JP2021181100A - シールド性に優れた多電極ガスシールドアーク溶接用シールド冶具 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚板溶接用の多電極サブマージアーク溶接用の溶接機が使用でき、かつ、多電極サブマージアーク溶接で用いる溶接条件を大きく変更することなく、フラックスを用いないで、ガスシールドアーク溶接できる技術を提供する。【解決手段】多電極サブマージアーク溶接機で開先を有する鋼板を突き合わせてアーク溶接方法において、溶接線に沿って延伸するシールドガス噴出部を備え、さらに、溶接線に対して、シールド噴出部の外側に設けられたガス噴出方向ガイドを備えるアーク溶接用シールド冶具を用い、シールドガス噴出部からArとCO2の混合ガス、又はCO2ガスであるシールドガスを流して溶接部周辺をシールド雰囲気とした後、シールド雰囲気を維持しながら開先内を溶接する。【選択図】図1
Description
本発明は、厚鋼板を多電極で高能率にアーク溶接するために用いる冶具に関する。
厚鋼板の溶接には、高効率で溶接ができるサブマージアーク溶接が主に用いられている。サブマージアーク溶接では、フラックスを多量に使用するため、それに要するコストが問題となっている。このため、サブマージアーク溶接と同等の効率性を有し、かつ、溶接材料コストの削減を達成できる溶接方法の開発が求められている。
フラックスの使用量を低減あるいは削減して、厚鋼板を高能率に溶接できるとされる技術として、特許文献1、2に示すような技術がある。
特許文献1には、鋼板の突き合わせ部にガスシールドアーク溶接を行ない、ガスシールドアーク溶接の後方でサブマージアーク溶接を行なう複合溶接方法に関して、ガスシールドアーク溶接を2電極以上で行なうとともにガスシールドアーク溶接の第1電極でワイヤ径1.4〜2.4mmの溶接用ワイヤを使用し、かつ第1電極の電流密度を320A/mm2以上とするとともに、前記ガスシールドアーク溶接の最後尾の電極と前記サブマージアーク溶接の第1電極との電極間距離を40〜100mmとする技術が開示されている。
特許文献2には、板厚12mm以上の鋼板を、直径3mm以上のソリッドワイヤを用いて、Ar+CO2の混合ガス雰囲気中で、鋼板表裏面を各1パスでガスシールドアーク溶接する技術が開示されている。
フラックスを用いるガスシールドアーク溶接の場合、溶接前にフラックスを散布し、溶接後に除去する必要があり、さらに、使用したフラックスの処理を行う必要があるため、製造コストが高くなる問題がある。
特許文献1の技術は、依然としてフラックスを用いるサブマージアーク溶接が実施されており、コストの改善の点では十分でない。
また、特許文献2では、フラックスを用いていないが、太径のワイヤを取り扱えるガスシールド溶接トーチを準備する必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、厚板溶接用の多電極サブマージアーク溶接機が使用でき、かつ、多電極サブマージアーク溶接で用いる溶接条件を大きく変更することなく、フラックスを用いずにガスシールドアーク溶接できる技術を提供し、厚鋼板の溶接における製造コストの低減を図ることを課題とする。
本発明では、前記の課題に対して、厚板溶接用の多電極サブマージアーク溶接機を用い、フラックスを散布することなく、適切な冶具を用いて溶接部をガスによりシールドして、シールド雰囲気を維持した状態でアーク溶接することによって上記課題を解決した。本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)鋼板のアーク溶接に使用するシールド冶具であって、溶接予定線に沿って延伸するシールドガス噴出部、及び前記溶接予定線に対して、前記シールドガス噴出部の外側に設けられたガス噴出方向ガイドを、溶接予定線を挟み両側に備え、ArとCO2の混合ガス、又はCO2ガスであるシールドガスを用いることを特徴とするアーク溶接用シールド冶具。
(2)前記シールドガス噴出部を冷却するための冷却媒体供給部を備えることを特徴とする前記(1)のアーク溶接用シールド冶具。
(3)前記シールドガス噴出部は、2つの側壁部に挟まれ設けられることを特徴とする前記(1)又は(2)のアーク溶接用シールド冶具。
(4)前記シールドガス噴出部は、前記鋼板に対して5〜90°の角度をなすことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかのアーク溶接用シールド冶具。
(5)前記シールドガス噴出部のシールドガス噴出口にメッシュ構造体が設けられたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかのアーク溶接用シールド冶具。
本発明によれば、厚鋼板の溶接において、溶接部をガスによりシールドして、シールド雰囲気を維持した状態でアーク溶接できるので、フラックスの使用が不要となり、溶接材料、及び溶接作業にかかるコストを大幅に低減できる。
以下、本発明の基本的な実施の形態を、図面を用いて説明する。
本発明では、基本的に、既存の多電極サブマージアーク溶接機を用いて、溶接部にフラックスを散布することなく、溶接トーチを挟むようにシールド冶具を配置し、溶接部周辺をシールドガス雰囲気に維持しつつ、アーク溶接機を溶接しようとする鋼板(以下「母材鋼板」という)間に形成された開先に沿って相対的に移動させて、開先を1パスあるいは多パスで溶接を行う。
本発明のアーク溶接用シールド冶具の実施の形態の一例を、図1を参照して説明する。図1はトーチ1とシールド冶具10の概略を示す図であり、(a)は紙面に平行な方向を溶接方向とした図、(b)は紙面に平行な方向を溶接方向とした図である。シールド冶具10はトーチ1側に、溶接予定線に沿って延伸するシールドガス噴出部11を備える。シールドガス噴出部11は、長手方向に複数に分割されたガスの吹出し口であってもよいし、長手方向にひと繋がりつながりとなった吹出し口でもよい。ただし、大気混入によるブローホールの発生などを防ぐために、電極間および電極が通過した後の凝固未完了の溶接金属部にも十分にシールドガスが供給される構造でなければならない。シールドガスはシールドガス供給部12より供給され、シールドガス噴出部11より噴出される。
本実施形態のアーク溶接用シールド冶具は、さらに、ガス噴出方向ガイド13を備える。ガス噴出方向ガイド13はシールド冶具10の端と鋼板2の距離に応じて適宜長さを変更可能で、ガス噴出方向ガイド13の先端が鋼板と接触しないが、鋼板との隙間がほとんどないように設置するのが好ましい。ガス噴出方向ガイド13は着脱可能な形態で設けてもよい。
シールドガス噴出部11及びガス噴出方向ガイド13は1つのみ設けても構わないが、図1に示すように、溶接線を挟み両側に備えられるのが好ましい。
このようにシールド冶具10を配置しシールドガスを溶接部に供給することにより、溶接部がガスによりシールドされ、シールド雰囲気を維持した状態でアーク溶接を行うことが可能となり、さらに、ガス噴出方向ガイド13により、溶接時にシールドガスが溶接線の外側に広がることが妨げられるのでシールド性を向上させることができる。その結果、フラックスを散布することなく良好なアーク溶接を行うことができる。
本発明の実施の形態の他の一例を、図2を参照して説明する。図2(a)はシールド冶具20とトーチ1の概略を示す図である。溶接方向は紙面に平行な方向である。シールド冶具20は溶接方向に延伸する側壁部21を備え、2つの側壁部の間にシールドガス噴出部22aを備える。また、シールドガス噴出部22aの先端で、溶接予定線に対して外側に、ガス噴出方向ガイド23を備える。
シールドガスはシールドガス供給部24より供給される。シールドガス供給部24は長尺のパイプ(図2では側壁部21に挟まれた部分の下方)に多数のガス吹出し口を設けられている。シールドガスは側壁部21に沿ってシールドガス噴出部22aに送られ、シールドガス噴出口22bから噴出される。噴出されたシールドガスは、ガス噴出方向ガイド23により、外側に広がることが妨げられ、溶接部を効率よくシールドすることができる。
シールド冶具20は、溶接部に近い位置に配置されるため、アーク溶接を行うと高温となる。そのため、シールド冶具20には、冷却媒体供給部25が設けられ、冷却媒体供給部25中に冷却水等の冷却媒体を供給することにより、シールド冶具20が冷却される。
また、シールド冶具20には、シールドガス噴出部が鋼板面に対して5〜90°、好ましくは40〜70°の角度をなすように固定することが可能な固定部26が設けられている。シールドガス噴出部が鋼板に対してなす角とは、シールドガス噴出口の中心の法線が鋼板となす角をいうものとする(図3)。
図2(b)は、溶接方向を紙面に垂直な方向としたときの、シールド冶具20とトーチ1の概略を示す図である。シールド冶具20は、溶接トーチ1を挟むように、シールドガス噴出部が鋼板に対して5〜90°の角度をなすように配置される。なお、図2(b)においては、構造を理解するために、側壁部21に垂直な、法線が紙面に垂直となる面は開放となっているが、閉じられていてもよい。
ガス噴出方向ガイド23はシールド冶具20の端と鋼板2の距離Hに応じて適宜長さを変更可能で、ガス噴出方向ガイド23の先端が鋼板2と接触しないが、鋼板2との隙間がほとんどないように設置するのが好ましい。ガス噴出方向ガイド23が設けられることでシールド性が向上する。ガス噴出方向ガイド23は着脱可能な形態で設けてもよい。
シールド冶具20の設置位置は、溶接部がガスでシールドされる範囲であれば特に限定されるものではない。好ましい設置位置の例として、シールド冶具20の端と鋼板2の距離H=20〜90mm、シールド冶具20の端と溶接トーチ1の距離W=20〜50mm、シールドガス噴出部22bが鋼板2に対してなす角θ=40〜70°が例示できる。また、シールド冶具20は、溶接トーチ1に対して左右対称に配置するのが好ましい。
シールドガス噴出口22bは、図4(a)に示すように開放としてもよいが、図4(b)のようにメッシュ構造体を設けると、溶接時に発生したスパッタがシールド冶具10内に飛び散ることを防ぐことができるので好ましい。図4(b)に示したメッシュ構造は一例であり、構造はこれに限定されるものではない。
本発明は、母材鋼板2を厚さ10mm以上の厚鋼板とし、その鋼板に形成された開先部に対し溶接トーチ1を複数本用いて溶接を行う際に好適である。
母材鋼板の厚さが10mm以上となると、通常、多電極ガスシールドアーク溶接では、母材鋼板間に形成された開先内を1パス(一層盛り)で溶接できない。例えば、板厚100mmの厚鋼板の場合、多パス溶接になり、従来のフラックスを使用するサブマージアーク溶接では、1パスごとにスラグを除去する必要が生じる。本発明では、フラックスを使用しないので、スラグを除去する手間が省け、作業効率が大幅に上昇する。本発明においては、板厚の上限は特に限定されない。
アーク溶接機としては、電極ワイヤを送給・案内する溶接トーチを複数本設けた多電極サブマージアーク溶接機を用いることができる。電極ワイヤとしては、通常の多電極サブマージアーク溶接と同様に、直径3.2〜6.4mmのワイヤを用いる。このため、溶接トーチの先端部に設けられ、電極ワイヤに溶接電流を通電する通電チップの内径もワイヤ径に応じて直径3.2〜6.4mmの内径を有するものを用いる。
電極ワイヤの数は、図2では4本の例を示しているが、母材鋼板の板厚に応じて2〜5本の間で適宜選択できる。その際、溶接トーチの先端は、2つのシールド冶具に挟まれる位置に配置するようにする。
シールド冶具20の具体的なサイズとしては、幅方向20〜40mm、高さ方向100〜300mm、長さ方向200〜500mmが例示できる。
シールド冶具に用いる材料は、アーク溶接部付近で用いられるものであるため耐熱性が要求され、ステンレスや銅が例示できる。
シールドガス供給部は、図2では、側壁部の長手方向に沿って1箇所に配置した例を示されているが、本数や配置位置は特に限定されるものではない。シールドガス供給部の長さは、シールド冶具の長手方向長さと同程度にすることが好ましい。
厚鋼板の溶接にあたっては、シールド冶具を、溶接トーチを挟むように、鋼板上10〜30mm程度の位置にセットする。
アーク溶接は、シールドガス供給部からシールドガスを流して、シールド雰囲気とした後、溶接をスタートし、シールドガス雰囲気を維持しながら開先内を溶接する。
溶接条件としては、通常の多電極サブマージアーク溶接の条件を採用することができる。
本発明では、フラックスを用いないため、スパッタの発生は避けられない。スパッタの発生を少なくするには、少なくとも先行電極は、サブマージアーク溶接で通常用いられているアーク電圧より低い電圧にして、アークをいわゆる埋もれアークの状態にすることが望ましい。
シールドガスは、種々のガスを用いることができるが、CO2、Ar単独のガスあるいは、ArとCO2の混合ガスを用いることが好ましい。Ar単独の場合はアークの安定する条件範囲が狭いので、CO2ガス、又はArと10〜30体積%CO2の混合ガスが特に好ましい。
シールドガスの供給量は、溶接部周辺がシールドガス雰囲気に維持できる量であればよく、例えば、200l/minが例示できる。
以上説明した実施の形態は本発明の一例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、上記以外の実施の形態も実施可能である。
次に、本発明の実施可能性及び効果を確認するために実施例を示す。
図2に示すシールド冶具を溶接トーチの両側に配置した。鋼板からジグまでの距離Hは30mm、ジグから溶接トーチ中心までの距離Wは35mmとし、ジグは溶接トーチに対して35°傾けて左右対称に配置した。また、ガス噴出方向ガイドを脱着した条件および装着した条件の2条件で溶接した。
厚鋼板には底部角度が60°で深さ11mmのV溝からなる開先加工を施し、シールドガスを流した後、直径3.2〜4.4mmのワイヤ電極を3本用いて、開先内を1パスで溶接した。
溶接トーチは、1本目のトーチを鋼板と垂直になるように配置し、2本目は10°、3本目は20°傾けて配置した。1本目と2本目のトーチの先端は17mm離し、2本目と3本目は15mm離した。シールドガスにはAr−20%CO2ガスを用い、溶接中、それぞれのシールド冶具に200l/minの量で流した。
溶接時の電流は1本目からそれぞれ、900、800、700Aとし、電圧はすべて30Vとした。電流は、1本目は直流、2本目、3本目はそれぞれ、位相0°、120°の交流電流とした。溶接速度は1m/minとした。
これらの条件は、同じ開先を3電極でサブマージアーク溶接する際に採用される条件と同様の条件である。
溶接後、ガス噴出方向ガイド有無によるシールド性を確認するために、溶接金属部より分析用試験片を採取し、酸素量および窒素量を測定した。
本条件にて多電極ガスシールドアーク溶接をした場合、ガス噴出方向ガイド有無に関わらず、ブローホールを形成せずに溶接が可能である。
ガス噴出方向ガイドを装着しない場合、酸素量は350ppm、窒素量は90ppmであった。一方、ガス噴出方向ガイドを装着した場合、酸素量は300ppm、窒素量は50ppmであった。ブローホールの発生低減、溶接金属部靭性の観点からガス噴出方向ガイドを装着して溶接することが望ましい。
以上より、本発明によれば、厚板溶接用の多電極サブマージアーク溶接用の溶接装置を使用し、かつ、多電極サブマージアーク溶接で用いる溶接条件を大きく変更することなく、フラックスを用いないで、ガスシールドアーク溶接できることが確認された。
1 溶接トーチ
2 鋼板
10 アーク溶接用シールド冶具
11 ガス噴出部
12 シールドガス供給部
13 ガス噴出方向ガイド
20 アーク溶接用シールド冶具
21 側壁部
22a ガス噴出部
22b ガス噴出口
23 ガス噴出方向ガイド
24 シールドガス供給部
25 冷却媒体供給部
26 固定部
2 鋼板
10 アーク溶接用シールド冶具
11 ガス噴出部
12 シールドガス供給部
13 ガス噴出方向ガイド
20 アーク溶接用シールド冶具
21 側壁部
22a ガス噴出部
22b ガス噴出口
23 ガス噴出方向ガイド
24 シールドガス供給部
25 冷却媒体供給部
26 固定部
Claims (5)
- 鋼板のアーク溶接に使用するシールド冶具であって、
溶接予定線に沿って延伸するシールドガス噴出部、及び前記溶接予定線に対して、前記シールドガス噴出部の外側に設けられたガス噴出方向ガイドを、溶接予定線を挟み両側に備え、
ArとCO2の混合ガス、又はCO2ガスであるシールドガスを用いる
ことを特徴とするアーク溶接用シールド冶具。 - 前記シールドガス噴出部を冷却するための冷却媒体供給部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接用シールド冶具。 - 前記シールドガス噴出部は、2つの側壁部に挟まれ設けられる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアーク溶接用シールド冶具。 - 前記シールドガス噴出部は、前記鋼板に対して5〜90°の角度をなす
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接用シールド冶具。 - 前記シールドガス噴出部のシールドガス噴出口にメッシュ構造体が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接用シールド冶具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020086769A JP2021181100A (ja) | 2020-05-18 | 2020-05-18 | シールド性に優れた多電極ガスシールドアーク溶接用シールド冶具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020086769A JP2021181100A (ja) | 2020-05-18 | 2020-05-18 | シールド性に優れた多電極ガスシールドアーク溶接用シールド冶具 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=78606338
Family Applications (1)
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JP2020086769A Pending JP2021181100A (ja) | 2020-05-18 | 2020-05-18 | シールド性に優れた多電極ガスシールドアーク溶接用シールド冶具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2020
- 2020-05-18 JP JP2020086769A patent/JP2021181100A/ja active Pending
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