JP2021163944A - 平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い放熱性を有し、信頼性が高い平面コイルを提供する。【解決手段】平面コイル10は、第1面を有する基体1と、第1面の上に複数の薄膜コイル導体2aaをその厚み方向に遮蔽層2abを介し重ねて多層化して設けた第1コイル体2aと、を有する。薄膜コイル導体2aaは、空隙9aを有している。薄膜コイル導体2aaは、第1金属粒子4aと、第2金属粒子4bとを有しており、空隙9aは第1金属粒子4aと第2金属粒子4bとの間に位置する。【選択図】図3
Description
本開示は、平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石に関する。
絶縁性の基体上に、渦巻状の金属層を形成し、渦巻状コイルが得られる。
例えば、特許文献1には、絶縁基板上に複数の薄膜コイル導体をその厚み方向に絶縁層を介し重ねて多層化することで表皮効果を緩和した渦巻状コイルが開示されている。
本開示の平面コイルは、基体からなり、第1面を有する基体と、前記第1面の上に複数の薄膜コイル導体をその厚み方向に遮蔽層を介し重ねて多層化して設けた第1コイル体と、を有し、前記薄膜コイル導体は空隙を有する。
本開示の平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石について、図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
本開示の平面コイル10は、図1および図2に示すように、第1面1aを有する基体1を有する。
ここで、本開示の平面コイル10における基体1は、セラミックスまたは磁性体からな
る。セラミックスとしては、例えば、酸化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラミックス、コージェライト質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスまたはムライト質セラミックス等が挙げられる。ここで、基体1が酸化アルミニウム質セラミックスからなるならば、加工性に優れ、かつ安価である。また、磁性体とは、例えば、磁性を有するか、または、外部磁場によって磁性を有するものである。磁性体として、例えば、フェライト、鉄、ケイ素鉄、鉄−ニッケル系合金および鉄−コバルト系合金が挙げられる。鉄−ニッケル系合金の例としてはパーマロイが挙げられる。また、鉄−コバルト系合金の例としてはパーメンデユールが挙げられる。なお、基体1は磁心(コア)として使用しても良い。
る。セラミックスとしては、例えば、酸化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラミックス、コージェライト質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスまたはムライト質セラミックス等が挙げられる。ここで、基体1が酸化アルミニウム質セラミックスからなるならば、加工性に優れ、かつ安価である。また、磁性体とは、例えば、磁性を有するか、または、外部磁場によって磁性を有するものである。磁性体として、例えば、フェライト、鉄、ケイ素鉄、鉄−ニッケル系合金および鉄−コバルト系合金が挙げられる。鉄−ニッケル系合金の例としてはパーマロイが挙げられる。また、鉄−コバルト系合金の例としてはパーメンデユールが挙げられる。なお、基体1は磁心(コア)として使用しても良い。
ここで、例えば、酸化アルミニウム質セラミックスとは、セラミックスを構成する全成分100質量%のうち、酸化アルミニウムを70質量%以上含有するものである。そして、本開示の平面コイル10における基体1の材質は、以下の方法により確認することができる。まず、X線回折装置(XRD)を用いて、基体1を測定し、得られた2θ(2θは、回折角度である。)の値よりJCPDSカードを用いて同定を行なう。次に、蛍光X線分析装置(XRF)を用いて、含有成分の定量分析を行なう。そして、例えば、上記同定により酸化アルミニウムの存在が確認され、XRFで測定したアルミニウム(Al)の含有量から酸化アルミニウム(Al2O3)に換算した含有量が70質量%以上であれば、酸化アルミニウム質セラミックスである。なお、他のセラミックスに関しても、同じ方法で確認できる。
また、図1に示すように、基体1は、板状であってもよい。基体1は、第1面1aと、第1面1aの反対側に位置する第2面1bと、を有していてもよい。また、第1コイル体2aは、基体1の第1面1a上に、どのような配置で位置していてもよい。また、図1では、基体1が、第1面1a側から第2面1b側にかけて貫通する貫通穴3を有しているが、貫通穴3は必須の構成ではない。なお、この貫通穴3は、磁性材料を挿入するための穴である。
図3および図4に示すように、本開示の平面コイル10は、第1面の上に複数の薄膜コイル導体2aaをその厚み方向に遮蔽層2abを介し重ねて多層化して設けた第1コイル体2aと、を有する。そのため、第1コイル体2aに高周波電力を流しても遮蔽層2abによって薄膜コイル導体2aa同士が干渉することが無い。
なお、図3および図4は薄膜コイル導体2aaが最も基体1側にあるような構造を示しているが、遮蔽層2abが最も基体1側にあるような構造であっても良い。
そして、本開示の平面コイル10は、薄膜コイル導体2aaは、空隙9aを有している。そのため、薄膜コイル導体2aaは、空隙のない薄膜コイル導体に比べ表面積が大きい。したがって、平面コイル10は高い放熱性を有する。
また、図3及び図4に示すように、薄膜コイル導体2aaは、第1金属粒子4aと、第2金属粒子4bと、を有していてもよい。空隙9aは、第1金属粒子4aと第2金属粒子4bとの間に位置していてもよい。このような構成を有する場合、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bで生じた熱が空隙9aに吸収されるため、平面コイル10は高い放熱性を有する。
ここで、薄膜コイル導体2aaを構成する第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bの材質は、例えば、ステンレスまたは銅であってもよい。
また、図3および図4に示すように、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bの形状
は、例えば、球状、粒状、ウィスカ状または針状であってもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bがウィスカ状または針状である場合は、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bは屈曲していてもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bは角部を有していてもよい。また、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bが球状または粒状である場合、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bの長手方向の長さは0.5μm以上200μm以下であってもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bがウィスカ状または針状である場合、直径は1μm以上100μm以下であってもよく、長さが100μm以上5mm以下であってもよい。
は、例えば、球状、粒状、ウィスカ状または針状であってもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bがウィスカ状または針状である場合は、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bは屈曲していてもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bは角部を有していてもよい。また、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bが球状または粒状である場合、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bの長手方向の長さは0.5μm以上200μm以下であってもよい。第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bがウィスカ状または針状である場合、直径は1μm以上100μm以下であってもよく、長さが100μm以上5mm以下であってもよい。
図3においては、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bが粒状である。図4においては、第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bがウィスカ状である。
また、薄膜コイル導体2aaの気孔率は、例えば、10%以上90%以下であってもよい。気孔率は、薄膜コイル導体2aaにおいて空隙9aが占める割合を表す指標となる。ここで、薄膜コイル導体2aaの気孔率は、例えば、アルキメデス法を用いて測定することで算出すればよい。
また、図3および図4に示すように、薄膜コイル導体2aaは、第3金属粒子4cを有していてもよい。薄膜コイル導体2aaは、第1金属粒子4aと、第3金属粒子4cとの間に溶着部12aを有していてもよい。第1金属粒子4aと第3金属粒子4cとが単に接するのではなく、溶着しているため、第1金属粒子4aと第3金属粒子4cとの間で熱が伝わりやすい。そのため、薄膜コイル導体2aa全体として高い熱伝導効率を有する。したがって平面コイル10は、高い信頼性を有する。
また、本開示の平面コイル10は、薄膜コイル導体2aaは、遮蔽層2abよりも厚みが厚くてもよい。このような構成を有する場合、第1コイル体2aの内部において、薄膜コイル導体2aaの領域が増えることから、電気効率が良くなる。
ここで、薄膜コイル導体2aaの厚みは10μm以上300μm以下、遮蔽層2abの厚みは0.1μm以上500μm以下であってもよい。第1コイル体2aの厚みは0.5mm以上5mm以下であっても良く、この厚みの範囲内で薄膜コイル導体2aaと遮蔽層2abを重ねることができる。
また、図3及び図4に示すように、遮蔽層2abは、第1遮蔽粒子5aと、第2遮蔽粒子5bと、を有していてもよい。空隙9bは、第1遮蔽粒子5aと第2遮蔽粒子5bとの間に位置していてもよい。このような構成を有する場合、薄膜コイル導体2aaで発生した熱が、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bを伝い、空隙9bに吸収されるため、平面コイル10は高い放熱性を有する。
ここで、遮蔽層を構成する第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bの材質は、例えば、絶縁材または薄膜コイル導体2aaよりも磁性を有するものである。絶縁材としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭化珪素などのセラミックス、ポリイミド、ポリアミド、シリコーン、エポキシなどの樹脂、ホウ硅酸系または珪酸系などのガラスである。また、薄膜コイル導体2aaよりも磁性を有するものとしては、例えば、薄膜コイル導体2aaがステンレスまたは銅であるならば、ニッケルまたは鉄である。なお、絶縁材と磁性を有するものを混ぜあわせても良く、例えば、ニッケル粉または鉄粉を、ポリイミド樹脂に混ぜあわせても良い。
また、図3および図4に示すように、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bの形状は、例えば、球状、粒状、ウィスカ状または針状であってもよい。第1遮蔽粒子5aおよ
び第2遮蔽粒子5bがウィスカ状または針状である場合は、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bは屈曲していてもよい。第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bは角部を有していてもよい。また、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bが球状または粒状である場合、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bの長手方向の長さは0.5μm以上200μm以下であってもよい。第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bがウィスカ状または針状である場合、直径は1μm以上100μm以下であってもよく、長さが100μm以上5mm以下であってもよい。
び第2遮蔽粒子5bがウィスカ状または針状である場合は、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bは屈曲していてもよい。第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bは角部を有していてもよい。また、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bが球状または粒状である場合、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bの長手方向の長さは0.5μm以上200μm以下であってもよい。第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bがウィスカ状または針状である場合、直径は1μm以上100μm以下であってもよく、長さが100μm以上5mm以下であってもよい。
図3においては、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bが粒状である。図4においては、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bがウィスカ状である。
また、遮蔽層2abの気孔率は、例えば、10%以上90%以下であってもよい。気孔率は、遮蔽層2abにおいて空隙9bが占める割合を表す指標となる。ここで、遮蔽層2abの気孔率は、例えば、アルキメデス法を用いて測定することで算出すればよい。
また、図3および図4に示すように、遮蔽層2abは、第3遮蔽粒子5cを有していてもよい。遮蔽層2abは、第1遮蔽粒子4aと、第3遮蔽粒子4cとの間に溶着部12bを有していてもよい。第1遮蔽粒子5aと第3遮蔽粒子5cとが単に接するのではなく、溶着しているため、第1遮蔽粒子5aと第3遮蔽粒子5cとの間で熱が伝わりやすい。そのため、遮蔽層2ab全体として高い熱伝導効率を有する。したがって平面コイル10は、高い信頼性を有する。
また、本開示の平面コイル10は、図3または図4に示すように、コイル体および第1面1aの間に位置する接合層6を備えていてもよい。このような構成を満足するならば、コイル体2aが基体1から剥がれにくくなるとともに、熱膨張差に起因して発生する応力を接合層6が緩和し、基体1に亀裂が生じにくくなる。よって、より長期間に亘って使用することが可能となる。なお、接合層6の平均厚みは、例えば、1μm以上0.5mm以下であってもよい。
また、本開示の平面コイル10における接合層6は、樹脂、金属およびガラスから選択される一つからなってもよい。ここで、樹脂としては、例えば、シリコーンまたはイミドアミド等が挙げられる。金属としては、例えば、ニッケル、白金または銅等が挙げられる。ガラスとしては、例えば、ホウ硅酸系ガラスまたは珪酸系ガラス等が挙げられる。接合層6が上記の材料を含む場合、コイル体2aと基体1とが強固に接合され、コイル体2aが基体1から剥がれにくくなる。
ここで、接合層6がガラスからなるならば、ガラスの熱膨張係数は、金属とセラミックスとの中間であるため、コイル体2aと基体1との熱膨張差に起因する応力が接合層6で効果的に緩和され、基体1に亀裂が生じにくくなる。さらに、接合層6を構成するガラスの比誘電率が2以上10以下であるならば、電界集中を緩和することもできる。
または、本開示の平面コイル10における接合層6は、多孔質セラミックスからなってもよい。ここで、多孔質セラミックスとしては、例えば、基体1を構成するセラミックスと同じ成分のものであればよい。このような構成を満足するならば、多孔質である接合層6の内部に、第1コイル体2aが有する第1金属粒子4a、第2金属粒子4b、第1遮蔽粒子5aおよび第2遮蔽粒子5bが入り込むことで、第1コイル体2aと接合層6とが強固に接合される。よって、第1コイル体2aが基体1から剥がれにくくなる。
また、図5は、図1のB−B’線における断面図の一例である。本開示の平面コイル10は、第1コイル体2aの始め端部2aAと終わり端部2aBで、薄膜コイル導体と電気
的に接続する導体部7aを有してもよい。このような構成を有する場合には、複数の薄膜コイル導体2aaそれぞれに電気を接続する必要が無く、導体部7aだけに電気を供給すればよいので、平面コイルの構造を簡略化することができる。なお、導体部7aの材質は、金、銀、銅、ニッケル、白金または錫―亜鉛(半田)などであってもよい。
的に接続する導体部7aを有してもよい。このような構成を有する場合には、複数の薄膜コイル導体2aaそれぞれに電気を接続する必要が無く、導体部7aだけに電気を供給すればよいので、平面コイルの構造を簡略化することができる。なお、導体部7aの材質は、金、銀、銅、ニッケル、白金または錫―亜鉛(半田)などであってもよい。
また、図6は、本開示の平面コイル10の他の例を第1面側から視た平面図であり、図7は、図6のC−C’線における断面図の一例である。
本開示の平面コイルは、第1コイル体2aの始め端部2aAと終わり端部2aBにおいて固定穴2aCを有し、固定穴2aCに固定具8を有し、固定具8は、基体1の第1面1a側に固定されている。このような構成を有する場合、第1コイル体2aに高周波電力を供給した場合、第1コイル体2aが発熱し、それに伴って熱膨張したとしても、第1コイル体2aが安定して基体1に保持されるから、第1コイル体2aが基体1から剥がれることが無く、信頼性を高めることができる。なお、固定具8は鍔8aを有していても良く、鍔8aによってさらに第1コイル体2aを固定することができる。
また、本開示の平面コイル10は、固定具8が導電材であっても良い。このような構成を有する場合、複数の薄膜コイル導体2aaそれぞれに電気を接続する必要が無く、固定具8だけに電力を供給すればよいので、平面コイル10の構造を簡略化することができる。なお、固定具8の材質は、ステンレスまたはチタンなどであってもよい。
また、本開示の平面コイル10は、固定具8と第1コイル体2aの間に、導体部7bを有してもよい。このような構成を有する場合、固定穴2aCに導体部7bが有することとなり、固定具8および第1コイル体2aともに電気的な接触機会が増えるので、固定具8から第1コイル体2aへの電力供給の効率がよい。
また、導体部7a,7bを薄膜コイル導体2aaの空隙9aの一部に有しても良い。このような構成を有する場合、導体部7a,7bが薄膜コイル導体2aaに入り込んでいることから、導体部7a,7bと第1コイル体2aが強固に結合される上に、電気の供給効率が良くなる。また、導体部7a,7bを遮蔽層2abの空隙9bの一部に有しても良い。このような構成を有する場合、導体部7a,7bが遮蔽層2abに入り込んでいることから、導体部7a,7bと第1コイル体2aが強固に結合される。
また、図8は、図1のA−A’線における断面図の他の例である。本開示の平面コイル10における基体1は、内部に流路11を有してもよい。このような構成を満足するならば、基板1の流路11に流体を流すことで、第1コイル体2aの温度調整が可能となる。
また、本開示の平面コイル10は、図9〜図11に示すように、さらに第2コイル体2bおよび接続導体13を備え、第2コイル体2bは第2面1b上に位置し、第1コイル体2aおよび第2コイル体2bは、接続導体13を介して電気的に接続されていてもよい。このような構成を満足するならば、第1コイル体2a、接続導体13および第2コイル体2bで1つのコイル体となり、限られた基体1の表面上において、コイル体の長さを延伸することができる。
ここで、第2コイル体2bは、第1コイル体2aと同じように、複数の薄膜コイル導体2aaをその厚み方向に遮蔽層2abを介し重ねて多層化したものであって、薄膜コイル導体2aaは空隙9aを有してもよい。また、第2コイル体2bおよび第2面1bの間には、上述した接合層6が位置していてもよい。
また、接続導体13を構成する材質は、金属であればよいが、薄膜コイル導体2aaを
構成する第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bと同じ金属であってもよい。また、接続導体13は、薄膜コイル体2aaと同じように、複数の空隙9aを有していてもよい。
構成する第1金属粒子4aおよび第2金属粒子4bと同じ金属であってもよい。また、接続導体13は、薄膜コイル体2aaと同じように、複数の空隙9aを有していてもよい。
なお、接続導体13は、どのような形状であっても構わないが、円柱状であるならば、その直径は、0.1mm以上2mm以下であってもよい。直径を小さくするほど、表皮効果を抑制することができる。また、接続導体13の本数は1本以上であればよいが、使用する電流の大きさに応じて、接続導体13の本数を増やしても構わない。
また、図9では、接続導体13が基体1の内部に位置している例を示しているが、このような構成であれば、複数の平面コイル10を積み重ねて積層コイルとする場合、接続導体13が損傷するおそれがない。
また、本開示の平面コイル10における基体1は、図11、図12、図13に示すように、第1面1aから突出した突出部14を有していてもよい。ここで、突出部14の高さは、図12に示すように、第1コイル体2aの高さよりも高いものである。このような構成を満足するならば、複数の平面コイル10を積み重ねて積層コイルとする場合、突出部14が積み重ねた他の平面コイル10の基体1と接触することとなり、第1コイル体2aを損傷させることなく、積み重ねることができる。
なお、基体1は、第2コイル体2bが存在する場合、第2面1bから突出した突出部14を有していてもよい。
また、本開示の平面コイル10における突出部14は、図12に示すように、第1面1a上に位置する第1コイル体2aの周囲に位置していてもよい。ここで、図12では、基体1が、平面視で枠形状の突出部14aおよび突出部14bを有し、第1コイル体2aが、この突出部14aおよび突出部14bに囲まれた領域内に位置している例を示している。このような構成を満足するならば、第1コイル体2aを損傷させることなく、安定して、複数の平面コイル10を積み重ねることができる。
また、本開示の平面コイル10における突出部14は、図13に示すように、突出部14の厚み方向に貫通する穴15を有していてもよい。このような構成を満足するならば、突出部14の穴15から気体を流し込むことができるので、第1コイル体2aを容易に冷却することができる。
なお、本開示の平面コイル10は、第1コイル体2aおよび第2コイル体2bは、突出部14と接触する部分を有してもよい。このような構成を有する場合、第1コイル体2aおよび第2コイル体2bで発した熱を突出部14に伝えることができ、突出部14から放熱することができるので、平面コイル10は高い放熱性を有する。
また、図14に示すように、本開示の平面コイル10は、変圧器100に備えられていてもよい。変圧器100が、1個以上の平面コイル10を電力供給側または電力需給側に備えており、第1コイル体2aに電流が流れることで、電圧を変換する変圧器100とすることができる。図14(a)および図14(b)に示すように、変圧器100は、電力供給側に平面コイル10を備えていてもよい。また、変圧器100は、電力需給側に平面コイル20を備えていてもよい。外部電源を平面コイル10に接続し、第1コイル体2aに電流を流すことで電磁誘導が生じる。そのため、平面コイル20の第1コイル体2aに電流が流れる。図14(c)および図14(d)に示すように、平面コイル10における第1コイル体2aの巻き数は、平面コイル20における第1コイル体2aの巻き数と異なっていてもよい。平面コイル10および平面コイル20における巻き数を調整することで、電圧を変化させることができる。
また、図15に示すように、本開示の平面コイル10は、無線送電器200に備えられていてもよい。無線送電器200が、1個以上の平面コイル10を電力供給側または電力需給側に備えていてもよい。この場合、第1コイル体2aに電流が流れることで、電力を送電することができる。そのため、本開示の平面コイル10および平面コイル20は、無線送電器200として使用することができる。図15(a)および図15(b)の無線送電器200は、電力供給側に平面コイル20を、電力需給側に平面コイル20を備えていてもよい。外部電源を平面コイル20に接続し、第1コイル体2aに電流を流すことで、電磁誘導が生じる。そのため、平面コイル20の第1コイル体2aに電流が流れる。このようにして、本開示の平面コイル20は、電力の受け渡しを行う無線送電器200として使用できる。
また、図16に示すように、本開示の平面コイル10は、電磁石300に備えられてもよい。電磁石300は、貫通穴3を有していてもよい。電磁石300は、貫通穴3に磁心16を有していてもよい。電磁石300が、1個以上の平面コイル10を備えており、第1コイル体2aに電気を流すことで、磁心16に磁力が発生する。そのため、本開示の平面コイル10は、電磁石300として使用することができる。なお、磁心16の材質は、磁性材料であればよく、例えば、例えば、フェライト、鉄、ケイ素鉄、鉄−ニッケル系合金および鉄−コバルト系合金が挙げられる。鉄−ニッケル系合金の例としてはパーマロイが挙げられる。また、鉄−コバルト系合金の例としてはパーメンデユールが挙げられる。
次に、本開示の平面コイルの製造方法の一例について説明する。
まず、基体がセラミックスからなる場合、主成分となる原料(酸化アルミニウム、窒化珪素等)の粉末に、焼結助剤、バインダおよび溶媒等を添加して適宜混合して、スラリーを作製する。次に、このスラリーを用いて、ドクターブレード法によりグリーンシートを形成し、金型による打ち抜きやレーザー加工を施し、所望形状のグリーンシートとする。または、このスラリーを噴霧乾燥して、造粒された顆粒を得る。その後、この顆粒を圧延することでグリーンシートを形成し、金型による打ち抜きやレーザー加工を施し、所望形状のグリーンシートとする。
ここで、金型による打ち抜きやレーザー加工を施す際には、流路となる孔等をグリーンシートに形成しておいてもよい。
次に、複数枚のグリーンシートを積層することで、成形体を得る。ここで、流路を形成してもよく、突出部となる箇所を形成してもよい。また、成形体に接続導体となる金属ペーストを埋め込んでおいてもよい。
次に、この成形体を焼成することによって、セラミックスからなり、第1面を有する基体を得る。
また、基体が磁性体からなる場合、磁性体の基体を用意する。なお、軟磁性体の基体の内部に流路を備えても良い。
次に、薄膜コイル導体を用意する。まず、第1金属粒子および第2金属粒子を含む複数の金属粒子とバインダとを混ぜ合わせた後に、メカプレス法により成型体を作製する。または、第1金属粒子および第2金属粒子を含む複数の金属粒子とバインダとを混ぜ合わせたスラリーを用意し、抄紙工法によって成形体を作製する。次に、この成形体を乾燥させることでバインダを蒸発させる。その後、加熱するか、超音波振動を与えるか、電気を流す。これにより、第1金属粒子および第2金属粒子を含む複数の金属粒子同士を溶着させ
ることができる。これにより、第1金属粒子および第3金属粒子との間に溶着部を形成することができる。これにより、空隙をする薄膜コイル導体を得る。
ることができる。これにより、第1金属粒子および第3金属粒子との間に溶着部を形成することができる。これにより、空隙をする薄膜コイル導体を得る。
そして、この成形体を、加熱するか、超音波を与えるか、電気を流すことによって、薄膜コイル導体を得る。このような工程を行うことによって、溶着部を形成することができる。
次に、遮蔽層を用意する。遮蔽層は、絶縁材または薄膜コイル導体よりも磁性を有するものからなるが、薄膜コイル導体と同じ製法で作製しても良い。また、空隙を有する必要が無い場合は、緻密体でもよく、その場合は、押出成形法や射出成型法などの製法を用いることもできる。
次に、基体1の第1面の上にて、複数の薄膜コイル導体と遮蔽層を交互に重ね合わせた後、加圧することで第1コイル体を有する平面コイルを得ることができる。
なお、基体の第1面に第1コイル体を直接形成するのではなく、まず、第1面に接合層を形成した後、この接合層上に第1コイル体を形成してもよい。ここで、接合層は、樹脂、金属、ガラスまたは多孔質セラミックスである。接合層が金属である場合、スパッタ法を用いて形成するか、無電解めっき法やメタライズ法で形成すればよい。この場合、後で第1コイル体を形成する場所だけに選択して形成できるよう、マスク処理を行うと良い。一方、接合層が、樹脂、ガラスまたは多孔質セラミックスである場合、それぞれを主成分としたペーストを第1面に塗布し、熱処理することで形成すればよい。また、樹脂、ガラス、多孔質セラミックスは絶縁性であるため、基体の第1面全てを覆うように形成してもよく、基体が導電体である場合、電気的な絶縁をすることができる。なお、多孔質セラミックスは、基体がセラミックスである場合には、その構成するセラミックスと同じ成分のものであれば、容易に基体と接合される。
そして、接合層上に複数の薄膜コイル導体と遮蔽層を交互に重ね合わせた後に加圧し、基体を加熱することによって、接合層が、樹脂、金属またはガラスならば、第1コイル体に対して接合層が濡れることで接合される。また、接合層が多孔質セラミックスならば、第1コイル体を構成する金属粒子または遮蔽粒子が多孔質セラミックス内に入り込むことで接合される。なお、接合層が金属ならば、接合層および第1コイル体に電気を流すことで、接合層の金属と第1コイル体を構成する金属粒子または遮蔽粒子とを接合し、接合層と第1コイル体とを接合させることもできる。
なお、遮蔽層は無電解メッキでも形成することができる。複数の薄膜コイル導体のみを重ねた後に、白金を触媒としたニッケルの無電解メッキを行う。薄膜コイル導体同士の隙間に白金とニッケルが入り込むことによって、遮蔽層を形成する。このような遮蔽層の形成方法を用いることによって、薄膜コイル導体よりも薄い遮蔽層を形成することが可能となる。なお、無電解メッキは、基体の第1面に形成した後でもよく、その前でも良い。
また、導体部は、導電性ペーストを用いることができ、第1コイル体の始まり端部と終わり端部に塗布した後に乾燥、熱処理すればよい。
また、第1コイル体に固定穴を形成する方法は、基体の第1面に形成する前でも後でも構わない。また、形成方法としては、ドリル加工などがある。
また、固定具を用いる場合、固定穴にあらかじめ導電性ペーストを塗布した後、固定具を差し込み、乾燥、熱処理することで、基体と第1コイル体が強固に固定される。
また、上述した第1コイル体と同じ方法で、基体の第2面上に第2コイル体を形成しても構わない。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
1:基体
1a:第1面
1b:第2面
1c:突出部
1d:穴
2a:第1コイル体
2b:第2コイル体
2aC:固定穴
2b:第2金属層
3:貫通穴
4a:第1金属粒子
4b:第2金属粒子
4c:第3金属粒子
5a:第1遮蔽粒子
5b:第2遮蔽粒子
5c:第3遮蔽粒子
6:接合層
7a,7b:導体部
8:固定具
9a,9b:空隙
10:平面コイル
11:流路
12a,12b:溶着部
13:接続導体
14:突出部
15:穴
13:磁心
1a:第1面
1b:第2面
1c:突出部
1d:穴
2a:第1コイル体
2b:第2コイル体
2aC:固定穴
2b:第2金属層
3:貫通穴
4a:第1金属粒子
4b:第2金属粒子
4c:第3金属粒子
5a:第1遮蔽粒子
5b:第2遮蔽粒子
5c:第3遮蔽粒子
6:接合層
7a,7b:導体部
8:固定具
9a,9b:空隙
10:平面コイル
11:流路
12a,12b:溶着部
13:接続導体
14:突出部
15:穴
13:磁心
Claims (16)
- 基体からなり、第1面を有する基体と、
前記第1面の上に複数の薄膜コイル導体をその厚み方向に遮蔽層を介し重ねて多層化して設けた第1コイル体と、を有し、
前記薄膜コイル導体は空隙を有する、平面コイル。 - 前記薄膜コイル導体は、第1金属粒子と、第2金属粒子と、を有しており、
前記空隙は、前記第1金属粒子と前記第2金属粒子との間に位置する、請求項1に記載の平面コイル。 - 前記薄膜コイル導体は、さらに第3金属粒子を有しており、
前記薄膜コイル導体は、前記第1金属粒子と、前記第3金属粒子との間に溶着部を有している、請求項2に記載の平面コイル。 - 前記薄膜コイル導体は、前記遮蔽層よりも厚みが厚い、請求項1乃至3のいずれかに記載の平面コイル。
- 前記遮蔽層は空隙を有している、請求項1乃至4のいずれかに記載の平面コイル。
- 前記遮蔽層は、第1遮蔽粒子と、第2遮蔽粒子と、を有しており、
前記空隙は、前記第1遮蔽粒子と前記第2遮蔽粒子との間に位置する、請求項5に記載の平面コイル。 - 前記第1コイル体および前記第1面の間に位置する接合層を有する、請求項1乃至6のいずれかに記載の平面コイル。
- 前記接合層は、樹脂、金属およびガラスから選択される一つからなる、請求項7に記載の平面コイル。
- 前記接合層は、多孔質セラミックスからなる、請求項7に記載の平面コイル。
- 前記第1コイル体の始め端部と終わり端部で、前記薄膜コイル導体と電気的に接続する導体部を有する、請求項1乃至9のいずれかに記載の平面コイル。
- 前記第1コイル体の始め端部と終わり端部において固定穴を有し、該固定穴に固定具を有し、該固定具は、前記基体の第1面側に固定されている、請求項1乃至9のいずれかに記載の平面コイル。
- 前記固定具が導電材である、請求項11に記載の平面コイル。
- 前記固定具と前記第1コイル体の間に、導体部を有する、請求項12に記載の平面コイル。
- 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の平面コイルを備える、変圧器。
- 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の平面コイルを備える、無線送電器。
- 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の平面コイルを備える、電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020067618A JP2021163944A (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020067618A JP2021163944A (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021163944A true JP2021163944A (ja) | 2021-10-11 |
Family
ID=78003756
Family Applications (1)
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JP2020067618A Pending JP2021163944A (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 平面コイルおよびこれを備える変圧器、無線送電器、電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021163944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021153697A1 (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-05 |
-
2020
- 2020-04-03 JP JP2020067618A patent/JP2021163944A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021153697A1 (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-05 | ||
JP7404400B2 (ja) | 2020-01-28 | 2023-12-25 | 京セラ株式会社 | 平面コイルおよびこれを備える半導体製造装置 |
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