、複数のTPPボビン30からTPP22aを繰り出してライナ11の外周に巻き付ける。
そして、TPP22aが所望のTPP層22となるまで当該巻き付けが行われる。
多給糸FW装置に同時に設置できるボビンの数は特に限定されることはないが、例えば48個のボビンを設置することができるものもある。その際には、TPP層22を形成する際には、全てのボビン(48個)をTPPボビン30とすることができる。
<繊維層の形成の工程S12>
繊維層の形成の工程S12(「工程S12」と記載することがある。)では、工程S11で形成したTPP層22の外周に繊維束23aを巻きつける。図9に説明のための図を示した。図9は繊維束23aの巻き付けによる繊維層23の形成の場面を模式的に表したものである。
工程S12でTPP層22の外周に繊維束23aを巻きつけて繊維層23を形成する。すなわち、本形態で工程S12ではTPP層22の外周に巻かれる繊維束23aによる複数の層を形成して繊維層23とする。
そしてこのような繊維束23aの積層は、図9からわかるように、本形態ではフィラメントワインディング法により行う。
本形態では、繊維束23aが巻かれたボビンである繊維束ボビン31が複数、ライナ11の外周に沿ってライナ11を取り囲むように配置された多給糸FW装置1台を用いている。この多給糸FW装置は工程S11で用いた多給糸FW装置を用いることもできる。
より具体的には、ライナ11の周りに複数のボビンを設置し得る多給糸FW装置において、工程S12ではそのボビンの全てを繊維束ボビン31とする。そして、複数の繊維束ボビン31から繊維束23aを繰り出してライナ11に巻き付けられたTPP層22の外周に巻き付ける。
そして、繊維束23aが繊維層23となるまで当該巻き付けが行われる。
なお、工程S12で用いる多給糸FW装置を工程S11で用いた多給糸FW装置と同じとするときには、TPPボビン30から繊維束ボビン31にボビンの交換を行えばよい。
そして、この工程S12により、工程S11と合わせて巻回層を形成する工程となり、これによりプリフォーム20が作製される。また、必要に応じて引き続き保護層13のためのガラス繊維が巻かれてもよい。
<型への設置・脱気の工程S13>
型への設置・脱気の工程S13(「工程S13」と記載することがある。)では、工程S12で作製したプリフォーム20を型に設置し、真空引きにより脱気を行う。この脱気により、含浸される樹脂組成物が巻回層21(主に繊維層23)に浸透しやすくなり、含浸がより円滑に行われる。
図10、図11に、1つの例にかかる型40を説明するための図を示した。図10はプリフォーム20とともに示した型40の模式的な分解断面図、図11はプリフォーム20が設置された状態の型40の模式的な断面図である(プリフォーム20は断面でなく表面で表している。)。
型40はプリフォーム20の巻回層21(主に繊維層23)に対して樹脂を含浸するための型であり、本形態では上型41及び下型42を有して構成されている。上型41と下型42とが重なることで、型40の内側にプリフォーム20の形状に沿った内部空間が形成される。この内部空間は真空引きが可能とされ、密閉された空間を形成することできる。
また、上型41は、図11に直線矢印で示したように下型42に対して相対的に移動することができ、これによりプリフォーム20の型40への設置、型40からの離脱(離型)をすることができる。
また、上型41には、外部から、設置されたプリフォーム20の外周(巻回層21)にまで達する流路41aが設けられている。この流路41aに樹脂組成物を流すことにより巻回層21(繊維層23)に対して樹脂組成物を供給し含浸させる。
さらに型40には形成された内部空間内の真空引き(真空脱気)をするための不図示の空気流通路も設けられている。
また、型40にはプリフォーム20の温度を測定することができるように、温度センサ43が設置されており、プリフォーム20の温度を得ることができるとともに、不図示の温度制御装置により、型の温度を所望の温度に変更及び保持することができるように構成されている。
型40に用いられる材料は特に限定されることはないが、通常の通り金属が好ましく用いられ、型45はいわゆる金型である。
本工程S13では、型40の上型41が下型42から離脱されて開放状態とされ、上面が大きく露出した下型42に対してプリフォーム20を設置し、その後、下型42及びここに設置されたプリフォーム20に対して被せるように上型41を配置して締め付ける。そして、真空ポンプにより真空脱気をする。
真空脱気は次の工程で行われる樹脂組成物を巻回層21に供給する前に終了する。
<樹脂組成物の供給・停止の工程S14>
樹脂組成物の供給・停止の工程S14(「工程S14」と記載することがある。)では、図12に示したように、硬化前の樹脂組成物を流路41aを通じて型40に配置されたプリフォーム20の巻回層21に対して供給し、必要な量の樹脂組成物の供給により供給を停止する。これにより樹脂組成物が巻回層21に含浸する。
この樹脂組成物の供給のタイミングは特に限定されることはないが、次のように行うことが好ましい。すなわち、型40を加熱することでTPP層22に含まれる樹脂を加熱してTPP22aの巻き付け時よりも当該樹脂を低粘度化し、そのタイミングで樹脂組成物の供給を開始する。これによれば、TPP層22に含まれる低粘度化した樹脂と、工程S14で供給した樹脂組成物との混合の程度を高めることができ、補強層における樹脂分布の均一性やTPPの樹脂と含浸させた樹脂組成物との密着性を高めて剥離や局所的な強度低下を回避することができる。
より具体的な一例としては、例えば温度センサ43によりにプリフォーム20の温度を測定し、図13に示したように予め取得しておいた時間と温度との関係に基づいて、図13にBで示した部分であり、その昇温時に一時的に温度が一定となるときがTPPに含まれる樹脂が低粘度であるとして、そのタイミングで含浸する樹脂組成物を供給することができる。このようにTPPに含まれている樹脂の温度と粘度との関係を予め把握しておくことで、温度センサ43の測定結果に基づいて明確に樹脂組成物の供給のタイミングを得ることが可能であり、安定した品質の高圧タンクを提供することができる。
また、TPPに含まれる樹脂は図13にも表れているように、時間を経ることで温度が上昇し、Cで示した部位の温度に達する。この温度上昇により工程S14で供給した樹脂組成物の硬化が促進されるため、含浸から硬化までの時間の短縮をすることができ、効率的な含浸が可能となる。TPPに含まれる樹脂に上記したような低温硬化剤を含めたときにはその効果がより顕著に表れる。
供給する樹脂組成物は、流動性のある状態で巻回層に到達及び浸透し、その後何らかの方法により硬化することで繊維層の強度を高めることができるものであれば特に限定されることはない。これには例えば熱により硬化する熱硬化樹脂が挙げられ、例えばアミン系又は無水物系の硬化促進剤、及び、ゴム系の強化剤を含むエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等がある。この他にも、エポキシ樹脂を主剤とし、これに硬化剤を混ぜることにより硬化する樹脂組成物を挙げることができる。これによれば、主剤と硬化剤とを混ぜてから硬化するまでの間にこの混合物である樹脂組成物を繊維層に到達及び浸透させることで、自動的に硬化する。
<離型の工程S15>
離型の工程S15(「工程S15」と記載することがある。)では、工程S14で、TPPに含まれる樹脂、及び、供給され含浸した樹脂組成物が硬化していることを得て、樹脂が含浸されたプリフォーム20を型40から離脱する。
本形態では型40の上型41を下型42から離脱し、開放状態とすることで離型を行う。
<その他>
以上の各工程を含む製造方法により、樹脂が含浸されたプリフォーム20が得られる。この樹脂が含浸されたプリフォーム20に対して、必要に応じてさらに樹脂が含浸されたガラス繊維による層が形成される等して高圧タンク10とすることができる。
4.効果等
本開示によれば、プリフォームに形成された繊維層へのRTMによる樹脂含浸を含む場合において、高圧タンク等のように補強層を厚くする必要があっても、その少なくとも一部に、好ましくは樹脂含浸が難しい内層側に樹脂含浸済のTPPを配置することで、層内に樹脂の配置を予め確保することができることから、補強層内の樹脂の均一性を高めることができ、高い性能の高圧タンクを提供することができる。また、これは含浸時間の短縮を可能とすることにもなり、生産性の向上も提供される。
プリフォームに形成された繊維層に樹脂組成物を供給するタイミングを、TPP層に含まれる樹脂の低粘度状態の時に合わせることで、供給した樹脂組成物とTPP層に含まれていた樹脂との混合を促進し、両者の一体化が図られることで、効率の良い含浸性と高圧タンクの性能向上を両立することができる。
また、TPP層に含まれる樹脂に対して、低温硬化剤を添加しておき、早いタイミングで硬化を開始するとともに高い反応性を付与することで、その硬化発熱で内層側から含浸した樹脂組成物を加熱することができ、効率のよい含浸と迅速な硬化を両立することが可能となる。
本開示によれば、プリフォーム20の巻回層21にはTPP層22を含んでいるものの、含浸前の繊維束23aを巻いた繊維層23を有しているため、型40内でTPP層22の樹脂に流動性を付与し、当該樹脂が移動してTPP層22の巻きの状態に変化が生じる場合でも、繊維層23によってTPP層22の変化は抑えられることから、樹脂の硬化の過程で巻回層に大きな変化を生じにくく、安定した品質の高圧タンクを得ることができる。
5.他の態様
以上示した、プリフォーム、及び、高圧タンクの製造方法では、図4、図5、図6、図8、及び図9に典型的に表れているように、ライナ11に接するTPP層22、その外側に繊維層23を設ける形態である。本開示は、これに限らず他の態様として例えば図14、図15に示したように各層を配置してもよい。
図14は図4と同じ視点による図であり、図14に示した例では、複数のTPP層22の間に繊維層23が配置される例である。この例によれば、TPP層22が外層側に配置されることもある。このようなTPP層22の配置であっても上記効果を奏するものとなる。ただし、この場合であっても、少なくとも1つのTPP層22は内層側に配置されることが好ましく、より好ましくは1つのTPP層22はライナ11に接している。
図15は図5と同じ視点による図であり、図15に示した例では、巻回層の少なくとも1つの層において、1つの層の中にTPP22aと繊維束23aとが混在する例である。このようなTPP22aと繊維束23aの配置によるTPP層及び繊維層を含む場合にも上記効果を奏するものとなる。なお、このような層を形成するには例えば図16に示したように多給糸FW装置に設置する複数のボビンに、TPPボビン30と繊維層ボビン31を混在させればよい。
6.製造方法2
ここでは、他の形態にかかる高圧タンクの製造方法S20について説明する。高圧タンクの製造方法S20では、図7を示して説明した高圧タンクの製造方法S10に対して、TPP層の形成の工程S11、繊維層の形成の工程S12で行われたTPP22aの巻き付け、繊維束23aの巻き付けの方法(手段)が異なる。当該巻き付けの手段に関する事項以外は高圧タンクの製造方法S10と同じであるためここでは説明を省略する。以下、高圧タンクの製造方法S20におけるTPP22aや繊維束23aの巻き付けの方法(手段)について説明する。
本形態における工程S11のTPP22aの巻き付け、工程S12の繊維束23aの巻き付けについて図17に説明のための図を示した。
本形態もフィラメントワインディング法によりTPP22a、繊維束23aをライナ11に巻きつけるが、複数の多給糸FW装置が並べられた連続多給糸FW装置により当該巻き付けを行う。この形態では図17に示したように、複数の多給糸FW装置50a乃至多給糸FW装置50fが並べられている。これら個々の多給糸FW装置は図8、図9を用いて説明した多給糸FW装置と同じである。
本形態では、複数の多給糸FW装置を配置することで、多給糸FW装置ごとに担当する層を分けて巻き付けを行うものである。従って図17に示したように、ライナ11が紙面右側から左側に移動し、例えば多給糸FW装置50aが1層目、多給糸FW装置50bが2層目、多給糸FW装置50cが3層目、…というようにして複数の多給糸FW装置を通過することで全部の層が巻かれる。
このような連続多給糸FW装置によれば、TPP22aを巻く多給糸FW装置、繊維束23aを巻く多給糸FW装置、場合によってはTPP22aと繊維束23aとを混在して巻く多給糸FW装置を固定することができ、巻いている途中にボビンの変更をする必要がなく、効率よく繊維の巻き付けを行うことができる。
例えば、1層目(ライナ11に接する層)をTPP22aによる層(TPP層22)にしたい場合には、図17の多給糸FW装置50aを図8のようにしてTPPボビン30のみとすればよい。そして、多給糸FW装置50b乃至多給糸FW装置50fを図9のように全てのボビンを繊維束ボビン31とする。
本形態によれば、巻いている途中におけるボビンの種類の変更は必要ないため、効率よくTPP22a、繊維束23aを巻くことができる。
10 高圧タンク
11 ライナ
12 補強層
13 保護層
14 口金
20 プリフォーム
21 巻回層
22 TPP層
22a TPP
23 繊維層
23a 繊維束
30 TPPボビン
31 繊維束ボビン
40 型
41 上型
42 下型
43 温度センサ

Claims (6)

  1. ライナの外周に巻回層を形成してプリフォームを作製する工程と、
    前記プリフォームを型に設置して前記巻回層に対して樹脂組成物を供給する工程と、を含み、
    前記巻回層の形成には、トウプリプレグの巻き付け、及び、繊維束の巻き付けが含まれる、
    高圧タンクの製造方法。
  2. 前記巻回層を形成する工程は、前記トウプリプレグの巻き付けの後に、前記トウプリプレグの外周側に前記繊維束の巻き付けを行う、請求項1に記載の高圧タンクの製造方法。
  3. 前記巻回層を形成する工程は、前記巻回層を構成する層のうちの少なくとも1つの層は、前記トウプリプレグ及び前記繊維束が混在するように巻き付ける、請求項1に記載の高圧タンクの製造方法。
  4. 前記樹脂組成物を供給する工程では、
    前記トウプリプレグに含まれる樹脂の粘度を巻き付け時よりも低下させてから前記樹脂組成物の供給を開始する、請求項1乃至3のいずれかに記載の高圧タンクの製造方法。
  5. 前記トウプリプレグに含まれる樹脂には前記型の温度よりも低い温度で前記樹脂を硬化させる硬化剤が添加されている請求項1乃至4のいずれかに記載の高圧タンクの製造方法。
  6. 前記トウプリプレグの巻き付け、及び、前記繊維束の巻き付けは、多給糸フィラメントワインディング装置、又は、連続多給糸フィラメントワインディング装置で行われる請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧タンクの製造方法。
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