JP2021166848A - 薬剤仕分け装置及び薬剤仕分けシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薬剤仕分けシステム1は、薬剤分包装置110と、薬剤仕分け装置2によって構成されている。薬剤分包装置110は、錠剤やカプセル等の固形薬剤と、散薬とを一つの包装内に収容することができる。薬剤仕分け装置2は、薬剤を一服用分ずつ包装した薬剤包装が複数帯状に繋がった薬剤包装帯が導入され、薬剤包装帯から薬剤包装を個別に分離し、特定の条件に基づいて仕分けする。
【選択図】図1
Description
例えば医師の処方の内、その用法が、朝にA薬とB薬を服用し、昼にB薬を服用し、夕食後に朝の倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者自らが決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。
特許文献1に開示された発明は、カレンダーに薬剤を収容する薬剤収容部を設けたものである。
特許文献1に開示された発明では、日付けの下方に、それぞれ4個の薬剤収容部が並べられている。4個の薬剤収容部は、それぞれ服用のタイミング(用法)に対応するものであり、特許文献1の記載に基づけば、「朝」「昼」「夜」「ネル前」と表示されている。
そして投薬カレンダー(お薬カレンダー)の薬剤収容部に、服用のタイミングに対応した薬剤を収容しておく。服用のタイミングが到来すると、該当する薬剤収容部から薬剤を取り出して服用する。
そして訪問薬局の薬剤師が、患者の自宅や介護施設を巡回訪問して投薬カレンダーの薬剤収容部に薬剤を補充する場合がある。
また薬剤師が自己の薬局(調剤室)で投薬カレンダーの薬剤配置部に薬剤を収容し、薬剤が収容された状態の投薬カレンダーを患者の自宅や介護施設に持ち込む場合もある。
ここで投薬カレンダーの形式であるが、特に法律の定めはなく、各施設によって各種のものが使用されている。
代表的な投薬カレンダーの形式は、図11,12,13に記載の3種類である。
具体的には、月、火、水、木、金、土、日の7曜を縦軸とし、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」を横軸とするマトリックス形状である。
個人用投薬カレンダ−100は、一人の服用者が専用に使用するものであり、例えば服用者の村松が一週間に服用する薬剤が、曜日と服用のタイミングごとに収容される。
例えば、水曜日の昼食後には、水曜列の昼用の位置に収容された薬剤を服用者たる村松が服用する。
個人用投薬カレンダ−100は、一週間を一つの単位とするものが多いが、何日を一単位とするのかは任意であり、10日単位や、二週間単位、28日単位等であってもよい。
具体的には、村松、早田、嵐、富士、井手、霧島、諸星の七名の名前を縦軸とし、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」を横軸とするマトリックス形状である。
一日用投薬カレンダ−101は、複数の服用者が共同で使用するものであり、例えば7人の服用者が一日に服用する薬剤が、服用者名と服用のタイミングごとに収容される。
例えば、当日の朝には、村松、早田、嵐、富士、井手、霧島、諸星の七名が、それぞれの「朝用」の薬剤収容部に収容された薬剤を服用する。昼食を終えれば前記した七名が、それぞれの「昼用」の薬剤収容部に収容された薬剤を服用する。
複数の服用者を対象とする一日用投薬カレンダ−101は、介護施設や病院で使用される。一日用投薬カレンダ−101において、何名の服用者を一単位とするかは任意であり、5名であっても10名であってもよい。
具体的には、上部に大きく「朝用」という様に服用のタイミングが記され、本郷、一文字、・・・・東條、佐野の28名の名前が並べられている。
服用時点別投薬カレンダ−102は、複数の服用者が共同で使用するものであり、介護施設や病院で使用される。例えば28人の服用者それぞれが、一日の特定時期に服用する薬剤が、服用者名別に収容される。
例えば、当日の朝には、カレンダーに名前のある28名が、それぞれの名前が付された薬剤収容部に収容された薬剤を服用する。
全員が服用を終えると、服用時点別投薬カレンダ−102を外し、昼用の服用時点別投薬カレンダ−102を用意する。
服用時点別投薬カレンダ−102において、何名の服用者を一単位とするかは任意であり、10名であっても30名であってもよい。
例えば 特許文献1に開示された投薬カレンダーは、服用者の自宅や介護施設に設置されるものであり、訪問薬局の薬剤師が服用者の自宅や介護施設を巡回訪問して薬剤収容部に薬剤を補充する。
また薬剤師が自己の薬局(調剤室)で投薬カレンダー100,101,102の薬剤配置部に薬剤を収容し、薬剤が収容された状態の投薬カレンダー100,101,102を服用者の自宅や介護施設に持ち込む場合であれば、薬剤師は投薬カレンダー100,101,102の形式の沿って各薬剤配置部に所定の薬剤を入れてゆく。
しかしながら、前記した様に投薬カレンダー100,101,102には複数の形式のものがあるので、まぎらわしく、作業は慎重を要する。
そのため薬局においては、投薬カレンダー100,101,102の各薬剤配置部に所定の薬剤を入れる作業が大きな負担となっている。
本実施形態の薬剤仕分けシステム1は、図1の様に薬剤分包装置110と、薬剤仕分け装置2によって構成されている。
薬剤分包装置110は、薬剤を一服用分ずつ包装した薬剤包装が複数帯状に繋がった薬剤包装帯を排出するものである。
本実施形態で採用する薬剤分包装置110では、錠剤やカプセル等の固形薬剤と、散薬とを一つの包装内に収容することができる。
薬剤カセット126は、固形薬剤を収容しておき、必要とされる量の固形薬剤を適宜払い出すものである。
また図示しない印刷手段によって、薬剤包装7に所望の印刷がなされる。
薬剤包装7は帯状に長く繋がった薬剤包装帯5として排出される。
薬剤包装帯5は、処方情報が印刷された情報印刷部6が先頭にあり、それに続いて多数の薬剤包装7が繋がっている。
情報印刷部6には、服用者名、処方薬名、処方量等が印刷されている。また後記する薬剤包装帯5の形式が記載されている。また情報印刷部6には、二次元バーコード等の記録手段が印刷されており、二次元バーコードにもこれらの情報が書き込まれている。
図3(a)に示す例では、服用者「村松」が服用する薬剤が、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」の順に一服用分ずつ直列に並び、それに続いて翌日の「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」の薬剤包装7がこの順に繋がっている。その後は、順次、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」の順に一服用分ずつ直列に繋がる。
医師の処方が、例えば21日分であるならば、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」の組が、21組、帯状に繋がって排出される。
図3(b)に示す例では、服用者「村松」が朝に服用する薬剤が連続的に直列に繋がり、その後で、服用者「村松」が昼に服用する薬剤が連続的に直列に繋がる。その後は、夜用、寝る前用の薬剤包装が繋がっている。
医師の処方が、例えば21日分であるならば、「朝用」の薬剤が包装された薬剤包装7が連続して21包排出され、続いて「昼用」の薬剤が包装された薬剤包装7が連続して21包排出される。
薬剤仕分け装置2は、外郭を構成する筐体3を有し、その天面部には包装帯装着部15がある。
薬剤仕分け装置2の筐体3の内部は、4エリアに分かれている。
即ち薬剤仕分け装置2の内部であって正面側には、薬剤包装帯5を切り分けると共に仮置き箱(仮置き部)8に投入する切り分け工程エリア10と、仮置き箱8を保管する仮置き箱保管エリア11がある。また薬剤仕分け装置2の内部であって裏面側には、薬剤包装ピックアップエリア12と、カレンダー保管エリア13がある。
また仮置き箱8を一定距離ずつ寸動させる寸動台23が設けられている。
本実施形態の薬剤仕分け装置2は、薬剤を一服用分ずつ包装した薬剤包装7が複数帯状に繋がった薬剤包装帯5が導入され、薬剤包装帯5から薬剤包装7を個別に分離する機能を有している。
また本実施形態の薬剤仕分け装置2は、薬剤の服用者、一日に服用すべき薬剤であるという条件、服用のタイミングを条件として薬剤包装7を仕分けすることができ、さらにそれを台紙35に配列することができる。
なお薬剤包装帯5を薬剤分包装置110に装着するのに先立って、薬剤包装帯5の各薬剤包装7に、処方どおりに正しく薬剤が収容されているかを事前に監査することが望ましい。
この事前監査は、薬剤師によって行われる。
また薬剤包装帯5が、図3(b)の様な、服用のタイミングごとにまとめられて繋がった連続形式の薬剤包装帯5bであるならば、各薬剤包装7に内蔵されている薬剤は、朝用、朝用、朝用、・・・昼用、昼用、昼用、昼用・・・という様に同じものが続く。そのため違うものが入っていたり、数が違っていた場合に、間違いを見つけやすい。
本実施形態では、図5の様に、薬剤包装帯5aをロール状に巻回し、包装帯保持具16の挿入芯部材20に装着する。そして薬剤包装帯5aの一端を引き込みロール21に挟み込む。例えば服用者「村松」用の薬剤包装帯5aの一旦を引き込みロール21に挟み込む。
ここで薬剤仕分け装置2への処方箋情報等の読み込みは、バーコード等から直接読み取ってもよく、他の記憶装置に接続されて間接的に読み取ってもよい。
例えばバーコード等で処方ID、または処方情報等を読み出し、この情報が自動的に他のサーバーやコンピュータ等に入力され、処方IDに基づいて情報が検索されて薬剤仕分け装置2に読み込まれてもよい。
ここで薬剤包装帯5aの切り分けに先立ち、仮置き箱保管エリア11から仮置き箱8が取り出され、寸動台23に設置されている。
そのため薬剤包装7の落下位置には仮置き箱8があり、切り離された薬剤包装7は、一つずつ仮置き箱8に入る。
そして寸動台23台が少しずつ仮置き箱8を移動させ、薬剤包装7は、仮置き箱8の中で、薬剤包装帯5aで繋がっていた順番に並ぶ。
本実施形態に従うと、薬剤包装7は、仮置き箱8の中で、薬剤包装帯5aで繋がっていた順番に並ぶ。
具体的には、朝用、昼用、夜用、寝る前用、朝用、昼用、夜用、・・という様に一日に服用する薬剤包装7が繰り返し状態となって仮置き箱8に並べられる。
図示しない制御装置には、仮置き箱保管エリア11に移動された仮置き箱8が、服用者「村松」用のものであることが記憶される。
また新たな仮置き箱8が、仮置き箱保管エリア11から取り出され、寸動台23に設置される。
さらにまた新たな仮置き箱8が、仮置き箱保管エリア11から取り出され、寸動台23に設置される。
なお原則として一つの薬剤包装7内に、一回に服用する薬剤が全て収容されているが、例外的に、同一の薬剤包装7に収容できない場合がある。
例えば漢方薬が処方されている場合には、他の薬剤とは別の包装がなされている場合がある。この様な場合には、図6の服用者「富士」用の様に、薬剤包装7を収容した仮置き箱8とは別の仮置き箱8に漢方薬等を収容する。
本実施形態では、採用する投薬カレンダー30,31,32は、いずれも基材たる台紙35a,b,cがあり、当該台紙35a,b,cに必要事項が印刷されている。
また台紙35には、それぞれ7行4行のマトリックス状に糊付き部37がある。
以下説明する。
本実施形態の薬剤仕分け装置2では、図示しないポケット部材収容部があり、当該ポケット部材収容部に多数のポケット部材36が格納されている。そして図示しない搬送機構によってポケット部材36が薬剤包装ピックアップエリア12に搬送されて来る。
また薬剤包装ピックアップエリア12には、投薬カレンダー30を使用する服用者の仮置き箱8が搬送されて来る。
そして仮置き箱8の中から、包装保持具26によって所定の順番で薬剤包装7を抜き取り、ポケット部材36の中に投入する。
そして仮置き箱8内の薬剤包装7を前から順番に包装保持具26によって取り出し、一つずつポケット部材36に入れてゆく。
この作業を続けることによって、個人用投薬カレンダ−30が完成する。
完成した個人用投薬カレンダ−30は、特定の服用者が一日に服用すべき薬剤包装を服用のタイミングの条件に従って横に並んだ状態となっており、一日服用薬集合が形成されている。また個人用投薬カレンダ−30の横列は、特定の服用者(村松)が一日に服用すべき薬剤包装が服用のタイミングの順に並んでおり、一日服用分配列が形成されている。
また完成した個人用投薬カレンダ−30は、特定の服用者(村松)ごとに複数の一日服用薬集合を集めて一まとめとした個人別複数日服用薬集合を構成している。
さらに個人用投薬カレンダ−30の縦横のマトリックスは、特定の服用者(村松)の複数日(7日)に対応する複数の一日服用分配列を集めて一まとめとした個人別複数日服用分配列を形成している。
例えば複数の服用者を対象とする一日用投薬カレンダ−31を作る場合は、図8の様に、台紙35bに記載された服用者に対応して複数の服用者用の仮置き箱8が薬剤包装ピックアップエリア12に搬送されて来る。例えば7名の服用者用の仮置き箱8が薬剤包装ピックアップエリア12に搬送されて来る。
またポケット部材収容部からポケット部材36が28個搬送されて来る。
そして各仮置き箱8内の薬剤包装7を前から一包装ずつポケット部材36に入れてゆく。ここで、各仮置き箱8から一包装ずつ、4包の薬剤包装7を順番に取り出して一包装ずつポケット部材36に入れ、4包の取り出しが終わると、他の人の仮置き箱8内から薬剤包装7を取り出す作業に移行する。
この作業を続けることによって、複数の服用者を対象とする一日用投薬カレンダ−31が完成する。
完成した一日用投薬カレンダ−31は、特定の服用者が一日に服用すべき薬剤包装が服用のタイミングの条件に従って横に並んだ状態となっており、一日服用薬集合が形成されている。また一日用投薬カレンダ−31の横列は、特定の服用者(村松)が一日に服用すべき薬剤包装が服用のタイミングの順に並んでおり、一日服用分配列が形成されている。
また完成した一日用投薬カレンダ−31は、複数の服用者の一日服用薬集合を一日分ずつ集めて一まとめにした多人数一日服用薬集合が構成されている。
さらに一日用投薬カレンダ−31の縦横のマトリックスは、複数の服用者の一日服用分配列を一日分ずつ集めて一まとめにした多人数一日服用分配列が形成されている。
そして各仮置き箱8内の薬剤包装7を前から1包ずつ包装保持具26によって取り出し、一包装ずつポケット部材36に入れてゆく。
本実施形態では、服用者用の仮置き箱8が28個、薬剤包装ピックアップエリア12に搬送されて来る。なお、服用者の数が台紙35cの糊付き部37の数よりも少ない場合は、仮置き箱8の数は、少ないものとなる。
そして各仮置き箱8内の該当する服用タイミング(例えば朝)に対応する薬剤包装7を1包ずつ包装保持具26によって取り出し、一包装ずつポケット部材36に入れてゆく。
そして続いて、図示しない移動手段によってポケット部材36を一ずつ保持し、順番に台紙35cの糊付き部37に押し当てて、ポケット部材36を糊付き部37に接着する。
この作業を続けることによって、複数の服用者を対象とする服用時点別投薬カレンダ−32が完成する。
また服用時点別投薬カレンダ−32の縦横のマトリックスは、特定の服用のタイミングに、複数の服用者が服用すべき薬剤包装を、所定の順番で一まとめとした多人数服用時点別配列を構成している。
例えば、台紙35にフック等の係合部を設け、ポケット部材36を係合させていくものであってもよい。
また台紙35やポケット部材36に磁石を取り付け、磁力によってポケット部材36を台紙35に固定するものであってもよい。
仮置き箱8やポケット部材36にRFID等の書換え可能な記録手段を取り付け、これらが各エリアに搬送された際や、台紙35に取り付けられ際に、情報交換や確認を行ってエラーチェックや、情報伝達の手段として使ってもよい。
また仮置き箱8やポケット部材36に書換え不能な識別子を取り付けてもよい。書換え不能な識別子の例としては、二次元バーコードやバーコードがある。
書換え不能な識別子から直接的に情報を得て確認やエラーチェックを行ってもよい。また書換え可能な記録手段や書換え不能な識別子から得た情報を他のサーバーやコンピュータ等に入力し、確認やエラーチェックに活用してもよい。
薬剤包装7をポケット部材36に投入する際には開口を引き広げ、投入後口には付勢部材によって開口が狭くなる構造が考えられる。
付勢部材は、バネまたは何らかの弾性構造であることが望ましく、バネ等の付勢力によって薬剤包装7の分包紙を軽く抑え、薬剤包装7が脱落することを防止する。
図3(b)の様な連続形式の薬剤包装帯5bを使用する場合は、薬剤包装ピックアップエリア12で仮置き箱8の中から包装保持具26によって所定の順番で薬剤包装7を抜き取る際、抜き取る位置を変えて抜き取ることとなる。
薬剤包装帯5bを使用する場合、仮置き箱8の両端側のエリアに、朝用の薬剤包装7と寝る前用の薬剤包装7があり、中程のエリアに昼用と夜用がある。
包装保持具26は、仮置き箱8のエリアを移動し、各エリアから順次薬剤包装7を抜き取ってゆく。
またバーコード等の記録手段の情報だけによって一日服用薬集合、個人別複数日服用薬集合、多人数一日服用薬集合、多人数服用時点別集合を作ってもよい。
例えば、特定の服用者が一日に服用すべき薬剤の薬剤包装が服用のタイミングの順に並んだ一日服用薬集合を複数作り、これを排出するものであってもよい。なお服用のタイミングの順は、朝用、昼用、夜用、寝る前用の順であることが望ましいが、寝る前用を先頭とする逆順であってもよい。
また特定の服用者ごとに前記一日服用薬集合を複数集めて一まとめとした個人別複数日服用薬集合を作り、これを排出するものであってもよい。
薬剤の服用者を前記特定の条件とし、複数の服用者の前記一日服用薬集合を一日分ずつ集めて一まとめにした多人数一日服用薬集合を作り、これを排出するものであってもよい。
服用のタイミング別に、複数の服用者が服用すべき薬剤の薬剤包装を、所定の順番で一まとめとした多人数服用時点別集合を作り、これを排出するものであってもよい。
例えば一日服用薬集合を複数作って排出したり、個人別複数日服用薬集合や、多人数一日服用薬集合、多人数服用時点別集合の形式で仕分けして薬剤包装7を薬剤仕分け装置2から排出し、投薬カレンダ−以外の容器や機器に入れてもよい。
例えば病院の病棟配薬に本発明の薬剤仕分け装置2を使用する場合であれば、仕分けした薬剤包装7を配薬トレイへ入れる。この様に、薬剤仕分け装置2は、病院内における薬剤師や看護師の業務軽減にも寄与する。
この場合は薬剤包装7の投入先は投薬カレンダ−30,31,32ではなく、例えば配薬トレイマスである。また配薬トレイ内に前記したポケット部材(個別容器)36をセットしてもよい。本実施形態では、薬剤包装7の配置先は、配薬トレイとなる。
即ち在宅看護等の現場では、カレンダー形式だけでなく、配薬ボックスと称される薬剤セット具が使用される場合もある。
ここで配薬ボックスは、紙やプラスチック等の安価な材料で作られた箱であり、形状や構造は、病院で使用される配薬トレイと大差ない。
薬剤仕分け装置2に配薬ボックスに薬剤包装7を投入する機能を持たせても良いし、薬剤仕分け装置2から排出された薬剤包装7を配薬ボックスに投入してもよい。
例えば投薬カレンダーの台紙に予め収容部が一体化されていてもよい。例えばポケット部材36が取れないカレンダーバックを採用し、ポケット部材36に薬剤包装7を直接投入してもよい。
2 薬剤仕分け装置
5 薬剤包装帯
7 薬剤包装
8 仮置き箱(仮置き部)
10 切り分け工程エリア
12 ピックアップエリア
13 カレンダー保管エリア
15 包装帯装着部
110 薬剤分包装置
Claims (1)
- 薬剤を一服用分ずつ包装した薬剤包装が複数帯状に繋がった薬剤包装帯が導入され、
薬剤包装帯から薬剤包装を個別に分離し、特定の条件に基づいて仕分けすることを特徴とする薬剤仕分け装置。
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