JP2021180701A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータを非通電状態とさせる場合の商品の載置状態の見栄えの悪化を防止すること。【解決手段】ケース本体1の内部に前方に向けて配設された左右一対のブラケット部材20と、これらブラケット部材20に架設され、ヒータ35が敷設された棚部30とを有する商品載置棚10を備え、商品載置棚10は、商品を載置する商品載置面として機能する第1載置面41aと第2載置面41bとを表裏に有し、ヒータ35が通電状態となる場合には、第1載置面41aを商品載置面として棚部30に配置される一方、ヒータ35が非通電状態となる場合には、第2載置面41bを商品載置面として棚部30に配置されるカバー40を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置され、ケース本体の内部に商品を載置するための商品載置棚を備えたショーケースに関するものである。
従来、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では、販売商品を商品載置棚に載置させた状態でケース本体の内部に収納するようにしたショーケースが多く適用されている。
商品載置棚は、ブラケット部材及び棚板を備えて構成されている。ブラケット部材は、ケース本体の収納室の背面側において上下方向に所定間隔で係止孔が形成された棚支柱に対し、自身の係止片が所定の係止孔に挿入されることで該棚支柱に支持される左右一対のものである。棚板は、上面が商品を載置する載置面を構成する矩形平板状の形態を成しており、各ブラケット部材にスライド機構等の支持部材を介して取り付けられることで、これらブラケット部材間に跨る態様で架設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−167384号公報
ところで、上述したショーケースにおいては、棚板の下面等にヒータが敷設されており、該ヒータを通電状態にさせることにより載置面に載置された商品を加熱することができる。
しかしながら、このようにヒータを通電状態にさせた場合には、棚板が高温になり、長期に亘って使用することで、載置面に焼き付き等により、商品が載置された部分と載置されていない部分との色の変化が明確になってしまう一様ではない変色や汚れが生じていた。そのため、ヒータを通電状態にさせて載置面に載置された商品を加熱した状態で収納する場合には仕方ないが、ヒータを非通電状態にさせて載置面に載置された商品を冷却した状態で収納する場合には商品の載置状態の見栄えが悪いという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、ヒータを非通電状態とさせる場合の商品の載置状態の見栄えの悪化を防止することができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るショーケースは、ケース本体の内部に前方に向けて配設された左右一対のブラケット部材と、これらブラケット部材に架設され、ヒータが敷設された棚部とを有する商品載置棚を備えたショーケースであって、前記商品載置棚は、商品を載置する商品載置面として機能する第1載置面と第2載置面とを表裏に有し、かつ前記ヒータが通電状態となる場合には、前記第1載置面を商品載置面として前記棚部に配置される一方、前記ヒータが非通電状態となる場合には、前記第2載置面を商品載置面として前記棚部に配置されるカバーを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記棚部は、前記ヒータが敷設された加熱可能領域の左側端部分及び右側端部分に、前後方向に沿って延在する側端スリットが形成され、前記カバーは、左右両端部分に前記第1載置面側に屈曲された側端屈曲部が形成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記カバーは、前記ヒータが非通電状態となる場合に、前記側端屈曲部が前記側端スリットに進入した状態で前記棚部に配置されることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記棚部は、前記加熱可能領域の前端部分及び後端部分に、左右方向に沿って延在する前端スリット及び後端スリットがそれぞれ形成され、前記カバーは、前端部分及び後端部分に前記第2載置面側に屈曲された前端屈曲部及び後端屈曲部がそれぞれ形成され、かつ前記ヒータが通電状態となる場合に、前記前端屈曲部が前記前端スリットに進入するととともに前記後端屈曲部が前記後端スリットに進入した状態で前記棚部に配置されることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、常態においてはオフとなる一方、前記側端スリットに前記側端屈曲部が進入した場合にはオンとなることにより、該側端スリットに対する該側端屈曲部の進入の有無を検出する検出部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記ヒータが非通電状態となる運転モードとなる場合において、前記検出部がオンとなるときには正常と判定する一方、前記検出部がオフとなるときには異常と判定して報知部に報知動作をさせ、前記ヒータが通電状態となる運転モードとなる場合において、前記検出部がオフとなるときには正常と判定する一方、前記検出部がオンとなるときには異常と判定して前記報知部に報知動作をさせつつ前記ヒータへの通電を規制する制御部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、商品載置棚を構成し、かつ商品を載置する商品載置面として機能する第1載置面と第2載置面とを表裏に有するカバーが、ヒータが通電状態となる場合には、第1載置面を商品載置面として棚部に配置される一方、ヒータが非通電状態となる場合には、第2載置面を商品載置面として棚部に配置されるので、第2載置面に一様ではない変色や汚れが生ずることを抑制でき、ヒータを非通電状態とさせる場合の商品の載置状態の見栄えの悪化を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。 図2の(a)は、図1に示した商品載置棚の分解斜視図であり、図2の(b)は、図1に示した商品載置棚の斜視図である。 図3の(a)は、図1に示した商品載置棚の分解斜視図であり、図3の(b)は、図1に示した商品載置棚の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態であるショーケースの特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図5は、図4に示した制御部が実施するカバー取付判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、例えばコンビニエンスストア等の店舗において販売商品をケース本体1の内部に収納するものである。
このショーケースでは、ケース本体1の内部に背面板2を設けることによって背面板2とケース本体1の後壁1aとの間に通風ダクト3を構成するとともに、背面板2よりも前方に収納室4を構成している。通風ダクト3の内部には、蒸発器5や送風ファン6を配設している。蒸発器5は、図示していないコンデンシングユニットとともに冷凍サイクルを構成し、通過する空気との間において熱交換を行うものである。このショーケースでは、図示せぬコンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動すれば、蒸発器5を通過した空気が通風ダクト3を通じて収納室4に循環供給され、収納室4が所望の冷蔵温度に維持されることになる。
ケース本体1は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)1bを有した箱状を成すもので、収納室4に複数段の商品載置棚10を備えている。
商品載置棚10は、図2の(a)及び図3の(a)に示すように、ブラケット部材20、棚部30及びカバー40を備えて構成してある。
ブラケット部材20は、背面板2の左右両側の前面に取り付けた上下方向に沿って延在する棚支柱7に、該棚支柱7から前方に突出するように配設したものである。つまり、ブラケット部材20は、ケース本体1の内部である収納室4に互いに離隔する態様で前方に向けて配設した左右一対のものである。尚、以下においては、便宜上、左右一対のブラケット部材20において互いに近接した方向を内側と称し、互いに離反した方向を外側と称して説明する。
そのようなブラケット部材20は、板金等から形成したものであり、前後方向が長手方向となる長尺状部材である。かかるブラケット部材20の後端部分には後方に突出する複数の取付片(図示せず)が形成してある。これら取付片は、棚支柱7の前面に設けられた図示せぬ取付孔の任意に挿入することが可能である。取付片を取付孔に挿入した場合には、上記後端部分が棚支柱7の前面に当接することになり、ブラケット部材20を棚支柱7の任意の高さに略水平の片持ち状態で支持させることが可能である。
棚部30は、左右方向が長手方向となる態様で形成された矩形状をなす略平板状部材であり、図示せぬスライド機構等の複数の要素により構成される従来公知の支持部材22を介して、左右一対のブラケット部材20に跨る態様で架設してある。
ここで支持部材22を構成するスライド機構は、ブラケット部材20の内側に取り付けられた外側構成要素と、この外側構成要素に対して前後方向にスライド可能な内側構成要素とを有している。そして、棚部30は、上記支持部材22を構成する要素を介して内側構成要素に連結されており、この結果、ブラケット部材20に対して前後方向に沿ってスライド可能である。
そのような棚部30は、加熱可能領域31、側端スリット32、前端スリット33及び後端スリット34を備えて構成してある。加熱可能領域31は、左右一対のブラケット部材20の相互間の上方域に設けられた矩形状領域であり、下面にヒータ35が敷設してある。ヒータ35は、図示せぬ電源に電気的に接続してあり、通電状態となる場合に、発熱するものである。このヒータ35が通電状態となることにより、加熱可能領域31の上面が伝熱面として作用する。
側端スリット32は、加熱可能領域31の左側端部分及び右側端部分に、前後方向に沿って延在する態様で形成してある。これら側端スリット32は、加熱可能領域31と、棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rとを区画するものである。棚部30の左端部分36Lは、加熱可能領域31の左方側に形成された部分であって、図2の(a)及び図3の(a)において左方側のブラケット部材20の上方域に配置される部分である。棚部30の右端部分36Rは、加熱可能領域31の右方側に形成された部分であって、図2の(a)及び図3の(a)において右方側のブラケット部材20の上方域に配置される部分である。
前端スリット33は、加熱可能領域31の前端部分に、左右方向に沿って延在する態様で形成してある。後端スリット34は、加熱可能領域31の後端部分に、左右方向に沿って延在する態様で形成してある。
カバー40は、熱伝導性が良好な金属製板状体40aを屈曲等して形成したものであり、図2の(a)及び図3の(a)に示すように、商品を載置する商品載置面として機能する第1載置面41a及び第2載置面41bを表裏に有しており、側端屈曲部42、前端屈曲部43及び後端屈曲部44を備えて構成してある。
第1載置面41aは、金属製板状体40aの表面の一部を構成する矩形状部分で、加熱可能領域31の上面と同一の形状を有している。第2載置面41bは、第1載置面41aの裏面に形成してある。より詳細には、第2載置面41bは、金属製板状体40aの裏面側において、第1載置面41aの裏面となる部分に形成してある。この第2載置面41bも加熱可能領域31の上面と同一の形状を有している。ここで、カバー40の構成元となる金属製板状体40aの表面全域には、低摩擦係数を有する滑走塗料が塗布されており、金属製板状体40aの裏面全域には、例えば白色塗料が塗布されている。
側端屈曲部42は、金属製板状体40aにおける第1載置面41aの左側部分及び右側部分を表面側(第1載置面41a側)に屈曲することで形成してあり、カバー40の左右両端部分を構成している。
前端屈曲部43は、金属製板状体40aにおける第2載置面41bの前側部分を裏面側(第2載置面41b側)に屈曲することで形成してあり、カバー40の前端部分を構成している。後端屈曲部44は、金属製板状体40aにおける第2載置面41bの後側部分を裏面側(第2載置面41b側)に屈曲することで形成してあり、カバー40の後端部分を構成している。
そのようなカバー40は、ヒータ35を非通電状態とする場合、すなわちコンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動する場合、図2の(b)に示すように、側端屈曲部42が側端スリット32に進入した状態で棚部30に配置される。このとき、第2載置面41bと、棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rの上面とは、同一平面を形成し、第2載置面41bだけでなく棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rの上面にも商品を載置することができ、載置する商品を冷却することができる。
一方、カバー40は、ヒータ35を通電状態とする場合、すなわちコンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動停止にさせる場合、図3の(b)に示すように、前端屈曲部43が前端スリット33に進入しつつ後端屈曲部44が後端スリット34に進入した状態で棚部30に配置される。このとき、第1載置面41aを商品載置面として商品を載置することができ、載置する商品をヒータ35により加熱することができる。
図4は、本発明の実施の形態であるショーケースの特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。この図4に示すように、ショーケースは、上記構成の他、操作入力部51、検出部52、ヒータ電源用スイッチ53、報知部54及び制御部60を備えて構成してある。
操作入力部51は、ショーケースが設置された店舗の従業員等が入力操作を行うものであり、本発明の実施の形態では、運転モードの入力操作を行うものである。この操作入力部51は、入力操作された結果を操作信号として制御部60に送出するものである。
ここで運転モードとしては、COLDモードとHOTモードとがある。COLDモードは、商品載置棚10に載置された商品を冷却する運転モードであり、コンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動させつつヒータ35を非通電状態にするものである。HOTモードは、商品載置棚10に載置された商品を加熱する運転モードであり、コンデンシングユニット及び送風ファン6を駆動停止にさせつつヒータ35を通電状態にするものである。
検出部52は、例えば光センサやリミットスイッチ等により構成されるもので、側端スリット32の近傍に設けてある。この検出部52は、常態においてはオフとなる一方、側端スリット32に側端屈曲部42が進入した場合にはオンとなることにより、該側端スリット32に対する該側端屈曲部42の進入の有無を検出するものである。かかる検出部52は、その検出結果を検出信号として制御部60に送出するものである。
ヒータ電源用スイッチ53は、ヒータ35と電源とを電気的に接続する経路上に設けてある。このヒータ電源用スイッチ53は、制御部60から与えられる指令により入切するもので、入となる場合にはヒータ35を通電状態とする一方、切となる場合にはヒータ35を非通電状態とするものである。
報知部54は、ケース本体1に設けられた図示せぬ表示部やブザー音を発する装置等により構成されるもので、制御部60から与えられた指令に応じて報知動作を行うものである。
制御部60は、電気的に接続された記憶部61に記憶されたプログラムやデータにしたがってショーケースの各部を統括的に制御するものである。尚、制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
図5は、図4に示した制御部60が実施するカバー取付判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
このカバー取付判定処理において制御部60は、操作入力部51から送出された操作信号により、該操作入力部51で入力操作された運転モードがCOLDモードであるか否かを判断する(ステップS101)。
入力操作された運転モードがCOLDモードである場合(ステップS101:Yes)、制御部60は、検出部52から送出された検出信号により、該検出部52がオンであるか否かを判断する(ステップS102)。
検出部52がオンである場合(ステップS102:Yes)、側端スリット32に側端屈曲部42が進入して、カバー40は第2載置面41bが商品載置面として棚部30に配置されることとなり、制御部60は、正常と判定して(ステップS103)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
上記ステップS102において検出部52がオフである場合(ステップS102:No)、側端スリット32に側端屈曲部42が進入しておらず、カバー40は第1載置面41aが商品載置面として棚部30に配置されることとなり、制御部60は、異常と判定し(ステップS104)、報知部54に指令を出力して報知動作を行わせ(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このように報知動作を行わせることにより、店舗の従業員等に対してカバー40の配置が不適切であることを認識させることができる。
一方、ステップS101において入力操作された運転モードがHOTモードである場合(ステップS101:No)、制御部60は、検出部52から送出された検出信号により、該検出部52がオフであるか否かを判断する(ステップS106)。
検出部52がオフである場合(ステップS106:Yes)、側端スリット32に側端屈曲部42が進入しておらず、カバー40は第1載置面41aが商品載置面として棚部30に配置されることとなり、制御部60は、正常と判定して(ステップS107)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
上記ステップS106で検出部52がオンである場合(ステップS106:No)、側端スリット32に側端屈曲部42が進入し、カバー40は第2載置面41bが商品載置面として棚部30に配置されることとなり、制御部60は、異常と判定し(ステップS108)、報知部54に指令を出力して報知動作を行わせるとともに、ヒータ電源用スイッチ53を切にし(ステップS109,ステップS110)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このように報知動作を行わせることにより、店舗の従業員等に対してカバー40の配置が不適切であることを認識させることができる。しかもヒータ電源用スイッチ53を切にすることで、カバー40に対する加熱を停止することができ、店舗の従業員等がカバー40を所望の状態に配置させるために該カバー40を把持する際に火傷等する虞れがない。
以上説明したように、本発明の実施の形態であるショーケースによれば、商品載置棚10を構成し、かつ商品載置面として機能する第1載置面41aと第2載置面41bとを表裏に有するカバー40が、ヒータ35が通電状態となる場合には、第1載置面41aを商品載置面として棚部30に配置される一方、ヒータ35が非通電状態となる場合には、第2載置面41bを商品載置面として棚部30に配置されるので、第2載置面41bに一様ではない変色や汚れが生ずることを抑制でき、ヒータ35を非通電状態とさせる場合の商品の載置状態の見栄えの悪化を防止することができる。
上記ショーケースによれば、棚部30における加熱可能領域31の左側端部分及び右側端部分に前後方向に沿って延在する側端スリット32が形成され、前記カバー40の左右両端部分に第1載置面41a側に屈曲された側端屈曲部42が形成されているので、第1載置面41aを商品載置面として棚部30に配置する場合に、側端屈曲部42が第1載置面41aよりも上方に向けて延在することになる。これにより側端屈曲部42が、第1載置面41aに載置された商品が加熱可能領域31の外部となる棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rに移動することを規制してこれら左端部分36L及び右端部分36Rに商品が載置されることを規制する。これにより商品に対する伝熱効率を向上させることができる。しかも、側端スリット32により加熱可能領域31から左端部分36L及び右端部分36Rへの伝熱を抑制することができる。また、側端屈曲部42により棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rに商品が載置されることを規制することにより、当該商品載置棚10の直上の商品載置棚10を構成する支持部材22と商品が干渉することを抑制することができる。更に、側端屈曲部42は、カバー40を構成する金属製板状体40aを屈曲して構成したものであるので、商品が棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rに移動することを規制するためのサイドカバーを別体として設ける必要がない。そのため、部品点数の増大に伴う製造コストの増大化を抑制することができる。
また上記ショーケースによれば、ヒータ35が非通電状態となる場合に、カバー40が、側端屈曲部42が側端スリット32に進入した状態で棚部30に配置されるので、棚部30の左端部分36L及び右端部分36Rも商品載置面として有効に活用することができ、商品の載置数の増大化を図ることができる。
更に上記ショーケースによれば、棚部30における加熱可能領域31の前端部分及び後端部分に、左右方向に沿って延在する前端スリット33及び後端スリット34がそれぞれ形成され、カバー40の前端部分及び後端部分に第2載置面41b側に屈曲された前端屈曲部43及び後端屈曲部44がそれぞれ形成されているので、次のような作用効果を奏する。すなわち、ヒータ35が非通電状態となる場合に、側端屈曲部42が側端スリット32に進入した状態でカバー40が棚部30に配置されるので、該カバー40の前端屈曲部43及び後端屈曲部44を摘み部分として把持してカバー40の配置状態を切り替えることができる。一方、ヒータ35が通電状態となる場合に、前端屈曲部43が前端スリット33に進入するととともに後端屈曲部44が後端スリット34に進入した状態でカバー40が棚部30に配置されるので、該カバー40の側端屈曲部42を摘み部分として把持してカバー40の配置状態を切り替えることができる。
また更に上記ショーケースによれば、常態においてはオフとなる一方、側端スリット32に側端屈曲部42が進入した場合にはオンとなることにより、該側端スリット32に対する該側端屈曲部42の進入の有無を検出する検出部52を備え、制御部60が、ヒータ35が非通電状態となる運転モード(COLDモード)となる場合において、検出部52がオンとなるときには正常と判定する一方、検出部52がオフとなるときには異常と判定して報知部54に報知動作をさせ、ヒータ35が通電状態となる運転モード(HOTモード)となる場合において、検出部52がオフとなるときには正常と判定する一方、前記検出部52がオンとなるときには異常と判定して前記報知部54に報知動作をさせつつ前記ヒータ35への通電を規制するので、報知部54を通じて、店舗の従業員等に対してカバー40の配置が不適切であることを認識させることができる。しかもヒータ35への通電を規制することで、カバー40に対する加熱を停止することができ、店舗の従業員等がカバー40を所望の状態に配置させるために該カバー40を把持する際に火傷等する虞れがなく、安全性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、カバー40は、前端屈曲部43及び後端屈曲部44が形成されていたが、本発明においては、カバーは、前端屈曲部及び後端屈曲部が形成されていなくてもよいし、前端屈曲部及び後端屈曲部のいずれか一方が形成されたものであってもよい。
1…ケース本体、1b…前面開口、4…収納室、7…棚支柱、10…商品載置棚、20…ブラケット部材、30…棚部、31…加熱可能領域、35…ヒータ、40…カバー、41a…第1載置面、41b…第2載置面、42…側端屈曲部、43…前端屈曲部、44…後端屈曲部、51…操作入力部、52…検出部、53…ヒータ電源用スイッチ、54…報知部、60…制御部、61…記憶部。

Claims (6)

  1. ケース本体の内部に前方に向けて配設された左右一対のブラケット部材と、
    これらブラケット部材に架設され、ヒータが敷設された棚部と
    を有する商品載置棚を備えたショーケースであって、
    前記商品載置棚は、
    商品を載置する商品載置面として機能する第1載置面と第2載置面とを表裏に有し、かつ前記ヒータが通電状態となる場合には、前記第1載置面を商品載置面として前記棚部に配置される一方、前記ヒータが非通電状態となる場合には、前記第2載置面を商品載置面として前記棚部に配置されるカバーを備えたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記棚部は、前記ヒータが敷設された加熱可能領域の左側端部分及び右側端部分に、前後方向に沿って延在する側端スリットが形成され、
    前記カバーは、左右両端部分に前記第1載置面側に屈曲された側端屈曲部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記カバーは、前記ヒータが非通電状態となる場合に、前記側端屈曲部が前記側端スリットに進入した状態で前記棚部に配置されることを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記棚部は、前記加熱可能領域の前端部分及び後端部分に、左右方向に沿って延在する前端スリット及び後端スリットがそれぞれ形成され、
    前記カバーは、前端部分及び後端部分に前記第2載置面側に屈曲された前端屈曲部及び後端屈曲部がそれぞれ形成され、かつ前記ヒータが通電状態となる場合に、前記前端屈曲部が前記前端スリットに進入するととともに前記後端屈曲部が前記後端スリットに進入した状態で前記棚部に配置されることを特徴とする請求項3に記載のショーケース。
  5. 常態においてはオフとなる一方、前記側端スリットに前記側端屈曲部が進入した場合にはオンとなることにより、該側端スリットに対する該側端屈曲部の進入の有無を検出する検出部を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記ヒータが非通電状態となる運転モードとなる場合において、前記検出部がオンとなるときには正常と判定する一方、前記検出部がオフとなるときには異常と判定して報知部に報知動作をさせ、前記ヒータが通電状態となる運転モードとなる場合において、前記検出部がオフとなるときには正常と判定する一方、前記検出部がオンとなるときには異常と判定して前記報知部に報知動作をさせつつ前記ヒータへの通電を規制する制御部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のショーケース。
JP2020086472A 2020-05-18 2020-05-18 ショーケース Active JP7415790B2 (ja)

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