JP2014100636A - 基板製造方法及び基板製造装置 - Google Patents

基板製造方法及び基板製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014100636A
JP2014100636A JP2012252840A JP2012252840A JP2014100636A JP 2014100636 A JP2014100636 A JP 2014100636A JP 2012252840 A JP2012252840 A JP 2012252840A JP 2012252840 A JP2012252840 A JP 2012252840A JP 2014100636 A JP2014100636 A JP 2014100636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film material
substrate
region
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012252840A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Okamoto
裕司 岡本
Jun Nishimaki
潤 西牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012252840A priority Critical patent/JP2014100636A/ja
Publication of JP2014100636A publication Critical patent/JP2014100636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 薄膜の表面に段差が発生しにくい基板製造方法を提供する。
【解決手段】 基板の第1の領域に液状の薄膜材料を付着させた後、前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第1の薄膜を形成する。その後、第1の領域に隣接する第2の領域に、薄膜材料を付着させた後、薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第2の薄膜を形成する。第1の薄膜を形成する工程が完了した時点で、第1の薄膜の上面が、第1の領域と第2の領域との境界に対応する縁から内側に向かって高くなる斜面を含む。第2の薄膜を形成する工程において、斜面の上にも薄膜材料を付着させ、斜面に付着した薄膜材料が第1の領域から第2の領域の方向に移動して定常状態に達する前に、斜面に付着している薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、基板に液状の薄膜材料を塗布した後、薄膜材料を硬化させることにより、所定形状の薄膜を形成する基板製造方法及び基板製造装置に関する。
ノズルヘッドから薄膜パターン形成用の材料を含んだ液滴を吐出して、基板の表面に薄膜パターンを形成する技術が知られている(例えば特許文献1)。
このような薄膜形成技術において、例えば、基板にはプリント基板が用いられ、薄膜材料にはソルダーレジストが用いられる。プリント基板は、基材及び配線を含み、所定の位置に電子部品等がはんだ付けされる。ソルダーレジストは、電子部品等をはんだ付けする導体部分を露出させ、はんだ付けが不要な部分を覆う。全面にソルダーレジストを塗布した後、フォトリソグラフィ技術を用いて開口を形成する方法に比べて、製造コストの低減を図ることが可能である。
特開2004−104104号公報
ノズルヘッドから基板に向けて薄膜材料の液滴を吐出する方法では、ノズルヘッド及び基板の一方を他方に対して移動させながら、ノズルヘッドから薄膜材料の液滴を吐出する。ノズルヘッドまたは基板を移動させながら、薄膜材料の液滴を吐出する処理を「走査」ということとする。ノズルヘッドの寸法が基板の寸法に比べて小さい場合には、基板の全域に薄膜を形成するために、複数回の走査が行われる。ある走査で形成された薄膜と、次の走査で形成された薄膜とが滑らかに繋がらず、両者の境界に沿って、薄膜の表面に段差が形成される場合がある。
本発明の目的は、薄膜の表面に段差が発生しにくい基板製造方法及び基板製造装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
基板の第1の領域に液状の薄膜材料を付着させた後、前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第1の薄膜を形成する工程と、
前記第1の薄膜を形成した後、前記第1の領域に隣接する第2の領域に、前記薄膜材料を付着させた後、前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第2の薄膜を形成する工程と
を有し、
前記第1の薄膜を形成する工程が完了した時点で、前記第1の薄膜の上面が、前記第1の領域と前記第2の領域との境界に対応する縁から内側に向かって高くなる斜面を含み、
前記第2の薄膜を形成する工程において、前記斜面の上にも前記薄膜材料を付着させ、前記斜面に付着した前記薄膜材料が前記第1の領域から前記第2の領域の方向に移動して定常状態に達する前に、前記斜面に付着している前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させる基板製造方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
基板を保持するステージと、
前記ステージに保持された基板に向けて薄膜材料の液滴を吐出する複数のノズル孔が設けられているノズルヘッドと、
前記基板に付着した前記薄膜材料に硬化用の光を照射する硬化用光源と、
前記ステージ及び前記ノズルヘッドの一方を他方に対して移動させる移動機構と、
形成すべき薄膜の平面形状を定義する画像データ、及び重なり幅を記憶する記憶部を含む制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
前記ステージ及び前記ノズルヘッドの一方を他方に対して第1の方向に移動させながら、前記画像データに基づいて、前記ノズルヘッドから液状の薄膜材料を吐出させて、前記基板に前記薄膜材料を付着させる走査処理を行うように、前記移動機構及び前記ノズルヘッドを制御し、
第1の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域と、他の第2の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域とが相互に部分的に重なり、2つの領域が重なっている部分の幅が、前記記憶部に記憶されている前記重なり幅で規定される寸法と等しくなるように前記移動機構を制御する基板製造装置が提供される。
第1の薄膜の斜面に付着した薄膜材料を、定常状態に達する前に硬化させることにより、第1の薄膜と第2の薄膜との境界に、段差が発生しにくくなる。第1の走査処理で薄膜材料が着弾する領域と、他の第2の走査処理で薄膜材料が着弾する領域とが重なる部分の幅を最適化することにより、両者の境界に段差が生じにくくなる。
図1は、実施例1による基板製造装置の概略図である。 図2Aは、ノズルユニットの斜視図であり、図2Bは、ノズルヘッド及び硬化用光源の底面図である。 図3は、薄膜パターンが形成された基板、及びノズルユニットの平面図である。 図4Aは、1回目の走査の前後における基板及びノズルユニットの平面図であり、図4Bは、図4Aの一点鎖線4B−4Bにおける断面図であり、図4Cは、エッジパターンの断面図である。 図5Aは、2回目の走査の前後における基板及びノズルユニットの平面図であり、図5Bは、図5Aの一点鎖線5B−5Bにおける断面図である。 図6Aは、3回目の走査の前後における基板及びノズルユニットの平面図であり、図6Bは、図6Aの一点鎖線6B−6Bにおける断面図であり、図6Cは、図6Aの一点鎖線6C−6Cにおける断面図である。 図7Aは、4回目の走査の前後における基板及びノズルユニットの平面図であり、図7Bは、図7Aの一点鎖線7B−7Bにおける断面図であり、図7C及び図7Dは、それぞれ図7Aの一点鎖線7C−7Cにおける仮硬化前及び仮硬化後の断面図である。 図8Aは、第1の薄膜の斜面及び第2の領域に薄膜材料の液滴が着弾した後、定常状態に達した後の基板の断面図であり、図8Bは、定常状態に達した後仮硬化された状態の基板の断面図である。 図9Aは、実施例2による基板製造方法において、3回目の走査のときに、着弾対象として抽出されるピクセルの配置を示す線図であり、図9Bは、3回目の走査が終了した時点の基板の断面図である。 図10Aは、実施例2による基板製造方法において、4回目の走査のときに着弾対象をして抽出されるピクセルの配置を示す線図であり、図10Bは、4回目の走査が終了した時点の基板の断面図である。 図11Aは、実施例3による基板製造方法において、3回目及び4回目の走査のときに着弾対象として抽出されるピクセルの配置を示す線図であり、図11Bは、4回目の走査が終了した時点の基板の断面図である。 図12Aは、実施例4による基板製造方法において、3回目の走査のときに、着弾対象として抽出されるピクセルの配置を示す線図であり、図12Bは、4回目の走査のときに、着弾対象として抽出されるピクセルの配置を示す線図である。 図13Aは、実施例5による基板製造方法において、1回目の走査で形成される第1の薄膜の断面図であり、図13Bは、2回目の走査終了時点における第1の薄膜及び第2の薄膜の断面図であり、図13Cは、比較例による方法の2回目の走査終了時点における第1の薄膜及び第2の薄膜の断面図である。
[実施例1]
図1に、実施例1による基板製造装置の概略図を示す。定盤20の上に、移動機構21によりステージ22が支持されている。ステージ22の上面(保持面)に、プリント配線板等の基板50が保持される。ステージ22の保持面に平行な方向をx方向及びy方向とし、保持面の法線方向をz方向とするxyz直交座標系を定義する。移動機構21は、ステージ22をx方向及びy方向に移動させる。
定盤20の上方に、ノズルユニット23及び撮像装置30が支持されている。ノズルユニット23及び撮像装置30は、ステージ22に保持された基板50に対向する。撮像装置30は、基板50の表面に形成されている配線パターン、アライメントマーク、基板50に形成された薄膜パターン等を撮像する。撮像されて得られた画像データが、制御装置40に入力される。ノズルユニット23は、複数のノズル孔から基板50に向けて、光硬化性(例えば紫外線硬化性)の薄膜材料の液滴(例えばソルダーレジスト等の液滴)を吐出する。吐出された薄膜材料が、基板50の表面に付着する。
ノズルユニット23を定盤20に固定して、ステージ22を移動させる代わりに、ステージ22及び定盤20に対してノズルユニット23を移動させてもよい。
制御装置40が、移動機構21、ノズルユニット23、及び撮像装置30を制御する。制御装置40は、基板50に形成すべき薄膜パターンの形状を定義するラスタフォーマットの画像データ46またはその圧縮データ等を記憶する記憶部45を含む。オペレータが、入力装置41を通して制御装置40に、種々の指令(コマンド)や、制御に必要な数値データを入力する。制御装置40は、出力装置42からオペレータに対して各種情報を出力する。
図2Aに、ノズルユニット23の斜視図を示す。ノズルホルダ26に、複数、例えば4個のノズルヘッド24が取り付けられている。ノズルヘッド24の各々に、複数のノズル孔24aが形成されている。ノズル孔24aはx方向に配列し、4個のノズルヘッド24は、y方向に並んでノズルホルダ26に固定されている。
ノズルヘッド24の間、両端のノズルヘッド24よりも外側に、それぞれ硬化用光源25が配置されている。硬化用光源25は、基板50(図1)に、薄膜材料を硬化させる光、例えば紫外線を照射する。
図2Bに、ノズルヘッド24及び硬化用光源25の底面図を示す。ノズルヘッド24の各々の底面(基板50に対向する表面)に、2列のノズル列24bが配置されている。ノ
ズル列24bの各々は、X方向にピッチ(周期)8Pnで並ぶ複数のノズル孔24aで構成される。一方のノズル列24bは、他方のノズル列24bに対して、y方向にずれており、さらに、y方向にピッチ4Pnだけずれている。すなわち、1つのノズルヘッド24に着目すると、ノズル孔24aは、x方向に関してピッチ4Pnで等間隔に分布することになる。ピッチ4Pnは、例えば300dpiの解像度に相当する。
4個のノズルヘッド24は、y方向に配列し、かつ相互にx方向にずらされてノズルホルダ26(図2A)に取り付けられている。図2Bにおいて、最も左側のノズルヘッド24を基準にすると、2、3、4番目のノズルヘッド24は、それぞれx軸の負の方向に2Pn、Pn、及び3Pnだけずらされている。このため、4個のノズルヘッド24に着目すると(ノズルヘッド全体として)、ノズル孔24aは、x方向にピッチPn(1200dpiに相当するピッチ)で等間隔に配列することになる。
ノズルヘッド24の間、及びy方向に関して最も外側のノズルヘッド24よりもさらに外側に、それぞれ硬化用光源25が配置されている。1つのノズルヘッド24に着目すると、その両側に硬化用光源25が配置されている。
基板50(図1)をy方向に移動させながら、形成すべき薄膜パターンの画像データ46(図1)に基づいて、ノズルユニット23の各ノズル孔24aから薄膜材料の液滴を吐出させることにより、x方向に関して1200dpiの解像度で薄膜パターンを形成することができる。基板50をy方向に移動させながら、ノズル孔24aから薄膜材料の液滴を吐出させて、基板50に薄膜材料を塗布する動作を、「走査」ということとする。1回の走査を行った後、x方向にPn/2だけずらして2回目の走査を行うことにより、x方向の解像度を2倍の2400dpiまで高めることができる。2回の走査は、1回目の走査と2回目の走査との方向を反転させた往復走査により実現することができる。y方向の解像度は、基板50の移動速度と、ノズル孔24aからの液滴の吐出周期で決定される。
図3に、薄膜パターンが形成された基板50、及びノズルユニット23の平面図を示す。基板50の表面に、薄膜パターン55が形成されている。図3において、薄膜材料が付着している領域にハッチングが付されている。基板50は、その面内に複数のプリント配線板が配置された多面取り基板である。一例として、基板50の面内に、プリント配線板が4行2列の行列状に配置されている。プリント配線板に対応して、薄膜パターン55が定義されている。薄膜パターン55は、例えばソルダーレジストで形成される。
1回の走査により、薄膜材料を塗布することができる領域を、単位走査領域56という。単位走査領域56のx方向の寸法(幅)をWuで表す。単位走査領域56の幅Wuは、4個のノズルヘッド24に形成されているノズル孔24a(図2B)が分布する領域の、x方向の寸法と等しい。一例として、単位走査領域56の幅Wuは、基板50のx方向の寸法の約1/4である。
図4A〜図8Bを参照して、実施例1による基板製造方法について説明する。図4A、図5A、図6A、及び図7Aでは、図3に示した基板50の1枚のプリント配線板に対応する領域のみを示している。また、説明の都合上、薄膜パターン55(図3)内に2つの正方形と4つの円形の開口部が配置された例を示しているが、実際には、より微細な多数の開口部が配置される。
図4Aに、1回目の走査の前後における基板50、及びノズルユニット23の平面図を示す。図4Bに、図4Aの一点鎖線4B−4Bにおける断面図を示す。
図4Aに示すように、1回目の走査では、基板50をy軸の負の方向に移動させながら
、ノズルヘッド24から薄膜材料の液滴を吐出させる。このとき、薄膜パターン55の最外周の縁、及び開口部の縁に、薄膜材料を塗布する。1回目の走査中は、4個のノズルヘッド24の各々に対して、y軸の負の側(基板50の移動方向の前方の側)に位置する硬化用光源25を点灯させておく。図4Aにおいて、点灯状態の硬化用光源25を太い実線で表し、消灯状態の硬化用光源25を細い実線で表している。薄膜材料の液滴が基板50(図3)に着弾した直後に、薄膜材料の表層部が硬化する。
硬化用光源25から放射される光の基板表面における光エネルギ密度は、薄膜材料の内部まで硬化させるために必要な光エネルギ密度よりも低い。このため、薄膜材料の内部は未硬化の状態である。薄膜材料の表層部のみが硬化する反応を「仮硬化」ということとする。1回目の走査により、1つの単位走査領域56(図3)内の、薄膜パターン55(図3)の最外周の縁、及び開口部の縁に、仮硬化した薄膜材料からなる線状のエッジパターン60が形成される。エッジパターン60の幅は、例えばラスタフォーマットの画像データ46(図1)のピクセルピッチの3〜5倍に相当する。すなわち、エッジパターン60の幅方向に、3〜5個のピクセルが含まれる。
図4Cに、エッジパターン60の断面図を示す。エッジパターン60は、複数の薄膜材料の粒60aで構成される。エッジパターン60の形成時には、図4Aに示した、1つのノズルヘッド24から吐出された薄膜材料は、そのノズルヘッド24に対してy軸の負の側に隣接して配置された硬化用光源25からの光照射によって仮硬化される。1つのノズルヘッド24に着目すると、ノズル孔24aのx方向のピッチ4Pが、例えば300dpiに対応する。薄膜材料の複数の液滴が、ピッチ4Pで等間隔に並ぶ位置に着弾する。着弾後、液滴は面内方向に広がるが、相互に隣り合う液滴同士が連続する前に、液滴が仮硬化される。
4個のノズルヘッド24のノズル孔24a(図2B)から液滴が吐出されると、X方向にピッチPn(1200dpi相当)で並ぶ点に、それぞれ液滴が着弾する。ピッチPnで隣り合う2つの液滴は、面内方向に関して部分的に重なる。仮硬化した液滴の上に、次の液滴が着弾するため、相互に重なった2つの液滴は、相互に混ざり合わない。このため、4個のノズルヘッド24を動作させて形成されたエッジパターン60は、積み重なった複数の薄膜材料の粒60aで構成される。
基板50に薄膜材料が着弾した直後に、薄膜材料を仮硬化させることにより、液状の薄膜材料の面内方向への広がりによるエッジパターン60の解像度の低下を防止することができる。十分な解像度でエッジパターン60を形成するために、薄膜材料が基板50に着弾した後、0.2秒以内に硬化用の光を照射することが好ましい。
図5Aに、2回目の走査の前後における基板50、及びノズルユニット23の平面図を示す。図5Bに、図5Aの一点鎖線5B−5Bにおける断面図を示す。図4Aに示した状態から、図5Aに示すように、基板50をx軸の負の方向に、単位走査領域56(図3)の幅Wuに等しい距離だけ移動させる。その後、基板50をy軸の正の方向に移動させることにより、2回目の走査を行う。2回目の走査においても、薄膜パターン55(図3)の最外周の縁及び開口部の縁に薄膜材料を塗布し、薄膜材料を仮硬化させる。2回目の走査では、基板50がy軸の正の方向に移動するため、ノズルヘッド24の各々に対して、y軸の正の側(基板50の移動方向の前方の側)に位置する硬化用光源25を点灯させておく。
1回目の走査でエッジパターン60が形成された単位走査領域56(図3)に隣接する単位走査領域56内の、薄膜パターン55の最外周の縁、及び開口部の縁に、仮硬化したエッジパターン61が形成される。
図6Aに、3回目の走査の前後における基板50、及びノズルユニット23の平面図を示す。図6Bに、図6Aの一点鎖線6B−6Bにおける断面図を示し、6Cに、図6Aの一点鎖線6C−6Cにおける断面図を示す。2回目の走査の終了後、基板50をy軸の負の方向に移動させることにより、3回目の走査を行う。3回目の走査では、薄膜パターン55(図3)を形成する領域の内部(ベタの領域)のうち一部の領域67に、薄膜材料を塗布する。2回目の走査で形成されたエッジパターン61を縁とする第1の薄膜62が形成される。3回目の走査で第1の薄膜62を形成すべき領域67を「第1の領域」ということとする。薄膜パターン55(図3)を形成する領域のうち、第1の領域67に境界63を介して隣接する領域68を「第2の領域」ということとする。
3回目の走査では、図6Aに示すように、y軸の最も負の側の硬化用光源25のみを点灯させ、その他の硬化用光源25は消灯状態にしておく。
次に、3回目の走査の手順について、詳しく説明する。第1の領域67内のある領域に着目する。着目している領域には、複数のピクセルが含まれる。着目している領域内のピクセルに、図6Aに示したy軸の最も正の側のノズルヘッド24から吐出された液滴が着弾した後、硬化用の光に照射されることなく、2番目、3番目、4番目のノズルヘッド24から吐出された液滴が順番に着弾する。このため、液滴が仮硬化される前に、着目している領域内の複数の液滴が液体状態のままで相互に連続する。複数の液滴が液体状態のままで相互に連続した後、y軸のもっとも負の側の硬化用光源25から、薄膜材料に硬化用の光が照射される。
図6Cに示すように、第1の薄膜62の表層部に、硬化した層62Fが形成される。薄膜材料の複数の液滴が相互に連続した後に仮硬化されるため、第1の薄膜62の表面はほぼ平坦になる。境界63の近傍に着弾した薄膜材料は、仮硬化されるまでに面内方向に広がる。このため、一部の薄膜材料は、境界63を越えて第2の領域68に侵入する。第1の薄膜62の上面は、境界63に沿う第1の薄膜62の縁から内側に向かって高くなるように傾斜した斜面62Sを含む。薄膜パターン55(図3)の最外周及び開口の縁に形成されたエッジパターン61は、薄膜材料を堰き止める。このため、薄膜材料が開口内に侵入することはなく、最外周より外まで流出することもない。
図7Aに、4回目の走査の前後における基板50、及びノズルユニット23の平面図を示す。図7Bに、図7Aの一点鎖線7B−7Bにおける断面図を示す。3回目の走査の後、基板50をx軸の正の方向に、単位走査領域56(図3)の幅Wuに等しい距離だけ移動させる。この状態で、基板50をy軸の正の方向に移動させることにより、4回目の走査を行う。
4回目の走査では、3回目の走査と同様に、薄膜パターン55(図3)を形成する第2の領域68に、薄膜材料を塗布する。1回目の走査で形成されたエッジパターン60を縁とする第2の薄膜64が形成される。4回目の走査では、y軸の最も正の側の硬化用光源25のみを点灯させ、他の硬化用光源25は消灯状態とする。
図7C及び図7Dに、それぞれ図7Aの一点鎖線7C−7Cにおける第2の薄膜64の仮硬化前及び仮硬化後の断面図を示す。4回目の走査において、斜面62Sにも薄膜材料の液滴が着弾する。3回目の走査(図6A〜図6C)のときと同様に、第2の薄膜64の表面は、ほぼ平坦になる。第2の薄膜64の表面がほぼ平坦な状態で、第2の薄膜64に硬化用の光が照射される。図7Dに示すように、第2の薄膜64の表層部に、硬化した層64Fが形成される。
図8Aに、斜面62S及び第2の領域68に薄膜材料の液滴が着弾し、仮硬化される前に定常状態に達の基板50の断面図を示す。薄膜材料を塗布する前に、基板50の表面には親液化処理が施される。第2の領域68に薄膜材料を塗布する前の状態では、基板50の露出した表面の親液性が、第1の薄膜62の表面の親液性よりも高い。このため、斜面62Sの上の薄膜材料が、第2の領域68の方に引き寄せられる。その結果、境界63の位置に、溝65が発生する。
図8Bに示すように溝65が発生した状態で第2の薄膜64を仮硬化させると、仮硬化後にも溝65が残る。
実施例1では、図7Cに示した薄膜材料の付着後、定常状態に達する前に仮硬化が行われる。このため、溝65(図8B)の発生を抑制することができる。溝65が発生したとしても、定常状態に達した後に仮硬化を行う場合に比べて、溝65を浅くすることができる。このため、溝65が目立たなくなる。
[実施例2]
図9A〜図10Bを参照して、実施例2による基板製造方法について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例2においても、実施例1の図6A〜図7Dに示した順番で第1の薄膜62(図6A)及び第2の薄膜64(図7A)が形成される。
図9Aに、形成すべき薄膜の平面形状を定義する画像データを構成するピクセル70の配置を示す。複数のピクセル70が、x方向及びy方向に行列状に配置されている。複数のピクセル70が、第1の領域67及び第2の領域68に分布している。x方向に隣り合うピクセル70の間に、y方向に平行な境界63が画定される。3回目の走査(図6A)のときに、第1の領域67内のピクセル70に、薄膜材料の液滴が着弾する。図9Aにおいて、着弾対象のピクセル70に右上がりのハッチングが付されている。
図9Bに、3回目の走査が終了した時点の基板50の断面図を示す。図6Cに示した実施例1の場合と同様に、第1の領域67に第1の薄膜62が形成され、境界63に対応する縁に、斜面62Sが形成される。
図10Aに、4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70の分布を示す。4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70に、右下がりのハッチングを付している。図10Bに、4回目の走査(図7A)が終了した時点における基板50の断面図を示す。4回目の走査のときには、第2の領域68内のピクセル70に加えて、第1の領域67内のピクセル70のうち境界63に沿って配列するピクセル70(以下、境界に沿うピクセル列71という。)にも薄膜材料を着弾させる。すなわち、第1の薄膜62を形成するときに薄膜材料を着弾させるべきピクセル70の一部と、第2の薄膜64を形成するときに薄膜材料を着弾させるべきピクセル70の一部とが、境界63に沿う同一のピクセル列71に含まれる。
図10Aでは、第1の薄膜62を形成するときの着弾対象のピクセル70と、第2の薄膜64を形成するときの着弾対象のピクセル70とが、1列のピクセル列71で重なっている例を示したが、これらのピクセル70が2列以上のピクセル列71で重なるようにしてもよい。第1の薄膜62を形成するときに薄膜材料を着弾させるべき領域と、第2の薄膜64を形成するときに薄膜材料を着弾させるべき領域とが、相互に重なる。この重なり部分72の幅Woは、ピクセル70のx方向のピッチPxの整数倍になる。
制御装置40の記憶部45(図1)に、重なり部分の幅Woが予め記憶されている。制
御装置40は、重なり幅Woに基づいて、3回目の走査(図6A)及び4回目の走査(図7A)で着弾対象となるピクセル70を抽出する。
実施例2においては、重なり部分72に、3回目の走査(図6A)及び4回目の走査(図7A)の両方の走査で薄膜材料の液滴が着弾する。このため、境界63の位置に沿う溝65(図8B)の発生を抑制する効果を高めることができる。
[実施例3]
図11A及び図11Bを参照して、実施例3による基板製造方法について説明する。以下、実施例2との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図11Aに、実施例3による基板製造方法の3回目の走査(図6A)及び4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70の分布を示す。図11Bに、実施例3による基板製造方法で形成された第1の薄膜62及び第2の薄膜64の断面図を示す。実施例2では、図10Aに示したように、第1の領域67及び第2の領域68のベタ領域のすべてのピクセル70に薄膜材料を着弾させた。
実施例3では、ベタ領域のピクセル70のうち、一部のピクセル70のみが着弾対象として抽出される。薄膜材料の1個の液滴は、基板50の表面に着弾した後に面内方向に広がり、例えば、ピクセル70のピッチの5倍程度の直径を有する円形の領域が薄膜材料で覆われる。このため、ベタ領域のピクセル70のうち一部のピクセル70のみに薄膜材料の液滴を着弾させても、ベタ領域を薄膜材料で隈なく覆うことができる。実施例3では、着弾対象のピクセル70が、市松模様状に抽出される。図11Aにおいて、3回目の走査(図6A)のときの着弾対象のピクセル70に右上がりのハッチングを付し、4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70に右下がりのハッチングを付す。着弾対象として一部のピクセル70のみが抽出されるため、図11Bに示すように、第1の薄膜62及び第2の薄膜64は、実施例2の方法で形成される第1の薄膜62及び第2の薄膜64(図10B)より薄くなる。
3回目の走査(図6A)のときに抽出されるピクセル70からなる市松模様と、4回目の走査(図7A)のときに抽出されるピクセル70からなる市松模様とは、相互にy方向に1ピクセル分ずれている。このため、重なり部分72において、3回目の走査(図6A)のときの着弾対象のピクセル70と、4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70とは同一ではない。ただし、第1の薄膜62を形成するときに薄膜材料を着弾させるべきピクセル70の一部と、第2の薄膜64を形成するときに薄膜材料を着弾させるべきピクセル70の一部とが、境界に沿う同一のピクセル列71に含まれるという点では、実施例3は実施例2と同様である。
実施例3においても、重なり部分72に、3回目の走査(図6A)及び4回目の走査(図7A)の両方の走査で薄膜材料の液滴が着弾する。このため、境界63の位置に沿う溝65(図8B)の発生を抑制する効果を高めることができる。
[実施例4]
図12A及び図12Bを参照して、実施例4による基板製造方法について説明する。以下、実施例2との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例2では、重なり部分72(図10A)の幅Woが、ピクセル70のx方向のピッチPxの整数倍であった。実施例4では、図12Aに示すように、重なり部分72の幅Woが、ピクセル70のx方向のピッチPxで割り切れない。
図12Aに、3回目の走査(図6A)における着弾対象のピクセル70の分布を示す。
3回目の走査(図6A)における着弾対象のピクセル70に、右上がりのハッチングを付している。3回目の走査(図6A)では、第1の領域67内のピクセル70が着弾対象となる。
図12Bを参照して、4回目の走査(図7A)で薄膜材料が着弾する位置について説明する。重なり幅Woをピクセル70のピッチPxで除算した時の商の整数部分をWqとし、小数点以下の端数をWfとする。3回目の走査(図6A)で着弾対象となるピクセル70からなる領域と、4回目の走査(図7B)で着弾対象となるピクセル70からなる領域との重なり幅が、整数部分Wqと等しくなるように、4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70を抽出する。4回目の走査(図7A)のときの着弾対象のピクセル70に、右下がりのハッチングを付している。
制御装置40(図1)は、3回目の走査(図6A)と4回目の走査(図7A)とにおいて、同一のピクセル70に対応する基板50上の位置がx方向ずれた条件で、3回目及び4回目の走査を行う。同一のピクセル70に対応する基板50上の位置のずれ量は、端数Wfに対応する。これにより、3回目の走査(図6A)で着弾対象となるピクセル70からなる領域と、4回目の走査(図7A)で着弾対象となるピクセル70からなる領域との重なり部分72の幅がWq+Wfとなる。
第1の領域67及び第2の領域68の少なくとも一方において、基板50上の着弾位置が、本来の着弾目標位置からずれる。ただし、このずれ量は、ピクセルのピッチPxよりも小さく、かつ、ずれが生じる領域がベタ領域であるため、薄膜の十分な位置精度を維持することができる。
実施例4では、重なり部分72の幅Woが、ピクセル70のピッチPxの整数倍に制限されない。このため、境界63の近傍において薄膜の上面が最も平坦になるように、重なり部分72の幅Woを最適化することが可能である。
[実施例5]
図13A〜図13Cを参照して、実施例5による基板製造方法について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例1では、1回目の走査(図4A)及び2回目の走査(図5A)で、それぞれエッジパターン60及びエッジパターン61を形成し、その後、3回目の走査(図6A)及び4回目の走査(図7A)で、それぞれ第1の薄膜62及び第2の薄膜64を形成した。すなわち、エッジパターン60、61を形成した後、ベタ領域内に薄膜を形成した。実施例5では、エッジパターンを形成することなく、ベタ領域に薄膜を形成する。
実施例5の方法でベタ領域に薄膜を形成するときには、図4A及び図5Aに示したように、ノズルヘッド24の各々に対して、基板50の移動方向の前方側に配置された硬化用光源25を点灯させておく。このため、ベタ領域に形成された薄膜も、実施例1による方法で形成されるエッジパターン60と同様に、薄膜材料の粒で構成される。このため、実施例1の場合と同様の解像度を実現することができる。
図13Aに、1回目の走査で、第1の領域67内に形成された第1の薄膜62の断面図を示す。第1の薄膜62は、薄膜材料の複数の粒62aで構成される。第1の薄膜62の縁は、境界63を越えて、第2の領域内に進入する。第1の領域67と第2の領域68との境界63に沿う縁に、斜面62Sが形成される。
図13Bに、2回目の走査が終了した時点における第1の薄膜62及び第2の薄膜64の断面図を示す。第2の薄膜64も第1の薄膜62と同様に、薄膜材料の複数の粒64a
で構成される。2回目の走査では、実施例2の場合と同様に、第1の領域67内の、境界63に沿うピクセル列71(図10A)のピクセル70にも薄膜材料を着弾させる。ピクセル列71のピクセル70に着弾した薄膜材料により、第1の領域67内に薄膜材料の粒64bが形成される。
図13Cに、2回目の走査のときに、ピクセル列71のピクセル70に薄膜材料を着弾させなかった場合の第1の薄膜62及び第2の薄膜64の断面図を示す。基板50の表面の親液性が、第1の薄膜62の表面の親液性より高いため、2回目の走査のときに、第2の領域68内の、境界63の近傍に着弾した薄膜材料が、第2の領域68の内側に向かって引き寄せられる。このため、境界63に沿う溝65が現れる場合がある。
実施例5においては、2回目の走査のときに、第1の領域67内の、境界63に沿うピクセル列71(図10A)のピクセル70に薄膜材料を着弾させるため、溝65(図13C)の位置に薄膜材料の粒64eが配置される。このため、溝65の発生を防止することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 定盤
21 移動機構
22 ステージ
23 ノズルユニット
24 ノズルヘッド
24a ノズル孔
24b ノズル列
25 硬化用光源
26 ノズルホルダ
30 撮像装置
40 制御装置
41 入力装置
42 出力装置
45 記憶部
46 画像データ
50 基板
55 薄膜パターン
56 単位走査領域
60 エッジパターン
60a 薄膜材料の粒
61 エッジパターン
62 第1の薄膜
62a 1回目の走査で形成される薄膜材料の粒
62F 硬化した層
62S 斜面
63 境界
64 第2の薄膜
64a 2回目の走査で形成される薄膜材料の粒
64e 2回目の走査で第1の領域に形成される薄膜材料の粒
64F 硬化した層
65 溝
67 第1の領域
68 第2の領域
70 ピクセル
71 境界に沿うピクセル列
72 重なり部分

Claims (6)

  1. 基板の第1の領域に液状の薄膜材料を付着させた後、前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第1の薄膜を形成する工程と、
    前記第1の薄膜を形成した後、前記第1の領域に隣接する第2の領域に、前記薄膜材料を付着させた後、前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させることにより、第2の薄膜を形成する工程と
    を有し、
    前記第1の薄膜を形成する工程が完了した時点で、前記第1の薄膜の上面が、前記第1の領域と前記第2の領域との境界に対応する縁から内側に向かって高くなる斜面を含み、
    前記第2の薄膜を形成する工程において、前記斜面の上にも前記薄膜材料を付着させ、前記斜面に付着した前記薄膜材料が前記第1の領域から前記第2の領域の方向に移動して定常状態に達する前に、前記斜面に付着している前記薄膜材料の少なくとも表層部を硬化させる基板製造方法。
  2. 前記第1の薄膜を形成する工程及び前記第2の薄膜を形成する工程において、前記第1の薄膜及び前記第2の薄膜の平面形状を定義する画像データに基づいて、前記画像データを構成するピクセルのうち薄膜材料を着弾させるべきピクセルに対応する前記基板上の位置に前記薄膜材料を着弾させ、
    前記第1の薄膜を形成するときに前記薄膜材料を着弾させるべきピクセルの一部と、前記第2の薄膜を形成するときに前記薄膜材料を着弾させるべきピクセルの一部とが、前記境界に沿う同一のピクセル列に含まれている請求項1に記載の基板製造方法。
  3. 前記第1の薄膜を形成する工程及び前記第2の薄膜を形成する工程において、前記画像データの同一のピクセルに対応する前記基板上の位置が、前記境界に直交する方向に、前記ピクセルのピッチよりも短い距離だけ相互にずれた条件で、前記薄膜材料を付着させる請求項2に記載の基板製造方法。
  4. 基板を保持するステージと、
    前記ステージに保持された基板に向けて薄膜材料の液滴を吐出する複数のノズル孔が設けられているノズルヘッドと、
    前記基板に付着した前記薄膜材料に硬化用の光を照射する硬化用光源と、
    前記ステージ及び前記ノズルヘッドの一方を他方に対して移動させる移動機構と、
    形成すべき薄膜の平面形状を定義する画像データ、及び重なり幅を記憶する記憶部を含む制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記ステージ及び前記ノズルヘッドの一方を他方に対して第1の方向に移動させながら、前記画像データに基づいて、前記ノズルヘッドから液状の薄膜材料を吐出させて、前記基板に前記薄膜材料を付着させる走査処理を行うように、前記移動機構及び前記ノズルヘッドを制御し、
    第1の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域と、他の第2の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域とが相互に部分的に重なり、2つの領域が重なっている部分の幅が、前記記憶部に記憶されている前記重なり幅で規定される寸法と等しくなるように前記移動機構を制御する基板製造装置。
  5. 前記第1の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域と、前記第2の走査処理で前記薄膜材料が着弾する領域との重なり部分において、前記画像データを構成するピクセルが、前記第1の走査処理及び前記第2の走査処理の両方において、前記薄膜材料の着弾対象として抽出される請求項4に記載の基板製造装置。
  6. 前記制御装置は、前記第1の走査処理と前記第2の走査処理において、同一のピクセルに対応する前記基板上の位置を、前記第1の方向と直交する方向にずらせて走査処理を行い、同一のピクセルに対応する前記基板上の位置のずれ量は、前記記憶部に記憶されている前記重なり幅の値を、前記画像データを構成するピクセルのピッチで除算して得られた結果の端数に対応する請求項5に記載の基板製造装置。
JP2012252840A 2012-11-19 2012-11-19 基板製造方法及び基板製造装置 Pending JP2014100636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012252840A JP2014100636A (ja) 2012-11-19 2012-11-19 基板製造方法及び基板製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012252840A JP2014100636A (ja) 2012-11-19 2012-11-19 基板製造方法及び基板製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014100636A true JP2014100636A (ja) 2014-06-05

Family

ID=51023679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012252840A Pending JP2014100636A (ja) 2012-11-19 2012-11-19 基板製造方法及び基板製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014100636A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936612B2 (ja) 薄膜形成方法及び薄膜形成装置
JP6057406B2 (ja) 薄膜形成装置及び薄膜形成方法
TWI704016B (zh) 油墨塗佈裝置及油墨塗佈方法
JP2007144635A (ja) インクジェット記録装置
JP4503063B2 (ja) インク吐出装置、その方法、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5638137B2 (ja) 基板製造方法及び基板製造装置
KR102563456B1 (ko) 막형성방법 및 막형성장치
JP2014104385A (ja) 基板製造方法及び基板製造装置
KR101713813B1 (ko) 막 형성방법 및 막 형성장치
WO2017077603A1 (ja) 印刷硬化方法、印刷硬化装置、及びプリント配線基板の製造方法
JP6289880B2 (ja) 薄膜形成方法及び薄膜形成装置
JP2014100636A (ja) 基板製造方法及び基板製造装置
JP2014099520A (ja) 基板製造方法及び基板製造装置
JP7488108B2 (ja) インク塗布装置、その制御装置、及びインク塗布方法
KR20150130836A (ko) 잉크젯 마킹방법 및 잉크젯 마킹 시스템
JP2020080379A (ja) 膜形成装置及び方法
JP2014067984A (ja) 基板製造方法及び薄膜形成装置
JP7464378B2 (ja) インク塗布制御装置及びインク塗布方法
TWI508791B (zh) Substrate manufacturing method and substrate manufacturing apparatus
JP2013033879A (ja) 描画装置及び描画方法