JP2021166621A - 什器ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の側方におけるインフラ線のレイアウトの自由度を高めることができる什器ユニットを提供する。【解決手段】什器ユニット1は、作業面11fを形成する天板11と、天板11の上方で、天板11の幅方向に延びて設けられ、インフラ線Pが幅方向に挿通される第一挿通部を有したダクト部材23と、天板11の幅方向の少なくとも一方の端部に設けられ、ダクト部材23よりも前後方向Daの長さが大きい中空のエンドパネル30と、エンドパネル30の内部に設けられ、前後方向Daに延びる筒状で、インフラ線Pが前後方向Daに延びて挿通される第二挿通部を有した挿通部材35と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、什器ユニットに関する。
実験や研究等を行う施設に設置される作業用什器として、天板を備えた作業台に、上下方向に延びる筒状に形成され、内部に配線を挿通可能な配線挿通部が形成されたダクト部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6341591号公報
しかしながら、上述した従来技術にあっては、ダクト部材が、互いに対向して設けられた一対の天板の中間部に設けられている。つまり、天板同士が対向する方向(以下、これを前後方向と称する。)において、一対の天板は、ダクト部材を挟んで両側に張り出して設けられている。このため、例えば、ダクト部材内に挿通された配線を、ダクト部材から前後方向に延びるように配置するには、配線をダクト部材から前後方向に突出させる必要がある。すると、例えば配線を支持するためのサポート部材等をダクト部材から前後方向に突出して設ける必要があり、コスト上昇、美観の低下といった問題を招く。その結果、天板の側方における配管のレイアウトが制限されてしまう。
本発明は、天板の側方におけるインフラ線のレイアウトの自由度を高めることができる什器ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る什器ユニットは、作業面を有する天板と、前記天板よりも上方で、前記天板の幅方向に延びて設けられ、前記幅方向に沿ってインフラ線が挿通される第一挿通部を有したダクト部材と、前記天板の前記幅方向の少なくとも一方の端部に設けられ、前記ダクト部材よりも前後方向の長さが大きい中空のエンドパネルと、を備え、前記エンドパネルの内部は、前記前後方向に沿ってインフラ線が挿通可能に構成されている。
本態様によれば、天板の幅方向の端部に設けたエンドパネルの内部でインフラ線を前後方向に挿通させることができる。これにより、ダクト部材よりも前後方向に突出するように配置するインフラ線を、エンドパネル内に収容することができる。したがって、美観が損なわれるのを抑えることができ、インフラ線を支持するための部材を別途設ける必要も無い。その結果、天板の側方におけるインフラ線のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記エンドパネルは、上下方向で前記ダクト部材と同じ位置に、前記前後方向にインフラ線が挿通される第二挿通部を有した挿通部材を有し、前記挿通部材には、前記第二挿通部と前記第一挿通部とを連通させる連通口が形成されていることが好ましい。
本態様によれば、什器ユニットを、幅方向の外側から見たときに、天板上の作業空間が、エンドパネルによって覆われる。これにより、天板上の作業空間が周囲から不用意に見えるのを抑えることができる。また、エンドパネルによって、天板から幅方向外側に物品等が落下するのを抑えることができる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記エンドパネルは、外枠と、前記外枠に対して前記幅方向の両側から取り付けられたパネル体と、を備え、前記挿通部材の前記前後方向の両端部は、前記パネル体の内側で前記外枠に接合されていることが好ましい。
本態様によれば、挿通部材の前後方向の両端部を、エンドパネルの外枠に接合することで、挿通部材を、エンドパネルの補強部材として機能させることもできる。また、挿通部材が外枠によって支持されることになり、挿通部材を支持するための部材を設ける必要が無く、簡易な構成とすることができる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記挿通部材は、上下方向で前記ダクト部材と同じ位置に設けられ、前記挿通部材には、前記第二挿通部と前記第一挿通部とを連通させる連通口が形成されていることが好ましい。
本態様によれば、挿通部材の第二挿通部とダクト部材の第一挿通部との間で、連通口を通してインフラ線を容易に通すことができる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記エンドパネルの内部に設けられ、上下方向に沿ってインフラ線が挿通される第三挿通部をさらに備えることが好ましい。
本態様によれば、エンドパネル内に導入したインフラ線を、第三挿通部を通して上下方向に案内し、前後方向に延びる第二挿通部に連続的に案内することができる。これにより、エンドパネル内でインフラ線をまとめて配置することが可能となる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記エンドパネルのうち前記天板よりも上方で、かつ前記ダクト部材に対して前記前後方向にずれた位置には、インフラ線への接続を行う第一接続口が、前記幅方向で前記天板側に露出して設けられていることが好ましい。
本態様によれば、天板の利用者がエンドパネルに設けられた第一接続口に機器等を接続することで、インフラ線から供給される供給源を取り出すことができる。この場合、第一接続口を利用するにあたって、第一接続口に接続される配線等が天板の上方を横断することがないので、天板での作業性を向上させることができる。
上記態様の什器ユニットにおいて、前記エンドパネルのうち少なくとも前記幅方向で前記天板側とは反対側に、オプション部材が取り付けられていることが好ましい。
本態様によれば、エンドパネルで天板側とは反対側に、例えば棚板等のオプション部材を装着することが可能となる。
本発明の一態様によれば、天板の側方におけるインフラ線のレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る什器ユニットの全体構成を示す斜視図である。 上記什器ユニットを構成する什器本体とエンドパネルの分解斜視図である。 上記什器ユニットを、幅方向でエンドパネルと反対側から見た図である。 上記什器ユニットを対向方向(前後方向)から見た図である。 図3のV−V線に相当する断面図であって、上記什器本体のダクト部材及び支柱と、エンドパネルの挿通部材との取り合い部分を示す図である。 上記什器ユニットの変形例を示す図である。 上記什器ユニットの他の変形例を示す図である。 上記什器ユニットを複数組み合わせて用いる例を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による什器ユニットを実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る什器ユニット1の全体構成を示す斜視図である。図2は、上記什器ユニット1を構成する什器本体10とエンドパネル30の分解斜視図である。図3は、上記什器ユニット1を、幅方向Dwでエンドパネル30と反対側から見た図である。図4は、上記什器ユニット1を対向方向(前後方向Da)から見た図である。
図1〜図4に示すように、什器ユニット1は、天板11を備えた什器本体10と、エンドパネル30と、を備えている。
什器本体10は、いわゆるデスク(作業台)であり、天板11と、支持構造体12と、一対の支柱21と、上部連結材22と、ダクト部材23と、を主に備えている。
本実施形態において、什器本体10は、一対の天板11を、水平面内で互いに対向させて備えている。以下の説明において、一対の天板11同士が水平面内で対向する方向を「対向方向Da」、水平面内で対向方向Daに直交する方向を「幅方向Dw」、対向方向Da及び幅方向Dwに直交する方向を「上下方向Dv」と称する。
天板11は、平板状で、支持構造体12上に支持されている。天板11は、上下方向Dvに直交する水平面に沿って設けられ、その上面に作業面11fを有する。本実施形態において、天板11は、平面視長方形状をなしている。天板11は、対向方向(前後方向)Daを短手方向、幅方向Dwを長手方向として設けられている。
支持構造体12は、床面F上に設けられ、天板11を下方から支持する。支持構造体12は、脚体13と、幕板14と、を備えている。脚体13は、幅方向Dwに間隔をあけて、二個一対で設けられている。各脚体13は、幅方向Dwに直交する面内に沿って位置する板状である。幕板14は、平板状で、対向方向Daに直交する面内に沿って配置されている。幕板14は、幅方向Dw両側の脚体13の後端部同士の間を塞ぐように設けられている。
一対の支柱21は、幅方向Dwに間隔をあけて設けられている。一対の支柱21は、什器本体10の幅方向Dwの両端部にそれぞれ設けられている。一対の支柱21は、対向方向Daで互いに対向する天板11同士の間に挟み込まれて配置されている。各支柱21は、床面Fから上下方向Dvの上方に向かって延びている。各支柱21は、天板11の作業面11fよりも上方に延びている。
上部連結材22は、一対の支柱21の上端部同士間に架設されている。上部連結材22は、幅方向Dwに延びる筒状で、その両端部が、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止、溶接による接合等によって一対の支柱21に接続されている。一対の支柱21、及び上部連結材22は、対向方向Daから見て門型を成している。
ダクト部材23は、上下方向Dvにおいて一対の支柱21の中間部に配置されている。ダクト部材23は、天板11の作業面11fよりも上方において、一対の支柱21間に架設されている。ダクト部材23は、幅方向Dwに延び、その両端部が一対の支柱21に、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止、溶接による接合等によって連結されている。このようなダクト部材23は、天板11の後端部の上方に配置されている。
図5は、図3のV−V線に対応する断面図であって、上記什器本体10のダクト部材23及び支柱21と、エンドパネル30の挿通部材35との取り合い部分を示す図である。
図5に示すように、ダクト部材23は、幅方向Dwに延びる中空筒状をなしている。ダクト部材23は、その内側に、インフラ線Pが挿通される第一挿通部23aが形成されている。各支柱21には、ダクト部材23の端部が接続される部分に、支柱21を幅方向Dwに貫通し、ダクト部材23の第一挿通部23aに連通する連通開口21aが形成されている。支柱21内とダクト部材23内とは、この連通開口21aを通して連通している。なお、本実施形態において、インフラ線Pとは、水や空気、その他の液体、気体等の配管、電気や光等の配線、その他施設自体に引き込まれた供給源を什器ユニット1で取出可能とするためのものである。
ダクト部材23は、幅方向Dwから見て、上下方向Dvに長い長方形の断面形状を有している。図1、図4に示すように、ダクト部材23において、対向方向Daの両側(天板11側)を向く側面23fには、接続部25が露出して設けられている。接続部25は、第一挿通部23aに挿通されたインフラ線Pの端部が接続されている。接続部25としては、什器ユニット1の利用者が各種の電気部品の電源プラグを接続するための、いわゆるコンセント接続口、各種通信ケーブルの接続口、液体や気体等を利用者が取り出すための配管の接続口等を設けることができる。また、接続部25として、配管の接続口を設ける場合、この接続口には、液体を吐出する蛇口25jを装着するようにしてもよい。
また、一対の支柱21には、対向方向Daの両側に、棚板28が設けられている。棚板28は、幅方向Dwの両端部を、一対の支柱21に係止金具(図示無し)等を介して係止させることで支柱21に取り付けられる。
エンドパネル30は、このような什器本体10の幅方向Dwの少なくとも一方側に設けられている。本実施形態では、エンドパネル30は、什器本体10に対して幅方向Dwの一方の側のみに設けられている。エンドパネル30は、幅方向Dwに直交する鉛直面内に沿って設けられている。エンドパネル30は、中空状で、外枠31と、パネル体32と、挿通部材35と、を備えている。
図2に示すように、外枠31は、一対の縦枠材31aと、上部横枠材31bと、下部横枠材31cと、を備えている。外枠31は、幅方向Dwから見て長方形状を成している。一対の縦枠材31aは、対向方向Daに間隔をあけて設けられている。各縦枠材31aは、上下方向Dvに延びている。上部横枠材31b、下部横枠材31cは、対向方向Daに延びている。上部横枠材31bは、一対の縦枠材31aの上端部同士を架設している。下部横枠材31cは、一対の縦枠材31aの下端部同士を架設している。
挿通部材35は、外枠31の内側に設けられている。挿通部材35は、上下方向Dvで、一対の縦枠材31aの中間部であって、作業面11fよりも上方に位置する部分に設けられている。挿通部材35は、一対の縦枠材31a間で対向方向Daに延びている。挿通部材35の対向方向Daの両端部は、一対の縦枠材31aに接合されている。図5に示すように、挿通部材35は、上下方向Dvでダクト部材23と同じ高さに設けられている。挿通部材35は、対向方向Daに延びる筒状で、その内側に、インフラ線Pが対向方向Daに延びて挿通される第二挿通部35aを有している。挿通部材35は、対向方向Daから見て、上下方向Dvに長い断面長方形状に形成されている。挿通部材35には、支柱21の連通開口21aに幅方向Dwで対向する位置に、連通口35rが形成されている。連通口35rは、挿通部材35において幅方向Dwで対向する部分にそれぞれ形成されている。挿通部材35内の第二挿通部35aは、連通口35r、及び支柱21の連通開口21aを介して、ダクト部材23の第一挿通部23aに連通している。
図4、図5に示すように、挿通部材35において、幅方向Dwで天板11側には、第一接続口38が設けられている。第一接続口38は、ダクト部材23に対して対向方向Daでずれた位置、より詳しくは、ダクト部材23よりも対向方向Daに突出する位置に設けられている。第一接続口38には、挿通部材35内に挿通されたインフラ線Pの端部が接続されている。第一接続口38としては、上述した接続部25と同様、コンセント接続口や各種通信ケーブルの接続口、配管の接続口等を設けることができる。
図1、図2、図4に示すように、挿通部材35において、幅方向Dwで天板11側とは反対側を向く面には、第二接続口39が設けられている。第二接続口39は、ダクト部材23に対して対向方向Daでずれた位置、より詳しくは、ダクト部材23よりも対向方向Daに突出する位置に設けられている。第二接続口39は、挿通部材35内に挿通されたインフラ線Pの端部が接続されている。第二接続口39としては、上述した接続部25と同様、コンセント接続口や各種通信ケーブルの接続口、配管の接続口等を設けることができる。
図5に示すように、挿通部材35は、連通口35rの外周部で、複数本のボルトBによって、支柱21に締結固定されている。これにより、エンドパネル30は、挿通部材35が支柱21に接合されることによって、什器本体10と一体化されている。
パネル体32は、外枠31に対し、幅方向Dwの両側から各別に取り付けられている。パネル体32は、金具(図示無し)等を介したボルト留め、係止爪による係止等によって、外枠31に取り付けられている。パネル体32は、矩形状の外枠31の内側空間を塞ぐように設けられている。本実施形態において、外枠31に対して幅方向Dwで天板11側とは反対側に設けられたパネル体32は、上下方向Dvに4枚のパネル体32A〜32Dに分割されている。これらパネル体32A〜32Dのうち、一つのパネル体32Cは、挿通部材35を幅方向Dwから覆うように設けられている。このパネル体32Cには、第二接続口39を露出させる貫通孔32hが形成されている。なお、パネル体32は、幅方向Dwの両側に位置するものそれぞれが一枚ずつで形成されていてもよく、4枚以外の複数枚で分割されていてもよく、上下方向Dvに限らず対向方向Daで分割されていてもよい。
このようなエンドパネル30は、エンドパネル30は、床面Fと天井面とに固定され、床面F上に自立可能に設けられる。図2に示すように、エンドパネル30の上端において、上部横枠材31bの適宜箇所には、天井から引き出されたインフラ線Pを導入する導入孔31hが上下に貫通して形成されている。但し、エンドパネル30は、少なくとも床面F上に接地していれば、天井面から離間していてもよい。
外枠31の一対の縦枠材31a間で、幅方向Dw両側のパネル体32との間には、上下方向Dvに連続する空間である第三挿通部36が形成されている。導入孔31hからエンドパネル30内に導入されたインフラ線Pは、第三挿通部36内で上下方向Dvに延びて設けられている。挿通部材35の上部には、第三挿通部36内に挿通されたインフラ線Pを、第二挿通部35a内に導入するための孔35hが形成されている。
図3に示すように、このようなエンドパネル30の対向方向(前後方向)Daの長さL1は、ダクト部材23の対向方向Daの長さL2よりも大きい。本実施形態において、支柱21は、対向方向Daにおけるエンドパネル30の中央部に位置している。したがって、エンドパネル30は、ダクト部材23に対して、対向方向Daの両側に突出している。エンドパネル30の対向方向Daにおける長さL1は、対向方向Daにおける一対の天板11を合わせた長さL3(各天板11における対向方向Daで反対側を向く端縁間の距離)以上である。これにより、幅方向Dwから見て、エンドパネル30は、什器本体10の全体を覆っている。なお、本実施形態において、ダクト部材23の長さL2は、支柱21の対向方向Daの長さと同等である。但し、ダクト部材23の長さと支柱21の長さは、異なっていてもよい。
このような什器ユニット1において、インフラ線Pは、天井から引き出された後、エンドパネル30の上端に形成された導入孔31hを通して、エンドパネル30の上部内に形成された第三挿通部36に導入される。インフラ線Pは、第三挿通部36内で下方に向かって延び、孔35hから挿通部材35の第二挿通部35a内に導入される。第二挿通部35aに導入されたインフラ線Pのうち、一部のインフラ線Pは、第二挿通部35a内から、支柱21に設けられた連通開口21aを通して、ダクト部材23内の第一挿通部23aに案内され、接続部25に接続されている。また、第二挿通部35aに導入されたインフラ線Pのうち、残りのインフラ線Pは、第二挿通部35aを通して、対向方向Daに延び、第一接続口38、第二接続口39に接続されている。
本実施形態の什器ユニット1は、ダクト部材23よりも対向方向Daの長さが大きい中空のエンドパネル30と、エンドパネル30の内部に設けられ、対向方向Daに延びる第二挿通部35aを有した挿通部材35と、を備えている。
このような構成によれば、エンドパネル30内で、インフラ線Pを挿通部材35の第二挿通部35aに挿通させることができる。これにより、ダクト部材23よりも対向方向Daに突出するように配置するインフラ線Pを、エンドパネル30内に収容することができる。したがって、美観が損なわれるのを抑えることができ、インフラ線Pを支持するための部材を別途設ける必要も無い。その結果、天板11の側方におけるインフラ線Pのレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
本実施形態では、エンドパネル30の対向方向Daにおける長さL1は、対向方向Daにおける天板11の長さL3以上である構成とした。
このような構成によれば、什器ユニット1を、幅方向Dwの外側から見たときに、天板11上の作業空間Sが、エンドパネル30によって覆われる。これにより、天板11上の作業空間Sが周囲から不用意に見えるのを抑えることができる。また、エンドパネル30によって、天板11から作業空間S内の物品等が幅方向Dwの外側に落下するのを抑えることができる。
本実施形態では、挿通部材35は、上下方向Dvでダクト部材23と同じ位置に設けられるとともに、第二挿通部35aと第一挿通部23aとを連通する連通口35rが形成されている構成とした。
このような構成によれば、挿通部材35の第二挿通部35aとダクト部材23の第一挿通部23aとの間で、連通口35rを通してインフラ線Pを容易に通すことができる。
本実施形態では、エンドパネル30の内部に第三挿通部36を備える構成とした。
このような構成によれば、天井からエンドパネル30内に導入したインフラ線Pを、第三挿通部36を通して上下方向Dvに案内し、対向方向Daに延びる第二挿通部35aに連続的に案内することができる。これにより、エンドパネル30内でインフラ線Pをまとめて配置することが可能となる。
本実施形態では、エンドパネル30のうち天板11よりも上方で、かつダクト部材23に対して対向方向Daにずれた位置には、インフラ線Pへの接続を行う第一接続口38が幅方向Dwで天板11側に露出して設けられている構成とした。
これにより、天板11の利用者がエンドパネル30に設けられた第一接続口38に機器等を接続することで、インフラ線Pから供給される供給源を取り出すことができる。この場合、第一接続口38を利用するにあたって、第一接続口38に接続される配線等が天板11の上方を横断することがないので、天板11での作業性を向上させることができる。
本実施形態では、エンドパネル30のうち天板11よりも上方で、かつダクト部材23に対して対向方向Daにずれた位置には、インフラ線Pへの接続を行う第二接続口39が幅方向Dwで天板11とは反対側に設けられている構成とした。
このような構成によれば、エンドパネル30に設けられた第二接続口39に機器等を接続することで、作業空間Sの外側でインフラ線Pから供給される供給源を取り出すことができる。この場合、作業空間Sから離れた位置で別の作業を行うことができる。そのため、作業のコンタミを抑え、作業性を向上させることができる。
本実施形態では、挿通部材35の対向方向Daの両端部は、外枠31に接合されている構成とした。
このような構成によれば、挿通部材35を、エンドパネル30の補強部材として機能させることもできる。また、挿通部材35が外枠31によって支持されることになり、挿通部材35を支持するための部材を設ける必要が無く、簡易な構成とすることができる。
本実施形態では、什器ユニット1において、エンドパネル30は、什器本体10の支柱21に接合されている構成とした。
このような構成によれば、什器本体10とエンドパネル30とを別々のユニットとすることができるので、要望に応じてエンドパネル30の有無を選択できる。その結果、汎用性を向上させることができる。
(実施形態の変形例)
上述した実施形態では、エンドパネル30において、幅方向Dwで天板11側とは反対側に、各種のオプション部材60を装着することもできる。オプション部材60としては、例えば、図6に示すように、棚板部材61や、天板部材62を有したデスク63、蛇口64をエンドパネル30に取り付けることができる。なお、このデスク63は、エンドパネル30に装着せず、床面F上で移動可能なものであってもよい。
また、図7に示すように、エンドパネル30において、幅方向Dwで天板11側とは反対側に、オプション部材60として、シャワー65を設置することもできる。このシャワー65は、実験室等で薬品等が掛かってしまった場合に、緊急的に用いることができる。このようなシャワー65と、什器本体10との間は、エンドパネル30によって実質的に区画されているので、シャワー65からの飛沫が什器本体10側に飛散するのを抑えることができる。
このような構成によれば、エンドパネル30で天板11が設けられている側とは反対側にオプション部材60を装着することで、エンドパネル30を挟んで什器本体10とは反対側のスペースを有効利用することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、エンドパネル30を、什器本体10に対して幅方向Dwの一方の側のみに設けるようにしたが、これに限らない。エンドパネル30は、什器本体10に対して幅方向Dwの両側に設けるようにしてもよい。
また、エンドパネル30は、天井からインフラ線Pを導入する必要がなければ、天井よりも大幅に低い高さとすることもできる。エンドパネル30は、例えば、ダクト部材23と同じ高さに設けられた挿通部材35が最上部に位置するような高さとすることもできる。
上述した実施形態では、エンドパネル30に、第一接続口38、第二接続口39を設けるようにしたが、第一接続口38、第二接続口39として、配管の接続口を設ける場合、この接続口には、図6に示すように、液体を吐出する蛇口64を装着するようにしてもよい。
上述した実施形態では、什器ユニット1を1つのみ例示したが、複数の什器ユニット1を組み合わせて使用することもできる。例えば、図8に示すように、一方の什器ユニット1のエンドパネル30と、他方の什器ユニット1のエンドパネル30とを、対向方向Daに沿って連ねて配置してもよい。一方の什器ユニット1では、エンドパネル30に対して幅方向Dwの一方側に什器本体10を配置し、他方の什器ユニット1では、エンドパネル30に対して幅方向Dwの他方側に什器本体10を配置する。これにより、双方の什器本体10同士の間が、2枚のエンドパネル30で区画されるようにしてもよい。
上述した実施形態では、支柱21を備えた什器本体10に対してエンドパネル30が取り付けられる構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、幅方向Dwで離間した一対のエンドパネル30によって天板11等を直接支持する構成であってもよい。
エンドパネル30の対向方向Daの長さL1は、ダクト部材23の長さL2よりも長くなっていれば、天板11の合計長さL3より短くてもよい。
また、上述した実施形態では、ダクト部材23に対して対向方向Daの両側に一対の天板11が張り出す構成について説明したが、この構成に限られない。天板11は、任意の長さのものが一枚であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 什器ユニット
10 什器本体
11 天板
11f 作業面
12 支持構造体
21 支柱
23 ダクト部材
23a 第一挿通部
30 エンドパネル
31 外枠
32、32A、32B、32C、32D パネル体
35 挿通部材
35a 第二挿通部
35r 連通口
36 第三挿通部
38 第一接続口
39 第二接続口
60 オプション部材
Da 対向方向(前後方向)
Dv 上下方向
Dw 幅方向
F 床面
P インフラ線

Claims (7)

  1. 作業面を有する天板と、
    前記天板よりも上方で、前記天板の幅方向に延びて設けられ、前記幅方向に沿ってインフラ線が挿通される第一挿通部を有したダクト部材と、
    前記天板の前記幅方向の少なくとも一方の端部に設けられ、前記ダクト部材よりも前後方向の長さが大きい中空のエンドパネルと、を備え、
    前記エンドパネルの内部は、前記前後方向に沿ってインフラ線が挿通可能に構成されている
    什器ユニット。
  2. 前記エンドパネルの前記前後方向における長さは、前記天板の前記前後方向における長さ以上である
    請求項1に記載の什器ユニット。
  3. 前記エンドパネルは、上下方向で前記ダクト部材と同じ位置に、前記前後方向にインフラ線が挿通される第二挿通部を有した挿通部材を有し、
    前記挿通部材には、前記第二挿通部と前記第一挿通部とを連通させる連通口が形成されている
    請求項1又は2に記載の什器ユニット。
  4. 前記エンドパネルは、
    外枠と、
    前記外枠に対して前記幅方向の両側から取り付けられたパネル体と、を備え、
    前記挿通部材の前記前後方向の両端部は、前記パネル体の内側で前記外枠に接合されている
    請求項3に記載の什器ユニット。
  5. 前記エンドパネルの内部に設けられ、上下方向に沿ってインフラ線が挿通される第三挿通部をさらに備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の什器ユニット。
  6. 前記エンドパネルのうち前記天板よりも上方で、かつ前記ダクト部材に対して前記前後方向にずれた位置には、インフラ線への接続を行う第一接続口が、前記幅方向で前記天板側に露出して設けられている
    請求項1から5のいずれか一項に記載の什器ユニット。
  7. 前記エンドパネルのうち少なくとも前記幅方向で前記天板側とは反対側に、オプション部材が取り付けられている
    請求項1から6のいずれか一項に記載の什器ユニット。
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