JP2023143364A - 魚釣用リールの糸巻長管理装置、魚釣用リール、魚釣用リールの糸巻長管理方法、及び糸巻長管理プログラム - Google Patents

魚釣用リールの糸巻長管理装置、魚釣用リール、魚釣用リールの糸巻長管理方法、及び糸巻長管理プログラム Download PDF

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Koichi Hiraoka
仁志 原口
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健太郎 林
Kentaro Hayashi
聡 村山
Satoshi Murayama
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紘貴 本田
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Abstract

Figure 2023143364000001
【課題】スプールに巻き付けられた釣糸の長さがユーザに向けて適切に報知されるようにする。
【解決手段】スプールに巻かれた釣糸の長さを示す糸巻長情報を記憶する記憶部と、前記スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出部と、前記算出部により算出した操出長情報のリセットを行うリセット部と、前記リセット部によるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて前記記憶部に記憶させる前記糸巻長情報を更新する更新部と、前記リセット部による操出長情報のリセットに応じて、前記更新部により更新された糸巻長情報を表示させる表示制御部と、を備えて魚釣用リールの糸巻長管理装置を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、魚釣用リールの糸巻長管理装置、魚釣用リール、魚釣用リールの糸巻長管理方法、及び糸巻長管理プログラムに関する。
釣糸の糸径に応じた演算式とスプールの回転数とに基づいてスプールに巻き取られた釣糸の長さを算出する魚釣用リールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6-141742号公報
仕掛けが水中に投入されている状態のもとで釣糸が途中で切れる高切れが生じた場合には、高切れが生じるときまでスプールから繰り出されていた釣糸の操出長に応じてスプールの糸巻長が減少する。このようにスプールの糸巻長が減少した際には、残りの糸巻長がユーザ(釣り人)に向けて適切に報知されるようにすることが好ましい。
本発明は、スプールに巻き付けられた釣糸の長さがユーザに向けて適切に報知されるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、スプールに巻かれた釣糸の長さを示す糸巻長情報を記憶する記憶部と、前記スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出部と、前記算出部により算出した操出長情報のリセットを行うリセット部と、前記リセット部によるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて前記記憶部に記憶させる前記糸巻長情報を更新する更新部と、前記リセット部による操出長情報のリセットに応じて、前記更新部により更新された糸巻長情報を表示させる表示制御部と、を備える魚釣用リールの糸巻長管理装置である。
本発明の一態様は、上記の糸巻長管理装置を備える魚釣用リールである。
本発明の一態様は、スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出した操出長情報のリセットを行うリセットステップと、前記リセットステップによるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて、糸巻長記憶部に記憶され前記スプールに巻かれている釣糸の長さを示す糸巻長情報を更新する更新ステップと、前記リセットステップによる操出長情報のリセットに応じて、前記更新ステップにより更新された糸巻長情報を表示させる表示制御ステップと、を含む魚釣用リールの糸巻長管理方法である。
本発明の一態様は、魚釣用リールの糸巻長管理装置としてのコンピュータを、スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出部、前記算出部により算出した操出長情報のリセットを行うリセット部、前記リセット部によるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて、記憶部に記憶され前記スプールに巻かれている釣糸の長さを示す糸巻長情報を更新する更新部、前記リセット部による前記操出長情報のリセットに応じて、前記更新部により更新された糸巻長情報を表示させる表示制御部、として機能させるための糸巻長管理プログラムである。
本発明によれば、スプールに巻き付けられた釣糸の長さがユーザに向けて適切に報知されるようになるとの効果が得られる。
本実施形態の魚釣用電動リールの外観例を示す図である。 本実施形態の魚釣用電動リールの外観例を示す図である。 本実施形態における糸巻長の表示態様例を示す図である。 本実施形態の魚釣用電動リールの機能構成例を示す図である。 本実施形態の魚釣用電動リールが操出長の算出に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の魚釣用電動リールがゼロ設定処理に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本実施形態の糸巻長管理装置としての魚釣用電動リール1について説明する。
なお、以下の説明では、魚釣用電動リール1が両軸受リールである場合を例に挙げる。なお、図1、図2において、各構成部材を視認可能な大きさとするために必要に応じて各構成部材の縮尺を適宜変更している場合がある。
[魚釣用電動リールの構造例]
図1、図2は、本実施形態の魚釣用電動リール1の外観例を示している。本実施形態の魚釣用電動リール1は、図示しない釣竿に装着可能なリール本体2と、リール本体2に対してハンドル軸線O1回りに回転可能に取り付けられたハンドル3と、リール本体2に対してハンドル軸線O1と平行なスプール軸線O2回りに回転可能とされ、且つ図示しない釣糸が巻かれるスプール4と、クラッチ操作レバー5を有するクラッチ機構6と、を主に備えている。
また、本実施形態の魚釣用電動リール1は、リール本体2に設けられたモータ収容筒7内に配置され、スプール4を回転駆動するモータ(図示せず)を備える。
また、魚釣用電動リール1は、モータ収容筒7を塞ぐようにリール本体2に組み合わされ、リール本体2に対してモータを固定するモータホルダ9と、を備えている。
本実施形態では、ハンドル軸線O1及びスプール軸線O2は互いに平行に配置され、これらの軸線に沿った方向を左右方向L1として定義する。さらに左右方向L1に直交し、且つスプール4に巻かれた釣糸が繰り出される方向に沿った方向を前後方向L2として定義する。
さらに、前後方向L2においてスプール4から釣糸が繰り出される方向を前方、その反対方向を後方として定義するとともに、魚釣用電動リール1を後方側(ユーザ側)から見た視点で左右を定義する。従って、図1は、魚釣用電動リール1を斜め上、左後方から見た斜視図である。
リール本体2は、本体フレーム10と、本体フレーム10の左右両側を覆うサイドカバー20と、本体フレーム10の前部側を覆う前カバー30とを備えている。
本体フレーム10は、例えば合成樹脂あるいは金属製(例えばアルミニウムダイキャスト製)の成形部品とされている。本体フレーム10は、スプール4を挟んで左右方向L1に向かい合うように配置された第1側壁11及び第2側壁12と、第1側壁11及び第2側壁12同士を左右方向L1に連結する連結部材13とを備えている。
第1側壁11は、スプール4に対して左側(LH)に配置された左側壁とされている。これに対して第2側壁12は、スプール4に対して右側(RH)に配置された右側壁とされている。なお、ハンドル3は、第2側壁12よりもさらに右側(RH)に配置され、第2側壁12を利用して本体フレーム10に取り付けられている。
従って、本実施形態の魚釣用電動リール1は、右側ハンドルタイプのリールとされている。なお、第2側壁12は、コネクタ部23等が取り付けられる関係上、第1側壁11よりも下方に向けて突出するように形成されている。
連結部材13は、第1側壁11及び第2側壁12同士を左右方向L1に連結する板状に形成され、第1側壁11の下部付近に配置されている。これにより、第1側壁11及び第2側壁12は、連結部材13を介して強固に連結されている。
なお、連結部材13における左右方向L1の中央部分には、魚釣用電動リール1を釣竿に装着するための装着脚片14が前後方向L2に沿って延びるように形成されている。
上述のように構成された本体フレーム10において、第1側壁11と第2側壁12との間には、モータを内部に収容するモータ収容筒7、スプール4及びクラッチ操作レバー5等が少なくとも配置されている。
スプール4は、ハンドル軸線O1よりも後方側に位置するように第1側壁11と第2側壁12との間に配置されている。モータ収容筒7は、ハンドル軸線O1よりも前方側に位置するように第1側壁11と第2側壁12との間に配置されている。そのため、本実施形態の魚釣用電動リール1は、モータがスプール4よりも前方側に配置された、いわゆるスプールアウトモータタイプとされている。
サイドカバー20は、モータ収容筒7の開口部が形成された第1側壁11を左側(LH)から覆うように本体フレーム10に組み合わされた第1サイドカバー21と、第2側壁12を右側(RH)から覆うように本体フレーム10に組み合わされた第2サイドカバー22と、を備えている。
第1サイドカバー21は、左側(LH)に向けて膨らむように形成され、第1側壁11に対して例えばネジ止めされている。
第2サイドカバー22は、右側(RH)に向けて膨らむように形成され、第2側壁12に対して例えばネジ止めされている。
第2サイドカバー22のうち、前方下部に位置する部分には、外部電源からの電力を供給するための電源リールコード、あるいは携帯用バッテリーを接続するためのコネクタ部23が図示しない接続端を下向きにした状態で装着されている。なお各図面では、保護キャップ24によって接続端が保護されている状態を図示している。
前カバー30は、本体フレーム10の前部を前方から覆うように本体フレーム10に組み合わされている。具体的には、前カバー30は、モータ収容筒7を前方から覆うように第1側壁11及び第2側壁12の前部に組み合わされるとともに、第1側壁11及び第2側壁12に対して例えばネジ止めされている。なお、前カバー30は、後述するレベルワインド55の移動領域を塞がないように取り付けられている。
上述のように構成された本体フレーム10の上部には、カウンターケース40が設けられている。カウンターケース40は、第1側壁11と第2側壁12との間に配置された状態で、第1側壁11の上部及び第2側壁12の上部に例えばネジ止め等によって固定されている。
カウンターケース40の本体の上面は、表示操作パネル41として構成されている。表示操作パネル41は、魚釣用電動リール1を使用するユーザに向けての表示と、ユーザによるボタン、スイッチ等の操作子に対する操作が行われる部位である。
ハンドル3は、手動により釣糸を巻き上げる操作に用いられる。ハンドル3は、本体フレーム10及び第1サイドカバー21よりも右側(RH)に配置されている。ハンドル3は、ハンドル軸線O1回りに回転可能に配置されたハンドル軸部50と、ハンドル軸部50に回転不能に装着されたハンドルアーム51と、ハンドルアーム51の端部にハンドル軸線O1と平行な軸線回りに回転可能に装着されたハンドルノブ52と、を備えている。
ハンドルアーム51と第1サイドカバー21との間には、ハンドル軸線O1と同軸に配置されたドラグ53(スタードラグ)が設けられている。このドラグ53は、釣糸の巻取りに際して、スプール4に対して任意のドラグ力を付与することでスプール4の回転制動を行い、釣糸の切断抑制に寄与する働きをしている。
このように構成されたハンドル3からの回転トルクは、クラッチ機構6がクラッチオン状態にあるときに、図示しない回転伝達機構を介してスプール4に直接伝達される。
なお、本実施形態では、ハンドルアーム51の一端部にハンドルノブ52が装着された、いわゆるシングルハンドルタイプを例に挙げて説明しているが、この場合に限定されるものではない。例えば、ハンドルアーム51の両端部にハンドルノブ52を装着し、且つハンドルアーム51の中央部をハンドル軸部50に回転不能に装着した、いわゆるダブルハンドルタイプの魚釣用電動リール1としても構わない。
スプール4は、フレーム本体における第1側壁11と第2側壁12との間に配置されているとともに、第1側壁11及び第2側壁12のそれぞれに図示しない軸受を介してスプール軸線O2回りに回転可能に支持されている。
スプール4は、スプール軸線O2回りに回転する図示しないスプール回転軸部と、スプール回転軸部と同軸に配置されるとともに、スプール回転軸部と連動して回転する糸巻胴部4aとを備えている。
クラッチ機構6は、クラッチ操作レバー5の操作によって、ハンドル3からの回転トルクを図示しない回転伝達機構を介してスプール4に伝達可能なクラッチオン状態と、伝達不能なクラッチオフ状態とに切換可能とされている。従って、クラッチオン状態において、ハンドル3を回転操作することで、ハンドル3の回転操作に伴う回転トルクをスプール4に伝達することができ、スプール4をスプール軸線O2回りに回転させることが可能とされている。これにより、手巻き操作が可能となる。
なお、クラッチ機構6がクラッチオフ状態である場合には、ハンドル3の回転操作に伴う回転トルクがスプール4に伝達されず、該スプール4は自由回転可能な状態(スプールフリーな状態)となる。
クラッチ操作レバー5は、クラッチ機構6をクラッチオン状態とクラッチオフ状態とに切り換え操作するための切換レバーである。クラッチ操作レバー5は、スプール4よりも後方において、第1側壁11と第2側壁12との間に配置されているとともに、スプール軸線O2回りに揺動するように上下に移動可能とされている。
なお、回転伝達機構は、ハンドル3の回転を増速した状態で回転トルクをスプール4に伝達するように構成されている。さらに回転伝達機構は、クラッチ機構6がクラッチオン状態にある場合、ハンドル3の回転操作に伴う回転トルクをスプール4に伝達するだけでなく、レベルワインド機構(不図示)にも伝達するように構成されている。レベルワインド機構は、釣糸をスプール4に偏りなく均等に巻き取らせるための機構である。
さらに回転伝達機構は、クラッチ機構6がクラッチオン状態にある場合においてモータが駆動されたときに、当該モータの駆動に伴う回転トルクをスプール4に伝達することが可能とされている。これにより、自動巻操作が可能となる。なお、回転伝達機構は、モータの回転を減速した状態で回転トルクをスプール4に伝達する。
[ゼロ設定処理と糸巻長表示について]
本実施形態の魚釣用電動リール1は、スプール4に巻き付けられた釣糸の長さ(糸巻長)を算出し、記憶することが可能とされている。
また、実釣に際しては、例えば釣糸の先に取り付けられた仕掛けが水中にある状態において、仕掛け部分ではなく釣糸の途中が切れる「高切れ」が生じる場合がある。高切れが生じた場合には、スプール4から繰り出されていた釣糸において高切れした位置より先の部分に応じた長さの釣糸が喪失する。このため、高切れが生じたことにより、糸巻長は、高切れにより喪失された釣糸の長さに応じて短くなる。
高切れによる糸巻長の減少量は比較的大きいことから、高切れ後の糸巻長によっては、目標の水深(たな)まで仕掛けを送り込むことができないなどの不具合を生じる可能性がある。このため、ユーザとしては、高切れ後にスプールに巻き取られている残りの糸巻長がどの程度であるのかについて、即座に把握できることが好ましい。
そこで、本実施形態の魚釣用電動リール1は、高切れに応じて、以下に説明するようにして、高切れ後の糸巻長をユーザに報知可能に構成される。
実釣中において高切れが生じた。この場合ユーザは、例えば高切れした後の釣糸の端に仕掛けを取り付け可能な程度の操出長となるまで釣糸をスプール4に巻き取る操作を行う。ユーザは、釣糸の端に仕掛けを結び直す。このように仕掛けを結びなおした段階では、魚釣用電動リール1にて計測され、表示部にて表示されている水深は、上記のようにユーザが釣糸を或る程度まで巻き取ったことで、高切れ時に計測されていた水深よりも浅い値を示しているが、まだ相当の水深の値を示している。そこで、ユーザは、例えば仕掛けを水面の高さに合わせた状態でゼロ設定操作を行う。
ゼロ設定操作はゼロ設定処理を指示する操作である。ゼロ設定操作に応じて、魚釣用電動リール1は、ゼロ設定処理として、現在のスプール回転数をゼロに設定(リセット)する。
ゼロのスプール回転数は、水深がゼロであることを示す。スプール回転数がゼロの状態から釣糸が繰り出されることに応じて変化するスプール回転数に応じて水深が増加していく(深くなっていく)ようにして計測される。また、本実施形態において、このように計測される水深は、スプール4から繰り出された釣糸の長さ(操出長)として扱われる。
このように高切れに応じてゼロ設定操作が行われることで、高切れ後の仕掛けの繰り出し位置に適合するように水深を再設定することができる。
本実施形態のゼロ設定操作に応じたゼロ設定処理としては、高切れ補正とテンション補正との2つの異なる処理が選択的に実行可能とされてよい。高切れ補正としてのゼロ設定処理は、上記のように高切れした場合に対応するものである。テンション補正は、釣糸に張力が作用したことで、例えば仕掛けが水面に位置しているときの水深がゼロではなくなるようにして誤差が生じたことに応じて実行されるゼロ設定処理である。
高切れ補正とテンション補正とはゼロ設定処理として実行する処理の内容が異なる。このことから、高切れ補正とテンション補正とではそれぞれ異なる操作により指示が行えるようにされてよい。しかしながら、ユーザにとってはゼロ設定を行わせるという点で同じであるため、例えば共通のゼロ設定操作により行えるようにさいている。
本実施形態の魚釣用電動リール1は、ゼロ設定操作が行われたときに計測されている水深の値に応じて、高切れ補正とテンション補正との一方のゼロ設定処理を実行する。具体例として、魚釣用電動リール1は、ゼロ設定操作のときに計測されている水深の値が、例えば10メートルより大きい場合に高切れ補正を実行し、10メートル以下である場合テンション補正を実行するようにしてよい。
また、高切れによっては、高切れした位置より先の釣糸が喪失した長さに応じて、スプール糸巻長が減少することになる。本実施形態の魚釣用電動リール1は、上記のように高切れに応じてユーザが行う手順の流れにおいてゼロ設定操作が行われたことに応じて、高切れ補正としてのゼロ設定処理を実行するともに、スプール4の糸巻長を再計算する。
本実施形態の魚釣用電動リール1は、糸巻長を記憶しておくようにされる。また、魚釣用電動リール1は、スプール回転数をカウントすることで釣糸の操出長を算出し、算出した操出長に応じた水深を表示するようにされている。魚釣用電動リール1は、これまでに記憶されていた糸巻長からゼロ設定処理によりリセットされる直前の操出長を減算するようにして、高切れ後の糸巻長を再計算してよい。魚釣用電動リール1は、記憶している糸巻長の値を、再計算した糸巻長の値に更新する。
魚釣用電動リール1は、上記のように更新された糸巻長を表示部102において表示する。つまり、魚釣用電動リール1は、高切れに応じて短くなった糸巻長をユーザに向けて報知するようにされる。
図3は、表示部102における糸巻長の表示態様例を示している。同図においては、表示部102にて、ポップアップ画面PU上で糸巻長が表示された態様が示されている。同図のポップアップ画面PUにおいては、再計算された糸巻量(糸巻長)が300メートルであることを示している。
このような同図の表示は、ユーザにとっては、高切れに対応してゼロ設定操作を行ったことに応じて、即座に表示部102にて行われるものとなる。つまり、ユーザは、ゼロ設定操作を行ったタイミングで、高切れにより短くなった糸巻長を即座に確認することができる。即ち、本実施形態においては、高切れに応じて変更された糸巻長がユーザに向けて適切とされるタイミングで報知される。
ポップアップ画面PUは、例えば数秒程度の所定時間にわたって表示された後に消去されてよい。あるいは、ポップアップ画面PUは、例えばユーザが所定の確認操作を行ったことに応じて消去されてもよい。この場合の確認操作は、所定のボタンに対する操作であってもよいし、表示部102の表示面がタッチパネルあるいは非接触操作パネルのような操作パネルとして機能する場合には、表示部102の表示面に対する所定の操作(例えばポップアップ画面PUの領域をタップする操作)等であってもよい。
例えば、糸巻長は、メニュー画面における1項目として表示されるようにしてもよい。しかしながら、この場合には、ユーザが所定の操作を行って糸巻長にたどり着くまで画面の階層を辿る操作を行う必要がある。これに対して、上記のようにゼロ設定操作に応じて表示部102にて表示されるようにすれば、ユーザは、上記のように画面の階層を辿るような操作を行う必要がない。即ち、本実施形態によっては、ユーザは操作に煩わされることなく、高切れ後の糸巻長を確認できるものであり、操作性の点からもユーザに向けて適切に糸巻長の報知が行われる。
なお、本実施形態においては、ポップアップ画面PUによる糸巻長の表示に加えて、上記のようにユーザが操作により表示させたメニュー画面において糸巻長が示されるようにしてよい。このように表示される糸巻長は、糸巻長情報記憶部141に記憶されている糸巻長情報に基づくものとなる。
[魚釣用電動リールの機能構成例]
図4を参照して、魚釣用電動リール1の機能構成例について説明する。同図において、図1、図2と同一部分には、同一符号を付して適宜説明を省略する。
同図の魚釣用電動リール1は、操作部101、表示部102、制御部103、記憶部104、モータ駆動回路105、モータ8、スプール4、回転センサ106を備える。
なお、通信部107と、当該通信部107と接続されるユーザ端末200は、第2実施形態に対応することから、ここでの説明は省略する。
制御部103は、魚釣用電動リール1における各種の制御を実行する。制御部103としての機能は、魚釣用電動リール1が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
制御部103は、算出部131、リセット部132、更新部133、及び表示制御部134を備える。
算出部131は、操出長(操出長情報)を算出する。操出長は、スプール4から繰り出される釣糸の長さである。算出部131は、回転センサ106が検出するスプール回転数に基づいて操出長を算出する。
リセット部132は、ゼロ設定操作に応じてゼロ設定処理を実行する。リセット部132は、ゼロ設定操作に応じてゼロ設定処理を実行する機能部として、高切れ補正部1321(第1補正部の一例)とテンション補正部1322(第2補正部の一例)とを備える。
高切れ補正部1321は、高切れ補正としてのゼロ設定処理を実行する。
テンション補正部1322は、テンション補正としてのゼロ設定処理を実行する。リセット部132において、高切れ補正部1321とテンション補正部1322は、共通なゼロ設定処理として、ゼロ設定操作が行われたときのスプール回転数をゼロにリセットする。
高切れ補正部1321、テンション補正部1322は、いずれもスプール回転数をゼロにリセットすることに伴い、スプール回転数に基づいて算出される操出長(水深に相当)もゼロにリセットする。
更新部133は、リセット部132の高切れ補正部1321によるゼロ設定処理が行われたことに応じて、糸巻長情報を更新する。つまり、更新部133は、ゼロ設定操作に応じて高切れ補正部1321によるゼロ設定処理が行われたことに応じて、現在において糸巻長情報記憶部141に記憶されている糸巻長情報が示す糸巻長から、リセットが行われる直前において算出部131が算出していた操出長(リセット前の操出長情報)を減算して高切れ後の糸巻長を再計算する。更新部133は、再計算した糸巻長により糸巻長情報記憶部141が記憶する糸巻長情報を更新する。
表示制御部134は、リセット部132の高切れ補正部1321によるゼロ設定処理が行われたことに応じて、前記更新部133により更新された糸巻長情報が示す糸巻長に関する情報を表示させる。表示制御部134は、例えば図3のようにポップアップ画面PUにて再計算、更新された糸巻長を表示させてよい。
記憶部104は、魚釣用電動リール1に対応する各種の情報を記憶する。記憶部104は、糸巻長情報記憶部141を備える。
なお、巻付日時記憶部142は、第3実施形態に対応することから、ここでの説明を省略する。
糸巻長情報記憶部141は、スプール4に巻き取られた釣糸の長さ(糸巻長)を示す糸巻長情報を記憶する。糸巻長情報記憶部141が記憶する糸巻長情報が示す糸巻長は、更新部133が再計算した糸巻長により更新される。
モータ駆動回路105は、制御部103の制御に応じてモータ8を駆動する。制御部103は、PWM制御によりモータ駆動信号のパルス幅のデューティ比を変化させることでモータ8の回転速度を変化させる。
回転センサ106は、スプール回転数、スプール4の回転速度等を検出する。
[処理手順例]
図5のフローチャートを参照して、魚釣用電動リール1が操出長の算出に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS100:魚釣用電動リール1において算出部131は、回転センサ106の検出出力に基づいて、スプール4が回転状態にあるか否かを判定する。
ステップS102:算出部131は、ステップS100によりスプール4が回転状態にあると判定されているとき、スプール4の回転に応じて回転センサ106にて検出されるスプール回転数を取得する。
ステップS104:算出部131は、ステップS102により取得されたスプール回転数に応じた操出長を算出する。算出部131は、当該ステップS104により算出した操出長を、例えば魚釣用電動リール1が備えるRAM(Random Access Memory)等の記憶装置に記憶させてよい。
図6のフローチャートを参照して、魚釣用電動リール1がゼロ設定処理に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS200:魚釣用電動リール1においてリセット部132は、ゼロ設定操作が行われるのを待機する。
ステップS202:ゼロ設定操作が行われると、リセット部132は、今回のゼロ設定操作が高切れに対応して行われたものか否かを判定する。リセット部132は、前述のように、現在において算出部131により算出されている操出長の値が所定より大きいか否かにより、今回のゼロ設定操作が高切れに対応して行われたものか否かを判定してよい。
ステップS204:ステップS202にて今回のゼロ設定操作が高切れに対応して行われたものであると判定された場合、リセット部132における高切れ補正部1321が高切れ補正としてのゼロ設定処理を実行する。高切れ補正部1321は、高切れ補正として、現在において回転センサ106により検出されているスプール回転数を0にリセットし、現在において算出部131に算出されている操出長を0にリセットする。
ステップS206:更新部133は、糸巻長を再計算し、再計算した糸巻長により糸巻長情報記憶部141が記憶する糸巻長情報を更新する。
ステップS208:表示制御部134は、ステップS206により更新(再計算)された糸巻長に関連する情報を所定時間にわたって表示部102にて表示させる。当該ステップS208による表示は、図3に例示したようにポップアップ画面PUにより行われてよい。
ステップS210:ステップS202にて今回のゼロ設定操作が高切れに対応して行われたものでないと判定された場合、リセット部132におけるテンション補正部1322がテンション補正としてのゼロ設定処理を実行する。テンション補正部1322は、テンション補正として、現在において回転センサ106により検出されているスプール回転数を0にリセットし、現在において算出部131に算出されている操出長を0にリセットする。そのうえで、テンション補正部1322は、算出部131が操出長の算出に用いる所定の単位スプール回転数に対応してスプール4から繰り出されるあるいは巻き取られる釣糸の長さ(単位糸長)を所定の演算によって補正する。単位糸長の補正についてはこれまでに知られている演算が用いられてよい。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。本実施形態における魚釣用電動リール1は、通信部107を備える。通信部107は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、あるいはネットワーク経由でユーザ端末200と通信する。
ユーザ端末200は、魚釣用電動リール1を用いて釣りを行っているユーザが所持する端末である。ユーザ端末200は、例えばスマートフォン等の携帯端末であってよい。ユーザ端末200には、例えば釣りに関してユーザを支援するような釣り支援アプリケーションがインストールされてよい。
本実施形態の魚釣用電動リール1の表示制御部134は、図6のステップS208にて、更新された糸巻長の情報を表示部102に表示するとともに、通信部107経由でユーザ端末200の釣り支援アプリケーションに更新された糸巻長に関する情報を送信してよい。ユーザ端末200は、釣り支援アプリケーション上で、受信した糸巻長に関する情報を表示する。このように、本実施形態の表示制御部134は、更新された糸巻長に関する情報がユーザ端末200の表示部にて表示されるように制御してよい。
ユーザ端末200は、例えば図3と同様に、例えばポップアップ画面により更新された糸巻長を所定時間にわたって表示するようにされてよい。また、ユーザ端末200は、受信した糸巻長に関する情報を記憶しておくようにされたうえで、ユーザの釣り支援アプリケーションに対する操作に応じて記憶している糸巻長に関する情報を表示可能とされてもよい。
なお、表示制御部134は、ユーザ端末200に更新された糸巻長に関する情報を表示させているときには、表示部102においては更新された糸巻長に関する情報を表示させないようにしてもよい。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。本実施形態の魚釣用電動リール1は、現在においてスプール4に巻き付けられている釣糸の使用経過に関する情報を表示部102に表示してよい。
釣糸の使用経過に関する情報としては、例えば釣糸を最初にスプール4に巻き付けたときの日時(巻付日時)であってよい。巻付日時は、魚釣用電動リール1が釣糸を最初にスプール4に巻き付けたときに巻き付けた釣糸の長さ(初期糸巻長)を示す糸巻長情報を糸巻長情報記憶部141に記憶させたときに対応する日時であってよい。また、巻付日時は、例えば日付までを示し、時刻については示さなくともよい。
このような巻付日時が表示されることで、ユーザは、現在においてスプール4に巻き付けて使用している釣糸が、どの程度の期間使用されているのかを把握できる。
本実施形態の魚釣用電動リール1は、記憶部104において巻付日時記憶部142(図1)を備える。巻付日時記憶部142は、巻付日時を記憶する。
巻付日時の表示は、魚釣用電動リール1に備えられたボタン等に対する所定操作に応じて行われてよい。例えばユーザにより巻付日時の表示を指示する操作が行われると、表示制御部134は、巻付日時記憶部142が記憶する巻付日時を表示部102に表示する。
また、表示部102にて表示する釣糸の使用経過に関する情報としては、巻付日時のほか、最初にスプール4に巻き付けられてから現在までに対応する期間(使用期間)であってよい。使用期間は、例えば日数により表されてよい。
なお、第2実施形態との組み合わせで表示制御部134は、釣糸の使用経過に関する情報もユーザ端末200にて表示可能なように送信してよい。
<第4実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。本実施形態の魚釣用電動リール1の表示制御部134は、ポップアップ画面PUによる更新後の糸巻長に関する情報の表示を終了した後において、例えば表示部102における所定の位置にて、高切れによる糸巻長の更新が行われたことを示す所定の態様によるマークやアイコン等の表示が行われるようにされてよい。このような表示が行われることで、ユーザは、例えば実釣時において、高切れによって糸巻長が短くなっていることを思い出し、例えば必要に応じて魚釣用電動リール1を操作して糸巻長を表示させ、現在の糸巻長を確認することもできる。
また、上記のマークやアイコン等の標示は、所定の態様により高切れが発生した回数も示してよい。例えば、マークやアイコン等に高切れが発生した回数を示すバッジを付したり、マークやアイコン等の標示の数により高切れが発生した回数を表すようにされてよい。表示される高切れが発生した回数は、現在においてスプール4に巻かれている釣糸についての通算の高切れが発生した回数を示してもよいし、今回の実釣に応じて高切れが発生した回数を示してもよい。
なお、本実施形態の糸巻長に関する情報の表示や釣糸の使用経過に関する情報の表示等は、電動でスプール4を駆動しない手巻きの魚釣り用リールにも適用されてよい。
なお、上述の魚釣用電動リール1としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の魚釣用電動リール1としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 魚釣用電動リール、4 スプール、101 操作部、102 表示部、103 制御部、104 記憶部、105 モータ駆動回路、106 回転センサ、107 通信部、131 算出部、132 リセット部、133 更新部、134 表示制御部、141 糸巻長情報記憶部、142 巻付日時記憶部、200 ユーザ端末、1321 補正部、1322 テンション補正部

Claims (10)

  1. スプールに巻かれた釣糸の長さを示す糸巻長情報を記憶する記憶部と、
    前記スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出部と、
    前記算出部により算出した操出長情報のリセットを行うリセット部と、
    前記リセット部によるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて前記記憶部に記憶させる前記糸巻長情報を更新する更新部と、
    前記リセット部による操出長情報のリセットに応じて、前記更新部により更新された糸巻長情報を表示させる表示制御部と、
    を備える魚釣用リールの糸巻長管理装置。
  2. 前記リセット部は、
    釣糸が切れたことに応じて前記操出長情報をリセットする高切れ補正を行う第1補正部と、
    釣糸に張力が作用したことによる操出長情報と実操出長との誤差の補正にあたり操出長情報をリセットするテンション補正を行う第2補正部とを有し、
    前記更新部は、前記第1補正部による高切れ補正が行われたことに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて前記記憶部が記憶する前記糸巻長情報を更新する、
    請求項1に記載の糸巻長管理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記更新された糸巻長情報に基づく情報をポップアップにより表示させる
    請求項1または2に記載の糸巻長管理装置。
  4. 前記表示制御部は、所定のメニュー画面を表示させるときに、前記メニュー画面にて前記記憶部に記憶されている糸巻長情報を表示する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の糸巻長管理装置。
  5. 前記表示制御部は、魚釣用リールを使用するユーザのユーザ端末にて前記糸巻長情報が表示されるように、前記糸巻長情報を前記ユーザ端末に送信する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の糸巻長管理装置。
  6. 前記スプールに釣糸を最初に巻き付けた日時を記憶する巻付日時記憶部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記巻付日時記憶部が記憶する日時に基づいて、前記スプールに巻き付けられている釣糸の使用経過に関する情報を表示部に表示させる
    請求項1から5のいずれか一項に記載の糸巻長管理装置。
  7. 前記表示制御部は、魚釣用リールを使用するユーザのユーザ端末にて前記釣糸の使用経過に関する情報が表示されるように、前記釣糸の使用経過に関する情報を前記ユーザ端末に送信する
    請求項6に記載の糸巻長管理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の糸巻長管理装置を備えた魚釣用リール。
  9. スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出した操出長情報のリセットを行うリセットステップと、
    前記リセットステップによるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて、糸巻長記憶部に記憶され前記スプールに巻かれている釣糸の長さを示す糸巻長情報を更新する更新ステップと、
    前記リセットステップによる操出長情報のリセットに応じて、前記更新ステップにより更新された糸巻長情報を表示させる表示制御ステップと、
    を含む魚釣用リールの糸巻長管理方法。
  10. 魚釣用リールの糸巻長管理装置としてのコンピュータを、
    スプールの回転を検出する回転検出部により検出されたスプールの回転に基づいて、前記スプールから繰り出された釣糸の長さを示す操出長情報を算出する算出部、
    前記算出部により算出した操出長情報のリセットを行うリセット部、
    前記リセット部によるリセットに応じて、リセット前の前記操出長情報に基づいて、記憶部に記憶され前記スプールに巻かれている釣糸の長さを示す糸巻長情報を更新する更新部、
    前記リセット部による前記操出長情報のリセットに応じて、前記更新部により更新された糸巻長情報を表示させる表示制御部、
    として機能させるための糸巻長管理プログラム。
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