JP2021180628A - 魚釣用電動リールのスプール駆動制御装置、魚釣用電動リールのスプール駆動制御方法、及び魚釣用電動リールのスプール駆動制御プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載される技術では、モータスイッチを操作することでスプールの回転速度を変化させることができるが、モータ出力調節体により設定されたスプールの回転速度に関わらず、予め定められたモータ出力レベルに応じた一定速度への変化となる。このため、巻上速度の変化がユーザの期待と異なることが多く、ユーザが違和感を覚えやすい。
上記構成によれば、スプールをモータによって回転駆動させたモータ巻上が行われている状態のもとで、ユーザにより速度変更操作が行われると、速度変更操作が行われたときのスプールの回転速度に対して、所定の速度変化量を付与した結果に基づいて設定された変更回転速度となるようスプールの回転速度が変更される。このような回転速度の変更であれば、速度変更操作が行われるまでのスプールの回転速度を基準に或る所定の変化量で変化させることが可能になる。これにより、速度変更操作に応じた巻上速度の変化について、ユーザの違和感が緩和される。
上記構成によれば、ユーザが速度変化量を設定することができる。これにより、速度変化量をユーザの感覚に合わせて調整できることから、ユーザの違和感をさらに緩和することが可能になる。
上記構成によれば、例えばスプール駆動レバーの操作により設定されるスプールの回転速度で一定となるようにスプールが駆動制御される場合に対応して、適切に速度変更操作に応じたスプールの回転速度の変化を与えることができる。
上記構成によれば、例えば或る条件に伴うスプールの回転速度が変化している状況であっても、速度変更操作に応じて適切にスプールの回転速度の変化を与えることができる。
上記構成によれば、例えば釣糸の張力が一定となるようにスプールが駆動制御される場合に対応して、スプールの回転速度の変化に応じて適切に速度変更操作に応じたスプールの回転速度の変化を与えることができる。
上記構成によれば、スプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度が負の値となっても、適切な変更回転速度を設定することができる。
上記構成によれば、スプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度が負の値となった場合に、スプールの回転を停止させることが好ましいような場合に対応することができる。
上記構成によれば、スプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度がゼロとなった場合に、スプールの回転を停止させることが好ましいような場合に対応することができる。
上記構成によれば、前記スプール駆動制御部は、前記速度変化量の付与による変更回転速度の設定が無効に設定されている場合には、速度変更操作にて操作されるのと同じ操作子を、モータ巻上中にスプールの回転を一時的に停止させる操作に用いることができるので操作性が向上する。また、魚釣用電動リールに備えられる有限個数の操作子を有効に活用できる。
上記構成によれば、例えば所定のボタンのような操作子を継続して押圧させた状態としている間において、変更回転速度によるスプールの回転速度の変化を与えることができる。このような操作であれば、ユーザは、変更回転速度によるスプールの回転速度の変化を与えるタイミングをコントロールしやすくなる。
以下、図面を参照して、本実施形態のスプール駆動制御装置としての魚釣用電動リール1について説明する。
本実施形態において、スプールの駆動とは、例えばモータ等を駆動して得られる動力によりスプールを回転させることをいう。
また、本実施形態において、スプールの駆動制御とは、スプールの駆動に関する制御をいう。このようなスプールの駆動制御には、スプールを回転させる制御、スプールの回転を停止させる制御、スプールの回転速度を変更する制御等が含まれる。
また、以降の説明において、スプールの「駆動」について、回転の動作を与えることを明確にすることなどを目的として「回転駆動」と記載する場合がある。
なお、以下の説明では、魚釣用電動リール1が両軸受リールである場合を例に挙げる。なお、図1、図2において、各構成部材を視認可能な大きさとするために必要に応じて各構成部材の縮尺を適宜変更している場合がある。
図1及び図2は、魚釣用電動リール1の外観例を示している。図1及び図2に示される魚釣用電動リール1は、外部電源から供給された電力により駆動されるとともに、手巻きの両軸受リールとして使用するときの電源を内部に有している。
また、魚釣用電動リール1は、クラッチ機構5を備える。クラッチ機構5は、スプール3とハンドル20とを連結する連結クラッチオン状態と、スプール3とハンドル20とを遮断する遮断(クラッチオフ)状態とで切り替え可能なようにされた機構部位である。クラッチオン状態とクラッチオフ状態との切り替えは、ユーザがクラッチ操作部材50を操作することによって可能とされている。
図1は魚釣用電動リール1を上斜め後方から見た斜視図であり、図2は魚釣用電動リール1を下斜め前方から見た斜視図である。
本体フレーム21は、例えば合成樹脂または金属製の一体形成された部材である。本体フレーム21は、左右方向L1でスプール3を挟んでハンドル20側となる右側板21Aと、右側板21Aと反対側に位置する左側板21Bと、右側板21Aと左側板21Bとを連結する複数の連結部材21Cと、を有している。
右側板21Aと左側板21Bは、互いに左右方向L1に間隔を隔てて配置されている。また、それぞれの側板21A、21Bには、スプール3やモータ4を支持する支持部、及びクラッチ機構5等の回転駆動機構が配置されている。
また、図示は省略するが、右側板21Aの前方下部には、外部からの給電ケーブルを接続するためのコネクタが設けられている。
表示操作パネル部23は、右側板21Aと左側板21Bとの間に配置されている。表示操作パネル部23は、操作部101と表示部102とを備える。
操作部101は、ユーザによるボタン操作が行われる部位である。同図の例では、操作部101において、ボタン操作が行われるボタン(操作子)として、第1ボタンBT−1、第2ボタンBT−2、第3ボタンBT−3の3つのボタンが配置されている。
なお、以降の説明にあたり、第1ボタンBT−1、第2ボタンBT−2、第3ボタンBT−3について特に区別しない場合には、ボタンBTと記載する。
また、リール本体2側にはドラグ27が設けられている。
ハンドル20からのトルクは、クラッチ機構5がクラッチオンされた状態においてスプール3に直接伝達される。
スプール3は、モータ4から図示しないスプール駆動機構を介して回転駆動され、クラッチ操作部材50によって駆動されるクラッチ機構5が連動している。スプール回転軸は、右側カバー22A及び左側カバー22Bに軸受を介して回転自在に各別に支持されている。
クラッチ操作部材50は、リール本体2の後部において、右側板21Aと左側板21Bとの間でリール本体2の後部に釣り竿装着部24に対して接近及び離反する方向に移動可能に設けられている。クラッチ操作部材50は、本実施形態において、スプール回転軸回りに揺動可能に設けられる。
ドラグ27は、ハンドル20のハンドルアーム25と右側カバー22Aとの間においてハンドル軸に同軸に設けられている。スプール駆動機構は、図示しないローラクラッチの形態の逆転防止部によって糸巻取方向の回転が禁止された上記のモータ4と、モータ4の回転を減速し、ハンドル20の回転を増速してスプール3に伝達する回転伝達機構と、を備えている。
図4を参照して、本実施形態の魚釣用電動リール1の機能構成例について説明する。同図において、図1、図2と同一部分には、同一符号を付して適宜説明を省略する。
同図の魚釣用電動リール1は、操作部101、表示部102、制御部103、記憶部104、モータ駆動回路105、モータ4、スプール3、回転センサ106を備える。
制御部103は、回転速度設定部131、スプール駆動制御部132、速度変化量設定部133、及び回転速度検出部134を備える。
スプール駆動レバー28はユーザの操作に応じて回転位置(段数)が変更される。回転速度設定部131は、速度一定モードでのモータ巻上が行われているときに、スプール駆動レバー28の回転位置を検出し、検出された回転位置に応じたスプール3の回転速度を設定する。回転速度設定部131は、回転速度記憶部142から、検出された回転位置に対応付けられたスプール3の回転速度を取得し、取得した回転速度を設定してよい。
また、魚釣用電動リール1における所定のボタンに、回転速度を調節するアップボタン、ダウンボタンとしての機能を割り当て、回転速度設定部131が、アップボタン、ダウンボタンに対して行われた操作に応じて回転速度を設定するようにされてもよい。
スプール駆動制御として、スプール駆動制御部132は、スプール駆動レバー28の回転位置に応じて回転速度設定部131が設定した回転速度によりスプール3を回転駆動させる。
また、スプール駆動制御部132は、スプール駆動制御として、速度変更操作が行われているとき、当該速度変更操作が行われたタイミングでのスプールの回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて変更回転速度を設定する。スプール駆動制御部132は、設定された変更回転速度によりスプール3を回転駆動させる。
速度変化量記憶部141は、ユーザの操作に応じて速度変化量設定部133により設定(登録)された、速度変化量のパラメータ値を記憶する。
回転速度記憶部142は、速度一定モードに対応して、スプール駆動レバー28の回転位置ごとに対応付けられた回転速度を記憶する。
巻上トルク記憶部143は、張力一定モードに対応して、スプール駆動レバー28の回転位置ごとに対応付けられた巻上トルクを記憶する。巻上トルク記憶部143は、巻上トルクとしてモータに流すべき電流値を記憶してもよい。
本実施形態の魚釣用電動リール1は、速度一時変更機能を有する。速度一時変更機能は、ユーザがスプール駆動レバー28を操作して釣糸の巻き上げ(モータ巻上)を行っているときに、第1ボタンBT−1がユーザの操作によって押圧されている状態とされたことに応じてオンとなり、一時的にスプール3の回転速度を変更させる機能である。ユーザが第1ボタンBT−1を押圧した状態を解除すれば、速度一時変更機能はオフとなり、スプール駆動レバー28の回転位置に応じた回転速度に戻ってモータ巻上が継続される。
なお、速度一時変更機能のオン、オフに用いられる操作子は、第1ボタンBT−1以外であってもよい。
当該パラメータ設定画面を表示させるのに操作されるボタンは特に限定されないが、例えば第1ボタンBT−1であってよい。前述のように、速度一時変更機能のオン、オフは第1ボタンBT−1に対する操作によって行われる。そこで、モータ巻上の停止しているときに同じ第1ボタンBT−1を操作することで、速度一時変更機能に対応するパラメータを変更することができるようにすれば、ユーザにとっても操作を覚えやすい。
パラメータ設定画面Pが最初に表示された状態では、速度変化量設定領域AR1は特にパラメータ値は表示されていない状態にある。この状態のもとで、第1ボタンBT−1を押打する操作を行うと、速度変化量設定領域AR1において、現在設定されている速度変化量のパラメータ値が所定時間(例えば2秒)において表示される。
そのうえで、現在設定値が表示されている間において、さらに第1ボタンBT−1を押打する操作(パラメータ値変更操作)が行われるごとに、速度変化量設定領域AR1において表示されるパラメータ値が変更されていく。
「OF」の速度変化量のパラメータ値を除く、「−5」、「−4」「−3」、「−2」、「−1」、「+1」、「+2」、「+3」、「+4」、「+5」の速度変化量のパラメータ値には、それぞれ所定の速度変化量の実値が対応付けられている。
「−5」、「−4」「−3」、「−2」、「−1」の速度変化量のパラメータ値は、それぞれ負の値の速度変化量の実値が対応付けられる。「−5」、「−4」「−3」、「−2」、「−1」の速度変化量のパラメータ値の順で、対応付けられる負の値の速度変化量の実値は大きくなる。「−5」、「−4」「−3」、「−2」、「−1」の速度変化量のパラメータ値のいずれかが設定されている場合には、速度変更操作が行われることでスプール3の回転速度が低くなる。
「+1」、「+2」、「+3」、「+4」、「+5」の速度変化量のパラメータ値は、それぞれ正の値の速度変化量の実値が対応付けられる。「+1」、「+2」、「+3」、「+4」、「+5」の速度変化量のパラメータ値の順で、対応付けられる正の値の速度変化量の実値は大きくなる。「+1」、「+2」、「+3」、「+4」、「+5」の速度変化量のパラメータ値のいずれかが設定されている場合には、速度変更操作が行われることでスプール3の回転速度は高くなる。
また、「OF」の速度変化量のパラメータ値は、速度一時変更機能をオフ(無効)とすることに対応する。
上記のように設定されたパラメータ値は、速度変化量設定部133によって速度変化量記憶部141に記憶される。なお、「−5」、「−4」「−3」、「−2」、「−1」、「+1」、「+2」、「+3」、「+4」、「+5」のパラメータ値には、それぞれ所定の速度変化量の値(例えば、Xrpmで表される)が対応付けられている。速度変化量記憶部141は、設定されたパラメータ値に対応する速度変化量の値を記憶してもよい。
つまり、速度一定モードによるモータ巻上が行われているときにユーザが第1ボタンBT−1を押圧した状態とする操作(速度変更操作)を行った。スプール駆動制御部132は、速度変更操作が行われたときのスプール駆動レバー28の回転位置に応じて定められているスプール3の回転速度Vpを取得する。スプール駆動制御部132は、取得された回転速度Vpに対して、現在設定されている速度変化量Vmを付与して算出される変更回転速度Va(=Vp+Vm)によりスプール3を回転駆動させる。
変更回転速度Vaが0以下となったことに応じてスプール3の回転を停止させてもよいのであるが、速度一時変更機能のもとで要求される釣りのテクニックなどを考慮すると、スプール3の回転を停止させることは好ましくないとの考えを採ることができる。
そこで、本実施形態においては、回転速度Vpに速度変化量Vmを加算した値が0以下となった場合、例えばスプール駆動レバー28の回転位置に応じた回転速度のうちで最も低い回転速度(最低回転速度)を変更回転速度Vaとして、スプール3を回転駆動させるようにする。
張力一定モードによるモータ巻上が行われているときにユーザが第1ボタンBT−1により速度変更操作を行った。張力一定モードにおいては、釣糸の張力を一定とするためにスプール3の回転速度が変動している。そこで、この場合には、回転速度検出部134が、速度変更操作が行われたタイミングでの実際のスプール3の回転速度(回転速度Vr)を検出する。スプール駆動制御部132は、検出された回転速度Vrに対して、現在設定されている速度変化量Vmを付与して算出される変更回転速度Va(=Vr+Vm)によりスプール3を回転駆動させる。
図6のフローチャートを参照して、魚釣用電動リール1が、速度一定モードが設定されているもとでの、モータ巻上における速度一時変更機能に関連して実行する処理手順例について説明する。
速度一定モードにおいてスプール駆動レバー28の回転位置ごとに対応付けられた回転速度Vpの情報は、回転速度記憶部142が記憶している。回転速度設定部131は、スプール駆動レバー28の操作により得られた回転位置に対応付けられている回転速度Vpを、回転速度記憶部142から取得する。
ステップS201:スプール駆動制御部132は、速度変更操作が開始されたタイミングでのスプール駆動レバー28の回転位置に対応付けられた回転速度Vpを記憶部104から取得する。このときスプール3は回転速度Vpで一定となるように回転している状態にある。
例えば、記憶部104は、速度変化量のパラメータ値ごとに速度変化量の値を対応付けた速度変化量テーブルを記憶するようにされてよい。この場合、スプール駆動制御部132は、速度変化量テーブルを参照することで、速度変化量記憶部141に記憶されている速度変化量のパラメータ値に対応付けられた速度変化量Vmを取得してよい。あるいは、スプール駆動制御部132は、速度変化量記憶部141に記憶されている速度変化量のパラメータ値を利用した所定の演算により速度変化量Vmを算出してよい。
最低回転速度Vminは、スプール駆動レバー28の回転位置に応じた回転速度のうちで最も低い回転速度である。従って、本実施形態の場合には、算出された算出回転速度Veが最低回転速度Vmin以下である場合に、変更回転速度Vaとして最低回転速度Vminが設定されることになる。
張力一定モードにおけるスプール駆動レバー28の回転位置ごとに対応付けられた巻上トルクTcの情報は、巻上トルク記憶部143が記憶している。スプール駆動制御部132は、スプール駆動レバー28の操作により得られた回転位置に対応付けられている巻上トルクTcを、巻上トルク記憶部143から取得する。
巻上トルクTcに対して一定となるようにスプール3を回転させるにあたり、スプール駆動制御部132は、現在のスプール3の回転回数に応じて算出されるスプール3の1回転あたりの釣糸長さから糸巻径を求める。スプール駆動制御部132は、モータ駆動回路105の実巻上トルクに応じたモータ駆動電流でモータ4を駆動する。スプール駆動制御部132は、実巻上トルクを糸巻径で補正することにより釣糸の張力を算出する。スプール駆動制御部132は、算出される張力が一定範囲内に収まるようにモータ4の駆動電流を変更する制御を行う。
ステップS401:スプール駆動制御部132は、速度変更操作が開始されたタイミングでの回転速度Vrを、回転センサ106の検出出力に基づいて検出する。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、スプール駆動制御部132は、変更回転速度Vaの設定にあたり、算出回転速度Ve((Vp+Vm)または(Vr+Vm))が0以下である場合には、最低回転速度Vminを変更回転速度Vaとして設定していた。
しかしながら、スプール駆動制御部132は、算出回転速度Veが0以下である場合には、例えば変更回転速度Vaとして0を設定してスプール3の回転を停止させてもよい。
あるいは、スプール駆動制御部132は、例えば算出回転速度Veが0の場合には、変更回転速度Vaとして最低回転速度Vminを設定し、算出回転速度Veが負の値の場合には、変更回転速度Vaとして0を設定してもよい。
あるいは、スプール駆動制御部132は、例えば算出回転速度Veが0の場合には、変更回転速度Vaとして0を設定し、算出回転速度Veが負の値の場合には、変更回転速度Vaとして最低回転速度Vminを設定してもよい。
例えば、速度変更操作は、例えば所定のボタン操作子を1回押打する操作を行ったことに応じて変更回転速度による駆動制御がオンとなり、次に、所定のボタン操作子を1回押打する操作を行ったことに応じて変更回転速度による駆動制御がオフとなるようにされてよい。この場合において、変更回転速度による駆動制御をオンとするボタン操作子とオフとするボタン操作子とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、速度変更操作は、例えばスプール駆動レバー28以外のレバー操作子を操作することによって、変更回転速度による駆動制御のオン、オフを切り替える態様であってもよい。
Claims (12)
- 釣糸を巻き上げるように魚釣用電動リールのスプールをモータによって回転駆動させている状態において、速度変更操作が行われたタイミングでのスプールの回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて設定した変更回転速度によりスプールを回転駆動させるスプール駆動制御部
を備える魚釣用電動リールのスプール駆動制御装置。 - ユーザの操作に応じて前記速度変化量を変更可能に設定する速度変化量設定部を備える
請求項1に記載のスプール駆動制御装置。 - 操作に応じて前記スプールの回転速度を設定する回転速度設定部を備え、
前記スプール駆動制御部は、前記速度変更操作が行われたタイミングで前記回転速度設定部により設定されていた回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて前記変更回転速度を設定する
請求項1または2に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記速度変更操作が行われたタイミングでのスプールの回転速度を検出する回転速度検出部を備え、
前記スプール駆動制御部は、前記回転速度検出部により検出された回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて前記変更回転速度を設定する
請求項1または2に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、釣糸の張力が一定となるように前記スプールを回転駆動させている場合において、前記回転速度検出部により検出された回転速度に所定の速度変化量を付与して前記変更回転速度を設定する
請求項4に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、前記速度変更操作が行われたタイミングのスプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度が負の値となる場合には、予め定められた所定の回転速度を前記変更回転速度として設定する
請求項1から5のいずれか一項に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、前記速度変更操作が行われたタイミングのスプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度が負の値となる場合には、前記スプールの回転を停止させる
請求項1から5のいずれか一項に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、前記速度変更操作が行われたタイミングのスプールの回転速度に対して所定の速度変化量を付与して求められる回転速度がゼロとなる場合には、前記スプールの回転を停止させる
請求項6または7のいずれか一項に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、前記速度変化量の付与による変更回転速度の設定が無効に設定されている場合に、前記速度変更操作にて操作されるのと同じ操作子に対する操作が行われたことに応じて、スプールの回転を停止させる
請求項1から8のいずれか一項に記載のスプール駆動制御装置。 - 前記スプール駆動制御部は、前記速度変更操作が継続して行われている期間において、前記変更回転速度によりスプールを回転駆動させる
請求項1から9のいずれか一項に記載のスプール駆動制御装置。 - 釣糸を巻き上げるように魚釣用電動リールのスプールをモータによって回転駆動させている状態において、速度変更操作が行われたタイミングでのスプールの回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて設定した変更回転速度によりスプールを回転駆動させるスプール駆動制御ステップ
を備える魚釣用電動リールのスプール駆動制御方法。 - スプール駆動制御装置としてのコンピュータを、
釣糸を巻き上げるように魚釣用リールのスプールを回転駆動させている状態において、速度変更操作が行われたタイミングでのスプールの回転速度に所定の速度変化量を付与した結果に基づいて設定した変更回転速度によりスプールを回転駆動させるスプール駆動制御部
として機能させるための魚釣用電動リールのスプール駆動制御プログラム。
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