JP2021179485A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来、電子写真方式の画像形成装置では、シート間となる中間転写体上の領域に供給用トナー像を転写することが知られている。また、サービスマンが印刷を行う場合、スキャン画像に格子パターンを付加することが知られている。しかしながら、安価な画像処理チップを用いた場合、画像の途中でパターンを変更することができないため、供給用トナー像と格子パターンを同時に付加することが困難であった。【解決手段】スキャン画像に対して、パッチ画像に第1の色を設定し、サービス格子に第2の色を設定することが可能な画像処理チップを用いる。これにより、画像処理チップとして高機能のチップを用いることなく、スキャン画像に基づく画像にパッチ画像とサービス格子を共に付加することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に現像したトナー像を中間転写体に転写し、これをさらに記録材(シート)上に転写することでシートに画像を形成している。また、中間転写体に残留したトナーは、クリーニングブレードを当接させたクリーニング装置によって清掃される。
特許文献1には、記録材間となる中間転写体上の領域に供給用トナー像を転写することで、中間転写体とクリーニングブレード間にトナーを供給し、摩擦抵抗を安定させる画像形成装置が開示されている。
特許文献1では、印刷対象であるスキャン画像よりも広い、供給用トナー像を加えた領域を画像領域とみなして、安価な画像処理チップにより、記録材間に相当する領域に重畳パターンを付加する処理が行われる。
また、特許文献2には、サービスマンが特別な印刷を行う場合、スキャン画像に格子パターンを付加し、通常の印刷と識別可能にした画像形成装置が開示されている。
特許文献2においても、格子パターンの形成は、印刷する画像に重畳パターンを付加する処理のために画像処理チップを用いることにより、安価に実現することができる。
特開2015−94857号公報 特開2015−2372号公報
しかしながら、こうした安価な画像処理チップを用いた場合、トナーの各色について1つのパターンしか形成することができないため、画像の途中でパターンを変更することができないという制約がある。すなわち、例えば、印刷領域において黒色の格子パターンを形成し、記録材間において黒色の供給用トナー像を形成するといった、同色のトナーを用いてパターンを重畳するなどのパターンを変更するような処理を行うことができない。
そのため、特許文献1に記載された供給用トナー像の形成と、特許文献2に記載された格子パターンの形成と、を同時に付加することは困難であった。
本発明では、上述したような安価な画像処理チップを用いたとしても、両者のパターンを形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、感光体上から転写されたトナー像をシートに転写する転写体と、前記転写体を摺擦する摺擦部材と、を備える画像形成装置であって、CMYKの各色ごとに重畳パターンを設定可能な画像処理チップと、前記転写体と前記摺擦部材の間にトナーを供給するための第1の重畳パターンと、特定種類の印刷を識別可能にするための第2の重畳パターンを設定可能な画像処理チップであって、前記画像処理チップの第1の色の重畳パターンとして前記第1の重畳パターンを設定し、前記処理チップの第2の色の重畳パターンとして前記第2の重畳パターンを設定する手段と、前記画像処理チップを用いて、ドキュメントに基づく第1の画像に前記第1の重畳パターンと前記第2の重畳パターンが付加された第2の画像を取得する手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、高機能の画像処理チップを用いることなく、ドキュメントに基づく画像に第1及び第2の重畳パターンの形成を共に付加することができる。
印刷システムの概略図 プリンタエンジンの構成を示す図 画像形成部と紙間を説明するための図 スキャン画像にパッチ画像を付加した合成画像の例 スキャン画像にサービス格子を付加した合成画像の例 パッチ画像とサービス格子の選択色の一覧表 スキャン画像にパッチ画像及びサービス格子を同時に付加した合成画像の例 サービスモードにおける印刷処理を示すフローチャート 操作パネルに表示されるUI画面の例 合成画像を生成する処理を示すシーケンス 合成画像を印刷する処理を示すシーケンス
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための各実施形態について説明する。
ただし、以下に説明する各実施形態はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。また、以下の各実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
本実施形態の印刷システムは、図1に示すように、印刷装置100と、ホストコンピュータ101と、を有する。印刷装置100及びホストコンピュータ101は、通信回線105によって互いに接続されている。なお、ホストコンピュータ101、印刷装置100などは、複数台接続されていてもよい。また、特に断らない限り、本実施形態の機能が実行されるのであれば、LAN、WAN等のネットワークを介して、接続がなされ処理が行われるシステムであってもよい。
本実施形態において、ホストコンピュータ101は、不図示の入力装置においてオペレータにより入力された入力情報を取得し、プリントジョブを作成し、印刷装置100へ送信する。プリントジョブには、印刷すべき画像データに加えて、印刷に使用される用紙(シート)の種類、用紙のサイズ、印刷枚数、両面又は片面印刷の指示、サービスモードか否か等の印刷に必要な各種情報が含まれる。
印刷装置100は、ホストコンピュータ101から受信したプリントジョブの情報に基づいて印刷を行う。印刷装置100は、コントローラボード110、操作パネル120、スキャナ130、給紙装置部140及びプリンタエンジン150を有する。
コントローラボード110は、各種データ処理を行い、印刷装置100の動作を制御する。操作パネル120は、タッチパネル方式でオペレータからの各種操作を受け付ける。スキャナ130は、光学センサを用いて原稿文書(ドキュメント)をスキャンし、印刷対象となるスキャン画像のデータを取得する。
給紙装置部140は、複数の給紙段から構成される給紙装置である。各給紙段には、各種印刷に使用されるシートを収容しておくことが可能である。各給紙段は、給紙段内にシートが載置されているか否かを判断する不図示のセンサを有しており、シートが載置されていた場合、収納された最上位のシート一枚のみを分離し、プリンタエンジン150へと搬送することが可能である。
プリンタエンジン150は、コントローラボード110から受信した画像データを、印刷結果170として、シートに物理的に印刷する。なお、プリンタエンジン150の詳細については、図2を用いて後述する。
次に、コントローラボード110を構成する各モジュールについて説明する。
I/O制御部111は、外部ネットワークとの通信制御を行う。ROM112は、各種制御プログラムを記憶する記憶装置である。RAM113は、ROM112に記憶された制御プログラムを読み出して記録する記憶装置である。CPU114は、RAM113に読み出された制御プログラムを実行し、画像信号や各種デバイスを統括的に制御する演算装置である。HDD115は、画像データやプリントデータなどの大容量のデータを一時的あるいは長期的に保持する目的で使用される記憶装置である。
画像処理ASIC116は、スキャン画像に対して後述するパッチ画像を付加したり、サービスモードにおいて格子(以下、「サービス格子」という)を付加したりするなどの画像の加工を行う画像処理チップである。なお、画像処理ASIC116は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対して画像の加工を行うことができるものの、同一色については決められた1パターンのみ画像に付加することができるものとする。すなわち、同一色に対してパッチ画像と格子を同時に付加することはできない。これは、同一色に対して複数のパターンを1つの画像に付加しようとすると、要求される画像処理ASICが高コストになるためである。
各モジュールは、それぞれ、システムバス117を介して互いに接続される。システムバス117は、さらに、コントローラボード110と印刷装置100内の各モジュールとを互いに接続している。なお、RAM113は、CPU114の主メモリ、ワークメモリとしても機能する。また、制御プログラム及びオペレーティングシステムは、ROM112の他にもHDD115にも格納することができる。さらに、不図示のNVRAM(Non-Volatile RAM)を有し、操作パネル120から指示される印刷装置100の各種モード設定情報を記憶するようにしてもよい。
図2は、図1で説明したプリンタエンジン150の詳細な構成を示す図である。図2に示されるように、本実施形態における印刷装置100は、4つの画像形成ユニットが並設されているタンデム式の4色フルカラーの中間転写電子写真方式のプリンタエンジン150を採用している。
プリンタエンジン150には、図面上、左側から右側にかけて、順に第1から第4の4つの画像形成ユニットUY、UM、UC、UKが水平方向(横方向)並べられて配設されている(タンデム型)。なお、Y、M、C、Kは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを意味している(これらをまとめて「CMYK」ともいう)。また、以下では、4つの画像形成ユニットUY、UM、UC、UKを区別することなく、単に「画像形成ユニットU」ということもある。(以下に説明する各要素についても、CMYKを区別なく説明することがある。)
各画像形成ユニットUは、現像装置に収容させた現像剤(以下、「トナー」という)の色が異なるだけで、同様の構成の電子写真画像形成機構である。各画像形成ユニットUは、それぞれ、静電潜像が形成される回転可能な回転ドラム型の電子写真感光体201(201Y、201M、201C、201K)を有する。各電子写真感光体(以下、「ドラム」という)201は、印刷装置100に備えられた駆動手段(不図示)により、矢印Aで示すように反時計方向に所定の速度で回転駆動される。
また、各ドラム201には、帯電装置202(202Y、202M、202C、202K)、画像露光装置203(203Y、203M、203C、203K)が備えられる。更に、現像装置204(204Y、204M、204C、204K)、1次転写ローラ205(205Y、205M、205C、205K)、クリーニング装置206(206Y、206M、206C、206K)が備えられる。
帯電装置202は、ドラム201の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する帯電手段である。画像露光装置203は、帯電処理されたドラム201の表面を画像情報に応じて変調された光で走査露光する画像露光手段であり、例えばレーザースキャナユニットである。この帯電と露光により、ドラム201の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。帯電装置202と画像露光装置203は、ドラム201に静電潜像を形成する静電潜像形成手段として機能する。
現像装置204は、ドラム201の表面に形成された静電潜像をトナー像として可視化する現像手段である。本実施形態では、静電潜像の露光部にトナーを付着させて現像する反転現像方式が用いられる。第1の画像形成ユニットUYの現像装置204Yには、イエロー色(Y色)のトナーが収容されている。第2の画像形成ユニットUMの現像装置204Mには、マゼンタ色(M色)のトナーが収容されている。第3の画像形成ユニットUCの現像装置204Cには、シアン色(C色)のトナーが収容されている。第4の画像形成ユニットUKの現像装置204Kには、ブラック色(K色)のトナーが収容されている。クリーニング装置206は、ドラム201の表面の1次転写残トナーを除去するクリーニング手段である。
画像形成ユニットU(UY、UM、UC、UK)の下方部には、中間転写ベルトユニット207が配設されている。中間転写ベルトユニット207は、回転可能な像担持体である中間転写体としての可撓性を有するエンドレスベルトにより構成される中間転写ベルト(Intermediate Transfer Belt:ITB)208を有する。
画像形成ユニットU(UY、UM、UC、UK)は、中間転写ベルト208にトナー像を形成する画像形成手段である。中間転写ベルト208は、張架ローラとして、駆動ローラ209、2次転写用の対向ローラ210、テンションローラ211を含む複数のローラに懸回張設されている。中間転写ベルト208は、駆動ローラ209により矢印Gの時計方向にドラム201と同じ周速度をもって回転駆動される。本実施形態において、各画像形成ユニットUの1次転写装置は、導電性の帯電ローラからなる1次転写ローラ205であり、中間転写ベルト208の内側に配設されている。各1次転写ローラ205は、駆動ローラ209とテンションローラ211との間の上行側のベルト部分を介して、対応するドラム201の下面に圧接されている。各ドラム201と中間転写ベルト208との当接部(ニップ部)は、それぞれ、1次転写部212(212Y、212M、212C、212K)となる。
駆動ローラ209のベルト巻回部に対向して、2次転写後のベルト表面を清掃するためのクリーニング装置213が配設されている。本実施形態において、クリーニング装置213は、クリーニングブレード213Aを有し、中間転写ベルト208に対する摺擦部材として機能する。クリーニング装置213では、クリーニング部材としての弾性クリーニンブレード(板状の弾性部材)213Aが、先端エッジ部をベルト回転方向に対向するように中間転写ベルト208の表面に当接させてある。中間転写ベルト208の表面の2次転写後の残留付着物は、ブレード213Aと中間転写ベルト208との摺擦により、中間転写ベルト208の表面から掻き落されて、中間転写ベルト208の表面が清掃される。
中間転写ベルトユニット207の下方部には、2次転写ユニット215が配設されている。2次転写ユニット215は、記録材(シート)Pを担持する2次転写体としてのエンドレスの転写ベルト(ETB:Electrostatic Transportation Belt)217を有する。2次転写ベルト217は、張架ローラとしての2次転写ローラ218とテンションローラ219との間に懸回張設されている。
2次転写ローラ218は、中間転写ベルト208に形成されたトナー像を2次転写ベルト217に担持されたシートPに転写する転写手段である。2次転写ローラ218は、2次転写ベルト217と中間転写ベルト208とを挟んで、対向ローラ210の下面に対して所定の押圧力で当接されている。2次転写ベルト217と中間転写ベルト208との当接部(ニップ部)が2次転写部216である。なお、2次転写部216は、中間転写ベルト208と2次転写ベルト217とが僅少な隙間を存して対向している非接触部であってもよい。
2次転写ベルト217は、2次転写ローラ218を駆動ローラとして、矢印Bで示すように反時計方向に中間転写ベルト208と同じ速度で回転駆動される。テンションローラ219は、2次転写ローラ218よりもシートPの搬送路215の下流側に位置している。また、テンションローラ219のベルト巻回部に対向させて、2次転写ベルト217の表面を清掃するためのクリーニング装置220が配設されている。本実施形態において、クリーニング装置220は、クリーニングブレード220Aを有し、2次転写ベルト217に対する摺擦部材として機能する。クリーニング装置220では、クリーニング部材として弾性クリーニンブレード(板状の弾性部材)220Aが、先端エッジ部をベルト回転方向に対向するように2次転写ベルト217の表面に当接させてある。2次転写ベルト217の表面の残留付着物は、ブレード220Aと2次転写ベルト217との摺擦により、2次転写ベルト217の表面から掻き落されて、2次転写ベルト217の表面が清掃される。
印刷装置100におけるフルカラー画像を形成するための動作は、以下のとおりである。
まず、各画像形成ユニットUのドラム201が回転駆動される。また、中間転写ベルト208、2次転写ベルト217も回転駆動される。画像露光装置203も駆動される。これらの駆動に同期して、各画像形成ユニットUにおいて、それぞれ所定の制御タイミングで帯電装置202がドラム201の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。画像露光装置203は、各ドラム201の表面を各色の画像情報に応じて変調されたレーザー光で走査露光する。これにより、各ドラム201の表面に対応色の画像情報に応じた静電潜像が所定の制御タイミングをもって形成される。そして、形成された静電潜像が、現像装置204によりトナー像として現像される。
以上のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1の画像形成ユニットUYのドラム201に、フルカラー画像のY色成分に対応するY色トナー像が形成される。そして、Y色トナー像は、1次転写部212Yにおいて、中間転写ベルト208上に1次転写される。第2の画像形成ユニットUMのドラム201には、フルカラー画像のM色成分に対応するM色トナー像が形成される。そして、M色トナー像は、1次転写部212Mにおいて、中間転写ベルト208上にすでに転写されているY色トナー像に重畳されて1次転写される。第3の画像形成ユニットUCのドラム201には、フルカラー画像のC色成分に対応するC色トナー像が形成される。そして、C色トナー像は、1次転写部212Cにおいて、中間転写ベルト208上にすでに転写されているY色+M色のトナー像に重畳されて1次転写される。第4の画像形成ユニットUKのドラム201には、フルカラー画像のK色成分に対応するK色トナー像が形成される。そして、K色トナー像は、1次転写部212Kにおいて、中間転写ベルト208上にすでに転写されているY色+M色+C色のトナー像に重畳されて1次転写される。
各画像形成ユニットUにおいて、ドラム201から中間転写ベルト208へのトナー像の1次転写は、1次転写ローラ205に対して1次転写電圧が印加されることで行われる。すなわち、1次転写ローラ205に対して、1次転写電圧印加手段である不図示の電源部から、トナーの正規帯電極性(本実施形態では、負極性)とは逆極性(正極性)で所定電位の1次転写電圧が印加される。1次転写は、この印加電圧による電界と、1次転写部212によるニップ圧力により行われる。これにより、中間転写ベルト208上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。また、各画像形成ユニットUにおいて、中間転写ベルト208に対するトナー像の1次転写後のドラム201面に残留したトナーは、クリーニング装置206により除去される。
一方、シートPは、給紙装置(不図示)側から所定の制御タイミングで給紙されて、搬送路215からレジストローラ(不図示)へ搬送される。そして、レジストローラによりレジスト調整された後、中間転写ベルト208の画像部と同期されて2次転写部216へと搬送される。中間転写ベルト208と2次転写ベルト217が回転していることにより、2次転写部216へ導入されたシートPは、2次転写部216のニップで挟持搬送されていく。その際、2次転写用の対向ローラ210には、制御回路部(不図示)で制御される2次転写電圧印加手段(不図示)から、トナーの正規帯電極性(負極性)と同極性(負極性)の定電流制御された2次転写電圧(順バイアス)が印加される。これにより、2次転写部216を挟持搬送される過程において、シートPは、中間転写ベルト208の画像部のトナー像が電界と2次転写部216のニップ圧力により、順次に2次転写される。
2次転写部216を通過したシートPは、2次転写ベルト217の面に保持されて中間転写ベルト208から分離され、引き続き、2次転写ベルト217の回転でテンションローラ219のベルト巻回部に搬送される。そして、シートPは、分離爪等の分離手段(不図示)により2次転写ベルト217の表面から分離され、搬送路215を通って定着装置(不図示)に導入される。その後、シートPは、定着装置により未定着状態のトナー像が固着画像として定着され、画像形成物として排出トレイ(不図示)へと排出される。
一方、2次転写部216において、シートPに対するトナー像の2次転写工程後に中間転写ベルト208の画像形成部に残留したトナーは、クリーニング装置213により除去される。すなわち、クリーニング装置213により、中間転写ベルト208の清掃がなされる。
図3は、連続画像印刷時において、中間転写ベルト208に形成されるスキャン画像及び、重畳パターンとして付加されるパッチ画像を示したものである。図3に示されるように、連続画像印刷時における、回転する中間転写ベルト208の表面への個々のスキャン画像301の形成は、中間転写ベルト208の回転方向(副走査方向)Gに沿って、所定の紙間302を空けた各画像形成部300において順次行われる。
紙間302は、連続画像印刷において、シートPの後端と次のシートPの先端との間隔部であり、中間転写ベルト208上においては非画像形成部となる。また、紙間302は、2次転写部216では非通紙部となる。図3に示されるように、紙間302にパッチ画像302を転写することで、クリーニング装置213に適宜トナーを供給することができる。
図4は、スキャン画像にパッチ画像が付加された合成画像の例である。
図4(a)に示すように、パッチ画像401は、スキャン画像400が形成される画像形成部間の領域である紙間に形成される。
紙間は、生産性を向上させるため、できる限り短くすることが求められる。短い紙間でパッチ画像を1枚の画像として印字するには、高速なCPUが必要となる。しかし、高速なCPUを用いることはコストの増大を招いてしまう。そこで、本実施形態では、図4(b)に示すように、スキャン画像の後端に、画像処理ASIC116を用いてパッチ画像を付加し、スキャン画像とパッチ画像とを合わせて1枚の合成画像として扱うようにする。これにより、コストの増大を招くことなく、生産性を向上することができる。
図4(b)に示されるように、合成画像402は、スキャンして得られたスキャン画像400と、スキャン画像400の後端に画像処理ASIC116を用いて付加したパッチ画像401と、から構成される。
パッチ画像401は、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックの内、複数色であっても単色であってもよい。ただし、清掃後にもわずかにトナーが残る場合も考慮し、一番目立たない色であるイエローを用いることが好ましい。
図5は、サービスモードにおいて生成される、スキャン画像に対して重畳パターンとしてサービス格子を付加した合成画像の例である。
サービスモードとは、サービスマンがメンテナンスを行う際に使用するような特定種類の印刷モードである。サービスマンは操作パネル120からサービスモードに遷移させることができるが、詳細は後述する。
サービスモードにおいては、サービスマンがメンテナンスを実施していることが識別可能なように、スキャン画像400にサービス格子501が付加される。合成画像502は、スキャン画像500に、画像処理ASIC116によりサービス格子501が付加された画像である。
サービス格子500は、視認し易い色が好ましいため、最適色はブラックである。また、サービスモードにおける印刷は、メンテナンスによる印刷のため、課金されない(「非課金モード」)。ここで、ユーザが印刷した枚数情報(以下、「課金カウンタ」という)は、不図示の不揮発メモリに保存され、印刷する毎にCPU114から読み出されインクリメントされる。ただし、上述のとおり、サービスモードにおいては、課金カウンタはインクリメントされない。
次に、図9を用いて、本実施形態において印刷装置100の操作パネル120に表示されるUI画面の例について説明する。
図9(a)は、サービスモードに遷移する際の、操作パネル120のタッチパネル上に表示されるUI画面900の例である。UI画面900は、モノクロ印刷かカラー印刷かを選択するモノクロ選択ボタン901とカラー選択ボタン902、サービスモードに遷移するサービスモードONボタン903、印刷開始ボタン904などを有する。
図9(b)は、UI画面900においてサービスモードONボタン903が押下された時に遷移するUI画面910の例である。UI画面910は、パスワード入力テキストボックス911を有する。このように、サービスマンではないユーザが間違ってサービスモードに遷移させることを防止するために、パスワードの入力を要求するのがよい。
図9(c)は、UI画面910においてパスワード入力テキストボックス911にパスワードが入力された後に遷移するUI画面920の例である。UI画面920は、UI画面900とほぼ同様であるが、サービスモードに遷移したことを示す「サービスモードON」の文字列921が表示される。
図6は、サービスモードにおいて、スキャン画像400に対して付加するパッチ画像401及びサービス格子501に用いられる色の例を示した一覧表である。
パッチ画像401及びサービス格子501は、それぞれ、画像処理ASIC116により付加される。しかし、本実施形態における画像処理ASIC116は、同一のスキャン画像に同色でパッチ画像401及びサービス格子501を同時に付加することはできない。そこで、本実施形態では、画像処理ASIC116において、パッチ画像401とサービス格子500として付加する色(選択色)を図6の一覧表のように設定可能とすることで、パッチ画像401とサービス格子500の両者を同時に付加できるようにする。
行600は、カラー選択がモノクロ印刷であり、スキャン画像400がモノクロであるケースである。このケースでは、パッチ画像401には、選択色として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックから任意の1色を除いた色の内、単色もしくは複数色を使用する。また、サービス格子500には、選択色として、パッチ画像401で未使用の色の内、単色もしくは複数色を使用する。
このように、モノクロ印刷であっても、パッチ画像401及びサービス格子500にブラック以外の色も使用することで、パッチ画像401とサービス格子500を同時に付加することができる。なお、清掃後にもわずかにトナーが残ることを考慮すると、パッチ画像にはイエローを使うことが好ましい。また、サービス格子には、視認し易いブラックを使うことが好ましい。
行601は、行600のケースに対して、パッチ画像401とサービス格子500の選択色を逆にしたケースである。行600のケースはサービス格子500を優先しているため、メンテナンスを重視する場合は、このケースを選択することが好ましい。例えば、パッチ画像にはブラックを、サービス格子にはイエロー、マゼンタ、シアンのうち一色を用いることができる。
行602は、カラー選択がモノクロ印刷であり、スキャン画像400がカラーであるケースである。行602のケースでは、パッチ画像401及びサービス格子500の選択色は、行600のケースと同様である。
上述したように、パッチ画像501及びサービス格子500を共にブラックとしてしまう、画像処理ASIC116による制御が煩雑になってしまう。そこで、サービスモードにおいては、カラー選択がモノクロ印刷とされた場合であっても、スキャン画像400をカラーとして扱い、通常のカラーと同様の制御を行うことで、制御の煩雑さを防ぐことができる。
行603は、行602のケースに対して、パッチ画像401とサービス格子500の選択色を逆にしたケースである。行603のケースは、サービス格子500を優先しているため、メンテナンスを重視する場合は、このケースを選択することが好ましい。
行604と行605は、カラー選択がカラー印刷であり、スキャン画像400がカラーであるケースである。行604及び行605のケースでは、パッチ画像401及びサービス格子501の選択色は、それぞれ、行600と行601のケースと同様である。このように、カラー選択でカラー印刷が選択された場合でも、行600及び行601のケースと同様に、パッチ画像401及びサービス格子500を同時に付加することができる。
次に、図7を用いて、スキャン画像に対して、パッチ画像及びサービス格子を同時に付加した場合の合成画像について説明する。図7の例では、図6で説明した行600のケースのとおり、パッチ画像及びサービス格子が付加されたものとして説明する。
スキャン画像700は、スキャンされた画像がモノクロで処理された画像である。パッチ画像701はイエローで処理された画像である。サービス格子702は、ブラックで処理された画像である。そして、合成画像703は、スキャン画像700、パッチ画像701及びサービス格子702が結合されて、1つの画像とされたものである。
次に、図10を用いて、スキャン画像700にパッチ画像701及びサービス格子702を付加して合成画像703を生成する処理について説明する。図10は、スキャン画像700にパッチ画像701及びサービス格子702を付加する流れを説明するためのシーケンスを示したものである。
ステップS1000で、ユーザ(サービスマン)が操作パネル120において印刷装置100のサービスモードをONに設定する。
次に、ステップS1001で、ユーザが操作パネル120において印刷開始ボタンを押下する。
ステップS1002で、操作パネル120からCPU114に印刷指示が送信される。
ステップS1003で、CPU114からスキャナ130にスキャン指示が送信される。
次に、ステップS1004で、スキャナ130は、原稿をスキャンする処理を行う。そして、ステップS1005で、スキャンして得られたスキャン画像700の画像データをHDD115に保存する。
次に、ステップS1006で、CPU114は、操作パネル120からサービスモード設定の情報を取得する。ここでは、サービスモードONの情報を取得する。
次に、ステップS1007で、CPU114は、スキャン画像700に対してパッチ画像701の付加を画像処理ASIC116に指示する。
次に、ステップS1008で、画像処理ASIC116は、スキャン画像700に対してパッチ画像701を付加する処理を行う。
まず、ステップS1009で、画像処理ASIC116は、HDD115からスキャン画像700の画像データを読み出す。そして、ステップS1010で、スキャン画像700にパッチ画像701を付加し、生成した合成画像の画像データをHDD115に保存する。ここで、本シーケンスでは、清掃後にもわずかにトナーが残る場合があることを考慮し、最も目立たないイエローをパッチ画像として付加する。
次に、ステップS1011で、CPU114は、ステップS1009で生成した合成画像に対してサービス格子702の付加を画像処理ASIC116に指示する。
次に、ステップS1012で、画像処理ASIC116は、パッチ画像701を付加したスキャン画像700に対してサービス格子702を付加する処理を行う。
まず、ステップS1013で、画像処理ASIC116は、HDD115からスキャン画像700にパッチ画像701を付加した合成画像の画像データを読み出す。
次に、ステップS1014で、画像処理ASIC115は、読み出した合成画像にサービス格子702を付加し、スキャン画像700にパッチ画像701及びサービス格子702を付加した合成画像703の画像データをHDD115に保存する。ここで、本シーケンスでは、サービスマンが最も視認し易いブラックをサービス格子500として付加する。
次に、ステップS1015で、CPU114は、プリンタエンジン150に合成画像703の印刷指示を行う。なお、合成画像703を印刷するシーケンスについては、図11を用いて後述する。
次に、図8のフローチャートを用いて、サービスモードにおける印刷処理について説明する。なお、図8のフローチャートに示すシーケンスにおけるステップは、CPU114がROM112に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。
印刷処理は、ユーザが、操作パネル120からサービスモードの選択、及び、印刷するジョブに対する設定を行い、印刷スタートキーを押下することにより開始する。
ステップS800で、CPU114は、操作パネル120を介して印刷スタートキーの押下を検知する。
次に、ステップS801で、CPU114は、サービスモードのON/OFF情報及びカラーモードの情報を取得する。
次に、ステップS802で、CPU114は、サービスモードがONであるかOFFであるかを判定する。
サービスモードがONであれば、ステップS803に進む。サービスモードがOFFであれば、ステップS809に進む。
ステップS803でCPU114は、カラーモードがモノクロ印刷であるか否かを判定する。
カラーモードがモノクロ印刷であれば、ステップS804に進む。カラーモードがカラー印刷であれば、ステップS805に進む。
ステップS804で、CPU114は、スキャンした画像データであるスキャン画像700をモノクロとして取得する。ここで、本フローチャートでは、図6の行600のケースを想定しているため、スキャン画像700をモノクロとして扱う。そして、ステップS806に進む。なお、図6の行602のケースである場合、スキャン画像700は、カラーモードがモノクロ印刷であってもカラーとして扱うことになる。
ステップS805で、CPU114は、スキャン画像700をカラーとして取得する。そして、ステップS806に進む。
ステップS806で、CPU114は、スキャン画像700に対して、イエローでパッチ画像701を付加するよう画像処理ASIC116を制御し、合成画像の画像データを生成する。本フローチャートでは、清掃後にもわずかにトナーが残る場合があることを考慮し、最も目立たないイエローをパッチ画像として付加する。
次に、ステップS807で、CPU114は、S806で生成した合成画像に対して、ブラックでサービス格子702を付加するよう画像処理ASIC116を制御し、合成画像703を生成する。本フローチャートでは、サービスマンが最も視認し易いブラックをサービス格子702として付加する。
次に、ステップS808で、CPU114は、S807で生成した合成画像703の画像データをプリンタエンジン150に転送し、印刷を指示する。なお、サービスモードは、サービスマンによるメンテナンスための印刷であるため、課金カウンタのインクリメントは行わない。そして、ステップS813に進む。
S802でサービスモードがOFFである場合、ステップS809で、CPU114は、スキャンした画像データ400をスキャン画像700として取得する。
次に、ステップS810で、CPU114は、スキャン画像700に対してイエローでパッチ画像701を付加し、パッチ画像701を付加した合成画像を生成する。
次に、ステップS811で、CPU114は、S810で生成した合成画像の画像データをプリンタエンジン150に転送し、印刷を指示する。
次に、ステップS812で、CPU114は、課金カウンタをインクリメントし、不揮発メモリ(不図示)に保存する。そして、ステップS813に進む。
ステップS813で、CPU114は、全ページの印刷ジョブが完了したか否かを判定する。完了したならばステップS814に進み、印刷処理を完了する。完了していなければステップS802に戻る。
図11は、サービスモードにおいて、スキャン画像700にパッチ画像701及びサービス格子702の付加した合成画像703を印刷する処理について説明する。図11は、合成画像703の印刷処理を示したシーケンスである。
まず、ステップS1100で、ユーザー(サービスマン)が、操作パネル120においてサービスモードONの指示をする。
次に、ステップS1101で、操作パネル120からコントローラボード110にサービスモードONの指示がなされる。
次に、ステップS1102で、コントローラボード110は、操作パネル120のUI画面を更新する指示をする。
次に、ステップS1103で、操作パネル120は、サービスモードONを画面に表示する。ここで、ステップS1100からステップS1103までの処理は、上述の図9を用いて説明したようなUI画面において行われる。
次に、ステップS1104で、ユーザ(サービスマン)は、操作パネル120において印刷開始ボタン904を押下する。
印刷開始ボタン904の押下を受け付けると、ステップS1105で、操作パネル120は、コントローラボード110に印刷ジョブの実行を指示する。ここで、印刷ジョブには、サービスモードON/OFFの情報も含まれているものとする。
印刷ジョブを受け付けると、ステップS1106で、コントローラボード110は、印刷ジョブの実行を開始する。
まず、ステップS1107で、コントローラボード110は、スキャナ130でスキャンされた印刷処理画像700に対して、画像処理ASIC116によりパッチ画像701を付加した合成画像を生成する。ここで、本シーケンスでは、清掃後にもわずかにトナーが残る場合があることを考慮し、最も目立たないイエローをパッチ画像701として付加する。
続いて、コントローラボード110は、S1107で生成した合成画像に対して、画像処理ASIC116によりサービス格子702を付加した合成画像703を生成する。ここで、本シーケンスでは、サービスマンが最も視認し易いブラックをサービス格子500として付加する。
次に、ステップS1109で、コントローラボード110は、プリンタエンジン150に対して、スキャン画像700にパッチ画像701及びサービス格子702を付加した合成画像703を印刷する指示を行う。
そして、ステップS1110で、プリンタエンジン150は、合成画像703の画像データに基づいて印刷を実行する。
ここで、ステップS1107からステップS1110の処理は、印刷ジョブのすべてのページの印刷処理がすべて完了するまで繰り返し実行される。
ステップS1107からステップS1110を実行することにより、すべてのページの印刷ジョブについて印刷処理が完了すると、ステップS1111で、コントローラボード110は、印刷ジョブの実行を終了する。
そして、ステップS1112で、ユーザは、印刷ジョブの出力成果物を取得する。
続いて、ステップS1113で、ユーザ(サービスマン)が、操作パネル120においてサービスモードOFFの指示をする。
次に、ステップS1114で、操作パネル120は、コントローラボード110に対してサービスモードOFFを指示する。
次に、ステップS1115で、コントローラボード110は、操作パネル120においてUI画面を更新する指示をする。
次に、ステップS1116で、操作パネル120は、サービスモードONの表示を削除して、最初のUI画面900に戻す。
する。
以上により、サービスマンがメンテナンスを行うサービスモード時においてスキャン画像にパッチ画像及びサービス格子を付加する際に、安価な画像処理ASICを用いて両者を付加することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述した構成例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
100 印刷装置
114 CPU
116 画像処理ASIC
120 操作パネル
208 中間転写ベルト
213 クリーニング装置
700 スキャン画像
701 パッチ画像
702 サービス格子
703 合成画像

Claims (10)

  1. 感光体上から転写されたトナー像をシートに転写する転写体と、前記転写体を摺擦する摺擦部材と、を備える画像形成装置であって、
    CMYKの各色ごとに重畳パターンを設定可能な画像処理チップであって、前記転写体と前記摺擦部材の間にトナーを供給するための第1の重畳パターンと、特定種類の印刷を識別可能にするための第2の重畳パターンを設定可能な画像処理チップと、
    第1の色の重畳パターンとして前記第1の重畳パターンを設定し、第2の色の重畳パターンとして前記第2の重畳パターンを設定する手段と、
    前記画像処理チップを用いて、ドキュメントに基づく第1の画像に前記第1の重畳パターンと前記第2の重畳パターンが付加された第2の画像を取得する手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の重畳パターンは、前記転写体上において、前記第1の画像が形成されない非画像形成部に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の重畳パターンは、前記転写体上において、前記第1の画像が形成される画像形成部に形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の色は、CMYKから任意の1色を除いた色の内、単色もしくは複数色に設定され、
    前記第2の色は、CMYKの内、前記第1の色として使用されていない単色もしくは複数色に設定される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の色は、CMYのいずれか1色に設定され、
    前記第2の色は、Kに設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の色は、Yに設定される
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の画像の印刷がモノクロ印刷に設定されている場合、
    前記第1の色は、CMYKから任意の1色を除いた色の内、単色もしくは複数色に設定され、
    前記第2の色は、CMYKの内、前記第1の色として使用されていない単色もしくは複数色に設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記特定種類の印刷は、メンテナンスによる印刷である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 感光体上から転写されたトナー像をシートに転写する転写体と、
    前記転写体を摺擦する摺擦部材と、
    CMYKの各色ごとに重畳パターンを設定可能な画像処理チップであって、前記転写体と前記摺擦部材の間にトナーを供給するための第1の重畳パターンと、特定種類の印刷を識別可能にするための第2の重畳パターンを設定可能な画像処理チップと、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像処理チップの第1の色の重畳パターンとして前記第1の重畳パターンを設定し、前記画像処理チップの第2の色の重畳パターンとして前記第2の重畳パターンを設定するステップと、
    前記画像処理チップを用いて、ドキュメントに基づく第1の画像に前記第1の重畳パターンと前記第2の重畳パターンが付加された第2の画像を取得するステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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