JP2021181054A - インク塗布装置、その制御装置、及びインク塗布方法 - Google Patents

インク塗布装置、その制御装置、及びインク塗布方法 Download PDF

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Kenichi Murano
隆史 圷
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet

Abstract

【課題】ドットパターンと膜パターンとをより簡易な方法で形成することができるインク塗布装置を提供する。【解決手段】移動機構が、インクジェットヘッドのノズルに対向する位置に基板を配置し、インクジェットヘッドと基板との一方を他方に対して移動させる。制御装置が、インクジェットヘッドを基板に対して相対的に移動させながらインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、基板に着弾したインクが周囲に着弾したインクと連続しない孤立した複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成する。その後、インクジェットヘッドを基板に対して相対的に移動させながらインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて膜パターンを形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、インク塗布装置、その制御装置、及びインク塗布方法に関する。
抵抗膜式タッチパネルに、2枚の導電膜の短絡を防止するためのドットスペーサが用いられる。ドットスペーサは、面内に規則的に分布する複数のドットで構成される。ドットスペーサが配置される層と同一の層に、複数の引出配線を保護するための絶縁性の保護膜(オーバコートともいわれる。)が配置される。一般的に、ドットスペーサとオーバコートとは、スクリーン印刷で形成される。
ドットスペーサを構成する微小なドットと、広い領域を覆うオーバコートとをスクリーン印刷で形成する場合、ドットの形成時と、オーバコートの形成時とで、メッシュサイズの異なるスクリーン版を使用する。また、スキージ角度、クリアランス、押し込み量(圧力)等のスキージング条件も、ドット形成時とオーバコート形成時とで異なる。このため、ドットスペーサとオーバコートとをスクリーン印刷で同時に形成することは困難である。
なお、下記の特許文献1に、インクジェットプリンタを用いてドットスペーサを形成する技術が開示されている。ただし、オーバコートを形成する技術については何ら示されていない。
特開2004−139162号公報
ドットスペーサのような複数のドットからなるドットパターンと、オーバコートのような膜パターンとをスクリーン印刷で形成するには、ドットパターン用のスクリーン版と、膜パターン用のスクリーン版との2種類を準備しなければならない。また、この2種類のスクリーン版を用いて、スキージング条件を異ならせて2回の印刷工程を実行しなければならない。
本発明の目的は、ドットパターンと膜パターンとをより簡易な方法で形成することができるインク塗布装置、その制御装置、及びインク塗布方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
インクを吐出する複数のノズルが設けられたインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドのノズルに対向する位置に基板を配置し、前記インクジェットヘッドと前記基板との一方を他方に対して移動させる移動機構と、
前記インクジェットヘッド及び前記移動機構を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記基板に着弾したインクが周囲に着弾したインクと連続しない孤立した複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成する第1手順と、
前記第1手順を実行した後、前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて前記膜パターンを形成する第2手順と
を実行するインク塗布装置が提供される。
本発明の他の観点によると、上記インク塗布装置の制御装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
インクを吐出する複数のノズルが設けられたインクジェットヘッドを基板に対向させて、前記基板に対して相対的に移動させながら、前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させることにより、前記インクジェットヘッドの1つのノズルから吐出されて前記基板に着弾したインクが、周囲に着弾したインクと連続せず孤立している複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成し、
その後、前記インクジェットヘッドを前記基板に対向させた状態で、前記基板に対して相対的に移動させながら、前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させることにより、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて前記膜パターンを形成するインク塗布方法が提供される。
複数のスクリーン版を用いた複数の印刷工程を経ることなく、ドットパターンと膜パターンとを形成することができる。また、膜パターンを形成する領域の縁及び内部に、複数のドットを形成しておき、その後インク未塗布箇所にインクを着弾させることにより、膜パターンを形成する領域に隈なくインクを塗布することができる。
図1Aは、一実施例によるインク塗布装置の概略正面図であり、図1Bは、インク塗布装置の可動テーブル、インク吐出ユニット、及び撮像装置の平面視における位置関係を示す図である。 図2は、本実施例で基板の表面に、インクによって形成するパターンを示す平面図である。 図3は、本実施例によるインク塗布装置の制御装置の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。 図4は、インク塗布の途中段階における基板の平面図である。 図5は、インク塗布が完了した時点における基板の平面図である。 図6A〜図6Dは、膜パターンを形成する領域の複数の画素、及び画素に着弾したインクを示す模式図である。 図7A〜図7Dは、比較例によるインク塗布方法でインクを塗布する際の途中段階におけるインク塗布領域を示す模式図である。 図8は、他の実施例によるインク塗布装置の制御装置の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。 図9は、インク塗布の途中段階における基板の平面図である。 図10は、インク塗布が完了した時点における基板の平面図である。 図11A〜図11Cは、膜パターンを形成する途中段階における基板及び膜パターンの断面図である。 図12Aは、比較例による方法で形成した膜パターンの一部の平面図であり、図12Bは、図12Aの一点鎖線12B−12Bにおける断面図である。 図13は、さらに他の実施例によるインク塗布装置の制御装置の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。 図14は、さらに他の実施例によるインク塗布装置の制御装置の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。
図1A〜図6Dを参照して、一実施例によるインク塗布装置について説明する。
図1Aは、本実施例によるインク塗布装置の概略正面図である。基台10の上に移動機構11によって可動テーブル12が支持されている。x軸及びy軸が水平方向を向き、z軸が鉛直上方を向くxyz直交座標系を定義する。移動機構11は、制御装置50により制御されて、可動テーブル12をx方向及びy方向の二方向に移動させる。移動機構11として、例えば、X方向移動機構11XとY方向移動機構11Yとを含むXYステージを用いることができる。X方向移動機構11Xは基台10に対してY方向移動機構11Yをx方向に移動させ、Y方向移動機構11Yは、基台10に対して可動テーブル12をy方向に移動させる。
可動テーブル12の上面(保持面)に、インク塗布対象である基板20が保持される。基板20は、例えば真空チャックにより可動テーブル12に固定される。移動機構11は、可動テーブル12に保持された基板20をxy面に平行な方向に移動させる。可動テーブル12の上方にインク吐出ユニット30及び撮像装置40が、例えば門型の支持部材13によって支持されている。インク吐出ユニット30及び撮像装置40は、基台10に対して昇降可能に支持されている。インク吐出ユニット30は、基板20に対向する複数のノズルを有する。各ノズルは、基板20の表面に向かって光硬化性(例えば紫外線硬化性)のインクを液滴化して吐出する。インクの吐出は、制御装置50によって制御される。
撮像装置40は、基板20の上面(インクが塗布される表面)を撮像する。基板20の上面のうち、撮像装置40の画角の範囲内に位置する領域が、撮像装置40によって撮像される。
図1Aでは、基台10に対してインク吐出ユニット30及び撮像装置40を静止させ、基板20をx方向及びy方向に移動させる構成を示したが、その逆に、基台10に対して基板20を静止させ、インク吐出ユニット30及び撮像装置40を移動させる構成を採用してもよい。インク吐出ユニット30及び撮像装置40を静止させて基板20を移動させる構成、及び基板20を静止させてインク吐出ユニット30及び撮像装置40を移動させる構成のいずれも、基板20に対してインク吐出ユニット30及び撮像装置40を相対的に移動させる構成であるということができる。
制御装置50は、記憶部51及び制御部52を含む。記憶部51に、インクを塗布すべき位置を指定する情報(以下、描画パターンデータという。)が記憶されている。例えば、描画パターンデータは、基板20の表面上の複数の位置にそれぞれ対応付けられた複数の画素のうち、インクを着弾させるべき画素を指定する。本明細書において、描画パターンデータの複数の画素にそれぞれ対応する基板上の位置を、単に、「画素」という場合がある。
制御部52は、この描画パターンデータに基づいて移動機構11及びインク吐出ユニット30を制御することにより、基板20の表面の所定の位置に、インクを着弾させる。これにより、基板20の表面にインクからなるドットパターンや膜パターンが形成される。本明細書において、ドットのうち、1つの画素に着弾したインクが他の画素に着弾したインクと連続せず、孤立しているものを「孤立したドット」という。
図1Bは、可動テーブル12、インク吐出ユニット30、及び撮像装置40の平面視における位置関係を示す図である。可動テーブル12の保持面に基板20が保持されている。基板20の上方にインク吐出ユニット30及び撮像装置40が支持されている。インク吐出ユニット30は、インクジェットヘッド31及び硬化用光源33を含む。インクジェットヘッド31の、基板20に対向する面に、複数のノズル32が設けられている。複数のノズル32は、x方向に関して等間隔に並んでいる。この間隔は、例えば600dpiの解像度に相当する寸法である。なお、複数のノズル32は、x方向に平行な1本の直線上に配置される必要はなく、x方向と平行な基準線からy方向に規則的にずれた位置に配置されてもよい。例えば千鳥状に配置されていてもよい。
硬化用光源33は、y方向に関してインクジェットヘッド31の両側にそれぞれ配置されており、基板20に塗布されたインクを硬化させるための光を基板20に照射する。例えば、インクが紫外線硬化型のものであり、硬化用光源33は紫外線を基板20に照射する。硬化用光源33は、基板20に塗布されたインクを硬化させる硬化装置として機能する。
なお、硬化用光源33からの光の照射によって、基板20に付着したインクの表層部のみが硬化し、内部までは硬化しない。本明細書において、インクの表層部のみの硬化を「仮硬化」という。インクを内部まで硬化させる処理(本硬化処理)は、基板20をインク塗布装置から取り出して、基板20の表面に塗布されているインクに本硬化用の紫外線を照射することにより行われる。
移動機構11が、制御装置50によって制御されることにより、可動テーブル12をx方向及びy方向に移動させる。さらに、制御装置50は、インクジェットヘッド31の各ノズル32からのインクの吐出を制御する。
基板20をy方向に移動させながら(言い換えると、基板20に対してインクジェットヘッド31をy方向に相対的に移動させながら)、インクジェットヘッド31からインクを吐出することにより、x方向に関して例えば600dpiの解像度で、インクを基板20に塗布することができる。基板20に着弾したインクは、基板20の移動方向の下流側に位置する硬化用光源33から放射される光により硬化される。基板20をy方向に移動させながら、インクジェットヘッド31から基板20にインクを着弾させる動作を、「スキャン動作」ということとする。y方向をスキャン方向という。
1回のスキャン動作で、インクジェットヘッド31をy方向に少なくとも1往復させてもよい。このとき、往路と復路とでノズル32のピッチの1/2だけインクジェットヘッド31を基板20に対してx方向にずらすことにより、1200dpiの解像度でインクを基板20に着弾させることができる。インクジェットヘッド31のずらし量をノズル32のピッチの1/4にして、インクジェットヘッド31を2往復させることにより、2400dpiの解像度でインクを基板20に着弾させることができる。このように、解像度を高めるためにインクジェットヘッド31をy軸の正の向き及び負の向きに複数回移動させる場合でも、複数回の移動をまとめて1回のスキャン動作という。
制御装置50は、1回のスキャン動作が終了すると、可動テーブル12をx方向に移動させる。言い換えると、基板20に対してインクジェットヘッド31をx方向に相対的に移動させる。この動作を、「シフト動作」ということとする。x方向をシフト方向という。スキャン動作とシフト動作とを繰り返すことにより、基板20の全域にインクを塗布することができる。基板20に対するインクジェットヘッド31のx方向への相対的な移動量は、x方向の両端に位置する2つのノズル32の間の距離とほぼ等しくすればよい。なお、両端近傍の一部のノズル32をインクの吐出に使用しない場合には、実際に使用するノズル32のうち両端に位置するノズル32の間の距離とほぼ等しくすればよい。
硬化用光源33から基板20に光を照射した状態でスキャン処理を行うと、インクジェットヘッド31から吐出されたインクは、基板20に着弾した後、直ちに仮硬化される。具体的には、インクの着弾後、インクの着弾点が、硬化用光源33から照射されている光の経路内に移動するまでの短い時間でインクが仮硬化される。インクが仮硬化されるまでは、基板20に着弾したインクは基板20の面内方向に広がる。この広がりの程度は、基板20の表面の親液性の程度に依存する。インクが仮硬化した後は、基板20の面内方向へのインクの広がりは生じない。
硬化用光源33から基板20に光を照射しない状態でスキャン動作を行う場合には、基板20に着弾したインクは、スキャン動作中には硬化されない。このため、基板20に着弾したインクは、定常状態になるまで基板20の面内方向に広がる。本明細書において、硬化用光源33から光を照射しながら行うスキャン動作を、「仮硬化有りのスキャン動作」といい、硬化用光源33から光を照射しない状態で行うスキャン動作を、「仮硬化無しスキャン動作」ということとする。
図2は、本実施例で基板20の表面に、インクによって形成するパターンを示す平面図である。本実施例では、抵抗膜式タッチパネルに用いられるドットスペーサを形成する。1枚の基板20に4枚のタッチパネルが多面取りされる。4枚のタッチパネルのそれぞれに対応する領域に、ドットパターン23と膜パターン26とが配置される。ドットパターン23及び膜パターン26の形状を定義する描画パターンデータが、記憶部51(図1A)に格納されている。
ドットパターン23は、長方形の領域内に、x方向及びy方向に規則的に分布する複数の孤立したドット22からなる。例えば、仮硬化有りのスキャン動作で着弾したインクの仮硬化後の平面視における直径が画素ピッチより大きく、画素ピッチの2倍未満である場合、相互に隣接する2つの画素に着弾したインクは連続する。このため、相互に隣接する2つの画素に着弾したインクは孤立したドットを形成しない。インクが着弾した画素に隣接するいずれの画素にもインクが着弾しない場合には、当該画素に着弾したインクは孤立したドットを形成する。
図2においては、ドットパターン23が配置される長方形の領域の内奥部のドット密度が、周縁部のドット密度より高い例を示しているが、複数のドット22の分布の態様は、図2に示した例に限られない。長方形の領域の内奥部のドット密度が、周縁部のドット密度より低い場合もあり、長方形の領域内に複数のドット22が均一に分布している場合もある。
膜パターン26は、ドットパターン23が配置された領域の外側に配置されている。膜パターン26の平面視における形状はL字形であり、L字形の2つの直線部分が、それぞれドットパターン23が配置された長方形の領域の隣り合う二辺に平行に配置されている。すなわち、L字形の2つの直線部分の一方はx方向と平行に、他方はy方向と平行に配置されている。膜パターン26は、膜パターン26の内部の複数の画素、例えば全ての画素に着弾したインクが相互に連続することにより形成される。
1回のスキャン動作でインクを塗布することができる領域をパス領域21という。複数のパス領域21がx方向に並んで配置されている。図2では、4個のパス領域21によって1枚の基板20のインクを塗布すべき領域がカバーされている。なお、必要なパス領域21の個数は、基板20の大きさ、及びインクジェットヘッド31の大きさによって変動する。
図3は、本実施例によるインク塗布装置の制御装置50(図1A)の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。図4は、インク塗布の途中段階における基板20の平面図である。図5は、インク塗布が完了した時点における基板20の平面図である。
まず、仮硬化有りのスキャン動作とシフト動作とを複数回繰り返すことにより、ドットパターン23を構成する全ての孤立したドット22(図4)を形成するとともに、膜パターン26(図2)を形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて、複数のドット27(図4)を形成する。この段階で、複数のドット27は孤立したドットである。複数のドット27の配置については、後に図6A〜図6Dを参照して詳細に説明する。
その後、さらに仮硬化有りのスキャン動作とシフト動作とを複数回繰り返すことにより、膜パターン26(図5)の縁及び内部のインク未塗布箇所にインクを着弾させる(ステップS02)。これにより、図5に示すように、膜パターン26を形成すべき領域の縁及び内部の全域にインクが塗布される。
次に、図6A〜図6Dを参照して、ステップS01及びステップS02(図3)でインクを塗布する順番の一例について説明する。図6A〜図6Dは、膜パターン26を形成する領域の複数の画素60、及び画素60に着弾したインクが広がる領域を模式的に示す図である。図6A〜図6Dでは、膜パターン26が5行5列に配置された25個の画素で構成される例を示している。図6A〜図6Dにおいて、既にインクが付着している領域にハッチングを付している。
ステップS01(図3)において、図6Aに示すように、複数の画素60のうちx方向に1つ置き、かつy方向に1つ置きの画素60にインクを着弾させてドット27を形成する。1つのノズル32から吐出されたインクの液滴は、仮硬化するまでに面内方向に広がる。仮硬化されたドット27の直径は、画素ピッチ以上であり、かつ画素ピッチの2倍未満である。このため、複数のドット27は、それぞれ他のドット27と連続しない孤立したドットとなる。
ステップS02(図3)において、膜パターン26を形成する領域の縁及び内部のインク未塗布箇所にインクを着弾させて、膜パターン26を形成する。具体的には、インクジェットヘッド31をy軸の正方向または負方向への片方向への移動を3回実行する。インクジェットヘッド31の1回目の片方向への移動において、図6Bに示すように、y方向に並ぶ2つのドット27の間の画素60にインクを着弾させる。このときに着弾したインクは領域28aに広がり、既に基板20に形成されていたドット27と連続する。これにより、y方向に延びる帯状の領域29a(図6Cにおいてハッチングを付した領域)に、インクが塗布される。
インクジェットヘッド31の2回目の片方向への移動において、図6Cに示すように、x方向に並ぶ2つのドット27(図6A)の間の画素60にインクを着弾させる。このときに着弾したインクは領域28bに広がり、x方向に隣り合う画素60に着弾して仮硬化されたインクに連続する。これにより、格子状の領域29b(図6Dにおいてハッチングを付した領域)に、インクが塗布される。
インクジェットヘッド31の3回目の片方向への移動において、図6Dに示すように、インクが着弾していない画素60にインクを着弾させる。この時に着弾したインクは領域28cに広がり、周囲の画素60に着弾しているインクに連続する。このように、膜パターン26を形成する領域の縁及び内部に着弾したインクが相互に連続することにより、膜パターン26が形成される。
次に、図1A〜図6Dに示した実施例の優れた効果について説明する。
上記実施例では、基板20に対してスキャン動作を複数回繰り返すことにより、ドットパターン23(図2)と膜パターン26(図2)との両方を形成している。このため、2種類のスクリーン版を用い、異なるスキージング条件で2回のスクリーン印刷を行うことにより、ドットパターンと膜パターンとを形成する方法と比べて、少ない工程数でドットパターン23と膜パターン26との両方を形成することができる。
次に、図7A〜図7Dに示した比較例によるインク塗布方法と比較して、上記実施例の優れた効果について説明する。図7A〜図7Dは、比較例によるインク塗布方法でインクを塗布する際の途中段階におけるインク塗布領域を示す模式図である。比較例では、y方向に延びる直線に沿って連続する5つの画素60a〜60eに順番にインクを着弾させる。
図7Aに示すように、1つの画素60aに着弾したインクは、円形の領域70aに広がる。図7Bに示すように、画素60bに着弾したインクは領域70bに広がり、既に画素60aに着弾したインクが塗布されている領域71に引き寄せられる。このため、領域70bは画素60bを基準として、画素60a側に偏在する。
図7Cに示すように、画素60cに着弾したインクは、既にインクが塗布されている領域71に引き寄せられ、領域70cに広がる。同様に、図7Dに示すように、画素60dに着弾したインクは、既にインクが塗布されている領域71に引き寄せられ、領域70dに広がる。領域70dの偏在の程度が大きくなると、領域70dが画素60dの中心を包含しない状態が発生する。
この状態で、画素60dに隣接する画素60eにインクを着弾させると、このインクは円形の領域70eに広がるが、既にインクが塗布されている領域70dには連続しない。このように、インクを着弾させる画素の片側に隣接する画素にのみ既にインクが着弾している場合、新たに着弾したインクは、目標とする画素の中心からずれた位置に偏在してしまう。この偏在が大きくなると、図7Dに示すように、画素60dの少なくとも一部の領域にインクが塗布されない状態が発生し得る。
これに対して本実施例では、ステップS01(図3)で、膜パターン26が配置される領域の内部に着弾させたインクで形成されるドット27(図4、図6A)は孤立したドットであるため、着弾させる画素60の中心からいずれかの側に偏在することはない。さらに、図6B〜図6Dに示したインクジェットヘッド31の片方向への移動時にインクを着弾させる画素60に着目すると、x方向の両側の画素60、またはy方向の両側の画素60に既にインクが着弾している。このため、新たに着弾したインクが、x方向及びy方向に関して一方の側に引き寄せられることがない。これにより、インクが塗布されない画素の発生を防止し、膜パターン26を形成すべき領域に隈なくインクを塗布することができる。
次に、図8〜図11Cを参照して、他の実施例によるインク塗布装置について説明する。以下、図1A〜図6Dに示した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図8は、本実施例によるインク塗布装置の制御装置50(図1A)の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。図9は、インク塗布の途中段階における基板20の平面図である。図10は、インク塗布が完了した時点における基板20の平面図である。図11A〜図11Cは、膜パターン26(図2)を形成する途中段階における基板20及び膜パターン26の断面図である。
まず、図3に示した実施例と同様に、仮硬化有りのスキャン動作とシフト動作とを複数回繰り返すことにより、ドットパターン23を構成する全てのドット22(図4)を形成するとともに、膜パターン26(図2)を配置する領域の縁及び内部に、複数のドット27(図4)を形成する(ステップS01)。これにより、図11Aに示すように、基板20の表面に孤立した複数のドット27が形成される。
その後、仮硬化有りのスキャン動作とシフト動作とを複数回繰り返すことにより、ステップS01において膜パターン26の縁に形成された複数の孤立したドット27を連続させることにより、インクからなる土手80(図9)を形成する(ステップS11)。この土手80は、膜パターン26(図2)が配置される領域の縁に沿い、膜パターン26が配置される領域を連続して取り囲んでいる。
土手80を形成した後、仮硬化無しのスキャン動作とシフト動作とを複数回繰り返すことにより、土手80で囲まれた膜パターン26(図2)を形成すべき領域にインクを塗布する(ステップS12)。これにより、図10に示すように、膜パターン26(図2)を形成すべき領域の内部が、液状のインクの膜81で覆われる。図10において、液状のインクの膜81が形成されている領域にハッチングを付している。基板20に塗布されたインクは仮硬化されず、基板20の面内方向に広がる。このため、図11Bに示すように。液状のインクの膜81の上面がほぼ平坦になる。このとき、土手80は、膜パターン26を配置する領域の外側への、液状のインクの流出を防止する。
液状のインクの膜81(図10、図11B)を形成した後、膜81に紫外線85(図1C)を照射して、膜81を硬化させる(ステップS13)。これにより、ドット27及び硬化したインクの膜82からなる膜パターン26(図11C)が形成される。紫外線の照射は、インクジェットヘッド31からインクを吐出させず、硬化用光源33から基板20に光を照射した状態で、インク吐出ユニット30を基板20に対して相対的に移動させることにより行う。
次に、図8〜図11Cに示した実施例の優れた効果について説明する。
本実施例においても、図1A〜図6Dに示した実施例と同様に、少ない工程数でドットパターン23と膜パターン26との両方を形成することができる。
さらに、本実施例では、ステップS12(図8)で仮硬化無しのスキャン動作を行うことによりインクを塗布するため、膜パターン26の表面が平坦化する。これにより、見栄えの良い膜パターン26を形成することができる。
次に、図12A及び図12Bに示した比較例と比較して、本実施例の優れた効果について説明する。図12Aは、比較例による方法で形成した膜パターン26の一部の平面図であり、図12Bは、図12Aの一点鎖線12B−12Bにおける断面図である。比較例においては、ステップS01(図8)において、膜パターン26を配置する領域の内部には孤立したドット27(図4)を形成せず、縁のみに孤立したドット27を形成する。その後、ステップS11(図8)において土手80(図9)を形成する。この段階で、土手80で囲まれた内部の領域にはドットが形成されていない。ステップS12(図8)において、仮硬化無しのスキャン動作を行うことにより、土手80で囲まれた領域にインクを塗布する。
基板20の表面の親液性が低い場合、土手80で囲まれた領域に液状のインクを塗布すると、インクが基板20の表面を移動して局在化しやすくなる。その結果、膜パターン26で覆うべき領域の内部に、インクが塗布されていない領域83が発生してしまう。
これに対して本実施例では、ステップS01(図8)において、膜パターン26を形成する領域の内部に、孤立した複数のドット27を形成する。複数のドット27は、それぞれ他の箇所に塗布されたインクから孤立しているため、面内のいずれかの方向に引き寄せられることはない。ステップS12(図8)においてインクを塗布する際には、基板20に着弾したインクが、既に形成されているドット27のいずれかに連続する。このため、基板20の着弾したインクの局在化が抑制される。その結果、膜パターン26を形成する領域にインクを隈なく塗布することができる。
次に、図13を参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1A〜図6Dに示した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図13は、本実施例によるインク塗布装置の制御装置50(図1A)の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。
本実施例によるインク塗布装置は、インク吐出ユニット30(図1B)に表面改質装置を備えている。表面改質装置は、基板20の表面の親液性を高めるのに十分な強度の紫外線を、基板20に照射する。
本実施例では、図3に示した実施例のステップS01とステップS02との間に、基板20の表面の親液性を高める表面改質処理を行う(ステップS21)。この表面改質処理は、インクジェットヘッド31(図1B)からインクを吐出させず、インク吐出ユニット30(図1B)に備えられた表面改質装置から基板20に紫外線を照射しながら、基板20に対してインク吐出ユニット30を相対的に移動させることにより行う。基板20の表面に紫外線が照射されることにより、基板20の表面の親液性が向上する。
次に、図13に示した実施例の優れた効果について説明する。
本実施例においても、図1A〜図6Dに示した実施例と同様に、少ない工程数でドットパターン23と膜パターン26との両方を形成することができる。
さらに、本実施例では、ステップS02において、膜パターン26の縁及び内部のインク未塗布箇所にインクを着弾させる前に、基板20の表面の親液性を高めている。このため、ステップS02において、インクが基板20に着弾した後、仮硬化されるまでの期間に、インクが基板20の表面のより広い領域に広がる。このため、親液性を高める表面改質処理を行わない場合と比べて、膜パターン26(図5)の縁及び内部に着弾し、相互に連続したインクの膜の上面の平坦性が向上する。これにより、膜パターン26の見栄えが良くなるという優れた効果が得られる。
次に、図13に示した実施例の変形例について説明する。
図13に示した実施例では、インク吐出ユニット30(図1B)に、硬化用光源33とは別に表面改質装置が備えられている。硬化用光源33が、基板20の表面を親液性に改質させるのに十分な強度の紫外線を照射することができる場合には、硬化用光源33を表面改質装置として使用してもよい。この場合、インクを仮硬化させるときには、相対的に低い強度の紫外線を照射し、表面改質処理を行うときには、相対的に高い強度の紫外線を照射するように、硬化用光源33に、紫外線の強度を変化させる機能を持たせるとよい。
また、表面改質装置を、インク塗布装置とは別に配置してもよい。この場合、ステップS01(図13)を行った後、基板20をインク塗布装置から一旦取り出して表面改質装置に搬入し、表面改質を行えばよい。表面が改質された基板20を、インク塗布装置に再搬入し、引き続きステップS02(図13)を実行することにより、ドットパターン23(図2)と膜パターン26(図2)とを形成することができる。
次に、図14を参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図8〜図11Cに示した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図14は、本実施例によるインク塗布装置の制御装置50(図1A)の制御によって行われるインク塗布方法の手順を示すフローチャートである。
本実施例によるインク塗布装置は、図13に示した実施例と同様に、インク吐出ユニット30(図1B)に表面改質装置を備えている。表面改質装置は、基板20の表面の親液性を高めるのに十分な強度の紫外線を、基板20に照射する。
本実施例では、図8に示したステップS11とステップS12との間に、基板20の表面の親液性を高める表面改質処理を行う(ステップS21)。この表面改質処理は、図13に示した実施例における表面改質処理(ステップS21)と同一の手順で行えばよい。
次に、本実施例の優れた効果について説明する。
本実施例においても、図1A〜図6Dに示した実施例と同様に、少ない工程数でドットパターン23と膜パターン26との両方を形成することができる。
さらに、本実施例では、ステップS12において液状のインクの膜81(図10、図11B)を形成する前に、基板20の表面の親液性を高めている。このため、基板20に着弾したインクが面内方向に広がり、より安定して液状の膜81を形成することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 基台
11 移動機構
11X X方向移動機構
11Y Y方向移動機構
12 可動テーブル
13 支持部材
20 可動テーブル
21 パス領域
22 ドットパターンの孤立したドット
23 ドットパターン
26 膜パターン
27 膜パターンの内部のドット
28a、28b、28c 基板に着弾したインクが広がる領域
29a、29b インクが塗布されている領域
30 インク吐出ユニット
31 インクジェットヘッド
32 ノズル
33 硬化用光源
40 撮像装置
50 制御装置
51 記憶部
52 制御部
60、60a、60b、60c、60d、60e 画素
70a、70b、70c、70d、70e 基板に着弾したインクが広がる領域
71 既にインクが塗布されている領域
80 膜パターンを取り囲む土手
81 液状のインクの膜
82 硬化したインクの膜
83 インクが付着していない領域
85 紫外線

Claims (9)

  1. インクを吐出する複数のノズルが設けられたインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドのノズルに対向する位置に基板を配置し、前記インクジェットヘッドと前記基板との一方を他方に対して移動させる移動機構と、
    前記インクジェットヘッド及び前記移動機構を制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記基板に着弾したインクが周囲に着弾したインクと連続しない孤立した複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成する第1手順と、
    前記第1手順を実行した後、前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて前記膜パターンを形成する第2手順と
    を実行するインク塗布装置。
  2. 前記インクジェットヘッドから吐出されるインクは光硬化性のインクであり、
    さらに、前記基板に着弾したインクを硬化させる光を前記基板に照射する硬化用光源を備えており、
    前記制御装置は、前記第1手順において、前記ドットパターンの複数のドット、及び前記膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数のドットを形成している途中または形成した後に、前記基板に着弾したインクに前記硬化用光源から光を照射させる請求項1に記載のインク塗布装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1手順を実行した後、前記第2手順を実行する前に、
    前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記膜パターンを形成する領域の縁のインク未塗布箇所にインクを着弾させ、着弾したインクに前記硬化用光源から光を照射することによって、前記膜パターンを形成する領域を連続して取り囲む土手を形成し、
    前記第2手順において、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させている期間には、前記硬化用光源から前記基板に光を照射させず、前記膜パターンを形成する領域の全域にインクを塗布して液状のインクの膜を形成した後に、前記硬化用光源から前記液状のインクの膜に光を照射させる請求項2に記載のインク塗布装置。
  4. さらに、前記基板の表面の親液性を高める表面改質装置を備えており、
    前記制御装置は、前記第1手順を実行した後、前記第2手順を実行する前に、前記表面改質装置により前記基板の表面改質を行う請求項2に記載のインク塗布装置。
  5. インクを吐出する複数のノズルが設けられたインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドのノズルに対向する位置に基板を配置し、前記インクジェットヘッドと前記基板との一方を他方に対して移動させる移動機構と
    を備えたインク塗布装置の制御装置であって、
    前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記基板に着弾したインクが周囲に着弾したインクと連続しない孤立した複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成する第1手順と、
    前記第1手順を実行した後、前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて前記膜パターンを形成する第2手順と
    を実行する制御装置。
  6. 前記インクジェットヘッドから吐出されるインクは光硬化性のインクであり、
    前記インク塗布装置は、さらに、前記基板に着弾したインクを硬化させる光を前記基板に照射する硬化用光源を備えており、
    前記第1手順において、前記ドットパターンの複数のドット、及び前記膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数のドットを形成している途中または形成した後に、前記基板に着弾したインクに前記硬化用光源から光を照射させる請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記第1手順を実行した後、前記第2手順を実行する前に、
    前記インクジェットヘッドを前記基板に対して相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させて、前記膜パターンを形成する領域の縁のインク未塗布箇所にインクを着弾させ、着弾したインクに前記硬化用光源から光を照射することによって、前記膜パターンを形成する領域を連続して取り囲む土手を形成し、
    前記第2手順において、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させている期間には、前記硬化用光源から前記基板に光を照射させず、前記膜パターンを形成する領域の全域にインクを塗布して液状のインクの膜を形成した後に、前記硬化用光源から前記液状のインクの膜に光を照射させる請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記インク塗布装置は、さらに、前記基板の表面の親液性を高める表面改質装置を備えており、
    前記第1手順を実行した後、前記第2手順を実行する前に、前記表面改質装置により前記基板の表面改質を行う請求項6に記載の制御装置。
  9. インクを液滴化して吐出する複数のノズルが設けられたインクジェットヘッドを基板に対向させて、前記基板に対して相対的に移動させながら、前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させることにより、前記インクジェットヘッドの1つのノズルから吐出されて前記基板に着弾したインクが、周囲に着弾したインクと連続せず孤立している複数のドットからなるドットパターンを形成するとともに、膜パターンを形成する領域の縁及び内部の複数の箇所にインクを着弾させて複数のドットを形成し、
    その後、前記インクジェットヘッドを前記基板に対向させた状態で、前記基板に対して相対的に移動させながら、前記インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させることにより、前記膜パターンを形成する領域のインク未塗布箇所にインクを着弾させて前記膜パターンを形成するインク塗布方法。
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