JP2021179558A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】引裂き紐の移動を抑制することで、作業性の向上を図ることが可能な光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】光ファイバケーブル1は、光ファイバ14を有するケーブル本体部10と、ケーブル本体部10を収容する筒状の外部シース40と、ケーブル本体部10と外部シース40との間に設けられた保護層30と、ケーブル本体部10と保護層30との間に設けられた引裂き紐20A,20Bと、を備え、保護層30は、ケーブル本体部10の軸方向に延在する溝36を内面302aに有し、引裂き紐20A,20Bは、溝36に配置されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバケーブルに関するものである。
光ファイバケーブルは、ケーブル本体と、ケーブル本体を収容する筒状の外部シースと、ケーブル本体と外部シースとの間に設けられた金属製の補強シートと、補強シートとケーブル本体との間に設けられた引裂き紐と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。このような光ファイバケーブルからケーブル本体部を取り出す作業では、引裂き紐により補強シートおよび外部シースを切り裂くことでケーブル本体を取り出している。
特開2017−72801号公報
しかしながら、上記のような光ファイバケーブルでは、ケーブル本体と補強シートとの間に隙間が生じている。そのため、引裂き紐により外部シースを引裂こうとすると、引裂き紐が周方向に動いてしまうため、作業性が悪化してしまう場合がある、という問題がある。
本発明の目的は、引裂き紐の移動を抑制することで、作業性の向上を図ることが可能な光ファイバケーブルを提供することである。
[1]本発明に係る光ファイバケーブルは、光ファイバを有するケーブル本体部と、前記ケーブル本体部を収容する筒状の外部シースと、前記ケーブル本体部と前記外部シースとの間に設けられた保護層と、前記ケーブル本体部と前記保護層との間に設けられた引裂き紐と、を備え、前記保護層は、前記ケーブル本体部の軸方向に延在する溝を内面に有し、前記引裂き紐は、前記溝に配置されている光ファイバケーブルである。
[2]上記発明において、前記保護層は、前記ケーブル本体部の軸方向に沿って、山部と谷部が交互に設けられたコルゲート形状を有しており、前記溝は、前記山部の一部を凹ませることで形成された凹部を複数含んでおり、複数の前記凹部は、前記ケーブル本体部の軸方向に並べられており、前記引裂き紐は、前記凹部に配置されていてもよい。
[3]上記発明において、前記引裂き紐は、第1の引裂き紐と、第2の引裂き紐と、を含み、前記溝は、第1の溝と、第2の溝と、を含み、前記第1の引裂き紐は前記第1の溝に配置されているとともに、前記第2の引裂き紐は前記第2の溝に配置されていてもよい。
[4]上記発明において、下記(1)式を満たしていてもよい。
θ≧120° ・・・ (1)
但し、上記(1)式において、θは、第1の直線と第2の直線とのなす角であり、前記第1の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記第1の引裂き紐の中心とを通る直線であり、前記第2の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記第2の引裂き紐の中心とを通る直線である。
[5]上記発明において、前記外部シースに埋設されており、前記ケーブル本体部を挟んで相互に対向する少なくとも一対の抗張力体をさらに備え、前記保護層は、前記ケーブル本体部の周方向において両端を重ね合わせた重なり部を有し、下記(2)式を満たしていてもよい。
θ≦70° ・・・ (2)
但し、上記(2)式において、θは、第3の直線と第4の直線とのなす角と、第3の直線と第5の直線とのなす角とのうち大きい方の角であり、前記第3の直線は、前記抗張力体によって規定される中立線であり、前記第4の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記重なり部の第1端とを通る直線であり、前記第5の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記重なり部の第2端とを通る直線である。
[6]上記発明において、前記引裂き紐を覆うように前記保護層の内面に貼り付けられたフィルムをさらに備え、前記引裂き紐は、前記フィルムと前記溝との間に配置されていてもよい。
[7]上記発明において、下記(3)式を満たしていてもよい。
/D≧1/2 ・・・ (3)
但し、上記(3)式において、dは前記溝の深さであり、Dは前記引裂き紐の直径である。
本発明の光ファイバケーブルでは、保護層の内面に形成された溝によって、引裂き紐の周方向への移動を抑制することで、作業性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態における光ファイバユニットを示す斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態における間欠固定型の光ファイバテープ心線を示す斜視図である。 図4(A)は、図1に示す保護層の展開図であり、図4(B)は、図4(A)の保護層の凹部に引裂き紐が配置された状態の展開図である。 図5は、図4(B)のV-V線に沿った断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態において保護層の凹部に引裂き紐が配置された状態の断面図であり、図4(B)のV-V線に沿った断面図に相当する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は本実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図である。図2は本実施形態における光ファイバユニットを示す斜視図である。図3は本実施形態における間欠固定型の光ファイバテープ心線を示す斜視図である。
図1に示すように、光ファイバケーブル1は、ケーブル本体部10と、引裂き紐(リップコード)20A,20Bと、保護層30と、外部シース40と、抗張力体50A〜50Dと、を備えている。
本実施形態におけるケーブル本体部10は、光ファイバ集合体11と、押さえ巻きテープ17と、内部シース18と、を有している。
光ファイバ集合体11は、複数の光ファイバ14を集合させた集合体である。具体的には、本実施形態では、光ファイバ集合体11は、複数の光ファイバユニット12を束ねることで形成されている。さらに、それぞれの光ファイバユニット12は、図2に示すように、複数の光ファイバテープ心線13と、バンドル材16と、を備えている。
それぞれの光ファイバテープ心線13は、図3に示すように、複数(本例では4本)の光ファイバ(光ファイバ素線)14を並列させて間欠的に連結した間欠接着型の光ファイバテープである。具体的には、相互に隣り合う光ファイバ14同士が、所定の間隔を空けて間欠的に接着部15で接着されている。この接着部15は、例えば紫外線硬化型樹脂又は熱可塑性樹脂によって形成されている。接着部15同士は、光ファイバテープ心線13の長手方向に対して相互にずれて配置されている。さらに、光ファイバテープ心線13において接着部15以外の領域は、光ファイバ14同士が拘束されていない非接着領域となっている。このため、この光ファイバテープ心線13を丸めて筒状(束状)にしたり折り畳んだりすることができ、多数の光ファイバ14を高密度に束ねることが可能となっている。
図2に示すように、光ファイバユニット12は、バンドル材16により束ねられた複数の光ファイバテープ心線13から構成されている。バンドル材16は、光ファイバテープ心線13の束の外周に網状に巻き付けられた部材である。なお、特に図示しないが、バンドル材16として、光ファイバテープ心線13の束の外周に螺旋状に巻き付けられた紐状の部材を用いてもよい。
そして、図1に示すように、複数の光ファイバユニット12が相互に撚り合わせられることで、光ファイバ集合体11が形成されている。光ファイバユニット12の撚り合わせ方の具体例としては、SZ撚りや一方向撚りを挙げることができる。SZ撚りとは、所定間隔毎に撚り方向を反転させながら複数の線状体を撚り合わせる撚り方である。一方向撚りとは、撚り方向を一方向のみとする複数の線状体の撚り方であり、すなわち、複数の線状体を螺旋状に撚り合わせる撚り方である。
なお、光ファイバテープ心線13の構成は、上記に限定されない。例えば、光ファイバ14が間欠的に接着されたものではなく、光ファイバ14の全体が相互に接着されていてもよい。また、光ファイバユニット12の構成も、特に上記の構成に限定されない。例えば、光ファイバテープ心線13を用いずに、複数の光ファイバ素線14を束ねるだけで光ファイバユニット12を構成してもよい。また、光ファイバ集合体11の構成も、特に上記の構成に限定されない。例えば、光ファイバユニット12を用いずに、複数の光ファイバ素線14を撚り合わせるだけで光ファイバ集合体11を構成してもよい。また、光ファイバ集合体11を光ファイバを収容したルースチューブで構成してもよい。
この心線は、押さえ巻きテープ17によって周囲を覆われている。本実施形態では、押さえ巻きテープ17の長手方向が光ファイバケーブル1の軸方向と実質的に一致し、且つ、当該押さえ巻きテープ17の幅方向が光ファイバケーブル1の周方向と実質的に一致するように、押さえ巻きテープ17が光ファイバ集合体11の外周に縦添え巻きされている。押さえ巻きテープ17の巻き方を縦添え巻きとすることで、光ファイバケーブル1からの光ファイバ14の取出作業の作業性が向上する。なお、押さえ巻きテープ17の巻き方は、縦添え巻きに限定されず、例えば、横巻き(螺旋巻き)であってもよい。
この押さえ巻きテープ17は、不織布、又は、フィルムから構成されている。押さえ巻きテープ17を構成する不織布の具体例としては、特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維からなる不織布を挙げることができる。押さえ巻きテープ17を構成するフィルムの具体例としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、若しくは、ナイロン等の樹脂からなるフィルムを挙げることができる。
内部シース18は、押さえ巻きテープ17の外周を覆っている筒状の部材であり、押さえ巻きテープ17に包まれた光ファイバ集合体10が当該内部シース18に収容されている。この内部シース18は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、フッ化エチレン、又は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材料から構成されている。
なお、ケーブル本体部10の構造は、特に上記に限定されず、例えば、スロット構造、ルースチューブ構造、又はスロットレス構造のケーブルであってもよい。また、ケーブル本体部10の外形も特に限定されない。例えば、ケーブル本体部10の外形は、丸形、平形、異形、又は不定形であってもよい。また、本実施形態では、内部シース18を備えるセンターチューブ構造を例示したが、特に上記に限定されず、内部シース18を省略して、光ファイバ集合体11としてもよい。つまり、ケーブル本体部10は、少なくとも光ファイバを1本有していればよい。
一対の引裂き紐20A,20Bは、光ファイバケーブル1の中間部で保護層30及び外部シース40を引き裂いて光ファイバ14を取り出すための紐状の部材である。引き裂き紐20A,20Bは、ケーブル本体部10を挟んで実質的に平行に延在するように配置されている。外部シース40に抗張力体(後述の抗張力体50A〜50D)が設けられている場合には、抗張力体50A〜50Dの対向方向に対して実質的に直交する方向に沿って相互に対向している。本実施形態では、引裂き紐20A,20Bが抗張力体50A〜50Bと重複していないため、引裂き作業性の向上を一層図ることができる。
この引き裂き紐20A,20Bは、特に限定されないが、例えば、ポリエステルからなる撚り糸、又は、アラミド繊維若しくはガラス繊維等の繊維紐状体等から構成されている。裂き紐20A,20Bの外径(直径)は、例えば、0.2mm〜1.0mmとすることができる。
図4(A)は図1に示す保護層30の展開図である。図4(B)は図4(A)の保護層の凹部に引裂き紐が配置された状態の展開図である。また、図5は、図4(B)のV-V線に沿った断面図である。
図1、図4(A)、及び図4(B)に示すように、保護層30は、ケーブル本体部10及び引裂き紐20A,20Bを覆っている。この保護層30は、ケーブル本体部10を保護するために設けられている。保護層30は、例えば、光ファイバケーブル1が動物に噛まれた時に、ケーブル本体部10が損傷するのを防止する。
図5の断面図に示すように、保護層30は、補強シート301と、補強シート301の内周面301aに接着された樹脂フィルム302と、補強シート301の外周面301bに接着された樹脂フィルム303と、を備えている。補強シート301としては、例えば、金属シート、繊維シート、又は繊維強化プラスチック(FRP)シート等を用いることができる。金属シートを構成する材料としては、例えば、ステンレス鋼、銅、又は銅合金等を挙げることができる。また、繊維シートを構成する材料としては、ガラス繊維やアラミド繊維等を挙げることができる。この補強シートの厚さは、例えば、0.1〜0.3mmとすることができる。また、樹脂フィルム302,303としては、例えば、熱溶融型の接着剤フィルム等を用いることができる。この樹脂フィルムの厚さは、例えば、0.01〜0.1mmとすることができる。したがって、保護層30の厚さは、例えば、0.12mm〜0.5mmとすることができる。なお、樹脂フィルム302は、保護層30から省略してもよい。
この保護層30は、図1に示すように、ケーブル本体部10の周囲に縦添え巻きされていることで筒形状に形成されている。この保護層30の一部は、上記外周面301bに設けられた樹脂フィルム303により外部シース40に接着(熱融着)されている。この保護層30の周方向(幅方向)は、光ファイバケーブル1の周方向と実質的に一致している。また、保護層30の長手方向は、光ファイバケーブル1の軸方向と実質的に一致している。
この保護層30の第1端部31は、光ファイバケーブル1の径方向において、保護層30の第2端部32と重複しており、保護層30の重なり部33を形成している。この重なり部に33おいて、樹脂フィルム302,303が相互に接着(熱融着)されている。
重なり部33は、光ファイバケーブル1の径方向において、抗張力体50A,50Bと重複している。一方で、重なり部33は、引裂き紐20A,20Bとは重複していない。このように、本実施形態では、重なり部33が、引裂き紐20A,20Bと重複していないため、引裂き作業性の向上を一層図ることができる。
図4(A)に示すように、保護層30は、複数の山部34と、複数の谷部35とを含んでいる。山部34は、ケーブル本体部10の中心C(図1参照)に向かって突出しており、ケーブル本体部10の周方向に沿った円環形状を有している。一方で、谷部35は、ケーブル本体部10の中心C(図1参照)から離れる方向に凹んでおり、ケーブル本体部10の周方向に沿った円環形状を有している。本実施形態では、山部34と谷部35とが長手方向に交互に配置されることによってコルゲート形状が形成されている。保護層30は、コルゲート形状を有していることにより、可撓性を有している。
保護層30の内周面(内面)302aには、光ファイバケーブル1の長手方向に沿って延在する線状の溝36が形成されている。本実施形態では、図1に示すように、引裂き紐20A,20Bの本数に応じて、保護層30の内周面302aに、複数(本例では2本)の溝36が形成されている。この溝36は、図4(A)に示すように、山部34の一部を凹ませることで形成された凹部341を複数含んでおり、複数の凹部341は保護層30の長手方向に沿って一列に並んでいる。
図4(B)に示すように、溝36の凹部341には、引裂き紐20A(20B)が配置されている。図5に示すように、凹部341は、引裂き紐20A(20B)の少なくとも一部が内部に収容される程度の幅を有している。これによって、凹部341は、引裂き紐20A(20B)の周方向への移動を抑制している。凹部341は、山部34の一部を、ケーブル本体部10の中心C(図1参照)から離れる方向に凹ますことで形成されている。また、本実施形態において、凹部341は、引裂き紐20A(20B)の外周形状に合わせて、円弧状に凹んでいる。
保護層30の山部34の高さhは、特に限定されないが、光ファイバケーブル1の可撓性等を考慮して、0.1mm〜0.6mmとすることが好ましい(0.1mm≦h≦0.6mm)。ここで、高さhとは、谷部35の底面から山部34の頂点までの距離のことをいう。
凹部341の深さdは、特に限定されないが、0.10mm〜0.34mmとすることが好ましい(0.10mm≦d≦0.34mm)。凹部341の深さdをこの範囲内とすることにより引裂き紐20A(20B)の移動をより確実に抑制することができる。
引裂き紐20A(20B)の直径Dに対する凹部341の深さdの比(d/D)は、1/6以上であることがより好ましく(d/D≧1/6)、1/2以上であることがより好ましく(d/D≧1/2)、2/3以上であることが特に好ましい(d/D≧2/3)。引裂き紐20A(20B)の直径Dに対する凹部341の深さdの比(d/D)が、上記のいずれかの範囲内であることで、引裂き紐20A(20B)の周方向への移動の抑制を一層図ることができる。
上記のような凹部341を有するコルゲート形状の保護層30は、例えば、ロール成形により作製することができる。具体的には、加工用のロールにおいて、凹部341に対応する部分の山の高さを低くすることにより製造することが可能である。
なお、本実施形態では、全ての山部34に凹部341が形成され、当該凹部341は長手方向に連続的に並んでいるが、特にこれに限定されない。
凹部341は、引裂き紐20A(20B)の移動を抑制することができればよく、全ての山部34に形成されている必要はない。例えば、一部の山部34のみに凹部341が形成されることで、凹部341が長手方向において間欠的に並んでいてもよい。この場合、少なくとも1つの凹部341を含む溝36が、長手方向に沿って間欠的に並ぶこととなる。光ファイバケーブル1を所定の長さで切断して使用する場合は、凹部341同士の間隔は、切断後の光ファイバケーブルの長さに応じて設定することができる。この場合、切断後の光ファイバケーブルに、複数の凹部341が含まれるように、凹部341同士の間隔を設定すればよい。
また、本実施形態では、複数の山部34が相互に独立して形成されているとともに、複数の谷部35も相互に独立して形成されているが、これに限定されない。例えば、複数の山部34が相互に接続された螺旋形状を有していてもよく、同様に、複数の谷部35が相互に接続された螺旋形状を有していてもよい。
また、保護層30は、コルゲート形状を有していなくてもよい。例えば、保護層30は、主面が平坦な円筒形状を有していてもよい。この場合にも、保護層の一部を凹ませることによって、保護層の内面に長手方向に延在する溝を形成することができる。
外部シース40は、図1に示すように、ケーブル本体部10の内部シース18の外側に位置する筒状の部材であり、内部シース18と外部シース40との間には、空隙41が形成されている。ケーブル本体部10と、保護層30と、引裂き紐20A,20Bとは、外部シース40の内側に形成された内部空間に収容されている。この外部シース40は、特に限定されないが、内部シース18と同様の材料で構成されている。
外部シース40の内部には、複数(本例では4本)の抗張力体(テンションメンバ)50A〜50Dが埋設されている。抗張力体50A〜50Dは、長手方向(図3参照)に延在する線状の部材であり、外部シース40の収縮により光ファイバ14に印加される歪みや曲げを抑制する。なお、外部シース40から抗張力体を省略してもよい。
一対の抗張力体50A,50Bはケーブル本体部10を挟んで対向しているとともに、第1の直線Lに対して線対称になるよう配置されている。一方で、一対の抗張力体50C,50Dはケーブル本体部10を挟んで対向しているとともに、第2の直線Lに対して線対称になるよう配置されている。なお、第1の直線Lと第2の直線Lとのなす角θとは、第1の直線Lと第2の直線Lとのなす角のうち小さい方の角を意味しており、θは180°以下である(θ≦180°)。
また、抗張力体50Aは、外部シース40の周方向に沿って抗張力体50Cと隣り合っており、第3の直線Lに対して抗張力体50Cと線対称になるように配置されている。同様に、抗張力体50Bは、外部シース40の周方向に沿って抗張力体50Dと隣り合っており、第3の直線Lに対して抗張力体50Dと線対称になるように配置されている。
抗張力体50A〜50Dを構成する材料としては、ノンメタリック材料やメタリック材料を例示することができる。ノンメタリック材料の具体例としては、特に限定されないが、例えば、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、ケブラー(登録商標)により強化したアラミド繊維強化プラスチック(KFRP)、ポリエチレン繊維により強化したポリエチレン繊維強化プラスチック、炭素繊維により強化した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の繊維強化プラスチック(FRP)を挙げることができる。メタリック材料の具体例としては、特に限定されないが、例えば、鋼線等の金属線を挙げることができる。
従来、外部シースの引裂き作業において、引裂き紐が周方向に動いてしまうため、作業性が悪化してしまう場合があった。また、従来、光ファイバケーブルの製造工程においても、引裂き紐が動いてしまうことにより、引裂き紐の位置の再調整作業が必要となり、作業性が悪化していた。これに対して、本実施形態では、保護層30が溝36を有しており、当該溝36に引裂き紐20A,20Bが配置されているため、保護層30と引裂き紐20A,20Bの間の接触面積を増加させることができる。よって、当該引裂き紐20A,20Bの周方向への移動を抑制することができ、作業性の向上を図ることができる。
また、従来、光ファイバケーブルが短尺(例えば、10m以下)の場合、引裂き紐の引き抜き力が弱いため、引裂き作業の際に引裂き紐の一端を固定しておかないと、引裂き紐が光ファイバケーブルから抜けてしまうことがあった。これに対して、本実施形態の光ファイバケーブル1であれば、保護層30と引裂き紐20A,20Bの間の接触面積が従来よりも大きくなるため、引裂き紐20A,20Bの引き抜き力を大きくすることができ、引裂き紐20A,20Bが光ファイバケーブルから抜け難くなる。
本実施形態では、図1に示すように、第1の直線Lと第2の直線Lとのなす角θが180°となっている。第1の直線Lとは、ケーブル本体部の中心Cと第1の引裂き紐20Aの中心Cとを通る直線であり、第2の直線Lとは、ケーブル本体部の中心Cと、第2の引裂き紐20Bの中心Cとを通る直線である。
上記なす角θは、特に限定されることはないが、120°以上であることが好ましい(θ≧120°)。一対の引裂き紐20A,20Bが、光ファイバケーブル1の周方向において、一定以上離間していることで、保護層30及び外部シース40の開放部分の幅が大きくなるので、ケーブル本体部10の取り出し作業性の向上を図ることができる。
ここで、θの値を下記表1に示す範囲で変化させて光ファイバケーブルを作製し、その取り出し作業性を評価した。すなわち、一対の引裂き紐によって、保護層30及び外部シース40を引裂き、光ファイバケーブルからケーブル本体部を取り出す作業を行った。この試験において、ケーブル本体部の取り出し作業性を○、×のいずれかに評価した。「○」は作業性が良好であることを意味する。「×」はケーブル本体部の取り出しができなかったことを意味する。結果を表1に示す。
Figure 2021179558
表1より、θを120°以上とすることによって、取り出し作業性が良好になることがわかる。このθの範囲は、後述の第2実施形態においても適用することができる。
また、重なり部33の第1端33aは、光ファイバケーブル1の周方向において、引裂き紐20Aから離間していることが好ましく、より具体的には、第3の直線Lと第4の直線Lとのなす角θが70°以下であることが好ましい(θ≦70°)。θが70°以下であることで(θ≦70°)、引裂き作業性の向上を一層図ることができる。
なお、第3の直線Lとは、抗張力体50A〜50Dによって規定される中立線であり、第4の直線Lとは、ケーブル本体部10の中心Cと重なり部33の第1端33aとを通る直線である。中立線とは、より具体的には、光ファイバケーブル1の横方向断面において、中立面に沿って延在する直線である。中立面とは、光ファイバケーブル1を抗張力体50A〜50Dの対向方向に対して実質的に直交する方向に曲げた場合に、伸長及び収縮が生じない面である。
本実施形態では、この中立線は、抗張力体50Aの中心Cと抗張力体50Cの中心Cとの中点Mと、抗張力体50Bの中心Cと抗張力体50Dの中心Cとの中点Mと、を通る直線である。本実施形態では、二対の抗張力体50A〜50Dにより、中立線が規定されているがこれに限定されない。例えば、ケーブル本体部10を挟んで対抗する一対の抗張力体のみが外部シース40内に設けられている場合には、各抗張力体の中心を通る直線が中立線となる。
ここで、θの値を下記表2に示す範囲で変化させて光ファイバケーブルを作製し、その引裂き作業性を評価した。この試験において、ケーブル本体部の引裂き作業性を◎、○、△、×のいずれかに評価した。「◎」は作業性が良好であることを意味する。「○」は作業性に問題がないことを意味する。「△」は引裂き作業に必要以上に時間がかかるなどして作業性がやや悪化したことを意味する。「×」は引裂きができなかったことを意味する。結果を表2に示す。
Figure 2021179558
表2に示すように、第3の直線Lと第4の直線Lとのなす角θが70°以下であれば、引裂き作業性に問題はなく、特に、なす角θが50°以下で良好な引裂き作業性を得ることができた。このθの範囲は、後述の第2実施形態においても適用することができる。
また、重なり部33の第2端33bも、第1端33aと同様に、光ファイバケーブル1の周方向において、引裂き紐20Bから離間していることが好ましく、より具体的には、第5の直線Lと第4の直線Lとのなす角θが70°以下であることが好ましい(θ≦70°)。ここで、第5の直線Lとは、ケーブル本体部10の中心Cと重なり部33の第2端33bとを通る直線である。本実施形態では、θは、θよりも大きい角となっている(θ>θ)。なお、このθの範囲も、後述の第2実施形態においても適用することができる。
<<第2実施形態>>
図6は、第2実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図である。本実施形態では、ケーブル本体部10Bが介在物60をさらに備えている点で第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第2実施形態における介在物60についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
光ファイバケーブル1Bにおいて、介在物60は、例えば、長手方向に延在するテープ形状を有する繊維シートである。本実施形態では、複数(本例では8個)の介在物60が、ケーブル本体部10Bの内部シース18の外周に設けられている。介在物60は、縦添えされていてもよく、SZ撚りや一方向撚りにより撚り合わされていてもよい。介在物60を構成する材料としては、特に限定されないが、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維等を用いることができる。
このように、介在物60をケーブル本体部10の周囲に配置することで、ケーブル本体部10の引張張力を向上させることができる。これにより、抗張力体50A〜50Dの細径化が可能となるため、光ファイバケーブル1Bの細径化及び軽量化を実現することができる。
なお、介在物60に防水性を付与してもよい。また、特に図示しないが、介在物の代わりに押さえ巻きテープを用いてもよい。また、介在物60の外側に押さえ巻きテープを設けてもよい。押さえ巻きテープとしては、押さえ巻きテープ17と同様のものを用いることができる。また、この押さえ巻きテープに防水性を付与してもよい。また、介在物60同士の間に、吸水ヤーン等の吸水性を有する介在物をさらに設けてもよい。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、保護層30の溝36に引裂き紐20A,20Bが配置されているため、保護層30と引裂き紐20A,20Bの間の接触面積を増加させることができる。よって、当該引裂き紐20A,20Bの周方向への移動を抑制することができ、作業性の向上を図ることができる。
<<第3実施形態>>
図7は第3実施形態における光ファイバケーブルを示す断面図であり、図8は保護層の凹部に引裂き紐が配置された状態の断面図であり、図4(B)のV-V線に沿った断面図に相当する図である。
本実施形態では、光ファイバケーブル1Cが樹脂フィルム70をさらに備えている点で第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第3実施形態における樹脂フィルム70についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態の光ファイバケーブル1Cは、保護層30Cの最内周に筒状の樹脂フィルム70をさらに備えている。図8に示すように、この樹脂フィルム70は、保護層30Cの樹脂フィルム302上に貼り付けられている。樹脂フィルム70は、引裂き紐20A,20Bを覆っており、引裂き紐20A,20Bに対応する領域が引裂き紐20A,20Bの外周に沿って湾曲している。これにより、引裂き紐20A,20Bは、樹脂フィルム70と溝36との間に配置されている。樹脂フィルム70は、樹脂フィルム302,303と同様に、熱溶融型の接着剤フィルム等で構成されている。この樹脂フィルム70は、樹脂フィルム302と接着している。
本実施形態では、樹脂フィルム70により、引裂き紐20A,20Bを溝36に固定することで、引裂き紐20A,20Bの周方向への移動をより抑制することができる。そのため、作業性の向上を一層図ることができる。
なお、本実施形態では、樹脂フィルム70は、保護層の内周全体に設けられているがこれに限定されない。樹脂フィルムは70は、保護層30の内周の一部にのみ設けられていてもよい。具体的には、例えば、樹脂フィルムは70は、引裂き紐20A,20Bを覆うとともに、保護層30の引裂き紐20A,20Bの近傍に位置する部分のみに貼り付けられていてもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1,1B,1C…光ファイバケーブル
10,10B…ケーブル本体部
11…光ファイバ集合体
12…光ファイバユニット
13…光ファイバテープ心線
14…光ファイバ
15…接着部
16…バンドル材
17…押さえ巻きテープ
18…内部シース
20A,20B…引裂き紐
30…保護層
301…補強シート
301a…内周面
301b…外周面
302,303…樹脂フィルム
302a…内周面
31…第1端部
32…第2端部
33…重なり部
33a…第1端
33b…第2端
34…山部
341…凹部
35…谷部
36…溝
40…外部シース
41…空隙
50A〜50D…抗張力体
60…介在物
70…樹脂フィルム
〜L…第1〜第5の直線

Claims (7)

  1. 光ファイバを有するケーブル本体部と、
    前記ケーブル本体部を収容する筒状の外部シースと、
    前記ケーブル本体部と前記外部シースとの間に設けられた保護層と、
    前記ケーブル本体部と前記保護層との間に設けられた引裂き紐と、を備え、
    前記保護層は、前記ケーブル本体部の軸方向に延在する溝を内面に有し、
    前記引裂き紐は、前記溝に配置されている光ファイバケーブル。
  2. 請求項1に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記保護層は、前記ケーブル本体部の軸方向に沿って、山部と谷部が交互に設けられたコルゲート形状を有しており、
    前記溝は、前記山部の一部を凹ませることで形成された凹部を複数含んでおり、
    複数の前記凹部は、前記ケーブル本体部の軸方向に並べられており、
    前記引裂き紐は、前記凹部に配置されている光ファイバケーブル。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記引裂き紐は、第1の引裂き紐と、第2の引裂き紐と、を含み、
    前記溝は、第1の溝と、第2の溝と、を含み、
    前記第1の引裂き紐は前記第1の溝に配置されているとともに、前記第2の引裂き紐は前記第2の溝に配置されている光ファイバケーブル。
  4. 請求項3に記載の光ファイバケーブルであって、
    下記(1)式を満たす光ファイバケーブル。
    θ≧120° ・・・ (1)
    但し、上記(1)式において、θは、第1の直線と第2の直線とのなす角であり、
    前記第1の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記第1の引裂き紐の中心とを通る直線であり、
    前記第2の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記第2の引裂き紐の中心とを通る直線である。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記外部シースに埋設されており、前記ケーブル本体部を挟んで相互に対向する少なくとも一対の抗張力体をさらに備え、
    前記保護層は、前記ケーブル本体部の周方向において両端部を重ね合わせた重なり部を有し、
    下記(2)式を満たす光ファイバケーブル。
    θ≦70° ・・・ (2)
    但し、上記(2)式において、θは、第3の直線と第4の直線とのなす角と、第3の直線と第5の直線とのなす角とのうち大きい方の角であり、
    前記第3の直線は、前記抗張力体によって規定される中立線であり、
    前記第4の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記重なり部の第1端とを通る直線であり、
    前記第5の直線は、前記ケーブル本体部の中心と前記重なり部の第2端とを通る直線である。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記引裂き紐を覆うように前記保護層の内面に貼り付けられたフィルムをさらに備え、
    前記引裂き紐は、前記フィルムと前記溝との間に配置されている光ファイバケーブル。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の光ファイバケーブルであって、
    下記(3)式を満たす光ファイバケーブル。
    /D≧1/2 ・・・ (3)
    但し、上記(3)式において、dは前記溝の深さであり、Dは前記引裂き紐の直径である。
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