JP2021168099A - 労務管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】広域地域での求人、求職者に対する、人材紹介、特に、ランダムに発生する求人に対しても労務希望者を容易に労務管理が行える労務管理システムを提供する。【解決手段】労務管理システムは、労務手配を開始する際に、労務地を指定して、データベース内に存在する求職者個人の居住地情報に基づいて、労務地から特定範囲内の労務希望者を割り出す検索処理と、労務日を指定して、データベース内に存在する求職者個人の求職者が希望する労務日又は労務不可日に基づいて、労務可能な求職者を割り出す処理と、に基づいて、該当求職者に労務依頼メールを発送する処理と、労務依頼メールに対する、労務者側の端末から労務の意思を受け付ける処理と、労務者側の端末から労務依頼受理の確認をできたものから確定処理と、を行う。【選択図】図2
Description
本発明は、パートやアルバイトのように毎月常勤ではなく、定期的に求人依頼者と労務者との間で、速やかに労務アサイン(割り当て)が行われるようにした労務管理システムに関する。
従来、例えば小売店や飲食店、ビルやマンションなどの管理業務、コンシェルジュ、警備担当者、あるいは事務担当者などの確保のために、店舗やビル管理会社、マンション管理会社、経営者などは、一定間隔ごとにシフト労務者のアサインを行うシフト管理が煩雑な業務となっていた。
また、少子高齢化の傾向もあり年々人手不足が増加し、パートをはじめ、副業やダブルワークの存在を取り込み、労務者の確保が複雑になってきている。そこで、シフト労務者など不定期労務者を対象として、例えば特許文献1に記載されるように、あらかじめ労務者から、希望する労務日時情報を取得するようにした、労務管理装置及びプログラムが開示されたものが存在する。
この特許文献1に記載される装置及びプログラムは、コンピュータで実現され、そのコンピュータのサーバ10は、記憶部15に、労務時間毎に必要な従業員数及び従業員が希望する労務日時情報、従業員の労務状況に対する評価を示す勤怠評価情報を記憶し、CPU11は、従業員数及び労務日時情報、勤怠評価情報に基づいて労務時間毎に必要な従業員を割り当てることにより労務シフトを作成するというものである。
特許文献1における装置及びプログラムによれば、広範囲に労務地が存在する場合の対応が難しく、また、あらかじめ労務者から希望する労務日時など取得することも煩雑になり、また勤怠管理を行う担当者の負担も増し、非常に時間と手間がかかっていた。
そこで、労務シフトを調整する際の労力を軽減するシフト管理装置及びシフト管理方法を提供するものとして、特許文献2に示されるようなシフト管理装置及びシフト管理方法なるものが開示されている。
特許文献2には、配属グループ、時間帯及び人数を指定して生成されたーつ以上のシフト枠に対する希望シフトを申請するように依頼するメッセージを、リアルタイムに交換するチャット機能を用いて、配属グループに所属する従業員宛てに送信し、従業員により入力されたシフトの希望日時を含む希望シフトを申請するためのメッセージを、チャット機能を用いて受信し、シフト枠が設定されたシフト表のうち従業員ごとのシフトスケジュールを表示する領域に、希望シフトを表示し、シフト表に表示された希望シフトに対する承認を受け付け、受け付けられた承認に対応する希望シフトを確定するとともに、希望シフトが確定したことを通知するメッセージを、希望シフトを申請した従業員宛てにチャット機能を用いて送信するというものである。
特許文献2においても、チャットというリアルタイムコミュニケーション手段を使用するにしても、広域な拠点からの求人に対する労務者のシフト管理者の負担を軽減できず、非常に作業が煩雑になり、シフト管理者および労務希望者の負担も軽減できなかった。
求職者である労務者から、あらかじめ労務希望日などを登録させておくことは、していても労務地が遠方である場合は、求人、求職者双方にとってあまり好ましくない。
本発明は、広域地域での求人、求職者(労務者)に対する、人材紹介、特に、ランダムに発生する求人に対しても労務希望者を容易にシフト管理が行える、労務管理システムを提供することを目的とする。
本発明の労務管理システムは、求職者の氏名等個人を特定する情報、求職者個人の居住地情報、求職者が希望する労務日又は労務不可日を登録する情報等があらかじめ、求職者側の端末から登録されるデータベースと、労務依頼を発注する労務者管理端末とからなる労務管理システムであって、労務手配を開始する際に、労務地を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の居住地情報に基づいて、労務地から特定範囲内の労務希望者を割り出す検索処理、労務日を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の求職者が希望する労務日又は労務不可日に基づいて、労務可能な求職者を割り出す処理に基づいて、該当求職者に労務依頼メールを発送する工程、労務依頼メールに対する労務者側の端末から労務の意思を受け付ける工程、労務者側の端末から労務依頼受理の確認をできたものから確定処理を行うことを特徴とするものである。
請求項2においては、前記労務地から前記特定範囲内の労務希望者を割り出す検索処理の際に、労務可能な求職者が少ない場合、前記特定範囲内を変更する前記請求項1記載の労務管理システム。
請求項3は、前記求職者は、労務可能な職種毎に登録され、労務者管理端末から職種毎に求職者を割り出すことができるようにした前記請求項1乃至2のいずれか1項記載の労務管理システム。
このように、近年は、新しいマンションや、オフィスビルなどや新しい店舗などがどんどん新規に建設、オープするなど、これらの場所で発生する職場に対応するために、複数の広域な労務地が新規に存在しても、あらかじめ労務者の居住地が登録されているデータベースを使用するので、新たな労務地が発生しても、即座に労務者の居住地に近い労務希望者(以後求職者は、労務者、及び労務希望者は、実質的に同一の意味として表示される)に労務依頼をかけられる。また、労務希望者の居住地の範囲も柔軟に拡大縮小の変更できるので、労務者の検索が容易に行え、即座に労務者を提供でき産業上きわめて有益なものとなる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて、特に、労務者を企業に勤める勤務者ではなく、各自独立した個々の事業者が、あらかじめ自ら所有する携帯端末で、労務管理システム側のデータベースに登録された実施例で説明する。
本発明の労務管理収システムは、図1に示されるように、求職者となる個人事業者である労務者の氏名等個人を特定する情報、労務者個人の居住地情報、労務者が希望する労務日又は労務不可日及び希望する職種と共にそれら情報等があらかじめ登録されるデータベース4と、労務依頼を発注する労務者管理端末2とからなる労務管理システムであって、それに求人依頼者端末1及び、労務者端末3が、インタネット網を介して接続されている。
そして労務手配を開始する際に、労務地を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の居住地情報に基づいて、労務地から特定範囲内の労務希望者を割り出す検索処理と労務日を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の求職者が希望する労務日又は労務不可日に基づいて、労務可能な求職者を割り出す工程、そして、割り出された工程で得られた求職者に労務依頼メールを発送する工程、労務依頼メールに対して求職者側の端末から労務の意思を受け付ける工程、求職者側の端末から労務依頼受理の確認をできたものから確定処理を行うようにされる。フロー図については、後述する。
データベース4は、労務依頼進捗確認システム、労務者出勤確認システムを含む労務者発注システム5が求人依頼者端末1からの制御でコントロールされる。また、労務者管理端末2のコントロールで、制御される労務者を割り振る(アサインシステム)からなる労務手配管理システム6、各求人依頼者側から供給される貸出備品システム7、管理会社請求機能、労務報酬支払機能を備えた経理システム8、そして、労務者端末3からの情報を受けて機能する労務者マイページシステム9を有して構成されている。
この労務者マイページシステム9は、労務情報確認機能、休日申請機能、個人スケジュール入力機能、入退館機能、労務情報確認・確定機能、各種連絡機能、掲示板機能などが搭載されている。また、労務者端末3は、各種業務に精通できるようにデータベース4内に搭載されたeラーニング機能を利用することができるようになっている。
ここで、労務者端末3を所有する労務者は、あらかじめ、各種業務ごとにリアルな研修を受講したり、ネットワークを通じてのeラーニングを受講し、一定の能力を備えた場合に、各労務者の労務可能な職種と共にデータベース4に登録され、目的の労務地での人材(労務者)を業種毎の職種と、居住地域を指定することで、ピックアップできるようになっている。
データベース4における労務者発注システムは、定期的に又はランダムに求人依頼者端末1から労務地、職種、人数などの求人情報が受け付けられるようになっており、求人依頼後、随時労務依頼進捗情報が確認できるようになっている。さらに、労務者が確定した後は、各労務者の出勤状況も確認できるようになっている。
さらに、データベース4には、労務者手配管理システム6が設けられ、求人依頼セクションの求人依頼端末1からの、求人情報を受信すると、その求人情報に基づいて、労務者管理端末2で、労務者のアサインを指示できるようになっている。また、労務者管理端末2は、あらかじめ登録されている労務者情報マスタ、求人依頼企業マスタ、各求人依頼企業が管理する労務地となるマンション、オフィスビル、店舗等労務先マスタなど、各種基本マスタ情報が登録されて、個々に閲覧できるようになっている。
さらに、各求人依頼企業によって、ユニホームや制服など職場で必要な備品などが有る場合には、各労務者に貸し出しできるように、労務者の労務開始までに貸出発送できるようにスケジューリングされる貸出備品システムも備えている。
このデータベース4には、各労務者の労務状況によって、各労務者の勤怠情報も管理されており、各求人依頼企業への請求書発送システム、各労務者への報酬の算出及び、この報酬算出に基づいて労務者への報酬支払い発送機能も備えている。
一方、このデータベース4は、労務者(求職者)が所有する各労務者端末3からアクセス可能となり、労務者からの情報収集や労務者への情報提供する労務者マイページシステム9を提供している。この労務者マイページシステム9は、求人側とのやり取りで既に確定した労務日情報、既に労務を終了した実績情報、労務に基づく報酬支払予定、支払い済み報酬など、労務情報確認機能が設けられている。
本願発明での大きな特徴といえるものは、労務者である個々人が、あらかじめ、あるいは必要により労務確定後も、諸事情により労務ができなくなった場合には、労務者からの休日申請機能、労務日変更機能等が設けられていることである。これにより、労務者個々人のスケジュールを柔軟にしている点である。
メインで求職者とし登録する労務者以外に、一般企業での退職者や、主婦、副業が認められている企業の従業員等、このシステムによって、登録される求職者は、この労務者マイページシステム9によって、個人スケジュールを入力し、生活情報と労務情報を一元管理できるようになっている。
この労務者マイページシステム9の一番重要な点は、個人情報と労務地情報があらかじめ登録されている上に、個々人のスケジュールに合わせて、休日申請ができる点と、労務日を確定する際の労務の意思確認を行う労務情報確認・確定機能が、設けられている点である。そして、実際の労務を開始する際に、労務場所に入館する通知機能と労務を終えて退館する際の退館機能を有する入退館機能が設けられている。
各種の職務に関する連絡機能、及び福利厚生も含めた掲示板機能などが設けられている。各労務者は、労務場所によって知識、技能が必要な場合があり、リアルな研修や、ネットワークを通じて、研修を行うe−ラーニング機能10が外部のサイトにアクセスされ、1又は複数の教育がネットで受けられるようになっている。また、リアル、又はネットで教育を受けたものは、どこの労務地で労務可能かの情報もあらかじめ、労務者の職能情報として登録されるようになっている。
データベース4は、以上のように求人依頼者端末1、労務者管理端末2、そして労務者端末3と接続されて構成されているが、図2に基づいて本発明の労務管理システムにおける労務発注フローを説明する。
新しい労務地が発生して、日勤や夜勤の固定労務を採用していても、労務日によって欠員が発生する場合がある。また、シフト制の労務であっても働く曜日や時間が決まっている固定シフトと自由にスケジュールを決められる自由シフトがあるが、本発明の労務管理システムは、どのような形態でも、効果的な労務員を手配し易くしている。
図2に示されるように(ステップ21)、ある労務地で労務員の欠員が発生すると求人依頼者端末1で発注依頼を入力してデータベース4に発信すると(ステップ22)、労務者管理端末2側にデータが送信され、受注確認を入力(ステップ23)すると、労務員発注システム側で、労務員発注報が入力される(ステップ24)。これにより労務発注受付が完了され(ステップ25)、労務者管理端末2側で労務手配が開始される(ステップ26)。
先ず、図3に示されるように、労務地から所定範囲における労務者(求職者)の居住地域を指定すると(都心部となる内側の円参照)その範囲内に存在する労務者(求職者)の人数が割り出される(ステップ27)。求職社が足りない場合は、前記所定範囲を首都圏(図中外側の円参照)まで拡大できる。そこで、求職者の人数が、満たされていれば、労務者管理端末2側で手配労務員を決定して(ステップ28)、データベース4側に手配労務員の決定処理を指示すると(ステップ29)、データベース4側では、該当する各労務員の労務者端末3に労務依頼情報を送信する(ステップ30)。
求職者(労務者)は、労務の意思を送信する(ステップ31)。この意思で労務をしたくない場合は、労務依頼断りメールを送信(ステップ32)する。ステップ31で、労務受理の意思がある場合(ッステップ33)、受理の確認メールが送信され、労務員発注システム側で確定処理(ステップ34)がなされ、その旨のメールが労務員宛に送信される(ステップ35)。
この処理は、全ての依頼日の労務員が確定するまでステップ36からステップ27の所定範囲内の所在地の検索処理にもどって行われ、全て確定した場合には、ステップ37に到達し、労務手配完了処理が行われ、ステップ38で、労務者管理端末2から求人依頼者端末1にとなる労務者依頼部署に連絡され、求人依頼者端末1で労務手配完了が確認できるようになっている(ステップ39)。
このようにして、労務者管理端末2は、求人依頼者端末1からの労務員発注依頼に基づいて、即座に労務場所から所定範囲に存在するあらかじめ登録された労務員宛に、指定日に労務可能かの情報に基づいて労務手配をかけられ、さらに労務者との確認処理も迅速に行える。
データベース4は、各求人依頼部署から発注された労務地毎にシフト労務表が作成され、そして、それらデータは随時蓄積され、以後の出勤管理、労務情報に基づく給与管理、労務地における入退館管理等に利用されるようになっている。
尚、本発明の労務管理システムは、以上のように構成され運用されているが、労務者は、マンションでの警備員、コンシェルジュ、管理員、あるいは、オフィスでの事務職、派遣員、あらゆる職種に合わせて、研修などを行い、職種に合わせて可能職種もあらかじめ労務員の属性情報として登録しておくことで、労務員(労務者)の居住地域に、職種を指定することできめ細かい労務員の供給が可能となる。
また、労務地から所定範囲における労務者(求職者)を割り出す方法として、前述の実施例では、住所情報により居住地で直線距離的に求めているが、実際には居住地により最寄りの一又は複数の駅までの時間を登録しておき、時間的な距離情報を算出しても良く、そうすることでより正確な労務者を割り出せる。また、検索方法としては時間だけによらず、通勤費の少ないものから検索してもよく上記実施例には限定されない。
さらに、上記実施例における労務者(求職者)とは、独立した事業者としての事例で説明したが、本発明の労務管理システムを同一企業内に勤務する従業員を対象に利用しても良く、その際もその企業内の全従業員に求人情報を出すのではなく、労務地から所定範囲における求職者を簡単に、効率よく割り出せる。
本願発明において、労務者への求人情報は、働くものが企業に勤める従業者であろうが、独立した事業者であっても何ら問題はないということは言うまでもない。
本願発明において、労務者への求人情報は、働くものが企業に勤める従業者であろうが、独立した事業者であっても何ら問題はないということは言うまでもない。
以上のように、本発明の労務管理システムによれば、いろいろな職種で、いろいろな地域で突然求人依頼が発生しても、業務地に応じて、その業務地から所定の範囲内の労務者を容易に効率よく採用できる。今後の社会的な高齢化社会における人手不足に、シニア層や、副業を認められ職を求める求職者、パートなどを希望する主婦層などをも多数取り込め、産業上きわめて有用なものとなる。
1・・・求人依頼者端末
2・・・労務者管理端末
3・・・労務者端末
4・・・データベース
5・・・労務者発注システム
6・・・労務手配管理システム
7・・・貸出備品システム
8・・・経理システム
9・・・労務者マイページシステム
10・・・eラーニングシステム
2・・・労務者管理端末
3・・・労務者端末
4・・・データベース
5・・・労務者発注システム
6・・・労務手配管理システム
7・・・貸出備品システム
8・・・経理システム
9・・・労務者マイページシステム
10・・・eラーニングシステム
Claims (3)
- 求職者の氏名等個人を特定する情報、求職者個人の居住地情報、求職者が希望する労務日又は労務不可日を登録する情報等があらかじめ登録されるデータベースと、労務依頼を発注する労務者管理端末とからなる労務管理システムであって、
労務手配を開始する際に、
労務地を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の居住地情報に基づいて、労務地から特定範囲内の労務希望者を割り出す検索処理、
労務日を指定して、前記データベース内に存在する求職者個人の求職者が希望する労務日又は労務不可日に基づいて、労務可能な求職者を割り出す工程、
そして、割り出された工程で得られた求職者に労務依頼メールを発送する工程、
労務依頼メールに対する求職者側の端末から労務の意思を受け付ける工程、
求職者側の端末から労務依頼受理の確認をできたものから確定処理を行うことを特徴とする労務管理システム。 - 前記労務地から前記特定範囲内の労務希望の求職者を割り出す検索処理の際に、労務可能な求職者が少ない場合、前記特定範囲内を変更することを特徴とする前記請求項1記載の労務管理システム。
- 前記求職者は、労務可能な職種毎に登録され、労務者管理端末から職種毎に求職者を割り出すことができることを特徴とする前記請求項1乃至2のいづれか1項記載の労務管理システム。
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