JP2020085734A - 荷重センサ - Google Patents

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Kengo Suzuki
健悟 鈴木
隆史 松村
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Yasushi Kinoshita
康 木下
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Abstract

【課題】荷重センサの荷重受け面における摩擦力を低減し、出力精度を向上する。【解決手段】荷重センサ100は、起歪体36および一面62a側に設けられた固定部33を有し、一面62a側と他面62b側との間の中間部にレール34が設けられたベース30と、起歪体36上に設けられたセンサエレメント11と、少なくとも、平面視で、起歪体36と重なる領域内におけるレール34内に設けられたボール41とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、荷重センサに関する。
測定対象物の荷重に応じて生じる歪みを歪みゲージで検知し、これを電気信号に変換して測定対象物の荷重を測定する荷重センサが知られている。このような荷重センサの構造の一例を以下に示す。
荷重センサは、歪みゲージが実装されたセンサプレートと、このセンサプレートの周囲を保持するフランジとを備える。フランジのセンサプレート保持面と反対側の面に設けられた荷重受け面には、測定対象物の荷重を伝達するシャフトが接触する。荷重受け面は、円筒形状のフランジ表面の中央側の領域に設けられており、シャフトがフランジの荷重受け面を押圧するとフランジが変形する。フランジの変位に応じてセンサプレートが変形し、このセンサプレートに生じた歪みが歪みゲージにより検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−54293号公報
特許文献1に記載された荷重センサでは、フランジの荷重受け面とシャフトとの接触は面接触である。このため、伝達部材と被伝達部材との間に滑り摩擦が生じる。滑り摩擦による摩擦力は、荷重の負荷時と荷重の除荷時とでは、作用方向が逆となり、荷重の除荷時に変形が戻り難くなる。これは、滑り摩擦による系では、荷重を付加する前の状態に戻しても、状態が完全には戻らない、ヒステリシスを持つためである。このため、歪みゲージの出力が実際よりも大きくなり、高い検出精度が得難いものであった。
本発明の一態様によると、荷重センサは、起歪体および一面側に設けられた固定部を有し、前記一面側と厚さ方向において対向する他面側との間の中間部にレールが設けられたベースと、前記起歪体上に設けられたセンサエレメントと、少なくとも、平面視で、前記起歪体と重なる領域内における前記レール内に設けられたボールとを備える。
本発明によれば、荷重伝達面における摩擦力が低減され、検出精度を向上することができる。
図1(a)は、本発明の荷重センサの一実施形態を示す、上方からの外観斜視図であり、図1(b)は、図1(a)を裏面側からみた斜視図である。但し、図1(b)では、図1(a)の第2ベース32を取り除いた状態を示す。 図2は、図1(a)のII−II線断面図である。但し、図2では、図1(a)の外部出力端子は、図示を省略されている。 図3は、図2の矢印III方向からみた側面図である。 図4は、本発明における荷重伝達経路を示す模式図である。 図5は、滑り摩擦を伴う比較例の系におけるヒステリシスの発生原理を示す図である。 図6は、センサエレメントが備える回路の概要ブロック図である。 図7は、本発明の変形例を示す側面図である。 図8は、図7に示されたボールユニットの平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。
図1(a)は、本発明の荷重センサの一実施形態を示す、上方からの外観斜視図であり、図1(b)は、図1(a)を裏面側からみた斜視図である。但し、図1(b)では、図1(a)の第2ベース32を取り除いた状態を示す。
荷重センサ100は、複数個(実施の形態では2個)のセンサエレメント11a、11bと、回路基板21と、ベース30とを備えている。
ベース30は、軸心O側に、該ベース30を上下方向、すなわち厚さ方向に貫通する円筒状の貫通孔61が形成された、平面視で、略円環形状の部材である。ベース30は、厚さ方向の中間部で2つに分割されており(図2も参照)、上方側の第1ベース31と下方側の第2ベース32とを有する。
第1ベース31の一面62aには、一面62aの上方に突出する一対の固定部33a、33bが設けられている。固定部33a、33bは、それぞれ、内周側面が貫通孔61の外周面と面一な円弧形状を有する。固定部33a、33bは、ベース30の軸心Oを通り、センサエレメント11a、11bの周方向の中心を通る直線Csに対して対称に設けられている。ベース30の、固定部33aの周方向の一端と固定部33bの周方向の他端との間、および固定部33aの周方向の他端と固定部33bの周方向の一端との間は、固定部33a、33bが形成されていない領域であり、この2つの領域を、起歪体36と呼ぶ。すなわち、ベース30の、固定部33aの周方向の一端と固定部33bの周方向の他端との間、および固定部33aの周方向の他端と固定部33bの周方向の一端との間には、それぞれ、起歪体36が設けられている。各起歪体36上には、センサエレメント11aまたはセンサエレメント11bが搭載されている。センサエレメント11a、11bの周方向の中心は、起歪体36の周方向の中心とほぼ一致している。センサエレメント11a、11bは、ベース30の軸心Oを通り、固定部33a、33bの周方向の中心を通る直線Cfに対して対称の位置に配置されている。
第1ベース31の一面62a上には、一面62aから突出する段部63が設けられている。センサエレメント11a、11bは、接合層64により段部63に接合されている。段部63は、第1ベース31の一面62a上にセンサエレメント11a、11bを固定する際の位置決め用部材である。すなわち、段部63の位置および形状をカメラで読み取り、センサエレメント11a、11bを位置合わせして接合層64に接合する。
ベース30の一面62aと他面62bとの間には、レール34(図2参照)が設けられている。レール34は、ベース30の軸心Oと同軸に設けられ平面視で円環形状を有する。レール34は、厚さ方向の中間部で2つに分割されており、上方側の第1レール34aと下方側の第2レール34b(図2参照)とにより構成されている。
センサエレメント11a、11bは、ベース30が荷重を負荷されて歪むと、その歪み量を検出して回路基板21に出力する。センサエレメント11a、11bは、歪みを電気信号に変換する回路、温度特性等による誤差を補正する回路を含んでいる。センサエレメント11a、11bの詳細については後述する。上述したように、センサエレメント11a、11bは、接合層64により第1ベース31に接合されている。接合層64は、例えば、低融点ガラスや、AuSn、AuGe等により形成されている。
回路基板21は、固定部33aの外周側面71の外周側に搭載されている。回路基板21は、第1ベース31の外周に沿って延在され、平面視で、ほぼ円弧形状を有する。回路基板21の周方向の一端縁22aおよび他端縁22bには、それぞれ、複数の入力端子23が設けられている。各入力端子23とセンサエレメント11a、11bの出力端子とは、ボンディングワイヤ24により接続されている。回路基板21の周方向のほぼ中央には、複数の外部出力端子25が回路基板21の出力パッド(図示せず)に、はんだ付け等により接合されている。ボンディングワイヤ24は、点線で示すように、エポキシ樹脂等の樹脂26により封止されている。また、図示はしないが、回路基板21の外表面は、防水・防塵等のため、例えば、エポキシ樹脂等により形成された保護膜により被覆されている。
図2は、図1(a)のII−II線(直線Cfと一致する)断面図である。但し、図2では、図1(a)の外部出力端子は、図示を省略されている。図3は、図2の矢印III方向からみた側面図である。
第1ベース31と第2ベース32とは、上下方向に離間して配置されている。
図2に示されるように、固定部33aの外周側面71の軸心Oからの半径Rfは、第1レール34aの外周縁72の軸心Oからの半径Rbよりも大きい。すなわち、第1ベース31の固定部33aの外周側面71の外周側には、固定部33aは形成されていない。このため、第1ベース31の固定部33aの外周側面71の外周側は、変形がし難い変形抑制部37となっている。回路基板21は、変形抑制部37上に搭載されているため、回路基板21に生じる変形が抑制される構造となっている。また、回路基板21に接続されている外部出力端子25に対する摩擦や振動の影響が抑制される。このため、外部出力端子25に接続される接続端子の取り付けを圧接や差し込み等の作業性の良い構造とすることが可能となる。
なお、第1ベース31の固定部33bの外周側面の外周側も同様であり、第1ベース31の固定部33bの外周側面の外周側も、変形がし難い変形抑制部37となっている。
第1ベース31の第1レール34aと第2ベース32の第2レール34bとの間には、複数のボール41が収容されている。収容するボール41の数は、例えば、7個〜15個程度とすることができるが、配置されるボール41の数に、特に、制限は無い。第1レール34aおよび第2レール34bの底面は、ボール41から負荷される荷重による応力集中を緩和するために、円弧状、楕円形状等のように所定の曲率で湾曲された形状を有する。
ボール41は、例えば、SCM415H、SUS630等の硬い金属により形成されている。第1ベース31および第2ベース32の材料は、ボール41から受ける荷重により打痕が形成されるのを防ぐことができるものが用いられる。第1ベース31および第2ベース32は、ボール41から受ける荷重に対して弾性領域内で使用される。荷重によりボール41が塑性変形をしてしまうと、荷重が印加されていない状態から歪みが発生していたり、感度が変化したりするなどの問題点が発生し、荷重センサ100の精度が低下する。このため、第1ベース31および第2ベース32には、高荷重でも塑性変形し難い高耐力材料を用いる必要がある。第1ベース31および第2ベース32の材料は、例えば、SCM415H、SUS630等のボール41の材料と同じ硬い金属を用いることができる。浸炭処理などの熱処理をすることで硬度を高くしてもよい。
図4は、本発明における荷重伝達経路を示す模式図である。
なお、以下の説明において、センサエレメント11a、11bを代表してセンサエレメント11と呼ぶことがある。また、固定部33a、33bを代表して固定部33と呼ぶことがある。
図示はしないが、荷重センサ100のベース30の固定部33の外表面側は支持部材73により固定される。また、ベース30の他面62b側には、シャフトのような荷重伝達部材が対向して配置される。
上述した通り、平面視で、ベース30の固定部33と重ならない領域には、起歪体36が設けられている。複数のボール41のうち、少なくとも1つは、平面視で、ベース30の起歪体36と重なる領域内のレール34内に配置されている。
被測定対象物からの荷重は、シャフト等の伝達部材(図示せず)を介してベース30の第2ベース32の他面62bに負荷される。第2ベース32に負荷された荷重は、ボール41に伝達され、ボール41から第1ベース31に伝達され、第1ベース31の固定部33を支持する支持部材73により支持される。第2ベース32から第1ベース31への負荷の伝達は、第2ベース32の第2レール34bとボール41との接触部T1およびボール41と第1ベース31の第1レール34aとの接触部T2を介して行われる。接触部T1、T2における負荷の伝達にボール41を用いているため、第2レール34bとボール41間、およびボール41と第1レール34a間の荷重伝達は、滑りではなく転がり摩擦が支配的となる。このため、本一実施の形態によれば、接触部T1、T2における摩擦力が小さい荷重センサ100を得ることができる。
図5は、滑り摩擦を伴う比較例の系におけるヒステリシスの発生原理を示す図である。
比較例の荷重センサ100Rは、例えば、シャフト等の荷重印加部材81と、例えば、フランジ等の受圧部82とを備えている。図示はしないが、受圧部82は、起歪体としての機能を有し、受圧部82上に歪みセンサが搭載されている。
荷重印加部材81による荷重の印加に伴い起歪体である受圧部82は変形し、荷重印加部材81と受圧部82の接触面で滑り摩擦が発生する。荷重が上昇する際には、荷重は、荷重センサ100Rにおいて変形する場所の反発力と摩擦力の和として表せる。
つまり、荷重をFload、反発力をFkl、摩擦力をFfとすると、下記の式(1)が成立する。
Fload=Fkl+Ff 式(1)
荷重が最大荷重になるまでこのような力のバランスをとっている。
つまり、式(1)におけるFloadをFmaxとし、FklをFkmaxとする式(2)が成立する。
Fmax=Fkmax+Ff 式(2)
逆に、荷重が減少する時には摩擦は荷重が上昇する時と逆方向に働き、荷重は反発力から摩擦力を引いた値で表すことができる。
つまり、除荷時における荷重Funloadと、反発力Fk2と、摩擦力Ffとの関係は、式(3)で表される。
Funload=Fk2−Ff 式(3)
式(1)のFloadと式(3)のFunloadとが等しいとすると、式(4)が得られる。
Fk2=Fk1+2Ff 式(4)
すなわち、荷重除荷時の反発力Fk2は、荷重印加時の荷重Floadに2倍の摩擦力Ffを加えた大きさが必要である。換言すれば、荷重除荷時の反発力Fk2が式(4)を満足しなければ、起歪体である受圧部82の変形が戻らないこととなる。つまり、比較例に示す滑り作用による系では、荷重センサ100Rは、ヒステリシスを持つ。このため、負荷時と除荷時で荷重センサ100Rの出力が異なるものとなる。
本発明の荷重センサ100では、上述したように、接触部にボール41を用いているため、荷重伝達は、転がり摩擦の作用が支配的となり、比較例に比し、摩擦力を低減することができる。
図6は、センサエレメントが備える回路の概要ブロック図である。
上述した通り、センサエレメント11は、ベース30の起歪体36上に、段部63および接合層64を介して搭載されており、起歪体36の変形を歪みとして計測可能なセンサ装置である。
センサエレメント11は、不図示のセンサプレートと、センサプレート上に実装された電子素子により形成された、歪み検出部等の回路部を有している。
歪み検出部は、4つの歪ゲージ50a〜50dからなるブリッジ回路51により構成される。センサエレメント11は、さらに、ブリッジ回路51の出力を増幅する増幅器52、A/D変換器56、出力調整ロジック53、温度特性誤差補正ロジック54、温度計55およびD/A変換器57等を備えている。ブリッジ回路51により起歪体36に追随して変形するセンサプレートの歪みを検出し、増幅器52で検知信号を増幅し、A/D変換器56でデジタル信号に変換する。このデジタル信号を出力調整ロジック53により所望の荷重に生ずる歪に応じた出力調整を行う。さらに、温度特性誤差補正ロジック54と温度計55により、センサエレメント11自体およびセンサプレート等の構成部材の温度特性誤差を補正し、D/A変換器57にてアナログ信号に変換して出力する。
(変形例)
図7は、本発明の変形例を示す側面図であり、図8は、図7に示されたボールユニットの平面図である。
変形例の荷重センサ100は、複数のボール41が保持リング42により一体化され、ボールユニット40として構成されている点を特徴とする。
保持リング42は、図8に図示されるように、径方向の幅がボール41の直径より少し大きいリング状の部材であり、所定の中心角度毎に設けられたボール41を収容するボール収容部(図示せず)を有している。図7に図示されるように、保持リング42の厚さ(上下方向の長さ)は、ボール41の直径より小さく、各ボール41は、保持リング42の上下面から外部に突出した状態で、ボール収容部に回転可能に収容されている。保持リング42は、樹脂または金属により形成することができる。
変形例における他の構造は、一実施の形態と同様であり、同一の部材に同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例においても、荷重の伝達は、ボール41と起歪体36との接触部においてなされ、転がり摩擦が支配的となる。
荷重センサ100は、例えば、軸方向に作用する荷重の計測に用いることができる。このような荷重センサ100の使用例の一態様を例示する。ベース30の貫通孔61にリードスクリューを、軸方向に移動可能に挿通する。荷重センサ100は、固定部33を、支持部材73(図4参照)に固定しておく。リードスクリューには、荷重センサ100の第1ベース31の固定部33に対向してナットが設けられている。リードスクリューが、荷重を受けて荷重センサ100側に移動すると、ナットによりベース30の荷重が負荷され、ベース30のレール34とボール41とが接触する。荷重に応じてベース30の起歪体36が歪み、起歪体36の歪み量がセンサエレメント11により検出されて外部出力端子25から出力される。このような、軸方向に作用する荷重を計測する場合、荷重センサ100は、軸心O(図1参照)を、重力方向に向ける姿勢以外に、水平方向に向ける姿勢や傾斜状態に向ける姿勢等、任意の角度に向けて使用することができる。なお、荷重センサ100は、通常のロードセルとして用いることも可能である。
本発明の一実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)荷重センサ100は、起歪体36および一面62a側に設けられた固定部33を有し、一面62a側と他面62b側との間の中間部にレール34が設けられたベース30と、起歪体36上に設けられたセンサエレメント11と、少なくとも、平面視で、起歪体36と重なる領域内におけるレール34内に設けられたボール41とを備える。この構成によるボール41と起歪体36との荷重の伝達は転がり摩擦が支配的となるので、荷重伝達面における摩擦力が低減され、検出精度を向上することができる。
なお、上記一実施の形態では、第1レール34aおよび第2レール34bの底面は、所定の曲率で湾曲された形状として例示した。しかし、第1レール34aおよび第2レール34bの底面は、平坦状としてもよい。
上記一実施の形態では、ベース30は、厚さ方向(上下方向)の中間部で分割された第1ベース31と第2ベース32とを組み合わせて形成する構造として例示した。しかし、ベース30は、ボール41の直径より大きい高さ(上下方向の長さ)を有するリング状の外輪と内輪とを、内部にボール収容部となるレールを有する構造となるように一体化するようにしてもよい。
上記一実施の形態では、レール34を、ベース30の全周に沿う円環状に形成した構造として例示した。しかし、レール34は、平面視で、起歪体36に重なる領域内のみに設けてもよい。さらには、レール34は、起歪体36の周方向の中心部に、1つのボール41のみが回動可能に収容されるサイズに設けてもよい。
上記一実施の形態では、回路基板21は、第1ベース31の一方の固定部33aの外周側の変形抑制部37上にのみ搭載した構造として例示したが、他方の固定部33bの外周側の変形抑制部37上にも設けてもよい。また、回路基板21は、荷重センサ100には搭載せず、外部の機器や装置に搭載するようにしてもよい。
上記一実施の形態では、固定部33は、平面視で、円弧形状として例示した。しかし、固定部33は、平面視で、円形、多角形状等、任意な形状とすることができる。
上記一実施の形態や種々の変形例を組み合わせてもよい。本発明は上記実施形態や代替技術に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
11、11a、11b センサエレメント
21 回路基板
30 ベース
31 第1ベース
32 第2ベース
33、33a、33b 固定部
34 レール
34a 第1レール
34b 第2レール
36 起歪体
37 変形抑制部
41 ボール
42 保持リング(保持部材)
61 貫通孔
62a 一面
62b 他面
63 段部
71 外周側面
72 外周縁
100 荷重センサ
O 軸心
T1 、T2 接触部

Claims (10)

  1. 起歪体および一面側に設けられた固定部を有し、前記一面側と厚さ方向において対向する他面側との間の中間部にレールが設けられたベースと、
    前記起歪体上に設けられたセンサエレメントと、
    少なくとも、平面視で、前記起歪体と重なる領域内における前記レール内に設けられたボールとを備える荷重センサ。
  2. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記ベースは、厚さ方向の中間部で分割された第1ベースと第2ベースを含み、
    前記レールは、厚さ方向の中間部で分割された第1レールと第2レールを含み、
    前記第1ベースは、前記第1レールおよび前記第2レールの一方を含み、前記第2ベースは、前記第1レールおよび前記第2レールの他方を含む荷重センサ。
  3. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記ベースは、中心側に前記ベースを厚さ方向に貫通する貫通孔を有する平面視で円環状に形成され、
    前記レールは、平面視で円環状に形成されている荷重センサ。
  4. 請求項3に記載の荷重センサにおいて、
    前記固定部は、中心に対して対称に一対設けられ、
    前記起歪体は、前記固定部間それぞれに設けられている荷重センサ。
  5. 請求項3に記載の荷重センサにおいて、
    前記レール内に2個を超える数の前記ボールが、ほぼ等間隔に設けられている荷重センサ。
  6. 請求項5に記載の荷重センサにおいて、
    複数の前記ボールは、環状の保持部材に回転可能に保持されて一体化されている荷重センサ。
  7. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記固定部の外周側面は、前記レールの外周縁の外側に設けられている荷重センサ。
  8. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記ベースの前記固定部の外周側に変形抑制部が設けられ、
    前記変形抑制部上に回路基板が搭載されている荷重センサ。
  9. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記レールの底面は、所定の曲率で湾曲している荷重センサ。
  10. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記ベースは、前記起歪体上に突出して設けられた、前記センサエレメントを取り付ける際の位置決め用の段部を有する荷重センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021229880A1 (ja) 2020-05-15 2021-11-18 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル

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WO2021229880A1 (ja) 2020-05-15 2021-11-18 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル

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