JP2021183299A - 解繊処理装置及び繊維処理装置 - Google Patents

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Toshiya Okada
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Abstract

【課題】繊維原料を解繊処理して再生利用に適した有用な解繊繊維と、それ以外の不用な解繊物(短繊維や廃粉)とに効率よく分離して取り出すことが可能な解繊処理装置および繊維処理装置を提供する。【解決手段】解繊処理装置20は、繊維を含有する原料MAを投入する投入口186と、投入された原料MAを解繊する刃(解繊内刃113)を回転外周に備えた回転体110と、回転体110の回転外周を覆い、複数の第1開口孔141aを有する第1スクリーン140と、第1スクリーン140の第1開口孔141aよりも小さな複数の第2開口孔151aを有する第2スクリーン150と、第1スクリーン140を通過した解繊物を排出する第1排出口196と、解繊物のうち、第2スクリーン150を通過する解繊物を排出する第2排出口175と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、解繊処理装置及び繊維処理装置に関する。
従来、解繊処理装置や繊維処理装置では、繊維原料が投入口から投入され、回転体の外周に設けられた内刃と、固定部材の内周に設けられた外刃との間で、原料が解繊される。そして、解繊された解繊物は、例えば、紙の製造に有用な解繊物と、不用な解繊物(短い繊維長の繊維物や、填料や紙粉等の廃粉)とが混在して排出口から排出される。
なお、特許文献1の吸収性物品に係る材料の分離装置では、回転部材の底面にスクリーンを設けることで、吸収性物品の不良品や吸収体の不良品等の廃材から、パルプ繊維や高吸収性ポリマー等の再生利用可能なものを回収する構成が開示されている。また、特許文献2の繊維含有材料の縦型粗粉砕装置及びその刃物構造では、十分に解繊された解繊物がスクリーンを通過して排出される構成が開示されている。
特開2014−91082号公報 特開2000−237616号公報
しかしながら、特許文献1では、解繊が不十分な材料(未解繊物)が排出される可能性がある。また、特許文献2では、繊維も粗粉も一緒にスクリーンを通過して吸引部に吸引される。そのため、特許文献1や特許文献2を、解繊処理装置や解繊処理装置を用いた繊維処理に適用した場合、解繊処理装置や繊維処理装置の内部が、不用な解繊物の拡散により汚染されることや、繊維処理装置により製造される繊維成形物(例えば紙)から不用な解繊物が脱離や拡散することで周囲が汚染されることが懸念される。従って、繊維原料を解繊処理して再生利用に適した有用な解繊繊維と、それ以外の不用な解繊物(短繊維や廃粉)とに効率よく分離して取り出すことが課題であった。
解繊処理装置は、繊維を含有する繊維原料を投入する繊維原料投入口と、投入された前記繊維原料を解繊する刃を回転外周に備えた回転体と、前記回転体の前記回転外周を覆い、複数の開口を有する第1スクリーンと、前記第1スクリーンの前記開口よりも小さな複数の開口を有する第2スクリーンと、前記第1スクリーンを通過した解繊物を排出する第1排出口と、前記解繊物のうち、前記第2スクリーンを通過する解繊物を排出する第2排出口と、を備える。
繊維処理装置は、前記解繊処理装置と、前記解繊処理装置の前記第1排出口から排出される前記解繊物を処理する処理部と、を備える。
第1実施形態に係る解繊処理装置の概斜視図。 解繊処理装置の回転体と固定部材(第1スクリーン)の斜視図。 解繊処理装置の回転体と固定部材(第1スクリーン、第2スクリーン)の斜視図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 第2実施形態に係る解繊処理装置の概斜視図。 図6のC-C断面図。 図6のD-D断面図。 第3実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。
1.第1実施形態
解繊処理装置20の構成に関して説明する。
図1は、第1実施形態に係る解繊処理装置20の概斜視図である。図2は、解繊処理装置20の回転体110と固定部材120(第1スクリーン140)の斜視図である。図3は、解繊処理装置20の回転体110と固定部材120(第1スクリーン140、第2スクリーン150)の斜視図である。なお、図2は、図1からハウジング170と上流カバー180、固定部材120(第2スクリーン150)等の図示を省略した斜視図である。図3は、図2の第1スクリーン140に第2スクリーン150を追加した図である。
解繊処理装置20は、複数の繊維が結着された状態の繊維原料(以降、原料MAと呼称する)を、1本または少数の繊維に解きほぐす加工処理を行う装置である。解繊処理装置20は、液体中ではなく、大気中において解繊等の処理を行う乾式の解繊処理装置である。
図1〜図3に示すように、本実施形態における解繊処理装置20は、回転軸118を中心として回転する回転体110と、回転体110の周囲を二重に覆う固定部材120とを備える。なお、固定部材120は、後述するが、回転体110の回転による外周を覆う第1スクリーン140と、第1スクリーン140の周囲を覆う第2スクリーン150とで構成されている。また、解繊処理装置20は、回転体110および固定部材120を覆って収容するハウジング170と、ハウジング170の両端部に配置される上流カバー180および基部カバー190とを備える。
図4は、図1のA-A断面図である。
ハウジング170は、回転体110の回転軸118に沿って延びる円筒状に形成されている。本実施形態では、回転軸118が上下方向に延びるのに応じてハウジング170等が上下方向に延びる構成を説明する。但し、回転体110の回転軸118は、水平方向に延びる構成でもよく、それに応じてハウジング170等が水平方向に延びる構成でもよい。以降の説明では、回転軸118の延びる方向、すなわち、ハウジング170等の軸中心の延びる方向を軸方向と呼称する。また、回転体110や固定部材120等の回転体形状の径方向の中心を軸中心210と呼称する。
図4に示すように、ハウジング170の上方の一端開口部171には、上流カバー180が支持される。上流カバー180は、円環状の蓋部181を備える。蓋部181は、ハウジング170の外径と略同一の外径に形成される。蓋部181の下方には、下方に突出する円環状の挿入部182が形成される。上流カバー180は、挿入部182がハウジング170の一端開口部171に挿入された状態で、ハウジング170に固定される。
上流カバー180の径方向の中央部には、上下方向に延びる筒状の入口配管部183が形成される。入口配管部183は、上流カバー180の外部とハウジング170の内部とを連通する。入口配管部183の上部には、上方に開口する繊維原料投入口(以降、投入口186と呼称する)が設けられる。投入口186には、解繊される原料MAが投入される。
ハウジング170の外周部の収容壁部173には、ハウジング170の内外を連通する第2排出口175が形成される。また、第2排出口175は、詳細は後述するが、回転体110と第1スクリーン140とが原料MAを解繊することにより形成される解繊物の中で、第2スクリーン150を通過した解繊物を排出する。第2排出口175からは、再生利用に不用な解繊物が排出される。また、第2排出口175には、第2出口配管176が接続される。第2出口配管176は、第2排出口175を介して、上述したように、再生利用に不用な解繊物を解繊処理装置20から導出する。
図1、図4に示すように、上流カバー180の入口配管部183の下側の中央部には、軸受支持部184が形成される。軸受支持部184は、平面的に見た場合、円形凹形状の支持部184aと、支持部184aから4方向に直交して延びる4つの突出部184bとを備える。支持部184aには、回転体110を回転可能に支持する軸受185が支持される。また、隣り合う突出部184bの間には、上下方向に連通する空間Sが生じており、投入口186から投入された原料MAが、空間Sを介してハウジング170の内部に導入される。
図4に示すように、ハウジング170の他端開口部172には、基部カバー190が支持される。基部カバー190は、円環状の本体部191を備える。本体部191は、ハウジング170の外径と略同一の外径に形成される。本体部191には、上方に突出する円環状の挿入部192が形成される。基部カバー190は、挿入部192がハウジング170の他端開口部172に挿入された状態でハウジング170に固定される。
基部カバー190の径方向の中央部には、軸受配置部195が形成される。軸受配置部195は、第1スクリーン140の外径と略同一の外径で、外側面195aが形成される。また、挿入部192は、第2スクリーン150の内径と略同一の内径で、内側面192aが形成される。軸受配置部195の外側面195aと、挿入部192の内側面192aとは、同心円状に離間している。軸受配置部195の外側面195aと、挿入部192の内側面192aとにより、基部カバー190には、軸中心210を中心とする円筒状の空間となる第1排出口196が形成される。
第1排出口196は、上部の第1スクリーン140と第2スクリーン150とに囲まれた第1スペース221と連通する。第1排出口196は、詳細は後述するが、回転体110と第1スクリーン140とが原料MAを解繊することにより形成される解繊物の中で、第1スクリーン140を通過し、第2スクリーン150を通過できない解繊物を排出する。詳細には、第1排出口196からは、再生利用に有用な解繊物が排出される。
挿入部192は、第1排出口196に対して、平面方向で、直交する4方向(図5参照)から跨ぐ形態で、軸受配置部195のステー197の上方の外周部に設置される円環状のボルト固定部193に接続する4つの継手部194を備えている。軸受配置部195には、ステー197をベースにして、回転体110を支持する軸受198が配置される。ステー197は、ボルト199によりボルト固定部193にねじ止めされることにより、基部カバー190に固定される。
図5は、図1のB-B断面図である。
ハウジング170の内部には、回転体110が配置される。回転体110は、回転軸118と、回転軸118に支持固定される回転体本体111とを備える。回転体本体111は一体形状のブロックである。
回転体本体111は、図4に示すように、上下方向において、固定部材120の上部(第1スクリーン140の上部)から下部(第1スクリーン140の下部)に至って形成されている。回転体本体111は、回転軸118が挿通される孔112aが形成された基部112と、基部112から径方向に互いに直交して突出する4つの解繊内刃113とを備える。言い換えると、回転体110は、回転軸118から離間する方向に突出し、回転軸118の延在方向に沿って形成された4つ(複数)の解繊する回転刃としての解繊内刃113を備えている。解繊内刃113は、回転体110の回転する外周に備えられ、投入口186に投入された原料MAを解繊する。
回転体本体111は、例えば、鋳造により製造可能である。回転軸118と回転体本体111とは、マシンキー114を介して嵌合される。これにより、回転軸118と回転体本体111が周方向に一体に回転可能となる。
図4に示すように、回転軸118の一端側は、上流カバー180の軸受185に回転可能に支持される。回転軸118の他端側は、基部カバー190の軸受198に回転可能に支持される。
回転軸118は、図示しない駆動機構により回転駆動される。本実施形態では、駆動機構は、チェーン及びスプロケットにより構成され、チェーン及びスプロケットに回転駆動源(図示省略)から動力が伝達されて、回転軸118が駆動する。なお、回転軸118を回転駆動する構成はチェーン及びスプロケットによる構成でなくてもよい。
図4、図5に示すように、回転体110の径方向外側には、固定部材120が配置される。固定部材120は、回転体110の回転軸118に沿って延び、回転体110の回転外周を覆う円筒状に構成された部材である。
本実施形態の固定部材120は、第1スクリーン140と第2スクリーン150とを備える。第1スクリーン140は、回転体110の回転する外周を覆って設けられる。第2スクリーン150は、第1スクリーン140に対し、回転体110が配置される側とは反対側に配置されて設けられる。そして、第1スクリーン140と第2スクリーン150とは、上流カバー180と基部カバー190とに挟まれて固定される。
第1スクリーン140は、回転体110の周囲に一様なギャップG0を空けて、回転体110の周囲を覆うように同心状に配置される。ギャップG0は、第1スクリーン140の後述する第1パンチングメタル部材141の内周面と、回転体110の解繊内刃113との径方向のギャップとなる。
また、第2スクリーン150は、第1スクリーン140の周囲に一様なギャップG1となる第1スペース221を空けて、第1スクリーン140の周囲を覆うように同心状に配置される。ギャップG1は、第2スクリーン150の後述する第2パンチングメタル部材151の内周面と、第1スクリーン140の第1パンチングメタル部材141の外周面との径方向のギャップとなる。
また、ハウジング170は、第2スクリーン150の周囲に一様なギャップG2となる第2スペース222を空けて、第2スクリーン150の周囲を覆うように同心状に配置される。ギャップG2は、ハウジング170の内周面174と、第2スクリーン150の第2パンチングメタル部材151の外周面との径方向のギャップとなる。
第1スクリーン140は、円筒状のドラムとなる第1パンチングメタル部材141で構成される。第1スクリーン140は、回転体110の回転方向の全周に配置された構成を有する。具体的には、第1スクリーン140は、回転方向の一周(一周全体)にわたって設けられている。第1パンチングメタル部材141には、厚み方向に貫通する複数の円形孔状の第1開口孔141aが形成される。言い換えると、第1開口孔141aは、円筒状のドラムとなる第1パンチングメタル部材141の側面部に形成される。
本実施形態の第1開口孔141aは、軸方向に等間隔に形成されている。また、第1開口孔141aは、周方向においては同一ピッチで互い違いに形成されている。第1開口孔141aの直径は、分離する解繊物の繊維長に応じて形成される。本実施形態の第1開口孔141aの直径は、例えば、0.3mm以上1.0mm以下としている。
第1スクリーン140では、再生利用(紙等のシート製造)に有用な繊維長の繊維物となる解繊物と、再生利用に不用となる填料、紙粉、短い繊維長の繊維物等の解繊物とを含めて第1開口孔141aから第1スペース221に排出する。
本実施形態の第1パンチングメタル部材141は、一体(1枚)のパンチングメタルで構成される。しかし、パンチングメタルは、一体の構成に代えて、例えば、複数枚の円弧形状のパンチングメタルを、回転体110の回転方向に組み合わせた連結体として構成してもよい。
第1パンチングメタル部材141は、回転体110の解繊内刃113の先端面113aとギャップG0を空けている。これにより、投入口186から投入された原料MAは、第1パンチングメタル部材141の外部に漏れることなく、確実にギャップG0に導入されて解繊される。
第2スクリーン150は、円筒状のドラムとなる第2パンチングメタル部材151で構成される。第2スクリーン150は、第1スクリーン140の全周を覆うように配置された構成を有する。第2パンチングメタル部材151には、厚み方向に貫通する複数の円形孔状の第2開口孔151aが形成される。言い換えると、第2開口孔151aは、円筒状のドラムとなる第2パンチングメタル部材151の側面部に形成される。
本実施形態の第2開口孔151aは、軸方向に等間隔に形成されている。また、第2開口孔151aは、周方向においては同一ピッチで互い違いに形成されている。第2開口孔151aの直径は、分離する解繊物の繊維長に応じて形成される。本実施形態の第2開口孔151aの直径は、例えば、0.05mm以上0.3mm未満としている。
従って、第2開口孔151aの直径は、第1スクリーン140の第1開口孔141aの直径よりも小さく形成されている。第2スクリーン150は、紙等のシート製造に有用な繊維長の繊維物となる解繊物と、紙等のシート製造に不用となる填料、紙粉、短い繊維長の繊維物等の解繊物とを分離する。
本実施形態の第2パンチングメタル部材151は、一体(1枚)のパンチングメタルで構成される。しかし、パンチングメタルは、一体の構成に代えて、例えば、複数枚の円弧形状のパンチングメタルを、回転体110の回転方向に組み合わせた連結体として構成してもよい。
第1スクリーン140と第2スクリーン150との間には、一様なギャップG1を有して円筒状の第1スペース221が形成されている。また、第1排出口196は、基部カバー190に円筒状に形成されており、第1スペース221に連通している。
第2スクリーン150の外周側には、ハウジング170が配置される。第2スクリーン150とハウジング170との間には、一様なギャップG2を有して円筒状の第2スペース222が形成されている。第2排出口175は、第2スクリーン150に対向して収容壁部173の下部に形成されている。第2スペース222は、第2排出口175に連通している。
次に、解繊処理装置20の動作について説明する。
解繊処理装置20は、回転軸118を回転させることにより、回転体110を回転させる。そして、回転体110と固定部材120とハウジング170との間のそれぞれのギャップG0,G1,G2に原料MAを気流によって導くことにより、原料MAを乾式解繊処理する。なお、気流は、回転体110の回転により発生する。
本実施形態では、解繊処理装置20の投入口186から投入された原料MAは、上流カバー180の入口配管部183および空間Sを介して、ハウジング170の内部に導入される。ハウジング170の内部では、回転体110が回転しており、投入口186から投入された原料MAは、回転体110の解繊内刃113と、第1スクリーン140との間のギャップG0に送られる。
詳細には、ハウジング170の内部に導入された原料MAは、直交して隣り合う解繊内刃113の間にも導入されるが、回転体110の回転による遠心力で、ギャップG0側に送られる。ギャップG0に送られた原料MAは、回転体110の遠心力を受けて飛行することで、第1スクリーン140に衝突して解きほぐされて解繊される。
また、ギャップG0で解繊された原料MAは、第1スクリーン140の第1開口孔141aを介して、第1スクリーン140と第2スクリーン150との間のギャップG1となる第1スペース221に導出される。言い換えると、原料MAは、解繊内刃113と第1スクリーン140とにより、第1開口孔141aを通過する大きさまで解繊されて、第1スペース221に導出される。
なお、本実施形態において、第2スクリーン150の第2開口孔151aは、上述したように、第1スクリーン140の第1開口孔141aよりも小さい直径で構成されている。本実施形態において、解繊処理装置20は、回転体110と第1スクリーン140とで、原料MAを解繊し、第1開口孔141aを介して、第1スペース221にシート製造に有用な解繊物と不用な解繊物とを含めて導出する。そして、第1スペース221に導出された解繊物に対して、第2スクリーン150で、シート製造に有用な解繊物と不用な解繊物とに分離する。
第1スクリーン140の第1開口孔141aの径は、シート製造に有用な繊維長に合せた径としている。また、第2スクリーン150の第2開口孔151aの径は、シート製造に不用な繊維長に合せた径としている。そのため、第1開口孔141aを介して第1スペース221に導出された解繊物の中で、第2開口孔151aを通過しない解繊物は、シート製造に有用な解繊物となる。また、第2開口孔151aを介して第2スペース222に導出される解繊物は、シート製造に不用な解繊物となる。
第1スペース221に導出された解繊物は、回転体110の回転による気流に乗って第2スクリーン150に向けて移動する。そして、第2スクリーン150の第2開口孔151aを通過できない解繊物は、第1排出口196を介して、解繊処理装置20の外部に導出される。詳細には、解繊物は、第1排出口196に連通する管3(図9)を介して、後述する繊維処理装置としてのシート製造装置100に導入される。なお、第1排出口196を介して、解繊処理装置20の外部に導出される解繊物は、紙等のシート製造に有用な繊維長の繊維物となる解繊物である。
第1スペース221に導出された解繊物の中で、第2スクリーン150の第2開口孔151aを通過できる解繊物は、第2スペース222に導出される。そして、第2スペース222に導出された解繊物は、回転体110の回転による遠心力や気流に乗って、第2排出口175に向けて移動し、第2排出口175から、第2出口配管176を介して排出される。なお、第2スペース222に導出される解繊物は、紙等のシート製造に不用となる填料、紙粉、短い繊維長の繊維物等の解繊物である。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の解繊処理装置20は、原料MAが投入される投入口186と、投入された原料MAを解繊する解繊内刃113に備えた回転体110と、回転体110の回転外周を覆い、複数の第1開口孔141aを有する第1スクリーン140とを備えている。また、解繊処理装置20は、第1スクリーン140に対して回転体110が配置される側と反対側に配置され、第1スクリーン140の開口(第1開口孔141a)よりも小さな複数の開口(第2開口孔151a)を有する第2スクリーン150を備えている。また、解繊処理装置20は、第1スクリーン140を通過した解繊物を排出する第1排出口196と、解繊物のうち、第2スクリーン150を通過する解繊物を排出する第2排出口175とを備えている。
この構成により、投入口186から投入された原料MAが、回転体110と第1スクリーン140とによって十分に解繊処理された後に第1スクリーン140を通過するため、解繊処理が不十分な繊維原料(未解繊物)が排出されず、再生利用に適した有用な解繊物が第1排出口196から排出される。更に、第1スクリーン140の外側に、第1スクリーン140の第1開口孔141aよりも小さい第2開口孔151aを複数有する第2スクリーン150が備えられているため、不用な解繊物(短繊維や廃粉)が第2排出口175から排出される。従って、再生利用に適した解繊繊維と、それ以外の不用な解繊物(短繊維や廃粉等)と、を効率良く分離して取り出すことができる。また、不用な解繊物を再生利用に適した解繊繊維と分離して取り出すことができるため、解繊処理装置20の内部での不用な解繊物の拡散による汚染を防止することができる。
本実施形態の解繊処理装置20は、第1スクリーン140及び第2スクリーン150は、円筒状のドラムで構成され、それぞれの複数の開口(第1開口孔141a、第2開口孔151a)は、円筒状のドラムの側面部に設けられている。
この構成により、回転する回転体110の通過による圧力振動を抑制し、第1排出口196や、第2排出口175から解繊物を排出する際のムラや騒音を防ぐことができる。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る解繊処理装置20Aの概斜視図である。図7は、図6のC-C断面図である。図8は、図6のD-D断面図である。なお、図6は、第1実施形態の図1に対応し、図7は、第1実施形態の図4に対応する。また、図8は、第1実施形態の図5に対応する。
本実施形態の解繊処理装置20Aは、第1実施形態の解繊処理装置20と比べた場合、第1実施形態での第2スクリーン150の設置の仕方が異なる。他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
本実施形態の解繊処理装置20Aは、第1実施形態の第2スクリーン150に代えて、新たな第2スクリーン150Aを備える。第2スクリーン150Aは、第2排出口175の領域を覆う(塞ぐ)ように配置されている。本実施形態では、第1スクリーン140と、第2スクリーン150Aとで固定部材120Aが構成される。
第2スクリーン150Aは、第1実施形態の第2スクリーン150を構成する第2パンチングメタル部材151と同様の部材となる第2パンチングメタル部材151Aで構成される。また、第2パンチングメタル部材151Aには、第1実施形態の第2パンチングメタル部材151に形成される第2開口孔151aと同様に第2開口孔151Aaが形成される。第2パンチングメタル部材151Aに形成される第2開口孔151Aaの直径は、第1実施形態の第2開口孔151aと同様に、例えば、0.05mm以上0.3mm未満としている。
第2スクリーン150A(第2パンチングメタル部材151A)の形状は、本実施形態では、第2排出口175を覆うように、第2排出口175の開口面積よりも大きく形成されている。また、このように形成された第2パンチングメタル部材151Aは、第2排出口175が形成される周囲となるハウジング170の内周面174に沿って固定される。これにより、第2スクリーン150Aは第2排出口175の領域を覆う。
なお、本実施形態では、第2スクリーン150Aが、第2排出口175に設置されることにより、第1実施形態での第1スペース221と第2スペース222とが合わさった状態となる。詳細には、新たに、第1パンチングメタル部材141の外周面と、第2パンチングメタル部材151Aの内周面との径方向のギャップG5が形成される。また、新たに、第1パンチングメタル部材141の外周面と、ハウジング170の内周面174との径方向の一様なギャップG6が形成される。そして、これらのギャップG5,G6からなる第3スペース223が新たに形成される。
次に、解繊処理装置20Aの動作について説明する。
解繊処理装置20Aは、回転軸118を回転させることにより、回転体110を回転させる。そして、回転体110と固定部材120Aとの間のそれぞれのギャップG0,G5,G6に原料MAを気流によって導くことにより、原料MAを乾式解繊処理する。なお、気流は、回転体110の回転により発生する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、解繊処理装置20Aの投入口186から投入された原料MAは、上流カバー180の入口配管部183および空間Sを介して、ハウジング170の内部に導入される。ハウジング170の内部では、回転体110が回転しており、投入口186から投入された原料MAは、回転体110の解繊内刃113と、第1スクリーン140との間のギャップG0に送られる。ギャップG0に送られた原料MAは、回転体110の遠心力を受けて飛行することで、第1スクリーン140に衝突して解きほぐされて解繊される。
また、ギャップG0で解繊された原料MAは、第1スクリーン140の第1開口孔141aを介して、第1スクリーン140と第2スクリーン150Aとの間のギャップG5、及び、第1スクリーン140とハウジング170の内周面174との間のギャップG6となる第3スペース223に導出される。言い換えると、原料MAは、解繊内刃113と第1スクリーン140とにより、第1開口孔141aを通過する大きさまで解繊されて、第3スペース223に導出される。
なお、本実施形態において、第2スクリーン150Aの第2開口孔151Aaは、上述したように、第1スクリーン140の第1開口孔141aよりも小さい直径で構成されている。本実施形態において、解繊処理装置20Aは、回転体110と第1スクリーン140とで、原料MAを解繊し、第1開口孔141aを介して、第3スペース223にシート製造に有用な解繊物と不用な解繊物とを含めて導出する。そして、第3スペース223に導出された解繊物に対して、第2スクリーン150Aで、シート製造に有用な解繊物と不用な解繊物とに分離する。
第1実施形態と同様に、第1スクリーン140の第1開口孔141aの径は、シート製造に有用な繊維長に合せた径としている。また、第2スクリーン150Aの第2開口孔151Aaの径は、シート製造に不用な繊維長に合せた径としている。そのため、第1開口孔141aを介して第3スペース223に導出された解繊物の中で、第2開口孔151Aaを通過しない解繊物は、シート製造に有用な解繊物となる。また、第2開口孔151Aaを介して第2排出口175、第2出口配管176に導出される解繊物は、シート製造に不用な解繊物となる。
第3スペース223に導出された解繊物は、回転体110の回転による気流に乗って浮遊する。そして、第2スクリーン150Aの第2開口孔151Aaを通過できない解繊物は、第1排出口196を介して、解繊処理装置20Aの外部に導出される。なお、第1排出口196を介して、解繊処理装置20Aの外部に導出される解繊物は、紙等のシート製造に有用な繊維長の繊維物となる解繊物である。
第3スペース223に導出された解繊物の中で、第2スクリーン150Aの第2開口孔151Aaを通過できる解繊物は、回転体110の回転による気流に乗って、第2排出口175、第2出口配管176に導出される。なお、第2排出口175、第2出口配管176に導出される解繊物は、紙等のシート製造に不用となる填料、紙粉、短い繊維長の繊維物等の解繊物である。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得る他、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の解繊処理装置20Aにおいて、第1スクリーン140は円筒状のドラムであり、複数の開口(第1開口孔141a)は円筒状のドラムの側面部に設けられる。そして、第2スクリーン150Aは、第2排出口175を覆う(塞ぐ)ように配置されている。
この構成により、第2スクリーン150Aが、第1スクリーン140と同様に円筒状のドラムで構成される場合に比べて、第2スクリーン150Aを軽量化することができる。従って、解繊処理装置20Aの軽量化を図ることができる。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図9は、第3実施形態に係るシート製造装置100の構成を示す模式図である。シート製造装置100は、繊維を含む原料MAを繊維化して、例えば、紙などの新しいシートSに再生する再生処理を実行する。シート製造装置100は、繊維処理装置の一例である。
シート製造装置100は、収容供給部10、粗砕部12、解繊部、混合部50、堆積部60、ウェブ形成部70、搬送部79、シート形成部80、及び、切断部90を備える。
シート製造装置100に備える解繊部は、第1実施形態の解繊処理装置20で構成される。混合部50、堆積部60、ウェブ形成部70、搬送部79、シート形成部80、および、切断部90のそれぞれは、解繊処理装置20で解繊された解繊物を処理する処理部30の一例である。
収容供給部10は、原料MAを収容し、粗砕部12に原料MAを連続的に投入する自動投入装置である。原料MAは、繊維を含むものであればよく、例えば、古紙、廃棄紙、パルプシートである。粗砕部12は、収容供給部10によって供給された原料MAを裁断する粗砕刃14を備え、原料MAを粗砕刃14により空気中で裁断して、数cm角の細片にする。粗砕部12は、例えばシュレッダーを用いることができる。粗砕部12で裁断された原料MAは、ホッパー9により集められて、管2を介して解繊処理装置20の投入口186(図1、図4参照)に搬送される。
粗砕部12から解繊処理装置20には、気流により粗砕片が搬送される。解繊処理装置20では、第1実施形態では、原料MAとしている粗砕片が、投入口186から投入され、回転体110と固定部材120(第1スクリーン140)との間で粗砕片が解繊される。解繊処理装置20で解繊された粗砕片、すなわち、解繊物は、第1実施形態で説明した通り、シート製造に不用な解繊物と有用な解繊物とに分離される。不用な解繊物は、第2排出口175(図4参照)を介して導出される。有用な解繊物は、第1排出口196(図4参照)を介して導出される。
不用な解繊物は、気流により、解繊処理装置20から、第2出口配管176に接続された管4を介して紛体収容ボックス40に移送される。有用な解繊物は、第1選別物として、気流により、解繊処理装置20から、第1排出口196に接続された管3を介して混合部50に搬送される。
混合部50は、第1選別物と、添加物とを混合する。混合部50は、添加物を供給する添加物供給部52と、第1選別物と添加物とを搬送する管54と、混合ブロワー56と、を有する。
添加物供給部52は、添加物カートリッジ52a内部の微粉または微粒子からなる添加物を管54に供給する。添加物供給部52から供給される添加物は、複数の繊維を結着させるための樹脂、すなわち、結着剤を含む。添加物に含まれる樹脂は、シート形成部80を通過する際に溶融して、複数の繊維を結着させる。
混合ブロワー56は、管3と堆積部60と、を繋ぐ管54に気流を発生させる。また、管3から管54に搬送される第1選別物と、添加物供給部52により管54に供給される添加物とは、混合ブロワー56を通過する際に混合される。
堆積部60は、混合物の繊維をほぐして、空気中で分散させながらウェブ形成部70に降下させる。添加物供給部52から供給される添加物が繊維状である場合、これらの繊維も堆積部60で解きほぐされ、ウェブ形成部70に降下する。堆積部60は、ドラム部61と、ドラム部61を収容するハウジング部63と、を有する。ドラム部61は、例えば円筒状の構造体であり、不図示のモーターの動力によって回転し、篩として機能する。
ドラム部61の下方にはウェブ形成部70が配置される。ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、張架ローラー74と、サクション機構76と、を有する。
メッシュベルト72の上方に位置するドラム部61から降下する混合物のうち、メッシュベルト72の開口より大きい成分がメッシュベルト72に堆積する。メッシュベルト72に堆積した成分はウェブ形状となり、ウェブWを構成する。
メッシュベルト72の搬送経路において、堆積部60の下流側には、調湿部78が設けられる。調湿部78は、水をミスト状にしてメッシュベルト72に向けて供給するミスト式加湿器である。調湿部78は、例えば、水を貯留するタンク(図示省略)や、水をミスト状にする超音波振動子(図示省略)を備える。調湿部78が供給するミストにより、ウェブWの含有水分量が調整されるので、静電気によるメッシュベルト72への繊維の吸着等を抑制する効果が期待できる。
ウェブWは、搬送部79によって、メッシュベルト72から剥がされて、シート形成部80へと搬送される。搬送部79は、例えば、メッシュベルト79aと、ローラー79bと、サクション機構79cと、を有する。サクション機構79cは、不図示のブロワーを備え、ブロワーの吸引力によってメッシュベルト79aを介して上向きの気流を発生させる。
この気流により、ウェブWは、ウェブ形成部70のメッシュベルト72から離れて、搬送部79のメッシュベルト79aに吸着される。メッシュベルト79aは、ローラー79bの回転により移動され、ウェブWをシート形成部80に搬送する。メッシュベルト79aは、メッシュベルト72と同様に、開口を有する無端形状の金属製ベルトで構成できる。
シート形成部80は、ウェブWに対して熱を加えることにより、ウェブWに含まれる第1選別物由来の繊維を、添加物に含まれる樹脂により結着させる。
シート形成部80は、ウェブWを加圧する加圧部82、および、加圧部82により加圧されたウェブWを加熱する加熱部84を備える。加圧部82は、一対のカレンダーローラー85によってウェブWを所定のニップ圧で加圧して、加熱部84に向けて搬送する。加熱部84は、一対の加熱ローラー86で高密度化されたウェブWを挟んで熱を与え、切断部90に搬送する。ウェブWは、加熱部84において、ウェブWに含まれる樹脂のガラス転移点より高温に加熱され、シートSとなる。
切断部90は、シート形成部80で成形されたシートSを切断する。切断部90は、図中符号Fで示すシートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断する第1切断部92と、搬送方向Fに平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有する。切断部90は、シートSの長さおよび幅を所定のサイズにカットして、単票のシートSを形成する。切断部90でカットされたシートSは、排出部96に収容される。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の繊維処理装置としてのシート製造装置100は、解繊処理装置20と、解繊処理装置20の第1排出口196から排出される解繊物を処理する処理部30とを備えている。なお、処理部30は、混合部50、堆積部60、ウェブ形成部70、搬送部79、シート形成部80、および切断部90を備えている。
なお、従来の解繊部(解繊処理装置)は、不用な解繊物と有用な解繊物とが混合された状態で排出されるため、次工程において、混合されて排出されることにより堆積した解繊物を、メッシュベルトによる吸引除去を行うことになる。その場合には、繊維処理装置によって製造される繊維構造体(一例として、再生紙)に、不用な短繊維や廃粉等が混入し、繊維構造体から、短繊維や廃粉等の拡散や汚染が発生していた。しかし、本実施形態のシート製造装置100によれば、解繊処理装置20で再生利用に適さない不用な解繊物が分離されて除去されるため、解繊処理装置20から外部への不用な解繊物の拡散を防止することができる。このため、シート製造装置100内での不用な解繊物の拡散や汚染を抑えることができる。
本実施形態のシート製造装置100によれば、解繊処理装置20の中で解繊物を、再生利用に適する有用な解繊物と、再生利用に適さない不用な解繊物とに分離して排出することができるため、従来のメッシュベルトによる吸引除去等の構成を省略することができることで、シート製造装置100の小型化を図ることができる。
本実施形態のシート製造装置100によれば、解繊処理装置20における静粛性が向上するため、シート製造装置100の静粛性も向上させることができる。
4.変形例1
第1実施形態の解繊処理装置20において、第2スクリーン150は、第1スクリーン140に対し、回転体110が配置される側と反対側に配置されている。しかし、第2スクリーン150の配置は、これに限られるものではない。
5.変形例2
第1実施形態の解繊処理装置20において、第2排出口175に接続する第2出口配管176を通じてその先にファンなどを備えた吸引装置を備えることでもよく、その場合には、再生利用に適さない不用な解繊物を効率的に分離することができる。これは、第2実施形態の解繊処理装置20Aも同様となる。
6.変形例3
第3実施形態のシート製造装置100において、第1実施形態の解繊処理装置20を用いているが、第2実施形態の解繊処理装置20Aを用いることでもよい。
20,20A…解繊処理装置、30…処理部、100…繊維処理装置の一例としてのシート製造装置、110…回転体、113…解繊内刃、140…第1スクリーン、141a…第1開口孔、150,150A…第2スクリーン、151a,151Aa…第2開口孔、175…第2排出口、196…第1排出口、186…繊維原料投入口としての投入口、MA…繊維原料としての原料。

Claims (5)

  1. 繊維を含有する繊維原料を投入する繊維原料投入口と、
    投入された前記繊維原料を解繊する刃を回転外周に備えた回転体と、
    前記回転体の前記回転外周を覆い、複数の開口を有する第1スクリーンと、
    前記第1スクリーンの前記開口よりも小さな複数の開口を有する第2スクリーンと、
    前記第1スクリーンを通過した解繊物を排出する第1排出口と、
    前記解繊物のうち、前記第2スクリーンを通過する解繊物を排出する第2排出口と、
    を備えることを特徴とする解繊処理装置。
  2. 請求項1に記載の解繊処理装置であって、
    前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンに対し、前記回転体が配置される側と反対側に配置されていることを特徴とする解繊処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の解繊処理装置であって、
    前記第1スクリーン及び前記第2スクリーンは、円筒状のドラムで構成され、
    それぞれの前記複数の開口は、前記円筒状のドラムの側面部に設けられていることを特徴とする解繊処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の解繊処理装置であって、
    前記第1スクリーンは円筒状のドラムであり、前記複数の開口は前記円筒状のドラムの側面部に設けられ、
    前記第2スクリーンは、前記第2排出口を覆うように配置されていることを特徴とする解繊処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の解繊処理装置と、
    前記解繊処理装置の前記第1排出口から排出される前記解繊物を処理する処理部と、
    を備えることを特徴とする繊維処理装置。
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