JP2021160231A - 押出成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの搬送方向に沿って成形材料の厚みを変化させられる押出成形装置を提供する。【解決手段】押出成形装置10は、溶融した成形材料を下流側に送る材料送出部12と、材料送出部12の下流側に接続され成形材料を下流側に搬送する搬送部14と、搬送部の下流側に接続され搬送された成形材料を所定幅の吐出口からシート状に吐出するノズル18と、指定されたシートの厚みに応じて搬送部14の容積を変化させる容積変化部16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は押出成形装置に関する。
従来、樹脂シート等を成形するために溶融樹脂を長尺な吐出ノズルから排出する押出成形装置が知られている。多くの押出成形装置は、均一な厚さのシートを成形するよう設計、制御される(例えば特許文献1)。
特開2016−043683号公報
一方、シートの用途によってはシートの厚さを場所によって積極的に変化させることが求められることもある。このような要求を満たすために、シートの幅方向に沿って成形材料の分布量を変化させ、幅方向に沿った各位置での厚みを変化させる技術が知られている。しかしながら、シートの搬送方向に沿って成形材料の厚みを変化させる技術は今のところ確立されていない。
本発明は、このような要求を鑑みてなされたものであり、シートの搬送方向に沿って成形材料の厚みを変化させられる押出成形装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、溶融した成形材料を下流側に送る材料送出部と、材料送出部の下流側に接続され成形材料を下流側に搬送する搬送部と、搬送部の下流側に接続され搬送された成形材料を所定幅の吐出口からシート状に吐出する吐出部と、指定されたシートの厚みに応じて搬送部の容積を変化させる容積変化部とを備える。
本発明によれば、シートの搬送方向に沿って成形材料の厚みを変化させられる。
押出成形装置を含むシート形成システムを示す概略構成図である。 図1のAA断面における断面図である。 図1の領域Bの拡大図である。 図1の領域Bの拡大図である。 基材上にシート状の成形材料を配置した状態の断面図及び上面図である。 第2実施形態による押出成形装置の搬送部の下流側部分及び吐出ノズルを示す断面図である。 第2実施形態による押出成形装置の搬送部の下流側部分及び吐出ノズルを示す断面図である。
以下、第1実施形態による押出成形装置について説明する。押出成形装置は、粒状の成形材料を溶かして薄いシート状に成形する。成形されたシートは、溶融樹脂が固化する前に熱プレスにより基材上に貼り付けられ、巻き取り装置によりロール状にされる。押出成形装置は、一連の成形工程におけるパラメータを制御することでシートの表面に所望のマトリクス状の凹凸を設けられる。
以下では、X軸、Y軸、及びZ軸からなる三次元直交座標を用いることがある。X軸は、成形されるシートの幅方向に延びる。Z軸は、鉛直方向に延び、Y軸はX軸及びZ軸と直交する方向に延びる。
図1は、押出成形装置を含むシート形成システムを示す概略構成図である。シート形成システムは、押出成形装置10と、加圧装置100と、搬送装置120とを含む。
押出成形装置10は、材料送出部12と、搬送部14と、容積変化部16と、吐出部としての吐出ノズル18と、制御装置30とを備える。材料送出部12は、供給された成形材料を溶融し、溶融した成形材料を下流側に送るよう構成される。材料送出部12は押出機であり、ホッパー20と、シリンダ22と、スクリュー24と、ギアポンプ26と、圧力センサ28とを備える。
ホッパー20は、上方に向けて開口しておりホッパー20の内部はシリンダ22に接続される。ホッパー20には、粒状の成形材料が投入される。ホッパー20に投入された材料はシリンダ22に送られる。
シリンダ22は、ホッパー20の下部に配置されており、ヒータ等の加熱手段を有する。ホッパー20からシリンダ22に送られた材料は、ヒータで加熱されて液体状態になる。
スクリュー24は、シャフト32と、シャフト32の外周に沿ってらせん状に延びるフライト34とを備える。スクリュー24は、シリンダ22内に回転自在に配置される。スクリュー24は、シャフト32を回転させることでフライト34を旋回させ、シリンダ22内に供給された材料をギアポンプ26まで送る。スクリュー24によりシリンダ22からギアポンプ26付近まで送られる材料の量は、スクリュー24の回転速度により変化する。
ギアポンプ26は、材料量制御部に相当する。ギアポンプ26は、互いに噛み合って定速で回転する2つのギア(図示せず)を備える。ギアポンプ26の流入側には、スクリュー24から搬送された材料が滞留する滞留部38が設けられる。ギアポンプ26は滞留部38から流出側に向けて、単位時間当たり一定の量の材料を搬送する。ギアポンプ26の流出側は搬送部14に接続される。ギアポンプ26を用いることにより、搬送部14に流れる材料の量を一定に制御できる。材料量制御部としては、ギアポンプ26以外の定容積式ポンプを用いてもよい。
搬送部14は、材料送出部12の下流側に接続され成形材料を下流側に搬送する。搬送部14は、材料送出部12から吐出ノズル18まで延びる。搬送部14は、材料の搬送方向上流側の上流側部分40と、搬送方向下流側の下流側部分42とを備える。上流側部分40はXY平面において円形断面を有する流路44と、流路44よりもXY平面における開口面積が大きい拡径部46とを備える。流路44は、全長にわたり同一の円形形状を有する。拡径部46は、流路44の中間に形成される。拡径部46のXY平面における断面形状は、四角形等の多角形とされ、拡径部46の側面には容積変化部16が接続される。拡径部46と流路44の間には、径及び断面形状を徐々に変化させるための移行部48が形成される。移行部48を設けることにより、拡径部46と流路44の間で材料が滞留するのを抑制できる。拡径部46は、流路44上のどの位置に配置してもよい。
吐出ノズル18は、搬送部14の下流側に接続され、搬送された成形材料を所定幅の吐出口(後述する)からシート状に吐出する。
図2は、図1のAA断面における断面図である。図1及び図2を参照して、搬送部14の下流側部分42及び吐出ノズル18について詳細な説明を行う。
搬送部14の下流側部分42は、上流側部分40、及び吐出ノズル18の間に配置され両者に接続される。下流側部分42は、流路44よりもX軸方向において大きい内部空間50を有する。内部空間50は、上流側部分40内部と接続される。内部空間50の上流側の隅は湾曲形状52を有する。上流側部分40から内部空間50内に成形材料が流れると、成形材料は吐出ノズル18側、及びX軸に沿って流れる。上流側部分40からX軸に沿って流れた材料は、湾曲形状52に沿って方向を変えて吐出ノズル18側に向けて流れる。これにより、吐出ノズル18に対してX軸に沿って均一に成形材料を供給できる。
下流側部分42に接続された、吐出ノズル18内の成形材料が流れる流路幅は、下流側部分42の内部空間50の幅と同一である。吐出ノズル18の内側は、下流側に向かうにつれてY軸方向の長さが短くなるように先細る形状を有する。吐出ノズル18の最下流側には、X軸に沿って長尺な長方形状の吐出口54が形成される。成形材料は、下流側部分42によりX軸に沿った幅が広げられ、吐出ノズル18によりY軸に沿った厚さが薄くされる。薄くされた成形材料は、シート状に賦形されて吐出ノズル18から排出される。
押出成形装置10は、吐出ノズル18の吐出口54のY軸方向の開口隙間を変化させる、分布制御部としてのアクチュエータ56を備える。アクチュエータ56は、吐出ノズル18をY軸に沿って押圧し、又は引っ張ることで吐出口54をY軸方向に広げたり狭くしたりし、XY平面において吐出口54を変形させる。押出成形装置10は、X軸に沿って等間隔で配置された複数のアクチュエータ56を備えてもよい。アクチュエータ56により吐出口54を変形させると、吐出口54から吐出される成形材料のY軸方向における分布が均一でなくなる。つまり、アクチュエータ56により吐出口54がY軸方向に広げられた位置では成形材料の吐出量が変形前よりも増え、Y軸方向に狭くした位置では成形材料の吐出量が変形前よりも減る。これにより、吐出口54が広げられた位置に対応する位置では成形材料が厚く、吐出口54を狭くした位置では成形材料が薄いシートを賦形できる。このとき、吐出口54から単位時間当たりに吐出される成形材料の量は、吐出口54を変形させていないときと同じである。
図1に戻り、加圧装置100は、駆動ローラ102と、押圧ローラ104とを備える。駆動ローラ102及び押圧ローラ104は、X軸と平行に延びる軸周りに回転するよう配置される。駆動ローラ102は、駆動ローラ102の表面を加熱するヒータ106を内蔵する。駆動ローラ102は、図示せぬ駆動源により回転駆動させられる。押圧ローラ104は、所定圧力で駆動ローラ102に対して押し当てられながら回転する。駆動ローラ102と押圧ローラ104のニップ部108は、吐出ノズル18の吐出口54と対向する。押圧ローラ104と駆動ローラ102のニップ部108には、基材110が供給される。基材110は、図示せぬロールから繰り出された長尺シートである。成形材料は、駆動ローラ102及び押圧ローラ104により基材110上に熱プレスされ、基材110と一体にされる。
搬送装置120は、基材110及び成形材料の一体成形品をさらに下流側に向けて搬送する搬送ローラである。
制御装置30は、スクリュー24及びアクチュエータ56を制御する。圧力センサ28は、滞留部38内の圧力を検出する。制御装置30は、圧力センサ28の検出結果に基づいてスクリュー24の回転速度をフィードバック制御する。ギアポンプ26から搬送部14に搬送される材料の量は一定であるのに対して、スクリュー24から滞留部38に搬送される成形材料の量は一定ではない。したがって、滞留部38内の成形材料の量は経時的に変化する。制御装置30は、滞留部38内の圧力の検出結果に基づき、滞留部38内の圧力が所定範囲内に収まるよう、スクリュー24の回転速度を制御する。滞留部38内の圧力が低下した場合、制御装置30はスクリュー24の回転速度を増加させて滞留部38内の材料を増やす。滞留部38内の圧力が上昇した場合、制御装置30はスクリュー24の回転速度を減少させて滞留部38内の材料を減らす。
また、制御装置30は、指定されたシートの厚みに応じてアクチュエータ56を制御する。制御装置30には、シートの厚みの指示値が入力される。制御装置30は、シートの形状に関する情報のうち、X軸に沿った各位置での厚みの指示値に応じてアクチュエータ56を制御する。
図3及び図4は、図1の領域Bの拡大図である。具体的には図3及び図4は、容積変化部16を拡大した図である。容積変化部16は、中間チャンバとしてのチャンバ62と、中間ピストンとしてのピストン64と、エアアクチュエータ66とを備える。容積変化部16は、拡径部46に隣接して設けられる。拡径部46の側面の1つには貫通孔68が形成され、貫通孔68はチャンバ62に接続される。
チャンバ62は貫通孔68を介して拡径部46と接続され、隔壁70により外部から気密にされる。チャンバ62内には、ピストン64が配置される。チャンバ62は流路44に対して直交して延びる。
ピストン64は、ヘッド72とロッド74とを備える。ヘッド72は、ロッド74の一端に固定される。ヘッド72は、チャンバ62の内周面に対して気密に接触する。ロッド74の他端は、隔壁70を貫通してエアアクチュエータ66に接続される。ロッド74と隔壁70との間はシールされる。エアアクチュエータ66は、制御装置30により制御される。エアアクチュエータ66内の圧力が低下すると、ピストン64は拡径部46から離れる方向に引っ張られる。エアアクチュエータ66内の圧力が上昇すると、ピストン64は拡径部46に向かって押される。したがって、ピストン64は、チャンバ62内でチャンバ62の長さ方向に沿って運動可能である。以下では、ヘッド72が貫通孔68内にありヘッド72の端面が拡径部46の側面と面一になっている状態、つまり図3に示す状態を、ピストン64が先端位置(第2位置に相当)にあるものとする。ピストン64が先端位置にある場合、ピストン64のヘッド72により貫通孔68が塞がれるため、チャンバ62内には成形材料が流入しない。また、ヘッド72がチャンバ62内に退避している状態、つまり図4に示す状態を、ピストン64が退避位置(第1位置に相当)にあるものとする。ピストン64が退避位置にある場合、ピストン64のヘッド72がチャンバ62内に退避しているため、チャンバ62内には貫通孔68を通して成形材料が流入する。
ピストン64が退避位置にある場合、拡径部46の空間とチャンバ62の空間が1つの連続した空間を形成し、チャンバ62内の空間が拡径部46の一部を構成しているものとみなせる。したがって、ピストン64が退避位置にある場合は、ピストン64が第1位置にある場合よりも拡径部46の容積が大きい。つまり、エアアクチュエータ66がピストン64を先端位置と退避位置との間で駆動させると、流路44の容積が変化する。
図1、図3及び図4を参照して、ギアポンプ26を介して流路44に一定量の成形材料を供給し続けると、供給量と同量の成形材料が吐出ノズル18から吐出される。このときピストン64は任意の位置で停止しているものとする。この状態で吐出ノズル18から基材110上に成形材料を吐出すると、基材110上に配置される成形材料層76の厚さは一定になる。このときの成形材料の厚さを、厚さTh1とする。
流路44に一定量の成形材料が供給され続けている状態で、ピストン64を退避位置に移動させると流路44の容積が急激に増加する。流路44の容積が増加すると、流路44の増加に伴って成形材料がチャンバ62内に引き込まれる。これにより、一時的に吐出ノズル18から吐出される成形材料の量が減少する。吐出ノズル18から吐出される成形材料の量が減少すると、基材110上に配置される成形材料層76の厚さは、厚さTh1よりも薄い厚さTh2となる。
ピストン64が退避位置にあり、流路44に一定量の成形材料を流し続けると、一定時間経過後にチャンバ62内が成形材料で満たされる。これにより、再び流路44への成形材料の供給量と、吐出ノズル18から吐出される成形材料の量が同一になる。この状態でピストン64を先端位置に向けて動かすと、チャンバ62内の成形材料が押し出される。流路44内は既に成形材料で満たされているため、チャンバ62から成形材料が押し出されると、より圧力の低い吐出ノズル18付近に向けて成形材料が押し出される。したがって、吐出ノズル18からは、ギアポンプ26から供給される成形材料に加えてチャンバ62から押し出された成形材料と同量の成形材料が吐出される。これにより、一時的に吐出ノズル18から吐出される成形材料の量が増える。吐出ノズル18から吐出される成形材料の量が増加すると、基材110上に配置される成形材料層76の厚さは、厚さTh1よりも厚い厚さTh3となる。
図5は、基材上にシート状の成形材料を配置した状態の断面図及び上面図である。図5で矢印Cは、基材110の搬送方向を示す。図5に示す成形材料層76は、X軸方向に沿った成形材料の厚さは一定である。
基材110上の成形材料層76の搬送方向に沿った厚さは一定ではなく、成形材料層76の厚さが厚さTh1、厚さTh2、厚さTh3の間で連続的に変化し、凹凸が形成される。図示の例では、成形材料層76の厚さは、搬送方向下流側から厚さTh1、厚さTh2、厚さTh1、厚さTh3、厚さTh1の順で変化する。
押出成形装置10の作用を説明する。
まずは、平坦な成形材料層76を基材110上に配置する例を説明する。この場合、制御装置30はアクチュエータ56及びエアアクチュエータ66を作動させない。図1を参照して、粒状の成形材料がホッパー20に供給されると、押出成形装置10はシリンダ22で成形材料を溶融する。溶融した成形材料は、スクリュー24に供給の回転により下流側に送られる。成形材料は、滞留部38に到着して一時的に滞留部38内に留まる。制御装置30は、滞留部38内の圧力を圧力センサ28により検出し、圧力センサ28の検出結果に応じてスクリュー24の回転速度を制御する。滞留部38内の成形材料は、ギアポンプ26の流入側から流出側に送られる。成形材料は、ギアポンプ26の流出側から搬送部14に送られる。成形材料は、搬送部14を通って吐出ノズル18に送られる。成形材料が吐出ノズル18の吐出口54から吐出されると、成形材料は平坦なシート状に賦形される。吐出口54から吐出された成形材料は、ニップ部108において基材110上に配置される。基材110上の成形材料は駆動ローラ102及び押圧ローラ104により熱プレスされ、一体にされる。これにより、基材110上に平坦な成形材料層76が配置されたシートを得られる。
次に、マトリクス状に凹凸を有する成形材料層76を基材110上に配置する例を説明する。この場合、押出成形装置10には、アクチュエータ56及びエアアクチュエータ66の駆動量を指示する指示値が入力される。指示値は、所望形状の成形材料層76を賦形するために算出された値である。エアアクチュエータ66の指示値は、エアアクチュエータ66を作動させてから吐出量が変化するまでの遅延量を加味して算出される。またエアアクチュエータ66の指示値は、ピストン64の可動域を加味して算出される。遅延量は、容積変化部16から吐出口54までの距離、チャンバ62の容積、搬送部14の容積等の機械的要素に基づいて例えば押出成形装置10毎に決定される。押出成形装置10に指示値を入力することに替えて、所望の成形材料層76の形状情報を制御装置30に入力し、制御装置30が形状情報に基づいてアクチュエータ56及びエアアクチュエータ66の指示値を生成してもよい。
マトリクス状に凹凸を有する成形材料層76を賦形する場合、制御装置30は、平坦な成形材料層76を賦形する一連の処理に加えてエアアクチュエータ66及びアクチュエータ56を制御する。
図1及び図5を参照して、図5に示す成形材料層76を賦形する場合、制御装置30は、まずピストン64の位置をスタート位置で停止させておく。スタート位置は、搬送方向上流側の厚さの変化に応じて決定される。図5の例では、矢印Cの先端側から後端側に向けて成形材料層76が形成される。この例では、運転開始直後に成形材料層76を厚さTh1にしてから厚さTh2にする。この場合、制御装置30は、開始直後にピストン64をチャンバ62内に引き込む必要がある。仮に、運転開始時にピストン64が退避位置にあると、運転開始直後にピストン64をチャンバ62内にそれ以上引き込めない。したがって、制御装置30は成形材料をチャンバ62内に引き込める位置、つまり退避位置以外の位置(例えばチャンバ62の長さ方向中間の位置)をピストン64のスタート位置として設定する。制御装置30は、成形材料が搬送部14内を搬送されているときに、指示値に応じてエアアクチュエータ66を駆動してピストン64を作動させる。ピストン64が作動してチャンバ62内に引き込まれると、流路44の容積が増加して流路44内の圧力が減少する。これに伴い成形材料がチャンバ62内に引き込まれる。これにより、吐出口54から吐出される成形材料の量がX軸に沿ってほぼ一律に減少する。成形材料の吐出量が減少すると、吐出口54から基材110上に配置される成形材料の量が少なくなり、成形材料層76の厚さが薄くなる。これにより基材110上の成形材料層76の厚さは、厚さTh2になる。成形材料層76の厚さの減少量は、ピストン64の引き込み量に比例する。したがって、成形材料層76の厚さを僅かに減少させたい場合には、ピストン64の引き込み量を少なくすればよい。
次いで、制御装置30はエアアクチュエータ66を作動させず、ピストン64の位置を保持する。流路44内には一定量の成形材料がギアポンプ26から供給され続けるため、ピストン64を作動させずに保持しておけば流路44内の圧力が再び一定になる。流路44内の圧力が再び一定になると、吐出口54から吐出される成形材料の量が増加し、成形材料層76の厚さが厚さTh1に戻る。次いで制御装置30は、エアアクチュエータ66を先端位置に向けて作動させてピストン64により流路44の容積を減少させる。これにより流路44内の圧力が増加し、チャンバ62内の成形材料が流路44内に押し出される。流路44内の圧力が増加すると、吐出口54から吐出される成形材料の量がさらに増加し、成形材料層76の厚さは厚さTh3になる。成形材料層76の厚さの増加量は、ピストン64の押し出し量に比例する。したがって、成形材料層76の厚さを僅かに増加させたい場合には、ピストン64の押し出し量を少なくすればよい。その後、再びピストン64の位置を保持しておけば、流路44内の圧力が一定になったときに成形材料層76の厚さが厚さTh1に戻る。
また、X軸方向に沿った各位置での成形材料層76の厚さを変化させる場合、制御装置30はアクチュエータ56を作動させて吐出口54の形状を変化させる。搬送方向に沿った各位置での成形材料層76の厚さを変化させるためには成形材料の吐出量を制御しているのに対して、X軸方向に沿った各位置での成形材料層76の厚さを変化させるためには吐出量のX軸に沿った各位置での分布を制御している。制御装置30は異なるパラメータを制御するため、両者の間での干渉は少なく、2つの制御を同時に行って成形材料層76に搬送方向に沿った各位置での厚みの変化、及びY軸に沿った各位置での厚みの変化を持たせられる。
このように押出成形装置10は、ピストン64により流路44内の容積を変化させ、成形材料層76の厚さを搬送方向に沿って変化させられる。また、エアアクチュエータ66によるピストン64の制御とは独立して、アクチュエータ56により吐出口54を変形させることで、X軸に沿って成形材料層76の厚さを変化させられる。これにより、マトリクス状に凹凸を有する成形材料層76を基材110上に賦形できる。
また、押出成形装置10は、ギアポンプ26を用いて搬送部14に供給する成形材料の量を一定にしてから、容積変化部16を用いて吐出口54からの吐出量を調整する。仮に搬送部14に供給される成形材料の量が一定で無ければ、容積変化部16により搬送部14内の容積を変化させて搬送部14内の圧力を増減させても、吐出量に及ぼす影響が少なくなることがある。押出成形装置10は、ギアポンプ26を適用することで成形材料の厚さを高い精度で調整できる。
また、押出成形装置10は、ピストン64を先端位置と退避位置との間で運動させることで、成形材料層76の厚さを搬送方向に沿って変化させられる。容積変化部16としては、ピストン64とチャンバ62の組み合わせの他にダイヤフラム等の容積の変動により圧力を増減させる機構を用いてもよい。
また、押出成形装置10を用いてマトリクス状に凹凸を有する成形材料層76を賦形することで、成形材料の使用量を抑制できる。これにより完成品としてのシート全体の目付量を減らし、軽量化を図れる。
搬送方向に沿った各位置で成形材料層76の厚みを変化させるためには、ギアポンプ26を設けずにスクリュー24の回転速度を制御することで、吐出ノズル18から吐出される成形材料の量を制御することも考えられる。また、ニップ部108におけるローラの駆動速度を制御して、成形材料のシートの引き取り速度を制御することも考えられる。しかしながら、スクリュー24を用いて吐出ノズル18から吐出される成形材料の量を変化させられたとしても、スクリュー24の速度を制御することにより吐出量の変化量は緩慢であり、短いピッチで厚みを変化させられない。また、ローラによる引き取り速度を急激に変化させると後続の搬送工程に影響を及ぼす。このためローラの引き取り速度を急激に変化させられない。したがって、ローラによる引き取り速度を制御して基材110上に配置される成形材料層76の厚みを変化させられたとしても、厚みの変化は緩慢であり、短いピッチで変化させられない。
また、基材110上に厚みを変化させた成形材料層76を一旦形成し、基材110を所定角度回転させてから別の方向に沿った各位置での厚みを変化させた成形材料層76を形成することも考えられる。しかしながら、このようなプロセスは、少なくとも2回の賦形工程を伴う。
これに対して実施形態では、成形材料層76の厚みが、実質的にピストン64による流路44内の容積の変化量を反映する。したがってピストン64の駆動速度等の調整により、一度の賦形工程により、高い自由度で搬送方向に沿って成形材料層76の厚みを変化させられる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態による押出成形装置は、第1実施形態による押出成形装置10と同一の構成を有する箇所がある。このような箇所については第1実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6及び図7は、第2実施形態による押出成形装置の搬送部の下流側部分及び吐出ノズルを示す断面図である。図6及び図7に示すように押出成形装置200は、搬送部の下流側部分42内に容積変化部202R、202Lを備える。容積変化部202Rは、下流側部分42のX軸に沿った一方の側に配置され、容積変化部202Lは、下流側部分42のX軸に沿った他方の側に配置される。容積変化部202R、202Lは制御装置により同時に駆動され、同一の構成を有するため、以下では「容積変化部202」と総称して詳細な説明を行う。
容積変化部202は、上述した容積変化部16と同様に、下流チャンバとしてのチャンバ204と、下流ピストンとしてのピストン206と、エアアクチュエータ208とを備える。
容積変化部202は、下流側部分42のX軸方向端部に配置される。チャンバ204は下流側部分42と接続され、隔壁210により外部から気密にされる。チャンバ204内には、ピストン206が配置される。チャンバ204はX軸と平行に延びる。
ピストン206は、ヘッド212とロッド214とを備える。ヘッド212は、ロッド214の一端に固定される。ヘッド212の先端面は、下流側端部の壁面の形状に適合するように湾曲形状52を有する。ヘッド212は、チャンバ204の内周面に対して気密に接触する。ロッド214の他端は、隔壁210を貫通してエアアクチュエータ208内まで延びる。ロッド214と隔壁210との間はシールされる。エアアクチュエータ208は、制御装置30により制御される。エアアクチュエータ208内の圧力が低下すると、ピストン206は下流側部分42から離れる方向に引っ張られる。エアアクチュエータ208内の圧力が上昇すると、ピストン206は下流側部分42に向かって押される。したがってピストン206は、チャンバ204内でチャンバ204の長さ方向に沿って運動可能である。以下では、ヘッド212の端面が下流側部分42のX軸方向端面と面一になっている状態、つまり図6に示す状態を、ピストン206が先端位置にあるものとする。また、ヘッド212がチャンバ204内に退避している状態、つまり図7に示す状態を、ピストン206が退避位置にあるものとする。
ピストン206が退避位置にある場合、下流側部分42の空間216とチャンバ204の空間が1つの連続した空間を形成しているものとみなせる。したがって、ピストン206が退避位置にある場合は、ピストン206が先端位置にある場合よりも下流側部分42の容積が大きい。つまり、エアアクチュエータ208がピストン206を先端位置と退避位置との間で駆動させると、下流側部分42の容積が変化する。
このように容積変化部202を搬送部の下流側部分42に設けてもよい。この場合、容積変化部202と、吐出口54の距離が第1実施形態よりも近くなるため、容積変化部202を作動させてから成形材料の吐出量が変化するまでの遅延量を少なくできる。これにより、搬送方向に沿った成形材料の厚さの制御性をさらに高められる。
また、下流側部分42は上流側部分よりも吐出口54に近いため上流側部分よりも圧力が低い。容積変化部202を、吐出口54の近くに配置することでピストン206をチャンバ204内に引き込むときに必要なエネルギーを少なくできる。これにより、エアアクチュエータ208を小型化できる。
また、ピストン206を作動させてチャンバ204内に成形材料を引き込むと、引き込まれた成形材料がチャンバ204内で滞留し、成形材料が劣化するおそれがある。劣化した成形材料を下流側部分42内に押し込み、そのまま吐出口54から吐出すると、シート状の成形材料層の容積変化部202に近いX軸方向端部に変色等が発生する可能性がある。しかしながら、通常、押出成形装置200から吐出されたシート状の成形材料のX軸方向両端部は切断され、製品としては使用されない。したがって、X軸方向端部に容積変化部202を設けることにより、製品として使用されない位置にだけ劣化樹脂を混入させて排出できる。これにより、製品歩留まりを向上させられる。
本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、実施形態の各構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態では、成形材料層76の搬送方向に沿った各位置での厚み、及びY軸に沿った各位置での厚みを同時に制御することとしたが、成形材料層76の搬送方向に沿った各位置での厚みだけを制御してもよい。
実施形態では、容積変化部16,202のチャンバ62,204をXY平面内で延びるように示しているが、チャンバ62,204をXY平面に対して傾斜させてもよい。
実施形態では、容積変化部16,202がピストン64,206を用いて搬送部14の容積を変化させているが、ピストン64,206に替えてプランジャを用いてもよい。
第2実施形態では、下流側端部のX軸方向端部の両側に容積変化部202を設けることとしたが、下流側端部の一方の端部に容積変化部202を設けてもよい。特に吐出ノズル18のY軸方向の長さが短い場合には、1つの容積変化部202を用いることで成形材料の吐出量をY軸に沿って均一にできる。
また、第1実施形態の容積変化部16と第2実施形態の容積変化部202を併用してもよい。これにより、成形材料層76の厚さを様々な厚さに変化させられる。
上述の実施形態を一般化すると、以下のような押出成形方法も導ける。
成形材料を搬送する搬送部内を流れる成形材料の単位時間当たりの流量を一定にし、
前記搬送部に接続された吐出部から前記成形材料をシート状に吐出し、
前記シート状の成形材料を基材上に貼り付けることを含み、
前記成形材料をシート状に吐出している間、指定されたシートの厚みに応じて前記搬送部の容積を変化させる、押出成形方法。
10 :押出成形装置
12 :材料送出部
14 :搬送部
16 :容積変化部
40 :上流側部分
42 :下流側部分
54 :吐出口
62 :チャンバ
64 :ピストン
200 :押出成形装置
202 :容積変化部
204 :チャンバ
206 :ピストン

Claims (6)

  1. 溶融した成形材料を下流側に送る材料送出部と、
    前記材料送出部の下流側に接続され前記成形材料を下流側に搬送する搬送部と、
    前記搬送部の下流側に接続され搬送された成形材料を所定幅の吐出口からシート状に吐出する吐出部と、
    指定されたシートの厚みに応じて前記搬送部の容積を変化させる容積変化部とを備える、押出成形装置。
  2. 前記材料送出部は、前記搬送部に流す前記成形材料の流量を一定にする材料量制御部を備える、請求項1に記載の押出成形装置。
  3. 前記容積変化部は、前記搬送部と接続された中間チャンバ内に配置され、前記中間チャンバ内に成形材料を流入させられる第1位置と、前記搬送部内の成形材料が前記中間チャンバ内に流入しないようにする第2位置との間で移動可能な中間ピストンを備える、請求項1又は2に記載の押出成形装置。
  4. 前記搬送部は、前記吐出口と同一の幅を有し、前記吐出口と接続された下流側部分と、前記下流側部分と前記材料送出部との間に延び前記下流側部分よりも小さい幅を有する上流側部分とを備え、
    前記容積変化部は、前記下流側部分内の容積を変化させる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の押出成形装置。
  5. 前記容積変化部は、前記下流側部分と接続された下流チャンバ内に配置され、前記下流チャンバ内に成形材料を引き込む第1位置と、前記下流チャンバ内の成形材料を前記下流側部分に押し出す第2位置との間で移動可能な下流ピストンを備える、請求項4に記載の押出成形装置。
  6. 前記吐出部は、前記吐出口の幅方向に沿って成形材料の分布を制御する分布制御部を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の押出成形装置。
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